JP2001021156A - 加熱調理器 - Google Patents
加熱調理器Info
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- JP2001021156A JP2001021156A JP11195620A JP19562099A JP2001021156A JP 2001021156 A JP2001021156 A JP 2001021156A JP 11195620 A JP11195620 A JP 11195620A JP 19562099 A JP19562099 A JP 19562099A JP 2001021156 A JP2001021156 A JP 2001021156A
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- Japan
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- heating
- food
- opening
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 加熱調理器において、調理物の状態を見るた
めに扉の窓から覗くが、窓の大きさや網が水平に置かれ
ているため、奥まで見づらく、扉を開けて確認すること
が多い。その結果、庫内温度を下げ、調理時間を延ばす
ことになる。 【解決手段】 焼き網23に軸受部21、突出部22、
加熱庫側面に案内24を設け、焼き網に庫内では勾配を
付け、庫外へ引き出すと水平になる構成にすることによ
り、調理状態を確認しやすく、かつ焼き網と発熱体との
距離を損なわなくてもよい加熱調理器。
めに扉の窓から覗くが、窓の大きさや網が水平に置かれ
ているため、奥まで見づらく、扉を開けて確認すること
が多い。その結果、庫内温度を下げ、調理時間を延ばす
ことになる。 【解決手段】 焼き網23に軸受部21、突出部22、
加熱庫側面に案内24を設け、焼き網に庫内では勾配を
付け、庫外へ引き出すと水平になる構成にすることによ
り、調理状態を確認しやすく、かつ焼き網と発熱体との
距離を損なわなくてもよい加熱調理器。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に使用され
るヒータなどの加熱手段を用いて調理を行う、熱調理器
に関するものである。
るヒータなどの加熱手段を用いて調理を行う、熱調理器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の加熱調理器の構成を図7にて説明
する。図7は従来の加熱調理器の概略図を示すものであ
り、加熱庫71と、調理物72を載せる焼き網73と、
調理物72を加熱する発熱体74と、焼き網73の下方
に設けられた受皿75と、加熱庫71の開口部を塞ぐ扉
76と、加熱庫71の上部に設けられた排気筒77にて
構成された加熱調理器である。
する。図7は従来の加熱調理器の概略図を示すものであ
り、加熱庫71と、調理物72を載せる焼き網73と、
調理物72を加熱する発熱体74と、焼き網73の下方
に設けられた受皿75と、加熱庫71の開口部を塞ぐ扉
76と、加熱庫71の上部に設けられた排気筒77にて
構成された加熱調理器である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の加熱調理器の構成では、焼き網に載せられた
調理物の状態を確認するには、覗き窓の設けられた扉か
ら覗き見る、または焼き網を加熱庫から引き出して見な
ければならない。前者の場合、覗き窓の大きさは開口部
より小さいので、どうしても奥の方まで確認しにくい。
組み込み式の加熱調理器は加熱庫の開口部高さに限界が
あるため、特に両面焼きの構成では、焼き網と加熱庫の
開口部上端の距離が近くなり、さらに確認しにくくな
る。また後者の場合、確認するごとに扉を開けてしまう
ため、庫内温度が下がり、調理時間を延ばすことにな
る。また、扉を開けると調理物の煙が前方に出やすくな
るため、室内に匂いがこもりやすくなる。
うな従来の加熱調理器の構成では、焼き網に載せられた
調理物の状態を確認するには、覗き窓の設けられた扉か
ら覗き見る、または焼き網を加熱庫から引き出して見な
ければならない。前者の場合、覗き窓の大きさは開口部
より小さいので、どうしても奥の方まで確認しにくい。
組み込み式の加熱調理器は加熱庫の開口部高さに限界が
あるため、特に両面焼きの構成では、焼き網と加熱庫の
開口部上端の距離が近くなり、さらに確認しにくくな
る。また後者の場合、確認するごとに扉を開けてしまう
ため、庫内温度が下がり、調理時間を延ばすことにな
る。また、扉を開けると調理物の煙が前方に出やすくな
るため、室内に匂いがこもりやすくなる。
【0004】また、加熱庫の底面付近には、一般的に底
面と側面、または側面どうしの継ぎ目がある。そのた
め、受皿に張った水がこぼれたり、調理物から出る水や
油が加熱庫底面に溜まり、その継ぎ目の隙間から加熱庫
の外へ漏れてしまう。また、調理のとき、煙も隙間から
出てしまう。
面と側面、または側面どうしの継ぎ目がある。そのた
め、受皿に張った水がこぼれたり、調理物から出る水や
油が加熱庫底面に溜まり、その継ぎ目の隙間から加熱庫
の外へ漏れてしまう。また、調理のとき、煙も隙間から
出てしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の一つの手段は、調理物を載置する焼き網
と、調理物を加熱する発熱体と、前記焼き網の下方に設
けられた受皿と、前記焼き網と発熱体と受皿を収納し前
方に開口部を持つ加熱庫と、前記加熱庫の開口部を塞ぐ
扉とを有し、前記加熱庫の側面に扉側から加熱庫奥側に
向かって上り勾配の案内を設け、前記案内に前記焼き網
を載置した加熱調理器とし、調理中は焼き網の後方まで
覗き見ることができるという作用を有する。
に、本発明の一つの手段は、調理物を載置する焼き網
と、調理物を加熱する発熱体と、前記焼き網の下方に設
けられた受皿と、前記焼き網と発熱体と受皿を収納し前
方に開口部を持つ加熱庫と、前記加熱庫の開口部を塞ぐ
扉とを有し、前記加熱庫の側面に扉側から加熱庫奥側に
向かって上り勾配の案内を設け、前記案内に前記焼き網
を載置した加熱調理器とし、調理中は焼き網の後方まで
覗き見ることができるという作用を有する。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、調理物を
載置する焼き網と、調理物を加熱する発熱体と、前記焼
き網の下方に設けられた受皿と、前記焼き網と発熱体と
受皿を収納し前方に開口部を持つ加熱庫と、前記加熱庫
の開口部を塞ぐ扉とを有し、前記加熱庫の側面に扉側か
ら加熱庫奥側に向かって上り勾配の案内を設け、前記案
内に前記焼き網を載置した加熱調理器としているので、
扉を閉めた状態でも、焼き網奥の調理物の状態を、扉の
覗き窓から覗きやすい。
載置する焼き網と、調理物を加熱する発熱体と、前記焼
き網の下方に設けられた受皿と、前記焼き網と発熱体と
受皿を収納し前方に開口部を持つ加熱庫と、前記加熱庫
の開口部を塞ぐ扉とを有し、前記加熱庫の側面に扉側か
ら加熱庫奥側に向かって上り勾配の案内を設け、前記案
内に前記焼き網を載置した加熱調理器としているので、
扉を閉めた状態でも、焼き網奥の調理物の状態を、扉の
覗き窓から覗きやすい。
【0007】請求項2記載の発明は、焼き網の載置面の
前辺両端を回動自在に支持した請求項1記載の加熱調理
器としているので、焼き網を載置した受皿を前方へ引き
出すにつれ焼き網の勾配が小さくなり、受皿を加熱庫か
ら取り出すと水平となるように作用する。
前辺両端を回動自在に支持した請求項1記載の加熱調理
器としているので、焼き網を載置した受皿を前方へ引き
出すにつれ焼き網の勾配が小さくなり、受皿を加熱庫か
ら取り出すと水平となるように作用する。
【0008】請求項3記載の発明は、焼き網を構成する
線材に、複数の凹凸を設けた請求項1記載の加熱調理器
としているので、調理物が傾斜した焼き網の上でもずれ
にくい。
線材に、複数の凹凸を設けた請求項1記載の加熱調理器
としているので、調理物が傾斜した焼き網の上でもずれ
にくい。
【0009】請求項4記載の発明は、焼き網と受皿を加
熱庫から引き出したとき、前記焼き網の位置が、前記焼
き網の下方に設けられた発熱体の最上端より下となる構
成とした請求項1記載の加熱調理器としているので、加
熱庫の開口部高さが制限される組み込み式加熱調理器の
場合でも、焼き網と加熱庫開口部上辺の距離が広くと
れ、高さのある調理物を入れることができる。そして、
調理物と発熱体との距離がとれ、均一に加熱することが
できる。
熱庫から引き出したとき、前記焼き網の位置が、前記焼
き網の下方に設けられた発熱体の最上端より下となる構
成とした請求項1記載の加熱調理器としているので、加
熱庫の開口部高さが制限される組み込み式加熱調理器の
場合でも、焼き網と加熱庫開口部上辺の距離が広くと
れ、高さのある調理物を入れることができる。そして、
調理物と発熱体との距離がとれ、均一に加熱することが
できる。
【0010】請求項5記載の発明は、調理物を載置する
焼き網と、調理物を加熱する発熱体と、前記焼き網の下
方に設けられた受皿と、前記焼き網と発熱体と受皿を収
納し、前方に開口部を持つ加熱庫と、前記加熱庫の開口
部を塞ぐ扉とを有し、前記加熱庫の底面の位置が開口部
の底辺より下方にあり、かつ加熱庫の底面から開口部の
底辺の間には継ぎ目がない加熱調理器とすることによ
り、受皿からこぼれた水や油、加熱庫側面から滴下した
油が加熱庫底面に溜まり、加熱庫外へ漏れ出すことを防
ぐ。その結果、加熱庫周囲の部品、加熱調理器設置台へ
の油の付着が防げるとともに、室内への煙漏れに関して
も防ぐことができる。
焼き網と、調理物を加熱する発熱体と、前記焼き網の下
方に設けられた受皿と、前記焼き網と発熱体と受皿を収
納し、前方に開口部を持つ加熱庫と、前記加熱庫の開口
部を塞ぐ扉とを有し、前記加熱庫の底面の位置が開口部
の底辺より下方にあり、かつ加熱庫の底面から開口部の
底辺の間には継ぎ目がない加熱調理器とすることによ
り、受皿からこぼれた水や油、加熱庫側面から滴下した
油が加熱庫底面に溜まり、加熱庫外へ漏れ出すことを防
ぐ。その結果、加熱庫周囲の部品、加熱調理器設置台へ
の油の付着が防げるとともに、室内への煙漏れに関して
も防ぐことができる。
【0011】
【実施例】(実施例1)以下、実施例について図1、図
2、図3を参照しながら説明する。図1は、請求項1記
載の加熱調理器の概略図を示すものであり、加熱庫11
と、調理物12を載せる焼き網13と、調理物12を加
熱する発熱体14と、焼き網13の下方に設けられた受
皿15と、加熱庫11の開口部を塞ぐ扉16と、加熱庫
11の上部に設けられた排気筒17にて構成された加熱
調理器である。
2、図3を参照しながら説明する。図1は、請求項1記
載の加熱調理器の概略図を示すものであり、加熱庫11
と、調理物12を載せる焼き網13と、調理物12を加
熱する発熱体14と、焼き網13の下方に設けられた受
皿15と、加熱庫11の開口部を塞ぐ扉16と、加熱庫
11の上部に設けられた排気筒17にて構成された加熱
調理器である。
【0012】このような構成において、図2のように、
焼き網23の前方両端に軸受部21を、軸受部21の後
方両端に突出部22を設け、加熱庫11の側面に前方か
ら後方へ上り勾配の案内24を設け、焼き網23の突出
部22を加熱庫11の側面の案内24を滑動させ、焼き
網23を載置した受皿25を前方へ引き出すにつれ焼き
網23の勾配が小さくなり、受皿25を加熱庫11から
取り出すと水平となるように構成する。焼き網23の可
動側を調理物の載置面とし、受皿に固定する側を脚部と
する。載置面後方の突出部22は、線材を接着したり、
折り曲げ加工し、線材の先端やU型折り曲げ部などとす
る。この部分にころを付けて滑りを良くすることも考え
られる。
焼き網23の前方両端に軸受部21を、軸受部21の後
方両端に突出部22を設け、加熱庫11の側面に前方か
ら後方へ上り勾配の案内24を設け、焼き網23の突出
部22を加熱庫11の側面の案内24を滑動させ、焼き
網23を載置した受皿25を前方へ引き出すにつれ焼き
網23の勾配が小さくなり、受皿25を加熱庫11から
取り出すと水平となるように構成する。焼き網23の可
動側を調理物の載置面とし、受皿に固定する側を脚部と
する。載置面後方の突出部22は、線材を接着したり、
折り曲げ加工し、線材の先端やU型折り曲げ部などとす
る。この部分にころを付けて滑りを良くすることも考え
られる。
【0013】また、図3のように、焼き網の脚部と載置
面の嵌合する軸受部は、線材を丸めたり(ア)、板材に
穴を設け、ここに線材を挿入する(イ)、受皿の縁に穴
を設けて、ここに焼き網の突出部を挿入する(ウ)こと
も考えられる。一方、焼き網の突出部を滑動させる加熱
庫側面の案内は、板材部品を接着する(エ)、凸型のし
ぼりを設ける(オ)、溝を設ける(カ)などが考えられ
る。受皿を外したとき、焼き網は水平となるが、焼き網
の後方に支え26を設け、これを受皿に当てる構成が考
えられる。また、勾配の付いた焼き網に載せられた調理
物を均一に加熱するために、発熱体と加熱庫の天井にも
加熱庫側面の案内と同様に勾配を付けた方がよい。
面の嵌合する軸受部は、線材を丸めたり(ア)、板材に
穴を設け、ここに線材を挿入する(イ)、受皿の縁に穴
を設けて、ここに焼き網の突出部を挿入する(ウ)こと
も考えられる。一方、焼き網の突出部を滑動させる加熱
庫側面の案内は、板材部品を接着する(エ)、凸型のし
ぼりを設ける(オ)、溝を設ける(カ)などが考えられ
る。受皿を外したとき、焼き網は水平となるが、焼き網
の後方に支え26を設け、これを受皿に当てる構成が考
えられる。また、勾配の付いた焼き網に載せられた調理
物を均一に加熱するために、発熱体と加熱庫の天井にも
加熱庫側面の案内と同様に勾配を付けた方がよい。
【0014】以上のような構成により、加熱中の調理物
の状態を確認するとき、扉を開けて焼き網、受皿を引き
出すことなく、扉に設けられた覗き窓から覗き見るだけ
で焼き網の奥の状態まで確認することができる。その結
果、庫内温度を下げる頻度が少なくなり、常に高温に保
ち、短時間でおいしく調理することができる。
の状態を確認するとき、扉を開けて焼き網、受皿を引き
出すことなく、扉に設けられた覗き窓から覗き見るだけ
で焼き網の奥の状態まで確認することができる。その結
果、庫内温度を下げる頻度が少なくなり、常に高温に保
ち、短時間でおいしく調理することができる。
【0015】また、組み込み式の加熱調理器の場合にお
いても、焼き網の勾配が固定されているときよりも、加
熱庫の開口部の高さに制限されることなく、高さのある
調理物でも加熱庫内へ入れることができ、かつ焼き網と
発熱体の距離が広くとれ、遠火の強火で均一に加熱する
ことができる。さらに、加熱庫の天井を傾斜させること
により、空気の流れが扉の隙間から排気筒へと一方向に
なっているため、加熱庫内にこもった調理物から発生す
る煙をスムーズに庫外へ排出することができ、扉を開け
た場合にも、前方からの煙の排出を抑えることができ
る。
いても、焼き網の勾配が固定されているときよりも、加
熱庫の開口部の高さに制限されることなく、高さのある
調理物でも加熱庫内へ入れることができ、かつ焼き網と
発熱体の距離が広くとれ、遠火の強火で均一に加熱する
ことができる。さらに、加熱庫の天井を傾斜させること
により、空気の流れが扉の隙間から排気筒へと一方向に
なっているため、加熱庫内にこもった調理物から発生す
る煙をスムーズに庫外へ排出することができ、扉を開け
た場合にも、前方からの煙の排出を抑えることができ
る。
【0016】(実施例2)以下、第2の実施例について
図4を参照しながら説明する。図4は、図2と同様の構
成であるが、異なるのは焼き網43の調理物載置面に組
み合わされた線材に複数の凹凸を設ける構成とした。具
体的には、焼き網43の載置面を階段状にしたり、波状
に隆起させるなどが考えられる。
図4を参照しながら説明する。図4は、図2と同様の構
成であるが、異なるのは焼き網43の調理物載置面に組
み合わされた線材に複数の凹凸を設ける構成とした。具
体的には、焼き網43の載置面を階段状にしたり、波状
に隆起させるなどが考えられる。
【0017】以上のような構成により、勾配を持った焼
き網に調理物を載せても調理物がずれにくくなり、その
結果、調理物が偏って加熱むらが生じたり、偏りを直す
ために扉を開けて、庫内温度を下げることなく、常に高
温に保ち、短時間でおいしく調理することができる。ま
た、偏った調理物が扉の覗き窓に付着することを防ぎ、
掃除を簡単にする。
き網に調理物を載せても調理物がずれにくくなり、その
結果、調理物が偏って加熱むらが生じたり、偏りを直す
ために扉を開けて、庫内温度を下げることなく、常に高
温に保ち、短時間でおいしく調理することができる。ま
た、偏った調理物が扉の覗き窓に付着することを防ぎ、
掃除を簡単にする。
【0018】(実施例3)以下、第3の実施例について
図5を参照しながら説明する。図5は図1と同様の構成
であるが、異なるのは焼き網53と受皿52を加熱庫5
1から引き出したとき、焼き網53が、焼き網の下方に
設けられた発熱体54(これ以降、下ヒータとする)よ
り下となっている点である。このような位置関係を請求
項1の構成でとると、焼き網53の載置面の大きさに対
して、下ヒータの大きさが小さくなってしまったり、焼
き網53と下ヒータの勾配が大きくなってしまうなど、
不都合な点がある。これに対して、焼き網53の前方の
載置面と脚部をつなぐ軸受部55が垂直方向に移動でき
るように構成するとよい。図5(ア)のように軸を複数
設けたり、(イ)のように伸縮できるように軸をつなぐ
というような構成が考えられる。
図5を参照しながら説明する。図5は図1と同様の構成
であるが、異なるのは焼き網53と受皿52を加熱庫5
1から引き出したとき、焼き網53が、焼き網の下方に
設けられた発熱体54(これ以降、下ヒータとする)よ
り下となっている点である。このような位置関係を請求
項1の構成でとると、焼き網53の載置面の大きさに対
して、下ヒータの大きさが小さくなってしまったり、焼
き網53と下ヒータの勾配が大きくなってしまうなど、
不都合な点がある。これに対して、焼き網53の前方の
載置面と脚部をつなぐ軸受部55が垂直方向に移動でき
るように構成するとよい。図5(ア)のように軸を複数
設けたり、(イ)のように伸縮できるように軸をつなぐ
というような構成が考えられる。
【0019】以上のような構成により、加熱庫開口部の
高さが制限される組み込み式、かつ両面焼き構成の加熱
調理器の場合でも、焼き網の高さが低くなり、焼き網と
加熱庫開口部上辺の距離が広くとれ、厚い調理物でも入
れることができ、かつ加熱庫に収められた場合には焼き
網と発熱体の距離が広くとれ、その結果、高さのある物
も調理することができ、遠火の強火で均一に加熱するこ
とができる。また、焼き網と上発熱体の距離を狭めるこ
となく、焼き網下方の発熱体と受皿の距離を離すことが
できるため、受皿に溜まった調理物から滴下した油の温
度上昇を抑えることができ、煙の発生を少なくする。
高さが制限される組み込み式、かつ両面焼き構成の加熱
調理器の場合でも、焼き網の高さが低くなり、焼き網と
加熱庫開口部上辺の距離が広くとれ、厚い調理物でも入
れることができ、かつ加熱庫に収められた場合には焼き
網と発熱体の距離が広くとれ、その結果、高さのある物
も調理することができ、遠火の強火で均一に加熱するこ
とができる。また、焼き網と上発熱体の距離を狭めるこ
となく、焼き網下方の発熱体と受皿の距離を離すことが
できるため、受皿に溜まった調理物から滴下した油の温
度上昇を抑えることができ、煙の発生を少なくする。
【0020】(実施例4)以下、第4の実施例について
図6を参照しながら説明する。図6は、請求項4記載の
加熱調理器の概略図を示すものであり、加熱庫61と、
調理物62を載せる焼き網63と、調理物を加熱する発
熱体64と、焼き網63の下方に設けられた受皿65
と、加熱庫61の開口部を塞ぐ扉66と、加熱庫61の
上部に設けられた排気筒67にて構成された加熱調理器
である。
図6を参照しながら説明する。図6は、請求項4記載の
加熱調理器の概略図を示すものであり、加熱庫61と、
調理物62を載せる焼き網63と、調理物を加熱する発
熱体64と、焼き網63の下方に設けられた受皿65
と、加熱庫61の開口部を塞ぐ扉66と、加熱庫61の
上部に設けられた排気筒67にて構成された加熱調理器
である。
【0021】この構成において、加熱庫61の底面をし
ぼり加工し、加熱庫61の開口部底辺より低い位置とし
て、開口部底辺より低い所は、底面と側面、側面どうし
の間に継ぎ目のない構成となるようにする。ここで、加
熱庫61の底面は受皿65を載せることになるので、底
面に同じ高さの凸を設け、この上に受皿65が載るよう
にする。また加熱庫61側面に凸部、レールを設け、こ
の上を受皿65のフランジ部が滑動するようにして、加
熱庫61底面に受皿65が接しないようにして、受皿6
5の出し入れをスムーズにする。
ぼり加工し、加熱庫61の開口部底辺より低い位置とし
て、開口部底辺より低い所は、底面と側面、側面どうし
の間に継ぎ目のない構成となるようにする。ここで、加
熱庫61の底面は受皿65を載せることになるので、底
面に同じ高さの凸を設け、この上に受皿65が載るよう
にする。また加熱庫61側面に凸部、レールを設け、こ
の上を受皿65のフランジ部が滑動するようにして、加
熱庫61底面に受皿65が接しないようにして、受皿6
5の出し入れをスムーズにする。
【0022】その結果、受皿からこぼれた水や油、加熱
庫側面から滴下した油が加熱庫底面に溜まり、加熱庫底
面付近から庫外へ漏れ出すことを防ぐ。その結果、加熱
庫周囲の部品、加熱調理器設置台への油の付着が防げる
とともに、室内への煙漏れも防ぐことができる。
庫側面から滴下した油が加熱庫底面に溜まり、加熱庫底
面付近から庫外へ漏れ出すことを防ぐ。その結果、加熱
庫周囲の部品、加熱調理器設置台への油の付着が防げる
とともに、室内への煙漏れも防ぐことができる。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、加熱中の
調理物の状態を確認するとき、扉を開けて焼き網、受皿
を引き出すことなく、扉に設けられた覗き窓から覗き見
るだけで焼き網奥の方の状態まで確認することができ
る。その結果、庫内温度を下げる頻度が少なくなり、常
に高温に保ち、短時間でおいしく調理することができ
る。
調理物の状態を確認するとき、扉を開けて焼き網、受皿
を引き出すことなく、扉に設けられた覗き窓から覗き見
るだけで焼き網奥の方の状態まで確認することができ
る。その結果、庫内温度を下げる頻度が少なくなり、常
に高温に保ち、短時間でおいしく調理することができ
る。
【0024】請求項2記載の発明によれば、焼き網を載
置した受皿を前方へ引き出すにつれ焼き網の勾配が小さ
くなり、受皿を加熱庫から取り出すと水平となるように
動くので、調理物の取り出しが容易である。
置した受皿を前方へ引き出すにつれ焼き網の勾配が小さ
くなり、受皿を加熱庫から取り出すと水平となるように
動くので、調理物の取り出しが容易である。
【0025】請求項3記載の発明によれば、勾配を持っ
た焼き網に調理物を載せても調理物がずれにくくなる。
その結果、調理物が偏って加熱むらが生じたり、偏りを
直すために扉を開けて、庫内温度を下げることなく、常
に高温に保ち、短時間でおいしく調理することができ
る。また、偏った調理物が扉の覗き窓に付着することを
防ぎ、掃除を簡単にする。
た焼き網に調理物を載せても調理物がずれにくくなる。
その結果、調理物が偏って加熱むらが生じたり、偏りを
直すために扉を開けて、庫内温度を下げることなく、常
に高温に保ち、短時間でおいしく調理することができ
る。また、偏った調理物が扉の覗き窓に付着することを
防ぎ、掃除を簡単にする。
【0026】請求項4記載の発明によれば、加熱庫開口
部の高さが制限される組み込み式、かつ両面焼き構成の
加熱調理器の場合でも、焼き網の高さが低くなり、焼き
網と加熱庫開口部上辺の距離が広くとれ、厚い調理物で
も入れることができ、かつ加熱庫に収められた場合には
焼き網と発熱体の距離が広くとれ、その結果、高さのあ
る物も調理することができ、遠火の強火で均一に加熱す
ることができる。また、焼き網と上発熱体の距離を狭め
ることなく、焼き網下方の発熱体と受皿の距離を離すこ
とができるため、、受皿に溜まった調理物から滴下した
油の温度上昇を抑えることができ、煙の発生を少なくす
る。
部の高さが制限される組み込み式、かつ両面焼き構成の
加熱調理器の場合でも、焼き網の高さが低くなり、焼き
網と加熱庫開口部上辺の距離が広くとれ、厚い調理物で
も入れることができ、かつ加熱庫に収められた場合には
焼き網と発熱体の距離が広くとれ、その結果、高さのあ
る物も調理することができ、遠火の強火で均一に加熱す
ることができる。また、焼き網と上発熱体の距離を狭め
ることなく、焼き網下方の発熱体と受皿の距離を離すこ
とができるため、、受皿に溜まった調理物から滴下した
油の温度上昇を抑えることができ、煙の発生を少なくす
る。
【0027】請求項5記載の発明によれば、受皿からこ
ぼれた水や、調理物から発生した水や油が加熱庫底面付
近に溜まった場合、これが加熱庫外へ漏れることを防
ぐ。また、調理中の煙漏れも防ぐ。その結果、加熱庫周
囲の部品への油の付着を防ぎ、故障を減らすことができ
る。また、加熱調理器設置台への油の付着も防ぐことが
でき、掃除を簡単にすることができる。
ぼれた水や、調理物から発生した水や油が加熱庫底面付
近に溜まった場合、これが加熱庫外へ漏れることを防
ぐ。また、調理中の煙漏れも防ぐ。その結果、加熱庫周
囲の部品への油の付着を防ぎ、故障を減らすことができ
る。また、加熱調理器設置台への油の付着も防ぐことが
でき、掃除を簡単にすることができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す加熱調理器の概略
図
図
【図2】同、加熱調理器の焼き網の概略図
【図3】(ア)本発明の第1の実施例を示す加熱調理器
の焼き網の軸受部の構成図 (イ)本発明の加熱調理器の他の実施例を示す焼き網の
軸受部の構成図 (ウ)本発明の加熱調理器のさらに他の実施例を示す焼
き網の軸受部の構成図 (エ)本発明の第1の実施例を示す加熱調理器の加熱庫
側面の案内の構成図 (オ)本発明の加熱調理器の他の実施例を示す加熱庫側
面の案内の構成図 (カ)本発明の加熱調理器のさらに他の実施例を示す加
熱庫側面の案内の構成図
の焼き網の軸受部の構成図 (イ)本発明の加熱調理器の他の実施例を示す焼き網の
軸受部の構成図 (ウ)本発明の加熱調理器のさらに他の実施例を示す焼
き網の軸受部の構成図 (エ)本発明の第1の実施例を示す加熱調理器の加熱庫
側面の案内の構成図 (オ)本発明の加熱調理器の他の実施例を示す加熱庫側
面の案内の構成図 (カ)本発明の加熱調理器のさらに他の実施例を示す加
熱庫側面の案内の構成図
【図4】本発明の第2の実施例を示す加熱調理器の概略
図
図
【図5】(ア)本発明の第3の実施例を示す加熱調理器
の概略図 (イ)本発明の第3の実施例の他の実施形態を示す加熱
調理器の概略図
の概略図 (イ)本発明の第3の実施例の他の実施形態を示す加熱
調理器の概略図
【図6】本発明の第4の実施例を示す加熱調理器の概略
図
図
【図7】従来の加熱調理器の概略図
11,31,51,61,71 加熱庫 12,32,62,72 調理物 13,23,33,43,53,63,73 焼き網 14,34,54,64,74 発熱体 15,25,35,45,52,65,75 受皿 16,26,36,46,56,66,76 扉 17,67,77 排気筒 18,21,41,55 軸受部 19,24,44 案内 22,42 突出部 26,46 支え
Claims (5)
- 【請求項1】 調理物を載置する焼き網と、調理物を加
熱する発熱体と、前記焼き網の下方に設けられた受皿
と、前記焼き網と発熱体と受皿を収納し前方に開口部を
持つ加熱庫と、前記加熱庫の開口部を塞ぐ扉とを有し、
前記加熱庫の側面に扉側から加熱庫奥側に向かって上り
勾配の案内を設け、前記案内に前記焼き網を載置した加
熱調理器。 - 【請求項2】 焼き網の載置面の前辺両端を回動自在に
支持した請求項1記載の加熱調理器。 - 【請求項3】 焼き網を構成する線材に、複数の凹凸を
設けた請求項1記載の加熱調理器。 - 【請求項4】 焼き網と受皿を加熱庫から引き出したと
き、前記焼き網の位置が、前記焼き網の下方に設けられ
た発熱体の最上端より下となる構成とした請求項1記載
の加熱調理器。 - 【請求項5】 調理物を載置する焼き網と、調理物を加
熱する発熱体と、前記焼き網の下方に設けられた受皿
と、前記焼き網と発熱体と受皿を収納し、前方に開口部
を持つ加熱庫と、前記加熱庫の開口部を塞ぐ扉とを有
し、前記加熱庫の底面の位置が開口部の底辺より下方に
あり、かつ加熱庫の底面から開口部の底辺の間には継ぎ
目がない加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11195620A JP2001021156A (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11195620A JP2001021156A (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 加熱調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001021156A true JP2001021156A (ja) | 2001-01-26 |
Family
ID=16344208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11195620A Pending JP2001021156A (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001021156A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004218901A (ja) * | 2003-01-14 | 2004-08-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加熱調理器 |
JP2012237465A (ja) * | 2011-05-10 | 2012-12-06 | Panasonic Corp | 加熱調理器 |
KR102251392B1 (ko) * | 2021-02-19 | 2021-05-11 | 김봉수 | 기름의 튐 방지 기능을 강화한 기능성 석쇠 구이 장치 |
-
1999
- 1999-07-09 JP JP11195620A patent/JP2001021156A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004218901A (ja) * | 2003-01-14 | 2004-08-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加熱調理器 |
JP2012237465A (ja) * | 2011-05-10 | 2012-12-06 | Panasonic Corp | 加熱調理器 |
KR102251392B1 (ko) * | 2021-02-19 | 2021-05-11 | 김봉수 | 기름의 튐 방지 기능을 강화한 기능성 석쇠 구이 장치 |
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