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JP2004117682A - 光回折構造体 - Google Patents

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JP2004117682A
JP2004117682A JP2002279234A JP2002279234A JP2004117682A JP 2004117682 A JP2004117682 A JP 2004117682A JP 2002279234 A JP2002279234 A JP 2002279234A JP 2002279234 A JP2002279234 A JP 2002279234A JP 2004117682 A JP2004117682 A JP 2004117682A
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light diffraction
light
layer
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JP2002279234A
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Takashi Aono
青野 隆
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

【課題】普通に見ると透明なフィルムに見えるが、直線偏光板を介して見ると、光回折構造体による像が視認できる光回折構造体。
【解決手段】凹凸レリーフパターンからなる光回折構造3を有する光回折構造体において、光回折構造3は屈折率異方性を有する透明媒体1の層表面に形成され、その透明媒体1の特定方向の屈折率と略等しい屈折率を持つ等方性の透明媒体2の層が光回折構造3上に設けられてなる光回折構造体。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光回折構造体に関し、特に、偽造防止用に用いられるホログラム、回折格子等の光回折構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ホログラムは優れた意匠性、及び、カラー複写機においても容易に複製できず偽造・変造が困難なことから、各種金券類及びIDカード等の個人認証書、保証書、証明書等に数多く利用されてきた。しかし、近年、ホログラムの偽造が増えてきており、ホログラムの偽造抑止効果は低下してきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、普通に見ると透明なフィルムに見えるが、直線偏光板を介して見ると、光回折構造体による像が視認できる光回折構造体を提供することである。
【0004】
本発明のもう1つの目的は、普通に見ると反射型の光回折構造体の像が視認でき、直線偏光板を介して見ると、それに加えて新たな別の光回折構造体による像を視認することができる光回折構造体を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の第1の目的を達成する本発明による光回折構造体は、屈折率異方性を有するフィルムに光回折構造のエンボス加工を施し、その後、そのフィルムの特定方向の屈折率(常光線あるいは異常光線に対する屈折率)と等しい屈折率を持つ等方性の反射層を設けることにより、通常は光回折構造による像の輝度が低く、視認できないが、直線偏光板を介して見ると、光回折構造による像の輝度が向上し、視認することができるものである。
【0006】
この場合に、屈折率異方性を有するフィルムとしては、常光線に対する屈折率と異常光線に対する屈折率の差が0.1以上、好ましくは0.3以上のものを用いることが望ましい。
【0007】
上記の第2の目的を達成する本発明による光回折構造体は、屈折率異方性を有するフィルムに光回折構造のエンボス加工を施し、その後、そのフィルムの特定方向の屈折率(常光線あるいは異常光線に対する屈折率)と等しい屈折率を持つ等方性の第1反射層を設ける。さらに、その第1反射層に別の光回折構造のエンボス加工を施し、第2反射層を設ける。第2反射層は、Al等の金属反射層の他、TiO 等の第1反射層とは屈折率の異なる透明層でもよい。
【0008】
この場合も、屈折率異方性を有するフィルムとしては、常光線に対する屈折率と異常光線に対する屈折率の差が0.1以上、好ましくは0.3以上のものを用いることが望ましい。
【0009】
すなわち、本発明の光回折構造体は、凹凸レリーフパターンからなる光回折構造を有する光回折構造体において、
前記光回折構造は屈折率異方性を有する透明媒体の層表面に形成され、前記透明媒体の特定方向の屈折率と略等しい屈折率を持つ等方性の透明媒体の層が前記光回折構造上に設けられてなることを特徴とするものである。
【0010】
この場合に、屈折率異方性を有する透明媒体の常光線に対する屈折率と異常光線に対する屈折率の差が0.1以上あることが望ましい。
【0011】
本発明の別の光回折構造体は、凹凸レリーフパターンからなる光回折構造を有する光回折構造体において、
前記光回折構造として第1光回折構造と第2光回折構造とを有し、前記第1光回折構造は屈折率異方性を有する第1透明媒体の層表面に形成され、前記第1透明媒体の特定方向の屈折率と略等しい屈折率を持つ等方性の第2透明媒体の層が前記光回折構造上に設けられてなり、前記第2光回折構造は等方性の第3透明媒体の層表面に形成され、前記第2光回折構造上に反射層が設けられてなることを特徴とするものである。
【0012】
この場合に、屈折率異方性を有する第1透明媒体の常光線に対する屈折率と異常光線に対する屈折率の差が0.1以上あることが望ましい。
【0013】
また、反射層が第3透明媒体の屈折率と異なる屈折率を持つ第4透明媒体の層からなるか、金属反射層からなることが望ましい。
【0014】
また、第2透明媒体の層と第3透明媒体の層が同一層からなっていてもよい。
【0015】
本発明のさらに別の光回折構造体は、凹凸レリーフパターンからなる光回折構造を有する光回折構造体において、
前記光回折構造として複数の光回折構造を有し、その中の少なくとも2つの光回折構造が屈折率異方性を有する透明媒体の層表面に形成され、各屈折率異方性を有する透明媒体の特定方向の屈折率と略等しい屈折率を持つ等方性の透明媒体の層が各光回折構造上に設けられてなり、各屈折率異方性を有する透明媒体の前記特定方向が相互に異なる方向になるように積層されてなることを特徴とするものである。
【0016】
この場合に、各屈折率異方性を有する透明媒体の常光線に対する屈折率と異常光線に対する屈折率の差が0.1以上あることが望ましい。
【0017】
本発明においては、光回折構造が屈折率異方性を有する透明媒体の層表面に形成され、その透明媒体の特定方向の屈折率と略等しい屈折率を持つ等方性の透明媒体の層がその光回折構造上に設けられているので、通常の自然光下ではその光回折構造による像は明確に視認できず、直線偏光板を介して見るときその光回折構造による像を明確に視認することができ、偽造防止効果を向上させ、さらに、意匠性にも優れた光回折構造体を得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明による光回折構造体のいくつかの実施形態を説明する。
【0019】
一般に従来のレリーフホログラムや回折格子からなる透明タイプの光回折構造体は、図3に断面図を示すように、光回折構造形成層1(屈折率np )にエンボス加工を施してその表面に凹凸のレリーフパターン3を形成し、光回折構造形成層1と異なる屈折率(nr )を持つ反射層2を凹凸のレリーフパターン3に沿って形成することにより、光回折構造形成層1と反射層2の界面にてフレネル反射が生じ、そのレリーフパターン3からの回折光によって光回折構造体による像が視認されるものである。
【0020】
これに対して、本発明による第1の光回折構造体では、図1(a)に断面図を示すように、光回折構造形成層1として、屈折率異方性(常光線屈折率n1 、異常光線屈折率n2 (n1 ≠n2 ))を持つ材料を使用しており、その光回折構造形成層1にエンボス加工を施してその表面に凹凸のレリーフパターン3を形成する。この結果、光回折構造形成層1は入射光の偏光方向により異なる屈折率を持つことになる。そのため、光回折構造形成層1の常光線に対する屈折率n1 と同じ屈折率を持つ反射層2を凹凸のレリーフパターン3に沿って形成すると、常光線の向きの直線偏光成分の入射光4は反射層2との界面において屈折率差がないため、図1(b)に示すように反射光が生じず、透過光5となって透過し、したがって、この光回折構造体による像も視認できない。
【0021】
しかし、異常光線の向きの直線偏光成分の入射光6は反射層2との界面において屈折率差が存在するため、図1(c)に示すように反射光7が生じ、レリーフパターン3からのこの反射光7による回折光によって光回折構造体による像を視認することができる。
【0022】
通常の自然光は任意の偏光成分の光が含まれており、本発明の第1の光回折構造体を自然光下で見ても、異常光線の反射光は他の反射光(反射層2を透過した光5が基材等によって反射する光等)に紛れてしまい、明確に視認することはできない。
【0023】
しかし、異常光線と同じ偏光方向の向きに直線偏光板を観察側に配置して、その偏光板を透過してきた反射光7を見ることにより、明確に光回折構造体による像を視認することができ、図3に示すような従来の反射型ホログラムあるいは反射型回折格子に対し、偽造防止効果を向上させ、さらに、意匠性にも優れた光回折構造体を提供することができる。
【0024】
また、本発明による第2の光回折構造体では、図2(a)に断面図を示すように、図1の構成の光回折構造体における反射層2にエンボス加工を施してその表面に別の凹凸のレリーフパターン13を形成し、その下に第2反射層12を設けるようにする。すなわち、この場合は、第1光回折構造形成層1として、屈折率異方性(常光線屈折率n1 、異常光線屈折率n2 (n1 ≠n2 ))を持つ材料を使用しており、その第1光回折構造形成層1にエンボス加工を施してその表面に第1の凹凸のレリーフパターン3を形成する。この結果、第1光回折構造形成層1は入射光の偏光方向により異なる屈折率を持つことになる。そして、第1光回折構造形成層1の常光線に対する屈折率n1 と同じ屈折率を持つ第1反射層2を第1の凹凸のレリーフパターン3に沿って形成する。次いで、この第1反射層2を第2光回折構造形成層2とし、この第2光回折構造形成層2にエンボス加工を施してその表面に第2の凹凸のレリーフパターン13を形成し、その下に第2反射層12を設ける。第2反射層12はAl等の金属反射層、あるいは、TiO 等の第1反射層2と屈折率が異なる透明層(n3 )を使用する。
【0025】
この本発明による第2の光回折構造体においては、常光線の向きの直線偏光成分の入射光4は第1反射層2との界面において屈折率差がないため、図2(b)に示すように第1の凹凸のレリーフパターン3からは反射光が生じず、その透過光が第2の凹凸のレリーフパターン13で反射され、その反射光8による回折光によって第2光回折構造形成層2の第2の凹凸のレリーフパターン13による像が視認できる。
【0026】
また、異常光線の向きの直線偏光成分の入射光6は第1光回折構造形成層1と第1反射層2との界面において屈折率差が存在するため、図2(c)に示すように反射光7が生じ、第1の凹凸のレリーフパターン3からのこの反射光7による回折光によってその第1の凹凸のレリーフパターン3が第2の凹凸のレリーフパターン13による像と重なって視認できる。
【0027】
通常の自然光は任意の偏光成分の光が含まれており、本発明の第2の光回折構造体を自然光下で見ても、異常光線によるの第1反射層2からの反射光7は他の反射光(第2反射層12からの反射光8、あるいは、基材からの反射光等)に紛れてしまい、明確に視認することはできない。
【0028】
しかし、異常光線と同じ偏光方向の向きに直線偏光板を観察側に配置して、その偏光板を透過してきた反射光7を見ることにより、明確に第1反射層2からの反射光、すなわち、第1の凹凸のレリーフパターン3による像を視認することができると同時に、その第1反射層2を透過し、第2反射層12からの反射光も視認することができる。その結果、自然光下で見えていた第2の凹凸のレリーフパターン13による像に、新たに第1の凹凸のレリーフパターン3による像が追加されて視認できるようになり、図3に示すような従来の反射型ホログラムあるいは反射型回折格子に対し、偽造防止効果を向上させ、さらに、意匠性にも優れた光回折構造体を提供することができる。
【0029】
次に、上記光回折構造形成層(第1光回折構造形成層)1に使用される屈折率異方性を有する材料の代表的な例として、一軸延伸フィルム若しくは二軸延伸フィルム等の延伸フィルムがあげられる。素材としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート−イソフタレート共重合樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹脂、ポリメタクリル酸エチル樹脂、ポリアクリル酸ブチル樹脂、ナイロン6又はナイロン66等で代表されるポリアミド樹脂、三酢酸セルロース樹脂、セロファン、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリイミド樹脂、又は、ポリスルホン樹脂等が使用でき、また、液晶ポリマーからなる液晶フィルムも使用できる。
【0030】
また、凹凸のレリーフパターン(第1の凹凸のレリーフパターン3、第1の凹凸のレリーフパターン13)としての光回折構造としては、ホログラムや回折格子のパターン等種々のものが使用可能であり、従来、この分野で使用されているものと同様なパターンであってよく、いかなるパターンでもよい。パターン自体は、実物の撮影以外に、ホログラム回折格子を計算で求めたり、デジタルカメラで取り込んだデジタル画像やコンピュータグラフイックスから得られる2次元あるいは3次元の画像データから、ホログラフィックステレオグラム技術等の適宜な手段により作成できる。
【0031】
また、そのような光回折構造のエンボス加工としては、光回折構造の凹凸をメッキ等によって写し取った平版型の凹凸型を使用した平プレス法、若しくは、ロール上の凹凸型を用いたロールプレス法により、光回折構造形成層(第1光回折構造形成層1、第2光回折構造形成層2)を凹凸型に接触させて加熱及び加圧して行うことができる。
【0032】
また、反射層(第1反射層)2には、上記の光回折構造形成層(第1光回折構造形成層)1の常光線に対する屈折率あるいは異常光線に対する屈折率と同じ屈折率であり、屈折率異方性を持たない材料であればよい。具体的に何を用いるかは、光回折構造体形成層1の光学特性によって選定されるが、使用可能な材料として、例えば、ポリエチレン系〔ポリエチレン(PE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体〕、ポリプロピレン(PP)、ビニル系〔ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリビニルブチラール(PVB)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリ塩化ビニリデン(PVdC)、ポリ酢酸ビニル(PVAc)、ポリビニルホルマール(PVF)〕、ポリスチレン系〔ポリスチレン(PS)、スチレン―アクリロニトリル共重合体(AS)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)〕、アクリル系〔ポリメチルメタクリレート(PMMA)、MMAースチレン共重合体〕、ポリカーボネート(PC)、セルロース系〔エチルセルロース(EC)、酢酸セルロース(CA)、プロピルセルロース(CP)、酢酸・酢酸セルロース(CAB)、硝酸セルロース(CN)〕、フッ素系〔ポリクロロフルオロエチレン(PCTFE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルロエチレン−ヘキサフルオロエチレン共重合体(FEP)、ポリビニリデンフルオライド(PVdF)〕、ウレタン系(PU)、ナイロン系〔タイプ6、タイプ66、タイプ610、タイプ11〕、ポリエステル(アルキッド)系〔ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリシクロヘキサンテレフタレート(PCT)〕、ノボラック型フェノール樹脂等の熱可塑性樹脂等を用いることができる。
【0033】
また、レゾール型フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ、不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂や、蛋白質、ゴム、シエラック、コパル、でんぷん、ロジン等の天然樹脂等も使用することができる。
【0034】
さらに、これらの樹脂は水性塗料用のエマルジョンであることができる。水性塗料用のエマルジョンとしては、例えば、酢酸ビニル(ホモ)エマルジョン、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合エマルジョン、酢酸ビニル−エチレン共重合樹脂エマルジョン(EVAエマルジョン)、酢酸ビニル−ビニルバーサテート共重合樹脂エマルジョン、酢酸ビニル−ポリビニルアルコール共重合樹脂エマルジョン、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合樹脂エマルジョン、アクリルエマルジョン、アクリルシリコンエマルジョン、スチレン−アクリル共重合樹脂エマルジョン、ポリスチレンエマルジョン、ウレタンエマルジョン、塩化ポリオレフィンエマルジョン、エポキシ−アクリルディスパージョン、SBRラテックス等を用いることができる。
【0035】
また、第2反射層12は、その見栄えにより、次の2タイプに分けることができる。
【0036】
a)シルバータイプ
反射層は鏡面となる。光反射層の材質としては、アルミニウム(Al)、亜鉛(Zn)、インジウム(In)、金(Au)、銀(Ag)、コバルト(Co)、スズ(Sn)、セレン(Se)、チタン(Ti)、鉄(Fe)、テルル(Te)、銅(Cu)、鉛(Pb)、ニッケル(Ni)、パラジウム(Pd)等の単体金属、若しくは、それらの合金がある。
【0037】
光反射層の薄膜の形成方法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等の薄膜形成法があげられる。薄膜は、色調、デザイン、用途等に応じて適切な条件を設定すればよいが、50Å〜1μmの範囲が好ましく、さらには、100〜1000Åがより好ましい。透明性を有する着色光反射層を設けたい場合は、膜厚を200Å以下にするのが好ましい。また、隠蔽性を有する着色光反射層を設けたい場合は、膜厚を200Å以上にするのが望ましい。薄膜は、上記のように、光回折構造体の用途、トータルデザインを考慮し、色調、隠蔽性あるいは透明性等の必要に応じて設定することができる。
【0038】
b)透明タイプ
その透明層に光回折構造による像が浮かび上がるように見える。透明蒸着層を形成するための材料は、従来公知のもの、例えば、ZnS、TiO2 、SiO2 、Cr2 3 等の金属酸化物や硫化物等を使用することができ、特に限定されない。また、その形成方法も、真空蒸着法、スパッタリング法等の従来と同様の方法で形成することができる。膜厚としては、50〜500Åの範囲が好ましく、100〜400Åの範囲が特に好ましい。
【0039】
なお、本発明の光回折構造体、特に、図2の光回折構造体の変形形態として、以下のような形態が考えられる。
【0040】
a)第2光回折構造(第2の凹凸のレリーフパターン13)を第1反射層2には設けず、新たに別の第2光回折構造形成層を設け、その第2光回折構造形成層に第2光回折構造(第2の凹凸のレリーフパターン13)を形成する。第2光回折構造形成層としては、等方性の材料を使用することで、以上に説明した作用効果と同様な作用効果が得られる。その場合の加工工程としては、第1反射層2まで図1と同様に形成し、別に用意した第2光回折構造形成層に第2光回折構造(第2の凹凸のレリーフパターン13)を形成し、その第2光回折構造に沿って第2反射層12を設けた後に、第1反射層2に貼り合わせるようにすることもできる。
【0041】
b)第2反射層12として上記の透明タイプのものを用いる場合、第2反射層12が付与された第2光回折構造形成層を第1光回折構造形成層1の上に設けるようにしても同様な作用効果が得られる。
【0042】
c)第2光回折構造形成層及び第2反射層12(第2回折構造体)を第1光回折構造形成層1及び第1反射層2(第1回折構造体)と同様に屈折率異方性を持つ材料を使用して形成し、それぞれ異なる方向(好ましくは直交する向き)の直線偏向光によって各光回折構造体の像が視認できる向きに配置して積層する。このように構成すると、直線偏光板を介して見る際に、直線偏光板を回転(好ましくは直交する角度範囲で回転)させると、第1回折構造体、第2回折構造体の像が交互に認識され、より高い意匠性、偽造防止効果を付与することができる。さらに、同様に直線偏光の方向を変えて3層以上積層することも可能である。
【0043】
以下、本発明の光回折構造体の具体例を説明する。
(具体例1)
厚み50μmの2,6−ポリエチレンナフタレート(PEN)フィルム(常光線屈折率n1 =1.64、異常光線屈折率n2 =1.88)を素材とし、レリーフホログラムの微細凹凸を表面に有するホログラム型の凹凸面を上記のフィルムに当て加熱加圧して、ホログラムの凹凸形状を付与した。その凹凸形成後、形成された凹凸の面にPEN及びナフタレート70/テレフタレート30のコポリエステル(coPEN)(屈折率n=1.64)を厚みが1μmになるよう形成した。
【0044】
このようにして得られた光回折構造体は、この状態では、ホログラム像は見えなかったが、直線偏光板を介して眺めることにより、ホログラム像を顕像化して見ることができた。
(具体例2)
厚み50μmの2,6−ポリエチレンナフタレート(PEN)フィルム(常光線屈折率n1 =1.64、異常光線屈折率n2 =1.88)を素材とし、レリーフホログラムの微細凹凸を表面に有するホログラム型の凹凸面を上記のフィルムに当て加熱加圧して、ホログラムの凹凸形状を付与した。その凹凸形成後、形成された凹凸の面にPEN及びナフタレート70/テレフタレート30のコポリエステル(coPEN)(屈折率n=1.64)を厚みが2μmになるよう形成した。
【0045】
さらに、上記のcoPENの面に、同様な方法で第2のホログラムの凹凸形状を付与し、その凹凸の面にアルミニウムを厚みが30nmになるように形成した。
【0046】
このようにして得られた光回折構造体は、この状態では、第2のホログラム像のみが見え、直線偏光板を介して眺めることにより、第1のホログラム像が顕像化され、両方のホログラム像を同時に見ることができた。
【0047】
ところで、本発明の光回折構造体が適用される被着体としては、ID(本人確認)用のカード、例えば、銀行等の預貯金カード、クレジットカード、身分証明書(学生証若しくは社員証)、カード形式ではないが、ID用である受験票、パスポート等がある。銀行等の預貯金カード若しくはクレジットカードが不正に使用されれば、正当な保持者(又は契約者)、及び、取引金融機関、商店、クレジット会社等に損害を与えるものである。
【0048】
本発明の光回折構造体は、紙幣、商品券、株券、若しくは、証券等に適用できる。これらは不正に使用されると、額面金額、時には投機的な価値に基づく損失を生むものである。運転免許証、カード型の証書、例えば、防火、消毒、若しくは、防火等の保安、衛生上の資格若しくは等級を示すものにも、本発明の光回折構造体は適用可能である。これらは、本来資格のない者が関与することを防止するものであるにも係わらず、不正な使用により、危険を招いたり、犯罪につながることがあるものである。宝くじ、競馬・競輪等の勝馬投票券・車券等も、競技終了の後、当りの券には金銭的価値が備わり、偽造や変造は詐欺行為につながるので、それらの防止に本発明の光回折構造体の適用は有効である。
【0049】
そして、本発明の図1の構成の光回折構造体は透明であるため、顔写真、IDナンバー等、特に変造されると損失が大きい情報が付与されている部分に、本発明の光回折構造体を貼付することにより、より有効性を高めることができる。また、被着体に示されている絵柄、文字等と本発明の光回折構造体に形成される絵柄等に関連性を持たせることにより、判定精度の向上、意匠性の向上等の付加価値を加えることもできる。
【0050】
また、本発明の図2の構成の光回折構造体の場合、第2反射層12を透明タイプにすると、常に被着体の絵柄を視認することができるので、顔写真、IDナンバー等、特に変造されると損失が大きい情報が付与されている部分に本発明の光回折構造体を貼付することにより、より有効性を高めることができる。また、被着体に示されている絵柄、文字等と本発明の光回折構造体に形成される絵柄等に関連性を持たせることにより、判定精度の向上、意匠性の向上等の付加価値を加えることもできる。
【0051】
これらに加えて、高級腕時計、宝飾品、貴金属、若しくは、骨董品等の箱、ケース、若しくは、袋等にも、本発明の光回折構造体は、その製造の困難性、確認手段の秘匿性が高いことを利用して貼付等により適用することができる。また、磁気的記録媒体若しくは光学的記録媒体に、音楽ソフト、映像ソフト、コンピュータソフト、若しくは、ゲームソフト等のソフトを記録させた複製物も、正規の著作権許諾を受けることなく不正に複製されれば、著作権者や出版元の被る金銭的損失が大きく、このような記録媒体、又は、その箱、若しくは、ケース等に本発明の光回折構造体を適用することができる。
【0052】
上記したように、本発明の光回折構造体は、種々の用途に適用でき、被着体の形状、素材も様々である。種々の用途に適用できるよう、接着剤層を有する貼付け用ラベルの形態であるか、若しくは、転写用の転写シートであることが好ましい。なお、被着体は、不透明なものに限ることなく、透明な物であってもよい。
【0053】
なお、本発明の真正性識別体(光回折構造体)をラベル状に形成した場合、ラベルを構成する何れかの層を引張り強度の弱い層としておき、剥がそうとするとその層から破壊してしまう脆性ラベルとしてもよい。あるいは、ラベル本体と接着剤層との接着強度を部分的に変化させ、一旦貼り付けられたラベルを剥がそうとすると、接着剤層の一部が被着体上に残ってしまい、また、剥がした方のラベルを別の被着体に貼ろうとすると(大抵、不正な意図であることが多い。)、接着剤層の一部が欠落しているために円滑な貼付けができないばかりか、接着剤層の有無による凹凸が生じたり、ラベル上から眺めた際の接着剤層の不均一性が明らかになるよう構成してもよい。
【0054】
以上、本発明の光回折構造体をその原理と実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能である。
【0055】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の光回折構造体によると、光回折構造が屈折率異方性を有する透明媒体の層表面に形成され、その透明媒体の特定方向の屈折率と略等しい屈折率を持つ等方性の透明媒体の層がその光回折構造上に設けられているので、通常の自然光下ではその光回折構造による像は明確に視認できず、直線偏光板を介して見るときその光回折構造による像を明確に視認することができ、偽造防止効果を向上させ、さらに、意匠性にも優れた光回折構造体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の光回折構造体の構成と作用を説明するための図である。
【図2】本発明による第2の光回折構造体の構成と作用を説明するための図である。
【図3】従来の第2の光回折構造体の構成と作用を説明するための図である。
【符号の説明】
1…光回折構造形成層(第1光回折構造形成層)
2…反射層(第1反射層、第2光回折構造形成層)
3…凹凸のレリーフパターン(第1の凹凸のレリーフパターン)
4…常光線の向きの直線偏光成分の入射光
5…透過光
6…異常光線の向きの直線偏光成分の入射光
7…反射光
8…反射光
12…第2反射層
13…第2の凹凸のレリーフパターン

Claims (9)

  1. 凹凸レリーフパターンからなる光回折構造を有する光回折構造体において、
    前記光回折構造は屈折率異方性を有する透明媒体の層表面に形成され、前記透明媒体の特定方向の屈折率と略等しい屈折率を持つ等方性の透明媒体の層が前記光回折構造上に設けられてなることを特徴とする光回折構造体。
  2. 前記屈折率異方性を有する透明媒体の常光線に対する屈折率と異常光線に対する屈折率の差が0.1以上あることを特徴とする請求項1記載の光回折構造体。
  3. 凹凸レリーフパターンからなる光回折構造を有する光回折構造体において、
    前記光回折構造として第1光回折構造と第2光回折構造とを有し、前記第1光回折構造は屈折率異方性を有する第1透明媒体の層表面に形成され、前記第1透明媒体の特定方向の屈折率と略等しい屈折率を持つ等方性の第2透明媒体の層が前記光回折構造上に設けられてなり、前記第2光回折構造は等方性の第3透明媒体の層表面に形成され、前記第2光回折構造上に反射層が設けられてなることを特徴とする光回折構造体。
  4. 前記屈折率異方性を有する第1透明媒体の常光線に対する屈折率と異常光線に対する屈折率の差が0.1以上あることを特徴とする請求項3記載の光回折構造体。
  5. 前記反射層が前記第3透明媒体の屈折率と異なる屈折率を持つ第4透明媒体の層からなることを特徴とする請求項3又は4記載の光回折構造体。
  6. 前記反射層が金属反射層からなることを特徴とする請求項3又は4記載の光回折構造体。
  7. 前記第2透明媒体の層と前記第3透明媒体の層が同一層からなることを特徴とする請求項3から6の何れか1項記載の光回折構造体。
  8. 凹凸レリーフパターンからなる光回折構造を有する光回折構造体において、
    前記光回折構造として複数の光回折構造を有し、その中の少なくとも2つの光回折構造が屈折率異方性を有する透明媒体の層表面に形成され、各屈折率異方性を有する透明媒体の特定方向の屈折率と略等しい屈折率を持つ等方性の透明媒体の層が各光回折構造上に設けられてなり、各屈折率異方性を有する透明媒体の前記特定方向が相互に異なる方向になるように積層されてなることを特徴とする光回折構造体。
  9. 前記各屈折率異方性を有する透明媒体の常光線に対する屈折率と異常光線に対する屈折率の差が0.1以上あることを特徴とする請求項8記載の光回折構造体。
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