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JP2003505531A - 硬化性組成物 - Google Patents

硬化性組成物

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Publication number
JP2003505531A
JP2003505531A JP2001511122A JP2001511122A JP2003505531A JP 2003505531 A JP2003505531 A JP 2003505531A JP 2001511122 A JP2001511122 A JP 2001511122A JP 2001511122 A JP2001511122 A JP 2001511122A JP 2003505531 A JP2003505531 A JP 2003505531A
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JP
Japan
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component
weight
composition according
acid
components
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Pending
Application number
JP2001511122A
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English (en)
Inventor
リッケルト,クリストフ
ロス,マルチン
ターピン,フランシス
フランシス,ジャッキス
ペッシェル,クラウス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Huntsman Advanced Materials Switzerland GmbH
Original Assignee
Huntsman Advanced Materials Switzerland GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Huntsman Advanced Materials Switzerland GmbH filed Critical Huntsman Advanced Materials Switzerland GmbH
Publication of JP2003505531A publication Critical patent/JP2003505531A/ja
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    • C09D163/00Coating compositions based on epoxy resins; Coating compositions based on derivatives of epoxy resins
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08L63/00Compositions of epoxy resins; Compositions of derivatives of epoxy resins
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08L67/00Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 とりわけ粉体塗料組成物として適する硬化性組成物を提供する。 【解決手段】 (A) 所定のポリエステル成分80ないし97.9重量%、(B) 次式(I) : 【化1】 〔式中、R1 及びR2 は各々、互いに独立して、水素原子又はメチル基を表わす〕で表わされる同一又は異なる構造繰り返し単位を含む一種又はそれより多くのポリマー又はコポリマーからなる成分0.2ないし2重量%、並びに(C) モノマー状ポリグリシジル化合物からなる成分、並びに(D) エポキシ基とカルボキシル基との反応用の促進剤を含む硬化性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、酸性ポリエステル及び特定のポリグリシジル化合物をベースとする
硬化性組成物並びにそれをベースとする粉体塗料組成物に関するものである。
【0002】 特開昭57−108166号公報は、 (A) グラム当たりKOH20mgないし200mgの酸価、80℃ないし150
℃の軟化点及び1000ないし10000の分子量(数平均Mn)を有するポリ
エステル60重量部ないし96重量部、 (B) グリシジル基を含み、且つ300ないし5000の分子量(数平均Mn)を
有するアクリルポリマー3重量部ないし40重量部、 (C) 中でも、ジグリシジルテレフタレート又はトリグリシジルイソシアヌレート
であってよい別のエポキシ樹脂1重量部ないし40重量部、並びに (D) エポキシ基とカルボキシル基との反応用の促進剤 からなる硬化性組成物及び粉体塗料組成物としてのその使用を開示している。
【0003】 次式(I) :
【化3】 〔式中、基R1 及びR2 は各々、互いに独立して、水素原子又はメチル基を表わ
す〕で表わされる同一又は異なる構造繰り返し単位を含むポリマー又はコポリマ
ーが成分(B) として使用される。
【0004】 上記の定量的なデータから判るように、前記組成物は、成分(A) ,(B) 及び(C
) の全量に基き、成分(B) を少なくとも約2.5重量%含む。しかしながら、前
記組成物の流動特性は一般にまだ満足できるものではなく、従って、このような
組成物が粉体樹脂塗料の生産に使用されるとき、特に、既知のオレンジ皮効果(o
range-peel effect)、すなわち、非常に凸凹した表面を有する被膜形成が起こる
【0005】 本発明は、上述の硬化性組成物の流動特性は実質的に改良されるが、しかし、
それにも係わらず、前記組成物の成分(B) として、成分(A) ,(B) 及び(C) の全
量に基き、各々がキログラム当たり少なくとも3当量のエポキシ価及び800な
いし20000の分子量(数平均Mn)を有し、且つ既に上述の式(I) で表わさ
れる同一又は異なる構造繰り返し単位を含む一種又はそれより多くのポリマー又
はコポリマーを最大2重量%使用することにより、優秀な物理特性、とりわけ優
秀な機械特性を有する硬化された材料を得ることができるという驚くべき発見に
基づく。
【0006】 従って、本発明は、 (A) 成分(A) ,(B) 及び(C) の全量に基き80重量%ないし97.9重量%のポ
リエステル成分であって、該成分のグラム当たり全体でKOH10mgないし4
0mgの酸価を有し、且つ遊離カルボキシル基を含む一種又はそれより多くのポ
リエステルからなる成分、 (B) 成分(A) ,(B) 及び(C) の全量に基き0.2重量%ないし2重量%の成分で
あって、各々がキログラム当たり少なくとも3当量のエポキシ価及び800ない
し20000の分子量(数平均Mn)を有し、且つ次式(I) :
【化4】 〔式中、R1 及びR2 は各々、互いに独立して、水素原子又はメチル基を表わす
〕で表わされる同一又は異なる構造繰り返し単位を含む一種又はそれより多くの
ポリマー又はコポリマーからなる成分、並びに (C) キログラム当たり少なくとも3.5当量のエポキシ価及び最大分子量600
を有する一種又はそれより多くのモノマー状ポリグリシジル化合物からなる成分
であって、成分(A) ,(B) 及び(C) の全量に基き、重量%による成分(C) の量は
、100と成分(A) ,(B) 及び(C) の全量に基づく成分(A) 及び(B) の%量の合
計との差に相当する成分、並びに (D) エポキシ基とカルボキシル基との反応用の促進剤 を含む硬化性組成物であって、 更に、成分(B) が、成分(B) 及び成分(C) の全重量の5重量%ないし95重量
%を構成し、そして前記組成物中のグリシジル基対カルボキシル基のモル比が1
.3:1ないし1:1.3である硬化性組成物に関するものである。
【0007】 本発明の硬化性組成物は、中でも、非常に良好な流動特性を特徴とし、そして
、高い架橋密度及び優秀な機械特性を有する硬化された材料を与える。
【0008】 本発明の硬化性組成物は、例えば、接着剤,注型樹脂又は圧縮成形組成物とし
て適し、望まれる場合には、問題の使用分野で慣用の別の成分を一緒に混合する
こともできる。
【0009】 特別な好ましさは、硬化成分系として本発明の組成物を含む粉体塗料組成物に
与えられる。従って本発明は又、本発明の硬化性組成物をベースとする粉体塗料
組成物に関するものである。
【0010】 ポリエステル成分(A) は、成分(A) ,(B) 及び(C) の全量に基き、本発明の組
成物の好ましくは85重量%ないし96重量%、とりわけ88ないし95重量%
を構成する。
【0011】 グラム当たりKOH10mgないし40mgの酸価は、全体として前記ポリエ
ステル成分に適用され、それ故、幾つかの異なるポリエステルが使用される場合
は、これらのポリエステル全体の平均酸価に対応する。ポリエステル成分(A) が
、該成分のキログラム当たりKOH20mgないし40mg、好ましくは22m
gないし38mgの全体の酸価を有する本発明の組成物が優先される。
【0012】 成分(A) のポリエステルは、都合良くは室温(15℃ないし35℃)で固体で
あり、そして例えば、1000ないし10000の分子量(数平均Mn)を有す
る。Mw(分子量の重量平均)対Mnの比率は通常、2ないし10である。例え
ば、4000ないし15000、とりわけ6500ないし11000(ポリスチ
レンキャリブレーションを使用するGPC測定からの重量平均Mw)の分子量及
び35℃ないし120℃、とりわけ50℃ないし90℃のガラス転移温度(Tg
)を有する遊離のカルボキシル基を含むポリエステルは、本発明にとりわけ適し
ている。
【0013】 前述のようなポリエステルは、例えば、US−A−3397254及びEP−
A−0600546に記載されている。本発明に適するポリエステルは、二官能
性,三官能性及び/又は多官能性アルコール(ポリオール)とジカルボン酸及び
、所望により、トリカルボン酸及び/又は多官能性カルボン酸、或いは対応する
カルボン酸無水物との縮合生成物である。使用される前記ポリオールは、例えば
、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレ
ングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンタ
ンジオール、イソペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、グリセロー
ル、ヘキサントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、エ
リトリトール、ペンタエリトリトール、シクロヘキサンジオール及び1,4−ジ
メチロールシクロヘキサンを包含する。適するジカルボン酸は、例えば、イソフ
タル酸、テレフタル酸、フタル酸、前記酸のメチル置換誘導体、テトラヒドロフ
タル酸、メチルテトラヒドロフタル酸、例えば、4−メチルテトラヒドロフタル
酸、シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリ
ン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸、フマル
酸、マレイン酸及び4,4’−ジフェニルジカルボン酸等を包含する。適するト
リカルボン酸は、例えば、1,2,3−プロパントリカルボン酸のような脂肪族
トリカルボン酸、トリメシン酸,トリメリト酸及びヘミメリト酸のような芳香族
トリカルボン酸、並びに6−メチルシクロヘキセ−4−エン−1,2,3−トリ
カルボン酸のような脂環式トリカルボン酸を包含する。適するテトラカルボン酸
は、例えば、ピロメリト酸及びベンゾフェノン−3,3’,4,4’−テトラカ
ルボン酸を包含する。とりわけ市販品として入手可能なポリエステルは、ごく一
般的には、主なアルコール性モノマー成分(群)として、ネオペンチルグリコー
ル及び/又はトリメチロールプロパン、並びに主な酸性モノマー成分(群)とし
て、アジピン酸及び/又はテレフタル酸及び/又はイソフタル酸及び/又はトリ
メリト酸をベースとする。
【0014】 成分(B) は好ましくは、成分(A) ,(B) 及び(C) の全量に基き、本発明の組成
物の0.7重量%ないし2重量%、とりわけ0.7重量%ないし1.8重量%を
構成する。成分(B) が、ポリグリシジル成分(B) 及び(C) の全重量の5ないし5
0重量%、とりわけ7.5ないし25重量%を構成することが更に好ましい。
【0015】 本発明の組成物の成分(B) を構成するポリマー及びコポリマーは、1000な
いし10000の分子量(数平均Mn)を有する。前記ポリマー及びコポリマー
は、例えば、所望により、フリーラジカル的に重合可能なコモノマー(群)の適
量の存在下で、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、β−メチ
ルグリシジルアクリレート及びβ−メチルグリシジルメタクリレートから選択さ
れたモノマーの慣用のフリーラジカル重合により製造され得る。前記重合は、例
えば、トルエン、1−メトキシ−2−プロパノール、1−メトキシ−2−プロピ
ルアセテート又はメチルイソブチルケトンのような適する有機溶媒中に、或いは
前記溶媒の混合物中にモノマーを溶解し、そして所望により、例えば、アリルグ
リシジルエーテルのような連鎖停止剤の存在下、α,α’−アゾイゾブチロニト
リル又はジクミルペルオキシドのような適する開始剤の存在下で、得られた溶液
を加熱することにより行われ得る。適するコモノマーは、例えば、エチルアクリ
レート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレートのような(メタ
)アクリル酸エステル、及び又、とりわけ、メチルメタクリレート、エチルメタ
クリレート及びブチルメタクリレートのような炭素原子数1ないし4のアルキル
メタクリレート、並びに更に、例えば、アクリロ−及びメタクリロ−ニトリル、
(メタ)アクリルアミド、及び又、ビニル化合物、例えば、芳香族ビニル化合物
、とりわけスチレン及びスチレン誘導体を包含する。
【0016】 しかしながら、慣用の方法の一つに従って、例えば、前記ポリマー又はコポリ
マーを適する触媒の存在下で過剰のエピクロロヒドリンと反応させ、その後、得
られたポリハロヒドリンエステルを、水素−塩素−結合剤を使用して脱塩化水素
することにより、ポリ(メタ)アクリル酸ポリマー又はポリ(メタ)アクリル酸
コポリマーをグリシジル化することも可能である。
【0017】 成分(B) は好ましくは、各々、キログラム当たり少なくとも5当量のエポキシ
価を有するポリマー又はコポリマーからなる。
【0018】 成分(B) が、次式(I) :
【化5】 〔式中、R1 及びR2 は各々、互いに独立して、水素原子又はメチル基を表わす
〕で表わされる同一又は異なる構造繰り返し単位から実質的になるポリマー、と
りわけ式(I) 中のR2 が水素原子を表わすポリマーにより構成されることが更に
特別に好ましい。最後に、ポリグリシジル成分(C) は、好ましくは、成分(A) ,
(B) 及び(C) の全量に基き、本発明の組成物の0.1重量%ないし38重量%、
とりわけ5重量%ないし15重量%を構成する。
【0019】 成分(C) は、各々、キログラム当たり少なくとも3.5当量のエポキシ価を有
する一種又はそれより多くのポリグリシジル又はポリ(β−メチル)グリシジル
化合物からなる。これらの化合物は、本発明の組成物の成分(B) を構成するポリ
グリシジル化合物とは対照的に、最大分子量600(分子量は、この場合、各化
合物について理論的に計算された、分子中の原子量の合計を意味すると理解され
る)を有するモノマー状化合物、例えば、好ましくは室温で固体である対応する
ジグリシジル又はトリグリシジル化合物、或いは分子当たり更に大きな数のグリ
シジル基を有する対応するポリグリシジル化合物である。
【0020】 好ましくは、本組成物の成分(C) は、キログラム当たり少なくとも4当量、と
りわけ少なくとも5当量のエポキシ価を有する一種又はそれより多くのグリシジ
ル化合物からなる。
【0021】 本発明の組成物の成分(C) として適するグリシジル化合物の例は、中でも、ト
リメリト酸トリグリシジルエステル、トリグリシジルイソシアヌレート、ヘキサ
ヒドロテレフタル酸ジグリシジルエステル、とりわけトランス−ヘキサヒドロテ
レフタル酸ジグリシジルエステル、ヘキサヒドロイソフタル酸ジグリシジルエス
テル、ヘキサヒドロトリメリト酸トリグリシジルエステル、テレフタル酸ジグリ
シジルエステル、イソフタル酸ジグリシジルエステル及びシクロヘキサンジメタ
ノールジグリシジルエーテルを包含する。
【0022】 本発明の組成物のために、成分(B) 及び(C) 合わせたエポキシ価も又、2成分
混合物のキログラム当たり少なくとも3.5当量、好ましくは少なくとも5当量
であることが更に好ましい。
【0023】 本発明の組成物は、好ましくは、僅かにモル過剰なエポキシ基を有する。前記
組成物中のグリシジル基対カルボキシル基のモル比は、それ故、好ましくは1.
3:1ないし1:1、例えば約1.2:1ないし1:1.1である。
【0024】 硬化反応を充分に速く進行させ得るために、本発明の組成物は又、成分(D) と
して、エポキシ基とカルボキシル基との反応用の触媒を含む。このような触媒は
、しばしば、有機アミン又はアミン誘導体、とりわけ第三アミン又は含窒素複素
環化合物である。エポキシ基とカルボキシル基との反応用の好ましい触媒は、所
望により、シリケート支持体に担持されたフェニルイミダゾール、N−ベンジル
ジメチルアミン及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン又
はトリフェニルホスフィン、商標名アクチロン(Actiron)NXJ-60 (2−プロピル
イミダゾール)、商標名アクチロン(Actiron)NXJ-60P(40重量%の固体支持体
上の60重量%の2−プロピルイミダゾール)、商標名ベシュロイニゲル(Besch
leuniger)DT3126 ([C1633N(CH3 3 + Br- )である。前記の触媒
又は触媒混合物は、好ましくは、180℃での混合物のゲル化時間(DIN 55990
に基づいて決定される)が約70秒ないし400秒、好ましくは90秒ないし3
00秒であるような量添加される。通常、約0.1重量%ないし10重量%、と
りわけ0.5重量%ないし5重量%の触媒が前記目的のために必要とされる。勿
論、本発明の組成物の成分(A) の構成要素として使用される幾つかの市販品とし
て入手可能なポリエステルは、上述の触媒又は類似の触媒の一つの所定量を既に
含んでおり、そしてその量は、触媒の上記重量%計算で考慮されるべきである;
上述の好ましいゲル化時間は、どの程度の量の触媒をまだ添加する必要があるか
の示唆を得るために使用されてよい。
【0025】 既に述べた前記成分に加えて、本発明の成分は勿論、前記成分の用途分野にお
いて変化し得、且つ当業者に公知である別の成分を含んでもよい。
【0026】 本発明の組成物をベースとする粉体塗料組成物は又、例えば、中でも、光安定
剤、硬化促進剤、染料、顔料、例えば二酸化チタン顔料、脱ガス剤、例えばベン
ドイン、及び又、更に流れ剤(flow agents) のような、表面塗料産業で慣用の添
加剤をそのために使用される慣用量で含んでもよい。適する流れ剤は、例えば、
ポリビニルブチラールのようなポリビニルアセタール、ポリエチレングリコール
、ポリビニルピロリドン、グリセロール及び、例えば、商標名モダフロー(Modaf
low)及び商標名アクリルロン(Acrylron)の下で入手可能なもののようなアクリル
混合ポリマーを包含する。
【0027】 本発明の粉体塗料組成物は、例えば、ボールミル中で、成分を一緒に混合する
ことにより簡単に製造され得る。これ以外に、より好ましい可能性は、好ましく
は、バス共混練機(Buss co-kneader) のような押出機を使用して、成分を一緒に
溶融し、ブレンドし、そして均一化し、そして冷却し、そして得られた塊状物を
微粉砕することを含む。この手法において、押出直後、又は少なくとも、それら
が僅かな時間、例えば24時間ないし48時間放置された後、本発明の粉体塗料
組成物は、硬く且つ脆くなるので、それらは容易に粉砕され得、特に有利だと証
明されている。粉体塗料混合物は、好ましくは、0.015μmないし500μ
m、とりわけ10μmないし75μmの粒径を有する。幾つかの場合、先ず最初
に、結合剤、エポキシ樹脂及び、所望により、別の成分からなる部分からマスタ
ーバッチを製造し、次の第二段階で、このマスターバッチを、前記結合剤の残部
及び残りの成分と混合し且つ均質化して、仕上げられた粉体塗料組成物を得るこ
とも利点が有り得る。
【0028】 コーティングすべき物品に適用した後、粉体塗料組成物は、少なくとも約10
0℃、好ましくは150℃ないし220℃の温度で硬化される。硬化は通常、約
5分ないし60分かかる。硬化のために必要とされる温度で安定な全ての材料、
とりわけセラミック及び金属は、コーティングに適している。基材は、本粉体塗
料組成物と相溶性の一種又はそれより多くのベース表面コーティングを既に有し
てよい。
【0029】 本粉体塗料組成物は、良好な機械特性、良好な耐候性及び良好な耐化学薬品性
を併有する良好な流動特性を示す。
【0030】実施例1: グリシジルメタクリレート(=GMA)ホモポリマーの製造
【化6】
【0031】 フリーラジカル重合は、開始剤としてAIBN(α,α’−アゾイソブチロニ
トリル)を使用して行われる。所望の低分子量(Mw又はMn)は、開始剤の量
、連鎖停止剤(この場合、アリルグリシジルエーテル)の量及び重合温度を選択
することにより達成される。この場合に使用される重合手法において、モノマー
混合物の主要部(90%)、開始剤の全量及び溶媒の主要部は、2時間以内に、
反応容器への初期投入として計量され、この初期投入量は、前記モノマー混合物
の残部(10%)及び溶媒の残部を含む。これは、重合発熱の良好な制御を可能
にし、そして再現可能な分子量を達成するために役立つ。前記反応手法の多数の
変法は、勿論、可能である;当業者は、適切な条件を決定することが簡単である
ことが判るであろう。
【0032】 重合装置は、撹拌機,還流コンデンサー,温度計,窒素パージ手段,供給受け
口及び供給ポンプ〔マスターフレックス(Masterflex)蠕動ポンプ〕を備えた加熱
可能な3000ml二重壁ジャケット反応容器からなる。メタクリル酸グリシジ
ルエステル1300.50g及びアリルグリシジルエーテル144.50gから
なるモノマー混合物を製造する。この反応容器に、前記モノマー混合物144.
50g及びメトキシプロピルアセテート(MPA,溶媒)867.00gを投入
する。供給受け口を、モノマー混合物の残部(1300.50g),MPA96
.50g及びAIBN72.25gで満たす。AIBNは均質に溶解されるべき
である。装置全体(供給受け口を含む)を、窒素で不活性化し、反応容器を内部
温度100℃(ジャケット温度105℃)に加熱し、その後供給を開始する。供
給速度は、約2時間供給を行うように選択する。撹拌速度は100回転/分であ
る。供給が完結するとき、窒素下100℃で更に2時間重合を継続する。粘稠溶
液をヘキサン中で沈殿させ、そして溶媒を傾瀉する。グリース状の残渣をアセト
ンに溶解し、そして水から沈殿させる。沈殿残渣をアセトン/水から再度、再沈
殿させる。固体ポリマーを濾別し、そして真空下で乾燥させる。下記の分析デー
タ: Tg,DSCで測定:31℃ GPC(ポリスチレンキャリブレーション):Mw=7147;Mn=2986
エポキシ価,滴定による:6.44当量/kg を有する、粉末形態の無色ポリマー1200.00gが残る。
【0033】実施例2: 別のGMAホモポリマーの製造 下記のものは、実施例1に示された手法に基き重合される: モノマー混合物:グリシジルメタクリレート144.50g+アリルグリシジル
エーテル25.50g 初期反応容器投入量:モノマー混合物17.00g+MPA102.00g 供給量:モノマー混合物153.00g+MPA11.30g+AIBN8.5
0g 下記の分析データ: Tg:42℃ GPC(ポリスチレンキャリブレーション):Mw=6099;Mn=1304
エポキシ価,滴定による:6.39当量/kg を有する粉末形態の無色ポリマー158.30gが得られる。
【0034】実施例3: GMAコポリマー(Rt2549/1)の製造 下記のものは、実施例1に示された手法に基き重合される: モノマー混合物:ブチルメタクリレート25.50g+グリシジルメタクリレー
ト127.50g+アリルグリシジルエーテル17.00g 初期反応容器投入量:モノマー混合物17.00g+MPA102.00g 供給量:モノマー混合物153.00g+MPA11.30g+AIBN8.5
0g 固体ポリマーの単離は、僅かに変形される:ロータリーエバポレーターを使用
してポリマー溶液を濃縮乾燥し、残渣をアセトンに溶解し、その後氷−水から沈
殿させる。下記の分析データ: GPC(ポリスチレンキャリブレーション):Mw=7182;Mn=1926
エポキシ価,滴定による:5.47当量/kg を有する粉末形態の無色ポリマー157.00gが得られる。
【0035】 実施例4:ジグリシジルテレフタレート(DGT)中のGMAのフリーラジカル
重合
【化7】
【0036】 ジグリシジルテレフタレート(DGT)200gを1リットル平底フラスコ内
に導入し、グリシジルメタクリレート(GMA)40g及び1,1−ビス(第三
ブチルペルオキシ)−3,3.5−トリメチルシクロヘキサン4g〔50%溶液
=アクゾ(AKZO)社製のトリゴノックス(Trigonox)29,C50〕を250mlの
先細りネックを持ったフラスコ内に導入する。二つのフラスコを互いに接続する
。DGTが溶融するまで、オイルバスにより、平底フラスコを加熱する。全ての
DGTが溶融したとき、1リットル平底フラスコを、それに接続された250m
l供給フラスコと一緒に、減圧し、そして全部で5回窒素で満たす。GMAと1
,1−ビス(第三ブチルペルオキシ)−3,3.5−トリメチルシクロヘキサン
との混合物をその後、撹拌しながら、250ml供給フラスコから溶融したDG
T内に20分以内で供給し、そしてこのバッチを、更に撹拌しながら、3.5時
間反応させる。その後の冷却において、この液体マスは固化する。 収量:236g(98%) GPC(ポリスチレンキャリブレーション):Mw=15700;Mn=892
1 エポキシ価,滴定による:6.47当量/kg
【0037】実施例5: 押出機〔英国,ザ オールド ステイブルズ(The Old Stables) のPRISM
社製の実験室押出機,〕を使用して、下記表1a及び表1bに示される粉体塗料
組成物を、60℃ないし80℃の温度で均質化する。各場合の粉体塗料組成物の
全量は、約100gないし200gである。冷却された押出物を粉砕して、約4
0μmの粒径を有する仕上げられた粉体塗料を得る。
【0038】表1a: 本発明の粉体塗料組成物の組成AないしC及び比較塗料組成物の組成E
ないしG
【表1】 1 )酸価28及びガラス転移温度Tg71℃を有する、テレフタル酸,イソフタ
ル酸及びネオペンチルグリコールをベースとするポリエステル;2 )ポリエステル中のアルキルアンモニウム塩;3 )流れ剤としてのアクリル混合ポリマー。
【0039】表1b: 本発明の粉体塗料組成物の組成HないしK及びP
【表2】 4 )下記表の酸価及びガラス転移温度を有する、テレフタル酸,イソフタル酸及
びネオペンチルグリコールをベースとするポリエステル:
【表3】 * 第一回DSN走査5 )混合物のキログラム当たり6.37当量のエポキシ価を有する、約86重量
%のDGT及び14重量%のGMAホモポリマーの混合物6 )実施例4のDGT及びGMAホモポリマーの混合物
【0040】 静電スプレーガンを使用して、本粉体塗料組成物を基材としてのQパネルに塗
布する。塗布したパネルをその後、本粉体塗料組成物を溶融させ且つ充分に硬化
させるために、オーブン中に置く。ゲル化時間,硬化温度及び硬化時間、及び又
得られた粉体樹脂被膜の厚さを、表面コーティング技術の観点から重要な得られ
た被膜の特性と一緒に、下記表2a及び表2bに示す。
【0041】表2a: 組成物A,B,C及びE,F,Gを使用して得られた塗料の、表面コー
ティング技術の観点から重要な特性
【表4】 8 )0(非常に良い)ないし18(オレンジ皮)の経験的な尺度9 )衝撃歪は、被覆された表面上に、その下側に直径20mmのボールを有する
2kgのパンチ重りを、下側を先導させながら、後(裏側)から又は前から、特
定の高さから落下させることにより、決定される。示された値は、kgによるパ
ンチ重量及びcmによる試験高さから得られたものであり、被膜にはまだ、検出
し得る損傷は存在しない。10 )DIN 53320 に基づく。試験片をアセトン中に1分間保持する。この結果を、
下記の5等級からなる尺度:0=不変;1=耐性,指の爪で傷つけることができ
ない;2=傷つけることが困難,脱脂綿パッドを着色する;3=軟化している,
容易に傷つけられ得る;4=分離又は溶解し始めている;5=完全に溶解、に従
って評価する。
【0042】表2b: 組成物HないしK,Pを使用する塗料の表面コーティング技術特性
【表5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 ターピン,フランシス フランス国,68330 フニング,リュ バ ルバネージュ 29 (72)発明者 フランシス,ジャッキス フランス国,68300 セイント ロウイス, リュ デ レクトア 36 (72)発明者 ペッシェル,クラウス ドイツ国,79639 グレンツァッハ−フィ ーレン,ベッチンゲルシュトラーセ 106 Fターム(参考) 4J036 AA05 AB07 AB17 AG06 AG07 AG13 AK11 BA02 DA02 DA05 DC05 DC40 DC46 DD07 FB11 JA03 4J038 CG122 CH172 DB222 DD061 DD071 DD081 FA252 GA06 GA07 JB01 JB06 JB32 JC10 MA14 PA02

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A) 成分(A) ,(B) 及び(C) の全量に基き80重量%ないし
    97.9重量%のポリエステル成分であって、該成分のグラム当たり全体でKO
    H10mgないし40mgの酸価を有し、且つ遊離カルボキシル基を含む一種又
    はそれより多くのポリエステルからなる成分、 (B) 成分(A) ,(B) 及び(C) の全量に基き0.2重量%ないし2重量%の成分で
    あって、又各々がキログラム当たり少なくとも3当量のエポキシ価及び800な
    いし20000の分子量(数平均Mn)を有し、且つ次式(I) : 【化1】 〔式中、R1 及びR2 は各々、互いに独立して、水素原子又はメチル基を表わす
    〕で表わされる同一又は異なる構造繰り返し単位を含む一種又はそれより多くの
    ポリマー又はコポリマーからなる成分、並びに (C) キログラム当たり少なくとも3.5当量のエポキシ価及び最大分子量600
    を有する一種又はそれより多くのモノマー状ポリグリシジル化合物からなる成分
    であって、成分(A) ,(B) 及び(C) の全量に基き、重量%による成分(C) の量は
    、100と成分(A) ,(B) 及び(C) の全量に基づく成分(A) 及び(B) の%量の合
    計との差に相当する成分、並びに (D) エポキシ基とカルボキシル基との反応用の促進剤 を含む硬化性組成物。
  2. 【請求項2】 成分(A) ,(B) 及び(C) の全量に基き、85重量%ないし9
    6重量%、とりわけ88重量%ないし95重量%の成分(A) を含む請求項1記載
    の組成物。
  3. 【請求項3】 前記ポリエステル成分(A) が、該成分のグラム当たり全体で
    KOH22mgないし38mgの酸価を有する請求項1又は2の何れかに記載の
    組成物。
  4. 【請求項4】 前記ポリエステル成分(A) を構成する前記ポリエステルが、
    4000ないし15000、とりわけ6500ないし11000(ポリスチレン
    キャリブレーションを使用するGPC測定からの重量平均Mw)の分子量及び3
    5℃ないし120℃、とりわけ50℃ないし90℃のガラス転移温度(Tg)を
    有する請求項1ないし3の何れか一項記載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記ポリエステル成分(A) を構成する前記ポリエステルが、
    主なアルコール性モノマー構成要素(群)としてネオペンチルグリコール及び/
    又はトリメチロールプロパンをベースとし、そして主な酸性モノマー構成要素(
    群)としてアジピン酸及び/又はテレフタル酸及び/又はイソフタル酸及び/又
    はトリメリト酸をベースとする請求項1ないし4の何れか一項記載の組成物。
  6. 【請求項6】 成分(A) ,(B) 及び(C) の全量に基き、0.7重量%ないし
    2重量%、とりわけ0.7重量%ないし1.8重量%の成分(B) を含む請求項1
    ないし5の何れか一項記載の組成物。
  7. 【請求項7】 成分(B) が、成分(B) 及び(C) の全重量の5重量%ないし5
    0重量%、とりわけ7.5重量%ないし25重量%を構成する請求項1ないし6
    の何れか一項記載の組成物。
  8. 【請求項8】 成分(B) が、各々、キログラム当たり少なくとも5当量のエ
    ポキシ価を有する一種又はそれより多くのポリマー又はコポリマーからなる請求
    項1ないし7の何れか一項記載の組成物。
  9. 【請求項9】 成分(B) を構成する前記ポリマー又はコポリマーが、100
    0ないし10000の分子量(数平均Mn)を有する請求項1ないし8の何れか
    一項記載の組成物。
  10. 【請求項10】 成分(B) が、次式(I) : 【化2】 〔式中、R1 及びR2 は各々、互いに独立して、水素原子又はメチル基を表わす
    〕で表わされる同一又は異なる構造繰り返し単位から実質的になるポリマーによ
    り構成される請求項1ないし9の何れか一項記載の組成物。
  11. 【請求項11】 式(I) 中のR2 が水素原子を表わす請求項1ないし10の
    何れか一項記載の組成物。
  12. 【請求項12】 成分(A) ,(B) 及び(C) の全量に基き、0.1重量%ない
    し38重量%、好ましくは5重量%ないし15重量%の成分(C) を含む請求項1
    ないし11の何れか一項記載の組成物。
  13. 【請求項13】 成分(C) が、キログラム当たり少なくとも5当量のエポキ
    シ価を有する一種又はそれより多くのポリグリシジル化合物からなる請求項1な
    いし12の何れか一項記載の組成物。
  14. 【請求項14】 成分(C) が、トリメリト酸トリグリシジルエステル、トリ
    グリシジルイソシアヌレート、ヘキサヒドロテレフタル酸ジグリシジルエステル
    、とりわけトランス−ヘキサヒドロテレフタル酸ジグリシジルエステル、ヘキサ
    ヒドロイソフタル酸ジグリシジルエステル、ヘキサヒドロトリメリト酸トリグリ
    シジルエステル、テレフタル酸ジグリシジルエステル、イソフタル酸ジグリシジ
    ルエステル及びシクロヘキサンジメタノールジグリシジルエーテルから選択され
    る一種又はそれより多くのモノマー状ポリグリシジル化合物からなる請求項1な
    いし13の何れか一項記載の組成物。
  15. 【請求項15】 成分(B) 及び(C) を合わせたエポキシ価が、キログラム当
    たり少なくとも3.5当量、好ましくは少なくとも5当量である請求項1ないし
    14の何れか一項記載の組成物。
  16. 【請求項16】 組成物中のグリシジル基対カルボキシル基のモル比が1.
    3:1ないし1:1である請求項1ないし15の何れか一項記載の組成物。
  17. 【請求項17】 請求項1ないし16の何れか一項記載の硬化性組成物をベ
    ースとする粉体塗料組成物。
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