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JPH05112738A - 粉末コーテイング組成物 - Google Patents

粉末コーテイング組成物

Info

Publication number
JPH05112738A
JPH05112738A JP4087864A JP8786492A JPH05112738A JP H05112738 A JPH05112738 A JP H05112738A JP 4087864 A JP4087864 A JP 4087864A JP 8786492 A JP8786492 A JP 8786492A JP H05112738 A JPH05112738 A JP H05112738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
composition according
minutes
epoxy resin
meth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4087864A
Other languages
English (en)
Inventor
Russell Bennett
ベネツト ラツセル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ciba Geigy AG filed Critical Ciba Geigy AG
Publication of JPH05112738A publication Critical patent/JPH05112738A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D163/00Coating compositions based on epoxy resins; Coating compositions based on derivatives of epoxy resins
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G59/00Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule; Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups
    • C08G59/02Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule
    • C08G59/04Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule of polyhydroxy compounds with epihalohydrins or precursors thereof
    • C08G59/06Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule of polyhydroxy compounds with epihalohydrins or precursors thereof of polyhydric phenols
    • C08G59/066Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule of polyhydroxy compounds with epihalohydrins or precursors thereof of polyhydric phenols with chain extension or advancing agents
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    • C08G59/02Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule
    • C08G59/12Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule of polycarboxylic acids with epihalohydrins or precursors thereof
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    • C09D133/04Homopolymers or copolymers of esters
    • C09D133/06Homopolymers or copolymers of esters of esters containing only carbon, hydrogen and oxygen, the oxygen atom being present only as part of the carboxyl radical
    • C09D133/062Copolymers with monomers not covered by C09D133/06
    • C09D133/064Copolymers with monomers not covered by C09D133/06 containing anhydride, COOH or COOM groups, with M being metal or onium-cation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L63/00Compositions of epoxy resins; Compositions of derivatives of epoxy resins

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Abstract

(57)【要約】 【目的】硬化後も機械的特性に悪影響を及ぼすことがな
く艶消し平滑コーティングを与え、しかも容易に処理し
得る、新規な粉末コーティング組成物の提供。 【構成】A)固体エポキシ樹脂、すなわち分子あたり平
均1個より多いビシナルエポキシ基および500より大
きい平均エポキシ当量を有するエポキシ樹脂;B)(メ
タ)アクリル酸と少なくとも1種の炭素原子数1ないし
18のアルキル(メタ)アクリレートとのコポリマー;
およびC)エポキシ樹脂A)のための硬化剤からなる粉
末コーティング組成物、該組成物を用いた物品のコーテ
ィング方法およびコーティングされた物品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粉末コーティング組成物
に関し、特に艶消し平滑コーティングを与える粉末コー
ティング組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】伝統的な液体コーティング組成物による
よりもむしろ、粉末コーティング組成物によるコーティ
ングの適用に商業的興味が集まっている。
【0003】特定の適用に対しては、粉末コーティング
組成物が被覆されたとき物品上に艶消し仕上げを付与す
べきことが望ましい。そのような適用の例は、反射光の
レベルが低いことが要求される乗物の内部部品を包含す
る。
【0004】粉末コーティング組成物を用いて物品上に
積層された仕上げの艶消しを調整するために試みられた
種々の異なる技術があった。
【0005】1つの試みは、組成物中のあらゆる成分と
反応しない添加剤を粉末コーティング組成物に添加する
ことだった。そのような不活性添加剤は微粉砕シリカま
たはタルクを包含する。上記不活性添加剤の使用はコー
ティングの衝撃強度ならびに粉末組成物のさらさらした
性質を損なう欠点を有し、被覆すべき物品に適用される
場合に、組成物を流体化し、そして噴霧することを困難
にする。
【0006】考慮された添加剤の別の群は粉末コーティ
ングの樹脂成分のための特定の硬化剤として作用する有
機酸塩からなるものである。これもまた、最終硬化コー
ティングの衝撃強度がしばしば不適当であり、そして、
艶消しの程度は使用される焼付時間および温度に影響さ
れやすい。
【0007】もう1つの試みはフィルム形成性樹脂自体
の変性を含む。例えば、米国特許第4419495号明
細書には、1個より多いビシナルエポキシ基を含有する
固体硬化性エポキシ樹脂、およびモノマーとしてエチレ
ンとアクリル酸とからのみ製造された約30ないし約4
0825のメルトインデックスを有するポリマーを硬化
剤の少なくとも一部として含む粉末コーティングが記載
されており、それは硬化されたとき、コーティングの6
0°光沢を低下させるのに十分な量で使用される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような状
況を考慮してなされたものであり、硬化後も機械的特性
に悪影響を及ぼすことがなく艶消し平滑コーティングを
与え、しかも容易に処理し得る、これまで提案されたこ
とのない粉末コーティング組成物の提供を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、本発明
者は、基本的エポキシ樹脂のための変性剤として(メ
タ)アクリル酸/アルキル(メタ)アクリレートコポリ
マーを用いることにより、米国特許第4419495号
に記載のものに比べ、より優れたフィルム形成性、艶消
し性および平滑性が最終的フィルムから得られることを
今見出した。
【0010】従って、本発明は、A)固体エポキシ樹
脂、すなわち分子あたり平均1個より多いビシナルエポ
キシ基および500より大きい平均エポキシ当量を有す
るエポキシ樹脂;B)(メタ)アクリル酸と少なくとも
1種の炭素原子数1ないし18のアルキル(メタ)アク
リレートとのコポリマー;およびC)エポキシ樹脂成分
A)のための硬化剤からなる粉末コーティング組成物を
提供する。
【0011】本発明の組成物の成分A)は、あらゆる慣
用の液体ポリエポキシ樹脂をエポキシ基と反応し得る2
個の基を有する2価化合物の分子不足分で先駆させるこ
とにより製造され得る。液体ポリエポキシド出発物質
は、例えば酸素原子、窒素原子または硫黄原子の1個ま
たはそれ以上に直接結合した次式I: で表される末端基を少なくとも2個有するものであって
よい。
【0012】そのような樹脂の例として、分子あたり2
個またはそれ以上のカルボン酸基を含む化合物とエピク
ロロヒドリンまたはグリセロールジクロロヒドリンとを
アルカリの存在下で反応させることにより得られるポリ
グリシジルエステルが記載され得る。そのようなポリグ
リシジルエステルは脂肪族ポリカルボン酸、例えばシュ
ウ酸、コハク酸、グルタル酸、ピメリン酸、スベリン
酸、アゼライン酸、セバシン酸または二量化もしくは三
量化リノール酸から、環状脂肪族ポリカルボン酸、例え
ばテトラヒドロフタル酸、4−メチルテトラヒドロフタ
ル酸、ヘキサヒドロフタル酸または4−メチルヘキサヒ
ドロフタル酸から、および芳香族ポリカルボン酸、例え
ばフタル酸、イソフタル酸またはテレフタル酸から誘導
され得る。
【0013】分子あたり少なくとも2個の遊離アルコー
ル性ヒドロキシル基および/またはフェノール性ヒドロ
キシル基を含む化合物とエピクロロヒドリンまたはグリ
セロールジクロロヒドリンとをアルカリ条件下または酸
触媒の存在下およびアルカリとの引き続く処理の下、反
応させることにより得られるポリグリシジルエーテルが
その他の例である。これらのエーテルは、非環状アルコ
ール例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール
および高級ポリ(オキシエチレン)グリコール、1,2
−プロパンジオール、またはポリ(オキシプロピレン)
グリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタ
ンジオール、ポリ(オキシテトラメチレン)グリコー
ル、1,5−ペンタンジオール、2,4,6−ヘキサン
トリオール、グリセロール、1,1,1−トリメチロー
ルプロパン、ペンタエリトリトール、ソルビトールまた
はポリエピクロロヒドリンから、環状脂肪族アルコー
ル、例えばレゾルシトール、キニトール、ビス(4−ヒ
ドロキシシクロヘキシル)メタン、2,2−ビス(4−
ヒドロキシシクロヘキシル)プロパンまたは1,1−ビ
ス(ヒドロキシメチル)シクロヘキセン−3から、およ
び芳香核を有するアルコール、例えばN,N−ビス(2
−ヒドロキシエチル)アニリンまたはp,p’−ビス
(2−ヒドロキシエチルアミノ)ジフェニルメタンから
製造され得る。また、それらは単核フェノール例えばレ
ゾルシノールまたはハイドロキノンから、多核フェノー
ル例えばビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、4,
4’−ジヒドロキシジフェニル、ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)スルホン、1,1,2,2−テトラキス(4
−ヒドロキシフェニル)メタン、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−
ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン(テトラ
ブロモビスフェノールAとしても知られる)から、およ
びアルデヒド例えばホルムアルデヒド、アセトアルデヒ
ド、クロラールまたはフルフルアルデヒドとフェノール
例えばフェノール自体または環において塩素原子または
炭素原子数1ないし9のアルキル基により置換されたフ
ェノール例えば4−クロロフェノール、2−メチルフェ
ノールもしくは4−第三ブチルフェノールとから形成さ
れるノボラックから製造されてもよい。
【0014】ポリ(N−グリシジル)化合物は、例え
ば、エピクロロヒドリンと少なくとも2個のアミノ水素
原子を含むアミン、例えばアニリン、n−ブチルアミ
ン、ビス(4−アミノフェニル)メタン、またはビス
(4−メチルアミノフェニル)メタンとの反応生成物の
脱塩化水素により得られるもの、トリグリシジルイソシ
アヌレート、環状アルキレン尿素例えばエチレン尿素ま
たは1,3−プロピレン尿素のN,N’−ジグリシジル
誘導体およびヒダントイン例えば5,5−ジメチルヒダ
ントインのN,N’−ジグリシジル誘導体を包含する。
【0015】ポリ(S−グリシジル)化合物の例は、ジ
チオール例えば1,2−エタンジチオールまたはビス
(4−メルカプトメチルフェニル)エーテルのジ−S−
グリシジル誘導体である。
【0016】その他のポリエポキシドは、モノカルボン
酸のエチレン性不飽和グリシジルエステル、例えばグリ
シジルアクリレートから、ホモポリマー化、およびα−
エチレン性不飽和化合物例えばアクリレートエステル、
メタクリレートエステル、スチレン、マレイン酸エステ
ルおよびフマル酸エステルとのコポリマー化により得ら
れるものを包含する。
【0017】1,2−エポキシ基が異なるヘテロ原子に
結合されているポリエポキシド、例えば4−アミノフェ
ノールのN,N,O−トリグリシジル誘導体、サリチル
酸のグリシジルエーテル/グリシジルエステル、N−グ
リシジル−N’−(2−グリシジルオキシプロピル)−
5,5−ジメチルヒダントインまたは2−グリシジルオ
キシ−1,3−ビス(5,5−ジメチル−1−グリシジ
ルヒダントイン−3−イル)プロパンを用いてもよい。
【0018】また、所望する場合には、ポリエポキシド
の混合物を使用してもよい。好ましいポリエポキシドは
ポリグリシジルエーテルおよびポリグリシジルエステル
である。特に好ましいポリエポキシドは2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンまたはビス(4−
ヒドロキシフェニル)メタンのジグリシジルエーテルで
あり、そしてキログラムあたり1.0当量より大きい
1,2−エポキシ含有量を有するものである。液体ポリ
エポキシド樹脂との反応に適当である典型的な2価化合
物はビスフェノール、特にビスフェノールAおよびテト
ラブロモビスフェノールA、単核2価フェノール例えば
レゾルシノール、およびジカルボン酸例えばヘキサヒド
ロフタル酸を包含する。
【0019】先駆は、好ましくは、液体ポリエポキシド
と2価化合物とを一緒に先駆触媒、例えば第四ホスホニ
ウムまたはアンモニウム化合物、例えばエチルトリフェ
ニルホスホニウムクロリド、−ブロミド、−ヨーダイ
ド、−アセテートまたは−ホスフェート;テトラブチル
ホスホニウムクロリド、−ブロミド、−ヨーダイドまた
は−アセテート;ベンジルトリメチル−アンモニウムク
ロリドまたはテトラメチルアンモニウムヒドロキシド;
第三アミン例えばベンジルジメチルアミンまたはトリ−
イソプロピルアミン;またはそれらの混合物の存在下で
加熱することにより行われる。
【0020】粉末コーティング組成物の成分B)はi)
アクリル酸またはメタクリル酸とii)少なくとも1種
の炭素原子数1ないし18のアルキル(メタ)アクリレ
ートとのコポリマーである。炭素原子数1ないし18の
アルキル(メタ)アクリレートコモノマーは、例えばメ
チル−、エチル−、n−プロピル−、イソプロピル−、
n−ブチル−、n−ヘキシル−、n−オクチル−、2−
エチルヘキシル−、n−デシル−、n−ドデシル−、n
−テトラデシル−、n−ヘキサデシル−もしくはn−オ
クタデシルアクリレートまたは相当するメタクリレー
ト、またはこれらの2種以下の混合物であってよい。
(メタ)アクリル酸モノマー:アルキル(メタ)アクリ
レートの比率は好ましくは1:500ないし1:5、特
に1:200ないし1:20である。固体エポキシ樹脂
成分である成分A)100重量部に対して、成分B)は
1ないし50重量部、好ましくは3ないし25重量部の
量で本発明の粉末コーティング組成物中に存在し得る。
【0021】本発明の組成物の成分A)およびB)の相
対比は艶消し(低光沢)および平滑仕上げの最良の組合
せを有する最終フィルムを製造するに際して重要である
ことが見出された。
【0022】本発明の粉末コーティング組成物の硬化剤
である成分C)は、脂肪族アミン;ジシアンジアミン;
芳香族アミン、例えばBF3 −アミン錯体のような促進
剤と一緒に通常使用される、ビス(3−アミノフェニ
ル)−およびビス(4−アミノフェニル)スルホン、お
よびビス(4−アミノフェニル)メタン;カルボン酸例
えばポリカルボン酸無水物、メチルビシクロ〔2.2.
1〕−5−ヘプテン−2,3−ジカルボン酸無水物、ピ
ロメリット酸二無水物およびベンゾフェノンテトラカル
ボン酸二無水物;フェノール化合物例えばフェノールノ
ボラック;またはポリエステル例えばポリカルボン酸例
えばフタル酸またはテレフタル酸とポリオール例えばエ
チレングリコールまたはトリメチロールプロパンとから
誘導されるものであってよい。
【0023】本発明の粉末コーティング組成物中に存在
する成分C)の硬化剤の量はエポキシ樹脂成分A)を基
準として1ないし75重量%、好ましくは4ないし50
重量%であってよい。
【0024】本発明の粉末コーティング組成物はまた、
硬化促進剤、例えばアミノ置換ピリジン、イミダゾー
ル、金属塩、第三アミン、フェノールまたはこれらの混
合物、好ましくはイミダゾール例えば2−メチルイミダ
ゾールを含み得る。
【0025】本発明の粉末コーティング組成物はまた、
1種またはそれ以上のその他の慣用の添加剤、例えば粒
子状充填剤または顔料、例えばバライト、二酸化チタ
ン、カーボンブラック、シリカ粉末、炭酸カルシウムま
たはこれらの混合物;流れ調整剤、例えばポリアクリレ
ート例えばエチルアクリレート/2−エチルヘキシルア
クリレートコポリマーおよびポリ(ブチルアクリレー
ト);テキスチャー調整添加剤、例えばガラス微小球、
金属粉末およびポリマー粉末;脱泡剤、例えばベンゾイ
ン;光沢調整添加剤、例えば無定形シリカおよびケイ
酸;およびスリップ助剤を含有してもよい。
【0026】本発明の粉末コーティング組成物は成分
の、例えばボールミル中での単純な混合により調製され
得る。また、それぞれの成分は一緒に、通常は押出機、
例えばブスコニーダー中で溶融し、次いで冷却された塊
を粉砕して粉末にしてもよい。そのようにして得られた
粉末組成物は好ましくは10ないし100μm、特に2
0ないし50μmに及ぶ粒径を有する。
【0027】本発明はまた、本発明の粉末コーティング
組成物を物品に適用し、そしてその物品に適用されたコ
ーティングを硬化させることからなり、それにより平滑
艶消しコーティングを有するコーティングされた物品が
得られる、物品のコーティング方法を提供する。本発明
はさらに、そのようにコーティングされた物品を提供す
る。
【0028】粉末コーティング組成物は物品、例えば金
属、ガラス、プラスチックまたは繊維強化プラスチック
基材に、静電吹付により、または静電によってもよい流
動床を用いることにより適用され得る。該組成物は好ま
しくは静電スプレーガンにより、例えば10ないし10
0キロボルトの電圧範囲を用いて適用される。適用され
たコーティングの厚さはコーティングすべき表面上にガ
ンを通過させる回数を変えることにより変更され得る。
本発明の粉末組成物の適用後、コーティングされた物品
は、例えば150℃ないし250℃の範囲の温度で、例
えば5ないし25分に及ぶ時間焼き付けられ、粉末コー
ティングが硬化され、そして平滑艶消し仕上げが得られ
る。
【0029】次式1または2: で表されるエポキシ樹脂が実施例18ないし21におい
て使用される。 樹脂I 式1中、nの平均値が4であり、エポキシ当量が715
−750であり、そして軟化点(DIN51920)が
95−101℃である先駆(鎖伸長)ビスフェノールA
エポキシ樹脂。 樹脂II 式1中、nの平均値が3であり、エポキシ当量が570
−595であり、そして軟化点(DIN51920)が
82−90℃である先駆(鎖伸長)ビスフェノールAエ
ポキシ樹脂。 樹脂III 式2中のnの平均値が1.6であるエポキシフェノール
ノボラックを20重量%含む、式1中のnの平均値が5
であり、エポキシ当量が518−846であり、そして
軟化点(DIN51920)が約90℃である先駆(鎖
伸長)ビスフェノールAエポキシ樹脂。 樹脂IV 式1中、nが5であり、エポキシ当量が1000−11
00であり、そして軟化点(DIN51920)が約1
10℃である先駆(鎖伸長)ビスフェノールAエポキシ
樹脂。 樹脂V 式2中、nが2.4であり、Rがメチルであり、エポキ
シ当量が217−244であり、そして軟化点(DIN
51920)が約90℃であるエポキシクレゾールノボ
ラック樹脂。
【0030】
【実施例】以下の実施例により本発明をさらに詳しく説
明する。
【0031】実施例1 水冷却器、窒素パージ、攪拌機、熱電対および添加ロー
トを備えた2リットルの5ツ口丸底ガラス反応フラスコ
にヘプタン(100g)を仕込む。100℃までの加熱
および窒素パージを攪拌されたフラスコ内容物上で開始
する。15分後、系を還流しながら、2−エチルヘキシ
ルアクリレート(1000g)、アクリル酸(20g)
および過酸化ベンゾイル(1g)を予備混合し、そして
攪拌されたフラスコ内容物に添加ロートを介して滴下し
て添加する。添加の間中、反応温度を95℃と105℃
の間に維持する。重合が進行するに従い、還流が失われ
る。120分後、102℃の温度で添加を完了する。攪
拌されたフラスコ内容物の後反応は100℃で90分間
継続される。90分後、フラスコを蒸留のために設置
し、攪拌されたフラスコ内容物の温度を190℃まで9
5分にわたって上げ、ヘプタンを留去する。
【0032】実施例2 水冷却器、窒素パージ、攪拌機、熱電対および添加ロー
トを備えた2リットルの5ツ口丸底ガラス反応フラスコ
にブタノール−2(100g)を仕込む。100℃まで
の加熱および窒素パージを攪拌されたフラスコ内容物上
で開始する。15分後、2−エチルヘキシルアクリレー
ト(1000g)、アクリル酸(20g)および過酸化
ベンゾイル(4g)を予備混合し、そして攪拌されたフ
ラスコ内容物に添加ロートを介して滴下して添加する。
添加の間中、反応温度を95℃と105℃の間に維持す
る。120分後、102℃の温度で添加を完了する。攪
拌されたフラスコ内容物の後反応は100℃で90分間
継続される。90分後、フラスコを蒸留のために設置
し、攪拌されたフラスコ内容物の温度を190℃まで9
5分にわたって上げ、ブタノール−2を留去する。
【0033】実施例3 水冷却器、窒素パージ、攪拌機、熱電対および添加ロー
トを備えた2リットルの5ツ口丸底ガラス反応フラスコ
にブタノール−1(400g)を仕込む。120℃まで
の加熱および窒素パージを攪拌されたフラスコ内容物上
で開始する。45分後、系を還流しながら、2−エチル
ヘキシルアクリレート(400g)、アクリル酸(40
0g)および過酸化ベンゾイル(2g)を予備混合し、
そして攪拌されたフラスコ内容物に添加ロートを介して
滴下して添加する。添加の間中、反応温度を115℃と
125℃の間に維持する。重合が進行するに従い、還流
が失われる。2時間後、123℃の温度で予備混合を完
了する。攪拌されたフラスコ内容物の後反応は120℃
で60分間継続される。60分後、t−ブチルパーベン
ゾエート(0.5g)を攪拌されたフラスコ内容物に滴
下して添加する。120℃での後反応が70分間継続さ
れる。70分後、フラスコを蒸留のために設置し、攪拌
されたフラスコ内容物の温度を140℃まで120分に
わたって上げ、ブタノール−1を留去する。
【0034】実施例4 水冷却器、窒素パージ、攪拌機、熱電対および添加ロー
トを備えた2リットルの5ツ口丸底ガラス反応フラスコ
にヘプタン(100g)を仕込む。100℃までの加熱
および窒素パージを攪拌されたフラスコ内容物上で開始
する。15分後、系を還流しながら、2−エチルヘキシ
ルアクリレート(1000g)、メタクリル酸(20
g)および過酸化ベンゾイル(2g)を予備混合し、そ
して攪拌されたフラスコ内容物に添加ロートを介して滴
下して添加する。添加の間中、反応温度を95℃と10
5℃の間に維持する。重合が進行するに従い、還流が失
われる。120分後、102℃の温度で予備混合を完了
する。攪拌されたフラスコ内容物の後反応は100℃で
90分間継続される。90分後、フラスコを蒸留のため
に設置し、攪拌されたフラスコ内容物の温度を190℃
まで95分にわたって上げ、ヘプタンを留去する。
【0035】実施例5 水冷却器、窒素パージ、攪拌機、熱電対および添加ロー
トを備えた2リットルの5ツ口丸底ガラス反応フラスコ
にヘプタン(200g)を仕込む。100℃までの加熱
および窒素パージを攪拌されたフラスコ内容物上で開始
する。15分後、系を還流しながら、2−エチルヘキシ
ルアクリレート(1000g)、アクリル酸(10g)
および過酸化ベンゾイル(2g)を予備混合し、そして
攪拌されたフラスコ内容物に添加ロートを介して滴下し
て添加する。添加の間中、反応温度を95℃と105℃
の間に維持する。重合が進行するに従い、還流が失われ
る。120分後、102℃の温度で予備混合を完了す
る。攪拌されたフラスコ内容物の後反応は100℃で9
0分間継続される。90分後、フラスコを蒸留のために
設置し、攪拌されたフラスコ内容物の温度を190℃ま
で95分にわたって上げ、ヘプタンを留去する。
【0036】実施例6 水冷却器、窒素パージ、攪拌機、熱電対および添加ロー
トを備えた1リットルの5ツ口丸底ガラス反応フラスコ
にヘプタン(150g)を仕込む。100℃までの加熱
および窒素パージを攪拌されたフラスコ内容物上で開始
する。15分後、系を還流しながら、2−エチルヘキシ
ルアクリレート(250g)、アクリル酸(1.5g)
および過酸化ベンゾイル(0.25g)を予備混合し、
そして攪拌されたフラスコ内容物に添加ロートを介して
滴下して添加する。添加の間中、反応温度を110より
低く維持する。重合が進行するに従い、還流が失われ
る。60分後、100℃の温度で添加を完了する。攪拌
されたフラスコ内容物の後反応は110℃で120分間
継続される。120分後、フラスコを蒸留のために設置
し、攪拌されたフラスコ内容物の温度を190℃まで1
20分にわたって上げ、ヘプタンを留去する。
【0037】実施例7 水冷却器、窒素パージ、攪拌機、熱電対および添加ロー
トを備えた1リットルの5ツ口丸底ガラス反応フラスコ
にヘプタン(150g)を仕込む。100℃までの加熱
および窒素パージを攪拌されたフラスコ内容物上で開始
する。15分後、系を還流しながら、ブチルアクリレー
ト(174g)、アクリル酸(5g)および過酸化ベン
ゾイル(0.25g)を予備混合し、そして攪拌された
フラスコ内容物に添加ロートを介して滴下して添加す
る。添加の間中、反応温度を110より低く維持する。
重合が進行するに従い、還流が失われる。60分後、1
00℃の温度で添加を完了する。攪拌されたフラスコ内
容物の後反応は110℃で120分間継続される。12
0分後、フラスコを蒸留のために設置し、攪拌されたフ
ラスコ内容物の温度を190℃まで120分にわたって
上げ、ヘプタンを留去する。
【0038】実施例8 水冷却器、窒素パージ、攪拌機、熱電対および添加ロー
トを備えた1リットルの5ツ口丸底ガラス反応フラスコ
にヘプタン(150g)を仕込む。100℃までの加熱
および窒素パージを攪拌されたフラスコ内容物上で開始
する。15分後、系を還流しながら、ラウリルメタクリ
レート(345g)、アクリル酸(5g)および過酸化
ベンゾイル(0.25g)を予備混合し、そして攪拌さ
れたフラスコ内容物に添加ロートを介して滴下して添加
する。添加の間中、反応温度を110より低く維持す
る。重合が進行するに従い、還流が失われる。60分
後、100℃の温度で添加を完了する。攪拌されたフラ
スコ内容物の後反応は110℃で120分間継続され
る。120分後、フラスコを蒸留のために設置し、攪拌
されたフラスコ内容物の温度を190℃まで120分に
わたって上げ、ヘプタンを留去する。
【0039】実施例9 水冷却器、窒素パージ、攪拌機、熱電対および添加ロー
トを備えた1リットルの5ツ口丸底ガラス反応フラスコ
にヘプタン(150g)を仕込む。100℃までの加熱
および窒素パージを攪拌されたフラスコ内容物上で開始
する。15分後、系を還流しながら、ブチルアクリレー
ト(174g)、アクリル酸(2.5g)および過酸化
ベンゾイル(0.25g)を予備混合し、そして攪拌さ
れたフラスコ内容物に添加ロートを介して滴下して添加
する。添加の間中、反応温度を110より低く維持す
る。重合が進行するに従い、還流が失われる。60分
後、100℃の温度で添加を完了する。攪拌されたフラ
スコ内容物の後反応は110℃で120分間継続され
る。120分後、フラスコを蒸留のために設置し、攪拌
されたフラスコ内容物の温度を190℃まで120分に
わたって上げ、ヘプタンを留去する。
【0040】実施例10 水冷却器、窒素パージ、攪拌機、熱電対および添加ロー
トを備えた1リットルの5ツ口丸底ガラス反応フラスコ
にヘプタン(150g)を仕込む。100℃までの加熱
および窒素パージを攪拌されたフラスコ内容物上で開始
する。15分後、系を還流しながら、ラウリルメタクリ
レート(345g)、アクリル酸(2.5g)および過
酸化ベンゾイル(0.25g)を予備混合し、そして攪
拌されたフラスコ内容物に添加ロートを介して滴下して
添加する。添加の間中、反応温度を110より低く維持
する。重合が進行するに従い、還流が失われる。60分
後、100℃の温度で添加を完了する。攪拌されたフラ
スコ内容物の後反応は110℃で120分間継続され
る。120分後、フラスコを蒸留のために設置し、攪拌
されたフラスコ内容物の温度を190℃まで120分に
わたって上げ、ヘプタンを留去する。
【0041】実施例11 水冷却器、窒素パージ、攪拌機、熱電対および添加ロー
トを備えた1リットルの5ツ口丸底ガラス反応フラスコ
にヘプタン(150g)を仕込む。100℃までの加熱
および窒素パージを攪拌されたフラスコ内容物上で開始
する。15分後、系を還流しながら、2−エチルヘキシ
ルアクリレート(125g)とブチルアクリレート(8
7g)、アクリル酸(5g)および過酸化ベンゾイル
(0.25g)を予備混合し、そして攪拌されたフラス
コ内容物に添加ロートを介して滴下して添加する。添加
の間中、反応温度を110より低く維持する。重合が進
行するに従い、還流が失われる。60分後、100℃の
温度で添加を完了する。攪拌されたフラスコ内容物の後
反応は110℃で120分間継続される。120分後、
フラスコを蒸留のために設置し、攪拌されたフラスコ内
容物の温度を190℃まで120分にわたって上げ、ヘ
プタンを留去する。
【0042】実施例12 水冷却器、窒素パージ、攪拌機、熱電対および添加ロー
トを備えた1リットルの5ツ口丸底ガラス反応フラスコ
にヘプタン(400g)を仕込む。100℃までの加熱
および窒素パージを攪拌されたフラスコ内容物上で開始
する。15分後、系を還流しながら、2−ヒドロキシエ
チルアクリレート(50g)、2−エチルヘキシルアク
リレート(200g)、アクリル酸(2g)および過酸
化ベンゾイル(0.25g)を予備混合し、そして攪拌
されたフラスコ内容物に添加ロートを介して滴下して添
加する。添加の間中、反応温度を95℃と110℃の間
に維持する。重合が進行するに従い、還流が失われる。
60分後、110℃の温度で添加を完了する。攪拌され
たフラスコ内容物の後反応は110℃で120分間継続
され、ヘプタンを留去する。120分後、フラスコを蒸
留のために設置し、攪拌されたフラスコ内容物の温度を
190℃まで120分にわたって上げ、ヘプタンを留去
する。
【0043】実施例13 水冷却器、窒素パージ、攪拌機、熱電対および添加ロー
トを備えた1リットルの5ツ口丸底ガラス反応フラスコ
にヘプタン(400g)を仕込む。100℃までの加熱
および窒素パージを攪拌されたフラスコ内容物上で開始
する。15分後、系を還流しながら、2−エチルヘキシ
ルアクリレート(250g)、アクリル酸(2g)およ
び1,1−アゾビス(1−シクロヘキサンカルボニトリ
ル)(1g)を予備混合し、そして攪拌されたフラスコ
内容物に添加ロートを介して滴下して添加する。添加の
間中、反応温度を95℃と110℃の間に維持する。重
合が進行するに従い、還流が失われる。60分後、11
0℃の温度で添加を完了する。攪拌されたフラスコ内容
物の後反応は110℃で120分間継続され、ヘプタン
を留去する。120分後、フラスコを蒸留のために設置
し、攪拌されたフラスコ内容物の温度を190℃まで1
20分にわたって上げ、ヘプタンを留去する。
【0044】実施例14 水冷却器、窒素パージ、攪拌機、熱電対および添加ロー
トを備えた1リットルの5ツ口丸底ガラス反応フラスコ
にヘプタン(400g)を仕込む。100℃までの加熱
および窒素パージを攪拌されたフラスコ内容物上で開始
する。15分後、系を還流しながら、2−エチルヘキシ
ルアクリレート(250g)、アクリル酸(2g)およ
び過酸化ベンゾイル(1g)を予備混合し、そして攪拌
されたフラスコ内容物に添加ロートを介して滴下して添
加する。添加の間中、反応温度を95℃と110℃の間
に維持する。重合が進行するに従い、還流が失われる。
60分後、110℃の温度で添加を完了する。攪拌され
たフラスコ内容物の後反応は110℃で120分間継続
され、ヘプタンを留去する。120分後、フラスコを蒸
留のために設置し、攪拌されたフラスコ内容物の温度を
190℃まで120分にわたって上げ、ヘプタンを留去
する。
【0045】実施例15 水冷却器、窒素パージ、攪拌機、熱電対および添加ロー
トを備えた1リットルの5ツ口丸底ガラス反応フラスコ
にヘプタン(400g)を仕込む。100℃までの加熱
および窒素パージを攪拌されたフラスコ内容物上で開始
する。15分後、系を還流しながら、2−エチルヘキシ
ルアクリレート(250g)、アクリル酸(2g)およ
び過酸化ベンゾイル(0.5g)を予備混合し、そして
攪拌されたフラスコ内容物に添加ロートを介して滴下し
て添加する。添加の間中、反応温度を95℃と110℃
の間に維持する。重合が進行するに従い、還流が失われ
る。60分後、110℃の温度で添加を完了する。攪拌
されたフラスコ内容物の後反応は110℃で120分間
継続され、ヘプタンを留去する。120分後、フラスコ
を蒸留のために設置し、攪拌されたフラスコ内容物の温
度を190℃まで120分にわたって上げ、ヘプタンを
留去する。
【0046】実施例16 水冷却器、窒素パージ、攪拌機、熱電対および添加ロー
トを備えた1リットルの5ツ口丸底ガラス反応フラスコ
にヘプタン(400g)を仕込む。100℃までの加熱
および窒素パージを攪拌されたフラスコ内容物上で開始
する。15分後、系を還流しながら、2−エチルヘキシ
ルアクリレート(250g)、アクリル酸(2g)およ
びジ−t−ブチルパーオキシド(1g)を予備混合し、
そして攪拌されたフラスコ内容物に添加ロートを介して
滴下して添加する。添加の間中、反応温度を95℃と1
10℃の間に維持する。重合が進行するに従い、還流が
失われる。60分後、110℃の温度で添加を完了す
る。攪拌されたフラスコ内容物の後反応は110℃で1
20分間継続され、ヘプタンを留去する。120分後、
フラスコを蒸留のために設置し、攪拌されたフラスコ内
容物の温度を190℃まで120分にわたって上げ、ヘ
プタンを留去する。
【0047】実施例17 水冷却器、窒素パージ、攪拌機、熱電対および添加ロー
トを備えた1リットルの5ツ口丸底ガラス反応フラスコ
にヘプタン(400g)を仕込む。100℃までの加熱
および窒素パージを攪拌されたフラスコ内容物上で開始
する。15分後、系を還流しながら、2−エチルヘキシ
ルアクリレート(250g)、アクリル酸(2g)およ
び1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)
ベンゼン(1g)を予備混合し、そして攪拌されたフラ
スコ内容物に添加ロートを介して滴下して添加する。添
加の間中、反応温度を95℃と110℃の間に維持す
る。重合が進行するに従い、還流が失われる。60分
後、110℃の温度で添加を完了する。攪拌されたフラ
スコ内容物の後反応は110℃で120分間継続され、
ヘプタンを留去する。120分後、フラスコを蒸留のた
めに設置し、攪拌されたフラスコ内容物の温度を190
℃まで120分にわたって上げ、ヘプタンを留去する。
【0048】実施例18 以下の方法で、実施例1−17のコポリマーを樹脂II
と混ぜ、粉末コーティング配合物中に使用のために適当
な固体生成物を得る。
【0049】コポリマーと樹脂IIとを1リットルの5
ツ口丸底ガラス反応フラスコに仕込み、栓をし、そして
オーブン内に140℃で16時間置き、樹脂を溶融させ
る。次いで、フラスコをドラフトに取り出し、そして水
冷却器、窒素パージ、攪拌機および熱電対を取りつけ
る。160℃までの加熱および窒素パージを攪拌された
フラスコ内容物上で開始する。10分後、温度は160
℃の一定となる。60分後、十分に混合した樹脂をホイ
ルトレー中に注ぎ、そして冷却させる。
【0050】実施例19 実施例1で調製したコポリマーを実施例18に記載した
方法で樹脂Iと混合する。
【0051】実施例20 実施例1で調製したコポリマーを実施例18に記載した
方法で樹脂IIIと混合する。
【0052】実施例21 実施例1で調製したコポリマーを実施例18に記載した
方法で樹脂IVが10pbwおよび樹脂Vが1pbwの
混合物と混合する。
【0053】実施例22 コーティングの組成および加工 実施例18ないし21で調製した変性エポキシ樹脂の一
部をクリスティ・ハント・スプルエメジャー(Christy H
unt Spruemajor) により粒子に粉砕する。変性エポキシ
樹脂、硬化剤、流れ調整剤マスターバッチ(GT287
4)、脱泡剤(ベンゾイン)、二酸化チタン顔料および
その他の成分を下表に示す重量でプラスチックバケット
中に入れ、密封し、そして機械的ローラーに導き、均一
なドライブレンドを確実に行う。得られたトライブレン
ド配合物を次にブスコニーダーPR46型一軸スクリュ
ー押出機により、領域1を40℃および領域2を85℃
として押出する。押出物をすぐにコールドテーブル上で
冷却し、次いでクリスティ・ハント・スプルエメジャー
を用いて微粉末に粉砕する。粉砕した粉末を75ミクロ
ン(BS410)実験室用試験篩に通す。75ミクロン
粉末コーティング配合物を脱脂軟鋼プレートにコントロ
ジョン(Controsion)PET−SRF静電吹付装置を用い
て適用する。静電的にコーティングされたプレートを次
にヘラエウス(Heraeus) LUT5050EKベント式フ
ァンオーブンにおいて180℃で焼き付ける。プレート
の滞留時間は20分である。オーブンから取り出した
後、プレートを冷却し、次いで以下の方法を用いて評価
を行う: ・外観:流れ、はじきおよびその他のフィルム欠陥の視
覚による検査 ・コーティングの厚さ:エルコメーター(Elcometer) 1
50FNミニテクターを用いて決定 ・表面光沢:シーン・インストルメンツ・データ・グロ
ス(Sheen Instruments Data Gloss)152を用いて決定 ・裏面衝撃耐性:R.E.L.落錘衝撃試験装置を用
い、BS3900:E3に従って決定 ・コーティング白色度:Dr Lange WBIを用
いて決定 これらの試験の結果を下表にまとめて示す。なお、表
中、外観の評価の意味は以下のとおりである: a=きめが細かい b=非常にきめが細かい c=ほとんど平滑 d=平滑
【0054】粉末配合物において使用された物質 硬化剤A=置換ジシアンジアミド 硬化剤B=ポリエステル樹脂 硬化剤C=フェノールノボラック GT2874=90%固体ビフスェノールAエポキシ樹
脂,10%アクロナール4F〔バスフ(BASF)社(英
国)〕 TiO2 =R−TC4グレード(チオキシド社(Tioxid
e)(英国)〕
【0055】表:粉末コーティングの組成および試験結
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 163/00 PKE 8416−4J

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A)固体エポキシ樹脂、すなわち分子あ
    たり平均1個より多いビシナルエポキシ基および500
    より大きい平均エポキシ当量を有するエポキシ樹脂;
    B)(メタ)アクリル酸と少なくとも1種の炭素原子数
    1ないし18のアルキル(メタ)アクリレートとのコポ
    リマー;およびC)エポキシ樹脂A)のための硬化剤か
    らなる粉末コーティング組成物。
  2. 【請求項2】 成分A)の固体エポキシ樹脂が、液体エ
    ポキシドをエポキシ基と反応性である2個の基を有する
    2価化合物の分子不足分で先駆させることにより製造さ
    れたものである請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 ポリエポキシドがポリグリシジルエーテ
    ルまたはポリグリシジルエステルである請求項2記載の
    組成物。
  4. 【請求項4】 ポリエポキシドが2,2−ビス(4−ヒ
    ドロキシフェニル)プロパンまたはビス(4−ヒドロキ
    シフェニル)メタンのジグリシジルエーテルであり、そ
    してキログラムあたり1.0当量より大きい1,2−エ
    ポキシ含有量を有する請求項3記載の組成物。
  5. 【請求項5】 2価化合物がビスフェノール、単核2価
    フェノールまたはジカルボン酸である請求項2ないし4
    のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 ビスフェノールがビスフェノールAまた
    はテトラブロモビスフェノールAであり、2価フェノー
    ルがレゾルシノールであり、そしてジカルボン酸がヘキ
    サヒドロフタル酸である請求項5記載の組成物。
  7. 【請求項7】 成分B)において、(メタ)アクリル酸
    成分:炭素原子数1ないし18のアルキル(メタ)アク
    リレート成分の比率が1:500ないし1:5である請
    求項1ないし6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 成分B)において、(メタ)アクリル酸
    成分:炭素原子数1ないし18のアルキル(メタ)アク
    リレート成分の比率が1:200ないし1:20である
    請求項1ないし7のいずれか1項に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 存在する成分B)の量が成分A)100
    重量部に対して1ないし50重量部である請求項1ない
    し8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 存在する成分B)の量が成分A)10
    0重量部に対して3ないし25重量部である請求項9記
    載の組成物。
  11. 【請求項11】 成分C)の硬化剤が脂肪族アミン、ジ
    シアンジアミド、芳香族アミンまたはカルボン酸、フェ
    ノール化合物またはポリエステルである請求項1ないし
    10のいずれか1項に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 硬化剤がエポキシ樹脂成分A)を基準
    として1ないし75重量%の量で存在する請求項1ない
    し11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 硬化剤がエポキシ樹脂成分A)を基準
    として4ないし50重量%の量で存在する請求項12記
    載の組成物。
  14. 【請求項14】 硬化促進剤が存在する請求項1ないし
    13のいずれか1項に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 粒子状充填剤または顔料;流れ調整
    剤;テキスチャー調整添加剤;脱泡剤;光沢調整添加
    剤;およびスリップ助剤の1種またはそれ以上もまた存
    在する請求項1ないし14のいずれか1項に記載の組成
    物。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし15のいずれか1項に
    記載の粉末コーティング組成物をコーティングすべき物
    品に適用し、そしてコーティングされた物品を硬化させ
    ることからなる物品のコーティング方法。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の方法によりコーティ
    ングされた物品。
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