JP2003282609A - 指紋認識用半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
指紋認識用半導体装置及びその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は指紋認識用半導体素子の指紋認識領
域上を指でなぞることにより指紋認識を行なう指紋認識
用半導体装置及びその製造方法に関し、指を指紋検出領
域に触れる際の操作性の向上を図ることを課題とする。 【解決手段】 指紋認識を行なう指紋認識領域15を有
した半導体素子11と、外部接続端子13と、半導体素
子11と外部接続端子13とを電気的に接続する配線基
板12とを有する指紋認識用半導体装置において、半導
体素子11を配線基板12にフリップチップ接合する。
また、配線基板12に開口部16を形成すると共に、こ
の開口部16が指紋認識領域15と対抗するよう構成す
る。
域上を指でなぞることにより指紋認識を行なう指紋認識
用半導体装置及びその製造方法に関し、指を指紋検出領
域に触れる際の操作性の向上を図ることを課題とする。 【解決手段】 指紋認識を行なう指紋認識領域15を有
した半導体素子11と、外部接続端子13と、半導体素
子11と外部接続端子13とを電気的に接続する配線基
板12とを有する指紋認識用半導体装置において、半導
体素子11を配線基板12にフリップチップ接合する。
また、配線基板12に開口部16を形成すると共に、こ
の開口部16が指紋認識領域15と対抗するよう構成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は指紋認識用半導体装
置及びその製造方法に係り、特に指紋認識用半導体素子
の指紋認識領域上を指でなぞることにより指紋認識を行
なう指紋認識用半導体装置及びその製造方法に関する。
置及びその製造方法に係り、特に指紋認識用半導体素子
の指紋認識領域上を指でなぞることにより指紋認識を行
なう指紋認識用半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】近年、セキュリティへの関心が高くなって
きており、ラップトップタイプのパーソナルコンピュー
タや携帯端末等の小型電子機器においても、第三者の不
正使用を防止する装置が設けられるようになってきてい
る。
きており、ラップトップタイプのパーソナルコンピュー
タや携帯端末等の小型電子機器においても、第三者の不
正使用を防止する装置が設けられるようになってきてい
る。
【0003】このような不正使用防止装置として、指紋
認識用半導体装置を用いて指紋を認識することにより適
正使用者か或いは不正使用者かを判別し、これにより不
正使用を防止する装置が提供されている。
認識用半導体装置を用いて指紋を認識することにより適
正使用者か或いは不正使用者かを判別し、これにより不
正使用を防止する装置が提供されている。
【0004】上記のように指紋認識用半導体装置は小型
電子機器に組み込まれるものであるため小型化を図る必
要があり、また操作者の指紋を認識するものであるため
操作者の使用性も向上させる必要がある。
電子機器に組み込まれるものであるため小型化を図る必
要があり、また操作者の指紋を認識するものであるため
操作者の使用性も向上させる必要がある。
【0005】
【従来の技術】従来、指紋照合システムを用いる指紋検
出方法には、光学式検出法と、静電容量式検出法があ
る。この内、静電容量式検出法は、指紋認識用の半導体
素子の指紋検出領域に形成された電極と指との間の静電
容量値を検知する方法である。この静電容量式検出法を
適用した指紋認識用半導体装置は、小型化を行ない易い
ため、小型電子機器等への適用が進められている。
出方法には、光学式検出法と、静電容量式検出法があ
る。この内、静電容量式検出法は、指紋認識用の半導体
素子の指紋検出領域に形成された電極と指との間の静電
容量値を検知する方法である。この静電容量式検出法を
適用した指紋認識用半導体装置は、小型化を行ない易い
ため、小型電子機器等への適用が進められている。
【0006】この静電容量式の指紋認識用半導体装置
は、指を電極に接触させて一方向になぞる(スイープす
る)ため、半導体素子の指紋検出領域を外部に露出させ
る必要がある。このため、半導体素子を封止する封止樹
脂には開口部が形成されており、この開口部を介して上
記指紋検出領域は装置外部に露出した構成となってい
る。
は、指を電極に接触させて一方向になぞる(スイープす
る)ため、半導体素子の指紋検出領域を外部に露出させ
る必要がある。このため、半導体素子を封止する封止樹
脂には開口部が形成されており、この開口部を介して上
記指紋検出領域は装置外部に露出した構成となってい
る。
【0007】また、指紋認識用半導体装置のパッケージ
構造としては、一般の半導体装置のパッケージ構造が利
用されており、具体的にはBGA(Ball Grid Array)タ
イプのパッケージ構造が多用されている。
構造としては、一般の半導体装置のパッケージ構造が利
用されており、具体的にはBGA(Ball Grid Array)タ
イプのパッケージ構造が多用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、静電
容量式の検出法では、指を半導体素子の指紋検出領域
(電極)に触れる必要があるため、指紋認識用半導体装
置に内設された半導体素子の指紋検出領域を封止樹脂よ
り露出させる必要がある。しかしながら、半導体素子の
指紋検出領域は、半導体素子の回路形成面側に形成され
ており、この回路形成面には電極も形成されている。
容量式の検出法では、指を半導体素子の指紋検出領域
(電極)に触れる必要があるため、指紋認識用半導体装
置に内設された半導体素子の指紋検出領域を封止樹脂よ
り露出させる必要がある。しかしながら、半導体素子の
指紋検出領域は、半導体素子の回路形成面側に形成され
ており、この回路形成面には電極も形成されている。
【0009】BGAタイプのパッケージ構造の場合、半
導体素子とこれを搭載した基板とはワイヤを用いて電気
的に接続されている。このため、指紋検出領域を有した
半導体素子の回路形成面にワイヤを配設しようとした場
合、ワイヤループの高さ以上に(即ち、ワイヤが封止さ
れるよう)封止樹脂を形成する必要が生じる。
導体素子とこれを搭載した基板とはワイヤを用いて電気
的に接続されている。このため、指紋検出領域を有した
半導体素子の回路形成面にワイヤを配設しようとした場
合、ワイヤループの高さ以上に(即ち、ワイヤが封止さ
れるよう)封止樹脂を形成する必要が生じる。
【0010】このため、従来の指紋認識用半導体装置
は、指が挿入される開口部が深く、指を指紋検出領域
(電極)に触れさせる際の操作性が悪いという問題点が
あった。これにより、指が指紋検出領域に適正にスイー
プできない場合が発生し、この場合には指紋検出精度が
低下するおそれがあるという問題点があった。
は、指が挿入される開口部が深く、指を指紋検出領域
(電極)に触れさせる際の操作性が悪いという問題点が
あった。これにより、指が指紋検出領域に適正にスイー
プできない場合が発生し、この場合には指紋検出精度が
低下するおそれがあるという問題点があった。
【0011】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、指を指紋検出領域に触れる際の操作性の向上を図
りうる指紋認識用半導体装置及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
あり、指を指紋検出領域に触れる際の操作性の向上を図
りうる指紋認識用半導体装置及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴
とするものである。
めに本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴
とするものである。
【0013】請求項1記載の発明は、指紋認識を行なう
指紋認識領域を有した半導体素子と、外部接続端子と、
前記半導体素子と前記外部接続端子とを電気的に接続す
る接続部材とを有する指紋認識用半導体装置において、
前記接続部材の前記指紋認識領域と対応する位置に開口
部を形成すると共に、該接続部材に前記半導体素子をフ
リップチップ接合したことを特徴とするものである。
指紋認識領域を有した半導体素子と、外部接続端子と、
前記半導体素子と前記外部接続端子とを電気的に接続す
る接続部材とを有する指紋認識用半導体装置において、
前記接続部材の前記指紋認識領域と対応する位置に開口
部を形成すると共に、該接続部材に前記半導体素子をフ
リップチップ接合したことを特徴とするものである。
【0014】上記発明によれば、半導体素子を接続部材
にフリップチップ接合したことにより、半導体素子を接
続部材にワイヤーボンディングする構成に比べ、指紋認
識用半導体装置の低背化を図ることができる。また、半
導体素子に設けられた指紋認識領域と、接続部材に形成
されている開口部を近接できるため、操作者の指を指紋
認識領域に接触し易くなり、指紋認識時の操作性を向上
させることができる。
にフリップチップ接合したことにより、半導体素子を接
続部材にワイヤーボンディングする構成に比べ、指紋認
識用半導体装置の低背化を図ることができる。また、半
導体素子に設けられた指紋認識領域と、接続部材に形成
されている開口部を近接できるため、操作者の指を指紋
認識領域に接触し易くなり、指紋認識時の操作性を向上
させることができる。
【0015】また、請求項1記載の指紋認識用半導体装
置において、前記接続部材を配線基板としてもよい。
置において、前記接続部材を配線基板としてもよい。
【0016】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の指紋認識用半導体装置において、前記半導体素子を
封止する封止樹脂を更に設け、かつ、前記接続部材が該
封止樹脂から露出するよう構成したことを特徴とするも
のである。
載の指紋認識用半導体装置において、前記半導体素子を
封止する封止樹脂を更に設け、かつ、前記接続部材が該
封止樹脂から露出するよう構成したことを特徴とするも
のである。
【0017】上記発明によれば、半導体素子が封止樹脂
によりを封止されるため、信頼性の向上を図ることがで
きる。また、樹脂封止を行なう際、接続部材が封止樹脂
から露出する構成としたため、半導体素子に設けられた
指紋認識領域は外部に近接した位置となり、操作者の指
を指紋認識領域に接触し易くなり、よって指紋認識時の
操作性を向上させることができる。
によりを封止されるため、信頼性の向上を図ることがで
きる。また、樹脂封止を行なう際、接続部材が封止樹脂
から露出する構成としたため、半導体素子に設けられた
指紋認識領域は外部に近接した位置となり、操作者の指
を指紋認識領域に接触し易くなり、よって指紋認識時の
操作性を向上させることができる。
【0018】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の指紋認識用半導体装置において、前記外部接続端子
をポスト状端子とすると共に前記封止樹脂内に位置する
よう配設し、かつ、該外部接続端子の一部が前記封止樹
脂から露出する構成としたことを特徴とするものであ
る。
載の指紋認識用半導体装置において、前記外部接続端子
をポスト状端子とすると共に前記封止樹脂内に位置する
よう配設し、かつ、該外部接続端子の一部が前記封止樹
脂から露出する構成としたことを特徴とするものであ
る。
【0019】上記発明によれば、ポスト状端子とされた
外部接続端子は封止樹脂に支持されるため、外部接続端
子が封止樹脂から離脱するようなことはなく、指紋認識
用半導体装置の信頼性を向上することができる。尚、外
部接続端子の一部は封止樹脂から露出するため、この露
出部分において電気的接続を取ることができる。
外部接続端子は封止樹脂に支持されるため、外部接続端
子が封止樹脂から離脱するようなことはなく、指紋認識
用半導体装置の信頼性を向上することができる。尚、外
部接続端子の一部は封止樹脂から露出するため、この露
出部分において電気的接続を取ることができる。
【0020】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の指紋認識用半導体装置において、前記外部接続端子
は、前記封止樹脂の前記基板が配設された面に対し反対
側の面から露出した構成であることを特徴とするもので
ある。
載の指紋認識用半導体装置において、前記外部接続端子
は、前記封止樹脂の前記基板が配設された面に対し反対
側の面から露出した構成であることを特徴とするもので
ある。
【0021】上記発明によれば、外部接続端子は、封止
樹脂の基板が配設された面(即ち半導体素子の指紋検出
領域が設けられた面)ではなく、これと反対側の面に露
出した構成となる。よって、指紋認識時に指が触れる面
に外部接続端子やこれと接続される配線等が存在しない
ため、指紋認識用半導体装置の使用性を向上させること
ができる。
樹脂の基板が配設された面(即ち半導体素子の指紋検出
領域が設けられた面)ではなく、これと反対側の面に露
出した構成となる。よって、指紋認識時に指が触れる面
に外部接続端子やこれと接続される配線等が存在しない
ため、指紋認識用半導体装置の使用性を向上させること
ができる。
【0022】また、請求項1記載の指紋認識用半導体装
置において、前記接続部材をリードフレームにより構成
とすると共に、該接続部材と外部接続端子とを一体的な
構成とすることができる。
置において、前記接続部材をリードフレームにより構成
とすると共に、該接続部材と外部接続端子とを一体的な
構成とすることができる。
【0023】この構成とした場合には、接続部材を安価
なリードフレームで実現することができ、また外部接続
端子となるリード端子をリードフレーム成形時に一括的
に形成することができる。
なリードフレームで実現することができ、また外部接続
端子となるリード端子をリードフレーム成形時に一括的
に形成することができる。
【0024】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載の指紋認識用半導体装置を製造する指紋認識用半導体
装置の製造方法において、前記半導体素子の指紋認識を
行なう指紋認識領域と前記外部接続端子の先端部とを可
撓性部材により被覆し、該被覆状態でトランスファーモ
ールドを行ない、前記封止樹脂を形成する工程を有する
ことを特徴とするものである。
載の指紋認識用半導体装置を製造する指紋認識用半導体
装置の製造方法において、前記半導体素子の指紋認識を
行なう指紋認識領域と前記外部接続端子の先端部とを可
撓性部材により被覆し、該被覆状態でトランスファーモ
ールドを行ない、前記封止樹脂を形成する工程を有する
ことを特徴とするものである。
【0025】上記発明によれば、指紋認識領域を可撓性
部材で被覆しトランスファーモールドを実施するため、
封止樹脂の形成時に指紋認識領域が損傷し、また不要樹
脂が付着することがなくなり、指紋認識用半導体装置の
歩留りを向上させることができる。
部材で被覆しトランスファーモールドを実施するため、
封止樹脂の形成時に指紋認識領域が損傷し、また不要樹
脂が付着することがなくなり、指紋認識用半導体装置の
歩留りを向上させることができる。
【0026】また、外部接続端子の先端部を可撓性部材
で被覆しトランスファーモールドを実施するため、外部
接続端子を封止樹脂から確実に露出させることができ、
これによっても指紋認識用半導体装置の歩留りを向上さ
せることができる。
で被覆しトランスファーモールドを実施するため、外部
接続端子を封止樹脂から確実に露出させることができ、
これによっても指紋認識用半導体装置の歩留りを向上さ
せることができる。
【0027】また、請求項5記載の指紋認識用半導体装
置の製造方法において、前記可撓性部材として、緩衝フ
ィルムを用いることができる。
置の製造方法において、前記可撓性部材として、緩衝フ
ィルムを用いることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。
て図面と共に説明する。
【0029】図1は、本発明の第1実施例である指紋認
識用半導体装置10A(以下、単に半導体装置という)
を示している。同図に示す半導体装置10Aは例えばパ
ーソナルコンピュータや携帯端末等の小型電子機器に搭
載され、指紋認識を行なうことにより第三者の不正使用
を防止する機能を奏するものである。この半導体装置1
0Aは、大略すると半導体素子11,配線基板12,外部
接続端子13,及び封止樹脂14等により構成されてい
る。
識用半導体装置10A(以下、単に半導体装置という)
を示している。同図に示す半導体装置10Aは例えばパ
ーソナルコンピュータや携帯端末等の小型電子機器に搭
載され、指紋認識を行なうことにより第三者の不正使用
を防止する機能を奏するものである。この半導体装置1
0Aは、大略すると半導体素子11,配線基板12,外部
接続端子13,及び封止樹脂14等により構成されてい
る。
【0030】半導体素子11は静電容量式検出法に対応
した素子であり、よって指紋認識時に指をなぞる(スイ
ープする)ための指紋認識領域15を有した構成とされ
ている。この指紋認識領域15には静電容量検出用の電
極が形成されており、よって指紋認識領域15は半導体
素子11の回路形成面(図における上面)に形成されて
いる。この回路形成面には電極パッドが形成されてお
り、この電極パッドにはバンプ17が形成されている。
このバンプ17は、例えば金バンプにより形成されてい
る。
した素子であり、よって指紋認識時に指をなぞる(スイ
ープする)ための指紋認識領域15を有した構成とされ
ている。この指紋認識領域15には静電容量検出用の電
極が形成されており、よって指紋認識領域15は半導体
素子11の回路形成面(図における上面)に形成されて
いる。この回路形成面には電極パッドが形成されてお
り、この電極パッドにはバンプ17が形成されている。
このバンプ17は、例えば金バンプにより形成されてい
る。
【0031】配線基板12は、半導体素子11と外部接
続端子13とを電気的に接続する接続部材として機能す
るものである。前記した半導体素子11は、配線基板1
2にフリップチップ接合される。
続端子13とを電気的に接続する接続部材として機能す
るものである。前記した半導体素子11は、配線基板1
2にフリップチップ接合される。
【0032】この配線基板12は、本実施例ではガラス
エポキシ基板を用いている。しかしながら、配線基板1
2はガラスエポキシ基板に限定されものではなく、他の
樹脂基板やセラミック基板を用いることも可能である。
エポキシ基板を用いている。しかしながら、配線基板1
2はガラスエポキシ基板に限定されものではなく、他の
樹脂基板やセラミック基板を用いることも可能である。
【0033】この配線基板12は、表面が後述する封止
樹脂14から露出した構成となっており、また背面は半
導体素子11と対峙した構成となっている。また、配線
基板12は、開口部16及び配線18を有した構成とさ
れている。
樹脂14から露出した構成となっており、また背面は半
導体素子11と対峙した構成となっている。また、配線
基板12は、開口部16及び配線18を有した構成とさ
れている。
【0034】開口部16は、半導体素子11の指紋認識
領域15と対向するよう形成されている。また、封止樹
脂14は、開口部16と指紋認識領域15との間には形
成されていない。よって、指紋認識領域15は、開口部
16を介して外部に露出した構成となっている。従っ
て、指を開口部16に挿入することにより、半導体素子
11の指紋認識領域15に指を接触することができ、指
紋の認識を行なうことができる。
領域15と対向するよう形成されている。また、封止樹
脂14は、開口部16と指紋認識領域15との間には形
成されていない。よって、指紋認識領域15は、開口部
16を介して外部に露出した構成となっている。従っ
て、指を開口部16に挿入することにより、半導体素子
11の指紋認識領域15に指を接触することができ、指
紋の認識を行なうことができる。
【0035】配線18は、配線基板12の半導体素子1
1と対向する側の面に形成されている。この配線18は
配線基板12にプリント配線されたものであり、一端に
前記した半導体素子11がバンプ17を用いてフリップ
チップ接合されると共に、他端には外部接続端子13が
形成される。
1と対向する側の面に形成されている。この配線18は
配線基板12にプリント配線されたものであり、一端に
前記した半導体素子11がバンプ17を用いてフリップ
チップ接合されると共に、他端には外部接続端子13が
形成される。
【0036】外部接続端子13は、本実施例ではポスト
状(柱状)とされており、半導体素子11の外周位置に
配設されている。また、外部接続端子13は、封止樹脂
14に埋設されることにより支持されると共に、その先
端部19が封止樹脂14の背面14aから突出した構成
となっている。この背面14aから突出した先端部19
が、半導体装置10Aが実装される実装基板に電気的に
接続される。このように本実施例では、ポスト状の外部
接続端子13は封止樹脂14に支持されるため、外部接
続端子13が封止樹脂14から離脱するようなことはな
く、半導体装置10Aの信頼性を向上することができ
る。
状(柱状)とされており、半導体素子11の外周位置に
配設されている。また、外部接続端子13は、封止樹脂
14に埋設されることにより支持されると共に、その先
端部19が封止樹脂14の背面14aから突出した構成
となっている。この背面14aから突出した先端部19
が、半導体装置10Aが実装される実装基板に電気的に
接続される。このように本実施例では、ポスト状の外部
接続端子13は封止樹脂14に支持されるため、外部接
続端子13が封止樹脂14から離脱するようなことはな
く、半導体装置10Aの信頼性を向上することができ
る。
【0037】封止樹脂14は例えばエポキシ系の樹脂で
あり、半導体素子11を保護すると共に外部接続端子1
3を支持する機能を奏する。このように、半導体素子1
1が封止樹脂14に封止され保護されることにより、半
導体装置10Aの信頼性の向上を図ることができる。こ
の封止樹脂14は、前記したように半導体素子11の指
紋認識領域15と対向する位置には形成されていない。
あり、半導体素子11を保護すると共に外部接続端子1
3を支持する機能を奏する。このように、半導体素子1
1が封止樹脂14に封止され保護されることにより、半
導体装置10Aの信頼性の向上を図ることができる。こ
の封止樹脂14は、前記したように半導体素子11の指
紋認識領域15と対向する位置には形成されていない。
【0038】上記したように、本実施例に係る半導体装
置10Aは、半導体素子11を配線基板12にフリップ
チップ接合した構成としている。この構成とすることに
より、半導体素子11と配線基板12とをワイヤーボン
ディングする構成に比べ、半導体素子11の回路形成面
上にワイヤループを形成するための空間を設ける必要が
なくなるため、半導体装置10Aの低背化を図ることが
できる。
置10Aは、半導体素子11を配線基板12にフリップ
チップ接合した構成としている。この構成とすることに
より、半導体素子11と配線基板12とをワイヤーボン
ディングする構成に比べ、半導体素子11の回路形成面
上にワイヤループを形成するための空間を設ける必要が
なくなるため、半導体装置10Aの低背化を図ることが
できる。
【0039】また、本実施例に係る半導体装置10Aで
は、配線基板12に開口部16を形成し、この開口部1
6が半導体素子11の指紋認識領域15と対向するよう
構成している。また、上記のように半導体素子11と配
線基板12をフリップチップ接合することにより、半導
体素子11と配線基板12は近接した構成となってい
る。従って、開口部16と指紋認識領域15とを近接さ
せることが可能となり、指紋認識を行なおうとする人の
指を指紋認識領域15に接触し易くなり、指紋認識時の
操作性を向上させることができる。
は、配線基板12に開口部16を形成し、この開口部1
6が半導体素子11の指紋認識領域15と対向するよう
構成している。また、上記のように半導体素子11と配
線基板12をフリップチップ接合することにより、半導
体素子11と配線基板12は近接した構成となってい
る。従って、開口部16と指紋認識領域15とを近接さ
せることが可能となり、指紋認識を行なおうとする人の
指を指紋認識領域15に接触し易くなり、指紋認識時の
操作性を向上させることができる。
【0040】更に、本実施例に係る半導体装置10Aで
は、外部接続端子13が封止樹脂14の背面14aか
ら、即ち封止樹脂14の配線基板12が配設された面に
対し反対側の面から露出した構成としている。この構成
とすることにより、外部接続端子13は、封止樹脂14
の配線基板12が配設された面(即ち半導体素子11の
指紋検出領域15が設けられた面)ではなく、これと反
対側の封止樹脂14の背面14aに露出した構成とな
る。
は、外部接続端子13が封止樹脂14の背面14aか
ら、即ち封止樹脂14の配線基板12が配設された面に
対し反対側の面から露出した構成としている。この構成
とすることにより、外部接続端子13は、封止樹脂14
の配線基板12が配設された面(即ち半導体素子11の
指紋検出領域15が設けられた面)ではなく、これと反
対側の封止樹脂14の背面14aに露出した構成とな
る。
【0041】よって、半導体装置10Aは、指紋認識領
域15が形成された面側に外部接続端子13やこれと接
続される配線等が存在しない構成となる。これにより、
指紋認識領域15は配線基板12の開口部16に近接
し、指紋認識領域15を外部に近い位置で露出できるた
め、半導体装置10Aの使用性を向上させることができ
る。
域15が形成された面側に外部接続端子13やこれと接
続される配線等が存在しない構成となる。これにより、
指紋認識領域15は配線基板12の開口部16に近接
し、指紋認識領域15を外部に近い位置で露出できるた
め、半導体装置10Aの使用性を向上させることができ
る。
【0042】次に、本発明の第2乃至第4実施例につい
て説明する。図2は本発明の第2実施例である半導体装
置10Bを示しており、図3は本発明の第3実施例であ
る半導体装置10Cを示しており、図4は本発明の第4
実施例である半導体装置10Dを示している。尚、図2
乃至図4において、第1実施例の説明に用いた図1と同
一構成については同一符号を付してその説明を省略す
る。また、図5以降においても同様とする。
て説明する。図2は本発明の第2実施例である半導体装
置10Bを示しており、図3は本発明の第3実施例であ
る半導体装置10Cを示しており、図4は本発明の第4
実施例である半導体装置10Dを示している。尚、図2
乃至図4において、第1実施例の説明に用いた図1と同
一構成については同一符号を付してその説明を省略す
る。また、図5以降においても同様とする。
【0043】図2に示す第2実施例に係る半導体装置1
0Bは、図1に示した半導体装置10Aに対し、外部接
続端子13の先端部19にはんだボール20を形成した
ことを特徴とするものである。また、図3に示す半導体
装置10Cは、図1に示した半導体装置10Aに対し、
外部接続端子13の先端部19にはんだプリコート部2
1を形成したことを特徴とするものである。この第2或
いは第3実施例の半導体装置10B,10Cによれば、
はんだボール20或いははんだプリコート部21が設け
られているため、各半導体装置10B,10Cを実装基
板に実装する際の実装性を向上させることができる。
0Bは、図1に示した半導体装置10Aに対し、外部接
続端子13の先端部19にはんだボール20を形成した
ことを特徴とするものである。また、図3に示す半導体
装置10Cは、図1に示した半導体装置10Aに対し、
外部接続端子13の先端部19にはんだプリコート部2
1を形成したことを特徴とするものである。この第2或
いは第3実施例の半導体装置10B,10Cによれば、
はんだボール20或いははんだプリコート部21が設け
られているため、各半導体装置10B,10Cを実装基
板に実装する際の実装性を向上させることができる。
【0044】図4に示す第4実施例に係る半導体装置1
0Dは、第1実施例に係る半導体装置10Aで用いてい
た配線基板12,外部接続端子13に代えて、リードフ
レーム22を用いたことを特徴とするものである。この
リードフレーム22は、42アロイ等の周知のリードフ
レーム材料よりなり、複数のアウターリード部23とイ
ンナーリード部24とを一体的に形成した構成とされて
いる。
0Dは、第1実施例に係る半導体装置10Aで用いてい
た配線基板12,外部接続端子13に代えて、リードフ
レーム22を用いたことを特徴とするものである。この
リードフレーム22は、42アロイ等の周知のリードフ
レーム材料よりなり、複数のアウターリード部23とイ
ンナーリード部24とを一体的に形成した構成とされて
いる。
【0045】半導体素子11は、リードフレーム22の
インナーリード部24にフリップチップ接合されてい
る。また、アウターリード部23は、封止樹脂14の外
部に延出しており、表面実装に対応するためガルウイン
グ状に折り曲げられた構成とされている。更に、封止樹
脂14には開口部16が形成されており、この開口部1
6は半導体素子11の指紋認識領域15と対向するよう
構成されている。
インナーリード部24にフリップチップ接合されてい
る。また、アウターリード部23は、封止樹脂14の外
部に延出しており、表面実装に対応するためガルウイン
グ状に折り曲げられた構成とされている。更に、封止樹
脂14には開口部16が形成されており、この開口部1
6は半導体素子11の指紋認識領域15と対向するよう
構成されている。
【0046】更に、インナーリード部24は封止樹脂1
4内に埋設された状態となるが、このインナーリード部
24より上部の封止樹脂14の厚さは、機械的強度を維
持できる範囲内において可能な限り薄く設定されてい
る。これにより、開口部16の形成部位における封止樹
脂14の厚さを小さくでき、指紋認識領域15を外部に
近づけることができる。
4内に埋設された状態となるが、このインナーリード部
24より上部の封止樹脂14の厚さは、機械的強度を維
持できる範囲内において可能な限り薄く設定されてい
る。これにより、開口部16の形成部位における封止樹
脂14の厚さを小さくでき、指紋認識領域15を外部に
近づけることができる。
【0047】また、本実施例に係る半導体装置10Dで
は、リードフレーム22として42アロイ等の安価なリ
ードフレーム材料を用いることができ、またインナーリ
ード部24とアウターリード部23はプレス加工により
一括的に加工することが可能である。このリードフレー
ム22の加工技術は既に確立した技術であり、既存の半
導体製造設備を利用して安価に加工することができる。
よって、リードフレーム22を用いることにより、半導
体装置10Dの低コスト化を図ることができる。
は、リードフレーム22として42アロイ等の安価なリ
ードフレーム材料を用いることができ、またインナーリ
ード部24とアウターリード部23はプレス加工により
一括的に加工することが可能である。このリードフレー
ム22の加工技術は既に確立した技術であり、既存の半
導体製造設備を利用して安価に加工することができる。
よって、リードフレーム22を用いることにより、半導
体装置10Dの低コスト化を図ることができる。
【0048】続いて、上記構成とされた半導体装置10
A〜10Dの製造方法について説明する。尚、以下の説
明では、第2実施例である半導体装置10Bの製造方法
を例に挙げて説明するものとする。
A〜10Dの製造方法について説明する。尚、以下の説
明では、第2実施例である半導体装置10Bの製造方法
を例に挙げて説明するものとする。
【0049】半導体装置10Bを製造するには、先ず配
線基板12を容易する。この配線基板12は、例えばF
R−4等のガラスエポキシ製の基板であり、その厚さは
0.1mm程度のものが選定されている。この配線基板12
は、予め開口部16と配線18が形成されている。
線基板12を容易する。この配線基板12は、例えばF
R−4等のガラスエポキシ製の基板であり、その厚さは
0.1mm程度のものが選定されている。この配線基板12
は、予め開口部16と配線18が形成されている。
【0050】開口部16は、配線基板12の製造時にプ
レス加工により打ち抜き加工される。また、配線18は
銅配線であり、エッチング技術を用いることにより、前
記した半導体素子11の接合位置(バンプ17の接合位
置)と外部接続端子13の形成位置とを接続する所定の
パターンで形成される。
レス加工により打ち抜き加工される。また、配線18は
銅配線であり、エッチング技術を用いることにより、前
記した半導体素子11の接合位置(バンプ17の接合位
置)と外部接続端子13の形成位置とを接続する所定の
パターンで形成される。
【0051】尚、図示及び説明の便宜上、図5乃至図1
0では一つの半導体装置10Bに対応する部分を拡大し
て示すが、実際はいわゆる多数個取りを行なうため、図
11に示すダイシング処理を実施するまでは、一つの配
線基板に複数の半導体装置10Bが同時に複数個形成さ
れる。
0では一つの半導体装置10Bに対応する部分を拡大し
て示すが、実際はいわゆる多数個取りを行なうため、図
11に示すダイシング処理を実施するまでは、一つの配
線基板に複数の半導体装置10Bが同時に複数個形成さ
れる。
【0052】上記の配線基板12が容易されると、続い
てこの配線基板12上にレジスト(図示せず)が塗布さ
れる。このレジストの高さは、後述するように半導体素
子11が実装された際、この半導体素子11の高さより
も高くなるよう設定されている。具体的には、接合され
た状態の半導体素子11の高さよりも、例えば150μm
以上高くなるよう設定される。
てこの配線基板12上にレジスト(図示せず)が塗布さ
れる。このレジストの高さは、後述するように半導体素
子11が実装された際、この半導体素子11の高さより
も高くなるよう設定されている。具体的には、接合され
た状態の半導体素子11の高さよりも、例えば150μm
以上高くなるよう設定される。
【0053】続いて、このレジストの露光現像処理が実
施され、外部接続端子13の形成位置のみレジストが除
去される。続いて、このレジストをマスクとして、外部
接続端子13の形成処理が実施される。この外部接続端
子13の形成は、メッキ法を用いて実施される。尚、メ
ッキ法は電界メッキ法を用いても無電解メッキ法を用い
ても良い。電界メッキ法を適用する場合には、配線18
を給電用の配線として使用する。
施され、外部接続端子13の形成位置のみレジストが除
去される。続いて、このレジストをマスクとして、外部
接続端子13の形成処理が実施される。この外部接続端
子13の形成は、メッキ法を用いて実施される。尚、メ
ッキ法は電界メッキ法を用いても無電解メッキ法を用い
ても良い。電界メッキ法を適用する場合には、配線18
を給電用の配線として使用する。
【0054】上記のようにして外部接続端子13が形成
されると、アッシング処理を行なうことによりレジスト
が除去される。上記処理を行なうことにより、図5に示
すように、配線基板12の配線18上に外部接続端子1
3が形成される。
されると、アッシング処理を行なうことによりレジスト
が除去される。上記処理を行なうことにより、図5に示
すように、配線基板12の配線18上に外部接続端子1
3が形成される。
【0055】上記のように外部接続端子13が形成され
ると、続いて半導体素子11を配線基板12に接合する
処理が実施される。具体的には、半導体素子11の電極
部にバンプ17を予め形成しておき、チップマウンター
を用いてこの半導体素子11を配線基板12にフリップ
チップ接合する。図6は半導体素子11が配線基板12
にフリップチップ接合される直前の状態を、また図7は
半導体素子11が配線基板12にフリップチップ接合さ
れた状態を示している。
ると、続いて半導体素子11を配線基板12に接合する
処理が実施される。具体的には、半導体素子11の電極
部にバンプ17を予め形成しておき、チップマウンター
を用いてこの半導体素子11を配線基板12にフリップ
チップ接合する。図6は半導体素子11が配線基板12
にフリップチップ接合される直前の状態を、また図7は
半導体素子11が配線基板12にフリップチップ接合さ
れた状態を示している。
【0056】前記したように半導体素子11は静電容量
式検出法に対応した素子であり、よって回路形成面に指
紋認識時に指をなぞるための指紋認識領域15が形成さ
れた構成とされている。この指紋認識領域15は、半導
体素子11を配線基板12にフリップチップ接合した
際、配線基板12に形成された開口部16と対向するよ
う構成されている。
式検出法に対応した素子であり、よって回路形成面に指
紋認識時に指をなぞるための指紋認識領域15が形成さ
れた構成とされている。この指紋認識領域15は、半導
体素子11を配線基板12にフリップチップ接合した
際、配線基板12に形成された開口部16と対向するよ
う構成されている。
【0057】上記のように半導体素子11の搭載処理が
終了すると、図8に示すように半導体素子11が搭載さ
れた配線基板12は金型25に装着され、封止樹脂14
を形成するためのトランスファーモールドが実施され
る。金型25は、上型26と下型27とにより構成され
ており、また下型27には入れ子28が組み込まれた構
成とされている。この入れ子28は、矢印で示すように
図中上下方向に移動可能な構成とされている。
終了すると、図8に示すように半導体素子11が搭載さ
れた配線基板12は金型25に装着され、封止樹脂14
を形成するためのトランスファーモールドが実施され
る。金型25は、上型26と下型27とにより構成され
ており、また下型27には入れ子28が組み込まれた構
成とされている。この入れ子28は、矢印で示すように
図中上下方向に移動可能な構成とされている。
【0058】配線基板12は、金型25に装着される
際、半導体素子11の指紋認識領域15が開口部16を
介して入れ子28と対向するよう装着される。従って、
金型25に装着された状態において、外部接続端子13
は上方に延出した構成となる。
際、半導体素子11の指紋認識領域15が開口部16を
介して入れ子28と対向するよう装着される。従って、
金型25に装着された状態において、外部接続端子13
は上方に延出した構成となる。
【0059】本実施例では、配線基板12を金型25内
に装着する際、上型26のキャビティに第1の緩衝フィ
ルム30を配設し、よって配線基板12の装着状態にお
いて外部接続端子13が第1の緩衝フィルム30に当接
するよう構成されている。また、下型27のキャビティ
には第2の緩衝フィルム31が配設されており、よって
配線基板12の装着状態において配線基板12は第2の
緩衝フィルム31に当接するよう構成されている。ま
た、配線基板12が金型25内に装着されると入れ子2
8は上動し、これにより第2の緩衝フィルム31は開口
部16を介して半導体素子11の指紋認識領域15に接
触する。
に装着する際、上型26のキャビティに第1の緩衝フィ
ルム30を配設し、よって配線基板12の装着状態にお
いて外部接続端子13が第1の緩衝フィルム30に当接
するよう構成されている。また、下型27のキャビティ
には第2の緩衝フィルム31が配設されており、よって
配線基板12の装着状態において配線基板12は第2の
緩衝フィルム31に当接するよう構成されている。ま
た、配線基板12が金型25内に装着されると入れ子2
8は上動し、これにより第2の緩衝フィルム31は開口
部16を介して半導体素子11の指紋認識領域15に接
触する。
【0060】第1及び第2の緩衝フィルム30,31
は、可撓性及び耐熱性を有した樹脂フィルムである。よ
って、金型25内に第1及び第2の緩衝フィルム30,
31配設しても、第1及び第2の緩衝フィルム30,3
1が損傷するようなことはない。また、第1及び第2の
緩衝フィルム30,31は上記のように可撓性を有する
ため、上型26と下型27とをクランプする際に緩衝効
果を発揮する。このため、上記クランプ時において、配
線基板12及び外部接続端子13が損傷することを防止
することができる。
は、可撓性及び耐熱性を有した樹脂フィルムである。よ
って、金型25内に第1及び第2の緩衝フィルム30,
31配設しても、第1及び第2の緩衝フィルム30,3
1が損傷するようなことはない。また、第1及び第2の
緩衝フィルム30,31は上記のように可撓性を有する
ため、上型26と下型27とをクランプする際に緩衝効
果を発揮する。このため、上記クランプ時において、配
線基板12及び外部接続端子13が損傷することを防止
することができる。
【0061】また、第1の緩衝フィルム30の厚さは、
上記のクランプ時において、外部接続端子13が100μ
m程度食い込む厚さに設定されている。このように、外
部接続端子13の先端部が第1の緩衝フィルム30に食
い込んだ状態で、樹脂が金型25内に圧縮注入されトラ
ンスファーモールドが行なわれる。これにより、半導体
素子11を保護すると共に、外部接続端子13を支持す
る封止樹脂14が形成される。
上記のクランプ時において、外部接続端子13が100μ
m程度食い込む厚さに設定されている。このように、外
部接続端子13の先端部が第1の緩衝フィルム30に食
い込んだ状態で、樹脂が金型25内に圧縮注入されトラ
ンスファーモールドが行なわれる。これにより、半導体
素子11を保護すると共に、外部接続端子13を支持す
る封止樹脂14が形成される。
【0062】図9は、封止樹脂14が形成された配線基
板12を示している。図8を用いて説明したように、外
部接続端子13の先端部は第1の緩衝フィルム30に食
い込んだ状態で封止樹脂14が形成される。いま、外部
接続端子13の第1の緩衝フィルム30に食い込み量を
hとすると、この外部接続端子13の第1の緩衝フィル
ム30に食い込んだ部分hは封止樹脂14に埋設されな
い。このため、外部接続端子13の先端部19は、封止
樹脂14の背面14aから寸法hだけ突出する。
板12を示している。図8を用いて説明したように、外
部接続端子13の先端部は第1の緩衝フィルム30に食
い込んだ状態で封止樹脂14が形成される。いま、外部
接続端子13の第1の緩衝フィルム30に食い込み量を
hとすると、この外部接続端子13の第1の緩衝フィル
ム30に食い込んだ部分hは封止樹脂14に埋設されな
い。このため、外部接続端子13の先端部19は、封止
樹脂14の背面14aから寸法hだけ突出する。
【0063】また、封止樹脂14の形成時において、指
紋認識領域15は第2の緩衝フィルム31に接触した状
態となっている。このため、トランスファーモールド時
において、指紋認識領域15は第2の緩衝フィルム31
により確実に保護されるため、半導体装置10Bの製造
歩留りの向上を図ることができる。また、第2の緩衝フ
ィルム31により指紋認識領域15が覆われた状態で封
止樹脂14の形成を行なうため、この形成時に不要樹脂
が指紋認識領域15に付着することを防止できる。
紋認識領域15は第2の緩衝フィルム31に接触した状
態となっている。このため、トランスファーモールド時
において、指紋認識領域15は第2の緩衝フィルム31
により確実に保護されるため、半導体装置10Bの製造
歩留りの向上を図ることができる。また、第2の緩衝フ
ィルム31により指紋認識領域15が覆われた状態で封
止樹脂14の形成を行なうため、この形成時に不要樹脂
が指紋認識領域15に付着することを防止できる。
【0064】続いて、図10に示すように、外部接続端
子13の封止樹脂14から露出した先端部19にはんだ
ボール20が形成される。この際、外部接続端子13に
コプラナリティにバラツキが存在していても、はんだボ
ール20によりコプラナリティの均一化を図ることがで
きる。尚、はんだボール20を形成する前に、外部接続
端子13に対して研磨処理を実施し、これによりコプラ
ナリティの均一化を図る構成としてもよい。
子13の封止樹脂14から露出した先端部19にはんだ
ボール20が形成される。この際、外部接続端子13に
コプラナリティにバラツキが存在していても、はんだボ
ール20によりコプラナリティの均一化を図ることがで
きる。尚、はんだボール20を形成する前に、外部接続
端子13に対して研磨処理を実施し、これによりコプラ
ナリティの均一化を図る構成としてもよい。
【0065】上記のようにはんだボール20の形成処理
が終了すると、配線基板12はダイシング装置に装着さ
れ、図11に示されるようにダイシングブレード32を
用いて個片化処理が行なわれる。これにより、配線基板
12は個々の半導体装置10Bに個片化され、これによ
り図2に示す半導体装置10Bが製造される。
が終了すると、配線基板12はダイシング装置に装着さ
れ、図11に示されるようにダイシングブレード32を
用いて個片化処理が行なわれる。これにより、配線基板
12は個々の半導体装置10Bに個片化され、これによ
り図2に示す半導体装置10Bが製造される。
【0066】尚、上記した製造方法では外部接続端子1
3をメッキ法により形成した構成としたが、外部接続端
子13の形成はメッキ法に限定されるものではなく、他
の方法を適用することも可能である。例えば、ポール状
の外部接続端子13を予め製造しておき、これを配線1
8に溶接することにより固定する構成としてもよい。
3をメッキ法により形成した構成としたが、外部接続端
子13の形成はメッキ法に限定されるものではなく、他
の方法を適用することも可能である。例えば、ポール状
の外部接続端子13を予め製造しておき、これを配線1
8に溶接することにより固定する構成としてもよい。
【0067】以上の説明に関し、更に以下の項を開示す
る。
る。
【0068】(付記1) 指紋認識を行なう指紋認識領
域を有した半導体素子と、外部接続端子と、前記半導体
素子と前記外部接続端子とを電気的に接続する接続部材
とを有する指紋認識用半導体装置において、前記接続部
材の前記指紋認識領域と対応する位置に開口部を形成す
ると共に、該接続部材に前記半導体素子をフリップチッ
プ接合したことを特徴とする指紋認識用半導体装置。
域を有した半導体素子と、外部接続端子と、前記半導体
素子と前記外部接続端子とを電気的に接続する接続部材
とを有する指紋認識用半導体装置において、前記接続部
材の前記指紋認識領域と対応する位置に開口部を形成す
ると共に、該接続部材に前記半導体素子をフリップチッ
プ接合したことを特徴とする指紋認識用半導体装置。
【0069】(付記2) 付記1記載の指紋認識用半導
体装置において、前記接続部材を配線基板により構成し
たことを特徴とする指紋認識用半導体装置。
体装置において、前記接続部材を配線基板により構成し
たことを特徴とする指紋認識用半導体装置。
【0070】(付記3) 付記2記載の指紋認識用半導体
装置において、前記半導体素子を封止する封止樹脂を更
に設け、かつ、前記接続部材が該封止樹脂から露出する
よう構成したことを特徴とする指紋認識用半導体装置。
装置において、前記半導体素子を封止する封止樹脂を更
に設け、かつ、前記接続部材が該封止樹脂から露出する
よう構成したことを特徴とする指紋認識用半導体装置。
【0071】(付記4) 付記3記載の指紋認識用半導体
装置において、前記外部接続端子をポスト状端子とする
と共に前記封止樹脂内に位置するよう配設し、かつ、該
外部接続端子の一部が前記封止樹脂から露出する構成と
したことを特徴とする指紋認識用半導体装置。
装置において、前記外部接続端子をポスト状端子とする
と共に前記封止樹脂内に位置するよう配設し、かつ、該
外部接続端子の一部が前記封止樹脂から露出する構成と
したことを特徴とする指紋認識用半導体装置。
【0072】(付記5) 付記4記載の指紋認識用半導体
装置において、前記外部接続端子は、前記封止樹脂の前
記基板が配設された面に対し反対側の面から露出した構
成であることを特徴とする指紋認識用半導体装置。
装置において、前記外部接続端子は、前記封止樹脂の前
記基板が配設された面に対し反対側の面から露出した構
成であることを特徴とする指紋認識用半導体装置。
【0073】(付記6) 付記1記載の指紋認識用半導体
装置において、前記接続部材をリードフレームにより構
成とすると共に、該接続部材と外部接続端子とを一体的
な構成としたことを特徴とする指紋認識用半導体装置。
装置において、前記接続部材をリードフレームにより構
成とすると共に、該接続部材と外部接続端子とを一体的
な構成としたことを特徴とする指紋認識用半導体装置。
【0074】(付記7) 付記1乃至6のいずれか1項に
記載の指紋認識用半導体装置において、前記半導体素子
は、静電容量式検出法にて指紋認識を行なう構成である
ことを特徴とする指紋認識用半導体装置。
記載の指紋認識用半導体装置において、前記半導体素子
は、静電容量式検出法にて指紋認識を行なう構成である
ことを特徴とする指紋認識用半導体装置。
【0075】(付記8) 付記5記載の指紋認識用半導体
装置を製造する指紋認識用半導体装置の製造方法におい
て、前記半導体素子の指紋認識を行なう指紋認識領域と
前記外部接続端子の先端部とを可撓性部材により被覆
し、該被覆状態でトランスファーモールドを行ない、前
記封止樹脂を形成する工程を有することを特徴とする指
紋認識用半導体装置の製造方法。
装置を製造する指紋認識用半導体装置の製造方法におい
て、前記半導体素子の指紋認識を行なう指紋認識領域と
前記外部接続端子の先端部とを可撓性部材により被覆
し、該被覆状態でトランスファーモールドを行ない、前
記封止樹脂を形成する工程を有することを特徴とする指
紋認識用半導体装置の製造方法。
【0076】(付記9) 付記8記載の指紋認識用半導体
装置の製造方法において、前記可撓性部材は、緩衝フィ
ルムであることを特徴とする指紋認識用半導体装置の製
造方法。
装置の製造方法において、前記可撓性部材は、緩衝フィ
ルムであることを特徴とする指紋認識用半導体装置の製
造方法。
【0077】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。
種々の効果を実現することができる。
【0078】請求項1記載の発明によれば、指紋認識用
半導体装置の低背化を図ることができると共に、操作者
の指を指紋認識領域に接触し易くなるため操作性を向上
させることができる。
半導体装置の低背化を図ることができると共に、操作者
の指を指紋認識領域に接触し易くなるため操作性を向上
させることができる。
【0079】また、請求項2記載の発明によれば、半導
体素子に設けられた指紋認識領域が外部に近接するた
め、操作者の指を指紋認識領域に接触し易くなり、よっ
て指紋認識時の操作性を向上させることができる。
体素子に設けられた指紋認識領域が外部に近接するた
め、操作者の指を指紋認識領域に接触し易くなり、よっ
て指紋認識時の操作性を向上させることができる。
【0080】また、請求項3記載の発明によれば、ポス
ト状端子とされた外部接続端子は封止樹脂に支持される
ため、外部接続端子が封止樹脂から離脱するようなこと
はなく、指紋認識用半導体装置の信頼性を向上すること
ができる。
ト状端子とされた外部接続端子は封止樹脂に支持される
ため、外部接続端子が封止樹脂から離脱するようなこと
はなく、指紋認識用半導体装置の信頼性を向上すること
ができる。
【0081】また、請求項4記載の発明によれば、指紋
認識時に指が触れる面に外部接続端子やこれと接続され
る配線等が存在しない構成にできるため、指紋認識用半
導体装置の使用性を向上させることができる。
認識時に指が触れる面に外部接続端子やこれと接続され
る配線等が存在しない構成にできるため、指紋認識用半
導体装置の使用性を向上させることができる。
【0082】また、接続部材をリードフレームにより構
成とすると共に、この接続部材と外部接続端子とを一体
的な構成とした場合には、接続部材を安価なリードフレ
ームで実現することができ、また外部接続端子となるリ
ード端子をリードフレーム成形時に一括的に形成するこ
とができる。
成とすると共に、この接続部材と外部接続端子とを一体
的な構成とした場合には、接続部材を安価なリードフレ
ームで実現することができ、また外部接続端子となるリ
ード端子をリードフレーム成形時に一括的に形成するこ
とができる。
【0083】また、請求項5記載の発明によれば、指紋
認識領域を可撓性部材で被覆しトランスファーモールド
を実施するため、封止樹脂の形成時に指紋認識領域が損
傷し、また不要樹脂が付着することがなくなり、また外
部接続端子を封止樹脂から確実に露出させることができ
るため、指紋認識用半導体装置の歩留りを向上させるこ
とができる。
認識領域を可撓性部材で被覆しトランスファーモールド
を実施するため、封止樹脂の形成時に指紋認識領域が損
傷し、また不要樹脂が付着することがなくなり、また外
部接続端子を封止樹脂から確実に露出させることができ
るため、指紋認識用半導体装置の歩留りを向上させるこ
とができる。
【図1】本発明の第1実施例である指紋認識用半導体装
置を示す断面図である。
置を示す断面図である。
【図2】本発明の第2実施例である指紋認識用半導体装
置を示す断面図である。
置を示す断面図である。
【図3】本発明の第3実施例である指紋認識用半導体装
置を示す断面図である。
置を示す断面図である。
【図4】本発明の第4実施例である指紋認識用半導体装
置を示す断面図である。
置を示す断面図である。
【図5】本発明の一実施例である指紋認識用半導体装置
の製造方法の内、外部接続端子を形成する工程を説明す
るための図である。
の製造方法の内、外部接続端子を形成する工程を説明す
るための図である。
【図6】本発明の一実施例である指紋認識用半導体装置
の製造方法の内、半導体素子を配線基板に搭載する工程
を説明するための図である(その1)。
の製造方法の内、半導体素子を配線基板に搭載する工程
を説明するための図である(その1)。
【図7】本発明の一実施例である指紋認識用半導体装置
の製造方法の内、半導体素子を配線基板に搭載する工程
を説明するための図である(その2)。
の製造方法の内、半導体素子を配線基板に搭載する工程
を説明するための図である(その2)。
【図8】本発明の一実施例である指紋認識用半導体装置
の製造方法の内、封止樹脂を形成する工程を説明するた
めの図である(その1)。
の製造方法の内、封止樹脂を形成する工程を説明するた
めの図である(その1)。
【図9】本発明の一実施例である指紋認識用半導体装置
の製造方法の内、封止樹脂を形成する工程を説明するた
めの図である(その2)。
の製造方法の内、封止樹脂を形成する工程を説明するた
めの図である(その2)。
【図10】本発明の一実施例である指紋認識用半導体装
置の製造方法の内、はんだボールを外部接続端子に配設
する工程を説明するための図である。
置の製造方法の内、はんだボールを外部接続端子に配設
する工程を説明するための図である。
【図11】本発明の一実施例である指紋認識用半導体装
置の製造方法の内、半導体装置を個片化する工程を説明
するための図である。
置の製造方法の内、半導体装置を個片化する工程を説明
するための図である。
10A〜10D 半導体装置
12 配線基板
13 外部接続端子
14 封止樹脂
15 指紋認識領域
16 開口部
17 バンプ
18 配線
20 はんだボール
21 はんだプリコート部
22 リードフレーム
25 金型
28 入れ子
30 第1の緩衝フィルム
31 第2の緩衝フィルム
32 ダイシングブレード
Claims (5)
- 【請求項1】 指紋認識を行なう指紋認識領域を有した
半導体素子と、 外部接続端子と、 前記半導体素子と前記外部接続端子とを電気的に接続す
る接続部材とを有する指紋認識用半導体装置において、 前記接続部材の前記指紋認識領域と対応する位置に開口
部を形成すると共に、該接続部材に前記半導体素子をフ
リップチップ接合したことを特徴とする指紋認識用半導
体装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の指紋認識用半導体装置に
おいて、 前記半導体素子を封止する封止樹脂を更に設け、 かつ、前記接続部材が該封止樹脂から露出するよう構成
したことを特徴とする指紋認識用半導体装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の指紋認識用半導体装置に
おいて、 前記外部接続端子をポスト状端子とすると共に前記封止
樹脂内に位置するよう配設し、 かつ、該外部接続端子の一部が前記封止樹脂から露出す
る構成としたことを特徴とする指紋認識用半導体装置。 - 【請求項4】 請求項2または3記載の指紋認識用半導
体装置において、 前記外部接続端子は、前記封止樹脂の前記基板が配設さ
れた面に対し反対側の面から露出した構成であることを
特徴とする指紋認識用半導体装置。 - 【請求項5】 請求項4記載の指紋認識用半導体装置を
製造する指紋認識用半導体装置の製造方法において、 前記半導体素子の指紋認識を行なう指紋認識領域を有し
た指紋認識領域と前記外部接続端子の先端部とを可撓性
部材により被覆し、該被覆状態でトランスファーモール
ドを行ない、前記封止樹脂を形成する工程を有すること
を特徴とする指紋認識用半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002089533A JP2003282609A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 指紋認識用半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002089533A JP2003282609A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 指紋認識用半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003282609A true JP2003282609A (ja) | 2003-10-03 |
Family
ID=29235090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002089533A Pending JP2003282609A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 指紋認識用半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003282609A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005346271A (ja) * | 2004-06-01 | 2005-12-15 | Fujitsu Ltd | 指紋センサーパッケージ |
JP2006128625A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-05-18 | Oki Electric Ind Co Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
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US10824835B2 (en) | 2017-10-12 | 2020-11-03 | Fujitsu Connected Technologies Limited | Electronic device |
-
2002
- 2002-03-27 JP JP2002089533A patent/JP2003282609A/ja active Pending
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KR102452631B1 (ko) * | 2017-04-18 | 2022-10-11 | 하나 마이크론(주) | 정전기 및 충격 보호 구조를 갖는 반도체 패키지 |
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