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JP2003152220A - 半導体発光素子の製造方法および半導体発光素子 - Google Patents

半導体発光素子の製造方法および半導体発光素子

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Publication number
JP2003152220A
JP2003152220A JP2001350838A JP2001350838A JP2003152220A JP 2003152220 A JP2003152220 A JP 2003152220A JP 2001350838 A JP2001350838 A JP 2001350838A JP 2001350838 A JP2001350838 A JP 2001350838A JP 2003152220 A JP2003152220 A JP 2003152220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
light emitting
emitting device
semiconductor light
columnar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001350838A
Other languages
English (en)
Inventor
Norikatsu Koide
典克 小出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001350838A priority Critical patent/JP2003152220A/ja
Priority to US10/286,055 priority patent/US6703253B2/en
Priority to TW091132486A priority patent/TW589748B/zh
Priority to CN02157516.9A priority patent/CN1208849C/zh
Publication of JP2003152220A publication Critical patent/JP2003152220A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10HINORGANIC LIGHT-EMITTING SEMICONDUCTOR DEVICES HAVING POTENTIAL BARRIERS
    • H10H20/00Individual inorganic light-emitting semiconductor devices having potential barriers, e.g. light-emitting diodes [LED]
    • H10H20/80Constructional details
    • H10H20/81Bodies
    • H10H20/813Bodies having a plurality of light-emitting regions, e.g. multi-junction LEDs or light-emitting devices having photoluminescent regions within the bodies

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  • Led Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 Si基板を使用した窒化物半導体発光素子に
おいて、Si基板と窒化物半導体との界面におけるクラ
ックの発生を防止する。 【解決手段】 半導体発光素子の製造方法は、一般式I
xGayAlzN(但し、x+y+z=1、0≦x≦
1、0≦y≦1、0≦z≦1)で表される窒化ガリウム
系化合物半導体層から成る複数の第1柱状多層構造体を
基板上に形成した半導体発光素子の製造方法であって、
シリコン基板11上に溝12を形成する第1工程と、複
数の第1柱状多層構造体20を、それぞれが溝によって
互いに分離されるように基板上に形成する第2工程とを
包含する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体発光素子お
よびその製造方法に関し、特に、シリコン基板(Si基
板)上に発光層として窒化物半導体層が設けられた半導
体発光素子およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】GaN、InN、AlN、あるいはそれ
らの混晶半導体等の窒化物半導体材料を使用した発光素
子は、通常、サファイア基板上に、窒化物半導体膜、例
えば、InxGa1-xN結晶を発光層として設けられてい
る。
【0003】しかしながら、近時、サファイア基板より
も安価であって大きな面積のシリコン(Si)基板が製
造されるようになっており、サファイア基板に代えて、
このようなSi基板を使用することにより、窒化物半導
体発光素子を安価に製造することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】Si基板を使用して窒
化物半導体発光素子を製造する場合、窒化物半導体膜
は、Si基板に比べて熱膨張係数が大きいために、高温
でエピタキシャル成長を行った後に、温度が室温にまで
低下すると、Si基板と窒化物半導体膜との熱膨張係数
の差によって、窒化物半導体膜がSi基板よりも大きく
収縮する。
【0005】図13は、Si基板を使用した窒化物半導
体発光素子の概略構成図である。図13に示すように、
Si基板91上に窒化物半導体膜92を、高温によって
エピタキシャル成長させた後に、室温にまで温度が低下
すると、窒化物半導体膜92が大きく収縮することによ
り、Si基板91と窒化物半導体膜92との界面におい
て引っ張り応力が加わり、クラック93が発生するおそ
れがある。
【0006】このようなクラックが発生すると、ダブル
へテロ構造の窒化物半導体発光素子では、発光に寄与し
ない無効なリーク電流が増加し、高輝度にて発光させる
ことができなくなる。Si基板を使用して、長寿命でか
つ高輝度な窒化物半導体発光素子を製造するためには、
このようなクラックの発生を防ぐことが不可欠である。
【0007】図14は、従来の他の窒化物半導体発光素
子の製造工程を示す概略断面図である。この窒化物半導
体発光素子は、複数の開口部(ウィンドウ)42Bが形
成されたマスク層41Bを酸化膜等によってSi基板9
1A上に形成し、その後に、このマスク層41Bが形成
された開口部42Bに窒化物半導体膜92Aをエピタキ
シャル成長させることによって製造されている。従っ
て、Si基板91Aと窒化物半導体膜92Aとの界面に
おいて引っ張り応力が緩和され、クラックの発生が防止
される。
【0008】しかしながら、この方法を用いると、開口
部42Bの大きさ、マスク層41Bの幅、マスク層41
Bの材質、成長温度および成長速度によって、エピタキ
シャル成長のための原材料がマスク層41B上に溜ま
り、開口部42Bにおけるマスク層41Bの近傍におい
て原材料の濃度が高くなる。その結果、図14に示すよ
うに、エピタキシャル成長した窒化物半導体膜92Aに
は、開口部42Bの中央よりも3倍程度に厚くなる端成
長と呼ばれる成長が、開口部42Bの周縁部において生
ずる。
【0009】このように、マスク層41Bに形成された
開口部42Bに窒化物半導体膜92Aをエピタキシャル
成長させると、開口部42Bの中央においてはクラック
の発生を防ぐことができるけれども、開口部42Bの周
縁部において端成長した厚みの厚い部分に局所的な歪が
大きく加わるために、この開口部42Bの周縁部におい
てクラックが発生するおそれがあるという問題がある。
【0010】このように、Si基板のように窒化物半導
体膜よりも熱膨張係数の小さい基板を用いると、単にマ
スク層41Bに形成した開口部42Bに窒化物半導体膜
92Aをエピタキシャル成長させるだけでは、クラック
を未然に防ぎ、長寿命で高輝度な窒化物半導体発光素子
を製造することは困難である。
【0011】本発明の目的は、Si基板を使用した窒化
物半導体発光素子において、Si基板と窒化物半導体と
の界面におけるクラックの発生を防止することができる
半導体発光素子の製造方法および半導体発光素子を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体発光
素子の製造方法は、一般式InxGayAlzN(但し、
x+y+z=1、0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦
1)で表される窒化ガリウム系化合物半導体層から成る
複数の第1柱状多層構造体を基板上に形成した半導体発
光素子の製造方法であって、該基板上に溝を形成する第
1工程と、該第1工程によって形成された該溝によって
互いに分離されるように、該複数の第1柱状多層構造体
を該基板上に形成する第2工程とを包含することを特徴
とし、そのことにより上記目的が達成される。
【0013】前記第2工程の後に、前記溝に堆積した堆
積物を除去する第3工程と、該第3工程によって該堆積
物が除去された該溝上に、各第1柱状多層構造体を相互
に絶縁する絶縁膜を形成する第4工程とをさらに包含し
てもよい。
【0014】前記第4工程の後に、各第1柱状多層構造
体同士を相互に電気的に接続する透明電極を形成する工
程をさらに包含してもよい。
【0015】前記第4工程の後に、各第1柱状多層構造
体に透明電極をそれぞれ形成し、そして、各第1柱状多
層構造体毎に前記シリコン基板を分割する工程とをさら
に包含してもよい。
【0016】前記溝は、格子状に形成された互いに直交
する複数本の溝であり、前記基板は、該複数本の溝によ
って囲まれた複数の第1および第2領域を有しており、
該複数の第1および第2領域は、それぞれが千鳥状に配
置されており、前記第1工程の前に、前記基板上の全面
を覆うようにマスク層を形成し、該基板上に形成される
べき前記溝に沿って該マスク層を除去する工程をさらに
包含しており、前記第2工程は、各第1領域に形成され
たマスク層をそれぞれ除去して、該マスク層が除去され
た各第1領域に前記第1柱状多層構造体を形成する工程
と、各第2領域に形成されたマスク層を除去して、該マ
スク層が除去された各第2領域に第2柱状多層構造体を
形成する工程とをさらに包含してもよい。
【0017】前記基板の熱膨張係数よりも前記第1柱状
多層構造体の熱膨張係数が大であってもよい。
【0018】前記基板はシリコン基板であってもよい。
【0019】前記溝の深さは、前記基板に垂直な方向に
沿った前記柱状多層構造体の厚さの50%以上、かつ1
0μm以下になっており、該溝の幅は2μm以上10μ
m以下になっていてもよい。
【0020】前記溝は、互いに直交する複数本の溝であ
ってもよい。
【0021】本発明に係る半導体発光素子は、本発明に
係る半導体発光素子の製造方法によって製造され、その
ことにより上記目的が達成される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本明細書において、「柱状多層構
造体」とは、Si基板上の一部においてエピタキシャル
成長させた窒化物半導体膜とする。「半導体発光素子」
とは、Si基板上に複数個の柱状多層構造体が形成され
た発光素子とする。
【0023】(実施の形態1)図1は、本発明の半導体
発光素子の実施の形態である窒化物半導体発光素子10
0の一例を示す概略断面図、図2は、窒化物半導体発光
素子100の概略平面図である。
【0024】この窒化物半導体発光素子100は、(1
11)基板であるSi基板11を有している。このSi
基板11の表面には、窒化物半導体膜を成長させる複数
の絶縁膜開口部32が形成された絶縁膜31が設けられ
ており、各絶縁膜開口部32内に、柱状多層構造体20
がそれぞれ設けられている。絶縁膜31は、例えば、S
iO2によって構成されている。
【0025】Si基板11に設けられた絶縁膜31は、
Si基板11の表面に形成された溝12上に設けられて
いる。この溝12は、Si基板11の一方のコーナー部
を除いて格子状に設けられている。各絶縁膜開口部32
は、格子状に設けられた溝12によって囲まれており、
Si基板11の一方のコーナー部を除いてマトリックス
状に設けられている。各絶縁膜開口部32は、絶縁膜3
1を貫通しており、各絶縁膜開口部32内に、Si基板
11の表面が露出している。各絶縁膜開口部32は、そ
れぞれ正方形状になっており、Si基板11上に結晶成
長される窒化物半導体材料の結晶成長の方向である<1
1−2>方向および<1−10>方向に沿ってマトリク
ス状に配置されている。
【0026】絶縁膜31の各絶縁膜開口部32内に設け
られた窒化物半導体材料の柱状多層構造体20は、Si
をドーピングしたn−AlInNによって構成されたバ
ッファ層21を有しており、このバッファ層21がSi
基板11の表面に積層されている。バッファ層21上に
は、n−GaInNによって構成された第1のクラッド
層22と、InxGa1-xNによって構成された発光層2
3と、p−AlGaInNによって構成されたキャリア
ブロック層24と、p−GaInNによって構成された
第2のクラッド層25とが、この順番に積層されてお
り、これにより、柱状多層構造体20が形成されてい
る。この柱状多層構造体20は、設計膜厚26の厚さを
有している。
【0027】この柱状多層構造体20は、絶縁膜31内
に埋設した状態に形成されている。絶縁膜31の上面に
は、ほぼ全面にわたって透明電極16が積層されてお
り、これにより、絶縁膜31から露出した各柱状多層構
造体20の上面と透明電極16とが接触される。従っ
て、全ての柱状多層構造体20の第2クラッド層25
は、透明電極16と直接接触しており、全ての柱状多層
構造体20が相互に電気的に接続されている。
【0028】絶縁膜31のコーナー部の上面を覆う透明
電極16上には、透明電極16に対して外部から電流を
供給するための円柱状のボンディング電極17が設けら
れている。また、Si基板11の裏面には、裏面電極1
9が設けられている。
【0029】InxGa1-xNによって構成された発光層
23は、Inの組成比xを変更することにより、バンド
間の発光波長を、紫外域から赤色域まで変更することが
できる。本実施の形態では、全ての柱状多層構造体20
の発光層23から青色光が発光されるように、Inの組
成比xが設定されている。
【0030】p型のp−GaInNによって構成された
第2のクラッド層25に接続される透明電極16は、2
0nm以下の膜厚の金属膜もしくはITO膜によって構
成されている。ITO膜には、Ta、Co、Rh、N
i、Pd、Pt、Cu、Ag、Auのいずれかの金属を
含むことが好ましい。
【0031】Si基板11の裏面に設けられた裏面電極
19は、金属によって構成されており、特に、Al、T
i、Zr、Hf、V、Nbのいずれかを含むことが好ま
しい。
【0032】このような構成の窒化物半導体発光素子1
00は、次のようにして製造される。図3は、溝12を
形成したシリコン基板11の概略断面図である。まず、
Si基板11を洗浄した後に、フォトリソグラフィーお
よびエッチング技術によって、柱状多層構造体20を成
長させるための複数の開口部を除いて、溝12を所定の
格子状に形成する。溝12の幅W1は約5ミクロンであ
り、溝12の深さH1は約5ミクロンである。柱状多層
構造体20を選択成長させるための開口部の幅W3は、
約100ミクロンである。
【0033】開口部の幅W3は、50ミクロン以上15
0ミクロン以下が好ましい。開口部の幅W3が200ミ
クロンよりも大きくなると、Si基板11とエピタキシ
ャル成長する柱状多層構造体20との間の熱膨張係数の
差に起因する熱歪によってクラックが生じやすい。
【0034】この溝12は、リアクティブ・イオン・エ
ッチング(RIE)による方法によって形成することが
でき、さらには、HF、HNO3、酢酸からなる混酸に
代表される酸を用いSiをエッチングする方法によって
形成することもできる。
【0035】溝12の幅W1は、2ミクロン以上が好ま
しい。溝12の幅W1が2ミクロンよりも狭いと、選択
性が悪化し、隣り合う柱状多層構造体20同士が合体す
るために、クラックが生じやすい。溝12の深さH1が
溝12の幅W1よりも大きいと、隣り合う柱状多層構造
体20同士は合体することがなく、クラックが生じない
という良好な結果を得ることができる。
【0036】溝12の深さH1は、柱状多層構造体20
の設計膜厚26の50%以上にすることが好ましい。溝
12の深さH1が柱状多層構造体20の設計膜厚26の
50%よりも小さいと、溝12に堆積した半導体膜が開
口部において成長した半導体膜と合体するために、クラ
ックが生じやすい。溝12の深さH1は、10ミクロン
以下であることが好ましい。溝12の深さH1が10ミ
クロンよりも大きいと、溝12の側壁に半導体膜が多結
晶として堆積するために、半導体発光素子のリーク電流
が発生し、半導体発光素子の特性が劣化し、発光効率が
悪化する。この場合は、溝12の側壁に酸化膜等のマス
クを形成すると、半導体膜が堆積することを未然に防止
することができる。
【0037】溝12の形状は、隣接する半導体膜を分離
することを主な目的としているので、2段階さらには数
段階の段差を有していてもよく、スクライビング技術、
異方性エッチング等を用いてV字型構造にしてもよい。
【0038】このようにして、柱状多層構造体20を成
長させるための複数の開口部を除いて、所定の格子状に
溝12が形成されると、Si基板11の表面を洗浄した
後に溝12が形成されたSi基板11を、MOCVD装
置内に配置する。そして、MOCVD装置内にSi基板
11が配置されると、水素(H2)雰囲気中において、
約1100℃の高温によって、Si基板11を洗浄す
る。
【0039】図4は、窒化物半導体発光素子の製造工程
を示す概略断面図である。MOCVD装置内に、キャリ
アガスとしてN2を10L/分の流量で供給しつつ、8
00℃の温度にて、NH3を5L/分の流量で、また、
トリメチルアルミニューム(TMA)を20μmol/
分の流量で、さらに、トリメタルインジューム(TM
I)を、137μmol/分の流量で、それぞれ供給
し、さらに、数秒後に、SiH4ガスを装置内に導入す
ることにより、Siドーピングを行ったAl0.85In
0.15Nバッファ層21を、柱状多層構造体20を選択成
長させるための開口部に、約30nmの厚さで結晶成長
させる。
【0040】なお、このMOVPE法における結晶成長
において、III族原料ガスである有機金属(TMA、
TMI)を、V族原料のNH3ガスよりも数秒先に供給
することにより、Al0.85In0.15Nバッファ層21を
平坦にすることができる。NH3ガスを有機金属よりも
先に供給する場合には、Si基板11の表面が窒化され
るが、有機金属をNH3ガスよりも先に供給することに
より、Si基板11の表面が窒化されることが防止され
て、Si基板11と窒化物半導体との界面となるSi基
板11の表面に、III族元素が配列されることによる
ものと考えられる。有機金属をNH3ガスよりも数秒先
に供給するタイミングはMOCVD装置によって異な
る。
【0041】また、Al0.85In0.15Nバッファ層21
を、Si基板11上に、同じIn組成を保ちつつ結晶成
長させて形成する際に、Si基板11との界面となるA
0. 85In0.15Nバッファ層21の下部にAlの混晶比
がより高い厚さ20nmのAl0.95In0.05N層を設け
ることにより、さらに、柱状多層構造体20とSi基板
11との界面の状態が良好になる。
【0042】Al0.85In0.15Nバッファ層21が形成
されると、続いて、同じく800℃の温度で、TMAの
供給を停止し、トリメチルガリウム(TMG)を約20
μmol/分の流量で、TMIを約100μmol/分
の流量で、それぞれ導入し、SiドープGa0.92In
0.08Nを結晶成長させて、約300nmの厚さのn型の
第1のクラッド層22を形成する。
【0043】n型の第1のクラッド層22としては、A
0.85In0.15Nバッファ層21を堆積した後、その成
長温度を高温に上げることによって得られるGaN膜を
使用してもよく、また、Inを含み、Alを含まないG
aInNの膜を用いてもよい。GaInN膜の場合に
は、成長温度を高温に上げることなく、低温成長が可能
になり、SI基板11におけるクラックの発生を抑制す
ることができる。
【0044】その後、TMA、TMI、TMGの供給を
それぞれ停止して、基板温度を760℃まで低下させ
て、インジウム原料であるトリメチルインジウム(TM
I)を6.5μmol/分の流量で、TMGを2.8μ
mol/分の流量で、それぞれ導入し、In0.18Ga
0.82Nよりなる厚さ3nmの井戸層を成長させる。その
後、再び、850℃まで温度を上昇し、TMGを14μ
mol/分の流量で導入して、GaNによって構成され
た障壁層を成長させる。以後、同様にして、井戸層およ
び障壁層の成長を繰り返すことにより、合計5層の井戸
層と、井戸層の間および井戸層上に設けられた合計5層
の障壁層とを有する多量子井戸層(MQW)を形成す
る。これにより、発光層23が形成される。
【0045】発光層23の形成が終了すると、最後の障
壁層の成長と同様の温度で、TMGを11μmol/分
の流量、TMAを1.1μmol/分の流量、TMIを
40μmol/分の流量で、それぞれ導入するととも
に、p型ドーピングガス原料であるビスシクロペンタジ
エニルマグネシウム(Cp2Mg)を10nmol/分
の流量で供給し、MgをドーピングしたAl0.20Ga
0.75In0.05を結晶成長することにより、50nmの厚
さのp型キャリアブロック層24を形成する。
【0046】p型キャリアブロック層24の成長が終了
すると、同様の成長温度で、TMAの供給を停止し、M
gをドーピングしたGaN層を結晶成長させて、100
nmの厚さのp型の第2クラッド層25を形成する。
【0047】このようにして、Si基板11に柱状多層
構造体20がそれぞれ形成されると、TMG、TMI、
Cp2Mgの供給を停止した後に、室温にまで冷却し
て、MOCVD装置から取り出す。
【0048】このようにSi基板11上に溝12を形成
すると、柱状多層構造体20は、Si基板11の表面に
平行な方向に沿って均一な厚さで成長し、端成長が生ず
ることがなかった。このため、クラックの発生を抑制す
ることができた。
【0049】このようにして、図4に示すように、柱状
多層構造体20がエピタキシャル成長した基板11に、
スパッタ法またはCVD法を用いてシリコン酸化膜を堆
積させる。そして、フォトリソグラフィー技術を用いる
ことによってエッチング用のマスクを形成した後、図5
に示すように、溝12に堆積した堆積物26またはエピ
タキシャル膜をRIEを用いて除去する。そして、堆積
物26またはエピタキシャル膜を除去した部位に絶縁膜
31を形成する。この絶縁膜31を形成するのは、以降
の工程において透明電極を形成したときに、柱状多層構
造体20同士が短絡を起こさないようにするためであ
る。
【0050】その後、図1に示すように、各柱状多層構
造体20の最上部のp型Ga0.9In0.1N層によって構
成された第2クラッド層25をそれぞれ覆うように、絶
縁膜31の上面全域にわたって、透明電極16を形成す
る。これにより、絶縁膜31によってそれぞれが相互に
独立して形成された各柱状多層構造体20は、透明電極
16によって電気的に相互に接続された状態になる。
【0051】透明電極16が形成されると、柱状多層構
造体20が設けられていない透明電極16の一方のコー
ナー部上に、ボンディング電極17を設けるとともに、
Si基板11の裏面に、裏面電極19を設ける。これに
より、図1および図2に示す窒化物半導体発光素子10
0が得られる。
【0052】このように、実施の形態1に係る窒化物半
導体発光素子は、クラックの発生を抑えるためにSi基
板11に形成された溝12に沿って設けられた絶縁膜3
1によって、各柱状多層構造体20が絶縁されているの
で、すべての柱状多層構造体20に対して共通の透明電
極16を設ける必要があり、この透明電極16に対して
1個のボンディング電極17を形成している。
【0053】このようにして製造された窒化物半導体発
光素子は、外部からボンディング電極17を介して、透
明電極16に電圧が印加されることにより、絶縁膜31
にて相互に電気的に絶縁状態になっている各柱状多層構
造体20に電圧が印加され、Si基板11の裏面に設け
られた電極19との間の電圧差により、各柱状多層構造
体20の発光層23から光が出射される。発光層23か
ら出射された光は、各柱状多層構造体20の上面から、
透明電極16を透過して上方にそれぞれ照射される。
【0054】このように、Si基板11上に溝12を形
成すると、開口部の周縁において端成長が生じることが
なく、基板の表面に平行な方向に沿って平坦なエピタキ
シャル膜が成膜されるので、端成長によって膜厚が部分
的に厚くなるために生じるクラックの発生を抑制するこ
とができる。これにより、Si基板を用いた場合におい
ても、長寿命でかつ高輝度な窒化物系半導体発光素子を
作製することが可能となった。
【0055】以上のように実施の形態1によれば、各柱
状多層構造体20が互いに分離されるように、溝12が
Si基板11上に形成されるので、柱状多層構造体20
は開口部の全体にわたって均一な厚さで成長する。この
ため、従来の構成のように端成長が発生することがな
い。従って、Si基板を用いた場合に発生するクラック
を低減することができる。
【0056】図6は、実施の形態1に係る他の窒化物半
導体発光素子100Aの概略平面図である。図6に示す
ように、絶縁膜31に設けられる絶縁膜開口部32Aが
それぞれ正三角形状になるように、Si基板11に溝を
形成してもよい。この溝は、各絶縁膜開口部32Aの一
辺が、それぞれ、(111)基板であるSi基板の結晶
方向である<11−2>方向とは直交する<1−10>
の結晶方向に沿った直線状に位置するように、Si基板
11に形成する。この場合、<1−10>方向に沿った
直線上に一辺がそれぞれ設けられた各絶縁膜開口部32
Aの頂点は、その一辺に対して<11−2>方向に位置
されている。そして、<1−10>方向に沿って隣接す
る各絶縁膜開口部32A間に、<1−10>方向に沿っ
た直線上に一辺がそれぞれ設けられて、それぞれの頂点
が、<11−2>方向とは反対方向に位置された絶縁膜
開口部32Aが、それぞれ配置されている。
【0057】このように構成された絶縁膜31の各絶縁
膜開口部32A内に、前記実施の形態と同様に、柱状多
層構造体20がそれぞれ形成されて、透明電極16、ボ
ンディング電極17、裏面電極19がそれぞれ設けられ
て窒化物半導体素子100Aとされる。
【0058】柱状多層構造体20が、六方晶系のGaN
系半導体膜である場合には、クラックは、GaN系半導
体膜の<11−20>軸と平行な方向に沿って生じやす
い。溝は、正三角形状のマスク層開口部(絶縁膜開口部
32A)の一辺がGaN系半導体膜の<11−20>軸
と平行になるように形成される。Si基板としてSi
(111)面基板を用いた場合には、溝は、Si基板の
Si<1−10>軸がGaN系半導体膜の<11−20
>軸と平行になるように形成される。
【0059】(実施の形態2)図7は、本発明の半導体
発光素子の実施の形態である窒化物半導体発光素子20
0の一例を示す概略断面図、図8は、窒化物半導体発光
素子200の概略平面図である。図1および図2を参照
して前述した窒化物半導体発光素子100の構成要素と
同一の構成要素には同一の参照符号を付している。これ
らの構成要素の詳細な説明は省略する。
【0060】この窒化物半導体発光素子200は、(1
11)基板であるSi基板11を有している。このSi
基板11の表面には、窒化物半導体膜を成長させる2種
類の絶縁膜開口部32Bおよび32Cが形成された絶縁
膜31が設けられており、各絶縁膜開口部32Bおよび
32C内に柱状多層構造体20および40がそれぞれ設
けられている。絶縁膜31は、例えば、SiO2によっ
て構成されている。
【0061】Si基板11に設けられた絶縁膜31は、
Si基板11の表面に形成された溝12上に設けられて
いる。この溝12は、Si基板11の一方のコーナー部
を除いて格子状に設けられており、各絶縁膜開口部32
Bと各絶縁膜開口部32Cとは、格子状に設けられた溝
12によってそれぞれ囲まれており、Si基板11の一
方のコーナー部を除いて設けられている。各絶縁膜開口
部32Bおよび32Cは、絶縁膜31を貫通しており、
各絶縁膜開口部32Bおよび32C内に、Si基板11
の表面が露出している。各絶縁膜開口部32Bおよび3
2Cは、それぞれ正方形状になっている。絶縁膜開口部
32Bと絶縁膜開口部32Cとは、Si基板11上に結
晶成長される窒化物半導体材料の結晶成長の方向である
<11−2>方向および<1−10>方向に沿ってマト
リクス状に配置されている。各絶縁膜開口部32Bおよ
び32Cは、<11−2>方向および<1−10>方向
に沿って互いに隣り合うようにそれぞれ配置されてい
る。絶縁膜開口部32Bは、千鳥状に配置されており、
絶縁膜開口部32Cは、各絶縁膜開口部32Bの<11
−2>方向および<1−10>方向に沿った隣の位置に
千鳥状に配置されている。
【0062】絶縁膜31の各絶縁膜開口部32B内に設
けられた窒化物半導体材料の柱状多層構造体20は、S
iをドーピングしたn−AlInNによって構成された
バッファ層21を有しており、このバッファ層21がS
i基板11の表面に積層されている。バッファ層21上
には、n−GaInNによって構成された第1のクラッ
ド層22と、InxGa1-xNによって構成された発光層
23と、p−AlGaInNによって構成されたキャリ
アブロック層24と、p−GaInNによって構成され
た第2のクラッド層25とが、この順番に積層されてお
り、これにより、柱状多層構造体20が形成されてい
る。
【0063】絶縁膜31の各絶縁膜開口部32C内に設
けられた窒化物半導体材料の柱状多層構造体40は、5
00nmの厚みに形成されたGaAs低温バッファ層4
1を有しており、このGaAs低温バッファ層41がS
i基板11の表面に積層されている。GaAs低温バッ
ファ層41上には、1ミクロンの厚みに形成されたn型
のGaAs下地層42と、200nmの厚みに形成され
たn型のAlGaAsクラッド層43と、AlGaAs
活性層44と、p型のAlGaAsクラッド層45と、
p型のGaAsコンタクト層46とが、この順番に積層
されており、これにより、柱状多層構造体40が形成さ
れている。
【0064】この柱状多層構造体20および40は、絶
縁膜31内に埋設した状態に形成されている。絶縁膜3
1の上面には、ほぼ全面にわたって透明電極16が積層
されており、これにより、絶縁膜31から露出した各柱
状多層構造体20および40の上面と透明電極16とが
接触される。従って、全ての柱状多層構造体20の第2
クラッド層25および全ての柱状多層構造体40のp型
のGaAsコンタクト層46は、透明電極16と直接接
触しており、全ての柱状多層構造体20および40が相
互に電気的に接続されている。
【0065】絶縁膜31のコーナー部の上面を覆う透明
電極16上には、透明電極16に対して外部から電流を
供給するための円柱状のボンディング電極17が設けら
れている。また、Si基板11の裏面には、裏面電極1
9が設けられている。
【0066】このような構成の窒化物半導体発光素子2
00は、次のようにして製造される。図9は、半導体発
光素子200の製造方法における、溝12Aを形成した
シリコン基板11上に柱状多層構造体20を成長させた
様子を示した図である。まず、SiO2等の酸化膜また
はSiN等の窒化膜によって構成されたマスク層51を
100nmの厚みでSi基板11上に形成する。このマ
スク層51の厚みは、50nm以上であることが好まし
い。マスク層51の厚みが50nmよりも薄いと、マス
ク層51が剥がれやすく、また成長中のアンモニアガス
が浸透して基板の表面が窒化しやすいので、後工程に悪
影響を及ぼす。Si基板11上にマスク層51を形成す
ると、このSi基板11に溝12Aを形成するために、
フォトリソグラフ及びエッチング技術を用いて、このマ
スク層51の一部を5ミクロンの幅で除去する。そし
て、HF、HNO3、酢酸からなる混酸を用いてSi基
板11をエッチングすることによって、Si基板11上
に溝12Aを形成する。そして、フォトリソグラフ及び
エッチング技術を用いて柱状多層構造体20を成長させ
るための領域に形成されたマスク層51を除去し、図9
に示すように、このマスク層51を除去した領域に柱状
多層構造体20を成長させる。
【0067】そして、図10に示すように、柱状多層構
造体40を成長させるための領域に形成されたマスク層
51を除去し、柱状多層構造体20を酸化膜によって保
護した後、このマスク層51を除去した領域に柱状多層
構造体40を成長させる。この柱状多層構造体40は、
長波長で発光するGaAs系の柱状多層構造体である。
【0068】そして、柱状多層構造体20を保護する酸
化膜を除去した後、溝12Aと柱状多層構造体20およ
び40の側面と表面の一部とを覆うように絶縁膜31を
形成する。柱状多層構造体20は、絶縁膜開口部32B
内に形成された状態となり、柱状多層構造体40は、絶
縁膜開口部32C内に形成された状態となる。この絶縁
膜31を形成するのは、以降の工程において透明電極を
形成したときに、柱状多層構造体20および40同士が
短絡を起こさないようにするためである。
【0069】その後、図7に示すように、各柱状多層構
造体20の最上部のp型Ga0.9In0.1N層によって構
成された第2クラッド層25と各柱状多層構造体40の
最上部のp型GaAsコンタクト層46とをそれぞれ覆
うように、絶縁膜31の上面全域にわたって、透明電極
16を形成する。これにより、絶縁膜31によってそれ
ぞれが相互に独立して形成された各柱状多層構造体20
および40は、透明電極16によって電気的に相互に接
続された状態になる。
【0070】透明電極16が形成されると、柱状多層構
造体20および40が設けられていない透明電極16の
一方のコーナー部上に、ボンディング電極17を設ける
とともに、Si基板11の裏面に、裏面電極19を設け
る。これにより、図7に示す窒化物半導体発光素子20
0が得られる。
【0071】なお、透明電極16、ボンディング電極1
7および裏面電極19は、各柱状多層構造体20および
40毎に形成してもよい。
【0072】(実施の形態3)図11は、実施の形態3
に係る半導体発光素子300の概略断面図である。この
窒化物半導体発光素子300においては、開口部の幅が
実施の形態1よりも広く、その柱状多層構造体が一つか
らなるものであっても半導体発光素子として好ましい結
果が得られた。
【0073】この窒化物半導体発光素子300は、(1
11)基板であるSi基板11を有している。このSi
基板11の表面には、柱状多層構造体20を成長させる
絶縁膜開口部32が形成された絶縁膜31が設けられて
おり、この絶縁膜31内に柱状多層構造体20が設けら
れている。絶縁膜31は、例えば、SiO2によって構
成されている。
【0074】Si基板11に設けられた絶縁膜31は、
Si基板11の表面に形成された溝12上に設けられて
いる。この溝12は、絶縁膜開口部32を囲むように設
けられている。この絶縁膜開口部32は、絶縁膜31を
貫通しており、この絶縁膜開口部32内に、Si基板1
1の表面が露出している。
【0075】絶縁膜31の絶縁膜開口部32内に設けら
れた窒化物半導体材料の柱状多層構造体20は、Siを
ドーピングしたn−AlInNによって構成されたバッ
ファ層21を有しており、このバッファ層21がSi基
板11の表面に積層されている。バッファ層21上に
は、n−GaInNによって構成された第1のクラッド
層22と、InxGa1-xNによって構成された発光層2
3と、p−AlGaInNによって構成されたキャリア
ブロック層24と、p−GaInNによって構成された
第2のクラッド層25とが、この順番に積層されてお
り、これにより、柱状多層構造体20が形成されてい
る。
【0076】この柱状多層構造体20は、絶縁膜31内
に埋設した状態に形成されている。絶縁膜31の上面に
は、透明電極16が積層されており、これにより、絶縁
膜31から露出した各柱状多層構造体20の上面と透明
電極16とが接触される。従って、この柱状多層構造体
20の第2クラッド層25は、透明電極16と直接接触
している。
【0077】透明電極16上には、透明電極16に対し
て外部から電流を供給するための円柱状のボンディング
電極17が設けられている。また、Si基板11の裏面
には、裏面電極19が設けられている。
【0078】このような構成の窒化物半導体発光素子3
00は、次のようにして製造される。図12は、溝12
を形成したシリコン基板11の概略断面図である。ま
ず、Si基板11を洗浄した後に、フォトリソグラフィ
ーおよびエッチング技術によって、柱状多層構造体20
を成長させるための複数の開口部を除いて、溝12を所
定の格子状に形成する。溝12の幅W1は約5ミクロン
であり、溝12の深さH1は約5ミクロンである。柱状
多層構造体20を選択成長させるための開口部の幅W3
は、実施の形態1よりも大きい約200ミクロンであ
る。開口部の幅W3は、200ミクロン以上400ミク
ロン以下が好ましい。
【0079】このようにして、柱状多層構造体20を成
長させるための複数の開口部を除いて、所定の格子状に
溝12が形成されると、Si基板11の表面を洗浄した
後に溝12が形成されたSi基板11を、MOCVD装
置内に配置する。そして、MOCVD装置内にSi基板
11が配置されると、水素(H2)雰囲気中において、
約1100℃の高温によって、Si基板11を洗浄す
る。
【0080】MOCVD装置内に、キャリアガスとして
2を10L/分の流量で供給しつつ、800℃の温度
にて、NH3を5L/分の流量で、また、トリメチルア
ルミニューム(TMA)を20μmol/分の流量で、
さらに、トリメタルインジューム(TMI)を、137
μmol/分の流量で、それぞれ供給し、さらに、数秒
後に、SiH4ガスを装置内に導入することにより、S
iドーピングを行ったAl0.85In0.15Nバッファ層2
1を、柱状多層構造体20を選択成長させるための開口
部に、約30nmの厚さで結晶成長させる。
【0081】なお、このMOVPE法における結晶成長
において、III族原料ガスである有機金属(TMA、
TMI)を、V族原料のNH3ガスよりも数秒先に供給
することにより、Al0.85In0.15Nバッファ層21を
平坦にすることができる。NH3ガスを有機金属よりも
先に供給する場合には、Si基板11の表面が窒化され
るが、有機金属をNH3ガスよりも先に供給することに
より、Si基板11の表面が窒化されることが防止され
て、Si基板11と窒化物半導体との界面となるSi基
板11の表面に、III族元素が配列されることによる
ものと考えられる。有機金属をNH3ガスよりも数秒先
に供給するタイミングはMOCVD装置によって異な
る。
【0082】また、Al0.85In0.15Nバッファ層21
を、Si基板11上に、同じIn組成を保ちつつ結晶成
長させて形成する際に、Si基板11との界面となるA
0. 85In0.15Nバッファ層21の下部にAlの混晶比
がより高い厚さ20nmのAl0.95In0.05N層を設け
ることにより、さらに、柱状多層構造体20とSi基板
11との界面の状態が良好になる。
【0083】Al0.85In0.15Nバッファ層21が形成
されると、続いて、同じく800℃の温度で、TMAの
供給を停止し、トリメチルガリウム(TMG)を約20
μmol/分の流量で、TMIを約100μmol/分
の流量で、それぞれ導入し、SiドープGa0.92In
0.08Nを結晶成長させて、約300nmの厚さのn型の
第1のクラッド層22を形成する。
【0084】n型の第1のクラッド層22としては、A
0.85In0.15Nバッファ層21を堆積した後、その成
長温度を高温に上げることによって得られるGaN膜を
使用してもよく、また、Inを含み、Alを含まないG
aInNの膜を用いてもよい。GaInN膜の場合に
は、成長温度を高温に上げることなく、低温成長が可能
になり、SI基板11におけるクラックの発生を抑制す
ることができる。
【0085】その後、TMA、TMI、TMGの供給を
それぞれ停止して、基板温度を760℃まで低下させ
て、インジウム原料であるトリメチルインジウム(TM
I)を6.5μmol/分の流量で、TMGを2.8μ
mol/分の流量で、それぞれ導入し、In0.18Ga
0.82Nよりなる厚さ3nmの井戸層を成長させる。その
後、再び、850℃まで温度を上昇し、TMGを14μ
mol/分の流量で導入して、GaNによって構成され
た障壁層を成長させる。以後、同様にして、井戸層およ
び障壁層の成長を繰り返すことにより、合計5層の井戸
層と、井戸層の間および井戸層上に設けられた合計5層
の障壁層とを有する多量子井戸層(MQW)を形成す
る。これにより、発光層23が形成される。
【0086】発光層23の形成が終了すると、最後の障
壁層の成長と同様の温度で、TMGを11μmol/分
の流量、TMAを1.1μmol/分の流量、TMIを
40μmol/分の流量で、それぞれ導入するととも
に、p型ドーピングガス原料であるビスシクロペンタジ
エニルマグネシウム(Cp2Mg)を10nmol/分
の流量で供給し、MgをドーピングしたAl0.20Ga
0.75In0.05を結晶成長することにより、50nmの厚
さのp型キャリアブロック層24を形成する。
【0087】p型キャリアブロック層24の成長が終了
すると、同様の成長温度で、TMAの供給を停止し、M
gをドーピングしたGaN層を結晶成長させて、100
nmの厚さのp型の第2クラッド層25を形成する。
【0088】このようにして、Si基板11に柱状多層
構造体20がそれぞれ形成されると、TMG、TMI、
Cp2Mgの供給を停止した後に、室温にまで冷却し
て、MOCVD装置から取り出す。
【0089】そして、各第2クラッド層25の上面に透
明電極16をそれぞれ形成する。そして、各透明電極1
6の上の一部にボンディング電極17をそれぞれ形成す
る。そして、Si基板11の裏面に各透明電極16に対
応して裏面電極19をそれぞれ形成する。そして、ダイ
シング装置を用いて柱状多層構造体20毎にSi基板1
1を分割することによって、図11に示す窒化物半導体
発光素子300が完成する。
【0090】この窒化物半導体発光素子300は、Si
基板に溝を形成することなく作製した窒化物半導体発光
素子と外見上変わりがないけれども、クラックの発生を
回避するために不可欠な選択成長において生じる端成長
を低減するためには、Si基板に溝を形成することは不
可欠である。
【0091】本発明によれば、柱状多層構造体を互いに
分離するように、Si基板上に溝を形成することによっ
て、局所的に膜厚が厚くなる端成長が生じることがない
ため、平坦な膜が得られ、クラックの発生を抑制するこ
とができるようになった。
【0092】これにより、Si基板を用いた場合におい
ても、長寿命でかつ高輝度な窒化物系半導体発光素子を
作製することが可能となった。
【0093】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、Si基板
を使用した窒化物半導体発光素子において、Si基板と
窒化物半導体との界面におけるクラックの発生を防止す
ることができる半導体発光素子の製造方法および半導体
発光素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る半導体発光素子の概略断面
図である。
【図2】実施の形態1に係る半導体発光素子の概略平面
図である。
【図3】実施の形態1に係る半導体発光素子の製造方法
における、溝を形成したシリコン基板の概略断面図であ
る。
【図4】実施の形態1に係る半導体発光素子の製造方法
における、溝を形成したシリコン基板上に柱状多層構造
体を成長させた場合の様子を示した図である。
【図5】実施の形態1に係る半導体発光素子の製造方法
における、シリコン基板上に形成した溝に堆積した堆積
物を除去した様子を示した図である。
【図6】実施の形態1に係る他の半導体発光素子の概略
平面図である。
【図7】実施の形態2に係る半導体発光素子の概略断面
図である。
【図8】実施の形態2に係る半導体発光素子の概略平面
図である。
【図9】実施の形態2に係る半導体発光素子の製造方法
における、溝を形成したシリコン基板上に柱状多層構造
体を成長させた場合の様子を示した図である。
【図10】実施の形態2に係る半導体発光素子の製造方
法における、マスク層を除去した様子を示した模式図で
ある。
【図11】実施の形態3に係る半導体発光素子の概略断
面図である。
【図12】実施の形態3に係る半導体発光素子の製造方
法における、溝を形成したシリコン基板の概略断面図で
ある。
【図13】従来の半導体発光素子の概略構成図である。
【図14】従来の他の半導体発光素子の製造工程を示す
概略断面図である。
【符号の説明】
11 シリコン基板 12 溝 16 透明電極 17 ボンディング電極 19 裏面電極 20、40 柱状多層構造体 21 バッファ層 22 第1クラッド層 23 発光層 24 キャリアブロック層 25 第2クラッド層 26 堆積物 31 絶縁膜 41 GaAs低温バッファ層 42 n型GaAs下地層 43 n型AlGaAsクラッド層 44 AlGaAs活性層 45 p型AlGaAsクラッド層 46 p型GaAsコンタクト層 51 マスク層

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式InxGayAlzN(但し、x+
    y+z=1、0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1)で
    表される窒化ガリウム系化合物半導体層から成る複数の
    第1柱状多層構造体を基板上に形成した半導体発光素子
    の製造方法であって、 該基板上に溝を形成する第1工程と、 該第1工程によって形成された該溝によって互いに分離
    されるように、該複数の第1柱状多層構造体を該基板上
    に形成する第2工程とを包含することを特徴とする半導
    体発光素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第2工程の後に、前記溝に堆積した
    堆積物を除去する第3工程と、 該第3工程によって該堆積物が除去された該溝上に、各
    第1柱状多層構造体を相互に絶縁する絶縁膜を形成する
    第4工程とをさらに包含する、請求項1記載の半導体発
    光素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第4工程の後に、各第1柱状多層構
    造体同士を相互に電気的に接続する透明電極を形成する
    工程をさらに包含する、請求項2記載の半導体発光素子
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第4工程の後に、各第1柱状多層構
    造体に透明電極をそれぞれ形成し、そして、各第1柱状
    多層構造体毎に前記シリコン基板を分割する工程とをさ
    らに包含する、請求項2記載の半導体発光素子の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記溝は、格子状に形成された互いに直
    交する複数本の溝であり、 前記基板は、該複数本の溝によって囲まれた複数の第1
    および第2領域を有しており、 該複数の第1および第2領域は、それぞれが千鳥状に配
    置されており、 前記第1工程の前に、前記基板上の全面を覆うようにマ
    スク層を形成し、該基板上に形成されるべき前記溝に沿
    って該マスク層を除去する工程をさらに包含しており、 前記第2工程は、各第1領域に形成されたマスク層をそ
    れぞれ除去して、該マスク層が除去された各第1領域に
    前記第1柱状多層構造体を形成する工程と、 各第2領域に形成されたマスク層を除去して、該マスク
    層が除去された各第2領域に第2柱状多層構造体を形成
    する工程とをさらに包含する、請求項1記載の半導体発
    光素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記基板の熱膨張係数よりも前記第1柱
    状多層構造体の熱膨張係数が大である、請求項1記載の
    半導体発光素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記基板はシリコン基板である、請求項
    1記載の半導体発光素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記溝の深さは、前記基板に垂直な方向
    に沿った前記柱状多層構造体の厚さの50%以上、かつ
    10μm以下になっており、 該溝の幅は2μm以上10μm以下になっている、請求
    項1に記載の半導体発光素子の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記溝は、互いに直交する複数本の溝で
    ある、請求項1記載の半導体発光素子の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の半導体発光素子の製造
    方法によって製造された半導体発光素子。
JP2001350838A 2001-11-15 2001-11-15 半導体発光素子の製造方法および半導体発光素子 Withdrawn JP2003152220A (ja)

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