JP2002518422A - 疎水性の鉱物粉を主成分とする取扱可能な固形製品 - Google Patents
疎水性の鉱物粉を主成分とする取扱可能な固形製品Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、特に、化粧品または衛生用品に使用するために、タルク粉または雲母粉のような疎水性の鉱物粉を主成分として取扱可能な形状で固形製品を製造する方法に関する。前記方法は、特にタルクまたは雲母を主成分とする疎水性の鉱物粉を、揮発性液体結合剤の割合が、少なくとも5%、鉱物粉の割合が少なくとも80%になるような重量比で揮発性液体結合剤により含浸し、得られた含浸粉をプレス成形して製品の剛性を確保する凝集力を含浸粉に与えるようにする。得られた固形製品は、タルクまたは雲母を接触によって塗布するのに使用可能なスティック(7)状を呈することができる。
Description
【0001】
本発明は、スティックまたはバトン状で、取扱いに適した固有の所定の形状を
備えた、疎水性鉱物粉、特にタルクまたは雲母粉を主成分とする固形製品に関す
る。本発明は特に、接触またはそっとこすることによってタルクまたは雲母の被
膜を肌に形成可能な化粧品または衛生用品のための固形製品に関する。本発明は
また、破壊または粉砕のおそれなく使用可能な剛性および凝集力を備えた製品を
得られる製造方法に関する。
備えた、疎水性鉱物粉、特にタルクまたは雲母粉を主成分とする固形製品に関す
る。本発明は特に、接触またはそっとこすることによってタルクまたは雲母の被
膜を肌に形成可能な化粧品または衛生用品のための固形製品に関する。本発明は
また、破壊または粉砕のおそれなく使用可能な剛性および凝集力を備えた製品を
得られる製造方法に関する。
【0002】
タルクは、その皮膚軟化特性により、化粧品の活性剤として粉末状でしばしば
使用される。タルクの被覆または薄膜が形成されると、赤みや炎症から肌を保護
し、摩擦から皮膚を保護し、過度の発汗を吸収する。非常に古くからあるこうし
た使用は、処理面に粉末を噴霧することによって行われ、実際にはあまり使いや
すくないことが分かっている。すなわち、噴霧は、タルクの微粒度に応じて多少
とも大きな粉末の雲を発生し、大気を汚染し、処理面以外の面を汚し、材料を損
失させる。
使用される。タルクの被覆または薄膜が形成されると、赤みや炎症から肌を保護
し、摩擦から皮膚を保護し、過度の発汗を吸収する。非常に古くからあるこうし
た使用は、処理面に粉末を噴霧することによって行われ、実際にはあまり使いや
すくないことが分かっている。すなわち、噴霧は、タルクの微粒度に応じて多少
とも大きな粉末の雲を発生し、大気を汚染し、処理面以外の面を汚し、材料を損
失させる。
【0003】 さらに、タルクまたは雲母粉は、フィラーとして多数の化粧品の成分に混入さ
れている。こうした鉱物粉は、一般には、粉砕性のペーストを得るために、パラ
フィン、ラノリン、グリセリン、ステアリン酸塩タイプの活性剤および脂肪性結
合剤と共にプレスされて、通常は筆(化粧品に関しては特に)を用いて使うため
に受け皿または容器に入れられる。これらの製品において、タルクまたは雲母は
、組み込まれる一つまたは複数の活性剤を主に希釈する役割を果たすフィラーと
なる。受け皿または容器に含まれるこのペーストは、固有の保持性は全くないが
、その包装を考慮して、弱い凝集性および高い粉砕性が許容されるので、タルク
または雲母の割合を約40から50%にすることができ、この割合は、幾つかの
製品では実施例外的に80%にも達することがある(WO97/04737号は
、「タルクの割合が多い」組成を対象としている;「Handbook of Cosmetic Sci
ence and Technology」1st edition、1993年、134から145頁、米国特許第
4837011号、欧州特許第0587415号、WO98/30195号)。
タルクまたはマイカの割合を多くして、脂肪性の結合剤の割合を比較的少なくす
ると、塗布時に製品が生じる「べとつき」感が制限される。
れている。こうした鉱物粉は、一般には、粉砕性のペーストを得るために、パラ
フィン、ラノリン、グリセリン、ステアリン酸塩タイプの活性剤および脂肪性結
合剤と共にプレスされて、通常は筆(化粧品に関しては特に)を用いて使うため
に受け皿または容器に入れられる。これらの製品において、タルクまたは雲母は
、組み込まれる一つまたは複数の活性剤を主に希釈する役割を果たすフィラーと
なる。受け皿または容器に含まれるこのペーストは、固有の保持性は全くないが
、その包装を考慮して、弱い凝集性および高い粉砕性が許容されるので、タルク
または雲母の割合を約40から50%にすることができ、この割合は、幾つかの
製品では実施例外的に80%にも達することがある(WO97/04737号は
、「タルクの割合が多い」組成を対象としている;「Handbook of Cosmetic Sci
ence and Technology」1st edition、1993年、134から145頁、米国特許第
4837011号、欧州特許第0587415号、WO98/30195号)。
タルクまたはマイカの割合を多くして、脂肪性の結合剤の割合を比較的少なくす
ると、塗布時に製品が生じる「べとつき」感が制限される。
【0004】 さらに、活性剤および脂肪性の結合剤を含み、唇にねっとりした仕上げまたは
保護層を塗布可能なリップスティック(口紅または上塗りスティック)が存在す
る。こうしたスティックの耐性は、取扱可能にするには十分であるが、一般には
タルクまたは雲母を含まない(タルクや雲母は、粒子の凝集力に対して好ましく
ない効果を持つことが知られている)。上記の「Handbook of Cosmetic Science
and Technology」は、このタイプのスティックの一般成分を記載している(1
47から155頁)。しかしながら、「Cosmetics and Toiletrics、April 1992
」誌は、95頁と96頁で、雲母(5%)またはタルク(3.65%)の割合が
少ない口紅の成分について言及している。
保護層を塗布可能なリップスティック(口紅または上塗りスティック)が存在す
る。こうしたスティックの耐性は、取扱可能にするには十分であるが、一般には
タルクまたは雲母を含まない(タルクや雲母は、粒子の凝集力に対して好ましく
ない効果を持つことが知られている)。上記の「Handbook of Cosmetic Science
and Technology」は、このタイプのスティックの一般成分を記載している(1
47から155頁)。しかしながら、「Cosmetics and Toiletrics、April 1992
」誌は、95頁と96頁で、雲母(5%)またはタルク(3.65%)の割合が
少ない口紅の成分について言及している。
【0005】 従って、タルクまたは雲母の鉱物粉、また一般には疎水性の鉱物粉は凝固しに
くく、製品中の鉱物粉の割合が高くなると非常に粉砕しやすいことが知られてい
る。これは、1世紀以上も前から、タルクが、それだけで(または大半の割合で
)化粧品または衛生用品の活性剤として塗布するように作られた場合、粉末状で
使用されてきたことを説明するものである。数十年前から、タルクまたは雲母を
フィラーとして含む上記の多数の成分が開発されてきたが、そうした開発でも、
この点が確認されただけである。何故なら、タルクまたは雲母を非常に多く添加
した製品は、固有の凝集力を持たない製品であり、必然的に小皿、容器または他
の入れ物に入れて筆等の器具で塗布するようにされ、タルクを含むスティック状
の製品はきわめて稀であって、タルクはほんの少ししか含まれないからである。
くく、製品中の鉱物粉の割合が高くなると非常に粉砕しやすいことが知られてい
る。これは、1世紀以上も前から、タルクが、それだけで(または大半の割合で
)化粧品または衛生用品の活性剤として塗布するように作られた場合、粉末状で
使用されてきたことを説明するものである。数十年前から、タルクまたは雲母を
フィラーとして含む上記の多数の成分が開発されてきたが、そうした開発でも、
この点が確認されただけである。何故なら、タルクまたは雲母を非常に多く添加
した製品は、固有の凝集力を持たない製品であり、必然的に小皿、容器または他
の入れ物に入れて筆等の器具で塗布するようにされ、タルクを含むスティック状
の製品はきわめて稀であって、タルクはほんの少ししか含まれないからである。
【0006】 幾つかの資料は、疎水性の粉末の粒子を被覆して、表面特性を変えることを提
案している(米国特許第5023075号、WO96/30448号)。しかし
ながら、この処理の目標は、固形製品の製造にあるとは思われない。いずれにし
ても、このような技術は、当初の天然粉の特徴が変えられるので、本発明の問題
への解決法を構成しない。
案している(米国特許第5023075号、WO96/30448号)。しかし
ながら、この処理の目標は、固形製品の製造にあるとは思われない。いずれにし
ても、このような技術は、当初の天然粉の特徴が変えられるので、本発明の問題
への解決法を構成しない。
【0007】
本発明は、タルクまたは雲母のような疎水性の鉱物粉を主成分とする固形製品
を供給することを提案するものであり、この固形製品は、処理面との接触により
鉱物混合物を直接塗布するために、取扱いを可能にする硬い形状を呈する。かく
して、本発明は、粉末の噴霧による上記の処理に関連した欠点を解消することを
目的とする。
を供給することを提案するものであり、この固形製品は、処理面との接触により
鉱物混合物を直接塗布するために、取扱いを可能にする硬い形状を呈する。かく
して、本発明は、粉末の噴霧による上記の処理に関連した欠点を解消することを
目的とする。
【0008】 本発明の目的は特に、スティック状または取扱可能な別の形状の製品を提供す
ることにあり、この製品は主に、タルクまたは雲母を主成分とする鉱物粉から構
成され(すなわち他の成分は製品の20重量%未満である)、以下の特徴、すな
わち、 − 固形製品が破壊したり粉砕したりするおそれなく、接触して使用可能な固
有の凝集力と耐性をもち、 − 処理面との接触によりタルクまたは雲母が適正に分散され、 − 塗布時にべとつかず、さらっとした印象を与える、 といった特徴を享受する。
ることにあり、この製品は主に、タルクまたは雲母を主成分とする鉱物粉から構
成され(すなわち他の成分は製品の20重量%未満である)、以下の特徴、すな
わち、 − 固形製品が破壊したり粉砕したりするおそれなく、接触して使用可能な固
有の凝集力と耐性をもち、 − 処理面との接触によりタルクまたは雲母が適正に分散され、 − 塗布時にべとつかず、さらっとした印象を与える、 といった特徴を享受する。
【0009】 本発明の別の目的は、複数回使用した後で分散性が減少することからなる、い
わゆる「ワックス」作用を回避することにある。
わゆる「ワックス」作用を回避することにある。
【0010】
このため、取扱可能にする固有の形状および凝集力を備えた、このような固形
製品を製造する場合、本発明による方法は、特にタルクまたは雲母を主成分とす
る疎水性の鉱物粉を、揮発性液体結合剤の割合が少なくとも5%、鉱物粉の割合
が少なくとも80%になるような重量比で揮発性液体結合剤により含浸し、得ら
れた含浸粉をプレス成形して製品の剛性を確保する凝集力を含浸粉に与えるよう
にすることを特徴とする。
製品を製造する場合、本発明による方法は、特にタルクまたは雲母を主成分とす
る疎水性の鉱物粉を、揮発性液体結合剤の割合が少なくとも5%、鉱物粉の割合
が少なくとも80%になるような重量比で揮発性液体結合剤により含浸し、得ら
れた含浸粉をプレス成形して製品の剛性を確保する凝集力を含浸粉に与えるよう
にすることを特徴とする。
【0011】 「タルクまたは雲母を主成分とする鉱物粉」とは、タルクまたは雲母、あるい
は双方の混合物が、粉末の少なくとも75重量%であり(一般には85%以上、
好適には95%、さらには100%)、場合によっては考えられる他の混合物が
、カオリン、炭酸塩等の無機化合物、もしくはデンプン等の有機化合物である。
「タルク」とは、水化したケイ酸マグネシウム鉱物、亜塩素酸鉱物(水化したケ
イ酸マグネシウムおよびケイ酸アルミニウム)、あるいは双方の混合物である。
「雲母」とは、絹雲母、白雲母等のアルミナを含む雲母、金雲母等のマグネシウ
ムを含む雲母、ならびに上記の鉱物から派生したアルミナまたはマグネシウムを
含むイライトを意味し、AlからSi、FeからAlまたはMgに変わる置換は
ない。
は双方の混合物が、粉末の少なくとも75重量%であり(一般には85%以上、
好適には95%、さらには100%)、場合によっては考えられる他の混合物が
、カオリン、炭酸塩等の無機化合物、もしくはデンプン等の有機化合物である。
「タルク」とは、水化したケイ酸マグネシウム鉱物、亜塩素酸鉱物(水化したケ
イ酸マグネシウムおよびケイ酸アルミニウム)、あるいは双方の混合物である。
「雲母」とは、絹雲母、白雲母等のアルミナを含む雲母、金雲母等のマグネシウ
ムを含む雲母、ならびに上記の鉱物から派生したアルミナまたはマグネシウムを
含むイライトを意味し、AlからSi、FeからAlまたはMgに変わる置換は
ない。
【0012】 「揮発性液体結合剤」とは、通常の温度および圧力下にある液体の結合剤を意
味し、その揮発性は、DIN53249規格により決定され、25℃で100分
間経過後の重量損失が30%以上になるようにする。このタイプの揮発性結合剤
の粘度は、常に50センチポアズ未満である。
味し、その揮発性は、DIN53249規格により決定され、25℃で100分
間経過後の重量損失が30%以上になるようにする。このタイプの揮発性結合剤
の粘度は、常に50センチポアズ未満である。
【0013】 「プレスする」という表現は、粉末粒子のあらゆる圧縮操作、特に、あらゆる
プレスシステムにおけるプレス操作、押し出し操作を意味し、得られた固形製品
は、その後、プレスから取り出されて、その形状および検討される用途に応じて
包装される。
プレスシステムにおけるプレス操作、押し出し操作を意味し、得られた固形製品
は、その後、プレスから取り出されて、その形状および検討される用途に応じて
包装される。
【0014】 さまざまなテストから、本発明の方法によれば、タルクまたは雲母粉等の疎水
性の鉱物粉を主成分とし、(製造の型抜き時にも使用時にも)破壊もしくは粉砕
せず、形状および取扱が非常に安定した剛性および凝集力を備え、肌への塗布時
にさらっとした印象を与える(「べとつき」感のない)製品を製造可能であるこ
とが分かった。かくして、タルクは、従来の噴霧可能なタルク粉製品と同じ条件
で、活性剤として作用するために接触により使用可能である。製品は、処理面と
の接触時に、表面で層状に剥離するので、無機化合物は適切に分散され、所望の
処理を実施可能な被覆またはフィルムが得られる。使用回数が非常に多くてもワ
ックス作用は観察されない(但し、プレス圧が極めて高い場合を除く)。
性の鉱物粉を主成分とし、(製造の型抜き時にも使用時にも)破壊もしくは粉砕
せず、形状および取扱が非常に安定した剛性および凝集力を備え、肌への塗布時
にさらっとした印象を与える(「べとつき」感のない)製品を製造可能であるこ
とが分かった。かくして、タルクは、従来の噴霧可能なタルク粉製品と同じ条件
で、活性剤として作用するために接触により使用可能である。製品は、処理面と
の接触時に、表面で層状に剥離するので、無機化合物は適切に分散され、所望の
処理を実施可能な被覆またはフィルムが得られる。使用回数が非常に多くてもワ
ックス作用は観察されない(但し、プレス圧が極めて高い場合を除く)。
【0015】 含浸粉の最適なプレス圧は、鉱物粉と、使用される揮発性結合剤と、その割合
(ならびに場合によっては添加される添加剤)とに応じて決定される。タルクお
よび雲母粉の場合、一般には200から700kg/cm2 の圧力で適正な結果が得
られる。含浸粉は、所望の形状に結合された金型に入れられ、上記の圧力は、特
にピストンにより(空気の排出によって)加えられる。
(ならびに場合によっては添加される添加剤)とに応じて決定される。タルクお
よび雲母粉の場合、一般には200から700kg/cm2 の圧力で適正な結果が得
られる。含浸粉は、所望の形状に結合された金型に入れられ、上記の圧力は、特
にピストンにより(空気の排出によって)加えられる。
【0016】 プレス時の製品に与えられる形状は、好適には、スティックまたはバトン状で
あるが、用途によってブロック、円筒形などの違った形にしてもよい。
あるが、用途によってブロック、円筒形などの違った形にしてもよい。
【0017】 使用される揮発性液体結合剤は、有利には、特に粘度が10センチポアズ未満
、好適には5センチポアズ以下であるような、重合度が低いシクロメチコーン族
の液体環式シリコーンである。これらの化合物により、優れた品質の製品が得ら
れる(固有の耐性/分散/さらっとした印象/ワックス作用がない)。
、好適には5センチポアズ以下であるような、重合度が低いシクロメチコーン族
の液体環式シリコーンである。これらの化合物により、優れた品質の製品が得ら
れる(固有の耐性/分散/さらっとした印象/ワックス作用がない)。
【0018】 製品には、粉末状の脂肪性有機結合剤、特にステアリン酸金属塩の粉末を低い
割合で添加することができる。こうした添加により、接触による製品の分散性が
増すが、しかしまた「べとつき」作用と粉砕性も増加する。脂肪性結合剤の重量
比が揮発性液体結合剤の割合未満であると、結果が良好であることが観察された
。最もよい組み合わせは、ほぼ6から9重量%の揮発性液体結合剤および2から
3重量%のステアリン酸の金属塩の粉末を、疎水性の鉱物粉に添加することから
なる。この割合の脂肪性結合剤からなる製品は、しかしながら、揮発性の液体結
合剤がない場合(あるいは脂肪性結合剤よりも割合が低い場合)、粉砕性が著し
く高くなり、取扱可能な安定形状を得ることができない(揮発性の液体結合剤が
全くない場合、大多数の製品が、型抜き時に割れてしまう)。
割合で添加することができる。こうした添加により、接触による製品の分散性が
増すが、しかしまた「べとつき」作用と粉砕性も増加する。脂肪性結合剤の重量
比が揮発性液体結合剤の割合未満であると、結果が良好であることが観察された
。最もよい組み合わせは、ほぼ6から9重量%の揮発性液体結合剤および2から
3重量%のステアリン酸の金属塩の粉末を、疎水性の鉱物粉に添加することから
なる。この割合の脂肪性結合剤からなる製品は、しかしながら、揮発性の液体結
合剤がない場合(あるいは脂肪性結合剤よりも割合が低い場合)、粉砕性が著し
く高くなり、取扱可能な安定形状を得ることができない(揮発性の液体結合剤が
全くない場合、大多数の製品が、型抜き時に割れてしまう)。
【0019】 香料、皮膚軟化剤等の他の添加剤もまた、低い割合で粉末に添加できる(2%
以下)。
以下)。
【0020】 本発明はまた、取扱可能な固体形状、特にスティックから構成されて、接触に
よりタルクまたは雲母等の無機化合物の被覆を発生できる新しい製品に関し、前
記製品は、プレスされて、揮発性液体結合剤により含浸される疎水性の鉱物粉を
含み、鉱物粉が、全体重量の80から95%を占め、液体結合剤が、前記重量の
少なくと5%を占める。鉱物粉は、特に、化合物の化粧品または衛生用品の特性
に応じてタルクまたは雲母を主成分とする粉末である。タルクの場合、かくして
、少なくとも95%のタルク、特に100%のタルクを固形材料として含むステ
ィックを製造可能である(タルクの重量は、製品の固形材料の重量と関係付けら
れる)。
よりタルクまたは雲母等の無機化合物の被覆を発生できる新しい製品に関し、前
記製品は、プレスされて、揮発性液体結合剤により含浸される疎水性の鉱物粉を
含み、鉱物粉が、全体重量の80から95%を占め、液体結合剤が、前記重量の
少なくと5%を占める。鉱物粉は、特に、化合物の化粧品または衛生用品の特性
に応じてタルクまたは雲母を主成分とする粉末である。タルクの場合、かくして
、少なくとも95%のタルク、特に100%のタルクを固形材料として含むステ
ィックを製造可能である(タルクの重量は、製品の固形材料の重量と関係付けら
れる)。
【0021】
以下の実施例は、本発明の方法の実施形態および得られた製品の特性を示す。
全ての実施例および比較テストは、図示されたプレス装置により実施したもので
ある。
全ての実施例および比較テストは、図示されたプレス装置により実施したもので
ある。
【0022】 プレス装置は、金型の役目をする圧縮チャンバを備えたシリンダ1を含み、上
部プレスプレート3に結合されるピストン2が圧縮チャンバに入ることができる
。シリンダ1は着脱式の支持体4の上に置かれ、この支持体がシリンダの底辺部
分を塞ぎ、粉鉱5および空気排出管6を備える。通過後に得られる製品は、金型
から外し、支持体あるいは、その形状に適合する包装により包装されて把持可能
にされる。
部プレスプレート3に結合されるピストン2が圧縮チャンバに入ることができる
。シリンダ1は着脱式の支持体4の上に置かれ、この支持体がシリンダの底辺部
分を塞ぎ、粉鉱5および空気排出管6を備える。通過後に得られる製品は、金型
から外し、支持体あるいは、その形状に適合する包装により包装されて把持可能
にされる。
【0023】 実施例で製造されたスティックは、図2に示したスティック7のように円筒形
であり、直径37mm、高さ50mmである。
であり、直径37mm、高さ50mmである。
【0024】
【実施例1】 この実施例では、粒度分布が、15ミクロンの直径D50、40ミクロンの直径
D95、75ミクロンのカット直径D99によって特徴づけられるタルクを使用する
(「平均直径D50またはD95」とは、それぞれ50%または95%の粒子の寸法
が、この値よりも小さくなるような粒子の直径を意味する。「カット直径D99」
とは、少なくとも1%の粒子の寸法が、この値よりも大きくなるような粒子の直
径を意味する)。
D95、75ミクロンのカット直径D99によって特徴づけられるタルクを使用する
(「平均直径D50またはD95」とは、それぞれ50%または95%の粒子の寸法
が、この値よりも小さくなるような粒子の直径を意味する。「カット直径D99」
とは、少なくとも1%の粒子の寸法が、この値よりも大きくなるような粒子の直
径を意味する)。
【0025】 タルクは、94.5%の水化したケイ酸マグネシウムと、3%の亜塩素酸塩(
水化したケイ酸マグネシウムおよびケイ酸アルミニウム)と、1.5%の炭酸カ
ルシウムとを含む。粉末を圧縮しない見かけ上の密度は、0.43g/cm3 であ
る。
水化したケイ酸マグネシウムおよびケイ酸アルミニウム)と、1.5%の炭酸カ
ルシウムとを含む。粉末を圧縮しない見かけ上の密度は、0.43g/cm3 であ
る。
【0026】 このタルク粉は、タルクと同じ粒度のステアリン酸マグネシウム塩の粉末と混
合される。全体は、ペンタマー・シクロメチコーンにより徐々に含浸される。ペ
ンタマー・シクロメチコーンは、周囲の空気および圧力下にある揮発性の液体環
式混合物である(3頁に示した定義によれば揮発性は84%)。次いで、含浸粉
を均質化する。
合される。全体は、ペンタマー・シクロメチコーンにより徐々に含浸される。ペ
ンタマー・シクロメチコーンは、周囲の空気および圧力下にある揮発性の液体環
式混合物である(3頁に示した定義によれば揮発性は84%)。次いで、含浸粉
を均質化する。
【0027】 得られた含浸粉の重量組成は、タルク90%、揮発性の液体結合剤7.5%、
ステアリン酸塩2.5%である。
ステアリン酸塩2.5%である。
【0028】 質量115gの含浸粉をシリンダ1に入れ、ピストン2によって500kg/m2 の圧力を加える。約15分間、全体を加圧保持する。
【0029】 得られた製品は、着脱式の底4を取り去ることによって型抜きする。耐性およ
び固有の凝集力が良好で、粉砕もしくは割れる傾向のない、図2に示したような
円筒形のスティックが得られる。
び固有の凝集力が良好で、粉砕もしくは割れる傾向のない、図2に示したような
円筒形のスティックが得られる。
【0030】 このスティックを従来の包装9に入れることができる。包装は、摩耗につれて
スティック端を出せるようにした押しボタン8を含む(図3)。
スティック端を出せるようにした押しボタン8を含む(図3)。
【0031】 スティックに、粉砕性、タルクの分散、ワックスおよびタッチ等のパラメータ
の品質見積もりテストをする。
の品質見積もりテストをする。
【0032】 ワックス作用は、10回使用した後で得られる分散性により推定する。次のよ
うな複数の評価が与えられる。 F = 粉砕性:非常に砕けやすい、中くらい、少し砕けやすい、全く砕けない D = 分散性:非常に良好、良好、中くらい、よくない C = ワックス作用:著しい、少しある、ごくわずかにある、ない T = タッチ:さらっとしている、ややべとついている、べとついている、 非常にべとついている
うな複数の評価が与えられる。 F = 粉砕性:非常に砕けやすい、中くらい、少し砕けやすい、全く砕けない D = 分散性:非常に良好、良好、中くらい、よくない C = ワックス作用:著しい、少しある、ごくわずかにある、ない T = タッチ:さらっとしている、ややべとついている、べとついている、 非常にべとついている
【0033】 タルクを主成分とするスティック状の衛生製品は、粉砕性がややあるか、また
はなく、分散性が非常に良好か、良好か、中くらいであり、ワックス作用がない
か、ごくわずかにあり、タッチがさらっとしている(最悪の場合でも、ややべと
ついている)場合、満足のいくものである。下表は、この実施例で製造された製
品の特徴を示している。
はなく、分散性が非常に良好か、良好か、中くらいであり、ワックス作用がない
か、ごくわずかにあり、タッチがさらっとしている(最悪の場合でも、ややべと
ついている)場合、満足のいくものである。下表は、この実施例で製造された製
品の特徴を示している。
【0034】
【表1】
【0035】 製品は満足のいくものである。この製品は、砕けたり割れたりしない。タルク
の分散性は、複数回使用した後でも適正であり、タッチは、タルク粉を噴霧した
場合のタッチと同等である。
の分散性は、複数回使用した後でも適正であり、タッチは、タルク粉を噴霧した
場合のタッチと同等である。
【0036】
【実施例2】 この実施例は、異なる組成の含浸粉を用いて実施例1と同じ条件で実施した。 − タルク 90% − ペンタマー・シクロメチコーン 10%
【0037】 得られた結果は、以下の通りである。
【表2】
【0038】 この製品も満足のいくものである。分散性がややよくない。
【0039】
【実施例3】 揮発性液体結合剤の割合を少なくして同じ条件で実施した。 − タルク 95% − ペンタマー・シクロメチコーン 5%
【0040】 得られた結果は、以下の通りである。
【表3】
【0041】 この製品は満足のいくものであるが、粉砕性が、実施例1と2の粉砕性よりも
大きく、揮発性液体結合剤の割合が少ないと、(結合剤を入れないときの比較テ
ストが示すように)砕けたり割れたりするおそれを招くことがある。
大きく、揮発性液体結合剤の割合が少ないと、(結合剤を入れないときの比較テ
ストが示すように)砕けたり割れたりするおそれを招くことがある。
【0042】
【実施例4】 この実施例は、上記と同じ条件で、以下の組成の含浸粉を用いて実施した。 − タルク 90% − テトラマー・シクロメチコーン(上記の定義によれば揮発性100%) 7.5% − ステアリン酸マグネシウム塩 2.5%
【0043】 得られた結果は、以下の通りである。
【表4】
【0044】 製品は、満足のいくものである。
【0045】
【実施例5】 製品は、以下の成分で同様に製造された。 − タルク 89.8% − ペンタマー・シクロメチコーン 7.5% − ステアリン酸マグネシウム塩 2.5% − 香料 0.12%(整理番号「PE8034」) − エタノール 0.025 整理番号「PE8034」の香料(「QUEST」社の「Douceur coton」)
は、エタノールに可溶であり、揮発性液体結合剤の後に添加する。
は、エタノールに可溶であり、揮発性液体結合剤の後に添加する。
【0046】 結果は、実施例1と同じであった。
【0047】
【実施例6】 この製品では、揮発性結合剤およびステアリン酸マグネシウム塩の割合を増や
した。 − タルク 85% − テトラマー・シクロメチコーン 7.5% − ステアリン酸マグネシウム塩 7.5%
した。 − タルク 85% − テトラマー・シクロメチコーン 7.5% − ステアリン酸マグネシウム塩 7.5%
【0048】 得られた結果は、以下の通りである。
【表5】
【0049】 製品のタッチは、ややべとついた印象であり、この製品は、幾つかの用途では
除外される(特に、タルク粉を噴霧するのと同じ印象が求められる場合)。
除外される(特に、タルク粉を噴霧するのと同じ印象が求められる場合)。
【0050】 《比較テスト(タルクのみ)》 このテストでは、タルクだけからなる粉末を使用することによってプレス法を
実施し、上記と同様に500kg/cm2 で、また1000kg/cm2 で粉末をプレス
した。
実施し、上記と同様に500kg/cm2 で、また1000kg/cm2 で粉末をプレス
した。
【0051】 いずれの場合にも、粉末は、型抜き直後に崩れてしまい、スティックを形成す
ることができなかった。
ることができなかった。
【0052】 《比較テスト(タルクおよびステアリン酸塩)》 このテストでは、以下の組成の粉末混合物で方法を実施した。 − タルク 90% − ステアリン酸マグネシウム塩 10%
【0053】 スティックは、型抜き時に割れてしまったので、スティック片で見積もりテス
トを行った。
トを行った。
【表6】
【0054】 この製品は、耐性および凝集力(製造および使用)と、非常にべとついたタッ
チであることから(噴霧したタルク粉のさらっとしたタッチからはほど遠い印象
)、スティックとしては使用不能である。
チであることから(噴霧したタルク粉のさらっとしたタッチからはほど遠い印象
)、スティックとしては使用不能である。
【0055】 《比較テスト(タルク、ステアリン酸塩、低い割合の揮発性結合剤)》 このテストでは、以下の組成により方法を実施した。 − タルク 90% − ステアリン酸マグネシウム塩 7.5% − テトラマー・シクロメチコーン 2.5% 製品は、割れることなく、十分に型抜きされる。
【0056】 テスト結果は、以下の通りである。
【表7】
【0057】 製品は、スティックとしての使用を許可するには、あまりに砕けやすい。
【0058】
【実施例7】 この実施例では、3.3ミクロンの直径D50および15ミクロンのカット直径
D99を特徴とする粒度分布を有する絹雲母型の雲母を使用した。
D99を特徴とする粒度分布を有する絹雲母型の雲母を使用した。
【0059】 雲母粉は、ステアリン酸マグネシウム塩の粉末と混合した。ペンタマー・シク
ロメチコーン(3頁に規定された定義によれば揮発性84%)により全体を徐々
に含浸した。その後、含浸粉を均質化する。 得られた含浸粉の重量組成は、雲母85%、揮発性液体結合剤11%、ステア
リン酸塩4%である。 質量135gの含浸粉をシリンダ1に入れ、ピストン2によって500kg/m2 の圧力を加える。約15分間、全体を加圧保持する。
ロメチコーン(3頁に規定された定義によれば揮発性84%)により全体を徐々
に含浸した。その後、含浸粉を均質化する。 得られた含浸粉の重量組成は、雲母85%、揮発性液体結合剤11%、ステア
リン酸塩4%である。 質量135gの含浸粉をシリンダ1に入れ、ピストン2によって500kg/m2 の圧力を加える。約15分間、全体を加圧保持する。
【0060】 得られた製品は、着脱式の底4を取り去ることによって型抜きする。耐性およ
び固有の凝集力が良好で、粉砕もしくは割れる傾向のない円筒形のスティックが
得られる。 このスティックに、粉砕性、雲母の分散、ワックスおよびタッチ等のパラメー
タの品質見積もりテストをする。見積もりは、実施例1と同じように行われる。
び固有の凝集力が良好で、粉砕もしくは割れる傾向のない円筒形のスティックが
得られる。 このスティックに、粉砕性、雲母の分散、ワックスおよびタッチ等のパラメー
タの品質見積もりテストをする。見積もりは、実施例1と同じように行われる。
【0061】 下表は、この実施例で製造された製品の特徴を示すものである。
【表8】
【0062】 製品は満足のいくものである。この製品は、砕けたり割れたりしない。 雲母の分散性は、複数回使用した後でも適正であり、タッチは、筆で塗布した
タッチと同等である。
タッチと同等である。
【0063】 《比較テスト(雲母のみ)》 このテストでは、実施例7で使用されたものと同じ絹雲母型の雲母だけからな
る粉末を使用することによってプレス方法を実施し、この粉末を500kg/cm2 でプレスする。
る粉末を使用することによってプレス方法を実施し、この粉末を500kg/cm2 でプレスする。
【0064】 粉末は、非常に砕けやすく、型抜き時に一部が崩れてしまった。形成された不
完全なスティックは、使用時にその凝集力を失うので、複数回にわたる通常の使
用に必要な安定性をもたない。
完全なスティックは、使用時にその凝集力を失うので、複数回にわたる通常の使
用に必要な安定性をもたない。
【図1】 プレス装置の概略断面図である。
【図2】 形成されたスティックを示す図である。
【図3】 使用しやすい包装に入れたスティックの概略断面図である。
1 シリンダ 2 ピストン 3 上部プレスプレート 4 支持体 5 粉鉱 6 空気排出管 7 スティック 8 押しボタン 9 包装
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月16日(2001.1.16)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AU,BR,C A,CZ,HU,JP,KR,PL,US,ZA Fターム(参考) 4C083 AB322 AB332 AB382 AB431 AB432 AC102 AC241 AC242 AD171 AD172 CC02 CC12 DD11 DD21 EE03 EE06 EE11 FF05 FF06 4J037 AA26 AA27 CB09 CC28 DD11 EE01 EE47 FF17 FF28
Claims (16)
- 【請求項1】 特に化粧品または衛生用品に使用するために、疎水性の鉱物
粉を主成分として取扱可能な形状で固形製品を製造する方法であって、疎水性の
鉱物粉を、揮発性液体結合剤の割合が少なくとも5%、鉱物粉の割合が少なくと
も80%になるような重量比で揮発性の液体結合剤により含浸し、得られた含浸
粉をプレス成形して製品の剛性を確保する凝集力を含浸粉に与えるようにするこ
とを特徴とする方法。 - 【請求項2】 疎水性の鉱物粉が、タルクまたは雲母を主成分とする請求項
1に記載の方法。 - 【請求項3】 揮発性結合剤として、粘度が10センチポアズ以下の液体環
式シリコーンを使用することを特徴とする請求項1または2に記載の方法。 - 【請求項4】 揮発性液体結合剤として、シクロメチコーン族の環式シリコ
ーンを使用することを特徴とする請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】 所望の形状に結合される形状の金型でほぼ200から700
kg/cm2 のプレス圧力をかけることによって含浸粉をプレスし、得られた固形製
品を金型から取り出し、その形状に適合する把持可能な支持体により包装するこ
とを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項6】 疎水性の鉱物粉に、揮発性液体結合剤の割合よりも低い加重
比で脂肪性の有機結合剤の粉を添加することを特徴とする請求項1から5のいず
れか一項に記載の方法。 - 【請求項7】 鉱物粉にステアリン酸の金属塩を添加する、請求項6に記載
の方法。 - 【請求項8】 ほぼ6から9重量%の揮発性液体結合剤および2から3重量
%のステアリン酸の金属塩を鉱物粉に添加することにより、含浸粉を製造するこ
とを特徴とする請求項7に記載の方法。 - 【請求項9】 添加剤、特に香料または皮膚軟化薬を、2%未満の重量比で
含浸粉に混入することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の方法
。 - 【請求項10】 疎水性の鉱物粉は、少なくとも95重量%のタルクを含む
ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項11】 特に、取扱可能にする固有の形状および凝集力を備えてお
り、特に、接触により鉱物の被膜を発生可能なスティック状の固形製品であって
、揮発性液体結合剤によってプレスおよび含浸された疎水性の鉱物粉から構成さ
れ、鉱物粉が全体重量の80から95%であり、揮発性液体結合剤が前記重量の
少なくとも5%であることを特徴とする固形製品。 - 【請求項12】 80から95重量%のタルクまたは雲母と、少なくとも5
%の揮発性液体結合剤とを含む、請求項11に記載の固形製品。 - 【請求項13】 揮発性液体結合剤は、粘度が10センチポアズ以下の環式
シリコーン、特にシクロメチコーンであることを特徴とする請求項11または1
2に記載の固形製品。 - 【請求項14】 揮発性液体結合剤の割合よりも低い脂肪性の有機結合剤、
特にステアリン酸の金属塩を一定の割合で含むことを特徴とする請求項11、1
2または13のいずれか一項に記載の固形製品。 - 【請求項15】 ほぼ6から9重量%の揮発性液体結合剤と、2から3%の
ステアリン酸の金属塩とを含むことを特徴とする請求項14に記載の固形製品。 - 【請求項16】 固形材料として少なくとも95%のタルク(タルクの重量
は、製品の固形材料の重量と関係付けられる)を含む、請求項11から15のい
ずれか一項に記載の固形製品。
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PCT/FR1999/001481 WO1999066885A1 (fr) | 1998-06-23 | 1999-06-21 | Produit solide manipulable a base de poudre minerale hydrophobe |
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WO2008066038A1 (fr) * | 2006-11-27 | 2008-06-05 | Naris Cosmetics Co., Ltd. | Procédé d'utilisation d'un produit cosmétique et produit cosmétique |
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EP2540670B1 (en) * | 2007-02-13 | 2016-11-23 | Sakai Chemical Industry Co., Ltd. | Process for preparing flaky particles coated with a fatty acid metal salt |
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