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JP2002319839A - 圧電デバイス - Google Patents

圧電デバイス

Info

Publication number
JP2002319839A
JP2002319839A JP2002039221A JP2002039221A JP2002319839A JP 2002319839 A JP2002319839 A JP 2002319839A JP 2002039221 A JP2002039221 A JP 2002039221A JP 2002039221 A JP2002039221 A JP 2002039221A JP 2002319839 A JP2002319839 A JP 2002319839A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
piezoelectric
lid
piezoelectric vibrating
vibrating reed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002039221A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Endo
秀男 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2002039221A priority Critical patent/JP2002319839A/ja
Publication of JP2002319839A publication Critical patent/JP2002319839A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 複合圧電振動子は、セラミックス薄板を
積層したべース11とガラス薄板の蓋12とからなる矩
形箱状のパッケージ13を備え、ATカット水晶振動片
14を搭載したべースの上面に、その内面に音叉型水晶
振動片15を搭載した蓋を接合し、気密に封止される。
音叉型水晶振動片15は、蓋及びべースの接合面に設け
た内部端子20、21を導電性接着剤26で接続してべ
ース底面の外部端子22に導通させる。べースには、更
にICチップ38を実装できる。各水晶振動片の周波数
は、蓋の外からレーザビームで微調整する。べース底面
の封止用孔27は、蓋の接合後に真空雰囲気内でシール
材28で気密に閉塞される。 【効果】 異なる発振周波数、異なる又は同じタイプの
複数の圧電振動片を単一パッケージ内に収容した複合圧
電振動子、複合発振器等の圧電デパイスを小型化・薄型
化する。パッケージ封止後の周波数微調整を可能にし、
高い真空度で封止し、高品質かつ高安定牲を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、様々な電子機器に
使用される圧電振動子・圧電発振器やSAWデバイス等
の圧電デバイスに関し、特にセラミック等の絶縁材料か
らなるベースにガラス製の蓋を低融点ガラスで接合した
パッケージに、水晶等の圧電材料からなる振動片を気密
に封止する圧電デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、一般に時計や家電製品、各種
情報・通信機器やOA機器等の民生・産業用電子機器に
は、その電子回路のクロック源として圧電振動子、圧電
振動片とICチップとを同一パッケージ内に封止した発
振器やリアルタイムクロックモジュール等の圧電デバイ
スが広く使用されている。特に最近のモバイルコンピュ
ータ、ICカード等の小型情報機器や携帯電話等の通信
機器の分野で、装置の小型化・薄型化に伴い、圧電デバ
イスのより一層の小型化・薄型化が図られると共に、装
置の回路基板への実装に適した表面実装型の圧電デバイ
スが要求されている。
【0003】一般に表面実装型の圧電デバイスは、絶縁
材料からなるベースに蓋を接合したパッケージ内に圧電
振動片及び必要に応じて電子部品を気密に封止する構造
のものが知られている。例えば音叉型圧電振動片を搭載
した圧電デバイスは、図11に例示するように、パッケ
ージ1のベース2に接合される蓋3に透明なガラス薄板
を用い、その封止後に外側からレーザ光を照射して圧電
振動片4の表面に付着させた電極膜を部分的に削除する
ことにより、高精度に周波数調整できるようにしてい
る。
【0004】また、特開2000−59169号には、
複数種類の水晶振動子を使用するコンピュータ等の電子
機器においてマザーボートの高密度実装化、省スペース
化を図るために、圧入封止形の複数の圧電振動子を並行
に配置し、一体にモールド封止した圧電振動子アレイが
開示されている。同公報によれば、特に各圧電振動子を
そのリードの向きを逆にして配置すると、配線が容易に
なり、小型化に加えて量産性の向上及び低コスト化を図
ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】最近、特に通信技術の
分野では、例えば発振周波数帯の異なる複数の振動子を
1個の電子機器に搭載することが要求されている。ま
た、最近急速に普及している電波時計は、標準時刻電波
を受けて自動的に時刻を修正する機能を有するが、使用
する地域・国で異なる周波数の電波を受けるためには、
発振周波数の異なる複数の水晶振動子を備えたマルチチ
ャンネル型のものが望ましい。これらの電子機器につい
てより一層の小型化を図るためには、複数の圧電振動子
を1個のパッケージに収納した複合振動子や複合発振器
等の圧電デバイスが必要である。しかしながら、上述し
た特開2000−59169号に記載の従来構造では、
個々のパッケージにそれぞれ圧電振動片を気密に封止し
た圧入封止形の圧電振動子を一体化しているため、それ
だけ圧電デバイス全体の寸法が大きくなり、小型化に限
界がある。
【0006】そこで本発明は、上述した従来の問題点に
鑑みてなされたものであり、その目的は、単一のパッケ
ージに複数の圧電振動片を搭載しかつその小型化・薄型
化を図ることができる表面実装型の圧電デバイスを提供
することにある。更に本発明の目的は、各圧電振動片を
高精度に周波数調整でき、パッケージ内部を高度な真空
又はガス雰囲気に封止することができ、より高品質で安
定性に優れた圧電デバイスを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的を達成するために、絶縁材料からなるベース及び該ベ
ースの上面に接合されるガラス材料からなる蓋を有する
パッケージと、前記蓋に搭載される第1の圧電振動片
と、前記ベースに搭載される第2の圧電振動片とを備
え、第1及び第2の圧電振動片をパッケージ内に気密に
封止することを特徴とする圧電デバイスが提供される。
【0008】このように構成することにより、要求に応
じて異なる発振周波数、異なるタイプの複数の圧電振動
片を単一のパッケージ内に気密に封止すると同時に、パ
ッケージの小型化・薄型化を可能にした複合振動子、更
にこれにIC素子を搭載した複合発振器等の圧電デバイ
スを実現できる。
【0009】或る実施例では、第1及び第2の圧電振動
片が、その基端部においてそれぞれ蓋及びベースに片持
ち式に支持され、前記第1及び第2の圧電振動片の基端
部と先端部とが、互いに反対側に配置されている。これ
により、パッケージ外面に設けられる外部端子とベース
及び蓋にそれぞれ形成される各圧電振動片の接続端子と
を接続するための配線をより自由に、例えばその線路長
を最短に設計することができる。
【0010】或る実施例では、ベースが蓋との接合面に
端子を有し、該蓋がベースとの接合面に端子を有し、ベ
ース側の端子と蓋側の端子とを電気的に接続されてい
る。それにより、ベース側の配線回路と蓋側の配線回路
とを接続できるので、例えば第1及び/又は第2の圧電
振動片をパッケージ外面の共通の外部端子に接続するな
ど、パッケージ全体の配線を自由に設計することができ
る。
【0011】この場合、ベース側の端子と蓋側の端子と
は導電性接着剤を用いて電気的に接続することができ、
更に少なくともその外側を緩衝剤で被覆すると、落下等
による外力やアセンブリ時に圧電デバイスを取り扱うた
めの治具等が引っ掛かるなどして、導電性接着剤が損傷
したり剥がれ、電気的接続が失われる虞が少なくなるの
で好ましい。
【0012】パッケージを構成するベースと蓋とは様々
な形態を組み合わせて使用することができ、或る実施例
では、ベースが矩形箱状をなしかつ蓋が矩形薄板状をな
す従来と同様の構成にすることができる。特にベースが
セラミック薄板の積層構造からなる場合には、蓋との接
合面にベース側の前記端子を設けたり内部配線を形成す
ることが容易である。
【0013】別の実施例では、蓋がその内面に凹所を有
し、該凹所内に第1の圧電振動片を収容することによ
り、蓋をベースに接合する際に治具等が触れたりして第
1の圧電振動片を損傷する虞が少なくなるので好まし
い。
【0014】更に別の実施例では、ベースが矩形箱状を
なし、かつ蓋がその内面に凹所を有し、該凹所内に第1
の圧電振動片を収容する。これにより、第1及び第2の
圧電振動片がそれぞれ蓋又はベースの凹所に収容され、
蓋とベースとの接合時に治具等が接触するなどして各圧
電振動片を損傷する虞が少なくなるので好ましい。
【0015】また別の実施例では、ベースがその底部
に、パッケージの内部と外部とを連通する封止用孔を有
し、かつ該封止用孔が外側からシール材で閉塞されてい
ることにより、蓋をベースに接合した後、パッケージを
真空又は窒素等の所定のガス雰囲気内に置いて前記封止
用孔を閉塞し、パッケージ内部をより高度な真空又はガ
ス雰囲気に気密に封止することができる。また、第2の
圧電振動片がATカット水晶振動片であると、パッケー
ジの封止後に封止孔を介してイオンビームエッチングを
行うことにより、その周波数を微調整することができ
る。
【0016】また、第1の圧電振動片が音叉型圧電振動
片であると、パッケージの封止後にその外側からガラス
製の蓋を介してレーザ光を照射することにより、該振動
片に付着させた金属錘を除去して周波数の微調整を容易
に行うことができる。
【0017】この場合、第2の圧電振動片は、音叉型圧
電振動片の先端に設けられた周波数調整領域の下方から
ずれた位置に配置することが好ましく、レーザ光により
飛ばされた金属錘材料が第2の圧電振動片に付着して、
その周波数を狂わせるなどの悪影響を防止することがで
きる。
【0018】別の実施例では、第2の圧電振動片を音叉
型圧電振動片とすることができる。この場合に、特に第
1の圧電振動片も音叉型圧電振動片であると、上述した
パッケージの小型化・薄型化の利点に加えて、例えば電
波時計のように使用地域等の使用条件によって発振周波
数が異なるマルチチャンネル型のものが要求される場合
にも、容易に対応することができる。
【0019】また、或る実施例では、第1及び第2の圧
電振動片の少なくとも一方が音叉型圧電振動片であり、
該音叉型圧電振動片が、その振動腕の各主面に形成した
第1電極と振動腕の各側面に形成した第2電極とからな
る駆動電極を有し、前記第1電極が、各振動腕の少なく
とも一方の主面にその長手方向に沿って設けた溝の側面
に成膜した電極膜により形成される。
【0020】このような溝付き振動腕構造を有する音叉
型圧電振動片は、例えば特開昭56−65517号公報
に記載されているように公知であり、振動腕の主面に平
行な電界を発生させることによって電界効率を大幅に高
めることができ、それによりCI(クリスタルインピー
ダンス)値を低く抑制できることが知られている。とこ
ろが、この振動腕が屈曲運動を行うときにパッケージ内
に空気等のガスが存在したり十分な真空度が得られない
場合には、振動腕の主面に設けた溝が受ける余分な空気
抵抗のため、特に圧電デバイスの小型化・微小化に伴っ
て音叉型圧電振動片が小型化・微小化するほど、振動腕
の屈曲運動が制限されるので、期待するようなCI値の
低下が得られない虞がある。本発明の圧電デバイスは、
ベース底部に設けた封止用孔を、蓋をベースに接合した
後で外側から封止材で閉塞することにより、パッケージ
内部を高い真空度に封止できるので、振動腕の十分な屈
曲運動が確保され、十分なCI値の低下を得ることがで
きる。
【0021】更に別の実施例では、第1及び第2の圧電
振動片の少なくとも一方が音叉型圧電振動片であり、該
音叉型圧電振動片がその基端部に、ベース又は蓋への固
着部分と振動腕との間に設けられたくびれ部分を有す
る。
【0022】この音叉型圧電振動片は、振動腕の振動が
くびれ部分に遮断されて基端部の固定部分まで及ばない
ので、振動腕はより自由に屈曲運動することができ、C
I値がより低く抑制される。ところが、振動腕の屈曲運
動は、パッケージ内に空気等のガスが存在したり十分な
真空度が得られない場合に、くびれ部分が余分に空気抵
抗を受けるため、特に圧電デバイスの小型化・微小化に
伴って音叉型圧電振動片が小型化・微小化するほど、振
動腕の屈曲運動が制限されるので、期待するようなCI
値の低下が得られない虞がある。本発明の圧電デバイス
は、同様にベース底部に設けた封止用孔を、蓋の接合後
に外側から封止材で閉塞することにより、パッケージ内
部を高い真空度に封止できるので、振動腕のより自由な
屈曲運動を確保して、十分なCI値の低下を得ることが
できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適実施例につ
いて添付図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、各図に
おいて類似の構成要素には、同一の参照符号を付すこと
とする。図1(A)〜(C)は、本発明を適用した圧電
デバイスの第1実施例である複合圧電振動子の構成を概
略的に示している。この複合圧電振動子は、矩形箱状の
ベース11と薄板状の蓋12とを有するパッケージ13
を備え、その内部に2つの水晶振動片14、15が気密
に封止されている。蓋12は、従来と同様に低融点ガラ
スでベース11の上端面に気密に接合されている。本実
施例では、前記水晶振動片として、互いに異なる周波数
帯域のATカット水晶振動片と音叉型水晶振動片とを用
途に応じて適当に選択する。
【0024】ベース11は、複数のセラミックス薄板を
積層して概ね矩形の箱状に形成される。ベース11の内
部に画定される空所の底部には、接続端子16が形成さ
れ、かつその上にATカット水晶振動片14が、その基
端部14aにおいて導電性接着剤17で片持ち式にかつ
略水平に固着されている。
【0025】蓋12は、透明なガラス材料の矩形薄板で
形成され、かつその内面には接続端子18が形成され、
その上に音叉型水晶振動片15がその基端部15aにお
いて導電性接着剤19で片持ち式にかつ略水平に固着さ
れている。前記両水晶振動片は、その基端部と先端部と
が互いに反対側に位置するように配置される。蓋12の
振動片基端部15a側の2つの角部には、それぞれ接続
端子18から配線用の内部端子20が表裏両面に亘って
引き出されている。これらの端子は、例えば金属配線材
料の蒸着又はスパッタリングにより、若しくは成膜した
金属配線材料をエッチングすることにより形成される。
また、このような蓋は、表面に電極膜を形成したガラス
薄板をエッチングすることにより前記端子をパターニン
グでき、良好な寸法精度及び位置精度が得られる。
【0026】ベース11上端面には、内部端子20に対
応する2つの角部にそれぞれ配線用の内部端子21が設
けられている。更にベース11の底面には、各角部に外
部電極22、23が設けられている。ベース上端面の各
内部端子21は、その直下に形成されたビアホール24
及び配線パターン25を介して、同じ振動片基端部15
a側の外部電極22にそれぞれ接続されている。
【0027】それぞれ対応する蓋の内部端子20とベー
スの内部端子21とは、例えば導電性接着剤26により
電気的に接続され、これにより音叉型水晶振動片15を
外部電極22に導通させる。他方、ベースの接続端子1
6は、それぞれベース外面に引き出されて対応する外部
電極23に接続され、これによりATカット水晶振動片
14を外部電極23に導通させる。これらベース11の
配線及び外部電極は、例えばW、Mo等の金属配線材料
をセラミック薄板表面にスクリーン印刷した後に焼成
し、かつその上にNi、Auをめっきすることにより形
成される。
【0028】更にベース11には、底面の中心位置を貫
通する小径円形の封止用孔27が設けられ、かつ適当な
シール材28で閉塞されている。シール材28の充填
は、例えば封止用孔の段差27´に載せたAu−Sn等
の金属ボール29をレーザビーム等で溶着させることに
より行う。このような構造を有することにより、本実施
例の複合圧電振動子は、以下に詳述するように各振動片
の高精度な周波数調整及びパッケージ内部の高い真空度
を実現することができる。
【0029】本実施例の複合圧電振動子の製造過程にお
いて、各水晶振動片14、15は、それぞれ別個の工程
でベース11及び蓋12に実装され、かつその発振周波
数を所定の周波数範囲に粗調整する。次に、蓋12をベ
ース11に低融点ガラスで気密に接合して一体化し、か
つ導電性接着剤26を塗布して蓋の内部端子20とベー
スの内部端子21とを導通させる。次に、このパッケー
ジを真空雰囲気内に置いて、上述したように封止用孔2
7の段差27´に載せた前記Au−Snボールをレーザ
ビームで溶着させることにより、封止用孔27をシール
材28で閉塞し、パッケージ13を真空封止する。
【0030】この状態で、ATカット水晶振動片14の
発振周波数を微調整する。これは、外部電極23を介し
てその周波数を測定しつつ、透明な蓋12の外からレー
ザビーム30を音叉型水晶振動片15の振動腕と振動腕
との隙間15cを通してATカット水晶振動片14表面
の励振電極に照射し、これを部分的に除去することによ
り行う。更にこの状態で、音叉型水晶振動片15の発振
周波数を微調整する。これは、蓋12外面に露出する内
部端子20又は外部電極22を介して周波数を測定しつ
つ、同様に透明な蓋12を通して外からレーザビーム3
0´を照射し、音叉型水晶振動片15の各振動腕の先端
部分15bに設けられた周波数調整領域の金属錘を部分
的に除去することにより行う。尚、各振動片にレーザビ
ームを照射して周波数調整を行う順序は、逆であっても
よい。
【0031】別の実施例では、ATカット水晶振動片1
4の周波数微調整を、封止用孔27のシール材28によ
る閉塞前に行うことができる。これは、蓋12をベース
11に接合した後、同様に外部電極23を介してその周
波数を測定しつつ、封止用孔27を介してイオンビーム
エッチングによりATカット水晶振動片14表面の励振
電極を部分的に除去することにより行う。音叉型水晶振
動片15の周波数微調整は、この後で封止用孔27をシ
ール材28で閉塞した後、同様に蓋12の外からレーザ
ビーム30´を照射することにより行えばよい。
【0032】本実施例は、このように2つの水晶振動片
を上下に配置することによりパッケージの小型化・薄型
化を図ることができ、かつパッケージの組立てにおい
て、2種類の水晶振動片を別個にベース及び蓋に搭載し
かつ周波数を粗調整した後、ベースと蓋とを接合するこ
とにより、作業効率及び生産性が良く、しかもいずれか
の水晶振動片に不良があった場合には、片方のみを廃棄
すれば良いので、複合圧電振動子の製造上歩留まりが向
上し、製造コストの低減を図ることができる。更に、パ
ッケージの真空封止後に両水晶振動片の周波数を微調整
できるので、より高品質で高安定性の複合振動子が得ら
れる。
【0033】特に本実施例では、上述したように小型化
・薄型化したパッケージ13の内部に2個の圧電振動片
14、15を収容しているので、それだけ内部容積が従
来に比して大幅に小さくなっている。このため、前記各
圧電振動片を固着するための導電性接着剤から発生する
ガスや、低融点ガラスで蓋12をベース11に接合する
際に発生したりその熱で膨張するガスがパッケージ内部
の真空度、従って圧電振動子のCI値に与える影響はそ
れだけ大きい。本実施例のパッケージ13は、封止前に
その内部に発生するガス及びその膨張を封止用孔27か
ら逃がすことができるので、より高い真空度を確保し、
より低いCI値の確保を図ることができる。
【0034】図2は、第1実施例の変形例による複合圧
電振動子を概略的に示している。この変形例は、各水晶
振動片14、15の基端部14a、15aの適所にそれ
ぞれ弾性緩衝部31、32が突設されている。これによ
り、落下による衝撃や外部の機械的振動により各水晶振
動片の先端部分14b、15bが振れたり振動し、他方
の水晶振動片の基端部に衝突しても、その衝撃を吸収し
かつ水晶振動片の破損を防止でき、周波数変動の虞が無
くなるので、耐衝撃性が大幅に向上する。また、前記各
弾性緩衝部の形成時に、図示するように各振動片基端部
の導電性接着剤17、19による接着部分を覆うように
前記樹脂材料を設けると、水晶振動片の接着強度が向上
するので好ましい。
【0035】弾性緩衝部31、32は、硬化後に弾性を
有しかつより好適には電気的絶縁性を有する、例えばシ
リコーン系・ウレタン系接着剤等の公知の樹脂材料で形
成される。特にUV(紫外)硬化性の樹脂接着剤は、硬
化処理が比較的容易で、水晶振動片及び電極膜に何ら影
響を与えることなく、所定位置に所望の形態で硬化させ
ることができるので好ましい。
【0036】図3は、図2の変形例による複合圧電振動
子を示している。この変形例では、蓋12の内面に突部
33が、水晶振動片15の基端部15aの背後で水晶振
動片14の先端部分14bに対応する位置に形成されて
いる。突部33は、例えば低融点ガラスを蓋12内面に
付着させることにより形成される。突部33の先端には
弾性緩衝部34が、図2の実施例と同様に、弾性とより
好適には電気的絶縁性とを有する公知の樹脂材料等で、
水晶振動片15よりも高く設けられている。これによ
り、落下による衝撃や外部の機械的振動によりATカッ
ト水晶振動片14の先端部分14bが振れたり振動して
も、音叉型水晶振動片15の基端部に衝突する虞がな
く、また弾性緩衝部34に衝突しても、その衝撃を吸収
して破損を防止でき、周波数変動の虞が無くなり、耐衝
撃性が大幅に向上する。
【0037】図4(A)、(B)及び図5(A)、
(B)は、それぞれ第1実施例の別の変形例による複合
圧電振動子を示している。図4(A)、(B)の変形例
では、蓋12の4つの角部においてベース11との接合
部をそれぞれ外側から包むように、弾性緩衝材35が付
着されている。特に内部端子20、21を設けた側の2
つの角部は、これらを接続する導電性接着剤22を完全
に被覆するように設けられる。これに対し、図5
(A)、(B)の変形例では、蓋12の全周縁に沿って
ベース11との接合部をそれぞれ外側から包むように、
弾性緩衝材36が付着されている。
【0038】いずれの場合にも、弾性緩衝材35、36
によってパッケージ13の封止強度が向上し、外部から
パッケージにかかる力や衝撃が蓋12やベース11との
接合部に直接作用して、蓋が破損したり剥がれて開いた
りするのを防止することができる。これらの弾性緩衝材
35、36も、図2、図3の実施例における弾性緩衝部
と同様に、硬化後に弾性を有しかつより好適には電気的
絶縁性を有するシリコーン系・ウレタン系接着剤等の公
知の樹脂材料で形成される。
【0039】図6は、第1実施例の更に別の変形例によ
る複合圧電振動子を示している。この実施例では、音叉
型水晶振動片15の周波数調整領域が設けられた各振動
腕の先端部分15bの下方にATカット水晶振動片14
が存在しないように、両水晶振動片が互いに少しずれた
位置に配置される。より具体的には、ATカット水晶振
動片の基端部14aが、図1の実施例の場合よりも音叉
型水晶振動片の基端部15a側に少しずらして配置さ
れ、かつその背後には、ベース11の一部を構成するセ
ラミック薄板により隔壁37が設けられている。この隔
壁によって、ベース内部の前記空所は、各振動腕先端部
分15bの下方領域がATカット水晶振動片14から隔
てられるので、レーザビームによる音叉型水晶振動片1
5の周波数微調整時にその先端部分15bから飛散した
金属材料がATカット水晶振動片に付着して、周波数変
動等の悪影響を及ぼす虞を予防することができる。
【0040】図7は、本発明の第2実施例である圧電発
振器を概略的に示している。この圧電発振器は、ベース
11の前記空所底部に更に凹陥部11aがATカット水
晶振動片14の下側に設けられており、その中に発振回
路としてのICチップ38がフリップチップボンディン
グにより実装されている点で、図1の第1実施例と異な
る。更にベース11には、前記空所底部のICチップ3
8実装領域以外の適当な位置に、封止用孔27が穿設さ
れかつシール材28で閉塞されている。これにより、異
なる周波数帯域に対応した複合型の圧電発振器が実現さ
れる。
【0041】図8は、本発明の第3実施例である複合圧
電振動子を示している。この圧電振動子は、ベース11
が平坦なセラミック基板からなり、かつその内面にAT
カット水晶振動片14が実装されると共に、蓋12が板
状ガラスの内面に形成された凹陥部12aを有し、かつ
該凹陥部内に音叉型水晶振動片15が収容されている点
で、図1の第1実施例と異なる。このように凹陥部12
aに収容した水晶振動片は、蓋12を取り扱う際に治具
や手が直接触れる虞が少ないので、作業が容易になり、
歩留まりが向上するので好ましい。
【0042】この凹陥部は、例えば所定の矩形寸法に切
断したガラス板の表面をエッチングすることにより容易
に形成される。また、蓋12は、ガラス材料の押型成形
加工等の一体成形法により、所望の形状に成形すること
もできる。
【0043】図9及び図10の音叉型水晶振動子は、図
1に示す構成のパッケージ13に加えて、それぞれ音叉
型水晶振動片の構造に特徴を有する。図9において、蓋
12に搭載されている音叉型水晶振動片15は、例えば
特開昭56−65517号公報に記載されているような
構造を有し、基端部15aから平行に延長する1対の振
動腕15bの上下主面39a、39bには、その長手方
向に沿って直線状に溝40a、40bがそれぞれ形成さ
れている。振動腕15bの各溝40a、40bには、図
9(C)及び(D)に示すように、その側面及び底面に
成膜した電極膜からなる第1電極41a、41bが設け
られ、かつ振動腕15bの各側面には形成した第2電極
42a、42bが設けられ、互いに一方の振動腕の第1
電極41a(41b)が他方の振動腕の第2電極42b
(42a)に電気的に接続されて、音叉型水晶振動片1
5を振動させる駆動電極を構成している。また、前記駆
動電極からの引出電極43a、43bが基端部15aに
設けられ、それぞれ蓋12の内面に設けられた対応する
接続端子18、18に導電性接着剤19、19で片持ち
に固定されている。
【0044】このような構造を有する音叉型水晶振動片
では、接続端子18、18から前記駆動電極に交流電圧
を印加すると、隣接する第1電極41a、41bと第2
電極42a、42bとの間で、図9(D)に示すように
前記各主面に平行な電界E1、E2が発生し、その結果
電界効率が大幅に向上し、CI値を低く抑制することが
できる。ところが、パッケージ13内に空気又は他のガ
スが存在したり真空度が低いと、その主面を含む平面内
で屈曲運動を行う振動腕15bは、溝40a、40bが
空気抵抗を受けるため、特に複数の圧電振動片を搭載し
た複合圧電振動子では、その小型化に伴ってパッケージ
13の内部容積が小さくなるほど、水晶振動片15の屈
曲運動が制限され易く、CI値を期待するほど低く抑制
できなくなる虞がある。本実施例では、パッケージ13
が上述した構造を有することにより、低融点ガラスや導
電性接着剤等から発生するガスを抑制して、パッケージ
内部を高い真空度に封止できる。従って、本実施例の複
合圧電振動子は、その小型化と十分なCI値の低下とを
同時に実現することができる。
【0045】図10において、蓋12に搭載された音叉
型水晶振動片15は、図1の実施例と同様に基端部15
aが、振動腕15bに設けた駆動電極からの引出電極4
3a、43bにおいてそれぞれ対応する蓋12内面の接
続端子18、18に導電性接着剤19で片持ちに固定さ
れると共に、基端部15aには、その蓋12への固定部
分と振動腕15bとの間に形成したコ字形の切欠き44
a、44bからなるくびれ部分44が設けられている。
これにより、各振動腕15bは、その振動が切欠き44
a、44bに遮断されて基端部15aの前記固定部分ま
で及ばないので、より自由に屈曲運動でき、従ってCI
値をより低く抑制することができる。また、くびれ部分
44は、コ字形以外の様々な形状の切欠きや、基端部1
5aの側辺に設けられる様々な凹みによって形成するこ
とができる。
【0046】本実施例においても、パッケージ13内に
空気又は他のガスが存在したり真空度が低い場合には、
切欠き44a、44bが余分に空気抵抗を受けるため、
図9の実施例と同様に、特に複数の圧電振動片を搭載し
た複合圧電振動子では、その小型化に伴ってパッケージ
13の内部容積が小さくなるほど、水晶振動片15の屈
曲運動が制限され易く、CI値を期待するほど低く抑制
できなくなる虞がある。本実施例の音叉型水晶振動子
は、パッケージ13が上述した構造を有することによ
り、低融点ガラスや導電性接着剤等から発生するガスを
抑制して、パッケージ内部を高い真空度に封止できるの
で、振動腕のより自由な屈曲運動が確保され、小型化と
十分なCI値の低下とを同時に実現することができる。
【0047】本発明の複合圧電振動子に搭載される圧電
振動片は、上記実施例におけるベース11のATカット
水晶振動片14と蓋12の音叉型水晶振動片15との組
み合わせに限定されるものではない。例えば、ベース1
1及び蓋12にそれぞれ発振周波数の異なる音叉型水晶
振動片を搭載することができる。このような複合圧電振
動子は、特に電波時計のように使用する地域・国で異な
る周波数で動作するマルチチャンネル型の用途に適して
いる。この場合、両音叉型水晶振動片は、それぞれの振
動腕先端部分に設けられた金属錘を蓋の外側から個別に
レーザビームで照射できるように配置することが好まし
い。そのために、上記各実施例と異なり、パッケージ内
に各圧電振動片の基端部を長手方向の同じ側に配置した
り、両圧電振動片が平面的に互いに重ならないように配
置することも可能である。
【0048】また、上記実施例とは逆に、ベース11に
音叉型水晶振動片を、蓋12にATカット水晶振動片を
それぞれ搭載することができる。その場合にも、同様に
蓋の外からレーザビームを照射して周波数の微調整を行
うことができる。更に、ベース11及び蓋12にそれぞ
れATカット水晶振動片を搭載することもできる。
【0049】以上、本発明の好適実施例について詳細に
説明したが、当業者に明らかなように、本発明はその技
術的範囲内において上記各実施例に様々な変更・変形を
加えて実施することができる。例えば、図1の実施例に
おいても、図8の内面に凹陥部を設けかつその中に水晶
振動片を収容した蓋を組み合わせて用いることができ
る。また、図9及び図10の音叉型水晶振動片は、それ
らを組み合わせて適用することができ、またそれらを個
別に又は組み合わせて図2乃至図8の各実施例に適用す
ることもできる。更に本発明は、両圧電振動片を駆動す
るためのICチップを同一パッケージの内部に実装した
圧電発振器のような圧電デバイスについても、同様に適
用できる。
【0050】
【発明の効果】本発明による圧電デバイスは、上述した
ように第1及び第2の圧電振動片を気密に封止するパッ
ケージにおいて、絶縁材料のベースに接合されるガラス
材料の蓋に第1の圧電振動片を搭載した構成により、異
なる発振周波数、異なるタイプ又は同じタイプの複数の
圧電振動片を単一のパッケージ内に収容してその小型化
・薄型化を図ると同時に、パッケージの封止後に圧電振
動片の周波数を微調整することができ、高品質で安定性
に優れた複合圧電振動子、更にこれにIC素子を搭載し
た複合発振器等の圧電デバイスを実現することができ
る。
【0051】特に、更にこのパッケージのベースに封止
用孔を設けかつシール材で気密に封止する構造を採用す
ることによって、各圧電振動片の実装時やパッケージの
封止時に低融点ガラスや導電性接着剤等から発生するガ
スを抑制し、より高い真空度に封止することができる。
また、このパッケージに搭載した音叉型水晶振動片は、
真空封止後により高精度な周波数調整が可能であり、更
に振動腕の主面に設けた溝の側面に一方の駆動電極を設
けたり、基端部にくびれ部分を設けた構成を組み合わせ
ることにより、圧電デバイスの小型化とCI値の抑制と
を同時に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】A図は本発明の第1実施例を示す平面図、B図
はその縦断面図、C図はその底面図である。
【図2】第1実施例の変形例を示す縦断面図である。
【図3】図2の変形例を示す縦断面図である。
【図4】A図は第1実施例の別の変形例を示す平面図、
B図はその縦断面図である。
【図5】A図は図4の変形例を示す平面図、B図はその
縦断面図である。
【図6】第1実施例の更に別の変形例を示す縦断面図で
ある。
【図7】本発明の第2実施例を示す縦断面図である。
【図8】本発明の第3実施例を示す縦断面図である。
【図9】A図は第1実施例の変形例を示す縦断面図、B
図はその平面図、C図は振動腕を示すB図の部分拡大
図、D図はC図のD−D線における振動腕の拡大断面図
である。
【図10】A図は第1実施例の別の変形例を示す縦断面
図、B図はその平面図、C図は基端部の部分拡大図であ
る。
【図11】従来の圧電振動子を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1、13 パッケージ 2、11 ベース 3、12 蓋 4 圧電振動片 11a、12a 凹陥部 14 ATカット水晶振動片 15 音叉型水晶振動片 14a、15a 基端部 14b、15b 先端部分 15c 隙間 16、18 接続端子 17、19 導電性接着剤 20、21 内部端子 22、23 外部電極 24 ビアホール 25 配線パターン 26 導電性接着剤 27 封止用孔 27´ 段差 28 シール材 29 金属ボール 30、30´ レーザビーム 31、32、34 弾性緩衝部 33 突部 35、36 弾性緩衝材 37 隔壁 38 ICチップ 39a、39b 主面 40a、40b 溝 41a、41b 第1電極 42a、42b 第2電極 43a、43b 引出電極 44 くびれ部分 44a、44b 切欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03H 9/19 H03H 9/19 J

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材料からなるベースと、前記ベー
    スの上面に接合されるガラス材料からなる蓋とを有する
    パッケージと、 前記蓋に搭載される第1の圧電振動片と、 前記ベースに搭載される第2の圧電振動片とを備え、 前記第1及び第2の圧電振動片を前記パッケージ内に気
    密に封止することを特徴とする圧電デバイス。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の圧電振動片が、そ
    の基端部においてそれぞれ前記蓋及びベースに片持ち式
    に支持され、前記第1及び第2の圧電振動片の前記基端
    部と先端部とが、互いに反対側に配置されていることを
    特徴とする請求項1に記載の圧電デバイス。
  3. 【請求項3】 前記ベースに搭載されたIC素子を更
    に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の圧電
    デバイス。
  4. 【請求項4】 前記ベースが前記蓋との接合面に端子
    を有し、前記蓋が前記ベースとの接合面に端子を有し、
    ベース側の前記端子と蓋側の前記端子とを電気的に接続
    したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
    の圧電デバイス。
  5. 【請求項5】 ベース側の前記端子と蓋側の前記端子
    とが導電性接着剤で電気的に接続され、かつ少なくとも
    その外側を緩衝剤で被覆したことを特徴とする請求項4
    に記載の圧電デバイス。
  6. 【請求項6】 前記ベースが矩形箱状をなし、かつ前
    記蓋が矩形薄板状をなすことを特徴とする請求項1乃至
    5のいずれかに記載の圧電デバイス。
  7. 【請求項7】 前記蓋がその内面に凹所を有し、前記
    凹所内に前記第1の圧電振動片が収容されていることを
    特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の圧電デバ
    イス。
  8. 【請求項8】 前記ベースが矩形箱状をなし、かつ前
    記蓋がその内面に凹所を有し、前記凹所内に前記第1の
    圧電振動片が収容されていることを特徴とする請求項1
    乃至5のいずれかに記載の圧電デバイス。
  9. 【請求項9】 前記ベースがその底部に、前記パッケ
    ージの内部と外部とを連通する封止用孔を有し、かつ前
    記封止用孔が外側からシール材で閉塞されていることを
    特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の圧電デバ
    イス。
  10. 【請求項10】 前記第1の圧電振動片が音叉型圧電
    振動片であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれ
    かに記載の圧電デバイス。
  11. 【請求項11】 前記第2の圧電振動片が、前記音叉
    型圧電振動片の先端に設けられた周波数調整領域の下方
    からずれた位置に配置されていることを特徴とする請求
    項10に記載の圧電デバイス。
  12. 【請求項12】 前記第2の圧電振動片がATカット
    水晶振動片であることを特徴とする請求項1乃至11の
    いずれかに記載の圧電デバイス。
  13. 【請求項13】 前記第2の圧電振動片が音叉型圧電
    振動片であることを特徴とする請求項1乃至11のいず
    れかに記載の圧電デバイス。
  14. 【請求項14】 前記第1及び第2の圧電振動片の少
    なくとも一方が音叉型圧電振動片であり、前記音叉型圧
    電振動片が、その振動腕の各主面に形成した第1電極と
    前記振動腕の各側面に形成した第2電極とからなる駆動
    電極を有し、前記第1電極が、前記各振動腕の少なくと
    も一方の前記主面にその長手方向に沿って設けた溝の側
    面に成膜した電極膜からなることを特徴とする請求項9
    に記載の圧電デバイス。
  15. 【請求項15】 前記第1及び第2の圧電振動片の少
    なくとも一方が音叉型圧電振動片であり、前記音叉型圧
    電振動片がその前記基端部に、前記ベース又は前記蓋へ
    の固着部分と前記振動腕との間に設けられたくびれ部分
    を有することを特徴とする請求項9に記載の圧電デバイ
    ス。
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