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JP2002317678A - 内燃機関の排気系異常検出装置 - Google Patents

内燃機関の排気系異常検出装置

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Publication number
JP2002317678A
JP2002317678A JP2002010270A JP2002010270A JP2002317678A JP 2002317678 A JP2002317678 A JP 2002317678A JP 2002010270 A JP2002010270 A JP 2002010270A JP 2002010270 A JP2002010270 A JP 2002010270A JP 2002317678 A JP2002317678 A JP 2002317678A
Authority
JP
Japan
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fuel ratio
air
exhaust system
abnormality
sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002010270A
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English (en)
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JP2002317678A5 (ja
Inventor
Koji Uranishi
康次 浦西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Priority to US10/073,143 priority patent/US6594987B2/en
Publication of JP2002317678A publication Critical patent/JP2002317678A/ja
Publication of JP2002317678A5 publication Critical patent/JP2002317678A5/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N11/00Monitoring or diagnostic devices for exhaust-gas treatment apparatus, e.g. for catalytic activity
    • F01N11/007Monitoring or diagnostic devices for exhaust-gas treatment apparatus, e.g. for catalytic activity the diagnostic devices measuring oxygen or air concentration downstream of the exhaust apparatus
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N2550/00Monitoring or diagnosing the deterioration of exhaust systems
    • F01N2550/02Catalytic activity of catalytic converters
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気系に設けられた空燃比センサの出力に基
づいて内燃機関の排気系の異常を確実に且つ迅速に検出
する。 【解決手段】 この内燃機関の排気系異常検出装置は、
排気系の異常の有無を検出するときに、強制的な継続リ
ッチ空燃比を与える制御手段と、排気系に設けられたセ
ンサが、前記制御手段の制御によるリッチ空燃比に対応
する出力を示さないときに、排気系に異常があると判定
する判定手段と、を具備する。また、この装置は、圧力
変動が大きく排気管の漏れの影響が最も大きく現れるア
イドル時に、排気系の異常検出処理を行うことで、検出
精度の向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の排気系
の異常すなわち漏れを検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用内燃機関においては、排気ガス
浄化対策として、不完全燃焼成分であるHC(炭化水
素)及びCO(一酸化炭素)の酸化と、空気中の窒素と
燃え残りの酸素とが反応して生成されるNOx(窒素酸
化物)の還元とを同時に促進する三元触媒が利用されて
いる。そのような三元触媒による酸化・還元能力を高め
るためには、機関の燃焼状態を示す空燃比(A/F)を
理論空燃比近傍(ウィンドウ)に制御する必要がある。
そのため、機関における燃料噴射制御においては、排気
ガス中の残留酸素濃度に基づき空燃比が理論空燃比より
もリッチかリーンかを感知するO2センサ(酸素セン
サ)を空燃比センサとして設け、そのセンサ出力に基づ
いて燃料量を補正する空燃比フィードバック制御が行わ
れている。
【0003】かかる空燃比フィードバック制御では、酸
素濃度を検出するO2センサをできるだけ燃焼室に近い
箇所、すなわち触媒コンバータより上流側に設けている
が、そのO2センサの出力特性のばらつきを補償するた
めに、触媒コンバータより下流側に第2のO2センサを
更に設けたダブルO2センサシステムも実現されてい
る。すなわち、触媒下流側では、排気ガスは十分に攪拌
されており、その酸素濃度も三元触媒の作用によりほぼ
平衡状態にあることにより、下流側O2センサの出力
は、上流側O2センサの出力よりも緩やかに変化し、従
って混合気全体のリッチ/リーン傾向を示す。ダブルO
2センサシステムは、触媒上流側O2センサによるメイン
空燃比フィードバック制御に加え、触媒下流側O2セン
サによるサブ空燃比フィードバック制御を実施するもの
であり、メイン空燃比フィードバック制御にて空燃比補
正係数を演算する際の各種定数を下流側O2センサの出
力に基づいて修正することにより、又は下流側O2セン
サの出力に基づく第2の空燃比補正係数を導入すること
により、上流側O2センサの出力特性のばらつきを吸収
し、空燃比制御精度の向上を図っている。
【0004】このようなダブルO2センサシステムにお
いて、触媒上流側O2センサと触媒下流側O2センサとの
間の排気管に亀裂等の異常が生ずると、排気の脈動で大
気が排気管内に吸い込まれるため、下流側O2センサは
排気空燃比をリーンと誤判定する。その結果、機関の空
燃比がリッチ側へと誤制御されてしまい、触媒の浄化性
能が悪化し、HC及びCOのエミッションが悪化する。
また、触媒下流側O2センサは、触媒の劣化を検出する
ためにも利用される場合があるが、その場合にはかかる
排気系異常により誤検出が招かれる。
【0005】そこで、特開平8−210126号公報
は、下流側O2センサの出力に基づいて修正されるメイ
ン空燃比フィードバック制御用定数が所定のガード値に
到達したときに排気系異常(排気管の漏れ)と判断して
触媒劣化判定を禁止する技術を開示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、下流
側O2センサ出力のリーン化傾向現象から排気系異常を
判断しようというものであるが、下流側O2センサの出
力に基づいて修正されるメイン空燃比フィードバック制
御用定数は、触媒の劣化傾向などの影響をも受けるた
め、必ずしも排気系異常に一対一に対応するパラメータ
ではない。したがって、上記従来技術によると、排気系
異常を確実に且つ迅速に検出することは困難である。
【0007】また、近年においては、三元触媒が常に一
定の安定した浄化性能を発揮しうるように空燃比を制御
する内燃機関も開発されている。すなわち、三元触媒の
2ストレージ能力は、排気ガスがリーン状態にあると
きに過剰分の酸素を吸着し、排気ガスがリッチ状態にあ
るときに不足分の酸素を放出することにより、排気ガス
を浄化するものであるが、このような能力は有限なもの
である。従って、O2ストレージ能力を効果的に利用す
るためには、排気ガスの空燃比が次にリッチ状態又はリ
ーン状態のいずれとなってもよいように、触媒中に貯蔵
されている酸素の量を所定量(例えば、最大酸素貯蔵量
の半分)に維持することが肝要であり、そのように維持
されていれば、常に一定のO2吸着・放出作用が可能と
なり、結果として触媒による一定の酸化・還元能力が常
に得られる。
【0008】このように触媒の浄化性能を維持すべくO
2ストレージ量を一定に制御する内燃機関においては、
例えば、空燃比をリニアに検出可能な全域空燃比センサ
が用いられ、比例及び積分動作(PI動作)によるフィ
ードバック制御(F/B制御)が行われる。このO2
トレージ量一定制御システムにおいても、全域空燃比セ
ンサの出力特性のばらつきを補償するために、触媒下流
側にO2センサが設けられることがある。その場合に
は、前述のダブルO2センサシステムと同様の問題が生
ずる。
【0009】さらに、いうまでもなく、車両の排気管の
異常に起因して、触媒で浄化される前の排気ガスが大気
中に排出され、また、排気脈動によって大気が吸い込ま
れてしまうという問題は、排気系に一つの空燃比センサ
を有する内燃機関にもあてはまる。
【0010】本発明は、上述した問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、内燃機関において排気系の
異常を確実に且つ迅速に検出することができる装置を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の面によれば、排気系の異常の有無を
検出するときに、強制的な継続リッチ空燃比を与える制
御手段と、排気系に設けられたセンサが、前記制御手段
の制御によるリッチ空燃比に対応する出力を示さないと
きに、排気系に異常があると判定する判定手段と、を具
備する、内燃機関の排気系異常検出装置が提供される。
この装置においては、強制リッチを入れて排気系の異常
(漏れ)を判断するため、空燃比フィードバック制御中
に排気漏れを検出するものと比較して検出精度の向上が
図られる。
【0012】また、本発明の第2の面によれば、排気系
の異常の有無を検出するときに、機関のアイドル運転中
に強制的な継続リッチ空燃比を与える制御手段と、排気
系に設けられたセンサが、前記制御手段の制御によるリ
ッチ空燃比に対応する出力を示さないときに、排気系に
異常があると判定する判定手段と、を具備する、内燃機
関の排気系異常検出装置が提供される。この装置におい
ては、排気の脈動が大きいアイドル運転時に、強制リッ
チを入れて排気系の異常(漏れ)を判断するため、更な
る検出精度の向上が図られる。
【0013】また、本発明の第3の面によれば、排気系
に設けられた触媒コンバータの上流側及び下流側にそれ
ぞれ配置された上流側及び下流側空燃比センサの出力に
基づいて空燃比をフィードバック制御する内燃機関の排
気系の異常を検出する装置であって、該フィードバック
制御を停止し、継続的に機関の空燃比をリッチに制御す
るリッチ制御手段と、前記リッチ制御手段の制御による
リッチ空燃比に対応する出力を下流側空燃比センサが示
さないときに、排気系に異常があると判定する異常判定
手段と、を具備する、内燃機関の排気系異常検出装置が
提供される。
【0014】本発明の第4の面によれば、前記第3の面
による装置において、好ましくは、前記リッチ制御手段
は、機関のアイドル時にリッチ制御を実行する。
【0015】本発明の第5の面によれば、前記第3の面
による装置において、好ましくは、上流側空燃比センサ
及び下流側空燃比センサは、ともに、排気ガスの空燃比
がリッチかリーンかを検出するO2センサであり、前記
異常判定手段は、両センサの出力を比較して排気系異常
を判定する。
【0016】本発明の第6の面によれば、前記第3の面
による装置において、好ましくは、上流側空燃比センサ
は、排気ガスの空燃比にほぼ比例する出力特性を有する
全域空燃比センサであり、一方、下流側空燃比センサ
は、排気ガスの空燃比がリッチかリーンかを検出するO
2センサであり、前記異常判定手段は、下流側のO2セン
サの出力がリーン相当値を示すときに排気系に異常があ
ると判定する。
【0017】また、本発明の第7の面によれば、機関の
アイドル運転を停止させる手段を備えた内燃機関の排気
系の異常を検出する装置であって、排気系の異常の有無
を検出する条件が成立したときに、機関のアイドル運転
の停止を解除し、アイドル運転中に機関をリッチ空燃比
で運転させる制御手段と、排気系に設けられたセンサ
が、前記制御手段の制御によるリッチ空燃比に対応する
出力を示さないときに、排気系に異常があると判定する
判定手段と、を具備する、内燃機関の排気系異常検出装
置が提供される。前述のように、排気脈動の大きいアイ
ドル運転時に排気系の異常(漏れ)を検出することが好
ましいが、省エネルギのためのアイドルストップ機能を
有する車両では、アイドル運転領域が存在しない。この
第7の面による装置では、排気系の異常を検出するとき
に、強制的にアイドル運転が実施されるため、その検出
が可能となる。
【0018】また、本発明の第8の面によれば、内燃機
関と電気モータとを動力源として使用した車両における
該内燃機関の排気系の異常を検出する装置であって、排
気系の異常の有無を検出するときに、内燃機関と電気モ
ータとによる駆動割合を、内燃機関が所定の範囲になる
ように変更するとともに、内燃機関をリッチ空燃比で運
転させる制御手段と、排気系に設けられたセンサが、前
記制御手段の制御によるリッチ空燃比に対応する出力を
示さないときに、排気系に異常があると判定する判定手
段と、を具備する、内燃機関の排気系異常検出装置が提
供される。ハイブリッド車両システムの場合には、強制
リッチによる排気系異常(漏れ)検出を行うとき、排気
脈動が大きくなるように内燃機関を運転させ、内燃機関
のトルク変動分は電気モータで相殺させる。これによ
り、排気系異常の検出精度を向上させることができる。
【0019】本発明の第9の面によれば、内燃機関が可
変動弁機構を有する場合には、排気系の異常の有無を検
出するとき、前記制御手段は排気系の負圧波が大きくな
るように該可変動弁機構を制御する。可変動弁機構を備
えた機関では、排気通路の負圧波が大きくなるように可
変動弁機構を制御することで、排気系異常(漏れ)の検
出精度を向上させることができる。通常、吸排気弁のオ
ーバラップが大きくなる方向に制御することで、排気通
路の負圧波が大きくなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態について説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施形態に係る排気系
異常検出装置を備えた内燃機関の全体概要図である。内
燃機関1は、車両搭載用の直列多気筒4ストロークサイ
クルレシプロガソリン機関である。機関1は、シリンダ
ブロック2及びシリンダヘッド3を備えている。シリン
ダブロック2には、上下方向へ延びる複数個のシリンダ
4が紙面の厚み方向へ並設され、各シリンダ4内には、
ピストン5が往復動可能に収容されている。各ピストン
5は、コネクティングロッド6を介し共通のクランクシ
ャフト7に連結されている。各ピストン5の往復運動
は、コネクティングロッド6を介してクランクシャフト
7の回転運動に変換される。
【0022】シリンダブロック2とシリンダヘッド3と
の間において、各ピストン5の上側は燃焼室8となって
いる。シリンダヘッド3には、その両外側面と各燃焼室
8とを連通させる吸気ポート9及び排気ポート10がそ
れぞれ設けられている。これらのポート9及び10を開
閉するために、シリンダヘッド3には吸気バルブ11及
び排気バルブ12がそれぞれ略上下方向への往復動可能
に支持されている。また、シリンダヘッド3において、
各バルブ11,12の上方には、吸気側カムシャフト1
3及び排気側カムシャフト14がそれぞれ回転可能に設
けられている。カムシャフト13及び14には、吸気バ
ルブ11及び排気バルブ12を駆動するためのカム15
及び16が取り付けられている。カムシャフト13及び
14の端部にそれぞれ設けられたタイミングプーリ17
及び18は、クランクシャフト7の端部に設けられたタ
イミングプーリ19へタイミングベルト20により連結
されている。
【0023】吸気ポート9には、エアクリーナ31、ス
ロットルバルブ32、サージタンク33、吸気マニホル
ド34等を備えた吸気通路30が接続されている。機関
1外部の空気(外気)は、燃焼室8へ向けて吸気通路3
0の各部31,32,33及び34を順に通過する。ま
た、スロットルバルブ32をバイパスするアイドルアジ
ャスト通路35には、アイドル時の空気流量を調節する
ためのアイドル回転速度制御弁(ISCV)36が設け
られている。吸気マニホルド34には、各吸気ポート9
へ向けて燃料を噴射するインジェクタ40が取り付けら
れている。燃料は、燃料タンク41に貯蔵されており、
そこから燃料ポンプ42によりくみ上げられ、燃料配管
43を経てインジェクタ40に供給される。そして、イ
ンジェクタ40から噴射される燃料と吸気通路30内を
流れる空気とからなる混合気は、吸気バルブ11を介し
て燃焼室8へ導入される。
【0024】この混合気に着火するために、シリンダヘ
ッド3には点火プラグ50が取り付けられている。点火
時には、点火信号を受けたイグナイタ51が、点火コイ
ル52の1次電流の通電及び遮断を制御し、その2次電
流が、点火ディストリビュータ53を介して点火プラグ
50に供給される。
【0025】燃焼した混合気は、排気ガスとして排気バ
ルブ12を介して排気ポート10に導かれる。排気ポー
ト10には、排気マニホルド61、触媒コンバータ62
等を備えた排気通路60が接続されている。触媒コンバ
ータ62には、不完全燃焼成分であるHC(炭化水素)
及びCO(一酸化炭素)の酸化と、空気中の窒素と燃え
残りの酸素とが反応して生成されるNOx(窒素酸化
物)の還元とを同時に促進する三元触媒が収容されてい
る。こうして触媒コンバータ62において浄化された排
気ガスが大気中に排出される。
【0026】機関1には各種のセンサが取り付けられて
いる。シリンダブロック2には、機関1の冷却水の温度
を検出するための水温センサ74が取り付けられてい
る。吸気通路30には、吸入空気量(質量流量)を検出
するためのエアフローメータ70が取り付けられてい
る。吸気通路30においてエアクリーナ31の近傍に
は、吸入空気の温度を検出するための吸気温センサ73
が取り付けられている。吸気通路30において、スロッ
トルバルブ32の近傍には、その軸の回動角度を検出す
るためのスロットル開度センサ72が設けられている。
また、スロットルバルブ32が全閉状態のときには、ア
イドルスイッチ82がオンとなり、その出力であるスロ
ットル全閉信号がアクティブとなる。排気通路60の触
媒コンバータ62より上流側の部分には、空燃比センサ
として排気ガスの空燃比が理論空燃比に対してリッチか
リーンかを検出する上流側O2センサ(メインO2セン
サ)75が取付けられている。また、この機関は、上流
側O2センサ75の出力特性のばらつきを補償するサブ
空燃比フィードバック制御を実施する機関であり、触媒
コンバータ62より下流の排気通路には、下流側O2
ンサ(サブO2センサ)76が設けられている。なお、
2センサの一般的な出力特性が図2に示される。
【0027】ディストリビュータ53には、クランクシ
ャフト7の回転に同期して回転する2個のロータが内蔵
されており、クランクシャフト7の基準位置を検出する
ために一方のロータの回転に基づいてクランク角(C
A)に換算して720°CAごとに基準位置検出用パル
スを発生させるクランク基準位置センサ80が設けら
れ、また、クランクシャフト7の回転速度(機関回転速
度NE)を検出するために他方のロータの回転に基づい
て30°CAごとに回転速度検出用パルスを発生させる
クランク角センサ81が設けられている。なお、車両に
は、トランスミッション出力軸の回転速度すなわち車速
SPDに比例した数の出力パルスを単位時間当たりに発
生する車速センサ83が取り付けられている。
【0028】機関電子制御装置(エンジンECU)90
は、空燃比制御(燃料噴射制御)、点火時期制御、アイ
ドル回転速度制御等に加えて本発明に係る排気系異常検
出処理を実行するマイクロコンピュータシステムであ
り、そのハードウェア構成は、図3のブロック図に示さ
れる。リードオンリメモリ(ROM)93に格納された
プログラム及び各種のマップに従って、中央処理装置
(CPU)91は、各種センサ及びスイッチからの信号
をA/D変換回路(ADC)95又は入力インタフェー
ス回路96を介して入力し、その入力信号に基づいて演
算処理を実行し、その演算結果に基づき駆動回路97a
〜97dを介して各種アクチュエータ用制御信号を出力
する。ランダムアクセスメモリ(RAM)94は、その
演算・制御処理過程における一時的なデータ記憶場所と
して使用される。また、バックアップRAM99は、バ
ッテリ(図示せず)に直接接続されることにより電力の
供給を受け、イグニションスイッチがオフの状態におい
ても保持されるべきデータ(例えば、各種の学習値)を
格納するために使用される。また、これらのECU内の
各構成要素は、アドレスバス、データバス及びコントロ
ールバスからなるシステムバス92を介して接続されて
いる。
【0029】ECU90においては、各種制御のため
に、吸入空気量信号、スロットル開度信号、吸気温信号
及び冷却水温信号が、一定クランク角ごとに実行される
A/D変換ルーチンによって取り込まれ、RAM94の
所定領域にそれぞれ吸入空気量データGA、スロットル
開度データTA、吸気温データTHA及び冷却水温デー
タTHWとして格納される。また、クランク角センサ8
1のパルス信号が入力するごとに、そのパルス間隔から
図示しないルーチンにより機関回転速度が算出され、R
AM94の所定領域に機関回転速度データNEとして格
納される。
【0030】点火時期制御は、クランク角センサ81か
ら得られる機関回転速度及びその他のセンサからの信号
により、機関の状態を総合的に判定し、最適な点火時期
を決定し、駆動回路97bを介してイグナイタ51に点
火信号を送るものである。また、アイドル回転速度制御
は、アイドルスイッチ82からのスロットル全閉信号及
び車速センサ83からの車速信号によってアイドル状態
を検出するとともに、水温センサ74からの機関冷却水
温度等によって決められる目標回転速度と実際の機関回
転速度とを比較し、その差に応じて目標回転速度となる
ように制御量を決定し、駆動回路97cを介してISC
V36を制御して空気量を調節することにより、最適な
アイドル回転速度を維持するものである。次に、空燃比
制御について説明する。
【0031】図4は、CPU91によって実行される噴
射量演算ルーチンの処理手順を示すフローチャートに示
される。本ルーチンは、一定クランク角ごと(例えば3
60°ごと)に実行される。このルーチンでは、燃料噴
射量、すなわちインジェクタ40による燃料噴射時間T
AUが、機関1回転当たりの吸入空気量GNと、後述す
る空燃比補正係数FAFとに基づいて算出される。
【0032】具体的には、まず、ステップ102におい
て、吸入空気量データGA及び回転速度データNEをR
AM94の所定領域から読み込み、機関1回転当たりの
吸入空気量GNを、 GN←GA/NE なる演算により求める。次いで、ステップ104では、
基本燃料噴射時間TAUPを、 TAUP←K*GN として算出する。ここで、基本燃料噴射時間TAUP
は、燃焼室に供給される混合気の空燃比を理論空燃比と
するために必要とされる燃料噴射時間であり、Kは定数
である。
【0033】また、実際の燃料噴射時間TAUは、ステ
ップ106において、上記TAUPを空燃比補正係数F
AFで補正した値、すなわち、 TAU←TAUP*FAF*α+β として算出される。ここで、α及びβは、それぞれ機関
運転状態に応じて決定される補正係数及び補正量であ
る。また、上記により燃料噴射時間TAUが算出される
と、ステップ108では、時間TAUが駆動回路97a
にセットされ、時間TAUに応じた量の燃料がインジェ
クタ40から噴射される。
【0034】なお、燃料噴射制御では、スロットルバル
ブ32が全閉で機関回転速度が所定値以上のときに、燃
料供給の不必要な減速状態にあると判断し、燃料噴射を
一時的に停止する燃料カットが行われる。一方、機関運
転状態に応じて加速増量補正、出力増量補正等の燃料増
量補正も行われる。
【0035】上記空燃比補正係数FAFを求める制御が
空燃比フィードバック制御であり、本実施形態に係る空
燃比フィードバック制御においては、上流側O2センサ
75の出力に基づいて空燃比がフィードバック制御され
るとともに、下流側O2センサ76の出力に基づいて上
流側O2センサ75の出力特性のずれ等を補正する制御
も行われる。
【0036】図5及び図6は、上流側O2センサ75の
出力に基づくメイン空燃比フィードバック制御の処理手
順を示すフローチャートである。本ルーチンは、CPU
91により一定時間毎(例えば4ms毎)に実行され
る。本ルーチンでは、上流側O 2センサ75の出力VO
Mを基準電圧VR1(理論空燃比相当電圧)と比較し、触
媒コンバータ上流側での排気空燃比が理論空燃比よりリ
ッチ(VOM>VR1)のときには空燃比補正係数FAF
を減少させ、リーン(VOM≦VR1)のときにはFAF
を増大させる制御を行う。O2センサは、排気空燃比が
理論空燃比よりリッチのときに例えば0.9Vの電圧信
号を出力し、排気空燃比が理論空燃比よりリーンのとき
に例えば0.1V程度の電圧信号を出力する(図2参
照)。本実施形態では、上記基準電圧VR1は0.45V
程度に設定される。上記のように空燃比補正係数FAF
を排気空燃比に応じて増減することにより、エアフロー
メータ70、インジェクタ40等の燃料供給系の機器に
多少の誤差が生じている場合でも、機関空燃比は正確に
理論空燃比近傍に修正される。
【0037】具体的には、まず、ステップ202におい
て、上流側O2センサ75によるメイン空燃比フィード
バック制御の実行条件が成立しているか否かを判別す
る。例えば、冷却水温が所定値以下のとき、機関始動
中、始動後増量中、暖機増量中、出力増量中、上流側O
2センサ75の出力信号が一度も反転していないとき、
燃料カット中、等においては、いずれもフィードバック
制御実行条件が不成立となり、その他の場合においては
フィードバック制御実行条件が成立する。条件が不成立
のときには、ステップ238において空燃比補正係数F
AFを1.0とした後、本ルーチンを終了する。他方、
条件が成立するときにはステップ204に進む。
【0038】ステップ204では、上流側O2センサ7
5の出力VOMをA/D変換して取り込む。次のステッ
プ206では、VOMが基準電圧VR1(例えば0.45
V)以下か否か、すなわち空燃比がリーンかリッチかを
判別し、空燃比がリーン(VOM≦VR1)であれば、ス
テップ208に進む。ステップ208では、ディレイカ
ウンタCDLYが正か否かを判別し、CDLY>0であ
れば、ステップ210にてCDLYを0としてからステ
ップ212に進み、一方、CDLY≦0であれば、直接
ステップ212に進む。ステップ212では、ディレイ
カウンタCDLYから1を減算する。次いで、ステップ
214では、ディレイカウンタCDLYを所定の最小値
TDLと比較し、CDLY<TDLのときには、ステッ
プ216にてディレイカウンタCDLYを最小値TDL
でガードし、ステップ218にて空燃比フラグF1を0
(リーン)として、ステップ232に進み、一方、CD
LY≧TDLのときには、直接ステップ232に進む。
なお、最小値TDLは上流側O2センサ75の出力にお
いてリッチからリーンへの変化があってもリッチ状態で
あるとの判断を保持するためのリーン判定遅延時間であ
って、負の値で定義される。
【0039】また、ステップ206においてリッチ(V
OM>VR1)と判定されるときには、ステップ220に
進む。ステップ220では、ディレイカウンタCDLY
が負か否かを判別し、CDLY<0であれば、ステップ
222にてCDLYを0としてからステップ224に進
み、一方、CDLY≧0であれば、直接ステップ224
に進む。ステップ224では、ディレイカウンタCDL
Yに1を加算する。次いで、ステップ226では、ディ
レイカウンタCDLYを所定の最大値TDRと比較し、
CDLY>TDRのときには、ステップ228にてディ
レイカウンタCDLYを最大値TDRでガードし、ステ
ップ230にて空燃比フラグF1を1(リッチ)とし
て、ステップ232に進み、一方、CDLY≦TDRの
ときには、直接ステップ232に進む。なお、最大値T
DRは上流側O2センサ75の出力においてリーンから
リッチへの変化があってもリーン状態であるとの判断を
保持するためのリッチ判定遅延時間であって、正の値で
定義される。
【0040】ステップ232では、空燃比フラグF1の
値(0又は1)が変化したか否か、すなわち遅延処理後
の空燃比が反転したか否かを判別する。空燃比が反転し
ていれば、ステップ234にて、リッチからリーンへの
反転か、リーンからリッチへの反転かを判別する。リッ
チからリーンへの反転であれば、ステップ240におい
て、 FAF←FAF+RSR として空燃比補正係数FAFをスキップ的に増大させ、
逆に、リーンからリッチへの反転であれば、ステップ2
42において、 FAF←FAF−RSL として空燃比補正係数FAFをスキップ的に減少させ
る。つまり、スキップ処理を行う。
【0041】ステップ232にて空燃比フラグF1の値
が変化していなければ、ステップ236、244及び2
46にて積分処理を行う。つまり、ステップ236にて
“F1=0”であるか否かを判別し、“F1=0”(リ
ーン)であればステップ244において、 FAF←FAF+KIR とし、一方、“F1=1”(リッチ)であればステップ
246において、 FAF←FAF−KIL とする。ここで、積分定数KIR及びKILは、スキッ
プ定数RSR及びRSLに比して十分小さく設定してあ
り、つまり、KIR<RSR、かつ、KIL<RSL、
である。したがって、ステップ244は、リーン状態
(F1=0)で燃料噴射量を徐々に増大させる一方、ス
テップ246は、リッチ状態(F1=1)で燃料噴射量
を徐々に減少させる。
【0042】ステップ248、250、252及び25
4では、演算された空燃比補正係数FAFが、所定の最
小値(例えば0.8)以上で、かつ、所定の最大値(例
えば1.2)以下となるように、ガード処理が施され
る。これにより、何らかの原因で空燃比補正係数FAF
の演算結果が過度に大きく又は小さくなる場合において
も、そのガード値で機関の空燃比が制御され、オーバリ
ッチ又はオーバリーンになるのが防止される。
【0043】図7は、図5及び図6のメイン空燃比フィ
ードバック制御を行った場合に、上流側O2センサ75
で検出された空燃比(A/F)変化(図7(A) )に対し
てカウンタCDLY(同(B) )、フラグF1(同(C)
)、空燃比補正係数FAF(同(D) )がどのように変
化するかを例示している。図7(A) に示すように、A/
Fがリーンからリッチに変化した場合でも、空燃比フラ
グF1(図7(C) )の値は直ちに0から1には変化せ
ず、カウンタCDLYの値が0からTDRに増大するま
での時間(図7(C) のT1)の間は0のまま保持され、
1経過後に0から1に変化する。また、A/Fがリッ
チからリーンに変化した場合も、F1の値はカウンタC
DLYの値が0からTDL(TDLは負の値)に減少す
るまでの時間(図7(C) のT2)の間は1のまま保持さ
れ、T2経過後に1から0に変化する。このため、図7
(A) にNで示したように、外乱等により上流側O2セン
サ75の出力が短い周期で変化したような場合でも、フ
ラグF1の値は追従して変化しないため、空燃比制御が
安定する。
【0044】メイン空燃比フィードバック制御の結果、
空燃比補正係数FAFの値は図7(D) に示すように周期
的に増減を繰り返し、機関空燃比はリッチ空燃比とリー
ン空燃比とに交互に変動する。また、図4で説明したよ
うに、FAFの値が増大すると燃料噴射時間TAUは増
大し、FAFの値が減少すると燃料噴射時間TAUも減
少する。
【0045】次に、下流側O2センサ76の出力に基づ
くサブ空燃比フィードバック制御について説明する。前
述のように、サブ空燃比フィードバック制御としては、
メイン空燃比フィードバック制御にて空燃比補正係数を
演算する際の各種定数を下流側O2センサの出力に基づ
いて修正するものと、下流側O2センサの出力に基づく
第2の空燃比補正係数を導入するものとがある。前者
は、上述のFAF演算の際に使用される、スキップ量R
SR及びRSL、積分量KIR及びKIL、判定遅延時
間TDR及びTDL、上流側O2センサ出力判定用基準
電圧VR1、等を可変にするものである。
【0046】例えば、空燃比補正係数FAFのスキップ
量RSR及びRSLを可変にするサブ空燃比フィードバ
ック制御は、図7(D) から判るように、RSRが増大し
RSLが減少すると、機関空燃比のリッチ空燃比側への
振れ幅が大きくなり、空燃比が全体的にリッチ空燃比側
に移行する一方、逆に、RSRが減少しRSLが増大す
ると、機関空燃比のリーン空燃比側への振れ幅が大きく
なり、空燃比が全体的にリーン空燃比側に移行する、と
いう知見に基づき、RSR及びRSLの値を増減せしめ
ることにより、機関空燃比をリッチ側又はリーン側に変
化させるものである。具体的には、下流側O2センサに
よって感知される空燃比が継続してリーン又はリッチで
あるときには一定割合でRSRを増大又は減少せしめ
る。そして、空燃比補正係数FAFのリーンスキップ量
RSLは、そのRSLの値とRSRの値との和が一定に
維持されるように設定される。
【0047】図8は、RSR及びRSLを可変にするサ
ブ空燃比フィードバック制御ルーチンの処理手順を示す
フローチャートである。本ルーチンは、CPU91によ
り、メイン空燃比フィードバック制御の場合より長い所
定間隔(例えば512ms毎)で実行される。本ルーチ
ンでは、下流側O2センサ76の出力VOSを基準電圧
R2(理論空燃比相当電圧、例えば0.45ボルト)と
比較し、触媒コンバータ下流側での排気空燃比が理論空
燃比よりリッチ(VOS>VR2)のときには、メイン空
燃比フィードバック制御で用いる補正量RSRを減少さ
せるとともに、RSLを増大させる。また、触媒コンバ
ータ下流側での排気空燃比が理論空燃比よりリーン(V
OS≦VR2)のときには、補正量RSRを増大させると
ともにRSLを減少させる操作を行う。このため、上流
側O2センサ75が劣化したり特定の気筒の排気の影響
を強く受けたために上流側O2センサ75の出力が実際
の排気空燃比からずれたような場合でも、FAFの値が
下流側O2センサ76の出力に基づいて補正されるの
で、機関空燃比は正確に理論空燃比に維持される。
【0048】まず、ステップ302では、図5のステッ
プ202と同様に、フィードバック制御実行条件が成立
しているか否かを判定し、不成立の場合には、本ルーチ
ンを終了し、一方、成立の場合には、ステップ304に
進む。ステップ304では、下流側O2センサ76の出
力VOSをAD変換して読み込む。次いで、ステップ3
06では、VOSがリーン空燃比相当値(VOS≦
R2)か否かを判定し、VOSの値がリーン空燃比相当
値であった場合には、ステップ308でRSRの値を一
定量ΔRSだけ増大し、増大後のRSRが所定の最大値
MAX(例えば、MAX=0.09)を越えないように
ガードする(ステップ310、312)。また、ステッ
プ316でVOSの値がリッチ空燃比相当値(VOS>
R2)であった場合には、ステップ314でRSRの値
を一定量ΔRSだけ減少させ、減少後のRSRが所定の
最小値MIN(例えば、MIN=0.01)より小さく
ならないようにガードする(ステップ316、31
8)。
【0049】最後のステップ320では、算出されたR
SRの値を用いて、メイン空燃比フィードバック制御ル
ーチンで用いるRSLの値を、RSL←0.1−RSR
として算出する。すなわち、RSRとRSLとの和は本
実施形態では常に一定値(0.1)に保持されており、
RSRが増大するとRSLが減少し、RSRが減少する
とRSLは増大するようになっている。
【0050】上記サブ空燃比フィードバック制御ルーチ
ンの実行により、下流側O2センサ76で検出した排気
空燃比がリッチの場合にはRSRの減少とRSLの増大
とが、また、排気空燃比がリーンの場合にはRSRの増
大とRSLの減少とが同時に行われる。
【0051】ところで、このようなダブルO2センサシ
ステムにおいて、触媒上流側O2センサ75と触媒下流
側O2センサ76との間の排気管に亀裂や腐食によるピ
ンホール等の異常が生ずると、排気の脈動で大気が排気
管内に吸い込まれるため、下流側O2センサ76は排気
空燃比をリーンと誤判定する。その結果、機関の空燃比
がリッチ側へと誤制御されてしまい、触媒の浄化性能が
悪化し、HC及びCOのエミッションが悪化する。
【0052】そこで、本発明の実施形態では、空燃比フ
ィードバック制御を停止し、継続的に機関の空燃比をリ
ッチに制御するとともに、リッチ制御によるリッチ空燃
比に対応する出力を下流側O2センサ76が示さないと
きには、上流側O2センサと下流側O2センサとの間の排
気管に異常があり、排気の脈動で大気が排気管内に吸い
込まれていると判断するようにしている。
【0053】具体的にCPU91によって実行される排
気系異常検出ルーチンの処理手順が図9のフローチャー
トに示される。本ルーチンは、所定時間周期で実行され
る。まず、ステップ402では、機関が暖機されたか否
かを判断するために、冷却水温データTHWが80°C
を超えているか否かを判断し、80°C以下のときには
本ルーチンを終了する一方、80°Cを超えているとき
にはステップ404に進む。ステップ404では、空燃
比フィードバック制御の実行中であるか否かを判断し、
実行中でなければ本ルーチンを終了する一方、実行中で
あれば、ステップ406に進む。
【0054】ステップ406では、加速増量補正、出力
増量補正等の燃料増量補正による増量値が0であるか否
かを判断し、増量値≠0のときには本ルーチンを終了す
る一方、増量値=0のときにはステップ408に進む。
ステップ408では、アイドルスイッチ82からのスロ
ットル全閉信号及び車速センサ83からの車速信号に基
づいてアイドル中か否かを判断し、アイドル中でなけれ
ば本ルーチンを終了する一方、アイドル中であればステ
ップ410に進む。このように、本実施形態において
は、圧力変動が大きく排気管の漏れの影響が最も大きく
現れるアイドル時であることを条件としている。
【0055】ステップ410では、既に排気系異常検出
処理が実行されたことを示すフラグFCOMPが0であ
るか否かを判断し、FCOMP=1即ち実行済みのとき
には本ルーチンを終了する一方、FCOMP=0即ち未
実行のときにはステップ412に進む。なお、フラグF
COMPは、イグニションスイッチがオンにされた時点
で0にリセットされ、後述するステップ422で1にセ
ットされる。
【0056】ステップ412では、上流側O2センサ7
5及び下流側O2センサ76の出力に基づく空燃比フィ
ードバック制御を停止する。次いで、ステップ414で
は、基本燃料噴射時間TAUPを1.1倍した値を燃料
噴射時間TAUとすることにより、強制的にリッチ制御
を行う。次のステップ416では、リッチ制御が開始さ
れてから正常時にその影響が下流側O2センサ76によ
って検出されるまでの時間遅れに相当する時間だけ待機
する。なお、上流側O2センサ75がリッチを検出して
から一定時間待機するようにしてもよい。
【0057】次いで、ステップ418では、下流側O2
センサ76の出力VOSに所定のマージンδを加えた値
が上流側O2センサ75の出力VOMよりも小さいか否
かを判断する。VOS+δ<VOMのとき、即ち上流側
2センサ75の出力に比較して下流側O2センサ76の
出力がリーン状態を示しているときには、上流側O2
ンサ75と下流側O2センサ76との間で大気が吸い込
まれていると判断し、ステップ420に進み、アラーム
ランプ68(図1参照)を点灯する。
【0058】一方、VOS+δ≧VOMのときには、ス
テップ420は実行されない。その後、ステップ422
では、排気系異常検出処理が実行されたことを示すフラ
グFCOMPを1にセットする。最後のステップ424
では、上流側O2センサ75及び下流側O2センサ76の
出力に基づく空燃比フィードバック制御を再開して、本
ルーチンを終了する。
【0059】次に、本発明をO2ストレージ量一定制御
システムに対して適用する場合(第2実施形態)につい
て説明する。このシステムにおいては、例えば、図1に
おける上流側O2センサ75に代えて空燃比をリニアに
検出可能な全域空燃比センサが用いられる。全域空燃比
センサの一般的な出力特性は図10に示される。そし
て、比例及び積分動作(PI動作)によるフィードバッ
ク制御(F/B制御)が行われる。すなわち、 次回燃料補正量=KP*(今回燃料偏差)+KI*Σ(今までの燃料偏差) 但し、燃料偏差=実筒内燃料量−目標筒内燃料量 実筒内燃料量=実際に筒内で燃焼せしめられた燃料量 =空気量検出値/空燃比検出値 目標筒内燃料量=筒内吸気を目標空燃比の混合気とする筒内燃料量 =空気量検出値/目標空燃比 KP=比例項ゲイン KI=積分項ゲイン なる演算により、フィードバック燃料補正量が算出され
る。
【0060】上記した燃料補正量の演算式からわかるよ
うに、その比例項は、空燃比をストイキに維持すべく作
用する成分であり、積分項は、定常偏差(オフセット)
を消去するように作用する成分である。すなわち、この
積分項の作用により、触媒におけるO2ストレージ量が
一定に維持される結果となる。例えば、急加速等でリー
ンガスが発生した場合には、かかる積分項の作用によ
り、リッチガスが発生せしめられ、リーンガス発生の効
果が相殺される。かかるO2ストレージ量一定制御シス
テムにおいても、上流側全域空燃比センサの出力特性の
ばらつきを補償するために、触媒下流側にO2センサが
設けられることがある。そして、例えば、そのO2セン
サの出力電圧の目標値からの偏差に応じて、全域空燃比
センサの出力電圧が補正される。
【0061】したがって、このO2ストレージ量一定制
御システムにおいても、排気系の異常を検出することが
好ましい。かかるシステムのための排気系異常検出処理
が図11のフローチャートに示される。図11において
は、ステップ502〜516、520〜524の処理内
容は、図9におけるステップ402〜416、420〜
424の処理内容と同一であり、図9におけるステップ
418の処理に代えてステップ518の処理が実行され
る。すなわち、ステップ418のように両センサの出力
電圧を直接比較することはできないため、ステップ51
8では、リッチ制御の実行中にもかかわらず、下流側O
2センサ76の出力VOSが0.7Vよりも小さく、リ
ーン状態が検出されているときに、下流側O2センサ7
6の上流側で大気が吸い込まれていると判断する。
【0062】次に、排気系に空燃比センサとして一つの
全域空燃比センサのみを設けた内燃機関に本発明を適用
した場合(第3実施形態)について説明する。
【0063】この実施形態においても、アイドリング状
態で空然比フィードバック制御を停止し、所定の空然比
となるよう燃料噴射量を設定し、そのときに排気系で計
測される空然比がリーンであった場合に排気系異常すな
わち排気漏れが発生したと判断する。そしてこの判断を
もとにアラームランプを点灯させる。この場合において
も、強制リッチを入れて排気系の漏れを判断するため、
空燃比フィードバック制御中に排気漏れを検出するもの
と比較して検出精度の向上が図られる。
【0064】なお、アイドリング状態は必須の条件でな
いが、排気の脈動が大きいアイドル時に、強制リッチを
入れて排気系の異常(漏れ)を診断することにより、更
なる検出精度の向上が図られる。
【0065】図12は、排気漏れ(排気系異常)を検出
するための燃料補正係数を算出するルーチンを示し、こ
のルーチンは例えば60msごとに実行される。まず、
ステップ602では、排気漏れ検出処理終了フラグxe
xlk_eをみて検出処理が終了しているか否かを判定
する。検出処理が終了していないとき、すなわちxex
lk_e=0のときには、ステップ604においてスロ
ットルバルブが全閉であるか、すなわち信号idleS
Wが1(on)になっているかを確認する。全閉であれ
ば、ステップ606で車両が停止しているかどうかを、
車速spdに基づいて確認する。
【0066】ステップ604及び606ともに判定結果
がYESの場合、アイドリング中であると判断し、ステ
ップ608で排気漏れ検出処理中フラグxexlk_s
を1(実施中)にする。次いで、ステップ610に進
み、排気漏れ検出処理カウンタc_exlkをカウント
アップする。そしてステップ612でカウンタc_ex
lkが所定の漏れ判定時間T_exlkに達しているか
否かを判定する。達していなければ、ステップ614で
空然比フィードバックフラグxfbを0にして空然比フ
ィードバック制御を停止させるとともに、空然比フィー
ドバック補正係数fafを1.0に固定する。そして、
ステップ616において排気漏れ検出用燃料補正係数f
_exlkに所定の増量係数値F_richを入れる。
【0067】また、ステップ602、604又は606
において判定結果がNOとなる場合には、ステップ64
8に進み、カウンタc_exlkを0にリセットし、次
いでステップ620で排気漏れ検出用燃料補正係数f_
exlkを1.0にする。
【0068】また、ステップ612でc_exlk>T
_exlkと判定される場合には、ステップ622でカ
ウンタc_exlkにT_exlkを代入して上限値と
し、次いでステップ624で排気漏れ検出処理終了フラ
グxexlk_eを1(on)にし、さらにステップ6
26で排気漏れ検出用燃料補正係数f_exlkを1.
0にする。
【0069】図13は、燃料噴射量を算出するルーチン
を示す。まず、ステップ642では、吸入空気量gaを
読取り、次いで、ステップ644では、機関回転速度n
eを読取る。そして、ステップ646では、読取られた
吸入空気量gaと機関回転速度neとから基本噴射量t
pを算出する。最後のステップ648では、基本噴射量
tpに空然比フィードバック補正係数faf及び排気漏
れ検出用燃料補正係数f_exlkを掛けることによ
り、最終噴射量tauを算出する。
【0070】図14は、排気漏れ判定ルーチンを示す。
ステップ662にてxexlk_e=0、すなわち排気
漏れ検出処理未完了と判定されるときには、ステップ6
64に進む。ステップ664にてxexlk_s=1、
すなわち排気漏れ検出処理中と判定されるときには、ス
テップ666に進み、空然比センサの現在の出力abf
に基づいて、その平均値abfavを更新する。
【0071】次いで、ステップ668では、カウンタc
_exlkが所定時間T_exlkに達しているか否か
を判定し、c_exlk≧T_exlkになっていると
きには、ステップ670に進み、空然比センサ出力平均
値abfavを所定の漏れ判断用空然比L_abfと比
較する。そして、abfav>L_abf、すなわち漏
れ判断用空然比よりもリーンであると判断された場合に
は、ステップ672でアラームランプを点灯させる。そ
してステップ674で排気漏れ検出処理終了フラグxe
xlk_eを1にセットする。
【0072】一方、ステップ670でリッチと判断され
た場合には、ステップ674に直接進み、排気漏れ検出
処理を終了する。もしもステップ662にてxexlk
_e≠0と判定された場合、又は、ステップ664にて
xexlk_s≠1と判定された場合には、ステップ6
76に進み、空然比センサ出力平均値abfavを所定
の空然比初期値IAVFに設定する。また、ステップ6
68でc_exlk≧T_exlkが成立しない場合に
は、直ちに処理を終了する。
【0073】次に、排気系に空燃比センサとして二つの
全域空燃比センサを設けた内燃機関に本発明を適用した
場合(第4実施形態)について説明する。この実施形態
においては、それぞれの空燃比センサによる計測結果を
元に漏れ個所が特定される。この実施形態においても、
前述した図12に示される排気漏れ検出用燃料補正係数
算出ルーチン及び図13に示される燃料噴射量算出ルー
チンが実行される。
【0074】そして、この実施形態における排気漏れ判
定ルーチンが図15に示される。ステップ702でxe
xlk_e=0すなわち漏れ検出処理が未完了と判定さ
れ、次いでステップ704でxexlk_s=1すなわ
ち漏れ検出処理実施中と判定されたときには、ステップ
706で上流側空然比センサ(第1のセンサ)の現在の
出力abf1に基づいてその平均値abfav1を更新
するとともに、ステップ708で下流側空然比センサ
(第2のセンサ)の現在の出力abf2に基づいてその
平均値abfav2を更新する。
【0075】本ルーチンが繰り返し実行されることによ
り、上述の平均値の算出は、ステップ710でc_ex
lk≧T_exlkが成立するまで続けられる。その成
立後に実行されるステップ712にてabfav1<L
_abfとなる場合には、第1のセンサの上流側では漏
れが発生していないと判断する。もしabfav1≧L
abfの場合には、漏れが発生していると判断し、ステ
ップ714にて第1漏れ検知フラグxexlk1を1
(on)とする。
【0076】次いで、ステップ716では、第2のセン
サから得られる空然比と第1のセンサから得られる空然
比とを比較する。そして、abfav2>abfav1
と判定される場合には、第1のセンサから第2のセンサ
までの間に漏れが発生していると判断して、ステップ7
18で第2漏れ検知フラグxexlk2を1(on)と
する。そして、ステップ720でxexlk1又はxe
xlk2のどちらかのフラグが1になっていれば、ステ
ップ722でアラームランプを点灯させる。そして、ス
テップ724で検出処理終了フラグxexlk_eを1
(on)にする。
【0077】次に、省エネルギの観点から機関のアイド
リング運転を停止させる手段を設けた車両の内燃機関に
本発明を適用した場合(第5実施形態)について説明す
る。前述のように、排気脈動の大きいアイドル運転時に
排気系の異常(漏れ)を検出することが好ましいが、か
かるアイドルストップ機能を有する車両では、アイドル
運転領域が存在しない。そこで、機関において排気漏れ
検出のための条件が成立したときに、アイドル運転を実
施して、その検出を可能とする。
【0078】この実施形態においては、前述した図12
に示される排気漏れ検出用燃料補正係数算出ルーチン及
び図14に示される排気漏れ判定ルーチンが実行され
る。そして、この実施形態における燃料噴射量算出ルー
チンが図16に示される。
【0079】まず、ステップ802において、排気漏れ
検出処理中フラグxexlk_sが1か否かが判定され
る。xexlk_s=1のとき、すなわち排気漏れ検出
処理中のときには、前述した図13のステップ642、
644、646及び648と同一内容のステップ80
4、806、808及び810を実行して、燃料噴射量
tauを算出する。一方、ステップ802においてxe
xlk_s=0のとき、すなわち排気漏れ検出処理中で
ないときには、アイドル運転のための燃料噴射は実行さ
れない。
【0080】次に、内燃機関と電気モータとで走行する
ハイブリッド車両の内燃機関に本発明を適用した場合
(第6実施形態)について説明する。かかるハイブリッ
ド車両の場合には、排気系の異常の有無を検出するとき
に、内燃機関と電気モータとによる駆動割合を、内燃機
関が所定の範囲になるように変更するとともに、内燃機
関をリッチ空燃比で運転させる。そのときに排気系で計
測された空然比がリーンまたは酸素濃度が高い場合、排
気漏れが発生したと判断する。また、運転条件を軽負荷
で排気脈動の大きい運転域に設定することで検出精度を
向上させることができる。
【0081】この実施形態においては、前述した図14
に示される排気漏れ判定ルーチンが実行されるととも
に、次に説明する排気漏れ検出用燃料補正係数算出ルー
チン(図17)及び燃料噴射量算出ルーチン(図18)
が実行される。
【0082】図17の排気漏れ検出用燃料補正係数算出
ルーチンでは、まず、ステップ902において、排気漏
れ検出処理終了フラグxexlk_eをみて検出処理が
終了しているか否かを判定する。検出処理が終了してい
ないとき、すなわちxexlk_e=0のときには、ス
テップ904に進み、機関が暖機後であるか否かを機関
冷却水温度thwに基づいて判断し、暖機後であればス
テップ906に進む。なお、ステップ906以降は、図
12のステップ608以降と同一であるため、その説明
を省略する。
【0083】図18の燃料噴射量算出ルーチンでは、ま
ず、ステップ942にてxexlk_e=0が成立する
かどうか、すなわち排気漏れ検出処理未完了かどうかが
判定される。排気漏れ検出処理未完了のときには、ステ
ップ944に進み、排気漏れ検出処理中フラグxexl
k_sが1か否かが判定される。xexlk_s=1の
とき、すなわち排気漏れ検出処理中のときには、前述し
た図13のステップ642、644、646及び648
と同一内容のステップ946、948、950及び95
2を実行して、燃料噴射量tauを算出する。一方、排
気漏れ検出処理が完了している場合又は排気漏れ検出処
理中でない場合には、排気漏れ検出のための燃料噴射は
実行されない。
【0084】さらに、この実施形態においては、排気管
の負圧波が大きくなるように、図19に示されるルーチ
ンにて目標回転速度が設定される。このルーチンでは、
まず、ステップ982において、排気漏れ検出処理終了
フラグxexlk_eをみて検出処理が終了しているか
否かを判定する。検出処理が終了していないとき、すな
わちxexlk_e=0のときには、ステップ984に
進み、排気漏れ検出処理中フラグxexlk_sが1か
否かが判定される。xexlk_s=1のとき、すなわ
ち排気漏れ検出処理中のときには、ステップ986にお
いて目標回転速度enetが、排気管の負圧波が大きく
なるような所定の低回転速度EXLKNEに設定され
る。
【0085】最後に、可変動弁機構(可変バルブタイミ
ング(VVT)機構)が設けられた内燃機関に本発明を
適用した場合(第7実施形態)について説明する。VV
T機構としては、例えば、吸気弁の開閉タイミングを変
更するものがある。排気通路の負圧波が大きくなるよう
にVVT機構を制御することで、排気系異常(漏れ)の
検出精度を向上させることができ、通常、吸排気弁が同
時に開いている期間(オーバラップ期間)が大きくなる
方向に制御すると、排気通路の負圧波が大きくなる。
【0086】この実施形態においては、前述した図12
に示される排気漏れ検出用燃料補正係数算出ルーチン、
図13に示される燃料噴射量算出ルーチン、及び図14
に示される排気漏れ判定ルーチンが実行されるととも
に、次に説明するバルブタイミング設定ルーチン(図2
0)が実行される。
【0087】このバルブタイミング設定ルーチンでは、
まず、ステップ1002にてxexlk_e=0が成立
するかどうか、すなわち排気漏れ検出処理未完了かどう
かが判定される。排気漏れ検出処理未完了のときには、
ステップ1004に進み、排気漏れ検出処理中フラグx
exlk_sが1か否かが判定される。xexlk_s
=1のとき、すなわち排気漏れ検出処理中のときには、
ステップ1006において目標バルブタイミングevt
tが、排気管の負圧波が大きくなるような所定値EXL
KVTTに設定される。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
排気系に設けられた空燃比センサの出力に基づいて排気
系の異常(漏れ)を確実に且つ迅速に検出することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る排気系異常検出装置
を備えた電子制御式内燃機関の全体概要図である。
【図2】空燃比とO2センサ出力電圧との関係を示す特
性図である。
【図3】機関電子制御装置(エンジンECU)のハード
ウェア構成を示すブロック図である。
【図4】CPUによって実行される噴射量演算ルーチン
の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】CPUによって実行されるメイン空燃比フィー
ドバック制御ルーチンの処理手順を示すフローチャート
(1/2)である。
【図6】CPUによって実行されるメイン空燃比フィー
ドバック制御ルーチンの処理手順を示すフローチャート
(2/2)である。
【図7】メイン空燃比フィードバック制御により、上流
側O2センサで検出される空燃比(A/F)の変化に対
してカウンタCDLY、フラグF1及び空燃比補正係数
FAFがどのように変化するかを例示するタイムチャー
トである。
【図8】CPUによって実行されるサブ空燃比フィード
バック制御ルーチンの処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図9】本発明の一実施形態に係る排気系異常検出ルー
チンの処理手順を示すフローチャートである。
【図10】空燃比と全域空燃比センサ出力電圧との関係
を示す特性図である。
【図11】本発明の他の実施形態に係る排気系異常検出
ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。
【図12】第3実施形態に係る排気漏れ検出用燃料補正
係数算出ルーチンの処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図13】第3実施形態に係る燃料噴射量算出ルーチン
の処理手順を示すフローチャートである。
【図14】第3実施形態に係る排気漏れ判定ルーチンの
処理手順を示すフローチャートである。
【図15】第4実施形態に係る排気漏れ判定ルーチンの
処理手順を示すフローチャートである。
【図16】第5実施形態に係る燃料噴射量算出ルーチン
の処理手順を示すフローチャートである。
【図17】第6実施形態に係る排気漏れ検出用燃料補正
係数算出ルーチンの処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図18】第6実施形態に係る燃料噴射量算出ルーチン
の処理手順を示すフローチャートである。
【図19】第6実施形態に係る目標回転速度設定ルーチ
ンの処理手順を示すフローチャートである。
【図20】第7実施形態に係るバルブタイミング設定ル
ーチンの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…直列多気筒4ストロークサイクルレシプロガソリン
機関 2…シリンダブロック 3…シリンダヘッド 4…シリンダ 5…ピストン 6…コネクティングロッド 7…クランクシャフト 8…燃焼室 9…吸気ポート 10…排気ポート 11…吸気バルブ 12…排気バルブ 13…吸気側カムシャフト 14…排気側カムシャフト 15…吸気側カム 16…排気側カム 17,18,19…タイミングプーリ 20…タイミングベルト 30…吸気通路 31…エアクリーナ 32…スロットルバルブ 33…サージタンク 34…吸気マニホルド 35…アイドルアジャスト通路 36…アイドル回転速度制御弁(ISCV) 40…インジェクタ 41…燃料タンク 42…燃料ポンプ 43…燃料配管 50…点火プラグ 51…イグナイタ 52…点火コイル 53…点火ディストリビュータ 60…排気通路 61…排気マニホルド 62…触媒コンバータ 68…アラームランプ 70…エアフローメータ 72…スロットル開度センサ 73…吸気温センサ 74…水温センサ 75…上流側O2センサ(メインO2センサ) 76…下流側O2センサ(サブO2センサ) 80…クランク基準位置センサ 81…クランク角センサ 82…アイドルスイッチ 83…車速センサ 90…機関ECU 91…CPU 92…システムバス 93…ROM 94…RAM 95…A/D変換回路 96…入力インタフェース回路 97a,97b,97c,97d…駆動回路 99…バックアップRAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/02 331 F02D 29/02 331Z ZHV ZHV 29/06 29/06 Q 41/04 330 41/04 330H 41/08 305 41/08 305 330 330A 41/14 310 41/14 310B 310F 310G 310K 45/00 368 45/00 368G Fターム(参考) 3G084 AA03 BA06 BA09 BA13 BA23 CA03 DA30 EA02 EA11 EB12 EB16 FA30 3G091 AA02 AA14 AA17 AA28 AB03 BA27 CB02 DA02 DB04 DB06 DC03 EA34 FA12 FC04 HA36 HA37 3G092 AA01 AA05 AA11 AB02 EA06 EA09 EA16 EB02 EB03 EB09 EC02 FB00 GA04 HA01Z HA13X HB01X HD06Y HD06Z HE01Z HE10Z 3G093 AA01 BA04 CA04 DA11 EA04 EA05 FA06 FB01 3G301 HA01 HA06 HA19 JB00 JB10 KA07 LB02 MA01 MA12 NB12 ND05 ND15 NE13 PD08Z PE01Z PE10A

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気系の異常の有無を検出するときに、
    強制的な継続リッチ空燃比を与える制御手段と、 排気系に設けられたセンサが、前記制御手段の制御によ
    るリッチ空燃比に対応する出力を示さないときに、排気
    系に異常があると判定する判定手段と、 を具備する、内燃機関の排気系異常検出装置。
  2. 【請求項2】 排気系の異常の有無を検出するときに、
    機関のアイドル運転中に強制的な継続リッチ空燃比を与
    える制御手段と、 排気系に設けられたセンサが、前記制御手段の制御によ
    るリッチ空燃比に対応する出力を示さないときに、排気
    系に異常があると判定する判定手段と、 を具備する、内燃機関の排気系異常検出装置。
  3. 【請求項3】 排気系に設けられた触媒コンバータの上
    流側及び下流側にそれぞれ配置された上流側及び下流側
    空燃比センサの出力に基づいて空燃比をフィードバック
    制御する内燃機関の排気系の異常を検出する装置であっ
    て、 該フィードバック制御を停止し、継続的に機関の空燃比
    をリッチに制御するリッチ制御手段と、 前記リッチ制御手段の制御によるリッチ空燃比に対応す
    る出力を下流側空燃比センサが示さないときに、排気系
    に異常があると判定する異常判定手段と、 を具備する、内燃機関の排気系異常検出装置。
  4. 【請求項4】 前記リッチ制御手段は、機関のアイドル
    時にリッチ制御を実行する、請求項3に記載の内燃機関
    の排気系異常検出装置。
  5. 【請求項5】 上流側空燃比センサ及び下流側空燃比セ
    ンサは、ともに、排気ガスの空燃比がリッチかリーンか
    を検出するO2センサであり、前記異常判定手段は、両
    センサの出力を比較して排気系異常を判定する、請求項
    3に記載の内燃機関の排気系異常検出装置。
  6. 【請求項6】 上流側空燃比センサは、排気ガスの空燃
    比にほぼ比例する出力特性を有する全域空燃比センサで
    あり、一方、下流側空燃比センサは、排気ガスの空燃比
    がリッチかリーンかを検出するO2センサであり、前記
    異常判定手段は、下流側のO2センサの出力がリーン相
    当値を示すときに排気系に異常があると判定する、請求
    項3に記載の内燃機関の排気系異常検出装置。
  7. 【請求項7】 機関のアイドル運転を停止させる手段を
    備えた内燃機関の排気系の異常を検出する装置であっ
    て、 排気系の異常の有無を検出する条件が成立したときに、
    機関のアイドル運転の停止を解除し、アイドル運転中に
    機関をリッチ空燃比で運転させる制御手段と、 排気系に設けられたセンサが、前記制御手段の制御によ
    るリッチ空燃比に対応する出力を示さないときに、排気
    系に異常があると判定する判定手段と、 を具備する、内燃機関の排気系異常検出装置。
  8. 【請求項8】 内燃機関と電気モータとを動力源として
    使用した車両における該内燃機関の排気系の異常を検出
    する装置であって、 排気系の異常の有無を検出するときに、内燃機関と電気
    モータとによる駆動割合を、内燃機関が所定の範囲にな
    るように変更するとともに、内燃機関をリッチ空燃比で
    運転させる制御手段と、 排気系に設けられたセンサが、前記制御手段の制御によ
    るリッチ空燃比に対応する出力を示さないときに、排気
    系に異常があると判定する判定手段と、 を具備する、内燃機関の排気系異常検出装置。
  9. 【請求項9】 該内燃機関は可変動弁機構を有し、排気
    系の異常の有無を検出するときには、前記制御手段は排
    気系の負圧波が大きくなるように該可変動弁機構を制御
    する、請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載
    の内燃機関の排気系異常検出装置。
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