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JP2002270349A - セラミックヒーター装置及びその製造方法 - Google Patents

セラミックヒーター装置及びその製造方法

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JP2002270349A
JP2002270349A JP2001066049A JP2001066049A JP2002270349A JP 2002270349 A JP2002270349 A JP 2002270349A JP 2001066049 A JP2001066049 A JP 2001066049A JP 2001066049 A JP2001066049 A JP 2001066049A JP 2002270349 A JP2002270349 A JP 2002270349A
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JP
Japan
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ceramic heater
tip
tubular body
tapered
metal tubular
Prior art date
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Application number
JP2001066049A
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English (en)
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JP4632565B2 (ja
Inventor
Masahito Taniguchi
雅人 谷口
Haruhiko Sato
晴彦 佐藤
Katsuhisa Yabuta
勝久 藪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication date
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First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=18924606&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2002270349(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
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Priority to DE60225200T priority patent/DE60225200T3/de
Priority to EP02251651A priority patent/EP1239222B2/en
Priority to US10/133,440 priority patent/US6727473B2/en
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23QIGNITION; EXTINGUISHING-DEVICES
    • F23Q7/00Incandescent ignition; Igniters using electrically-produced heat, e.g. lighters for cigarettes; Electrically-heated glowing plugs
    • F23Q7/001Glowing plugs for internal-combustion engines
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B3/00Ohmic-resistance heating
    • H05B3/10Heating elements characterised by the composition or nature of the materials or by the arrangement of the conductor
    • H05B3/12Heating elements characterised by the composition or nature of the materials or by the arrangement of the conductor characterised by the composition or nature of the conductive material
    • H05B3/14Heating elements characterised by the composition or nature of the materials or by the arrangement of the conductor characterised by the composition or nature of the conductive material the material being non-metallic
    • H05B3/141Conductive ceramics, e.g. metal oxides, metal carbides, barium titanate, ferrites, zirconia, vitrous compounds
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23QIGNITION; EXTINGUISHING-DEVICES
    • F23Q7/00Incandescent ignition; Igniters using electrically-produced heat, e.g. lighters for cigarettes; Electrically-heated glowing plugs
    • F23Q7/001Glowing plugs for internal-combustion engines
    • F23Q2007/004Manufacturing or assembling methods
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B2203/00Aspects relating to Ohmic resistive heating covered by group H05B3/00
    • H05B2203/027Heaters specially adapted for glow plug igniters

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セラミックヒーターが金属製筒状体内にロウ
付けによって固定されているもので、同ヒーターの切断
部分が分離、脱落するのを防止する。 【解決手段】 セラミックヒーターの先端2a先細りテ
ーパー状のテーパー部2tを形成し、テーパー部2tの
先細り起点P1よりも先端側に金属製筒状体3の先端3
aを存在させて同ヒーター2を金属製筒状体3内に配置
させる。金属製筒状体3の内周面3dと同ヒーター2の
外周面2bとの隙間をロウ付けする。ロウ付けしたロウ
材層10をテーパー部2tの先細り起点P1よりも先端
側にも存在させる。先端側に存在する厚肉のロウ材層1
0に抜け止め作用をさせた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミックヒータ
ー装置に関し、詳しくはディーゼルエンジンの始動促進
用などに使用されるグロープラグ或いは石油ファンヒー
ターの着火用ヒーターなどに使用されるセラミックヒー
ター装置に関する。
【0002】図10は、この種のセラミックヒーター装
置の一例としてディーゼルエンジン用のセラミックグロ
ープラグ101を示したものである。このものは、金属
製筒状体3の内側(円柱状の空孔)に、丸棒(円柱)状
のセラミックヒーター2を、ヒーター先端2aが金属製
筒状体(以下、単に筒状体ともいう)3の先端3aから
突出するように固定し、これらを筒状をなす金属製本体
(以下、単に本体ともいう)4内にその先端4aから突
出するようにして保持(固定)されている。このものの
組立ては、例えば、セラミックヒーター2を筒状体3の
内側に隙間嵌めし、その隙間に加熱した溶融ロウ(図示
せず)を流し込み、流し込まれたロウ材層10による筒
状体3の熱膨張及び冷却収縮を利用してセラミックヒー
ター2を締め付けて筒状体3内に気密状に固定する。そ
して、セラミックヒーター2が一体化された筒状体3を
本体4に同様に隙間嵌めし、その隙間に溶融ロウ10を
流し込むことで組立てられていた。
【0003】なお、セラミックヒーター2は、そのヒー
ター先端2a寄り内部に、例えば導電性セラミックから
なり折り返し状(U字状)に形成されたセラミック発熱
体又は高融点金属線からなる発熱体(図示せず)を埋設
してなるものである。そして、この発熱体のU字の両端
部(両脚の端部)に、要すれば中継線を介してセラミッ
クヒーター2の後端2c寄り部位の側面などに端子を設
け、この端子に通電用リード15、16がロウ付けされ
ている。このようなヒーター装置は、通電用リード1
5、16を介して電流を印加することでセラミックヒー
ター2を抵抗発熱して加熱するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の構造の
ものにおいて、筒状体3内にロウ材層により固定された
セラミックヒーター2は、その後のグロープラグ101
の組立てに至るまでの製造工程や取扱いにおいて、様々
な外力(落下による衝撃、エンジンへの取付け時におけ
る曲げ力)を受ける。このため、セラミックヒーター2
は、金属製筒状体3内で、図10中に示したような太線
部Sで切断(折損)している場合がある。しかし、その
ような切断は金属製筒状体3内であることから外部から
は視認できない。このため、そのままエンジン(シリン
ダ内又は副燃焼室)Eへ組み込まれてしまうことがあ
る。
【0005】一方、エンジンの燃焼中、セラミックヒー
ター2は、常時著しい温度変化(熱衝撃)及び爆風に晒
されている。このため、エンジンが運転された際には、
振動や昇温による金属製筒状体3とセラミックヒーター
2との熱膨張差により、両者間に弛緩(緩み)が生じ
る。一方、金属製筒状体3の内周面3dは内径が一定で
ストレートのため、このような弛緩が生じると、図11
に示したように、セラミックヒーター2のヒーター先端
2a側の切断部分が分離してエンジンEの燃焼室内に落
下する危険があるといった問題があった。
【0006】すなわち、金属製筒状体3と本体4とのロ
ウ付けは両部品ともに金属製であるため、その接合強度
は高く安定している。また、金属製筒状体3の内周面3
dとロウ材層10との接合強度は高いものの、セラミッ
クヒーター2の外周面2bとロウ材層10との接合強度
は焼き嵌め状態になっているのみであるため相対的に低
く、しかもセラミックとロウ材との熱膨張係数の相違が
大きい。このため、セラミックヒーター2の外周面2b
とロウ材層10との界面では弛緩(緩み)が生じやす
い。とくに、金属製筒状体3の先端3aに近いところで
切断している場合には、切断しているセラミックヒータ
ー2の部分を保持する力も小さいことから、分離、脱落
を招きやすい。
【0007】また、このようなセラミックヒーター装置
においては、ロウ材層によって固定されたものに代え
て、セラミックヒーターが金属製筒状体3内に圧入され
て保持されているものもある。しかし、圧入によるもの
においても、セラミックヒーターに上記のような切断が
ある場合には、ロウ材層によるものと同様、その切断部
の分離、脱落の問題がある。また、ロウ材層構造、又は
圧入構造に限らず、このようなセラミックヒーターの切
断は、エンジンへの組み込み後において発生する可能性
もあるが、その場合でも、同様の問題がある。
【0008】本発明は、上記した従来のグロープラグな
どのセラミックヒーター装置における問題点に鑑みてな
されたもので、その目的は、セラミックヒーターが金属
製筒状体内にロウ付け、又は圧入によって固定されてい
るものにおいて、セラミックヒーターの切断部分が分
離、脱落するのを防止することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに請求項1に記載の発明は、金属製筒状体内に、軸状
のセラミックヒーターを、ヒーター先端が該金属製筒状
体の先端から突出するように配置させた構造を有するセ
ラミックヒーター装置において、前記セラミックヒータ
ーの先端に先細りテーパー状のテーパー部を形成し、該
テーパー部の先細り起点よりも先端側に前記金属製筒状
体の先端を存在させて該セラミックヒーターを前記金属
製筒状体内に配置させ、該金属製筒状体の内周面と該セ
ラミックヒーターの外周面との間にロウ材を介在させて
両者を固定し、このロウ材層を該テーパー部の先細り起
点よりも先端側にも存在させたことを特徴とする。
【0010】上記手段により、テーパー部の先細り起点
よりも先端側に存在させたロウ材層がある。このような
ロウ材層は、セラミックヒーターが金属製筒状体内で緩
んでいたとしても、金属製筒状体に対し先端側に摺り抜
けようとする際にテーパー部に係合する形となって抜け
止め作用をする。すなわち、セラミックヒーターが、例
えばテーパー部の先細り起点よりも後端側で切断した場
合において、その切断箇所より先端側の外周面とロウ材
層との界面に弛緩が生じたとしても、テーパー部の先細
り起点よりも先端側に存在するロウ材層がテーパー部の
表面において厚く形成されている。これが、テーパー部
に係合する形となって抜け止め作用をするため、切断し
たセラミックヒーターの先端部が金属製筒状体から抜け
落ちることが防止される。このように、本発明が例えば
グロープラグとして具体化された場合において、セラミ
ックヒーターが金属製筒状体内で切断しているまま、エ
ンジンへ組み込まれて運転された際にセラミックヒータ
ーと金属製筒状体との間に弛緩が生じたとしても、セラ
ミックヒーターの切断部がエンジンの副燃焼室内へ脱落
するのが防止される。なお、テーパー部のテーパー角度
は、10分〜5度程度とするのが適切である。
【0011】そして、請求項2に記載の発明は、金属製
筒状体内に、軸状のセラミックヒーターを、ヒーター先
端が該金属製筒状体の先端から突出するように配置させ
た構造を有するセラミックヒーター装置であって、該金
属製筒状体の内周面と該セラミックヒーターの外周面と
の間にロウ材を介在させて両者を固定されているものに
おいて、前記セラミックヒーターのうち、前記金属製筒
状体内にありしかも該金属製筒状体の先端寄り部位に対
応する部位に、該金属製筒状体内にある他の部位よりも
小径の小径部を形成し、該小径部において介在されてい
るロウ材層を、前記セラミックヒーターが前記金属製筒
状体に対し先端側に摺り抜けようとする際の抜け止め作
用をなすように存在させたことを特徴とする。
【0012】前記小径部は、請求項3に記載のように、
先端に向ってストレート状のストレート部としたもので
もよいし、請求項4に記載のように、先細りテーパー状
のテーパー部としたものでもよい。なお、本発明におけ
る前記小径部は、くびれ又は軸線周りに形成された周溝
を含むものである。このような小径部があると、そこに
ロウ材層が入り込み、前記セラミックヒーターが前記金
属製筒状体に対し先端側に摺り抜けようとする際の抜け
止め作用をするためである。
【0013】なお、上記のいずれの手段においても、抜
け止め作用をするロウ材層は、金属製筒状体の先端寄り
部位にあるセラミックヒーターの最大外径と最小外径と
の差によって構成されるが、この差は、10μm〜30
0μmの範囲にあるとよい。この差が、10μmより小
さいと、抜け止め作用が不充分となる一方、300μm
を超えるようだと、溶融ロウが毛管現象で金属製筒状体
の内周面とセラミックヒーターの外周面との隙間にいき
わたらず(埋まらず)、ロウ材層による固定不良を発生
させる危険性があるためである。
【0014】そして、請求項5に記載の発明は、金属製
筒状体内に、軸状のセラミックヒーターを、ヒーター先
端が該金属製筒状体の先端から突出するように配置させ
た構造を有するセラミックヒーター装置であって、該金
属製筒状体の内周面と該セラミックヒーターの外周面と
の間にロウ材を介在させて両者を固定されているものに
おいて、前記セラミックヒーターのうち、前記金属製筒
状体内にありしかも該金属製筒状体の先端寄り部位に対
応する部位の外周面に凹部を形成し、該凹部において介
在されているロウ材層を、前記セラミックヒーターが前
記金属製筒状体に対し先端側に摺り抜けようとする際の
抜け止め作用をなすように存在させたことを特徴とす
る。上記においては、セラミックヒーターに小径部を設
けたものであるが、本請求項に記載の構成としてもよ
い。
【0015】さらに、請求項6に記載の発明は、金属製
筒状体内に、軸状のセラミックヒーターを、ヒーター先
端が該金属製筒状体の先端から突出するように配置させ
た構造を有するセラミックヒーター装置において、前記
セラミックヒーターの先端に先細りテーパー状のテーパ
ー部を形成し、該テーパー部の先細り起点が、前記金属
製筒状体の先端寄り部位に位置するように該セラミック
ヒーターを前記金属製筒状体内に圧入し、前記金属製筒
状体の先端を該テーパー部において先すぼまり状として
なることを特徴とする。
【0016】このような構成とすることで、ロウ材層に
よる固定によることなく、軸状のセラミックヒーター
を、ヒーター先端が該金属製筒状体の先端から突出する
ように配置させることができる。その上に、金属製筒状
体の先端がテーパー部において先すぼまり状となってい
ることから、この先端がテーパー部に係合する形となっ
て抜け止め作用をする。したがって、前記したようにセ
ラミックヒーターの先端部が切断していたとしても、金
属製筒状体から抜け落ちることが防止される。しかもこ
のような構造としたため、適宜の圧入代を設けて、その
セラミックヒーターを先端側から金属製筒状体内に所定
深さ圧入することで、抜け止め作用のあるセラミックヒ
ーター装置が容易に形成できる。
【0017】すなわち、請求項7に記載のように、その
好ましい製法は、金属製筒状体内に、軸状のセラミック
ヒーターを、ヒーター先端が該金属製筒状体の先端から
突出するようにヒーター先端から圧入して配置させた構
造を有するセラミックヒーター装置を製造するにあた
り、前記セラミックヒーターの先端に先細りテーパー状
のテーパー部を形成しておき、該テーパー部の先細り起
点が、前記金属製筒状体の先端を超えない位置まで該セ
ラミックヒーターを前記金属製筒状体内に圧入すること
にある。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1の実施形態につ
いて図1〜図4に基いて詳細に説明する。図1は、セラ
ミックヒーター装置として本例ではディーゼルエンジン
用のグロープラグ1の要部断面を示したものである。こ
のものは、詳しくは後述するが、先細り丸棒状(円断面
の軸状)のセラミックヒーター2と、このセラミックヒ
ーター2を内挿してロウ材層による固定して配置させた
金属製筒状体3と、同ヒーター2を一体化した金属製筒
状体3を保持する本体4などから構成されている。セラ
ミックヒーター2は、その先端(図1の下端)2a寄り
部位を突出させて金属製筒状体3内に隙間嵌め状に内挿
されて銀ロウ10により固定されている。そして、一体
化された金属製筒状体3は、その後で、後端3c寄り部
位を、本体4の先端4a寄りの内周面4dが若干縮径さ
れた縮径部5に隙間嵌め状に内挿して、銀ロウ10によ
り固定し、本体4に組み付けられている。なお、図中、
15、16は、通電用リードであり、セラミックヒータ
ー2の後端2c寄りの側面に導出された端子に接続され
ている。そして、この通電用リード15、16を介して
電流を印加することでヒーター先端を発熱するように構
成されている。このような基本的な構成は、従来のグロ
ープラグと同じである。
【0019】一方、本形態のグロープラグ1を構成す
る、セラミックヒーター2は、ストレートの同径円断面
からなる円柱部6と、円柱部6の端部(図1下端部)か
ら先端2aが円錐台状で先細りテーパー状をなすテーパ
ー部2tとからなっている。そして、このセラミックヒ
ーター2は、本例では、直径3.5mmで長さ45mm
の円柱状のものをその先端から後端側に向って12mm
の範囲について、先細りテーパー状のテーパ部2tとし
ている。ただし、テーパー部2tのテーパー角度θは、
例えば1度30分とされ、先端2aは半球面状に形成さ
れている。なお、このようなセラミックヒーター2は、
窒化珪素などのセラミック絶縁体からなるセラミック基
体中に、図示はしないが導電性セラミックや高融点金属
からなる抵抗発熱体(線)を埋設状にして焼結、形成さ
れてなるものである。
【0020】そして、このようなセラミックヒーター2
は、一定の肉厚をもつ直管で円筒状をなす金属製(例え
ばSUS430製)筒状体(長さ20mm)3中に隙間
嵌め状に挿入され、金属製筒状体3の先端3aをテーパ
ー部2tの先細り起点P1よりも先端側にL1の寸法を
おいて位置させ、銀ロウによりロウ付けされている。こ
うして、先端2a寄り部位を所定長さ(本例では10m
m)突出させている。ロウ付けしたロウ材層10は円柱
部6の外周面と、テーパー部2tの先細り起点P1より
も先端側の外周面においても存在しており、この先細り
起点P1よりも先端側においては厚肉となっている。な
お、筒状体3は常温で本例では、内径3.6mmで肉厚
が0.7mmのものである。
【0021】このように本形態においてロウ材層10
は、セラミックヒーター2のテーパー部2tの先細り起
点P1よりも後端側のストレートの円柱部6の外周面で
はその厚さT1が50μmと略一定である。しかし、テ
ーパー部2tの周面においては先端側に向うほどその先
細りテーパーに対応して厚肉となり、金属製筒状体3の
先端3aで最大となり、その最大厚さT2は本例では約
80μmとされている。すなわち、図1に示したよう
に、軸線Gを通る平面で切断したとき、テーパー部2t
においてはロウ材層10が断面視において、先端側に向
うほどその内径が小さく厚肉をなす楔形を呈しており、
セラミックヒーター2の先端側への移動を規制する形と
なっている。
【0022】このため、セラミックヒーター2が例えば
図1中の線Sのように切断しており、そのまま、ディー
ゼルエンジンの副燃焼室Eに取付けられ、運転される場
合には次のようになる。すなわち、本形態においては、
エンジンの運転に伴う熱衝撃や爆風により、ロウ材層1
0とセラミックヒーター2の外周面との界面が分離し、
セラミックヒーター2の先端2a側が金属製筒状体3に
対し先端側に摺り抜けようとしても、テーパー部2tに
おいて存在する断面楔形のロウ材層10がその抜け止め
作用をする。このため、セラミックヒーター2の先端部
がこのように切断しており、ロウ材層10との弛緩が生
じたとしても、従来のようにその切断部の先端側が副燃
焼室E内に落下してしまうといったことがない。また、
エンジンへの組み付け後においてこのような切断が発生
したとしても同様である。このように本形態では、テー
パー部2tにおいて固定しているロウ材層10が、セラ
ミックヒーターの先端側への抜け止め作用をしているこ
とから、セラミックヒーター2の先端部の分離、脱落を
防止できるといった効果がある。
【0023】本形態では、テーパー部2tのテーパー角
度θが大きいほど、そして、テーパー部2tに存在する
ロウ材層10の軸線G方向の寸法が大きいほど、抜け止
め作用は大きい。しかし、テーパー角度θやロウ材層1
0の軸線G方向の寸法が大きくなるほど、ロウ付け前の
セラミックヒーター2のテーパー部2tの外周面2bと
金属製筒状体3の内周面3dとのなす隙間が先端側で大
きくなる。このため、溶融ロウの流し込み作業時におけ
る溶融ロウの毛管現象による濡れ広がりが阻害され、ロ
ウがテーパー部2tの先細り起点P1よりも先端側に十
分にいきわたらない危険もある。一方、テーパー角度θ
が小さいほど、抜け止め作用は低下する。軸線G方向に
沿う、テーパー部2tの先細り起点P1から金属製筒状
体3の先端面3aまでの距離L1にもよるが、テーパー
角度θは10分〜5度の範囲に設定するのが好ましい。
なお、十分な抜き止め作用が期待できない場合には、金
属製筒状体3の先端3a寄り部位を縮径ないし絞り込む
ようにカシメてからロウ付けしてもよい。
【0024】ここで、本形態におけるセラミックヒータ
ー2を金属製筒状体3にロウ付けする方法について図3
を参照して説明する。なお、図3では、ロウ付けに使用
される両者の支持治具は省略してある。図3Aに示した
ように、セラミックヒーター2を筒状体3中に隙間嵌め
状に挿入し、先端2aを所定長さ突出するようにして保
持する。すなわち、テーパー部2tの先細り起点P1よ
りも先端側にL1の寸法をおいて金属製筒状体3の先端
3aを位置させる。そして、その状態の下で隙間に溶融
ロウ(銀ロウ)を流し込む。こうすることで、図3Bに
示したように、金属製筒状体3の内周面3dとセラミッ
クヒーター2の外周面2bとにロウ材を介在させて両者
を固定され、ロウ材層10は円柱部6の外周面2bと、
テーパー部2tの先細り起点P1よりも先端側において
も存在する。なお、セラミックヒーター2の周面(表
面)には溶融ガラスを塗布して焼き付けておくのが、溶
融ロウの濡れ性の向上から好ましい。
【0025】さて次に、本発明の請求項2の実施形態に
ついて図4に基づいて詳細に説明する。ただし、本形態
のグロープラグ21は上記形態の変形とでも言うべきも
のであり、本質的相違はないので、同一の部位には同一
の符号を付し、相違点のみ説明する。
【0026】前記形態では、セラミックヒーター2の先
端が先細りテーパー状に形成されていたのに対し、本形
態では、セラミックヒーター2のうち、金属製筒状体3
内にありしかも金属製筒状体3の先端3a寄り部位に対
応する部位に、他の部位(円柱部)6の直径D1よりも
小径の直径D2からなる小径部2sを形成したものであ
る。ただし、小径部2sは、他の部位つまり後端寄りの
大径の円柱部6と同軸(同心)円断面で、先端2aに向
ってストレート状のストレート部をなしている。因み
に、本形態では、大径部6の直径D1が3.5mmであ
るのに対し、小径部2sは直径D2が3.3mmであ
り、金属製筒状体3は前記のものと同じである。したが
って、ロウ材層10の大径部6の外周面での厚さT1は
約50μmであるのに対し、小径部2sの外周面での厚
さT2は約150μmである。
【0027】このような本形態においても、線Sでセラ
ミックヒーターが切断している場合において、固定して
いるロウ材層10と、セラミックヒーター22の外周面
との界面に弛緩が生じたとしても前記形態と同様の作
用、効果がある。すなわち、小径部2sの外周面に存在
し、軸線Gに沿う寸法Lの範囲にあるロウ材層10がセ
ラミックヒーター22の切断部の抜け止作用をなすこと
から、その抜け落ちが防止される。
【0028】本形態は、大径部6と小径部2sとの境界
点P2において、明確な異径段部が形成されるため、抜
け止め作用は前記形態より大きい。なお、このような小
径部2sは、ストレートでなく、図4中に2点鎖線Nで
示したように、先細りテーパー状のテーパー部としても
よい。この場合のテーパー角度は10分〜45度の範囲
に設定するのが好ましい。ただし、いずれにしても、小
径部2sは大径部と同軸(同心)状に設けるのが好まし
い。また、小径部2sがあまり細いと、ロウ材の充填不
良を招いてしまうので、そのような不良のない範囲にお
いて適切な抜け止め作用が得られる範囲で、その太さ及
び抜け止作用をなすロウ材層の寸法L1を設定するとよ
い。なお、十分な抜き止め作用が期待できない場合に
は、この場合においても、金属製筒状体3の先端3a寄
り部位を縮径ないし絞り込むようにカシメてから、ロウ
材層によって固定してもよい。
【0029】次に本発明の請求項2の別の実施形態につ
いて図5に基づいて説明する。ただし、本形態のグロー
プラグ31は上記形態の変形とでも言うべきものであ
り、本質的相違はないので、同一の部位には同一の符号
を付し、相違点のみ説明する。
【0030】すなわち、前記形態では、セラミックヒー
ター22のうち、金属製筒状体内にありしかも金属製筒
状体3の先端3a寄り部位に対応する部位に、他の部位
よりも小径の小径部2sを、他の部位つまり後端寄りの
大径部6と同軸(同心)の円断面で、先端に向ってスト
レート状のストレート部とした。これに対し、本形態で
は、図5に示したように、その小径部32sを軸線周り
に周溝ないしくびれをなすようにしたものである。
【0031】これにより、セラミックヒーター32の外
周面と金属製筒状体3の内周面との間にロウ材を介在さ
せて両者を固定しているロウ材層10のうち、この小径
部(周溝)32sに存在しているものが、前記形態と同
様にセラミックヒーター32の抜け止め作用をする。小
径部32sの太さ(周溝の深さ)及び小径部(周溝)3
2sの幅は、そこに入り込んだロウ材層が抜け止作用を
なすのに必要な寸法に設定すればよい。
【0032】次に本発明の請求項5の実施形態について
図6、7に基づいて説明するが、本形態のグロープラグ
41も上記形態の変形とでも言うべきものであり、本質
的相違はないので、同一の部位には同一の符号を付し、
相違点のみ説明する。すなわち、このものは、同図に示
したように、前記形態のセラミックヒーター32に設け
た周溝状の小径部32sに代えて、例えば、半球面状の
凹部42sを軸線G周りに例えば4つ等角度間隔で設け
たものである。
【0033】このような本形態では、セラミックヒータ
ー42の外周面と金属製筒状体3の内周面との間にロウ
材を介在させて両者を固定しているロウ材層10のう
ち、該凹部42sに存在するものが、セラミックヒータ
ーの抜け防止作用をする。
【0034】上記した各形態のものは、そのいずれも、
セラミックヒーターが金属製筒状体3に隙間嵌めされて
その隙間に溶融ロウを流し込んで固定することで一体化
した構造のものであり、その固定したロウ材層の一部を
利用して抜け止め作用をさせたものである。したがっ
て、その組立てに溶融ロウを流し込む工程を必要とす
る。以下は、このロウ材による固定を要しない本発明の
請求項6の実施形態について図8、9に基づいて説明す
る。
【0035】本形態のグロープラグ61は、セラミック
ヒーターと金属製筒状体とをロウ付けによることなく、
金属製筒状体3内にセラミックヒーター2を圧入するこ
とで構成されたものである点が、請求項1の実施形態と
本質的に相違するものの、その他の点についてはそれと
基本的な相違はない。したがって、その相違点を中心に
説明し、共通する部位については同一の符号を付し、適
宜、その説明を省略する。
【0036】本実施形態においては、先細り丸棒状のセ
ラミックヒーター2と、このセラミックヒーター2を圧
入して配置させた金属製筒状体3と、セラミックヒータ
ー2を一体化したこの金属製筒状体3を介してセラミッ
クヒーター2を保持する本体4などから構成されてい
る。セラミックヒーター2は、その先端2a寄り部位を
突出させて金属製筒状体3内に圧入して配置させて一体
化されている。一体化された金属製筒状体3が、その後
端3c寄り部位を、本体4の先端4a寄りの内周面4d
が若干縮径された縮径部5に隙間嵌め状に内挿され、そ
の隙間に銀ロウ10を流し込んでロウ材層により固定さ
れている。
【0037】このような本形態のグロープラグ1を構成
する、セラミックヒーター2は、図1におけるものと同
じものである。そして、このようなセラミックヒーター
2は、直管で円筒状をなす金属製(例えばSUS430
製)筒状体(長さ20mm)3中に圧入され、先端2a
を所定長さ(本例では10mm)突出させている。そし
て、テーパー部2tの先細り起点P1が金属製筒状体3
の先端3aよりも後端側にL1の寸法をおいて配置され
ている。すなわち、セラミックヒーター2を先端2a側
から圧入するものの、金属製筒状体3の先端3aがテー
パー部2tの途中に位置する点で、その圧入を停止した
ものである。
【0038】これにより、図8に示したように、金属製
筒状体3の先端3a寄り部位のうち、テーパー部2tの
先細り起点P1よりも先端にある部分がテーパー部2t
になじんだ先すぼまり状となっている。すなわち、軸線
Gを通る平面で切断したとき、テーパー部2tにおいて
は、金属製筒状体3の先端3a寄り部位が、先端3a側
に向うほどその内径が小さくなっており、セラミックヒ
ーター2の先端側への移動を規制している。
【0039】したがって本形態でも、セラミックヒータ
ー2が例えば図8中の線Sのように切断しており、その
まま、ディーゼルエンジンの副燃焼室Eに取付けられ、
運転される場合には、前記各形態と同様の作用効果があ
る。すなわち、本形態においては、エンジンの運転に伴
って、金属製筒状体3の内周面とセラミックヒーター2
の外周面とに弛緩が生じ、セラミックヒーター2の先端
2a側が金属製筒状体3に対し先端側に摺り抜けようと
しても、テーパー部2tにおいて金属製筒状体3の先端
3a寄り部位が先すぼまり状となっているため、その抜
けを止める。このため、セラミックヒーター2の切断部
の先端側が副燃焼室E内に落下することを防止できる。
【0040】なお、このようなセラミックヒーター2の
金属製筒状体3に対する圧入構造は、図9A、Bに示し
たように、直管で円筒状をなす金属製(例えばSUS4
30製)筒状体(長さ20mm)3中に、先端2aを所
定長さ(本例では10mm)突出させるようにヒーター
先端2a側から圧入することのみで得られる。すなわ
ち、この圧入において、テーパー部2tの先細り起点P
1よりも先端側にL2の寸法をおいて金属製筒状体3の
先端3aを位置させるまで圧入する。こうすることで、
大径の円柱部6の周りの金属製筒状体3部分は圧入代分
大きく変形して拡径されるが、テーパー部2tの先細り
起点P1よりも先端側ではそのように大きく拡径されな
いため、相対的に先すぼまり状となる。本例では筒状体
3は圧入前における内径が3.35mmで外径5mm
(肉厚0.825mm)のものを使用した。
【0041】本形態でも、テーパー部2tのテーパー角
度θが大きいほど、金属製筒状体の先端の先すぼまり角
度も大きくなるため、抜け止め作用は大きい。しかし、
テーパー角度θがあまり大きいと、圧入が円滑に行えな
い。一方、テーパー角度θが小さいほど、圧入が円滑に
なるが、テーパー部2tの長さを大きく確保する必要が
ある。気密確保に必要な圧入代又は軸線G方向に沿う、
テーパー部2tの先細り起点P1から金属製筒状体3の
先端面3aまでの距離L2、金属製筒状体の材質などに
もよるが、このような圧入構造による場合のテーパー角
度θは、10分〜2度の範囲に設定するのが好ましい。
【0042】なお、本形態のような圧入構造のものにお
いては、上記したように、圧入深さを所定値に設定して
おいて圧入することで、金属製筒状体へのセラミックヒ
ーターの一体化と同時に、セラミックヒーターの抜け止
めを自動的に得ることができる。しかも使用する金属製
筒状体3は、ストレート筒でよいことから、その製造効
率もよい。さらに、本形態のように、セラミックヒータ
ー2の金属製筒状体3への固定を圧入としたものでは、
セラミックヒーター2の外周面にガラスを塗布する工
程、ロウ付け工程、及び金属製筒状体3へのメッキ工程
が不要となることから、製造工程の簡略化、製造コスト
の低減が図られる。
【0043】上記の各形態では、グロープラグとしてセ
ラミックヒーター装置を具体化した場合を例示したが、
その適用例はこれに限定されるものではない。石油ファ
ンヒーターの着火用ヒーターのほか、各種の加熱用ヒー
ターに適用できる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のセラミックヒーター装置によれば、これが例えばグロ
プラグとして具体化されたときは、セラミックヒーター
が金属製筒状体内で切断しているまま、エンジンへ組み
込まれ、その後、運転された際においても、その切断部
のエンジン内への落下を防止できる。また、エンジンへ
組み込まれた後で切断が生じた場合でも同様である。さ
らに、石油ファンヒーターの着火用ヒーターなどに適用
された場合であっても、切断部分の分離、脱落というこ
とが防止できるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセラミックヒーター装置(グロー
プラグ)の実施形態の要部断面図及びそのさらに要部の
拡大断面図。
【図2】図1のグロープラグを先端面側からみた拡大
図。
【図3】図1のグロープラグをなすセラミックヒーター
を金属製筒状体に挿入してロウ付けする工程の説明用断
面図であり、Aはそのロウ付け前のセット状態の断面
図、Bはロウ付け後の断面図。
【図4】本発明に係るセラミックヒーター装置(グロー
プラグ)の実施形態の要部断面図及びそのさらに要部の
拡大断面図。
【図5】本発明に係るセラミックヒーター装置(グロー
プラグ)の実施形態の要部断面図及びそのさらに要部の
拡大断面図。
【図6】本発明に係るセラミックヒーター装置(グロー
プラグ)の実施形態の要部断面図及びそのさらに要部の
拡大断面図。
【図7】図6におけるA−A線断面図。
【図8】本発明に係るセラミックヒーター装置(グロー
プラグ)の実施形態の要部断面図及びそのさらに要部の
拡大断面図。
【図9】図8のグロープラグをなすセラミックヒーター
を金属製筒状体に圧入して組立てる工程の説明用断面図
であり、Aはその圧入前の説明用断面図、Bは圧入後の
締り嵌め状態の断面図。
【図10】従来のグロープラグの要部断面図。
【図11】図10においてヒーター先端部が切断、分離
した状態の説明図。
【符号の説明】
1、21、31、41、61 グロープラグ(セラミッ
クヒーター装置) 2、22、32、42 セラミックヒーター 2a セラミックヒーターの先端 2b セラミックヒーターの外周面 2t テーパー部 2s、22s、32s 小径部(ストレート部) 3 金属製筒状体 3a 金属製筒状体の先端 3d 金属製筒状体の内周面 10 ロウ材層(銀ロウ) 42s セラミックヒーターの外周面の凹部 P1 テーパー部の先細り起点 D1 セラミックヒーターの円柱部の外径 D2 セラミックヒーターの小径部の外径
フロントページの続き (72)発明者 藪田 勝久 名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊 陶業株式会社内 Fターム(参考) 3K092 PP16 PP20 QA01 QB03 QB24 RA10 RD02 RD18 RD46 VV40

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製筒状体内に、軸状のセラミックヒ
    ーターを、ヒーター先端が該金属製筒状体の先端から突
    出するように配置させた構造を有するセラミックヒータ
    ー装置において、 前記セラミックヒーターの先端に先細りテーパー状のテ
    ーパー部を形成し、 該テーパー部の先細り起点よりも先端側に前記金属製筒
    状体の先端を存在させて該セラミックヒーターを前記金
    属製筒状体内に配置させ、 該金属製筒状体の内周面と該セラミックヒーターの外周
    面との間にロウ材を介在させて両者を固定し、 このロウ材層を該テーパー部の先細り起点よりも先端側
    にも存在させたことを特徴とするセラミックヒーター装
    置。
  2. 【請求項2】 金属製筒状体内に、軸状のセラミックヒ
    ーターを、ヒーター先端が該金属製筒状体の先端から突
    出するように配置させた構造を有するセラミックヒータ
    ー装置であって、該金属製筒状体の内周面と該セラミッ
    クヒーターの外周面との間にロウ材を介在させて両者を
    固定されているものにおいて、 前記セラミックヒーターのうち、前記金属製筒状体内に
    ありしかも該金属製筒状体の先端寄り部位に対応する部
    位に、該金属製筒状体内にある他の部位よりも小径の小
    径部を形成し、 該小径部において介在されているロウ材層を、前記セラ
    ミックヒーターが前記金属製筒状体に対し先端側に摺り
    抜けようとする際の抜け止め作用をなすように存在させ
    たことを特徴とするセラミックヒーター装置。
  3. 【請求項3】 前記小径部を、先端に向ってストレート
    状のストレート部としたことを特徴とする請求項2に記
    載のセラミックヒーター装置。
  4. 【請求項4】 前記小径部を、先細りテーパー状のテー
    パー部としたことを特徴とする請求項2に記載のセラミ
    ックヒーター装置。
  5. 【請求項5】 金属製筒状体内に、軸状のセラミックヒ
    ーターを、ヒーター先端が該金属製筒状体の先端から突
    出するように配置させた構造を有するセラミックヒータ
    ー装置であって、該金属製筒状体の内周面と該セラミッ
    クヒーターの外周面との間にロウ材を介在させて両者を
    固定されているものにおいて、 前記セラミックヒーターのうち、前記金属製筒状体内に
    ありしかも該金属製筒状体の先端寄り部位に対応する部
    位の外周面に凹部を形成し、該凹部において介在されて
    いるロウ材層を、前記セラミックヒーターが前記金属製
    筒状体に対し先端側に摺り抜けようとする際の抜け止め
    作用をなすように存在させたことを特徴とするセラミッ
    クヒーター装置。
  6. 【請求項6】 金属製筒状体内に、軸状のセラミックヒ
    ーターを、ヒーター先端が該金属製筒状体の先端から突
    出するように配置させた構造を有するセラミックヒータ
    ー装置において、 前記セラミックヒーターの先端に先細りテーパー状のテ
    ーパー部を形成し、 該テーパー部の先細り起点が、前記金属製筒状体の先端
    寄り部位に位置するように該セラミックヒーターを前記
    金属製筒状体内に圧入し、 前記金属製筒状体の先端を該テーパー部において先すぼ
    まり状としてなることを特徴とするセラミックヒーター
    装置。
  7. 【請求項7】 金属製筒状体内に、軸状のセラミックヒ
    ーターを、ヒーター先端が該金属製筒状体の先端から突
    出するように配置させた構造を有するセラミックヒータ
    ー装置を製造するにあたり、 前記セラミックヒーターの先端に先細りテーパー状のテ
    ーパー部を形成しておき、 該テーパー部の先細り起点が、前記金属製筒状体の先端
    を超えない位置まで該セラミックヒーターを先端側から
    前記金属製筒状体内に圧入することを特徴とするセラミ
    ックヒーター装置の製造方法。
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