JP2002123501A - 半導体集積回路 - Google Patents
半導体集積回路Info
- Publication number
- JP2002123501A JP2002123501A JP2000316684A JP2000316684A JP2002123501A JP 2002123501 A JP2002123501 A JP 2002123501A JP 2000316684 A JP2000316684 A JP 2000316684A JP 2000316684 A JP2000316684 A JP 2000316684A JP 2002123501 A JP2002123501 A JP 2002123501A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- circuit
- power supply
- test
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/28—Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
- G01R31/2851—Testing of integrated circuits [IC]
- G01R31/2855—Environmental, reliability or burn-in testing
- G01R31/2872—Environmental, reliability or burn-in testing related to electrical or environmental aspects, e.g. temperature, humidity, vibration, nuclear radiation
- G01R31/2879—Environmental, reliability or burn-in testing related to electrical or environmental aspects, e.g. temperature, humidity, vibration, nuclear radiation related to electrical aspects, e.g. to voltage or current supply or stimuli or to electrical loads
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Toxicology (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
- For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
- Dram (AREA)
- Microcomputers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 テストモード時に印加するテスト用電源電圧
だけでモード選択と内部回路の動作限界評価を可能にす
る。 【解決手段】 テスト用電源端子7に電源切り替え回路
5と電源制御端子8を組み合わせずとも、テスト用電源
端子7とモード判別制御回路12の組み合わせだけでテ
ストモードに対応する。テスト用電源端子7と電源制御
端子8の2つの端子の機能をテスト用電源端子7に集約
し、回路構成を簡単化するとともに、回路基板上の実装
密度を向上させる。
だけでモード選択と内部回路の動作限界評価を可能にす
る。 【解決手段】 テスト用電源端子7に電源切り替え回路
5と電源制御端子8を組み合わせずとも、テスト用電源
端子7とモード判別制御回路12の組み合わせだけでテ
ストモードに対応する。テスト用電源端子7と電源制御
端子8の2つの端子の機能をテスト用電源端子7に集約
し、回路構成を簡単化するとともに、回路基板上の実装
密度を向上させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テストモード時
に印加するテスト用電源電圧だけでモード選択と内部回
路の動作限界評価を可能にした半導体集積回路に関する
ものである。
に印加するテスト用電源電圧だけでモード選択と内部回
路の動作限界評価を可能にした半導体集積回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路は製品出荷に先立って良
品判定する必要があり、製品の初期不良を排除するため
の試験として、例えば製品を高温下で一定時間連続動作
させる高温ランニング試験などが知られている。こうし
た高温ランニング試験はバーンインテストと呼ばれ、例
えばシングルチップマイクロコンピュータ等の半導体集
積回路の場合、テスト対象であるマイクロコンピュータ
をデータバス信号線とアドレス信号線とコントロール信
号線とを介してドライバ回路に接続し、100℃を越え
る高温環境下において通常動作時の電源電圧(4.5V
〜5.5V)よりも高い7.0V程度のテスト用電源電
圧を印加し、一定時間連続的に動作させて試験する。
品判定する必要があり、製品の初期不良を排除するため
の試験として、例えば製品を高温下で一定時間連続動作
させる高温ランニング試験などが知られている。こうし
た高温ランニング試験はバーンインテストと呼ばれ、例
えばシングルチップマイクロコンピュータ等の半導体集
積回路の場合、テスト対象であるマイクロコンピュータ
をデータバス信号線とアドレス信号線とコントロール信
号線とを介してドライバ回路に接続し、100℃を越え
る高温環境下において通常動作時の電源電圧(4.5V
〜5.5V)よりも高い7.0V程度のテスト用電源電
圧を印加し、一定時間連続的に動作させて試験する。
【0003】図12は、従来の半導体集積回路の一例を
示す概略回路構成図である。1はマイクロコンピュータ
をシングルチップ化して搭載した半導体集積回路、2は
ロジック回路等を集積して構成した内部回路、3は内部
回路2を外部回路(図示せず)へ接続するための入出力
端子3aと出力バッファ3bを備えた入出力回路、4は
基準電圧発生回路4aと電圧降下回路4bからなる電圧
降下制御(VDC)回路、5は内部回路2に供給する電
源を外部電源とテスト用電源のいずれか一方に切り替え
る電源切り替え回路、6は半導体集積回路1に外部電源
を供給する外部電源端子、7はテストモード時に半導体
集積回路1にテスト用電源を供給するテスト用電源端
子、8は電源切り替え回路5を切り替え制御するための
電源制御端子である。
示す概略回路構成図である。1はマイクロコンピュータ
をシングルチップ化して搭載した半導体集積回路、2は
ロジック回路等を集積して構成した内部回路、3は内部
回路2を外部回路(図示せず)へ接続するための入出力
端子3aと出力バッファ3bを備えた入出力回路、4は
基準電圧発生回路4aと電圧降下回路4bからなる電圧
降下制御(VDC)回路、5は内部回路2に供給する電
源を外部電源とテスト用電源のいずれか一方に切り替え
る電源切り替え回路、6は半導体集積回路1に外部電源
を供給する外部電源端子、7はテストモード時に半導体
集積回路1にテスト用電源を供給するテスト用電源端
子、8は電源切り替え回路5を切り替え制御するための
電源制御端子である。
【0004】次に、動作について説明する。まず、半導
体集積回路1を製品として実際に使用するとき、すなわ
ち通常動作モード時にあっては、テスト用電源端子6に
はテスト用電源を接続せず、外部電源端子6に外部電源
(図示せず)を接続して使用する。この場合、入出力回
路3と電圧降下制御回路4へは外部電源電圧Vcが供給
される。電圧降下制御回路4内の基準電圧発生回路4a
は、例えば複数のダイオード(図示せず)を直列に接続
した回路からなり、個々のダイオードの順方向電圧降下
の総和が基準電圧Vrとして取り出される。この基準電
圧Vrは、外部電源電圧Vcが5Vであれば、これより
も若干低い4.2V程度に設定され、後段の電圧降下回
路4bに対し降圧目標電圧として供給される。電圧降下
回路4bは、基準電圧Vrを目標に外部電源電圧Vcを
降圧制御し、出力電圧を電源切り替え回路5に供給す
る。なお、通常動作モード時にあっては、電源切り替え
回路5は電圧降下回路4bを内部回路2に接続する切り
替え状態にあり、このため電圧降下回路4bの出力電圧
が電源切り替え回路5を介して内部回路2に供給され
る。この場合、入出力回路3へは外部電源電圧Vcの変
動の影響が及ぶが、電圧降下回路4bは基準電圧Vrを
目標に外部電源電圧Vcを降圧制御するため、外部電源
電圧Vcの変動とは無関係に内部回路2を安定動作させ
ることができる。
体集積回路1を製品として実際に使用するとき、すなわ
ち通常動作モード時にあっては、テスト用電源端子6に
はテスト用電源を接続せず、外部電源端子6に外部電源
(図示せず)を接続して使用する。この場合、入出力回
路3と電圧降下制御回路4へは外部電源電圧Vcが供給
される。電圧降下制御回路4内の基準電圧発生回路4a
は、例えば複数のダイオード(図示せず)を直列に接続
した回路からなり、個々のダイオードの順方向電圧降下
の総和が基準電圧Vrとして取り出される。この基準電
圧Vrは、外部電源電圧Vcが5Vであれば、これより
も若干低い4.2V程度に設定され、後段の電圧降下回
路4bに対し降圧目標電圧として供給される。電圧降下
回路4bは、基準電圧Vrを目標に外部電源電圧Vcを
降圧制御し、出力電圧を電源切り替え回路5に供給す
る。なお、通常動作モード時にあっては、電源切り替え
回路5は電圧降下回路4bを内部回路2に接続する切り
替え状態にあり、このため電圧降下回路4bの出力電圧
が電源切り替え回路5を介して内部回路2に供給され
る。この場合、入出力回路3へは外部電源電圧Vcの変
動の影響が及ぶが、電圧降下回路4bは基準電圧Vrを
目標に外部電源電圧Vcを降圧制御するため、外部電源
電圧Vcの変動とは無関係に内部回路2を安定動作させ
ることができる。
【0005】一方、内部回路2の動作限界を評価するテ
ストモード時には、テスト用電源端子7にテスト用電源
(図示せず)を接続し、電源制御端子8から電源切り替
え回路5に対し切り替え指令を与える。その結果、内部
回路2はテスト用電源端子7を介してテスト用電源に接
続され、入出力回路3は外部電源端子6を介して外部電
源に接続されるので、内部回路テストと入出力回路テス
トの2種類のテストを行うことができる。内部回路テス
トでは、入出力回路3に印加する外部電源電圧Vcは変
えずに、内部回路2に印加するテスト用電源電圧Vdだ
けを可変する。これにより、内部回路2が電圧変動に対
してどの程度まで余裕をもって対処できるかをテスト
し、動作限界評価を下すことができる。一方また、入出
力回路テストでは、内部回路2に印加するテスト用電源
電圧Vdは変えずに、入出力回路3に印加する外部電源
電圧Vcだけを可変する。これにより、入出力回路3が
電圧変動に対してどの程度までなら余裕をもって対処で
きるかをテストし、動作限界評価を下すことができる。
ストモード時には、テスト用電源端子7にテスト用電源
(図示せず)を接続し、電源制御端子8から電源切り替
え回路5に対し切り替え指令を与える。その結果、内部
回路2はテスト用電源端子7を介してテスト用電源に接
続され、入出力回路3は外部電源端子6を介して外部電
源に接続されるので、内部回路テストと入出力回路テス
トの2種類のテストを行うことができる。内部回路テス
トでは、入出力回路3に印加する外部電源電圧Vcは変
えずに、内部回路2に印加するテスト用電源電圧Vdだ
けを可変する。これにより、内部回路2が電圧変動に対
してどの程度まで余裕をもって対処できるかをテスト
し、動作限界評価を下すことができる。一方また、入出
力回路テストでは、内部回路2に印加するテスト用電源
電圧Vdは変えずに、入出力回路3に印加する外部電源
電圧Vcだけを可変する。これにより、入出力回路3が
電圧変動に対してどの程度までなら余裕をもって対処で
きるかをテストし、動作限界評価を下すことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体集積回路
1は、以上のように構成されているので、電源切り替え
回路5及びテスト用電源端子7と電源制御端子8の2つ
の端子が、動作限界を評価するテストに不可欠であり、
回路構成が複雑化するといった課題があった。また、テ
スト用電源端子7と電源切り替え回路5を結ぶ給電線路
には大電流容量の線路が要求されるため、内部回路2を
実装する回路基板上の実装密度を高める上での障害にな
りやすいといった課題があった。
1は、以上のように構成されているので、電源切り替え
回路5及びテスト用電源端子7と電源制御端子8の2つ
の端子が、動作限界を評価するテストに不可欠であり、
回路構成が複雑化するといった課題があった。また、テ
スト用電源端子7と電源切り替え回路5を結ぶ給電線路
には大電流容量の線路が要求されるため、内部回路2を
実装する回路基板上の実装密度を高める上での障害にな
りやすいといった課題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、テストモード時に印加するテスト
用電源電圧だけでモード選択と内部回路の動作限界評価
を可能にすることを目的とする。
めになされたもので、テストモード時に印加するテスト
用電源電圧だけでモード選択と内部回路の動作限界評価
を可能にすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体集
積回路は、半導体を集積した内部回路と、外部電源電圧
の供給を受けて内部回路の入出力を活性化する入出力回
路と、外部電源電圧を降圧して一定の基準電圧を発生す
る基準電圧発生回路と、入力電圧を目標に外部電源電圧
を降圧制御し、内部回路へ供給する電圧降下回路と、テ
ストモード時にテスト用電源端子に接続されるテスト用
電源からテスト用電源電圧を供給され、該テスト用電源
電圧を閾値判別して通常動作モードかテストモードかを
モード判別し、モード判別結果に応じて基準電圧かテス
ト用電源電圧の一方を入力電圧として電圧降下回路に供
給するモード判別制御回路とを備えるように構成したも
のである。
積回路は、半導体を集積した内部回路と、外部電源電圧
の供給を受けて内部回路の入出力を活性化する入出力回
路と、外部電源電圧を降圧して一定の基準電圧を発生す
る基準電圧発生回路と、入力電圧を目標に外部電源電圧
を降圧制御し、内部回路へ供給する電圧降下回路と、テ
ストモード時にテスト用電源端子に接続されるテスト用
電源からテスト用電源電圧を供給され、該テスト用電源
電圧を閾値判別して通常動作モードかテストモードかを
モード判別し、モード判別結果に応じて基準電圧かテス
ト用電源電圧の一方を入力電圧として電圧降下回路に供
給するモード判別制御回路とを備えるように構成したも
のである。
【0009】この発明に係る半導体集積回路は、モード
判別制御回路が、直列接続された一対のインバータから
なるモード判別手段と、電圧降下回路に共通接続された
出力端子及びテスト用電源と供給電圧発生回路に対応接
続された入力端子を備える一対のトランスミッションゲ
ートがそれぞれ一対のインバータの出力を受けて互いに
逆動作で導通し、電圧降下回路に対し基準電圧またはテ
スト用電源電圧を択一的に供給するスイッチ手段を備え
るものである。
判別制御回路が、直列接続された一対のインバータから
なるモード判別手段と、電圧降下回路に共通接続された
出力端子及びテスト用電源と供給電圧発生回路に対応接
続された入力端子を備える一対のトランスミッションゲ
ートがそれぞれ一対のインバータの出力を受けて互いに
逆動作で導通し、電圧降下回路に対し基準電圧またはテ
スト用電源電圧を択一的に供給するスイッチ手段を備え
るものである。
【0010】この発明に係る半導体集積回路は、一対の
インバータのうちの初段のインバータが、入力電圧の1
/2以下の論理閾値電圧を基準に出力電圧を極性反転さ
せるものである。
インバータのうちの初段のインバータが、入力電圧の1
/2以下の論理閾値電圧を基準に出力電圧を極性反転さ
せるものである。
【0011】この発明に係る半導体集積回路は、モード
判別制御回路が、直列接続された3個のインバータから
なるモード判別手段と、電圧降下回路に共通接続された
出力端子及びテスト用電源と基準電圧発生回路に対応接
続された入力端子を備える一対のトランスミッションゲ
ートがそれぞれ3個のインバータの初段を除く2個のイ
ンバータの出力を受けて互いに逆動作で導通し、電圧降
下回路に対し基準電圧またはテスト用電源電圧を択一的
に供給するスイッチ手段を備えるものである。
判別制御回路が、直列接続された3個のインバータから
なるモード判別手段と、電圧降下回路に共通接続された
出力端子及びテスト用電源と基準電圧発生回路に対応接
続された入力端子を備える一対のトランスミッションゲ
ートがそれぞれ3個のインバータの初段を除く2個のイ
ンバータの出力を受けて互いに逆動作で導通し、電圧降
下回路に対し基準電圧またはテスト用電源電圧を択一的
に供給するスイッチ手段を備えるものである。
【0012】この発明に係る半導体集積回路は、3個の
インバータのうちの初段のインバータは、入力電圧の1
/2以上の論理閾値電圧を基準に出力電圧を極性反転さ
せるものである。
インバータのうちの初段のインバータは、入力電圧の1
/2以上の論理閾値電圧を基準に出力電圧を極性反転さ
せるものである。
【0013】この発明に係る半導体集積回路は、モード
判別制御回路が、内蔵基準電源回路と降圧回路を結ぶ線
路中に配設した抵抗と、該抵抗と降圧回路との間の線路
にテスト用電源電圧を供給するテスト用電源電圧供給線
路とを備えるものである。
判別制御回路が、内蔵基準電源回路と降圧回路を結ぶ線
路中に配設した抵抗と、該抵抗と降圧回路との間の線路
にテスト用電源電圧を供給するテスト用電源電圧供給線
路とを備えるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による半
導体集積回路の回路構成図であり、図12と同一部分に
は同一符号を付し、その説明は省略する。図1におい
て、11はシングルチップマイクロコンピュータ等の半
導体集積回路、12はモード判別制御回路である。モー
ド判別制御回路12は、基準電圧発生回路4aと電圧降
下回路4bの間に配設されており、テストモード時にテ
スト用電源端子7に接続されるテスト用電源(図示せ
ず)からテスト用電源電圧Vdが供給され、このテスト
用電源電圧Vdを閾値判別して通常動作モードかテスト
モードかをモード判別し、モード判別結果に応じて基準
電圧Vrかテスト用電源電圧Vdの一方を入力電圧Vi
として電圧降下回路4bに供給するものである。電圧降
下回路4bは、入力電圧Viを目標に外部電源電圧Vc
を降圧制御する。
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による半
導体集積回路の回路構成図であり、図12と同一部分に
は同一符号を付し、その説明は省略する。図1におい
て、11はシングルチップマイクロコンピュータ等の半
導体集積回路、12はモード判別制御回路である。モー
ド判別制御回路12は、基準電圧発生回路4aと電圧降
下回路4bの間に配設されており、テストモード時にテ
スト用電源端子7に接続されるテスト用電源(図示せ
ず)からテスト用電源電圧Vdが供給され、このテスト
用電源電圧Vdを閾値判別して通常動作モードかテスト
モードかをモード判別し、モード判別結果に応じて基準
電圧Vrかテスト用電源電圧Vdの一方を入力電圧Vi
として電圧降下回路4bに供給するものである。電圧降
下回路4bは、入力電圧Viを目標に外部電源電圧Vc
を降圧制御する。
【0015】図2は図1に示した半導体集積回路の要部
回路図である。図2に示すモード判別制御回路12にお
いて、13はモード判別手段、14はスイッチ手段であ
る。モード判別手段13は、直列接続された一対のイン
バータ131,132からなる。スイッチ手段14は、
電圧降下回路4bに共通接続された出力端子及びテスト
用電源端子7と基準電圧発生回路4aに対応接続された
入力端子を備える一対のトランスミッションゲート14
1,142を含み、これら一対のトランスミッションゲ
ート141,142がそれぞれ一対のインバータ13
1,132の出力を受けて互いに逆動作で導通し、電圧
降下回路4bに対し入力電圧Viとして基準電圧Vrま
たはテスト用電源電圧Vdの一方を供給する。
回路図である。図2に示すモード判別制御回路12にお
いて、13はモード判別手段、14はスイッチ手段であ
る。モード判別手段13は、直列接続された一対のイン
バータ131,132からなる。スイッチ手段14は、
電圧降下回路4bに共通接続された出力端子及びテスト
用電源端子7と基準電圧発生回路4aに対応接続された
入力端子を備える一対のトランスミッションゲート14
1,142を含み、これら一対のトランスミッションゲ
ート141,142がそれぞれ一対のインバータ13
1,132の出力を受けて互いに逆動作で導通し、電圧
降下回路4bに対し入力電圧Viとして基準電圧Vrま
たはテスト用電源電圧Vdの一方を供給する。
【0016】図3は図1に示したインバータの具体的回
路例を示す図である。図3に示すインバータ131は、
モード判別手段13の初段のインバータであるが、その
構成は次段のインバータ132も同じである。インバー
タ131は、ソースがテスト用電源端子7に接続された
PチャネルトランジスタQpとソースを接地したNチャ
ネルトランジスタQnの互いのゲートを入力端子に共通
接続するとともに、互いのドレイン同士を出力端子に共
通接続して構成してある。ここでは、Pチャネルトラン
ジスタQpとNチャネルトランジスタQnの駆動能率は
ほぼ一致させてあり、インバータ131が極性反転動作
を行う論理閾値電圧は、外部電源電圧Vcのほぼ1/2
となる。周知のごとく、PチャネルトランジスタQpと
NチャネルトランジスタQnとでは、ゲートとソース間
に印加する電圧の極性が互いに逆であり、トランジスタ
に電流が流れ始めるゲート・ソース間電圧すなわちスレ
ッショルド電圧Vth(P),Vth(N)を越える電
圧をゲートに印加することで導通する。このため、導通
後のゲート電圧変化に対する電流Iの変化率で表される
駆動能率の絶対値を、PチャネルトランジスタQpとN
チャネルトランジスタQnとでほぼ一致させることで、
ゲート電圧(ここでは、テスト用電源電圧Vd)を増大
させていったときのPチャネルトランジスタQpを流れ
る電流Iがゲート電圧を減少させていったときのNチャ
ネルトランジスタQnを流れる電流Iに一致する点が、
インバータ131の閾値電圧Vc/2を与えるよう設計
することができる。なお、Voはインバータ131の出
力電圧である。
路例を示す図である。図3に示すインバータ131は、
モード判別手段13の初段のインバータであるが、その
構成は次段のインバータ132も同じである。インバー
タ131は、ソースがテスト用電源端子7に接続された
PチャネルトランジスタQpとソースを接地したNチャ
ネルトランジスタQnの互いのゲートを入力端子に共通
接続するとともに、互いのドレイン同士を出力端子に共
通接続して構成してある。ここでは、Pチャネルトラン
ジスタQpとNチャネルトランジスタQnの駆動能率は
ほぼ一致させてあり、インバータ131が極性反転動作
を行う論理閾値電圧は、外部電源電圧Vcのほぼ1/2
となる。周知のごとく、PチャネルトランジスタQpと
NチャネルトランジスタQnとでは、ゲートとソース間
に印加する電圧の極性が互いに逆であり、トランジスタ
に電流が流れ始めるゲート・ソース間電圧すなわちスレ
ッショルド電圧Vth(P),Vth(N)を越える電
圧をゲートに印加することで導通する。このため、導通
後のゲート電圧変化に対する電流Iの変化率で表される
駆動能率の絶対値を、PチャネルトランジスタQpとN
チャネルトランジスタQnとでほぼ一致させることで、
ゲート電圧(ここでは、テスト用電源電圧Vd)を増大
させていったときのPチャネルトランジスタQpを流れ
る電流Iがゲート電圧を減少させていったときのNチャ
ネルトランジスタQnを流れる電流Iに一致する点が、
インバータ131の閾値電圧Vc/2を与えるよう設計
することができる。なお、Voはインバータ131の出
力電圧である。
【0017】トランスミッションゲート141,142
は、上記インバータ131と同様、一対のPチャネルト
ランジスタQpとNチャネルトランジスタQnの組み合
わせで構成してある。図2から分かるように、両トラン
ジスタQp,Qnは互いにソースとドレイン同士接続
し、互いのゲートに与える極性の異なる電圧入力により
導通/非導通を切り替えるようになっている。一方のト
ランスミッションゲート141は、入力端子がテスト用
電源端子7に接続され、初段のインバータ131の出力
がPチャネルトランジスタQpのゲートに、また次段の
インバータ132の出力がNチャネルトランジスタQn
のゲートに供給される。また、他方のトランスミッショ
ンゲート142は、入力端子が基準電圧発生回路4aに
接続され、初段のインバータ131の出力がNチャネル
トランジスタQnのゲートに、また次段のインバータ1
32の出力がPチャネルトランジスタQpのゲートに供
給される。トランスミッションゲート141,142の
出力端子は、電圧降下回路4bに共通接続してある。
は、上記インバータ131と同様、一対のPチャネルト
ランジスタQpとNチャネルトランジスタQnの組み合
わせで構成してある。図2から分かるように、両トラン
ジスタQp,Qnは互いにソースとドレイン同士接続
し、互いのゲートに与える極性の異なる電圧入力により
導通/非導通を切り替えるようになっている。一方のト
ランスミッションゲート141は、入力端子がテスト用
電源端子7に接続され、初段のインバータ131の出力
がPチャネルトランジスタQpのゲートに、また次段の
インバータ132の出力がNチャネルトランジスタQn
のゲートに供給される。また、他方のトランスミッショ
ンゲート142は、入力端子が基準電圧発生回路4aに
接続され、初段のインバータ131の出力がNチャネル
トランジスタQnのゲートに、また次段のインバータ1
32の出力がPチャネルトランジスタQpのゲートに供
給される。トランスミッションゲート141,142の
出力端子は、電圧降下回路4bに共通接続してある。
【0018】次に、動作について説明する。図4は図1
に示したモード判別制御回路の入出力電圧特性を示す
図、図5は図3に示したインバータの動作特性を示す図
である。まず、通常動作モード時には、テスト用電源端
子7にはテスト用電源は接続されず、テスト用電源端子
7に電圧は印加されない。このため、図5(A),
(B)からも明らかなごとく、初段のインバータ131
の出力はHレベルであり、次段のインバータ132の出
力はLレベルである。その結果、入力端子がテスト用電
源端子7に接続された方のトランスミッションゲート1
41は非導通とされ、入力端子が基準電圧発生回路4a
に接続された方のトランスミッションゲート142が導
通する。かくして、基準電圧発生回路4aが出力する基
準電圧Vrがトランスミッションゲート142を介して
電圧降下回路4bへと供給される。電圧降下回路4b
は、基準電圧Vrを目標に外部電源電圧Vcを降圧制御
し、入力電圧Viとして内部回路2に供給する。この場
合、外部電源電圧Vcを供給されて活性化する入出力回
路3は、外部電源電圧Vcの変動の影響を受けるが、内
部回路2へは電圧降下回路4bが基準電圧Vrを目標に
制御された入力電圧Viを供給するため、外部電源電圧
Vcの変動とは無関係に内部回路2を安定動作させるこ
とができる。
に示したモード判別制御回路の入出力電圧特性を示す
図、図5は図3に示したインバータの動作特性を示す図
である。まず、通常動作モード時には、テスト用電源端
子7にはテスト用電源は接続されず、テスト用電源端子
7に電圧は印加されない。このため、図5(A),
(B)からも明らかなごとく、初段のインバータ131
の出力はHレベルであり、次段のインバータ132の出
力はLレベルである。その結果、入力端子がテスト用電
源端子7に接続された方のトランスミッションゲート1
41は非導通とされ、入力端子が基準電圧発生回路4a
に接続された方のトランスミッションゲート142が導
通する。かくして、基準電圧発生回路4aが出力する基
準電圧Vrがトランスミッションゲート142を介して
電圧降下回路4bへと供給される。電圧降下回路4b
は、基準電圧Vrを目標に外部電源電圧Vcを降圧制御
し、入力電圧Viとして内部回路2に供給する。この場
合、外部電源電圧Vcを供給されて活性化する入出力回
路3は、外部電源電圧Vcの変動の影響を受けるが、内
部回路2へは電圧降下回路4bが基準電圧Vrを目標に
制御された入力電圧Viを供給するため、外部電源電圧
Vcの変動とは無関係に内部回路2を安定動作させるこ
とができる。
【0019】一方、テストモード時にはテスト用電源端
子7にテスト用電源(図示せず)が接続される。このテ
スト用電源が出力するテスト用電源電圧Vdは、0≦V
d≦Vcの範囲で可変制御できるようになっており、イ
ンバータ131の論理閾値電圧Vc/2を境にしてモー
ド判別制御回路12の出力電圧(電圧降下回路4bの入
力電圧Vi)は異なる挙動を示す。まず、テスト用電源
端子7に印加するテスト用電源電圧Vdが0≦Vd≦V
c/2の範囲にある場合、図5(A),(B)からも明
らかなごとく、初段のインバータ131の出力はHレベ
ルであり、次段のインバータ132の出力はLレベルで
ある。このため、入力端子がテスト用電源端子7に接続
された方のトランスミッションゲート141は非導通と
され、入力端子が基準電圧発生回路4aに接続された方
のトランスミッションゲート142が導通する。かくし
て、基準電圧発生回路4aが出力する基準電圧Vrがト
ランスミッションゲート142を介して電圧降下回路4
bへと供給される。電圧降下回路4bは、基準電圧Vr
を目標に外部電源電圧Vcを降圧制御し、入力電圧Vi
として内部回路2に供給する。
子7にテスト用電源(図示せず)が接続される。このテ
スト用電源が出力するテスト用電源電圧Vdは、0≦V
d≦Vcの範囲で可変制御できるようになっており、イ
ンバータ131の論理閾値電圧Vc/2を境にしてモー
ド判別制御回路12の出力電圧(電圧降下回路4bの入
力電圧Vi)は異なる挙動を示す。まず、テスト用電源
端子7に印加するテスト用電源電圧Vdが0≦Vd≦V
c/2の範囲にある場合、図5(A),(B)からも明
らかなごとく、初段のインバータ131の出力はHレベ
ルであり、次段のインバータ132の出力はLレベルで
ある。このため、入力端子がテスト用電源端子7に接続
された方のトランスミッションゲート141は非導通と
され、入力端子が基準電圧発生回路4aに接続された方
のトランスミッションゲート142が導通する。かくし
て、基準電圧発生回路4aが出力する基準電圧Vrがト
ランスミッションゲート142を介して電圧降下回路4
bへと供給される。電圧降下回路4bは、基準電圧Vr
を目標に外部電源電圧Vcを降圧制御し、入力電圧Vi
として内部回路2に供給する。
【0020】このように、テスト用電源電圧Vdが0≦
Vd≦Vc/2の範囲にあるときは、図4からも判るよ
うに、入力電圧Viは常にVrに一致させることができ
る。このため、テストモードにありながら通常動作モー
ドと同じ条件で内部回路2を動作させることができる。
従って、内部回路2に印加するテスト用電源電圧Vdを
0≦Vd≦Vc/2の範囲に保ったまま、入出力回路3
に印加する外部電源電圧Vcだけを可変することで、入
出力回路3が電圧変動に対してどの程度まで余裕をもっ
て対処できるかをテストし、動作限界評価を下すことが
できる。
Vd≦Vc/2の範囲にあるときは、図4からも判るよ
うに、入力電圧Viは常にVrに一致させることができ
る。このため、テストモードにありながら通常動作モー
ドと同じ条件で内部回路2を動作させることができる。
従って、内部回路2に印加するテスト用電源電圧Vdを
0≦Vd≦Vc/2の範囲に保ったまま、入出力回路3
に印加する外部電源電圧Vcだけを可変することで、入
出力回路3が電圧変動に対してどの程度まで余裕をもっ
て対処できるかをテストし、動作限界評価を下すことが
できる。
【0021】次に、テスト用電源端子7にVc/2<V
d≦Vcの範囲にあるテスト用電源電圧Vdを印加した
場合、図5(A),(B)からも明らかなごとく、初段
のインバータ131の出力はLレベルに極性反転し、次
段のインバータ132の出力はHレベルへと極性反転す
る。このため、入力端子がテスト用電源端子7に接続さ
れた方のトランスミッションゲート141が導通し、入
力端子が基準電圧発生回路4aに接続された方のトラン
スミッションゲート142は非導通とされる。その結
果、テスト用電源端子7に印加されたテスト用電源電圧
Vdがトランスミッションゲート141を介して電圧降
下回路4bに供給される。電圧降下回路4bは、テスト
用電源電圧Vdを目標に外部電源電圧Vcを降圧制御す
るため、図4からも判るように、Vc/2<Vd≦Vc
の範囲では、入力電圧Viは常にテスト用電源電圧Vd
に一致する。
d≦Vcの範囲にあるテスト用電源電圧Vdを印加した
場合、図5(A),(B)からも明らかなごとく、初段
のインバータ131の出力はLレベルに極性反転し、次
段のインバータ132の出力はHレベルへと極性反転す
る。このため、入力端子がテスト用電源端子7に接続さ
れた方のトランスミッションゲート141が導通し、入
力端子が基準電圧発生回路4aに接続された方のトラン
スミッションゲート142は非導通とされる。その結
果、テスト用電源端子7に印加されたテスト用電源電圧
Vdがトランスミッションゲート141を介して電圧降
下回路4bに供給される。電圧降下回路4bは、テスト
用電源電圧Vdを目標に外部電源電圧Vcを降圧制御す
るため、図4からも判るように、Vc/2<Vd≦Vc
の範囲では、入力電圧Viは常にテスト用電源電圧Vd
に一致する。
【0022】一例として、外部電源電圧Vcが3.3
V、基準電圧Vrが2.5Vの半導体集積回路11の場
合、テスト用電源端子7にVc/2〜Vc(すなわち、
1.65V〜3.3V)のテスト用電源電圧Vdを印加
すると、モード判別制御回路12の出力電圧すなわち電
圧降下回路4bへの入力電圧Viは、1.65V〜3.
3Vの範囲で変化することになる。すなわち、通常動作
モード時には印加電圧が2.5Vに固定される電圧降下
回路4bの内部回路2に対し、テストモード時には、印
加電圧を2.5Vの上側に+0.8V、下側に−0.8
5Vまで変化させることができる。かくして、入出力回
路3に印加する外部電源電圧Vcは変えずに、内部回路
2に印加するテスト用電源電圧Vdだけを可変し、内部
回路2が電圧変動に対してどの程度まで余裕をもって対
処できるかをテストし、的確な動作限界評価を下すこと
ができる。
V、基準電圧Vrが2.5Vの半導体集積回路11の場
合、テスト用電源端子7にVc/2〜Vc(すなわち、
1.65V〜3.3V)のテスト用電源電圧Vdを印加
すると、モード判別制御回路12の出力電圧すなわち電
圧降下回路4bへの入力電圧Viは、1.65V〜3.
3Vの範囲で変化することになる。すなわち、通常動作
モード時には印加電圧が2.5Vに固定される電圧降下
回路4bの内部回路2に対し、テストモード時には、印
加電圧を2.5Vの上側に+0.8V、下側に−0.8
5Vまで変化させることができる。かくして、入出力回
路3に印加する外部電源電圧Vcは変えずに、内部回路
2に印加するテスト用電源電圧Vdだけを可変し、内部
回路2が電圧変動に対してどの程度まで余裕をもって対
処できるかをテストし、的確な動作限界評価を下すこと
ができる。
【0023】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、テスト用電源端子7に電源切り替え回路5や電源制
御端子8を組み合わせずとも、テスト用電源端子7とモ
ード判別制御回路12を組み合わせただけでテストモー
ドに対応でき、テスト用電源端子7と電源制御端子8の
2つの端子の機能がテスト用電源端子7に集約されるこ
とで、回路構成を簡単化することができ、回路基板上の
実装密度を向上させることができる。また、テスト用電
源電圧Vdが0≦Vd≦Vc/2の範囲にあるときは、
入力電圧Viは常に基準電圧Vrに一致させることがで
きるので、入出力回路3が電圧変動に対してどの程度ま
で余裕をもって対処できるかを調べる入出力回路テスト
を実施し、入出力回路3に印加する外部電源電圧Vcを
可変することで、入出力回路3の動作限界を的確に評価
することができる。また、テスト用電源電圧VdをVc
/2<Vd≦Vcの範囲で可変させた場合は、入力電圧
Viは常にテスト用電源電圧Vdに一致するので、内部
回路2が電圧変動に対してどの程度まで余裕をもって対
処できるかを調べる内部回路テストを実施し、外部電源
電圧Vcは変えずにテスト用電源電圧Vdだけを可変す
ることで、内部回路2の動作限界を的確に評価すること
ができる。また、インバータ131,132もトランス
ミッションゲート141,142もチャネルが異なる一
対のトランジスタQp,Qnの組み合わせで構成したこ
とで、モード判別手段13とスイッチ手段14を簡単に
実装し、確実な動作を約束できる効果が得られる。
ば、テスト用電源端子7に電源切り替え回路5や電源制
御端子8を組み合わせずとも、テスト用電源端子7とモ
ード判別制御回路12を組み合わせただけでテストモー
ドに対応でき、テスト用電源端子7と電源制御端子8の
2つの端子の機能がテスト用電源端子7に集約されるこ
とで、回路構成を簡単化することができ、回路基板上の
実装密度を向上させることができる。また、テスト用電
源電圧Vdが0≦Vd≦Vc/2の範囲にあるときは、
入力電圧Viは常に基準電圧Vrに一致させることがで
きるので、入出力回路3が電圧変動に対してどの程度ま
で余裕をもって対処できるかを調べる入出力回路テスト
を実施し、入出力回路3に印加する外部電源電圧Vcを
可変することで、入出力回路3の動作限界を的確に評価
することができる。また、テスト用電源電圧VdをVc
/2<Vd≦Vcの範囲で可変させた場合は、入力電圧
Viは常にテスト用電源電圧Vdに一致するので、内部
回路2が電圧変動に対してどの程度まで余裕をもって対
処できるかを調べる内部回路テストを実施し、外部電源
電圧Vcは変えずにテスト用電源電圧Vdだけを可変す
ることで、内部回路2の動作限界を的確に評価すること
ができる。また、インバータ131,132もトランス
ミッションゲート141,142もチャネルが異なる一
対のトランジスタQp,Qnの組み合わせで構成したこ
とで、モード判別手段13とスイッチ手段14を簡単に
実装し、確実な動作を約束できる効果が得られる。
【0024】実施の形態2.実施の形態1に示した半導
体集積回路11において、モード判別制御回路12内の
初段のインバータ131の動作特性を変更したのが、実
施の形態2であるが、この実施の形態2の基本的な回路
構成は、実施の形態1と同じである。図6は、この発明
の実施の形態2による半導体集積回路のモード判別制御
回路の入出力電圧特性を示す図、図7はこの発明の実施
の形態2による半導体集積回路のモード判別制御回路に
用いたインバータの動作特性を示す図である。前述の半
導体集積回路11は、テストモード時にテスト用電源電
圧Vd=Vc/2を境にモード判別制御回路12の出力
電圧の挙動が切り替わるよう構成したが、実施の形態2
では、テストモード時にテスト用電源電圧Vd=Vc/
3を境にモード判別制御回路12の出力電圧の挙動が切
り替わるよう構成してある。具体的には、インバータ1
31を構成するPチャネルトランジスタQpと、Nチャ
ネルトランジスタQnの駆動能率を互いに異ならしめ、
論理閾値電圧をVc/2からVc/3へと低下させてあ
る。
体集積回路11において、モード判別制御回路12内の
初段のインバータ131の動作特性を変更したのが、実
施の形態2であるが、この実施の形態2の基本的な回路
構成は、実施の形態1と同じである。図6は、この発明
の実施の形態2による半導体集積回路のモード判別制御
回路の入出力電圧特性を示す図、図7はこの発明の実施
の形態2による半導体集積回路のモード判別制御回路に
用いたインバータの動作特性を示す図である。前述の半
導体集積回路11は、テストモード時にテスト用電源電
圧Vd=Vc/2を境にモード判別制御回路12の出力
電圧の挙動が切り替わるよう構成したが、実施の形態2
では、テストモード時にテスト用電源電圧Vd=Vc/
3を境にモード判別制御回路12の出力電圧の挙動が切
り替わるよう構成してある。具体的には、インバータ1
31を構成するPチャネルトランジスタQpと、Nチャ
ネルトランジスタQnの駆動能率を互いに異ならしめ、
論理閾値電圧をVc/2からVc/3へと低下させてあ
る。
【0025】モード判別制御回路12内の初段のインバ
ータ131は、PチャネルトランジスタQpとNチャネ
ルトランジスタQnの駆動能率が異なる。インバータ1
31を構成するPチャネルトランジスタQpとNチャネ
ルトランジスタQnは、トランジスタに電流Iが流れ始
めるゲート・ソース間電圧すなわちスレッショルド電圧
Vth(P),Vth(N)を越える電圧をゲートに印
加することで導通するが、導通後のゲート電圧の変化に
対する電流Iの変化率で表される駆動能率は、絶対値と
して比較したときに、PチャネルトランジスタQpがN
チャネルトランジスタQnを上回るような設定としてあ
る。こうした設定は、トランジスタQp,Qnの大きさ
やゲートの長さあるいはゲート酸化膜の厚さ等を変える
ことにより可能である。従って、ゲート電圧を増大させ
ていったときのPチャネルトランジスタQpを流れる電
流Iが、ゲート電圧を減少させていったときにNチャネ
ルトランジスタQnを流れる電流Iに一致する点が、イ
ンバータ131の論理閾値電圧Vc/3を与えるよう設
計することで、インバータ131に所期の極性反転動作
を遂行させることができる。
ータ131は、PチャネルトランジスタQpとNチャネ
ルトランジスタQnの駆動能率が異なる。インバータ1
31を構成するPチャネルトランジスタQpとNチャネ
ルトランジスタQnは、トランジスタに電流Iが流れ始
めるゲート・ソース間電圧すなわちスレッショルド電圧
Vth(P),Vth(N)を越える電圧をゲートに印
加することで導通するが、導通後のゲート電圧の変化に
対する電流Iの変化率で表される駆動能率は、絶対値と
して比較したときに、PチャネルトランジスタQpがN
チャネルトランジスタQnを上回るような設定としてあ
る。こうした設定は、トランジスタQp,Qnの大きさ
やゲートの長さあるいはゲート酸化膜の厚さ等を変える
ことにより可能である。従って、ゲート電圧を増大させ
ていったときのPチャネルトランジスタQpを流れる電
流Iが、ゲート電圧を減少させていったときにNチャネ
ルトランジスタQnを流れる電流Iに一致する点が、イ
ンバータ131の論理閾値電圧Vc/3を与えるよう設
計することで、インバータ131に所期の極性反転動作
を遂行させることができる。
【0026】次に、動作について説明する。実施の形態
2では、テストモード時にインバータ130の論理閾値
電圧Vc/3を境にしてモード判別制御回路22の出力
電圧が実施の形態1の場合とは異なる挙動を示す。ま
ず、テスト用電源端子7に印加するテスト用電源電圧V
dが0≦Vd≦Vc/3の範囲にある場合、図7
(A),(B)からも明らかなごとく、初段のインバー
タ131の出力はHレベルであり、次段のインバータ1
32の出力はLレベルである。このため、入力端子が基
準電圧発生回路4aに接続された方のトランスミッショ
ンゲート142が導通し、図6に示したように、基準電
圧発生回路4aが出力する基準電圧Vrがトランスミッ
ションゲート142を介して電圧降下回路4bに供給さ
れる。また、テスト用電源端子7に印加するテスト用電
源電圧VdがVc/3<Vd≦Vcの範囲にある場合、
図7(A),(B)からも明らかなごとく、初段のイン
バータ131の出力はLレベルに極性反転し、次段のイ
ンバータ132の出力はHレベルに極性反転する。この
ため、入力端子がテスト用電源端子7に接続された方の
トランスミッションゲート141が導通し、図6に示し
たように、テスト用電源端子7に印加されたテスト用電
源電圧Vdがトランスミッションゲート141を介して
電圧降下回路4bに供給される。
2では、テストモード時にインバータ130の論理閾値
電圧Vc/3を境にしてモード判別制御回路22の出力
電圧が実施の形態1の場合とは異なる挙動を示す。ま
ず、テスト用電源端子7に印加するテスト用電源電圧V
dが0≦Vd≦Vc/3の範囲にある場合、図7
(A),(B)からも明らかなごとく、初段のインバー
タ131の出力はHレベルであり、次段のインバータ1
32の出力はLレベルである。このため、入力端子が基
準電圧発生回路4aに接続された方のトランスミッショ
ンゲート142が導通し、図6に示したように、基準電
圧発生回路4aが出力する基準電圧Vrがトランスミッ
ションゲート142を介して電圧降下回路4bに供給さ
れる。また、テスト用電源端子7に印加するテスト用電
源電圧VdがVc/3<Vd≦Vcの範囲にある場合、
図7(A),(B)からも明らかなごとく、初段のイン
バータ131の出力はLレベルに極性反転し、次段のイ
ンバータ132の出力はHレベルに極性反転する。この
ため、入力端子がテスト用電源端子7に接続された方の
トランスミッションゲート141が導通し、図6に示し
たように、テスト用電源端子7に印加されたテスト用電
源電圧Vdがトランスミッションゲート141を介して
電圧降下回路4bに供給される。
【0027】一例として、外部電源電圧Vcが3.3
V、基準電圧Vrが2.5Vの半導体集積回路11の場
合、テスト用電源端子7にVc/3〜Vc(すなわち、
1.1V〜3.3V)のテスト用電源電圧Vdを印加す
ると、モード判別制御回路12の出力電圧すなわち電圧
降下回路4bへの入力電圧Viは、1.1V〜3.3V
の範囲で変化することになる。すなわち、通常動作モー
ド時には2.5Vに固定される電圧降下回路4bや内部
回路2への印加電圧を、テストモード時には、2.5V
の上側に+0.8V、下側に−1.4Vまで変化させる
ことができる。かくして、入出力回路3に印加する外部
電源電圧Vcは変えずに、内部回路2に印加するテスト
用電源電圧Vdだけを可変し、内部回路2が電圧変動に
対してどの程度まで余裕をもって対処できるかをテスト
し、的確な動作限界評価を下すことができる。
V、基準電圧Vrが2.5Vの半導体集積回路11の場
合、テスト用電源端子7にVc/3〜Vc(すなわち、
1.1V〜3.3V)のテスト用電源電圧Vdを印加す
ると、モード判別制御回路12の出力電圧すなわち電圧
降下回路4bへの入力電圧Viは、1.1V〜3.3V
の範囲で変化することになる。すなわち、通常動作モー
ド時には2.5Vに固定される電圧降下回路4bや内部
回路2への印加電圧を、テストモード時には、2.5V
の上側に+0.8V、下側に−1.4Vまで変化させる
ことができる。かくして、入出力回路3に印加する外部
電源電圧Vcは変えずに、内部回路2に印加するテスト
用電源電圧Vdだけを可変し、内部回路2が電圧変動に
対してどの程度まで余裕をもって対処できるかをテスト
し、的確な動作限界評価を下すことができる。
【0028】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、テスト用電源電圧Vdが0≦Vd≦Vc/3の範囲
にあるときは、入力電圧Viは常に基準電圧Vrに一致
させることができるので、入出力回路3が電圧変動に対
してどの程度まで余裕をもって対処できるかを調べる入
出力回路テストを実施し、入出力回路3に印加する外部
電源電圧Vcを可変することで、入出力回路3の動作限
界を的確に評価することができるという効果が得られ
る。また、テスト用電源電圧VdをVc/3<Vd≦V
cの範囲で可変させた場合は、入力電圧Viは常にテス
ト用電源電圧Vdに一致するので、内部回路2が電圧変
動に対してどの程度まで余裕をもって対処できるかを調
べる内部回路テストを実施し、外部電源電圧Vcは変え
ずにテスト用電源電圧Vdだけを可変することで、内部
回路2の動作限界を的確に評価することができるという
効果が得られる。
ば、テスト用電源電圧Vdが0≦Vd≦Vc/3の範囲
にあるときは、入力電圧Viは常に基準電圧Vrに一致
させることができるので、入出力回路3が電圧変動に対
してどの程度まで余裕をもって対処できるかを調べる入
出力回路テストを実施し、入出力回路3に印加する外部
電源電圧Vcを可変することで、入出力回路3の動作限
界を的確に評価することができるという効果が得られ
る。また、テスト用電源電圧VdをVc/3<Vd≦V
cの範囲で可変させた場合は、入力電圧Viは常にテス
ト用電源電圧Vdに一致するので、内部回路2が電圧変
動に対してどの程度まで余裕をもって対処できるかを調
べる内部回路テストを実施し、外部電源電圧Vcは変え
ずにテスト用電源電圧Vdだけを可変することで、内部
回路2の動作限界を的確に評価することができるという
効果が得られる。
【0029】実施の形態3.図8はこの発明の実施の形
態3による半導体集積回路の要部回路構成図である。図
8において、図2と同一符号は同一構成部分を指すの
で、その説明は省略する。この実施の形態3では、モー
ド判別制御回路22内に設けたモード判別手段13が、
3個のインバータ130,131,132の直列接続回
路をもって構成してある。換言すれば、前述した一対の
インバータ131,132の直列接続回路の前段に、新
たに初段のインバータ130が設けてある。このインバ
ータ130の論理閾値電圧はVc/2である。
態3による半導体集積回路の要部回路構成図である。図
8において、図2と同一符号は同一構成部分を指すの
で、その説明は省略する。この実施の形態3では、モー
ド判別制御回路22内に設けたモード判別手段13が、
3個のインバータ130,131,132の直列接続回
路をもって構成してある。換言すれば、前述した一対の
インバータ131,132の直列接続回路の前段に、新
たに初段のインバータ130が設けてある。このインバ
ータ130の論理閾値電圧はVc/2である。
【0030】次に、動作について説明する。実施の形態
3では、初段のインバータ130を追加したことで、テ
ストモード時に印加されるテスト用電源電圧Vdに対す
るモード判別手段13のモード判定動作が逆転すること
になる。すなわち、テストモード時にはインバータ13
0の論理閾値電圧Vc/2を境にしてモード判別制御回
路22の出力電圧が実施の形態1の場合とは逆の挙動を
示す。まず、テスト用電源端子7に印加するテスト用電
源電圧Vdが0≦Vd<Vc/2の範囲にある場合、第
1段インバータ130の出力はHレベルであり、第2段
インバータ131の出力はLレベルであり、第3段イン
バータ132の出力はHレベルである。このため、入力
端子がテスト用電源端子7に接続された方のトランスミ
ッションゲート141が導通し、テスト用電源電圧Vd
がトランスミッションゲート141を介して電圧降下回
路4bに供給される。これに対し、テスト用電源端子7
に印加する電圧VdがVc/2≦Vd≦Vcの範囲にあ
る場合、第1段インバータ130の出力はLレベルに極
性反転するため、第2段インバータ131の出力がHレ
ベルに極性反転し、第3段インバータ132の出力はL
レベルに極性反転する。このため、基準電圧発生回路4
aが入力端子に接続されたトランスミッションゲート1
42が導通し、基準電圧発生回路4aが出力する基準電
圧Vrがトランスミッションゲート142を介して電圧
降下回路4bに供給される。
3では、初段のインバータ130を追加したことで、テ
ストモード時に印加されるテスト用電源電圧Vdに対す
るモード判別手段13のモード判定動作が逆転すること
になる。すなわち、テストモード時にはインバータ13
0の論理閾値電圧Vc/2を境にしてモード判別制御回
路22の出力電圧が実施の形態1の場合とは逆の挙動を
示す。まず、テスト用電源端子7に印加するテスト用電
源電圧Vdが0≦Vd<Vc/2の範囲にある場合、第
1段インバータ130の出力はHレベルであり、第2段
インバータ131の出力はLレベルであり、第3段イン
バータ132の出力はHレベルである。このため、入力
端子がテスト用電源端子7に接続された方のトランスミ
ッションゲート141が導通し、テスト用電源電圧Vd
がトランスミッションゲート141を介して電圧降下回
路4bに供給される。これに対し、テスト用電源端子7
に印加する電圧VdがVc/2≦Vd≦Vcの範囲にあ
る場合、第1段インバータ130の出力はLレベルに極
性反転するため、第2段インバータ131の出力がHレ
ベルに極性反転し、第3段インバータ132の出力はL
レベルに極性反転する。このため、基準電圧発生回路4
aが入力端子に接続されたトランスミッションゲート1
42が導通し、基準電圧発生回路4aが出力する基準電
圧Vrがトランスミッションゲート142を介して電圧
降下回路4bに供給される。
【0031】一例として、外部電源電圧Vcが3.3V
で基準電圧Vrが2.5Vの半導体集積回路の場合、テ
スト用電源端子7に0〜Vc/2(すなわち、0V〜
1.65V)のテスト用電源電圧Vdを印加すると、モ
ード判別制御回路22の出力電圧すなわち内部回路2の
入力電圧Viは、0V〜1.65Vの範囲で変化するこ
とになる。すなわち、通常動作モード時には2.5Vに
固定される内部回路2の印加電圧を、テストモード時に
は、2.5Vの下側に−0.85V〜−2.5Vまで変
化させることができ、低電圧レベルにおいて種々の動作
限界評価テストを実施することができる。
で基準電圧Vrが2.5Vの半導体集積回路の場合、テ
スト用電源端子7に0〜Vc/2(すなわち、0V〜
1.65V)のテスト用電源電圧Vdを印加すると、モ
ード判別制御回路22の出力電圧すなわち内部回路2の
入力電圧Viは、0V〜1.65Vの範囲で変化するこ
とになる。すなわち、通常動作モード時には2.5Vに
固定される内部回路2の印加電圧を、テストモード時に
は、2.5Vの下側に−0.85V〜−2.5Vまで変
化させることができ、低電圧レベルにおいて種々の動作
限界評価テストを実施することができる。
【0032】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、テスト用電源電圧Vdを0≦Vd<Vc/2の範囲
で可変させたときに、入力電圧Viは常にテスト用電源
電圧Vdに一致するので、内部回路2が電圧変動に対し
てどの程度まで余裕をもって対処できるかを調べる内部
回路テストを実施し、外部電源電圧Vcは変えずにテス
ト用電源電圧Vdだけを可変することで、内部回路2の
低電圧側の動作限界を的確に評価することができるとい
う効果が得られる。また、テスト用電源電圧VdがVc
/2≦Vd≦Vcの範囲にある場合は、入力電圧Viは
常に基準電圧Vrに一致させることができるので、入出
力回路3が電圧変動に対してどの程度まで余裕をもって
対処できるかを調べる入出力回路テストを実施し、入出
力回路3に印加する外部電源電圧Vcを可変すること
で、入出力回路3の動作限界を的確に評価することがで
きるという効果が得られる。
ば、テスト用電源電圧Vdを0≦Vd<Vc/2の範囲
で可変させたときに、入力電圧Viは常にテスト用電源
電圧Vdに一致するので、内部回路2が電圧変動に対し
てどの程度まで余裕をもって対処できるかを調べる内部
回路テストを実施し、外部電源電圧Vcは変えずにテス
ト用電源電圧Vdだけを可変することで、内部回路2の
低電圧側の動作限界を的確に評価することができるとい
う効果が得られる。また、テスト用電源電圧VdがVc
/2≦Vd≦Vcの範囲にある場合は、入力電圧Viは
常に基準電圧Vrに一致させることができるので、入出
力回路3が電圧変動に対してどの程度まで余裕をもって
対処できるかを調べる入出力回路テストを実施し、入出
力回路3に印加する外部電源電圧Vcを可変すること
で、入出力回路3の動作限界を的確に評価することがで
きるという効果が得られる。
【0033】実施の形態4.実施の形態3に示した半導
体集積回路11において、モード判別制御回路22内の
初段のインバータ130の動作特性を変更したのが、実
施の形態4であり、この実施の形態4の基本的な回路構
成は、実施の形態3と同じである。図10はこの発明の
実施の形態4による半導体集積回路のモード判別制御回
路の入出力電圧特性を示す図である。前述の半導体集積
回路21は、テストモード時にテスト用電源電圧Vd=
Vc/2を境にモード判別制御回路22の出力電圧の挙
動が切り替わるよう構成したが、実施の形態4では、テ
ストモード時にテスト用電源電圧Vd=2Vc/3を境
にモード判別制御回路22の出力電圧の挙動が切り替わ
るよう構成してある。具体的には、インバータ130を
構成するPチャネルトランジスタQpと、Nチャネルト
ランジスタQnの駆動能率を互いに異ならしめ、論理閾
値電圧をVc/2から2Vc/3へと高めてある。
体集積回路11において、モード判別制御回路22内の
初段のインバータ130の動作特性を変更したのが、実
施の形態4であり、この実施の形態4の基本的な回路構
成は、実施の形態3と同じである。図10はこの発明の
実施の形態4による半導体集積回路のモード判別制御回
路の入出力電圧特性を示す図である。前述の半導体集積
回路21は、テストモード時にテスト用電源電圧Vd=
Vc/2を境にモード判別制御回路22の出力電圧の挙
動が切り替わるよう構成したが、実施の形態4では、テ
ストモード時にテスト用電源電圧Vd=2Vc/3を境
にモード判別制御回路22の出力電圧の挙動が切り替わ
るよう構成してある。具体的には、インバータ130を
構成するPチャネルトランジスタQpと、Nチャネルト
ランジスタQnの駆動能率を互いに異ならしめ、論理閾
値電圧をVc/2から2Vc/3へと高めてある。
【0034】次に、動作について説明する。実施の形態
4では、テストモード時にインバータ130の論理閾値
電圧2Vc/3を境にしてモード判別制御回路22の出
力電圧が異なる挙動を示す。まず、テスト用電源端子7
に印加するテスト用電源電圧Vdが0≦Vd<2Vc/
3の範囲にある場合、第1段インバータ130の出力は
Lレベルであり、第2段インバータ131の出力はHレ
ベル、第3段インバータ132の出力はLレベルであ
る。このため、入力端子がテスト用電源端子7に接続さ
れた方のトランスミッションゲート141が導通し、図
10に示したように、テスト用電源端子7に印加された
テスト用電源電圧Vdがトランスミッションゲート14
1を介して電圧降下回路4bに供給される。また、テス
ト用電源端子7に2Vc/3≦Vd≦Vcの範囲にある
テスト用電源電圧Vdを印加した場合、第1段インバー
タ130の出力はHレベルに極性反転し、第2段インバ
ータ131の出力はLレベルに極性反転し、第3段イン
バータ132の出力はHレベルに極性反転する。このた
め、入力端子が基準電圧発生回路4aに接続された方の
トランスミッションゲート142が導通し、図10に示
したように、基準電圧発生回路4aが出力する基準電圧
Vrがトランスミッションゲート142を介して電圧降
下回路4bに供給される。
4では、テストモード時にインバータ130の論理閾値
電圧2Vc/3を境にしてモード判別制御回路22の出
力電圧が異なる挙動を示す。まず、テスト用電源端子7
に印加するテスト用電源電圧Vdが0≦Vd<2Vc/
3の範囲にある場合、第1段インバータ130の出力は
Lレベルであり、第2段インバータ131の出力はHレ
ベル、第3段インバータ132の出力はLレベルであ
る。このため、入力端子がテスト用電源端子7に接続さ
れた方のトランスミッションゲート141が導通し、図
10に示したように、テスト用電源端子7に印加された
テスト用電源電圧Vdがトランスミッションゲート14
1を介して電圧降下回路4bに供給される。また、テス
ト用電源端子7に2Vc/3≦Vd≦Vcの範囲にある
テスト用電源電圧Vdを印加した場合、第1段インバー
タ130の出力はHレベルに極性反転し、第2段インバ
ータ131の出力はLレベルに極性反転し、第3段イン
バータ132の出力はHレベルに極性反転する。このた
め、入力端子が基準電圧発生回路4aに接続された方の
トランスミッションゲート142が導通し、図10に示
したように、基準電圧発生回路4aが出力する基準電圧
Vrがトランスミッションゲート142を介して電圧降
下回路4bに供給される。
【0035】一例として、外部電源電圧Vcが3.3V
で基準電圧Vrが2.5Vの半導体集積回路の場合、テ
スト用電源端子7に0〜2Vc/3(すなわち、0V〜
2.2V)のテスト用電源電圧Vdを印加すると、モー
ド判別制御回路22の出力電圧すなわち内部回路2に印
加される電圧は、0V〜2.2Vの範囲で変化すること
になる。すなわち、通常動作モード時には2.5Vに固
定される内部回路2の印加電圧を、テストモード時に
は、2.5Vの下側に−0.2V〜−2.5Vまで変化
させることができ、広範囲に様々なテストを実施するこ
とができる。
で基準電圧Vrが2.5Vの半導体集積回路の場合、テ
スト用電源端子7に0〜2Vc/3(すなわち、0V〜
2.2V)のテスト用電源電圧Vdを印加すると、モー
ド判別制御回路22の出力電圧すなわち内部回路2に印
加される電圧は、0V〜2.2Vの範囲で変化すること
になる。すなわち、通常動作モード時には2.5Vに固
定される内部回路2の印加電圧を、テストモード時に
は、2.5Vの下側に−0.2V〜−2.5Vまで変化
させることができ、広範囲に様々なテストを実施するこ
とができる。
【0036】以上のように、実施の形態4によれば、テ
スト用電源電圧Vdを0≦Vd<2Vc/3の範囲で可
変させたときに、入力電圧Viは常にテスト用電源電圧
Vdに一致するので、内部回路2が電圧変動に対してど
の程度まで余裕をもって対処できるかを調べる内部回路
テストを実施し、外部電源電圧Vcは変えずにテスト用
電源電圧Vdだけを可変することで、内部回路2の低電
圧側の動作限界を的確に評価することができるという効
果が得られる。また、テスト用電源電圧Vdが2Vc/
3≦Vd≦Vcの範囲にある場合は、入力電圧Viは常
に基準電圧Vrに一致させることができるので、入出力
回路3が電圧変動に対してどの程度までなら余裕をもっ
て対処できるかを調べる入出力回路テストを実施し、入
出力回路3に印加する外部電源電圧Vcを可変すること
で、入出力回路3の動作限界を的確に評価することがで
きるという効果が得られる。
スト用電源電圧Vdを0≦Vd<2Vc/3の範囲で可
変させたときに、入力電圧Viは常にテスト用電源電圧
Vdに一致するので、内部回路2が電圧変動に対してど
の程度まで余裕をもって対処できるかを調べる内部回路
テストを実施し、外部電源電圧Vcは変えずにテスト用
電源電圧Vdだけを可変することで、内部回路2の低電
圧側の動作限界を的確に評価することができるという効
果が得られる。また、テスト用電源電圧Vdが2Vc/
3≦Vd≦Vcの範囲にある場合は、入力電圧Viは常
に基準電圧Vrに一致させることができるので、入出力
回路3が電圧変動に対してどの程度までなら余裕をもっ
て対処できるかを調べる入出力回路テストを実施し、入
出力回路3に印加する外部電源電圧Vcを可変すること
で、入出力回路3の動作限界を的確に評価することがで
きるという効果が得られる。
【0037】実施の形態5.図11はこの発明の実施の
形態5による半導体集積回路の要部回路構成図である。
図において、32はモード判別制御回路、33はモード
判別回路32内にあって基準電圧発生回路4aと電圧降
下回路4bとを接続する抵抗、34はテスト用電源端子
7を抵抗33と電圧降下回路4bを結ぶ線路に接続する
テスト用電源電圧供給線路である。
形態5による半導体集積回路の要部回路構成図である。
図において、32はモード判別制御回路、33はモード
判別回路32内にあって基準電圧発生回路4aと電圧降
下回路4bとを接続する抵抗、34はテスト用電源端子
7を抵抗33と電圧降下回路4bを結ぶ線路に接続する
テスト用電源電圧供給線路である。
【0038】次に動作について説明する。通常動作モー
ド時は、テスト用電源端子7にはテスト用電源が接続さ
れてないため、電圧降下回路4bは抵抗33を介して基
準電圧発生回路4aが出力する基準電圧Vrを受け取
る。この場合、電圧降下回路4bの入力インピーダンス
が高いため、抵抗33を流れる電流あるいは抵抗33に
生ずる電圧降下も殆ど無視できる程度に小さい。このた
め、電圧降下回路4bは、基準電圧発生回路4aが出力
する基準電圧Vrを目標に外部電源電圧Vcを降圧制御
することができる。一方、テストモード時には、テスト
用電源端子7にテスト用電源が接続されることで、モー
ド判別制御回路32の出力電圧(電圧降下回路4bの入
力電圧Vi)はテスト用電源電圧Vdにほぼ支配され
る。このことは、モード判別制御回路32の出力電圧
が、テスト用電源電圧Vdと基準電圧Vrをテスト用電
源電圧供給線路34の抵抗値と抵抗33の抵抗値とで内
分した値をとること、しかも抵抗33に比べてテスト用
電源電圧供給線路34の抵抗値が殆ど無視できることか
らも明らかである。
ド時は、テスト用電源端子7にはテスト用電源が接続さ
れてないため、電圧降下回路4bは抵抗33を介して基
準電圧発生回路4aが出力する基準電圧Vrを受け取
る。この場合、電圧降下回路4bの入力インピーダンス
が高いため、抵抗33を流れる電流あるいは抵抗33に
生ずる電圧降下も殆ど無視できる程度に小さい。このた
め、電圧降下回路4bは、基準電圧発生回路4aが出力
する基準電圧Vrを目標に外部電源電圧Vcを降圧制御
することができる。一方、テストモード時には、テスト
用電源端子7にテスト用電源が接続されることで、モー
ド判別制御回路32の出力電圧(電圧降下回路4bの入
力電圧Vi)はテスト用電源電圧Vdにほぼ支配され
る。このことは、モード判別制御回路32の出力電圧
が、テスト用電源電圧Vdと基準電圧Vrをテスト用電
源電圧供給線路34の抵抗値と抵抗33の抵抗値とで内
分した値をとること、しかも抵抗33に比べてテスト用
電源電圧供給線路34の抵抗値が殆ど無視できることか
らも明らかである。
【0039】このように、実施の形態5によれば、抵抗
33とテスト用電源電圧供給線路34だけでモード判別
制御回路32を構成できるため、回路構成が簡単化さ
れ、半導体集積回路の実装密度を大幅に向上させること
ができる効果が得られる。ただし、テスト用電源端子7
が無接続状態となる通常動作モード時に、このテスト用
電源端子7から入来するノイズの影響で、基準電圧Vr
が若干不安定になるケースもある。また、テストモード
時にテスト用電源電圧Vdを可変して各種テストを試み
たときに、抵抗33を介して基準電圧発生回路4aから
供給される基準電圧Vrがモード判別制御回路32内で
衝突するために、厳密な電圧管理が難しく、テスト意図
をテスト結果に明確に反映しづらいことを覚悟して使用
することが望ましい。
33とテスト用電源電圧供給線路34だけでモード判別
制御回路32を構成できるため、回路構成が簡単化さ
れ、半導体集積回路の実装密度を大幅に向上させること
ができる効果が得られる。ただし、テスト用電源端子7
が無接続状態となる通常動作モード時に、このテスト用
電源端子7から入来するノイズの影響で、基準電圧Vr
が若干不安定になるケースもある。また、テストモード
時にテスト用電源電圧Vdを可変して各種テストを試み
たときに、抵抗33を介して基準電圧発生回路4aから
供給される基準電圧Vrがモード判別制御回路32内で
衝突するために、厳密な電圧管理が難しく、テスト意図
をテスト結果に明確に反映しづらいことを覚悟して使用
することが望ましい。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、半導
体を集積した内部回路と、外部電源電圧の供給を受けて
内部回路の入出力を活性化する入出力回路と、外部電源
電圧を降圧して一定の基準電圧を発生する基準電圧発生
回路と、入力電圧を目標に外部電源電圧を降圧制御し、
内部回路へ供給する電圧降下回路と、テストモード時に
テスト用電源端子に接続されるテスト用電源からテスト
用電源電圧を供給され、該テスト用電源電圧を閾値判別
して通常動作モードかテストモードかをモード判別し、
モード判別結果に応じて基準電圧かテスト用電源電圧の
一方を入力電圧として電圧降下回路に供給するモード判
別制御回路とを備えるように構成したので、従来のよう
にテスト用電源端子に電源切り替え回路とテスト用電源
端子を組み合わせずとも、テスト用電源端子とモード判
別制御回路の組み合わせだけでテストモードに対応で
き、テスト用電源端子と電源制御端子の2つの端子の機
能がテスト用電源端子に集約されるので、回路構成を簡
単化して回路基板上の実装密度を向上させることがで
き、またテスト用電源電圧の大きさを変えるだけで、入
出力回路が電圧変動に対してどの程度までなら余裕をも
って対処できるかを調べる入出力回路テストと、内部回
路が電圧変動に対してどの程度まで余裕をもって対処で
きるかを調べる内部回路テストが選択でき、さらに内部
回路については基準電圧よりも低い電圧領域において
も、あるいは基準電圧よりも高い電圧領域においてもテ
ストできるため、さまざまな角度から動作限界評価を下
すことができるという効果がある。
体を集積した内部回路と、外部電源電圧の供給を受けて
内部回路の入出力を活性化する入出力回路と、外部電源
電圧を降圧して一定の基準電圧を発生する基準電圧発生
回路と、入力電圧を目標に外部電源電圧を降圧制御し、
内部回路へ供給する電圧降下回路と、テストモード時に
テスト用電源端子に接続されるテスト用電源からテスト
用電源電圧を供給され、該テスト用電源電圧を閾値判別
して通常動作モードかテストモードかをモード判別し、
モード判別結果に応じて基準電圧かテスト用電源電圧の
一方を入力電圧として電圧降下回路に供給するモード判
別制御回路とを備えるように構成したので、従来のよう
にテスト用電源端子に電源切り替え回路とテスト用電源
端子を組み合わせずとも、テスト用電源端子とモード判
別制御回路の組み合わせだけでテストモードに対応で
き、テスト用電源端子と電源制御端子の2つの端子の機
能がテスト用電源端子に集約されるので、回路構成を簡
単化して回路基板上の実装密度を向上させることがで
き、またテスト用電源電圧の大きさを変えるだけで、入
出力回路が電圧変動に対してどの程度までなら余裕をも
って対処できるかを調べる入出力回路テストと、内部回
路が電圧変動に対してどの程度まで余裕をもって対処で
きるかを調べる内部回路テストが選択でき、さらに内部
回路については基準電圧よりも低い電圧領域において
も、あるいは基準電圧よりも高い電圧領域においてもテ
ストできるため、さまざまな角度から動作限界評価を下
すことができるという効果がある。
【0041】この発明によれば、モード判別制御回路
が、直列接続された一対のインバータからなるモード判
別手段と、電圧降下回路に共通接続された出力端子及び
テスト用電源と基準電圧発生回路に対応接続された入力
端子を備える一対のトランスミッションゲートがそれぞ
れ一対のインバータの出力を受けて互いに逆動作で導通
し、電圧降下回路に対し基準電圧またはテスト用電源電
圧を択一的に供給するスイッチ手段を備えるように構成
したので、インバータもトランスミッションゲートもチ
ャネルが異なる一対のトランジスタの組み合わせで構成
し、これによりモード判別手段とスイッチ手段を簡単に
実装し、確実な動作を約束できるという効果がある。
が、直列接続された一対のインバータからなるモード判
別手段と、電圧降下回路に共通接続された出力端子及び
テスト用電源と基準電圧発生回路に対応接続された入力
端子を備える一対のトランスミッションゲートがそれぞ
れ一対のインバータの出力を受けて互いに逆動作で導通
し、電圧降下回路に対し基準電圧またはテスト用電源電
圧を択一的に供給するスイッチ手段を備えるように構成
したので、インバータもトランスミッションゲートもチ
ャネルが異なる一対のトランジスタの組み合わせで構成
し、これによりモード判別手段とスイッチ手段を簡単に
実装し、確実な動作を約束できるという効果がある。
【0042】この発明によれば、一対のインバータのう
ちの初段のインバータが、入力電圧の1/2以下の論理
閾値電圧を基準に出力電圧を極性反転させるように構成
したので、テスト用電源電圧がインバータの論理閾値電
圧以下である場合は、内部回路への入力電圧を常に基準
電圧に一致させ、入出力回路に印加する外部電源電圧を
可変して入出力回路テストを実施することにより、入出
力回路の動作限界を的確に評価し、またテスト用電源電
圧がインバータの論理閾値電圧を越える場合は、内部回
路への入力電圧は常にテスト用電源電圧に一致するの
で、外部電源電圧は変えずにテスト電源電圧だけを可変
する内部回路テストを実施することにより、内部回路の
動作限界を的確に評価することができるという効果があ
る。
ちの初段のインバータが、入力電圧の1/2以下の論理
閾値電圧を基準に出力電圧を極性反転させるように構成
したので、テスト用電源電圧がインバータの論理閾値電
圧以下である場合は、内部回路への入力電圧を常に基準
電圧に一致させ、入出力回路に印加する外部電源電圧を
可変して入出力回路テストを実施することにより、入出
力回路の動作限界を的確に評価し、またテスト用電源電
圧がインバータの論理閾値電圧を越える場合は、内部回
路への入力電圧は常にテスト用電源電圧に一致するの
で、外部電源電圧は変えずにテスト電源電圧だけを可変
する内部回路テストを実施することにより、内部回路の
動作限界を的確に評価することができるという効果があ
る。
【0043】この発明によれば、モード判別制御回路
が、直列接続された3個のインバータからなるモード判
別手段と、電圧降下回路に共通接続された出力端子及び
テスト用電源と基準電圧発生回路に対応接続された入力
端子を備える一対のトランスミッションゲートが、それ
ぞれ3個のインバータの初段を除く2個のインバータの
出力を受けて互いに逆動作で導通し、電圧降下回路に対
し基準電圧またはテスト用電源電圧を択一的に供給する
スイッチ手段を備えるように構成したので、一対のイン
バータを直列接続回路からなるモード判別手段とは、テ
ストモード時に印加されるテスト用電源電圧に対するモ
ード判別手段のモード判別動作を簡単に逆転させること
ができ、さらにまたインバータもトランスミッションゲ
ートもチャネルが異なる一対のトランジスタの組み合わ
せで構成し、モード判別手段とスイッチ手段を簡単に実
装し、確実な動作を約束できるという効果がある。
が、直列接続された3個のインバータからなるモード判
別手段と、電圧降下回路に共通接続された出力端子及び
テスト用電源と基準電圧発生回路に対応接続された入力
端子を備える一対のトランスミッションゲートが、それ
ぞれ3個のインバータの初段を除く2個のインバータの
出力を受けて互いに逆動作で導通し、電圧降下回路に対
し基準電圧またはテスト用電源電圧を択一的に供給する
スイッチ手段を備えるように構成したので、一対のイン
バータを直列接続回路からなるモード判別手段とは、テ
ストモード時に印加されるテスト用電源電圧に対するモ
ード判別手段のモード判別動作を簡単に逆転させること
ができ、さらにまたインバータもトランスミッションゲ
ートもチャネルが異なる一対のトランジスタの組み合わ
せで構成し、モード判別手段とスイッチ手段を簡単に実
装し、確実な動作を約束できるという効果がある。
【0044】この発明によれば、3個のインバータのう
ちの初段のインバータは、入力電圧の1/2以上の論理
閾値電圧を基準に出力電圧を極性反転させるように構成
したので、テスト用電源電圧がインバータの論理閾値電
圧に満たない場合は、内部回路への入力電圧は常にテス
ト用電源電圧に一致するので、外部電源電圧は変えずに
テスト電源電圧だけを可変する内部回路テストを実施
し、内部回路の動作限界を的確に評価することができ、
またテスト用電源電圧がインバータの論理閾値電圧以上
である場合は、内部回路への入力電圧を常に基準電圧に
一致させ、入出力回路に印加する外部電源電圧を可変す
る入出力回路テストを実施し、入出力回路の動作限界を
的確に評価することができるという効果がある。
ちの初段のインバータは、入力電圧の1/2以上の論理
閾値電圧を基準に出力電圧を極性反転させるように構成
したので、テスト用電源電圧がインバータの論理閾値電
圧に満たない場合は、内部回路への入力電圧は常にテス
ト用電源電圧に一致するので、外部電源電圧は変えずに
テスト電源電圧だけを可変する内部回路テストを実施
し、内部回路の動作限界を的確に評価することができ、
またテスト用電源電圧がインバータの論理閾値電圧以上
である場合は、内部回路への入力電圧を常に基準電圧に
一致させ、入出力回路に印加する外部電源電圧を可変す
る入出力回路テストを実施し、入出力回路の動作限界を
的確に評価することができるという効果がある。
【0045】この発明によれば、モード判別制御回路
が、内蔵基準電源回路と降圧回路を結ぶ線路中に配設し
た抵抗と、該抵抗と降圧回路との間の線路にテスト用電
源電圧を供給するテスト用電源電圧供給線路とを備える
ように構成したので、内部回路を実装する回路基板の実
装密度を大幅に向上でき、しかもテスト用電源端子にテ
スト用電源が接続されない通常動作モード時には、基準
電圧発生回路が出力する基準電圧を抵抗を介して殆どそ
のまま電圧降下回路に供給することができ、一方またテ
ストモード時には、テスト用電源端子にテスト用電源が
接続されることで、モード判別制御回路の出力電圧すな
わち電圧降下回路の入力電圧をテスト用電源電圧により
ほぼ支配し、内部回路に対し様々な角度から動作限界評
価を下すことができるという効果がある。
が、内蔵基準電源回路と降圧回路を結ぶ線路中に配設し
た抵抗と、該抵抗と降圧回路との間の線路にテスト用電
源電圧を供給するテスト用電源電圧供給線路とを備える
ように構成したので、内部回路を実装する回路基板の実
装密度を大幅に向上でき、しかもテスト用電源端子にテ
スト用電源が接続されない通常動作モード時には、基準
電圧発生回路が出力する基準電圧を抵抗を介して殆どそ
のまま電圧降下回路に供給することができ、一方またテ
ストモード時には、テスト用電源端子にテスト用電源が
接続されることで、モード判別制御回路の出力電圧すな
わち電圧降下回路の入力電圧をテスト用電源電圧により
ほぼ支配し、内部回路に対し様々な角度から動作限界評
価を下すことができるという効果がある。
【図1】 この発明の実施の形態1による半導体集積回
路の回路構成図である。
路の回路構成図である。
【図2】 図1に示した半導体集積回路の要部回路図で
ある。
ある。
【図3】 図1に示したインバータの具体的回路例を示
す図である。
す図である。
【図4】 図1に示したモード判別制御回路の入出力電
圧特性を示す図である。
圧特性を示す図である。
【図5】 図3に示したインバータの動作特性を示す図
である。
である。
【図6】 この発明の実施の形態2による半導体集積回
路のモード判別制御回路の入出力電圧特性を示す図であ
る。
路のモード判別制御回路の入出力電圧特性を示す図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態2による半導体集積回
路のモード判別制御回路に用いたインバータの動作特性
を示す図である。
路のモード判別制御回路に用いたインバータの動作特性
を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態3による半導体集積回
路の要部回路構成図である。
路の要部回路構成図である。
【図9】 図8に示したモード判別制御回路の入出力電
圧特性を示す図である。
圧特性を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態4による半導体集積
回路のモード判別制御回路の入出力電圧特性を示す図で
ある。
回路のモード判別制御回路の入出力電圧特性を示す図で
ある。
【図11】 この発明の実施の形態5による半導体集積
回路の要部回路構成図である。
回路の要部回路構成図である。
【図12】 従来の半導体集積回路の一例を示す回路構
成図である。
成図である。
2 内部回路、3 入出力回路、3a 入出力端子、3
b 出力バッファ、4a 基準電圧発生回路、4b 電
圧降下回路、6 外部電源端子、7 テスト用電源端
子、11,21 半導体集積回路、12,22,32
モード判別制御回路、13 モード判別手段、14 ス
イッチ手段、33 抵抗、34 テスト用電源電圧供給
線路、130,131,132 インバータ、141,
142 トランスミッションゲート、Qn Nチャネル
トランジスタ、Qp Pチャネルトランジスタ、Vc
外部電源電圧、Vd テスト用電源電圧、Vi 入力電
圧、Vo 出力電圧、Vr 基準電圧。
b 出力バッファ、4a 基準電圧発生回路、4b 電
圧降下回路、6 外部電源端子、7 テスト用電源端
子、11,21 半導体集積回路、12,22,32
モード判別制御回路、13 モード判別手段、14 ス
イッチ手段、33 抵抗、34 テスト用電源電圧供給
線路、130,131,132 インバータ、141,
142 トランスミッションゲート、Qn Nチャネル
トランジスタ、Qp Pチャネルトランジスタ、Vc
外部電源電圧、Vd テスト用電源電圧、Vi 入力電
圧、Vo 出力電圧、Vr 基準電圧。
Claims (6)
- 【請求項1】 半導体を集積した内部回路と、外部電源
電圧の供給を受けて前記内部回路の入出力を活性化する
入出力回路と、前記外部電源電圧を降圧して一定の基準
電圧を発生する基準電圧発生回路と、入力電圧を目標に
前記外部電源電圧を降圧制御し、前記内部回路へ供給す
る電圧降下回路と、テストモード時にテスト用電源端子
に接続されるテスト用電源からテスト用電源電圧を供給
され、該テスト用電源電圧を閾値判別して通常動作モー
ドかテストモードかをモード判別し、モード判別結果に
応じて前記基準電圧かテスト用電源電圧の一方を前記入
力電圧として前記電圧降下回路に供給するモード判別制
御回路とを備えた半導体集積回路。 - 【請求項2】 モード判別制御回路は、直列接続された
一対のインバータからなるモード判別手段と、電圧降下
回路に共通接続された出力端子及びテスト用電源と基準
電圧発生回路に対応接続された入力端子を備える一対の
トランスミッションゲートがそれぞれ前記一対のインバ
ータの出力を受けて互いに逆動作で導通し、電圧降下回
路に対し基準電圧またはテスト用電源電圧を択一的に供
給するスイッチ手段を備えることを特徴とする請求項1
記載の半導体集積回路。 - 【請求項3】 一対のインバータのうちの初段のインバ
ータは、入力電圧の1/2以下の論理閾値電圧を基準に
出力電圧を極性反転させることを特徴とする請求項2記
載の半導体集積回路。 - 【請求項4】 モード判別制御回路は、直列接続された
3個のインバータからなるモード判別手段と、電圧降下
回路に共通接続された出力端子及びテスト用電源と基準
電圧発生回路に対応接続された入力端子を備える一対の
トランスミッションゲートがそれぞれ前記3個のインバ
ータの初段を除く2個のインバータの出力を受けて互い
に逆動作で導通し、電圧降下回路に対し基準電圧または
テスト用電源電圧を択一的に供給するスイッチ手段を備
えることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。 - 【請求項5】 3個のインバータのうちの初段のインバ
ータは、入力電圧の1/2以上の論理閾値電圧を基準に
出力電圧を極性反転させることを特徴とする請求項4記
載の半導体集積回路。 - 【請求項6】 モード判別制御回路は、内蔵基準電源回
路と降圧回路を結ぶ線路中に配設した抵抗と、該抵抗と
降圧回路との間の線路にテスト用電源電圧を供給するテ
スト用電源電圧供給線路とを備えたことを特徴とする請
求項1記載の半導体集積回路。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000316684A JP2002123501A (ja) | 2000-10-17 | 2000-10-17 | 半導体集積回路 |
US09/814,868 US6550038B2 (en) | 2000-10-17 | 2001-03-23 | Semiconductor integrated circuitry |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000316684A JP2002123501A (ja) | 2000-10-17 | 2000-10-17 | 半導体集積回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002123501A true JP2002123501A (ja) | 2002-04-26 |
Family
ID=18795600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000316684A Pending JP2002123501A (ja) | 2000-10-17 | 2000-10-17 | 半導体集積回路 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6550038B2 (ja) |
JP (1) | JP2002123501A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7719322B2 (en) | 2007-04-26 | 2010-05-18 | Nec Electronics Corporation | Semiconductor device having differential signal detection circuit for entry into mode other than normal operation |
CN114264867A (zh) * | 2021-12-15 | 2022-04-01 | 江苏纵帆微电子有限公司 | 一种电子设备运行模式与生产测试模式的切换方法 |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003197750A (ja) * | 2001-12-21 | 2003-07-11 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置 |
US7802141B2 (en) * | 2004-03-05 | 2010-09-21 | Denso Corporation | Semiconductor device having one-chip microcomputer and over-voltage application testing method |
JP2006332456A (ja) * | 2005-05-27 | 2006-12-07 | Fujitsu Ltd | 半導体装置及び試験モード設定方法 |
US7571413B1 (en) * | 2006-06-28 | 2009-08-04 | Altera Corporation | Testing circuitry for programmable logic devices with selectable power supply voltages |
EP1884954B1 (en) * | 2006-07-27 | 2009-02-04 | STMicroelectronics Asia Pacific Pte Ltd. | Supply voltage distribution system with reduced resistance for semiconductor devices |
JP2008066536A (ja) * | 2006-09-07 | 2008-03-21 | Toshiba Corp | 半導体集積回路 |
US7707467B2 (en) * | 2007-02-23 | 2010-04-27 | Micron Technology, Inc. | Input/output compression and pin reduction in an integrated circuit |
US7802216B2 (en) | 2007-09-13 | 2010-09-21 | Rapid Bridge Llc | Area and power saving standard cell methodology |
DE102008003819B4 (de) | 2008-01-10 | 2015-06-18 | Austriamicrosystems Ag | Schaltungsanordnung und Verfahren zum Testen einer Rücksetzschaltung |
KR101212777B1 (ko) * | 2011-04-27 | 2012-12-14 | 에스케이하이닉스 주식회사 | 반도체 집적회로의 테스트 회로 및 방법 |
US9322868B2 (en) | 2011-04-27 | 2016-04-26 | SK Hynix Inc. | Test circuit and method of semiconductor integrated circuit |
CN118226219B (zh) * | 2024-05-22 | 2024-08-06 | 佛山市联动科技股份有限公司 | 一种功率器件的老化测试电路及老化测试方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2721151B2 (ja) | 1986-04-01 | 1998-03-04 | 株式会社東芝 | 半導体集積回路装置 |
JP2776047B2 (ja) | 1991-02-28 | 1998-07-16 | 日本電気株式会社 | 電源降圧回路 |
JP3705842B2 (ja) * | 1994-08-04 | 2005-10-12 | 株式会社ルネサステクノロジ | 半導体装置 |
JPH10303371A (ja) | 1997-04-25 | 1998-11-13 | Sony Corp | 半導体集積回路 |
JP2000011649A (ja) * | 1998-06-26 | 2000-01-14 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置 |
-
2000
- 2000-10-17 JP JP2000316684A patent/JP2002123501A/ja active Pending
-
2001
- 2001-03-23 US US09/814,868 patent/US6550038B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7719322B2 (en) | 2007-04-26 | 2010-05-18 | Nec Electronics Corporation | Semiconductor device having differential signal detection circuit for entry into mode other than normal operation |
CN114264867A (zh) * | 2021-12-15 | 2022-04-01 | 江苏纵帆微电子有限公司 | 一种电子设备运行模式与生产测试模式的切换方法 |
CN114264867B (zh) * | 2021-12-15 | 2024-01-19 | 江苏纵帆微电子有限公司 | 一种电子设备运行模式与生产测试模式的切换方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6550038B2 (en) | 2003-04-15 |
US20020046388A1 (en) | 2002-04-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5184031A (en) | Semiconductor integrated circuit | |
JP4287678B2 (ja) | 内部電源回路 | |
US6624672B2 (en) | Output buffer with constant switching current | |
US6570367B2 (en) | Voltage generator with standby operating mode | |
JP2002123501A (ja) | 半導体集積回路 | |
KR940006343A (ko) | 소진폭 동작용 입/출력 인터페이스를 갖는 반도체 집적회로 | |
US6683445B2 (en) | Internal power voltage generator | |
US7254080B2 (en) | Fuse circuit and electronic circuit | |
CN113189477B (zh) | 一种芯片修调电路及修调方法 | |
US6867641B2 (en) | Internal voltage generator for semiconductor device | |
JP2938736B2 (ja) | ストレスモード回路 | |
US4472678A (en) | Test apparatus for circuits having a multiplex input/output terminal including a load connected to the terminal together with circuitry for monitoring the current flow through the load when inputting a signal to the terminal | |
JP3561716B1 (ja) | 定電圧回路 | |
JP6998850B2 (ja) | 定電流回路 | |
US6566905B2 (en) | Method and apparatus for a multi-state single program pin | |
US6891766B2 (en) | Semiconductor memory test device | |
KR20040062646A (ko) | 향상된 제어 회로를 포함하는 출력 드라이버 | |
KR100430455B1 (ko) | 출력 인터페이스 회로 | |
US5949797A (en) | Microcontroller test circuit | |
JP2646771B2 (ja) | 半導体集積回路 | |
JPH07118517B2 (ja) | Mos型集積回路のテストインタ−フエ−ス | |
KR100680951B1 (ko) | 메모리 장치용 고전압 발생장치 | |
JP2006352384A (ja) | 集積回路内蔵発振器 | |
JP4724486B2 (ja) | 駆動用電源回路 | |
JPH0737385A (ja) | 内部電源用降圧回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20060123 |