JP2002080170A - パッケージからの糸端引き出し装置 - Google Patents
パッケージからの糸端引き出し装置Info
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Landscapes
- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 パッケージ表面の糸端を吸い込むときの、口
出しを確実に行うとともに、糸端の二重引き出しを少な
く出来るパッケージからの糸端引き出し装置を提供す
る。 【解決手段】 巻取管に糸を巻き取って形成されたパッ
ケージ14に接近自在に設けられ、パッケージ14表面
の糸端を吸い込む吸引口21を形成する吸引口形成部材
25を有する糸端引き出し装置16に、前記吸引口形成
部材25の吸引口21の先端位置より奥側に糸端引っ掛
け部材341を設ける。
出しを確実に行うとともに、糸端の二重引き出しを少な
く出来るパッケージからの糸端引き出し装置を提供す
る。 【解決手段】 巻取管に糸を巻き取って形成されたパッ
ケージ14に接近自在に設けられ、パッケージ14表面
の糸端を吸い込む吸引口21を形成する吸引口形成部材
25を有する糸端引き出し装置16に、前記吸引口形成
部材25の吸引口21の先端位置より奥側に糸端引っ掛
け部材341を設ける。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、自動ワインダなど
で形成されるパッケージから糸端を引き出す糸端引き出
し装置に関し、特に糸端の二重引き出しを減少させるこ
とができるものに関する。
で形成されるパッケージから糸端を引き出す糸端引き出
し装置に関し、特に糸端の二重引き出しを減少させるこ
とができるものに関する。
【0002】
【従来の技術】自動ワインダは、例えばリング精紡機で
生産された給糸ボビンを、スラブ、ネップなどの不良部
分を除きつつコーン、チーズ状の巻取パッケージに巻き
取るものである。
生産された給糸ボビンを、スラブ、ネップなどの不良部
分を除きつつコーン、チーズ状の巻取パッケージに巻き
取るものである。
【0003】この種の自動ワインダでは、給糸ボビンか
ら解舒された糸が、テンサーなどを経て綾振りドラムに
より綾振りされながら、クレードルで支持された巻取管
にパッケージとして巻き取られる。パッケージに巻き取
られる糸に対して、例えばスラブキャッチャーによりス
ラプなどの不良部分が検知されると、巻取途中の糸が切
断される。切断後の巻取パッケージ側の糸端は、巻取パ
ッケージと綾振りドラムの間に旋回して接近可能なサク
ションマウスによって吸引され、給糸ボビン側の糸端
は、給糸ボビンの上部の中継ぎ点に対して旋回して接近
可能な中継パイプによって吸引される。糸端を吸引した
サクションマウス及び中継パイプはそれぞれ待機位置に
旋回することによって、巻取パッケージ側の糸端と給糸
ボビン側の糸端の各々が糸継ぎ装置に導入され、該糸継
装置にて糸継ぎが行われる。
ら解舒された糸が、テンサーなどを経て綾振りドラムに
より綾振りされながら、クレードルで支持された巻取管
にパッケージとして巻き取られる。パッケージに巻き取
られる糸に対して、例えばスラブキャッチャーによりス
ラプなどの不良部分が検知されると、巻取途中の糸が切
断される。切断後の巻取パッケージ側の糸端は、巻取パ
ッケージと綾振りドラムの間に旋回して接近可能なサク
ションマウスによって吸引され、給糸ボビン側の糸端
は、給糸ボビンの上部の中継ぎ点に対して旋回して接近
可能な中継パイプによって吸引される。糸端を吸引した
サクションマウス及び中継パイプはそれぞれ待機位置に
旋回することによって、巻取パッケージ側の糸端と給糸
ボビン側の糸端の各々が糸継ぎ装置に導入され、該糸継
装置にて糸継ぎが行われる。
【0004】特に、巻取パッケージ側の糸端を吸引する
糸端引き出し装置として使われるサクションマウスは、
巻取パッケージの糸層の幅方向の略全長に渡って開口す
る吸引口を有しており、逆方向に回転させられる巻取パ
ッケージから糸端を引き出すようになっている。この糸
端の引き出しの成功率を上げるために、前記吸引口を巻
取パッケージと綾振りドラムの接触ライン近くの巻取パ
ッケージ側に出来るだけ近づけるとともに、吸引した糸
端を引っ掛けるための櫛歯状の糸端引っ掛け部材が吸引
口の先端に取り付けられている。吸引口へと吸引された
糸端は、吸引口先端の糸端引っ掛け部材に引っ掛かるこ
とにより、確実に引き出される。
糸端引き出し装置として使われるサクションマウスは、
巻取パッケージの糸層の幅方向の略全長に渡って開口す
る吸引口を有しており、逆方向に回転させられる巻取パ
ッケージから糸端を引き出すようになっている。この糸
端の引き出しの成功率を上げるために、前記吸引口を巻
取パッケージと綾振りドラムの接触ライン近くの巻取パ
ッケージ側に出来るだけ近づけるとともに、吸引した糸
端を引っ掛けるための櫛歯状の糸端引っ掛け部材が吸引
口の先端に取り付けられている。吸引口へと吸引された
糸端は、吸引口先端の糸端引っ掛け部材に引っ掛かるこ
とにより、確実に引き出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、吸引口
先端に糸端引っ掛け部材を取り付けて、糸端の口出し効
率を上げるようにすると、巻取パッケージが巻き始めの
小径であって、糸切れ時の糸端が巻取パッケージ表面に
何回もゆるく巻かれた状態になって残っていると、糸端
の途中も2本糸になった二重引き出しにして吸い込むこ
とがある。この2本糸の吸い込みは、アクリル、ポリエ
ステル、ポリエステル/綿、綿太番手のように滑りやす
い糸の場合にも生じることがある。サクションマウスが
二重引き出しで糸端を吸い込むと、巻取パッケージに巻
かれたままの糸端が引っ掛かり、巻取パッケージへの糸
屑混入の原因になるという問題点があった。
先端に糸端引っ掛け部材を取り付けて、糸端の口出し効
率を上げるようにすると、巻取パッケージが巻き始めの
小径であって、糸切れ時の糸端が巻取パッケージ表面に
何回もゆるく巻かれた状態になって残っていると、糸端
の途中も2本糸になった二重引き出しにして吸い込むこ
とがある。この2本糸の吸い込みは、アクリル、ポリエ
ステル、ポリエステル/綿、綿太番手のように滑りやす
い糸の場合にも生じることがある。サクションマウスが
二重引き出しで糸端を吸い込むと、巻取パッケージに巻
かれたままの糸端が引っ掛かり、巻取パッケージへの糸
屑混入の原因になるという問題点があった。
【0006】そこで、サクションマウスの吸引口先端を
巻取パッケージ表面から離したり、櫛歯状の糸端引っ掛
け部材に代わり、目の細かいサンドペーパを張りつけた
糸端引っ掛け部材を用いることも行われるが、糸端の口
出しの成功率が低下するという問題点が生じる。
巻取パッケージ表面から離したり、櫛歯状の糸端引っ掛
け部材に代わり、目の細かいサンドペーパを張りつけた
糸端引っ掛け部材を用いることも行われるが、糸端の口
出しの成功率が低下するという問題点が生じる。
【0007】本発明は、上記問題を解決する為になされ
たもので、その目的とするところは、パッケージ表面の
糸端を吸い込むときの、口出しを確実に行うとともに、
糸端の二重引き出しを少なく出来るパッケージからの糸
端引き出し装置を提供することにある。
たもので、その目的とするところは、パッケージ表面の
糸端を吸い込むときの、口出しを確実に行うとともに、
糸端の二重引き出しを少なく出来るパッケージからの糸
端引き出し装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載の糸端引き出し装置は、巻取管に糸を巻き取
って形成されたパッケージに接近自在に設けられ、パッ
ケージ表面の糸端を吸い込む吸引口を形成する吸引口形
成部材を有する糸端引き出し装置であって、前記吸引口
形成部材の吸引口先端位置よりも奥側に糸端引っ掛け部
材を設けたことを特徴とするものである。この請求項1
によると、吸引口先端位置よりも奥側に糸端引っ掛け部
材があるため、吸引口先端をパッケージ表面に近づけて
口出しを確実に行いつつ、糸端の途中のゆるく巻かれた
部分は吸引されたとしても内部の糸端引っ掛け部材まで
届かず、本来の糸端(糸端の先端部分)のみが吸引さ
れ、内部の糸端引っ掛け部材に引っ掛かって引き出され
る。
項1に記載の糸端引き出し装置は、巻取管に糸を巻き取
って形成されたパッケージに接近自在に設けられ、パッ
ケージ表面の糸端を吸い込む吸引口を形成する吸引口形
成部材を有する糸端引き出し装置であって、前記吸引口
形成部材の吸引口先端位置よりも奥側に糸端引っ掛け部
材を設けたことを特徴とするものである。この請求項1
によると、吸引口先端位置よりも奥側に糸端引っ掛け部
材があるため、吸引口先端をパッケージ表面に近づけて
口出しを確実に行いつつ、糸端の途中のゆるく巻かれた
部分は吸引されたとしても内部の糸端引っ掛け部材まで
届かず、本来の糸端(糸端の先端部分)のみが吸引さ
れ、内部の糸端引っ掛け部材に引っ掛かって引き出され
る。
【0009】請求項2に記載の糸端引き出し装置は、請
求項1において、前記糸端引っ掛け部材を、前記吸引口
先端に対して前後方向に位置調整する位置調整手段が設
けられたものである。この請求項2によると、位置調整
手段により、吸引口先端をパッケージ表面に近づけたま
ま、糸種などに応じて糸端の途中の部分が引っ掛からな
い程度の奥側に糸端引っ掛け部材を位置させることがで
きる。
求項1において、前記糸端引っ掛け部材を、前記吸引口
先端に対して前後方向に位置調整する位置調整手段が設
けられたものである。この請求項2によると、位置調整
手段により、吸引口先端をパッケージ表面に近づけたま
ま、糸種などに応じて糸端の途中の部分が引っ掛からな
い程度の奥側に糸端引っ掛け部材を位置させることがで
きる。
【0010】請求項3に記載の糸端引き出し装置は、請
求項1または2において、前記吸引口形成部材が、ノズ
ルプレートと、前記ノズルプレートを保持する基台とで
形成され、これらノズルプレートと基台との間に前記糸
端引っ掛け部材が挟まれて取り付けられているものであ
る。この請求項3によると、ノズルプレートと基台の間
に、糸端引っ掛け部材を挟んだ状態にして、これらを一
体にして固定すると、糸端引っ掛け部材が吸引口の内部
に位置した状態で簡単に取り付けられる。
求項1または2において、前記吸引口形成部材が、ノズ
ルプレートと、前記ノズルプレートを保持する基台とで
形成され、これらノズルプレートと基台との間に前記糸
端引っ掛け部材が挟まれて取り付けられているものであ
る。この請求項3によると、ノズルプレートと基台の間
に、糸端引っ掛け部材を挟んだ状態にして、これらを一
体にして固定すると、糸端引っ掛け部材が吸引口の内部
に位置した状態で簡単に取り付けられる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図3は、糸端引き出し装
置の構造を示す図であり、図4は、この糸端引き出し装
置が適用された自動ワインダの側面図である。
に基づいて説明する。図1乃至図3は、糸端引き出し装
置の構造を示す図であり、図4は、この糸端引き出し装
置が適用された自動ワインダの側面図である。
【0012】まず、糸端引き出し装置が適用される自動
ワインダを図4により説明する。自動ワインダはワイン
ディングユニットの多数錘が並列配置されたものであ
り、その一錘の機器配置が図4に示される。ワインディ
ングユニット1は、支承管2と吸引ダクト3とによって
位置固定される。このユニット1の所定位置に位置決め
供給される給糸ボビン4から引き出される糸Yは、バル
ーンコントローラ又はバルンブレーカ6、所定のテンシ
ョンを付与するテンサー7、糸の不良部分を検出するス
ラブキャッチャー8などを介しつつ通過し、綾振ドラム
13によって回転する巻取パッケージ14に巻取られ
る。巻取パッケージ14の巻取管は、綾振りドラム13
に対して揺動自在に設けられたクレードル11に支持さ
れる。
ワインダを図4により説明する。自動ワインダはワイン
ディングユニットの多数錘が並列配置されたものであ
り、その一錘の機器配置が図4に示される。ワインディ
ングユニット1は、支承管2と吸引ダクト3とによって
位置固定される。このユニット1の所定位置に位置決め
供給される給糸ボビン4から引き出される糸Yは、バル
ーンコントローラ又はバルンブレーカ6、所定のテンシ
ョンを付与するテンサー7、糸の不良部分を検出するス
ラブキャッチャー8などを介しつつ通過し、綾振ドラム
13によって回転する巻取パッケージ14に巻取られ
る。巻取パッケージ14の巻取管は、綾振りドラム13
に対して揺動自在に設けられたクレードル11に支持さ
れる。
【0013】ユニット1のスラブキャッチャー8がスラ
ブ、ネップなどの不良部分を検出すると、糸を切断し、
不良糸を取り除いたのち、糸継ぎして巻取を再開する機
能がユニット1に設けられている。そのため、糸継ぎ装
置15、所定の待機位置から旋回して巻取パッケージ側
の糸を吸引して糸継装置15へ案内するサクションマウ
ス16、及び、所定の待機位置から旋回して給糸ボビン
側の糸を吸引して糸継装置15へ案内する中継パイプ1
7が設けられている。各ワインディングユニット1が上
記各機器を有しており、このようなワインディングユニ
ット1が多数並設されて一台の自動ワインダが構成され
る。
ブ、ネップなどの不良部分を検出すると、糸を切断し、
不良糸を取り除いたのち、糸継ぎして巻取を再開する機
能がユニット1に設けられている。そのため、糸継ぎ装
置15、所定の待機位置から旋回して巻取パッケージ側
の糸を吸引して糸継装置15へ案内するサクションマウ
ス16、及び、所定の待機位置から旋回して給糸ボビン
側の糸を吸引して糸継装置15へ案内する中継パイプ1
7が設けられている。各ワインディングユニット1が上
記各機器を有しており、このようなワインディングユニ
ット1が多数並設されて一台の自動ワインダが構成され
る。
【0014】このワインディングユニット1の所定位置
への給糸ボビン4の供給はトレー式又はマガジン式など
の種々の方法が適用される。図4においては、給糸ボビ
ン4を個々に独立したボビントレイ18に挿入したま
ま、ワインディングユニット1への搬送、供給、巻取
り、排出を行うタイプの自動ワインダーが示されてい
る。
への給糸ボビン4の供給はトレー式又はマガジン式など
の種々の方法が適用される。図4においては、給糸ボビ
ン4を個々に独立したボビントレイ18に挿入したま
ま、ワインディングユニット1への搬送、供給、巻取
り、排出を行うタイプの自動ワインダーが示されてい
る。
【0015】上述したワインディングユニット1におい
て、スラブキャッチャー8が糸の不良部分を検出すると
付属のカッターが作動して糸切断が行われ、不良部分の
糸を吸い取った後、糸継ぎが行われる。その作動を図4
により説明する。すなわち、スラブキャッチャー8が不
良部分を検出すると、付属のカッターが作動して糸切断
が行われる。サクションマウス16が下向きから上向き
へと旋回し、その吸引口21が綾振りドラム13と巻取
パッケージ14の間に接近して位置し、巻取パッケージ
14の糸端を吸引する。サクションマウス16が所定の
位置になると、機枠5内にある駆動モータが綾振りドラ
ム13即ち巻取パッケージ14を巻取り方向と逆向きに
回転して糸を解き、糸端がサクションマウス16に吸い
込まれるようにする。
て、スラブキャッチャー8が糸の不良部分を検出すると
付属のカッターが作動して糸切断が行われ、不良部分の
糸を吸い取った後、糸継ぎが行われる。その作動を図4
により説明する。すなわち、スラブキャッチャー8が不
良部分を検出すると、付属のカッターが作動して糸切断
が行われる。サクションマウス16が下向きから上向き
へと旋回し、その吸引口21が綾振りドラム13と巻取
パッケージ14の間に接近して位置し、巻取パッケージ
14の糸端を吸引する。サクションマウス16が所定の
位置になると、機枠5内にある駆動モータが綾振りドラ
ム13即ち巻取パッケージ14を巻取り方向と逆向きに
回転して糸を解き、糸端がサクションマウス16に吸い
込まれるようにする。
【0016】また、サクションマウス16の作動と略同
時に、中継パイプ17が下向きへと旋回し、テンサー7
の下方に位置する。この時、テンサー7が開き、付属の
カッターにより糸切断が行われており、中継パイプ17
先端に給糸ボビン4から解舒される糸が吸引される。つ
ぎに、巻取パッケージ14側の糸端と給糸ボビン4側の
糸端を吸引したサクションマウス16及び中継パイプ1
7が逆方向に旋回して図示の待機位置に戻ると、糸継ぎ
装置15に糸が入り、糸継ぎが行われる。なお、以上の
作動は、機枠5内に収納された中継カムの一回転で行わ
れる。
時に、中継パイプ17が下向きへと旋回し、テンサー7
の下方に位置する。この時、テンサー7が開き、付属の
カッターにより糸切断が行われており、中継パイプ17
先端に給糸ボビン4から解舒される糸が吸引される。つ
ぎに、巻取パッケージ14側の糸端と給糸ボビン4側の
糸端を吸引したサクションマウス16及び中継パイプ1
7が逆方向に旋回して図示の待機位置に戻ると、糸継ぎ
装置15に糸が入り、糸継ぎが行われる。なお、以上の
作動は、機枠5内に収納された中継カムの一回転で行わ
れる。
【0017】つぎに、本発明の実施の形態に係る糸端引
き出し装置を図1乃至図3により説明する。図1は、糸
端引き出し装置の側面の一部断面図であり、図2は、糸
端引き出し装置の上面図であり、図3は、糸端引き出し
装置の各部材の分解斜視図である。図1乃至図3におい
て、糸端引き出し装置16は、自動ワインダの各ワイン
ディングユニット1のサクションマウス16として形成
されている。
き出し装置を図1乃至図3により説明する。図1は、糸
端引き出し装置の側面の一部断面図であり、図2は、糸
端引き出し装置の上面図であり、図3は、糸端引き出し
装置の各部材の分解斜視図である。図1乃至図3におい
て、糸端引き出し装置16は、自動ワインダの各ワイン
ディングユニット1のサクションマウス16として形成
されている。
【0018】図3に示すように、サクションマウス16
は、先端に吸引口21を形成する偏平状のマウス部また
は吸引口形成部材25と、マウス部25からL字状に図
示されない機枠の側へと曲がる管体26と、旋回中心と
なる取付部27とから構成される。取付部27は図示さ
れない接続部28を介して吸引ダクト3に接続されてい
る。サクションマウス16の上方への旋回により接続部
28がオンとなって吸引ダクト3に接続され、管体26
及びマウス部25を介して吸引が開始される。上方に旋
回した作動位置から図示の待機位置への戻り旋回により
接続部28がオフとなって吸引が停止される。
は、先端に吸引口21を形成する偏平状のマウス部また
は吸引口形成部材25と、マウス部25からL字状に図
示されない機枠の側へと曲がる管体26と、旋回中心と
なる取付部27とから構成される。取付部27は図示さ
れない接続部28を介して吸引ダクト3に接続されてい
る。サクションマウス16の上方への旋回により接続部
28がオンとなって吸引ダクト3に接続され、管体26
及びマウス部25を介して吸引が開始される。上方に旋
回した作動位置から図示の待機位置への戻り旋回により
接続部28がオフとなって吸引が停止される。
【0019】マウス部又は吸引口形成部材25は、上方
への旋回時(巻取パッケージ14に接近した時)に綾振
りドラム13の側となるマウスプレート31と、上方へ
の旋回時に巻取パッケージ14の側となるマウスプレー
ト又は基体32とを両側のエンドスペーサ33を介して
ボルト締めして形成される。巻取パッケージ14の側と
なるマウスプレート32の先端には、櫛刃プレート34
を挟んでノズルプレート35がボルト36で固定されて
いる。
への旋回時(巻取パッケージ14に接近した時)に綾振
りドラム13の側となるマウスプレート31と、上方へ
の旋回時に巻取パッケージ14の側となるマウスプレー
ト又は基体32とを両側のエンドスペーサ33を介して
ボルト締めして形成される。巻取パッケージ14の側と
なるマウスプレート32の先端には、櫛刃プレート34
を挟んでノズルプレート35がボルト36で固定されて
いる。
【0020】櫛刃プレート34は断面がL字状に折り曲
げられたものであって、短い折り曲げ片の先に糸端引っ
掛け部材としての櫛刃341が形成され、長い折り曲げ
片には取り付け用の長孔342が設けられている。ノズ
ルプレート35は、先端が折り曲げられ、マウスプレー
ト31の先端と共同して吸引口21の先端(図1参照)
を形成する。
げられたものであって、短い折り曲げ片の先に糸端引っ
掛け部材としての櫛刃341が形成され、長い折り曲げ
片には取り付け用の長孔342が設けられている。ノズ
ルプレート35は、先端が折り曲げられ、マウスプレー
ト31の先端と共同して吸引口21の先端(図1参照)
を形成する。
【0021】図1に明瞭に示されるように、ノズルプレ
ート35とマウスプレート31の先端とが形成する吸引
口21先端は、巻取パッケージ14の表面に沿って開口
するように斜めになっている。櫛刃プレート34の櫛刃
341は、吸引口21先端から奥側の中に入った部分に
位置しており、櫛刃342の先端はノズルプレート35
の先端351より反対側のマウスプレート31側へ突き
出ている。
ート35とマウスプレート31の先端とが形成する吸引
口21先端は、巻取パッケージ14の表面に沿って開口
するように斜めになっている。櫛刃プレート34の櫛刃
341は、吸引口21先端から奥側の中に入った部分に
位置しており、櫛刃342の先端はノズルプレート35
の先端351より反対側のマウスプレート31側へ突き
出ている。
【0022】ボルト36を緩め、長孔342に沿って櫛
刃プレート34を、基台32及びノズルプレート35に
対して吸引口21先端に近づく方向又は離れる方向に滑
らせ、再びボルト36を締めることにより、櫛刃342
の吸引口21先端に対する前後方向の位置が、巻取パッ
ケージ14から適切に離れた位置になるように調整でき
る。このボルト36及び長孔342は、櫛歯342の吸
引口21先端に対する前後方向の位置を調整する位置調
整手段を構成する。
刃プレート34を、基台32及びノズルプレート35に
対して吸引口21先端に近づく方向又は離れる方向に滑
らせ、再びボルト36を締めることにより、櫛刃342
の吸引口21先端に対する前後方向の位置が、巻取パッ
ケージ14から適切に離れた位置になるように調整でき
る。このボルト36及び長孔342は、櫛歯342の吸
引口21先端に対する前後方向の位置を調整する位置調
整手段を構成する。
【0023】図2に明瞭に示されるように、吸引口21
先端は、綾振りドラム14と巻取パッケージ14との接
触点に沿って延在しており、吸引口21先端の幅は巻取
パッケージ14の糸層の幅程度になっている。
先端は、綾振りドラム14と巻取パッケージ14との接
触点に沿って延在しており、吸引口21先端の幅は巻取
パッケージ14の糸層の幅程度になっている。
【0024】つぎに、上述した糸端引き出し装置(サク
ションマウス)16の作動を図1及び図2により説明す
る。図1及び図2には、コーン状の巻取管に僅かに糸巻
き層が形成された小径の巻取パッケージ14が示されて
いる。そのため、糸切れが発生すると、図2に示される
ように、糸端が巻取パッケージの幅方向に何重にもゆる
く巻かれた状態で残ることになる。
ションマウス)16の作動を図1及び図2により説明す
る。図1及び図2には、コーン状の巻取管に僅かに糸巻
き層が形成された小径の巻取パッケージ14が示されて
いる。そのため、糸切れが発生すると、図2に示される
ように、糸端が巻取パッケージの幅方向に何重にもゆる
く巻かれた状態で残ることになる。
【0025】糸切れが発生すると、サクションマウス1
6の取付部27を中心として、管体17が上向きに旋回
し、吸引口21先端が図3の待機位置から図1の進出位
置となる。このとき、管路17内に吸引気流が作用し、
吸引口21に向かう空気流が形成されるとともに、綾振
りドラム13即ち巻取パッケージ14を逆転して糸を解
き、糸端が吸引位置21に吸い込まれる状態にする。図
1の二点鎖線で示すように、満巻きの巻取パッケージ1
4になった場合でも、巻取パッケージ14の表面と吸引
口21の先端との間隔L1が5mm以内の数ミリメート
ルになるように旋回位置が設定されている。図2に示さ
れるように、パッケージ14の表面と吸引口21の先端
とが前記間隔L1を維持して平行になるように前記旋回
位置が設定されている。
6の取付部27を中心として、管体17が上向きに旋回
し、吸引口21先端が図3の待機位置から図1の進出位
置となる。このとき、管路17内に吸引気流が作用し、
吸引口21に向かう空気流が形成されるとともに、綾振
りドラム13即ち巻取パッケージ14を逆転して糸を解
き、糸端が吸引位置21に吸い込まれる状態にする。図
1の二点鎖線で示すように、満巻きの巻取パッケージ1
4になった場合でも、巻取パッケージ14の表面と吸引
口21の先端との間隔L1が5mm以内の数ミリメート
ルになるように旋回位置が設定されている。図2に示さ
れるように、パッケージ14の表面と吸引口21の先端
とが前記間隔L1を維持して平行になるように前記旋回
位置が設定されている。
【0026】図2に示されるように、小径の巻取パッケ
ージ14の場合、糸端Y1は数回に渡って表面に巻かれ
ており、a1点、a2点、a3点で糸端が吸引される。
a1点及びa2点での吸引により糸端Y2が二重引き出
しになろうとしても、図1のように、糸端引っ掛け部材
である櫛刃341が吸引口21の奥側の内部に位置して
いるため、櫛刃341に引っ掛かることがない。一方、
糸端Y1の先端に近いa3点の吸引により、糸端Y1の
先端が吸引口21に引き込まれ、糸端Y1の先端近くが
櫛刃341に引っ掛けられ、巻取パッケージ14の逆回
転と管路17の下向きの旋回の連携動作による本来の糸
端(糸端の先端部分のみ)の引き込みが行われる。糸端
の途中a1点,a2点が引き出されないのは、a1点,
a2点がパッケージに巻かれた部分であるため、吸引力
だけでは容易に引き出せないからである。
ージ14の場合、糸端Y1は数回に渡って表面に巻かれ
ており、a1点、a2点、a3点で糸端が吸引される。
a1点及びa2点での吸引により糸端Y2が二重引き出
しになろうとしても、図1のように、糸端引っ掛け部材
である櫛刃341が吸引口21の奥側の内部に位置して
いるため、櫛刃341に引っ掛かることがない。一方、
糸端Y1の先端に近いa3点の吸引により、糸端Y1の
先端が吸引口21に引き込まれ、糸端Y1の先端近くが
櫛刃341に引っ掛けられ、巻取パッケージ14の逆回
転と管路17の下向きの旋回の連携動作による本来の糸
端(糸端の先端部分のみ)の引き込みが行われる。糸端
の途中a1点,a2点が引き出されないのは、a1点,
a2点がパッケージに巻かれた部分であるため、吸引力
だけでは容易に引き出せないからである。
【0027】アクリル、ポリエステル、ポリエステル/
綿、綿太番手のように滑りやすい糸、或いはワックス付
の糸の場合にも糸端の二重引き出しが発生しやすい。こ
の場合、ボルト36を緩め、櫛刃プレート34を吸引口
21先端に対して前後方向に摺動移動させ、櫛刃341
の吸引口21先端からの距離を適切にすることにより、
二重引き出しされた糸端が櫛刃341に掛かりにくく、
糸端の吸い込みが確実に行える位置に調整することがで
きる。
綿、綿太番手のように滑りやすい糸、或いはワックス付
の糸の場合にも糸端の二重引き出しが発生しやすい。こ
の場合、ボルト36を緩め、櫛刃プレート34を吸引口
21先端に対して前後方向に摺動移動させ、櫛刃341
の吸引口21先端からの距離を適切にすることにより、
二重引き出しされた糸端が櫛刃341に掛かりにくく、
糸端の吸い込みが確実に行える位置に調整することがで
きる。
【0028】また、吸引口21を形成するノズルプレー
ト35と基体としてのマウスプレート32の間に櫛刃プ
レート35を挟み込む構造であるため、櫛刃プレート3
5の先端を折り曲げて形成した櫛刃351の吸引口21
内の取り付けが、簡単にできる。本発明により、2重引
き出しの数が従来と比較して1/5に減少したことが実
験によって確認された。
ト35と基体としてのマウスプレート32の間に櫛刃プ
レート35を挟み込む構造であるため、櫛刃プレート3
5の先端を折り曲げて形成した櫛刃351の吸引口21
内の取り付けが、簡単にできる。本発明により、2重引
き出しの数が従来と比較して1/5に減少したことが実
験によって確認された。
【0029】なお、発明の実施の形態は、上記実施の形
態に限定されず、以下のように変更して実施してもよ
い。 (1)糸端引っ掛け部材は、櫛刃プレート34に限ら
ず、縫い針状のピンを列設したピンタイプの引っ掛け部
材であってもよい。
態に限定されず、以下のように変更して実施してもよ
い。 (1)糸端引っ掛け部材は、櫛刃プレート34に限ら
ず、縫い針状のピンを列設したピンタイプの引っ掛け部
材であってもよい。
【0030】(2)糸端引っ掛け部材としての櫛刃プレ
ート34は、パッケージ14側のマウスプレート32に
取り付けられるものが、吸引口21先端を綾振りドラム
13とパッケージ14の接触点近くに配設することがで
きる点から好ましい。しかし、これに限らず、綾振りド
ラム13側のマウスプレート31に櫛刃プレート34を
取り付けるものであってよい。
ート34は、パッケージ14側のマウスプレート32に
取り付けられるものが、吸引口21先端を綾振りドラム
13とパッケージ14の接触点近くに配設することがで
きる点から好ましい。しかし、これに限らず、綾振りド
ラム13側のマウスプレート31に櫛刃プレート34を
取り付けるものであってよい。
【0031】(3)櫛刃プレート34の吸引口21内の
取り付けは、ノズルプレート35とマウスプレート32
の挟み込みに限らず、マウスプレート32の内壁にスラ
イド自在に取り付けるものであってもよい。 (4)糸端引っ掛け部材としての櫛刃プレート34を吸
引口21内の前後方向に取り付ける位置を調整する位置
調整手段として、長孔342とボルト36の組み合わせ
に限らず、櫛刃プレート34の両端を前後方向にスライ
ド自在に取り付け、スライド位置を止めボルトで固定す
ることができる位置調整手段であってもよい。
取り付けは、ノズルプレート35とマウスプレート32
の挟み込みに限らず、マウスプレート32の内壁にスラ
イド自在に取り付けるものであってもよい。 (4)糸端引っ掛け部材としての櫛刃プレート34を吸
引口21内の前後方向に取り付ける位置を調整する位置
調整手段として、長孔342とボルト36の組み合わせ
に限らず、櫛刃プレート34の両端を前後方向にスライ
ド自在に取り付け、スライド位置を止めボルトで固定す
ることができる位置調整手段であってもよい。
【0032】(5)パッケージの糸端引っ掛け部材が適
用される糸巻機として、糸継ぎ動作を頻繁に行う自動ワ
インダが、好ましい適用例である。しかし、紡績装置な
どのように、巻取パッケージを形成し、糸切れに対して
自動糸継ぎ機能を有する糸巻機であれば、本実施形態の
糸端引き込み装置が適用できる。
用される糸巻機として、糸継ぎ動作を頻繁に行う自動ワ
インダが、好ましい適用例である。しかし、紡績装置な
どのように、巻取パッケージを形成し、糸切れに対して
自動糸継ぎ機能を有する糸巻機であれば、本実施形態の
糸端引き込み装置が適用できる。
【0033】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の糸端
引き出し装置によると、吸引口形成部材の吸引口先端位
置よりも奥側に糸端引っ掛け部材を設け、吸引口先端を
パッケージ表面に近づけて口出しを確実に行いつつ、糸
端の途中のゆるく巻かれた部分は吸引されたとしても内
部の糸端引っ掛け部材まで届かず、糸端の先端部分のみ
が吸引され、内部の糸端引っ掛け部材に引っ掛かって引
き出されるため、口出しの確実性の向上と二重引き出し
防止の両方が達成できる。その結果、パッケージに端す
る糸屑の混入を減少させることができる。
引き出し装置によると、吸引口形成部材の吸引口先端位
置よりも奥側に糸端引っ掛け部材を設け、吸引口先端を
パッケージ表面に近づけて口出しを確実に行いつつ、糸
端の途中のゆるく巻かれた部分は吸引されたとしても内
部の糸端引っ掛け部材まで届かず、糸端の先端部分のみ
が吸引され、内部の糸端引っ掛け部材に引っ掛かって引
き出されるため、口出しの確実性の向上と二重引き出し
防止の両方が達成できる。その結果、パッケージに端す
る糸屑の混入を減少させることができる。
【0034】請求項2の糸端引き出し装置によると、位
置調整手段により、吸引口先端をパッケージ表面に近づ
けたまま、糸種などに応じて糸端の途中の部分が引っ掛
からない程度の奥側に糸端引っ掛け部材を位置させるの
で、二重引き出し防止を更に確実なものにできる。
置調整手段により、吸引口先端をパッケージ表面に近づ
けたまま、糸種などに応じて糸端の途中の部分が引っ掛
からない程度の奥側に糸端引っ掛け部材を位置させるの
で、二重引き出し防止を更に確実なものにできる。
【0035】請求項3の糸端引き出し装置によると、ノ
ズルプレートと基台の間に糸端引っ掛け部材を挟んだ状
態にして、これらを一体にして固定するため、糸端引っ
掛け部材が吸引口の内部に位置した状態を簡単な構造で
実現できる。
ズルプレートと基台の間に糸端引っ掛け部材を挟んだ状
態にして、これらを一体にして固定するため、糸端引っ
掛け部材が吸引口の内部に位置した状態を簡単な構造で
実現できる。
【図1】糸端引き出し装置の側面の一部断面図である。
【図2】糸端引き出し装置の上面図である。
【図3】糸端引き出し装置の各部材の分解斜視図であ
る。
る。
【図4】糸端引き出し装置が適用される自動ワイダの機
器構成図である。
器構成図である。
1 ワインディングユニット 4 給糸ボビン 13 綾振りドラム 14 巻取パッケージ 15 糸継ぎ装置 16 サクションマウス(糸端引き出し装置) 21 吸引口 25 マウス部又は吸引口形成部材 32 マウスプレート(基台) 34 櫛刃プレート(糸端引っ掛け部材) 341 櫛刃 342 長孔(位置調整手段) 35 ノズルプレート 36 ボルト(位置調整手段)
Claims (3)
- 【請求項1】 巻取管に糸を巻き取って形成されたパッ
ケージに接近自在に設けられ、パッケージ表面の糸端を
吸い込む吸引口を形成する吸引口形成部材を有する糸端
引き出し装置であって、前記吸引口形成部材の吸引口先
端位置よりも奥側に糸端引っ掛け部材を設けたことを特
徴とするパッケージからの糸端引き出し装置。 - 【請求項2】 前記糸端引っ掛け部材を、前記吸引口先
端に対して前後方向に位置調整する位置調整手段が設け
られた請求項1に記載のパッケージからの糸端引き出し
装置。 - 【請求項3】 前記吸引口形成部材が、ノズルプレート
と、前記ノズルプレートを保持する基台とで形成され、
これらノズルプレートと基台との間に前記糸端引っ掛け
部材が挟まれて取り付けられている請求項1または2に
記載のパッケージからの糸端引き出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000269478A JP2002080170A (ja) | 2000-09-06 | 2000-09-06 | パッケージからの糸端引き出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000269478A JP2002080170A (ja) | 2000-09-06 | 2000-09-06 | パッケージからの糸端引き出し装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002080170A true JP2002080170A (ja) | 2002-03-19 |
Family
ID=18756077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000269478A Pending JP2002080170A (ja) | 2000-09-06 | 2000-09-06 | パッケージからの糸端引き出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002080170A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006020353A1 (de) * | 2006-04-28 | 2007-10-31 | Staedtler + Uhl Kg | Mundstück für einen Fadengreifer mit einem Nadelstreifen, Nadelstreifen für ein Mundstück und Verfahren zur Herstellung eines Nadelstreifens |
EP1882663A3 (en) * | 2006-07-28 | 2008-04-02 | Murata Kikai Kabushiki Kaisha | Device for pulling out a yarn end from a winding package |
JP2013079151A (ja) * | 2011-10-01 | 2013-05-02 | Oerlikon Textile Gmbh & Co Kg | 綾巻きパッケージを製造する繊維機械の各作業部用の吸込みノズル |
EP2574580A3 (de) * | 2011-10-01 | 2014-03-05 | Saurer Germany GmbH & Co. KG | Kammleiste für eine Saugdüse einer Arbeitsstelle einer Kreuzspulen herstellenden Textilmaschine |
CN104860127A (zh) * | 2014-02-24 | 2015-08-26 | 村田机械株式会社 | 纱端捕捉装置及纱线卷绕装置 |
-
2000
- 2000-09-06 JP JP2000269478A patent/JP2002080170A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006020353A1 (de) * | 2006-04-28 | 2007-10-31 | Staedtler + Uhl Kg | Mundstück für einen Fadengreifer mit einem Nadelstreifen, Nadelstreifen für ein Mundstück und Verfahren zur Herstellung eines Nadelstreifens |
JP2009535277A (ja) * | 2006-04-28 | 2009-10-01 | シュテットラー ウント ウール カーゲー | 糸捕捉装置用のマウスピースのニードルストリップ、およびニードルストリップの製造方法 |
EP1882663A3 (en) * | 2006-07-28 | 2008-04-02 | Murata Kikai Kabushiki Kaisha | Device for pulling out a yarn end from a winding package |
JP2013079151A (ja) * | 2011-10-01 | 2013-05-02 | Oerlikon Textile Gmbh & Co Kg | 綾巻きパッケージを製造する繊維機械の各作業部用の吸込みノズル |
EP2574580A3 (de) * | 2011-10-01 | 2014-03-05 | Saurer Germany GmbH & Co. KG | Kammleiste für eine Saugdüse einer Arbeitsstelle einer Kreuzspulen herstellenden Textilmaschine |
EP2574581A3 (de) * | 2011-10-01 | 2014-03-05 | Saurer Germany GmbH & Co. KG | Saugdüse für eine Arbeitsstelle einer Kreuzspulen herstellenden Textilmaschine |
CN104860127A (zh) * | 2014-02-24 | 2015-08-26 | 村田机械株式会社 | 纱端捕捉装置及纱线卷绕装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041027 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041102 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050315 |