[go: up one dir, main page]

JP2002050770A - サブゲート及びショットキーソース/ドレインを備えた薄膜トランジスタ並びにその製造方法 - Google Patents

サブゲート及びショットキーソース/ドレインを備えた薄膜トランジスタ並びにその製造方法

Info

Publication number
JP2002050770A
JP2002050770A JP2001172041A JP2001172041A JP2002050770A JP 2002050770 A JP2002050770 A JP 2002050770A JP 2001172041 A JP2001172041 A JP 2001172041A JP 2001172041 A JP2001172041 A JP 2001172041A JP 2002050770 A JP2002050770 A JP 2002050770A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
island
insulating
forming
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001172041A
Other languages
English (en)
Inventor
Horng-Chih Lin
鴻志 林
Ming-Shih Tsai
明蒔 蔡
Tiao-Yuan Huang
調元 黄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SE BIN
Original Assignee
SE BIN
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SE BIN filed Critical SE BIN
Publication of JP2002050770A publication Critical patent/JP2002050770A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D30/00Field-effect transistors [FET]
    • H10D30/60Insulated-gate field-effect transistors [IGFET]
    • H10D30/67Thin-film transistors [TFT]
    • H10D30/6729Thin-film transistors [TFT] characterised by the electrodes
    • H10D30/6737Thin-film transistors [TFT] characterised by the electrodes characterised by the electrode materials
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D30/00Field-effect transistors [FET]
    • H10D30/60Insulated-gate field-effect transistors [IGFET]
    • H10D30/67Thin-film transistors [TFT]
    • H10D30/6704Thin-film transistors [TFT] having supplementary regions or layers in the thin films or in the insulated bulk substrates for controlling properties of the device
    • H10D30/6706Thin-film transistors [TFT] having supplementary regions or layers in the thin films or in the insulated bulk substrates for controlling properties of the device for preventing leakage current 
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D30/00Field-effect transistors [FET]
    • H10D30/60Insulated-gate field-effect transistors [IGFET]
    • H10D30/67Thin-film transistors [TFT]
    • H10D30/6704Thin-film transistors [TFT] having supplementary regions or layers in the thin films or in the insulated bulk substrates for controlling properties of the device
    • H10D30/6725Thin-film transistors [TFT] having supplementary regions or layers in the thin films or in the insulated bulk substrates for controlling properties of the device having supplementary regions or layers for improving the flatness of the device
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D30/00Field-effect transistors [FET]
    • H10D30/60Insulated-gate field-effect transistors [IGFET]
    • H10D30/67Thin-film transistors [TFT]
    • H10D30/6729Thin-film transistors [TFT] characterised by the electrodes
    • H10D30/673Thin-film transistors [TFT] characterised by the electrodes characterised by the shapes, relative sizes or dispositions of the gate electrodes
    • H10D30/6733Multi-gate TFTs
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D30/00Field-effect transistors [FET]
    • H10D30/60Insulated-gate field-effect transistors [IGFET]
    • H10D30/67Thin-film transistors [TFT]
    • H10D30/674Thin-film transistors [TFT] characterised by the active materials
    • H10D30/6741Group IV materials, e.g. germanium or silicon carbide
    • H10D30/6743Silicon

Landscapes

  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Recrystallisation Techniques (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サブゲート及びショットキーソース/ドレイ
ンを備えた新規の薄膜トランジスタの製造方法を提供す
ること。 【解決手段】 本発明はサブゲート及びショットキーソ
ース/ドレインを備えた薄膜トランジスタ並びにその製
造方法を開示する。従来行われていたソース/ドレイン
のドープ及びその後のアニーリング工程を省略すること
により、工程の複雑度と製造コストを減少することがで
きる。工程の温度も低くすることができる。サブゲート
及びショットキーソース/ドレインを備えた本発明の薄
膜トランジスタは、サブゲートのバイアス電圧により、
同一のトランジスタ部品上で、n型チャネルとp型チャ
ネルとの2種類のモードで動作することができる。さら
に、本発明はサブゲートに電圧を印加することにより電
気接合の形成を誘起し、従来のソース/ドレイン拡張領
域を置換することができる。その結果、オフ状態の漏電
を減少することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
及びその製造方法に関するものであり、特にサブゲート
(sub-gate)及びショットキーソース/ドレインを備え
た薄膜トランジスタ並びにその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来の薄膜トランジスタを示す
構造図である。図1において、10はガラス基板または
石英基板を示し、12はポリシリコンなどの半導体層を
示し、14は半導体層12中に形成され薄膜トランジス
タのソース/ドレインとなるドーピング領域(doping a
rea)を示し、16はゲート酸化層(gate oxide laye
r)を、18はゲートを示す。
【0003】従来の薄膜トランジスタ1には以下の欠点
があった。1注入ドーピングとそれに続くアニーリング
を行わなければならないため、工程の温度を低くするの
に不利である。2ソース/ドレイン中のドーパントの種
類により、薄膜トランジスタの動作モードがn型または
p型に限定されるため、使用上互換することができな
い。
【0004】図2の曲線aは従来の薄膜NMOSトラン
ジスタのゲート電圧(V)に対するドレイン電流(I
)の特性を示している。図2から、ゲート電圧が負の
ときドレイン電流は漏電を生じていることが分かる。こ
れは、負のゲート電圧を印加したときにドレインとゲー
トとの間に生じた強電界(strong field)並びに半導体
12中の粒界トラップ(grain boundary trap)により
生じたオフ状態の漏電が原因となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、サブゲート
及びショットキーソース/ドレインを備えた新規の薄膜
トランジスタの製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、ソース/ドレインの注入ドーピングと
それに続くアニーリングを省略して複雑度と製造コスト
を低くできるとともに、工程の温度を低くすることも目
的とする。さらに本発明は、サブゲート及びショットキ
ーソース/ドレインを備えた新規の薄膜トランジスタを
提供することを他の目的とする。さらにまた、本発明
は、サブゲートのバイアス電圧を調整するだけでn型チ
ャネル及びp型チャネルの両モードで動作することがで
きるトランジスタ素子を提供することも目的とする。
【0006】さらに、本発明は、サブゲートに電圧を印
加して電気接合(electrical junction)を形成し、従
来のソース/ドレイン拡張部(sourse/drain extensio
n)と代替し、オフ状態の漏電を減少することができる
トランジスタ素子を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明はサブゲート及びショットキーソースドレイ
ンを備えた薄膜トランジスタを形成する第1の製造方法
を開示する。本方法は、(a)絶縁基板を提供する工程
と、(b)2つの島状サブゲート層(island-shaped su
b-gate layer)を前記絶縁基板上に形成する工程と、
(c)第1絶縁層を前記島状サブゲート層及び前記絶縁
層上に形成する工程と、(d)第2絶縁層を前記第1絶
縁層上に形成する工程と、(e)前記第2絶縁層を平坦
化して前記第1絶縁層を露出させる工程と、(f)島状
半導体層を前記第1絶縁層及び前記第2絶縁層上に形成
する工程と、(g)ゲート誘電体層(gate dielectric
layer)を前記島状半導体層の表面上に形成する工程
と、(h)島状メインゲート層(island-shaped main g
ate layer)を前記ゲート誘電体層上に形成する工程
と、(i)絶縁ライニング(insulation lining)を前
記島状メインゲート層の側壁に形成し、前記絶縁側壁の
両側に前記島状半導体層を露出させる工程と、(j)金
属含有置換層(metal-containing replacing layer)を
前記絶縁側壁の両側の前記島状半導体層上に形成する工
程とからなり、そのうち前記置換層と前記絶縁側壁下に
存在する前記島状半導体層は、薄膜トランジスタのショ
ットキーソース/ドレインとなるショットキーコンタク
ト(schottky contact)を形成する。
【0008】上述の目的を達成するため、本発明はサブ
ゲート及びショットキーソース/ドレインを備えた薄膜
トランジスタを形成する第2の製造方法を開示する。本
方法は、(a)絶縁基板を提供する工程と、(b)2つ
の島状サブゲート層を前記絶縁基板上に形成する工程
と、(c)第1絶縁層を前記島状サブゲート層及び前記
絶縁層上に形成する工程と、(d)第2絶縁層を前記第
1絶縁層上に形成する工程と、(e)前記第2絶縁層を
平坦化して前記第1絶縁層を露出させる工程と、(f)
島状半導体層を前記第1絶縁層及び前記第2絶縁層上に
形成する工程と、(g)ゲート誘電体層を前記島状半導
体層の表面上に形成する工程と、(h)島状メインゲー
ト層(island-shaped main gate layer)を前記ゲート
誘電体層上に形成する工程と、(i)島状マスク層(is
land-shaped mask layer)を形成して前記島状メインゲ
ート層及び前記島状メインゲート層の両側に位置する前
記ゲート誘電体層を被覆する工程と、(j)前記島状マ
スク層の両側に位置する前記ゲート誘電体層を除去し
て、前記島状半導体層を露光させる工程と、(k)金属
含有置換層を前記島状マスク層の両側に位置する前記島
状半導体層上に形成する工程とからなり、そのうち、前
記置換層及び前記島状マスク層下に存在する前記島状半
導体層は、薄膜トランジスタのショットキーソース/ド
レインとなるショットキーコンタクトを形成する。
【0009】上述の目的を達成するために、本発明はサ
ブゲート及びショットキーソース/ドレインを備えた薄
膜トランジスタを形成する第3の製造方法を開示する。
本方法は、(a)絶縁基板を提供する工程と、(b)島
状半導体層を前記絶縁基板上に形成する工程と、(c)
第1絶縁層、第1導電層、及び第2絶縁層を順に前記島
状半導体層及び前記絶縁層上に形成する工程と、(d)
前記第2絶縁層及び前記第1導電層を所定パターンでエ
ッチングして、2つのサブゲート積層(sub-gate stack
layer)を前記第1絶縁層及び前記島状半導体層上に形
成する工程と、(e)絶縁ライニングを前記2つのサブ
ゲート積層の側壁に形成する工程と、(f)前記第1絶
縁層を除去して、前記島状半導体層を露出させる工程
と、(g)ゲート誘電体層を前記島状半導体層上に形成
する工程と、(h)メインゲート層を前記2つのサブゲ
ート積層間の前記ゲート誘電体層上に所定パターンで形
成する工程と、(i)前記メインゲート層及び前記2つ
のサブゲート積層に被覆されない前記ゲート誘電体層を
除去して、前記島状半導体層を露出させる工程と、
(j)金属含有置換層を前記島状絶縁ライニングの両側
に位置する前記島状半導体層上に形成する工程とからな
り、そのうち、前記置換層及び前記島状絶縁ライニング
下に存在する前記島状半導体層は、薄膜トランジスタの
ショットキーソース/ドレインとなるショットキーコン
タクトを形成する。
【0010】上述の目的を達成するため、本発明はサブ
ゲート及びショットキーソース/ドレインを備えた薄膜
トランジスタを形成する第4の製造方法を開示する。本
方法は、(a)絶縁基板を提供する工程と、(b)2つ
の島状半導体層を前記絶縁基板上に形成する工程と、
(c)ゲート誘電体層を前記島状半導体層の表面上に形
成する工程と、(d)島状メインゲート層を前記ゲート
誘電体層上に形成する工程と(e)絶縁ライニングを前
記島状メインゲート層の両壁に形成する工程と、(f)
前記絶縁ライニングの両側の前記ゲート誘電体層を除去
して前記島状半導体層を露出させる工程と、(g)金属
含有置換層を前記絶縁側壁の両側に位置する前記島状半
導体層上に形成し、そのうち、前記置換層及び前記絶縁
側壁下に存在する前記島状半導体層は、薄膜トランジス
タのショットキーソース/ドレインとなるショットキー
コンタクトを形成する工程と、(h)反応して置換層と
ならない金属層を除去する工程と、(i)絶縁層を形成
して前記島状メインゲート層、前記絶縁ライニング、前
記ショットキーソース/ドレインを被覆する工程と、
(j)前記絶縁層を平坦化する工程と、(k)島状サブ
ゲート層を前記メインゲート層上に形成し、前記島状サ
ブゲート層の両端が前記ショットキーソース/ドレイン
とそれぞれ重なる工程とからなる。
【0011】上述の目的を達成するため、本発明はサブ
ゲート及びショットキーソース/ドレインを備えた薄膜
トランジスタを形成する第5の製造方法を開示する。本
方法は、(a)絶縁基板を提供する工程と、(b)島状
半導体層を前記絶縁基板上に形成する工程と、(c)ゲ
ート誘電体層を前記島状半導体層の表面上に形成する工
程と、(d)島状メインゲート層を前記ゲート誘電体層
上に形成する工程と、(e)絶縁層を形成して前記島状
メインゲート層及び前記ゲート誘電体層を被覆する工程
と、(f)前記絶縁層及びゲート誘電体層を所定パター
ンでエッチングして、前記島状メインゲート層の第1部
分及び前記ゲート誘電体層を被覆する絶縁マスク層(in
sulation mask layer)と、前記島状メインゲート層の
第2部分の側壁及び前記ゲート誘電体層に絶縁ライニン
グを形成することにより、前記メインゲート層の第2部
分を露出させる工程と、(g)金属含有置換層を前記絶
縁ライニング及び前記絶縁マスク層の両側に位置する前
記島状半導体層上に形成し、そのうち、前記金属含有置
換層及び前記絶縁ライニング下に存在する前記島状半導
体層は、薄膜トランジスタのショットキーソース/ドレ
インとなるショットキーコンタクトを形成する工程と、
(h)反応して置換層とならない前記金属層を除去する
工程と、(i)前記メインゲート層、前記絶縁ライニン
グ、前記絶縁マスク層、及び前記ショットキーソース/
ドレインを被覆する第2絶縁層を形成する工程と、
(j)前記第2絶縁層を平坦化する工程と、(k)島状
サブゲート層を前記メインゲート層上に形成し、前記島
状サブゲート層の両端が前記ショットキーソース/ドレ
インとそれぞれ重なる工程とからなる。
【0012】本発明のサブゲートとショットキーソース
/ドレインとを備えた薄膜トランジスタの第1の構造
は、(1)サブゲート層とサブゲート層上に形成される
サブゲート誘電体層とからなり絶縁基板上に形成される
2つのサブゲート構造と、(2)2つのサブゲート構造
上に形成され、薄膜トランジスタのチャネル領域(chan
nel region)となる半導体薄膜層と、(3)チャネル領
域の両側に形成され、チャネル領域を有するショットキ
ーコンタクトを形成する2つの金属含有ショットキーソ
ース/ドレイン領域と、(4)チャネル領域に形成さ
れ、厚さがサブゲート誘電体層より小さいメインゲート
誘電体層と、(5)メインゲート誘電体層の中央領域に
形成されて両側に位置するメインゲート誘電体層を露出
させ、下方に位置するメインゲート誘電体層と共にメイ
ンゲート構造を形成するメインゲート層と、からなる。
【0013】本発明のサブゲート及びショットキーソー
ス/ドレインを備えた薄膜トランジスタの第2の構造
は、(1)絶縁基板上に形成されて薄膜トランジスタの
チャネル領域となる半導体薄膜層と、(2)絶縁基板の
両側とチャネル領域に形成され、チャネル領域を備えた
ショットキーコンタクトを形成する、2つの金属含有シ
ョットキーソース/ドレイン領域と、(3)サブゲート
誘電体層とサブゲート誘電体層上に形成されるサブゲー
ト層とからなりチャネル領域に形成される2つのサブゲ
ート構造と、(4)2つのサブゲート構造間のチャネル
領域に形成されるメインゲート誘電体層と、(5)サブ
ゲート層と互いに隔離しメインゲート誘電体層上に形成
されるメインゲート層と、からなる。
【0014】本発明のサブゲート及びショットキーソー
ス/ドレインを備えた薄膜トランジスタの第3の構造
は、(1)絶縁基板上に形成されて薄膜トランジスタの
チャネル領域となる半導体薄膜層と、(2)絶縁基板の
両側とチャネル領域に形成され、チャネル領域を備えた
ショットキーコンタクトを形成する、2つの金属含有シ
ョットキーソース/ドレイン領域と、(3)チャネル領
域に形成されるメインゲート誘電体層と、(4)メイン
ゲート誘電体層の中央領域に形成されて両側に位置する
メインゲート酸化層を露出させ、下方のメインゲート誘
電体層と共にメインゲート構造を形成するメインゲート
層と、(5)ショットキーソース/ドレイン領域とメイ
ンゲート構造上に形成される平坦化した絶縁層と、
(6)絶縁層上に形成され、メインゲート構造上に位置
し、両端が2つのショットキーソース/ドレイン領域と
それぞれ重なっている島状サブゲート層と、からなる。
【0015】本発明のサブゲートとショットキーソース
/ドレインとを備えた薄膜トランジスタの第4の構造
は、(1)絶縁基板上に形成されて薄膜トランジスタの
チャネル領域となる半導体薄膜層と、(2)絶縁基板上
とチャネル領域の両側に形成され、チャネル領域を備え
たショットキーコンタクトを形成する、2つの金属含有
ショットキーソース/ドレイン領域と、(3)チャネル
領域に形成されるメインゲート誘電体層と、(4)ゲー
ト誘電体層の中央領域に形成され下方のメイン誘電体層
と共にメインゲート構造を形成するメインゲート層と、
(5)メインゲート層の第1部分とメインゲート層の第
1部分の側辺に位置するメインゲート誘電体層とを被覆
する絶縁マスクと、(6)メインゲート層の第2部分の
側壁及びメインゲート層の第2部分の隣にあるメインゲ
ート誘電体層に形成される絶縁ライニングと、(7)シ
ョットキーソース/ドレイン領域、絶縁ライニング、絶
縁マスク、及びメインゲート構造上に形成される平坦化
した絶縁層と、(8)絶縁層上に形成され、メインゲー
ト構造上に位置し、両端が2つのショットキーソース/
ドレイン領域とそれぞれ重なる島状サブゲート層と、か
らなる。
【0016】
【発明の実施の形態】上述した本発明の目的、特徴、及
び長所をより一層明瞭にするため、以下に本発明の好ま
しい実施の形態を挙げ、図を参照にしながらさらに詳し
く説明する。
【0017】第1実施例 図3〜図11は、本発明の第1実施例による薄膜トラン
ジスタの製造過程を示す断面図である。
【0018】まず、SiOまたは石英からなる絶縁基
板30を提供する。それから、第1導電層を絶縁基板3
0上に形成する。図3に示されるように、第1導電層は
リソグラフィーにより所定パターンでエッチングされ
て、2つの島状サブゲート層31を絶縁基板30上に形
成する。第1導電層は、CVD法により形成された金属
または高ドープされたポリシリコンから選ばれる材料か
らなり、厚さは30〜200nmである。
【0019】図4で示されるように、第1絶縁層32
を、島状サブゲート層及び絶縁基板30の上に、それら
の形状に合わせて(conformally)形成する。第1絶縁
層32は、CVD法により形成された厚さが30〜20
0nmの窒化ケイ素層である。
【0020】図5で示されるように、第2絶縁層33を
第1絶縁層32上に形成し、CMP法により表面を平坦
化する。第2絶縁層33は、例えばCVD法により形成
される厚さが30〜1000nmの酸化層である。それ
から、図6で示されるように、第2絶縁層33をBOE
溶液でエッチバックし、あるいはCMP法により平坦化
して第1絶縁層32を露出させる。
【0021】さらに、図6で示されるように、第2絶縁
層33の形成後、CMP法により第2絶縁層を十分に平
坦化して第1絶縁層32を露出させる。
【0022】次に、図7で示されるように、半導体層
を、第1絶縁層32および第2絶縁層33上に形成し、
ホトリソグラフィーにより所定パターンでエッチングし
て島状半導体層34を形成する。島状半導体層34の厚
さは、10〜200nmであり、アモルファスシリコン
またはポリシリコンから選ばれる。
【0023】それから、図8で示されるように、熱酸化
または蒸着を施してゲート誘電体層35を島状半導体層
34の表面上に形成する。
【0024】続いて、図9で示されるように、第2導電
層をゲート誘電体層35及び第2絶縁層33上に蒸着す
る。そして、リソグラフィーにより所定パターンで第2
導電層をエッチングして、島状メインゲート層36を形
成する。島状メインゲート層の両端は2つの島状サブゲ
ート層31状の部分領域とそれぞれ重なる。第2導電層
は、PVD法またはCVD法により形成された金属層ま
たは高ドープされたポリシリコンから選ばれる材料で構
成してある。島状メインゲート層36が金属ゲートであ
る場合、誘電体層をその上に蒸着してゲートを誘電体層
/金属の積層(stacking layer)としなければならな
い。誘電体層は、厚さが20〜100nmの酸化ケイ素
またはケイ素である。誘電体層は、その下の金属層を後
のウェットエッチングにより生じる損傷から保護するの
に用いられる。
【0025】次に、図10で示されるように、CVD法
により誘電体層(酸化層または窒化ケイ素層など)を蒸
着し、エッチングバックによりライニング(lining)3
7を島状メインゲート層36の側壁に形成する。誘電体
層のエッチング工程では、ライニング37の両側に位置
するゲート誘電体層35もエッチングして島状半導体層
34を露出させる。
【0026】金属層(Ti、Co、Pt、Niなど)は
PVD法によってメインゲート層36、島状半導体層3
4、及び絶縁ライニング37上に形成される。
【0027】それから、温度範囲が450〜650℃の
RTA(ラピッドアニーリング)法により、あるいは温
度範囲が200〜500℃の加熱炉管(hot stove pip
e)において、金属層は島状半導体層34中のケイ素元
素と反応してケイ化物層38a、38bを形成する。次
に、図11で示されるように、選択的ウェットエッチン
グ(selective wet etching)を施して金属層を除去す
る。
【0028】ケイ化物層38a、38b間の島状半導体
層34は、薄膜トランジスタのチャネル領域ch1とし
て用いられる。ケイ化物層38a、38b、及びチャネ
ル領域ch1はショットキーコンタクトを形成し、この
ショットキーコンタクトは薄膜トランジスタのショット
キーソース/ドレインとなる。
【0029】第2実施例 図12で示されるように、図3〜図10に示す工程の
後、電気化学置換法(非電気めっき法{non-electrical
plating})により、絶縁ライニング37の両側に位置す
る島状半導体層34中のケイ素を金属(Ni、Cu、P
d、Pt、Cu、Ag、Au、Coなど)に置換して金
属置換層40a、40bを形成する。
【0030】金属置換層40a、40b間の島状半導体
層34は薄膜トランジスタのチャネル領域ch2として
用いられる。金属置換層40a、40b、及びチャネル
領域ch2はショットキーコンタクトを形成し、このシ
ョットキーコンタクトは薄膜トランジスタのショットキ
ーソース/ドレインとなる。
【0031】本実施例では、NiSo、PdCl
PtCl、CuSO、AgSO、KAuCl
、CoSOなどの金属塩を開始剤として用いること
ができる。この開始剤をHF溶液中(またはBOE、N
F+HF)に溶かして反応溶液とし、置換しようと
するシリコンウェハーと反応させて非電気めっき法を完
成する。
【0032】さらに、本実施例においてch2がアモル
ファスシリコンで、置換金属がNiである場合、窒素ま
たは不活性ガスの環境下において400〜600℃の温
度範囲でチャネル領域ch2のアモルファスシリコンを
再結晶することにより、チャネル領域ch2をポリシリ
コン層に変えることができる。このことは、薄膜トラン
ジスタの駆動力を高めることができる。図12で示され
る矢印は再結晶の方向を示している。
【0033】第3実施例 図3〜図9で示される工程の後、島状マスク層50(本
実施例ではフォトレジスト層を用いる)を形成して島状
メインゲート層36及び島状メインゲート層36の両側
に位置するゲート誘電体層35を被覆する。
【0034】続いて、図13で示されるように、島状マ
スク層50の両側に位置するゲート誘電体層35を除去
して島状半導体層34を露出させる。
【0035】次に、図14で示されるように、電気化学
置換法(非電気めっき法など)を施して島状マスク層5
0の両側に位置する島状半導体層34中のケイ素を金属
(Ni、Cu、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Coな
ど)に置換して金属置換層52a、52bを形成する。
【0036】金属置換層52a、52b間の島状半導体
層34は薄膜トランジスタのチャネル領域ch3として
用いられる。金属置換層52a、52b、及びチャネル
領域ch3はショットキーコンタクトを形成し、このシ
ョットキーコンタクトは薄膜トランジスタのショットキ
ーソース/ドレインとなる。
【0037】同様に、本実施例ではNiSo、PdC
、KPtCl、CuSO、AgSO、KA
uCl、CoSOなどの金属塩を開始剤として用い
ることができる。この開始剤をHF溶液中(またはBO
E、NHF+HF)に溶かして反応溶液とし、置換し
ようとするシリコンウェハーと反応させて非電気めっき
法を完成する。
【0038】最後に、図15で示されるように、島状マ
スク層50を有機溶剤で除去する。同様に、本実施例に
おいてch3がアモルファスシリコンで、置換金属がN
iである場合、窒素または不活性ガスの環境下において
400〜600℃の温度範囲でチャネル領域ch3のア
モルファスシリコンを再結晶することにより、チャネル
領域ch3をポリシリコン層に変えることができる。こ
のことにより、薄膜トランジスタの駆動力を高めること
ができる。図15で示される矢印は再結晶の方向を示し
ている。
【0039】第4実施例 図16〜23は本発明の第4実施例の工程の断面図を示
す。
【0040】まず、SiOまたは石英からなる絶縁基
板60を提供する。次に、薄い半導体層を絶縁基板60
上に形成する。それから、図16で示されるように、こ
の半導体層を所定パターンでエッチングして島状半導体
層61を絶縁基板上に形成する。この薄い半導体層の厚
さは10〜200nmの範囲内であり、材料は単結晶シ
リコン、アモルファスシリコン、ポリシリコンから選ば
れる。
【0041】図17で示されるように、第1絶縁層6
2、第1導電層63、及び第2絶縁層64を島状半導体
61及び絶縁基板60上に順に形成する。第1絶縁層6
2はCVD法により形成された厚さ1〜100nmの窒
化ケイ素層である。第1導電層63は金属層またはCV
D法により高ドープされた厚さ30〜200nmのポリ
シリコンである。第2絶縁層64はCVD法により形成
された厚さ30〜100nmの酸化層である。
【0042】図18で示されるように、第2絶縁層64
及び第2導電層63を所定パターンでエッチングして2
つのサブゲート積層(sub-gate stacking layer)G
subを第1絶縁層62及び島状半導体層61上に形成
する。
【0043】続いて、厚さ30〜200nmの酸化層を
2つのサブゲート積層Gsub上及びその側壁に蒸着す
る。そして、図19で示されるように、この酸化層にプ
ラズマで異方性エッチングを施して2つのサブゲート積
層Gsubの側壁にライニング65を形成する。
【0044】それから、図20で示されるように、第1
絶縁層62をプラズマエッチングまたはHPOで除
去して島状半導体層61を露出させる。
【0045】図21で示されるように、ゲート誘電体層
66(本実施例では酸化層)を熱酸化または蒸着により
島状半導体層61の表面上に形成する。
【0046】第2導電層をゲート誘電体層66、サブゲ
ート積層Gsub、ライニング65、及び島状半導体層
61上に蒸着する。第2導電層はCVD法により形成さ
れた高ドープされたポリシリコンからなる。
【0047】それから、図22で示されるように、第2
導電層をリソグラフィーによりエッチングして、メイン
ゲート層Gpriを2つのサブゲート積層Gsub間に
あるゲート誘電層上に形成する。次に、メインゲート層
に被覆されないゲート誘電体層66及びサブゲート積層
subをHF溶液で除去する。
【0048】続いて、PVD法により金属層(Ti、C
o、Pt、Niなど)をメインゲート層Gpri、島状
半導体層61、及び絶縁ライニング65上に形成する。
【0049】それから、温度範囲が450〜650℃の
RTA法により金属層を島状半導体層61及びメインゲ
ート層Gpri中のケイ素と反応させて、ケイ化物層6
7a、67b、及び68を形成する。そして、図23で
示されるように、ケイ素と反応しなかった金属層をウェ
ットエッチングにより除去する。
【0050】ケイ化物層67a、67b間に位置する島
状半導体層61は薄膜トランジスタのチャネル領域ch
4として用いられる。ケイ化物層67a、67b、及び
チャネル領域ch4はショットキーコンタクトを形成
し、このショットキーコンタクトは薄膜トランジスタの
ショットキーソース/ドレインとなる。
【0051】第5実施例 図16〜図22で示される工程の後、図24で示される
ように、電気化学置換法(非電気めっき法など)を施し
て、絶縁ライニング37の両側に位置する島状半導体層
61及びメインゲート層Gpri中のケイ素を金属(N
i、Cu、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Coなど)
に置換して金属置換層70a、70bを形成する。
【0052】金属置換層70a、70b間に位置する島
状半導体層61は薄膜トランジスタのチャネル領域ch
5として用いられる。金属置換層70a、70b、及び
チャネル領域ch5はショットキーコンタクトを形成
し、このショットキーコンタクトは薄膜トランジスタの
ショットキーソース/ドレインとなる。
【0053】同様に、本実施例ではNiSo、PdC
、KPtCl、CuSO、AgSO、KA
uCl、CoSOなどの金属塩を開始剤として用い
ることができる。この開始剤をHF溶液中(またはBO
E、NHF+HF)に溶かして反応溶液とし、置換し
ようとするシリコンウェハーと反応させて非電気めっき
法を完成する。
【0054】本実施例において、チャネル領域ch5が
アモルファスシリコンで、置換金属がNiである場合、
窒素または不活性ガスの環境下において400〜600
℃の温度範囲でチャネル領域ch5のアモルファスシリ
コンを再結晶することにより、チャネル領域ch5をポ
リシリコン層に変えることができる。このことにより、
薄膜トランジスタの駆動力を高めることができる。図2
4で示される矢印は再結晶の方向を示している。
【0055】第6実施例 図25〜31は本発明の第6実施例の工程の断面図を示
す。まず、SiOまたは石英からなる絶縁基板80を
提供する。次に、薄半導体層(thin semiconductor lay
er)を絶縁基板80上に形成する。それから、図25で
示されるように、この半導体層を所定パターンでエッチ
ングして島状半導体層61を絶縁基板上に形成する。こ
の薄半導体層の厚さは10〜200nmの範囲内であ
り、材料は単結晶シリコン、アモルファスシリコン、ポ
リシリコンから選ばれる。
【0056】図26で示されるように、ゲート誘電体層
82を熱酸化またはCVD法により島状半導体層61の
表面上に形成する。本実施例においてゲート誘電体層8
2は酸化層である。
【0057】次に、図27で示されるように、第1導電
層をゲート誘電体層82上に形成し、リソグラフィーに
よりエッチングして島状メインゲート83を形成する。
第1導電層はPVD法またはCVD法により形成された
金属層あるいは高ドープされたポリシリコンからなる。
島状メインゲート層83が金属ゲートである場合、誘電
体層をその上に蒸着してゲートを誘電体層/金属積層と
しなければならない。誘電体層は厚さが20〜100n
mの酸化ケイ素または窒化ケイ素である。誘電体層は、
その下の金属層を後のウェットエッチングにより生じる
損傷から保護するのに用いられる。
【0058】次に、図28で示されるように、誘電体層
(酸化層、窒化ケイ素層など)をCVD法により蒸着し
て、所定パターンでエッチングすることによりライニン
グ84を島状メインゲート層83の側壁に形成する。誘
電体層のエッチング工程では、ライニング37の両側に
位置するゲート誘電体層82も除去して島状半導体層8
1を露出させる。
【0059】続いて、PVD法により金属層(Ti、C
o、Pt、Niなど)をメインゲート層83、島状半導
体層81、及び絶縁ライニング83上に形成する。
【0060】それから、温度範囲が450〜650℃の
RTA法により金属層を島状半導体層81中のケイ素と
反応させて、ケイ化物層85a、85bを形成する。そ
して、図29で示されるように、ケイ素と反応しなかっ
た金属層をウェットエッチングにより除去する。
【0061】ケイ化物層85a、85b間に位置する島
状半導体層81は薄膜トランジスタのチャネル領域ch
6として用いられる。ケイ化物層85a、85b、及び
チャネル領域ch6はショットキーコンタクトを形成
し、このショットキーコンタクトは薄膜トランジスタの
ショットキーソース/ドレインとなる。
【0062】次に、厚さ300〜1000nmの絶縁層
87を形成してメインゲート層83、絶縁ライニング8
4、及びショットキーソース/ドレイン(85a、85
b)を被覆する。それから、図30で示されるように、
絶縁層87を平坦化する。絶縁層87はCVDにより形
成された酸化層からなる。
【0063】続いて、金属層などの第2導電層を絶縁層
87上に形成する。そして、図31で示されるように、
リソグラフィーにより第2導電層を所定パターンでエッ
チングして、島状サブゲート層88を絶縁層87上に形
成する。島状サブゲート層88の両端は、絶縁層87の
両側に位置するショットキーソースドレイン(85a、
85b)とそれぞれ重なっている。
【0064】第7実施例 図25〜図28で示される工程の後、図32で示される
ように、電気化学置換法(非電気めっき法など)を施し
て、絶縁ライニング84の両側に位置する島状半導体層
81中のケイ素を金属(Ni、Cu、Pd、Pt、C
u、Ag、Au、Coなど)に置換して金属置換層90
a、90bを形成する。
【0065】金属置換層90a、90b間に位置する島
状半導体層81は薄膜トランジスタのチャネル領域ch
7として用いられる。金属置換層90a、90b、及び
チャネル領域ch7はショットキーコンタクトを形成
し、このショットキーコンタクトは薄膜トランジスタの
ショットキーソース/ドレインとなる。
【0066】同様に、本実施例ではNiSo、PdC
、KPtCl、CuSO、AgSO、KA
uCl、CoSOなどの金属塩を開始剤として用い
ることができる。この開始剤をHF溶液中(またはBO
E、NHF+HF)に溶かして反応溶液とし、置換し
ようとするシリコンウェハーと反応させて非電気めっき
法を完成する。
【0067】本実施例において、チャネル領域ch7が
アモルファスシリコンで、置換金属がNiである場合、
窒素または不活性ガスの環境下において400〜600
℃の温度範囲でチャネル領域ch7のアモルファスシリ
コンを再結晶することにより、チャネル領域ch7をポ
リシリコン層に変えることができる。このことにより、
薄膜トランジスタの駆動力を高めることができる。図3
2で示される矢印は再結晶の方向を示している。
【0068】次に、厚さ300〜1000nmの絶縁層
87を形成してメインゲート層83、絶縁ライニング8
4、及びショットキーソース/ドレイン(90a、90
b)を被覆する。それから、図33で示されるように、
絶縁層87を平坦化する。
【0069】続いて、金属層などの第2導電層を絶縁層
87上に形成する。そして、図34で示されるように、
リソグラフィーにより第2導電層を所定パターンでエッ
チングして、島状サブゲート層88を絶縁層87上に形
成する。島状サブゲート層88の両端は、絶縁層87の
両側に位置するショットキーソースドレイン(90a、
90b)とそれぞれ重なっている。
【0070】第8実施例 図35〜図41は本発明の第8実施例の工程の断面図を
示す。まず、SiOまたは石英からなる絶縁基板10
0を提供する。次に、薄い半導体層を絶縁基板100上
に形成する。それから、図35で示されるように、この
半導体層を所定パターンでエッチングして島状半導体層
101を絶縁基板上に形成する。この薄い半導体層の厚
さは10〜200nmの範囲内であり、材料は単結晶シ
リコン、アモルファスシリコン、ポリシリコンから選ば
れる。
【0071】図36で示されるように、ゲート誘電体層
102を熱酸化またはCVD法により島状半導体層10
1の表面上に形成する。本実施例においてゲート誘電体
層102は酸化層である。
【0072】次に、図37で示されるように、第1導電
層をゲート誘電体層102上に形成し、リソグラフィー
によりエッチングして島状メインゲート103を形成す
る。第1導電層はPVD法またはCVD法により形成さ
れた金属層あるいは高ドープされたポリシリコンからな
る。島状メインゲート層103が金属ゲートである場
合、誘電体層をその上に蒸着してゲートを誘電体層/金
属積層としなければならない。誘電体層は厚さが20〜
100nmの酸化ケイ素または窒化ケイ素である。誘電
体層は、その下の金属層を後のウェットエッチングによ
り生じる損傷から保護するのに用いられる。
【0073】次に、図38で示されるように、CVD酸
化層などの第1絶縁層を形成し、リソグラフィーにより
フォトレジスト層105をCVD酸化層104上に形成
する。
【0074】フォトレジスト層105はマスクとして用
いられ、CVD酸化層104及びゲート酸化層102を
エッチングして絶縁マスク層104aを島状メインゲー
ト層103の第1部分に形成する。同時に、絶縁ライニ
ング104bを島状メインゲート層103の第2部分に
形成する。これにより、図39で示されるように、メイ
ンゲート層の第2部分及び島状半導体層101を露出す
る。ここで、島状メインゲート層103の側辺に位置す
る長さxのゲート酸化層102は絶縁マスク層104a
に被覆されることに注意しなければならない。
【0075】続いて、PVD法により金属層(Ti、C
o、Pt、Niなど)をメインゲート層103、島状半
導体層101、絶縁マスク層104a、及び絶縁ライニ
ング104b上に形成する。
【0076】それから、温度範囲が450〜650℃の
RTA法により金属層を島状半導体層101中のケイ素
と反応させて、ケイ化物層105a、105bを形成す
る。そして、図140で示されるように、ケイ素と反応
しなかった金属層をウェットエッチングにより選択的に
除去する。
【0077】ケイ化物層105a、105b間に位置す
る島状半導体層101は薄膜トランジスタのチャネル領
域ch8として用いられる。ケイ化物層105a、10
5b、及びチャネル領域ch8はショットキーコンタク
トを形成し、このショットキーコンタクトは薄膜トラン
ジスタのショットキーソース/ドレインとなる。
【0078】次に、厚さ300〜1000nmの第2絶
縁層107を形成してメインゲート層103、絶縁ライ
ニング104a、104b、及びショットキーソース/
ドレイン(105a、105b)を被覆し、絶縁層10
7を平坦化する。絶縁層107はCVDにより形成され
た酸化層からなる。
【0079】続いて、金属層などの第2導電層を絶縁層
107上に形成する。そして、図41で示されるよう
に、リソグラフィーにより第2導電層を所定パターンで
エッチングして、島状サブゲート層108を絶縁層10
7上に形成する。島状サブゲート層108の両端は、絶
縁ライニング104b及び絶縁マスク104aの両側に
位置するショットキーソースドレイン(105a、10
5b)とそれぞれ重なっている。
【0080】第9実施例 図35〜39で示される工程の後、図42で示されるよ
うに、電気化学置換法(非電気めっき法など)を施し
て、絶縁ライニング104b及び絶縁マスク104aの
両側に位置する島状半導体層101中のケイ素を金属
(Ni、Cu、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Coな
ど)に置換して金属置換層110a、110bを形成す
る。
【0081】金属置換層110a、110b間に位置す
る島状半導体層101は薄膜トランジスタのチャネル領
域ch9として用いられる。金属置換層110a、11
0b、及びチャネル領域ch9はショットキーコンタク
トを形成し、このショットキーコンタクトは薄膜トラン
ジスタのショットキーソース/ドレインとなる。
【0082】本実施例では、NiSo、PdCl
PtCl、CuSO、AgSO、KAuCl
、CoSOなどの金属塩を開始剤として用いること
ができる。この開始剤をHF溶液中(またはBOE、N
F+HF)に溶かして反応溶液とし、置換しようと
するシリコンウェハーと反応させて非電気めっき法を完
成する。
【0083】本実施例においてチャネル領域ch9がア
モルファスシリコンで、置換金属がNiである場合、窒
素または不活性ガスの環境下において400〜600℃
の温度範囲でチャネル領域ch9のアモルファスシリコ
ンを再結晶することにより、チャネル領域ch9をポリ
シリコン層に変えることができる。このことにより、薄
膜トランジスタの駆動力を高めることができる。図42
で示される矢印は再結晶の方向を示している。
【0084】次に、厚さ300〜1000nmの絶縁層
112を形成してメインゲート層103、絶縁ライニン
グ104b、絶縁マスク104a、及びショットキーソ
ース/ドレイン(110a、110b)を被覆し、絶縁
層112を平坦化する。
【0085】続いて、金属層などの第2導電層を絶縁層
112上に形成する。そして、図43で示されるよう
に、リソグラフィーにより第2導電層を所定パターンで
エッチングして、島状サブゲート層114を絶縁層11
2上に形成する。島状サブゲート層114の両端は、絶
縁ライニング104b及び絶縁マスク104aの両側に
位置するショットキーソースドレイン(110a、11
0b)とそれぞれ重なっている。
【0086】以下に述べるように、上述した9通りの実
施例により製造される薄膜トランジスタは主に4種類あ
る。
【0087】第1、第2、第3実施例により製造される
サブゲート及びショットキーソース/ドレインを備えた
薄膜トランジスタの構造は、図11、図12、図15で
示される。
【0088】各トランジスタは、絶縁構造(30)上に
形成され、サブゲート層(31)と、サブゲート層(3
1)上に形成される第1絶縁層32(サブゲート誘電体
層として用いられる)とからなる2つのサブゲート構造
と、2つのサブゲート構造上に形成され、薄膜トランジ
スタのチャネル領域(ch1、ch2、ch3)となる
半導体薄膜層(31)と、チャネル領域(ch1、ch
2、ch3)の両側に形成され、チャネル領域と共にシ
ョットキーコンタクトをそれぞれ形成する2つの金属含
有ショットキーソース/ドレイン領域(38a〜38
b、40a〜40b、52a〜52b)と、チャネル領
域(ch1、ch2、ch3)に形成されるゲート誘電
体層(35)と、ゲート誘電体層(35)の中央領域に
形成されて両側に位置するゲート誘電体層(35)を露
出させ、下方のゲート誘電体層(35)と共にメインゲ
ート構造を形成するメインゲート層(36)と、からな
る。
【0089】さらに、メインゲート構造におけるゲート
誘電体層(35)の厚さは第1絶縁層32(すなわちサ
ブゲート構造におけるゲート誘電体層)の厚さより小さ
い。2つのショットキーソース/ドレイン領域(38a
−38b、40a−40b、52a−52b)はサブゲ
ート構造と重なっている。
【0090】第4、第5実施例により製造されるサブゲ
ート及びショットキーソース/ドレインを備えた薄膜ト
ランジスタの構造は、図23及び図24で示される。各
トランジスタは、絶縁基板(60)上に形成されて薄膜
トランジスタのチャネル領域(ch4、ch5)となる
半導体薄膜層(61)と、絶縁基板(60)及びチャネ
ル領域(ch4、ch5)の両側に形成され、チャネル
領域(ch4、ch5)と共にショットキーコンタクト
をそれぞれ形成する2つの金属含有ショットキーソース
/ドレイン領域(67a−67b、70a−70b)
と、チャネル領域(ch4、ch5)に形成される2つ
のサブゲート構造Gsubと、チャネル領域(ch4、
ch5)及び2つのサブゲート構造Gsubの間に形成
されるメインゲート構造Gpriと、からなり、メイン
ゲート構造Gpriのゲート誘電体層(62)の厚さは
サブゲート構造Gsubゲート誘電体層(62)の厚さ
より小さく、メインゲート構造Gpriの導電部分及び
2つのサブゲート構造Gsubの導電部分(第1導電層
63のエッチングにより得られる)は互いに隔離してい
る。
【0091】第6、第7実施例で製造されるサブゲート
及びショットキーソース/ドレインを備えた薄膜トラン
ジスタの構造は、図31及び図34で示される。各トラ
ンジスタは、絶縁基板(80)上に形成されて薄膜トラ
ンジスタのチャネル領域となる半導体薄膜層(81)
と、絶縁基板(80)及びチャネル領域の両側に形成さ
れ、チャネル領域と共にショットキーコンタクトを形成
する2つの金属含有ショットキーソース/ドレイン領域
(85a−85b、90a−90b)と、薄膜半導体層
(81)上に形成されるゲート誘電体層(82)と、ゲ
ート誘電体層(82)の中央領域に形成されてメインゲ
ート層(83)の両側に位置するメインゲート酸化層
(82)を露出させ、下方のメインゲート誘電体層(8
2)と共にメインゲート構造を形成するメインゲート層
(83)と、ショットキーソース/ドレイン領域及びメ
インゲート構造上に形成される平坦化された絶縁層(8
7)と、絶縁層(87)上に形成され、メインゲート構
造上に位置し、両端がショットキーソース/ドレイン領
域(85a−85b、90a−90b)とそれぞれ重な
るサブゲート層(88)と、からなる。
【0092】第8、第9実施例より製造されるサブゲー
ト及びショットキーソース/ドレインを備えた薄膜トラ
ンジスタの構造は、図41及び図43で示されている。
【0093】各トランジスタは、絶縁基板(100)上
に形成されて薄膜トランジスタのチャネル領域となる半
導体薄膜層(101)と、絶縁基板(100)上及びチ
ャネル領域の両側に形成され、チャネル領域と共にショ
ットキーコンタクトを形成する2つの金属含有ショット
キーソース/ドレイン領域(105a−105b、10
0a−100b)と、半導体薄膜層(101)上に形成
されるゲート誘電体層(102)と、ゲート誘電体層
(102)の中央領域に形成されてメインゲート層(1
03)の両側に形成されるゲート酸化層(102)を露
出させ、下方のゲート誘電体層と共にメインゲート構造
を形成するメインゲート層(103)と、メインゲート
層(103)第1部分及びメインゲート層の第1部分の
側辺に位置するメインゲート誘電体層(102)を被覆
する絶縁マスク(104a)と、メインゲート層(10
3)の第2部分の側壁及びメインゲート層(103)の
第2部分の隣のメインゲート誘電体層(102)に形成
される絶縁ライニング(104b)と、ショットキーソ
ース/ドレイン領域、絶縁ライニング、絶縁マスク、及
びメインゲート構造上に形成される平坦化した絶縁層
(107、112)と、絶縁層(107、112)状に
形成され、メインゲート構造上に位置し、両端が2つの
ショットキーソース/ドレイン領域とそれぞれ重なる島
状サブゲート層(108、114)と、からなる。
【0094】上述したように、サブゲート及びショット
キーソース/ドレインを備えた薄膜トランジスタの等価
回路及びその特徴は、図44及び45でそれぞれ示され
ている。図44において、Vg−mainはメインゲー
トに印加される電圧を、V −subは2つのサブゲー
トに印加される電圧をそれぞれ示している。V及びV
はショットキーソース/ドレインに印加される電圧を
それぞれ示している。
【0095】サブゲートのバイアス電圧Vg−sub
主に素子のチャネルの種類を決定するように用いられ
る。1Vg−subが正の電圧0Vよりはるかに大きい
とき、メインゲート及びショットキーソース/ドレイン
間のチャネルオフセット領域(channel offset regio
n)は電子層(electron layer)を誘起する。この電子
層はS/D拡張領域(extension region)となり、ショ
ットキーソース/ドレインの接触抵抗を低くするのに用
いられる。したがって、図45で示されるように、この
状況下では、メインゲートのバイアス電圧V
g−mainを調整することによりn型チャネルを備え
た素子を得ることができる。
【0096】2同様に、Vg−subが負の電圧0Vよ
りはるかに小さいとき、メインゲート及びショットキー
ソース/ドレイン間のチャネルオフセット領域は正電荷
を有するホール層(hole layer)を誘起する。図45で
示されるように、p型チャネルを備えた素子が得られ
る。
【0097】以上により、本発明では注入ドーピングと
それ続くアニーリングを行う必要がない。したがって、
工程の複雑度と製造コストを低くすることができる。ま
た工程の温度を低くするのにも有利である。さらに、バ
イアス電圧Vg−subを調整することにより、単一の
素子をn型、p型チャネルの両方で操作することができ
る。
【0098】本発明はサブゲートに電圧を印加すること
により電気接合の形成を誘起し、従来のソース/ドレイ
ン拡張領域を置換することができる。その結果、オフ状
態の漏電を減少することができる。
【0099】本発明では好ましい実施例を前述の通り開
示したが、これらは決して本発明に限定するものではな
く、当該技術を熟知する者なら誰でも、本発明の精神と
領域を脱しない範囲内で各種の変動や潤色を加えること
ができ、従って本発明の保護範囲は、特許請求の範囲で
指定した内容を基準とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の薄膜トランジスタの構造を示す図であ
る。
【図2】 図1の薄膜トランジスタのドレイン電流(I
)体メインゲート電圧(V)の特徴を示す図であ
る。
【図3】 本発明の第1実施例による薄膜トランジスタ
の製造過程を示す断面図である。
【図4】 本発明の第1実施例による薄膜トランジスタ
の製造過程を示す断面図である。
【図5】 本発明の第1実施例による薄膜トランジスタ
の製造過程を示す断面図である。
【図6】 本発明の第1実施例による薄膜トランジスタ
の製造過程を示す断面図である。
【図7】 本発明の第1実施例による薄膜トランジスタ
の製造過程を示す断面図である。
【図8】 本発明の第1実施例による薄膜トランジスタ
の製造過程を示す断面図である。
【図9】 本発明の第1実施例による薄膜トランジスタ
の製造過程を示す断面図である。
【図10】 本発明の第1実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図11】 本発明の第1実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図12】 本発明の第2実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図13】 本発明の第3実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図14】 本発明の第3実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図15】 本発明の第3実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図16】 本発明の第4実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図17】 本発明の第4実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図18】 本発明の第4実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図19】 本発明の第4実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図20】 本発明の第4実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図21】 本発明の第4実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図22】 本発明の第4実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図23】 本発明の第4実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図24】 本発明の第5実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図25】 本発明の第6実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図26】 本発明の第6実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図27】 本発明の第6実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図28】 本発明の第6実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図29】 本発明の第6実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図30】 本発明の第6実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図31】 本発明の第6実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図32】 本発明の第7実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図33】 本発明の第7実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図34】 本発明の第7実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図35】 本発明の第8実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図36】 本発明の第8実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図37】 本発明の第8実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図38】 本発明の第8実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図39】 本発明の第8実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図40】 本発明の第8実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図41】 本発明の第8実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図42】 本発明の第9実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図43】 本発明の第9実施例による薄膜トランジス
タの製造過程を示す断面図である。
【図44】 サブゲート及びショットキーソース/ドレ
インを備えた薄膜トランジスタの等価回路図である。
【図45】 サブゲート及びショットキーソース/ドレ
インを備えた薄膜トランジスタの特性を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1…薄膜トランジスタ、10、100…絶縁基板、12
…半導体層、14…ソース/ドレイン領域、16…ゲー
ト酸化層、18…ゲート、30、60、80…絶縁基
板、31、61、81、101…島状半導体層、32、
62…第1絶縁層、33、64、107…第2絶縁層、
34…島状半導体層、35、66、82、102…ゲー
ト誘電体層、36、83、103…島状メインゲート
層、37、65、84…ライニング、38a、38b、
39、67a、67b、68、85a、85b、86、
105a−105b、110a−110b…ケイ化物
層、ch1、ch2、ch3、ch4、ch5、ch
6、ch7、ch8、ch9…チャネル領域、40a、
40b、42、52a、52b、70a、70b、7
2、90a、90b…金属置換層、50…島状マスク
層、63…第1導電層、Gsub…サブゲート積層、G
pri…メインゲート層、87、112…絶縁層、V
g− sub…サブゲートバイアス電圧、Vg−main
…メインゲートバイアス電圧、V、V…ソース/ド
レインバイアス電圧、104…CVD酸化層、105…
フォトレジスト層、104a…絶縁マスク層、104b
…絶縁ライニング、108、114…島状サブゲート
層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/48 S Fターム(参考) 4M104 AA09 BB01 BB20 BB21 BB22 BB25 CC03 DD02 DD53 DD79 DD80 DD84 FF14 GG09 5F052 AA11 DA02 FA06 JA01 5F110 AA06 AA16 AA17 BB13 CC01 DD01 DD03 EE01 EE02 EE08 EE09 EE14 EE27 EE28 EE30 EE32 EE41 EE42 EE43 EE45 FF02 FF03 FF23 FF27 FF29 GG02 GG12 GG13 GG15 GG25 HK02 HK04 HK05 HK31 HK32 HK40 HM12 HM14 NN04 NN23 NN35 PP01 PP10 PP13 PP15 PP24 PP34 QQ11 QQ19

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サブゲート及びショットキーソース/ドレ
    インを備えた薄膜トランジスタの製造方法であり、 絶縁基板を提供する工程と、 2つの島状サブゲートを前記絶縁基板上に形成する工程
    と、 第1絶縁層を前記島状サブゲート及び前記絶縁基板上に
    形成する工程と、 第2絶縁層を前記第1絶縁層上に形成する工程と、 前記第1絶縁層が露出するまで前記第2絶縁層を平坦化
    する工程と、 島状半導体層を前記第1及び第2絶縁層上に形成する工
    程と、 ゲート誘電体層を前記島状半導体層の表面上に形成する
    工程と、 島状メインゲート層を前記ゲート誘電体層上に形成する
    工程と、 絶縁ライニングを前記島状メインゲート層の側壁に形成
    し、前記島状半導体層を前記絶縁側壁の両側に露出する
    工程と、 前記絶縁側壁の両側の前記島状半導体層上に、前記絶縁
    側壁の下方に存在する前記島状半導体層と共に、薄膜ト
    ランジスタのショットキーソース/ドレインとなるショ
    ットキーコンタクトを形成する金属含有置換層を形成す
    る工程と、からなることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】絶縁基板を提供する工程と、 2つの島状サブゲート層を前記絶縁基板上に形成する工
    程と、 第1絶縁層を前記島状サブゲート層及び前記絶縁基板上
    に形成する工程と、 第2絶縁層を前記第1絶縁層上に形成する工程と、 前記第2絶縁層を平坦化して前記第1絶縁層を露出させ
    る工程と、 島状半導体層を前記第1及び第2絶縁層上に形成する工
    程と、 ゲート誘電体層を前記島状半導体層の表面上に形成する
    工程と、 島状メインゲート層を前記ゲート誘電体層上に形成する
    工程と、 島状マスク層を形成して前記島状メインゲート層及び前
    記島状メインゲート層の両側に位置する前記ゲート誘電
    体層を被覆する工程と、 前記島状マスク層の両側に位置する前記ゲート誘電体層
    を除去して、前記島状半導体層を露出させる工程と、 前記島状マスク層の両側に位置する前記島状半導体層上
    に、前記島状マスク層の下方に存在する前記島状半導体
    層と共に、薄膜トランジスタのショットキーソース/ド
    レインとなるショットキーコンタクトを形成する金属含
    有置換層を形成する工程と、 からなることを特徴とする、サブゲートを備えた薄膜ト
    ランジスタの製造方法。
  3. 【請求項3】金属層を前記メインゲート層、前記島状半
    導体層、及び前記絶縁ライニング上に形成する工程と、 前記金属層及び前記島状半導体層に熱処理を施し反応さ
    せて前記置換層を形成する工程と、 反応して前記置換層とならなかった前記金属層を除去す
    る工程と、 を特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】前記島状マスク層はフォトレジスト層から
    なり、前記金属置換層の形成後に除去されることを特徴
    とする請求項2または3記載の方法。
  5. 【請求項5】絶縁基板を提供する工程と、 島状半導体層を前記絶縁基板上に形成する工程と、 第1絶縁層、第1導電層、及び第2絶縁層を、前記島状
    半導体層及び前記絶縁基板上に順に形成する工程と、 前記第2絶縁層及び前記第1導電層を所定パターンでエ
    ッチングして、2つのサブゲート積層を前記第1絶縁層
    及び前記島状半導体層上に形成する工程と、 絶縁ライニングを前記2つのサブゲート積層の側壁に形
    成する工程と、 前記第1絶縁層を除去して前記島状半導体層を露出させ
    る工程と、 ゲート誘電体層を前記島状半導体層上に形成する工程
    と、 前記2つのサブゲート積層間に位置する前記ゲート誘電
    体層上のメインゲート層を所定パターンで形成する工程
    と、 金属含有置換層を前記島状絶縁ライニングの両側に位置
    する前記島状半導体層上に、前記島状絶縁ライニングの
    下方に存在する前記島状半導体層と共に、薄膜トランジ
    スタのショットキーソース/ドレインとなるショットキ
    ーコンタクトを形成する金属含有置換層を形成する工程
    と、 からなることを特徴とする、サブゲートを備えた薄膜ト
    ランジスタの製造方法。
  6. 【請求項6】サブゲート及びショットキーソース/ドレ
    インを備えた薄膜トランジスタの製造方法であり、 絶縁基板を提供する工程と、 前記前記基板上に2つの島状半導体層を形成する工程
    と、 ゲート誘電体層を前記島状半導体層の表面上に形成する
    工程と、 島状メインゲート層を前記ゲート誘電体層上に形成する
    工程と、 絶縁ライニングを前記島状メインゲート層の側壁に形成
    する工程と、 前記絶縁ライニングの両側に位置する前記ゲート誘電体
    層を除去して前記島状半導体層を露出させる工程と、 金属含有置換層を前記絶縁側壁の両側に位置する前記島
    状半導体層上に、前記絶縁側壁の下方に存在する前記島
    状半導体層と共に薄膜トランジスタのショットキーソー
    ス/ドレインとなるショットキーコンタクトを形成する
    金属含有置換層を形成する工程と、 反応して前記置換層を形成しなかった金属層を除去する
    工程と、 絶縁層を形成して前記メインゲート層、前記絶縁ライニ
    ング、及び前記ショットキーソース/ドレインを被覆す
    る工程と、 前記絶縁層を平坦化する工程と、 島状サブゲート層を前記メインゲート層上に形成し、前
    記島状サブゲート層の両端が前記ショットキーソース/
    ドレインとそれぞれ重なる工程と、 からなることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】サブゲート及びショットキーソース/ドレ
    インを備えた薄膜トランジスタの製造方法であって、 絶縁基板を提供する工程と、 島状半導体層を前記絶縁基板上に形成する工程と、 ゲート誘電体層を前記島状半導体層の表面上に形成する
    工程と、 島状メインゲート層を前記ゲート誘電体層上に形成する
    工程と、 絶縁層を形成して前記島状メインゲート層及び前記ゲー
    ト誘電体層を被覆する工程と、 前記絶縁層及び前記ゲート誘電体層を所定パターンでエ
    ッチングし、絶縁マスク層を形成して前記島状メインゲ
    ート層の第1部分およびゲート誘電体層の第1部分を覆
    い、そして、前記島状メインゲート層の第2部分の側壁
    およびゲート誘電体層の第2部分に絶縁ライニングを形
    成することにより、前記メインゲート層の第2部分及び
    前記島状半導体層を露出させる工程と、 前記絶縁ライニング下方の前記島状半導体層と共に、前
    記薄膜トランジスタのショットキーソース/ドレインと
    なるショットキーコンタクトを形成する金属含有置換層
    を、前記絶縁ライニング及び前記絶縁マスク層の両側に
    位置する前記島状半導体層上に形成する工程と、 反応して前記置換層を形成しなかった金属層を除去する
    工程と、 前記メインゲート層、前記絶縁ライニング、前記絶縁マ
    スク層、及び前記ショットキーソース/ドレインを被覆
    する第2絶縁層を形成する工程と、 前記第2絶縁層を平坦化する工程と、 両端部分が前記ショットキーソース/ドレインとそれぞ
    れ重なる島状サブゲート層を前記メインゲート層上に形
    成する工程と、からなることを特徴とする薄膜トランジ
    スタの製造方法。
  8. 【請求項8】前記置換層を形成する方法は、 金属層を前記メインゲート層、前記島状半導体層、及び
    前記絶縁ライニング上に形成する工程と、 前記金属層及び前記島状半導体層に熱処理を施し反応さ
    せて前記置換層を形成する工程と、 反応して前記置換層とならなかった前記金属層を除去す
    る工程と、を特徴とする請求項1,5,6のいずれかに
    記載の方法。
  9. 【請求項9】前記島状半導体層はシリコン層であり、前
    記熱処理は温度範囲が450〜650℃のラピッドアニ
    ーリング炉または温度範囲が200〜500℃の加熱炉
    管で行うことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記
    載の方法。
  10. 【請求項10】前記金属層の材料はTi、Co、Pt、
    Niから選ばれることを特徴とする請求項3,4,6,
    7,8,9のいずれか記載の方法。
  11. 【請求項11】前記置換層は非電気めっき法により得ら
    れることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載
    の方法。
  12. 【請求項12】金属塩が開始剤として用いられ、溶液中
    で溶けて非電気めっき法の反応溶液となり、前記反応溶
    液が前記半導体層の両側壁と反応して前記置換層を得る
    ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】前記開始剤の金属イオンは、Ni2+
    Pd2+、Pt2+、Cu2+、Ag、Au3+、C
    2+から選ばれ、前記溶液はHF溶液、BOE、NH
    F+HFであることを特徴とする請求項12記載の方
    法。
  14. 【請求項14】前記半導体層はアモルファスシリコンか
    らなり、前記開始剤はNi2+を含み、前記非電気めっ
    き法の後、前記絶縁ライニング下方の前記島状半導体層
    及び島状メインゲート層が窒素または不活性ガスの環境
    下において温度範囲400〜600℃で再結晶が行われ
    ることを特徴とする請求項12または13に記載の方
    法。
  15. 【請求項15】請求項1〜14のいずれかに記載の方法
    により製造されることを特徴とする、サブゲート及びシ
    ョットキーソース/ドレインを備えた薄膜トランジス
    タ。
  16. 【請求項16】サブゲート及びショットキーソース/ド
    レインを備えた薄膜トランジスタであって、 絶縁基板上に形成され、それぞれサブゲート層と、前記
    サブゲート上に形成されるサブゲート誘電体層とからな
    る2つのサブゲート構造と、 前記2つのサブゲート構造上に形成され、前記薄膜トラ
    ンジスタのチャネル領域となる半導体薄膜層と、 前記チャネル領域の両側に形成され、前記チャネル領域
    と共にショットキーコンタクトをそれぞれ形成する2つ
    の金属含有ショットキーソース/ドレイン領域と、 前記チャネル領域上に形成され、厚さが前記サブゲート
    誘電体層より小さいメインゲート誘電体層と、 前記メインゲート誘電体層の中央領域に形成されて、前
    記メインゲート層の両側に位置する前記メインゲート誘
    電体層を露出させ、下方の前記メインゲート誘電体層と
    共にメインゲート構造を形成するメインゲート層と、か
    らなることを特徴とする薄膜トランジスタ。
  17. 【請求項17】サブゲート及びショットキーソース/ド
    レインを備えた薄膜トランジスタであって、 絶縁基板上に形成されて前記薄膜トランジスタのチャネ
    ル領域となる半導体薄膜層と、 前記絶縁基板及び前記チャネル領域の両側に形成され、
    前記チャネル領域と共にショットキーコンタクトをそれ
    ぞれ形成する2つの金属含有ショットキーソース/ドレ
    イン領域と、 前記2つのサブゲート構造間の前記チャネル領域に形成
    され、厚さが前記サブゲート誘電体層より小さいメイン
    ゲート誘電体層と、 前記メインゲート誘電体層上に形成され、前記サブゲー
    ト層と互いに隔離するメインゲート層と、からなること
    を特徴とする薄膜トランジスタ。
  18. 【請求項18】サブゲート及びショットキーソース/ド
    レインを備えた薄膜トランジスタであって、 絶縁基板上に形成されて前記薄膜トランジスタのチャネ
    ル領域となる半導体薄膜層と、 前記絶縁基板及び前記チャネル領域の両側に形成され、
    前記チャネル領域と共にショットキーコンタクトをそれ
    ぞれ形成する2つの金属含有ショットキーソース/ドレ
    イン領域と、 前記チャネル領域に形成されるメインゲート誘電体層
    と、 前記メインゲート誘電体層の中央領域に形成されて両側
    に位置する前記メインゲート酸化層を露出させ、下方の
    前記メインゲート誘電体層と共にメインゲート構造を形
    成するメインゲート層と、 前記ショットキーソース/ドレイン領域及び前記メイン
    ゲート構造上に形成される平坦化した絶縁層と、 前記絶縁層上に形成され、前記メインゲート構造上に位
    置し、両端が前記ショットキーソース/ドレイン領域と
    それぞれ重なる島状サブゲート層と、 からなることを特徴とする薄膜トランジスタ。
  19. 【請求項19】サブゲート及びショットキーソース/ド
    レインを備えた薄膜トランジスタであって、 絶縁基板上に形成されて前記薄膜トランジスタのチャネ
    ル領域となる半導体薄膜層と、 前記絶縁基板及び前記チャネル領域の両側に形成され、
    前記チャネル領域と共にショットキーコンタクトをそれ
    ぞれ形成する2つの金属含有ショットキーソース/ドレ
    イン領域と、 前記チャネル領域に形成されるメインゲート誘電体層
    と、 前記メインゲート誘電体層の中央領域に形成され、下方
    の前記メインゲート誘電体層と共にメインゲート構造を
    形成するメインゲート層と、 前記メインゲート層の第1部分及び前記メインゲート層
    の第1部分の側辺に位置する前記メインゲート誘電体層
    を被覆する絶縁マスクと、 前記メインゲート層の第2部分の側壁及び前記メインゲ
    ート層の第2部分の隣の前記メインゲート誘電体層に位
    置する絶縁ライニングと、 前記ショットキーソース/ドレイン、前記絶縁ライニン
    グ、前記絶縁マスク、及び前記メインゲート構造上に形
    成される平坦化した絶縁層と、 前記絶縁層上に形成され、前記メインゲート構造上に位
    置し、両端が前記2つのショットキーソース/ドレイン
    領域とそれぞれ重なる島状サブゲート層と、からなるこ
    とを特徴とする薄膜トランジスタ。
JP2001172041A 2000-06-15 2001-06-07 サブゲート及びショットキーソース/ドレインを備えた薄膜トランジスタ並びにその製造方法 Pending JP2002050770A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
TW089111706A TW463384B (en) 2000-06-15 2000-06-15 Thin film transistor having subgate and Schottky source/drain and the manufacturing method thereof
TW89111706 2000-06-15

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002050770A true JP2002050770A (ja) 2002-02-15

Family

ID=21660093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001172041A Pending JP2002050770A (ja) 2000-06-15 2001-06-07 サブゲート及びショットキーソース/ドレインを備えた薄膜トランジスタ並びにその製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6555424B2 (ja)
JP (1) JP2002050770A (ja)
TW (1) TW463384B (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005535139A (ja) * 2002-08-07 2005-11-17 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 電界効果トランジスタ
US7189994B2 (en) 2002-10-07 2007-03-13 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
KR100883350B1 (ko) * 2006-12-04 2009-02-11 한국전자통신연구원 쇼트키 장벽 박막 트랜지스터 제조방법
WO2014170949A1 (ja) * 2013-04-16 2014-10-23 ユニサンティス エレクトロニクス シンガポール プライベート リミテッド 半導体装置の製造方法、及び、半導体装置
JP5740535B1 (ja) * 2013-07-19 2015-06-24 ユニサンティス エレクトロニクス シンガポール プライベート リミテッドUnisantis Electronics Singapore Pte Ltd. 半導体装置の製造方法、及び、半導体装置
JP2015161701A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 国立大学法人 琉球大学 ディスプレイ

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6894355B1 (en) * 2002-01-11 2005-05-17 Advanced Micro Devices, Inc. Semiconductor device with silicide source/drain and high-K dielectric
CN101145564B (zh) * 2005-11-25 2012-08-29 香港科技大学 有源矩阵显示基板制备方法
KR101377596B1 (ko) * 2006-06-02 2014-03-26 삼성전자주식회사 플렉시블 기판 상에 형성된 박막 트랜지스터 및 그제조방법
JP5449326B2 (ja) * 2009-03-31 2014-03-19 Jx日鉱日石金属株式会社 ショットキー接合fetの製造方法
KR101800803B1 (ko) 2009-12-24 2017-11-27 주식회사 동진쎄미켐 식각액 및 전자소자 제조방법
WO2011078512A2 (ko) * 2009-12-24 2011-06-30 ㈜동진쎄미켐 식각액 및 전자소자 제조방법
US9105728B2 (en) * 2012-07-24 2015-08-11 Qualcomm Mems Technologies, Inc. Multi-gate thin-film transistor
KR20140061030A (ko) * 2012-11-13 2014-05-21 삼성디스플레이 주식회사 박막 트랜지스터 표시판 및 그 제조 방법
DE102013106729A1 (de) * 2013-06-26 2014-12-31 Technische Universität Darmstadt Feldeffekttransistor-Anordnung
US9343202B2 (en) * 2013-08-07 2016-05-17 The Regents Of The University Of California Transparent metal oxide nanoparticle compositions, methods of manufacture thereof and articles comprising the same
JP2015050249A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 株式会社東芝 半導体装置の製造方法
EP2858114A1 (en) * 2013-10-01 2015-04-08 Nederlandse Organisatie voor toegepast -natuurwetenschappelijk onderzoek TNO Transistor device and method of manufacturing such a device
US10697906B2 (en) * 2014-07-25 2020-06-30 Arizona Board Of Regents On Behalf Of Arizona State University System and method for identifying an object
WO2020168550A1 (zh) * 2019-02-22 2020-08-27 京东方科技集团股份有限公司 薄膜晶体管、像素结构、显示装置和制造方法
KR20220117971A (ko) 2021-02-17 2022-08-25 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5771110A (en) * 1995-07-03 1998-06-23 Sanyo Electric Co., Ltd. Thin film transistor device, display device and method of fabricating the same
JPH1197705A (ja) * 1997-09-23 1999-04-09 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体集積回路

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005535139A (ja) * 2002-08-07 2005-11-17 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 電界効果トランジスタ
US7189994B2 (en) 2002-10-07 2007-03-13 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
KR100883350B1 (ko) * 2006-12-04 2009-02-11 한국전자통신연구원 쇼트키 장벽 박막 트랜지스터 제조방법
WO2014170949A1 (ja) * 2013-04-16 2014-10-23 ユニサンティス エレクトロニクス シンガポール プライベート リミテッド 半導体装置の製造方法、及び、半導体装置
JP5654184B1 (ja) * 2013-04-16 2015-01-14 ユニサンティス エレクトロニクス シンガポール プライベート リミテッドUnisantis Electronics Singapore Pte Ltd. 半導体装置の製造方法、及び、半導体装置
US9768294B2 (en) 2013-04-16 2017-09-19 Unisantis Electronics Singapore Pte. Ltd. Method for producing semiconductor device and semiconductor device
US10002963B2 (en) 2013-04-16 2018-06-19 Unisantis Electronics Singapore Pte. Ltd. Semiconductor device
US10056483B2 (en) 2013-04-16 2018-08-21 Unisantis Electronics Singapore Pte. Ltd. Method for producing a semiconductor device including semiconductor pillar and fin
JP5740535B1 (ja) * 2013-07-19 2015-06-24 ユニサンティス エレクトロニクス シンガポール プライベート リミテッドUnisantis Electronics Singapore Pte Ltd. 半導体装置の製造方法、及び、半導体装置
JP2015161701A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 国立大学法人 琉球大学 ディスプレイ

Also Published As

Publication number Publication date
TW463384B (en) 2001-11-11
US6555424B2 (en) 2003-04-29
US20020009833A1 (en) 2002-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002050770A (ja) サブゲート及びショットキーソース/ドレインを備えた薄膜トランジスタ並びにその製造方法
US9812572B2 (en) Reacted conductive gate electrodes and methods of making the same
US8178433B2 (en) Methods for the formation of fully silicided metal gates
US7544575B2 (en) Dual metal silicide scheme using a dual spacer process
US7820518B2 (en) Transistor fabrication methods and structures thereof
JP2004165317A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2007300090A (ja) 自己整合されたデュアル応力層を用いるcmos構造体及び方法
CN101233611A (zh) 通过全半导体金属合金转变的金属栅极mosfet
JPH11354651A (ja) Cmos自己整合ストラップ状相互接続およびその方法
CN101221928A (zh) 用于在场效应晶体管的鳍之上形成双重全硅化栅极的方法
US7235473B2 (en) Dual silicide semiconductor fabrication process
US8076203B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
JP2636786B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US7348233B1 (en) Methods for fabricating a CMOS device including silicide contacts
US20080299767A1 (en) Method for Forming a Semiconductor Device Having a Salicide Layer
US20090227099A1 (en) Method of forming a semiconductor device having a stressed electrode and silicide regions
KR100401537B1 (ko) 반도체 소자의 게이트 전극 형성 방법
JP2001102583A (ja) Mosfetの製造を目的とした置き換えゲートとしてシリコンゲルマニウムおよびその他の合金の使用
JPH09293722A (ja) 半導体装置の製造方法
CN119997589A (zh) 半导体器件及其制作方法
JP2008108875A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20060172503A1 (en) Methods of forming silicide
JP2004022691A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH08306916A (ja) 半導体装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040413

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040413

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041102

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050412