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JP2002020236A - 特定のバインダーを含むパウダーの形態のメイクアップ及び/または化粧ケア組成物 - Google Patents

特定のバインダーを含むパウダーの形態のメイクアップ及び/または化粧ケア組成物

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JP2002020236A
JP2002020236A JP2001148415A JP2001148415A JP2002020236A JP 2002020236 A JP2002020236 A JP 2002020236A JP 2001148415 A JP2001148415 A JP 2001148415A JP 2001148415 A JP2001148415 A JP 2001148415A JP 2002020236 A JP2002020236 A JP 2002020236A
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JP
Japan
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composition
acid
weight
phase
composition according
Prior art date
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Application number
JP2001148415A
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Anke Hadasch
アンク・アダシュ
Patricia Lemann
パトリシア・ルマン
Jean Thierry Simonnet
ジャン−ティエリ・シモネ
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LOreal SA
Original Assignee
LOreal SA
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メイクアップパウダー内に水性相を取り込ま
せることを課題とする。 【解決手段】 特定のバインダーを使用し、バインダー
が水性連続相を含む組成物であることを特徴とする、粉
体相とバインダーを含むパウダー形態、例えばフリー、
コンパクト、圧縮若しくはキャストパウダーといったメ
イクアップ及び/または化粧ケア組成物を提供すること
によって、従来技術の組成物よりも少量の顔料を含むと
同時に、同じ着色の強度を得ることが可能な組成物を調
製することができ、同時に、従来技術の組成物と同量の
顔料を使用することによって、本発明に従ったバインダ
ーの使用により、着色がより鮮明で、より強力で、より
形成されやすい組成物を得ることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定のバインダー
を含む、例えばフリー、コンパクト、圧縮若しくはキャ
ストパウダーといった、パウダーの形態のメイクアップ
及び/または化粧ケア組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】メイクアップパウダーは一般的に、第一
に、特に顔料及びフィラーを含む粉体相を含み、そして
第二に、バインダーとして脂肪物質を含む脂肪相を含
み、この相は最終製品に特定のレベルの密度を与え、マ
イクアップ製品に柔軟性と軟性を与え、皮膚に対する接
着性を促進することが企図される。
【0003】最終組成物が、取り出す良好な能力を有
し、さらに特に衝撃によって引き起こされる断片化を避
けるために十分に均質でコンパクト出なければならない
ために、特にコンパクトパウダーにおける、パウダー中
のバインダーの生産は、多くの困難性を引き起こす。
【0004】エステルと組み合わせた鉱物油及び植物油
の混合物が、バインダーとして使用されても良い。しか
しながら、これらのエステルを含む製品は、柔軟性を欠
く製品を導き、若しくは顔料相の貧弱な分散さえ導くで
あろう。
【0005】シリコーン油を使用して、潤滑生、柔軟性
及び広げる容易性を提供することも可能であるが、メイ
クアップの維持力及び衝撃の強度に関する特性は、平凡
である。
【0006】最後に、特にパーフルオロポリエーテルと
いった特定のパーフルオロ油が、化粧品組成物に柔軟性
を提供するものとして周知であるが、該製品の処方は、
通常の炭化水素ベースの油若しくはシリコーン油中への
これらの油の不溶性の問題にしばしば衝突し、この不溶
性は、メイクアップ及び/またはケア組成物の不安定生
の問題を導く。さらに、パーフルオロ油を含む組成物
は、衝撃強度特性が平凡である。これらの油のいくつか
はまた、顔料相の貧弱な分散という欠点を有する:顔料
によって提供される着色は、鮮明さを比較的欠き、美的
に言うと所望されない「白色効果」を引き起こす可能性
を有する。
【0007】かくしてメイクアップパウダーは一般的
に、非常に高い含有量の乾燥粉体化合物と油とからなる
製品である。かくしてこれらの製品は、皮膚に適用され
た際に、突っ張った感覚若しくは乾燥効果を与える。し
かしながら、粉体化合物の高い含有量のために、上記製
品内に大量の水を取り込ませることて、均一なパウダー
状製品を得ることは非常に困難である。この理由は、水
が粒子に結合せず、粉体化合物と凝集して、メイクアッ
プ製品として使用が不可能であるある種の不安定な異種
ペースト若しくはミックスを形成するためである:測定
された量の製品を取り出すことができない。さらに、柔
らかい外観を顔に与えることを企図したパウダー状製品
はもはや得られず、むしろプラスター様効果を与えるべ
とついたペーストとなってしまう。
【0008】メイクアップパウダー内に水を取り込ませ
る困難性の別の欠点は、パウダー内に特に親水性活性剤
である活性剤を取り込ませることが不可能である点であ
る。
【0009】現在益々、女性は、その美しさを増大する
だけでなく、皮膚に新鮮な感覚若しくはケア効果を与え
るメイクアップ製品を使用することを望んでいる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】かくして、メイクアッ
プパウダー内に水性相を取り込ませることが可能である
ことは、特に有用であろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本出願人は予期せぬこと
に、パウダーバインダーとして水性連続相を含む組成物
の使用が、新鮮な感覚及び保湿性を与えることが可能な
だけでなく、優れた化粧ケア及び/またはメイクアップ
特性を有することを見出した。
【0012】かくして本発明の主題は、バインダーが水
性連続相を含む組成物であることを特徴とする、粉体相
とバインダーを含むパウダー形態のメイクアップ及び/
または化粧ケア組成物である。
【0013】本発明に従った組成物は、大量の水若しく
は親水性活性剤を含むことができると同時に、分解が容
易で適用が非常に快適であるパウダーを維持するという
利点を有する。水若しくは親水性活性剤の存在にも関わ
らず、プラスター様効果を有する異種ペーストの形成は
観察されない。
【0014】かくして得られた組成物は、適用の際に好
ましい新鮮な感覚をもたらす。それらは皮膚を保湿し、
突っ張った感覚や乾燥感を与えることはない。それらは
また、優れた顔料の分散を有する。得られた組成物は非
常に均質であり、皮膚への適用語数時間に亘ってそれを
維持する。
【0015】本発明に従った組成物は、優れた化粧特性
を有する:それらは十分だが過剰ではない程度に皮膚に
接着し、非常に柔軟であり、適用が容易である。
【0016】かくして得られたパウダー形態の組成物
は、優れた維持力を有する。それらは移ることがなく、
皮膚のシワに移動しない。
【0017】本発明の主題はまた、皮膚及び身体に上述
の組成物を提供することを含む、特に皮膚及び身体とい
ったヒトのケラチン物質をメイクアップ若しくはケアす
るための化粧方法である。
【0018】本発明に従って、用語「ケラチン物質」
は、皮膚、爪、髪、睫毛、眉毛、粘膜(下瞼の内側)及
び半粘膜(唇)、並びに身体若しくは顔の皮膚の他の領
域を意味する。
【0019】本発明の主題はまた、上記組成物によって
与えられるケラチン物質に対する保湿を改善するため
の、パウダー形態のメイクアップ及び/または化粧ケア
組成物において水性連続相を含む少なくとも一つの組成
物の使用である。上記組成物は一般的に、上記ケラチン
物質の保湿を改善する機能を有する。
【0020】本発明の主題はまた、上記組成物の着色の
形成を改善するための、パウダー形態のメイクアップ及
び/または化粧ケア組成物において水性連続相を含む少
なくとも一つの組成物の使用である。上記組成物は一般
的に、着色の形成する機能を有する。
【0021】かくして本発明によって、従来技術の組成
物よりも少量の顔料を含むと同時に、同じ着色の強度を
得ることが可能な組成物を調製することができる。同様
に、従来技術の組成物と同量の顔料を使用することによ
って、本発明に従ったバインダーの使用により、着色が
より鮮明で、より強力で、より形成されやすい組成物を
得ることが可能である。
【0022】本発明に従った組成物は特に、皮膚及び粘
膜をメイクアップ及び/またはケアする分野で特に有利
な応用が見出される。かくして本発明は、アイシャド
ウ、ブラッシャー、フェイスパウダー及びボディーパウ
ダー、コンシーラー製品並びに身体のためのメイクアッ
プ製品のような、顔及び皮膚のためのメイクアップ製品
の分野でとりわけ応用が見出される。
【0023】本発明の他の特徴、態様、及び利点は、以
下の詳細な説明を読むことで明らかとなるであろう。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明に従った組成物は、水性連
続相を含む組成物であり、組成物の全重量緒に対して3
0重量%まで、好ましくは0.1から23重量%まで、
より好ましくは3から20重量%までを占めるバインダ
ーを含む。
【0025】本発明に従ったバインダーの水性相は、
水、若しくはヤグルマソウ水のような花の水を含んでも
よい。
【0026】水性相はまた、水性相の全重量に対して0
から15重量%までで、C2−C6低級モノアルコール、
及び/またはグリセリン、ブチレングリコール、イソプ
レングリコール、若しくはプロピレングリコールのよう
なポリオールを含んでもよい。
【0027】水性相はまた、一つ以上のゲル化剤を含ん
でもよい。これらのゲル化剤の中では、アクリル酸/ア
クリル酸エチルコポリマー及びカルボキシビニルポリマ
ーのような親水性ポリマーが挙げられる。上記ポリマー
若しくはコポリマーの例は、特にCarbopolの名称でGood
rich社により販売されている「カルボマー」(CTFA)、若
しくはLubragelの名称でGuardian社により販売されてい
るメタクリル酸ポリグリセリル、若しくはHispano社に
よりHispagelの名称で販売されているアクリル酸ポリグ
リセリル、若しくは最後にSepigelの名称でSEPPIC社に
より販売されているポリアクリルアミド/C13−C14
ソパラフィン/Laureth 7混合物である。
【0028】本発明において使用されても良い他のゲル
化剤として、以下のものが挙げられる:例えばカルボキ
シメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルセルロース若しくはマイクロクリスタ
リンセルロースといった、セルロース誘導体のようなポ
リサッカリド誘導体;キサンタンポリマー、ゲランポリ
マー、ラムサンポリマー、アルギネート、マルトデキス
トリン、デンプン及びその誘導体、ヒアルロン酸及びそ
の塩、カラヤゴム、イナゴマメ粉、及びグア誘導体、特
にヒドロキシプロピルグア。
【0029】ポリエチレングリコール(PEG)及びそ
の誘導体、並びにポリビニルピロリドン及びその誘導体
もまた、親水性ポリマーとして使用されても良い。
【0030】本発明の一つの好ましい実施態様として、
バインダーは、一つ以上の有機システムで安定化された
O/Wエマルションである。本発明の目的について、用
語、「有機システム」は、室温でいくつかの界面活性剤
を混合して、若しくは界面活性剤と極性溶媒を混合し
て、若しくはいくつかの極性溶媒を混合して形成され
る、逆ミセル若しくは「離液液晶」を意味し、極性溶媒
は例えば、水、グリセリン、パンテノール、プロピレン
グリコール、ブチレングリコール、及び/またはそれら
の混合物から選択される。液晶状態は、固体状態と液体
状体の間の中間状態である。それはしばしば、中間相状
態と称される。本発明の有機システムは、熱力学的に安
定である。それらは好ましくは、離液液晶から選択され
る。離液液晶状態は、透過型電子顕微鏡(陰性染色若し
くは凍結破砕の後に)若しくは偏光光線及びX線回析の
下での二重凍結のような周知の手段によって当業者によ
り特徴付けされても良い。離液液晶は、II六方晶若し
くはF相結晶として周知である逆六方液晶、I2相結晶
として周知である立方液晶、並びにLa相及びD相液晶
として周知であるラメラ液晶を含んでもよい。
【0031】好ましくは、本発明において使用される離
液液晶は、立方液晶及びラメラ液晶、並びにそれらの混
合物から選択される。
【0032】本発明の第一の実施態様として、バインダ
ーは、ゲルを形成する立方液晶を含む、好ましくはそれ
よりなる有機システムで安定化されたO/Wエマルショ
ンである。かくしてバインダーは、立方ゲル粒子の分散
液で安定化されたエマルションである。
【0033】本発明に従った、用語、「立方ゲル」は、
立方液晶相の形態で、偏光光線において等方性である透
明なゲルを表す。立方相は、別個の親水性及び親油性ド
メインが、緊密に接触して、熱力学的に安定な三次元ネ
ットワークを形成して二極性の態様で組織される。上記
組織化は、特に"La Recherche", Vol.23, pp.306-315,
1992年3月、及び"Lipid Technology", Vol.2, No.2, p
p.42-45, 1990年4月に記載されている。親水性及び親油
性ドメインの整列に依存して、立方相は、正若しくは逆
タイプを有すると称される。本発明に従って使用される
用語、「立方ゲル」は、各種のタイプの立方ゲルを有す
るゲルを共に明白にまとめたものである。
【0034】上記立方ゲルは、例えばEP 0 686 386、EP
0 711 540及びEP 0 968 704に開示されている。
【0035】本発明のこの好ましい実施態様において、
バインダーは、水性連続相を含む、以下のものを含むフ
ィタントリオールベースの立方ゲル粒子の分散液の形態
を有する: (a)バインダーの全重量に対して0.1から15重量
%の3,7,11,15-テトラメチル-1,2,3-ヘキサデカントリ
オール若しくはフィタントリオール、及び (b)バインダーの全重量に対して0.1から3重量%
の分散及び安定化剤で、直鎖状若しくは分枝状の、8か
ら22の炭素原子を有する飽和若しくは不飽和脂肪鎖を
含む、室温で水溶性である界面活性剤から選択される分
散及び安定化剤。
【0036】一つの好ましい実施態様に従って、フィタ
ントリオールの割合は、バインダーの全重量に対して
0.5から10重量%の間である。
【0037】好ましくは、フィタントリオールと上述の
分散及び安定化剤の間の重量比は、1から200の間、
特に好ましい態様として2から50の間である。
【0038】フィタントリオールは、Roche社により特
に"Phytanetriol-63926"(登録商標)の名称の下で販売
されている周知の化合物である。
【0039】本発明の第二の好ましい実施態様として、
バインダーは以下のものを含む分散液の形態の組成物で
ある: (α)60から98重量%の水性相、及び (β)2から40重量%の油性相で、上記油性相は、上
記水性相中に分散し、立方ゲル粒子の補助の下で安定化
されており、上記粒子は少なくとも以下のものから必須
に形成される: (i)組成物の全重量に対して0.1から15重量%
の、3,7,11,15-テトラメチル-1,2,3-ヘキサデカントリ
オール若しくはフィタントリオール、N-メチルグルカミ
ンのN-2-アルコキシカルボニル誘導体、及び不飽和脂肪
酸モノグリセリド、並びに (ii)組成物の全重量に対して0.05から3重量%
の、直鎖状若しくは分枝状の、8から22の炭素原子を
有する飽和若しくは不飽和脂肪鎖を含む、室温で水溶性
である界面活性剤から選択される分散及び安定化剤。
【0040】好ましくは、油性相の全重量に対する化合
物(i)の相対的重量比は、0.02/1から1/1の
間、好ましくは0.05/1から0.5/1の間であ
る。
【0041】本発明に従った組成物の一つの特定の実施
態様に従って、上記分散及び安定化剤の重量に対する化
合物(i)の相対的重量比は、2から200の間、好ま
しくは50以下である。
【0042】N-メチルグルコサミンのN-2-アルコキシカ
ルボニル誘導体の中では、以下の式(I)に対応するも
のが特に挙げられる:
【化2】 [式中、Rは分枝状C6−C18アルキル基を表す]。
【0043】これらの誘導体の中では、N-2-ヘキシルデ
シルオキシカルボニル-N-メチルグルコサミン、N-2-エ
チルヘキシルオキシカルボニル-N-メチルグルコサミ
ン、及びN-2-ブチルオクチルオキシカルボニル-N-メチ
ルグルコサミンが特に挙げられる。
【0044】式(I)の化合物を調製する方法は、EP-0
711 540に開示されている。
【0045】本発明に従ったバインダーの一つの特定の
実施態様に従って、立方ゲル粒子は、化合物(i)とし
て、混合物の重量に対して1から40重量%の割合のフ
ィタントリオールと、混合物の重量に対して60から9
9重量%の割合の少なくとも一つの式(I)のN-メチル
グルコサミンのN-2-アルコキシカルボニル誘導体との混
合物を含む。
【0046】この実施態様の好ましい形態に従って、フ
ィタントリオールの割合は、混合物の重量に対して10
から30重量%であり、N-メチルグルコサミンのN-2-ア
ルコキシカルボニル誘導体の割合は、混合物の重量に対
して70から90重量%である。
【0047】不飽和脂肪酸モノグリセリドは、好ましく
はC16−C22不飽和脂肪鎖を有するものである。
【0048】これらのモノグリセリドの中では、モノオ
レイン酸若しくはモノオレイングリセリル、及びものリ
ノール酸若しくはモノリノレイングリセリルが特に挙げ
られる。
【0049】もちろん、本発明に従った組成物におい
て、上述のモノグリセリドの混合物、並びに不飽和脂肪
酸モノグリセリドと飽和脂肪酸モノグリセリドの混合物
を使用することが可能であり、しかしながら飽和脂肪酸
モノグリセリドの割合は好ましくは、不飽和脂肪酸モノ
グリセリドの割合より小さい。
【0050】本発明に従ったバインダーの別の実施態様
に従って、立方ゲル粒子は、化合物(i)として、混合
物の全重量に対して1から50重量%の割合でフィタン
トリオールと、混合物の全重量に対して50から99重
量%の割合で少なくとも一つの不飽和脂肪酸モノグリセ
リドとの混合物を含む。
【0051】この実施態様に好ましい形態に従って、フ
ィタントリオールの割合は、混合物の重量に対して10
から30重量%であり、不飽和脂肪酸モノグリセリドの
割合は、混合物の重量に対して70から90重量%であ
る。
【0052】上述の分散及び安定化剤は、好ましくは以
下のものから選択される: − ポリオールのアルキル若しくはアルケニルエーテル
若しくはエステル、 − N-アシル化アミノ酸及びその誘導体、並びにアルキ
ル若しくはアルケニル基でN-アシル化されたペプチド及
びその塩、 − 硫酸のアルキル若しくはアルケニルエーテル若しく
はエステル、及びその誘導体及びその塩、 − ポリオキシエチレン化脂肪アルキル若しくはアルケ
ニルエーテル若しくはエステル、 − ポリオキシエチレン化アルキル若しくはアルケニル
カルボン酸及びその塩、 − N-アルキル若しくはN-アルケニルベタイン、 − アルキルトリメチルアンモニウム若しくはアルケニ
ルトリメチルアンモニウム及びその塩、並びに − それらの混合物。
【0053】上述の化合物において、アルキル及びアル
ケニル基は、8から22の炭素原子を有し、混合物の形
態であっても良い。
【0054】本発明のこの実施態様において、バインダ
ーは、一般的に5から8の間、好ましくは6から7の間
のpHを有する。
【0055】かくして調製される本発明に従ったバイン
ダーは安定であり、巨視的若しくは微視的外観、色、臭
いの変化を示すことなく、4から45℃の間の温度で2
ヶ月間貯蔵できる。
【0056】立方ゲル粒子は好ましくは、0.0005
から5重量%、好ましくは0.001から2重量%の水
不溶性イオン性両親媒性脂質を含む。
【0057】これらの脂質の中では、天然、変性若しく
は合成ホスホリピド、脂肪アルコールのリン酸エステ
ル、グルタミン酸のN-アシル化誘導体、ナトリウムセチ
ルスルフェート、ナトリウムココイルモノグリセリドス
ルフェート、及び第四級アンモニウム誘導体、及び/ま
たはそれらの混合物が特に挙げられる。
【0058】上述の立方ゲル粒子の分散液の形態のバイ
ンダーは、ホモゲナイザーを使用して、フィタントリオ
ール、水、上述の少なくとも一つの脂肪鎖水溶性界面活
性剤、及び任意に上述の水不溶性イオン性両親媒性脂
質、及び/または親水性及び親油性活性物質に基づく立
方ゲルの断片化によって得られる。
【0059】立方ゲル粒子は、例えば"Virtis"ホモゲナ
イザーのような高剪断ローター−ステイターホモゲナイ
ザーによって、若しくは約200から1800バール
(20から180MPa)で作動する高圧ホモゲナイザ
ーよって実施されるような、各種の適切な機械的手段に
よって得ることができる。
【0060】上述の分散液中の粒子の平均径は一般的
に、約0.05から1μm、好ましくは0.5μm以下
である。分散液の粒径はまた、使用される脂肪鎖水溶性
界面活性剤の性質及び濃度によって変更されても良い。
【0061】調製のこの段階で、上述の分散液の立方ゲ
ル粒子内に、各種のタイプの活性化合物を取り込ませる
ことが可能である。特に上記粒子は、親水性活性物質若
しくは親油性活性物質を含んでもよい。
【0062】言うまでもなく、立方ゲル粒子の特定の構
造によって、親水性活性物質及び親油性活性物質の両者
を、これらの二つの間で特定のレベルの不適合が存在す
る場合であっても、取り込ませることが可能である。
【0063】かくして本発明に従った分散液の形態のバ
インダーは、親水性活性物質を含む粒子、若しくは親油
性活性物質を含む粒子、若しくは例えば親水性で親油性
のUVスクリーニング剤のような親水性とで親油性活性
物質の両者を含む粒子、若しくはこれらの各種の物質の
混合物のいずれかを含んでもよい。
【0064】立方ゲル粒子を形成した後、分散及び安定
化剤は一般的に、上記粒子の外側に存在する。
【0065】次いで、任意に特定の親油性活性物質及び
/または添加剤を含む油性相が得られた分散液に加えら
れ、該混合物は、例えば"Virtis(登録商標)"タイプの
ホモゲナイザーを使用して実施されても良い機械的攪拌
にかけられる。
【0066】かくして油性相は水性相中に分散され、一
般的に0.1ミクロンから10ミクロンの間の平均径を
有する小滴の形態で存在する。
【0067】本発明の第二の実施態様として、バインダ
ーは、ラメラ離液液晶よりなる有機系で安定化されたO
/Wエマルションである。かくしてバインダーは、ラメ
ラ液晶コーティングを備えたベシクルの分散液である。
これらのベシクルが油性コア若しくは水性コアを含むか
に依存して、それらは一般的に、オレオソーム、または
反対の場合にはリポソーム及び/またはニオソームと称
される。
【0068】かくして、本発明に従って使用されても良
い油性コアを含むベシクルの分散液として、ラメラ液晶
コーティングをそれぞれ備えた油性小球から形成され、
水性相中に分散された水中油型のエマルションが挙げら
れ、各油性小球は、少なくとも一つの親油性界面活性
剤、少なくとも一つの親水性界面活性剤、及び5.5か
ら7.5の範囲のpHをエマルションに与えるi)脂肪
酸とii)イオン性両親媒性脂質から選択される化合物
から得られる、モノラメラ相若しくはオリゴラメラ相で
個々に被覆される。
【0069】これらのベシクルの油性コアは、油、油の
混合物、親油性活性剤、若しくは油中に溶解した活性剤
であっても良い。使用されても良い油は、例えば短鎖脂
肪酸トリグリセリド、シリコーン油等のような、化粧品
組成物中の支持体として従来使用される油である。
【0070】用語、「オリゴラメラ相」は、2から5の
脂質部分を含む相を意味する。被覆された油性小球の平
均径は一般的に、500ナノメーター未満、好ましくは
200ナノメーター未満である。
【0071】本発明の一つの好ましい実施態様に従っ
て、親油性界面活性剤及び親水性界面活性剤はそれぞ
れ、約12より多い炭素原子を含む少なくとも一つの飽
和脂肪鎖を含む。より好ましくは、脂肪鎖は16から2
2の炭素原子を含む。
【0072】本発明の別の好ましい実施態様に従って、
親油性界面活性剤は、約2から約5の間のHLBを有す
る。周知のような、用語、HLB(親水性−親油性バラ
ンス)は、界面活性剤の親水性基のサイズと強度と、親
油性基のサイズの強度の間のバランスを意味する。
【0073】上記親油性界面活性剤の例は、ジステアリ
ン酸スクロース、ジステアリン酸ジグリセリル、トリス
テアリン酸テトラグリセリル、デカステアリン酸デカグ
リセリル、モノステアリン酸ジグリセリル、トリステア
リン酸ヘキサグリセリル、ペンタステアリン酸デカグリ
セリル、モノステアリン酸ソルビタン、トリステアリン
酸ソルビタン、モノステアリン酸ジエチレングリコー
ル、パルミチン酸及びステアリン酸のグリセリルエステ
ル、2EOのポリオキシエチレン化モノステアレート
(2のオキシエチレン単位を含む)、モノ及びジベヘン
酸グリセリル、並びにテトラステアリン酸ペンタエリス
リチルである。
【0074】親水性界面活性剤は好ましくは、約8から
約12の間のHLBを有する。
【0075】上記親水性界面活性剤の例として、以下の
化合物が挙げられる:4EOのポリオキシエチレン化ソ
ルビタンモノエステレート、20EOのポリオキシエチ
レン化ソルビタントリステアレート、8EOのポリオキ
シエチレン化モノステアレート、モノオレイン酸へキサ
グリセリル、10EOのポリオキシエチレン化モノステ
アレート、及び12EOのポリオキシエチレン化ジステ
アレート、及び20EOのポリオキシエチレン化メチル
グルコースジステアレート。
【0076】本発明の文脈において使用される脂肪酸は
好ましくは、16から22の炭素原子を含む飽和脂肪酸
である。パルミチン酸、ステアリン酸、アラキドン酸、
及びベヘン酸がかくして好ましくは使用される。
【0077】本発明の文脈において使用されるイオン性
両親媒性脂質は好ましくは、中和アニオン性脂質、両親
媒性脂質、及びアルキルスルホン酸誘導体、並びにそれ
らの混合物から選択される。
【0078】中和アニオン性脂質は、特に以下のものか
ら選択される: − リン酸ジセチルのアルカリ金属塩、特にナトリウム
及びカリウム塩; − リン酸ジミリスチルのアルカリ金属塩、特にナトリ
ウム及びカリウム塩; − 硫酸コレステリルのアルカリ金属塩、特にナトリウ
ム塩; − リン酸コレステリルのアルカリ金属塩、特にナトリ
ウム塩; − アシルグルタミン酸の一ナトリウム及び二ナトリウ
ム塩、特にN-ステアロイルグルタミン酸の一ナトリウム
及び二ナトリウム塩; − ホスファチジン酸のナトリウム塩。
【0079】両親媒性脂質は、特にホスホリピド、とり
わけ精製大豆ホスファチジルエタノールアミンから特に
選択される。
【0080】アルキルスルホン酸誘導体は、有利には以
下の式の化合物である:
【化3】 [式中、Rは混合物若しくは別個にC1633及びC18
37を表し、Mはアルカリ金属、好ましくはナトリウムで
ある]。
【0081】油性小球の本発明に従ったコーティング
は、全量の親水性界面活性剤、親油性界面活性剤と脂肪
酸、若しくはバインダーの全重量に対して約2から約6
重量%の間のイオン性両親媒性脂質の使用を必要とす
る。より好ましくはこの量は、3から4%の間である。
1)親油性界面活性剤、2)親水性界面活性剤、3)脂
肪酸、若しくはそれぞれイオン性両親媒性脂質の相対量
は好ましくは、以下のそれぞれの範囲内で変化する:全
重量に対して35−55重量%/25−40重量%/1
5−35重量%。
【0082】脂肪相、つまり被覆された油性小滴は好ま
しくは、バインダーの全重量に対して5から50重量%
を占める。より好ましくはこのパーセンテージは、10
から40の間である。
【0083】コーティングの構成要素に対する油性小滴
の重量比は、好ましくは2から13である;より好まし
くは、この比は約7に等しい。
【0084】脂肪酸がこれらのベシクルの調製において
使用される場合、バインダーの水性相が、油性相におい
て存在する脂肪酸を中和するための塩基性剤を含むこと
が好ましい。かくしてこの塩基性剤は、脂肪酸の全てを
中和するのに必要な量に等しい量で存在するべきであ
る。使用できる塩基性剤は例えば、水酸化ナトリウム、
トリエタノールアミン、リシン、及びアルギニンを含
む。
【0085】上記分散液、及びそれらの調製のための方
法は、文献EP-A-0 641 557及びEP-A-0 705 593に開示さ
れている。
【0086】本発明に従って使用できるラメラ液晶コー
ティングを備えた水性コアを含むベシクルは、例えば以
下の一般式を有する両親媒性脂質から得られても良い: X−Y [式中、Xは親水性基を表し、Vは親油性基を表す]。両
親媒性脂質は、X基がイオン性であるイオン性脂質、若
しくはX基が非イオン性である非イオン性脂質でも良
い。イオン性両親媒性脂質の混合物、非イオン性両親媒
性脂質の混合物、及びこれらの二つのタイプの脂質の混
合物が、ベシクルの製造のために使用されても良い。
【0087】本発明のために使用され得るベシクル分散
液は、例えば文献FR-A-2 315 991、FR-A-2 408 687及び
FR-A-2 485 921に開示されている。
【0088】本発明に従って使用され得るベシクル分散
液として、水性相をカプセル化した脂質相膜、非イオン
性両親媒性脂質を含む脂質相、及び少なくとも一つのイ
オン性両親媒性脂質より成る以下のようなベシクルの水
性分散液が挙げられる: − 非イオン性両親媒性脂質は、1から60のエチレン
オキシド単位を含むポリエチレングリコール、ソルビタ
ン、2から60のエチレンオキシド単位を有するソルビ
タン、2から30のエチレンオキシド単位を有するグリ
セリン、2から15のグリセリン単位を含むポリグリセ
リン、2から30のエチレンオキシド単位を有するグル
コースによって形成される群から選択される少なくとも
一つのポリオールと、直鎖状若しくは分枝状の、飽和若
しくは不飽和C5−C17アルキル鎖を含む少なくとも一
つの脂肪酸とのエステルで、ポリオール基当たりのアル
キル鎖の数が1から10の間であるエステルの混合物よ
りなる;及び − イオン性両親媒性脂質は、分散液に5.5から7.
5の間のpHを与えるものによって形成される群から選
択される; − 脂質相中の非イオン性両親媒性脂質の量とイオン性
両親媒性脂質の量の間の重量比は、50/1から50/
25の間であり、分散液の脂質相と水性相の間の重量比
は、1/1000から300/1000の間である。
【0089】非イオン性両親媒性脂質と組み合わせたイ
オン性両親媒性脂質は、好ましくは以下のものから選択
される: − リン酸ジセチル及びリン酸ジミリスチルのアルカリ
金属塩; − 硫酸コレステリルのアルカリ金属塩; − リン酸コレステリルのアルカリ金属塩; − 例えばAjinomoto社によりAcylglutamate HS21の名
称で販売されているN-ステアロイル-L-グルタミン酸の
二ナトリウム塩といった、アシルグルタミン酸一ナトリ
ウム及び二ナトリウムのような、リポアミノ酸及びその
塩; − ホスファチジン酸のナトリウム塩; − ホスホリピド; − 特に以下の式のアルキルスルホン酸誘導体:
【化4】 [式中、RはC16−C22アルキル基、特に混合物若しく
は別個にC1633及びC1 837を表し、Mはナトリウム
のようなアルカリ金属若しくはアルカリ土類金属であ
る]; − それらの混合物。
【0090】周知の態様で、ベシクルの脂質膜を構成す
る脂質相中に、ベシクルの透過性を減少し、それらの凝
集及び溶解を防止し、カプセル化の度合を増大する主要
な機能を有する少なくとも一つの添加剤を取り込ませる
ことが可能である。本発明に従って、少なくとも一つの
添加剤は、脂質相に加えられ、この添加剤は好ましくは
以下のものから選択される: − ステロール、特にフィトステロール及びコレステロ
ール、 − C14からC30のアルコール及びジオール、 − C14からC30のアミンおよびその第四級アンモニウ
ム誘導体、 − それらの混合物。
【0091】本発明のこの実施態様のベシクルは一般的
に、10から5000nmの間の球径を有する。水性相
が水不混和性脂質小滴の分散液を含む場合、これらの小
滴は有利には、100から10000nmの平均径を有
する。
【0092】周知の態様で、ベシクルは、一つ以上の活
性化合物を含んでもよい。もし活性化合物が水溶性であ
れば、それらはベシクルのカプセル化水性相内に取り込
まれる。もし活性化合物が親油性で有れば、それらは膜
を構成する脂質相内に取り込まれる。もし活性化合物が
両親媒性であれば、両親媒性活性化合物の性質と、脂質
相及びカプセル化水性相のそれぞれの組成に従って変化
する分配係数を有して、それらは脂質相とカプセル化水
性相の間で配置される。
【0093】本発明のこの実施態様のバインダーの水性
相はまた、従来の油性相の小滴の分散液を含んでもよ
い。
【0094】上記分散液、及びそれらを調製する方法
は、文献EP-A-0 582 503に開示されている。
【0095】本発明に従って使用できる分散液はまた、
500ナノメーター未満の直径を有する油性小滴を含む
水性相中の油性相のエマルションであっても良く、害エ
マルションはイオン性ポリマー粒子を含み、ポリマー粒
子の量と油性相の量の間の比は1/5から1/40の範
囲である:上記エマルション及びそれらを調製する方法
は、文献EP-A-0 864 320に開示されている。
【0096】本発明のバインダーはまた、単純なO/W
型、若しくは複相W/O/W型、若しくはナノエマルシ
ョンの形態のいずれかの、水中油型分散液の形態で存在
しても良い。
【0097】バインダーはまた、8以上のHLB(親水
性−親油性バランス)を有する少なくとも一つの界面活
性剤を含んでもよい。好ましくはこの界面活性剤は、外
界面活性剤の臨界ミセル濃度で水の表面張度の最小の減
少を有する:かくして、当業者に周知の従来の方法に従
って測定される、その表面張度γsurfは、好ましくは5
0mN/m以上である。
【0098】本発明のために特に適した界面活性剤とし
て、特に以下のものが挙げられる:トリエタノールアミ
ンと組み合わせたステアリン酸、モノステアリン酸及び
ジステアリン酸グリセリルの混合物、ナトリウムラウロ
イルサルコシネート、セテアリルグルコシド、ステアリ
ン酸PEG-40、トリステアリン酸ソルビタン、ステアリン
酸ソルビタン、ポリソルベート-60、ステアリン酸ソル
ビタン/スクロースココエートの混合物、ステアリン酸
グリセリル/ステアリン酸PEG-100の混合物、PEG-400、
ステアリン酸グリセリル、PEG-6/PEG-32/ステアリン
酸グリコールの混合物、並びにそれらの混合物。
【0099】本発明に従ったバインダーの油性相は、エ
マルションで従来使用されるいずれかの油性化合物を含
んでもよい。
【0100】使用できる油の中では、ミンク油、タート
ル油、ダイズ油、グレープピップ油、ゴマ油、コーン
油、レイプシード油、ヒマワリ油、綿実油、アボガド
油、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、若しくは落花生
油;流動パラフィン、スクアラン若しくはワセリンのよ
うな炭化水素油;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチ
ン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘ
キシル、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸2-エチ
ルヘキシル、ラウリン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン
酸2-オクチルデシル、ミリスチン酸若しくは乳酸2-オク
チルドデシル、コハク酸2-ジエチルヘキシル、リンゴ酸
ジイソステアリル、トリイソステアリン酸グリセリル、
若しくはトリイソステアリン酸ジグリセリルのような脂
肪エステル;パーフルオロ油;ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール
酸、リノレン酸、若しくはイソステアリン酸のような高
級脂肪酸;セタノール、ステアリルアルコール、若しく
はオレイルアルコールのような脂肪アルコール;例えば
ポリジメチルシロキサン、ポリアルキルメチルシロキサ
ン、特にポリ(C1−C20)アルキルシロキサン、例え
ばフェニルシリコーン油若しくはセチルジメチコーン(C
TFA名)、ジメチルシロキサン/メチルアルキルシロキサ
ンのようなシクロコポリマー、オルガノ変性ポリジメチ
ルシロキサン、例えばオキシエチレン化オキシプロピレ
ン化ポリジメチルジシロキサンのようなシリコーン油;
並びにそれらの混合物が挙げられる。
【0101】バインダーはまた、ワックス及び/または
ペースト状脂肪物質から選択される脂肪物質を含んでも
よい。
【0102】ペースト状脂肪化合物は、以下の物理化学
的特性の少なくとも一つの補助の下で定義されても良
い: − 240rpmの周波数で、MS−r3若しくはMS
−r4スピンドルを備えたContraves TVロータリー粘度
計で40℃で測定すると、0.1から40Pa.s(1
から400ポアズ)、好ましくは0.5から25Pa.
sの粘度、 − 25−70℃、好ましくは25−55℃の融点。
【0103】使用できるワックスの中では、ビーズワッ
クス、ラノリンワックス及びシナロウ;カルナウバワッ
クス、カンデリラワックス、オーリクリーワックス、コ
ルク繊維ワックス、サトウキビワックス、モクロウ、水
素化ホホバワックス、及び水素化ヒマワリ油、水素化ヒ
マシ油、水素化ココナッツ油、水素化ラノリンのような
水素化油;パラフィン、マイクロクリスタリンワック
ス、モンタンワックス及びオゾケライト;ポリエチレン
ワックス、フィッシャートロプシュ合成によって得られ
るワックス、ワックス状コポリマー及びそのエステル、
並びにポリアルコキシシロキサン及びポリアルキルシロ
キサンのようなシリコーンワックスが挙げられる。
【0104】バインダーは任意に、例えば揮発性油のよ
うな揮発性部分を含んでもよい。
【0105】用語、「揮発性油」は、皮膚と接触した際
に蒸発可能ないずれかの化合物を意味する。製剤中で使
用が可能なほど十分に高く、所望の蒸発効果を得るのに
十分に低い蒸発点を有する油が、好ましくは使用され
る。約40−100どの蒸発点を有する油が、好ましく
は使用される。
【0106】これらの揮発性化合物は、イソパラフィン
及び特にイソドデカンのような炭化水素ベースの油、3
から8、好ましくは4から6のケイ素原子を含む環状揮
発性シリコーン、例えばシクロテトラジメチルシロキサ
ン、シクロペンタジメチルシロキサン若しくはシクロヘ
キサジメチルシロキサン、特にDow Corning社により"DC
Fluid 244"、"DC Fluid 245"、"DC Fluid 344"及び"DC
Fluid 345"の名称で販売されている製品、並びに2か
ら9のケイ素原子を含む直鎖状揮発性シリコーン、例え
ばヘキサエチルジシロキサン、ヘキシルヘプタメチルト
リシロキサン、及びオクチルヘプタメチルトリシロキサ
ン、並びにそれらの混合物が挙げられる。
【0107】本発明の各種の実施態様について上述のよ
うに、バインダーはまた活性剤を含んでもよい。取り込
まれ得る各種の活性剤の中では、特に以下のものが挙げ
られる: − タンパク質及び酵素、ラクトペルオキシダーゼ及び
ラクトフェリン、ペプチド及びその誘導体、金属イオン
封鎖剤、フラボノイド、クロロフィリン、エトキシキ
ン、グアノシン、トコフェロール及びその誘導体、パル
ミチン酸アスコルビル、β-カロチン、ビタミンE及び
その誘導体、ビタミンC及びその誘導体、並びにビタミ
ンA及びその誘導体のような、抗酸化剤若しくはフリー
ラジカルスカベンジャー、 − ヒアルロン酸及びそのナトリウム塩、β-グリセロ
ホスフェート、グリセリン、ソルビトール、若しくはパ
ンテノールの様な保湿剤若しくは湿潤剤、 − Merch社により"Eusolex 232"(登録商標)、Givaud
an-Roure社により"Parsol 1789"(登録商標)及び"Pars
ol MCX"(登録商標)、Chimex社により"MexorylSX"(登
録商標)、並びにBASF社により"Uvinul T150"(登録商
標)の名称で販売されている製品のような、UVスクリ
ーニング剤、 − タンパク質分解酵素、サリチル酸及び5-n-ドデカノ
イルサリチル酸のようなその誘導体、並びにレチノイン
酸及びその誘導体のようなケラチン分解剤、 − カフェイン、並びにグルコースチロシネート及びN-
L-マリルチロシンの二ナトリウム塩のようなチロシン誘
導体といったタンニングアクセレーター、 − コウジ酸、グリコール酸、ビタミンC及び特にマグ
ネシウムアスコルビルホスフェート、アルブチン及びそ
の誘導体のような脱色素剤、 − 例えばクロロフィリン及びβ-カロチンといった植
物から抽出された色素、若しくは例えばコチニールカー
マイン及びカラメルといった動物から抽出される色素の
ような天然着色料、 − ジヒドロキシアセトン及びインドールのような自己
タンニング剤、 − γ−オリザノール、ゲニンとアジア酸を含むCentel
la asiaticaの抽出物、カフェイン、及びテオフィリン
のようなリポ調節剤、 − 例えばグリコール酸のようなヒドロキシ酸、n-オク
タノイルサリチル酸、レチノール及び酢酸、パルミチン
酸若しくはプロピオン酸レチニルのようなその誘導体、
レチノイドといった、抗老化剤及び抗シワ剤、 − 18-β-グリチルリチン酸、及び特にそのアンモニウ
ム塩のような塩、α-ビサボロール、コルチコイド、Cen
tella asiatica及びアロエベラの抽出物といった、抗炎
症剤及び瘢痕形成剤、 − 塩化ベンザルコニウム、クロルヘキシジン、ヘキセ
チジン、及びヘキサミジンのような抗細菌剤及び抗真菌
剤、 − ジエチルトルアミド及びジメチルトルアミドのよう
な防虫剤、 − ヘキサクロロフェン、及びCiba Geigy社により"Irg
asan DP 300"(登録商標)の名称で販売されているTric
losan製品のような脱臭剤、 − オクトピロックス、及びOlin社により"Omadine"
(登録商標)の名称で販売されているもののようなピリ
ジンチオン誘導体のような抗ふけ剤、 − メチルニコチネート、若しくはヘキシルニコチネー
ト、及びミノキシジルのような抗脱毛剤、 − 酸化ベース及び酸化カップラー、直接染料及び自己
酸化染料のような毛髪染料、 − チオグリコール酸、システイン、システアミン、N-
アセチルシステイン、N−アセチルシステアミン、及び
チオグリコール酸グリセリルのような、パーマネントウ
エーブ還元剤、 − カチオン性ポリマー及びカチオンのような皮膚及び
毛髪コンディショナー。
【0108】本発明に従った組成物はまた、化粧品組成
物において通常使用される顔料及び/または真珠光沢剤
及び/またはフィラー及び/またはフレーク、及び/ま
たはそれらの混合物を含む粉体相を含む。
【0109】用語、「顔料」は、媒体中に不溶性で、組
成物を着色及び/または不透明にすることを企図した、
白色若しくは有色の、鉱物若しくは有機粒子を意味す
る。
【0110】顔料は、組成物の全重量に対して0.05
から80重量%、好ましくは0.5から50重量%の範
囲の含有量で存在しても良い。それらは、通常のサイズ
若しくはナノメーターサイズを有する、白色若しくは有
色の、鉱物及び/または有機物であっても良い。鉱物顔
料及びナノ顔料の中では、二酸化チタン、二酸化ジルコ
ニウム、二酸化セリウム、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化クロ
ム、ナノチタン、ナノ亜鉛、及びフェリックブルーが挙
げられる。有機顔料の中では、カーボンブラック、及び
カルシウム、バリウム、アルミニウム、若しくはジルコ
ニウム塩のようなレーキ、ハロ酸性染料、アゾ染料若し
くはアントラキノン染料のような酸性染料が挙げられ
る。
【0111】顔料は、特にポリジメチルシロキサンのよ
うなシリコーン化合物、及び/または特にポリエチレン
といったポリマーで被覆されても良い。Myioshi社によ
り販売されているポリメチルヒドロゲノシロキサン被覆
顔料である"SI okides"が挙げられる。
【0112】用語、「フィラー」は、組成物にボディー
若しくは粘性を与え、及び/またはメイクアップに柔軟
性、マット効果、及び均一性を与えることを企図した、
無色若しくは白色の、鉱物若しくは合成の、ラメラ若し
くは非ラメラ粒子を意味するものと解されるべきであ
る。
【0113】組成物の全重量に対して、0.1から9
9.9重量%の範囲の含有量、好ましくは70から9
9.9重量%の含有量、より好ましくは77から98重
量%の含有量で存在しても良いフィラーは、鉱物若しく
は合成で、ラメラ若しくは非ラメラ状であっても良い。
タルク、マイカ、シリカ、カオリン、ナイロンパウダ
ー、ポリ-β-アラニンパウダー、ポリエチレンパウダ
ー、テフロン(登録商標)、ラウロイルリシン、デンプ
ン、窒化ホウ素、オキシ塩化ビスマス、テトラフルオロ
エチレンポリマーパウダー、メタクリル酸ポリメチルパ
ウダー、ポリウレタンパウダー、ポリスチレンパウダ
ー、ポリエステルパウダー、Expancel (Nobel Industri
e)のような合成中空ミクロスフェア、Polytrap (Dow Co
rning)のようなミクロスポンジ及びシリコーン樹脂ミク
ロビーズ(例えばToshiba社製のTospearls)、酸化亜
鉛、酸化チタン、酸化ジルコニウム、若しくは酸化セリ
ウム、沈殿炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸水
素マグネシウム、ハイドロキシアパタイト、中空シリカ
ミクロビーズ(maprecos社製のSilica Beads)、及びガラ
ス若しくはセラミックミクロカプセル;例えばステアリ
ン酸亜鉛、マグネシウム若しくはリチウム、ラウリン酸
亜鉛、若しくはミリスチン酸マグネシウムといった、8
から22の炭素原子、好ましくは12から18の炭素原
子を含む有機カルボン酸から得られる金属石鹸が挙げら
れる。
【0114】用語、「真珠光沢剤」は、光を反射する虹
色粒子を意味するように解されるべきである。
【0115】真珠光沢剤は、0.05から80重量%の
範囲の含有量、好ましくは2から50重量%の範囲の含
有量で、組成物中に存在しても良い。考慮される真珠光
沢剤の中では、天然真珠層、酸化チタン、酸化鉄、天然
顔料若しくはオキシ塩化ビスマスで被覆されたマイカ、
並びに着色チタンマイカが挙げられる。
【0116】本発明に従った組成物はまた、フレークを
含んでもよい。
【0117】粉体相は好ましくは、組成物の全重量に対
して少なくとも50重量%、より好ましくは少なくとも
70重量%で存在する。より好ましくは、粉体相は、組
成物の全重量に対して77から99.9重量%の範囲の
含有量で存在する。
【0118】本発明の組成物はまた、考慮される分野で
通常使用されるいずれかの添加剤、抗酸化剤、精油、臓
腑剤、中和剤、W/O若しくはO/W界面活性剤、ビタ
ミン、若しくは抗シワ活性剤を含んでもよい。
【0119】言うまでもなく、本発明に従った組成物の
有利な特性が、考慮される添加剤によって負に影響され
ない、若しくは実質的に負に影響されないように、好も
しくはこれらの任意の添加化合物、及び/またはその量
を選択するのに注意を払うであろう。
【0120】本発明に従った組成物は、例えばコンパク
ト、フリー、圧縮若しくはキャストパウダーといったパ
ウダーの形態で存在しても良い、フリーパウダーの場
合、例えばバインダーは、組成物の全重量に対して15
重量%まで、好ましくは組成物の全重量に対して1から
5重量%を占めても良い。コンパクトパウダーについて
は、バインダー含有量は、組成物の全重量に対して1か
ら30重量%、好ましくは5から20重量%を占めても
良い。
【0121】本発明に従った組成物は、化粧品パウダー
を調製するための周知の方法によって調製されても良
い。
【0122】本発明に従った組成物を調整するための一
つの好ましい方法は、以下の工程を含む: a)粉体化合物を共に混合すること、 b)a)で得られた混合物を均一な粒子に粉砕するこ
と、 c)バインダーを加え、均一な組成物が得られるまで混
合すること。
【0123】工程a)の混合は、例えば"Baker-Perkin
s"機械のようなターボミキサーを使用して実施されても
良い。工程b)の粉砕は、有歯ロールクラッシャー若し
くは柄a-ジェットミルを使用して実施されても良い。バ
インダーの添加は、好ましくは35℃で一定に維持した
温度を有するミキサー中で攪拌しながら滴定して好まし
くは実施される。
【0124】本発明は、以下の実施例においてより詳細
に説明される。
【0125】以下の実施例において、量は組成物の全重
量に対する重量パーセンテージとして与えられる。
【0126】
【実施例】実施例1 本出願人は、パウダーの形態で以下の組成物を調製した
(量は組成物の全重量に対する重量パーセンテージとし
て与えられる): A相: − タルク X% − 酸化鉄 2.74% − ナイロンパウダー 10% − 酸化チタン 1% − 防腐剤 0.2% B相: − バインダー(立方ゲル粒子の分散液) Y% 量:
【表1】
【0127】バインダー(立方ゲル粒子の分散液)の組
成は、以下の通りである(量は組成物の全重量に対する
重量パーセンテージとして与えられる): − ミリスチン酸イソプロピル 1.64% − ヒマシ油 2.46% − 流動ワセリン 12.36% − 流動ラノリン 1.26% − 水 70.95% − イミダゾリニル尿素 0.3% − グリセリン 5% − N-ステアロイル-L-グルタミン酸の 一ナトリウム塩 0.03% − フィタントリオール 2.97% − ワセリン 2.28% − クロルフェネシン 0.25% − オキシエチレン化パルミチン酸ソルビタン (40EO) 0.5%
【0128】このバインダーを、以下の方法で調整す
る:立方ゲル粒子の水性分散液を、2.97gのフィタ
ントリオール及び0.03gのN-ステアロイル-L-グル
タミン酸の一ナトリウム塩及び1.28gの水と共に混
合することによって得て、それに対して0.5gのオキ
シエチレン化ソルビタンモノパルミテートと5gのグリ
セリンを含む75.17gの水溶液を加える。次いで混
合物をより分散し、その後にそれを35000rpmで
5分間"Virtis"(登録商標)ホモゲナイザーを使用して
室温でホモゲナイズし、この攪拌を4回繰り返す。
【0129】次いで、防腐剤(クロルフェネシン及びイ
ミダゾリニル尿素)と脂肪物質(ミリスチン酸イソプロ
ピル、ヒマシ油、流動ワセリン、流動ラノリン、及びワ
セリン)を、得られた立方ゲル粒子の水性分散液に加え
る。35000rpmで5分間Virtis(登録商標)ホモ
ゲナイザーを使用して室温で攪拌した後、この攪拌を5
回繰り返し、安定で均一な分散液を得る。
【0130】組成物1から3のそれぞれについて、A相
の化合物の混合物を、初めにターボミキサーで調製した
("Baker-Perkins"ターボミキサーのような)。次いでこ
の混合物を有歯ロールクラッシャー若しくはエアージェ
ットミルを使用して粉砕する。最後にバインダー(B
相)を、ターボミキサー(Baker-Perkinsターボミキサー
のような)で攪拌しながらA相に滴定して加え、その温
度を35℃に維持する。二つの相を、均一な製品が得ら
れるまで共に混合する。粉体化合物の良好な接着を有す
るパウダーが得られる。
【0131】これらのパウダーは、皮膚に適用された際
に新鮮な感覚を与える。
【0132】実施例2 本出願人は、パウダーの形態で以下の組成物を調製した
(量は組成物の全重量に対する重量パーセンテージとし
て与えられる): A相: − タルク X% − 酸化鉄 2.74% − ナイロンパウダー 10% − 酸化チタン 1% − 防腐剤 0.2% B相: − バインダー(ラメラ液晶コーティングを 有する、油性コアのベシクルの分散液) Y% 量:
【表2】
【0133】バインダー(ラメラ液晶コーティングを有
する、油性コアのベシクルの分散液)の組成は、以下の
通りである(量は組成物の全重量に対する重量パーセン
テージとして与えられる): 1相 − ジステアリン酸ポリグリセリル 2% − モノステアリン酸ポリエチレングリコール 1.35% − ステアリン酸 1% − ワセリン 25.62% − ヒマシ油 4.305% − ミリスチン酸イソプロピル 2.87% − ラノリン 2.205% 2相 − 水 53.9% − トリエタノールアミン 0.25% − グリセリン 5% − 2-フェノキシエタノール 1% − クロルフェネシン 0.25% − フェニルエチルアルコール 0.25%
【0134】バインダーの調製:1相と2相を70℃の
温度で別個に調製する。2相を激しく攪拌しながら(ロ
ーター−ステイター)1相内に迅速に加える。攪拌と温
度を10分間維持する。次いでこのエマルションを、5
00バールで高圧ホモゲナイザーで処理し、連続して3
回実施し、次いで室温に冷却する。えっらえたぶんさん
ぶつは液体で乳化されており、500nm未満、約22
0nmの粒径を有する。
【0135】組成物4から6のそれぞれについて、A相
の化合物の混合物を、初めにターボミキサーで調製した
("Baker-Perkins"ターボミキサーのような)。次いでこ
の混合物を有歯ロールクラッシャー若しくはエアージェ
ットミルを使用して粉砕する。最後にバインダー(B
相)を、ターボミキサー(Baker-Perkinsターボミキサー
のような)で攪拌しながらA相に滴定して加え、その温
度を35℃に維持する。二つの相を、均一な製品が得ら
れるまで共に混合する。粉体化合物の良好な接着を有す
るパウダーが得られる。
【0136】これらのパウダーは、皮膚に適用した際に
新鮮な感覚を与える。
【0137】実施例3:比較例 本出願人は、従来技術に従ってパウダー形態の以下の組
成物を調製した: A相: − タルク 73.8% − 黄色酸化鉄 1.6% − 赤色酸化鉄 1.7% − 黒色酸化鉄 0.5% − ナイロンパウダー 10% − 酸化ナノチタン 3% − メチルシルセキオキサン樹脂 5.0% − p-ヒドロキシ安息香酸メチル 0.3% − 水和炭酸マグネシウム 0.2% − 香料 0.2% B相:バインダー − ポリメチルセチルジメチルシロキサン 0.45% − トリメチルシロキシシリケート樹脂と ポリジメチルシロキサンの混合物 0.73% − ポリジメチルシロキサン 2.52% かくして組成物7は、シリコーン化合物に基づく従来の
バインダーを含み、水性相を含まない。
【0138】出願人はまた、本発明に従った以下の組成
物8を調製した: A相: − タルク 73.8% − 黄色酸化鉄 1.6% − 赤色酸化鉄 1.7% − 黒色酸化鉄 0.5% − ナイロンパウダー 10% − 酸化ナノチタン 3% − メチルシルセキオキサン樹脂 5.0% − p-ヒドロキシ安息香酸メチル 0.3% − 水和炭酸マグネシウム 0.2% − 香料 0.2% B相: − バインダー(ラメラ液晶緒コーティングを 有するベシクルの分散液) 3.7%
【0139】組成物8中のバインダーの組成は、上述の
実施例2のものと一致する。
【0140】組成物7と8を、従来の方法に従って調製
した。A相の化合物を、バンドミキサー中で共に混合す
る。バインダー(B相)を滴定して加える。A及びB相
を、均一な製品が得られるまで共に混合する。次いでこ
の製品をエアージェットミルを使用して粉砕する。得ら
れたパウダーをふるい分けて圧縮する。
【0141】発色パラメーターを、Minolta CR-300 Chr
omameter光度計を使用して圧縮パウダーについて測定し
た(技術パラメーター:測定位置:d/0°、測定領域
のサイズ:8mm、ソース:キセノンアークランプ、光
源D65)。
【0142】結果を(L、a、b)システムで表し、L
は光源を表し、aは赤−緑軸を表し(−a=緑、+a=
赤)、bは黄−青軸を表す(−b=青、+b=黄)。そ
れらはまた(C、h)システムで表され、後者はデカル
ト座標(a、b)の極座標を表す。かくしてCは半径で
あり、以下の等式によって定義される:
【数1】 かくしてCは、色の「飽和」、即ち明るさを表し、hは
色の「陰影角度」を表す。
【0143】
【表3】
【0144】組成物7及び8は、実質的に同じ陰影角度
hを有する。これは、糸の陰影が一つの組成物から別の
組成物へ変化していないことを意味する。これに対し
て、バインダーがラメラ相を含む油性相コアを有するベ
シクルで安定化されたO/Wエマルションであり、本発
明に従ったものである組成物8について、無水物である
バインダーを有する組成物7と比較した場合、発色パラ
メーターa、b及びcの顕著な増大が観察される。これ
は、色の飽和、即ち明るさが、シリコーン化合物の混合
物のような無水物バインダーを含む組成物より、本発明
に従った水性連続相を有するバインダーを含む組成物に
ついて、顕著に大きいことを示す。
【0145】かくして本発明によって、従来技術の組成
物より少ない量の顔料を含むと同時に、同じ着色の強度
を得ることが可能な組成物を調製することができる。同
時に、従来技術の組成物と同量の顔料を使用することに
よって、本発明に従ったバインダーの使用は、より明る
く、より強烈で、より発色する色を有する組成物を得る
ことを可能にする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン−ティエリ・シモネ フランス・75011・パリ・リュ・レオン・ フロ・24 Fターム(参考) 4C083 AA081 AA121 AA122 AB131 AB151 AB171 AB211 AB221 AB231 AB232 AB241 AB242 AB281 AB312 AB321 AB371 AB431 AB432 AC012 AC111 AC112 AC122 AC131 AC171 AC172 AC181 AC231 AC241 AC242 AC342 AC351 AC352 AC391 AC392 AC442 AC521 AC542 AC581 AC582 AC641 AC661 AC682 AC691 AC711 AC781 AC791 AC812 AC901 AC931 AD021 AD071 AD072 AD091 AD111 AD151 AD152 AD162 AD171 AD201 AD241 AD331 AD411 AD441 AD471 AD491 AD512 AD571 AD621 AD641 AD661 BB02 BB03 BB21 BB23 BB25 CC11 CC14 DD17 DD33 EE06

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バインダーが水性連続相を含む組成物で
    あることを特徴とする、粉体相とバインダーを含むパウ
    ダー形態のメイクアップ及び/または化粧ケア組成物。
  2. 【請求項2】 バインダーが、組成物の全重量に対して
    0.1〜23重量%で存在する、請求項1記載の組成
    物。
  3. 【請求項3】 バインダーが、一つ以上の有機システム
    で安定化されたO/Wエマルションである、請求項1ま
    たは2記載の組成物。
  4. 【請求項4】 有機システムが、離液液晶から選択され
    る、請求項3記載の組成物。
  5. 【請求項5】 離液液晶が、立方液晶及びラメラ液晶、
    並びにそれらの混合物から選択される、請求項4記載の
    組成物。
  6. 【請求項6】 有機システムが、ゲルを形成する立方液
    晶を含む、請求項5記載の組成物。
  7. 【請求項7】 バインダーが、水性連続相を含む、以下
    のもの: (a)バインダーの全重量に対して0.1から15重量
    %の3,7,11,15-テトラメチル-1,2,3-ヘキサデカントリ
    オール若しくはフィタントリオール、及び (b)バインダーの全重量に対して0.1から3重量%
    の分散及び安定化剤で、直鎖状若しくは分枝状の、8か
    ら22の炭素原子を有する飽和若しくは不飽和脂肪鎖を
    含む、室温で水溶性である界面活性剤から選択される分
    散及び安定化剤、を含むフィタントリオールベースの立
    方ゲル粒子の分散液の形態を有する、請求項6記載の組
    成物。
  8. 【請求項8】 バインダーが、以下のもの: (α)60から98重量%の水性相、及び (β)2から40重量%の油性相 を含む分散液の形態の組成物であり、上記油性相は、上
    記水性相中に分散し、立方ゲル粒子の補助の下で安定化
    されており、上記粒子が、少なくとも以下のもの: (i)組成物の全重量に対して0.1から15重量%
    の、3,7,11,15-テトラメチル-1,2,3-ヘキサデカントリ
    オール若しくはフィタントリオール、N-メチルグルカミ
    ンのN-2-アルコキシカルボニル誘導体、及び不飽和脂肪
    酸モノグリセリド、並びに (ii)組成物の全重量に対して0.05から3重量%
    の、直鎖状若しくは分枝状の、8から22の炭素原子を
    有する飽和若しくは不飽和脂肪鎖を含む、室温で水溶性
    である界面活性剤から選択される分散及び安定化剤、か
    ら形成される、請求項6または7記載の組成物。
  9. 【請求項9】 油性相の重量に対する化合物(i)の相
    対的重量比が、0.02/1から1/1の間、好ましく
    は0.05/1から0.5/1の間である、請求項8記
    載の組成物。
  10. 【請求項10】 上記分散及び安定化剤の重量に対する
    化合物(i)の相対的重量比が、2から200の間、好
    ましくは50以下である、請求項8記載の組成物。
  11. 【請求項11】 分散及び安定化剤が、ポリオールのア
    ルキル若しくはアルケニルエーテル若しくはエステル、
    N-アシル化アミノ酸及びその誘導体、並びにアルキル若
    しくはアルケニル基でN-アシル化されたペプチド及びそ
    の塩、硫酸のアルキル若しくはアルケニルエーテル若し
    くはエステル、及びその誘導体及びその塩、ポリオキシ
    エチレン化脂肪アルキル若しくはアルケニルエーテル若
    しくはエステル、ポリオキシエチレン化アルキル若しく
    はアルケニルカルボン酸及びその塩、N-アルキル若しく
    はN-アルケニルベタイン、アルキルトリメチルアンモニ
    ウム若しくはアルケニルトリメチルアンモニウム及びそ
    の塩、並びにそれらの混合物から選択される、請求項7
    から10のいずれか一項記載の組成物。
  12. 【請求項12】 立方ゲル粒子がまた、0.0005か
    ら5重量%、好ましくは0.001から2重量%の水不
    溶性イオン性両親媒性脂質を含む、請求項7から11の
    いずれか一項記載の組成物。
  13. 【請求項13】 粒子が、親水性活性物質若しくは親油
    性活性物質を含む、請求項7から12のいずれか一項記
    載の組成物。
  14. 【請求項14】 離液液晶がラメラ液晶である、請求項
    5記載の組成物。
  15. 【請求項15】 バインダーが、ラメラ液晶コーティン
    グを備えたベシクルの分散液である、請求項14記載の
    組成物。
  16. 【請求項16】 ベシクルが油性コアを有する、請求項
    15記載の組成物。
  17. 【請求項17】 ラメラ液晶コーティングを備えた、油
    性コアを含むベシクルの分散液が、ラメラ液晶コーティ
    ングをそれぞれ備えた油性小球から形成され、水性相中
    に分散された水中油型のエマルションであり、各油性小
    球は、少なくとも一つの親油性界面活性剤、少なくとも
    一つの親水性界面活性剤、及び5.5から7.5の範囲
    のpHをエマルションに与えるi)脂肪酸とii)イオ
    ン性両親媒性脂質から選択される化合物から得られる、
    モノラメラ層若しくはオリゴラメラ層で個々に被覆され
    る、請求項16記載の組成物。
  18. 【請求項18】 親油性界面活性剤及び親水性界面活性
    剤がそれぞれ、約12より多い炭素原子を含む少なくと
    も一つの飽和脂肪鎖を含む、請求項17記載の組成物。
  19. 【請求項19】 脂肪酸が、16から22の炭素原子を
    含む飽和脂肪酸である、請求項17記載の組成物。
  20. 【請求項20】 イオン性両親媒性脂質が、中和アニオ
    ン性脂質、両親媒性脂質、及びアルキルスルホン酸誘導
    体、並びにそれらの混合物から選択される、請求項17
    記載の組成物。
  21. 【請求項21】 ベシクルが水性コアを有する、請求項
    15記載の組成物。
  22. 【請求項22】 ラメラ液晶コーティングを備えた水性
    コアを含むベシクルが、以下の一般式: X−Y [式中、Xは親水性基を表し、Vは親油性基を表す]を有
    する両親媒性脂質から得られる、請求項21記載の組成
    物。
  23. 【請求項23】 ベシクル分散液が、以下のもの: − 非イオン性両親媒性脂質は、1から60のエチレン
    オキシド単位を含むポリエチレングリコール、ソルビタ
    ン、2から60のエチレンオキシド単位を有するソルビ
    タン、2から30のエチレンオキシド単位を有するグリ
    セリン、2から15のグリセリン単位を含むポリグリセ
    リン、2から30のエチレンオキシド単位を有するグル
    コースによって形成される群から選択される少なくとも
    一つのポリオールと、直鎖状若しくは分枝状の、飽和若
    しくは不飽和C5−C17アルキル鎖を含む少なくとも一
    つの脂肪酸とのエステルで、ポリオール基当たりのアル
    キル鎖の数が1から10の間であるエステルの混合物よ
    りなる;及び − イオン性両親媒性脂質は、分散液に5.5から7.
    5の間のpHを与えるものによって形成される群から選
    択される; − 脂質相中の非イオン性両親媒性脂質の量とイオン性
    両親媒性脂質の量の間の重量比は、50/1から50/
    25の間であり、分散液の脂質相と水性相の間の重量比
    は、1/1000から300/1000の間である、の
    ような、水性相をカプセル化した脂質相膜、非イオン性
    両親媒性脂質を含む脂質相、及び少なくとも一つのイオ
    ン性両親媒性脂質より成る、請求項22記載の組成物。
  24. 【請求項24】 非イオン性両親媒性脂質と組み合わせ
    たイオン性両親媒性脂質が、以下のもの: − リン酸ジセチル及びリン酸ジミリスチルのアルカリ
    金属塩; − 硫酸コレステリルのアルカリ金属塩; − リン酸コレステリルのアルカリ金属塩; − 例えばAjinomoto社によりAcylglutamate HS21の名
    称で販売されているN-ステアロイル-L-グルタミン酸の
    二ナトリウム塩といった、アシルグルタミン酸一ナトリ
    ウム及び二ナトリウムのような、リポアミノ酸及びその
    塩; − ホスファチジン酸のナトリウム塩; − ホスホリピド; − 特に以下の式のアルキルスルホン酸誘導体: 【化1】 [式中、RはC16−C22アルキル基、特に混合物若しく
    は別個にC1633及びC1 837を表し、Mはナトリウム
    のようなアルカリ金属若しくはアルカリ土類金属であ
    る]; − それらの混合物;から選択される、請求項23記載
    の組成物。
  25. 【請求項25】 脂質相が、以下のもの: − ステロール、特にフィトステロール及びコレステロ
    ール、 − C14からC30のアルコール及びジオール、 − C14からC30のアミンおよびその第四級アンモニウ
    ム誘導体、 − それらの混合物、から選択される添加剤を含む、請
    求項22から24のいずれか一項記載の組成物。
  26. 【請求項26】 バインダーが、50mN/m以上の表
    面張度を有する界面活性剤を含むO/Wエマルションで
    ある、請求項1記載の組成物。
  27. 【請求項27】 ミンク油、タートル油、ダイズ油、グ
    レープピップ油、ゴマ油、コーン油、レイプシード油、
    ヒマワリ油、綿実油、アボガド油、オリーブ油、ヒマシ
    油、ホホバ油、若しくは落花生油;流動パラフィン、ス
    クアラン若しくはワセリンのような炭化水素油;ミリス
    チン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステ
    アリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、イソノナン酸イ
    ソノニル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、ラウリン酸
    2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-オクチルデシル、ミ
    リスチン酸若しくは乳酸2-オクチルドデシル、コハク酸
    2-ジエチルヘキシル、リンゴ酸ジイソステアリル、トリ
    イソステアリン酸グリセリル、若しくはトリイソステア
    リン酸ジグリセリルのような脂肪エステル;パーフルオ
    ロ油;ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベ
    ヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、若しく
    はイソステアリン酸のような脂肪酸;セタノール、ステ
    アリルアルコール、若しくはオレイルアルコールのよう
    な高級脂肪アルコール;例えばポリジメチルシロキサ
    ン、ポリアルキルメチルシロキサン、特にポリ(C1
    20)アルキルシロキサン、例えばフェニルシリコーン
    油若しくはセチルジメチコーン(CTFA名)、ジメチルシロ
    キサン/メチルアルキルシロキサンのようなシクロコポ
    リマー、オルガノ変性ポリジメチルシロキサン、例えば
    オキシエチレン化オキシプロピレン化ポリジメチルジシ
    ロキサンのようなシリコーン油;並びにそれらの混合物
    を含む、請求項1から26のいずれか一項記載の組成
    物。
  28. 【請求項28】 イソパラフィン及び特にイソドデカン
    のような炭化水素ベースの油、3から8、好ましくは4
    から6のケイ素原子を含む環状揮発性シリコーン、例え
    ばシクロテトラジメチルシロキサン、シクロペンタジメ
    チルシロキサン若しくはシクロヘキサジメチルシロキサ
    ン、並びに2から9のケイ素原子を含む直鎖状揮発性シ
    リコーン、例えばヘキサエチルジシロキサン、ヘキシル
    ヘプタメチルトリシロキサン、及びオクチルヘプタメチ
    ルトリシロキサン、並びにそれらの混合物から選択され
    る揮発性化合物を含む、請求項1から27のいずれか一
    項記載の組成物。
  29. 【請求項29】 以下のもの: − タンパク質及び酵素、ラクトペルオキシダーゼ及び
    ラクトフェリン、ペプチド及びその誘導体、金属イオン
    封鎖剤、フラボノイド、クロロフィリン、エトキシキ
    ン、グアノシン、トコフェロール及びその誘導体、パル
    ミチン酸アスコルビル、β-カロチン、ビタミンE及び
    その誘導体、ビタミンC及びその誘導体、並びにビタミ
    ンA及びその誘導体のような、抗酸化剤若しくはフリー
    ラジカルスカベンジャー、 − ヒアルロン酸及びそのナトリウム塩、β-グリセロ
    ホスフェート、グリセリン、ソルビトール、若しくはパ
    ンテノールの様な保湿剤若しくは湿潤剤、 − UVスクリーニング剤、 − タンパク質分解酵素、サリチル酸及び5-n-ドデカノ
    イルサリチル酸のようなその誘導体、並びにレチノイン
    酸及びその誘導体のようなケラチン分解剤、 − カフェイン、並びにグルコースチロシネート及びN-
    L-マリルチロシンの二ナトリウム塩のようなチロシン誘
    導体といったタンニングアクセレーター、 − コウジ酸、グリコール酸、ビタミンC及び特にマグ
    ネシウムアスコルビルホスフェート、アルブチン及びそ
    の誘導体のような脱色素剤、 − 例えばクロロフィリン及びβ-カロチンといった植
    物から抽出された色素、若しくは例えばコチニールカー
    マイン及びカラメルといった動物から抽出される色素の
    ような天然着色料、 − ジヒドロキシアセトン及びインドールのような自己
    タンニング剤、 − γ−オリザノール、ゲニンとアジア酸を含むCentel
    la asiaticaの抽出物、カフェイン、及びテオフィリン
    のようなリポ調節剤、 − 例えばグリコール酸のようなヒドロキシ酸、n-オク
    タノイルサリチル酸、レチノール及び酢酸、パルミチン
    酸若しくはプロピオン酸レチニルのようなその誘導体、
    レチノイドといった、抗老化剤及び抗シワ剤、 − 18-β-グリチルリチン酸、及び特にそのアンモニウ
    ム塩のような塩、α-ビサボロール、コルチコイド、Cen
    tella asiatica及びアロエベラの抽出物といった、抗炎
    症剤及び瘢痕形成剤、 − 塩化ベンザルコニウム、クロルヘキシジン、ヘキセ
    チジン、及びヘキサミジンのような抗細菌剤及び抗真菌
    剤、 − ジエチルトルアミド及びジメチルトルアミドのよう
    な防虫剤、 − ヘキサクロロフェン、及びトリクロザンのような脱
    臭剤、 − オクトピロックス、及びピリジンチオン誘導体のよ
    うな抗ふけ剤、 − メチルニコチネート、若しくはヘキシルニコチネー
    ト、及びミノキシジルのような抗脱毛剤、 − 酸化ベース及び酸化カップラー、直接染料及び自己
    酸化染料のような毛髪染料、 − チオグリコール酸、システイン、システアミン、N-
    アセチルシステイン、N−アセチルシステアミン、及び
    チオグリコール酸グリセリルのような、パーマネントウ
    エーブ還元剤、 − カチオン性ポリマー及びカチオンのような皮膚及び
    毛髪コンディショナー、から選択される添加剤を含む、
    請求項1から28のいずれか一項記載の組成物。
  30. 【請求項30】 粉体相が、顔料及び/または真珠光沢
    剤及び/またはフィラー及び/またはフレーク、及び/
    またはそれらの混合物を含む、請求項1から29のいず
    れか一項記載の組成物。
  31. 【請求項31】 顔料が、二酸化チタン、二酸化ジルコ
    ニウム、二酸化セリウム、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化クロ
    ム、ナノチタン、ナノ亜鉛、フェリックブルー、カーボ
    ンブラック、及びカルシウム、バリウム、アルミニウ
    ム、若しくはジルコニウム塩のようなレーキ、ハロ酸性
    染料、アゾ染料若しくはアントラキノン染料のような酸
    性染料、ポリジメチルシロキサンのようなシリコーン化
    合物及び/または特にポリエチレンといったポリマーで
    被覆された顔料から選択される、請求項30記載の組成
    物。
  32. 【請求項32】 顔料が、組成物の全重量に対して0.
    05から80重量%の範囲の含有量、好ましくは0.5
    から50重量%の範囲の含有量で存在する、請求項30
    または31記載の組成物。
  33. 【請求項33】 フィラーが、タルク、マイカ、シリ
    カ、カオリン、ナイロンパウダー、ポリ-β-アラニンパ
    ウダー、ポリエチレンパウダー、テフロン(登録商
    標)、ラウロイルリシン、デンプン、窒化ホウ素、オキ
    シ塩化ビスマス、テトラフルオロエチレンポリマーパウ
    ダー、メタクリル酸ポリメチルパウダー、ポリウレタン
    パウダー、ポリスチレンパウダー、ポリエステルパウダ
    ー、合成中空ミクロスフェア、ミクロスポンジ及びシリ
    コーン樹脂ミクロビーズ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化
    ジルコニウム、酸化セリウム、沈殿炭酸カルシウム、炭
    酸マグネシウム、炭酸水素マグネシウム、ハイドロキシ
    アパタイト、中空シリカミクロビーズ、ガラス若しくは
    セラミックミクロカプセル、並びに8から22の炭素原
    子、好ましくは12から18の炭素原子を含む有機カル
    ボン酸から得られる金属石鹸から選択される、請求項3
    0から32のいずれか一項記載の組成物。
  34. 【請求項34】 フィラーが、組成物の全重量に対し
    て、0.1から99.9重量%の範囲の含有量、好まし
    くは70から99.9重量%の含有量で存在する、請求
    項30から33のいずれか一項記載の組成物。
  35. 【請求項35】 粉体相が真珠光沢剤を含む、請求項3
    0から34のいずれか一項記載の組成物。
  36. 【請求項36】 真珠光沢剤が、組成物の全重量に対し
    て、0.05から80重量%の範囲の含有量、好ましく
    は2から50重量%の範囲の含有量で存在する、請求項
    35記載の組成物。
  37. 【請求項37】 粉体相がフレークを含む、請求項30
    から36のいずれか一項記載の組成物。
  38. 【請求項38】 粉体相が、組成物の全重量に対して、
    少なくとも50重量%、より好ましくは少なくとも70
    重量%で存在する、請求項1から37のいずれか一項記
    載の組成物。
  39. 【請求項39】 アイシャドウ、ブラッシャー、フェイ
    スパウダー、ボディーパウダー、コンシーラー製品、及
    び身体のメイクアップ製品形態で存在する、請求項1か
    ら38のいずれか一項記載の組成物。
  40. 【請求項40】 ケラチン物質に請求項1から39のい
    ずれか一項記載の組成物を適用することを含む、特に皮
    膚及び身体といったヒトのケラチン繊維をメイクアップ
    若しくはケアするための化粧方法。
  41. 【請求項41】 上記組成物によって与えられるケラチ
    ン繊維に対する保湿の改善のための、パウダー中のメイ
    クアップ及び化粧ケア組成物における、水性連続相を含
    む少なくとも一つの組成物の使用。
  42. 【請求項42】 上記組成物中の発色の形成を改善する
    ための、パウダー形態中のメイクアップ及び/または化
    粧ケア組成物における、水性連続相を含む少なくとも一
    つの組成物の使用。
  43. 【請求項43】 以下の工程: a)粉体化合物を共に混合すること、 b)a)で得られた混合物を均一な粒子に粉砕するこ
    と、 c)バインダーを加え、均一な組成物が得られるまで混
    合すること、を含む、請求項1から39のいずれか一項
    記載の組成物を調製する方法。
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