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JP2001356767A - 同期再生装置、同期再生方法および同期再生用プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

同期再生装置、同期再生方法および同期再生用プログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number
JP2001356767A
JP2001356767A JP2000181449A JP2000181449A JP2001356767A JP 2001356767 A JP2001356767 A JP 2001356767A JP 2000181449 A JP2000181449 A JP 2000181449A JP 2000181449 A JP2000181449 A JP 2000181449A JP 2001356767 A JP2001356767 A JP 2001356767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reproduction
information
reproducing
clock signal
synchronous
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000181449A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Miyaki
強 宮木
Satoshi Sekine
聡 関根
Takahiro Ohara
高広 大原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2000181449A priority Critical patent/JP2001356767A/ja
Priority to EP01113808A priority patent/EP1172798A3/en
Priority to US09/881,148 priority patent/US7512319B2/en
Publication of JP2001356767A publication Critical patent/JP2001356767A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/0033Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments
    • G10H1/0041Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments in coded form
    • G10H1/0058Transmission between separate instruments or between individual components of a musical system
    • G10H1/0066Transmission between separate instruments or between individual components of a musical system using a MIDI interface
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2240/00Data organisation or data communication aspects, specifically adapted for electrophonic musical tools or instruments
    • G10H2240/325Synchronizing two or more audio tracks or files according to musical features or musical timings

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロック信号に同期して各種メディアの情報
を再生する。 【解決手段】 外部クロック手段2からのクロック信号
は受信手段11で受信され、その受信時間間隔が同期手
段13に供給される。同期手段13は、前記クロック信
号の受信時間間隔に同期するように、記憶手段16に記
憶されている再生情報の再生位置の更新量を生成し、再
生位置生成手段14に供給する。再生位置生成手段14
は前記更新量に基づいて記憶手段16に記憶されている
再生情報の再生位置を生成し、再生手段15は該再生位
置に基づいて再生情報を記憶手段16から読み出し、出
力手段17に出力する。再生情報を読みだしてから前記
出力手段17に実際に出力されるまでの時間を再生位置
補正手段18で計測し、前記再生位置をこの時間分だけ
後方にずらして、処理遅延の影響を排除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、演奏情報、ポリゴ
ンCGアニメーションデータ、ムービー、楽音波形サン
プルデータなどの各種のメディアの情報を同期して再生
する同期再生装置、同期再生方法および同期再生用プロ
グラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】楽音、画像、音声など異なる種類の複数
のメディアの情報を同期して再生することが知られてい
る。例えば、MIDIなどの演奏情報の再生に関連づけ
て、CG(コンピュータグラフィック)画像やムービー
画像などの画像情報や、音声や楽音波形情報などの各種
のメディアの情報を再生することが行われている。しか
しながら、このような従来の演奏情報とその他のメディ
アの情報とを関連づけて再生する装置においては、演奏
情報のテンポが途中で変更されたりした場合に、演奏情
報と画像情報などの同期が崩れてしまうという問題があ
った。
【0003】そこで、このような不都合をなくすため
に、自動演奏される楽曲のテンポが曲の途中で変化して
も映像を同期して再生することができる同期再生方法が
提案されている(特開平10−333673号公報)。
この方法は、楽曲位置とテンポ情報とこれらを更新した
時刻とを対応付けて記憶する同期情報テーブルを用意
し、このテーブルを参照することにより曲のテンポ変化
に同期した映像の再生を行うものである。これにより、
楽曲のテンポが曲の途中で変化しても、同期が崩れるこ
となく映像を再生することが可能となる。しかしなが
ら、この方法では、前記同期情報テーブルを用意し、逐
次このテーブルを再構築しなければならず、同期処理お
よび再生コンテンツの作成が面倒であった。
【0004】また、従来の音楽情報と画像情報などを関
連づけて再生する装置は、1つの装置で音楽情報と画像
情報とを再生するものであり、ネットワークなどを介し
て接続された複数の装置を用いて音楽情報とそれに関連
した情報を再生するものではなかった。さらに、上記音
楽情報や画像情報などを再生するにあたって、再生処理
を開始してからもしくは各情報の読出しを指示してから
実際に出力されるまでの時間差に対する配慮がなされて
いなかったため、所望のタイミングで情報が再生される
保証がなかった。さらにまた、画像情報だけではなく、
WAVEデータなどの楽音あるいは音声波形サンプルデ
ータなどの異なる種類の複数のメディアの情報を再生す
ることが求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、少な
い処理負担で、関連した各種メディアの情報を同期して
再生することができる同期再生装置、同期再生方法およ
び同期再生用プログラムを記録した記録媒体を提供する
ことを目的としている。また、複数の異なるメディアの
情報を同期して再生する場合に、それぞれのメディアに
応じた処理遅延時間の差異を吸収することができ、複数
のメディアの情報を完全に同期して再生することができ
る同期再生装置、同期再生方法および同期再生プログラ
ムを記録した記録媒体を提供することを目的としてい
る。さらに、同期はずれが発生した場合に処理が中断す
ることのない、同期再生装置、同期再生方法および同期
再生プログラムを記録した記録媒体を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の同期再生装置は、クロック信号を受信する
受信手段、再生情報を記憶する記憶手段、前記記憶手段
に記憶された再生情報の再生位置を示す情報を生成する
再生位置生成手段、前記再生位置生成手段により生成さ
れた再生位置に基づいて前記記憶手段から再生情報を読
み出し、再生する再生手段、前記クロック信号の受信時
間間隔に基づいて、前記再生位置生成手段が生成する再
生位置の歩進速度を前記クロック信号の受信タイミング
に同期させる同期手段、および、前記再生手段により再
生した内容を出力する出力手段を有するものである。ま
た、本発明の他の同期再生装置は、クロック信号を受信
する受信手段、再生情報を記憶する記憶手段、前記記憶
手段に記憶された再生情報の再生位置を示す情報を生成
する再生位置生成手段、前記再生位置生成手段により生
成された再生位置に基づいて前記記憶手段から再生情報
を読み出し、再生する再生手段、前記クロック信号の受
信時間間隔に基づいて、前記再生位置生成手段が生成す
る再生位置の歩進速度を前記クロック信号の受信タイミ
ングに同期させる同期手段、前記再生手段により再生し
た内容を出力する出力手段、および、前記再生手段が前
記再生情報の再生処理を開始してからその情報が実際に
前記出力手段から出力されるまでの時間を計測し、該計
測した時間に応じて前記再生位置を補正する再生位置補
正手段を有するものである。
【0007】さらに、ユーザの指示、前記クロック信号
と再生情報の再生との同期外れの検出、あるいは、前記
クロック信号の供給の停止を検出したときに、前記同期
手段の動作を停止して、前記再生位置生成手段において
所定の歩進速度で前記再生位置を生成するようにしたも
のである。さらにまた、外部からの信号に応じて、前記
記憶手段に記憶されている前記再生情報の選択および前
記再生手段による再生処理の制御を行うようにしたもの
である。さらにまた、前記再生情報は、前記クロック信
号間隔に対応してブロック化されているものである。さ
らにまた、本発明のさらに他の同期再生装置は、複数の
再生情報を記憶する記憶手段、前記記憶手段に記憶され
た複数の再生情報それぞれの再生位置を示す情報を生成
する再生位置生成手段、前記再生位置生成手段により生
成された再生位置に基づいて前記記憶手段から複数の再
生情報を読み出し、それぞれ再生する再生手段、前記再
生手段により再生した内容を出力する出力手段、およ
び、前記再生手段が前記再生情報の再生処理を開始して
からその情報が実際に前記出力手段から出力されるまで
の時間を各再生情報について計測し、該計測した時間に
応じて前記再生位置をそれぞれ補正する再生位置補正手
段を有するものである。
【0008】さらにまた、本発明の同期再生方法は、ク
ロック信号に同期して、記憶手段に記憶された1又は複
数の再生情報を再生する同期再生方法であって、前記ク
ロック信号を受信する受信ステップ、前記再生情報の再
生位置を示す情報を生成する生成ステップ、前記生成ス
テップにより生成された再生位置に基づいて前記記憶手
段から前記再生情報を読み出し、再生する再生ステッ
プ、前記クロック信号の受信時間間隔に基づいて、前記
生成ステップにより生成される再生位置の歩進速度を前
記クロック信号の受信タイミングに同期させる同期ステ
ップ、および、前記再生ステップにおいて再生した内容
を出力する出力ステップを有するものである。さらにま
た、本発明の他の同期再生方法は、クロック信号に同期
して、記憶手段に記憶された1又は複数の再生情報を再
生する同期再生方法であって、前記クロック信号を受信
する受信ステップ、前記再生情報の再生位置を示す情報
を生成する生成ステップ、前記生成ステップにより生成
された再生位置に基づいて前記記憶手段から前記再生情
報を読み出し、再生する再生ステップ、前記クロック信
号の受信時間間隔に基づいて、前記生成ステップにより
生成される再生位置の歩進速度を前記クロック信号の受
信タイミングに同期させる同期ステップ、前記再生ステ
ップにおいて再生した内容を出力する出力ステップ、お
よび、前記再生ステップの処理が開始されてからその情
報が実際に出力されるまでの時間を計測し、該計測した
時間に応じて前記再生位置を補正する再生位置補正ステ
ップを有するものである。さらにまた、ユーザの指示、
前記クロック信号と再生情報の再生との同期外れの検
出、あるいは、前記クロック信号の供給の停止を検出し
たときに、前記同期ステップの動作を停止し、前記再生
ステップにおいて所定の歩進速度で前記再生位置を生成
するようにしたものである。さらにまた、本発明のさら
に他の同期再生方法は、記憶手段に記憶された複数の再
生情報を再生する同期再生方法であって、前記記憶手段
に記憶された複数の再生情報それぞれの再生位置を示す
情報を生成する生成ステップ、前記生成ステップにより
生成された再生位置に基づいて前記記憶手段から複数の
再生情報を読み出し、それぞれ再生する再生ステップ、
前記再生ステップにより再生した内容を出力する出力ス
テップ、および、前記再生ステップの処理が開始されて
からその情報が実際に出力されるまでの時間を各再生情
報について計測し、該計測した時間に応じて前記再生位
置をそれぞれ補正する再生位置補正ステップを有するも
のである。
【0009】さらにまた、本発明の同期再生用プログラ
ムを記録した記録媒体は、コンピュータに、クロック信
号に同期して記憶手段に記憶された1又は複数の再生情
報を再生させるためのプログラムを記録した記録媒体で
あって、前記プログラムは、前記クロック信号を受信す
る受信ステップ、前記再生情報の再生位置を示す情報を
生成する生成ステップ、前記生成ステップにより生成さ
れた再生位置に基づいて前記記憶手段から前記再生情報
を読み出し、再生する再生ステップ、前記クロック信号
の受信時間間隔に基づいて、前記生成ステップにより生
成される再生位置の歩進速度を前記クロック信号の受信
タイミングに同期させる同期ステップ、および、前記再
生ステップにおいて再生した内容を出力する出力ステッ
プを有するものである。さらにまた、本発明の他の同期
再生用プログラムを記録した記録媒体は、コンピュータ
に、クロック信号に同期して記憶手段に記憶された1又
は複数の再生情報を再生させるためのプログラムを記録
した記録媒体であって、前記プログラムは、前記クロッ
ク信号を受信する受信ステップ、前記再生情報の再生位
置を示す情報を生成する生成ステップ、前記生成ステッ
プにより生成された再生位置に基づいて前記記憶手段か
ら前記再生情報を読み出し、再生する再生ステップ、前
記クロック信号の受信時間間隔に基づいて、前記生成ス
テップにより生成される再生位置の歩進速度を前記クロ
ック信号の受信タイミングに同期させる同期ステップ、
前記再生ステップにおいて再生した内容を出力する出力
ステップ、および、前記再生ステップの処理が開始され
てからその情報が実際に出力されるまでの時間を計測
し、該計測した時間に応じて前記再生位置を補正する再
生位置補正ステップを有するものである。さらにまた、
前記プログラムは、ユーザの指示、前記クロック信号と
再生情報の再生との同期外れの検出、あるいは、前記ク
ロック信号の供給の停止を検出したときに、前記同期ス
テップの動作を停止し、前記再生ステップにおいて所定
の歩進速度で前記再生位置を生成させるようにするステ
ップを含むものである。さらにまた、本発明のさらに他
の同期再生用プログラムを記録した記録媒体は、コンピ
ュータに記憶手段に記憶された複数の再生情報を再生さ
せるためのプログラムを記録した記録媒体であって、前
記プログラムは、前記複数の再生情報それぞれの再生位
置を示す情報を生成する生成ステップ、前記生成ステッ
プにより生成された再生位置に基づいて前記記憶手段か
ら複数の再生情報を読み出し、それぞれ再生する再生ス
テップ、前記再生ステップにより再生した内容を出力す
る出力ステップ、および、前記再生ステップの処理が開
始されてからその情報が実際に出力されるまでの時間を
各再生情報について計測し、該計測した時間に応じて前
記各再生位置をそれぞれ補正する再生位置補正ステップ
を有するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の同期再生方法が
適用された同期再生装置の構成を示す機能ブロック図で
ある。この図において、破線で囲まれた部分1は関連す
る再生情報の再生を行う同期再生装置、2はこの同期再
生装置1に前記再生情報の再生を同期させるためのクロ
ック信号を供給する外部クロック手段である。楽曲の演
奏に同期してそれに関連した情報、例えば、静止画や動
画などの画像情報、その楽曲の演奏の様子を示すCGア
ニメーション画像情報、楽音波形情報、音声情報などの
再生情報を再生する場合であれば、前記外部クロック手
段2から前記楽曲の演奏テンポなどに対応した周期のク
ロック信号が供給され、前記同期再生装置1はこのクロ
ック信号に同期させて前述した各種のメディアの再生情
報を再生出力する。ここで、前記楽曲の演奏テンポの設
定が変更されることなどにより前記外部クロック手段2
から供給されるクロック信号の周期が前記再生情報の再
生中に変更された場合であっても、前記同期再生装置1
においてそのクロック信号の周期の変更に追従して同期
外れをおこすことなく前記再生情報を再生出力すること
ができる。
【0011】前記外部クロック手段2から供給する楽曲
の演奏情報に基づくクロック信号として、例えば、MI
DIメッセージのタイミングクロック(F8)を使用す
ることができる。また、その場合には、前記外部クロッ
ク手段2として、例えば、シーケンサやクロックマスタ
などの外部MIDI機器を使用することができ、前記ク
ロック信号とともにその楽曲の演奏情報(MIDIデー
タ)を前記同期再生装置1に供給し、前記同期再生装置
1においてその楽曲の演奏情報と前記再生情報の両者を
再生出力することもできる。また、単一の前記外部クロ
ック手段2に複数の前記同期再生装置1を並列に接続
し、該複数の同期再生装置1を用いて複数のメディアの
再生情報の再生を行わせることも可能である。さらに、
前記外部クロック手段で前記演奏情報の再生出力を行
い、1または複数の同期再生装置1でそれに関連する前
記再生情報の再生出力を行うようにしてもよい。ここで
は、前記外部クロック手段2から前記クロック信号(例
えば、前記MIDIメッセージのF8)とともに、その
演奏の開始/終了や演奏する楽曲を指定する情報などを
含む制御情報(例えば、MIDIメッセージ)を前記同
期再生装置1に供給するものとして説明する。
【0012】前記同期再生装置1において、11は前記
外部クロック手段2からのクロック信号および制御信号
を受信する受信手段、12は同期再生装置1における同
期モード(外部同期モードあるいは内部同期モード)を
設定するモード切替手段、13は前記受信手段11から
の前記クロック信号の受信タイミングに応じて前記記憶
手段16に格納されている再生情報の再生速度を設定す
る同期手段、14は前記同期手段13からの再生速度に
応じて歩進される前記記憶手段16に記憶されている再
生情報の読出し位置(再生位置)を生成する再生位置生
成手段、15は前記記憶手段16に記憶されている前記
再生情報を読み出し、必要に応じて補間を行った後、そ
れに対応する再生出力信号を生成する再生手段、17は
前記再生手段15からの再生出力信号に応じてその再生
情報を出力する出力手段、18は前記再生手段15によ
る再生処理の開始から前記出力手段17における再生出
力完了までの時間を計測して、前記再生位置生成手段1
4からの再生位置を補正する再生位置補正手段、19は
この同期再生装置1における前記各構成要素の動作タイ
ミングを規定する内部クロック信号を生成する内部クロ
ック手段である。
【0013】前述のように、この同期再生装置1は、前
記外部クロック手段2から供給されるクロック信号に同
期して前記関連する再生情報を再生する外部同期モード
と、前記クロック信号に関係なく前記再生情報を予め設
定された再生速度で再生する内部同期モードとを有して
いるが、ここでは、前記モード切替手段12により、外
部同期モードに設定されているものとする。なお、ユー
ザの指示、外部同期が崩れたことを検出したとき、また
は、断線などにより前記クロック信号が供給されなくな
ったことを検出したときに、前記モード切替手段12
は、動作モード内部同期モードに設定し、予め設定され
た再生速度あるいは同期が崩れる前の最後の再生速度に
より前記再生情報の再生を行うようになされている。ま
た、前記記憶手段16には、演奏する楽曲毎にその楽曲
と関連して再生される再生情報が時系列データ(再生デ
ータ)として格納されている。例えば、ポリゴンCGの
動作データ(例えば、スケルトンモデルの関節角度の時
系列データなど)、MIDI演奏データ、ムービー、W
AVEデータなど、各種のメディアの再生情報が時系列
データとして記憶されている。
【0014】このように構成された同期再生装置1にお
いて、前記外部クロック手段2からのクロック信号およ
び制御情報(MIDIメッセージ)は、同期再生装置1
の受信手段11で受信され、受信クロック信号の受信タ
イミングを示す情報は前記同期手段13に、前記制御情
報のうち演奏の開始/停止などを指示する制御情報は前
記再生位置生成手段14に、前記制御情報のうち演奏す
る楽曲を選択する情報は前記記憶手段16にそれぞれ供
給される。前記同期手段13は、前記受信手段11から
供給される前記クロック信号の受信タイミングを示す情
報に基づいて前記記憶手段16に記憶されている再生情
報の再生速度を決定する。すなわち、次のクロック信号
が受信されるまでの時間を過去のクロック信号の受信間
隔から予測し、これに基づいて次のクロック信号が受信
されるまでに再生されるべき再生情報を読み出す速度
(前記記憶手段16に格納されている再生データの読出
しアドレスの更新量すなわち増分)を算出する。これに
より、可変クロック信号の到来周期が変更された場合で
あっても、再生データの読出しを可変クロック信号に同
期させることが可能となる。
【0015】この再生速度情報は前記再生位置生成手段
14に供給され、この再生位置生成手段14において前
記記憶手段16から読み出す再生データの読出しアドレ
ス(再生位置)が算出され、再生手段15に供給され
る。この再生位置生成手段14による再生位置の生成処
理は、再生情報の種類に応じた周期で実行されるもので
あり、例えば、再生データがWAVEデータである場合
にはそのサンプリング周波数(例えば、44.1kHz)
に対応した周期毎に再生位置が更新され、CGデータや
ムービーデータのときにはその1秒間の再生フレーム数
(例えば、30フレーム/秒)に応じた周期毎に更新さ
れる。
【0016】前記再生手段15は、前記再生位置生成手
段14から供給される再生位置に基づいて前記記憶手段
16から対応する再生データを読み出し、その再生デー
タに応じた再生出力信号を生成して出力手段17に供給
する。通常、この再生位置は小数点以下の値を含むもの
となるため必要に応じて小数部に応じた補間処理を行
う。この再生手段15は、具体的には、前記記憶手段1
6から再生データを読み出す手段、必要に応じて補間処
理を行う手段、および、再生情報がCGアニメーション
画像であるときには、グラフィックエンジン、デコーダ
などであり、WAVEデータなどの楽音波形サンプルデ
ータであるときにはD/A変換器である。この再生手段
15から出力される再生出力信号は、出力手段17に供
給され、対応する再生情報が出力される。再生情報が画
像データであるときには、この出力手段17は表示装置
であり、楽音波形サンプルデータであるときは、サウン
ドシステムである。
【0017】ここで、再生情報の種類に応じて、前記再
生手段15が再生処理を開始してから前記出力手段17
に再生情報が出力されるまでの時間が異なる場合があ
る。例えば、CGアニメーション画像の再生の場合に
は、シーン情報や動作データに基づいて、各オブジェク
トの頂点、法線についての3次元座標計算、照光と彩
色、テクスチャー座標計算、ポリゴン形成、投影座標計
算、視野クリッピング、ビットマップ作成、隠面・透過
処理などのレンダリング処理(画像生成処理)が行われ
るのに対し、楽音波形データの再生の場合には、読み出
した楽音波形サンプルの補間処理を行うだけで良い。ま
た、再生手段15に使用されているハードウエアによっ
ても処理に要する時間が異なる場合がある。したがっ
て、前記再生位置補正手段18により、前記再生手段1
5が再生処理を開始してから、あるいは、前記再生手段
15に再生を指示してから前記出力手段17に実際に再
生情報が出力されるまでの時間を計測し、前記再生位置
生成手段14から出力される再生位置をその分だけ後に
ずらして再生手段15に供給し、音声、CG等メディア
の相違や再生手段として使用されているハードウエアの
相違に起因する出力タイミングのズレを補正して、異な
るメディアの情報を完全に同期して出力することができ
るようにしている。
【0018】このように本発明の同期再生装置によれ
ば、前記同期手段13において受信したクロック信号の
周期を計測し、それに基づいて次のクロック信号の受信
時刻を予想して、再生情報の読出し速度を決定している
ため、外部クロック手段から供給されるクロック信号の
周期が変化した場合であっても、該クロック信号に同期
して再生情報を再生出力させることができる。また、前
記再生位置補正手段18により、再生情報が出力される
までの処理時間の差異を吸収するように再生位置を補正
しているため、メディアの差異あるいはハードウエアの
差異に起因する同期ズレを完全になくすことができる。
【0019】以下、本発明の同期再生装置および同期再
生方法の実施の形態についてより詳細に説明する。図2
は、本発明の同期再生方法が適用された同期再生装置の
一実施の形態の構成を示す図である。この図において、
1は前述した同期再生装置に相当する本体部であり、こ
の実施の形態においてはパーソナルコンピュータが用い
られているものとする。また、2は前述した外部クロッ
ク手段であり、ここではシーケンサやMIDIキーボー
ドなどの外部MIDI機器であるものとする。そして、
この外部MIDI機器2がマスター、本体部1をスレー
ブとなり、外部MIDI機器2において演奏する楽曲の
選択およびその再生の開始や終了の制御を行うとともに
その楽曲の演奏情報(MIDIデータ)を前記本体部1
に供給し、本体部1においてその演奏動作のCGなどの
再生情報の同期再生処理および受信した演奏情報の再生
処理を行うものとする。
【0020】本体部1において、21はこの本体部1の
制御を行うCPU、22は制御プログラムや各種定数を
記憶したROM、23はプログラムが記憶されたりワー
クエリアとして使用されるRAM、24は動作クロック
や各種タイマ割込みを発生するクロック発生器、25は
前記外部MIDI機器2などとの間でMIDIデータを
送受信するためのMIDIインターフェース回路(MI
DI I/F)、26は文字キーボードやマウス等の入
力操作子、27はハードディスク装置やCD−ROM駆
動装置などの外部記憶装置、28はMIDIデータから
楽音波形信号を再生する音源部、29は前記音源部28
からの楽音波形信号をD/A変換し、増幅して出力する
サウンドシステム、30は演奏動作などを示すCG画像
データやムービーデータから画像信号を生成する画像演
算装置(グラフィックエンジン)、31は前記画像演算
装置30からの前記CG画像、ムービーあるいは各種メ
ッセージなどを表示する表示装置である。
【0021】また、外部MIDI機器2において、41
はこの外部MIDI機器2全体の動作を制御するCP
U、42は制御プログラムや各種定数を格納したRO
M、43はワークエリアなどとして使用されるRAM、
44は動作クロックや各種タイマ割込みを発生するクロ
ック発生器、45は前記本体部1などに対してMIDI
データを入出力するMIDIインターフェース回路(M
IDI I/F)、46はMIDI鍵盤、操作パネル、
ホイルなどの入力操作子、47はハードディスク装置な
どの外部記憶装置、48はMIDIデータから楽音波形
信号を再生する音源部、49は前記音源部48からの楽
音波形信号をD/A変換し、増幅して出力するサウンド
システム、50は各種メッセージなどを表示する表示装
置である。
【0022】ここで、前記外部MIDI機器2の外部記
憶装置47あるいはRAM43中には演奏すべき楽曲
(ソング)毎にその演奏データ(MIDIデータ、SM
F(Standard MIDI File))が格納されており、選択し
た楽曲の演奏データ(MIDIデータ)を前記MIDI
インターフェース45を介して前記本体部1に供給す
る。前記本体部1の前記外部記憶装置27あるいは前記
RAM23には、各楽曲対応にその演奏と関連して再生
される再生情報が格納されており、前述した外部同期モ
ードのときは、前記外部MIDI機器2からのMIDI
メッセージにより選択される楽曲の再生情報が読み出さ
れ、前記MIDIメッセージに含まれているタイミング
クロック(F8)に同期して再生されることとなる。
【0023】前記本体部1および外部MIDI機器2の
各外部記憶装置27および47には、それぞれ、楽曲毎
にその演奏に関する情報が格納されたソングファイルが
格納されている。図3を参照してこれらについて説明す
る。図3の(a)は、前記本体部1および前記外部MI
DI機器2にそれぞれ格納されているソングファイルの
一例を示す図である。この図に示すように、前記外部M
IDI機器2のソングファイルは、楽曲毎にその演奏デ
ータが記録されている。この演奏データは、前述のよう
にSMF(Standard MIDI File)ファイルなどの形式で
格納されている。図示した例では、ソング1〜3の各演
奏データが記憶されている。
【0024】また、前記本体部1に記憶されているソン
グファイルには、各楽曲(ソング)毎にその演奏と関連
して再生されるべき演奏データ、CG動作データ、WA
VEデータ、ムービーデータなどの各種メディアの再生
情報が格納されている。この再生情報は演奏される楽曲
に対応して1又は複数用意されており、例えばある曲の
場合は再生情報としてCGポリゴンをアニメーションさ
せるための所定の動作データのみが記録されており、別
の曲では同様の動作データとMIDI演奏データの両方
が記録されている。図示する例では、ソング1に対して
はCG動作データがそのソング1の演奏データとともに
再生される再生情報として格納されており、ソング2に
対しては、演奏データとムービーデータ、ソング3に対
してはCG動作データ、WAVEデータおよびムービー
データがそれぞれ再生情報として格納されている。
【0025】図3の(b)は、前記本体部1に格納され
ている再生情報のデータ構造の一例を示す図である。こ
の図に示す例では、各再生情報は、データ全体の情報を
格納したヘッダ部と時系列的なデータを前記クロックタ
イミング毎に複数のブロック(以下、パケットと呼ぶ)
に分割した複数のパケットデータからなる再生データと
により構成されている。すなわち、各パケットには前記
タイミングクロック(F8)を受信してから次のタイミ
ングクロックを受信するまでに再生されるべき再生デー
タが時系列に配置されている。ここで、再生データは、
タイミングクロック(F8)の間隔でパケット化されて
記憶されているため、再生時において、再生開始から受
信したタイミングクロックの個数=現在再生しているパ
ケット番号となるはずである。したがって、受信したタ
イミングクロック(F8)の個数と現在再生しているパ
ケット番号とを比較することにより再生データの同期外
れを検出することが可能となる。
【0026】前記再生情報のヘッダ部には、その再生情
報全体のサイズ、パケット数、その再生情報に特有の補
足情報が格納されている。その再生情報がCGアニメー
ション情報である場合を例にとると、データサイズ,オ
ブジェクト情報(ポリゴンオブジェクトの形状,配置,
スケルトンモデルなどのデータもしくはデータを記憶す
る領域へのポインタ),パケット数,再生速度情報(デ
フォルトの再生速度)といった情報が格納されている。
ここで、上記補足情報(オブジェクト情報など)は別途
ファイルに記憶するようにしておき、これを参照するよ
うにしてもよい。
【0027】また、図示するように、前記パケットデー
タはそれぞれそのパケットのヘッダ部と時系列データか
ら構成されており、パケットのヘッダ部には、例えばパ
ケットサイズ(もしくはパケット末尾のアドレス)やパ
ケット内のサンプル数を示す情報が入っている。
【0028】なお、図3の(b)に示した例では再生デ
ータをタイミングクロックの到来間隔対応に物理的にパ
ケット化していたが、このように物理的にパケット化す
ることは必要ではない。すなわち、図3の(c)に示す
ように、前記再生情報のヘッダ部にそのヘッダ情報の一
部としてタイミングクロック受信タイミングに対応する
再生データのアドレス(先頭位置を基準とするアドレ
ス)といったパケットアドレス情報を羅列しておき、読
出し時に論理的にパケット化するようにしても良い。す
なわち、図示するように、ヘッダ部に前述した再生情報
のヘッダ部と同様の情報が記録された初期化情報部と各
タイミングクロックの受信タイミングに対応する時系列
データのアドレスを示すパケットアドレス情報を格納し
ておく。なお、Eはヘッダの終了を示すコードである。
【0029】なお、前記再生情報がその楽曲の演奏の様
子を示すCGアニメーションデータであるときには、前
記再生データとして、例えば演奏者のスケルトンモデル
の関節角度などの時間変化を時系列に並べたものなどが
記憶されている。また、WAVEデータ、ムービーデー
タなどの場合は、データの種類に対応したサンプリング
周期で記録されたデータが記録される。また、再生情報
には、前述のように演奏データも含まれているが、MI
DIの演奏データについては、図3の(a)、(b)に
示したようなフォーマットのデータとする必要はない。
すなわち、MIDIデータは前記外部クロック手段2か
らのタイミングクロック(F8)により同期がとられる
ため、通常のMIDIファイルのままでよい。さらに、
上記においては、各再生情報毎に異なるファイルとして
いたが、1つのファイル中に動作データ(CGアニメー
ションにおける演奏者の体の各部あるいは楽器の各部毎
の動作軌跡を示すデータ)やMIDIデータなど異なる
メディアあるいは同一のメディアの複数の再生データを
記憶しておいてもよいし、あるいは、別々のファイルに
記憶し、対応するファイルを参照するための参照データ
を用意するようにしても良い。
【0030】次に、このように構成された本発明の同期
再生装置における同期再生の様子について説明する。前
述のように、この実施の形態においては、前記外部MI
DI機器2がマスターとなって、演奏する楽曲の選択お
よびその再生の制御を行うとともに、その楽曲の演奏情
報を前記本体部1に供給している。そこで、まず、前記
外部MIDI機器2から供給されるMIDIメッセージ
およびそれに対応する前記本体部1における処理の概略
について説明する。周知のように、MIDIメッセージ
は、実際の演奏に関するチャンネルメッセージ(80〜
EF)とMIDIシステム全体で共通に利用されるシス
テムメッセージ(F0〜FF)とに大別され、システム
メッセージはさらにコモンメッセージ、リアルタイムメ
ッセージ、エクスクルーシブメッセージに分けられる。
前記外部MIDI機器2は、演奏すべき楽曲の選択情
報、再生動作を制御する情報、および、再生情報を楽曲
の演奏と同期して再生させるための同期用の信号をMI
DIのシステムメッセージを用いて前記本体部1に伝送
している。
【0031】前記外部MIDI機器2は、その動作が開
始されると、アクティブ・センシング(FE)を前記本
体部1に送出する。これにより、前記本体部1は外部M
IDI機器2が接続されていることを確認することがで
きる。そして、前記外部MIDI機器2の前記入力操作
子46の操作パネルで演奏すべき楽曲が選択されると、
選択された楽曲を指定するソング番号(ID)がソング
セレクト(F3)により前記本体部1に送出される。こ
れにより本体部1では選択された楽曲の再生情報をロー
ドする。また、前記外部MIDI機器2の操作パネルで
FF(早送り)あるいはREW(巻戻し)ボタンが操作
されると、それに応じてソングポジションポインタ(F
2)が本体部1に送出され、それに応じて再生情報の再
生開始位置が設定される。そして、外部MIDI機器2
において演奏開始が指示されるとスタート(FA)が送
出され、タイミングクロック(F8)およびチャンネル
メッセージ(80〜EF)などのMIDIメッセージの
送出が行われる。本体部1では、これに応じて、タイミ
ングクロック(F8)の計数を開始し、それに同期して
前記再生情報の再生を開始するとともに、前記チャンネ
ルメッセージを前記音源部28に送出し、演奏情報の再
生を開始する。また、前記外部MIDI機器2の操作パ
ネルで演奏を停止させる処理が行われると、ストップ
(FC)が本体部1に送出され、本体部1では演奏およ
び再生動作を停止する。そして、外部MIDI機器2の
操作パネルで再生の再開を指示する操作が行われると、
コンティニュー(FB)が本体部1に送出され、本体部
1では停止していた位置から前記演奏情報および前記再
生情報の再生動作を再開する。
【0032】次に、本発明の同期再生装置における、再
生情報の同期再生の様子について説明する。図4および
図5は、このように構成された本発明の同期再生装置に
おける同期再生の様子を示す図であり、図4は演奏中に
前記タイミングクロック(F8)の周期が長くなった場
合、図5は前記タイミングクロックの周期が短くなった
場合において、前記再生情報がどのように前記タイミン
グクロックとの同期を維持して再生されるかを示してい
る。これらの図において、横軸は時間軸、(a)は時
刻、(b)は前記タイミングクロック(F8)の受信タ
イミング、(c)は前記タイミングクロックの予測受信
タイミング、(d)および(e)は各タイミングにおい
て再生される前記再生データのパケットを示しており、
(d)は第1の同期動作態様における再生の様子、
(e)は第2の同期動作態様における再生の様子を示し
ている。このように、本発明においては第1の同期動作
態様および第2の同期動作態様の2通りの同期動作態様
がある。
【0033】図4および図5において、時刻t1以前に
おいて、少なくとも前記アクティブ・センシング(F
E)により前記本体部1と前記外部MIDI機器2との
接続確認が行なわれており、前記ソングセレクト(F
3)により再生データの選択が行われているものとす
る。また、再生指示(FA)に先立って初期同期のため
にタイミングクロック(F8)が送られてきているもの
とする。したがって、この時点t1では再生するパケッ
ト位置を先頭(パケット番号0)に、受信クロック数は
0に設定されている。時刻tFAにおいて再生指示(F
A)を受信すると、次にクロック(F8)を受信した時
点tstartで再生動作が開始され、パケット0から前記
再生データの読出しが開始される。以下、パケットkの
読出し速度は、直前に計測されたクロック(F8)の到
達間隔に基づいて制御される。また、パケットkの読出
し開始に応じて、次のクロックが到達すると予想される
時刻tk+1を割り出しておく。
【0034】(同期動作態様その1)パケットk−1の
読出し完了時点で次のクロック(F8)を受信していな
い(クロックの到達周期が長くなった)場合には、図4
の(d)同期動作態様その1で示すように、次のクロッ
クが到着するまでパケットk−1の終端のデータを繰り
返し再生する、すなわち、次のクロックが到着するまで
再生動作を一時停止する。そして、時刻tk adjにクロッ
クが到達した時点で、読出し速度を算出しなおし、該算
出された再生速度Fsでパケットkの再生を開始する。
【0035】一方、図5に示すように、パケットk−1
を読み出しているときに、クロック(F8)の到達周期
が短くなった場合には、時刻tk以前に次のクロックが
到達する。この場合には、時刻tk adjにクロックが到達
した時点で、現在のパケットk−1の再生を打ち切る
(図5の(d)同期動作態様その1)。そして、読出し
速度を算出しなおし、該算出された読出し速度Ffでパ
ケットkの再生を開始する。
【0036】このようにこの同期動作態様その1によれ
ば、前記クロック信号の受信周期が長くなった場合およ
び短くなった場合のいずれにおいても、再生データの再
生とクロック信号との同期を維持することが可能とな
る。
【0037】(同期動作態様その2)上述した同期動作
態様その1では、クロック周期が長くなった場合に再生
が一時停止してしまったり、クロック周期が短くなった
場合は再生内容が不連続になってしまうことが考えられ
る。そこで、この同期動作態様その2では次のように同
期処理を変更する。パケットk−1の読出し完了時点
(tk)で次のクロック(F8)を受信していない(ク
ロックの到達周期が長くなった)場合、図4の(e)に
示すように、時刻tkにはクロックが到達しないが、と
りあえず次のパケットkの読出しをそれまでの再生速度
fで開始する(図中kF)。そして、時刻tk adjにクロ
ックが到達した時点で、現在の速度での再生を打ち切
り、パケットkの残分のサイズとクロック到達間隔(t
k adj-tk-1)とに基づいて、パケットデータ(パケット
kの残り:k’)の読出し速度を再計算し、再計算した
速度Fmで再生する。そして、以降のパケットは周期の
長くなったタイミングクロック(F8)に対応した読出
し速度Fsにより再生する。
【0038】一方、図5に示すように、パケットk−1
を読み出しているときに、クロック(F8)の到達周期
が短くなった場合には、時刻tkに達する前に次のクロ
ックが到達する。この場合は、図5の(e)に示すよう
に、時刻tk adjにクロックが到達した時点で、現在の速
度Fsでの再生を打ち切り、パケットk−1の残分+パ
ケットkのサイズとクロック到達間隔(tk adj-tk-1
とに基づいて、パケットデータ(パケットk−1の残り
+パケットk)の読出し速度Fmを再計算する。そし
て、この再計算された読出し速度Fmで、前記パケット
k−1の残分+パケットk(=パケットk’)の再生を
行う。そして、以降は、タイミングクロック(F8)の
短くなった周期に対応する読出し速度Ffでパケットの
読出しを行う。
【0039】なお、上記同期動作態様その2の場合に、
タイミングクロック(F8)の到達周期が直前の周期の
2倍以上となったときには、次のクロック到達時に同期
をとることができなくなる。したがって、パケットkに
対応するk番目のタイミングクロック(F8)が到達し
ていないことを検出した場合は、パケットkの終端まで
読み出して、前記同期動作態様その1の場合と同様に再
生動作を一時停止するようにしてもよい。このように、
同期動作態様その2によれば、クロック信号と再生デー
タの再生とを同期させることができると共に、再生内容
が不連続とならないようにすることができる。
【0040】次に、上述した同期動作態様その1および
その2に示した同期再生動作を行うための前記本体部1
における処理および前記外部クロック手段(外部MID
I機器)2における処理について、フローチャートを参
照して説明する。図6は、前記本体部1の全体動作を説
明するためのフローチャート、図7はMIDI監視タイ
マ割込み処理のフローチャート、図8は前記同期動作態
様その1を実現するための再生タイマ割込み処理のフロ
ーチャート、図9は前記図8に示した再生タイマ割込み
処理の変形例のフローチャート、図10は前記同期動作
態様その2を実現するための再生タイマ割込み処理のフ
ローチャートである。また、図11は前記外部MIDI
機器2の動作フローチャートである。
【0041】本体部1は、図6に示すこのアプリケーシ
ョンプログラムの全体動作処理と図7に示すMIDI監
視タイマ割込み処理および図8〜図10に示す再生タイ
マ割込み処理により本発明の同期再生処理を実行する。
ここで、前記MIDI監視タイマ割込み処理および前記
再生タイマ割込み処理は、いずれも、前記クロック発生
器24に設けられたMIDI監視タイマおよび再生タイ
マからそれぞれ所定の周期で発生されるタイマ割込みに
より起動されるものであり、前記MIDI監視タイマ割
込み処理では前記外部MIDI機器2から供給されるM
IDIメッセージを受信してそのMIDIメッセージに
対応する処理が行われ、前記再生タイマ割込み処理では
前記タイミングクロック(F8)に同期して前記再生情
報を再生させるための処理が行われる。
【0042】図6において、本体部1で本発明の同期再
生方法を実行するためのアプリケーションプログラムの
動作が開始されると、まず、ステップS1において、各
種表示ウィンドウの作成、各種変数の初期化、イベント
監視準備などの初期化処理を行い、ユーザイベントの監
視を開始する。ここで、ユーザイベントは、表示画面上
に描画されるウィンドウ上に配置されたスイッチ等を、
ユーザがマウス等の入力デバイスによって操作したこと
に応じて発生するイベントであり、例えば、外部同期モ
ードを指示するイベント、内部同期モードを指示するイ
ベント、プログラムの終了を指示するイベント、音量を
制御するイベントなどである。プログラムは何らかのユ
ーザイベントが発生するまで待機し(ステップS2)、
イベントの発生に応じて所定の動作を行なう(ステップ
S3)。
【0043】すなわち、発生したユーザイベントがプロ
グラム終了指示イベントであるときは、ステップS4に
進み、表示画面上に描画されているウィンドウの破棄、
再生タイマの停止(=再生処理の停止)、MIDI監視
タイマの停止(=MIDI入力対応処理の停止)、各種
メモリ領域の開放などの終了処理を行い、このプログラ
ムを終了する。また、外部同期モード指示イベントが発
生したときは、ステップS5に進み、MIDI監視タイ
マを起動する。これにより、MIDI監視タイマはMI
DI監視タイマ割込み処理を行うための割込みイベント
を所定周期で発生することとなる。そして、前記ステッ
プS2に戻り、再びユーザイベントが発生するまで待機
する。
【0044】その他のイベントが発生したときは、それ
ぞれのイベントに対応した処理を行う(ステップS
6)。すなわち、内部同期モードの指示、内部同期モー
ドでの再生開始,停止などの指示、音量の設定、CGの
各種設定(背景の選択、ビューポートの設定など)、再
生メディアが複数種類ある場合に実際に再生を行なうメ
ディアの選択等のイベントが発生したときには、それぞ
れのイベントに対応した処理を行なう。そして、前記ス
テップS2に戻り、新たなユーザイベントの発生を待
つ。以上が本体部1におけるメインルーチンの処理の流
れである。
【0045】図7は、前記MIDI監視タイマ割込み処
理のフローチャートである。前述のように、外部同期モ
ードに設定されたときにMIDI監視タイマが起動され
(ステップS5)、このMIDI監視タイマにより所定
周期で発生される割込みイベントによりこのMIDI監
視タイマ割込み処理が実行される。このMIDI監視タ
イマ割込み処理では、まず、ステップS11で前記外部
MIDI機器2から送られるMIDIメッセージの取り
込みを行う。そして、取り込んだMIDIメッセージの
種類に応じてそれぞれ対応する処理を行う(ステップS
12)。
【0046】まず、前記ステップS11で受信したMI
DIメッセージが無かったときは、ステップS18に進
み、最後にMIDIメッセージを受信してから所定の時
間(例えば、300msec)を経過したか否かを判定す
る。この判定は、前記所定の時間を計数するタイムアウ
トカウンタがタイムアウトしているか否かにより行われ
る。所定時間以内に何もメッセージの受信がなかった場
合(ステップS18の判定結果がYESのとき)は、外
部MIDI機器2とのコネクションが断絶したものとみ
なして、内部同期モードに変更するとともに、その旨を
示すメッセージを前記表示装置31に表示し、前記MI
DI監視タイマの動作を停止させる(ステップS1
9)。したがって、これ以降は、再度外部同期モードが
指示されない限り、このMIDI監視タイマ割込み処理
は実行されないこととなる。また、最後のMIDIメッ
セージを受信してから前記所定の時間を経過していない
ときは、前記ステップS18の判定結果がNOとなり、
前記タイムアウトカウンタをデクリメントする(ステッ
プS20)。これにより、前記タイムアウトカウンタの
計数が進行する。
【0047】MIDIメッセージを受信しており、前記
ステップS11でMIDIメッセージが取り込まれたと
きには、それぞれのメッセージに対応した処理が行われ
ることとなる。受信したメッセージが実際の演奏に関す
るチャンネルメッセージ(80〜EF)であるときは、
ステップS17に進み、そのメッセージを前記音源部2
8(図1)に送る。これにより、そのMIDIメッセー
ジに応じた処理が行われ、自動演奏が行われることとな
る。そして、ステップS14に進み、前記タイムアウト
カウンタをリセットする。次に、前記ステップS11で
取り込んだMIDIメッセージの全てについて処理が終
了したか否かを判定し、その他のメッセージが取り込ま
れているときは、前記ステップS12に戻り、そのメッ
セージに対応した処理を行う。また、全てのメッセージ
についての処理が終了しているときは、この回のMID
I監視タイマ割込み処理を終了し、前記全体処理(図
6)に復帰する。
【0048】前記ステップS11で取り込まれたMID
Iメッセージがタイミングクロック(F8)であるとき
は、ステップS13に進む。このタイミングクロック
(F8)は、四分音符1つに対して24個送信される可
変クロックであり、その送信間隔は演奏テンポに応じて
適宜変化される。例えば、Tempo=100の場合には、1分
間あたり四分音符が100個存在するので、F8の送信
間隔は、60/(100×24)sec=25msecとなる。ステップ
S13では、受信クロック数を計数するカウンタの計数
値をインクリメント(+1)するとともに、クロック受
信時刻レジスタT_Lastに現在時刻を代入し、前回のF8
受信時刻からの差分をとって、タイミングクロック(F
8)受信間隔Δtを計測する。そして、ステップS14
に進み、タイムアウトカウンタをリセットし、未処理の
受信MIDIメッセージがない場合には、この回のMI
DI監視タイマ割込み処理を終了する。
【0049】また、前記ステップS11で取り込まれた
MIDIメッセージがその他のシステムメッセージであ
るときは、ステップS16において夫々のメッセージに
対応した処理を行った後、前記ステップS14において
前記タイムアウトカウンタをリセットした後、前記ステ
ップS15に進む。例えば、受信したMIDIメッセー
ジが、演奏をスタートさせたいポイントを伝えるソング
ポジションポインタ(F2)であるときは、ステップS
16において、該ソングポジションポインタ(F2)を
前記音源部28に送出するとともに、再生情報の再生開
始位置の設定、すなわち再生するパケット番号をこのソ
ングポジションポインタ(F2)により指定される位置
に設定する。このソングポジションポインタ(F2)は
通常1ビート(F8×6個)単位で指定される。
【0050】受信したMIDIメッセージがソングセレ
クト(F3)であるときは、このステップS16におい
て、前記外部記憶装置27などに記憶されている再生デ
ータの中から該ソングセレクト(F3)により指示され
るIDを有する再生データを選択し、前記RAM23に
ロードする。なお、ソングセレクト(F3)を受信した
時点が曲の再生中であるときには、その曲の再生を強制
終了するようにしてもよい。受信したMIDIメッセー
ジがスタート(FA)であるときは、前記ソングセレク
ト(F3)で選択された再生データの再生パケット位置
を先頭にリセットし、前記再生タイマを起動する。再生
タイマは、再生データの再生処理を行うための割込みイ
ベントを所定周期Fで発生させ、これにより再生動作が
開始される。受信したMIDIメッセージがコンティニ
ュー(FB)であるときは、前記ソングセレクト(F
3)で選択された再生データの前記ソングポジションポ
インタ(F2)で指定されたパケット位置あるいはスト
ップ(FC)により再生を停止したパケット位置から再
生動作を再開する。すなわち、再生タイマを起動あるい
は再起動する。受信したMIDIメッセージがストップ
(FC)であるときは、前記再生タイマを停止させ、再
生処理を停止する。なお、再生途中でストップ(FC)
を受信したときは、再生位置を1ビート単位で設定す
る。受信したMIDIメッセージがアクティブ・センシ
ング(FE)であるときは、そのままこのステップS1
6の処理を終了し、前記ステップS14に進む。なお、
後述する再生タイマ割込み処理における受信クロック数
は、基本的に上記スタート(FA)の受信に応じて0に
リセットされるが、ソングポジションポインタ(F2)
を受信した場合あるいはストップ(FC)により停止さ
れた場合は、受信クロック数はソングポジションポイン
タ(F2)に対応する数あるいはストップ(FC)によ
り停止された後再生が再開されるパケット位置に対応す
る数に設定される。
【0051】以上のように、このMIDI監視タイマ割
込み処理においては、所定周期毎にMIDIメッセージ
を取り込み、受信したMIDIメッセージに対応した処
理を行うとともに、所定の時間(例えば、300msec)
以上何もMIDIメッセージが受信されなかったときに
は、外部MIDI機器2とのコネクションが断絶したも
のとして、内部同期モードに変更する処理を行う。
【0052】次に、前記再生タイマ割込み処理について
説明する。なお、以下においては、説明を簡略にするた
め、単一の再生情報の再生について説明するが、複数の
再生情報を再生する場合には、それぞれの再生データに
対して並列に再生位置の生成、再生データの読み出し、
および、再生出力信号の生成などの処理を行えばよい。
まず、前記図4の(d)および図5の(d)に関して説
明した同期動作態様その1の処理を行う場合の再生タイ
マ割込み処理について説明する。図8は、前述した同期
動作態様その1で動作させるための再生タイマ割込み処
理の動作フローチャートである。前述のように、スター
ト(FA)、コンティニュー(FB)もしくはユーザイ
ベントによって再生データの再生指示がなされている場
合は、再生タイマが起動しており、所定の割込み周期F
毎にこの処理が実行される。この再生タイマ割込み処理
では、まず、内部同期モードであるか否かを判別する
(ステップS21)。その結果、内部同期モードであれ
ば、ステップS28に進み、次の式(1)によりパケッ
トデータの読出し位置(再生位置)Ptrを計算する。す
なわち、 Ptr=Ptr+C (1) ここで、Cはパケットを読み出す速度(再生速度)であ
る。なお、この再生位置Ptrは、実際には小数を含む値
であるので、再生位置前後のパケットデータからスプラ
イン補間などを行ない、対応位置のデータを生成する。
そして、ステップS29に進む。
【0053】内部同期モードでなければ、ステップS2
2に進み、今回の再生タイマ割込み処理の前に新たにタ
イミングクロック(F8)を受信していたか否かを判別
する。その結果、タイミングクロック(F8)が受信さ
れている場合には、読出しパケット番号を次のパケット
の番号に移行し、前記MIDI監視タイマ割込み処理の
ステップS13において計測したF8受信間隔を用いて
再生速度Cの更新を行い、読出し位置のリセット(次の
パケットの先頭に設定)および次のタイミングクロック
(F8)の受信予想時刻の更新を行なう(ステップS2
3)。ここで、新たな再生速度Cは、読出しを開始する
パケットのサイズ(データ数)Lと、F8の受信間隔Δ
tと再生タイマ割込み周期F(再生情報の種類およびハ
ードウェアに依存する)に基づいて更新される。すなわ
ち、 C=Δt/(F×L) (2) また、次のタイミングクロック(F8)の受信予想時刻
nextの更新は次式に基づいて行なう。 tnext=tlast+Δt (3)
【0054】そして、ステップS24に進み同期が外れ
ているか否かを、すなわち、この時点におけるパケット
数(パケット番号)と、再生を開始してから受信したF
8の個数とを比較し、一致しているか否かを判別する。
この結果、一致しない場合には同期が外れているため、
ステップS25に進み、内部同期モードに変更するとと
もにその旨を表示し、MIDI監視タイマを停止させ
る。これにより、タイミングクロックの受信に応じた同
期処理は行われなくなるが、再生自体は現在の再生速度
Cで継続して行なわれる。そして、ステップS31に進
む。一方、一致している場合には、そのまま、ステップ
S31に進む。外部同期モードの場合は、以上のように
して外部MIDI機器2から送信されてくるタイミング
クロック(F8)と各パケットの再生タイミングとの同
期を取る。
【0055】一方、前記ステップS22で、F8を受信
していなかった場合は、ステップS26に進み、現在時
刻がF8を受信すると予想していた時刻tnextを越えて
しまっているか否かを判別する。この結果、予想時刻t
nextを越えてしまっている場合は、読出し位置が現在読
み出し中のパケットの終端まで到達してしまっているの
で、ステップS27に進み、次のクロックが到着するま
でパケットの読出しを一時停止する。なお、この場合に
は次に進むステップS31において実質的に処理は行わ
れない。一方、予想時刻tnextを越えていない場合は、
ステップS28に進み、前述の場合と同様に前記式
(1)を用いてこの再生タイミングにおける再生位置を
計算する。そして、ステップS29に進む。ステップS
29では、前記ステップS28で計算した再生位置が現
在再生中のパケットの長さ(サイズ)を超えたか否かを
判定する。超えていないときは、ステップS31に進む
が、超えているときは、パケット番号を次のパケットに
更新し、再生位置をそのパケットの先頭(=0)位置に
セットする。そして、ステップS31に進む。
【0056】このようにして、前記ステップS25、S
30などの処理が行われた後、ステップS31に進み、
ここで、それぞれの場合に指定された再生位置から前記
再生データを読み出す。このときに、前記再生位置を後
述するOffset分だけ後方にずらした位置(アドレス)の
再生データを読み出すようにしている。そして、読み出
された再生データに対して必要に応じて補間処理を行
い、このデータに基づいてこのタイミングにおける再生
出力信号を生成する処理を行う。例えば、再生情報がC
Gアニメーションデータであるときは、読み出した動作
データに対し必要な補間処理を行って画像演算装置30
に渡し、オブジェクトの更新指示を行う。さらに、この
ステップS31において、この再生処理を開始してから
その再生情報が実際に前記出力手段17に出力されるま
での処理時間Toutを計測する。ここで計測する処理時
間Toutは、前記再生データの読み出しを指示してから
前記出力手段17にその再生情報が出力されるまでの時
間であってもよいし、あるいは、読み出され補間処理が
行われた再生データを画像演算装置30などの処理手段
に出力してからその再生動作が完了するまで(CGであ
ればレンダリングを行って表示装置31に出力するま
で)の時間のいずれであってもよい。そして、この再生
データについて計測した処理時間Toutの平均値Tout AV
を算出しておき、この平均値Tout AVに対応したOffset
分を次回のこの再生タイマ割込み処理のステップ31で
前記再生データの読出しを行う場合における、前述した
前記再生位置の補正値として使用する。したがって、実
際に読み出されるパケットデータの位置は、このOffset
分だけ後のデータが読み出されることとなる。これによ
り、各メディア(音、画像等)の再生出力タイミングの
ハードウェアのスペックなどに依存する同期ずれを吸収
することが可能となる。
【0057】なお、図8に示した再生タイマ割込み処理
(その1)においては、タイミングクロック(F8)の
到達時刻tnextを予想していたが、到達時間を予測せず
に、読出し位置がパケットの終端に達したか否かに応じ
て処理を行うようにしてもよい。図9は、このようにし
た再生タイマ割込み処理(その1)の変形例を示すフロ
ーチャートである。この場合には、まず、ステップS4
1において、新たにタイミングクロック(F8)が受信
されていたか否かを判別する。この結果、タイミングク
ロック(F8)が受信されている場合には、ステップS
42に進む。そして、前記図8におけるステップS23
と同様に、次のパケットに移行し、F8の受信間隔とパ
ケットのデータ数に基づいて再生速度を算出し、再生位
置を次のパケットの先頭位置にセットする。ただし、次
のタイミングクロック(F8)の受信予想時刻の更新処
理は行わない。そして、ステップS43に進み、同期が
外れているか否かを判定する。この結果、同期が外れて
いないときはそのままステップS50に進む。一方、同
期が外れているときは、ステップS44に進み、同期が
外れて内部同期モードに変更する旨の表示を行うととも
に、内部同期モードに移行し、MIDI監視タイマを停
止させる。そして、ステップS50に進む。
【0058】タイミングクロック(F8)を受信してお
らず、前記ステップS41の判定結果がNOのときは、
ステップS45に進み、前記式(1)に基づいてこの再
生タイミングにおいて読み出すべき再生位置Ptrを計算
する。そして、ステップS46において、前記ステップ
S45において計算した再生位置Ptrが現在読み出して
いるパケットの長さ(サイズ)を超えた位置であるか否
かを判定する。この結果、パケットの長さを超えていな
いときは、そのままステップS50に進む。超えている
ときは、ステップS47に進み、現在の動作モードが内
部同期モードであるか否かを判定する。この結果、内部
同期モードであるときは、ステップS48に進み、パケ
ット番号を次のパケットに更新するとともに再生位置を
そのパケットの先頭位置に補正する。一方、内部同期モ
ードでない、すなわち、外部同期モードであるときは、
ステップS49に進み、パケットの読出しを一時停止す
る。なお、この場合には次に進むステップS50におい
て実質的に処理は行われない。
【0059】上記ステップS44、S43の判定結果が
NO、S48、S46の判定結果がNOのいずれかの次
に、ステップS50が実行される。このステップS50
では、前述した各場合において指定されたいずれかのパ
ケット番号のパケットから指定された再生位置に対して
前述した補正処理を行った位置にある再生データを読み
出し、これに基づいて動作データを生成するとともに、
表示オブジェクトの更新を指示する処理が行われる。そ
して、前述の場合と同様に、この再生処理を開始してか
らその再生動作が完了するまでの時間Toutの計測処理
を行い、この計測された時間Toutの平均値Tout AVを再
計算する。これにより、前述のように、各メディアの再
生出力タイミングのハードウエアのスペックに依存する
同期ずれを吸収することができる。そして、この回の再
生タイマ割込み処理を終了する。以上が図4および図5
に示した同期動作態様その1の動作を行わせる場合にお
ける前記本体部1の処理フローである。
【0060】次に、前記図4の(e)および図5の
(e)に示した同期動作態様その2の動作を行う場合の
再生タイマ割込み処理について説明する。図10は、前
述した同期動作態様その2の動作を行うための前記再生
タイマ割込み処理(その2)の動作フローチャートであ
る。前述の同期動作態様その1と同様に、スタート(F
A)、コンティニュー(FB)もしくはユーザイベント
によって時系列データの再生指示がなされている場合
は、再生タイマが起動しており、所定周期F毎にこの処
理が実行される。この再生タイマ割込み処理(その2)
が開始されると、まず、ステップS51において、新た
にタイミングクロック(F8)を受信していたか否かを
判定する。ここで、内部同期モードで動作しているとき
は、前述のようにMIDI監視タイマが動作しておら
ず、前記MIDI監視タイマ割込み処理(図7)が実行
されていないため、このステップS51の判定結果はY
ESとなる。また、外部同期モードで動作している場合
で、この再生タイミングになったときに、前記タイミン
グクロック(F8)を受信していないときにも、この判
定結果はYESとなる。タイミングクロック(F8)が
受信されておらず、このステップS51の判定結果がY
ESのときには、ステップS60に進み、現在設定され
ている再生速度Cに基づいて、前記式(1)により、パ
ケットデータの読出し位置Ptrが算出される。
【0061】一方、前記タイミングクロック(F8)が
受信されていたときは、その受信時刻に応じて、再生速
度Cの更新処理、すなわち、タイミングクロック(F
8)の受信間隔に基づいた再生同期が実行される。この
更新処理は、前述した同期動作態様その1の場合と同様
に、前記式(2)を用いた再生速度Cの更新、および、
前記式(3)を用いた次のタイミングクロック(F8)
の受信予想時刻tnextの更新である。ただし、この同期
動作態様その2の場合には、タイミングクロック(F
8)の受信タイミングに応じてパケット長(パケットの
サイズ)Lを次のように設定する。 (a)クロック周期が長くなっている場合: L=現在再生しているパケットの残りデータ量 =パケット長−Ptr (b)クロック周期が短くなっている場合: L=現在再生しているパケットの残り量+次のパケット長 =現在のパケット長+次のパケット長−Ptr (c)クロック周期が変化していない場合: L=次のパケット長
【0062】すなわち、タイミングクロック(F8)の
受信時刻と受信予想時刻tnextとを比較(ステップS5
2)した結果、(a)F8の受信時刻が受信予想時刻よ
りも後であるとき(F8の周期が長くなったとき)は、
現在再生中のパケットの残りデータ数をLとする(ステ
ップS53)。また、(b)タイミングクロック(F
8)の受信時刻が受信予想時刻より前であるとき(F8
の周期が短くなったとき)は、現在再生中のパケットの
残りデータ数と次のパケットに含まれるデータ数との和
をLとする(ステップS54)。前記ステップS53あ
るいはS54により、変数Lをセットした後、ステップ
S55に進み、F8の受信間隔と前記変数Lとを用いて
前記式(2)により再生速度Cを算出するとともに、前
記式(3)を用いて次のタイミングクロック(F8)の
受信予想時刻tnextを更新する。
【0063】また、(c)F8の受信時刻が受信予想時
刻と等しいときには、ステップS56に進み、次のパケ
ットのデータ数をLとし、ステップS57でF8の受信
間隔とLとに基づいて再生速度Cを算出するとともに、
次のタイミングの受信予想時刻tnextを更新する。さら
に、この場合には、ステップS58に進み、同期が外れ
ているかどうかを判断する。ただし、この時点ではパケ
ット番号は更新されていないので、ここでは、「パケッ
ト番号+1」と受信したタイミングクロックの数とを比
較する。この比較の結果、同期が外れている場合には、
その旨を表示するとともに、内部同期モードに変更し、
MIDI監視タイマを停止させる(ステップS59)。
そして、ステップS60に進む。また、同期がとれてい
る場合には、ステップS63に進み、パケット番号を更
新して、再生位置をそのパケットの先頭位置にセット
し、ステップS64に進む。
【0064】ステップS60では、前述した各場合に応
じた再生速度Cを用いて再生位置を計算する。そして、
ステップS61において、該計算された再生位置が現在
のパケットのサイズを超えたか否かを判定し、超えてい
ないときは、ステップS64に進む。超えているとき
は、ステップS62に進み、次のパケットにパケット番
号を更新するとともに、その再生位置(読出し位置)を
修正する。すなわち、読出し位置Ptrは、クロック周期
が遅くなっている場合、現在のパケットの範囲を超えて
しまうことがある。その場合は、現在のパケット長をP
trから引いて、次のパケットにおける対応する読出し位
置に補正する。すなわち、 Ptr=Ptr−現パケット長 (4) そして、ステップS64に進む。
【0065】ステップS64では、前記ステップS6
0、S62あるいはS63にて決定された再生位置から
当該再生データを読み出し、再生出力信号を生成して出
力手段に出力する処理を行う。このとき、前記ステップ
S31やS50と同様に、出力完了までに要する時間を
計測して、実際の再生タイミングとのずれの補償を行な
っている。以上が前記図4の(e)および図5の(e)
に示した同期動作態様その2の動作をさせるための再生
タイマ割込み処理の流れである。
【0066】図11は、前記外部MIDI機器2の動作
を示すフローチャートである。電源が投入された後、前
述した本体部1と同様に、まず、初期化処理を行い、ユ
ーザイベントの発生の監視を開始する(ステップS7
1、S72)。ここで、ユーザイベントは、入力操作子
46(操作パネル上のスイッチやレバーなどの各種操作
子、鍵盤やホイルなどの各種演奏操作子)の操作に応じ
て発生する。何らかのユーザイベントが発生したとき
は、ステップS73でユーザイベントの種類を判定し、
そのユーザイベントの種類に応じてそれぞれ対応する処
理を行い、再びステップS72に戻って次のユーザイベ
ントに備える。
【0067】発生したユーザイベントが楽曲および再生
データの選択、再生開始位置の設定、再生開始/停止/
再開指示などの再生設定指示であるときは、ステップS
74に進み、それぞれの指示に対応した前述したMID
Iメッセージ(ソングポジション(F2)、ソングセレ
クト(F3)、スタート(FA)、コンティニュー(F
B)、ストップ(FC)など)を生成する。そして、外
部同期モードに設定されているか否かを判定し(ステッ
プS75)、外部同期モードであるときは対応するMI
DIメッセージを前記本体部1に送出し、ステップS7
7に進む。また、内部同期モードに設定されているとき
は、そのまま、ステップS77に進む。ステップS77
では、前記再生設定指示に対応する自機内での処理を行
う。すなわち、前記再生設定指示に対応するMIDIメ
ッセージを前記音源部48に供給し、設定された楽曲の
演奏処理を自機で行う準備を行う。そして、前記ステッ
プS72に戻る。
【0068】発生したユーザイベントが外部同期モード
指示イベントであるときには、ステップS78に進み、
外部の機器(本体部1)に対して、アクティブ・センシ
ング(FE)の送信を行い、タイミングクロック(F
8)の送信を開始する。また、300msec以上の期間何
もMIDIメッセージが送信されない状態が発生した場
合に、アクティブ・センシング(FE)を送信するよう
にする監視処理も開始される。そして、前記ステップS
72に戻る。なお、タイミングクロック(F8)の送出
開始は、再生開始/再開指示がなされた後に開始するよ
うにしてもよい。その場合は、スタート(FA)、コン
ティニュー(FB)を送信する前に所定回数タイミング
クロック(F8)を送るようにする。
【0069】発生したユーザイベントが、演奏テンポの
設定、演奏操作子の操作に応じた楽音信号の発生などそ
の他のイベントであるときは、ステップS79に進み、
それぞれのユーザイベントに対応した処理を行う。例え
ば、再生テンポ(演奏テンポ)が変更された場合には、
その時点(あるいは1ビートまたは1小節の再生が終了
するまで待って)から、タイミングクロック(F8)の
送信間隔を設定されたテンポに応じて変更する。そし
て、前記ステップS72に戻る。以上が外部MIDI機
器2の処理動作である。
【0070】以上、本発明の同期再生装置および同期再
生装置の実施の形態について詳細に説明したが、これに
限られることはなく、次に説明するような各種の変形を
行うことができる。例えば、同期再生を行う全ての機器
において、タイミングクロック(F8)を受信したタイ
ミングに対して実際に再生動作を行うタイミングをずら
すようにしてもよい。すなわち、全ての機器において、
タイミングクロック(F8)の受信タイミングを所定ク
ロック数分(100msec程度の時間に相当するクロック
数分が望ましい)記憶するようにし、スタート(FA)
を受信した直後のF8から所定数のF8を受信するまで
実際の再生動作を行わず、該所定数のタイミングクロッ
ク(F8)の受信が完了した時点でスタート(FA)を
受信した直後のクロックを基準とした再生動作を開始す
るようにしてもよい。また、上述した実施の形態におい
ては、ソングポジションポインタ(F2)を受信した場
合あるいはストップ(FC)により停止された場合は、
再生タイマ割込み処理における受信クロック数をソング
ポジションポインタ(F2)に対応する数あるいはスト
ップ(FC)により停止された後再生が再開されるパケ
ット位置に対応する数に設定するようにしていたが、常
に0に初期化するようにしてもよい。この場合は、再生
タイマ割込み処理における同期が外れたか否かの判定
を、再生を開始してからのクロック数と再生を開始して
からのパケット数に基づいて行うようにすればよい。
【0071】さらに、上述した実施の形態においては、
タイミングクロック(F8)の受信周期が変化した際、
再生の一時停止や直前のパケットの再生打ち切り、ある
いは、次のタイミングクロック(F8)を受信するまで
に再生すべき時系列データのサンプル数を計上して当該
区間の再生速度を再計算することをしていたが、再生デ
ータがWAVEデータなどの音データの場合はピッチが
変わってしまったり、波形が不連続になりノイズが発生
するという不都合が生じる可能性がある。そこで、各パ
ケットの前後にそれぞれ隣接するパケットと重複した内
容を記録した接合領域を設定しておき、再生速度自体は
変えず(デフォルトの再生速度を維持する)、現在読み
出し中のパケットの終端に到達する前にタイミングクロ
ック(F8)を受信した場合は、次のパケットの読出し
を開始するとともに、現パケットの残り全て(もしくは
所定サンプル数)を継続してよみだし、これらをクロス
フェードして出力し、現在読み出し中のパケットの終端
に到達してもタイミングクロック(F8)の受信がなさ
れなかった場合は、現パケット後部の接合領域を繰り返
し読み出し、タイミングクロック(F8)を受信した時
刻で上記同様クロスフェードして出力するようにしても
よい。
【0072】さらにまた、上述した実施の形態では、マ
スターとなる外部MIDI機器2からアクティブ・セン
シング(FE)を送信するようにしていたが、スレーブ
となる本体部1からもアクティブ・センシング(FE)
を送信し、相互に接続確認を行なうようにしてもよい。
さらにまた、上述した実施の形態では、再生の開始前
(スタート(FA)の送信前)に外部MIDI機器2が
タイミングクロック(F8)を送信するようにしている
が、別途タイミングクロック送信間隔に関する情報を初
期化情報として予めスレーブ(本体部1)に送るように
してもよい。
【0073】さらにまた、上記実施の形態では、前記図
3の(b)に示したように、各タイミングクロックに対
応してブロック化(パケット化)された再生データを用
い、パケット単位で再生位置を生成するようにしている
が、前記図3の(c)に示したような、論理的にパケッ
ト化された再生データを用いた場合にも容易に適用する
ことができる。すなわち、この場合には、前記図8〜図
10における前記パケット番号の更新や再生位置のリセ
ット(次のパケットの先頭にセット)などの処理を行う
代わりに、再生データの先頭アドレスから現在の再生位
置を直接計算すればよい。さらにまた、クロックマスタ
ー側(外部MIDI機器2)がタイミングクロック(F
8)を等間隔で送信しているにも関わらず、何らかの原
因で受信間隔が微妙にずれてしまう場合もありえる。こ
ういった場合に対処するために、受信予想時刻から所定
時間前後してタイミングクロック(F8)を受信した場
合は、該クロックは受信予想時刻に受信したものとみな
して処理するようにしてもよい。さらにまた、上記各実
施の形態では、図8〜10の再生タイマ割込み処理にお
けるステップS31、S50およびS64において、毎
回、再生処理を開始してからその再生動作が完了するま
での時間Toutの計測を行っていたが、この計測および
平均値Tout AVの算出処理を所定間隔(例えば、前記各
パケットに対して1回)で行うようにしてもよい。さら
にまた、上述した実施の形態においては、単一のメディ
アの再生情報のなかで再生位置の補正処理を行っていた
が、複数の再生情報を再生する場合に、最も再生処理に
要する時間の長いメディアの再生情報を基準として、他
のメディアの再生情報の出力タイミングが基準となる再
生情報の出力タイミングに一致するようにその再生位置
の補正を行うようにしてもよい。
【0074】さらにまた、上述した実施の形態において
は、内部同期モードの場合に、MIDI監視タイマの動
作を停止させるようにしていたが、必ずしもこのように
構成する必要はない。すなわち、前記MIDI監視タイ
マ割込み処理を動作させておき、内部同期モードの場合
には、本体部1において内部的にタイミングクロック
(F8)をデフォルトの時間間隔あるいは最後に算出さ
れた再生速度に対応する時間間隔で発生させ、前記MI
DIインターフェース回路25により受信されたMID
Iメッセージが書き込まれる受信バッファに書き込むよ
うにする。この場合には、前記図8に示した再生タイマ
割込み処理(その1)における※を付したステップS2
1、S29およびS30、および、前記図9に示したそ
の変形例におけるステップS46およびS48が不要と
なる。なお、前記図10に示した再生タイマ割込み処理
(その2)については変更する必要はない。
【0075】さらにまた、前記再生データが演奏動作の
様子を示すCGアニメーションデータである場合には、
前記ソングセレクト(F3)を受信した時点で選択され
たものに対応するポリゴンオブジェクトの描画を開始
し、再生タイマと同じ周期で再生データ先頭パケットの
先頭データを繰り返し読み出す等して待機状態としても
よい。また、再生データの末端まで再生を完了してしま
った場合は、再生データの終端部を、プログラム終了や
別なファイル変更の指示等があるまで繰り返し再生する
ようにしてもよい。さらに、再生待機用、終了待機用の
動作データを用意しておき、再生が開始されるまで、あ
るいは、プログラムの終了などが指示されるまで、再生
待機用、あるいは、終了待機用の動作データを繰り返し
再生するようにしてもよい。
【0076】さらにまた、前記外部MIDI機器2(ク
ロックマスター)と本体部1(スレーブ)との接続は、
MIDIメッセージを伝送可能なものであればなんでも
よい。すなわち、実施の形態のようなMIDIインター
フェース、シリアルインターフェースはもちろん、US
B、IEEE1394、Ethernetなど、いずれのインターフ
ェースでも用いることができる。なお、Etherne
t(登録商標)などの場合には、伝送路の遅延時間を補
償する必要がある。さらに、無線リンクを用いることも
できる。さらにまた、上述の実施の形態においては、外
部MIDI機器2を例えばシーケンサ、本体部1をPC
としたが、特にこれに限られることはない。要は、MI
DIメッセージ(もしくは少なくともタイミングクロッ
ク(F8)と同等の同期信号)の送受信を行なうことが
できるものであればよく、ゲーム機、オーディオ機器、
携帯電話、電子楽器などMIDI機器、PCなどの汎用
計算機など、様々な装置を外部MIDI機器2として使
用することができる。さらにまた、時系列データを再生
するスレーブ(本体部1)は、CG生成用、WAVデー
タ再生用など再生するメディアの種類に応じて複数設け
てもよい。この場合、接続確認を行なう際、複数のスレ
ーブにクロックマスターからアクティブセンシング(F
E)を送出するようにする。さらにまた、IEEE1394
であれば、クロックマスターとなる外部MIDI機器2
は、電源投入時もしくは外部同期モード開始時にFE
(でも当然よいし、別途接続確認およびクロックマスタ
ーであることを通知するようにしてもよい)を全ノード
にブロードキャストするようにすればよい。さらにま
た、処理を行なうプログラム、時系列データなどは、公
衆通信回線(電話回線網、インターネットなど)の通信
ネットワークを介して外部記憶機器27、47やRAM
23、43に供給するようにしてもよい。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の同期再生
装置、同期再生方法および同期再生用プログラムを記録
した記録媒体によれば、少ない処理負担で、関連した各
種メディアの情報を同期して再生することが可能とな
る。また、ハードウェアのスペックなどに依存した内部
的な処理遅延を吸収することができるため、異なる複数
のメディアの情報の同期を確実に取ることができる。さ
らに、断線などにより、同期ずれなどが発生した場合は
内部同期モードに切り換えるので、いきなり処理が停止
したりすることはない。また、その旨を報知することに
より、ユーザフレンドリーなシステムとすることができ
る。さらにまた、外部の機器から再生するファイルの選
択および再生制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の同期再生方法が適用された同期再生
装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】 本発明の同期再生方法が適用された同期再生
装置の一実施の形態の構成を示す図である。
【図3】 本体部1および外部MIDI機器2にそれぞ
れ格納されているソングファイルについて説明するため
の図であり、(a)はソングファイルの一例、(b)は
再生データのデータ構造の一例、(c)は再生データの
データ構造の他の例を示す図である。
【図4】 本発明の同期再生装置において、演奏中にタ
イミングクロックの周期が長くなった場合における同期
再生の様子を示す図である。
【図5】 本発明の同期再生装置において、演奏中にタ
イミングクロックの周期が短くなった場合における同期
再生の様子を示す図である。
【図6】 本体部1の全体動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図7】 MIDI監視タイマ割込み処理のフローチャ
ートである。
【図8】 同期動作態様その1を実現するための再生タ
イマ割込み処理のフローチャートである。
【図9】 同期動作態様その1を実現するための再生タ
イマ割込み処理の変形例のフローチャートである。
【図10】 同期動作態様その2を実現するための再生
タイマ割込み処理のフローチャートである。
【図11】 外部MIDI機器2の動作フローチャート
である。
【符号の説明】
1 同期再生装置(本体部)、2 外部クロック手段
(外部MIDI機器)、11 受信手段、12 モード
切替手段、13 同期手段、14 再生位置生成手段、
15 再生手段、16 記憶手段、17 出力手段、1
8 再生位置補正手段、19 内部クロック手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/93 G (72)発明者 大原 高広 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内 Fターム(参考) 5B050 BA07 BA08 FA02 5C053 FA23 FA27 GB04 GB10 GB11 HA01 HA21 HA27 JA01 JA03 JA12 JA26 KA05 KA18 KA25 LA20 5D108 BE08 5D378 MM35 MM64 MM65 MM79 MM94 QQ28 QQ34 QQ38

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号を受信する受信手段、 再生情報を記憶する記憶手段、 前記記憶手段に記憶された再生情報の再生位置を示す情
    報を生成する再生位置生成手段、 前記再生位置生成手段により生成された再生位置に基づ
    いて前記記憶手段から再生情報を読み出し、再生する再
    生手段、 前記クロック信号の受信時間間隔に基づいて、前記再生
    位置生成手段が生成する再生位置の歩進速度を前記クロ
    ック信号の受信タイミングに同期させる同期手段、およ
    び、 前記再生手段により再生した内容を出力する出力手段を
    有することを特徴とする同期再生装置。
  2. 【請求項2】 クロック信号を受信する受信手段、 再生情報を記憶する記憶手段、 前記記憶手段に記憶された再生情報の再生位置を示す情
    報を生成する再生位置生成手段、 前記再生位置生成手段により生成された再生位置に基づ
    いて前記記憶手段から再生情報を読み出し、再生する再
    生手段、 前記クロック信号の受信時間間隔に基づいて、前記再生
    位置生成手段が生成する再生位置の歩進速度を前記クロ
    ック信号の受信タイミングに同期させる同期手段、 前記再生手段により再生した内容を出力する出力手段、
    および、 前記再生手段が前記再生情報の再生処理を開始してから
    その情報が実際に前記出力手段から出力されるまでの時
    間を計測し、該計測した時間に応じて前記再生位置を補
    正する再生位置補正手段を有することを特徴とする同期
    再生装置。
  3. 【請求項3】 ユーザの指示、前記クロック信号と再生
    情報の再生との同期外れの検出、あるいは、前記クロッ
    ク信号の供給の停止を検出したときに、前記同期手段の
    動作を停止して、前記再生位置生成手段において所定の
    歩進速度で前記再生位置を生成するようにしたことを特
    徴とする前記請求項1又は2に記載の同期再生装置。
  4. 【請求項4】 外部からの信号に応じて、前記記憶手段
    に記憶されている前記再生情報の選択および前記再生手
    段による再生処理の制御を行うことを特徴とする前記請
    求項1又は2に記載の同期再生装置。
  5. 【請求項5】 前記再生情報は、前記クロック信号間隔
    に対応してブロック化されていることを特徴とする前記
    請求項1又は2に記載の同期再生装置。
  6. 【請求項6】 複数の再生情報を記憶する記憶手段、 前記記憶手段に記憶された複数の再生情報それぞれの再
    生位置を示す情報を生成する再生位置生成手段、 前記再生位置生成手段により生成された再生位置に基づ
    いて前記記憶手段から複数の再生情報を読み出し、それ
    ぞれ再生する再生手段、 前記再生手段により再生した内容を出力する出力手段、
    および、 前記再生手段が前記再生情報の再生処理を開始してから
    その情報が実際に前記出力手段から出力されるまでの時
    間を各再生情報について計測し、該計測した時間に応じ
    て前記再生位置をそれぞれ補正する再生位置補正手段を
    有することを特徴とする同期再生装置。
  7. 【請求項7】 クロック信号に同期して、記憶手段に記
    憶された1又は複数の再生情報を再生する同期再生方法
    であって、 前記クロック信号を受信する受信ステップ、 前記再生情報の再生位置を示す情報を生成する生成ステ
    ップ、 前記生成ステップにより生成された再生位置に基づいて
    前記記憶手段から前記再生情報を読み出し、再生する再
    生ステップ、 前記クロック信号の受信時間間隔に基づいて、前記生成
    ステップにより生成される再生位置の歩進速度を前記ク
    ロック信号の受信タイミングに同期させる同期ステッ
    プ、および、 前記再生ステップにおいて再生した内容を出力する出力
    ステップを有することを特徴とする同期再生方法。
  8. 【請求項8】 クロック信号に同期して、記憶手段に記
    憶された1又は複数の再生情報を再生する同期再生方法
    であって、 前記クロック信号を受信する受信ステップ、 前記再生情報の再生位置を示す情報を生成する生成ステ
    ップ、 前記生成ステップにより生成された再生位置に基づいて
    前記記憶手段から前記再生情報を読み出し、再生する再
    生ステップ、 前記クロック信号の受信時間間隔に基づいて、前記生成
    ステップにより生成される再生位置の歩進速度を前記ク
    ロック信号の受信タイミングに同期させる同期ステッ
    プ、 前記再生ステップにおいて再生した内容を出力する出力
    ステップ、および、 前記再生ステップの処理が開始されてからその情報が実
    際に出力されるまでの時間を計測し、該計測した時間に
    応じて前記再生位置を補正する再生位置補正ステップを
    有することを特徴とする同期再生方法。
  9. 【請求項9】 ユーザの指示、前記クロック信号と再生
    情報の再生との同期外れの検出、あるいは、前記クロッ
    ク信号の供給の停止を検出したときに、前記同期ステッ
    プの動作を停止し、前記再生ステップにおいて所定の歩
    進速度で前記再生位置を生成するようにしたことを特徴
    とする前記請求項7又は8に記載の同期再生方法。
  10. 【請求項10】 記憶手段に記憶された複数の再生情報
    を再生する同期再生方法であって、 前記記憶手段に記憶された複数の再生情報それぞれの再
    生位置を示す情報を生成する生成ステップ、 前記生成ステップにより生成された再生位置に基づいて
    前記記憶手段から複数の再生情報を読み出し、それぞれ
    再生する再生ステップ、 前記再生ステップにより再生した内容を出力する出力ス
    テップ、および、 前記再生ステップの処理が開始されてからその情報が実
    際に出力されるまでの時間を各再生情報について計測
    し、該計測した時間に応じて前記再生位置をそれぞれ補
    正する再生位置補正ステップを有することを特徴とする
    同期再生方法。
  11. 【請求項11】 コンピュータに、クロック信号に同期
    して記憶手段に記憶された1又は複数の再生情報を再生
    させるためのプログラムを記録した記録媒体であって、 前記プログラムは、 前記クロック信号を受信する受信ステップ、 前記再生情報の再生位置を示す情報を生成する生成ステ
    ップ、 前記生成ステップにより生成された再生位置に基づいて
    前記記憶手段から前記再生情報を読み出し、再生する再
    生ステップ、 前記クロック信号の受信時間間隔に基づいて、前記生成
    ステップにより生成される再生位置の歩進速度を前記ク
    ロック信号の受信タイミングに同期させる同期ステッ
    プ、および、 前記再生ステップにおいて再生した内容を出力する出力
    ステップを有することを特徴とする同期再生用プログラ
    ムを記録した記録媒体。
  12. 【請求項12】 コンピュータに、クロック信号に同期
    して記憶手段に記憶された1又は複数の再生情報を再生
    させるためのプログラムを記録した記録媒体であって、 前記プログラムは、 前記クロック信号を受信する受信ステップ、 前記再生情報の再生位置を示す情報を生成する生成ステ
    ップ、 前記生成ステップにより生成された再生位置に基づいて
    前記記憶手段から前記再生情報を読み出し、再生する再
    生ステップ、 前記クロック信号の受信時間間隔に基づいて、前記生成
    ステップにより生成される再生位置の歩進速度を前記ク
    ロック信号の受信タイミングに同期させる同期ステッ
    プ、 前記再生ステップにおいて再生した内容を出力する出力
    ステップ、および、 前記再生ステップの処理が開始されてからその情報が実
    際に出力されるまでの時間を計測し、該計測した時間に
    応じて前記再生位置を補正する再生位置補正ステップを
    有することを特徴とする同期再生用プログラムを記録し
    た記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記プログラムは、ユーザの指示、前
    記クロック信号と再生情報の再生との同期外れの検出、
    あるいは、前記クロック信号の供給の停止を検出したと
    きに、前記同期ステップの動作を停止し、前記再生ステ
    ップにおいて所定の歩進速度で前記再生位置を生成させ
    るようにするステップを含むことを特徴とする前記請求
    項11又は12に記載の同期再生用プログラムを記録し
    た記録媒体。
  14. 【請求項14】 コンピュータに記憶手段に記憶された
    複数の再生情報を再生させるためのプログラムを記録し
    た記録媒体であって、 前記プログラムは、 前記複数の再生情報それぞれの再生位置を示す情報を生
    成する生成ステップ、 前記生成ステップにより生成された再生位置に基づいて
    前記記憶手段から複数の再生情報を読み出し、それぞれ
    再生する再生ステップ、 前記再生ステップにより再生した内容を出力する出力ス
    テップ、および、 前記再生ステップの処理が開始されてからその情報が実
    際に出力されるまでの時間を各再生情報について計測
    し、該計測した時間に応じて前記各再生位置をそれぞれ
    補正する再生位置補正ステップを有することを特徴とす
    る同期再生用プログラムを記録した記録媒体。
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