JP2001351729A - レバー式コネクタ - Google Patents
レバー式コネクタInfo
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- JP2001351729A JP2001351729A JP2000170791A JP2000170791A JP2001351729A JP 2001351729 A JP2001351729 A JP 2001351729A JP 2000170791 A JP2000170791 A JP 2000170791A JP 2000170791 A JP2000170791 A JP 2000170791A JP 2001351729 A JP2001351729 A JP 2001351729A
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- Japan
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- lever
- connector
- split
- fitted
- levers
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- Pending
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 より多くの極数にも対応し得るレバー式コネ
クタを提供する。 【解決手段】 レバー30の回動操作を行うと、まず第
1、第2レバー31,32が一体となった状態で支点部
34を中心に回動され、第1ピン14が軸孔35で押圧
されることで第1コネクタ11が雄コネクタ20側に嵌
合される。その間、第2コネクタ12は嵌合されない。
第1コネクタ11が正規位置に嵌合されると、解除壁2
7が第2レバー32の係止部45に係合して係止を解除
するから、第2レバー32が軸40を中心に回動され、
今度は第2ピン15が押圧溝49で押圧されることで、
第2コネクタ12が嵌合される。2個に分割されたコネ
クタ11,12を同じく分割されたレバー31,32で
順次に嵌合するようにしたから、1個のレバーにより嵌
合できる最大の極数よりも多くの極数を嵌合でき、しか
もレバー30の回動操作は一度で済むから、作業性にも
優れたものとなる。
クタを提供する。 【解決手段】 レバー30の回動操作を行うと、まず第
1、第2レバー31,32が一体となった状態で支点部
34を中心に回動され、第1ピン14が軸孔35で押圧
されることで第1コネクタ11が雄コネクタ20側に嵌
合される。その間、第2コネクタ12は嵌合されない。
第1コネクタ11が正規位置に嵌合されると、解除壁2
7が第2レバー32の係止部45に係合して係止を解除
するから、第2レバー32が軸40を中心に回動され、
今度は第2ピン15が押圧溝49で押圧されることで、
第2コネクタ12が嵌合される。2個に分割されたコネ
クタ11,12を同じく分割されたレバー31,32で
順次に嵌合するようにしたから、1個のレバーにより嵌
合できる最大の極数よりも多くの極数を嵌合でき、しか
もレバー30の回動操作は一度で済むから、作業性にも
優れたものとなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レバー式コネクタ
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来レバー式コネクタの一例として、特
開平6−302353号公報に記載されたものが知られ
ている。このものは、互いに嵌合可能な一対のコネクタ
を備え、そのうちの一方のコネクタに、レバーの先端の
支点部が回動可能に支持されてこのレバーに他方のコネ
クタが係合され、基端の操作部によりレバーが支点部を
中心に回動されることに伴い他方のコネクタが一方のコ
ネクタ側に嵌合されるようになっている。
開平6−302353号公報に記載されたものが知られ
ている。このものは、互いに嵌合可能な一対のコネクタ
を備え、そのうちの一方のコネクタに、レバーの先端の
支点部が回動可能に支持されてこのレバーに他方のコネ
クタが係合され、基端の操作部によりレバーが支点部を
中心に回動されることに伴い他方のコネクタが一方のコ
ネクタ側に嵌合されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなレバー式
のコネクタはいわゆるてこ作用を利用していて、低操作
力(低嵌合力)を実現しているのであるが、従来構造の
ままでは適用し得る極数には自ずから限界がある。その
反面、コネクタについては多極化する傾向にもあるか
ら、より多くの極数にも対応し得るレバー式コネクタの
出現が切望されていた。本発明は上記のような事情に基
づいて完成されたものである。
のコネクタはいわゆるてこ作用を利用していて、低操作
力(低嵌合力)を実現しているのであるが、従来構造の
ままでは適用し得る極数には自ずから限界がある。その
反面、コネクタについては多極化する傾向にもあるか
ら、より多くの極数にも対応し得るレバー式コネクタの
出現が切望されていた。本発明は上記のような事情に基
づいて完成されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、互い
に嵌合可能な一対のコネクタのうちの一方のコネクタに
は、レバーの先端に設けられた支点部が回動可能に支持
されてこのレバーに他方のコネクタが係合され、基端の
操作部により前記レバーが前記支点部を中心に回動され
ることに伴い前記他方のコネクタが前記一方のコネクタ
側に嵌合されるようにしたコネクタにおいて、前記他方
のコネクタと前記レバーとがこのレバーの長さ方向に沿
った前後方向に複数ずつに分割され、前記各分割レバー
は、前側の分割レバーに対して後側の分割レバーが回動
可能に支持される一方、後側の分割レバーには前側の分
割レバーに係止してこの前側の分割レバーに対して嵌合
操作方向に回動することが規制される係止部が設けら
れ、前記各分割レバーと前記各分割コネクタとは前後方
向に対応するもの同士が係合可能とされ、このうち最前
の分割レバーは最前の分割コネクタに対して初めから押
圧可能に係合しているとともに、それ以外の分割レバー
は、それよりも前側の分割レバーが所定角度回動した後
に対応する分割コネクタに対して押圧可能に係合するよ
うになっており、かつ前記一方のコネクタには、前側の
分割レバーが所定角度回動されて対応する分割コネクタ
が正規位置に嵌合された場合に、その後側の分割レバー
の前記係止部に係合して前側の分割レバーに対する係止
を解除する解除部が設けられている構成としたところに
特徴を有する。
に嵌合可能な一対のコネクタのうちの一方のコネクタに
は、レバーの先端に設けられた支点部が回動可能に支持
されてこのレバーに他方のコネクタが係合され、基端の
操作部により前記レバーが前記支点部を中心に回動され
ることに伴い前記他方のコネクタが前記一方のコネクタ
側に嵌合されるようにしたコネクタにおいて、前記他方
のコネクタと前記レバーとがこのレバーの長さ方向に沿
った前後方向に複数ずつに分割され、前記各分割レバー
は、前側の分割レバーに対して後側の分割レバーが回動
可能に支持される一方、後側の分割レバーには前側の分
割レバーに係止してこの前側の分割レバーに対して嵌合
操作方向に回動することが規制される係止部が設けら
れ、前記各分割レバーと前記各分割コネクタとは前後方
向に対応するもの同士が係合可能とされ、このうち最前
の分割レバーは最前の分割コネクタに対して初めから押
圧可能に係合しているとともに、それ以外の分割レバー
は、それよりも前側の分割レバーが所定角度回動した後
に対応する分割コネクタに対して押圧可能に係合するよ
うになっており、かつ前記一方のコネクタには、前側の
分割レバーが所定角度回動されて対応する分割コネクタ
が正規位置に嵌合された場合に、その後側の分割レバー
の前記係止部に係合して前側の分割レバーに対する係止
を解除する解除部が設けられている構成としたところに
特徴を有する。
【0005】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>レバーの回
動操作を行うと、各分割レバーが一体となった状態で先
端の支点部を中心に回動され、最前の分割コネクタが最
前の分割レバーで押圧されて一方のコネクタ側に嵌合さ
れる。その間、後側の分割コネクタは嵌合されない。最
前の分割コネクタが正規位置に嵌合されると、解除部が
その後側の分割レバーの係止部に係合して係止を解除す
るから、後側の分割レバーが最前の分割レバーに対して
回動され、今度は後側の分割コネクタが嵌合される。さ
らに後方に分割レバーと分割コネクタの組があれば、分
割レバーがその前側の分割レバーに対して回動して対応
する分割コネクタが順次に嵌合される。複数に分かれた
分割コネクタを対応する分割レバーにより順次に嵌合す
るようにしたから、1個のレバーにより嵌合できる最大
の極数よりも多くの極数を嵌合でき、しかもレバーの回
動操作は一度で済むから、作業性にも優れたものとな
る。
動操作を行うと、各分割レバーが一体となった状態で先
端の支点部を中心に回動され、最前の分割コネクタが最
前の分割レバーで押圧されて一方のコネクタ側に嵌合さ
れる。その間、後側の分割コネクタは嵌合されない。最
前の分割コネクタが正規位置に嵌合されると、解除部が
その後側の分割レバーの係止部に係合して係止を解除す
るから、後側の分割レバーが最前の分割レバーに対して
回動され、今度は後側の分割コネクタが嵌合される。さ
らに後方に分割レバーと分割コネクタの組があれば、分
割レバーがその前側の分割レバーに対して回動して対応
する分割コネクタが順次に嵌合される。複数に分かれた
分割コネクタを対応する分割レバーにより順次に嵌合す
るようにしたから、1個のレバーにより嵌合できる最大
の極数よりも多くの極数を嵌合でき、しかもレバーの回
動操作は一度で済むから、作業性にも優れたものとな
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。この実施形態では、図1及び
図2に示すように、雌雄のコネクタ10,20と、両コ
ネクタ10,20を嵌合操作するためのレバー30とを
備えている。雌コネクタ10は、大型の第1コネクタ1
1と、これよりも小型の第2コネクタ12とを備えてい
る。各コネクタ11,12には、それぞれ雌側端子金具
(図示せず)が図1の上方から挿入されて収容されてい
る。
図面に基づいて説明する。この実施形態では、図1及び
図2に示すように、雌雄のコネクタ10,20と、両コ
ネクタ10,20を嵌合操作するためのレバー30とを
備えている。雌コネクタ10は、大型の第1コネクタ1
1と、これよりも小型の第2コネクタ12とを備えてい
る。各コネクタ11,12には、それぞれ雌側端子金具
(図示せず)が図1の上方から挿入されて収容されてい
る。
【0007】一方の雄コネクタ20は、本体部21の上
面に、上記の雌コネクタ10が嵌合可能なフード部22
が設けられた形状であって、フード部22の奥側は、仕
切壁23によって、上記した雌コネクタ10における第
1と第2のコネクタ11,12の嵌合領域に仕切られて
いる。本体部21の下方からは、図示しない雄側端子金
具が挿入され、それぞれのタブがフード部22の奥面か
ら、上記した雌側端子金具と対応して突出した状態で収
容されている。
面に、上記の雌コネクタ10が嵌合可能なフード部22
が設けられた形状であって、フード部22の奥側は、仕
切壁23によって、上記した雌コネクタ10における第
1と第2のコネクタ11,12の嵌合領域に仕切られて
いる。本体部21の下方からは、図示しない雄側端子金
具が挿入され、それぞれのタブがフード部22の奥面か
ら、上記した雌側端子金具と対応して突出した状態で収
容されている。
【0008】雌コネクタ10にはレバー30が装着され
ている。レバー30は、第1レバー31と第2レバー3
2とを繋いで構成されている。第1レバー31は細長い
形状であって、一対が第1コネクタ11を挟持可能な間
隔に配されて先端同士が支点部34で連結された二股状
に形成されている。この第1レバー31は、その長さ方
向の中央部に形成された長孔状の軸孔35が、第1コネ
クタ11の側面に突設された第1ピン14に嵌合される
ことで回動可能に支持されるようになっている。
ている。レバー30は、第1レバー31と第2レバー3
2とを繋いで構成されている。第1レバー31は細長い
形状であって、一対が第1コネクタ11を挟持可能な間
隔に配されて先端同士が支点部34で連結された二股状
に形成されている。この第1レバー31は、その長さ方
向の中央部に形成された長孔状の軸孔35が、第1コネ
クタ11の側面に突設された第1ピン14に嵌合される
ことで回動可能に支持されるようになっている。
【0009】一方の第2レバー32は、やや幅広で細長
い本体部36の下縁中央部に半円形部37が突設された
形状であり、同じように一対が上記の第1レバー31を
挟持可能な間隔に配されて、後端同士が操作部38で連
結された二股状となっている。この第2レバー32は、
本体部36における長さ方向の中央から少し前方に寄っ
た位置が、第1レバー31の後端に対して軸40によっ
て回動可能に支持されている。
い本体部36の下縁中央部に半円形部37が突設された
形状であり、同じように一対が上記の第1レバー31を
挟持可能な間隔に配されて、後端同士が操作部38で連
結された二股状となっている。この第2レバー32は、
本体部36における長さ方向の中央から少し前方に寄っ
た位置が、第1レバー31の後端に対して軸40によっ
て回動可能に支持されている。
【0010】第2レバー32の先端側の下縁には嵌入部
42が膨出形成され、この嵌入部42に形成された窓孔
43内に、第1レバー31の後端側に係止する係止部4
5が設けられている。この係止部45は詳細には、図2
にも示すように、第2レバー32の内面よりも内方に突
出した位置において窓孔43の下縁から立ち上がり形成
され、その上面に第1レバー31の後端側の下縁が受け
られるようになっているとともに、内面側の下端部が、
下方に向けて次第に薄肉となったテーパ面46とされ、
上端側が内外の方向に撓み変形可能となっている。
42が膨出形成され、この嵌入部42に形成された窓孔
43内に、第1レバー31の後端側に係止する係止部4
5が設けられている。この係止部45は詳細には、図2
にも示すように、第2レバー32の内面よりも内方に突
出した位置において窓孔43の下縁から立ち上がり形成
され、その上面に第1レバー31の後端側の下縁が受け
られるようになっているとともに、内面側の下端部が、
下方に向けて次第に薄肉となったテーパ面46とされ、
上端側が内外の方向に撓み変形可能となっている。
【0011】一方、第2レバー32における本体部21
から半円形部37にわたる領域には、第1レバー31の
先端の支点部34を中心とした円弧形をなす所定長さの
ガイド溝48が形成されており、このガイド溝48内
に、第2コネクタ12の側面に突設された第2ピン15
が嵌合されるようになっている。また、ガイド溝48の
上端には、軸40側に向けて屈曲した押圧溝49が形成
されている。
から半円形部37にわたる領域には、第1レバー31の
先端の支点部34を中心とした円弧形をなす所定長さの
ガイド溝48が形成されており、このガイド溝48内
に、第2コネクタ12の側面に突設された第2ピン15
が嵌合されるようになっている。また、ガイド溝48の
上端には、軸40側に向けて屈曲した押圧溝49が形成
されている。
【0012】雄コネクタ20側では、フード部22の側
壁のうちの図1の左側の側壁22Aに、レバー30の支
点部34が回動可能に嵌合される支持孔25が形成され
ている。また、上記の支持孔25の形成された側壁22
Aと直角をなす両側壁22Bの内側には、第2レバー3
2の係止部45と係合してその係止を解除するための解
除壁27が設けられている。詳細には図2に示すよう
に、両側壁22Bの内側における第2レバー32の嵌入
部42が嵌入される位置において、その嵌入部42の厚
さ寸法と同じ間隔を開けてフード部22の奥面から所定
高さ突設されている。さらに、支点部34を設けた側と
反対側の側壁22Cから奥面にわたっては、第2レバー
32における半円形部37からその付近を嵌めて逃がす
逃がし溝29が形成されている。
壁のうちの図1の左側の側壁22Aに、レバー30の支
点部34が回動可能に嵌合される支持孔25が形成され
ている。また、上記の支持孔25の形成された側壁22
Aと直角をなす両側壁22Bの内側には、第2レバー3
2の係止部45と係合してその係止を解除するための解
除壁27が設けられている。詳細には図2に示すよう
に、両側壁22Bの内側における第2レバー32の嵌入
部42が嵌入される位置において、その嵌入部42の厚
さ寸法と同じ間隔を開けてフード部22の奥面から所定
高さ突設されている。さらに、支点部34を設けた側と
反対側の側壁22Cから奥面にわたっては、第2レバー
32における半円形部37からその付近を嵌めて逃がす
逃がし溝29が形成されている。
【0013】続いて、本実施形態の作用を説明する。ま
ず、第1レバー31の後側に第2レバー32が軸40に
よって組み付けられる。一方雌コネクタ10は、第1と
第2のコネクタ11,12が段差無く並べられ、第1レ
バー31の軸孔35に第1コネクタ11の第1ピン14
が嵌合される。また、第2レバー32の係止部45が第
1レバー31の後端側の下縁に当てられつつ、ガイド溝
48の下端に第2コネクタ12の第2ピン15が嵌合さ
れる。これにより図1に示すように、第1レバー31は
第1コネクタ11とほぼ対応した位置において、後端を
15度程度上方に傾けた姿勢で、また第2レバー32は
第2コネクタ12とほぼ対応した位置において、操作部
38側をさらに急勾配で傾けた姿勢で組み付けられる。
ず、第1レバー31の後側に第2レバー32が軸40に
よって組み付けられる。一方雌コネクタ10は、第1と
第2のコネクタ11,12が段差無く並べられ、第1レ
バー31の軸孔35に第1コネクタ11の第1ピン14
が嵌合される。また、第2レバー32の係止部45が第
1レバー31の後端側の下縁に当てられつつ、ガイド溝
48の下端に第2コネクタ12の第2ピン15が嵌合さ
れる。これにより図1に示すように、第1レバー31は
第1コネクタ11とほぼ対応した位置において、後端を
15度程度上方に傾けた姿勢で、また第2レバー32は
第2コネクタ12とほぼ対応した位置において、操作部
38側をさらに急勾配で傾けた姿勢で組み付けられる。
【0014】次に図3に示すように、レバー30の支点
部34が雄コネクタ20のフード部22の支持孔25に
嵌められるとともに、第1と第2の両コネクタ11,1
2の下端側が雄コネクタ20のフード部22内に所定寸
法嵌合されて保持される。係る状態から、第2レバー3
2の操作部38を図3の矢線方向に押し込むと、係止部
45が第1レバー31に当たって第2レバー32が軸4
0を中心として同図の時計回り方向に回動することが規
制されているから、第1レバー31と第2レバー32と
が一体となって、支点部34を中心として同図の時計回
り方向に回動される。そうすると図4に示すように、第
1レバー31の軸孔35が第1ピン14を押すことで、
第1コネクタ11がフード部22の奥側に向けて次第に
嵌合され、一方、第2コネクタ12は、第2ピン15が
第2レバー32のガイド溝48を上方に摺動しつつ、初
期の嵌合位置に留められる。
部34が雄コネクタ20のフード部22の支持孔25に
嵌められるとともに、第1と第2の両コネクタ11,1
2の下端側が雄コネクタ20のフード部22内に所定寸
法嵌合されて保持される。係る状態から、第2レバー3
2の操作部38を図3の矢線方向に押し込むと、係止部
45が第1レバー31に当たって第2レバー32が軸4
0を中心として同図の時計回り方向に回動することが規
制されているから、第1レバー31と第2レバー32と
が一体となって、支点部34を中心として同図の時計回
り方向に回動される。そうすると図4に示すように、第
1レバー31の軸孔35が第1ピン14を押すことで、
第1コネクタ11がフード部22の奥側に向けて次第に
嵌合され、一方、第2コネクタ12は、第2ピン15が
第2レバー32のガイド溝48を上方に摺動しつつ、初
期の嵌合位置に留められる。
【0015】両レバー31,32が一体的に約20度回
動されると、図5に示すように、第1コネクタ11がフ
ード部22の奥面、すなわち正規位置に嵌合される。そ
れとともに、図6に示すように、第2レバー32の嵌入
部42がフード部22の奥面から立てられた解除壁27
の外側に嵌入される。その際、解除壁27の外面側の上
端角部が係止部45のテーパ面46に当たり、係止部4
5を外側に撓み変形させて窓孔43内に逃がす。これに
より、係止部45が第1レバー31の下縁から外れて係
止が解除される。
動されると、図5に示すように、第1コネクタ11がフ
ード部22の奥面、すなわち正規位置に嵌合される。そ
れとともに、図6に示すように、第2レバー32の嵌入
部42がフード部22の奥面から立てられた解除壁27
の外側に嵌入される。その際、解除壁27の外面側の上
端角部が係止部45のテーパ面46に当たり、係止部4
5を外側に撓み変形させて窓孔43内に逃がす。これに
より、係止部45が第1レバー31の下縁から外れて係
止が解除される。
【0016】この間、第2コネクタ12の第2ピン15
は、図5に示すように、ガイド溝48の上端、すなわち
押圧溝49に臨んでいる。従って、引き続いて操作部3
8を押圧すると、図8に示すように、係止部45が撓み
変形したまま第1レバー31の外面を摺接しつつ、第2
レバー32が軸40を中心として図7の時計回り方向に
回動する。それに伴い、押圧溝49の上縁が第2ピン1
5を押圧して、今度は第2コネクタ12がフード部22
の奥面に嵌合される。これにより両コネクタ11,12
の嵌合操作が終了する。
は、図5に示すように、ガイド溝48の上端、すなわち
押圧溝49に臨んでいる。従って、引き続いて操作部3
8を押圧すると、図8に示すように、係止部45が撓み
変形したまま第1レバー31の外面を摺接しつつ、第2
レバー32が軸40を中心として図7の時計回り方向に
回動する。それに伴い、押圧溝49の上縁が第2ピン1
5を押圧して、今度は第2コネクタ12がフード部22
の奥面に嵌合される。これにより両コネクタ11,12
の嵌合操作が終了する。
【0017】以上説明したように本実施形態によれば、
雌コネクタ10を第1コネクタ11と第2コネクタ12
とに分割し、それらを同じく分割された第1と第2のレ
バー31,32によって順次に嵌合するようにしたか
ら、例えば通常1個のレバーにより嵌合できる最大の極
数を持った第1コネクタ11に加えて、第2コネクタ1
2についても、レバーによる嵌合を行うことができ、す
なわち、より多極のコネクタの嵌合にも対応できる。し
かも、レバー30が分割されているとは言えども、その
回動操作は一度で済むから、作業性にも優れたものとな
る。
雌コネクタ10を第1コネクタ11と第2コネクタ12
とに分割し、それらを同じく分割された第1と第2のレ
バー31,32によって順次に嵌合するようにしたか
ら、例えば通常1個のレバーにより嵌合できる最大の極
数を持った第1コネクタ11に加えて、第2コネクタ1
2についても、レバーによる嵌合を行うことができ、す
なわち、より多極のコネクタの嵌合にも対応できる。し
かも、レバー30が分割されているとは言えども、その
回動操作は一度で済むから、作業性にも優れたものとな
る。
【0018】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)コネクタ及びレバーは3以上に分割して順次に嵌
合することも可能である。 (2)ハウジングの形状等によっては、雄コネクタ側に
レバーを装着してそれらを分割する構造としてもよい。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)コネクタ及びレバーは3以上に分割して順次に嵌
合することも可能である。 (2)ハウジングの形状等によっては、雄コネクタ側に
レバーを装着してそれらを分割する構造としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る嵌合前の一部切欠側
面図
面図
【図2】その断面図
【図3】嵌合初期の状態の一部切欠側面図
【図4】第1コネクタの嵌合途中の一部切欠側面図
【図5】第1コネクタが正規嵌合された状態の一部切欠
側面図
側面図
【図6】その断面図
【図7】第2コネクタが正規嵌合された状態の一部切欠
側面図
側面図
【図8】その断面図
10…雌コネクタ 11…第1コネクタ 12…第2コネクタ 14…第1ピン 15…第2ピン 20…雄コネクタ 25…支持孔 27…解除壁(解除部) 30…レバー 31…第1レバー 32…第2レバー 34…支点部 35…軸孔 38…操作部 40…軸 45…係止部 48…ガイド溝 49…押圧溝
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに嵌合可能な一対のコネクタのうち
の一方のコネクタには、レバーの先端に設けられた支点
部が回動可能に支持されてこのレバーに他方のコネクタ
が係合され、基端の操作部により前記レバーが前記支点
部を中心に回動されることに伴い前記他方のコネクタが
前記一方のコネクタ側に嵌合されるようにしたコネクタ
において、 前記他方のコネクタと前記レバーとがこのレバーの長さ
方向に沿った前後方向に複数ずつに分割され、 前記各分割レバーは、前側の分割レバーに対して後側の
分割レバーが回動可能に支持される一方、後側の分割レ
バーには前側の分割レバーに係止してこの前側の分割レ
バーに対して嵌合操作方向に回動することが規制される
係止部が設けられ、 前記各分割レバーと前記各分割コネクタとは前後方向に
対応するもの同士が係合可能とされ、このうち最前の分
割レバーは最前の分割コネクタに対して初めから押圧可
能に係合しているとともに、それ以外の分割レバーは、
それよりも前側の分割レバーが所定角度回動した後に対
応する分割コネクタに対して押圧可能に係合するように
なっており、 かつ前記一方のコネクタには、前側の分割レバーが所定
角度回動されて対応する分割コネクタが正規位置に嵌合
された場合に、その後側の分割レバーの前記係止部に係
合して前側の分割レバーに対する係止を解除する解除部
が設けられていることを特徴とするレバー式コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000170791A JP2001351729A (ja) | 2000-06-07 | 2000-06-07 | レバー式コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000170791A JP2001351729A (ja) | 2000-06-07 | 2000-06-07 | レバー式コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001351729A true JP2001351729A (ja) | 2001-12-21 |
Family
ID=18673448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000170791A Pending JP2001351729A (ja) | 2000-06-07 | 2000-06-07 | レバー式コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001351729A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007188663A (ja) * | 2006-01-11 | 2007-07-26 | Yazaki Corp | レバー嵌合式コネクタ |
DE112005000163B4 (de) * | 2004-01-09 | 2012-05-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Steckerverbindungsanordnung |
JP2015064005A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-04-09 | 吉田 英夫 | ガスボンベの封板およびガスボンベの破封装置並びに消火ガス噴射器 |
US10193275B2 (en) | 2015-10-07 | 2019-01-29 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Electrical connection device |
CN114556714A (zh) * | 2019-10-18 | 2022-05-27 | 株式会社自动网络技术研究所 | 杆式连接器 |
-
2000
- 2000-06-07 JP JP2000170791A patent/JP2001351729A/ja active Pending
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CN114556714B (zh) * | 2019-10-18 | 2024-03-22 | 株式会社自动网络技术研究所 | 杆式连接器 |
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