JP2001246767A - インクジェット画像形成方法及びインクジェット画像形成装置 - Google Patents
インクジェット画像形成方法及びインクジェット画像形成装置Info
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- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/21—Ink jet for multi-colour printing
- B41J2/2107—Ink jet for multi-colour printing characterised by the ink properties
- B41J2/2114—Ejecting specialized liquids, e.g. transparent or processing liquids
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- B41J2/2117—Ejecting white liquids
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 速乾性インクと遅乾性インクを併用して画像
形成を行う場合に、インクの吐出位置にずれが生じた場
合であっても、画像の解像度の低下を招くことなく、高
画質の画像を得ることができるインクジェット画像形成
方法及びインクジェット画像形成装置を提供する。 【解決手段】 遅乾性インクとしてブラックインクBk
を、速乾性インクの一つとしてホワイトインクWを採用
する。記録用紙P上の黒ドット形成位置に、ホワイトイ
ンクWによる白ドットを形成した後に、その上にブラッ
クインクBkを打ち込む。記録用紙P上へのホワイトイ
ンクWの吐出位置にずれが生じたとしても、この速乾性
インクは外観上殆ど目立たない。
形成を行う場合に、インクの吐出位置にずれが生じた場
合であっても、画像の解像度の低下を招くことなく、高
画質の画像を得ることができるインクジェット画像形成
方法及びインクジェット画像形成装置を提供する。 【解決手段】 遅乾性インクとしてブラックインクBk
を、速乾性インクの一つとしてホワイトインクWを採用
する。記録用紙P上の黒ドット形成位置に、ホワイトイ
ンクWによる白ドットを形成した後に、その上にブラッ
クインクBkを打ち込む。記録用紙P上へのホワイトイ
ンクWの吐出位置にずれが生じたとしても、この速乾性
インクは外観上殆ど目立たない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数種類のインク
(例えば速乾性インクと遅乾性インク)を併用したイン
クジェット画像形成方法及びインクジェット画像形成装
置に係る。特に、本発明は、解像度の高い高画質の画像
を得るための改良に関する。
(例えば速乾性インクと遅乾性インク)を併用したイン
クジェット画像形成方法及びインクジェット画像形成装
置に係る。特に、本発明は、解像度の高い高画質の画像
を得るための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インクジェット方式の画像形成
装置(以下、インクジェットプリンタと称す)では、連
続給紙される記録用紙の上面にインク滴が吐出されて順
に画像形成が行われる。これら画像形成が行われた記録
用紙は排紙トレイに順に排紙されて積層される。
装置(以下、インクジェットプリンタと称す)では、連
続給紙される記録用紙の上面にインク滴が吐出されて順
に画像形成が行われる。これら画像形成が行われた記録
用紙は排紙トレイに順に排紙されて積層される。
【0003】また、これまで、複数種類のインクを使用
し且つこれらインク同士を記録用紙上で重ね合わせるこ
とによって画像形成を行うインクジェットプリンタとし
て以下のものが提案されている。
し且つこれらインク同士を記録用紙上で重ね合わせるこ
とによって画像形成を行うインクジェットプリンタとし
て以下のものが提案されている。
【0004】特開平5−330086号公報には、黒色
の再現性は高いが乾燥に時間がかかる遅乾性の黒インク
と、乾燥は早いが印字濃度が薄い速乾性の黒インクとを
併用して画像形成を行う場合のドット形成方法の改良に
ついて開示されている。つまり、黒ドットを形成すべき
領域に隣接してカラードットが形成される場合には、そ
の境界領域を速乾性の黒インク、またはC(シアン)、
M(マゼンタ)、Y(イエロー)のインク(速乾性イン
ク)を重ねて形成し、他の領域を遅乾性の黒インクで形
成するようにしている。これにより、黒色の再現性の向
上と、黒ドットとカラードットとの境界で発生する滲み
の抑制とを実現している。
の再現性は高いが乾燥に時間がかかる遅乾性の黒インク
と、乾燥は早いが印字濃度が薄い速乾性の黒インクとを
併用して画像形成を行う場合のドット形成方法の改良に
ついて開示されている。つまり、黒ドットを形成すべき
領域に隣接してカラードットが形成される場合には、そ
の境界領域を速乾性の黒インク、またはC(シアン)、
M(マゼンタ)、Y(イエロー)のインク(速乾性イン
ク)を重ねて形成し、他の領域を遅乾性の黒インクで形
成するようにしている。これにより、黒色の再現性の向
上と、黒ドットとカラードットとの境界で発生する滲み
の抑制とを実現している。
【0005】また、特開平7−149036号公報に
は、記録用紙への浸透性が低い黒インク(遅乾性イン
ク)と、浸透性が高い上記C,M,Yの各インク(速乾
性インク)とを用いた技術が開示されている。即ち、黒
ドットを形成すべき領域に隣接してカラードットの領域
が形成される場合に、黒ドット領域内の黒ドットを間引
いて、代わりにカラードットを形成する(千鳥ドット)
ようにしている。また、カラードットを黒ドット領域の
下地に形成しておいて、黒ドットをカラードットに重ね
て形成することも開示されている。これにより、黒ドッ
ト領域とカラードット領域との境界で発生する滲みを防
止すると共に、黒ドットの乾燥時間を短縮している。
は、記録用紙への浸透性が低い黒インク(遅乾性イン
ク)と、浸透性が高い上記C,M,Yの各インク(速乾
性インク)とを用いた技術が開示されている。即ち、黒
ドットを形成すべき領域に隣接してカラードットの領域
が形成される場合に、黒ドット領域内の黒ドットを間引
いて、代わりにカラードットを形成する(千鳥ドット)
ようにしている。また、カラードットを黒ドット領域の
下地に形成しておいて、黒ドットをカラードットに重ね
て形成することも開示されている。これにより、黒ドッ
ト領域とカラードット領域との境界で発生する滲みを防
止すると共に、黒ドットの乾燥時間を短縮している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述した各公
報に開示されている技術にあっては、黒領域とカラー領
域との境界部分に付される速乾性のインクの吐出位置に
高い精度が要求される。つまり、この速乾性インクの吐
出位置が所定の上記境界部分から僅かでもずれた場合に
は、この速乾性インクの存在のために境界部分の境界ラ
インが乱れ、これが原因となって画像の解像度の低下を
招いてしまう。このように、ドットの滲みを抑制して高
画質を得るために吐出される速乾性インクが、逆に画質
を劣化させる要因となってしまう可能性があった。
報に開示されている技術にあっては、黒領域とカラー領
域との境界部分に付される速乾性のインクの吐出位置に
高い精度が要求される。つまり、この速乾性インクの吐
出位置が所定の上記境界部分から僅かでもずれた場合に
は、この速乾性インクの存在のために境界部分の境界ラ
インが乱れ、これが原因となって画像の解像度の低下を
招いてしまう。このように、ドットの滲みを抑制して高
画質を得るために吐出される速乾性インクが、逆に画質
を劣化させる要因となってしまう可能性があった。
【0007】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、例えば速乾性インク
と遅乾性インクといった複数種類のインクを併用して画
像形成を行う場合に、インクの吐出位置にずれが生じた
場合であっても、画像の解像度の低下を招くことなく、
高画質の画像を得ることができるインクジェット画像形
成方法及びインクジェット画像形成装置を提供すること
にある。
であり、その目的とするところは、例えば速乾性インク
と遅乾性インクといった複数種類のインクを併用して画
像形成を行う場合に、インクの吐出位置にずれが生じた
場合であっても、画像の解像度の低下を招くことなく、
高画質の画像を得ることができるインクジェット画像形
成方法及びインクジェット画像形成装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】−発明の概要− 上記の目的を達成するために、本発明は、画像形成に使
用される複数種類のインクのうち一部を白色または透明
の速乾性インクとすることで、その吐出位置にずれが生
じてもそれが目立たないようにしている。
用される複数種類のインクのうち一部を白色または透明
の速乾性インクとすることで、その吐出位置にずれが生
じてもそれが目立たないようにしている。
【0009】−解決手段− 具体的に本発明は、複数種類のインクを併用して記録媒
体の上面に画像形成を行うインクジェット画像形成方法
を前提とする。そして、複数種類のインクのうち少なく
とも一つを白色または透明の速乾性インクとし、この白
色または透明の速乾性インクを他のインクと重ねるかま
たは他のインクに隣接させて記録媒体の上面に付すよう
にしている。
体の上面に画像形成を行うインクジェット画像形成方法
を前提とする。そして、複数種類のインクのうち少なく
とも一つを白色または透明の速乾性インクとし、この白
色または透明の速乾性インクを他のインクと重ねるかま
たは他のインクに隣接させて記録媒体の上面に付すよう
にしている。
【0010】このインクジェット画像形成方法を使用す
る装置の構成として以下のものが挙げられる。つまり、
複数種類のインクを併用して記録媒体の上面に画像形成
を行うインクジェット画像形成装置を前提とする。この
インクジェット画像形成装置に対し、複数種類のインク
のうち少なくとも一つを白色または透明の速乾性インク
とする。また、上記白色または透明の速乾性インクを、
記録媒体の上面における他のインクと重なる位置かまた
は他のインクに隣接する位置に付すように、この速乾性
インクの吐出制御を行う速乾性インク吐出制御手段を備
えさせている。
る装置の構成として以下のものが挙げられる。つまり、
複数種類のインクを併用して記録媒体の上面に画像形成
を行うインクジェット画像形成装置を前提とする。この
インクジェット画像形成装置に対し、複数種類のインク
のうち少なくとも一つを白色または透明の速乾性インク
とする。また、上記白色または透明の速乾性インクを、
記録媒体の上面における他のインクと重なる位置かまた
は他のインクに隣接する位置に付すように、この速乾性
インクの吐出制御を行う速乾性インク吐出制御手段を備
えさせている。
【0011】これら特定事項により、記録媒体上への画
像形成時に、速乾性インクを他のインクと重なる位置か
または他のインクに隣接する位置に付した場合、記録媒
体上への速乾性インクの吐出位置にずれが生じたとして
も、この速乾性インクは白色または透明であるため外観
上殆ど目立たない。また、速乾性インクとして白色イン
クを採用し、これを他のインク(例えばブラックイン
ク)に隣接する位置に付した場合には、この両インク同
士のコントラストが大きくなる。このようにして、他の
インクにより形成された画像の外縁が明瞭になって解像
度の高い高画質の画像を得ることができる。
像形成時に、速乾性インクを他のインクと重なる位置か
または他のインクに隣接する位置に付した場合、記録媒
体上への速乾性インクの吐出位置にずれが生じたとして
も、この速乾性インクは白色または透明であるため外観
上殆ど目立たない。また、速乾性インクとして白色イン
クを採用し、これを他のインク(例えばブラックイン
ク)に隣接する位置に付した場合には、この両インク同
士のコントラストが大きくなる。このようにして、他の
インクにより形成された画像の外縁が明瞭になって解像
度の高い高画質の画像を得ることができる。
【0012】上記他のインクを特定したインクジェット
画像形成方法として、以下のものが挙げられる。つま
り、速乾性インク及び遅乾性インクを併用して記録媒体
の上面に画像形成を行うインクジェット画像形成方法で
あって、上記速乾性インクとして白色または透明のイン
クを用い、この白色または透明の速乾性インクを遅乾性
インクと重ねるかまたは遅乾性インクに隣接させて記録
媒体の上面に付すようにしている。
画像形成方法として、以下のものが挙げられる。つま
り、速乾性インク及び遅乾性インクを併用して記録媒体
の上面に画像形成を行うインクジェット画像形成方法で
あって、上記速乾性インクとして白色または透明のイン
クを用い、この白色または透明の速乾性インクを遅乾性
インクと重ねるかまたは遅乾性インクに隣接させて記録
媒体の上面に付すようにしている。
【0013】このインクジェット画像形成方法を使用す
る装置の構成として以下のものが挙げられる。つまり、
速乾性インク及び遅乾性インクを併用して記録媒体の上
面に画像形成を行うインクジェット画像形成装置であっ
て、上記速乾性インクを白色または透明のインクとす
る。また、上記白色または透明の速乾性インクを、記録
媒体の上面における遅乾性インクと重なる位置かまたは
遅乾性インクに隣接する位置に付すように、この速乾性
インクの吐出制御を行う速乾性インク吐出制御手段を備
えさせている。
る装置の構成として以下のものが挙げられる。つまり、
速乾性インク及び遅乾性インクを併用して記録媒体の上
面に画像形成を行うインクジェット画像形成装置であっ
て、上記速乾性インクを白色または透明のインクとす
る。また、上記白色または透明の速乾性インクを、記録
媒体の上面における遅乾性インクと重なる位置かまたは
遅乾性インクに隣接する位置に付すように、この速乾性
インクの吐出制御を行う速乾性インク吐出制御手段を備
えさせている。
【0014】これら特定事項によっても、記録媒体上へ
の速乾性インクの吐出位置にずれが生じたとしても、外
観上殆ど目立つことはない。また、速乾性インクとして
白色インクを採用し、これを遅乾性インクに隣接する位
置に付した場合には、この両インク同士のコントラスト
が大きくなり高画質の画像を得ることができる。
の速乾性インクの吐出位置にずれが生じたとしても、外
観上殆ど目立つことはない。また、速乾性インクとして
白色インクを採用し、これを遅乾性インクに隣接する位
置に付した場合には、この両インク同士のコントラスト
が大きくなり高画質の画像を得ることができる。
【0015】更に、速乾性インクを併用したことにより
遅乾性インクの記録媒体(記録用紙)への浸透性が高ま
り、ドットを形成するインクの乾燥時間を短縮すること
ができる。このため、複数枚の記録媒体に対して連続し
て画像形成を行う際、先行して排出された記録媒体上の
インクが完全に乾燥した後に後続の記録媒体を排出する
ことが可能になる。従って、先行する記録媒体上のイン
クの未乾燥が原因で記録媒体に汚れが発生してしまうと
いった状況を回避することができる。
遅乾性インクの記録媒体(記録用紙)への浸透性が高ま
り、ドットを形成するインクの乾燥時間を短縮すること
ができる。このため、複数枚の記録媒体に対して連続し
て画像形成を行う際、先行して排出された記録媒体上の
インクが完全に乾燥した後に後続の記録媒体を排出する
ことが可能になる。従って、先行する記録媒体上のイン
クの未乾燥が原因で記録媒体に汚れが発生してしまうと
いった状況を回避することができる。
【0016】従来では、先行して排紙された記録用紙上
のインクが完全に乾燥した後に後続の記録用紙が積層さ
れるようにするための提案として、特開平5−3381
36号公報、特開平9−76591号公報、特開平11
−5664号公報に開示されるものがある。上記特開平
5−338136号公報では、形成する画像における黒
画素率を演算すると共に装置周囲温度を検知し、それら
に基づいてインクが付与される記録用紙の搬送速度を変
化させ、後続の記録用紙が排紙される前に排紙トレイ上
の記録用紙のインクの乾燥を確実に行うようにしてい
る。特開平9−76591号公報では、先行して排紙さ
れた記録用紙上のインクの乾燥に要する時間と、この記
録用紙の排紙完了時からの経過時間とを計測し、この経
過時間がインクの乾燥に要する時間を越えるように、後
続の記録用紙の間欠送り動作を行うようにしている。特
開平11−5664号公報では、排紙スタッカに複数段
の排紙サポートを備えさせ、画像形成済みの記録用紙を
各排紙サポート間で順次置き換えていき、記録用紙同士
の接触がインクの乾燥後に行われるように、接触時間を
遅らせている。
のインクが完全に乾燥した後に後続の記録用紙が積層さ
れるようにするための提案として、特開平5−3381
36号公報、特開平9−76591号公報、特開平11
−5664号公報に開示されるものがある。上記特開平
5−338136号公報では、形成する画像における黒
画素率を演算すると共に装置周囲温度を検知し、それら
に基づいてインクが付与される記録用紙の搬送速度を変
化させ、後続の記録用紙が排紙される前に排紙トレイ上
の記録用紙のインクの乾燥を確実に行うようにしてい
る。特開平9−76591号公報では、先行して排紙さ
れた記録用紙上のインクの乾燥に要する時間と、この記
録用紙の排紙完了時からの経過時間とを計測し、この経
過時間がインクの乾燥に要する時間を越えるように、後
続の記録用紙の間欠送り動作を行うようにしている。特
開平11−5664号公報では、排紙スタッカに複数段
の排紙サポートを備えさせ、画像形成済みの記録用紙を
各排紙サポート間で順次置き換えていき、記録用紙同士
の接触がインクの乾燥後に行われるように、接触時間を
遅らせている。
【0017】ところが、上記特開平5−338136号
公報に開示された技術では、黒画素率と装置周囲温度と
を考慮しているものの、それらに基づいて乾燥時間を調
整するにとどまっている。このため、形成する画像や装
置周囲温度によっては、画像形成速度が低下することが
ある。特に、装置周囲温度が低い場合には画像形成速度
が著しく低下してしまう。同様に、特開平9−7659
1号公報に開示された技術においても、後続の記録用紙
の画像形成に要する時間を長くするものであって、形成
する画像によっては画像形成速度が著しく低下してしま
う虞がある。また、特開平11−5664号公報に開示
された技術では、排紙スタッカの構成の複雑化を招いて
しまうばかりでなく、各排紙サポート間で記録用紙を順
次置き換えていくための駆動力を要し、画像形成装置全
体としての消費電力の増大に繋がってしまう。
公報に開示された技術では、黒画素率と装置周囲温度と
を考慮しているものの、それらに基づいて乾燥時間を調
整するにとどまっている。このため、形成する画像や装
置周囲温度によっては、画像形成速度が低下することが
ある。特に、装置周囲温度が低い場合には画像形成速度
が著しく低下してしまう。同様に、特開平9−7659
1号公報に開示された技術においても、後続の記録用紙
の画像形成に要する時間を長くするものであって、形成
する画像によっては画像形成速度が著しく低下してしま
う虞がある。また、特開平11−5664号公報に開示
された技術では、排紙スタッカの構成の複雑化を招いて
しまうばかりでなく、各排紙サポート間で記録用紙を順
次置き換えていくための駆動力を要し、画像形成装置全
体としての消費電力の増大に繋がってしまう。
【0018】本発明によれば、これら従来技術の課題を
解決しながら、先行して排出された記録媒体上のインク
が完全に乾燥した後に後続の記録媒体を排出することが
可能になり、記録媒体の汚れを防止できる。
解決しながら、先行して排出された記録媒体上のインク
が完全に乾燥した後に後続の記録媒体を排出することが
可能になり、記録媒体の汚れを防止できる。
【0019】上記速乾性インク吐出制御手段による速乾
性インクの吐出制御として以下のものが挙げられる。先
ず、遅乾性インクが記録媒体上に付される前に、その遅
乾性インクが付される位置と同一位置またはその遅乾性
インクが付される領域と一部が重なる領域に予め白色ま
たは透明の速乾性インクを付すようにしている。
性インクの吐出制御として以下のものが挙げられる。先
ず、遅乾性インクが記録媒体上に付される前に、その遅
乾性インクが付される位置と同一位置またはその遅乾性
インクが付される領域と一部が重なる領域に予め白色ま
たは透明の速乾性インクを付すようにしている。
【0020】また、遅乾性インクが記録媒体上に付され
る前に、その遅乾性インクが付される位置に隣接する位
置に予め白色または透明の速乾性インクを付すようにし
ている。
る前に、その遅乾性インクが付される位置に隣接する位
置に予め白色または透明の速乾性インクを付すようにし
ている。
【0021】各インクを同一位置に付した場合には、遅
乾性インクによって形成されるドットの全体に亘って白
色または透明の速乾性インクによる乾燥時間の短縮化を
図ることができる。各インクが付される領域同士の一部
を重ねた場合には、遅乾性インクの一部の外縁が下地と
しての速乾性インクによって明瞭になり、高画質の画像
が得られる。遅乾性インクが付される位置に隣接する位
置に速乾性インクを付した場合には、この両インク同士
のコントラストが大きくなり、この場合にも高画質の画
像を得ることができる。
乾性インクによって形成されるドットの全体に亘って白
色または透明の速乾性インクによる乾燥時間の短縮化を
図ることができる。各インクが付される領域同士の一部
を重ねた場合には、遅乾性インクの一部の外縁が下地と
しての速乾性インクによって明瞭になり、高画質の画像
が得られる。遅乾性インクが付される位置に隣接する位
置に速乾性インクを付した場合には、この両インク同士
のコントラストが大きくなり、この場合にも高画質の画
像を得ることができる。
【0022】更に、速乾性インク吐出制御手段による速
乾性インクの吐出制御の一つとして、速乾性インクが記
録媒体上に付された際のドットが、遅乾性インクが記録
媒体上に付された際のドットよりも大きくなるようにし
ている。この特定事項によれば、速乾性インクのドット
上への遅乾性インクの吐出位置に僅かなずれが生じた場
合であっても、速乾性インクにより形成されるドット
を、遅乾性インクにより形成されるドット全体の下地と
することができる。このため、遅乾性インクのドット全
体の記録媒体への浸透性を高く維持することができ、ド
ットを形成するインクの乾燥時間を確実に短縮すること
ができる。
乾性インクの吐出制御の一つとして、速乾性インクが記
録媒体上に付された際のドットが、遅乾性インクが記録
媒体上に付された際のドットよりも大きくなるようにし
ている。この特定事項によれば、速乾性インクのドット
上への遅乾性インクの吐出位置に僅かなずれが生じた場
合であっても、速乾性インクにより形成されるドット
を、遅乾性インクにより形成されるドット全体の下地と
することができる。このため、遅乾性インクのドット全
体の記録媒体への浸透性を高く維持することができ、ド
ットを形成するインクの乾燥時間を確実に短縮すること
ができる。
【0023】また、記録媒体上において遅乾性インクに
よって画像形成が行われる領域を認識する領域認識手段
を設けておき、速乾性インク吐出制御手段が、上記領域
認識手段の出力を受けて、上記領域の輪郭に重なる位置
に速乾性インクを付すようにしている。更に、記録媒体
上において遅乾性インクによって画像形成が行われる領
域を認識する領域認識手段を設けておき、速乾性インク
吐出制御手段が、上記領域認識手段の出力を受けて、上
記領域の輪郭に隣接する外側位置に速乾性インクを付す
ようにしている。
よって画像形成が行われる領域を認識する領域認識手段
を設けておき、速乾性インク吐出制御手段が、上記領域
認識手段の出力を受けて、上記領域の輪郭に重なる位置
に速乾性インクを付すようにしている。更に、記録媒体
上において遅乾性インクによって画像形成が行われる領
域を認識する領域認識手段を設けておき、速乾性インク
吐出制御手段が、上記領域認識手段の出力を受けて、上
記領域の輪郭に隣接する外側位置に速乾性インクを付す
ようにしている。
【0024】これら特定事項によれば、遅乾性インクに
よって画像形成が行われる領域の輪郭を明瞭にすること
ができる。また、この遅乾性インクの領域が比較的大き
い場合であっても、速乾性インクが付される部分はその
領域の輪郭部分のみである。このため、上記領域全体に
速乾性インクを付す場合に比べて、この速乾性インクの
使用量を大幅に削減しながらも、上記領域の輪郭が明瞭
になって高画質の画像を得ることができる。
よって画像形成が行われる領域の輪郭を明瞭にすること
ができる。また、この遅乾性インクの領域が比較的大き
い場合であっても、速乾性インクが付される部分はその
領域の輪郭部分のみである。このため、上記領域全体に
速乾性インクを付す場合に比べて、この速乾性インクの
使用量を大幅に削減しながらも、上記領域の輪郭が明瞭
になって高画質の画像を得ることができる。
【0025】また、画像情報に基づいた速乾性インク吐
出制御手段の制御動作としては、以下のものが挙げられ
る。先ず、記録媒体上に形成される画像のうちテキスト
印字が行われる領域を認識するテキスト領域認識手段を
設ける。そして、速乾性インク吐出制御手段が、上記テ
キスト領域認識手段の出力を受け、テキスト印字が行わ
れる領域に重なる位置かまたはテキスト印字が行われる
領域に隣接する位置に速乾性インクを付すようにしてい
る。また、記録媒体上に形成される画像のうちイメージ
画像形成が行われる領域を認識するイメージ領域認識手
段を設ける。そして、イメージ領域認識手段の出力を受
け、イメージ画像形成が行われる領域への白色または透
明の速乾性インクの吐出を禁止するように速乾性インク
吐出制御手段のインク吐出動作を規制する吐出規制手段
を備えさせている。
出制御手段の制御動作としては、以下のものが挙げられ
る。先ず、記録媒体上に形成される画像のうちテキスト
印字が行われる領域を認識するテキスト領域認識手段を
設ける。そして、速乾性インク吐出制御手段が、上記テ
キスト領域認識手段の出力を受け、テキスト印字が行わ
れる領域に重なる位置かまたはテキスト印字が行われる
領域に隣接する位置に速乾性インクを付すようにしてい
る。また、記録媒体上に形成される画像のうちイメージ
画像形成が行われる領域を認識するイメージ領域認識手
段を設ける。そして、イメージ領域認識手段の出力を受
け、イメージ画像形成が行われる領域への白色または透
明の速乾性インクの吐出を禁止するように速乾性インク
吐出制御手段のインク吐出動作を規制する吐出規制手段
を備えさせている。
【0026】これら特定事項によれば、特に輪郭を明瞭
にしておくことが要求されるテキスト印字部分について
のみ高い解像度を得ることができる。逆に、イメージ画
像形成部分では、写真モードなどの画像形成が要求され
るため、高い解像度は要求されず、逆に、インクドット
にある程度の滲みが存在する方がよりリアルな画像が得
られる。このため、イメージ画像形成部分にあっては、
速乾性インクを使用しないことによりインクの滲みを許
容している。
にしておくことが要求されるテキスト印字部分について
のみ高い解像度を得ることができる。逆に、イメージ画
像形成部分では、写真モードなどの画像形成が要求され
るため、高い解像度は要求されず、逆に、インクドット
にある程度の滲みが存在する方がよりリアルな画像が得
られる。このため、イメージ画像形成部分にあっては、
速乾性インクを使用しないことによりインクの滲みを許
容している。
【0027】インクジェット画像形成装置の画像形成動
作の具体例として、連続給紙される複数枚の記録媒体上
面に速乾性インク及び遅乾性インクを併用して画像形成
を連続して行い、先行して排出された記録媒体上に後続
の記録媒体を重ねて排出するようにしている。このよう
な画像形成動作を行う場合、上述したように、先行して
排出された記録媒体上のインクが完全に乾燥していない
状態で後続の記録媒体が排出されることによる記録媒体
の汚れが懸念される。しかし、本発明では、速乾性イン
クを併用したことにより遅乾性インクの記録媒体への浸
透性が高まり、ドットを形成するインクの乾燥時間を短
縮することができ、上記汚れの発生を回避することがで
きる。
作の具体例として、連続給紙される複数枚の記録媒体上
面に速乾性インク及び遅乾性インクを併用して画像形成
を連続して行い、先行して排出された記録媒体上に後続
の記録媒体を重ねて排出するようにしている。このよう
な画像形成動作を行う場合、上述したように、先行して
排出された記録媒体上のインクが完全に乾燥していない
状態で後続の記録媒体が排出されることによる記録媒体
の汚れが懸念される。しかし、本発明では、速乾性イン
クを併用したことにより遅乾性インクの記録媒体への浸
透性が高まり、ドットを形成するインクの乾燥時間を短
縮することができ、上記汚れの発生を回避することがで
きる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0029】−プリンタの構成説明− 先ず、本実施形態に係るカラーインクジェットプリンタ
1の構成を図1及び図2に基づいて説明する。図1はカ
ラーインクジェットプリンタ1の外観を示す斜視図であ
る。図2はカラーインクジェットプリンタ1の内部構造
を示す図である。
1の構成を図1及び図2に基づいて説明する。図1はカ
ラーインクジェットプリンタ1の外観を示す斜視図であ
る。図2はカラーインクジェットプリンタ1の内部構造
を示す図である。
【0030】本カラーインクジェットプリンタ1は、キ
ャビネット2の前面側(図1における右側の面)に給紙
トレイ3が備えられ、また、この前面側における給紙ト
レイ3の上方に排紙トレイ4が備えられている。給紙ト
レイ3上には、載置された記録用紙Pの給紙位置を位置
決めするための位置決め部材31が設けられている。
ャビネット2の前面側(図1における右側の面)に給紙
トレイ3が備えられ、また、この前面側における給紙ト
レイ3の上方に排紙トレイ4が備えられている。給紙ト
レイ3上には、載置された記録用紙Pの給紙位置を位置
決めするための位置決め部材31が設けられている。
【0031】一方、図2に示すように、キャビネット2
の内部には、給紙トレイ3から排紙トレイ4に亘って、
ピックアップローラ11、給紙ローラ12、略U型の搬
送路13、PSローラ14、インクジェット機構5及び
排紙ローラ15が順に設けられている。
の内部には、給紙トレイ3から排紙トレイ4に亘って、
ピックアップローラ11、給紙ローラ12、略U型の搬
送路13、PSローラ14、インクジェット機構5及び
排紙ローラ15が順に設けられている。
【0032】上記インクジェット機構5は、図2の紙面
に対して鉛直方向に延びる一対のインクヘッドキャリッ
ジ保持シャフト51,51と、これらインクヘッドキャ
リッジ保持シャフト51,51によって保持されたイン
クヘッドキャリッジ52(図3参照)と、各インクヘッ
ドキャリッジ保持シャフト51に沿ってインクヘッドキ
ャリッジ52と共に往復走査されるインクヘッド53と
を有している。また、インクヘッドキャリッジ52には
インクタンク54a〜54eが搭載されている。具体的
には、図3に示すように、インクヘッドキャリッジ52
には、Bk(ブラック),C(シアン),M(マゼン
タ),Y(イエロー)の各インクを個別に収容した4個
のインクタンク54a〜54dと、本形態の特徴とする
W(ホワイト)インクを収容した1個のインクタンク5
4eとが主走査方向(図中の矢印I,IIに示すインクヘ
ッドキャリッジ52の往復移動方向)に順に並べられて
搭載されている。
に対して鉛直方向に延びる一対のインクヘッドキャリッ
ジ保持シャフト51,51と、これらインクヘッドキャ
リッジ保持シャフト51,51によって保持されたイン
クヘッドキャリッジ52(図3参照)と、各インクヘッ
ドキャリッジ保持シャフト51に沿ってインクヘッドキ
ャリッジ52と共に往復走査されるインクヘッド53と
を有している。また、インクヘッドキャリッジ52には
インクタンク54a〜54eが搭載されている。具体的
には、図3に示すように、インクヘッドキャリッジ52
には、Bk(ブラック),C(シアン),M(マゼン
タ),Y(イエロー)の各インクを個別に収容した4個
のインクタンク54a〜54dと、本形態の特徴とする
W(ホワイト)インクを収容した1個のインクタンク5
4eとが主走査方向(図中の矢印I,IIに示すインクヘ
ッドキャリッジ52の往復移動方向)に順に並べられて
搭載されている。
【0033】また、インクヘッド53には、これらイン
クタンク54a〜54eに図示しない供給路を経て個別
に繋がる複数のノズル(このノズルの配置状態について
は後述する)が設けられている。
クタンク54a〜54eに図示しない供給路を経て個別
に繋がる複数のノズル(このノズルの配置状態について
は後述する)が設けられている。
【0034】また、図2の如く、本カラーインクジェッ
トプリンタ1は各部を制御する制御装置6を有してい
る。尚、以下に説明するカラーインクジェットプリンタ
1での処理および動作は、特に断らない限り制御装置6
が制御するものとする。
トプリンタ1は各部を制御する制御装置6を有してい
る。尚、以下に説明するカラーインクジェットプリンタ
1での処理および動作は、特に断らない限り制御装置6
が制御するものとする。
【0035】−各ノズルの配置状態の説明− 次に、各ノズルの配置状態について説明する。図4は、
インクヘッド53を上から見たとき(インクヘッド53
から記録用紙Pに向かう方向に見たとき)の各ノズル5
3a〜53eの配置状態を示す図である。この図4では
X方向がインクヘッド53の往復移動方向であり、Y方
向が記録用紙Pの搬送方向である。
インクヘッド53を上から見たとき(インクヘッド53
から記録用紙Pに向かう方向に見たとき)の各ノズル5
3a〜53eの配置状態を示す図である。この図4では
X方向がインクヘッド53の往復移動方向であり、Y方
向が記録用紙Pの搬送方向である。
【0036】インクヘッド53は、ブラックヘッド・ブ
ロック53A及びカラーヘッド・ブロック53Bから構
成されている。ブラックヘッド・ブロック53Aには3
個のブラックヘッド53A1,53A2,53A3が設
けられている。カラーヘッド・ブロック53Bには、シ
アン(C) 、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ホワイ
ト(W)の各色にそれぞれ対応するシアンヘッド53
C、マゼンタヘッド53M、イエローヘッド53Y及び
ホワイトヘッド53Wが設けられている。
ロック53A及びカラーヘッド・ブロック53Bから構
成されている。ブラックヘッド・ブロック53Aには3
個のブラックヘッド53A1,53A2,53A3が設
けられている。カラーヘッド・ブロック53Bには、シ
アン(C) 、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ホワイ
ト(W)の各色にそれぞれ対応するシアンヘッド53
C、マゼンタヘッド53M、イエローヘッド53Y及び
ホワイトヘッド53Wが設けられている。
【0037】各ブラックヘッド53A1,53A2,5
3A3にはブラックタンク54aに繋がるブラックノズ
ル53a,53a,…が、シアンヘッド53Cにはシア
ンタンク54bに繋がるシアンノズル53bが、マゼン
タヘッド53Mにはマゼンタタンク54cに繋がるマゼ
ンタノズル53cが、イエローヘッド53Yにはイエロ
ータンク54dに繋がるイエローノズル53dが、ホワ
イトヘッド53Wにはホワイトタンク54eに繋がるホ
ワイトノズル53eがそれぞれ備えられている。
3A3にはブラックタンク54aに繋がるブラックノズ
ル53a,53a,…が、シアンヘッド53Cにはシア
ンタンク54bに繋がるシアンノズル53bが、マゼン
タヘッド53Mにはマゼンタタンク54cに繋がるマゼ
ンタノズル53cが、イエローヘッド53Yにはイエロ
ータンク54dに繋がるイエローノズル53dが、ホワ
イトヘッド53Wにはホワイトタンク54eに繋がるホ
ワイトノズル53eがそれぞれ備えられている。
【0038】これら各ノズル53a〜53eはそれぞれ
複数箇所に設けられており、図中Y方向に沿って、同色
のインクを吐出するためのノズルが一直線上に配置され
ている。また、各ノズル列は、それぞれ例えば64個の
ノズルから構成されており、600dpiの解像度とな
っている。
複数箇所に設けられており、図中Y方向に沿って、同色
のインクを吐出するためのノズルが一直線上に配置され
ている。また、各ノズル列は、それぞれ例えば64個の
ノズルから構成されており、600dpiの解像度とな
っている。
【0039】−プリント動作の説明− 本カラーインクジェットプリンタ1のプリント動作が開
始されると、先ず、給紙トレイ3に載置されている記録
用紙Pの1枚が、ピックアップローラ11により取り出
され、給紙ローラ12により搬送路13に導かれる。そ
の後、この記録用紙Pは、PSローラ14によって画像
情報に対して用紙先端が位置合わせされて、インクヘッ
ド53に対向する画像形成位置16に搬送される。そし
て、記録用紙Pが画像形成位置16を通過する際に、記
録用紙Pの位置及び画像情報に基づいてインクヘッド5
3に備えられた各ノズル53a〜53eから各色のイン
ク滴が個別に吐出されることにより、記録用紙Pの上面
に対して画像形成が行われる。
始されると、先ず、給紙トレイ3に載置されている記録
用紙Pの1枚が、ピックアップローラ11により取り出
され、給紙ローラ12により搬送路13に導かれる。そ
の後、この記録用紙Pは、PSローラ14によって画像
情報に対して用紙先端が位置合わせされて、インクヘッ
ド53に対向する画像形成位置16に搬送される。そし
て、記録用紙Pが画像形成位置16を通過する際に、記
録用紙Pの位置及び画像情報に基づいてインクヘッド5
3に備えられた各ノズル53a〜53eから各色のイン
ク滴が個別に吐出されることにより、記録用紙Pの上面
に対して画像形成が行われる。
【0040】この画像形成動作を具体的に説明すると、
記録用紙Pが画像形成位置16まで搬送されると、イン
クヘッドキャリッジ52が図3の矢印I方向(主走査方
向)に移動しながら、各ノズル53a〜53eから記録
用紙Pに向かってインクが吐出され、これによって記録
用紙Pへの画像形成を行っていく。インクヘッドキャリ
ッジ52が記録用紙Pの一端部まで移動すると、記録用
紙Pを所定量だけ移動(搬送)させた後(図3に矢印II
Iで示す副走査方向に移動させた後)、停止させる。そ
して、インクヘッドキャリッジ52が図3の矢印II方向
(主走査方向)に移動しながら画像形成が行われる。こ
のようにして、インクヘッドキャリッジ52の往復移動
による画像形成動作と、記録用紙Pの送り動作とが交互
に行われて記録用紙P全体への画像形成が行われる。
記録用紙Pが画像形成位置16まで搬送されると、イン
クヘッドキャリッジ52が図3の矢印I方向(主走査方
向)に移動しながら、各ノズル53a〜53eから記録
用紙Pに向かってインクが吐出され、これによって記録
用紙Pへの画像形成を行っていく。インクヘッドキャリ
ッジ52が記録用紙Pの一端部まで移動すると、記録用
紙Pを所定量だけ移動(搬送)させた後(図3に矢印II
Iで示す副走査方向に移動させた後)、停止させる。そ
して、インクヘッドキャリッジ52が図3の矢印II方向
(主走査方向)に移動しながら画像形成が行われる。こ
のようにして、インクヘッドキャリッジ52の往復移動
による画像形成動作と、記録用紙Pの送り動作とが交互
に行われて記録用紙P全体への画像形成が行われる。
【0041】表面の略全域に画像が形成された記録用紙
Pは、排紙ローラ15によって排紙トレイ4に向かって
排出される。これにより、所定の画像形成が行われた記
録用紙Pが排紙トレイ4にフェースアップ状態(画像形
成面が上向きの状態)で排出される。
Pは、排紙ローラ15によって排紙トレイ4に向かって
排出される。これにより、所定の画像形成が行われた記
録用紙Pが排紙トレイ4にフェースアップ状態(画像形
成面が上向きの状態)で排出される。
【0042】−インクの乾燥時間− 本実施形態においては、上記ブラックインクは顔料イン
クである。一方、C,M,Y,Wの各インクは染料イン
クである。上記顔料インクは、染料インク(速乾性イン
ク)に比べて色の再現性は高いが乾燥に時間がかかる遅
乾性のインクである。このため、画質向上のために遅乾
性のブラックインクを用いると、黒ドット密度が高い領
域ではインクの乾燥時間が長くなる傾向がある。
クである。一方、C,M,Y,Wの各インクは染料イン
クである。上記顔料インクは、染料インク(速乾性イン
ク)に比べて色の再現性は高いが乾燥に時間がかかる遅
乾性のインクである。このため、画質向上のために遅乾
性のブラックインクを用いると、黒ドット密度が高い領
域ではインクの乾燥時間が長くなる傾向がある。
【0043】特に、黒ドット面積率(記録用紙全体に対
する黒ドット領域の割合)が50%を越えて、隣接する
ドット同士が重なり合うようになると、インクの乾燥に
要する時間が極端に長くなる。図5は、異なる黒ドット
面積率における黒ドットの形成位置の一例を示してい
る。図5(a)は黒ドット面積率25%、図5(b)は
黒ドット面積率50%、図5(c)は黒ドット面積率7
5%、図5(d)は黒ドット面積率100%における黒
ドットの形成位置をそれぞれ示している。インクは、記
録用紙Pの厚み方向より、記録用紙Pを構成する紙の繊
維方向(すなわち面方向)に広がって浸透しやすいの
で、ドット同士の重なり合いは乾燥時間に多大な影響を
与える。
する黒ドット領域の割合)が50%を越えて、隣接する
ドット同士が重なり合うようになると、インクの乾燥に
要する時間が極端に長くなる。図5は、異なる黒ドット
面積率における黒ドットの形成位置の一例を示してい
る。図5(a)は黒ドット面積率25%、図5(b)は
黒ドット面積率50%、図5(c)は黒ドット面積率7
5%、図5(d)は黒ドット面積率100%における黒
ドットの形成位置をそれぞれ示している。インクは、記
録用紙Pの厚み方向より、記録用紙Pを構成する紙の繊
維方向(すなわち面方向)に広がって浸透しやすいの
で、ドット同士の重なり合いは乾燥時間に多大な影響を
与える。
【0044】このことを示すデータが図6及び図7であ
る。この図6及び図7は、黒ドット面積率に対する乾燥
(浸透)時間及びプリント枚数の関係を示すグラフであ
る。
る。この図6及び図7は、黒ドット面積率に対する乾燥
(浸透)時間及びプリント枚数の関係を示すグラフであ
る。
【0045】図6の乾燥(浸透)時間は、遅乾性のブラ
ックインクを用いて黒ドット面積率が50,75,10
0%となるように平均的に黒ドットを形成した場合(図
7(b),(c),(d)のように黒ドットを形成した
場合)における乾燥(浸透)時間(実測値)を求めたも
のである。
ックインクを用いて黒ドット面積率が50,75,10
0%となるように平均的に黒ドットを形成した場合(図
7(b),(c),(d)のように黒ドットを形成した
場合)における乾燥(浸透)時間(実測値)を求めたも
のである。
【0046】また、図7のプリント枚数は、上記で得ら
れた乾燥(浸透)時間の逆数をとることにより、1分間
におけるA4サイズの記録用紙Pのプリント枚数を表し
ている。
れた乾燥(浸透)時間の逆数をとることにより、1分間
におけるA4サイズの記録用紙Pのプリント枚数を表し
ている。
【0047】−ホワイトインクの打ち込み位置の説明− 次に、上述の如く構成されたカラーインクジェットプリ
ンタ1により記録用紙P上に画像形成を行う際のホワイ
トインクの打ち込み動作についての複数の実施形態につ
いて説明する。以下の実施形態は、何れも、黒ドットの
形成位置と同一位置またはその付近にホワイトインクを
打ち込む場合である。
ンタ1により記録用紙P上に画像形成を行う際のホワイ
トインクの打ち込み動作についての複数の実施形態につ
いて説明する。以下の実施形態は、何れも、黒ドットの
形成位置と同一位置またはその付近にホワイトインクを
打ち込む場合である。
【0048】(第1実施形態)先ず、第1の実施形態
は、ホワイトインクにより形成されるドットの径とブラ
ックインクにより形成されるドットの径とを一致させ、
且つこれら両インクの打ち込み位置を一致させたもので
ある。図8は、3箇所のドット形成位置に対してこのよ
うなインク打ち込みを行った場合である(図8(a)は
各ドットの平面図、図8(b)は各ドットの側面図であ
る)。つまり、黒ドットを形成する部分に対して、先
ず、ホワイトインクW(速乾性インク)を打ち込み、そ
の後にブラックインクBk(遅乾性インク)を重ねて打
ち込んでいる。このようにして、本来ならばブラックイ
ンクBkのみで画像形成を行うべき領域に対して、先に
ホワイトインクWを打ち込んでおく。
は、ホワイトインクにより形成されるドットの径とブラ
ックインクにより形成されるドットの径とを一致させ、
且つこれら両インクの打ち込み位置を一致させたもので
ある。図8は、3箇所のドット形成位置に対してこのよ
うなインク打ち込みを行った場合である(図8(a)は
各ドットの平面図、図8(b)は各ドットの側面図であ
る)。つまり、黒ドットを形成する部分に対して、先
ず、ホワイトインクW(速乾性インク)を打ち込み、そ
の後にブラックインクBk(遅乾性インク)を重ねて打
ち込んでいる。このようにして、本来ならばブラックイ
ンクBkのみで画像形成を行うべき領域に対して、先に
ホワイトインクWを打ち込んでおく。
【0049】このようなホワイトインクWの打ち込み動
作を行うために、上記制御手段6には、このホワイトイ
ンクWの吐出制御を行うための速乾性インク吐出制御手
段61が備えられている(図2参照)。この速乾性イン
ク吐出制御手段61は、画像情報に基づいて、ブラック
インクBkの打ち込み位置を予め認識する。そして、速
乾性インク吐出制御手段61は、図4のY方向に搬送さ
れてくる記録用紙Pに対し、このブラックインクBkの
打ち込み位置に対してホワイトノズル53eからホワイ
トインクWを吐出し、この位置にホワイトインクWによ
るドットを形成しておく。その後、このホワイトインク
Wによるドットが形成された位置が記録用紙Pの搬送に
よってブラックヘッド・ブロック53Aに対向する位置
に達した際に、このホワイトインクWによるドット上に
ブラックインクBkが打ち込まれ、図8に示すように2
層から成るドットが形成される。
作を行うために、上記制御手段6には、このホワイトイ
ンクWの吐出制御を行うための速乾性インク吐出制御手
段61が備えられている(図2参照)。この速乾性イン
ク吐出制御手段61は、画像情報に基づいて、ブラック
インクBkの打ち込み位置を予め認識する。そして、速
乾性インク吐出制御手段61は、図4のY方向に搬送さ
れてくる記録用紙Pに対し、このブラックインクBkの
打ち込み位置に対してホワイトノズル53eからホワイ
トインクWを吐出し、この位置にホワイトインクWによ
るドットを形成しておく。その後、このホワイトインク
Wによるドットが形成された位置が記録用紙Pの搬送に
よってブラックヘッド・ブロック53Aに対向する位置
に達した際に、このホワイトインクWによるドット上に
ブラックインクBkが打ち込まれ、図8に示すように2
層から成るドットが形成される。
【0050】本実施形態のインク打ち込み動作では、こ
のように速乾性インクであるホワイトインクWを下地に
して遅乾性インクであるブラックインクBkによる画像
形成を行っている。このため、記録用紙P上へのホワイ
トインクWの吐出位置にずれが生じたとしても、このイ
ンクは外観上殆ど目立たない。このため、この位置ずれ
が原因で解像度が劣化してしまうことを回避でき高画質
の画像を得ることができる。
のように速乾性インクであるホワイトインクWを下地に
して遅乾性インクであるブラックインクBkによる画像
形成を行っている。このため、記録用紙P上へのホワイ
トインクWの吐出位置にずれが生じたとしても、このイ
ンクは外観上殆ど目立たない。このため、この位置ずれ
が原因で解像度が劣化してしまうことを回避でき高画質
の画像を得ることができる。
【0051】また、本実施形態のインク打ち込み動作に
よれば、下地に速乾性インクを使用しているため、ブラ
ックインクBkの記録用紙Pへの浸透性を高めることが
でき、このブラックインクBkが記録用紙P上で広がる
ことを抑制できる。このため、ブラックインクBkの記
録用紙P上のドット径を所定寸法に抑えることができ
る。その結果、ブラックインクBkの滲みを抑制でき、
画像の解像度の向上を図ることができる。
よれば、下地に速乾性インクを使用しているため、ブラ
ックインクBkの記録用紙Pへの浸透性を高めることが
でき、このブラックインクBkが記録用紙P上で広がる
ことを抑制できる。このため、ブラックインクBkの記
録用紙P上のドット径を所定寸法に抑えることができ
る。その結果、ブラックインクBkの滲みを抑制でき、
画像の解像度の向上を図ることができる。
【0052】また、本実施形態のインク打ち込み動作で
は、ブラックインクBk(遅乾性インク)の記録用紙P
への浸透性が高まるため、ドットを形成するインクの乾
燥時間を短縮することができる。このため、記録用紙P
上のインクを乾燥させるための特別な手段(ヒータな
ど)を用いることなしに、画像形成に要する時間の短縮
化と、インクの未乾燥に伴う記録用紙Pの汚れの発生の
防止とを両立することができる。その結果、単位時間当
たりに画像形成を行うことができる記録用紙Pの枚数を
増加させることができ、カラーインクジェットプリンタ
1の高速化に伴う高性能化を図ることもできる。
は、ブラックインクBk(遅乾性インク)の記録用紙P
への浸透性が高まるため、ドットを形成するインクの乾
燥時間を短縮することができる。このため、記録用紙P
上のインクを乾燥させるための特別な手段(ヒータな
ど)を用いることなしに、画像形成に要する時間の短縮
化と、インクの未乾燥に伴う記録用紙Pの汚れの発生の
防止とを両立することができる。その結果、単位時間当
たりに画像形成を行うことができる記録用紙Pの枚数を
増加させることができ、カラーインクジェットプリンタ
1の高速化に伴う高性能化を図ることもできる。
【0053】ここで、速乾性インクに対する遅乾性イン
クの比率とインクの乾燥時間(インクが完全に乾燥する
までに要する時間)との関係について説明する。図9
は、黒ドット面積率が100%である場合における速乾
性インクに対する遅乾性インクの比率と乾燥時間との関
係を示すグラフである。例えば、速乾性インクに対する
遅乾性インクの比率が100%である場合(速乾性イン
クを使用しない場合)には乾燥時間に15secを要して
いるのに対し、この比率を50%にした場合(各インク
を同量だけ打ち込んだ場合)には乾燥時間は約4secに
短縮される。
クの比率とインクの乾燥時間(インクが完全に乾燥する
までに要する時間)との関係について説明する。図9
は、黒ドット面積率が100%である場合における速乾
性インクに対する遅乾性インクの比率と乾燥時間との関
係を示すグラフである。例えば、速乾性インクに対する
遅乾性インクの比率が100%である場合(速乾性イン
クを使用しない場合)には乾燥時間に15secを要して
いるのに対し、この比率を50%にした場合(各インク
を同量だけ打ち込んだ場合)には乾燥時間は約4secに
短縮される。
【0054】一方、図10は、黒ドット面積率を変化さ
せた場合における速乾性インクに対する遅乾性インクの
比率と乾燥時間との関係を示すグラフである。このグラ
フから判るように、遅乾性インクの比率が低いほど乾燥
時間は短縮し、また黒ドット面積率が低いほど乾燥時間
は短縮する。
せた場合における速乾性インクに対する遅乾性インクの
比率と乾燥時間との関係を示すグラフである。このグラ
フから判るように、遅乾性インクの比率が低いほど乾燥
時間は短縮し、また黒ドット面積率が低いほど乾燥時間
は短縮する。
【0055】このように、遅乾性インクのみで画像を形
成する場合よりも、速乾性インクを併用した場合の方が
インクの乾燥に要する時間を短縮することができること
が判る。本実施形態ではこの原理を利用し、画像の解像
度の向上を図るばかりでなく、インクの未乾燥に伴う記
録用紙Pの汚れの発生を防止してカラーインクジェット
プリンタ1の高速化に伴う高性能化が図れるようにして
いる。
成する場合よりも、速乾性インクを併用した場合の方が
インクの乾燥に要する時間を短縮することができること
が判る。本実施形態ではこの原理を利用し、画像の解像
度の向上を図るばかりでなく、インクの未乾燥に伴う記
録用紙Pの汚れの発生を防止してカラーインクジェット
プリンタ1の高速化に伴う高性能化が図れるようにして
いる。
【0056】(第2実施形態)第2の実施形態は、ホワ
イトインクWにより形成されるドットの径をブラックイ
ンクBkにより形成されるドットの径よりも僅かに大き
く設定しておき、且つこれら両インクW,Bkの打ち込
み位置を一致させたものである。図11は、3箇所のド
ット形成位置に対してこのようなインク打ち込みを行っ
た場合である(図11(a)は各ドットの平面図、図1
1(b)は各ドットの側面図である)。つまり、黒ドッ
トを形成する部分に対して、ブラックインクBkの吐出
量よりも多い吐出量でホワイトインクW(速乾性イン
ク)を記録用紙P上に打ち込んだ後にブラックインクB
k(遅乾性インク)を重ねて打ち込んでいる。
イトインクWにより形成されるドットの径をブラックイ
ンクBkにより形成されるドットの径よりも僅かに大き
く設定しておき、且つこれら両インクW,Bkの打ち込
み位置を一致させたものである。図11は、3箇所のド
ット形成位置に対してこのようなインク打ち込みを行っ
た場合である(図11(a)は各ドットの平面図、図1
1(b)は各ドットの側面図である)。つまり、黒ドッ
トを形成する部分に対して、ブラックインクBkの吐出
量よりも多い吐出量でホワイトインクW(速乾性イン
ク)を記録用紙P上に打ち込んだ後にブラックインクB
k(遅乾性インク)を重ねて打ち込んでいる。
【0057】本実施形態の場合における速乾性インク吐
出制御手段61も、画像情報に基づいて、ブラックイン
クBkの打ち込み位置を予め認識する。そして、この速
乾性インク吐出制御手段61は、ブラックインクBkの
打ち込み位置に対し、ブラックインクBkの打ち込みに
先立って、ホワイトノズル53eからホワイトインクW
を吐出する。この際のホワイトインクWの吐出量をブラ
ックインクBkの吐出量よりも多くしておく。その後、
このホワイトインクWにより形成されたドット上にブラ
ックインクBkが打ち込まれ、図11に示すように2層
から成るドットが形成される。
出制御手段61も、画像情報に基づいて、ブラックイン
クBkの打ち込み位置を予め認識する。そして、この速
乾性インク吐出制御手段61は、ブラックインクBkの
打ち込み位置に対し、ブラックインクBkの打ち込みに
先立って、ホワイトノズル53eからホワイトインクW
を吐出する。この際のホワイトインクWの吐出量をブラ
ックインクBkの吐出量よりも多くしておく。その後、
このホワイトインクWにより形成されたドット上にブラ
ックインクBkが打ち込まれ、図11に示すように2層
から成るドットが形成される。
【0058】本実施形態のインク打ち込み動作によって
も、上述した第1実施形態の場合と同様に、ブラックイ
ンクBkが記録用紙P上で広がることを抑制でき、ブラ
ックインクBkの滲みの抑制に伴って画像の解像度の向
上を図ることができる。また、ドットを形成するインク
の乾燥時間を短縮することができ、画像形成に要する時
間の短縮化と、インクの未乾燥に伴う記録用紙Pの汚れ
の発生の防止とを両立することもできる。
も、上述した第1実施形態の場合と同様に、ブラックイ
ンクBkが記録用紙P上で広がることを抑制でき、ブラ
ックインクBkの滲みの抑制に伴って画像の解像度の向
上を図ることができる。また、ドットを形成するインク
の乾燥時間を短縮することができ、画像形成に要する時
間の短縮化と、インクの未乾燥に伴う記録用紙Pの汚れ
の発生の防止とを両立することもできる。
【0059】更に、本実施形態の場合には、黒ドットの
外周囲にホワイトインクW(白ドットの外縁部)が存在
するため、この両者のコントラストの差により黒ドット
の輪郭を明瞭にすることができ、これによっても画像の
解像度の向上を図ることができる。
外周囲にホワイトインクW(白ドットの外縁部)が存在
するため、この両者のコントラストの差により黒ドット
の輪郭を明瞭にすることができ、これによっても画像の
解像度の向上を図ることができる。
【0060】加えて、本実施形態の場合、たとえ、図1
2に示すようにブラックインクBkの打ち込み位置が僅
かにずれたとしても、黒ドットの下側に白ドットを存在
させることができる。このため、ブラックインクBkの
打ち込み精度が十分でない場合であっても、高い解像度
の画像形成を行うことが可能になると共にインクの乾燥
時間を短縮することができる。
2に示すようにブラックインクBkの打ち込み位置が僅
かにずれたとしても、黒ドットの下側に白ドットを存在
させることができる。このため、ブラックインクBkの
打ち込み精度が十分でない場合であっても、高い解像度
の画像形成を行うことが可能になると共にインクの乾燥
時間を短縮することができる。
【0061】(第3実施形態)第3の実施形態は、黒ド
ットによって形成された所定面積のブラックエリアを記
録用紙P上に形成する場合である。そして、ホワイトイ
ンクWにより形成されるドットの径とブラックインクB
kにより形成されるドットの径とを一致させ、且つホワ
イトインクWの打ち込み位置を、上記ブラックエリアの
輪郭を構成する黒ドットの打ち込み位置に一致させたも
のである。図13(a)は、ホワイトインクWによって
上記輪郭部分に沿って白ドットを形成した状態を示し、
図13(b)は、ブラックインクBkによって上記ブラ
ックエリアを形成した状態を示している。
ットによって形成された所定面積のブラックエリアを記
録用紙P上に形成する場合である。そして、ホワイトイ
ンクWにより形成されるドットの径とブラックインクB
kにより形成されるドットの径とを一致させ、且つホワ
イトインクWの打ち込み位置を、上記ブラックエリアの
輪郭を構成する黒ドットの打ち込み位置に一致させたも
のである。図13(a)は、ホワイトインクWによって
上記輪郭部分に沿って白ドットを形成した状態を示し、
図13(b)は、ブラックインクBkによって上記ブラ
ックエリアを形成した状態を示している。
【0062】このようなホワイトインクWの打ち込み動
作を行うために、上記制御手段6には、このホワイトイ
ンクWの吐出制御を行うための速乾性インク吐出制御手
段61と、画像情報に基づいて上記ブラックエリアを形
成する領域を認識する領域認識手段62を備えている
(図2の破線参照)。速乾性インク吐出制御手段61
は、領域認識手段62の出力を受け、上記ブラックエリ
アを形成する領域の輪郭に重なる位置に対してホワイト
ノズル53eからホワイトインクWを吐出し、この位置
にホワイトインクWによるドットを形成しておく(図1
3(a)参照)。その後、速乾性インク吐出制御手段6
1は、上記ブラックエリアの全体に亘ってブラックノズ
ル53aからブラックインクBkを吐出する(図13
(b)参照)。これにより、ブラックエリアの輪郭部分
では、ホワイトインクWによるドット上にブラックイン
クBkが打ち込まれ、2層から成るドットが形成され
る。
作を行うために、上記制御手段6には、このホワイトイ
ンクWの吐出制御を行うための速乾性インク吐出制御手
段61と、画像情報に基づいて上記ブラックエリアを形
成する領域を認識する領域認識手段62を備えている
(図2の破線参照)。速乾性インク吐出制御手段61
は、領域認識手段62の出力を受け、上記ブラックエリ
アを形成する領域の輪郭に重なる位置に対してホワイト
ノズル53eからホワイトインクWを吐出し、この位置
にホワイトインクWによるドットを形成しておく(図1
3(a)参照)。その後、速乾性インク吐出制御手段6
1は、上記ブラックエリアの全体に亘ってブラックノズ
ル53aからブラックインクBkを吐出する(図13
(b)参照)。これにより、ブラックエリアの輪郭部分
では、ホワイトインクWによるドット上にブラックイン
クBkが打ち込まれ、2層から成るドットが形成され
る。
【0063】本実施形態のインク打ち込み動作によれ
ば、上記ブラックエリアの輪郭部分において上記第1実
施形態の場合と同様の作用が得られる。つまり、記録用
紙P上へのホワイトインクWの吐出位置にずれが生じた
としても、このインクは外観上殆ど目立たない。このた
め、この位置ずれが原因で解像度が劣化してしまうこと
を回避でき高画質の画像を得ることができる。また、こ
の輪郭部分において、ブラックインクBkの記録用紙P
への浸透性を高めることができ、この輪郭部分でのブラ
ックインクBkの広がりを抑制できてブラックエリア周
囲でのブラックインクBkの滲みを抑制できる。その結
果、ブラックエリアとそれに隣接するエリアとの境界ラ
インを明確にでき、画像の解像度の向上を図ることがで
きる。
ば、上記ブラックエリアの輪郭部分において上記第1実
施形態の場合と同様の作用が得られる。つまり、記録用
紙P上へのホワイトインクWの吐出位置にずれが生じた
としても、このインクは外観上殆ど目立たない。このた
め、この位置ずれが原因で解像度が劣化してしまうこと
を回避でき高画質の画像を得ることができる。また、こ
の輪郭部分において、ブラックインクBkの記録用紙P
への浸透性を高めることができ、この輪郭部分でのブラ
ックインクBkの広がりを抑制できてブラックエリア周
囲でのブラックインクBkの滲みを抑制できる。その結
果、ブラックエリアとそれに隣接するエリアとの境界ラ
インを明確にでき、画像の解像度の向上を図ることがで
きる。
【0064】(第4実施形態)第4の実施形態も、黒ド
ットによって形成された所定面積のブラックエリアを記
録用紙P上に形成する場合である。そして、本実施形態
では、ホワイトインクWにより形成されるドットの径と
ブラックインクBkにより形成されるドットの径とを一
致させ、且つホワイトインクWの打ち込み位置を、上記
ブラックエリアの輪郭を構成する黒ドットの打ち込み位
置よりも僅かに外側に設定して、白ドットの一部と黒ド
ットの一部とが重なり合うようにしている。
ットによって形成された所定面積のブラックエリアを記
録用紙P上に形成する場合である。そして、本実施形態
では、ホワイトインクWにより形成されるドットの径と
ブラックインクBkにより形成されるドットの径とを一
致させ、且つホワイトインクWの打ち込み位置を、上記
ブラックエリアの輪郭を構成する黒ドットの打ち込み位
置よりも僅かに外側に設定して、白ドットの一部と黒ド
ットの一部とが重なり合うようにしている。
【0065】本実施形態における制御手段6にも上記第
3実施形態と同様の速乾性インク吐出制御手段61及び
領域認識手段62が備えられている。
3実施形態と同様の速乾性インク吐出制御手段61及び
領域認識手段62が備えられている。
【0066】本実施形態のインク打ち込み動作によれ
ば、上述した第3実施形態の場合と同様に、ブラックエ
リアの輪郭部分でのブラックインクBkの広がりを抑制
できてブラックエリア周囲でのブラックインクBkの滲
みを抑制できる。その結果、ブラックエリアとそれに隣
接するエリアとの境界ラインを明確にでき、画像の解像
度の向上を図ることができる。
ば、上述した第3実施形態の場合と同様に、ブラックエ
リアの輪郭部分でのブラックインクBkの広がりを抑制
できてブラックエリア周囲でのブラックインクBkの滲
みを抑制できる。その結果、ブラックエリアとそれに隣
接するエリアとの境界ラインを明確にでき、画像の解像
度の向上を図ることができる。
【0067】それに加えて、本実施形態のインク打ち込
み動作によれば、ブラックエリアの輪郭を形成する黒ド
ットの外周囲にホワイトインクW(白ドットの外縁部)
が存在するため、ブラックエリアとその外側のエリアと
のコントラストを大きくすることができ、ブラックエリ
アの輪郭をいっそう明瞭にすることができて、画像の解
像度の更なる向上を図ることができる。
み動作によれば、ブラックエリアの輪郭を形成する黒ド
ットの外周囲にホワイトインクW(白ドットの外縁部)
が存在するため、ブラックエリアとその外側のエリアと
のコントラストを大きくすることができ、ブラックエリ
アの輪郭をいっそう明瞭にすることができて、画像の解
像度の更なる向上を図ることができる。
【0068】(第5実施形態)第5の実施形態は、記録
用紙P上にテキスト印字とイメージ画像形成とが行われ
る場合である。つまり、画像情報中にテキストデータと
イメージデータとが存在する場合に、テキストデータに
基づいて、テキスト印字部分に予めホワイトインクWの
打ち込みを行っておくものである。
用紙P上にテキスト印字とイメージ画像形成とが行われ
る場合である。つまり、画像情報中にテキストデータと
イメージデータとが存在する場合に、テキストデータに
基づいて、テキスト印字部分に予めホワイトインクWの
打ち込みを行っておくものである。
【0069】本実施形態における制御手段6には、記録
用紙P上に形成される画像のうちテキスト印字が行われ
る領域を認識するテキスト領域認識手段63(図2の一
点鎖線参照)及び速乾性インク吐出制御手段61が設け
られている。速乾性インク吐出制御手段61は、上記テ
キスト領域認識手段63の出力を受け、テキスト印字が
行われる領域に重なる位置かまたはテキスト印字が行わ
れる領域に隣接する位置にホワイトインクWが付される
ように、このホワイトインクWの吐出制御を行うもので
ある。具体的には、テキスト印字が行われる文字の下地
としてホワイトインクWを使用したり、その文字の輪郭
部分のみにホワイトインクWを打ち込んだり、或いは複
数の文字が印字される領域(イメージ画像が形成される
部分以外の画像形成領域)全体に亘ってホワイトインク
Wを打ち込んだりする。
用紙P上に形成される画像のうちテキスト印字が行われ
る領域を認識するテキスト領域認識手段63(図2の一
点鎖線参照)及び速乾性インク吐出制御手段61が設け
られている。速乾性インク吐出制御手段61は、上記テ
キスト領域認識手段63の出力を受け、テキスト印字が
行われる領域に重なる位置かまたはテキスト印字が行わ
れる領域に隣接する位置にホワイトインクWが付される
ように、このホワイトインクWの吐出制御を行うもので
ある。具体的には、テキスト印字が行われる文字の下地
としてホワイトインクWを使用したり、その文字の輪郭
部分のみにホワイトインクWを打ち込んだり、或いは複
数の文字が印字される領域(イメージ画像が形成される
部分以外の画像形成領域)全体に亘ってホワイトインク
Wを打ち込んだりする。
【0070】特に、テキスト印字部分では、文字の輪郭
を明瞭にしておくことが要求されるため、この部分につ
いてホワイトインクWを利用した印字を行うようにして
いる。
を明瞭にしておくことが要求されるため、この部分につ
いてホワイトインクWを利用した印字を行うようにして
いる。
【0071】一方、イメージ画像形成部分では、写真モ
ードなどの画像形成が要求されるため、高い解像度は要
求されず、逆に、インクドットにある程度の滲みが存在
する方がよりリアルな画像が得られる。このため、イメ
ージ画像形成部分にあっては、ホワイトインクを適用せ
ず、インクの滲みを許容するようにしている。
ードなどの画像形成が要求されるため、高い解像度は要
求されず、逆に、インクドットにある程度の滲みが存在
する方がよりリアルな画像が得られる。このため、イメ
ージ画像形成部分にあっては、ホワイトインクを適用せ
ず、インクの滲みを許容するようにしている。
【0072】また、本実施形態の場合、制御手段6の構
成として、上記構成に代えて、記録用紙P上に形成され
る画像のうちイメージ画像形成が行われる領域を認識す
るイメージ領域認識手段64と、このイメージ領域認識
手段64の出力を受け、イメージ画像形成が行われる領
域へのホワイトインクWの吐出を禁止するように速乾性
インク吐出制御手段61のインク吐出動作を規制する吐
出規制手段65を備えさせてもよい(図2の二点鎖線参
照)。
成として、上記構成に代えて、記録用紙P上に形成され
る画像のうちイメージ画像形成が行われる領域を認識す
るイメージ領域認識手段64と、このイメージ領域認識
手段64の出力を受け、イメージ画像形成が行われる領
域へのホワイトインクWの吐出を禁止するように速乾性
インク吐出制御手段61のインク吐出動作を規制する吐
出規制手段65を備えさせてもよい(図2の二点鎖線参
照)。
【0073】−その他の実施形態− 上記実施形態では、速乾性インクとしてホワイトインク
Wを採用した。本発明はこれに限らず、速乾性インクと
して透明インクを採用してもよい。特に、記録用紙Pの
色が白色でない場合には透明インクを採用することが好
ましい。
Wを採用した。本発明はこれに限らず、速乾性インクと
して透明インクを採用してもよい。特に、記録用紙Pの
色が白色でない場合には透明インクを採用することが好
ましい。
【0074】また、上記実施形態では、速乾性のホワイ
トインクWに遅乾性のブラックインクBkを重ね合わせ
て画像形成を行う場合について説明した。本発明は、こ
れに限らず、速乾性のホワイトインクや透明インクに、
C,M,Yの速乾性インクを重ね合わせて画像形成を行
うようにしてもよい。つまり、速乾性インク同士を重ね
合わせる場合も本発明の技術的思想の範疇である。ま
た、遅乾性インクとしてはブラック以外のインクを採用
してもよい。
トインクWに遅乾性のブラックインクBkを重ね合わせ
て画像形成を行う場合について説明した。本発明は、こ
れに限らず、速乾性のホワイトインクや透明インクに、
C,M,Yの速乾性インクを重ね合わせて画像形成を行
うようにしてもよい。つまり、速乾性インク同士を重ね
合わせる場合も本発明の技術的思想の範疇である。ま
た、遅乾性インクとしてはブラック以外のインクを採用
してもよい。
【0075】また、速乾性インク(ホワイトインクや透
明インク)は必ずしも他のインク(Bk,C,M,Y)
に重ね合わせる必要はなく、図15に示すように、他の
インクに隣接させてもよい。この場合にも、速乾性イン
クWによって隣接するインクBkの滲みを抑制でき、画
像の解像度の向上を図ることができる。加えて、上記第
1実施形態においては、図16に示すように、速乾性イ
ンクWと遅乾性インクBkとの打ち込み位置を僅かにず
らせて、この両者の一部分のみを重ね合わせるようにし
てもよい。
明インク)は必ずしも他のインク(Bk,C,M,Y)
に重ね合わせる必要はなく、図15に示すように、他の
インクに隣接させてもよい。この場合にも、速乾性イン
クWによって隣接するインクBkの滲みを抑制でき、画
像の解像度の向上を図ることができる。加えて、上記第
1実施形態においては、図16に示すように、速乾性イ
ンクWと遅乾性インクBkとの打ち込み位置を僅かにず
らせて、この両者の一部分のみを重ね合わせるようにし
てもよい。
【0076】更に、上記実施形態では、画像形成用のイ
ンクとして5種類のインクを採用した場合について説明
した。本発明は、これに限らず4種類以下のインクや6
種類以上のインクを採用したり、これらインクを希釈す
るための希釈液を記録用紙Pに打ち込み可能とする構成
を採用してもよい。
ンクとして5種類のインクを採用した場合について説明
した。本発明は、これに限らず4種類以下のインクや6
種類以上のインクを採用したり、これらインクを希釈す
るための希釈液を記録用紙Pに打ち込み可能とする構成
を採用してもよい。
【0077】加えて、上述した第3及び第4の実施形態
においても、上記第2実施形態の如く、ホワイトインク
Wにより形成されるドットの径をブラックインクBkに
より形成されるドットの径よりも僅かに大きく設定して
おくことが可能である。また、この第3及び第4の実施
形態においても、図17に示すように、ブラックエリア
の輪郭に隣接する外側位置にホワイトインクWや透明イ
ンクを付すようにしてもよい。また、ブラックエリアの
内側領域にも速乾性のホワイトインクWや透明インクを
予め打ち込んでおくことも本発明の技術的思想の範疇で
ある。
においても、上記第2実施形態の如く、ホワイトインク
Wにより形成されるドットの径をブラックインクBkに
より形成されるドットの径よりも僅かに大きく設定して
おくことが可能である。また、この第3及び第4の実施
形態においても、図17に示すように、ブラックエリア
の輪郭に隣接する外側位置にホワイトインクWや透明イ
ンクを付すようにしてもよい。また、ブラックエリアの
内側領域にも速乾性のホワイトインクWや透明インクを
予め打ち込んでおくことも本発明の技術的思想の範疇で
ある。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、画像
形成に使用される複数種類のインクのうち一部を白色ま
たは透明の速乾性インクとし、この速乾性インクを他の
インクと重ねるかまたは他のインクに隣接させて記録媒
体の上面に付すようにしている。このため、記録媒体上
への速乾性インクの吐出位置にずれが生じたとしても、
この速乾性インクは白色または透明であるため外観上殆
ど目立つことがない。このため、吐出位置のずれが原因
で画像の解像度が劣化してしまうことを回避できる。ま
た、速乾性インクとして白色インクを採用し、これを他
の色のインクに隣接する位置に付した場合には、この両
インク同士のコントラストが大きくなり、これによって
画像の外縁が明瞭になって解像度の高い高画質の画像を
得ることができる。
形成に使用される複数種類のインクのうち一部を白色ま
たは透明の速乾性インクとし、この速乾性インクを他の
インクと重ねるかまたは他のインクに隣接させて記録媒
体の上面に付すようにしている。このため、記録媒体上
への速乾性インクの吐出位置にずれが生じたとしても、
この速乾性インクは白色または透明であるため外観上殆
ど目立つことがない。このため、吐出位置のずれが原因
で画像の解像度が劣化してしまうことを回避できる。ま
た、速乾性インクとして白色インクを採用し、これを他
の色のインクに隣接する位置に付した場合には、この両
インク同士のコントラストが大きくなり、これによって
画像の外縁が明瞭になって解像度の高い高画質の画像を
得ることができる。
【0079】また、上記他のインクとして遅乾性インク
を採用した場合、この遅乾性インクは、本来、色の再現
性が良好であるため、高画質を得ることができる。ま
た、この遅乾性インクによる画像形成部分に速乾性イン
クを併用したことにより遅乾性インクの記録媒体への浸
透性が高まり、ドットを形成するインクの乾燥時間の短
縮化を図ることもできる。このため、複数枚の記録媒体
に対して連続して画像形成を行う際、先行して排出され
た記録媒体上のインクが完全に乾燥した後に後続の記録
媒体を排出することが可能になる。従って、先行する記
録媒体上のインクの未乾燥が原因で記録媒体に汚れが発
生してしまうといった状況を回避することができ、単位
時間当たりの画像形成枚数の増大に伴う画像形成装置の
高速化を図ることができる。
を採用した場合、この遅乾性インクは、本来、色の再現
性が良好であるため、高画質を得ることができる。ま
た、この遅乾性インクによる画像形成部分に速乾性イン
クを併用したことにより遅乾性インクの記録媒体への浸
透性が高まり、ドットを形成するインクの乾燥時間の短
縮化を図ることもできる。このため、複数枚の記録媒体
に対して連続して画像形成を行う際、先行して排出され
た記録媒体上のインクが完全に乾燥した後に後続の記録
媒体を排出することが可能になる。従って、先行する記
録媒体上のインクの未乾燥が原因で記録媒体に汚れが発
生してしまうといった状況を回避することができ、単位
時間当たりの画像形成枚数の増大に伴う画像形成装置の
高速化を図ることができる。
【0080】また、遅乾性インクが記録媒体上に付され
る前に、その遅乾性インクが付される位置と同一位置に
予め白色または透明の速乾性インクを付すようにした場
合には、遅乾性インクによって形成されるドットの全体
に亘って白色または透明の速乾性インクによる乾燥時間
の短縮化を図ることができる。また、遅乾性インクが記
録媒体上に付される前に、その遅乾性インクが付される
領域と一部が重なる領域に予め白色または透明の速乾性
インクを付すようにした場合には、遅乾性インクの一部
の外縁が速乾性インクによって明瞭になり、高画質の画
像を得ることができる。
る前に、その遅乾性インクが付される位置と同一位置に
予め白色または透明の速乾性インクを付すようにした場
合には、遅乾性インクによって形成されるドットの全体
に亘って白色または透明の速乾性インクによる乾燥時間
の短縮化を図ることができる。また、遅乾性インクが記
録媒体上に付される前に、その遅乾性インクが付される
領域と一部が重なる領域に予め白色または透明の速乾性
インクを付すようにした場合には、遅乾性インクの一部
の外縁が速乾性インクによって明瞭になり、高画質の画
像を得ることができる。
【0081】一方、遅乾性インクが記録媒体上に付され
る前に、その遅乾性インクが付される位置に隣接する位
置に予め白色または透明の速乾性インクが付されるよう
にした場合には、両インク同士のコントラストが大きく
なり、この場合にも高画質の画像を得ることができる。
る前に、その遅乾性インクが付される位置に隣接する位
置に予め白色または透明の速乾性インクが付されるよう
にした場合には、両インク同士のコントラストが大きく
なり、この場合にも高画質の画像を得ることができる。
【0082】更に、速乾性インクが記録媒体上に付され
た際のドットを、遅乾性インクが記録媒体上に付された
際のドットよりも大きくなるようにした場合には、遅乾
性インクの吐出位置に僅かなずれが生じた場合であって
も、速乾性インクにより形成されるドットを、遅乾性イ
ンクにより形成されるドット全体の下地とすることがで
きる。このため、遅乾性インクのドット全体の記録媒体
への浸透性が高まり、ドットを形成するインクの乾燥時
間を確実に短縮することができ、画像形成装置の信頼性
の向上を図ることができる。
た際のドットを、遅乾性インクが記録媒体上に付された
際のドットよりも大きくなるようにした場合には、遅乾
性インクの吐出位置に僅かなずれが生じた場合であって
も、速乾性インクにより形成されるドットを、遅乾性イ
ンクにより形成されるドット全体の下地とすることがで
きる。このため、遅乾性インクのドット全体の記録媒体
への浸透性が高まり、ドットを形成するインクの乾燥時
間を確実に短縮することができ、画像形成装置の信頼性
の向上を図ることができる。
【0083】加えて、遅乾性インクによって画像形成が
行われる領域の輪郭に重なる位置に速乾性インクを付す
ようにした場合や、上記領域の輪郭に隣接する外側位置
に速乾性インクを付すようにした場合には、遅乾性イン
クによって画像形成が行われる領域の輪郭を明瞭にする
ことができる。また、この遅乾性インクの領域が比較的
大きい場合であっても、速乾性インクが付される部分は
その輪郭部分のみである。このため、上記領域全体に速
乾性インクを付す場合に比べて、この速乾性インクの使
用量を大幅に削減しながらも、上記領域の輪郭が明瞭に
なる。その結果、画像形成装置のランニングコストの大
幅な増大を回避しながら、高画質の画像を得ることがで
きる。
行われる領域の輪郭に重なる位置に速乾性インクを付す
ようにした場合や、上記領域の輪郭に隣接する外側位置
に速乾性インクを付すようにした場合には、遅乾性イン
クによって画像形成が行われる領域の輪郭を明瞭にする
ことができる。また、この遅乾性インクの領域が比較的
大きい場合であっても、速乾性インクが付される部分は
その輪郭部分のみである。このため、上記領域全体に速
乾性インクを付す場合に比べて、この速乾性インクの使
用量を大幅に削減しながらも、上記領域の輪郭が明瞭に
なる。その結果、画像形成装置のランニングコストの大
幅な増大を回避しながら、高画質の画像を得ることがで
きる。
【0084】また、記録媒体上に形成される画像のうち
テキスト印字が行われる領域に重なる位置かまたはテキ
スト印字が行われる領域に隣接する位置に速乾性インク
を付した場合や、記録媒体上に形成される画像のうちイ
メージ画像形成が行われる領域への白色または透明の速
乾性インクの吐出を禁止するようにした場合には、特に
輪郭を明瞭にしておくことが要求されるテキスト印字部
分についてのみ高い解像度を得ることができ、テキスト
印字部分の視認性が良好に得られる。逆に、イメージ画
像形成部分では、写真モードなどの画像形成が要求され
るため、高い解像度は要求されず、逆に、インクドット
にある程度の滲みが存在する方がよりリアルな画像が得
られる。このため、イメージ画像形成部分にあっては、
速乾性インクを使用せずインクの滲みを許容することに
よりユーザの要求に応じた画質を得ることができる。こ
のように、テキスト印字領域とイメージ画像形成領域と
が併存する記録媒体に対して、それぞれの領域に適した
画像形成動作を行うことが可能になる。
テキスト印字が行われる領域に重なる位置かまたはテキ
スト印字が行われる領域に隣接する位置に速乾性インク
を付した場合や、記録媒体上に形成される画像のうちイ
メージ画像形成が行われる領域への白色または透明の速
乾性インクの吐出を禁止するようにした場合には、特に
輪郭を明瞭にしておくことが要求されるテキスト印字部
分についてのみ高い解像度を得ることができ、テキスト
印字部分の視認性が良好に得られる。逆に、イメージ画
像形成部分では、写真モードなどの画像形成が要求され
るため、高い解像度は要求されず、逆に、インクドット
にある程度の滲みが存在する方がよりリアルな画像が得
られる。このため、イメージ画像形成部分にあっては、
速乾性インクを使用せずインクの滲みを許容することに
よりユーザの要求に応じた画質を得ることができる。こ
のように、テキスト印字領域とイメージ画像形成領域と
が併存する記録媒体に対して、それぞれの領域に適した
画像形成動作を行うことが可能になる。
【図1】実施形態に係るカラーインクジェットプリンタ
の外観を示す斜視図である。
の外観を示す斜視図である。
【図2】カラーインクジェットプリンタの内部構造を示
す図である。
す図である。
【図3】インクキャリッジ及びその周辺部分を示す斜視
図である。
図である。
【図4】インクヘッドから記録用紙に向かう方向を見た
際のノズルの配置状態を示す図である。
際のノズルの配置状態を示す図である。
【図5】各黒ドット面積率におけるドット配置の一例を
示す図である。
示す図である。
【図6】黒ドット面積率と乾燥時間との関係を示す図で
ある。
ある。
【図7】黒ドット面積率とプリント枚数との関係を示す
図である。
図である。
【図8】第1実施形態のインク打ち込み状態を示す図で
ある。
ある。
【図9】黒ドット面積率が100%である場合における
速乾性インクに対する遅乾性インクの比率と乾燥時間と
の関係を示すグラフである。
速乾性インクに対する遅乾性インクの比率と乾燥時間と
の関係を示すグラフである。
【図10】黒ドット面積率を変化させた場合における速
乾性インクに対する遅乾性インクの比率と乾燥時間との
関係を示すグラフである。
乾性インクに対する遅乾性インクの比率と乾燥時間との
関係を示すグラフである。
【図11】第2実施形態のインク打ち込み状態を示す図
である。
である。
【図12】第2実施形態においてブラックインクの打ち
込み位置が僅かにずれた状態を示す図である。
込み位置が僅かにずれた状態を示す図である。
【図13】第3実施形態のインク打ち込み状態を示す図
である。
である。
【図14】第4実施形態のインク打ち込み状態を示す図
である。
である。
【図15】速乾性インクと他のインクとを隣接させた場
合のインク打ち込み状態を示す図である。
合のインク打ち込み状態を示す図である。
【図16】速乾性インクと他のインクとの打ち込み位置
を僅かにずらせた場合のインク打ち込み状態を示す図で
ある。
を僅かにずらせた場合のインク打ち込み状態を示す図で
ある。
【図17】ブラックエリアの輪郭に隣接する外側位置に
ホワイトインクを付した場合のインク打ち込み状態を示
す図である。
ホワイトインクを付した場合のインク打ち込み状態を示
す図である。
【符号の説明】 1 カラーインクジェットプリンタ(インクジェッ
ト画像形成装置) 61 速乾性インク吐出制御手段 62 領域認識手段 63 テキスト領域認識手段 64 イメージ領域認識手段 65 吐出規制手段 P 記録用紙(記録媒体)
ト画像形成装置) 61 速乾性インク吐出制御手段 62 領域認識手段 63 テキスト領域認識手段 64 イメージ領域認識手段 65 吐出規制手段 P 記録用紙(記録媒体)
Claims (12)
- 【請求項1】 複数種類のインクを併用して記録媒体の
上面に画像形成を行うインクジェット画像形成方法にお
いて、 上記複数種類のインクのうち少なくとも一つを白色また
は透明の速乾性インクとし、この白色または透明の速乾
性インクを他のインクと重ねるかまたは他のインクに隣
接させて記録媒体の上面に付すことを特徴とするインク
ジェット画像形成方法。 - 【請求項2】 複数種類のインクを併用して記録媒体の
上面に画像形成を行うインクジェット画像形成装置にお
いて、 上記複数種類のインクのうち少なくとも一つは白色また
は透明の速乾性インクであって、 上記白色または透明の速乾性インクを、記録媒体の上面
における他のインクと重なる位置かまたは他のインクに
隣接する位置に付すように、この速乾性インクの吐出制
御を行う速乾性インク吐出制御手段を備えていることを
特徴とするインクジェット画像形成装置。 - 【請求項3】 速乾性インク及び遅乾性インクを併用し
て記録媒体の上面に画像形成を行うインクジェット画像
形成方法において、 上記速乾性インクとして白色または透明のインクを用
い、この白色または透明の速乾性インクを遅乾性インク
と重ねるかまたは遅乾性インクに隣接させて記録媒体の
上面に付すことを特徴とするインクジェット画像形成方
法。 - 【請求項4】 速乾性インク及び遅乾性インクを併用し
て記録媒体の上面に画像形成を行うインクジェット画像
形成装置において、 上記速乾性インクは、白色または透明のインクであっ
て、 上記白色または透明の速乾性インクを、記録媒体の上面
における遅乾性インクと重なる位置かまたは遅乾性イン
クに隣接する位置に付すように、この速乾性インクの吐
出制御を行う速乾性インク吐出制御手段を備えているこ
とを特徴とするインクジェット画像形成装置。 - 【請求項5】 請求項4記載のインクジェット画像形成
装置において、 速乾性インク吐出制御手段は、遅乾性インクが記録媒体
上に付される前に、その遅乾性インクが付される位置と
同一位置またはその遅乾性インクが付される領域と一部
が重なる領域に予め白色または透明の速乾性インクが付
されるように、その速乾性インクの吐出制御を行うこと
を特徴とするインクジェット画像形成装置。 - 【請求項6】 請求項4記載のインクジェット画像形成
装置において、 速乾性インク吐出制御手段は、遅乾性インクが記録媒体
上に付される前に、その遅乾性インクが付される位置に
隣接する位置に予め白色または透明の速乾性インクが付
されるように、その速乾性インクの吐出制御を行うこと
を特徴とするインクジェット画像形成装置。 - 【請求項7】 請求項5記載のインクジェット画像形成
装置において、 速乾性インク吐出制御手段は、速乾性インクが記録媒体
上に付された際のドットが、遅乾性インクが記録媒体上
に付された際のドットよりも大きくなるように速乾性イ
ンクの吐出制御を行うことを特徴とするインクジェット
画像形成装置。 - 【請求項8】 請求項5記載のインクジェット画像形成
装置において、 記録媒体上において遅乾性インクによって画像形成が行
われる領域を認識する領域認識手段が設けられ、 速乾性インク吐出制御手段は、上記領域認識手段の出力
を受け、上記領域の輪郭に重なる位置に速乾性インクが
付されるように速乾性インクの吐出制御を行うことを特
徴とするインクジェット画像形成装置。 - 【請求項9】 請求項6記載のインクジェット画像形成
装置において、 記録媒体上において遅乾性インクによって画像形成が行
われる領域を認識する領域認識手段が設けられ、 速乾性インク吐出制御手段は、上記領域認識手段の出力
を受け、上記領域の輪郭に隣接する外側位置に速乾性イ
ンクが付されるように速乾性インクの吐出制御を行うこ
とを特徴とするインクジェット画像形成装置。 - 【請求項10】 請求項5または6記載のインクジェッ
ト画像形成装置において、 記録媒体上に形成される画像のうちテキスト印字が行わ
れる領域を認識するテキスト領域認識手段が設けられ、 速乾性インク吐出制御手段は、上記テキスト領域認識手
段の出力を受け、テキスト印字が行われる領域に重なる
位置かまたはテキスト印字が行われる領域に隣接する位
置に速乾性インクが付されるよう速乾性インクの吐出制
御を行うことを特徴とするインクジェット画像形成装
置。 - 【請求項11】 請求項5または6記載のインクジェッ
ト画像形成装置において、 記録媒体上に形成される画像のうちイメージ画像形成が
行われる領域を認識するイメージ領域認識手段が設けら
れ、 上記イメージ領域認識手段の出力を受け、イメージ画像
形成が行われる領域への白色または透明の速乾性インク
の吐出を禁止するように速乾性インク吐出制御手段のイ
ンク吐出動作を規制する吐出規制手段を備えていること
を特徴とするインクジェット画像形成装置。 - 【請求項12】 請求項4〜11のうち何れか一つに記
載のインクジェット画像形成装置において、 連続給紙される複数枚の記録媒体上面に速乾性インク及
び遅乾性インクを併用して画像形成を連続して行い、先
行して排出された記録媒体上に後続の記録媒体を重ねて
排出するように構成されていることを特徴とするインク
ジェット画像形成装置。
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