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JP2001213384A - 電動補助ユニット - Google Patents

電動補助ユニット

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JP2001213384A
JP2001213384A JP2000025355A JP2000025355A JP2001213384A JP 2001213384 A JP2001213384 A JP 2001213384A JP 2000025355 A JP2000025355 A JP 2000025355A JP 2000025355 A JP2000025355 A JP 2000025355A JP 2001213384 A JP2001213384 A JP 2001213384A
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JP
Japan
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auxiliary unit
electric auxiliary
case
gear
shaft
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Application number
JP2000025355A
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English (en)
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JP3832705B2 (ja
Inventor
Kunio Yahagi
邦夫 矢萩
Hiroyuki Niimura
裕幸 新村
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JP2001213384A publication Critical patent/JP2001213384A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動補助ユニットの外装ケースとカバー部材
とのシールラインにおける防水性を向上させる。 【解決手段】 樹脂カバー10Aのうち、主にモータM
を覆う領域と左ケース10Lとの接合面(シールライ
ン)の全周にわたって防水シール10Bを設けた。さら
に、このシールラインの外周部には、車載姿勢での底部
中央に確保されたドレイン領域Drを除いて、防水リブ
10Cをほぼ全周にわたって設けた。前記防水リブ10
Cは、シールラインを覆うように樹脂カバー10Aから
一体的に延出されて形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クランク軸に入力
される踏力に応答した補助動力を前記踏力と合成して駆
動輪へ伝達する電動補助ユニットに係り、特に、防水性
に優れた電動補助ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】踏力による駆動系と電動モータによる駆
動系とを併設した電動補助自転車、いわゆるアシスト自
転車には、クランク軸に入力される踏力に応答した補助
動力を踏力と合成して駆動輪へ伝達する電動補助ユニッ
トが搭載される。前記アシスト自転車は屋外に保管され
る場合もあり、また雨天での使用も考えられることか
ら、電動補助ユニットには液密なシールが要求される。
【0003】電動補助ユニットのシールに関しては、例
えば特開平10−167159号公報に開示されている
ように、相互に組み合わされてユニットケースを構成す
る各ケース片同士がシール部材を介して相互にシールさ
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電動補助ユニッ
トでは、シール材の経年劣化により防水性が低くなる場
合がある。また、電動補助自転車の軽量化を促進するた
めに外装ケースのカバー部材等を樹脂製とする場合、樹
脂製のカバー部材は外力に対する変形量がアルミ製に比
べて大きく、また経年劣化による変形量もアルミ製に比
べれば大きいので、電動補助ユニットの外装ケースにカ
バー部材をボルトで共締めする際などに、高いシール性
を得にくいという技術課題があった。
【0005】本発明の目的は、上記した従来の技術課題
を解決し、防水性に優れた電動補助ユニットを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、クランク軸に入力される踏力に応答
した補助動力を前記踏力と合成して駆動輪へ伝達する電
動補助ユニットにおいて、前記電動補助ユニットの外装
ケースにはシール部材を介してカバー部材が装着され、
前記シール部材によるシールラインを覆う防水リブが当
該シールラインの外周に沿って設けられたことを特徴と
する。
【0007】上記した特徴によれば、降雨時や走行時等
に雨水や汚泥が電動補助ユニットに降りかかっても、防
水リブの遮蔽機能により、雨水等がシールラインに直接
降りかかることはない。したがって、外装ケースとカバ
ー部材とのシールラインに高い防水機能を持たせること
なく、実質的に高い防水性を得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
詳細に説明する。図1は、本発明を適用した電動補助自
転車の左側面図、図2は同自転車の要部を示す右側面
図、図3は図1の要部拡大図である。
【0009】図1に示したように、電動補助自転車の車
体フレーム2は、車体前方に位置するヘッドパイプ21
と、ヘッドパイプ21から後下りかつ下に凸状に延びた
ダウンパイプ(メインフレーム)22と、ダウンパイプ
22の終端部近傍から上後方に立上がるシートポスト2
3とを備える。
【0010】前記シートポスト23はダウンパイプ22
と一体に結合されることにより、全体として車体フレー
ム2は下に凸状のU字形状に形成されている。シートポ
スト23はダウンパイプ22との結合部から上後方に延
び、ダウンパイプ22自体はこの結合部から前上方に延
びているので、両者の間隔は互いがその結合部から上方
に向かうに従って大きく広がっている。したがって、乗
り降りの際、利用者はこのU字形状の車体フレーム2を
跨ぎやすい。
【0011】ダウンパイプ22とシートポスト23との
結合部およびその周辺部は、上下に2分割されて着脱さ
れる樹脂カバー33により覆われている。ヘッドパイプ
21にはハンドルポスト27Aが回動自在に挿通されて
おり、その上端部にはハンドル27が結合され、下端部
にはフロントフォーク26が結合されている。フロント
フォーク26はハンドルポスト27Aに結合されている
のでハンドル27によって操舵可能である。フロントフ
ォーク26の終端には前輪WFが回転自在に軸支されて
いる。
【0012】車体フレーム2の下部には、踏力アシスト
用の電動モータを含む電動補助ユニット1が設けられて
いる。電動補助ユニット1の電源スイッチ29はダウン
パイプ22上のヘッドパイプ21の近傍に設けられてい
る。なお、電源スイッチ29は、ハンドルポスト27A
前方のハンドル27に設けても良い。
【0013】電動補助ユニット1に回転自在に支承され
たクランク軸101の左右両端にはクランク11を介し
てペダル12が軸支されている。電動補助ユニット1か
ら後方側に延出される左右一対のリヤロアアーム25の
後端間には、駆動輪としての後輪WRが軸支されてい
る。シートポスト23の上部および両リヤロアアーム2
5の終端間には、左右一対のリヤアッパアーム24が設
けられている。シートポスト23には、上端にシート3
0を備えるシートパイプ31が摺動自在に装着されてい
て、シート30の上下位置が調整可能となっている。
【0014】シート30の下方でシートポスト23の後
部には、バッテリ4を収納したバッテリ収納ケース5
(以下、収納ケースと呼ぶ)が取り付けられている。バ
ッテリ4は、略直方体のバッテリケースに収容された複
数のバッテリセルを含み、該バッテリ4は長手方向が略
上下方向となるようにシートポスト23に沿って設置さ
れる。
【0015】バッテリ4の長手方向の端部(図1では上
端)には、車体右側寄りに把持部を位置させた取っ手4
1が設けられている。取っ手41はバッテリ4に対して
回動自在に軸支されていて、常時はバッテリ4のコーナ
部に設けられた凹部へ退避させられている。一般的に、
運転者は車体の左側に立つことが多いので、取っ手41
の把持部を車体右側、その回転軸(図示せず)を車体中
央に配置したことにより、取っ手41を立て易くでき
る。また、利用者が乗車している位置から容易にバッテ
リ残量を確認できるよう、シート30から左側に偏倚し
た位置にバッテリ残量計42が設けられている。
【0016】図3において、バッテリ4の後方には、該
バッテリ4を施錠・解錠するための操作レバー45とホ
イールロック装置100が設置されている。操作レバー
45はバッテリ収納ケースの後側に設けられた、上下方
向に長くかつ断面がほぼ矩形の側室50に挿入されてい
る。側室50の下部には、捩じりバネ51により、右側
視時計方向に付勢された係合フック52が設けられてい
る。この係合フック52は、バッテリ装填時には、バッ
テリ4の下部に設けられた断面が「く」の字形の凹部4
7と係合し、バッテリを収納ケース5に固定する。バッ
テリ4は係合フック52により下部を固定されるので、
車体が振動しても上下および左右に移動せず、安定な装
着状態を維持する。
【0017】シートポスト23の上部に設けられている
シート30は、レバー65のロック解除操作によってシ
ート30をバッテリ4の引き出しの邪魔にならない位置
まで前倒しに回動可能である。但し、シート30を前倒
ししたとしても、係合フック52が凹部47と係合して
いる状態においてはバッテリ4を上方に引き出すことは
できない。
【0018】操作レバー45は側室50を形成する壁と
の間に懸架されるスプリング(図示せず)によって常時
上方へ付勢されている。バッテリ4を自転車に装着する
ときは、シート30を前倒しして、充電されたバッテリ
4を上方から収納ケース5に挿入する。バッテリ4のほ
ぼ全体が収納ケース5内に入ると、バッテリ4の下端が
係合フック52の側部に当接し、係合フック52は反時
計方向に押圧される。さらにバッテリ4が収納ケース5
の奥の方へ収納されると、バッテリ4の「く」の字形凹
部47に係合フック52が弾性的に係合し、バッテリ4
は収納ケース5に固定される。これと同時に、バッテリ
4の底部に設けられた+、−の出力端子(放電接点)
と、シートポスト23に溶接等で固着されたバッテリブ
ラケット49にねじで固定された接点ユニット60とが
電気的および機械的に接続される。この接続は、バッテ
リ4の自重と係合フック52による押圧とにより、安定
したものになる。
【0019】バッテリ4を取り外す際は、操作レバー4
5を下へ押し込み、その先端で係合フック52を押圧す
る。係合フック52は操作レバー45の先端で押される
とバネ51に抗して図中反時計方向へ回動される。そう
すると、係合フック52が凹部47から脱出して係止が
解除される。係合フック52と凹部47との係合が解除
されると、バッテリ4を上方へ引き出すことが可能とな
る。バッテリ4の引き出しには前記取っ手41を利用す
ることができる。
【0020】バッテリ収納ケース5の上部はリヤアッパ
アーム24に溶接等で固定されたブラケット40にねじ
39により固定され、このブラケット40にはさらにホ
イールロック装置100、リヤフェンダ34もそれぞれ
ねじ44a、44bで固定される。
【0021】シートポスト23にはバッテリブラケット
49の前端が溶接され、かつバッテリブラケット49の
後端には、リヤロアアーム25の前端がハンガー部90
に対してボルトで結合されている。電動補助ユニット1
は、ダウンパイプ22の後端、バッテリブラケット49
の前端近傍およびバッテリブラケット49の後端近傍の
リヤロアアーム25の3か所において、ハンガー部9
2、91、90により車体フレーム2に対してボルト止
めにより固定、懸架されている。特に、ハンガー部92
は電動補助ユニット1のクランク軸101よりも下方部
に位置し、U字形状の車体フレーム2の谷部つまり最下
端部をクランク軸101より下方に位置させるようにし
ている。
【0022】こうして、車体フレーム2の谷部の高さが
低く抑えられるので“跨ぎ易さ”が向上する。また、電
動補助ユニット1はダウンパイプ22の下端部に設けた
低位置のハンガー部92で支持できるので、より下方へ
配置でき、低重心化が実現されている。
【0023】電動補助ユニット1内には、クランク軸1
01、第1アイドル軸102、第2アイドル軸103、
および駆動スプロケット13が結合された出力軸10
5、ならびにこれらの軸間で動力を伝達するギヤ11
1、102d,102e,115等が設けられている。
また、前記クランク軸101と平行な回転軸104を有
する電動モータMが取り付けられている。モータMは電
動補助ユニット1から後方への突出部を小さくするた
め、その回転軸104がクランク軸101と平行になる
ように配置されている。したがって、クランク軸101
と後輪WRとの間隔を小さくでき、ホイールベースが長
くなるのを回避できる。
【0024】クランク軸101から入力された踏力は第
1アイドル軸102に増速伝達され、さらに第1アイド
ル軸102から出力軸105に伝達され駆動スプロケッ
ト13が回転される。駆動スプロケット13の回転はチ
ェーン6を介して後輪WRのホイールスプロケット14
(図1参照)へ伝達される。電動補助ユニット1の構造
に関してはさらに図4〜図6に関して後述する。
【0025】シートポスト23の後方のバッテリブラケ
ット49上に搭載されたバッテリ4はモータMへ給電
し、モータMは、第1アイドル軸102上に設けられた
踏力検知機構(後に詳述する)によって検知された踏力
に応じた補助動力を発生する。モータMの回転は第2ア
イルド軸103に伝達され、第1アイドル軸102で人
力(踏力)と合成されて出力軸105へ伝達される。
【0026】なお、図1および図2に示すように、駆動
スプロケット13の全部およびチェーン6の上半分はチ
ェーンカバー32で覆われている。この自転車は、クラ
ンク軸101と同心に駆動スプロケットを配しているわ
けではないので、チェーンカバーがクランク軸101を
軸とした円弧部分を有することは必須ではない。しか
し、外観性や足の引っ掛かりの防止や、電動補助ユニッ
ト1を保護する目的、ならびに、長年親しまれている自
転車のイメージを残す観点から、チェーンカバー32を
クランク軸101を中心とする円周状に周囲まで拡張し
てある。
【0027】図4は、前記電動補助ユニット1の第1実
施形態の部分透過側面図、図5は、図4のA−A線に沿
った歯車列を示す断面図、図6は、図4のB−B線に沿
った歯車列を示す断面図であり、それぞれ前記と同一の
符号は同一または同等部分を表している。
【0028】図4,5において、電動補助ユニット1の
外装ケース10はアルミ製であり、外装ケース10の左
半体(左ケース)10Lおよび右半体(右ケース)10
Rを複数のボルト781で結合して構成される。
【0029】本実施形態では、前記各ハンガー部90、
91、92に左右ケースの割面がないので、電動補助ユ
ニット1を車体フレーム2に搭載したまま、前記ボルト
781を外すことにより左右ケースを割ることができ
る。具体的には、各ハンガー部90、91、92が左ケ
ース10Lにのみ設けられ、左ケース10Lを車体フレ
ーム2に残したまま右ケース10Rを取り外すことがで
きるので、内蔵のコントロールユニット8やモータMの
メンテナンスが容易になる。なお、左ケース10L側の
モータMおよびその駆動系をメンテナンスする際は、後
述する樹脂カバー10Aを外してユニット内部を露出さ
せる。
【0030】ケース10には、踏力入力軸としてのクラ
ンク軸101がベアリング181,182により回転自
在に軸支されている。クランク軸101には、ワンウエ
イクラッチ161を介して大径の増速ギア111が軸支
されている。したがって、クランク軸101を逆転させ
ても増速ギア111は逆転しない。クランク軸101の
後方下部には、クランク軸101の回転方向と駆動スプ
ロケット13の回転方向とを一致させるための第1アイ
ドル軸102が軸支され、本実施形態では、当該第1ア
イドル軸102が踏力(トルク)検知機構を具備してい
る。
【0031】前記第1アイドル軸102は、左右に2分
割されて横方向へ同軸状に配置された中空の第1および
第2ドライブ軸102a,102bと、各ドライブ軸1
02a,102bの内部に挿通されて各ドライブ軸10
2a,102bと両端部でスプライン結合されたトーシ
ョンバー102cと、前記各ドライブ軸102a,10
2bを相互に軸方向へ弾発するスプリング102sとを
主要構成とし、第1ドライブ軸102aの外周小径部に
形成された小径のギア歯113が前記クランク軸101
の増速ギア111と歯合する。前記第1および第2ドラ
イブ軸102a,102bは、それぞれベアリング18
3a,183bおよびベアリング184によって、それ
ぞれ左ケース10Lおよび右ケース10Rに対して回転
自在に軸支されている。
【0032】このような構成によれば、クランク軸10
1に入力された踏力は増速ギア111およびギア歯11
3により増速され、そのトルクは減ぜられるため、トー
ションバー102cに加わるトルクは低く抑えられる。
このため、トーションバー102cの小型化が可能とな
り、踏力検知機構全体をコンパクトにできる。
【0033】また、本実施形態では第1アイドル軸10
2をアッセンブリ化して単体でも容易に取り扱えるよう
に、トーションバー102cの左端にクリップ771を
嵌合して非軸支状態での各ドライブ軸102a,102
bの脱落を防止し、さらには他の構成部品の散逸も防止
している。すなわち、トーションバー102cの右側端
には第2ドライブ軸102bが圧入固定され、左側端に
は第2ドライブ軸102aが挿抜自在に保持されてい
る。
【0034】前記第2ドライブ軸102bの外周小径部
には第1ギア102dが結着され、外周大径部にはワン
ウエイラチェット162を介して第2ギア102eが連
結されている。したがって、モータMが停止状態にあっ
て人力により走行しているときは、ギア102eからモ
ータ側は回転しない。
【0035】第1ドライブ軸102aの外周大径部に
は、端面に2つの凸カム部921aを有するスライダ9
21がスプライン結合により軸方向への摺動を許容して
結合されている。ボールカップ924は変位検知レバー
152(図6)と係合し、コイルスプリング923によ
り第2ドライブ軸102b側へ常時押し付けられる。ボ
ールカップ924は前記スライダ921を、その回転を
吸収しながら第2ドライブ軸102bへ常時押し付け
る。
【0036】図10は、前記第2ドライブ軸102bの
機能を説明するための図であり、同図(a) は断面図、同
図(b) は同図(a) をC−C線側から見込んだ図、同図
(c) は、前記端面における側面を直線的に模して示した
図であり、前記と同一の符号は同一または同等部分を表
している。
【0037】本実施形態では、第2ドライブ軸102b
の端面に、前記スライダ921の第2ドライブ軸102
b側端面に設けられた2つの凸カム部921aと係合す
る2つの凹状カム溝922が円周方向に形成されてい
る。
【0038】クランク軸101に入力された踏力に応じ
て、第1および第2ドライブ軸102a,102b間に
回転方向の捩じれ(位相差)が生じると、第2ドライブ
軸102bとスライダ921との間にも位相差が生じ、
凸状カム921aと凹状カム溝922との相対位置が、
図10(c) の左側に示した関係から右側に示した関係の
ように変化してスライダ921が軸に沿って車体左側へ
摺動する。この結果、前記変位検知レバー152が前記
コイルスプリング923の弾性力に抗して軸方向に沿っ
て車体左方向に変位する。
【0039】したがって、本実施形態では変位検知レバ
ー152の軸方向への変位量が、クランク軸101に入
力された踏力を代表することになる。上記した踏力検知
機構により、軸方向への変位量として検知された踏力
は、後に詳述するストロークセンサ150(図6参照)
によって電気信号に変換されてコントロールユニット8
へ伝送される。
【0040】また、第2ドライブ軸102bの端面に
は、第1ドライブ軸102aの端面に設けられたストッ
パ凸部921bと嵌合するストッパ孔922aが設けら
れ、各ドライブ軸102a,102bの過大な捩じれが
防止されるように構成されている。これにより、小型化
されたトーションバー102cを有効に保護することが
可能となり、より一層の小型化が達成される。
【0041】なお、図5、6においてトーションバー1
02cを中心として右側は、凸状カム921aと凹状カ
ム922とが合致している踏力トルクなしの状態[図1
0(c) の左側]を示し、左側は各カムの作用によりスラ
イダ921が車体左側へ移動している踏力トルク有り状
態[図10(c) の右側]を示している。
【0042】前記第1アイドル軸102の後下方には、
第2アイドル軸103がベアリング185,186によ
って回転自在に軸支されている。第2アイドル軸103
の外周部には、前記第2ドライブ軸102bの第2ギア
102eと歯合するギア歯114が形成され、端部には
樹脂ギア115がネジ止め固定されている。
【0043】前記第2アイドル軸103の後下方には電
動モータMが配置され、その回転軸104はベアリング
187,188によって回転自在に軸支されている。な
お、前記ベアリング188およびモータハウジング10
Mは左ケース10Lに対してのみ保持され、右ケース1
0Rによっては保持されていない。したがって、右ケー
ス10Rの着脱に際して電動モータMの着脱は不要であ
り、右ケース10Rの着脱を容易に行うことができる。
【0044】前記モータハウジング10Mはボルト78
2により、Oリング10Sを介して左ケース10Lに締
結されている。モータMの回転軸104には、モータコ
イル130を含むステータロータ131が固定され、ス
テータロータ131の周囲には磁石132が設けられて
いる。回転軸104の一端には、前記第2アイドル軸1
03の樹脂ギア115と歯合するギア歯116が固定さ
れている。これにより、高速回転するギア115,11
6のギア音を抑制できる。各ギア115,116の車体
左側には、樹脂カバー10Aが左ケース10Lにボルト
783により締結されており、さらに防音効果を高めて
いる。前記樹脂カバー10Aと左ケース10Lとの接合
面には、以下に詳述するように、全面にわたって防水シ
ール10Bが設けられている。
【0045】図11は、前記樹脂カバー10Aの露出面
側の平面図、図12はその裏面側の平面図、図13は、
図12のC−C線に沿った断面図であり、前記と同一の
符号は同一または同等部分を表している。
【0046】樹脂カバー10Aのうち、主にモータMを
覆う領域と左ケース10Lとの接合面(シールライン)
には、図12に示したように、全周にわたって防水シー
ル10Bが設けられている。さらに、このシールライン
の外周部には、車載姿勢での底部中央に確保されたドレ
イン領域Drを除いて、防水リブ10Cがほぼ全周にわ
たって設けられている。
【0047】このような構成により、本実施形態では降
雨時や走行時等に雨水や汚泥が電動補助ユニット1に降
りかかっても、前記防水リブ10Cの遮蔽機能により、
雨水等が前記防水シール10Bによるシールラインに直
接降りかかることはない。したがって、樹脂カバー10
Aと左ケース10Lとのシールライン自体に高い防水機
能を持たせることなく、実質的に高い防水性を得ること
ができる。
【0048】また、本実施形態では前記防水リブ10C
が、シールラインを覆うように樹脂カバーから一体的に
延出されて形成されるので、部品点数が増えたり樹脂カ
バー10Aの製造工程が煩雑になることがない。
【0049】さらに、本実施形態では車載姿勢での底部
中央に確保された前記ドレイン領域Drの外周部には前
記防水リブ10Cを設けていないので、極めて稀なこと
ではあるが電動補助ユニット1内に雨水等が浸水して
も、その排出が前記防水リブ10Cにより妨げられてし
まうこともない。
【0050】なお、本実施形態のように電動補助ユニッ
ト1を車体フレームの低位置に配置する構造では、走行
時に前輪により跳ね上げられた雨水等が電動補助ユニッ
ト1の下方に降りかかるので、当該下方部分には特に高
い防水性能が要求される。そこで、本実施形態では図1
2に示したように、ドレインとして機能する底部中央の
除いた部分には、前記防水リブ10Cの外周に沿って、
さらに第2の防水リブ10Dを設けた。
【0051】図6において、前記第1アイドル軸102
の後上方には、出力軸105がベアリング191,19
2によって回転自在に軸支されている。出力軸105に
は、前記第2ドライブ軸102bの第1ギア102dと
歯合する第4ギア118が設けられ、ケース10から露
出した端部には前記駆動スプロケット13が固定されて
いる。
【0052】前記ケース10の前方空間内では、図3,
5に示したように、当該電動補助ユニット1を制御する
平板状のコントロールユニット8がクランク軸101の
前方下部に搭載されている。コントロールユニット8
は、樹脂製の皿状ケース81内にコントロール基板82
を収容し、隙間部および基板表面を絶縁樹脂83で樹脂
モールドして構成される。前記コントロール基板82に
は、各種の制御回路820や複数のパワートランジスタ
(FET)821a,ダイオード821bと共に回転セ
ンサ822が搭載され、発熱を伴う各素子821a,8
21bはアルミ製の放熱板829に面接触固定されてい
る。放熱板829はアルミ製の右ケース10Rに面接触
固定されている。
【0053】前記コントロールユニット8は車体前方か
ら後方へ向かって後ろ下がりに配置され、かつ、コント
ロール基板82の部品実装面が内側を向くように取り付
けられている。前記回転センサ822は、コントロール
基板82の端部近傍において、クランク軸101の増速
ギア111のギア歯と対向するように固定されている。
したがって、各発熱性素子821a,821bが発生す
る熱は右ケース10Rに放熱され、左ケース10L近傍
に配置された回転センサに熱的な悪影響が及ぶことがな
い。
【0054】このように、本実施形態では、コントロー
ルユニット8に回転センサ822を設け、クランク軸1
01と同期回転する回転体(大径ギア111)の近傍に
回転センサ822が配置されるようにコントロールユニ
ット8を配置したので、回転センサ用の設置スペースを
別途に確保する必要がなく、電動補助システム全体をコ
ンパクトにすることができる。また、回転センサ822
とコントロールユニット8との距離を短くすることがで
きるので、配線コードが不要となるのみならず、回転セ
ンサ822の出力信号へのノイズの混入を抑えることが
できる。
【0055】さらに、コントロールユニット8は、電動
補助ユニット1が車体フレーム2に取り付けられた姿勢
においてクランク軸101の前方下部に配置されるよう
にしたので、走行時には高い空冷効果が得られて冷却効
率が向上する。
【0056】さらに、本実施形態ではコントロール基板
82を、当該電動補助ユニット1が車体フレームに取り
付けられた姿勢において、車体フレームの前方から後方
に向かって後ろ下がりに配置したので、電動補助ユニッ
トの前方下部の外観形状を変形させることなく、かつ既
存の内部空間を有効利用しながらコントロール基板を電
動補助ユニットに内蔵させることができる。このとき、
コントロール基板82を、その回路部品の実装面が内側
を向くように配置すればメンテナンスが容易になる。
【0057】一方、回転センサ822の取り付け位置に
対応した皿状ケース81の底部外側には、底面に沿って
平行に延びる位置決めピン811が形成されており、ケ
ース10の対向部分には、前記位置決めピン811を挿
貫される位置決め孔911が形成されている。同様に、
皿状ケース81の側面外側(図4参照)には、側面に沿
って平行に延びる位置決めピン812が形成されてお
り、ケース10の対向部分には、前記位置決めピン81
2を挿貫される位置決め孔912が形成されている。こ
れにより、ユニット8の2面を位置決めでき、回転セン
サ822と大径ギア111とのクリアランスを規定状態
に保持できるようになる。
【0058】コントロールユニット8すなわち皿状ケー
ス81は、前記各位置決めピン811,812が各位置
決め孔911,912の入口へあてがわれたときは前記
回転センサ822が未だ大径増速ギア111とは対向せ
ず、その後、ピン811,812が孔911,912に
挿入されはじめた後に、増速ギア111のギア歯と回転
センサ822との相対的な位置関係(対向関係)が予定
の関係となるように、前記ケース10に対して位置決め
される。このため、コントロールユニット8を固定する
際に、近接する増速ギア111と回転センサ822とが
干渉することなく、その組み付けが容易である。
【0059】また、ケース10に対するコントロールユ
ニット8の固定は、図5に示したように、前記回転セン
サ822および位置決めピン811が設けられた端部と
は反対側の端部において、皿状ケース81の両側部をケ
ース10にネジ831(831a,831b:図4参
照)によりネジ止めすることにより行われる。
【0060】このように、本実施形態では、コントロー
ルユニット8に位置決め手段としての位置決めピン81
1,812を設け、コントロールユニット8を補助動力
ユニット1内の所定の位置に所定の姿勢で固定できるよ
うにしたので、コントロールユニット8を位置決め固定
するだけで、回転センサ822と回転体(増速ギア11
1)との相対的な位置関係を予定の関係に保持すること
ができ、回転数の検出精度を確保することができる。
【0061】しかも、本実施形態では、コントロールユ
ニット8の一側部に設けた位置決め手段によりコントロ
ールユニット8の一側部を電動補助ユニット1に係合さ
せ、他の側部において締結手段により締結されるので、
締結構造が簡単で部品点数も少なくなる。
【0062】ところで、本実施形態の電動モータMは、
図6に示したように、出力取出側の端面に電源端子75
2が配置されているので、その電源コード751は電動
モータMの出力取出側から前記コントロールユニット8
まで引き回す必要がある。しかしながら、ケース10内
では電動モータMの出力取出側に多数のギア列が配置さ
れているため、電源コード751は左ケース10Lの内
側端面に沿って引き回すよりも右ケース10Rの内側端
面に沿って引き回すことが望ましい。
【0063】そこで、本実施形態では、モータハウジン
グ10Mに隣接して設けられた左ケース10Lの内壁7
56と平行に、第2の内壁754を別途に設けて各内壁
754、756で囲まれた空間(コード通路)753を
形成し、電動モータMの出力取出側の端面から引き出さ
れる電源コード751を前記コード通路753を通して
右ケース10Rの内側端面まで引き回し、さらに、この
内側端面に沿ってコントロールユニット8まで引き回す
ようにしている。
【0064】上記した特徴によれば、電源コードがユニ
ットケース内の左ケース10L側の内側端面から右ケー
ス10R側の内側端面へ、コード通路を介して導かれる
ので、電源コードがギア列や他の構成部材等と干渉する
恐れがない。
【0065】さらに、本実施形態では電源コード751
を右ケース10Rの内側端面に拘束するため、前記軸受
け用ベアリング184,185を支持するために右ケー
ス10Rの内側端面に立設した各軸受け用ボス749,
748を橋渡しするようにクランパ755を設け、前記
電源コード751は各ボス749,748およびクラン
パ755で囲まれた通路を通すことでクランプするよう
にした。このように、既存のボス749,748を橋渡
しするようにクランパ755を設ければ、簡単な構成で
電源コード751を確実にクランプすることができる。
【0066】このような構成において、人力としての踏
力は、ペダル12およびクランク11を介してクランク
軸101に入力され、さらに増速ギア111を介して第
1アイドル軸102の第1ドライブ軸102aから第2
ドライブ軸102bへ伝達される。一方、電動モータM
の回転トルクは、ギア115および第2アイドル軸10
3、ギア歯114、第2ギア102eを介して第2ドラ
イブ軸102bに伝達されて前記踏力と合成される。第
2ドライブ軸102b上の合力は、第1ギア102dお
よび第4ギア118を介して出力軸105へ伝達され、
さらに駆動スプロケット13およびチェーン6を介して
後輪WRへ伝達される。
【0067】ここで、第1アイドル軸102のボールカ
ップ924には、図6に示したように、一端をピン15
3によって揺動自在に支持された変位検知レバー152
の略中央部が係合しており、変位検知レバー152の他
端には、右ケース10Rに固定されたストロークセンサ
150のストローク検知シャフト151が連結されてい
る。したがって、クランク軸101に入力された踏力に
応じて第1アイドル軸102の第1および第2ドライブ
軸102a,102b間に位相差が生じ、この位相差に
応じてボールカップ924が軸方向に変位すると、これ
が変位検知レバー152を揺動させ、ストロークセンサ
150に伝達されて検知される。
【0068】検知された踏力は電気信号に変換されてコ
ントロールユニット8へ供給される。コントロールユニ
ット8は、前記回転センサ822により検知されたクラ
ンク軸(増速ギア111)の回転速度と前記検知された
踏力とに基づいて最適なアシストトルクを決定し、当該
アシストトルクを電動モータMが発生するように、当該
電動モータMへ供給する駆動電流を前記パワートランジ
スタ821aにより適宜に制御する。
【0069】本実施形態では、クランク軸101に入力
された踏力を機械的変位量に変換する踏力検知機構を当
該クランク軸101に隣接した第1アイドル軸102上
に設けたので、踏力検知機構を別途に設ける際には必要
となるスペースが不要となり、電動補助ユニット1を大
型化することなくコントロールユニット8の設置スペー
スを確保できるようになる。
【0070】さらに、本実施形態では第2ドライブ軸1
02bがスプリング102sによって右ケース10R側
(ベアリング184)へ常時押し付けられて位置決めさ
れるため、その第1ドライブ軸102a側の端面に形成
された凹状カム溝922の軸方向位置も右ケース10R
に対して位置決めさせることになる。そして、ストロー
クセンサ150も右ケース10Rに設けられたボスに固
定されているので、右ケース10Rに対して正確に位置
決めされていることになる。
【0071】ここで、本実施形態では第2ドライブ軸1
02bに対する第1ドライブ軸102aの変位量が、ス
トロークセンサ150により踏力として検知されるの
で、第2ドライブ軸102bとストロークセンサ150
との相対位置に個体差があると踏力を精度良く検知する
ことができない。これに対して、本実施形態では第2ド
ライブ軸102bおよびストロークセンサ150が同一
物(右ケース10R)に対して位置決めされているの
で、両者の相対位置は常に一定に保たれるので、踏力を
精度良く検知することができる。
【0072】図7は、前記電動補助ユニット1の第2実
施形態の部分透過側面図であり、図8は、図7のB−B
線に沿った歯車列を示す断面図、図9は、図7のA−A
線に沿った歯車列を示す断面図であり、それぞれ前記と
同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0073】上記した第1実施形態では、駆動モータM
が発生する補助動力が第2アイドル軸103を介して第
1アイドル軸102へ伝達され、当該第1アイドル軸1
02において踏力と合成された後に出力軸105へ伝達
されていたが、本実施形態では、駆動モータMが発生す
る補助動力が第2アイドル軸103を介して出力軸10
5へ直接伝達されるようにしている。
【0074】すなわち、駆動モータMの回転軸104に
発生した補助動力は樹脂ギア115を介して第2アイド
ル軸103へ伝達される。この第2アイドル軸103に
は、出力軸105のギア119と歯合するギア歯103
aが形成されており、第2アイドル軸103に伝達され
た補助動力はギア歯103a、ギア119を介して出力
軸105へ伝達される。
【0075】一方、クランク軸101に入力された踏力
は、増速ギア111、第2アイドル軸103および第1
ドライブ軸102aのギア歯113を介して第1アイド
ル軸102へ伝達され、さらに、第2ドライブ軸102
bのギア歯および出力軸105の第4ギア118を介し
て出力軸105へ伝達され、ここで前記補助動力と構成
される。
【0076】このように、本実施形態では、電動モータ
Mの発生する補助動力を出力軸105へ直接伝達するこ
とができるので、上記した各実施形態のように、合力軸
としての第1アイドル軸を介する場合に比べて第1アイ
ドル軸上に設けられるギア数が減ぜられる。このため、
第1アイドル軸上に設けられる踏力検知機構の占有スペ
ースが増えて設計の自由度が増す。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果が達
成される。
【0078】(1) 電動補助ユニットの外装ケースとカバ
ー部材とのシールラインを覆うように、その外周に沿っ
て防水リブを設けたので、降雨時や走行時等に雨水や汚
泥が電動補助ユニットに降りかかっても、防水リブの遮
蔽機能により、雨水等がシールラインに直接降りかかる
ことはない。したがって、シールライン自体に高い防水
機能を持たせることなく、実質的に高い防水性を得るこ
とができる。
【0079】(2) 外装ケースとカバー部材とのシールラ
イン自体に高い防水機能を持たせなくても、防水リブの
遮蔽機能により十分な防水性能が得られるので、カバー
部材を樹脂製として軽量化を図ることが可能になる。
【0080】(3) 防水リブが、シールラインを覆うよう
にカバー部材から一体的に延出されて形成されるので、
部品点数が増えたり、あるいはカバー部材の製造工程が
煩雑になることなどがない。
【0081】(4) 防水リブは、電動補助ユニットの車載
姿勢での底部に確保されたドレイン領域以外のシールラ
インを覆うように設けたので、電動補助ユニット内に雨
水等が浸水しても、その排出が防水リブにより妨げられ
てしまうことがない。
【0082】(5) 防水リブのうち、ドレインとして機能
する底部中央を除いた部分には、防水リブの外周に沿っ
て、さらに第2の防水リブを設けたので、特に高い防水
性能が要求される下方部分の防水性能を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動補助ユニットを適用した電動補助
自転車の側面図である。
【図2】図1に示した自転車の要部を示す右側面図であ
る。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】電動補助ユニットの第1実施形態の部分透過側
面図である。
【図5】図2のA−A線に沿った歯車列を示す断面図で
ある。
【図6】図2のB−B線に沿った歯車列を示す断面図で
ある。
【図7】電動補助ユニットの第2実施形態の部分透過側
面図である。
【図8】図7のA−A線に沿った歯車列を示す断面図で
ある。
【図9】図7のB−B線に沿った歯車列を示す断面図で
ある。
【図10】第1アイドル軸の機能を説明するための図で
ある。
【図11】樹脂カバー10Aの露出面側の平面図であ
る。
【図12】樹脂カバー10Aの裏面側の平面図である。
【図13】図12のC−C線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1…電動補助ユニット、4…バッテリ、5…バッテリ収
容ケース、8…コントロールユニット、10…ケース、
10R…右ケース、10L…左ケース、13…駆動スプ
ロケット、81…皿状ケース、82…コントロール基
板、102…第1アイドル軸、102a…第1ドライブ
軸、102b…第2ドライブ軸、102e…第2ギア、
103…第2アイドル軸、105…出力軸、111…増
速ギア、115…樹脂ギア、118…第4ギア、131
…ロータ、150…ストロークセンサ、152…変位検
知レバー、161、162…ワンウエイクラッチ、18
1,182,183a,183b,185,186,1
87,188…ベアリング、811,812…位置決め
ピン、921…スライダ、924…ボールカップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸に入力される踏力に応答した
    補助動力を前記踏力と合成して駆動輪へ伝達する電動補
    助ユニットにおいて、 前記電動補助ユニットの外装ケースにはシール部材を介
    してカバー部材が装着され、前記シール部材によるシー
    ルラインを覆う防水リブが当該シールラインの外周に沿
    って設けられたことを特徴とする電動補助ユニット。
  2. 【請求項2】 前記防水リブは前記カバー部材から一体
    的に延出されたことを特徴とする請求項1に記載の電動
    補助ユニット。
  3. 【請求項3】 前記カバー部材は樹脂製であることを特
    徴とする請求項1または2に記載の電動補助ユニット。
  4. 【請求項4】 前記防水リブは、当該電動補助ユニット
    の車載姿勢での底部に確保されたドレイン領域以外のシ
    ールラインを覆うように設けられたことを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれかに記載の電動補助ユニット。
  5. 【請求項5】 前記防水リブのうち、当該電動補助ユニ
    ットの車載姿勢での下方に位置する部分の外周部には、
    さらに第2の防水リブが設けられたことを特徴とする請
    求項4に記載の電動補助ユニット。
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