JP3832705B2 - 電動補助ユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、クランク軸に入力される踏力に応答した補助動力を前記踏力と合成して駆動輪へ伝達する電動補助ユニットに係り、特に、防水性に優れた電動補助ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
踏力による駆動系と電動モータによる駆動系とを併設した電動補助自転車、いわゆるアシスト自転車には、クランク軸に入力される踏力に応答した補助動力を踏力と合成して駆動輪へ伝達する電動補助ユニットが搭載される。前記アシスト自転車は屋外に保管される場合もあり、また雨天での使用も考えられることから、電動補助ユニットには液密なシールが要求される。
【0003】
電動補助ユニットのシールに関しては、例えば特開平10−167159号公報に開示されているように、相互に組み合わされてユニットケースを構成する各ケース片同士がシール部材を介して相互にシールされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電動補助ユニットでは、シール材の経年劣化により防水性が低くなる場合がある。また、電動補助自転車の軽量化を促進するために外装ケースのカバー部材等を樹脂製とする場合、樹脂製のカバー部材は外力に対する変形量がアルミ製に比べて大きく、また経年劣化による変形量もアルミ製に比べれば大きいので、電動補助ユニットの外装ケースにカバー部材をボルトで共締めする際などに、高いシール性を得にくいという技術課題があった。
【0005】
本発明の目的は、上記した従来の技術課題を解決し、防水性に優れた電動補助ユニットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明は、クランク軸に入力される踏力に応答した補助動力を前記踏力と合成して駆動輪へ伝達する電動補助ユニットにおいて、前記電動補助ユニットの外装ケースにはシール部材を介してカバー部材が装着され、前記シール部材によるシールラインを覆う防水リブが当該シールラインの外周に沿って設けられたことを特徴とする。
【0007】
上記した特徴によれば、降雨時や走行時等に雨水や汚泥が電動補助ユニットに降りかかっても、防水リブの遮蔽機能により、雨水等がシールラインに直接降りかかることはない。したがって、外装ケースとカバー部材とのシールラインに高い防水機能を持たせることなく、実質的に高い防水性を得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明を詳細に説明する。図1は、本発明を適用した電動補助自転車の左側面図、図2は同自転車の要部を示す右側面図、図3は図1の要部拡大図である。
【0009】
図1に示したように、電動補助自転車の車体フレーム2は、車体前方に位置するヘッドパイプ21と、ヘッドパイプ21から後下りかつ下に凸状に延びたダウンパイプ(メインフレーム)22と、ダウンパイプ22の終端部近傍から上後方に立上がるシートポスト23とを備える。
【0010】
前記シートポスト23はダウンパイプ22と一体に結合されることにより、全体として車体フレーム2は下に凸状のU字形状に形成されている。シートポスト23はダウンパイプ22との結合部から上後方に延び、ダウンパイプ22自体はこの結合部から前上方に延びているので、両者の間隔は互いがその結合部から上方に向かうに従って大きく広がっている。したがって、乗り降りの際、利用者はこのU字形状の車体フレーム2を跨ぎやすい。
【0011】
ダウンパイプ22とシートポスト23との結合部およびその周辺部は、上下に2分割されて着脱される樹脂カバー33により覆われている。ヘッドパイプ21にはハンドルポスト27Aが回動自在に挿通されており、その上端部にはハンドル27が結合され、下端部にはフロントフォーク26が結合されている。フロントフォーク26はハンドルポスト27Aに結合されているのでハンドル27によって操舵可能である。フロントフォーク26の終端には前輪WFが回転自在に軸支されている。
【0012】
車体フレーム2の下部には、踏力アシスト用の電動モータを含む電動補助ユニット1が設けられている。電動補助ユニット1の電源スイッチ29はダウンパイプ22上のヘッドパイプ21の近傍に設けられている。なお、電源スイッチ29は、ハンドルポスト27A前方のハンドル27に設けても良い。
【0013】
電動補助ユニット1に回転自在に支承されたクランク軸101の左右両端にはクランク11を介してペダル12が軸支されている。電動補助ユニット1から後方側に延出される左右一対のリヤロアアーム25の後端間には、駆動輪としての後輪WRが軸支されている。シートポスト23の上部および両リヤロアアーム25の終端間には、左右一対のリヤアッパアーム24が設けられている。シートポスト23には、上端にシート30を備えるシートパイプ31が摺動自在に装着されていて、シート30の上下位置が調整可能となっている。
【0014】
シート30の下方でシートポスト23の後部には、バッテリ4を収納したバッテリ収納ケース5(以下、収納ケースと呼ぶ)が取り付けられている。バッテリ4は、略直方体のバッテリケースに収容された複数のバッテリセルを含み、該バッテリ4は長手方向が略上下方向となるようにシートポスト23に沿って設置される。
【0015】
バッテリ4の長手方向の端部(図1では上端)には、車体右側寄りに把持部を位置させた取っ手41が設けられている。取っ手41はバッテリ4に対して回動自在に軸支されていて、常時はバッテリ4のコーナ部に設けられた凹部へ退避させられている。一般的に、運転者は車体の左側に立つことが多いので、取っ手41の把持部を車体右側、その回転軸(図示せず)を車体中央に配置したことにより、取っ手41を立て易くできる。また、利用者が乗車している位置から容易にバッテリ残量を確認できるよう、シート30から左側に偏倚した位置にバッテリ残量計42が設けられている。
【0016】
図3において、バッテリ4の後方には、該バッテリ4を施錠・解錠するための操作レバー45とホイールロック装置100が設置されている。操作レバー45はバッテリ収納ケースの後側に設けられた、上下方向に長くかつ断面がほぼ矩形の側室50に挿入されている。側室50の下部には、捩じりバネ51により、右側視時計方向に付勢された係合フック52が設けられている。この係合フック52は、バッテリ装填時には、バッテリ4の下部に設けられた断面が「く」の字形の凹部47と係合し、バッテリを収納ケース5に固定する。バッテリ4は係合フック52により下部を固定されるので、車体が振動しても上下および左右に移動せず、安定な装着状態を維持する。
【0017】
シートポスト23の上部に設けられているシート30は、レバー65のロック解除操作によってシート30をバッテリ4の引き出しの邪魔にならない位置まで前倒しに回動可能である。但し、シート30を前倒ししたとしても、係合フック52が凹部47と係合している状態においてはバッテリ4を上方に引き出すことはできない。
【0018】
操作レバー45は側室50を形成する壁との間に懸架されるスプリング(図示せず)によって常時上方へ付勢されている。バッテリ4を自転車に装着するときは、シート30を前倒しして、充電されたバッテリ4を上方から収納ケース5に挿入する。バッテリ4のほぼ全体が収納ケース5内に入ると、バッテリ4の下端が係合フック52の側部に当接し、係合フック52は反時計方向に押圧される。さらにバッテリ4が収納ケース5の奥の方へ収納されると、バッテリ4の「く」の字形凹部47に係合フック52が弾性的に係合し、バッテリ4は収納ケース5に固定される。これと同時に、バッテリ4の底部に設けられた+、−の出力端子(放電接点)と、シートポスト23に溶接等で固着されたバッテリブラケット49にねじで固定された接点ユニット60とが電気的および機械的に接続される。この接続は、バッテリ4の自重と係合フック52による押圧とにより、安定したものになる。
【0019】
バッテリ4を取り外す際は、操作レバー45を下へ押し込み、その先端で係合フック52を押圧する。係合フック52は操作レバー45の先端で押されるとバネ51に抗して図中反時計方向へ回動される。そうすると、係合フック52が凹部47から脱出して係止が解除される。係合フック52と凹部47との係合が解除されると、バッテリ4を上方へ引き出すことが可能となる。バッテリ4の引き出しには前記取っ手41を利用することができる。
【0020】
バッテリ収納ケース5の上部はリヤアッパアーム24に溶接等で固定されたブラケット40にねじ39により固定され、このブラケット40にはさらにホイールロック装置100、リヤフェンダ34もそれぞれねじ44a、44bで固定される。
【0021】
シートポスト23にはバッテリブラケット49の前端が溶接され、かつバッテリブラケット49の後端には、リヤロアアーム25の前端がハンガー部90に対してボルトで結合されている。電動補助ユニット1は、ダウンパイプ22の後端、バッテリブラケット49の前端近傍およびバッテリブラケット49の後端近傍のリヤロアアーム25の3か所において、ハンガー部92、91、90により車体フレーム2に対してボルト止めにより固定、懸架されている。特に、ハンガー部92は電動補助ユニット1のクランク軸101よりも下方部に位置し、U字形状の車体フレーム2の谷部つまり最下端部をクランク軸101より下方に位置させるようにしている。
【0022】
こうして、車体フレーム2の谷部の高さが低く抑えられるので“跨ぎ易さ”が向上する。また、電動補助ユニット1はダウンパイプ22の下端部に設けた低位置のハンガー部92で支持できるので、より下方へ配置でき、低重心化が実現されている。
【0023】
電動補助ユニット1内には、クランク軸101、第1アイドル軸102、第2アイドル軸103、および駆動スプロケット13が結合された出力軸105、ならびにこれらの軸間で動力を伝達するギヤ111、102d,102e,115等が設けられている。また、前記クランク軸101と平行な回転軸104を有する電動モータMが取り付けられている。モータMは電動補助ユニット1から後方への突出部を小さくするため、その回転軸104がクランク軸101と平行になるように配置されている。したがって、クランク軸101と後輪WRとの間隔を小さくでき、ホイールベースが長くなるのを回避できる。
【0024】
クランク軸101から入力された踏力は第1アイドル軸102に増速伝達され、さらに第1アイドル軸102から出力軸105に伝達され駆動スプロケット13が回転される。駆動スプロケット13の回転はチェーン6を介して後輪WRのホイールスプロケット14(図1参照)へ伝達される。電動補助ユニット1の構造に関してはさらに図4〜図6に関して後述する。
【0025】
シートポスト23の後方のバッテリブラケット49上に搭載されたバッテリ4はモータMへ給電し、モータMは、第1アイドル軸102上に設けられた踏力検知機構(後に詳述する)によって検知された踏力に応じた補助動力を発生する。モータMの回転は第2アイルド軸103に伝達され、第1アイドル軸102で人力(踏力)と合成されて出力軸105へ伝達される。
【0026】
なお、図1および図2に示すように、駆動スプロケット13の全部およびチェーン6の上半分はチェーンカバー32で覆われている。この自転車は、クランク軸101と同心に駆動スプロケットを配しているわけではないので、チェーンカバーがクランク軸101を軸とした円弧部分を有することは必須ではない。しかし、外観性や足の引っ掛かりの防止や、電動補助ユニット1を保護する目的、ならびに、長年親しまれている自転車のイメージを残す観点から、チェーンカバー32をクランク軸101を中心とする円周状に周囲まで拡張してある。
【0027】
図4は、前記電動補助ユニット1の第1実施形態の部分透過側面図、図5は、図4のA−A線に沿った歯車列を示す断面図、図6は、図4のB−B線に沿った歯車列を示す断面図であり、それぞれ前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0028】
図4,5において、電動補助ユニット1の外装ケース10はアルミ製であり、外装ケース10の左半体(左ケース)10Lおよび右半体(右ケース)10Rを複数のボルト781で結合して構成される。
【0029】
本実施形態では、前記各ハンガー部90、91、92に左右ケースの割面がないので、電動補助ユニット1を車体フレーム2に搭載したまま、前記ボルト781を外すことにより左右ケースを割ることができる。具体的には、各ハンガー部90、91、92が左ケース10Lにのみ設けられ、左ケース10Lを車体フレーム2に残したまま右ケース10Rを取り外すことができるので、内蔵のコントロールユニット8やモータMのメンテナンスが容易になる。なお、左ケース10L側のモータMおよびその駆動系をメンテナンスする際は、後述する樹脂カバー10Aを外してユニット内部を露出させる。
【0030】
ケース10には、踏力入力軸としてのクランク軸101がベアリング181,182により回転自在に軸支されている。クランク軸101には、ワンウエイクラッチ161を介して大径の増速ギア111が軸支されている。したがって、クランク軸101を逆転させても増速ギア111は逆転しない。クランク軸101の後方下部には、クランク軸101の回転方向と駆動スプロケット13の回転方向とを一致させるための第1アイドル軸102が軸支され、本実施形態では、当該第1アイドル軸102が踏力(トルク)検知機構を具備している。
【0031】
前記第1アイドル軸102は、左右に2分割されて横方向へ同軸状に配置された中空の第1および第2ドライブ軸102a,102bと、各ドライブ軸102a,102bの内部に挿通されて各ドライブ軸102a,102bと両端部でスプライン結合されたトーションバー102cと、前記各ドライブ軸102a,102bを相互に軸方向へ弾発するスプリング102sとを主要構成とし、第1ドライブ軸102aの外周小径部に形成された小径のギア歯113が前記クランク軸101の増速ギア111と歯合する。前記第1および第2ドライブ軸102a,102bは、それぞれベアリング183a,183bおよびベアリング184によって、それぞれ左ケース10Lおよび右ケース10Rに対して回転自在に軸支されている。
【0032】
このような構成によれば、クランク軸101に入力された踏力は増速ギア111およびギア歯113により増速され、そのトルクは減ぜられるため、トーションバー102cに加わるトルクは低く抑えられる。このため、トーションバー102cの小型化が可能となり、踏力検知機構全体をコンパクトにできる。
【0033】
また、本実施形態では第1アイドル軸102をアッセンブリ化して単体でも容易に取り扱えるように、トーションバー102cの左端にクリップ771を嵌合して非軸支状態での各ドライブ軸102a,102bの脱落を防止し、さらには他の構成部品の散逸も防止している。すなわち、トーションバー102cの右側端には第2ドライブ軸102bが圧入固定され、左側端には第2ドライブ軸102aが挿抜自在に保持されている。
【0034】
前記第2ドライブ軸102bの外周小径部には第1ギア102dが結着され、外周大径部にはワンウエイラチェット162を介して第2ギア102eが連結されている。したがって、モータMが停止状態にあって人力により走行しているときは、ギア102eからモータ側は回転しない。
【0035】
第1ドライブ軸102aの外周大径部には、端面に2つの凸カム部921aを有するスライダ921がスプライン結合により軸方向への摺動を許容して結合されている。ボールカップ924は変位検知レバー152(図6)と係合し、コイルスプリング923により第2ドライブ軸102b側へ常時押し付けられる。ボールカップ924は前記スライダ921を、その回転を吸収しながら第2ドライブ軸102bへ常時押し付ける。
【0036】
図10は、前記第2ドライブ軸102bの機能を説明するための図であり、同図(a) は断面図、同図(b) は同図(a) をC−C線側から見込んだ図、同図(c) は、前記端面における側面を直線的に模して示した図であり、前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0037】
本実施形態では、第2ドライブ軸102bの端面に、前記スライダ921の第2ドライブ軸102b側端面に設けられた2つの凸カム部921aと係合する2つの凹状カム溝922が円周方向に形成されている。
【0038】
クランク軸101に入力された踏力に応じて、第1および第2ドライブ軸102a,102b間に回転方向の捩じれ(位相差)が生じると、第2ドライブ軸102bとスライダ921との間にも位相差が生じ、凸状カム921aと凹状カム溝922との相対位置が、図10(c) の左側に示した関係から右側に示した関係のように変化してスライダ921が軸に沿って車体左側へ摺動する。この結果、前記変位検知レバー152が前記コイルスプリング923の弾性力に抗して軸方向に沿って車体左方向に変位する。
【0039】
したがって、本実施形態では変位検知レバー152の軸方向への変位量が、クランク軸101に入力された踏力を代表することになる。上記した踏力検知機構により、軸方向への変位量として検知された踏力は、後に詳述するストロークセンサ150(図6参照)によって電気信号に変換されてコントロールユニット8へ伝送される。
【0040】
また、第2ドライブ軸102bの端面には、第1ドライブ軸102aの端面に設けられたストッパ凸部921bと嵌合するストッパ孔922aが設けられ、各ドライブ軸102a,102bの過大な捩じれが防止されるように構成されている。これにより、小型化されたトーションバー102cを有効に保護することが可能となり、より一層の小型化が達成される。
【0041】
なお、図5、6においてトーションバー102cを中心として右側は、凸状カム921aと凹状カム922とが合致している踏力トルクなしの状態[図10(c) の左側]を示し、左側は各カムの作用によりスライダ921が車体左側へ移動している踏力トルク有り状態[図10(c) の右側]を示している。
【0042】
前記第1アイドル軸102の後下方には、第2アイドル軸103がベアリング185,186によって回転自在に軸支されている。第2アイドル軸103の外周部には、前記第2ドライブ軸102bの第2ギア102eと歯合するギア歯114が形成され、端部には樹脂ギア115がネジ止め固定されている。
【0043】
前記第2アイドル軸103の後下方には電動モータMが配置され、その回転軸104はベアリング187,188によって回転自在に軸支されている。なお、前記ベアリング188およびモータハウジング10Mは左ケース10Lに対してのみ保持され、右ケース10Rによっては保持されていない。したがって、右ケース10Rの着脱に際して電動モータMの着脱は不要であり、右ケース10Rの着脱を容易に行うことができる。
【0044】
前記モータハウジング10Mはボルト782により、Oリング10Sを介して左ケース10Lに締結されている。モータMの回転軸104には、モータコイル130を含むステータロータ131が固定され、ステータロータ131の周囲には磁石132が設けられている。回転軸104の一端には、前記第2アイドル軸103の樹脂ギア115と歯合するギア歯116が固定されている。これにより、高速回転するギア115,116のギア音を抑制できる。各ギア115,116の車体左側には、樹脂カバー10Aが左ケース10Lにボルト783により締結されており、さらに防音効果を高めている。前記樹脂カバー10Aと左ケース10Lとの接合面には、以下に詳述するように、全面にわたって防水シール10Bが設けられている。
【0045】
図11は、前記樹脂カバー10Aの露出面側の平面図、図12はその裏面側の平面図、図13は、図12のC−C線に沿った断面図であり、前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0046】
樹脂カバー10Aのうち、主にモータMを覆う領域と左ケース10Lとの接合面(シールライン)には、図12に示したように、全周にわたって防水シール10Bが設けられている。さらに、このシールラインの外周部には、車載姿勢での底部中央に確保されたドレイン領域Drを除いて、防水リブ10Cがほぼ全周にわたって設けられている。
【0047】
このような構成により、本実施形態では降雨時や走行時等に雨水や汚泥が電動補助ユニット1に降りかかっても、前記防水リブ10Cの遮蔽機能により、雨水等が前記防水シール10Bによるシールラインに直接降りかかることはない。したがって、樹脂カバー10Aと左ケース10Lとのシールライン自体に高い防水機能を持たせることなく、実質的に高い防水性を得ることができる。
【0048】
また、本実施形態では前記防水リブ10Cが、シールラインを覆うように樹脂カバーから一体的に延出されて形成されるので、部品点数が増えたり樹脂カバー10Aの製造工程が煩雑になることがない。
【0049】
さらに、本実施形態では車載姿勢での底部中央に確保された前記ドレイン領域Drの外周部には前記防水リブ10Cを設けていないので、極めて稀なことではあるが電動補助ユニット1内に雨水等が浸水しても、その排出が前記防水リブ10Cにより妨げられてしまうこともない。
【0050】
なお、本実施形態のように電動補助ユニット1を車体フレームの低位置に配置する構造では、走行時に前輪により跳ね上げられた雨水等が電動補助ユニット1の下方に降りかかるので、当該下方部分には特に高い防水性能が要求される。そこで、本実施形態では図12に示したように、ドレインとして機能する底部中央の除いた部分には、前記防水リブ10Cの外周に沿って、さらに第2の防水リブ10Dを設けた。
【0051】
図6において、前記第1アイドル軸102の後上方には、出力軸105がベアリング191,192によって回転自在に軸支されている。出力軸105には、前記第2ドライブ軸102bの第1ギア102dと歯合する第4ギア118が設けられ、ケース10から露出した端部には前記駆動スプロケット13が固定されている。
【0052】
前記ケース10の前方空間内では、図3,5に示したように、当該電動補助ユニット1を制御する平板状のコントロールユニット8がクランク軸101の前方下部に搭載されている。コントロールユニット8は、樹脂製の皿状ケース81内にコントロール基板82を収容し、隙間部および基板表面を絶縁樹脂83で樹脂モールドして構成される。前記コントロール基板82には、各種の制御回路820や複数のパワートランジスタ(FET)821a,ダイオード821bと共に回転センサ822が搭載され、発熱を伴う各素子821a,821bはアルミ製の放熱板829に面接触固定されている。放熱板829はアルミ製の右ケース10Rに面接触固定されている。
【0053】
前記コントロールユニット8は車体前方から後方へ向かって後ろ下がりに配置され、かつ、コントロール基板82の部品実装面が内側を向くように取り付けられている。前記回転センサ822は、コントロール基板82の端部近傍において、クランク軸101の増速ギア111のギア歯と対向するように固定されている。したがって、各発熱性素子821a,821bが発生する熱は右ケース10Rに放熱され、左ケース10L近傍に配置された回転センサに熱的な悪影響が及ぶことがない。
【0054】
このように、本実施形態では、コントロールユニット8に回転センサ822を設け、クランク軸101と同期回転する回転体(大径ギア111)の近傍に回転センサ822が配置されるようにコントロールユニット8を配置したので、回転センサ用の設置スペースを別途に確保する必要がなく、電動補助システム全体をコンパクトにすることができる。また、回転センサ822とコントロールユニット8との距離を短くすることができるので、配線コードが不要となるのみならず、回転センサ822の出力信号へのノイズの混入を抑えることができる。
【0055】
さらに、コントロールユニット8は、電動補助ユニット1が車体フレーム2に取り付けられた姿勢においてクランク軸101の前方下部に配置されるようにしたので、走行時には高い空冷効果が得られて冷却効率が向上する。
【0056】
さらに、本実施形態ではコントロール基板82を、当該電動補助ユニット1が車体フレームに取り付けられた姿勢において、車体フレームの前方から後方に向かって後ろ下がりに配置したので、電動補助ユニットの前方下部の外観形状を変形させることなく、かつ既存の内部空間を有効利用しながらコントロール基板を電動補助ユニットに内蔵させることができる。このとき、コントロール基板82を、その回路部品の実装面が内側を向くように配置すればメンテナンスが容易になる。
【0057】
一方、回転センサ822の取り付け位置に対応した皿状ケース81の底部外側には、底面に沿って平行に延びる位置決めピン811が形成されており、ケース10の対向部分には、前記位置決めピン811を挿貫される位置決め孔911が形成されている。同様に、皿状ケース81の側面外側(図4参照)には、側面に沿って平行に延びる位置決めピン812が形成されており、ケース10の対向部分には、前記位置決めピン812を挿貫される位置決め孔912が形成されている。これにより、ユニット8の2面を位置決めでき、回転センサ822と大径ギア111とのクリアランスを規定状態に保持できるようになる。
【0058】
コントロールユニット8すなわち皿状ケース81は、前記各位置決めピン811,812が各位置決め孔911,912の入口へあてがわれたときは前記回転センサ822が未だ大径増速ギア111とは対向せず、その後、ピン811,812が孔911,912に挿入されはじめた後に、増速ギア111のギア歯と回転センサ822との相対的な位置関係(対向関係)が予定の関係となるように、前記ケース10に対して位置決めされる。このため、コントロールユニット8を固定する際に、近接する増速ギア111と回転センサ822とが干渉することなく、その組み付けが容易である。
【0059】
また、ケース10に対するコントロールユニット8の固定は、図5に示したように、前記回転センサ822および位置決めピン811が設けられた端部とは反対側の端部において、皿状ケース81の両側部をケース10にネジ831(831a,831b:図4参照)によりネジ止めすることにより行われる。
【0060】
このように、本実施形態では、コントロールユニット8に位置決め手段としての位置決めピン811,812を設け、コントロールユニット8を補助動力ユニット1内の所定の位置に所定の姿勢で固定できるようにしたので、コントロールユニット8を位置決め固定するだけで、回転センサ822と回転体(増速ギア111)との相対的な位置関係を予定の関係に保持することができ、回転数の検出精度を確保することができる。
【0061】
しかも、本実施形態では、コントロールユニット8の一側部に設けた位置決め手段によりコントロールユニット8の一側部を電動補助ユニット1に係合させ、他の側部において締結手段により締結されるので、締結構造が簡単で部品点数も少なくなる。
【0062】
ところで、本実施形態の電動モータMは、図6に示したように、出力取出側の端面に電源端子752が配置されているので、その電源コード751は電動モータMの出力取出側から前記コントロールユニット8まで引き回す必要がある。しかしながら、ケース10内では電動モータMの出力取出側に多数のギア列が配置されているため、電源コード751は左ケース10Lの内側端面に沿って引き回すよりも右ケース10Rの内側端面に沿って引き回すことが望ましい。
【0063】
そこで、本実施形態では、モータハウジング10Mに隣接して設けられた左ケース10Lの内壁756と平行に、第2の内壁754を別途に設けて各内壁754、756で囲まれた空間(コード通路)753を形成し、電動モータMの出力取出側の端面から引き出される電源コード751を前記コード通路753を通して右ケース10Rの内側端面まで引き回し、さらに、この内側端面に沿ってコントロールユニット8まで引き回すようにしている。
【0064】
上記した特徴によれば、電源コードがユニットケース内の左ケース10L側の内側端面から右ケース10R側の内側端面へ、コード通路を介して導かれるので、電源コードがギア列や他の構成部材等と干渉する恐れがない。
【0065】
さらに、本実施形態では電源コード751を右ケース10Rの内側端面に拘束するため、前記軸受け用ベアリング184,185を支持するために右ケース10Rの内側端面に立設した各軸受け用ボス749,748を橋渡しするようにクランパ755を設け、前記電源コード751は各ボス749,748およびクランパ755で囲まれた通路を通すことでクランプするようにした。このように、既存のボス749,748を橋渡しするようにクランパ755を設ければ、簡単な構成で電源コード751を確実にクランプすることができる。
【0066】
このような構成において、人力としての踏力は、ペダル12およびクランク11を介してクランク軸101に入力され、さらに増速ギア111を介して第1アイドル軸102の第1ドライブ軸102aから第2ドライブ軸102bへ伝達される。一方、電動モータMの回転トルクは、ギア115および第2アイドル軸103、ギア歯114、第2ギア102eを介して第2ドライブ軸102bに伝達されて前記踏力と合成される。第2ドライブ軸102b上の合力は、第1ギア102dおよび第4ギア118を介して出力軸105へ伝達され、さらに駆動スプロケット13およびチェーン6を介して後輪WRへ伝達される。
【0067】
ここで、第1アイドル軸102のボールカップ924には、図6に示したように、一端をピン153によって揺動自在に支持された変位検知レバー152の略中央部が係合しており、変位検知レバー152の他端には、右ケース10Rに固定されたストロークセンサ150のストローク検知シャフト151が連結されている。したがって、クランク軸101に入力された踏力に応じて第1アイドル軸102の第1および第2ドライブ軸102a,102b間に位相差が生じ、この位相差に応じてボールカップ924が軸方向に変位すると、これが変位検知レバー152を揺動させ、ストロークセンサ150に伝達されて検知される。
【0068】
検知された踏力は電気信号に変換されてコントロールユニット8へ供給される。コントロールユニット8は、前記回転センサ822により検知されたクランク軸(増速ギア111)の回転速度と前記検知された踏力とに基づいて最適なアシストトルクを決定し、当該アシストトルクを電動モータMが発生するように、当該電動モータMへ供給する駆動電流を前記パワートランジスタ821aにより適宜に制御する。
【0069】
本実施形態では、クランク軸101に入力された踏力を機械的変位量に変換する踏力検知機構を当該クランク軸101に隣接した第1アイドル軸102上に設けたので、踏力検知機構を別途に設ける際には必要となるスペースが不要となり、電動補助ユニット1を大型化することなくコントロールユニット8の設置スペースを確保できるようになる。
【0070】
さらに、本実施形態では第2ドライブ軸102bがスプリング102sによって右ケース10R側(ベアリング184)へ常時押し付けられて位置決めされるため、その第1ドライブ軸102a側の端面に形成された凹状カム溝922の軸方向位置も右ケース10Rに対して位置決めさせることになる。そして、ストロークセンサ150も右ケース10Rに設けられたボスに固定されているので、右ケース10Rに対して正確に位置決めされていることになる。
【0071】
ここで、本実施形態では第2ドライブ軸102bに対する第1ドライブ軸102aの変位量が、ストロークセンサ150により踏力として検知されるので、第2ドライブ軸102bとストロークセンサ150との相対位置に個体差があると踏力を精度良く検知することができない。これに対して、本実施形態では第2ドライブ軸102bおよびストロークセンサ150が同一物(右ケース10R)に対して位置決めされているので、両者の相対位置は常に一定に保たれるので、踏力を精度良く検知することができる。
【0072】
図7は、前記電動補助ユニット1の第2実施形態の部分透過側面図であり、図8は、図7のB−B線に沿った歯車列を示す断面図、図9は、図7のA−A線に沿った歯車列を示す断面図であり、それぞれ前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0073】
上記した第1実施形態では、駆動モータMが発生する補助動力が第2アイドル軸103を介して第1アイドル軸102へ伝達され、当該第1アイドル軸102において踏力と合成された後に出力軸105へ伝達されていたが、本実施形態では、駆動モータMが発生する補助動力が第2アイドル軸103を介して出力軸105へ直接伝達されるようにしている。
【0074】
すなわち、駆動モータMの回転軸104に発生した補助動力は樹脂ギア115を介して第2アイドル軸103へ伝達される。この第2アイドル軸103には、出力軸105のギア119と歯合するギア歯103aが形成されており、第2アイドル軸103に伝達された補助動力はギア歯103a、ギア119を介して出力軸105へ伝達される。
【0075】
一方、クランク軸101に入力された踏力は、増速ギア111、第2アイドル軸103および第1ドライブ軸102aのギア歯113を介して第1アイドル軸102へ伝達され、さらに、第2ドライブ軸102bのギア歯および出力軸105の第4ギア118を介して出力軸105へ伝達され、ここで前記補助動力と構成される。
【0076】
このように、本実施形態では、電動モータMの発生する補助動力を出力軸105へ直接伝達することができるので、上記した各実施形態のように、合力軸としての第1アイドル軸を介する場合に比べて第1アイドル軸上に設けられるギア数が減ぜられる。このため、第1アイドル軸上に設けられる踏力検知機構の占有スペースが増えて設計の自由度が増す。
【0077】
【発明の効果】
本発明によれば、以下のような効果が達成される。
【0078】
(1) 電動補助ユニットの外装ケースとカバー部材とのシールラインを覆うように、その外周に沿って防水リブを設けたので、降雨時や走行時等に雨水や汚泥が電動補助ユニットに降りかかっても、防水リブの遮蔽機能により、雨水等がシールラインに直接降りかかることはない。したがって、シールライン自体に高い防水機能を持たせることなく、実質的に高い防水性を得ることができる。
【0079】
(2) 外装ケースとカバー部材とのシールライン自体に高い防水機能を持たせなくても、防水リブの遮蔽機能により十分な防水性能が得られるので、カバー部材を樹脂製として軽量化を図ることが可能になる。
【0080】
(3) 防水リブが、シールラインを覆うようにカバー部材から一体的に延出されて形成されるので、部品点数が増えたり、あるいはカバー部材の製造工程が煩雑になることなどがない。
【0081】
(4) 防水リブは、電動補助ユニットの車載姿勢での底部に確保されたドレイン領域以外のシールラインを覆うように設けたので、電動補助ユニット内に雨水等が浸水しても、その排出が防水リブにより妨げられてしまうことがない。
【0082】
(5) 防水リブのうち、ドレインとして機能する底部中央を除いた部分には、防水リブの外周に沿って、さらに第2の防水リブを設けたので、特に高い防水性能が要求される下方部分の防水性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動補助ユニットを適用した電動補助自転車の側面図である。
【図2】図1に示した自転車の要部を示す右側面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】電動補助ユニットの第1実施形態の部分透過側面図である。
【図5】図2のA−A線に沿った歯車列を示す断面図である。
【図6】図2のB−B線に沿った歯車列を示す断面図である。
【図7】電動補助ユニットの第2実施形態の部分透過側面図である。
【図8】図7のA−A線に沿った歯車列を示す断面図である。
【図9】図7のB−B線に沿った歯車列を示す断面図である。
【図10】第1アイドル軸の機能を説明するための図である。
【図11】樹脂カバー10Aの露出面側の平面図である。
【図12】樹脂カバー10Aの裏面側の平面図である。
【図13】図12のC−C線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1…電動補助ユニット、4…バッテリ、5…バッテリ収容ケース、8…コントロールユニット、10…ケース、10R…右ケース、10L…左ケース、13…駆動スプロケット、81…皿状ケース、82…コントロール基板、102…第1アイドル軸、102a…第1ドライブ軸、102b…第2ドライブ軸、102e…第2ギア、103…第2アイドル軸、105…出力軸、111…増速ギア、115…樹脂ギア、118…第4ギア、131…ロータ、150…ストロークセンサ、152…変位検知レバー、161、162…ワンウエイクラッチ、181,182,183a,183b,185,186,187,188…ベアリング、811,812…位置決めピン、921…スライダ、924…ボールカップ
Claims (4)
- クランク軸に入力される踏力に応答した補助動力を前記踏力と合成して駆動輪へ伝達する電動補助ユニットにおいて、
前記電動補助ユニットの外装ケースにはシール部材を介してカバー部材が装着され、前記シール部材によるシールラインを覆う防水リブが当該シールラインの外周に沿って設けられ、
前記防水リブが、当該電動補助ユニットの車載姿勢での底部に確保されたドレイン領域以外のシールラインを覆うように設けられたことを特徴とする電動補助ユニット。 - 前記防水リブは前記カバー部材から一体的に延出されたことを特徴とする請求項1に記載の電動補助ユニット。
- 前記カバー部材は樹脂製であることを特徴とする請求項1または2に記載の電動補助ユニット。
- 前記防水リブのうち、当該電動補助ユニットの車載姿勢での下方に位置する部分の外周部には、さらに第2の防水リブが設けられたことを特徴とする請求項1に記載の電動補助ユニット。
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