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JP2001158964A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JP2001158964A
JP2001158964A JP2000307909A JP2000307909A JP2001158964A JP 2001158964 A JP2001158964 A JP 2001158964A JP 2000307909 A JP2000307909 A JP 2000307909A JP 2000307909 A JP2000307909 A JP 2000307909A JP 2001158964 A JP2001158964 A JP 2001158964A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
iridium
film
semiconductor device
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000307909A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Nakabayashi
正明 中林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2000307909A priority Critical patent/JP2001158964A/ja
Publication of JP2001158964A publication Critical patent/JP2001158964A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 段差表面の被覆性に優れ、膜厚ばらつきが小
さいイリジウム薄膜、酸化イリジウム薄膜を堆積する薄
膜形成方法、並びにこれらイリジウム薄膜又は酸化イリ
ジウム薄膜を用いる半導体装置及びその製造方法を提供
する。 【構成】 Ir(DPM)3を原料に用いた化学気相成
長法により、イリジウム薄膜又は酸化イリジウム薄膜を
成膜する。表面凹凸がある下地基板上にも、被覆性に優
れたイリジウム薄膜及び酸化イリジウム薄膜を形成する
ことができる。また、膜厚のばらつきを小さく抑えるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜の形成に係り、特
にイリジウム薄膜、酸化イリジウム薄膜を形成する薄膜
形成方法、半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】イリジウム薄膜は、SrTiO3、(B
a,Sr)TiO3等の高誘電性材料の電極として用い
られている。従来より、半導体装置の製造工程等では、
イリジウム薄膜を成膜するにはスパッタリング法が主と
して用いられていた。
【0003】図11にスパッタリング装置の一例を示
す。イリジウム薄膜の成膜を行う成膜室84には、イリ
ジウムのバルクからなるターゲット86と、イリジウム
薄膜を堆積する基板88とが対向して配置されている。
ターゲット86と基板88との間には直流電源90が接
続されており、カソードとなるターゲット86に大きな
負の電圧が印加できるようになっている。成膜室84に
は更にAr(アルゴン)ガス供給配管92が接続されて
おり、成膜室84内にスパッタガスであるArを導入で
きるようになっている。また、基板保持部94には、成
膜の際に必要に応じて基板88を加熱するヒータ96が
設けられている。
【0004】次に、スパッタ法によるイリジウム薄膜の
成膜方法を説明する。始めに、成膜室84内を排気口9
8に接続された真空ポンプ(図示せず)により減圧した
後、Arガス供給配管92よりArガスを成膜室84に
導入し、成膜室84内の圧力を調整する。例えば、Ar
ガスの流量を10〜100sccmに設定することによ
り、1〜5×10-3Torr程度の圧力に調整する。
【0005】次いで、基板88とターゲット86との間
に直流電圧を印加し、Arプラズマを発生させる。これ
により、解離したArイオンがカソードであるターゲッ
ト86に衝突してイリジウム原子をスパッタする。スパ
ッタされたイリジウム原子が基板88に到達することに
より、基板88上にイリジウム薄膜が堆積される。この
ようにして、スパッタリング法によるイリジウム薄膜の
形成が行われていた。
【0006】また、最近では、特開平6−290789
号公報に、イリジウムの有機化合物を用いたCVD(化
学気相成長:Chemical Vapor Deposition)法によりイ
リジウム薄膜を形成する方法が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスパッタリング法を用いてイリジウム薄膜を形成す
る薄膜形成方法では、凹凸パターンが描画されている基
板上にイリジウム薄膜を堆積すると、段差の上面と側面
に同じ厚さで膜を堆積することができないといった問題
があった。
【0008】このため、複雑なパターン上にイリジウム
薄膜を堆積することは困難であり、例えば、DRAM
(ダイナミックランダムアクセスメモリ)の溝型キャパ
シタセル及びスタックドキャパシタセル構造における高
誘電性材料の電極として使用できないといった問題があ
った。また、特開平6−290789号公報記載の方法
によりイリジウム薄膜を堆積した場合には、凹凸パター
ンを有する基板上での被覆性はスパッタリング法により
堆積した場合と比較して非常に優れているが、イリジウ
ムの原料として、例えばイリジウムアセチルアセトネー
ト(以下、Ir(acac)3と呼ぶ)を用いた場合に
は、原料ガスを安定して供給することが難しく、成膜さ
れるイリジウム薄膜の膜厚ばらつきが大きくなるといっ
た問題があった。加えて、CVD法により成膜した際に
イリジウム薄膜の膜厚ばらつきを小さくできる原材料は
見いだされていなかった。
【0009】本発明の目的は、段差表面の被覆性に優れ
たCVD法により膜厚ばらつきが小さいイリジウム薄
膜、酸化イリジウム薄膜を堆積する薄膜形成方法、並び
にイリジウム薄膜、酸化イリジウム薄膜を用いる半導体
装置及びその製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、Ir(DP
M)3を原料に用いた化学気相成長法により、イリジウ
ム薄膜又は酸化イリジウム薄膜を成膜することを特徴と
する薄膜形成方法によって達成される。また、上記の薄
膜形成方法において、前記イリジウム薄膜又は前記酸化
イリジウム薄膜を成膜する基板を、500〜600℃の
温度に加熱することが望ましい。
【0011】また、上記の薄膜形成方法において、前記
イリジウム薄膜又は前記酸化イリジウム薄膜を成膜する
成膜室の反応圧力を1〜20Torrに設定することが
望ましい。また、上記の薄膜形成方法において、前記イ
リジウム薄膜を成膜する際には、前記イリジウム薄膜を
成膜する成膜室に水素ガスを導入することが望ましい。
【0012】また、上記の薄膜形成方法において、前記
水素ガスの分圧が0.1〜14Torrであることが望
ましい。また、上記の薄膜形成方法において、前記酸化
イリジウム薄膜を成膜する際には、前記酸化イリジウム
薄膜を成膜する成膜室に、酸素ガスを0.5〜16To
rrの分圧で導入することが望ましい。
【0013】また、上記の薄膜形成方法により形成され
たイリジウム薄膜又は酸化イリジウム薄膜を有すること
を特徴とする半導体装置によっても達成される。また、
上部電極と、誘電体膜と、下部電極とが順次積層して形
成されたキャパシタを有する半導体装置において、前記
上部電極又は前記下部電極は、上記の薄膜形成方法によ
り成膜されたイリジウム薄膜を有することを特徴とする
半導体装置によっても達成される。
【0014】また、上記の半導体装置において、前記上
部電極又は前記下部電極は、前記イリジウム薄膜と、酸
化イリジウム薄膜との積層膜であることが望ましい。ま
た、上記の半導体装置において、前記上部電極又は前記
下部電極は、前記イリジウム薄膜とプラチナ薄膜との積
層膜であることが望ましい。また、上記の半導体装置に
おいて、前記上部電極又は前記下部電極は、前記イリジ
ウム薄膜と、酸化イリジウム薄膜と、プラチナ薄膜との
積層膜であることが望ましい。
【0015】また、上記の半導体装置において、前記酸
化イリジウム薄膜は、上記の薄膜形成方法により形成さ
れた酸化イリジウム薄膜であることが望ましい。また、
上記の薄膜形成方法によりイリジウム薄膜又は酸化イリ
ジウム薄膜を形成する工程を有することを特徴とする半
導体装置の製造方法によっても達成される。
【0016】
【作用】本発明によれば、Ir(DPM)3を原料に用
いたCVD法によりイリジウム薄膜、酸化イリジウムを
成膜するので、表面凹凸がある下地基板上にも、被覆性
に優れたイリジウム薄膜及び酸化イリジウム薄膜を形成
することができる。また、従来のIr(acac)3
原料に用いた成膜方法と比較して、膜厚のばらつきを小
さく抑えることができる。
【0017】また、成膜する基板温度を500〜600
℃の温度に設定すれば、良質のイリジウム薄膜又は酸化
イリジウム薄膜を形成することができる。また、成膜室
の反応圧力を1〜20Torrに設定すれば、良質のイ
リジウム薄膜及び酸化イリジウム薄膜を形成することが
できる。また、イリジウム薄膜成膜の際に、成膜室内に
水素ガスを導入すれば、膜中への炭素の混入が少ないイ
リジウム薄膜を形成できるので、イリジウム薄膜の抵抗
率を大幅に減少することができる。また表面の平坦性を
改善することができる。
【0018】また、水素ガスの分圧を0.1〜14To
rrに設定すれば、上記の効果を得ることができる。ま
た、酸化イリジウム薄膜を成膜する際に成膜室に導入す
る酸素ガスの分圧を0.5〜16Torrに設定すれ
ば、良質の酸化イリジウム薄膜を形成することができ
る。
【0019】また、上記の薄膜形成方法により膜厚ばら
つきが小さく良質なイリジウム薄膜又は酸化イリジウム
薄膜を形成するので、半導体装置の信頼性等を向上する
ことができる。また、上記のイリジウム薄膜は、上部電
極と、誘電体膜と、下部電極とが順次積層して形成され
たキャパシタを有する半導体装置に適用することができ
る。
【0020】また、上記の半導体装置において、上部電
極又は下部電極には、イリジウム薄膜と酸化イリジウム
薄膜との積層膜を適用することができる。また、上記の
半導体装置において、上部電極又は下部電極には、イリ
ジウム薄膜とプラチナ薄膜との積層膜を適用することが
できる。また、上記の半導体装置において、上部電極又
は下部電極には、イリジウム薄膜と、酸化イリジウム薄
膜と、プラチナ薄膜との積層膜を適用することができ
る。
【0021】また、上記の半導体装置において、酸化イ
リジウム薄膜を上記の薄膜形成方法により形成すれば、
良質な酸化イリジウム薄膜を形成できるので、半導体装
置の信頼性等を向上することができる。また、上記の薄
膜形成方法によりイリジウム薄膜又は酸化イリジウム薄
膜を形成すれば、良質な半導体装置を製造することがで
きる。
【0022】
【実施例】本発明の第1の実施例による薄膜形成方法に
ついて図1乃至図5を用いて説明する。図1は本実施例
による薄膜形成方法に用いたCVD装置の概略図、図2
は本実施例による薄膜形成方法により形成したイリジウ
ム薄膜及び酸化イリジウム薄膜におけるX線回折スペク
トル、図3は成膜時間に対するイリジウム薄膜の膜厚変
化を示すグラフ、図4は水素分圧とイリジウム薄膜の抵
抗率との関係を示すグラフ、図5は水素分圧とイリジウ
ム薄膜の表面凹凸性との関係を示すグラフである。
【0023】本実施例による薄膜形成方法に用いたCV
D装置を図1を用いて説明する。薄膜の成長を行う成膜
室10には、真空ポンプ12が接続されており、成膜室
10内部を減圧できるようになっている。成膜室10内
部には、成膜を行う基板14を載置するためのサセプタ
16が設けられている。サセプタ16には、成膜の際に
基板14を加熱するヒータ(図示せず)が設けられてい
る。
【0024】成膜室10には更に、H2(水素)又はO2
(酸素)ガスを導入するガス供給配管18と、有機金属
原料を含むガスを導入するガス供給配管20が接続され
ている。また、このようにして成膜室10内に導入され
たガスが成膜室10内に均一に供給されるように、成膜
室10内にはシャワーヘッド22が形成されている。ガ
ス供給配管20の他方は、金属化合物を加熱昇華させて
キャリアガスとともに成膜室10に導入するガス制御装
置24に接続されている。
【0025】ガス制御装置24には、一般式、
【0026】
【化1】 で示される金属原料であるイリジウムジピバロイルメタ
ン(以下Ir(DPM) 3と呼ぶ)が充填された原料容
器26が設けられている。Ir(DPM)3は室温にお
いてオレンジ色の粉末であり、成膜にあたってはこれを
昇華して用いる。このため、原料容器26は、原料容器
26を150〜200℃程度の温度に加熱するための恒
温槽28の内部に載置されている。
【0027】原料容器26には更に、キャリアガスであ
るArガスを導入するガス供給配管30が接続されてお
り、ガス供給配管30からArガスを原料容器26に導
入することにより、Arガスとともに昇華されたIr
(DPM)3を成膜室10に導入できるようになってい
る。また、成膜室10、ガス供給配管18、20、成膜
室10と原料容器26間の配管には、配管内でのガスの
凝縮を抑えるためにヒータ32が設けられており、成膜
にあたっては、Ir(DPM)3の昇華温度より例えば
5℃程度高い150〜210℃で保温される。
【0028】次に、本実施例による薄膜形成方法を図1
を用いて説明する。成膜室10内を真空ポンプ12によ
り減圧した後、イリジウム薄膜を堆積する基板14をサ
セプタ16のヒータにより加熱する。次いで、キャリア
ガスであるArガスを所定の流量だけ流し、昇華された
Ir(DPM)3とともに成膜室に導入する。これと同
時にガス供給配管18よりH2ガスを導入することによ
り、Ir(DPM)3とH2ガスとが基板14上で反応
し、基板14上にはイリジウム薄膜が堆積される。
【0029】基板14上に酸化イリジウム薄膜を堆積す
る際には、H2ガスの代わりにO2ガスを成膜室10内に
導入し、Ir(DPM)3とO2ガスとを基板14上で反
応させればよい。図2は、成膜室10内の圧力を10T
orr、キャリアガス流量を300sccm、H2ガス
又はO2ガスの分圧を0.5Torrとして成膜したイ
リジウム薄膜及び酸化イリジウム薄膜をX線回折により
測定した結果である。図中(a)が酸化イリジウム薄膜
を成長したシリコン基板からの回折スペクトルを、
(b)がイリジウム薄膜を成長したシリコン基板からの
回折スペクトルを示している。
【0030】なお、イリジウム薄膜は(100)シリコ
ン基板上に成長し、酸化イリジウム薄膜は、(100)
シリコン基板上に堆積した20nmのイリジウム薄膜上
に成長した。成膜速度はともに100nm/minとし
た。図示するように、いずれの場合にも代表的な回折ピ
ークが観察されており、イリジウム薄膜、酸化イリジウ
ム薄膜が成長されていることが判る。
【0031】本願発明者は、このようにして成長したイ
リジウム薄膜が、従来用いられているIr(acac)
3によりイリジウム薄膜を成長する場合と比較して、製
造プロセス上の安定性に優れていることを新たに見いだ
した。以下に詳細に説明する。図3は、同一膜厚による
成膜を繰り返し行った場合の膜厚の変化を示したもので
ある。成膜条件は表1に示す通りである。
【0032】
【表1】 図示するように、金属原料としてIr(DPM)3を用
いた場合には、堆積されるイリジウム薄膜の膜厚はほと
んど変化しない。これに対し、Ir(acac)3を用
いた場合には膜厚のばらつきは非常に大きく、また、2
0時間以上の稼働では膜厚の減少がみられるようにな
る。
【0033】このようにIr(acac)3を用いた場
合に膜厚ばらつきが大きいのは、Ir(acac)3
安定した昇華特性を得られないからである。即ち、昇華
特性が安定していなければ成膜室10に導入される原料
ガスの供給量が変動し、原料ガスの供給量に依存する成
膜速度は変化するので、膜厚がばらついてしまう。ま
た、Ir(acac)3を用いた場合には、20時間以
上の稼働により膜厚が減少するが、これはIr(aca
c)3の劣化によるものである。時間の経過とともに有
機金属原料であるIr(DPM)や3Ir(acac)3
は劣化するが、その劣化の速度は主に温度に起因する。
このため、昇華温度の高いIr(acac)3ではIr
(DPM)3と比較して劣化が早く、膜厚の減少をもた
らすのである。
【0034】これらのことから、CVD法によりイリジ
ウム薄膜を形成するための原材料としては、Ir(ac
ac)3よりもIr(DPM)3が適しているものと考え
られる。次に、イリジウム薄膜を成膜する際に導入する
2ガスの効果について説明する。
【0035】図4は水素分圧に対する抵抗率の変化を示
すグラフ、図5は水素分圧に対する表面凹凸の変化を示
すグラフである。図示するように、成膜時にH2ガスを
導入しない場合には、イリジウム薄膜の抵抗率は179
2[Ω・cm]である。しかし、成膜時にH2ガスを導
入すると、その値は急激に減少する。例えば水素分圧が
約0.3[Torr]では、その値は148[Ω・c
m]となる。さらに水素分圧を減少すると、水素分圧が
約0.625[Torr]では抵抗率は42.8[Ω・
cm]、水素分圧が約0.7[Torr]では抵抗率は
33.8[Ω・cm]となり、水素分圧の増加とともに
比抵抗を減少することができる。このように抵抗率が水
素分圧に依存するのは膜中に含まれる炭素濃度の影響で
ある。
【0036】イリジウム薄膜を成膜する材料としてIr
(DPM)3を用いた場合には、原料には多量に炭素が
含まれるために成膜したイリジウム薄膜中にも炭素が含
まれている。このような炭素の導入が抵抗率の増大をも
たらすが、添加したH2ガスが膜中の炭素と反応すれ
ば、気相中又は基板表面において水素と酸素が反応する
ことにより炭化水素を生成して気化するので、膜中に導
入される炭素濃度を減少することができる。
【0037】また、図5に示すように、成膜時にH2
スを導入することには、形成されたイリジウム薄膜の表
面凹凸を小さくする効果もある。このように、本実施例
によれば、Ir(DPM)3を用いてCVD法によりイ
リジウム薄膜、酸化イリジウム薄膜を成長したので、凹
凸パターンが描画された基板上であっても被覆性良く成
膜することができる。
【0038】また、反応室に水素を導入してイリジウム
薄膜を成長したので、抵抗率が低く、膜中に炭素の混入
が少ないイリジウム薄膜を形成することができる。な
お、本願発明者によれば、良質なイリジウム薄膜を形成
するためには、成膜の際に基板を500〜600℃程度
の温度に昇温し、成膜時の成膜室内圧力は1〜20To
rr程度に設定し、水素分圧を0.1〜14Torr程
度に設定することが望ましい。
【0039】また、良質な酸化イリジウム薄膜を形成す
るためには、成膜の際に基板を500〜600℃程度の
温度に昇温し、成膜時の成膜室内圧力は1〜20Tor
r程度に設定し、酸素分圧を0.5〜16Torr程度
に設定することが望ましい。次に本発明の第2の実施例
による半導体装置及びその製造方法について図6乃至図
10を用いて説明する。
【0040】図6は本実施例による半導体装置の構造を
示す図、図7は本実施例による半導体装置の製造方法を
示す工程断面図、図8乃至図10は本実施例の変形例に
よる半導体装置の構造を示す図である。本実施例では、
第1の実施例による薄膜製造方法により形成したイリジ
ウム薄膜を半導体装置に応用する例として、イリジウム
薄膜を下部電極とする薄膜キャパシタの構造及び製造方
法について示す。
【0041】始めに、本実施例による半導体装置の構造
を図6を用いて説明する。シリコン基板40上に形成さ
れた絶縁膜42上には、イリジウム薄膜44と酸化イリ
ジウム薄膜46が順次積層して形成された下部電極48
が形成されている。下部電極48上には、SrTiO3
により形成されたキャパシタ誘電体膜50が形成されて
いる。キャパシタ誘電体膜50上には、TiNにより形
成された上部電極52が形成されている。このようにし
て形成されたキャパシタ上には、絶縁膜54が形成され
ており、絶縁層54に形成されたスルーホール56に
は、上部電極52、下部電極48に接続する配線層58
が形成されている。
【0042】次に、本実施例による半導体装置の製造方
法を図7を用いて説明する。まず、絶縁膜42が形成さ
れたシリコン基板40上に、下部電極48となるイリジ
ウム薄膜44を、Ir(DPM)3を原料に用いたCV
D法により堆積する。イリジウム薄膜44の成膜条件
は、例えば、昇華温度を150℃、キャリアガスである
Arガスの流量を300sccm、H2ガスの流量を1
00〜300sccm、基板温度500〜600℃、成
膜圧力1〜10Torr、成膜速度10nm/min、
膜厚100nmとする。
【0043】次いで、このようにして成膜したイリジウ
ム薄膜44の表面を、例えばRTA(短時間アニール:
Rapid Thermal Annealing)法を用いて酸化し、膜厚3
0〜50nm程度の酸化イリジウム薄膜46を形成す
る。RTA条件は、例えば、処理温度600℃、処理時
間10〜20秒とする。続いて、通常のリソグラフィー
技術とイオンミリング技術により、イリジウム薄膜44
と酸化イリジウム薄膜46とからなる積層膜をパターニ
ングし、下部電極48を形成する。
【0044】その後、スパッタ法により、キャパシタ誘
電体膜50となるSrTiO3膜を堆積する。スパッタ
条件は、例えば、ターゲットにSrTiO3を、スパッ
タガスに10%のO2を含むArガスを用い、成長真空
度10mTorr、基板温度450℃、膜厚100nm
とする。次いで、スパッタ法により、上部電極52とな
るTiN膜を堆積する。スパッタ条件は、例えば、ター
ゲットにTiを、スパッタガスに20%のN2を含むA
rガスを用い、成長真空度10mTorr、基板温度2
00℃、膜厚100nmとする。
【0045】続いて、反応性イオンエッチング法によ
り、TiN膜を加工して上部電極52をパターニングす
る(図7(a))。エッチング条件は、例えば、エッチ
ングガスにCl2を用い、圧力200mTorr、基板
温度60℃、投入電力200Wとする。その後、通常の
リソグラフィー技術によりレジスト60のパターニング
を行った後、ウェットエッチングによりSrTiO3
をパターニングしてキャパシタ誘電体膜50とする(図
7(b))。
【0046】次いで、このように形成されたキャパシタ
上にCVD法により絶縁膜54を堆積する。成膜条件
は、例えば、反応ガスにSiH4とN2OとN2との混合
ガスを用い、圧力1Torr、成膜速度130nm/m
in、基板温度320℃、投入電力20W、膜厚250
nmとする。続いて、下部電極48と上部電極52から
配線を引き出すためのスルーホール56を絶縁膜54に
開口する(図7(c))。スルーホール形成には反応性
イオンエッチングを用いる。エッチング条件は、例え
ば、反応ガスとしてCF4とCHF3との混合ガスを用
い、圧力200mTorr、エッチングレート70nm
/min、基板温度40℃、投入電力200Wとする。
【0047】その後、配線層58となるAlをスパッタ
法により成膜し、パターニングすることにより配線層5
8を形成する(図7(d))。スパッタ条件は、例え
ば、スパッタガスにArを用い、圧力1mTorr、成
膜速度600nm/min、基板温度を室温、投入電力
7kW、膜厚600nmとする。エッチング条件は、例
えば、エッチングガスにCl2を用い、圧力200mT
orr、エッチングレート500nm/min、基板温
度40℃、投入電力200Wとする。
【0048】このようにして形成した薄膜キャパシタの
リーク特性の評価を行った結果、面積100×100μ
2のキャパシタの上部電極52と下部電極48との間
に10Vのバイアスを印加した際のリーク電流は1×1
-6cm-2であった。また、キャパシタ誘電体膜50の
有する比誘電率は200であり、比誘電率が高くリーク
特性に優れたキャパシタを形成することができた。
【0049】このように、本実施例によれば、Ir(D
PM)3を原料に用いたCVD法により成膜したイリジ
ウム薄膜によりキャパシタ電極を形成したので、SrT
iO 3等の高誘電性材料を誘電体膜として用いたキャパ
シタを形成することができる。なお、上記実施例では薄
膜キャパシタを単体で形成したが、他のデバイスに上記
キャパシタを適用してもよい。
【0050】例えば、図8に示すようにDRAMのキャ
パシタに適用することができる。即ち、素子分離膜62
により画定されたシリコン基板40上の素子領域には、
ソース拡散層64と、ドレイン拡散層66と、ゲート電
極68とにより構成された転送トランジスタTrが形成
されている。ドレイン拡散層66上には、ビット線を構
成する配線層70が形成されている。転送トランジスタ
Trが形成されたシリコン基板40上には、ソース拡散
層64上にスルーホール72が形成された層間絶縁膜5
4が形成されている。
【0051】層間絶縁膜74上には、バリア層76を介
して、イリジウムにより形成された下部電極48と、S
rTiO3により形成されたキャパシタ誘電体膜50
と、TiNにより形成された上部電極52とを有するキ
ャパシタCが形成されている。下部電極48は、バリア
層76と、スルーホール72に埋め込まれた導電性のプ
ラグ78とを介してソース拡散層64に接続されてい
る。また、キャパシタC上には層間絶縁膜80が形成さ
れており、その上部には配線層82が形成されている。
【0052】このようにして、1トランジスタ、1キャ
パシタにより構成されるDRAMを形成することができ
る。また、イリジウム薄膜はCVD法により堆積するの
で、段差部における被覆性にも優れている。従って、図
8に示すプレーナー型のキャパシタでなくてもよい。例
えば、図9に示すように単純スタック構造のキャパシタ
を構成することができる。
【0053】また、上記の実施例では、下部電極48と
してイリジウム薄膜44と酸化イリジウム薄膜46との
積層膜を用い、キャパシタ誘電体膜50としてSrTi
3膜を用い、上部電極52としてTiN膜を用いた
が、これらに限定されるものではない。例えば、キャパ
シタ誘電体膜50としてはSrTiO3の代わりに、
(Ba,Sr)TiO3を用いてもよいし、Pb(Z
r,Ti)O3等を用いてもよい。
【0054】また、下部電極48は、図10(a)に示
すようにイリジウム薄膜44のみで形成してもよい。ま
た、Pb(Zr,Ti)O3等、酸化イリジウム薄膜4
6と反応する材料をキャパシタ誘電体膜50として用い
る場合には、下部電極48は、図10(b)に示すよう
にイリジウム薄膜44とPt(プラチナ)膜47との積
層膜により形成してもよいし、図10(c)に示すよう
にイリジウム薄膜44と酸化イリジウム薄膜46とPt
(プラチナ)膜47との積層膜により形成してもよい。
【0055】また、上部電極52を下部電極48と同一
の構造にしてもよい。なお、積層膜により上部電極52
を形成する場合には、各層の積層順を下部電極48と逆
にすることにより構成すればよい。また、上記実施例で
は、イリジウム薄膜44の表面を酸化することにより酸
化イリジウム薄膜46を形成したが、第1の実施例で示
したように、Ir(DPM)3を用いたCVD法により
成膜してもよい。
【0056】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、Ir(D
PM)3を原料に用いたCVD法によりイリジウム薄
膜、酸化イリジウムを成膜するので、表面凹凸がある下
地基板上にも、被覆性に優れたイリジウム薄膜及び酸化
イリジウム薄膜を形成することができる。
【0057】また、従来のIr(acac)3を原料に
用いた成膜方法と比較して、膜厚のばらつきを小さく抑
えることができる。また、成膜する基板温度を500〜
600℃の温度に設定すれば、良質のイリジウム薄膜又
は酸化イリジウム薄膜を形成することができる。また、
成膜室の反応圧力を1〜20Torrに設定すれば、良
質のイリジウム薄膜及び酸化イリジウム薄膜を形成する
ことができる。
【0058】また、イリジウム薄膜成膜の際に、成膜室
内に水素ガスを導入すれば、膜中への炭素の混入が少な
いイリジウム薄膜を形成できるので、イリジウム薄膜の
抵抗率を大幅に減少することができる。また表面の平坦
性を改善することができる。また、水素ガスの分圧を
0.1〜14Torrに設定すれば、上記の効果を得る
ことができる。
【0059】また、酸化イリジウム薄膜を成膜する際に
成膜室に導入する酸素ガスの分圧を0.5〜16Tor
rに設定すれば、良質の酸化イリジウム薄膜を形成する
ことができる。また、上記の薄膜形成方法により膜厚ば
らつきが小さく良質なイリジウム薄膜又は酸化イリジウ
ム薄膜を形成するので、半導体装置の信頼性等を向上す
ることができる。
【0060】また、上記のイリジウム薄膜は、上部電極
と、誘電体膜と、下部電極とが順次積層して形成された
キャパシタを有する半導体装置に適用することができ
る。また、上記の半導体装置において、上部電極又は下
部電極には、イリジウム薄膜と酸化イリジウム薄膜との
積層膜を適用することができる。また、上記の半導体装
置において、上部電極又は下部電極には、イリジウム薄
膜とプラチナ薄膜との積層膜を適用することができる。
【0061】また、上記の半導体装置において、上部電
極又は下部電極には、イリジウム薄膜と、酸化イリジウ
ム薄膜と、プラチナ薄膜との積層膜を適用することがで
きる。。また、上記の半導体装置において、酸化イリジ
ウム薄膜を上記の薄膜形成方法により形成すれば、良質
な酸化イリジウム薄膜を形成できるので、半導体装置の
信頼性等を向上することができる。
【0062】また、上記の薄膜形成方法によりイリジウ
ム薄膜又は酸化イリジウム薄膜を形成すれば、良質な半
導体装置を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による薄膜形成方法に用
いたCVD装置の概略図である。
【図2】本発明の第1の実施例による薄膜形成方法によ
り形成したイリジウム薄膜及び酸化イリジウム薄膜にお
けるX線回折スペクトルである。
【図3】成膜時間に対するイリジウム薄膜の膜厚変化を
示すグラフである。
【図4】水素分圧とイリジウム薄膜の抵抗率との関係を
示すグラフである。
【図5】水素分圧とイリジウム薄膜の表面凹凸性との関
係を示すグラフである。
【図6】本発明の第2の実施例による半導体装置の構造
を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図である。
【図8】本発明の第2の実施例の変形例による半導体装
置の構造を示す図(その1)である。
【図9】本発明の第2の実施例の変形例による半導体装
置の構造を示す図(その2)である。
【図10】本発明の第2の実施例の変形例による半導体
装置の構造を示す図(その3)である。
【図11】従来の薄膜形成方法を説明する図である。
【符号の説明】
10…成膜室 12…真空ポンプ 14…基板 16…サセプタ 18…ガス供給配管 20…ガス供給配管 22…シャワーヘッド 24…ガス制御装置 26…原料容器 28…恒温槽 30…ガス供給配管 32…ヒータ 40…シリコン基板 42…絶縁膜 44…イリジウム薄膜 46…酸化イリジウム薄膜 47…プラチナ膜 48…下部電極 50…キャパシタ誘電体膜 52…上部電極 54…絶縁膜 56…スルーホール 58…配線層 60…レジスト 62…素子分離膜 64…ソース拡散層 66…ドレイン拡散層 68…ゲート電極 70…配線層 72…スルーホール 74…層間絶縁膜 76…バリア層 78…プラグ 80…層間絶縁膜 82…配線層 84…成膜室 86…ターゲット 88…基板 90…直流電源 92…Arガス供給配管 94…基板保持部 96…ヒータ 98…排気口
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月6日(2000.10.
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 半導体装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、一導電型の
半導体基板上にゲート絶縁膜を介して形成され、ワード
線に接続されるMISトランジスタのゲート電極と、前
記ゲート電極の両側の前記半導体基板中に形成された前
記MISトランジスタのソース・ドレインとなる反対導
電型の拡散層と、前記拡散層の一方に接続されたビット
線と、前記MISトランジスタを含む前記半導体基板上
に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜に形成され前記拡散
層の他方に達するコンタクトホールと、前記コンタクト
ホール内に埋め込まれた埋め込み導電層と、前記埋め込
み導電層を含む前記絶縁膜上に形成され、前記埋め込み
導電層に電気的に接続されたバリア層と、前記バリア層
上に形成されたイリジウム薄膜と、前記イリジウム薄膜
上に形成された酸化イリジウム薄膜と、前記酸化イリジ
ウム薄膜上に形成されたプラチナ膜とを含む下部電極
と、前記下部電極表面に形成されたキャパシタ絶縁膜
と、前記キャパシタ絶縁膜表面に形成された上部電極と
を有することを特徴とする半導体装置により達成され
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】このようにIr(acac)3を用いた場
合に膜厚ばらつきが大きいのは、Ir(acac)3
安定した昇華特性を得られないからである。即ち、昇華
特性が安定していなければ成膜室10に導入される原料
ガスの供給量が変動し、原料ガスの供給量に依存する成
膜速度は変化するので、膜厚がばらついてしまう。ま
た、Ir(acac)3を用いた場合には、20時間以
上の稼働により膜厚が減少するが、これはIr(aca
c)3の劣化によるものである。時間の経過とともに有
機金属原料であるIr(DPM) 3Ir(acac)3
は劣化するが、その劣化の速度は主に温度に起因する。
このため、昇華温度の高いIr(acac)3ではIr
(DPM)3と比較して劣化が早く、膜厚の減少をもた
らすのである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/105 H01L 27/10 444C 27/108 621Z 21/8242 651

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Ir(DPM)3を原料に用いた化学気
    相成長法により、イリジウム薄膜又は酸化イリジウム薄
    膜を成膜することを特徴とする薄膜形成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の薄膜形成方法において、 前記イリジウム薄膜又は前記酸化イリジウム薄膜を成膜
    する基板を、500〜600℃の温度に加熱することを
    特徴とする薄膜形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の薄膜形成方法にお
    いて、 前記イリジウム薄膜又は前記酸化イリジウム薄膜を成膜
    する成膜室の反応圧力を1〜20Torrに設定するこ
    とを特徴とする薄膜形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の薄膜
    形成方法において、 前記イリジウム薄膜を成膜する際には、前記イリジウム
    薄膜を成膜する成膜室に水素ガスを導入することを特徴
    とする薄膜形成方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の薄膜形成方法において、 前記水素ガスの分圧が0.1〜14Torrであること
    を特徴とする薄膜形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至3のいずれかに記載の薄膜
    形成方法において、 前記酸化イリジウム薄膜を成膜する際には、前記酸化イ
    リジウム薄膜を成膜する成膜室に、酸素ガスを0.5〜
    16Torrの分圧で導入することを特徴とする薄膜形
    成方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の薄膜
    形成方法により形成されたイリジウム薄膜又は酸化イリ
    ジウム薄膜を有することを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 上部電極と、誘電体膜と、下部電極とが
    順次積層して形成されたキャパシタを有する半導体装置
    において、 前記上部電極又は前記下部電極は、請求項1乃至5のい
    ずれかに記載の薄膜形成方法により成膜されたイリジウ
    ム薄膜を有することを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の半導体装置において、 前記上部電極又は前記下部電極は、前記イリジウム薄膜
    と、酸化イリジウム薄膜との積層膜であることを特徴と
    する半導体装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の半導体装置において、 前記上部電極又は前記下部電極は、前記イリジウム薄膜
    とプラチナ薄膜との積層膜であることを特徴とする半導
    体装置。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の半導体装置において、 前記上部電極又は前記下部電極は、前記イリジウム薄膜
    と、酸化イリジウム薄膜と、プラチナ薄膜との積層膜で
    あることを特徴とする半導体装置。
  12. 【請求項12】 請求項9又は11記載の半導体装置に
    おいて、 前記酸化イリジウム薄膜は、請求項1、2、3又は6記
    載の薄膜形成方法により形成された酸化イリジウム薄膜
    であることを特徴とする半導体装置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至6のいずれかに記載の薄
    膜形成方法によりイリジウム薄膜又は酸化イリジウム薄
    膜を形成する工程を有することを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006073648A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Fujitsu Ltd 半導体装置及びその製造方法
CN113235066A (zh) * 2021-05-19 2021-08-10 重庆大学 有机铂族金属化学气相沉积装置和方法

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