JP3111994B2 - 金属酸化物誘電体材料の気相成長装置 - Google Patents
金属酸化物誘電体材料の気相成長装置Info
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Description
導体装置の製造に用いられる装置に関し、詳しくは半導
体集積回路のキャパシタもしくはゲートに用いられる高
誘電体膜、強誘電体膜を有機金属材料ガスを用いて気相
成長させる際に使用される気相成長装置に関する。
メモリーや、高誘電体容量を利用したダイナミック・ラ
ンダム・アクセス・メモリー(DRAM)等が活発に研
究開発されている。これらの強誘電体メモリー及びDR
AMは選択トランジスタを備えており、該選択トランジ
スタの一方の拡散層に接続された容量をメモリセルとし
て情報を蓄えている。強誘電体容量は容量絶縁膜として
Pb(Zr,Ti)O3(以下「PZT」と呼ぶ)等の
強誘電体膜を用いており、強誘電体を分極させることに
より不揮発性の情報を蓄えることができる。一方、高誘
電体容量は、容量絶縁膜として(Ba,Sr)TiO3
(以下「BST」と呼ぶ)等の高誘電体薄膜を用いてい
るため、容量のキャパシタンスを高めることができ、素
子を微細化することが可能になる。
用する上で、下部電極となる導電膜上に、この様なセラ
ミック材料を結晶性良く薄膜で堆積することが極めて重
要である。薄膜の堆積方法として従来ゾルゲル法、スパ
ッタ法、CVD法が報告されている。
属材料をスピンコート法によって、下部電極を形成した
ウエハー上に塗布し、酸素中アニールによって結晶化さ
せる方法である。この方法では、固相内で結晶化が起こ
るために、強誘電特性を示す結晶化に必要な温度は非常
に高い。例えばPZTが強誘電特性を示すようになる結
晶化温度は600℃であり、BSTが十分な高誘電特性
を示す結晶化温度は650℃である。また、このときの
結晶は、配向性も不揃いであるといった欠点がある。さ
らに、ゾルゲル法は大口径ウエハーに対応するのが難し
く、また、段差被覆性が悪く、デバイスの高集積化には
向かない。
膜するセラミックスの焼結体を用い、Ar+O2プラズ
マを用いた反応性スパッタによって、電極を形成したウ
エハー上に成膜し、その後、酸素中アニールによって結
晶化を行う方法である。ターゲットを大口径化すること
によって均一性が得られ、プラズマ投入パワーを上げる
ことによって十分な成膜速度が得られる。しかし、スパ
ッタ法においても、結晶化に高温を要するといった欠点
を有し、PZTが強誘電特性を示すようになる結晶化温
度は600℃であり、BSTが十分な高誘電特性を示す
結晶化温度は650℃である。さらに、スパッタ法では
組成が、ターゲットの組成によってほとんど決まってし
まうために、組成を変化させるにはターゲットの交換が
必要であり、工程的に不利である。
容器に輸送し、成膜するものである。CVD法は、大口
径ウエハーにおける均一性及び表面段差に対する被覆性
に優れ、ULSIに応用する場合の量産化技術として有
望であると考えられる。セラミックスの構成元素である
金属はBa、Sr、Bi、Pb、Ti、Zr、Ta、L
aなどで、適当な水素化物、塩化物が少なく、気相成長
法には有機金属が用いられる。しかし、これらの有機金
属は蒸気圧が低く、室温では固体もしくは液体のものが
多く、キャリアガスを使った輸送方法が用いられてい
る。
ガス供給方法を示した模式図である。恒温槽201、ボ
トル202、ボトル内に用意された有機金属材料20
3、Ar、N2等の不活性なキャリアガスの供給パイプ
204、キャリアガスのマスフローコントローラパイプ
210、キャリアガスによって輸送される有機金属材料
ガスの供給パイプ205、加熱機構206を備えた成長
室207、ガスの排気口209等からこの装置は構成さ
れる。
は、例えばストロンチウムビスジピバロイルメタナート
Sr(DPM)2やバリウムビスジピバロイルメタナー
トBa(DPM)2や鉛ビスジピバロイルメタナートP
b(DPM)2あり、常温では固体もしくは液体状態を
保持している。この装置を用いたCVD法では、これら
の有機金属材料を、ボトル202の中で昇華させて、供
給パイプ204より供給されたキャリアガスに同伴させ
て、成長室207に供給することで、加熱されたウエハ
ー208上に成膜する。このときの成膜中の圧力は大気
圧もしくは数Torr程度の減圧である。
合、キャリアガス中の有機金属材料ガス流量を定量化
し、かつ正確に流量を制御することが困難であるといっ
た欠点がある。すなわち、キャリアガス中には、恒温槽
201の温度で決定される飽和蒸気圧以上の有機金属原
料ガスが含まれ、この流量はキャリアガス流量だけでな
く、原料固体の表面積、恒温槽の温度等に依存するため
である。また、ジャパン・ジャーナル・オブ・アプライ
ド・フィジックス32巻4175ページ(Jpn.J.
Appl.Phys.Vol.32(1993)P.4
175)に掲載の、この成膜方法を用いたPTO(Pb
TiO3)の成膜についての記述によれば、PTOの成
膜温度は570℃とやはり非常に高温であり、また、配
向性も揃っていないといった欠点を有する。
の形成においては、上記のような成膜方法が用いられて
いるが、酸素雰囲気中で600℃程度以上の高温加熱が
不可欠であり、また配向性の制御を行うことも困難であ
った。
て説明すると、強誘電体容量及び高誘電体容量を機能さ
せるためには、選択トランジスタの拡散層に容量のどち
らか一方の電極を電気的に接続する必要がある。従来よ
り、DRAMにおいては、選択トランジスタの一方の拡
散層に接続されたポリシリコンを容量の一方の電極と
し、該ポリシリコンの表面に容量の絶縁膜としてSiO
2膜やSi3N4膜等を形成し、容量とする構造が一般的
である。しかしながら、セラミック薄膜は酸化物である
ため、ポリシリコンの表面に直接形成しようとするとポ
リシリコンが酸化されるため、良好な薄膜を形成するこ
とができない。そのため、1995シンポジウム・オン
・ブイエルエスアイ・ダイジェスト・オブ・テクニカル
・ペーパーズ(1995 Symposium on
VLSI TechnologyDigest of
technical Papers)pp.123では
Al等からなるメタルの局所配線により、容量上部電極
と拡散層とを接続するセル構造が述べられている。ま
た、インターナショナル・エレクトロン・デバイス・ミ
ーテイング・テクニカルダイジェスト(Interna
tional electron devices m
eeting technical digest)1
994, p.843には、ポリシリコン上にTiNバ
リアメタルを用いてPZT容量を形成する技術が述べら
れている。DRAMについては、例えば、インターナシ
ョナル・エレクトロン・デバイス・ミーテイング・テク
ニカルダイジェスト(International e
lectron devicesmeeting te
chnical digest)1994, p.83
1には、ポリシリコンプラグ上に形成されたRuO2/
TiN下部電極上にSTO(SrTiO3)薄膜を成膜
し、容量を形成する技術が述べられている。
用いた素子の集積度を、現状のDRAMやフラッシュメ
モリ並みに上げるためには、層間絶縁膜に設けたプラグ
上に直接金属酸化物誘電体膜を形成するか、または多層
メタル配線構造上に金属酸化物誘電体膜を形成して容量
膜とする必要がある。しかし、前述のように金属酸化物
誘電体の従来の成長方法では必ずしも十分な容量膜を得
ることが困難なことに加え、さらに成長装置の問題とし
て、成膜中の塵の吸着の問題もあり、集積度を上げるこ
とは極めて困難であった。
スパッタ法、CVD法はいずれも、成膜にともなって、
装置内壁部、またはウエハーを保持するサセプター部等
に、原料または生成物が付着し、これが剥がれてウエハ
ー表面に付着し、その後のデバイス形成を阻害するとい
う問題が発生する。
ング時に、原料溶液が装置内壁に飛散し、それが乾燥し
た膜の破片がウエハー表面に付着する。また、スパッタ
法では、スパッタされたターゲットの材料が、装置内壁
に付着して、これが剥離、飛散し、ウエハー表面を汚染
する。
によって中に置かれたウエハーを加熱するファーネスタ
イプのものでは、加熱された壁において有機金属材料ガ
スが分解して、分解物が飛散しウエハー表面を汚染す
る。
特に成長装置に関わる問題を解決するためになされたも
のである。即ち、本発明は成膜中の塵の発生を抑えるこ
とにより、塵の吸着の少ない金属酸化物誘電体膜を形成
し得る気相成長装置、特に強誘電体または高誘電体から
なる容量膜を形成し得る気相成長装置を提供することを
目的とする。
ガスと酸化ガスとを原料ガスとして用いて真空容器の中
で接触させて、基板上に金属酸化物誘電体を気相成長さ
せる際に用いられる気相成長装置において、前記原料ガ
スに接し、かつ原料ガスの分解温度以上となる装置部品
の少なくとも原料ガスに接する面を、成長させる金属酸
化物誘電体材料と異なる材料で結晶系が同一の金属酸化
物誘電体材料(以下、高温部被覆誘電体材料という。)
で形成したことを特徴とする金属酸化物誘電体材料の気
相成長装置に関する。
ガスが接触すると、原料ガスの分解物が堆積するが、原
料ガスと接触する部分が高温部被覆誘電体材料で形成さ
れていると、堆積された分解物が剥がれることがないの
で、パーティクルの発生を抑えることができる。従っ
て、原料ガスと接触する部分だけが高温部被覆誘電体材
料で被覆されていても、その部品全体が高温部被覆誘電
体材料で形成されていてもどちらでもよい。
誘電体材料と同一の材料であっても異なっていてもよ
い。本発明の気相成長装置は、金属酸化物誘電体膜を基
板上に成長させるのに適したものであり、成長させる金
属酸化物誘電体としては特に強誘電体材料および高誘電
体材料が好ましいことから、高温部被覆誘電体材料とし
ても強誘電体材料および高誘電体材料が用いられる。
温度以上となる装置部品は、気相成長装置に配されるそ
のような部品であればどのような部分であってもよい
が、代表的な部分であって最も効果が大きい部品とし
て、ウエハーを支持するためのサセプターを挙げること
ができる。
真空容器の壁を加熱する壁加熱手段を有し、有機金属材
料ガスが十分な蒸気圧を持つ温度以上でかつ有機金属材
料ガスの分解温度以下の温度に設定されることが好まし
い。
スとを原料ガスとして用いて真空容器の中で接触させ
て、基板上に金属酸化物誘電体を気相成長させる際に用
いられる気相成長装置において、前記原料ガスに接し、
かつ原料ガスの分解温度以下となる装置部品の少なくと
も原料ガスに接する面を、酸化アルミニウムで形成した
ことを特徴とする金属酸化物誘電体材料の気相成長装置
に関する。酸化アルミニウムで形成した面には原料の有
機金属材料が付着し難いので、パーティクルの発生を抑
えることができる。
形成する部分は、前記の原料ガスに接しかつ原料ガスの
分解温度以下となる装置部品であればどのような部分で
あってもよいが、代表的な部分であって最も効果が大き
い部品として、気相成長を行う真空容器の内壁を挙げる
ことができる。
ガスとを原料ガスとして用いて真空容器の中で接触させ
て、基板上に金属酸化物誘電体を気相成長させる際に用
いられる気相成長装置において、前記真空容器と基板を
出し入れする交換室との間に、基板を出し入れする際に
開放し得るバルブと、このバルブの真空容器側にこのバ
ルブに原料ガスが付着するのを防止する可動遮蔽板とを
備えたことを特徴とする気相成長装置に関する。
化物誘電体膜を基板上に成長させるのに適したものであ
る。成長させる金属酸化物誘電体としては特に強誘電体
材料および高誘電体材料が好ましく、例えば、SrBi
2Ez2O9(ここでEzはNbまたはTaを表す。)、
EpBi2EqO9(ここでEpはBaまたはPbを表
し、EqはNbまたはTaを表す。)、ExBi4Ti4
O15(ここでExはSr、BaまたはPbを表す。)お
よびEy2Bi4Ti5O18(ここでEyはSr、Baま
たはPbを表す。)等の層状構造を有する金属酸化物、
並びにPb(Zr1-xTix)O3、(Pb1-yLay)
(Zr1-xTix)O3、Bi4Ti3O12、SrTiO3、
および(Ba1-xSrx)TiO3等のペロブスカイト型
の金属酸化物を挙げることができる。
iO3、Pb(Zr,Ti)O3、(Ba,Sr)TiO
3、(Pb,La)(Zr,Ti)O3、(Pb,Nb)
(Zr,Ti)O3およびSrBi2Ta2O9からなる群
より選ばれる材料であることが好ましい。
被覆誘電体材料としても、このようなものを挙げること
ができる。特に、SrTiO3、BaTiO3、PbTi
O3、Pb(Zr,Ti)O3および(Ba,Sr)Ti
O3、(Pb,La)(Zr,Ti)O3、(Pb,N
b)(Zr,Ti)O3およびSrBi2Ta2O9からな
る群より選ばれる材料であることが好ましい。
部被覆誘電体材料が異なり、結晶系が同じ材料を選ぶ。
ペロブスカイト系材料を成長させるときは高温部被覆誘
電体材料としても、ペロブスカイト系材料を用い、Sr
Bi2Ta2O9のような層状構造の金属誘電体を成長さ
せるときは、高温部被覆誘電体材料として層状構造をと
る材料を用いる。
属材料としては、酸化ガスとの反応により蒸気の金属酸
化物誘電体を与えるものであって、加熱したときに必要
な蒸気圧を有するものであれば特に制限はない。例え
ば、各金属元素のi−プロポキシ化合物、t−ブトキシ
化合物等のアルコキシ化合物、ジピバロイルメタナート
化合物等のジカルボキシメタナート化合物等の通常用い
られる有機金属化合物から適宜選択して使用することが
できる。
材料ガスと反応して金属酸化物誘電体を与えるようなも
のであればよいが、特に二酸化窒素、オゾン、酸素ラジ
カルおよび酸素イオンが好ましく用いられる。尚、酸素
ラジカルおよび酸素イオンは、例えば成膜室にECR等
のプラズマ源を設け酸素をプラズマ中で解離させること
によって得ることができる。従って、本発明の気相成長
装置は、このような酸素ラジカルおよび/または酸素イ
オンの発生装置を備えていてもよい。
のガスと酸化ガスとを、真空容器の中で接触させて有機
金属材料を酸化して、所望の金属酸化物誘電体膜を形成
する。
器内に入る以前に接触すると、金属酸化物のパーティク
ルが発生することがある。そこで本発明では、真空容器
へ原料ガスを導入する配管として、各有機金属材料ガス
用の配管と酸化ガス用の配管がそれぞれ独立しているこ
とが好ましい。このようにそれぞれ独立した配管により
有機金属材料ガスと酸化ガスとを真空容器内に供給する
ことにより、パーティクルの発生をさらに抑えることが
できる。
属酸化物誘電体を基板上に形成するのであれば、どのよ
うな用途にも使用することができる。この基板は通常は
半導体基板であり、その上に素子が形成されている場合
を含む。本発明の装置は、例えば、強誘電体容量膜およ
び高誘電体容量膜等の容量膜の形成、またはMFS(me
tal ferroelectrics silicon)およびMOFSMFS
(metal oxide ferroelectrics silicon)等として知ら
れている強誘電体膜もしくはシリコン酸化膜と強誘電体
膜の2層構造をゲート酸化膜に用いるメモリー等の形成
に用いることができる。
ましく、金属酸化物誘電体を気相成長させる容量電極
は、特に制限はないが、例えばPt、Ir、Ru、Ir
O2、RuO2、TiNおよびWN等を用いることができ
る。
置をさらに詳細に説明する。
を図1に示す。本装置は交換室101、真空容器10
2、原料供給系103を備えており、交換室には複数枚
の8インチウエハーが収納できる。
の間には2重のゲートバルブ104を設け、ゲートバル
ブ間はポンプによって排気されるように構成されてい
る。また、真空容器と交換室間のウエハー移動のために
ウエハー搬送機構105が設けられている。交換室は真
空容器とは独立のターボポンプ106によって10-7T
orrまで排気されるようになっている。このような構
成を取ることにより、真空容器を大気に曝すことなくウ
エハーの交換、移動が可能である。
らに説明する。真空容器406の材質は熱伝導の良いも
のが好ましく、例えば、アルミニウム、ステンレス等を
使用できるが、特に熱伝導性の良いアルミニウムが好ま
しい。真空容器は、壁加熱手段であるヒータ416によ
って所定の温度に加熱できるようになっている。真空容
器を熱伝導の良い材料によって形成することにより、真
空容器内壁を均一に加熱することができる。
ハー417がデバイスが形成面を上向きにして設置され
る。石英製サセプター403には、直径5mmの穴40
1が3点開いており、これを通して、石英製ピン402
が上下して、ウエハーを搬送機からサセプター403に
乗せ替える。ウエハーが石英製サセプター上にのった後
は、これらのピン用の穴はウエハー自身によって塞がれ
る。石英製サセプター上にウエハーが設置された状態
で、ウエハー下部のヒータ室405と上部の成長ガスの
導入される真空容器406は分離される。
416(壁加熱手段)により、有機金属材料ガスが十分
な蒸気圧を持つ温度以上でかつ有機金属材料ガスの分解
温度以下の温度に設定できる。すなわち、有機金属材料
ガスは数種の原料を含むため、有機金属材料ガスの一部
または全部が液化または固化または非平衡的に付着する
ことにより、あるいは有機金属材料ガスが分解すること
により、ウエハーに作用する有機金属材料ガスの組成比
のバランスがくずれ、結晶構造が崩れることを防ぐこと
ができる。また、壁に有機金属材料や分解物が付着し難
いので、それが剥がれて生じるパーティクルの発生を防
止することができる。
ウムで覆われていると、パ−テイクルの発生数を更に減
少させることができるので好ましい。酸化アルミニウム
の厚さとしては、ピンホールがない程度に十分厚い必要
があり、例えば1μm以上、好ましくは3μm以上、更
に好ましくは5μm以上である。但し、あまり厚すぎて
もそれ以上パーティクル発生を低減する効果はないの
で、10μmの厚さがあれば十分であるが、それ以上厚
くても構わない。酸化アルミニウムは、剥がれ落ちない
ように表面に強固に形成されている必要があり、特に焼
結により形成されていることが好ましい。尚、酸化アル
ミニウムの厚さとしては、アルミニウム金属表面が自然
酸化されてできる程度の厚さでは不充分である。
壁を直接酸化アルミニウムで被覆するようにしてもよい
が、図3に示すように、表面に酸化アルミナを形成した
ライナー420を真空容器内壁面に配置するようにして
もよい。ライナーにすると交換が容易になるので、ライ
ナー上にパーティクルの発生源となる付着物が生じたと
きに交換することで、パーティクルの発生をさらに抑え
ることができる。
除き、真空容器内壁のすべてにライナーを配置してもよ
いし、また特に付着の多い部分のみにライナーを設け、
ライナーを配置していない部分の壁表面を酸化アルミニ
ウムで被覆するようにしてもよい。真空容器内壁に酸化
アルミニウムを形成しておき、さらにその表面に、表面
に酸化アルミナを形成したライナーを配置するようにし
てもよい。尚、「真空容器内壁にライナーを配置する」
とは、ライナーを真空容器内壁に対してある程度密着し
て配置すればよく、必ずしも完全に密着させて内壁面を
覆わなければならないものではない。
ウム等で形成することができる。尚、図3において、ラ
イナー以外の構造は、図2と同じであるので説明を省略
した。
ータ室405は、それぞれ別のターボモレキュラーポン
プ407,408によって排気される構造となってい
る。このような構造をとることにより、ヒータ室への有
機金属材料ガス及び酸化ガスの回り込みを抑えることが
でき、特に酸化ガスを用いた本成長方法では、ウエハー
を加熱するためにヒータ室内に設けられている加熱機構
409の酸化を抑制でき、加熱機構409の寿命を著し
く延ばすことができるという効果が得られる。また、加
熱機構面に原料ガスが付着することによるショート、基
板温度の不均一化等も防ぐことができるという効果が得
られる。成膜中のヒータ室の圧力は、真空容器が1×1
0-3Torrであるとき1×10-6Torrであり約3
桁の差圧を得ることができた。
温度を上げると石英製サセプター温度も上がり、有機金
属材料ガスが分解して膜が付着するが、石英表面にST
O等の金属酸化物(高温部被覆誘電体材料)をコーティ
ングすると、膜のはがれを抑えることができ、その結
果、パーティクルの発生がなくウエハーの汚染を防ぐこ
とができる。
しては、前述のような材料が用いられるが、さらにサセ
プターの材料に対して強固に付着するものであって、し
かも成長させようとする金属酸化物誘電体材料に類似す
る結晶系を有して、焼結によって被覆できるものが好ま
しい。例えば、STOは焼結によって石英としっかり付
着し、しかもSTOと成長させるPZTは同一の結晶系
をもつセラミックであるので極めて剥がれにくいために
パーティクルの発生が少ない。
て石英を用いて説明しているが、本発明では、石英の他
に、SiC、Si、BN等を用いて、その表面にST
O、BTO、PTO、PZT、BST等の高温部被覆誘
電体材料を焼結して形成してもよい。
には、サセプターの材料としてSiを用いると、ウエハ
ー内の温度の均一性がとり易いので好ましい。例えば、
シリコン板の表面に熱酸化等により酸化シリコン膜を形
成してから、さらに表面にSTOを焼結することで高温
部被覆誘電体材料で被覆されたシリコン製のサセプター
を得ることができる。
が高温部被覆誘電体材料で覆われていればよいが、もち
ろんサセプター全体がこれらの材料で形成されていても
同様に効果がある。
として、メイン排気ライン410とサブ排気ライン41
1の2つが設けられている。メイン排気ラインはメイン
ゲートバルブ412を介してターボポンプ407につな
がっている。サブ排気ライン411はバルブ413を介
し、さらに水冷トラップ414を通してターボポンプ4
07につながっている。成膜中はメインゲートバルブ4
12を閉じ、バルブ413を開けて、サブ排気ライン4
11を通して排気する。このような構成をとることによ
って、ターボポンプ407中での有機金属材料ガスの固
化、液化を妨ぐことができるので、ターボポンプ407
の寿命を延ばすことができる効果が得られる。また、サ
ブ排気ライン411と、水冷トラップ414の間にコン
ダクタンスを調節できるバルブ415を導入し、このコ
ンダクタンスを調節することによって、真空容器内の成
膜ガスの全圧を変化させても良い。有機金属材料ガスを
流さないときは、メインゲートバルブ412も開けるこ
とによって排気速度を高め、より高真空を維持できると
いう効果が得られる。また、これを使って、真空容器内
の有機金属材料ガス分圧を急激に下げることができると
いう効果も得られる。メインゲートバルブ412、バル
ブ413は真空容器406内に埋め込んであり、均一に
加熱できるようになっている。
は、ターボモレキュラーポンプを用いたが、メカニカル
ブースターポンプ、ドライポンプ、ロータリーポンプ等
でも良く、真空容器内圧が1×10-2Torr以下にな
るように、ポンプの排気能力及びバルブ、水冷トラップ
のコンダクタンスを設計することが必要である。
す。有機金属材料ガスは室温では固体または液体であ
り、シリンダー501内に保存される。シリンダー50
1上にはバルブ502があり、バルブ502と供給系間
のフランジ503より切り離し原料を交換することがで
きる。有機金属材料ガスは極めて酸化しやすく、大気に
触れさせないことが望ましい。大気に触れると、有機金
属材料ガスは酸化し、金属酸化物を生じ、配管の詰ま
り、マスフローコントローラ504の詰まりの原因とな
る。
状のものと固体状のものがあり、液体原料はそのままシ
リンダー内に入れるが、固体原料は、直径1mm程度の
アルミナの表面に担持した物を用いることが好ましい。
このような原料を用いると、加熱時に安定的にガスを発
生させることができるという効果が得られる。また、ガ
スの純度も高い。
ルブ505を介してマスフローコントローラ504につ
ながり、その後二股に分岐し、それぞれストップバルブ
506,507を介して真空容器508及び水冷トラッ
プ509を介してポンプ512につながっている。これ
らの配管、マスフローコントローラ504、バルブ50
2,505,506,507等の原料供給系の有機金属
材料ガスが接触する部分には加熱手段513が設けられ
ており、有機金属材料ガスが液化したり固化したりしな
いように、十分な蒸気圧を持つ温度以上でかつ有機金属
材料ガスの分解温度以下の温度に設定することができ
る。
により加熱できるようになっており、シリンダー内に収
納されている有機金属材料の蒸気圧が、マスフローコン
トローラーが作動するのに十分な蒸気圧となる程度まで
加熱される。
506を開け、シリンダー501内の有機金属材料ガス
の自圧によってマスフローコントローラ504を駆動
し、ポンプ512にガスを排気して、この間にマスフロ
ーコントローラ504のガス流量の安定化を図る。次ぎ
に、バルブ506を閉じ、バルブ507を開けることに
よって正確に流量をコントロールされた有機金属材料ガ
スを真空容器内に供給することができる。
ガスごとに、図4に示したような供給系を1系列ずつ備
えることが好ましい。さらに酸化ガスには別途独立した
配管を用いることが好ましい。
れの有機有機金属材料ガス及び酸化ガスは、独立した原
料供給配管418(図2)で真空容器に導入され、真空
容器内ではじめて混合される。真空容器導入前に有機金
属材料ガスと酸化ガスが接触した場合、有機金属材料ガ
スが酸化し、金属酸化物を生じ、配管の詰まり、マスフ
ローコントローラの詰まりの原因となる。また、この金
属酸化物が真空容器内に送られ、パーティクル汚染の原
因になり、低温での結晶性の良い薄膜成膜が阻害され
る。
れぞれガスの供給量と基板上、サセプター上で消費され
る量、排気量、真空容器壁への付着量によって決まる。
ここで、真空容器壁の温度を有機金属材料ガスが十分な
蒸気圧をもち、しかも分解しない温度に保てば原料ガス
の真空容器内壁への付着による減少を無視することがで
き、さらに基板、サセプター上で消費される原料ガス量
は供給量に比べて約1/1000と少ないため、真空容
器内の圧力はガスの供給量と排気量によって決まること
となる。真空容器には圧力をモニターするために真空計
510が設けられている。なお、上述の有機金属材料ガ
スが接触する部品は、少なくとも有機金属材料ガスが十
分な蒸気圧をもつ温度以上の耐熱性を有する部品である
ことが必要である。
4(図1)をさらに詳細に説明する。この図に示すよう
に、2重のゲートバルブは真空容器側フランジ301と
交換室側フランジ302によりそれぞれ真空容器と交換
室に接続されている。真空容器側では、「閉」状態で
は、真空容器側バルブ303と真空容器側シール面30
5が接することにより、真空容器側導路307が閉じら
れる。このシール部では、Oリングが用いられておら
ず、金属面同士で接するようになっている。また、
「開」状態にするには、バルブ駆動部311により真空
容器側バルブ303を、例えばこの図の紙面に垂直方向
に動かすことで、真空容器側導路307を開放する。
バルブ304と交換室側シール面306がシール用Oリ
ング309を介して接することにより交換室側導路30
8が閉じられる。また、「開」状態は、バルブ駆動部3
11により交換室側バルブ304を動かすことで、交換
室側導路308を開放する。
10から排気され真空に保たれる。交換室と真空容器の
間で基板の出し入れがされるときは、交換室側バルブと
真空容器側バルブの両方が開かれ、真空容器中で成膜中
のときは交換室側バルブと真空容器側バルブの両方とも
閉じられる。このような2重ゲートバルブ構造を採るこ
とにより次のような利点がある。まず、ゲートバルブが
2重になっていることにより、ウエハー交換のために交
換室を大気リークした際に真空容器への大気の漏れ込み
をより抑えることが可能である。そして、交換室側のバ
ルブシール面へは、原料の付着がないので高真空を保つ
ことが容易になる。
きに金属同士が接することから、高温にしても劣化する
部分がないため、真空容器の温度を自由に設定し得る。
もし、Oリングを使用したとすると、通常のOリングの
素材では例えば180℃程度に加熱したときに劣化し
て、これがパーティクル発生源になる問題がある。一
方、交換室側バルブは、温度の高い真空容器から離れて
いるので、Oリングを用いても劣化することがないので
パーティクルが発生することが無く、また真空度もOリ
ングにより十分に保つことができる。
換室側バルブと、Oリングをはずしたゲートバルブであ
る真空容器側バルブとの2重のゲートバルブを用いる例
を説明したが、真空容器側バルブは、交換室側バルブを
原料ガスから遮蔽し得るものであれば、これに限られる
ものではない。即ち、原料ガスがゲートバルブに直接付
着しないように、真空容器側からの原料ガスの流れを遮
蔽できるような可動遮蔽板が設置されていればよく、こ
の可動遮蔽板は完全な密閉性が無くとも実用的には十分
である。また、原料ガスの付着を防止するために、可動
遮蔽板は有機金属材料ガスが十分な蒸気圧を持つ温度以
上でかつ有機金属材料ガスの分解温度以下の温度に設定
されることが好ましい。
酸化物誘電体膜を形成した例を示す。
の表面を高温部被覆誘電体材料で被覆する効果を調べ
た。
めにPb(DPM)2の流量0.2SCCM、Zr(O
tBu)4の流量0.05SCCM、Ti(OiPr)4
の流量0.25SCCM、NO2の流量3.0SCCM
の条件で40秒間成膜した後に、さらにPb(DPM)
2の流量0.25SCCM、Zr(OtBu)4の流量
0.225SCCM、Ti(OiPr)4の流量0.2
SCCM、NO2の流量3.0SCCMの条件で600
秒間成膜したときの、パーティクル発生の様子を示し
た。サセプターとしては、石英を用いたものと、サセプ
ター石英表面に100ミクロンのSTOの焼結を行った
ものとを使用し、連続成膜枚数と6インチウエハー内に
おけるパ−テイクル総数との関係を示したものである。
このときの真空容器の内壁は酸化アルミニウムで覆い、
温度を180℃に保った。
英の場合、枚数が1000枚を越えたところで急激にパ
−テイクル数が増えている。これは、1000枚を越え
たところで、石英上に付着したPZTが剥がれてきたた
めである。一方、石英上にSTOを焼結したものでは、
パ−テイクルの増加は少ない。これは、STOと石英が
焼結によってしっかり付着しており、しかも、STOと
PZTは同一の結晶系をもつセラミックであるため、極
めて剥がれにくいからである。
壁への原料ガスの付着の様子を調べた。
さ10μmの酸化アルミニウムで被覆した石英、ステン
レス、銅および銀の各板片を用意し、これらを180℃
に保った真空容器内に入れた。各板の温度が180℃に
なったところで、Pb(DPM)2の流量0.25SC
CM、Zr(OtBu)4の流量0.225SCCM、
Ti(OiPr)4の流量0.2SCCM、NO2の流量
3.0SCCMの条件で原料ガスを120分間真空容器
内に供給し続けた。
面が黒く腐食していた。他の材料は腐食することなかっ
たが、石英、ステンレスおよび銀の表面には、有機金属
原料が堆積したものと見られるたくさんの白い粉が付着
していた。また、アルミニウムの表面には、石英等の場
合ほど多くはなかったが、同様に白い粉が付着してお
り、自然酸化でできる程度の酸化アルミニウムの厚さで
は不充分であることがわかった。これらに対して、表面
に酸化アルミニウムを焼結した石英では、粉の付着は全
く観察されなかった。
酸化アルミニウムで覆ったときのパーティクル発生の抑
制の効果を調べた。
にPb(DPM)2の流量0.2SCCM、Zr(Ot
Bu)4の流量0.05SCCM、Ti(OiPr)4の
流量0.25SCCM、NO2の流量3.0SCCMの
条件で40秒間成膜した後、さらにPb(DPM)2の
流量0.25SCCM、Zr(OtBu)4の流量0.
225SCCM、Ti(OiPr)4の流量0.2SC
CM、NO2の流量3.0SCCMの条件で600秒間
成膜したときのパーティクル発生の様子を示した。真空
容器内壁の材質を酸化アルミニウムとした場合とステン
レスとした場合について、連続成膜枚数と6インチウエ
ハー内におけるパ−テイクル総数との関係を比較した。
焼結したものを用い、また真空容器の内壁温度を180
℃に保った。
ムを用いた場合の方が、成膜枚数が1000枚を越えて
もパ−テイクル発生数が少ない。これは、酸化アルミニ
ウムを用いた方が、原料ガスの壁への付着が少なく、そ
の結果パ−テイクル発生数が少ないためである。
ムの表面を酸化アルミニウムで覆ったライナーを用いて
真空容器内壁を覆った場合にも同様に得られた。
ーティクル発生の関係を調べた。原料ガスの供給条件は
実施例1と全く同様であり、サセプターは表面にSTO
を形成した石英用い、真空容器の内壁は酸化アルミニウ
ムで覆った。
るパーティクル数は、真空容器内壁温度を150℃以上
にすると急激に少なくなり、175℃以上、特に180
℃以上に設定することが好ましいことが分かった。
エハーへの付着を抑え、良好な金属酸化物誘電体膜を形
成することができるので、強誘電体または高誘電体を用
いた欠陥が少なく、面積の小さい容量を形成することが
可能になる。従って、集積度が飛躍的に高められた半導
体装置を歩留まりよく形成することができる。
る。
を示す概略図である。
を示す概略図である。
す概略図である。
略図である。
00ミクロンのSTOを焼結して形成したサセプターと
を用いて、6インチウエハー上にPZTを成膜したとき
の、連続成膜ウエハー枚数とウエハー内におけるパ−テ
イクル総数との関係を示した図である。
場合と、ステンレスとした場合について、6インチウエ
ハー上にPZTを成膜したときの、連続成膜ウエハー枚
数とウエハー内におけるパ−テイクル総数との関係を示
した図である。
テイクル総数との関係を示した図である。
供給方法を示す概略図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 有機金属材料ガスと酸化ガスとを原料ガ
スとして用いて真空容器の中で接触させて、基板上に金
属酸化物誘電体を気相成長させる際に用いられる気相成
長装置において、 前記原料ガスに接し、かつ原料ガスの分解温度以上とな
る装置部品の少なくとも原料ガスに接する面を、成長さ
せる金属酸化物誘電体材料と異なる材料で結晶系が同一
の金属酸化物誘電体材料(以下、高温部被覆誘電体材料
という。)で形成したことを特徴とする金属酸化物誘電
体材料の気相成長装置。 - 【請求項2】 前記高温部被覆誘電体材料は、SrTi
O3、BaTiO3、PbTiO3、Pb(Zr,Ti)
O3、(Ba,Sr)TiO3、(Pb,La)(Zr,
Ti)O3、(Pb,Nb)(Zr,Ti)O3およびS
rBi2Ta2O9からなる群より選ばれる材料であるこ
とを特徴とする請求項1記載の気相成長装置。 - 【請求項3】 前記の原料ガスに接しかつ原料ガスの分
解温度以上となる装置部品は、基板を支持するためのサ
セプターであることを特徴とする請求項1または2記載
の気相成長装置。 - 【請求項4】 有機金属材料ガスと酸化ガスとを原料ガ
スとして用いて真空容器の中で接触させて、基板上に金
属酸化物誘電体を気相成長させる際に用いられる気相成
長装置において、 前記原料ガスに接し、かつ原料ガスの分解温度以下とな
る装置部品の少なくとも原料ガスに接する面を、酸化ア
ルミニウムで形成したことを特徴とする金属酸化物誘電
体材料の気相成長装置。 - 【請求項5】 前記の原料ガスに接しかつ原料ガスの分
解温度以下となる装置部品は、金属酸化物誘電体の気相
成長を行う真空容器の内壁であることを特徴とする請求
項4記載の気相成長装置。 - 【請求項6】 前記の原料ガスに接しかつ原料ガスの分
解温度以下となる装置部品は、金属酸化物誘電体の気相
成長を行う真空容器内壁に配されたライナーであること
を特徴とする請求項4記載の気相成長装置。 - 【請求項7】 前記気相成長装置は、前記真空容器の壁
を加熱する壁加熱手段を有し、有機金属材料ガスが十分
な蒸気圧を持つ温度以上でかつ有機金属材料ガスの分解
温度以下の温度に設定されることを特徴とする請求項1
〜6のいずれかに記載の気相成長装置。 - 【請求項8】 前記気相成長装置は、前記真空容器へ各
原料ガスを導入する配管として、それぞれ独立した配管
を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記
載の気相成長装置。 - 【請求項9】 前記真空容器と、基板を加熱するための
ヒータを設けたヒータ室とが分離されて設けられ、その
間に差圧が生じるように排気されることを特徴とする請
求項1〜8のいずれかに記載の気相成長装置。 - 【請求項10】 前記真空容器と前記ヒータ室とは、基
板乗せ替えのためのピンが通過するための穴により連通
しており、基板がサセプターに載置された状態で基板に
より穴が塞がれて前記真空容器と前記ヒータ室とが分離
されることを特徴とする請求項9記載の気相成長装置。 - 【請求項11】 前記真空容器からの排気を行うための
排気ラインとして、ポンプにつながるメイン排気ライ
ン、および前記真空容器とポンプの間に水冷トラップを
備えたサブ排気ラインを備えた請求項1〜10のいずれ
かに記載の気相成長装置。 - 【請求項12】 前記真空容器はアルミニウムで形成さ
れていることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに
記載の気相成長装置。 - 【請求項13】 前記気相成長装置は、半導体装置の容
量膜の形成に用いられるものである請求項1〜12のい
ずれかに記載の気相成長装置。
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