JP2001041076A - 自動二輪車の排気ガスセンサ取付構造 - Google Patents
自動二輪車の排気ガスセンサ取付構造Info
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- JP2001041076A JP2001041076A JP11217053A JP21705399A JP2001041076A JP 2001041076 A JP2001041076 A JP 2001041076A JP 11217053 A JP11217053 A JP 11217053A JP 21705399 A JP21705399 A JP 21705399A JP 2001041076 A JP2001041076 A JP 2001041076A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/02—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles
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Abstract
(57)【要約】
【課題】部品点数の削減およびコストダウンを図った自
動二輪車の排気ガスセンサ取付構造を提供するにある。 【解決手段】エンジン16の前面から延びる四本のエキ
ゾーストパイプ23a〜23dを二本の前部集合管31
R,31Lによって一旦二本づつに集合させ、さらにこ
れらの前部集合管31R,31Lを一本の後部集合管3
2により一本に集合させたエンジン排気装置22を備え
る自動二輪車1において、左右の前部集合管31R,3
1Lのうち、一方の前部集合管31Lに排気ガスセンサ
33を取り付けたものである。
動二輪車の排気ガスセンサ取付構造を提供するにある。 【解決手段】エンジン16の前面から延びる四本のエキ
ゾーストパイプ23a〜23dを二本の前部集合管31
R,31Lによって一旦二本づつに集合させ、さらにこ
れらの前部集合管31R,31Lを一本の後部集合管3
2により一本に集合させたエンジン排気装置22を備え
る自動二輪車1において、左右の前部集合管31R,3
1Lのうち、一方の前部集合管31Lに排気ガスセンサ
33を取り付けたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車の排気
ガスセンサ取付構造に関する。
ガスセンサ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車等に搭載されるエンジンから
排出される排気ガスの浄化問題から、燃焼の制御精度を
向上させるためにO2(酸素)センサやA/F(空燃
比)センサ等の排気ガスセンサの設置が望まれている。
排出される排気ガスの浄化問題から、燃焼の制御精度を
向上させるためにO2(酸素)センサやA/F(空燃
比)センサ等の排気ガスセンサの設置が望まれている。
【0003】これらの排気ガスセンサの設置例として
は、例えば特開昭58−152116号公報や特開平6
−26375号公報に示すように、エンジンの前部から
下方を回って後方へ延びるエキゾーストパイプの、例え
ばエンジンの下方もしくは下後方に位置する部分に触媒
を配置し、この触媒の直前部に排気ガスセンサを配置し
た例がある。
は、例えば特開昭58−152116号公報や特開平6
−26375号公報に示すように、エンジンの前部から
下方を回って後方へ延びるエキゾーストパイプの、例え
ばエンジンの下方もしくは下後方に位置する部分に触媒
を配置し、この触媒の直前部に排気ガスセンサを配置し
た例がある。
【0004】また、多気筒エンジンの場合、複数個の排
気ガスセンサを各エキゾーストパイプに配置したものも
ある。
気ガスセンサを各エキゾーストパイプに配置したものも
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た位置に排気ガスセンサを配置すると、この排気ガスセ
ンサがエンジン下部に設けられるオイルパンに干渉する
虞があり、オイルパンの形状の変更を招く。その結果、
オイルパンの容量を十分に確保できなくなる。
た位置に排気ガスセンサを配置すると、この排気ガスセ
ンサがエンジン下部に設けられるオイルパンに干渉する
虞があり、オイルパンの形状の変更を招く。その結果、
オイルパンの容量を十分に確保できなくなる。
【0006】また、上述した位置に排気ガスセンサを配
置すると、自動二輪車の転倒時にこの排気ガスセンサを
破損する虞があり、好ましくない。
置すると、自動二輪車の転倒時にこの排気ガスセンサを
破損する虞があり、好ましくない。
【0007】さらに、多気筒エンジンの場合、各エキゾ
ーストパイプに排気ガスセンサを設けると部品点数が増
加し、コストアップに繋がる。
ーストパイプに排気ガスセンサを設けると部品点数が増
加し、コストアップに繋がる。
【0008】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、部品点数の削減およびコストダウンを図った自
動二輪車の排気ガスセンサ取付構造を提供することを目
的とする。
もので、部品点数の削減およびコストダウンを図った自
動二輪車の排気ガスセンサ取付構造を提供することを目
的とする。
【0009】本発明の他の目的は、エンジン下方のスペ
ースを有効に利用でき、オイルパンの容量を十分に確保
できると共に、転倒時の破損を防止した自動二輪車の排
気ガスセンサ取付構造を提供するにある。
ースを有効に利用でき、オイルパンの容量を十分に確保
できると共に、転倒時の破損を防止した自動二輪車の排
気ガスセンサ取付構造を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
の排気ガスセンサ取付構造は、上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載したように、エンジンの前面か
ら延びる四本のエキゾーストパイプを二本の前部集合管
によって一旦二本づつに集合させ、さらにこれらの前部
集合管を一本の後部集合管により一本に集合させたエン
ジン排気装置を備える自動二輪車において、上記左右の
前部集合管のうち、一方の前部集合管に排気ガスセンサ
を取り付けたものである。
の排気ガスセンサ取付構造は、上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載したように、エンジンの前面か
ら延びる四本のエキゾーストパイプを二本の前部集合管
によって一旦二本づつに集合させ、さらにこれらの前部
集合管を一本の後部集合管により一本に集合させたエン
ジン排気装置を備える自動二輪車において、上記左右の
前部集合管のうち、一方の前部集合管に排気ガスセンサ
を取り付けたものである。
【0011】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記エンジンは車体の車幅方
向に延びるクランクシャフトを備え、その一端にフライ
ホイールマグネト装置が設けられ、他端にクラッチ装置
が設けられると共に、上記排気ガスセンサを取り付ける
前部集合管を上記車体の中心を挟んで上記クラッチ装置
とは反対側に配置し、さらに上記排気ガスセンサを平面
視で上記エンジン下部に設けられるオイルパンの平面形
状に干渉しない位置に配置したものである。
求項2に記載したように、上記エンジンは車体の車幅方
向に延びるクランクシャフトを備え、その一端にフライ
ホイールマグネト装置が設けられ、他端にクラッチ装置
が設けられると共に、上記排気ガスセンサを取り付ける
前部集合管を上記車体の中心を挟んで上記クラッチ装置
とは反対側に配置し、さらに上記排気ガスセンサを平面
視で上記エンジン下部に設けられるオイルパンの平面形
状に干渉しない位置に配置したものである。
【0012】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項3に記載したように、上記排気ガスセンサを側面
視で上記フライホイールマグネト装置を覆うマグネトカ
バーの後方に配置し、さらに上記排気ガスセンサを上記
車体がバンク時に形成するバンク角の延長線とほぼ平行
に配置したものである。
請求項3に記載したように、上記排気ガスセンサを側面
視で上記フライホイールマグネト装置を覆うマグネトカ
バーの後方に配置し、さらに上記排気ガスセンサを上記
車体がバンク時に形成するバンク角の延長線とほぼ平行
に配置したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0014】図1は、この発明を適用した自動二輪車の
一例を示す左側面図である。図1に示すように、この自
動二輪車1は車体フレーム2を有し、その前方にヘッド
パイプ3が設けられる。ヘッドパイプ3には図示しない
サスペンション機構を内装し、前輪4を回動自在に支持
する左右一対のフロントフォーク5等から構成されるス
テアリング機構6が設けられる。
一例を示す左側面図である。図1に示すように、この自
動二輪車1は車体フレーム2を有し、その前方にヘッド
パイプ3が設けられる。ヘッドパイプ3には図示しない
サスペンション機構を内装し、前輪4を回動自在に支持
する左右一対のフロントフォーク5等から構成されるス
テアリング機構6が設けられる。
【0015】一方、車体フレーム2は、例えばツインチ
ューブ型のもので、ヘッドパイプ3の直後で左右方向に
拡開された後、互いに平行に後斜下方に延びる左右一対
のタンクレール7と、このタンクレール7の後端部に接
続され、略上下方向に向かって延びる左右一対のセンタ
ーフレーム8と、このセンターフレーム8の後上端から
後方に延びる左右一対のシートレール9とから構成され
る。
ューブ型のもので、ヘッドパイプ3の直後で左右方向に
拡開された後、互いに平行に後斜下方に延びる左右一対
のタンクレール7と、このタンクレール7の後端部に接
続され、略上下方向に向かって延びる左右一対のセンタ
ーフレーム8と、このセンターフレーム8の後上端から
後方に延びる左右一対のシートレール9とから構成され
る。
【0016】タンクレール7の上方には燃料タンク10
が配置され、シートレール9の上方には運転シート11
が配置される。また、センターフレーム8の中央下部に
はピボット軸12が架設され、このピボット軸12にス
イングアーム13がピボット軸12廻りにスイング自在
に枢着される。そして、このスイングアーム13の後端
に後輪14が回動自在に軸支される。
が配置され、シートレール9の上方には運転シート11
が配置される。また、センターフレーム8の中央下部に
はピボット軸12が架設され、このピボット軸12にス
イングアーム13がピボット軸12廻りにスイング自在
に枢着される。そして、このスイングアーム13の後端
に後輪14が回動自在に軸支される。
【0017】さらに、この自動二輪車1は車体1の前部
が流線形のカウリング15で覆われており、走行中の空
気抵抗低減と、走行風圧からのライダの保護とが図られ
ている。
が流線形のカウリング15で覆われており、走行中の空
気抵抗低減と、走行風圧からのライダの保護とが図られ
ている。
【0018】図2は、カウリング15を取り除いた状態
の車体1中央部の左側面図である。図1および図2に示
すように、車体1中央下部の、燃料タンク10下方には
エンジン16が配置される。このエンジン16は例えば
水冷並列四気筒エンジンであり、図示しない四本のシリ
ンダ(気筒)を一体に備えたシリンダアッセンブリ17
がクランクケース18の上部にやや前傾した状態で車体
1の幅方向に配置されたものである。また、ヘッドパイ
プ3の下方でエンジン16の前方にはエンジン冷却用の
ラジエター19が配置される。
の車体1中央部の左側面図である。図1および図2に示
すように、車体1中央下部の、燃料タンク10下方には
エンジン16が配置される。このエンジン16は例えば
水冷並列四気筒エンジンであり、図示しない四本のシリ
ンダ(気筒)を一体に備えたシリンダアッセンブリ17
がクランクケース18の上部にやや前傾した状態で車体
1の幅方向に配置されたものである。また、ヘッドパイ
プ3の下方でエンジン16の前方にはエンジン冷却用の
ラジエター19が配置される。
【0019】シリンダアッセンブリ17の後上方には燃
料供給装置20が接続され、その上流側にはエアクリー
ナ21が接続される。また、シリンダアッセンブリ17
の前方にはエンジン排気装置22を構成するエキゾース
トパイプ23a〜23dが接続され、その下流側にはマ
フラ24が接続される。
料供給装置20が接続され、その上流側にはエアクリー
ナ21が接続される。また、シリンダアッセンブリ17
の前方にはエンジン排気装置22を構成するエキゾース
トパイプ23a〜23dが接続され、その下流側にはマ
フラ24が接続される。
【0020】図3は、図2のIII矢視図、すなわちエ
ンジン16の正面図である。また、図4(a)はエンジ
ン排気装置22単体の平面図であり、図4(b)はエン
ジン排気装置22単体の左側面図である。
ンジン16の正面図である。また、図4(a)はエンジ
ン排気装置22単体の平面図であり、図4(b)はエン
ジン排気装置22単体の左側面図である。
【0021】図3に示すように、この自動二輪車1に搭
載されるエンジン16は上述したように並列四気筒エン
ジンであり、車幅方向に延びるクランクシャフト25を
そのクランクケース18内に備える。クランクシャフト
25の一端、本実施形態においては車両の進行方向に向
かって左側の端部(図3においては右側端部)にはフラ
イホイールマグネト装置26が設けられ、外方よりマグ
ネトカバー27によって覆われる。一方、クランクシャ
フト25の他端にはクラッチ装置28が設けられ、外方
よりクラッチカバー29によって覆われる。
載されるエンジン16は上述したように並列四気筒エン
ジンであり、車幅方向に延びるクランクシャフト25を
そのクランクケース18内に備える。クランクシャフト
25の一端、本実施形態においては車両の進行方向に向
かって左側の端部(図3においては右側端部)にはフラ
イホイールマグネト装置26が設けられ、外方よりマグ
ネトカバー27によって覆われる。一方、クランクシャ
フト25の他端にはクラッチ装置28が設けられ、外方
よりクラッチカバー29によって覆われる。
【0022】図2、図3、図4(a)および図4(b)
に示すように、各シリンダアッセンブリ17の前部には
四本のエキゾーストパイプ23a〜23dの上流端が接
続される。ここで、これらのエキゾーストパイプ23a
〜23dを便宜上、車両の進行方向に向かって右(図3
においては左)から一番パイプ23a、二番パイプ23
b、三番パイプ23c、そして四番パイプ23dとす
る。
に示すように、各シリンダアッセンブリ17の前部には
四本のエキゾーストパイプ23a〜23dの上流端が接
続される。ここで、これらのエキゾーストパイプ23a
〜23dを便宜上、車両の進行方向に向かって右(図3
においては左)から一番パイプ23a、二番パイプ23
b、三番パイプ23c、そして四番パイプ23dとす
る。
【0023】各エキゾーストパイプ23a〜23dはエ
ンジン16の前面から一旦下方に向かって延びた後、エ
ンジン16の下部を回って後方に延びる。各エキゾース
トパイプ23a〜23dは、エンジン16のクランクケ
ース18下部に設けられたオイルパン30近傍で一番及
び二番パイプ23a,23bが右側の前部集合管31R
により、また、三番および四番パイプ23c,23dが
左側の前部集合管31Lにより一旦二本づつに集合さ
れ、さらにこれらの前部集合管31R,31Lが一本の
後部集合管32により一本に集合された後、再び左右に
二分割されてそれぞれ左右のマフラ24に接続される。
そして、左右のマフラ24を除いた他の排気装置22、
すなわち各エキゾーストパイプ23a〜23d、左右の
前部集合管31R,31Lおよび後部集合管32は上述
したカウリング15内に収容される。
ンジン16の前面から一旦下方に向かって延びた後、エ
ンジン16の下部を回って後方に延びる。各エキゾース
トパイプ23a〜23dは、エンジン16のクランクケ
ース18下部に設けられたオイルパン30近傍で一番及
び二番パイプ23a,23bが右側の前部集合管31R
により、また、三番および四番パイプ23c,23dが
左側の前部集合管31Lにより一旦二本づつに集合さ
れ、さらにこれらの前部集合管31R,31Lが一本の
後部集合管32により一本に集合された後、再び左右に
二分割されてそれぞれ左右のマフラ24に接続される。
そして、左右のマフラ24を除いた他の排気装置22、
すなわち各エキゾーストパイプ23a〜23d、左右の
前部集合管31R,31Lおよび後部集合管32は上述
したカウリング15内に収容される。
【0024】ところで、本発明に係る自動二輪車1は詳
細には図示しないが排気ガスの浄化装置を備える。この
浄化装置は、例えば排気ガス中の酸素濃度を検出し、こ
の検出値に応じて空燃比を変化させることにより排気ガ
ス中の一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)、窒素酸
化物(NOx)等の有害成分の生成を低下させるもので
ある。また、排気系統内に触媒を設ければ、その排気ガ
ス浄化効率をさらに向上させることができる。
細には図示しないが排気ガスの浄化装置を備える。この
浄化装置は、例えば排気ガス中の酸素濃度を検出し、こ
の検出値に応じて空燃比を変化させることにより排気ガ
ス中の一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)、窒素酸
化物(NOx)等の有害成分の生成を低下させるもので
ある。また、排気系統内に触媒を設ければ、その排気ガ
ス浄化効率をさらに向上させることができる。
【0025】本発明においては排気ガス中の酸素濃度を
検出する手段としてO2(酸素)センサやA/F(空燃
比)センサ等の排気ガスセンサ33が用いられる。この
排気ガスセンサ33は、左右の前部集合管31R,31
Lのうち一方の前部集合管、好ましくは車体1の中心を
挟んでクラッチ装置28とは反対側の前部集合管、本実
施形態においては図4(a)および(b)に示すよう
に、左側の前部集合管31Lに取り付けられる。
検出する手段としてO2(酸素)センサやA/F(空燃
比)センサ等の排気ガスセンサ33が用いられる。この
排気ガスセンサ33は、左右の前部集合管31R,31
Lのうち一方の前部集合管、好ましくは車体1の中心を
挟んでクラッチ装置28とは反対側の前部集合管、本実
施形態においては図4(a)および(b)に示すよう
に、左側の前部集合管31Lに取り付けられる。
【0026】図5は、図4(a)に示した排気ガスセン
サ33取付部分の拡大図であり、図6は図5のVI−V
I線に沿う断面図である。図5に示すように、排気ガス
センサ33は平面視でオイルパン30の平面形状に干渉
しない位置に配置されると共に、図2に示すように、側
面視でマグネトカバー27の後方に配置される。さら
に、図3および図6に示すように、排気ガスセンサ33
は車体1がバンク時に形成するバンク角の延長線34と
ほぼ平行に配置される。
サ33取付部分の拡大図であり、図6は図5のVI−V
I線に沿う断面図である。図5に示すように、排気ガス
センサ33は平面視でオイルパン30の平面形状に干渉
しない位置に配置されると共に、図2に示すように、側
面視でマグネトカバー27の後方に配置される。さら
に、図3および図6に示すように、排気ガスセンサ33
は車体1がバンク時に形成するバンク角の延長線34と
ほぼ平行に配置される。
【0027】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
る。
【0028】エンジン16の前面から延びる四本のエキ
ゾーストパイプ23a〜23dを前部集合管31R,3
1Lによって一旦二本づつに集合させ、さらにこれらの
前部集合管31R,31Lを後部集合管32により一本
に集合させた自動二輪車1のエンジン排気装置22の、
左右の前部集合管31R,31Lのうち、一方の、本実
施形態においては左側の前部集合管31Lに排気ガスセ
ンサ33を取り付けたことにより、複数個の排気ガスセ
ンサ33を各エキゾーストパイプに配置した従来のもの
に比べて部品点数が大幅に削減でき、コストダウンを図
ることができる。
ゾーストパイプ23a〜23dを前部集合管31R,3
1Lによって一旦二本づつに集合させ、さらにこれらの
前部集合管31R,31Lを後部集合管32により一本
に集合させた自動二輪車1のエンジン排気装置22の、
左右の前部集合管31R,31Lのうち、一方の、本実
施形態においては左側の前部集合管31Lに排気ガスセ
ンサ33を取り付けたことにより、複数個の排気ガスセ
ンサ33を各エキゾーストパイプに配置した従来のもの
に比べて部品点数が大幅に削減でき、コストダウンを図
ることができる。
【0029】また、排気ガスセンサ33が取り付けられ
た左側の前部集合管31Lは、車体1の中心を挟んでク
ラッチ装置28とは反対側に配置されており、さらに排
気ガスセンサ33を平面視でオイルパン30の平面形状
に干渉しない位置に配置したことにより、エンジン16
下方のスペースが有効に利用でき、オイルパン30の容
量を十分に確保できる。
た左側の前部集合管31Lは、車体1の中心を挟んでク
ラッチ装置28とは反対側に配置されており、さらに排
気ガスセンサ33を平面視でオイルパン30の平面形状
に干渉しない位置に配置したことにより、エンジン16
下方のスペースが有効に利用でき、オイルパン30の容
量を十分に確保できる。
【0030】また、排気ガスセンサ33を側面視でマグ
ネトカバー27の後方に配置し、さらに排気ガスセンサ
33を車体1がバンク時に形成するバンク角の延長線3
4とほぼ平行に配置したことにより、例え自動二輪車1
が転倒時しても排気ガスセンサ33が破損する可能性が
低下する。特に、排気ガスセンサ33が取り付けられた
左側の前部集合管31Lは車体1の前部を覆うカウリン
グ15内に配置されているため、排気ガスセンサ33は
自動二輪車1の転倒時のみならず、通常の走行状態にお
いても十分に保護される。
ネトカバー27の後方に配置し、さらに排気ガスセンサ
33を車体1がバンク時に形成するバンク角の延長線3
4とほぼ平行に配置したことにより、例え自動二輪車1
が転倒時しても排気ガスセンサ33が破損する可能性が
低下する。特に、排気ガスセンサ33が取り付けられた
左側の前部集合管31Lは車体1の前部を覆うカウリン
グ15内に配置されているため、排気ガスセンサ33は
自動二輪車1の転倒時のみならず、通常の走行状態にお
いても十分に保護される。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車の排気ガスセンサ取付構造によれば、エンジンの
前面から延びる四本のエキゾーストパイプを二本の前部
集合管によって一旦二本づつに集合させ、さらにこれら
の前部集合管を一本の後部集合管により一本に集合させ
たエンジン排気装置を備える自動二輪車において、上記
左右の前部集合管のうち、一方の前部集合管に排気ガス
センサを取り付けたため、部品点数の削減およびコスト
ダウンを図ることができる。
二輪車の排気ガスセンサ取付構造によれば、エンジンの
前面から延びる四本のエキゾーストパイプを二本の前部
集合管によって一旦二本づつに集合させ、さらにこれら
の前部集合管を一本の後部集合管により一本に集合させ
たエンジン排気装置を備える自動二輪車において、上記
左右の前部集合管のうち、一方の前部集合管に排気ガス
センサを取り付けたため、部品点数の削減およびコスト
ダウンを図ることができる。
【0032】また、上記エンジンは車体の車幅方向に延
びるクランクシャフトを備え、その一端にフライホイー
ルマグネト装置が設けられ、他端にクラッチ装置が設け
られると共に、上記排気ガスセンサを取り付ける前部集
合管を上記車体の中心を挟んで上記クラッチ装置とは反
対側に配置し、さらに上記排気ガスセンサを平面視で上
記エンジン下部に設けられるオイルパンの平面形状に干
渉しない位置に配置したため、エンジン下方のスペース
が有効に利用でき、オイルパンの容量も十分に確保でき
る。
びるクランクシャフトを備え、その一端にフライホイー
ルマグネト装置が設けられ、他端にクラッチ装置が設け
られると共に、上記排気ガスセンサを取り付ける前部集
合管を上記車体の中心を挟んで上記クラッチ装置とは反
対側に配置し、さらに上記排気ガスセンサを平面視で上
記エンジン下部に設けられるオイルパンの平面形状に干
渉しない位置に配置したため、エンジン下方のスペース
が有効に利用でき、オイルパンの容量も十分に確保でき
る。
【0033】さらに、上記排気ガスセンサを側面視で上
記フライホイールマグネト装置を覆うマグネトカバーの
後方に配置し、さらに上記排気ガスセンサを上記車体が
バンク時に形成するバンク角の延長線とほぼ平行に配置
したため、転倒時の排気ガスセンサの破損が防止でき
る。
記フライホイールマグネト装置を覆うマグネトカバーの
後方に配置し、さらに上記排気ガスセンサを上記車体が
バンク時に形成するバンク角の延長線とほぼ平行に配置
したため、転倒時の排気ガスセンサの破損が防止でき
る。
【図1】本発明に係る自動二輪車の排気ガスセンサ取付
構造の一実施形態を示す自動二輪車の左側面図。
構造の一実施形態を示す自動二輪車の左側面図。
【図2】カウリングを取り除いた状態の車体中央部の左
側面図。
側面図。
【図3】図2のIII矢視図。
【図4】(a)および(b)は、それぞれエンジン排気
装置単体の平面図および左側面図。
装置単体の平面図および左側面図。
【図5】図4(a)に示す排気ガスセンサ取付部分の拡
大図。
大図。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図。
1 自動二輪車(車体) 16 エンジン 22 エンジン排気装置 23a〜23d エキゾーストパイプ 25 クランクシャフト 26 フライホイールマグネト装置 27 マグネトカバー 28 クラッチ装置 30 オイルパン 31R,31L 前部集合管 32 後部集合管 33 排気ガスセンサ 34 バンク角の延長線
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジンの前面から延びる四本のエキゾ
ーストパイプを二本の前部集合管によって一旦二本づつ
に集合させ、さらにこれらの前部集合管を一本の後部集
合管により一本に集合させたエンジン排気装置を備える
自動二輪車において、上記左右の前部集合管31R,3
1Lのうち、一方の前部集合管31Lに排気ガスセンサ
33を取り付けたことを特徴とする自動二輪車の排気ガ
スセンサ取付構造。 - 【請求項2】 上記エンジン16は車体1の車幅方向に
延びるクランクシャフト25を備え、その一端にフライ
ホイールマグネト装置26が設けられ、他端にクラッチ
装置28が設けられると共に、上記排気ガスセンサ33
を取り付ける前部集合管31Lを上記車体1の中心を挟
んで上記クラッチ装置28とは反対側に配置し、さらに
上記排気ガスセンサ33を平面視で上記エンジン16下
部に設けられるオイルパン30の平面形状に干渉しない
位置に配置した請求項1記載の自動二輪車の排気ガスセ
ンサ取付構造。 - 【請求項3】 上記排気ガスセンサ33を側面視で上記
フライホイールマグネト装置26を覆うマグネトカバー
27の後方に配置し、さらに上記排気ガスセンサ33を
上記車体1がバンク時に形成するバンク角の延長線34
とほぼ平行に配置した請求項2記載の自動二輪車の排気
ガスセンサ取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11217053A JP2001041076A (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 自動二輪車の排気ガスセンサ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11217053A JP2001041076A (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 自動二輪車の排気ガスセンサ取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001041076A true JP2001041076A (ja) | 2001-02-13 |
JP2001041076A5 JP2001041076A5 (ja) | 2004-10-28 |
Family
ID=16698100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11217053A Pending JP2001041076A (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 自動二輪車の排気ガスセンサ取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001041076A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003090216A (ja) * | 2001-09-17 | 2003-03-28 | Yamaha Motor Co Ltd | 自動二輪車の排気センサ配置構造 |
JP2006307693A (ja) * | 2005-04-27 | 2006-11-09 | Suzuki Motor Corp | 自動二輪車の排気装置 |
JP2008279811A (ja) * | 2007-05-08 | 2008-11-20 | Suzuki Motor Corp | スクーター型車両 |
US7562592B2 (en) * | 2004-09-30 | 2009-07-21 | Honda Motor Co., Ltd. | Mounting structure for an air-fuel ratio sensor in a motorcycle, and exhaust subassembly including same |
DE10320247B4 (de) * | 2002-05-15 | 2010-03-18 | Suzuki Motor Corp., Hamamatsu-Shi | Motorrad des Rollertyps |
-
1999
- 1999-07-30 JP JP11217053A patent/JP2001041076A/ja active Pending
Cited By (5)
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---|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060912 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061110 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061219 |