JP2001032348A - 排水トラップ - Google Patents
排水トラップInfo
- Publication number
- JP2001032348A JP2001032348A JP11207208A JP20720899A JP2001032348A JP 2001032348 A JP2001032348 A JP 2001032348A JP 11207208 A JP11207208 A JP 11207208A JP 20720899 A JP20720899 A JP 20720899A JP 2001032348 A JP2001032348 A JP 2001032348A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drain
- fitted
- trap
- lid
- hose joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 防水パンを用いることなくコンパクトで体裁
よく用いられ、かつ排水管の管径が異なる場合にも異径
ソケットを用いることにより、排水管にセットすること
ができ、施行工事が容易でしかも排水管内の高流速の維
持で排水口のごみ詰り現象がなく安全に用いられる。 【解決手段】 床面Aの排水口Bに嵌合され、床面上に
載置される蓋体1に、排水孔2のあるホースジョイント
3と、該ホースジョイント3を内装する防水ボックス4
と、大径筒部5と小径筒部6とをテーパー状の傾斜壁部
7で一体成形された異径筒状ソケット8とを備え、該筒
状ソケット8の小径筒部6に排水管Cを接続すると共
に、該排水管C中に嵌入され、オーバーフロー孔9のあ
る封水カップ体10と、該封水カップ体10の内周部と
下部とに流水用隙間をあけて封水カップ体10中に嵌挿
保持される排水筒体状のトラップ形成体11とを前記蓋
体1に嵌装配備し、さらに前記トラップ形成体11内で
流水用隙間をあけて、前記ホースジョイント3より一体
または接着剤で連結延在される案内パイプ12を配備し
た。
よく用いられ、かつ排水管の管径が異なる場合にも異径
ソケットを用いることにより、排水管にセットすること
ができ、施行工事が容易でしかも排水管内の高流速の維
持で排水口のごみ詰り現象がなく安全に用いられる。 【解決手段】 床面Aの排水口Bに嵌合され、床面上に
載置される蓋体1に、排水孔2のあるホースジョイント
3と、該ホースジョイント3を内装する防水ボックス4
と、大径筒部5と小径筒部6とをテーパー状の傾斜壁部
7で一体成形された異径筒状ソケット8とを備え、該筒
状ソケット8の小径筒部6に排水管Cを接続すると共
に、該排水管C中に嵌入され、オーバーフロー孔9のあ
る封水カップ体10と、該封水カップ体10の内周部と
下部とに流水用隙間をあけて封水カップ体10中に嵌挿
保持される排水筒体状のトラップ形成体11とを前記蓋
体1に嵌装配備し、さらに前記トラップ形成体11内で
流水用隙間をあけて、前記ホースジョイント3より一体
または接着剤で連結延在される案内パイプ12を配備し
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗い場或いはバス
ルームやマンションの台所、洗面所、ベランダ或いは各
種キャビネット内など床面の排水口に取り付けられる排
水トラップ、特に洗濯機などの排水ホースを接続連結す
る排水トラップに関するものである。
ルームやマンションの台所、洗面所、ベランダ或いは各
種キャビネット内など床面の排水口に取り付けられる排
水トラップ、特に洗濯機などの排水ホースを接続連結す
る排水トラップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の排水トラップは、ホースジョイン
トが設けられ、洗濯機の排水ホースと接続され、排水ホ
ースから流出する廃水(汚水)を床下に配設した排水管
に案内するために用いられており、廃水は、ホースジョ
イントから排水トラップ内に流れ込み、排水管側に送ら
れる構造となっている。このような排水トラップでは、
実公昭60−15824号公報のように、組み込みやす
くするため排水管の排水口に取り付けられるリング体の
下面部から接続用の筒状部を下方向に突出させ、この筒
状部の内周の吊持フランジにオーバーフロー孔を周面上
部に備えたカップ体を隙間を介して嵌入吊持させ、この
カップ体にはホースを挿入するようになっている。した
がって、床の排水口に取り付ける場合には、まず、排水
管の排水口にリング体の筒状部を嵌入し、筒状部の吊持
フランジにカップ体を隙間を介して嵌入吊持させ、この
カップ体にホースを挿入して排水トラップとして用いる
ものが知られている。
トが設けられ、洗濯機の排水ホースと接続され、排水ホ
ースから流出する廃水(汚水)を床下に配設した排水管
に案内するために用いられており、廃水は、ホースジョ
イントから排水トラップ内に流れ込み、排水管側に送ら
れる構造となっている。このような排水トラップでは、
実公昭60−15824号公報のように、組み込みやす
くするため排水管の排水口に取り付けられるリング体の
下面部から接続用の筒状部を下方向に突出させ、この筒
状部の内周の吊持フランジにオーバーフロー孔を周面上
部に備えたカップ体を隙間を介して嵌入吊持させ、この
カップ体にはホースを挿入するようになっている。した
がって、床の排水口に取り付ける場合には、まず、排水
管の排水口にリング体の筒状部を嵌入し、筒状部の吊持
フランジにカップ体を隙間を介して嵌入吊持させ、この
カップ体にホースを挿入して排水トラップとして用いる
ものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の排水トラッ
プは、リング体の下面部から予め定められた管径の筒状
部が1本だけ下方向に突出しているので、筒状部と排水
管の管径が異なる場合、2種類の排水トラップを用意せ
ざるを得ず、その結果、製造作業や施工作業の複雑化や
煩雑化を招くという問題があった。また、排水管の管径
が小さいもの特に排水管内に封水筒を装入する形態で
は、トラップ形成機構が挟隘部分に納められるために排
水流路が十分確保できず、溢流・漏水現象が多発し防水
パンが必要となり不経済で体裁も悪く、その上、洗濯の
際に生ずる糸くずその他のごみ類が流路に詰って水捌け
が悪くなるし、掃除をも頻繁にしなくてはならない不具
合が生ずる欠点があった。
プは、リング体の下面部から予め定められた管径の筒状
部が1本だけ下方向に突出しているので、筒状部と排水
管の管径が異なる場合、2種類の排水トラップを用意せ
ざるを得ず、その結果、製造作業や施工作業の複雑化や
煩雑化を招くという問題があった。また、排水管の管径
が小さいもの特に排水管内に封水筒を装入する形態で
は、トラップ形成機構が挟隘部分に納められるために排
水流路が十分確保できず、溢流・漏水現象が多発し防水
パンが必要となり不経済で体裁も悪く、その上、洗濯の
際に生ずる糸くずその他のごみ類が流路に詰って水捌け
が悪くなるし、掃除をも頻繁にしなくてはならない不具
合が生ずる欠点があった。
【0004】本発明は、これら従来の不便さを排除しよ
うとするもので、防水パンを用いることなくコンパクト
で体裁よく用いられ、かつ排水管の管径が異なる場合に
も異経ソケットを用いることにより排水管にセットする
ことができ、施行工事が容易で、しかも排水管内の高流
速の維持で排水口のごみ詰り現象がなく安全に用いられ
る低コストの排水トラップを提供することを目的として
いる。
うとするもので、防水パンを用いることなくコンパクト
で体裁よく用いられ、かつ排水管の管径が異なる場合に
も異経ソケットを用いることにより排水管にセットする
ことができ、施行工事が容易で、しかも排水管内の高流
速の維持で排水口のごみ詰り現象がなく安全に用いられ
る低コストの排水トラップを提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、床面の排水口
に嵌合され床面上に載置される蓋体に、排水孔のあるホ
ースジョイントと、該ホースジョイントを内装する防水
ボックスと、大径筒部と小径筒部とを傾斜壁部で一体成
形された異径筒状ソケットとを備え、該筒状ソケットの
小径筒部に排水管を接続すると共に、該排水管中に嵌入
され、オーバーフロー孔のある封水カップ体と、該封水
カップ体の内周部と下部とに流水用隙間をあけて封水カ
ップ体内に嵌挿保持されるトラップ形成体とを前記蓋体
に嵌装配備し、さらに前記トラップ形成体内で流水用隙
間をあけて、前記ホースジョイントより延在される案内
パイプを配備している。
に嵌合され床面上に載置される蓋体に、排水孔のあるホ
ースジョイントと、該ホースジョイントを内装する防水
ボックスと、大径筒部と小径筒部とを傾斜壁部で一体成
形された異径筒状ソケットとを備え、該筒状ソケットの
小径筒部に排水管を接続すると共に、該排水管中に嵌入
され、オーバーフロー孔のある封水カップ体と、該封水
カップ体の内周部と下部とに流水用隙間をあけて封水カ
ップ体内に嵌挿保持されるトラップ形成体とを前記蓋体
に嵌装配備し、さらに前記トラップ形成体内で流水用隙
間をあけて、前記ホースジョイントより延在される案内
パイプを配備している。
【0006】請求項1記載の発明によれば、床面上に載
置される蓋体に防水ボックスと、異径筒状ソケットとが
配備されているので、排水トラップでの排水流路が十分
確保でき漏水することなく、排水管路内での高流速の維
持が確実にできて詰り現象がなく安全に用いられ、しか
も蓋体から外側筒部と内側筒部がそれぞれ突出している
ので、外側筒部または内側筒部と排水管との管径が異径
の場合にも、排水管に外側筒部または内側筒部を接続
し、外側筒部よりも排水管の管径が小さい場合或いは大
きい場合にも排水管を筒状ソケットで外側筒部と内側筒
部に接続すればよく、また、ホースジョイント、封水カ
ップ体やトラップ形成体が着脱自在なので、排水口から
ホースジョイント、封水カップ体やトラップ形成体を取
り外して清掃することが可能である。
置される蓋体に防水ボックスと、異径筒状ソケットとが
配備されているので、排水トラップでの排水流路が十分
確保でき漏水することなく、排水管路内での高流速の維
持が確実にできて詰り現象がなく安全に用いられ、しか
も蓋体から外側筒部と内側筒部がそれぞれ突出している
ので、外側筒部または内側筒部と排水管との管径が異径
の場合にも、排水管に外側筒部または内側筒部を接続
し、外側筒部よりも排水管の管径が小さい場合或いは大
きい場合にも排水管を筒状ソケットで外側筒部と内側筒
部に接続すればよく、また、ホースジョイント、封水カ
ップ体やトラップ形成体が着脱自在なので、排水口から
ホースジョイント、封水カップ体やトラップ形成体を取
り外して清掃することが可能である。
【0007】本発明では、請求項1に記載の排水トラッ
プにおいて、前記蓋体に設けた雌ねじ部に、防水ボック
スに設けた雄ねじ部を着脱自在に螺合し、蓋体に嵌装し
た前記ホースジョイント及びトラップ形成体を介して封
水カップ体を固定装備してなることと、前記ホースジョ
イントが、前記蓋体に嵌合するフランジ部を形成し、該
フランジ部に複数の排水孔と、シールリングとなるパッ
キンの嵌合段部及び嵌合凹溝とを設け、該嵌合段部と嵌
合凹溝に嵌装されたパッキンを前記蓋体と防水ボックス
との間に介在して圧接保持したことを特徴とする。
プにおいて、前記蓋体に設けた雌ねじ部に、防水ボック
スに設けた雄ねじ部を着脱自在に螺合し、蓋体に嵌装し
た前記ホースジョイント及びトラップ形成体を介して封
水カップ体を固定装備してなることと、前記ホースジョ
イントが、前記蓋体に嵌合するフランジ部を形成し、該
フランジ部に複数の排水孔と、シールリングとなるパッ
キンの嵌合段部及び嵌合凹溝とを設け、該嵌合段部と嵌
合凹溝に嵌装されたパッキンを前記蓋体と防水ボックス
との間に介在して圧接保持したことを特徴とする。
【0008】また、本発明では請求項1記載の排水トラ
ップにおいて、前記蓋体が、取付孔のある円板体と、該
円板体の下面に外側筒部と内側筒部とが間隔をあけて同
心円上に垂下されて一体に突出成形されたものからな
り、外側筒部に前記筒状ソケットを嵌合し、内側筒部の
内周面側に突設したフランジ部に前記封水カップ体を嵌
挿支持して備えたことと、前記防水ボックスが、円筒ま
たは角筒のケースからなり、底部に中心孔を有し、底面
に雌ねじ部のあるねじ筒部或いは脚部を突設すると共
に、締付操作用の凹凸部或いは操作片を備えてなること
を特徴としている。
ップにおいて、前記蓋体が、取付孔のある円板体と、該
円板体の下面に外側筒部と内側筒部とが間隔をあけて同
心円上に垂下されて一体に突出成形されたものからな
り、外側筒部に前記筒状ソケットを嵌合し、内側筒部の
内周面側に突設したフランジ部に前記封水カップ体を嵌
挿支持して備えたことと、前記防水ボックスが、円筒ま
たは角筒のケースからなり、底部に中心孔を有し、底面
に雌ねじ部のあるねじ筒部或いは脚部を突設すると共
に、締付操作用の凹凸部或いは操作片を備えてなること
を特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。この実施の形態における排水トラ
ップは、図1乃至図5に示すように、床面Aの排水口B
にホースDの接続用のホースジョイント3を取付ける蓋
体1を載置固定し、筒状ソケット8を介して排水管Cに
連結される。この蓋体1には外側筒部11 と内側筒部
12 とを間隔をおいて同心的に設け、該外側筒部11
に嵌挿される筒状ソケット8と、該筒状ソケット8の内
部に挿入され、かつ前記蓋体2の内側筒部12 に嵌装
保持されるオーバーフロー孔9のある封水カップ体10
と、該封水カップ体10の内周部と、下部とに流水用隙
間をあけて配備されるトラップ形成体11とを備えると
共に、前記蓋体1にパッキン15,16を介してホース
ジョイント2が防水ボックス4で着脱自在に装備されて
保持するようにしている。
を参照して説明する。この実施の形態における排水トラ
ップは、図1乃至図5に示すように、床面Aの排水口B
にホースDの接続用のホースジョイント3を取付ける蓋
体1を載置固定し、筒状ソケット8を介して排水管Cに
連結される。この蓋体1には外側筒部11 と内側筒部
12 とを間隔をおいて同心的に設け、該外側筒部11
に嵌挿される筒状ソケット8と、該筒状ソケット8の内
部に挿入され、かつ前記蓋体2の内側筒部12 に嵌装
保持されるオーバーフロー孔9のある封水カップ体10
と、該封水カップ体10の内周部と、下部とに流水用隙
間をあけて配備されるトラップ形成体11とを備えると
共に、前記蓋体1にパッキン15,16を介してホース
ジョイント2が防水ボックス4で着脱自在に装備されて
保持するようにしている。
【0010】
【実施例】本願発明の実施例では、床面Aの排水口Bに
嵌合され、床面上に載置される蓋体1に、排水孔2のあ
るホースジョイント3と、該ホースジョイント3を内装
する防水ボックス4と、大径筒部5と小径筒部6とをテ
ーパー状の傾斜壁部7で一体成形された異径筒状ソケッ
ト8とを備え、該筒状ソケット8の小径筒部6に排水管
Cを接続すると共に、該排水管C中に嵌入され、オーバ
ーフロー孔9のある封水カップ体10と、該封水カップ
体10の内周部と下部とに流水用隙間をあけて封水カッ
プ体10中に嵌挿保持される排水筒体状のトラップ形成
体11とを前記蓋体1に嵌装配備し、さらに前記トラッ
プ形成体11内で流水用隙間をあけて、前記ホースジョ
イント3より一体または接着剤で連結延在される案内パ
イプ12を配備して排水トラップとしてある。そして、
前記蓋体1に設けた雌ねじ部13に、防水ボックス4に
設けた雄ねじ部14を着脱自在に螺合し、蓋体に1に嵌
装した前記ホースジョイント3及びトラップ形成体11
を介して封水カップ体10を固定装備できるようにして
ある。 (図1及び図2)前記蓋体1は、耐衝撃性、耐腐性、お
よび耐熱性などに優れたABS樹脂などでリング形に成
形され、複数の取付孔17(本実施形態では3個)が周
方向に間隔をおいて穿設されている。この蓋体1の下面
部には接続用の外側筒部11 が垂下して一体的に突出
成形され、蓋体1の内周部には外側筒部11 の中に位
置する接続用の内側筒部12 が垂下して一体的に突出
成形されている。これら外側筒部11 と内側筒部12
は、最も多用される拡径の排水管C又は縮径の排水管に
外側筒部11 又は内側筒部12 が接続可能なよう同心
的に突設され、外側筒部11 と内側筒部12 の間に接
続用のすきまが形成されている。(図3)
嵌合され、床面上に載置される蓋体1に、排水孔2のあ
るホースジョイント3と、該ホースジョイント3を内装
する防水ボックス4と、大径筒部5と小径筒部6とをテ
ーパー状の傾斜壁部7で一体成形された異径筒状ソケッ
ト8とを備え、該筒状ソケット8の小径筒部6に排水管
Cを接続すると共に、該排水管C中に嵌入され、オーバ
ーフロー孔9のある封水カップ体10と、該封水カップ
体10の内周部と下部とに流水用隙間をあけて封水カッ
プ体10中に嵌挿保持される排水筒体状のトラップ形成
体11とを前記蓋体1に嵌装配備し、さらに前記トラッ
プ形成体11内で流水用隙間をあけて、前記ホースジョ
イント3より一体または接着剤で連結延在される案内パ
イプ12を配備して排水トラップとしてある。そして、
前記蓋体1に設けた雌ねじ部13に、防水ボックス4に
設けた雄ねじ部14を着脱自在に螺合し、蓋体に1に嵌
装した前記ホースジョイント3及びトラップ形成体11
を介して封水カップ体10を固定装備できるようにして
ある。 (図1及び図2)前記蓋体1は、耐衝撃性、耐腐性、お
よび耐熱性などに優れたABS樹脂などでリング形に成
形され、複数の取付孔17(本実施形態では3個)が周
方向に間隔をおいて穿設されている。この蓋体1の下面
部には接続用の外側筒部11 が垂下して一体的に突出
成形され、蓋体1の内周部には外側筒部11 の中に位
置する接続用の内側筒部12 が垂下して一体的に突出
成形されている。これら外側筒部11 と内側筒部12
は、最も多用される拡径の排水管C又は縮径の排水管に
外側筒部11 又は内側筒部12 が接続可能なよう同心
的に突設され、外側筒部11 と内側筒部12 の間に接
続用のすきまが形成されている。(図3)
【0011】即ち、この蓋体1は取付孔17のあるリン
グ体と、該リング体の下面に、外側筒部11 と内側筒
部12 とが間隔をあけて同心円上に垂下されて一体に
突出成形されたものからなり、この外側筒部11 の外
周面側に前記筒状ソケット8を嵌合し、内側筒部12
の内周面側に突設したフランジ部13 に前記封水カッ
プ体10を嵌挿支持して備えられて用いられる。
グ体と、該リング体の下面に、外側筒部11 と内側筒
部12 とが間隔をあけて同心円上に垂下されて一体に
突出成形されたものからなり、この外側筒部11 の外
周面側に前記筒状ソケット8を嵌合し、内側筒部12
の内周面側に突設したフランジ部13 に前記封水カッ
プ体10を嵌挿支持して備えられて用いられる。
【0012】前記ホースジョイント3としては、図2及
び図4に示す如く前記蓋体1に嵌合する円板状のフラン
ジ部30を備え、該フランジ部30の中心孔31 にホ
ース受けパイプ32 を延設し、このパイプの外周に複
数の排水孔2を形成すると共に、フランジ部30の上下
面にシールリングとなるパッキンの嵌合段部31及び嵌
合凹溝32とを設け、該嵌合段部31と嵌合凹溝32に
嵌装されたシールリングのパッキン15,16を前記蓋
体1と防水ボックス4との間に介在して圧接保持できる
ようにしてある。なお、前記案内パイプ12は、透明或
いは不透明の合成樹脂で構成され、前記ホースジョイン
ト3と一体成形されるか、或いは前記ホースジョイント
3に着色接着剤を介して固着連結するか、必要に応じ口
部に延設したパイプに嵌合接続してなり、この案内パイ
プ12が、前記封水カップ体10とトラップ形成体11
との隙間d1 より小さい隙間d2 でトラップ成形体1
1中に嵌挿され、該トラップ形成体低端111 より下
方位置に開口端121 を持っている構成としてある。
び図4に示す如く前記蓋体1に嵌合する円板状のフラン
ジ部30を備え、該フランジ部30の中心孔31 にホ
ース受けパイプ32 を延設し、このパイプの外周に複
数の排水孔2を形成すると共に、フランジ部30の上下
面にシールリングとなるパッキンの嵌合段部31及び嵌
合凹溝32とを設け、該嵌合段部31と嵌合凹溝32に
嵌装されたシールリングのパッキン15,16を前記蓋
体1と防水ボックス4との間に介在して圧接保持できる
ようにしてある。なお、前記案内パイプ12は、透明或
いは不透明の合成樹脂で構成され、前記ホースジョイン
ト3と一体成形されるか、或いは前記ホースジョイント
3に着色接着剤を介して固着連結するか、必要に応じ口
部に延設したパイプに嵌合接続してなり、この案内パイ
プ12が、前記封水カップ体10とトラップ形成体11
との隙間d1 より小さい隙間d2 でトラップ成形体1
1中に嵌挿され、該トラップ形成体低端111 より下
方位置に開口端121 を持っている構成としてある。
【0013】前記防水ボックス4としては、図5に示す
ように、円筒或いは角筒ケースからなり、底部に中心孔
41 を有し底面に雄ねじ部14のあるねじ筒部42 或
いは脚部43 を突設すると共に、締付操作用の凹凸部
18或いは操作片19を備えてなる。そして前記蓋体1
に設けた雌ねじ部13に、防水ボックス4に一体に設け
た雄ねじ部14或いは図6に示すように防水ボックス4
に嵌合配備されるホルダー部材20に設けた雄ねじ部1
4を着脱自在に螺合し、前記ホースジョイント3を前記
蓋体1に押圧定着するようにしてある。
ように、円筒或いは角筒ケースからなり、底部に中心孔
41 を有し底面に雄ねじ部14のあるねじ筒部42 或
いは脚部43 を突設すると共に、締付操作用の凹凸部
18或いは操作片19を備えてなる。そして前記蓋体1
に設けた雌ねじ部13に、防水ボックス4に一体に設け
た雄ねじ部14或いは図6に示すように防水ボックス4
に嵌合配備されるホルダー部材20に設けた雄ねじ部1
4を着脱自在に螺合し、前記ホースジョイント3を前記
蓋体1に押圧定着するようにしてある。
【0014】前記筒状ソケット8としては、大径の一端
口部のある大径筒部5と、小径の他端口部を有する小径
筒部6とを傾斜壁部7で連続成形した異径筒状ソケット
としたものであって、前記蓋体1の外側筒部11 の外
周に嵌挿接続され、小径筒部6に前記排水管Cの内周ま
たは外周を嵌挿接続される。このように封水カップ体1
0のオーバーフロー孔9の開口部に相対して傾斜壁部7
を有するように設計された異径筒状ソケット8は流体力
学的に次の特徴をもつ。例えば前記封水カップ体10の
オーバーフロー孔9から噴出された水流は、異径筒状ソ
ケット8の傾斜壁部7に衝突し、該傾斜壁部7と封水カ
ップ体10で構成される空間周辺を中心に強い乱れを伴
なう渦流を形成することとなり、この形式の流れ場は大
小広い波数範囲の乱れをもっていて、特に比較的、低波
数の規模の大きな渦を発生させることができるため、筒
状ソケットの内壁および封水カップ体の壁付近の流速は
激しく変動し、洗剤等の管壁への付着を防げる効果をも
つほか、筒状ソケット8の傾斜壁部7はそれより下流の
半径方向流速分布にも影響を与え、流路が縮小している
流れ場においては、縮小している側(この場合には、円
心円外側方向)の流速が増大し、この結果、カップ以降
の下流部においても管壁近傍の高流速が維持されて管内
施回流を形成し、管路流の閉塞現象の発生がなく有効に
用いられる。
口部のある大径筒部5と、小径の他端口部を有する小径
筒部6とを傾斜壁部7で連続成形した異径筒状ソケット
としたものであって、前記蓋体1の外側筒部11 の外
周に嵌挿接続され、小径筒部6に前記排水管Cの内周ま
たは外周を嵌挿接続される。このように封水カップ体1
0のオーバーフロー孔9の開口部に相対して傾斜壁部7
を有するように設計された異径筒状ソケット8は流体力
学的に次の特徴をもつ。例えば前記封水カップ体10の
オーバーフロー孔9から噴出された水流は、異径筒状ソ
ケット8の傾斜壁部7に衝突し、該傾斜壁部7と封水カ
ップ体10で構成される空間周辺を中心に強い乱れを伴
なう渦流を形成することとなり、この形式の流れ場は大
小広い波数範囲の乱れをもっていて、特に比較的、低波
数の規模の大きな渦を発生させることができるため、筒
状ソケットの内壁および封水カップ体の壁付近の流速は
激しく変動し、洗剤等の管壁への付着を防げる効果をも
つほか、筒状ソケット8の傾斜壁部7はそれより下流の
半径方向流速分布にも影響を与え、流路が縮小している
流れ場においては、縮小している側(この場合には、円
心円外側方向)の流速が増大し、この結果、カップ以降
の下流部においても管壁近傍の高流速が維持されて管内
施回流を形成し、管路流の閉塞現象の発生がなく有効に
用いられる。
【0015】さらに、前記ホースジョイント3は、上下
部にパッキン15,16を備え、防水ボックス4或いは
これを介してホルダー部材20により蓋体1に嵌着でき
るように構成して、前記筒状ソケット8の大径の内部に
トラップ形成機構を納められるので、ごみ類の詰り現象
の発生を防止することが容易にできるようにしてある。
部にパッキン15,16を備え、防水ボックス4或いは
これを介してホルダー部材20により蓋体1に嵌着でき
るように構成して、前記筒状ソケット8の大径の内部に
トラップ形成機構を納められるので、ごみ類の詰り現象
の発生を防止することが容易にできるようにしてある。
【0016】また、前記封水カップ体10は、軽量性、
耐熱性、および着色性などに優れたPP樹脂などで有底
円筒形に成形され、上端にフランジ101 を有し、そ
の周面上部に矩形のオーバーフロー孔9が周方向に間隔
をおいて複数(本実施形態では4個)形成されており、
貯留水で筒状のトラップ形成体11によりトラップ機構
として着脱自在に嵌入保持するよう作用する。このトラ
ップ形成体11は、PP樹脂で円筒形に成形され、上部
から下部にかけて係合フランジ111 、嵌合筒部11
2 およびスロート部113 がそれぞれ形成されてお
り、該スロート部113 と前記封水カップ体10のオ
ーバーフロー孔9の間に流通用のすきまが形成されるよ
うになっている。
耐熱性、および着色性などに優れたPP樹脂などで有底
円筒形に成形され、上端にフランジ101 を有し、そ
の周面上部に矩形のオーバーフロー孔9が周方向に間隔
をおいて複数(本実施形態では4個)形成されており、
貯留水で筒状のトラップ形成体11によりトラップ機構
として着脱自在に嵌入保持するよう作用する。このトラ
ップ形成体11は、PP樹脂で円筒形に成形され、上部
から下部にかけて係合フランジ111 、嵌合筒部11
2 およびスロート部113 がそれぞれ形成されてお
り、該スロート部113 と前記封水カップ体10のオ
ーバーフロー孔9の間に流通用のすきまが形成されるよ
うになっている。
【0017】また図6乃至図8の例では、ホースジョイ
ント3のホース受けパイプ32 の開口下端を下方に延
設し、該延設パイプ33 に案内パイプ12を嵌着し、
該案内パイプ12の下端を切欠した開口端121 とし
て封水カップ体10の底面に当接配備すると共に、防水
ボックス4の中心孔41 に嵌合するホルダー部材20
により、該ホルダー部材20に設けた雄ねじ部14を蓋
体1の雌ねじ部13に螺合して前記ホースジョイント3
を介在して防水ボックス4を蓋体1に定着したもので、
封水カップ体10及びトラップ形成体11を容易に組み
入れセットすることができる。この場合前記ホルダー部
材20には、螺合操作用の操作片19を備え、封水カッ
プ体10を含むトラップ形成機構を排水管C中に容易に
脱着できるようにしてある。また、前記防水ボックス4
は、角筒形としたものを用い底面に脚部43 を設けて
あるが、該脚部43 を筒部として設けて蓋体1との間
隙調整と排水口Bの隠蔽に役立たせてもよい。
ント3のホース受けパイプ32 の開口下端を下方に延
設し、該延設パイプ33 に案内パイプ12を嵌着し、
該案内パイプ12の下端を切欠した開口端121 とし
て封水カップ体10の底面に当接配備すると共に、防水
ボックス4の中心孔41 に嵌合するホルダー部材20
により、該ホルダー部材20に設けた雄ねじ部14を蓋
体1の雌ねじ部13に螺合して前記ホースジョイント3
を介在して防水ボックス4を蓋体1に定着したもので、
封水カップ体10及びトラップ形成体11を容易に組み
入れセットすることができる。この場合前記ホルダー部
材20には、螺合操作用の操作片19を備え、封水カッ
プ体10を含むトラップ形成機構を排水管C中に容易に
脱着できるようにしてある。また、前記防水ボックス4
は、角筒形としたものを用い底面に脚部43 を設けて
あるが、該脚部43 を筒部として設けて蓋体1との間
隙調整と排水口Bの隠蔽に役立たせてもよい。
【0018】図1或いは図6のいずれの例でも、洗濯機
に排水トラップを取り付けるには、まず、床面に設けら
れた排水管Cの管径を確認し、蓋体1の外側筒部11
又は内側筒部12 のいずれかに筒状ソケット8接続す
る。次いで、床面に蓋体1を複数の取付孔17からビス
で固着し、内側筒部12 に封水カップ体10を嵌入垂
下させるとともに、この封水カップ体10にトラップ形
成体11を嵌入保持させる。そして、蓋体1にホースジ
ョイント3をパッキン15,16を介して上方から嵌合
し防水ボックス4或いは防水ボックス4とホルダー部材
20によって定着する。そして、ホースジョイント3の
ホース受けパイプ32 に洗濯機のホースDを挿入接続
すれば、排水トラップの施工作業を終了することができ
る。
に排水トラップを取り付けるには、まず、床面に設けら
れた排水管Cの管径を確認し、蓋体1の外側筒部11
又は内側筒部12 のいずれかに筒状ソケット8接続す
る。次いで、床面に蓋体1を複数の取付孔17からビス
で固着し、内側筒部12 に封水カップ体10を嵌入垂
下させるとともに、この封水カップ体10にトラップ形
成体11を嵌入保持させる。そして、蓋体1にホースジ
ョイント3をパッキン15,16を介して上方から嵌合
し防水ボックス4或いは防水ボックス4とホルダー部材
20によって定着する。そして、ホースジョイント3の
ホース受けパイプ32 に洗濯機のホースDを挿入接続
すれば、排水トラップの施工作業を終了することができ
る。
【0019】このような状態で洗濯機のホースDから汚
水が流れてくると、この汚水は、ホースジョイント3か
ら案内パイプ12、トラップ形成体11、封水カップ体
10、オーバーフロー孔9、および筒状ソケット8を順
次経由して排水管Cに流出する。なお、この排水管Cを
経由してくる悪臭は、前記封水カップ体11に貯えられ
た汚水のトラップ作用により、オーバーフロー孔9、お
よび排水筒体からなるトラップ形成体11に流れ込むの
を確実に抑制防止される。また、トラップ形成体11の
中心部に案内パイプ12が存在するので封水カップ体の
封水が溢流することがなく、万一ホースから漏れ水があ
っても防水ボックス4で受け止められ床面を汚すことも
なく、排水孔2からトラップ形成体11及び封水カップ
体10を経てオーバーフロー孔9より排水管Cに流下さ
せることができる。
水が流れてくると、この汚水は、ホースジョイント3か
ら案内パイプ12、トラップ形成体11、封水カップ体
10、オーバーフロー孔9、および筒状ソケット8を順
次経由して排水管Cに流出する。なお、この排水管Cを
経由してくる悪臭は、前記封水カップ体11に貯えられ
た汚水のトラップ作用により、オーバーフロー孔9、お
よび排水筒体からなるトラップ形成体11に流れ込むの
を確実に抑制防止される。また、トラップ形成体11の
中心部に案内パイプ12が存在するので封水カップ体の
封水が溢流することがなく、万一ホースから漏れ水があ
っても防水ボックス4で受け止められ床面を汚すことも
なく、排水孔2からトラップ形成体11及び封水カップ
体10を経てオーバーフロー孔9より排水管Cに流下さ
せることができる。
【0020】上記構成によれば、蓋体1の下面部から管
径の異なる2種類の外側筒部11と内側筒部12 が突
出しているので、外側筒部11 よりも排水管Cの管径
が小さい場合でも、排水管Cに筒状ソケット8で適切に
選択して接続することが可能である。したがって、排水
管Cの管径に応じて複数の排水トラップを用意する必要
性が全くなく、これを通じて製造作業や施工作業の大幅
な簡素化、効率化、および容易化などが期待できる。ま
た、蓋体1、外側筒部11 、および内側筒部12 がA
BS樹脂などの合成樹脂で一体成形されているので、さ
びることがなく、清潔性を大いに維持することができる
とともに、取扱いがきわめて容易となる。さらに、防水
ボックス4に多数の凹凸部18が突出形成されているの
で、トラップ機構の取り外しや操作がきわめて容易で便
利である。
径の異なる2種類の外側筒部11と内側筒部12 が突
出しているので、外側筒部11 よりも排水管Cの管径
が小さい場合でも、排水管Cに筒状ソケット8で適切に
選択して接続することが可能である。したがって、排水
管Cの管径に応じて複数の排水トラップを用意する必要
性が全くなく、これを通じて製造作業や施工作業の大幅
な簡素化、効率化、および容易化などが期待できる。ま
た、蓋体1、外側筒部11 、および内側筒部12 がA
BS樹脂などの合成樹脂で一体成形されているので、さ
びることがなく、清潔性を大いに維持することができる
とともに、取扱いがきわめて容易となる。さらに、防水
ボックス4に多数の凹凸部18が突出形成されているの
で、トラップ機構の取り外しや操作がきわめて容易で便
利である。
【0021】なお、前記蓋体1には、下部に内外側筒部
11 ,12 を備えた環状板からなり床面Aにネジ止め
されることにより、蓋体1が床面Aに固定される。ま
た、蓋体1の内側筒部12 の内周面側に断面凸上の吊
持フランジ部13 が周回りに設けられ、該フランジ部
13 は、カップ状の封水カップ体10が挿入されたと
きに支持するもので、防水ボックス4の雄ねじ部14に
対応する雌ねじ部13を開口部に備えている。
11 ,12 を備えた環状板からなり床面Aにネジ止め
されることにより、蓋体1が床面Aに固定される。ま
た、蓋体1の内側筒部12 の内周面側に断面凸上の吊
持フランジ部13 が周回りに設けられ、該フランジ部
13 は、カップ状の封水カップ体10が挿入されたと
きに支持するもので、防水ボックス4の雄ねじ部14に
対応する雌ねじ部13を開口部に備えている。
【0022】これら実施例では、前記筒状ソケット8の
一端口部の大径筒部5が蓋体1の外側筒部11 の外周
に嵌装されて、他端口部の小径筒部6を排水管Cの外周
に嵌装固着されて接続連結したもので、異径の配管系の
ライン化を容易にすることができる。これらの場合、接
続部には必要に応じ段差部を形成してシール性を適確化
すること、テーパー部を介在させて流過性を円滑化する
ことが配慮される。
一端口部の大径筒部5が蓋体1の外側筒部11 の外周
に嵌装されて、他端口部の小径筒部6を排水管Cの外周
に嵌装固着されて接続連結したもので、異径の配管系の
ライン化を容易にすることができる。これらの場合、接
続部には必要に応じ段差部を形成してシール性を適確化
すること、テーパー部を介在させて流過性を円滑化する
ことが配慮される。
【0023】
【発明の効果】本発明は、床面の排水口に嵌合され床面
上に載置される蓋体に、排水孔のあるホースジョイント
と、該ホースジョイントを内装する防水ボックスと、大
径筒部と小径筒部とを傾斜壁部で一体成形された異径筒
状ソケットとを備え、該筒状ソケットの小径筒部に排水
管を接続すると共に、該排水管中に嵌入され、オーバー
フロー孔のある封水カップ体と、該封水カップ体の内周
部と下部とに流水用隙間をあけて封水カップ体内に嵌挿
保持されるトラップ形成体とを前記蓋体に嵌装配備し、
さらに前記トラップ形成体内で流水用隙間をあけて、前
記ホースジョイントより延在される案内パイプを配備し
たことにより、異径筒状ソケットを有する防水ボックス
で、ホースジョイントをパッキンを介して着脱自在に蓋
体に保持するので、排水管の管径が異なる場合にも共用
が可能で、排水トラップ機能をも十分に発揮できる配管
接続が容易にでき、施行工事も簡便で汎用性に富み、し
かも排水トラップ機構が傾斜壁部のある異径筒状ソケッ
トに納められるので、排水流路を十分に確保できごみ類
の詰り現象がなく、殊に筒状ソケットの傾斜壁部と封水
カップ体で構成される空間周辺を中心に強い乱れを伴な
う渦流を形成することとなり、この形式の流れ場は大小
広い波数範囲の乱れをもっていて、特に比較的、低波数
の規模の大きな渦を発生させることができるため、筒状
ソケット内壁および封水カップ体の壁付近の流速は激し
く変動し、洗剤等の管壁への付着を防げる効果をもつほ
か、筒状ソケットの傾斜壁部はそれより下流の半径方向
流速分布にも影響を与え、流路が縮小している流れ場に
おいては、縮小している側の流速が増大し、この結果、
カップ以降の下流部においても管壁近傍の高流速が維持
され管内施回流を形成して、管路流の閉塞現象の発生が
なく有効に用いられ、清掃作業を頻繁にする必要がなく
取扱い安全な排水トラップを安価に製造することができ
るなどの効果がある。
上に載置される蓋体に、排水孔のあるホースジョイント
と、該ホースジョイントを内装する防水ボックスと、大
径筒部と小径筒部とを傾斜壁部で一体成形された異径筒
状ソケットとを備え、該筒状ソケットの小径筒部に排水
管を接続すると共に、該排水管中に嵌入され、オーバー
フロー孔のある封水カップ体と、該封水カップ体の内周
部と下部とに流水用隙間をあけて封水カップ体内に嵌挿
保持されるトラップ形成体とを前記蓋体に嵌装配備し、
さらに前記トラップ形成体内で流水用隙間をあけて、前
記ホースジョイントより延在される案内パイプを配備し
たことにより、異径筒状ソケットを有する防水ボックス
で、ホースジョイントをパッキンを介して着脱自在に蓋
体に保持するので、排水管の管径が異なる場合にも共用
が可能で、排水トラップ機能をも十分に発揮できる配管
接続が容易にでき、施行工事も簡便で汎用性に富み、し
かも排水トラップ機構が傾斜壁部のある異径筒状ソケッ
トに納められるので、排水流路を十分に確保できごみ類
の詰り現象がなく、殊に筒状ソケットの傾斜壁部と封水
カップ体で構成される空間周辺を中心に強い乱れを伴な
う渦流を形成することとなり、この形式の流れ場は大小
広い波数範囲の乱れをもっていて、特に比較的、低波数
の規模の大きな渦を発生させることができるため、筒状
ソケット内壁および封水カップ体の壁付近の流速は激し
く変動し、洗剤等の管壁への付着を防げる効果をもつほ
か、筒状ソケットの傾斜壁部はそれより下流の半径方向
流速分布にも影響を与え、流路が縮小している流れ場に
おいては、縮小している側の流速が増大し、この結果、
カップ以降の下流部においても管壁近傍の高流速が維持
され管内施回流を形成して、管路流の閉塞現象の発生が
なく有効に用いられ、清掃作業を頻繁にする必要がなく
取扱い安全な排水トラップを安価に製造することができ
るなどの効果がある。
【図1】本発明に係る排水トラップを使用した状態を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図2】図1の例の分離状態を示す斜視図である。
【図3】図1の例の蓋体を示し、(a)はその側面図、
(b)はその平面図である。
(b)はその平面図である。
【図4】図1の例のホースジョインとを示し、(a)そ
の側面図、(b)はその平面図である。
の側面図、(b)はその平面図である。
【図5】図1の例の防水フロアを示し、(a)はその平
面図、(b)はその縦断面図である。
面図、(b)はその縦断面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す使用状態の縦断面図
である。
である。
【図7】図6の例のホースジョイントを示し、(a)は
その平面図、(b)はその底面図、(c)は固定部材と
組合せた縦断面図である。
その平面図、(b)はその底面図、(c)は固定部材と
組合せた縦断面図である。
【図8】図6の例の防水フロアを示し、(a)はその平
面図、(b)はその縦断面図である。
面図、(b)はその縦断面図である。
A 床面 B 排水口 C 排水管 D 接続ホース 1 蓋体 11 外側筒部 12 内側筒部 13 フランジ部 2 排水孔 3 ホースジョイント 4 防水ボックス 5 大径筒部 6 小径筒部 7 傾斜壁部 8 筒状ソケット 9 オーバーフロー孔 10 封水カップ体 11 トラップ形成体 12 案内パイプ 121 開口端 13 雌ねじ部 14 雄ねじ部 15,16 パッキン 17 取付孔 30 フランジ部 31 嵌合段部 32 嵌合凹部
Claims (9)
- 【請求項1】 床面の排水口に嵌合され床面上に載置さ
れる蓋体に、排水孔のあるホースジョイントと、該ホー
スジョイントを内装する防水ボックスと、大径筒部と小
径筒部とを傾斜壁部で一体成形された異径筒状ソケット
とを備え、該筒状ソケットの小径筒部に排水管を接続す
ると共に、該排水管中に嵌入され、オーバーフロー孔の
ある封水カップ体と、該封水カップ体の内周部と下部と
に流水用隙間をあけて封水カップ体内に嵌挿保持される
トラップ形成体とを前記蓋体に嵌装配備し、さらに前記
トラップ形成体内で流水用隙間をあけて、前記ホースジ
ョイントより延在される案内パイプを配備したことを特
徴とする排水トラップ。 - 【請求項2】 前記蓋体に設けた雌ねじ部に、防水ボッ
クスに設けた雄ねじ部を着脱自在に螺合し、蓋体に嵌装
した前記ホースジョイント及びトラップ形成体を介して
封水カップ体を固定装備してなることを特徴とする請求
項1に記載の排水トラップ。 - 【請求項3】 前記ホースジョイントが、前記蓋体に嵌
合するフランジ部を形成し、該フランジ部に複数の排水
孔と、シールリングとなるパッキンの嵌合段部及び嵌合
凹溝とを設け、該嵌合段部と嵌合凹溝に嵌装されたパッ
キンを前記蓋体と防水ボックスとの間に介在して圧接保
持したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載
の排水トラップ。 - 【請求項4】 前記蓋体が、取付孔のあるリング体と、
該リング体の下面に外側筒部と内側筒部とが間隔をあけ
て同心円上に垂下されて一体に突出成形されたものから
なり、外側筒部に前記筒状ソケットを嵌合し、内側筒部
の内周面側に突設したフランジ部に前記封水カップ体を
嵌挿支持して備えたことを特徴とする請求項1、請求項
2または請求項3に記載の排水トラップ。 - 【請求項5】 前記防水ボックスが、円筒または角筒の
ケースからなり、底部に中心孔を有し、底面に雄ねじ部
のあるねじ筒部或いは脚部を突設すると共に、締付操作
用の凹凸部を備えてなることを特徴とする請求項4に記
載の排水トラップ。 - 【請求項6】 前記案内パイプが、透明合成樹脂で構成
され、前記ホースジョイントと一体成形されてなること
を特徴とする請求項4または請求項5に記載の排水トラ
ップ。 - 【請求項7】 前記案内パイプが、前記ホースジョイン
トに接着剤を介して固着接続してなることを特徴とする
請求項4または請求項5に記載の排水トラップ。 - 【請求項8】 前記案内のパイプが、前記排水カップ体
とトラップ形成体との隙間より小さい隙間でトラップ形
成体中に嵌挿され、該トラップ形成体低端より下方位置
に開口部を持っている構成としたことを特徴とする請求
項6または請求項7に記載の排水トラップ。 - 【請求項9】 前記蓋体に設けた雌ねじ部に防水ボック
スに嵌合配備されるホルダー部材に設けた雄ねじ部を着
脱自在に螺合し、前記ホースジョイントを前記蓋体に押
圧定着してなることを特徴とする請求項6、請求項7ま
たは請求項8に記載の排水トラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11207208A JP2001032348A (ja) | 1999-07-22 | 1999-07-22 | 排水トラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11207208A JP2001032348A (ja) | 1999-07-22 | 1999-07-22 | 排水トラップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001032348A true JP2001032348A (ja) | 2001-02-06 |
Family
ID=16536038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11207208A Pending JP2001032348A (ja) | 1999-07-22 | 1999-07-22 | 排水トラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001032348A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102330456A (zh) * | 2011-06-01 | 2012-01-25 | 王凤蕊 | 同层排水立管连接件 |
JP2019019554A (ja) * | 2017-07-18 | 2019-02-07 | ミヤコ株式会社 | 排水トラップ |
JP2019019553A (ja) * | 2017-07-18 | 2019-02-07 | ミヤコ株式会社 | 排水トラップ |
CN115059150A (zh) * | 2022-08-04 | 2022-09-16 | 基准方中建筑设计股份有限公司 | 一种一体化自动补水水封管件及自动补水系统 |
WO2024104187A1 (zh) * | 2022-11-16 | 2024-05-23 | 宁波搏盛阀门管件有限公司 | 一种承水装置及组件 |
-
1999
- 1999-07-22 JP JP11207208A patent/JP2001032348A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102330456A (zh) * | 2011-06-01 | 2012-01-25 | 王凤蕊 | 同层排水立管连接件 |
CN102330456B (zh) * | 2011-06-01 | 2014-01-29 | 王凤蕊 | 同层排水立管连接件 |
JP2019019554A (ja) * | 2017-07-18 | 2019-02-07 | ミヤコ株式会社 | 排水トラップ |
JP2019019553A (ja) * | 2017-07-18 | 2019-02-07 | ミヤコ株式会社 | 排水トラップ |
CN115059150A (zh) * | 2022-08-04 | 2022-09-16 | 基准方中建筑设计股份有限公司 | 一种一体化自动补水水封管件及自动补水系统 |
WO2024104187A1 (zh) * | 2022-11-16 | 2024-05-23 | 宁波搏盛阀门管件有限公司 | 一种承水装置及组件 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4032455A (en) | Traps for sinks, laundry tubs and the like | |
GB2296309A (en) | Non-return device | |
JP4861763B2 (ja) | 排水トラップ | |
GB2475413A (en) | Clogging resistant drain | |
JP2008088630A (ja) | 洗濯機用防水パン | |
JP2001032348A (ja) | 排水トラップ | |
JP5446123B2 (ja) | 排水トラップ | |
JP3946079B2 (ja) | 排水トラップ | |
JP2004244981A (ja) | 排水トラップ | |
EP1076135B1 (en) | Cascade bath spout apparatus | |
JP2002242254A (ja) | 排水トラップ | |
JP2002018188A (ja) | 洗濯機パン用継手 | |
JPH11100880A (ja) | 排水装置 | |
JP3092143U (ja) | 排水トラップ | |
JP4637624B2 (ja) | 洗濯機用防水パン | |
JPH1136403A (ja) | 排水装置 | |
JPH11222895A (ja) | 排水トラップ | |
CN217759209U (zh) | 一种多用地漏 | |
CN222044359U (zh) | 台下盆排水装置 | |
JP2000080696A (ja) | 排水トラップ | |
JP2002212992A (ja) | 洗面カウンター | |
JP3112329U (ja) | 洗濯機用防水パン | |
JP3422766B2 (ja) | ユニットバスの排水トラップ | |
JPS6227578Y2 (ja) | ||
JP2003313914A (ja) | 排水トラップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060404 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080604 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090428 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090908 |