JP2001025197A - 電動機のステータ - Google Patents
電動機のステータInfo
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Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ステータティース間における漏れ磁束を有効
に低減できる電動機のステータを提供する。 【解決手段】 ステータコア11のスロット13の開口
部16に非磁性導電体17を挿入する。
に低減できる電動機のステータを提供する。 【解決手段】 ステータコア11のスロット13の開口
部16に非磁性導電体17を挿入する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロット付きステ
ータコアにコイルを挿入してなる電動機のステータに関
し、特に、ステータのティース間における漏れ磁束を有
効に低減することができるものである。
ータコアにコイルを挿入してなる電動機のステータに関
し、特に、ステータのティース間における漏れ磁束を有
効に低減することができるものである。
【0002】
【従来の技術】モータ(電動機)は、一般に、ステータ
(固定子)とロータ(回転子)からなり、ステータは、
多くの場合、0.5mm程度の厚さのけい素鋼板からなる
ステータコア単体を複数枚積層して形成されるステータ
コア積層体(以下単に「ステータコア」という)を有し
ている。このステータコア(固定子鉄心)には巻線用の
溝(スロット)が設けられており、これにコイルを挿入
してモータのステータが完成する。なお、通常は、スロ
ットの開口部に例えば絶縁紙などで作られたくさび(ウ
エッジ)を差し込んで、モータの回転中にコイルがスロ
ットから遠心力によって飛び出すことがないようにして
いる。
(固定子)とロータ(回転子)からなり、ステータは、
多くの場合、0.5mm程度の厚さのけい素鋼板からなる
ステータコア単体を複数枚積層して形成されるステータ
コア積層体(以下単に「ステータコア」という)を有し
ている。このステータコア(固定子鉄心)には巻線用の
溝(スロット)が設けられており、これにコイルを挿入
してモータのステータが完成する。なお、通常は、スロ
ットの開口部に例えば絶縁紙などで作られたくさび(ウ
エッジ)を差し込んで、モータの回転中にコイルがスロ
ットから遠心力によって飛び出すことがないようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の構造のステータにあっては、隣り合う二つのスロ
ットの間にある鉄心の部分(ティース)の先端部同士の
間隔がスロットの幅よりも短いため、コイルに流れる励
磁電流によって生じる磁束の中には、ティースの先端部
から隣接するティースの先端部に抜けてロータに到達し
ない磁束が存在し、また、ロータの永久磁石による磁束
の中にも、ティースの先端部から隣接するティースの先
端部に抜けてコイル(電流)に到達しない磁束が存在す
る。このような、ステータから出てロータに届かない磁
束や、逆に、ロータから出てコイル(電流)に届かない
磁束は、鎖交せず、トルクに寄与しない漏れ磁束とな
る。鎖交する磁束が多いほどモータの発生トルクは大き
くなるので、現在、トルクの向上を図るために漏れ磁束
の低減を図ることが強く望まれている。
従来の構造のステータにあっては、隣り合う二つのスロ
ットの間にある鉄心の部分(ティース)の先端部同士の
間隔がスロットの幅よりも短いため、コイルに流れる励
磁電流によって生じる磁束の中には、ティースの先端部
から隣接するティースの先端部に抜けてロータに到達し
ない磁束が存在し、また、ロータの永久磁石による磁束
の中にも、ティースの先端部から隣接するティースの先
端部に抜けてコイル(電流)に到達しない磁束が存在す
る。このような、ステータから出てロータに届かない磁
束や、逆に、ロータから出てコイル(電流)に届かない
磁束は、鎖交せず、トルクに寄与しない漏れ磁束とな
る。鎖交する磁束が多いほどモータの発生トルクは大き
くなるので、現在、トルクの向上を図るために漏れ磁束
の低減を図ることが強く望まれている。
【0004】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、ステータティース間におけ
る漏れ磁束を有効に低減することができる電動機のステ
ータを提供することを目的とする。
鑑みてなされたものであり、ステータティース間におけ
る漏れ磁束を有効に低減することができる電動機のステ
ータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記の手段によって達成される。
記の手段によって達成される。
【0006】(1)本発明に係る電動機のステータは、
スロット付きステータコアにコイルを挿入してなる電動
機のステータにおいて、前記スロットの開口部に非磁性
の導電体を挿入したことを特徴とする。
スロット付きステータコアにコイルを挿入してなる電動
機のステータにおいて、前記スロットの開口部に非磁性
の導電体を挿入したことを特徴とする。
【0007】(2)前記非磁性導電体は、熱膨張率が前
記ステータコアよりも大きい。
記ステータコアよりも大きい。
【0008】(3)前記非磁性導電体は、アルミニウ
ム、銅、または非磁性ステンレスである。
ム、銅、または非磁性ステンレスである。
【0009】(4)前記非磁性導電体は、くさびと同一
または類似の形状をしている。
または類似の形状をしている。
【0010】(5)前記非磁性導電体は、前記ステータ
コアの軸方向の端面部にも突出して取り付けられてい
る。
コアの軸方向の端面部にも突出して取り付けられてい
る。
【0011】(6)前記非磁性導電体の突出部は、当該
電動機のフレームと内接している。
電動機のフレームと内接している。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、スロットの開口部に非
磁性の導電体を挿入したので、隣接するティースの先端
部間を磁束が通りにくくなる。すなわち、非磁性体であ
るため、そもそも磁束が通りにくいのに加えて、導電体
でもあるため、磁束が通ろうとするとこれを打ち消す方
向に渦電流が発生する。したがって、もともと磁束が通
りにくい非磁性体であり、かつ、磁束を通さない方向に
働く渦電流の発生によって、より一層磁束が通りにくく
なるので(渦電流の積極的利用)、ステータティース間
における漏れ磁束を有効に低減することができ、トルク
の向上が図られる。また、ステータティース間における
漏れ磁束を低減できることから、オープンスロットの極
小化、つまり、スロットの開口部の幅を極小化すること
が可能となり、コギングトルクの低減が図られる。
磁性の導電体を挿入したので、隣接するティースの先端
部間を磁束が通りにくくなる。すなわち、非磁性体であ
るため、そもそも磁束が通りにくいのに加えて、導電体
でもあるため、磁束が通ろうとするとこれを打ち消す方
向に渦電流が発生する。したがって、もともと磁束が通
りにくい非磁性体であり、かつ、磁束を通さない方向に
働く渦電流の発生によって、より一層磁束が通りにくく
なるので(渦電流の積極的利用)、ステータティース間
における漏れ磁束を有効に低減することができ、トルク
の向上が図られる。また、ステータティース間における
漏れ磁束を低減できることから、オープンスロットの極
小化、つまり、スロットの開口部の幅を極小化すること
が可能となり、コギングトルクの低減が図られる。
【0013】非磁性導電体として熱膨張率がステータコ
アよりも大きいもの(例えば、アルミニウム、銅、また
は非磁性ステンレスなど)を使用した場合には、単に挿
入しただけであっても高温になってもスロットから外れ
ることはなく、特別の固定方法を実施する必要はない。
アよりも大きいもの(例えば、アルミニウム、銅、また
は非磁性ステンレスなど)を使用した場合には、単に挿
入しただけであっても高温になってもスロットから外れ
ることはなく、特別の固定方法を実施する必要はない。
【0014】また、非磁性導電体をくさび(ウエッジ)
と同一または類似の形状とした場合には、くさびと同じ
機能を果たすことができるため、くさびの代用となり、
回転中のコイルの飛出しを防止することができる。
と同一または類似の形状とした場合には、くさびと同じ
機能を果たすことができるため、くさびの代用となり、
回転中のコイルの飛出しを防止することができる。
【0015】また、非磁性導電体をステータコアの軸方
向の端面部にも突出して取り付けた場合には、コイルエ
ンドの漏れ磁束をも低減することができ、また、その突
出部によって放熱を行うこともできる。
向の端面部にも突出して取り付けた場合には、コイルエ
ンドの漏れ磁束をも低減することができ、また、その突
出部によって放熱を行うこともできる。
【0016】特に、非磁性導電体の突出部を電動機のフ
レームと内接させた場合には、コイルで発生した熱を効
率的にフレームに伝達することができ(熱伝導率の向
上)、電動機の冷却により一層有利である。
レームと内接させた場合には、コイルで発生した熱を効
率的にフレームに伝達することができ(熱伝導率の向
上)、電動機の冷却により一層有利である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施の形態に係る電動
機のステータを示す構成図、図2は、図1の要部詳細図
である。
機のステータを示す構成図、図2は、図1の要部詳細図
である。
【0019】このモータ(電動機)は、従来一般的なも
のと同様、円筒状のケーシングであるフレーム30を有
し、フレーム30の内周面にはステータ10が取り付け
られている。また、フレーム30には、図示しない軸受
を介してロータ20が回転自在に取り付けられている。
ステータ10とロータ20の間には、エアギャップが設
けられている(以上、図4参照)。
のと同様、円筒状のケーシングであるフレーム30を有
し、フレーム30の内周面にはステータ10が取り付け
られている。また、フレーム30には、図示しない軸受
を介してロータ20が回転自在に取り付けられている。
ステータ10とロータ20の間には、エアギャップが設
けられている(以上、図4参照)。
【0020】ステータ10は、ステータコア11と、こ
のステータコア11に巻装されたコイル12とを有す
る。ステータコア11は、コイル挿入用の複数(ここで
は48個)のスロット13、ならびに、磁気回路を形成
する複数(スロットと同数の48個)のティース14お
よびコア背部(ステータバックヨーク)15からなるス
テータコア単体を複数枚積層して形成されている。ステ
ータコア単体は、例えば、表面に絶縁層が形成された厚
さ約0.5mmのけい素鋼板で作られている。ステータ1
0は、ティース14の周囲にコイル12を巻装して(つ
まり、スロット13にコイル12を挿入して)完成され
る。
のステータコア11に巻装されたコイル12とを有す
る。ステータコア11は、コイル挿入用の複数(ここで
は48個)のスロット13、ならびに、磁気回路を形成
する複数(スロットと同数の48個)のティース14お
よびコア背部(ステータバックヨーク)15からなるス
テータコア単体を複数枚積層して形成されている。ステ
ータコア単体は、例えば、表面に絶縁層が形成された厚
さ約0.5mmのけい素鋼板で作られている。ステータ1
0は、ティース14の周囲にコイル12を巻装して(つ
まり、スロット13にコイル12を挿入して)完成され
る。
【0021】このステータ10では、さらに、ステータ
コア11のスロット13の開口部16に非磁性の導電体
17が挿入されている。非磁性導電体は、好ましくは、
高温でも外れないようにするため、熱膨張率がステータ
コア11よりも大きいもの、例えば、アルミニウム、
銅、または非磁性ステンレスなどを使用する。また、非
磁性導電体は、好ましくは、コイル12の飛出しを防止
するくさび(ウエッジ)の代用としても用いるため、そ
れと同じ形状をしている。また、非磁性導電体17の軸
方向の長さは、ステータコア11の軸方向の長さと同じ
である。なお、非磁性導電体17は、スロット開口部1
6に挿入された軸方向の長さの合計がステータコア11
の軸方向の長さと同じであればよく、1本の棒状のもの
であっても、2本以上に分割されたものであってもよ
い。
コア11のスロット13の開口部16に非磁性の導電体
17が挿入されている。非磁性導電体は、好ましくは、
高温でも外れないようにするため、熱膨張率がステータ
コア11よりも大きいもの、例えば、アルミニウム、
銅、または非磁性ステンレスなどを使用する。また、非
磁性導電体は、好ましくは、コイル12の飛出しを防止
するくさび(ウエッジ)の代用としても用いるため、そ
れと同じ形状をしている。また、非磁性導電体17の軸
方向の長さは、ステータコア11の軸方向の長さと同じ
である。なお、非磁性導電体17は、スロット開口部1
6に挿入された軸方向の長さの合計がステータコア11
の軸方向の長さと同じであればよく、1本の棒状のもの
であっても、2本以上に分割されたものであってもよ
い。
【0022】したがって、本実施の形態によれば、スロ
ット13の開口部16に非磁性導電体17を挿入したの
で、隣接するティース14の先端部14a間を磁束が通
りにくくなる。すなわち、非磁性体であるため、そもそ
も磁束が通りにくいのに加えて、導電体でもあるため、
磁束が通ろうとするとこれを通さない方向に渦電流が発
生する。よって、もともと磁束が通りにくい非磁性体で
ある上に、かつ、導電体であることによる渦電流の発生
によって、より一層磁束が通りにくくなるので(渦電流
の積極的利用)、ステータティース14間における漏れ
磁束を有効に低減することができ、その結果、トルクの
向上が図られる。
ット13の開口部16に非磁性導電体17を挿入したの
で、隣接するティース14の先端部14a間を磁束が通
りにくくなる。すなわち、非磁性体であるため、そもそ
も磁束が通りにくいのに加えて、導電体でもあるため、
磁束が通ろうとするとこれを通さない方向に渦電流が発
生する。よって、もともと磁束が通りにくい非磁性体で
ある上に、かつ、導電体であることによる渦電流の発生
によって、より一層磁束が通りにくくなるので(渦電流
の積極的利用)、ステータティース14間における漏れ
磁束を有効に低減することができ、その結果、トルクの
向上が図られる。
【0023】また、ステータティース14間における漏
れ磁束を低減できることから、オープンスロットの極小
化、つまり、スロット13の開口部16の幅Lを極小化
することが可能となり、コギングトルクの低減が図られ
る。すなわち、オープンスロットが小さいほどコギング
トルクが小さくなることはよく知られているところであ
り、一般的にはオープンスロットを狭くするほど漏れ磁
束は多くなるが、本発明では、ステータティース14間
の漏れ磁束が低減されるため、トルクの向上を犠牲にす
ることなく、漏れ磁束の低減によるトルクの向上と共
に、オープンスロットの極小化によるコギングトルクの
低減を同時に図ることができる。
れ磁束を低減できることから、オープンスロットの極小
化、つまり、スロット13の開口部16の幅Lを極小化
することが可能となり、コギングトルクの低減が図られ
る。すなわち、オープンスロットが小さいほどコギング
トルクが小さくなることはよく知られているところであ
り、一般的にはオープンスロットを狭くするほど漏れ磁
束は多くなるが、本発明では、ステータティース14間
の漏れ磁束が低減されるため、トルクの向上を犠牲にす
ることなく、漏れ磁束の低減によるトルクの向上と共
に、オープンスロットの極小化によるコギングトルクの
低減を同時に図ることができる。
【0024】図3は、非磁性導電体の他の例を示すステ
ータの斜視図である。なお、図1および図2と共通する
部材には同一の符号を付してある。
ータの斜視図である。なお、図1および図2と共通する
部材には同一の符号を付してある。
【0025】この例では、非磁性導電体40は、略T字
形の立体形状をしており、ステータコア11のスロット
13の開口部16に挿入される挿入部41と、ステータ
コア11の軸方向の端面部11aに突き出た状態で取り
付けられる突出部42とを有する。ここでは、例えば、
かかる略T字形の二つの非磁性導電体40が、ステータ
コア11の両端面部11a,11aからそれぞれ同じス
ロット開口部16に挿入されている。もちろん、二つの
非磁性導電体40の挿入部41の長さの合計は、ステー
タコア11aの軸方向の長さと同じである。
形の立体形状をしており、ステータコア11のスロット
13の開口部16に挿入される挿入部41と、ステータ
コア11の軸方向の端面部11aに突き出た状態で取り
付けられる突出部42とを有する。ここでは、例えば、
かかる略T字形の二つの非磁性導電体40が、ステータ
コア11の両端面部11a,11aからそれぞれ同じス
ロット開口部16に挿入されている。もちろん、二つの
非磁性導電体40の挿入部41の長さの合計は、ステー
タコア11aの軸方向の長さと同じである。
【0026】このように、非磁性導電体40に突出部4
2を設けてステータコア端面部11aにも取り付けるこ
とにより、コイルエンド18(図4参照)からの漏れ磁
束をも低減することができ、この点からもトルクの向上
が図られる。また、その突出部42によって放熱を行う
ことができるため、モータの冷却にも資する。
2を設けてステータコア端面部11aにも取り付けるこ
とにより、コイルエンド18(図4参照)からの漏れ磁
束をも低減することができ、この点からもトルクの向上
が図られる。また、その突出部42によって放熱を行う
ことができるため、モータの冷却にも資する。
【0027】特に、図4に示すように、非磁性導電体4
0の突出部42aを延長してモータのフレーム30に接
触させた場合には、コイルで発生した熱を効率的にフレ
ーム30に伝達することができ(熱伝導率の向上)、モ
ータの冷却により一層有利である。
0の突出部42aを延長してモータのフレーム30に接
触させた場合には、コイルで発生した熱を効率的にフレ
ーム30に伝達することができ(熱伝導率の向上)、モ
ータの冷却により一層有利である。
【図1】 本発明の一実施の形態に係る電動機のステー
タを示す構成図である。
タを示す構成図である。
【図2】 図1の要部詳細図である。
【図3】 非磁性導電体の他の例を示すステータの斜視
図である。
図である。
【図4】 図3の非磁性導電体の変更例を示すモータの
断面図である。
断面図である。
10,10a,10b…ステータ、 11,11a…ステータコア、 12…コイル、 13…スロット、 14…ティース、 14a…ティースの先端部、 16…スロットの開口部、 17…非磁性導電体、 18…コイルエンド、 20…ロータ、 30…フレーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 泰史 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 5H002 AA02 AB01 AE07 5H604 AA05 BB01 BB14 CC01 CC05 CC13 CC16 DA02 QC01 QC04 QC09
Claims (6)
- 【請求項1】 スロット付きステータコアにコイルを挿
入してなる電動機のステータにおいて、 前記スロットの開口部に非磁性の導電体を挿入したこと
を特徴とする電動機のステータ。 - 【請求項2】 前記非磁性導電体は、熱膨張率が前記ス
テータコアよりも大きいことを特徴とする請求項1記載
の電動機のステータ。 - 【請求項3】 前記非磁性導電体は、アルミニウム、
銅、または非磁性ステンレスであることを特徴とする請
求項2記載の電動機のステータ。 - 【請求項4】 前記非磁性導電体は、くさびと同一また
は類似の形状をしていることを特徴とする請求項1記載
のステータ。 - 【請求項5】 前記非磁性導電体は、前記ステータコア
の軸方向の端面部にも突出して取り付けられていること
を特徴とする請求項1記載の電動機のステータ。 - 【請求項6】 前記非磁性導電体の突出部は、当該電動
機のフレームと内接していることを特徴とする請求項5
記載の電動機のステータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11191811A JP2001025197A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 電動機のステータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11191811A JP2001025197A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 電動機のステータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001025197A true JP2001025197A (ja) | 2001-01-26 |
Family
ID=16280928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11191811A Withdrawn JP2001025197A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 電動機のステータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001025197A (ja) |
Cited By (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003032939A (ja) * | 2001-07-11 | 2003-01-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電動機 |
US6920023B2 (en) | 2003-03-21 | 2005-07-19 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Current limiting means for a generator |
JP2006087172A (ja) * | 2004-09-14 | 2006-03-30 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | 回転電機の固定子 |
US7119467B2 (en) | 2003-03-21 | 2006-10-10 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Current limiting means for a generator |
WO2007010934A1 (ja) * | 2005-07-19 | 2007-01-25 | Denso Corporation | 交流モータとその制御装置 |
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