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JP2000340814A - 薄膜太陽電池モジュールの製造方法 - Google Patents

薄膜太陽電池モジュールの製造方法

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JP2000340814A
JP2000340814A JP11307039A JP30703999A JP2000340814A JP 2000340814 A JP2000340814 A JP 2000340814A JP 11307039 A JP11307039 A JP 11307039A JP 30703999 A JP30703999 A JP 30703999A JP 2000340814 A JP2000340814 A JP 2000340814A
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semiconductor layer
electrode layer
solar cell
layer
electrode
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Masataka Kondo
正隆 近藤
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 第2電極層のスクライブと同時に除去される
半導体の露出面での不要な電流パスを低減して、効率の
高い薄膜太陽電池モジュールを製造できる方法を提供す
る。 【解決手段】 基板(1)上に形成された第1電極層
(2)の一部を除去し、複数の単位素子に対応して、第
1電極層を分割する工程と、第1電極層上に半導体層
(4)を形成する工程と、半導体層の一部を除去し、複
数の単位素子に対応して、半導体層に第1電極層との接
続用開口部を設ける工程と、半導体層上に第2電極層
(6)を形成する工程と、接続用開口部の近傍において
第2電極層および半導体層の一部を除去し、複数の単位
素子に対応して、第2電極層および半導体層を分割する
工程と、第2電極層および半導体層の残滓を除くことに
より半導体層の端部を露出させる工程と、130℃以上
の温度で熱処理する工程と有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上に複数の単
位素子が形成された集積化薄膜太陽電池モジュールの製
造方法に関し、第2電極を部分的に除去して複数の単位
素子に分割する工程で発生する欠陥の除去および半導体
層と第2電極との接触界面を改善することにより高効率
の集積化薄膜太陽電池の実現に寄与するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、太陽光のエネルギーを直接電気エ
ネルギーに変換する太陽電池が本格的に普及し始めてい
る。すでに、単結晶シリコンや多結晶シリコン等を用い
た結晶系太陽電池は、屋外の電力用太陽電池として実用
化されている。これに対して、非晶質シリコン等を用い
た薄膜太陽電池は、原材料が少なくて済むために低コス
ト太陽電池として注目されているが、総じてまだ開発段
階にある。薄膜太陽電池については、すでに普及してい
る電卓等の民生機器の電源用途での実績をもとに、屋外
用途へと発展させるために研究開発が進められている。
【0003】薄膜太陽電池は、従来の薄膜デバイスと同
様に、CVDやスパッタリングなどを用いた薄膜の堆積
とパターニングを繰り返して、所望の構造を構築する。
通常は一枚の基板上に複数の単位素子が直列に接続され
た集積化構造が採用される。屋外用途のための電力用太
陽電池では、その基板サイズは例えば400×800
(mm)を超える大面積となる。
【0004】図1は薄膜太陽電池の構造を示す断面図で
ある。図2は薄膜太陽電池を概略的に示す平面図であ
る。ガラス基板1上に、第1電極層2、アモルフアスシ
リコン等からなる半導体層4、および第2電極層6が順
次積層されている。これらの各層は複数の単位素子11
に対応するように分割されている。第2電極層6と第1
電極層2とは、半導体層4に設けられた接続用開口部
(スクライブライン)5を通して接続され、互いに隣り
合う単位素子11が直列に接続されている。
【0005】第1電極層5としては、酸化錫(Sn
2)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化インジウム錫(IT
O)等の透明導電性酸化物が用いられる。第2電極層1
3としては、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、クロ
ム(Cr)等の金属膜が用いられる。
【0006】このような集積化薄膜太陽電池は、以下の
ような方法で作製される。ガラス基板1に、第1電極層
2として、SnO2、ZnO、ITO等の透明導電性酸
化物を堆積する。第1電極層2をスクライブライン3の
位置でレーザースクライブして、複数の単位素子(発電
領域)に対応させて分離する。レーザースクライブによ
り発生した溶断残滓を除去するために洗浄する。第1電
極層2上に、プラズマCVD法により、pin接合溝造
を有する非晶質シリコンからなる半導体層4を堆積す
る。この半導体層4の一部を、第1電極層2のスクライ
ブライン3から数十μm〜百数十μm離れたスクライブ
ライン5の位置でレーザースクライブする。このスクラ
イブライン5は第2電極層と第1電極層との接続用開口
部となる。半導体層4上に、第2電極層6として、A
l、Ag、Cr等の金属膜を単層または複層に堆積す
る。第2電極層6の一部を、半導体層4のスクライブラ
イン5から数十μm〜百数十μm離れたスクライブライ
ン7の位置でレーザースクライブする。この際、スクラ
イブライン7の位置では、第2電極層6とその下の半導
体層4が同時に除去される。このようにして、複数の単
位素子が直列に接続されて集積化された薄膜太陽電池セ
ルが完成する。
【0007】この薄膜太陽電池セルの裏面に、例えばE
VA等の熱硬化性樹脂からなる充填材、およびフッ素樹
脂(たとえば、デュポン社製テドラー)などからなる保
護フィルムを積層し、真空ラミネート法等で封止する。
その後、薄膜太陽電池セルの周囲にフレーム等をつける
ことで薄膜太陽電池モジュールが完成する。
【0008】ところで、従来の集積化薄膜太陽電池は、
その出力特性のうち特に曲線因子 (FF値)が低いこ
とが課題になっていた。集積化薄膜太陽電池の製造にお
いては、特性の向上のために、第1および第2の電極層
2、6の膜厚や、半導体層4の膜質等、プロセス条件の
最適化が図られる。ところが、基板が大面積になると、
プロセス条件を最適化するための実験が煩雑となる。そ
こで、先行実験として簡易プロセスで小面積の薄膜太陽
電池を作製して特性を評価し、最適なプロセス条件を決
定し、得られた最適条件を大面積の薄膜太陽電池の製造
工程に適用する。
【0009】しかし、小面積の薄膜太陽電池の製造に最
適なプロセス条件を、そのまま大面積の薄膜太陽電池の
製造プロセスに適用したとしても、先行実験どおりの良
好な結果が得られずにFF値が低下することが多い。従
って、大面積の集積化薄膜太陽電池においては、変換効
率の向上のために、上述したFF値の改善が必要不可欠
かつ急務となっている。
【0010】本発明者が検討した結果、薄膜太陽電池の
FF値の低下には、2つの原因が考えられる。第1の原
因は、半導体層4と第2電極層6との界面が劣悪である
ことである。この原因に対しては、特開平9−8337
に開示されているように、半導体層上に導電体層を形成
して、半導体層のスクライブ後の洗浄工程における自然
酸化膜の形成を防止することで解決できる。第2の原因
は、第2電極層の一部をスクライブする際に同時に除去
される半導体層の部分において短絡または導通が生じる
ことである。すなわち、第2電極層のスクライブライン
の位置では、第2電極層と第1電極層との間に半導体の
新規な表面が現れた状態になっている。半導体の新規表
面は不安定であるため、僅かの不純物が付着しても電気
抵抗が下がり、第2電極層と第1電極層との短絡または
導通の原因となる。
【0011】そこで、本発明者は、第2の原因による問
題を解決するために、公知の方法を適用することを検討
した。しかし、以下に示すように、これらの方法では問
題を解決することが困難であることが判明した。
【0012】例えば、特開昭61−198685号は、
酸化性雰囲気中でレーザビームを照射することにより半
導体層をスクライブして分離することを開示している。
本発明者は、この方法を第2電極層のスクライブに応用
して半導体層の露出面を酸化することを検討した。しか
し、大面積の基板を酸化性雰囲気中に保持することは困
難である。しかも、レーザビームを照射した際に高熱が
局所的に発生して発火するおそれがあり危険ですらあ
る。
【0013】同様な技術として、特開昭61−1567
75号には、基板上に金属電極、半導体層、透明電極が
積層された構造のアモルファス太陽電池を加熱水蒸気雰
囲気でレーザーにより加工して分離し、分離後に150
〜300℃の温度で加熱処理することを開示している。
この方法では、非晶質半導体層の結晶化を防止するため
に、レーザーにより加工時に加熱水蒸気を吹き付けてい
る。しかし、この方法では、基板が加熱されて膨張する
ので、レーザーによる加工精度が著しく低下することが
判明した。また、気体を吹き付けても加工部分の残滓を
除去するのは困難であり、高速加工においては特に困難
になる。この場合、加工面を完全に完全に露出させるこ
とができなくなる。
【0014】また、特開昭61−280679は、第1
電極層上の、第2電極層のスクライブラインに対応する
領域に、半導体層より厚い絶縁断熱層を形成する方法を
開示している。この方法では、第2電極層およびその下
の半導体層をスクライブした際に、半導体層の下に絶縁
断熱層があるため、第1および第2の電極層の間に半導
体層の断面が現れることがない。しかし、絶縁断熱層を
形成するので、その分だけ発電できる素子の面積が減少
する。しかも、大面積の素子に対応して精度良く絶縁断
熱層を形成することは困難である。
【0015】上記のほかに、特開昭60−85574
は、第2電極のスクライビング工程において第2電極が
シリコンと合金を形成するため導通が生じるという誤っ
た認識に基づき、第2電極としてCrまたはNiを用い
ることを開示している。しかし、このような方法ではF
F値の低下という問題を解決できないことは明らかであ
る。
【0016】他にFF値の低下を回復する手段として、
例えば米国特許4,371,738号にはアニールする
技術が開示されている。しかし、この技術は水素化アモ
ルファスシリコンに光を照射したことにより発生した半
導体内部の欠陥がアニールにより消滅するという、ステ
ーブラー・ロンスキー効果を説明したものであり、製造
時の第2電極層のスクライブに起因するFF値の低下を
解決できない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、第2
電極層のスクライブと同時に除去される半導体の露出面
での不要な電流パスを低減して、効率の高い薄膜太陽電
池モジュールを製造できる方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜太陽電池モ
ジュールの製造方法は、基板と、基板上で直列に接続さ
れた複数の単位素子とを有し、各単位素子が基板上に積
層された第1電極層、半導体層および第2電極層を含む
薄膜太陽電池モジュールを製造する方法であって、基板
上に形成された第1電極層の一部を除去し、複数の単位
素子に対応して、第1電極層を分割する工程と、第1電
極層上に半導体層を形成する工程と、半導体層の一部を
除去し、複数の単位素子に対応して、半導体層に第1電
極層との接続用開口部を設ける工程と、半導体層上に第
2電極層を形成する工程と、接続用開口部の近傍におい
て第2電極層および半導体層の一部を除去し、複数の単
位素子に対応して、第2電極層および半導体層を分割す
る工程と、第2電極層および半導体層の残滓を除くこと
により半導体層の端部を露出させる工程と、130℃以
上の温度で熱処理する工程とを具備したことを特徴とす
る。
【0019】本発明において、第1電極、半導体層、お
よび第2電極の一部を除去するには、レーザービームを
照射する。レーザービームの照射は室温付近、具体的に
は室温±10℃で行われる。
【0020】
【発明の実施の形態】上述したように第2電極層のレー
ザースクライブ時にはその下の半導体層も除去されるた
め、第2電極層、半導体の新規な表面、および第1電極
層が現れた部分ができる。そして、半導体の新規表面は
不安定であるため、僅かの不純物が付着しても電気抵抗
が下がり、この領域において短絡または導通が生じるこ
とがある。
【0021】ところで、半導体の表面には大気などの雰
囲気において自然酸化膜が生じることが知られている。
この自然酸化膜の生成は活性化過程であり、加熱により
急速に進行する。本発明はこのことを利用しており、第
2電極層および半導体層の分割後に、130℃以上、好
ましくは150℃以上の温度で熱処理することにより、
半導体の新規表面を不導体化し、半導体を通しての第1
−第2の電極層間の導通をなくすることができる。
【0022】なお、本発明においては、レーザースクラ
イブは、基板の熱膨張による加工精度の低下を避けるた
めに、室温付近で行われるので、レーザースクライブ時
に半導体の新規表面が不導体化することはない。
【0023】本発明に係る熱処理の効果を確実に得るに
は、熱処理をする時点で第2電極層および半導体層のス
クライブ溝において半導体層の端面を露出させる必要が
ある。これは、単に第2電極層および半導体層をレーザ
ーで分割するだけでは、スクライブ溝に第2電極層およ
び半導体層の残滓が存在して半導体層の端面を遮蔽する
ので、その部分に対する熱処理の効果が著しく低下する
ためである。したがって、熱処理前に第2電極層および
半導体層の残滓を除去することが必要である。残滓を除
去する方法としては、エアーの吹き付けよりも、水など
の液体中での超音波洗浄や加圧水の吹き付けが有効であ
る。
【0024】本発明の熱処理は、例えばオーブン等を用
い、大気中で実施することができる。熱処理は、たとえ
ば150℃にて20分以上、または160℃にて15分
以上行う。なお、熱処理は、130℃以上、好ましくは
140℃以上、より好ましくは150℃以上、半導体層
の形成温度未満の任意の温度で実施できる。この熱処理
は、半導体の新規表面を不導体化するのに十分な時間だ
け行えばよいので、任意の温度における熱処理時間は、
以下のようにして決定することができる。すなわち、横
軸を絶対温度の逆数、縦軸を時間の逆数の対数として、
150℃、20分の条件に対応する点と、160℃、1
5分の条件に対応する点とを結ぶ直線(アレニウスプロ
ット)を作成する。この結果に基づき、熱処理時間は所
定の熱処理温度における上記の直線上の時間以上の時間
に決定される。
【0025】熱処理の時期は、第2電極および半導体層
を分離加工した後であれば、特に限定されない。また、
熱処理は、半導体層の端面を酸化するだけの酸化剤(酸
素など)が存在する環境であれば実施できる。
【0026】したがって、本発明の熱処理工程は、太陽
電池モジュールの裏面における充填材樹脂および保護フ
ィルムをラミネートして封止する工程と同時に行っても
よい。特に、充填材がEVAである場合は、重合開始剤
として過酸化物が用いられているので、真空ラミネート
であっても酸化が促進される。この処理においても、熱
処理時間は充填材樹脂の硬化時間ではなく、熱処理効果
が十分発揮できる時間に設定する必要がある。具体的に
は、ファーストキュアと呼ばれるEVAは150℃、2
分で硬化するが、本発明に係る熱処理は約20分以上行
う必要がある。ただし、市販されているEVAを用い
て、本発明に係る熱処理を長時間行うと、分解などの好
ましくない現象が起こる可能性があるため、実際には封
止とアニールとを別工程で行うのが好ましい。
【0027】なお、太陽電池モジュールの製造プロセス
中に、単位素子に逆バイアス電圧を印加して半導体層の
欠陥を除去する工程に組み込む場合、逆バイアス処理の
前に本発明の熱処理を行うことが好ましい。これは以下
のような理由による。すなわち、第2電極層および半導
体層のスクライブ時に発生した欠陥は、線状に発生して
いることが多い。逆バイアス処理は点状の欠陥を除去す
るには適しているが、線状の欠陥を補修することは困難
である。したがって、本発明の熱処理により第2電極層
および半導体層を除去した領域に生じた導通または短絡
欠陥を除去した後に、逆バイアス処理を行うことが好ま
しい。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0029】実施例 図1に示される太陽電池モジュールを以下のようにして
製造した。
【0030】面積92cm×46cm、厚さ4mmのソ
ーダーライムガラスからなるガラス基板1上に、熱CV
D法により酸化錫膜(厚さ8000オングストローム)
2を形成した。この酸化錫膜2を室温(25℃)でレー
ザースクライバーによりスクライブライン3の位置で分
割し、複数の単位素子に対応する透明電極とした。具体
的には、基板1をX−Yテーブル上にセットし、Qスイ
ッチYAGレーザーを用いて、波長532nmの第2高
調波を、周波数3kHz、平均出力500nw、パルス
幅10nsecの条件で照射した。分離幅(スクライブ
ライン3の幅)を50μm、単位素子を構成するストリ
ングの幅を約10mmに設定した。その後、レーザース
クライブにより発生した溶断残滓を除去するために洗浄
した。
【0031】上記の基板1をマルチチャンバーのプラズ
マCVD装置に入れ、200℃でプラズマCVDを行
い、パターニングされた酸化錫膜2上にa−Si層4を
形成した。このa−Si層4は、p型a−SiC:H
層、i型a−Si:H層、およびn型微結晶Si:H層
からなり、pin接合を形成している。これらの各半導
体層の製膜条件は以下の通りであった。
【0032】p型a−SiC:H層は、SiH4を流量
100sccm、水素で1000ppmに希釈されたB
26を流量2000sccm、炭素合金化のためのCH
4を流量30sccmで、それぞれ供給して、圧力を1
torrに設定した後、200Wのパワーを投入してプ
ラズマを発生させることにより製膜した。
【0033】i型a−Si:H層は、SiH4を流量5
00sccmで供給して圧力を0.5torrに設定し
た後、500Wのパワーを投入してプラズマを発生させ
ることにより製膜した。
【0034】n型微結晶Si:H層は、SiH4を流量
100sccm、水素で1000ppmに希釈されたP
3を流量2000sccmで、それぞれ供給して、圧
力を1torrに設定した後、3kWのパワーを投入し
てプラズマを発生させることにより製膜した。
【0035】この際、p型a−SiC:H層の厚さが1
50オングストローム、i型a−Si:H層の厚さが3
200オングストローム、n型微結晶Si:H層が30
0オングストロームとなるように、製膜時間を調整し
た。
【0036】基板1をプラズマCVD装置から取り出
し、上記の各層からなるa−Si層4を室温(25℃)
でレーザースクライバーによりパターニングした。この
際、a−Si層4のスクライブライン5は酸化錫層2の
スクライブラインから100μmずらした。具体的に
は、基板1をX−Yテーブル上にセットし、Qスイッチ
YAGレーザーを用いて、波長532nmの第2高調波
を、周波数3kHz、平均出力500nw、パルス幅1
0nsecの条件で照射した。なお、レーザービームの
焦点位置をずらすことで分離幅を100μmに設定し
た。再度洗浄して溶断残滓を除いた。
【0037】上記の基板1をスパッタリング装置に入
れ、ZnOターゲットを用いてRFマグネトロンスパッ
タにより、パターニングされたa−Si層4上に膜厚1
000オングストロームのZnO層(図示せず)を形成
した。スパッタ条件は、アルゴンガス圧力2mtor
r、放電パワー200W、製膜温度200℃とした。次
に、Agターゲットを用い、DCマグネトロンスパッタ
により、ZnO層上に膜厚2000オングストロームの
Ag層6を形成した。スパッタ条件は、アルゴンガス圧
力2mtorr、放電パワー200W、製膜温度室温で
あった。
【0038】基板1をマグネトロンスパッタ装置から取
り出して、Ag層6、ZnO層およびその下のa−Si
層4を室温(25℃)でレーザースクライバーによりパ
ターニングした。この際、Ag層6のスクライブライン
7はa−Si層4のスクライブライン5から100μm
ずらした。このときの加工条件は、a−Si層4の加工
条件と同様であった。分離幅は70μm、ストリング幅
は約10mmに設定した。
【0039】なお、基板1の全周にわたって太陽電池活
性部を外部と電気的に分離するために、基板1の周囲か
ら5mm内側の領域の透明電極、半導体層および裏面電
極をレーザーにより除去した。参照符号13は、この操
作によって形成されたレーザー絶縁分離線を示す。ま
た、両端にあるストリング11a,11bの外側の半導
体層および裏面電極を3.5mmの幅で除去し、電極取
り出し用の配線を形成するための領域14を形成した。
その後、レーザースクライバーによりパターニングされ
た半導体層および裏面電極の残滓を除去するために、純
水中で2分間超音波洗浄した。その結果、全ての加工部
分で残滓が除去されているのを確認した。
【0040】次いで、配線用の領域14に半田を付け、
その上に半田メッキ銅箔からなるバスバー電極16を形
成して、電極取り出しのための配線を行った。このバス
バー電極16は太陽電池活性部のストリングと平行に配
置されている。
【0041】この後、本発明の方法に従い、基板をクリ
ーンオーブンに入れ、160℃にて20分間熱処理し
た。
【0042】この熱処理後、逆バイアス処理を行い、各
単位素子の欠陥を除去した。さらに、それまでの処理で
発生した汚れを除去するために、太陽電池モジュールを
純水で洗浄した。バスバー電極16に配線を接続した。
この太陽電池モジュールの裏面にEVAシート8とフッ
素系樹脂からなる保護フィルム9を重ね、真空ラミネー
タを用いて封止した。また、配線の取り出し部にシリコ
ーン樹脂を充填した。最後に、端子の取り付けとフレー
ムの取り付けを行った。
【0043】このようにして得た太陽電池モジュールに
ついて、100mW/cm2のAM1.5ソーラーシミ
ュレーターを用いて、電流電圧特性を測定した。その結
果、短絡電流1240mA、開放電圧44.2V、曲線
因子0.70、最大出力38.4Wであった。
【0044】比較例1 本発明の熱処理の工程を行わなかった以外は上記と同様
のプロセスで太陽電池モジュールを製造し、電流電圧特
性を測定した。その結果、短絡電流1240mA、開放
電圧42.9V、曲線因子0.67、最大出力35.6
Wであった。このように、比較例1は実施例と比べて最
大出力が約2W低かった。
【0045】また、実施例のように第2電極層のスクラ
イブ後に熱処理を行った場合、逆バイアス処理によりす
べての単位素子で特性の回復がみられた。これに対し
て、比較例1では、逆バイアス処理を行っても半分の単
位素子でリーク電流が観測された。このようにリーク電
流が生じる単位素子が存在することも、開放電圧と曲線
因子の低下の原因になっていると考えられる。
【0046】比較例2 第2電極層および半導体層のレーザースクライブ後に逆
バイアス処理を行い、その後に基板をクリーンオーブン
に入れて160℃にて20分間熱処理して太陽電池モジ
ュールを製造し、電流電圧特性を測定した。その結果、
短絡電流1240mA、開放電圧43.2V、曲線因子
0.676、最大出力36.2Wであった。このことか
ら、逆バイアス処理後に熱処理を行った場合には、欠陥
を回復することが困難であることが判明した。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の方法を用い
れば、第2電極層および半導体層のレーザースクライブ
後に130℃以上で熱処理を施すことにより、第2電極
層と同時に除去される半導体の露出面での不要な電流パ
スを低減して、効率の高い薄膜太陽電池モジュールを製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薄膜太陽電池モジュールの断面
図。
【図2】図1に示す薄膜太陽電池モジュールの平面図。
【符号の説明】
1…ガラス基板 2…酸化錫膜 3…スクライブライン 4…a−Si層 5…スクライブライン 6…Ag層 7…スクライブライン 8…EVAシート 9…保護フィルム 11a,11b…ストリング 13…レーザー絶縁分離線 14…配線用の領域 16…バスバー電極

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、基板上で直列に接続された複数
    の単位素子とを有し、各単位素子が基板上に積層された
    第1電極層、半導体層および第2電極層を含む薄膜太陽
    電池モジュールを製造する方法であって、基板上に形成
    された第1電極層の一部を除去し、複数の単位素子に対
    応して、第1電極層を分割する工程と、第1電極層上に
    半導体層を形成する工程と、半導体層の一部を除去し、
    複数の単位素子に対応して、半導体層に第1電極層との
    接続用開口部を設ける工程と、半導体層上に第2電極層
    を形成する工程と、接続用開口部の近傍において第2電
    極層および半導体層の一部を除去し、複数の単位素子に
    対応して、第2電極層および半導体層を分割する工程
    と、第2電極層および半導体層の残滓を除くことにより
    半導体層の端部を露出させる工程と、130℃以上の温
    度で熱処理する工程とを具備したことを特徴とする薄膜
    太陽電池モジュールの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記熱処理は、150℃以上、半導体層
    の形成温度未満の温度で行われることを特徴とする請求
    項1記載の薄膜太陽電池モジュールの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記熱処理は、半導体の新規表面を不導
    体化するのに十分な時間だけ行われることを特徴とする
    請求項1記載の薄膜太陽電池モジュールの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記熱処理は、150℃において20分
    以上行われることを特徴とする請求項1記載の薄膜太陽
    電池モジュールの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記熱処理は、160℃において15分
    以上行われることを特徴とする請求項1記載の薄膜太陽
    電池モジュールの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記熱処理は、横軸を絶対温度の逆数、
    縦軸を時間の逆数の対数として、150℃、20分の条
    件に対応する点と、160℃、15分の条件に対応する
    点とを結ぶ直線を作成し、所定の熱処理温度における前
    記直線上の時間以上の時間行われることを特徴とする請
    求項1記載の薄膜太陽電池モジュールの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記熱処理は、大気中で行われることを
    特徴とする請求項1ないし6いずれか記載の薄膜太陽電
    池モジュールの製造方法。
  8. 【請求項8】 さらに、前記単位素子の裏面に、樹脂を
    充填し熱硬化させて封止する工程を有することを特徴と
    する請求項1記載の薄膜太陽電池モジュールの製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記熱処理は、封止処理の際の熱硬化過
    程で行われることを特徴とする請求項1記載の薄膜太陽
    電池モジュールの製造方法。
  10. 【請求項10】 さらに、前記熱処理後に前記単位素子
    に逆バイアス電圧を印加して欠陥を除去する工程を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の薄膜太陽電池モジュ
    ールの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第1電極、半導体層、および第2
    電極の一部は、レーザービームの照射により除去される
    ことを特徴とする請求項1記載の薄膜太陽電池モジュー
    ルの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記レーザービームの照射は室温付近
    で行われることを特徴とする請求項11記載の薄膜太陽
    電池モジュールの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記半導体層は、シリコンを主成分と
    することを特徴とする請求項1記載の薄膜太陽電池モジ
    ュールの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記第1電極は、透明導電性酸化物を
    含むことを特徴とする請求項1記載の薄膜太陽電池モジ
    ュールの製造方法。
  15. 【請求項15】 前記第2電極は、金属、2種以上の金
    属の積層体、または透明導電性酸化物と金属との積層体
    を含むことを特徴とする請求項1記載の薄膜太陽電池モ
    ジュールの製造方法。
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