JP2000247804A - 防蟻調湿粒剤及びその使用方法 - Google Patents
防蟻調湿粒剤及びその使用方法Info
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- JP2000247804A JP2000247804A JP11369716A JP36971699A JP2000247804A JP 2000247804 A JP2000247804 A JP 2000247804A JP 11369716 A JP11369716 A JP 11369716A JP 36971699 A JP36971699 A JP 36971699A JP 2000247804 A JP2000247804 A JP 2000247804A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 水不溶性又は難溶性防蟻有効成分とグリ
コール系溶剤からなる溶液又は水溶性若しくは易水溶性
防蟻有効成分及び水溶性溶剤からなる溶液を天然ガラス
からなる天然軽石に担持させたことを特徴とする防蟻粒
剤、該防蟻粒剤と多孔質粘土鉱物からなる調湿粒材成分
との混合物からなることを特徴とする防蟻調湿粒剤、並
びにこれら防蟻粒剤又は防蟻調湿粒剤を使用してシロア
リを防除する方法。 【効果】 家屋の床下の湿度の調整、床下木材の腐朽の
防止と共にシロアリを防除できる。
コール系溶剤からなる溶液又は水溶性若しくは易水溶性
防蟻有効成分及び水溶性溶剤からなる溶液を天然ガラス
からなる天然軽石に担持させたことを特徴とする防蟻粒
剤、該防蟻粒剤と多孔質粘土鉱物からなる調湿粒材成分
との混合物からなることを特徴とする防蟻調湿粒剤、並
びにこれら防蟻粒剤又は防蟻調湿粒剤を使用してシロア
リを防除する方法。 【効果】 家屋の床下の湿度の調整、床下木材の腐朽の
防止と共にシロアリを防除できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防蟻及び調湿を兼
ね備えた防蟻調湿剤に関するものであり、更に詳しく
は、家屋床下等に施用するこにより、湿度の上昇及びそ
れに伴う結露を抑制して、床下木材の腐朽を防止し、更
には木造住宅を加害する白蟻を同時に防除するものであ
る。
ね備えた防蟻調湿剤に関するものであり、更に詳しく
は、家屋床下等に施用するこにより、湿度の上昇及びそ
れに伴う結露を抑制して、床下木材の腐朽を防止し、更
には木造住宅を加害する白蟻を同時に防除するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】白蟻の防除には大きく分けて木部等に薬
液を塗布して白蟻を防除する木部処理及び床下等の土壌
に薬液を散布して防除する土壌処理の2種類があり、土
壌処理方法は床下という狭い空間内で行うため防除作業
効率が悪いばかりでなく、作業従事者の健康面からも好
ましくない。これらを改善すべく、薬剤を泡状にして施
用する発泡施工法、薬剤を粒基材に含浸させた粒剤を床
下に散布する方法等が提案されている。しかし、殺蟻粒
剤を床下等に散布して白蟻を防除する方法では、殺蟻有
効成分によっては、床下の高湿度下による有効成分の分
解が起こり、十分な効果を得られない場合がある。
液を塗布して白蟻を防除する木部処理及び床下等の土壌
に薬液を散布して防除する土壌処理の2種類があり、土
壌処理方法は床下という狭い空間内で行うため防除作業
効率が悪いばかりでなく、作業従事者の健康面からも好
ましくない。これらを改善すべく、薬剤を泡状にして施
用する発泡施工法、薬剤を粒基材に含浸させた粒剤を床
下に散布する方法等が提案されている。しかし、殺蟻粒
剤を床下等に散布して白蟻を防除する方法では、殺蟻有
効成分によっては、床下の高湿度下による有効成分の分
解が起こり、十分な効果を得られない場合がある。
【0003】特開平2−117602号公報には、粘土
性多孔質からなる担体に殺蟻成分を担持させた白蟻防除
剤成分とセピオライト等からなる粘土性多孔質粒子から
なる調湿材成分との混合物からなるシロアリ防除剤が開
示されており、特公平7−103004号公報には、2
00〜300μmの範囲にある多孔質粒状担体に、界面
活性剤を用いることなしに、有機リン系、カルバメート
系又はピレスリン系殺虫剤を芳香族系石油溶剤と共に含
浸担持させてなる防蟻性粒剤が開示されている。
性多孔質からなる担体に殺蟻成分を担持させた白蟻防除
剤成分とセピオライト等からなる粘土性多孔質粒子から
なる調湿材成分との混合物からなるシロアリ防除剤が開
示されており、特公平7−103004号公報には、2
00〜300μmの範囲にある多孔質粒状担体に、界面
活性剤を用いることなしに、有機リン系、カルバメート
系又はピレスリン系殺虫剤を芳香族系石油溶剤と共に含
浸担持させてなる防蟻性粒剤が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平2−1
17602号公報開示の技術では殺蟻成分を含有する白
蟻防除剤成分と調湿剤成分とが混合されているが、処理
方法によっては白蟻防除剤成分の偏りが見られ、均一な
防除層を形成するには不十分となる場合があり、特公平
7−103004号公報開示の技術では、調湿材との併
用時に効果の持続性及び防除層の均一性に課題がある。
17602号公報開示の技術では殺蟻成分を含有する白
蟻防除剤成分と調湿剤成分とが混合されているが、処理
方法によっては白蟻防除剤成分の偏りが見られ、均一な
防除層を形成するには不十分となる場合があり、特公平
7−103004号公報開示の技術では、調湿材との併
用時に効果の持続性及び防除層の均一性に課題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく、鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成させ
たものであり、本発明は水不溶性又は難溶性防蟻有効成
分及びグリコール系溶剤からなる溶液又は水溶性若しく
は易水溶性防蟻有効成分及び水性又は水溶性溶剤からな
る溶液を天然ガラスからなる天然軽石に担持させた防蟻
粒剤及び該防蟻粒剤と多孔質調湿成分からなる調湿粒材
成分との混合物からなる防蟻調湿粒剤及びそれらの使用
方法に関するものである。
解決すべく、鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成させ
たものであり、本発明は水不溶性又は難溶性防蟻有効成
分及びグリコール系溶剤からなる溶液又は水溶性若しく
は易水溶性防蟻有効成分及び水性又は水溶性溶剤からな
る溶液を天然ガラスからなる天然軽石に担持させた防蟻
粒剤及び該防蟻粒剤と多孔質調湿成分からなる調湿粒材
成分との混合物からなる防蟻調湿粒剤及びそれらの使用
方法に関するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明で使用する水不溶性又は難
溶性防蟻有効成分としてはピレスロイド系化合物、例え
ば 1.アレスリン〔dl−3−アリル−2−メチル−4−
オキソ−2−シクロペンテニル dl−シス,トランス
−クリサンセメート〕、 2.エトフェンプロックス〔2−(4−エトキシフェニ
ル)−2−メチルプロピル 3−フェノキシベンジルエ
ーテル〕、 3.シクロプロトリン〔(RS)−α−シアノ−3−フ
ェノキシベンジル (RS)−2,2−ジクロロ−1−
(4−エトキシフェニル)シクロプロパンカルキシラー
ト〕、 4.シハロトリン〔(RS)−α−シアノ−3−フェノ
キシベンジル (Z)−(1RS,3RS)−3−(2
−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペニル)−
2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート〕、
溶性防蟻有効成分としてはピレスロイド系化合物、例え
ば 1.アレスリン〔dl−3−アリル−2−メチル−4−
オキソ−2−シクロペンテニル dl−シス,トランス
−クリサンセメート〕、 2.エトフェンプロックス〔2−(4−エトキシフェニ
ル)−2−メチルプロピル 3−フェノキシベンジルエ
ーテル〕、 3.シクロプロトリン〔(RS)−α−シアノ−3−フ
ェノキシベンジル (RS)−2,2−ジクロロ−1−
(4−エトキシフェニル)シクロプロパンカルキシラー
ト〕、 4.シハロトリン〔(RS)−α−シアノ−3−フェノ
キシベンジル (Z)−(1RS,3RS)−3−(2
−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペニル)−
2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート〕、
【0007】5.シフルトリン〔(RS)−α−シアノ
−4−フルオロ−3−フェノキシベンジル (1RS,
3RS)−(1RS,3RS)−3−(2,2−ジクロ
ロビニル−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシ
ラート〕、 6.シペルメトリン〔(RS)−α−シアノ−3−フェ
ノキシベンジル (1RS,3RS)−(1RS,3S
R)−3−(2,2−ジクロロビニル−2,2−ジメチ
ルシクロプロパンカルボキシラート〕、 7.ピレトリン、 8.トラロメトリン〔(S)−α−シアノ−3−フェノ
キシベンジル (1R,3S)−2,2−ジメチル−3
−(1,2,2,2−テトラブロモエチル)シクロプロ
パンカルボキシラート〕、 9.フェンバレレート〔(RS)−α−シアノ−3−フ
ェノキシベンジル (RS)−2−(4−クロロフェニ
ル)−3−メチルブタノアート〕、
−4−フルオロ−3−フェノキシベンジル (1RS,
3RS)−(1RS,3RS)−3−(2,2−ジクロ
ロビニル−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシ
ラート〕、 6.シペルメトリン〔(RS)−α−シアノ−3−フェ
ノキシベンジル (1RS,3RS)−(1RS,3S
R)−3−(2,2−ジクロロビニル−2,2−ジメチ
ルシクロプロパンカルボキシラート〕、 7.ピレトリン、 8.トラロメトリン〔(S)−α−シアノ−3−フェノ
キシベンジル (1R,3S)−2,2−ジメチル−3
−(1,2,2,2−テトラブロモエチル)シクロプロ
パンカルボキシラート〕、 9.フェンバレレート〔(RS)−α−シアノ−3−フ
ェノキシベンジル (RS)−2−(4−クロロフェニ
ル)−3−メチルブタノアート〕、
【0008】10.フェンプロパトリン〔(RS)−α
−シアノ−3−フェノキシベンジル2,2,3,3−テ
トラメチルシクロプロパンカルボキシラート〕、 11.フルシトリネート〔(RS)−α−シアノ−3−
フェノキシベンジル (S)−2−(4−ジフルオロメ
トキシフェニル)−3−メチルブチラート〕、 12.ペルメトリン〔3−フェノキシベンジル (1R
S,3RS)−(1RS,3RS)−(2,2−ジクロ
ロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキ
シラート〕、 13.ビフェントリン〔2−メチルビフェニル−3−イ
ルメチル (Z)−(1RS,3RS)−3−(2−ク
ロロ−3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エニル)
−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラー
ト〕、 14.シラフルオフェン〔(4−エトキシフェニル)
〔3−(3−フェノキシ−4−フルオロフェニル)プロ
ピル〕(ジメチル)シラン〕、
−シアノ−3−フェノキシベンジル2,2,3,3−テ
トラメチルシクロプロパンカルボキシラート〕、 11.フルシトリネート〔(RS)−α−シアノ−3−
フェノキシベンジル (S)−2−(4−ジフルオロメ
トキシフェニル)−3−メチルブチラート〕、 12.ペルメトリン〔3−フェノキシベンジル (1R
S,3RS)−(1RS,3RS)−(2,2−ジクロ
ロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキ
シラート〕、 13.ビフェントリン〔2−メチルビフェニル−3−イ
ルメチル (Z)−(1RS,3RS)−3−(2−ク
ロロ−3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エニル)
−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラー
ト〕、 14.シラフルオフェン〔(4−エトキシフェニル)
〔3−(3−フェノキシ−4−フルオロフェニル)プロ
ピル〕(ジメチル)シラン〕、
【0009】15.レスメトリン〔5−ベンジル−3−
フリルメチル dl−シス,トランス−クリサンセメー
ト〕、 16.テフルトリン〔2,3,5,6−テトラフルオロ
−4−メチルベンジル−(1RS)−シス−3−(Z−
2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−エニル)
−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラー
ト〕、 17.アクリナトリン〔(S)−α−シアノ−3−フェ
ノキシベンジル (Z)−(1R,3S)−2,2−ジ
メチル−3−〔2−(2,2,2−トリフルオロ−1−
トリフルオロメチルエトキシカルボニル)ビニル〕シク
ロプロパンカルボキシラート〕、 18.プラレトリン〔(RS)−2−メチル−4−オキ
ソ−3−プロプ−2−エニルシクロペント−2−エニル
(1RS)−シス−トランス−2,2−ジメチル−3−
(2−メチルプロプ−1−エニル)シクロプロパンカル
ボキシラート〕、
フリルメチル dl−シス,トランス−クリサンセメー
ト〕、 16.テフルトリン〔2,3,5,6−テトラフルオロ
−4−メチルベンジル−(1RS)−シス−3−(Z−
2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−エニル)
−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラー
ト〕、 17.アクリナトリン〔(S)−α−シアノ−3−フェ
ノキシベンジル (Z)−(1R,3S)−2,2−ジ
メチル−3−〔2−(2,2,2−トリフルオロ−1−
トリフルオロメチルエトキシカルボニル)ビニル〕シク
ロプロパンカルボキシラート〕、 18.プラレトリン〔(RS)−2−メチル−4−オキ
ソ−3−プロプ−2−エニルシクロペント−2−エニル
(1RS)−シス−トランス−2,2−ジメチル−3−
(2−メチルプロプ−1−エニル)シクロプロパンカル
ボキシラート〕、
【0010】19.シスメトリン〔5−ベンジル−3−
フリルメチル(1R)−トランス−2,2−ジメチル−
3−(2−メチルプロプ−1−エニル)シクロプロパン
カルボキシラート〕、 20.d−フェノトリン〔3−フェノキシベンジル(1
RS)−シス−トランス−2,2−ジメチル−3−(2
−メチルプロプ−1−エニル)シクロプロパンカルボキ
シラート〕、 21.デルタメトリン〔(S)−α−シアノ−3−フェ
ノキシベンジル(1R)−シス−3−(2,2−ジブロ
モビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキ
シラート〕、 22.テトラメトリン〔シクロヘキセ−1−エン−1,
2−ジカルボキシイミドメチル(1RS,3RS,1R
S,3SR)−2,2−ジメチル−3−(2−メチルプ
ロプ−エニル)シクロプロパン カルボキシラート〕、 23.フルバリネート〔(RS)−α−シアノ−3−フ
ェノキシベンジル N−(2−クロロ−α,α,α−ト
リフルオロ−p−トリル)−DL−バリナート〕等のピ
レスロイド系化合物、
フリルメチル(1R)−トランス−2,2−ジメチル−
3−(2−メチルプロプ−1−エニル)シクロプロパン
カルボキシラート〕、 20.d−フェノトリン〔3−フェノキシベンジル(1
RS)−シス−トランス−2,2−ジメチル−3−(2
−メチルプロプ−1−エニル)シクロプロパンカルボキ
シラート〕、 21.デルタメトリン〔(S)−α−シアノ−3−フェ
ノキシベンジル(1R)−シス−3−(2,2−ジブロ
モビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキ
シラート〕、 22.テトラメトリン〔シクロヘキセ−1−エン−1,
2−ジカルボキシイミドメチル(1RS,3RS,1R
S,3SR)−2,2−ジメチル−3−(2−メチルプ
ロプ−エニル)シクロプロパン カルボキシラート〕、 23.フルバリネート〔(RS)−α−シアノ−3−フ
ェノキシベンジル N−(2−クロロ−α,α,α−ト
リフルオロ−p−トリル)−DL−バリナート〕等のピ
レスロイド系化合物、
【0011】ピロール系化合物としては、例えば 24.クロルフェナピル〔4−ブロモ−2−(4−クロ
ロフェニル)−1−エトキシメチル−5−トリフルオロ
メチルピロール−3−カルボニトリル等のピロール系化
合物、ピラゾール系化合物としては、例えば 25.フィプロニル〔(±)−5−アミノ−1−(2,
6−ジクロロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トリ
ル)−4−トリフルオロメチルスルフィニルピラゾール
−3−カルボニトリル〕等のピラゾール系化合物を例示
することができ、好ましくはピレスロイド系化合物を使
用するのが良い。本発明はこれらの水不溶性又は難溶性
防蟻有効成分から選択される1種以上の化合物を選択し
て使用することができる。
ロフェニル)−1−エトキシメチル−5−トリフルオロ
メチルピロール−3−カルボニトリル等のピロール系化
合物、ピラゾール系化合物としては、例えば 25.フィプロニル〔(±)−5−アミノ−1−(2,
6−ジクロロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トリ
ル)−4−トリフルオロメチルスルフィニルピラゾール
−3−カルボニトリル〕等のピラゾール系化合物を例示
することができ、好ましくはピレスロイド系化合物を使
用するのが良い。本発明はこれらの水不溶性又は難溶性
防蟻有効成分から選択される1種以上の化合物を選択し
て使用することができる。
【0012】次いで、水溶性又は易水溶性防蟻有効成分
としてはクロロニコチニル系化合物、例えば 26.イミダクロプリド〔1−(6−クロロ−3−ピリ
ジルメチル)−N−ニトロイミダゾリジン−2−イリデ
ンアミン〕、 27.ニテンピラム〔(E)−N−(6−クロロ−3−
ピリジルメチル)−N−エチル−N’−メチル−2−ニ
トロビニリデンジアミン〕、 28.アセタミプリド〔(E)−N1-〔(6−クロロ−
3−ピリジル)メチル〕−N2-シアノ−N1-メチルアセ
トアミジン〕、 29.チアクロプリド〔〔3−〔(6−クロロ−3−ピ
リジニル)メチル〕−2−チアゾリジニリデン〕シアナ
ミド〕等のクロロニコチニル系化合物等を例示すること
ができる。
としてはクロロニコチニル系化合物、例えば 26.イミダクロプリド〔1−(6−クロロ−3−ピリ
ジルメチル)−N−ニトロイミダゾリジン−2−イリデ
ンアミン〕、 27.ニテンピラム〔(E)−N−(6−クロロ−3−
ピリジルメチル)−N−エチル−N’−メチル−2−ニ
トロビニリデンジアミン〕、 28.アセタミプリド〔(E)−N1-〔(6−クロロ−
3−ピリジル)メチル〕−N2-シアノ−N1-メチルアセ
トアミジン〕、 29.チアクロプリド〔〔3−〔(6−クロロ−3−ピ
リジニル)メチル〕−2−チアゾリジニリデン〕シアナ
ミド〕等のクロロニコチニル系化合物等を例示すること
ができる。
【0013】本発明はこれらの水溶性又は易水溶性防蟻
有効成分から選択される1種以上の化合物を選択して使
用することができる。水不溶性又は難溶性防蟻有効成分
又は水溶性若しくは易水溶性防蟻有効成分は防蟻粒剤1
00重量部に対して0.01〜10重量部の範囲で含有
することができる。水不溶性又は難溶性防蟻有効成分を
溶解する溶剤としては、グリコール系溶剤が好ましく、
例えばポリエチレングリコールモノメチルエーテル、ポ
リエチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレ
ングリコール 2−エチルヘキシルエーテル等を使用す
ることができ、これらの溶剤は単独で又は2種以上混合
して使用することができ、該溶剤の使用量は水不溶性又
は難溶性防蟻有効成分1重量部に対して1〜100重量
部の範囲から適宜選択して使用すれば良い。
有効成分から選択される1種以上の化合物を選択して使
用することができる。水不溶性又は難溶性防蟻有効成分
又は水溶性若しくは易水溶性防蟻有効成分は防蟻粒剤1
00重量部に対して0.01〜10重量部の範囲で含有
することができる。水不溶性又は難溶性防蟻有効成分を
溶解する溶剤としては、グリコール系溶剤が好ましく、
例えばポリエチレングリコールモノメチルエーテル、ポ
リエチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレ
ングリコール 2−エチルヘキシルエーテル等を使用す
ることができ、これらの溶剤は単独で又は2種以上混合
して使用することができ、該溶剤の使用量は水不溶性又
は難溶性防蟻有効成分1重量部に対して1〜100重量
部の範囲から適宜選択して使用すれば良い。
【0014】又、水溶性又は易水溶性防蟻有効成分を溶
解する溶剤としては、水、メタノール、エタノール、プ
ロパノール等のアルコール系溶剤又はアセトニトリル等
のニトリル系溶剤を使用することができ、これらの溶剤
は単独で又は2種以上混合して使用することができ、該
溶剤の使用量は水溶性又は易水溶性防蟻有効成分1重量
部に対して1〜100重量部の範囲から適宜選択して使
用すれば良い。水不溶性又は難溶性防蟻有効成分又は水
溶性若しくは易水溶性防蟻有効成分を担持する担体とし
ては天然ガラスからなる天然軽石の使用が好ましく、天
然ガラスとしては、例えば流紋岩質天然ガラス、安山岩
質天然ガラス等の他に、天然ガラスを含む軽石堆積物で
ある凝灰岩等も使用することができる。その他の成分と
して、例えば界面活性剤、粘結剤、着色剤等を必要に応
じて配合することができる。
解する溶剤としては、水、メタノール、エタノール、プ
ロパノール等のアルコール系溶剤又はアセトニトリル等
のニトリル系溶剤を使用することができ、これらの溶剤
は単独で又は2種以上混合して使用することができ、該
溶剤の使用量は水溶性又は易水溶性防蟻有効成分1重量
部に対して1〜100重量部の範囲から適宜選択して使
用すれば良い。水不溶性又は難溶性防蟻有効成分又は水
溶性若しくは易水溶性防蟻有効成分を担持する担体とし
ては天然ガラスからなる天然軽石の使用が好ましく、天
然ガラスとしては、例えば流紋岩質天然ガラス、安山岩
質天然ガラス等の他に、天然ガラスを含む軽石堆積物で
ある凝灰岩等も使用することができる。その他の成分と
して、例えば界面活性剤、粘結剤、着色剤等を必要に応
じて配合することができる。
【0015】本発明の防蟻粒剤は、通常の農薬製造方法
により製造することができ、例えば天然軽石の破砕粒、
造粒物等を粒基材とし、該粒基材にグリコール系溶剤に
溶解された水不溶性又は難溶性防蟻有効成分又は水性溶
剤に溶解された水溶性又は易水溶性防蟻有効成分をイン
プレ等の方法で担持させれば良く、その粒径は特に限定
されるものではないが、0.1〜10mmの範囲で使用
すれば良い。次に、本発明の防蟻粒剤と混合して使用す
る多孔質調湿成分としては、ゼオライト、セピオライ
ト、アタパルガイトから選択される1種以上の粘土鉱物
から選択すれば良く、該粘土鉱物は破砕粒又は造粒物の
いずれであっても良く、その粒径は特に限定されるもの
ではないが、0.1〜30mmの範囲で使用すれば良
い。
により製造することができ、例えば天然軽石の破砕粒、
造粒物等を粒基材とし、該粒基材にグリコール系溶剤に
溶解された水不溶性又は難溶性防蟻有効成分又は水性溶
剤に溶解された水溶性又は易水溶性防蟻有効成分をイン
プレ等の方法で担持させれば良く、その粒径は特に限定
されるものではないが、0.1〜10mmの範囲で使用
すれば良い。次に、本発明の防蟻粒剤と混合して使用す
る多孔質調湿成分としては、ゼオライト、セピオライ
ト、アタパルガイトから選択される1種以上の粘土鉱物
から選択すれば良く、該粘土鉱物は破砕粒又は造粒物の
いずれであっても良く、その粒径は特に限定されるもの
ではないが、0.1〜30mmの範囲で使用すれば良
い。
【0016】本発明は水不溶性又は難溶性防蟻有効成分
を使用する場合、溶剤としてグリコール系溶剤を、水溶
性又は易水溶性防蟻有効成分を使用する場合、溶剤とし
て水性又は水溶性溶剤を、担体として天然ガラスからな
る天然軽石を使用することにより、防蟻粒剤成分中の防
蟻有効成分がゼオライト、セピオライト、アタパルガイ
トから選択される多孔質粘土鉱物である調湿粒材成分中
に移行し、ムラなく、均一な防蟻層を形成し、所期の防
蟻効果及び調湿効果を奏するものである。本発明の防蟻
調湿粒剤の防蟻粒剤成分と調湿粒材成分の配合割合は、
防蟻粒剤成分1重量部に対して、調湿粒材成分1〜50
重量部の範囲で均一に混合すれば良く、防蟻調湿粒剤と
しての処理量は1〜50kg/m2 の範囲から選択すれ
ば良い。
を使用する場合、溶剤としてグリコール系溶剤を、水溶
性又は易水溶性防蟻有効成分を使用する場合、溶剤とし
て水性又は水溶性溶剤を、担体として天然ガラスからな
る天然軽石を使用することにより、防蟻粒剤成分中の防
蟻有効成分がゼオライト、セピオライト、アタパルガイ
トから選択される多孔質粘土鉱物である調湿粒材成分中
に移行し、ムラなく、均一な防蟻層を形成し、所期の防
蟻効果及び調湿効果を奏するものである。本発明の防蟻
調湿粒剤の防蟻粒剤成分と調湿粒材成分の配合割合は、
防蟻粒剤成分1重量部に対して、調湿粒材成分1〜50
重量部の範囲で均一に混合すれば良く、防蟻調湿粒剤と
しての処理量は1〜50kg/m2 の範囲から選択すれ
ば良い。
【0017】本発明の一つの使用態様として、予め家屋
の床下等に防蟻調湿の目的で防蟻成分とゼオライト、セ
ピオライト、アタパルガイト等の多孔質粘土鉱物が処理
されている場所において、防蟻成分の効果が経時的に減
少し、防蟻効果を発揮しなくなった場合に、本発明の一
方の防蟻粒剤成分のみを再度処理することにより、防蟻
粒剤成分中の防蟻有効成分がゼオライト、セピオライ
ト、アタパルガイト等の調湿粒材成分中に移行し、再度
効果を奏するものである。又、予めゼオライト、セピオ
ライト、アタパルガイト等の調質粒材成分のみが処理さ
れている既設の住宅等では木材の腐朽防止効果と間接的
なヤマトシロアリ防除効果は期待できるが、イエシロア
リ防除効果は期待できず、このような住宅の床下等に本
発明の防蟻粒剤を、既に処理されている調湿粒材の上に
新たに処理することにより、イエシロアリを含むシロア
リ類に対する防除効果を付与することができ、その処理
量は0.1〜10kg/m2 の範囲から選択すれば良
い。
の床下等に防蟻調湿の目的で防蟻成分とゼオライト、セ
ピオライト、アタパルガイト等の多孔質粘土鉱物が処理
されている場所において、防蟻成分の効果が経時的に減
少し、防蟻効果を発揮しなくなった場合に、本発明の一
方の防蟻粒剤成分のみを再度処理することにより、防蟻
粒剤成分中の防蟻有効成分がゼオライト、セピオライ
ト、アタパルガイト等の調湿粒材成分中に移行し、再度
効果を奏するものである。又、予めゼオライト、セピオ
ライト、アタパルガイト等の調質粒材成分のみが処理さ
れている既設の住宅等では木材の腐朽防止効果と間接的
なヤマトシロアリ防除効果は期待できるが、イエシロア
リ防除効果は期待できず、このような住宅の床下等に本
発明の防蟻粒剤を、既に処理されている調湿粒材の上に
新たに処理することにより、イエシロアリを含むシロア
リ類に対する防除効果を付与することができ、その処理
量は0.1〜10kg/m2 の範囲から選択すれば良
い。
【0018】
【実施例】以下に本発明の代表的な実施例、試験例を例
示するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
尚、実施例中、部とあるのは重量部を示す。
示するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
尚、実施例中、部とあるのは重量部を示す。
【0019】 実施例1.防蟻粒剤の製造 ビフェントリン 0.15部 着色剤(オイル ク゛リーン#201 、中央合成化学(株)製) 0.02部 ジエチレングリコール 2−エチルヘキシルエーテル 8.83部 以上を均一に混合溶解し、流紋岩質系天然軽石の粒基材
(カガライト0号、カガライト工業(株)製)91.0
部にインプレし、乾燥して防蟻粒剤を得た。実施例2及
び3.第1表に示す成分で製造した。
(カガライト0号、カガライト工業(株)製)91.0
部にインプレし、乾燥して防蟻粒剤を得た。実施例2及
び3.第1表に示す成分で製造した。
【0020】
【0021】 実施例4.防蟻粒剤の製造 イミダクロプリド 0.50部 水 5.00部 メタノール 2.00部 ノニオン系界面活性剤 2.00部 以上を均一に混合溶解し、流紋岩質系天然軽石の粒基材
(カガライト0号、カガライト工業(株)製)90.5
部にインプレし、乾燥して防蟻粒剤を得た。
(カガライト0号、カガライト工業(株)製)90.5
部にインプレし、乾燥して防蟻粒剤を得た。
【0022】実施例5.防蟻調湿粒剤の製造 実施例1で得られた防蟻粒剤14部にゼオライト破砕粒
86部を均一に混合し、防蟻調湿粒剤を得た。 実施例6.防蟻調湿粒剤の製造 実施例1で得られた防蟻粒剤20部にセピオライト破砕
粒80部を均一に混合し、防蟻調湿粒剤を得た。
86部を均一に混合し、防蟻調湿粒剤を得た。 実施例6.防蟻調湿粒剤の製造 実施例1で得られた防蟻粒剤20部にセピオライト破砕
粒80部を均一に混合し、防蟻調湿粒剤を得た。
【0023】実施例7.防蟻調湿粒剤の製造 実施例1で得られた防蟻粒剤10部にアタパルガイト破
砕粒90部を均一に混合し、防蟻調湿粒剤を得た。 実施例8.防蟻調湿粒剤の製造 実施例4で得られた防蟻粒剤14部にゼオライト破砕粒
86部を均一に混合し、防蟻調湿粒剤を得た。
砕粒90部を均一に混合し、防蟻調湿粒剤を得た。 実施例8.防蟻調湿粒剤の製造 実施例4で得られた防蟻粒剤14部にゼオライト破砕粒
86部を均一に混合し、防蟻調湿粒剤を得た。
【0024】実施例9.防蟻調湿粒剤の製造 実施例4で得られた防蟻粒剤20部にセピオライト破砕
粒80部を均一に混合し、防蟻調湿粒剤を得た。 実施例10.防蟻調湿粒剤の製造 実施例4で得られた防蟻粒剤10部にアタパルガイト破
砕粒90部を均一に混合し、防蟻調湿粒剤を得た。
粒80部を均一に混合し、防蟻調湿粒剤を得た。 実施例10.防蟻調湿粒剤の製造 実施例4で得られた防蟻粒剤10部にアタパルガイト破
砕粒90部を均一に混合し、防蟻調湿粒剤を得た。
【0025】比較例1〜7 グリコール系溶剤を他の溶剤に代え、実施例1と同様に
して第2表に示す成分で製造した。
して第2表に示す成分で製造した。
【0026】
【0027】
【0028】比較例7〜12 比較例1〜6で得られた防蟻粒剤14部にゼオライト破
砕粒86部を均一に混合し、防蟻調湿粒剤を得た。 試験例1.シロアリ防除効果 底面に小穴(3.2mm)16個を開けた300mlデ
ィスポビーカーに山土320g(水分10%)を詰め、
表面(φ7.5cm=44.18cm2 )に実施例5〜
10及び比較例7〜12の各粒剤を散粒(防蟻粒剤1.
5kg/m2 +調湿粒材成分9.5kg/m2 相当量)
し、その上部に木片(1×1×2cm)を置いた後、山
土50g(水分20%)を敷いた1L(リットル)ディ
スポビーカー中に置き、1Lビーカーにイエシロアリ
(職蟻1000頭+兵蟻100頭)を放虫して蓋をし
た。無処理区は調湿成分単独で行った。1区2〜3連制
砕粒86部を均一に混合し、防蟻調湿粒剤を得た。 試験例1.シロアリ防除効果 底面に小穴(3.2mm)16個を開けた300mlデ
ィスポビーカーに山土320g(水分10%)を詰め、
表面(φ7.5cm=44.18cm2 )に実施例5〜
10及び比較例7〜12の各粒剤を散粒(防蟻粒剤1.
5kg/m2 +調湿粒材成分9.5kg/m2 相当量)
し、その上部に木片(1×1×2cm)を置いた後、山
土50g(水分20%)を敷いた1L(リットル)ディ
スポビーカー中に置き、1Lビーカーにイエシロアリ
(職蟻1000頭+兵蟻100頭)を放虫して蓋をし
た。無処理区は調湿成分単独で行った。1区2〜3連制
【0029】放虫8日後に無処理区と比較して貫通阻止
率(%)及び21日後に木片の食害を調査し下記基準に
従って判定を行った。 判定基準: ◎ 貫通及び食害を完全に阻止。 ○ 貫通は阻止できないが、食害は抑制 × 貫通及び食害がある。 食害 − 食害なし +〜++++ 食害あり(小〜甚大) 結果を第3表に示す。
率(%)及び21日後に木片の食害を調査し下記基準に
従って判定を行った。 判定基準: ◎ 貫通及び食害を完全に阻止。 ○ 貫通は阻止できないが、食害は抑制 × 貫通及び食害がある。 食害 − 食害なし +〜++++ 食害あり(小〜甚大) 結果を第3表に示す。
【0030】
【0031】試験例2.イエシロアリに対する残効性 実施例5、6、8、9及び比較例8の防蟻調湿粒剤を下
記条件下に置き、試験例1と同様にし、防蟻活性を1〜
24週後に調査して試験例1の基準で判定を行った。 条件:1・・・50℃で乾燥条件 2・・・50℃で湿度100%条件(結露条件) 3・・・50℃で湿度100%条件を3日間及び同温度で湿度75% 条件を1サイクル繰り返し(床下での吸放湿を想定した加速 条件) 結果を第4表に示す。
記条件下に置き、試験例1と同様にし、防蟻活性を1〜
24週後に調査して試験例1の基準で判定を行った。 条件:1・・・50℃で乾燥条件 2・・・50℃で湿度100%条件(結露条件) 3・・・50℃で湿度100%条件を3日間及び同温度で湿度75% 条件を1サイクル繰り返し(床下での吸放湿を想定した加速 条件) 結果を第4表に示す。
【0032】 注: *は週数を示す。
【0033】試験例3.防蟻粒剤から調湿粒材成分への
有効成分の移行割合と防蟻活性 実施例5、6、7、8、9、比較例9及び10を加速吸
放湿(試験例2の条件3)下に1、3、5及び9週間後
に有効成分の残存率(防蟻剤と吸湿粒材成分)及び防蟻
活性を試験例1と同様にして判定した。結果を表5に示
す。
有効成分の移行割合と防蟻活性 実施例5、6、7、8、9、比較例9及び10を加速吸
放湿(試験例2の条件3)下に1、3、5及び9週間後
に有効成分の残存率(防蟻剤と吸湿粒材成分)及び防蟻
活性を試験例1と同様にして判定した。結果を表5に示
す。
【0034】
【0035】 注:比較例13は比較例6の防蟻粒剤と調湿粒材成分としてトバモライトを使 用し、比較例14は比較例6の防蟻粒剤と調湿粒材成分としてシリカゲル +石炭灰(4:6の混合物)を使用した。
【0036】試験例4.防蟻粒剤の追加施工による防蟻
活性 試験容器に調湿粒材成分(10kg/m2 相当)を予め
施設し、その上に実施例1又は4の防蟻粒剤を散粒
(1.5kg/m2 相当)し、試験区はそのまま静置し
た区と一部攪拌して防蟻粒剤を調湿粒材成分の下に混ぜ
た区を設け、その上に木片を置いた。その後、1週間2
8℃の恒温室に置き、成分を移行させる期間をおいた
後、イエシロアリ職蟻500頭及び兵蟻50頭を放虫し
た。放虫21日後に試験例1と同様にして貫通阻止率、
食害度合い及び上記基準にもとづく判定を行った。結果
を第6表に示す。
活性 試験容器に調湿粒材成分(10kg/m2 相当)を予め
施設し、その上に実施例1又は4の防蟻粒剤を散粒
(1.5kg/m2 相当)し、試験区はそのまま静置し
た区と一部攪拌して防蟻粒剤を調湿粒材成分の下に混ぜ
た区を設け、その上に木片を置いた。その後、1週間2
8℃の恒温室に置き、成分を移行させる期間をおいた
後、イエシロアリ職蟻500頭及び兵蟻50頭を放虫し
た。放虫21日後に試験例1と同様にして貫通阻止率、
食害度合い及び上記基準にもとづく判定を行った。結果
を第6表に示す。
【0037】
Claims (9)
- 【請求項1】 水不溶性又は難溶性防蟻有効成分及びグ
リコール系溶剤からなる溶液を天然ガラスからなる天然
軽石に担持させたことを特徴とする防蟻粒剤。 - 【請求項2】 グリコール系溶剤がポリエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、ポリエチレングリコールモノ
フェニルエーテル、ジエチレングリコール2−エチルヘ
キシルエーテルから選択される1種以上のグリコール系
溶剤である請求項1記載の防蟻粒剤。 - 【請求項3】 水溶性又は易水溶性防蟻有効成分及び水
性又は水溶性溶剤からなる溶液を天然ガラスからなる天
然軽石に担持させたことを特徴とする防蟻粒剤。 - 【請求項4】 水性又は水溶性溶剤が水、アルコール系
溶剤又はニトリル系溶剤である請求項3記載の防蟻粒
剤。 - 【請求項5】 請求項1又は3記載の防蟻粒剤と多孔質
粘土鉱物からなる調湿粒材成分との混合物からなること
を特徴とする防蟻調湿粒剤。 - 【請求項6】 調湿粒材成分がゼオライト、セピオライ
ト又はアタパルガイトから選択される1種以上の多孔質
粘土鉱物である請求項5記載の防蟻調湿粒剤。 - 【請求項7】 防蟻粒剤1重量部に対して、調湿粒材成
分を1〜20重量部の範囲で混合した請求項6記載の防
蟻調湿粒剤。 - 【請求項8】 請求項5記載の防蟻調湿粒剤の有効量を
床下等の白蟻の発生が予測される場所に処理することを
特徴とする防蟻調湿粒剤の使用方法。 - 【請求項9】 予め、調湿粒材成分が処理された床下等
の白蟻の発生が予測される場所に、請求項1又は3記載
の防蟻粒剤の有効量を処理することを特徴とするの防蟻
粒剤の使用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11369716A JP2000247804A (ja) | 1998-12-29 | 1999-12-27 | 防蟻調湿粒剤及びその使用方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-377725 | 1998-12-29 | ||
JP37772598 | 1998-12-29 | ||
JP11369716A JP2000247804A (ja) | 1998-12-29 | 1999-12-27 | 防蟻調湿粒剤及びその使用方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000247804A true JP2000247804A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=26582139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11369716A Pending JP2000247804A (ja) | 1998-12-29 | 1999-12-27 | 防蟻調湿粒剤及びその使用方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000247804A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011121509A1 (fr) * | 2010-03-30 | 2011-10-06 | Pascal Martinet | Composition d'un matériau constitutif d'une barrière physico-chimique servant à protéger les batiments contre les termites. |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02117602A (ja) * | 1988-10-26 | 1990-05-02 | Takeda Chem Ind Ltd | シロアリ防除剤及び防除方法 |
JPH0491023A (ja) * | 1990-08-06 | 1992-03-24 | Nippon Nohyaku Co Ltd | 徐放性製剤 |
JPH05902A (ja) * | 1990-11-14 | 1993-01-08 | Takeda Chem Ind Ltd | 粒 剤 |
JPH0585902A (ja) * | 1991-09-24 | 1993-04-06 | Nippon Kayaku Co Ltd | 生分解性ポリマーを含有する徐放性農薬製剤及びその製造方法 |
JPH07103004B2 (ja) * | 1987-05-20 | 1995-11-08 | 武田薬品工業株式会社 | 防蟻性粒剤 |
JPH08225401A (ja) * | 1995-02-22 | 1996-09-03 | Nippon Nohyaku Co Ltd | 木材保存剤 |
-
1999
- 1999-12-27 JP JP11369716A patent/JP2000247804A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07103004B2 (ja) * | 1987-05-20 | 1995-11-08 | 武田薬品工業株式会社 | 防蟻性粒剤 |
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JPH0585902A (ja) * | 1991-09-24 | 1993-04-06 | Nippon Kayaku Co Ltd | 生分解性ポリマーを含有する徐放性農薬製剤及びその製造方法 |
JPH08225401A (ja) * | 1995-02-22 | 1996-09-03 | Nippon Nohyaku Co Ltd | 木材保存剤 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011121509A1 (fr) * | 2010-03-30 | 2011-10-06 | Pascal Martinet | Composition d'un matériau constitutif d'une barrière physico-chimique servant à protéger les batiments contre les termites. |
FR2958117A1 (fr) * | 2010-03-30 | 2011-10-07 | Pascal Martinet | Composition d'un materiau constitutif d'une barriere physico-chimique servant a proteger les batiments contre les termites. |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061211 |
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