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JP2000133822A - 光半導体装置 - Google Patents

光半導体装置

Info

Publication number
JP2000133822A
JP2000133822A JP10305818A JP30581898A JP2000133822A JP 2000133822 A JP2000133822 A JP 2000133822A JP 10305818 A JP10305818 A JP 10305818A JP 30581898 A JP30581898 A JP 30581898A JP 2000133822 A JP2000133822 A JP 2000133822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
semiconductor device
optical semiconductor
emitting element
light emitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10305818A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Kunii
秀雄 国井
Kiyoshi Takada
清 高田
Akira Ochiai
公 落合
Hiroshi Inoguchi
浩 井野口
Tsutomu Ishikawa
勉 石川
Satoshi Sekiguchi
智 関口
Hiroshi Kobori
浩 小堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP10305818A priority Critical patent/JP2000133822A/ja
Publication of JP2000133822A publication Critical patent/JP2000133822A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Light Receiving Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光素子や受光素子の外形をできる限り薄く
し、これを組み込んだモジュールやセットに於いても小
型化を可能とする。 【解決手段】 発光素子、受光素子として半導体チップ
21があり、これらを封止する樹脂封止体24は、光に
対して透明となる材料で成る。また光が素子から発光さ
れる領域上、光が素子に入射される領域上には、凹部2
5が形成され、ここに反射面26を構成する。その結果
光は側面Eを介して、射出・入射が可能となる。側面の
形状によって、広い感度領域を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光半導体装置およ
びこれを実装した光半導体モジュールに関するもので、
特に光半導体装置の構造を薄くし、この薄い側面から光
を射出(または入射)させるものであり、これらを用い
た機器の小型化・薄型化を実現するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、サブノートパソコン、携帯情報端
末、電子スチルカメラ等のマルチメディア機器がめざま
しい発展を遂げている。
【0003】しかも携帯機器は、年間700万台も販売
され、約8割がIrDA(InfraredData Association)規
格の赤外線方式を採用している。つまり外部機器と本体
との赤外線信号を介した送受信が必要で、そこには、赤
外線を発光する発光素子、赤外線を受光する受光素子が
必要となってくる。
【0004】またMDやCD等の光学式記録再生装置で
用いられる光学ヘッドは、光学記録媒体へビームを照射
して光学記録媒体からの変調されたビームを検出するこ
とにより、情報の記録や再生を行う。やはりここでも発
光素子、受光素子が必要となってくる。
【0005】しかしこれら発光素子、受光素子は、小型
化が実現されていない。例えば、図9は、特公平7−2
8085号公報の技術を説明するもので、半導体レーザ
1が半導体基板2に直接配置され、断面形状が台形のプ
リズム3が半導体基板2に固定されている。なお4は、
光学記録媒体である。半導体レーザ1と対向しているプ
リズム3の傾斜面5は半透過反射面で、半導体基板2と
対接しているプリズム面6は、光検出器(受光素子)7
以外の部分が、また面6と対向しているプリズム面8
は、共に反射面となっている。
【0006】半導体レーザ1から発光され、傾斜面5か
らプリズム3に入射したビーム9は、反射面6と8で反
射されてから、光検出器7で検出される。
【0007】一方、図10は、赤外線データ通信モジュ
ール11で、赤外線LED、LEDドライバ、PINフ
ォトダイオード、アンプ等が内蔵されている。例えば基
板に前記LED12が実装され、ここから射出される光
は、レンズ13を介して外部へ放出される。また前記基
板に実装されたフォトダイオード14には、レンズ15
を介してモールド11内に入射される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のモジュールに於
いて、図9では半導体基板の上方に光学機器が実装され
るため、非常に高度な技術が必要となり、価格も高価と
なる問題があった。
【0009】また図10では、モールド体の上で光の出
し入れが必要となり、対向位置にもう一つの光半導体装
置をセットする必要があるため、これらを組み込んだセ
ットは、厚みを有し小型化が実現できない問題があっ
た。
【0010】また図10で光の出し入れを水平方向にし
ようとすれば、図11のように光半導体装置11のリー
ド16を90度に折り曲げなければ成らず、リード11
の曲げ方によってはこの光半導体装置11の位置固定、
安定性に問題があった。
【0011】また、従来の光半導体装置は半導体基板に
対して垂直方向のみにしか光の授受ができなかった。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題に鑑
みて成され、受光素子もしくは/及び発光素子を有する
半導体チップを封止する、少なくとも所定波長の光に対
して透明な封止体とを有し、前記封止体は、前記半導体
チップの上方に、反射面が形成された凹部を有する円筒
部を有し、光の光路は、前記円筒部に入射、もしくは前
記円筒部から発射し、前記封止体内を通過し、前記反射
面で反射される光半導体装置である。
【0013】また、円筒部の側面は、鏡面処理が成され
ていることを特徴とする光半導体装置である。
【0014】また、封止体の円筒部ではない部分に、受
光素子もしくは/及び発光素子を駆動する駆動回路が封
止され、駆動回路に接続されるリードを有し、このリー
ドは受光素子もしくは/及び発光素子とは、駆動回路を
隔てて形成されていることを特徴とする光半導体装置で
ある。
【0015】また、駆動回路は、受光素子もしくは/及
び発光素子と同心円状に形成され、駆動回路に接続され
るリードを有し、このリードは円筒部より放射状に形成
されていることを特徴とする光半導体装置である。
【0016】また、駆動回路は、前記受光素子もしくは
/及び発光素子と同心円状に形成され、駆動回路に接続
される電極を有し、この電極は光半導体装置の下面に形
成されていることを特徴とする光半導体装置である。
【0017】また、円筒部に、所定の曲率を有する曲面
が形成されていることを特徴とする光半導体装置であ
る。
【0018】また、凹部には、前記封止体と屈折率の異
なる上面レンズが形成され、上面レンズの上方から入射
する光も前記受光面に入射する、もしくは前記発光素子
より発射された光の一部は前記上面レンズより発射され
ることを特徴とする光半導体装置である。
【0019】また、凹部は、実質水平面である底面を有
することを特徴とする光半導体装置である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態に
ついて、図1を参照しながら説明する。図1(a)は、
光半導体装置の平面図、図1(b)は、前記平面図のA
−A線に於ける断面図、図1(c)は、前記平面図のB
−B線に於ける断面図である。図1(d)は、本実施形
態の光半導体装置の形状を理解するための斜視図であ
る。
【0021】21と22は半導体チップである。半導体
チップ21には、フォトダイオードなどの受光素子であ
って、半導体チップ22は半導体チップ21の駆動回路
である。半導体チップ21は、例えば赤外LEDの発光
素子であってもよく、また、受光素子と発光素子が両方
形成されていても良い。以下では、受光素子として説明
を行うが、発光素子であっても全く同様である。さら
に、受光素子21とその駆動回路22は一体で形成され
ていてももちろん良い。
【0022】23はリードである。リード23は、例え
ばCuよりなり、半導体チップ21もしくは22の所定
領域に設けられた図示しないボンディングパッドと、図
示しない金属細線または半田などによって結線されてい
る。
【0023】半導体チップ21、22と、リード23の
一端は、封止体24によって封止されている。ここで封
止材としては、例えば透明なエポキシ樹脂のような、光
に対して透明な物質であればよく、材料は特に選ばな
い。また、LEDでは、一般的に赤外線を用いるので、
この赤外線を透過すればよく、可視光に対して必ずしも
透明である必要はない。つまり、所定の光に対して少な
くとも透明であればよい。そして、この封止体24に
は、反射面26を有する凹部25が形成されている。
【0024】本発明の特徴は、前記反射面26にあり、
この反射面26は封止体24に凹部25を形成すること
で構成され、これにより矢印で示すように封止体24の
側面からの光の入射が可能となる。
【0025】一般には、発光部や受光部を構成する半導
体チップは、この上に、プリズムやレンズを構成して半
導体装置となるため、これを使用したモジュールやセッ
トは、セット自身の縦方向の厚みが厚くなり、しかもこ
の上や周辺に光学機器が配置されるため、薄型・小型が
難しかった。しかし封止体の凹部25の一部分である反
射面26により、封止体の側面から光の出し入れが可能
となるため、プリズムは不要である。従って装置自身の
厚みを薄くすることができる。しかも従来の光半導体装
置はレンズの指向している方向のみ(レンズによっては
若干広くはなるが)にしか感度を有しない。
【0026】これに対し本実施形態の光半導体装置は、
反射面26の形状が、図示するように、凹部25は円錐
をくりぬいた形、すり鉢状になっており、封止体24の
凹部25周辺は、円筒形に高く形成されている円筒部2
7になっている。円筒部27の側面と、反射面26は鏡
面処理がなされ、円筒部27に入射した光は、反射面2
6に反射され、半導体チップ21に入射する。従って、
光半導体装置の水平方向(図1(a)における紙面の方
向)より円筒部27に入射する光は、どの方向から入射
しても半導体チップ21に入射する。
【0027】半導体チップ21、22を保持する基板の
厚さは、約125μmで、半導体チップ21、22の厚
みは、例えば250μm〜300μm程度である。また
封止体24は、例えばトランスファーモールドにより成
され、全体の厚みは、約1mm〜1.5mm程度であ
る。当然チップの厚みが薄くなれば、更に薄くできる事
は言うまでもない。ここで凹部25は、半導体チップを
露出することなく、反射面が構成されればよく、例えば
厚みの半分程度、ここでは750μm程度の深さを有
し、少なくとも反射面26を構成する部分は45°に成
っている。円筒部27の高さは、凹部25の深さと同程
度ないしは少し高く形成する。これにより、円筒部27
に水平に入射した光は、反射面26によって反射され、
半導体チップ21に到達する。封止体24の円筒部27
が形成されていない領域は、半導体チップ22が露出し
ない程度に薄く形成する。この場合は、全体の厚みの半
分程度、750μmとした。
【0028】反射面26は、界面の両側の空気と透明樹
脂の屈折率の違いにより、反射面となる。しかし全ての
光が反射されるわけではないので、より反射率を高める
ために、反射面に金属被膜を形成しても良い。この被膜
方法としては、半導体技術で使用される蒸着、スパッタ
成膜が考えられ、またその他には、メッキが考えられ
る。ここで注意を要する所は、封止体24に形成された
被膜材料との短絡である。前者の二つの被膜方法では、
リードの周辺や、光が入射する円筒部27側面などに、
マスクを必要とする。また例えば無電解メッキで、溶液
の中に全体をディップする場合は、導出する部分のリー
ド22、その導出部周囲の封止体24の部分に樹脂を塗
り、その後でメッキし、この樹脂を取り除けばよい。ま
たディップ以外では、この溶液を凹部の部分のみに滴下
してメッキさせても良い。金属材料としては、金、A
l、ニッケル等が考えられる。
【0029】また、上述のように、反射面26は、光を
全反射するわけではなく、一部を透過する。このこと
は、逆に言えば、光半導体装置に垂直に入射した光も、
受光素子に入射させることができることを意味する。
【0030】リード23は前述のようにCu等の金属で
形成されるため、光を反射する。この反射光による誤動
作を防止するため、リード23は、受光部21や、光が
入射する円筒部27側面からはできるだけ離して設置す
ると良い。例えば、受光部21とは、駆動回路22をは
さみ、その反対側にリード23を設置する。
【0031】次に本発明の第2の実施形態について図2
を参照しながら説明する。図2の光半導体装置は、反射
面26の角度が45゜よりも浅く、例えば受光面に対し
て40゜で形成されている点が第1の実施形態と異なっ
ている。反射面26が45゜であった場合、光半導体装
置に水平に入射した光は、反射面26によって、垂直方
向に反射され、反射面26の直下に位置する受光素子が
これを感知する。これに対して、反射面26を浅く形成
することによって、反射面26による反射光は、図中に
矢印で示すように、半導体チップ21の中央部に集光さ
れるので、受光素子をより小さくすることができる。ま
た、一般的に反射面に対して光の入射角が浅くなると、
反射率が上がり、ある一定の角度を境界として全反射と
なる。全反射となっていない時は、入射光の一部は、反
射面26を透過してしまい、受光素子には入射しない。
従って、反射面26の角度を浅く形成することによっ
て、反射面26の反射率をより高くすることができ、光
半導体装置の感度をより高くすることができる。また、
光半導体装置に垂直方向に入射する光に対しては、逆に
反射率が下がるので、より多くの光を透過し、垂直方向
の光に対しても感度を高くすることができる。
【0032】次に本発明の第3の実施形態について図3
を参照しながら説明する。図3の光半導体装置は、反射
面26を有する凹部25の開口部が方形をしている点が
第1の実施形態と異なっている。凹部25は4つの辺に
沿って反射面26を有している。本実施形態の光半導体
装置は、反射面26の方向、4方向に中心的な感度領域
を持っており、その他の方向には、感度が低い。本実施
形態の光半導体装置は、光半導体装置に入射する光が所
定方向に限定されている場合などに有用である。図は省
略するが、凹部25の形状は、同様に、三角形、台形、
6角形など、感度領域を持たせたい方向によって、様々
に設定できる。これらの光半導体装置は、反射面26の
向いていない方向から入射する不要な光ノイズの受光領
域への入射を防止することができる。また、封止体24
の側面には曲面を設け、レンズとしての機能を追加して
もよく、また、従来の光半導体装置に設置されているよ
うなレンズを設けても良い。
【0033】次に本発明の第4の実施形態について図4
を参照しながら説明する。図4の光半導体装置は、受光
部もしくは/及び発光部を有する半導体チップ21の周
囲に同心円状に駆動回路22を形成し、リード23は光
半導体装置の周囲に放射状に配置したものである。もち
ろん半導体チップ21、22は、一体であっても良い。
封止体24は、円筒形であり、光の入射もしくは発射
は、封止体24の側面から放射状に成される。このよう
に形成することにより、光半導体装置がより小型化され
ると共に、全周の光の入射条件がほぼ等しくなるので、
入射方向による光半導体装置の感度のばらつきが少な
い。駆動回路に接続されるリード23は、封止体の外周
から放射状に形成されており、リード23による光の反
射の影響を分散すると共に、光半導体装置の感度のばら
つきを低減している。
【0034】次に本発明の第5の実施形態について図5
を参照しながら説明する。図5の光半導体装置は、CS
P(Chip size package)、例えば、PGA(Pin Grid
Array)や、BGA(Ball Grid Array)、LGA(Land
Grid Array)などの、半導体チップの下面から電極を
取り出すパッケージ方法を用いて形成するものである。
半導体チップ21、22は、第4の実施形態と同様に同
心円状に形成されている。光半導体装置下面には、リー
ド23に代わって電極28が形成され、半導体チップ2
1、22の所定位置に電気的に接続されている。図で
は、BGAを例示して、半球状の電極28を描いたが、
もちろんPGAであれば電極はピン形状であり、LGA
であれば格子状電極となる。図4のように、リード23
を放射状に形成すると、ここにおける光の反射が光半導
体装置の誤動作を引き起こす場合がある。そこで、CS
Pを用いる利点は、リード23を形成するよりも光半導
体装置が小型化できることはもちろんであるが、電極2
8を光半導体装置の下面に形成することによって、光の
反射による誤動作が防止される点にある。図4の光半導
体装置は、光の光路によって、リード23上を通る場合
と、リード23がない所を通る場合とがあり、これによ
って、侵入方向によって、光半導体装置の感度にばらつ
きが生じる恐れがある。これに対しCSPを用いた図5
の光半導体装置は、どのような角度から来た光に対して
も同じ感度を有する。
【0035】また、半導体チップ21、22は、図5の
形状に限らず、例えば方形などでももちろん良い。さら
に、図6に示すように、受光部を有する半導体チップ2
1を上にして、駆動回路を有する半導体チップを下に、
立体的に配置してもよい。
【0036】また、封止体24には、図7に示すよう
に、光路上を曲面に形成し、側部レンズ29とすると、
入射する光が集光され、より受光感度が向上する。側部
レンズ29は、円筒部27の周囲に均等に形成される。
なお、図7は、第5の実施形態に側部レンズ29を形成
した図であるが、側部レンズ29は、もちろん第1乃至
第4の実施形態の光半導体装置の円筒部27の側面にも
形成できる。
【0037】図8は、さらに上方からの光に対しても感
度を持つ光半導体装置である。前述したように、封止体
24上に設けられた凹部25の反射面26は、封止体内
外の屈折率の違いによって、光を反射するものである。
図8の光半導体装置は、凹部25を封止体24とは異な
る反射率を有する透明物質で充填し、上部レンズ30を
形成している。上部レンズ30は封止体24とは屈折率
が異なるので、側面から入射してきた光は、反射面26
で反射される。反射面26は第2の実施形態で説明した
ように、角度を浅く形成してあるので、側面から入射す
る光は、侵入角度が小さく、反射率が高い。一方、上方
から入射した光は、上面レンズ30によって集光され、
反射面26を透過して半導体チップ21に入射する。上
方から入射した光の一部は、もちろん反射面26によっ
て反射されるが、反射面26は角度を浅くして形成して
あるので、上方から入射した光は、侵入角度が大きく、
反射率は低い。
【0038】また、反射面26の下端には、凹部の底部
25aが形成されている。凹部25aは実質水平である
ので、上方からの光があまり反射されず、従って、垂直
方向の光に対して、より感度が高い。
【0039】上部レンズ30及び底部25aは、上記第
1の実施形態乃至第5の実施形態の光半導体装置に形成
してもよく、その場合においても同様の効果を有する。
【0040】本発明の光半導体装置の形状は、上記に例
示したものにとらわれず、様々に変形することが可能で
ある。また、それぞれの実施形態に例示した光半導体装
置の特徴を併せ持つ光半導体装置の実施ももちろん可能
である。
【0041】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明は、受光素
子もしくは/及び発光素子を有する半導体チップと、前
記半導体チップを封止する、少なくとも所定波長の光に
対して透明な封止体とを有し、前記封止体は、前記半導
体チップの上方に円筒部を有し、前記封止体の円筒部上
に設けられる凹部と、前記凹部に、前記受光素子の受光
面もしくは前記発光素子の発光面の垂線と所定の角度で
交差する反射面とを有し、前記受光素子に入射する、も
しくは前記発光素子から発射する光の少なくとも一部の
光路は、前記円筒部に入射、もしくは前記円筒部から発
射し、前記封止体内を通過し、前記反射面で反射される
光半導体装置であるので、水平方向より入射する光に対
し、全周にわたって感度を有する、もしくは、光を発射
できる光半導体装置である。
【0042】さらに、請求項2に記載の発明は、円筒部
の側面は、鏡面処理が成されているので、円筒部側面に
おける光の乱反射が少なく、光の損失が少ないので、よ
り高い感度を有する、もしくは、より強い光を発射でき
る。
【0043】さらに、請求項3に記載の発明は、封止体
の、円筒部ではない部分に、受光素子もしくは/及び前
記発光素子を駆動する駆動回路が封止され、駆動回路も
しくは、前記受光素子もしくは/及び発光素子に電気的
に接続されるリードは、前記受光素子もしくは/及び発
光素子とは、前記駆動回路を隔てて形成されているの
で、リードにおける光の反射による装置の誤動作もしく
は通信エラーを防止することができる。
【0044】さらに、請求項4に記載の発明は、受光素
子もしくは/及び発光素子を駆動する駆動回路は、受光
素子もしくは/及び発光素子と同心円状に形成され、駆
動回路もしくは、受光素子もしくは/及び発光素子に電
気的に接続されるリードは、円筒部より放射状に形成さ
れているので、リードにおける光の反射を分散させ、装
置の誤動作もしくは通信エラーを防止することができ
る。
【0045】さらに、請求項5に記載の発明は、受光素
子もしくは/及び発光素子を駆動する駆動回路は、受光
素子もしくは/及び発光素子と同心円状に形成され、駆
動回路もしくは、前記受光素子もしくは/及び発光素子
に電気的に接続される電極は光半導体装置の下面に形成
されているので、リードにおける光の反射による装置の
誤動作もしくは通信エラーを防止することができる。ま
た、装置の実相面積を縮小することができる。
【0046】さらに、請求項6に記載の発明は、円筒部
の側面で、光路上にある部分に、所定の曲率を有する曲
面が形成されているので、光が集光され、より高い感度
を有する、もしくは、より強い光を発射できる。
【0047】さらに、請求項7に記載の発明は、凹部に
封止体と屈折率の異なる上面レンズが形成され、上面レ
ンズの上方から入射する光も受光面に入射する、もしく
は発光素子より発射された光の一部は上面レンズより発
射されるので、装置上面に対して、より高い感度を有す
る、もしくは、より強い光を発射できる。
【0048】さらに、請求項8に記載の発明は、凹部
は、実質水平面である底面を有するので、装置上面に対
して、より高い感度を有する、もしくは、より強い光を
発射できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である光半導体装置の説明
図である。
【図2】本発明の実施の形態である光半導体装置の説明
図である。
【図3】本発明の実施の形態である光半導体装置の説明
図である。
【図4】本発明の実施の形態である光半導体装置の説明
図である。
【図5】本発明の実施の形態である光半導体装置の説明
図である。
【図6】本発明の実施の形態である光半導体装置の断面
図である。
【図7】本発明の実施の形態である光半導体装置の説明
図である。
【図8】本発明の実施の形態である光半導体装置の説明
図である。
【図9】従来の光半導体装置の説明図である。
【図10】従来の光半導体装置の概略図である。
【図11】従来の光半導体装置をサーキットボードに取
り付けた図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 落合 公 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 井野口 浩 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 石川 勉 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 関口 智 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 小堀 浩 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5F041 AA04 AA06 AA14 AA31 AA47 CB32 CB33 DA17 DA44 DA57 DA83 FF14 5F088 AA03 BA01 BA03 BA15 BA20 BB01 CB06 CB07 CB20 EA07 EA09 JA02 JA06 JA20 KA01 KA02 LA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光素子もしくは/及び発光素子を有す
    る半導体チップと、前記半導体チップを封止する、少な
    くとも所定波長の光に対して透明な封止体とを有し、前
    記封止体は、前記半導体チップの上方に円筒部を有し、
    前記封止体の円筒部上に設けられる凹部と、前記凹部
    に、前記受光素子の受光面もしくは前記発光素子の発光
    面の垂線と所定の角度で交差する反射面とを有し、前記
    受光素子に入射する、もしくは前記発光素子から発射す
    る光の少なくとも一部の光路は、前記円筒部に入射、も
    しくは前記円筒部から発射し、前記封止体内を通過し、
    前記反射面で反射される光半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光半導体装置であっ
    て、前記円筒部の側面は、鏡面処理が成されていること
    を特徴とする光半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の光半導体装置であっ
    て、前記封止体の、前記円筒部ではない部分に、前記受
    光素子もしくは/及び前記発光素子を駆動する駆動回路
    が封止され、前記駆動回路もしくは、前記受光素子もし
    くは/及び発光素子に電気的に接続されるリードを有
    し、前記リードは、前記受光素子もしくは/及び発光素
    子とは、前記駆動回路を隔てて形成されていることを特
    徴とする光半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の光半導体装置であっ
    て、前記受光素子もしくは/及び発光素子を駆動する駆
    動回路は、前記受光素子もしくは/及び発光素子と同心
    円状に形成され、前記駆動回路もしくは、前記受光素子
    もしくは/及び発光素子に電気的に接続されるリードを
    有し、前記リードは、前記円筒部より放射状に形成され
    ていることを特徴とする光半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の光半導体装置であっ
    て、前記受光素子もしくは/及び発光素子を駆動する駆
    動回路は、前記受光素子もしくは/及び発光素子と同心
    円状に形成され、前記駆動回路もしくは、前記受光素子
    もしくは/及び発光素子に電気的に接続される電極を有
    し、前記電極は光半導体装置の下面に形成されているこ
    とを特徴とする光半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の光半導体装置であっ
    て、前記円筒部の側面で、光路上にある部分に、所定の
    曲率を有する曲面が形成されていることを特徴とする光
    半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の光半導体装置であっ
    て、前記凹部には、前記封止体と屈折率の異なる上面レ
    ンズが形成され、前記上面レンズの上方から入射する光
    も前記受光面に入射する、もしくは前記発光素子より発
    射された光の一部は前記上面レンズより発射されること
    を特徴とする光半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の光半導体装置であっ
    て、前記凹部は、実質水平面である底面を有することを
    特徴とする光半導体装置。
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