JP2000011823A - 絶縁操作支持棒 - Google Patents
絶縁操作支持棒Info
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- JP2000011823A JP2000011823A JP10173347A JP17334798A JP2000011823A JP 2000011823 A JP2000011823 A JP 2000011823A JP 10173347 A JP10173347 A JP 10173347A JP 17334798 A JP17334798 A JP 17334798A JP 2000011823 A JP2000011823 A JP 2000011823A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H33/00—High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
- H01H33/02—Details
- H01H33/42—Driving mechanisms
- H01H2033/426—Details concerning the connection of the isolating driving rod to a metallic part
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 抵抗率のアンバランスさをなくして優れた絶
縁耐力を発揮できる絶縁操作支持棒を提供する。 【解決手段】 絶縁棒1の表面には酸化クロムからなる
コーティング層6が塗布されている。このコーティング
層6の抵抗率が十分に低いため、電流を流しやすい繊維
集団を流れてきた電流も容易にコーティング層6に移行
し、一様に分布するようになる。従って、この繊維集団
の端部に電荷が貯積されるといった状況は発生せず、帯
電による電界分布の乱れが発生しなくなり、直流電圧に
対する絶縁耐力を大幅に向上する。
縁耐力を発揮できる絶縁操作支持棒を提供する。 【解決手段】 絶縁棒1の表面には酸化クロムからなる
コーティング層6が塗布されている。このコーティング
層6の抵抗率が十分に低いため、電流を流しやすい繊維
集団を流れてきた電流も容易にコーティング層6に移行
し、一様に分布するようになる。従って、この繊維集団
の端部に電荷が貯積されるといった状況は発生せず、帯
電による電界分布の乱れが発生しなくなり、直流電圧に
対する絶縁耐力を大幅に向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス遮断器等の高
電圧開閉機器に使用される絶縁操作支持棒に関するもの
である。
電圧開閉機器に使用される絶縁操作支持棒に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、高電圧開閉機器はその作用上、
電気的に充電された部分と大地電位の部分との間に十分
な絶縁を確保して機械運動を可能としなくてはならな
い。このため、高電圧開閉機器には絶縁操作棒が使用さ
れている。例えば、絶縁操作棒を遮断器に採用する場
合、遮断器の投入時及び遮断時には絶縁操作棒は大きな
衝撃荷重を受ける。したがって、絶縁操作棒の衝撃強度
は十分に高いものでなければならない。それと同時に、
絶縁操作棒の両端には常に高電圧が印加されるので、電
気的にも十分な耐力を必要とする。特に一般的な交流機
器においても直流電圧が印加されることもある。そのた
め、直流に対する絶縁耐力にも十分な考慮が必要とな
る。また、電気的に充電された部分を支持する場合も、
絶縁支持棒を使用するが、このような絶縁支持棒につい
ても同様に重量物を支持するため大きな機械的応力に耐
え、且つ電気的にも十分な絶縁耐力を確保することが不
可欠である。
電気的に充電された部分と大地電位の部分との間に十分
な絶縁を確保して機械運動を可能としなくてはならな
い。このため、高電圧開閉機器には絶縁操作棒が使用さ
れている。例えば、絶縁操作棒を遮断器に採用する場
合、遮断器の投入時及び遮断時には絶縁操作棒は大きな
衝撃荷重を受ける。したがって、絶縁操作棒の衝撃強度
は十分に高いものでなければならない。それと同時に、
絶縁操作棒の両端には常に高電圧が印加されるので、電
気的にも十分な耐力を必要とする。特に一般的な交流機
器においても直流電圧が印加されることもある。そのた
め、直流に対する絶縁耐力にも十分な考慮が必要とな
る。また、電気的に充電された部分を支持する場合も、
絶縁支持棒を使用するが、このような絶縁支持棒につい
ても同様に重量物を支持するため大きな機械的応力に耐
え、且つ電気的にも十分な絶縁耐力を確保することが不
可欠である。
【0003】この種の絶縁操作支持棒として、例えば図
5のように繊維強化樹脂の絶縁棒1の端部に金属からな
る継手部材2を嵌合したものが提案されている。この絶
縁操作支持棒では絶縁棒1と継手部材2との嵌合部分に
ねじ構造3を設けて両者を締め付け、さらに嵌合部分に
エポキシ樹脂のような接着材4を塗布してねじ構造3が
ゆるまないようにしてある。また、絶縁棒1の表面には
粉体コーティング層5が施されている。粉体コーティン
グ層5とは固形エポキシ樹脂に混在性硬化剤とアルミナ
等の無機質充填剤を主成分として添加したものであり、
絶縁棒1を覆って絶縁ガスである六フッ化イオウの分解
ガスによる繊維強化樹脂(より詳しくは繊維強化樹脂中
のガラス繊維)の劣化を防止している。
5のように繊維強化樹脂の絶縁棒1の端部に金属からな
る継手部材2を嵌合したものが提案されている。この絶
縁操作支持棒では絶縁棒1と継手部材2との嵌合部分に
ねじ構造3を設けて両者を締め付け、さらに嵌合部分に
エポキシ樹脂のような接着材4を塗布してねじ構造3が
ゆるまないようにしてある。また、絶縁棒1の表面には
粉体コーティング層5が施されている。粉体コーティン
グ層5とは固形エポキシ樹脂に混在性硬化剤とアルミナ
等の無機質充填剤を主成分として添加したものであり、
絶縁棒1を覆って絶縁ガスである六フッ化イオウの分解
ガスによる繊維強化樹脂(より詳しくは繊維強化樹脂中
のガラス繊維)の劣化を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の絶縁操作支持棒には次のような問題があった。
すなわち、エポキシ系の接着材4や粉体コーティング層
5の抵抗率が1015Ω・cmのオーダであるのに対し、
絶縁棒1を構成する繊維強化樹脂の抵抗率は1014Ω・
cmのオーダで一桁低かった。また、繊維強化樹脂の抵
抗率は一様に分布しているわけではなく、繊維の長手方
向に抵抗が低く、長手方向に対する直角方向には一桁程
度抵抗が高い。このような絶縁操作支持棒における抵抗
率のアンバランスは高電圧絶縁、特に直流電圧に対する
絶縁耐力に大きく影響を及ぼすことになる。具体的に
は、次に示す3点が問題となっていた。
た従来の絶縁操作支持棒には次のような問題があった。
すなわち、エポキシ系の接着材4や粉体コーティング層
5の抵抗率が1015Ω・cmのオーダであるのに対し、
絶縁棒1を構成する繊維強化樹脂の抵抗率は1014Ω・
cmのオーダで一桁低かった。また、繊維強化樹脂の抵
抗率は一様に分布しているわけではなく、繊維の長手方
向に抵抗が低く、長手方向に対する直角方向には一桁程
度抵抗が高い。このような絶縁操作支持棒における抵抗
率のアンバランスは高電圧絶縁、特に直流電圧に対する
絶縁耐力に大きく影響を及ぼすことになる。具体的に
は、次に示す3点が問題となっていた。
【0005】(1)絶縁棒1表面への帯電.繊維強化樹
脂を流れる電流は繊維の長手方向に流れやすく、また特
に電流を流しやすい繊維集団があるため、絶縁棒1の抵
抗率は一様ではない。このような電流を流しやすい繊維
集団が絶縁棒1の表面で途切れている場合、すなわち電
流を流しやすい繊維集団の端部が絶縁棒1の表面にある
場合、この繊維集団を流れてきた電流は一桁以上抵抗率
の高い粉体コーティング層5に遮られることになる。そ
の結果、粉体コーティング層5部分に多量の電荷が貯積
されて帯電が発生する。これにより電界分布が乱され、
絶縁耐力が大幅に低下した。
脂を流れる電流は繊維の長手方向に流れやすく、また特
に電流を流しやすい繊維集団があるため、絶縁棒1の抵
抗率は一様ではない。このような電流を流しやすい繊維
集団が絶縁棒1の表面で途切れている場合、すなわち電
流を流しやすい繊維集団の端部が絶縁棒1の表面にある
場合、この繊維集団を流れてきた電流は一桁以上抵抗率
の高い粉体コーティング層5に遮られることになる。そ
の結果、粉体コーティング層5部分に多量の電荷が貯積
されて帯電が発生する。これにより電界分布が乱され、
絶縁耐力が大幅に低下した。
【0006】(2)絶縁棒1と継手部材2の嵌合部への
帯電.(1)と同様に、電流を流しやすい繊維集団が絶
縁棒1と継手部材2の嵌合部で途切れている場合、すな
わち、電流を流しやすい繊維集団の端部が嵌合部にある
場合、この繊維集団を流れてきた電流は一桁以上抵抗率
の高いエポキシ系の接着材4に遮られることになる。そ
の結果、接着材4部分に多量の電荷が貯積されて帯電が
発生する。これにより、絶縁棒1と金属材料の継手部材
2の間には大きな電位差が発生し、絶縁耐力が大幅に低
下した。
帯電.(1)と同様に、電流を流しやすい繊維集団が絶
縁棒1と継手部材2の嵌合部で途切れている場合、すな
わち、電流を流しやすい繊維集団の端部が嵌合部にある
場合、この繊維集団を流れてきた電流は一桁以上抵抗率
の高いエポキシ系の接着材4に遮られることになる。そ
の結果、接着材4部分に多量の電荷が貯積されて帯電が
発生する。これにより、絶縁棒1と金属材料の継手部材
2の間には大きな電位差が発生し、絶縁耐力が大幅に低
下した。
【0007】(3)絶縁操作支持棒が受ける機械的応力
によるエポキシ系の接着材4の剥離.絶縁操作支持棒は
常に大きな機械的応力を受けており、絶縁棒1と継手部
材2の嵌合部には機械的応力が加わる。ねじ構造3によ
りこの嵌合部が機械的に外れることはないが、電気的に
みるとエポキシ系の接着材4のミクロ的な剥離により、
この部分の接触抵抗がますます高くなる可能性がある。
この場合、前段の(2)で説明した絶縁棒1と継手部材
2の嵌合部への帯電が更に加速され、絶縁耐力が大幅に
低下した。
によるエポキシ系の接着材4の剥離.絶縁操作支持棒は
常に大きな機械的応力を受けており、絶縁棒1と継手部
材2の嵌合部には機械的応力が加わる。ねじ構造3によ
りこの嵌合部が機械的に外れることはないが、電気的に
みるとエポキシ系の接着材4のミクロ的な剥離により、
この部分の接触抵抗がますます高くなる可能性がある。
この場合、前段の(2)で説明した絶縁棒1と継手部材
2の嵌合部への帯電が更に加速され、絶縁耐力が大幅に
低下した。
【0008】ところで、電流を特に流しやすい繊維集団
というものが全ての絶縁棒1に含まれるわけではなく、
実際にはごくまれである。したがって、電流を特に流し
やすい繊維集団が含まれる特殊な絶縁棒1をあれば、出
荷試験によってこれを見出だし、排除するのが一般的で
ある。この場合、絶縁操作支持棒の耐電圧特性は出荷試
験時から変化しないことが重要となる。しかしながら、
絶縁操作棒は大きな衝撃荷重を受けることが多いため、
機械的応力が加わって絶縁棒1と継手部材2の嵌合部の
電気的接続状況、言い換えれば両者間の電気抵抗が工場
での出荷試験時から変化するおそれがあった。そこで従
来より、機械的応力が加わっても出荷試験時から耐電圧
特性が変化しない絶縁操作支持棒が望まれていた。
というものが全ての絶縁棒1に含まれるわけではなく、
実際にはごくまれである。したがって、電流を特に流し
やすい繊維集団が含まれる特殊な絶縁棒1をあれば、出
荷試験によってこれを見出だし、排除するのが一般的で
ある。この場合、絶縁操作支持棒の耐電圧特性は出荷試
験時から変化しないことが重要となる。しかしながら、
絶縁操作棒は大きな衝撃荷重を受けることが多いため、
機械的応力が加わって絶縁棒1と継手部材2の嵌合部の
電気的接続状況、言い換えれば両者間の電気抵抗が工場
での出荷試験時から変化するおそれがあった。そこで従
来より、機械的応力が加わっても出荷試験時から耐電圧
特性が変化しない絶縁操作支持棒が望まれていた。
【0009】本発明は、上記従来技術の問題を解消する
ためになされたもので、その主たる目的は、抵抗率のア
ンバランスさをなくして優れた絶縁耐力を発揮できる絶
縁操作支持棒を提供することにある。
ためになされたもので、その主たる目的は、抵抗率のア
ンバランスさをなくして優れた絶縁耐力を発揮できる絶
縁操作支持棒を提供することにある。
【0010】また、本発明の他の目的は、機械的応力を
受けても出荷試験時から耐電圧特性が変化しない絶縁操
作支持棒を提供することにある。
受けても出荷試験時から耐電圧特性が変化しない絶縁操
作支持棒を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、棒状の絶縁体の表面に酸化クロ
ムが塗布されたことを特徴とする。また、請求項2の発
明は、酸化クロムが塗装用の粉体に混合され、この粉体
が棒状の絶縁体の表面に塗布されたことを特徴としてい
る。さらに、請求項3の発明は、BTA(ベンゾトリア
ゾ−ル)が塗装用の粉体に一様に少量混合され、この粉
体が棒状の絶縁体の表面に塗布されたことを特徴とす
る。
に、請求項1の発明は、棒状の絶縁体の表面に酸化クロ
ムが塗布されたことを特徴とする。また、請求項2の発
明は、酸化クロムが塗装用の粉体に混合され、この粉体
が棒状の絶縁体の表面に塗布されたことを特徴としてい
る。さらに、請求項3の発明は、BTA(ベンゾトリア
ゾ−ル)が塗装用の粉体に一様に少量混合され、この粉
体が棒状の絶縁体の表面に塗布されたことを特徴とす
る。
【0012】このような本発明の請求項1、2、3は、
絶縁棒表面に低抵抗のコーティングを施しているので、
絶縁棒表面に多量の電荷が貯積されることがなく、帯電
を抑制できる。すなちわ、請求項1の発明では、抵抗率
が1.3×103 Ω・cmと半導体なみに低く耐SF6
分解ガス性能に優れた酸化クロムを絶縁棒表面に塗布す
ることにより、電流を流しやすい繊維集団が絶縁棒表面
に存在するかどうかに関係なく、絶縁棒の抵抗率を均一
に低くして、且つ耐SF6 分解ガス性能を高めることが
できる。また、請求項2の発明では塗装用の粉体に酸化
クロムを混合することで、粉体の抵抗率を低くして絶縁
棒自体が持つ抵抗率に近付けることが可能となり、絶縁
操作支持棒における抵抗率のアンバランスさを解消でき
る。
絶縁棒表面に低抵抗のコーティングを施しているので、
絶縁棒表面に多量の電荷が貯積されることがなく、帯電
を抑制できる。すなちわ、請求項1の発明では、抵抗率
が1.3×103 Ω・cmと半導体なみに低く耐SF6
分解ガス性能に優れた酸化クロムを絶縁棒表面に塗布す
ることにより、電流を流しやすい繊維集団が絶縁棒表面
に存在するかどうかに関係なく、絶縁棒の抵抗率を均一
に低くして、且つ耐SF6 分解ガス性能を高めることが
できる。また、請求項2の発明では塗装用の粉体に酸化
クロムを混合することで、粉体の抵抗率を低くして絶縁
棒自体が持つ抵抗率に近付けることが可能となり、絶縁
操作支持棒における抵抗率のアンバランスさを解消でき
る。
【0013】請求項3の発明にて粉体に混合したBTA
(ベンゾトリアゾール)は、1972年頃日本に紹介さ
れて以来、不凍液、写真、塗料などの分野で毒性がない
ことから広く使用されているが、変圧器等の絶縁油に少
量混合することで絶縁紙と絶縁油の間の流動帯電が劇的
に抑制されることは良く知られている。請求項3の発明
ではBTA(ベンゾトリアゾール)の持つこのような性
質を利用して、絶縁棒表面への帯電抑制を図っている。
(ベンゾトリアゾール)は、1972年頃日本に紹介さ
れて以来、不凍液、写真、塗料などの分野で毒性がない
ことから広く使用されているが、変圧器等の絶縁油に少
量混合することで絶縁紙と絶縁油の間の流動帯電が劇的
に抑制されることは良く知られている。請求項3の発明
ではBTA(ベンゾトリアゾール)の持つこのような性
質を利用して、絶縁棒表面への帯電抑制を図っている。
【0014】請求項4の発明は、酸化クロムをエポキシ
系接着材に混合し、この接着材により絶縁体端部と継手
部材とを接着したことを特徴とする。また、請求項5の
発明は、BTA(ベンゾトリアゾ−ル)をエポキシ系接
着材に一様に少量混合し、この接着材により絶縁体端部
と継手部材とを接着したことを特徴としている。以上の
ような本発明の請求項4及び請求項5では、低抵抗の接
着材を絶縁棒及び継手部材を塗布するため、仮に電流を
流しやすい繊維集団の端部が嵌合部にあっても、接着材
の抵抗率と大きな差がなくなる。したがって、絶縁棒と
継手部材の嵌合部の抵抗率は一様となり、接着材部分で
の帯電発生を防止できる。
系接着材に混合し、この接着材により絶縁体端部と継手
部材とを接着したことを特徴とする。また、請求項5の
発明は、BTA(ベンゾトリアゾ−ル)をエポキシ系接
着材に一様に少量混合し、この接着材により絶縁体端部
と継手部材とを接着したことを特徴としている。以上の
ような本発明の請求項4及び請求項5では、低抵抗の接
着材を絶縁棒及び継手部材を塗布するため、仮に電流を
流しやすい繊維集団の端部が嵌合部にあっても、接着材
の抵抗率と大きな差がなくなる。したがって、絶縁棒と
継手部材の嵌合部の抵抗率は一様となり、接着材部分で
の帯電発生を防止できる。
【0015】請求項6の発明は継手部材を、機械的な応
力を受ける継手部と電気的接続用の電極部とに分割して
構成したことを特徴としている。このような請求項6で
は継手部だけが機械力を受け、電極部側は機械力を受け
ることがない。したがって、絶縁操作支持棒が機械力を
受けても絶縁棒及び電極部間の電気抵抗は変化せず、絶
縁操作支持棒の耐電圧特性は出荷試験時から変わること
がない。
力を受ける継手部と電気的接続用の電極部とに分割して
構成したことを特徴としている。このような請求項6で
は継手部だけが機械力を受け、電極部側は機械力を受け
ることがない。したがって、絶縁操作支持棒が機械力を
受けても絶縁棒及び電極部間の電気抵抗は変化せず、絶
縁操作支持棒の耐電圧特性は出荷試験時から変わること
がない。
【0016】請求項7の発明は、継手部材における電極
部を、エポキシ系接着材に酸化クロムを混合した接着材
により絶縁体端部に接着したことを特徴とする。請求項
8のの発明は、同じく継手部材における電極部を、エポ
キシ系接着材にBTA(ベンゾトリアゾ−ル)を一様に
少量混合した接着材により絶縁体端部に接着したことを
特徴とする。このような請求項7及び請求項8の発明で
は低抵抗の接着材を使用して絶縁棒と電極部とを固定す
ることで、絶縁棒及び電極部間の帯電発生を防いでい
る。
部を、エポキシ系接着材に酸化クロムを混合した接着材
により絶縁体端部に接着したことを特徴とする。請求項
8のの発明は、同じく継手部材における電極部を、エポ
キシ系接着材にBTA(ベンゾトリアゾ−ル)を一様に
少量混合した接着材により絶縁体端部に接着したことを
特徴とする。このような請求項7及び請求項8の発明で
は低抵抗の接着材を使用して絶縁棒と電極部とを固定す
ることで、絶縁棒及び電極部間の帯電発生を防いでい
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。なお、図5に示した従来例と同一の
部材に関しては同一符号を付し、説明は省略する。
参照して説明する。なお、図5に示した従来例と同一の
部材に関しては同一符号を付し、説明は省略する。
【0018】(1)第1の実施の形態 [構成]図1は、本発明の第1の実施の形態(請求項1
対応)の絶縁操作支持棒の縦断面図である。第1の実施
の形態が図5に示した先述の従来の技術の実施例を異な
る点は、絶縁棒1を構成する繊維強化樹脂を六フッ化イ
オウ分解ガスから保護する目的で施すコーティング層6
を低抵抗とする技術に関する。第1の実施の形態ではこ
のコーティング6層を酸化クロムにより構成している。
対応)の絶縁操作支持棒の縦断面図である。第1の実施
の形態が図5に示した先述の従来の技術の実施例を異な
る点は、絶縁棒1を構成する繊維強化樹脂を六フッ化イ
オウ分解ガスから保護する目的で施すコーティング層6
を低抵抗とする技術に関する。第1の実施の形態ではこ
のコーティング6層を酸化クロムにより構成している。
【0019】[作用]次に、第1の実施の形態の作用に
ついて説明する。酸化クロムは抵抗率が1.3×103
Ω・cmと半導体なみに低く、耐SF6 分解ガス性能に
優れている。従って、酸化クロムを60%程度含有した
液エポキシ樹脂をハケもしくはスプレーで絶縁棒1に塗
布することにより、絶縁棒1の抵抗率が1011Ω・cm
となり、耐SF6 分解ガス性能も高めることができる。
ついて説明する。酸化クロムは抵抗率が1.3×103
Ω・cmと半導体なみに低く、耐SF6 分解ガス性能に
優れている。従って、酸化クロムを60%程度含有した
液エポキシ樹脂をハケもしくはスプレーで絶縁棒1に塗
布することにより、絶縁棒1の抵抗率が1011Ω・cm
となり、耐SF6 分解ガス性能も高めることができる。
【0020】[効果]特に電流を流しやすい繊維集団が
絶縁棒1表面で途切れていても、絶縁棒1表面ではコー
ティング層6の抵抗率が十分に低いため、特に電流を流
しやすい繊維集団を流れてきた電流は容易にコーティン
グ層6に移行し、一様に分布するようになる。従って、
この繊維集団の端部に電荷が貯積されるといった状況は
発生せず、帯電による電界分布の乱れが発生しなくな
り、直流電圧に対する絶縁耐力を大幅に向上することが
可能となる。
絶縁棒1表面で途切れていても、絶縁棒1表面ではコー
ティング層6の抵抗率が十分に低いため、特に電流を流
しやすい繊維集団を流れてきた電流は容易にコーティン
グ層6に移行し、一様に分布するようになる。従って、
この繊維集団の端部に電荷が貯積されるといった状況は
発生せず、帯電による電界分布の乱れが発生しなくな
り、直流電圧に対する絶縁耐力を大幅に向上することが
可能となる。
【0021】[第1の実施の形態の変形例]請求項2に
対応する実施の形態として、従来の粉体コーティング層
5におけるアルミナ等の無機質充填剤に代えて、その一
部または全てを酸化クロムに置換し、この材料をコーテ
ィング層6としても良い。例えば、酸化クロムの含有率
を60%とすれば、この粉体のコーティング層6の抵抗
率は1011Ω・cmにまで低下させることができる。
対応する実施の形態として、従来の粉体コーティング層
5におけるアルミナ等の無機質充填剤に代えて、その一
部または全てを酸化クロムに置換し、この材料をコーテ
ィング層6としても良い。例えば、酸化クロムの含有率
を60%とすれば、この粉体のコーティング層6の抵抗
率は1011Ω・cmにまで低下させることができる。
【0022】また、請求項3に対応する実施の形態とし
て、BTA(ベンゾトリアゾール)をエポキシ樹脂と混
在性硬化剤及びアルミナ等の無機質充填材を主成分とす
る粉体塗装用の粉体に少量を均一に混合し、これをコー
ティング6層としても良い。BTA(ベンゾトリアゾー
ル)の持つ帯電抑制効果をコーティング層6の抵抗率と
いう尺度で表わすと、BTA(ベンゾトリアゾール)を
1〜3%程度エポキシ系樹脂に混入することにより、こ
の粉体の抵抗率を1014Ω・cmに低下させることがで
きる。
て、BTA(ベンゾトリアゾール)をエポキシ樹脂と混
在性硬化剤及びアルミナ等の無機質充填材を主成分とす
る粉体塗装用の粉体に少量を均一に混合し、これをコー
ティング6層としても良い。BTA(ベンゾトリアゾー
ル)の持つ帯電抑制効果をコーティング層6の抵抗率と
いう尺度で表わすと、BTA(ベンゾトリアゾール)を
1〜3%程度エポキシ系樹脂に混入することにより、こ
の粉体の抵抗率を1014Ω・cmに低下させることがで
きる。
【0023】(2)第2の実施の形態 [構成]図2は、本発明の第2の実施の形態(請求項4
対応)の絶縁操作支持棒の縦断面図である。第2の実施
の形態は絶縁棒1と継手部材2との間の嵌合部に低抵抗
接着材7を塗布したことを特徴としている。低抵抗接着
材7は、酸化クロムをエポキシ系接着材に少量混合する
ことで構成している。なお、請求項5に対応する実施の
形態とするならば、酸化クロムに代えてBTA(ベンゾ
トリアゾール)をエポキシ系接着材に少量混合すること
で低抵抗接着材7を構成する。
対応)の絶縁操作支持棒の縦断面図である。第2の実施
の形態は絶縁棒1と継手部材2との間の嵌合部に低抵抗
接着材7を塗布したことを特徴としている。低抵抗接着
材7は、酸化クロムをエポキシ系接着材に少量混合する
ことで構成している。なお、請求項5に対応する実施の
形態とするならば、酸化クロムに代えてBTA(ベンゾ
トリアゾール)をエポキシ系接着材に少量混合すること
で低抵抗接着材7を構成する。
【0024】[作用]第1の実施の形態の作用でも述べ
たが、酸化クロムやBTA(ベンゾトリアゾール)とい
った化合物は他の有機化学材料に混入することで、その
抵抗率を大幅に低下させることができる。例えば、酸化
クロムを60%程度エポキシ系接着材に混合すると、そ
の抵抗率は1011Ω・cmに低下する。一方、BTA
(ベンゾトリアゾール)を1〜3%程度エポキシ系接着
材に混入すると、その抵抗率は1014Ω・cmに低下さ
せることができる。
たが、酸化クロムやBTA(ベンゾトリアゾール)とい
った化合物は他の有機化学材料に混入することで、その
抵抗率を大幅に低下させることができる。例えば、酸化
クロムを60%程度エポキシ系接着材に混合すると、そ
の抵抗率は1011Ω・cmに低下する。一方、BTA
(ベンゾトリアゾール)を1〜3%程度エポキシ系接着
材に混入すると、その抵抗率は1014Ω・cmに低下さ
せることができる。
【0025】[効果]特に電流を流しやすい繊維集団が
絶縁棒1と金属材料の継手部材2の嵌合部で途切れてい
る場合においても、絶縁棒1と継手部材2の嵌合部に塗
布する接着材7の抵抗率が十分に低いために、特に電流
を流しやすい繊維集団を流れてきた電流は容易に接着材
7に移行し、最終的には金属材料により構成される継手
部品2に吸収される。従って、この繊維集団の端部に電
荷が貯積されるといった状況は発生せず、絶縁棒1と継
手部品2の間に大きな電位差が発生するといったことが
なくなり、直流電圧に対する絶縁耐力を大幅に向上する
ことが可能となる。
絶縁棒1と金属材料の継手部材2の嵌合部で途切れてい
る場合においても、絶縁棒1と継手部材2の嵌合部に塗
布する接着材7の抵抗率が十分に低いために、特に電流
を流しやすい繊維集団を流れてきた電流は容易に接着材
7に移行し、最終的には金属材料により構成される継手
部品2に吸収される。従って、この繊維集団の端部に電
荷が貯積されるといった状況は発生せず、絶縁棒1と継
手部品2の間に大きな電位差が発生するといったことが
なくなり、直流電圧に対する絶縁耐力を大幅に向上する
ことが可能となる。
【0026】(3)第3の実施の形態 [構成]図3は、本発明の第3の実施の形態(請求項
6、7対応)の絶縁操作支持棒の縦断面図である。第3
の実施の形態の特徴は、継手部材2を機械的な応力の処
理を担当する継手部2′と電気的絶縁の処理を担当する
電極部8に分割して構成した点にある。第3の実施の形
態では、継手部2′及び電極部8と絶縁棒1の固定は、
酸化クロムを混合した低抵抗接着材7により実施してい
る。なお、継手部2′と電極部品8は図には図示しない
フレキシブルな金属部材により電気的に接続されてい
る。
6、7対応)の絶縁操作支持棒の縦断面図である。第3
の実施の形態の特徴は、継手部材2を機械的な応力の処
理を担当する継手部2′と電気的絶縁の処理を担当する
電極部8に分割して構成した点にある。第3の実施の形
態では、継手部2′及び電極部8と絶縁棒1の固定は、
酸化クロムを混合した低抵抗接着材7により実施してい
る。なお、継手部2′と電極部品8は図には図示しない
フレキシブルな金属部材により電気的に接続されてい
る。
【0027】[作用]以上の構成を有する第3の実施の
形態では絶縁操作支持棒に加わる機械的応力は全て継手
部2′で処理し、電極部8には機械的応力は加わらな
い。従って、電極部8と絶縁棒1の固定状態は変化しな
い。すなわち、電極部品8の絶縁棒1への電気的接続状
況、言い換えれば両者間の電気抵抗は工場での出荷試験
時から変化することはない。
形態では絶縁操作支持棒に加わる機械的応力は全て継手
部2′で処理し、電極部8には機械的応力は加わらな
い。従って、電極部8と絶縁棒1の固定状態は変化しな
い。すなわち、電極部品8の絶縁棒1への電気的接続状
況、言い換えれば両者間の電気抵抗は工場での出荷試験
時から変化することはない。
【0028】[効果]第3の実施の形態によれば、電極
部8と絶縁棒1との間の電気的接続状況は変化せず、し
かも継手部2′と絶縁棒1との間の電気的接続状況が変
化しても、電極部8がシールド電極の効果を果たすた
め、絶縁操作支持棒の耐電圧特性は変化しない。従っ
て、一度耐電圧試験により異常なロットを排除すればそ
の後絶縁耐力は変化しないため、出荷時の耐電圧試験に
よるスクリーニングで十分となる。しかも、第3の実施
の形態では電極部8の接着を酸化クロムを混合した低抵
抗接着材7により実施しているため、よりスクリーニン
グで振り落とされる絶縁操作支持棒の数が少なくなり、
歩留りがよくなる。なお、請求項8に対応する実施の形
態とするならば、酸化クロムに代えてBTA(ベンゾト
リアゾール)を用いた接着材7とする。
部8と絶縁棒1との間の電気的接続状況は変化せず、し
かも継手部2′と絶縁棒1との間の電気的接続状況が変
化しても、電極部8がシールド電極の効果を果たすた
め、絶縁操作支持棒の耐電圧特性は変化しない。従っ
て、一度耐電圧試験により異常なロットを排除すればそ
の後絶縁耐力は変化しないため、出荷時の耐電圧試験に
よるスクリーニングで十分となる。しかも、第3の実施
の形態では電極部8の接着を酸化クロムを混合した低抵
抗接着材7により実施しているため、よりスクリーニン
グで振り落とされる絶縁操作支持棒の数が少なくなり、
歩留りがよくなる。なお、請求項8に対応する実施の形
態とするならば、酸化クロムに代えてBTA(ベンゾト
リアゾール)を用いた接着材7とする。
【0029】[第3の実施の形態の変形例]第3の実施
の形態例としては、図4に示すように、絶縁棒1が電極
部8の前面で太くなっており、この太くなっている部分
が電極部8前面と接触し、エポキシ系接着材4により接
着されている。継手部2′と電極部8は金属バネ9によ
り電気的に接続される。
の形態例としては、図4に示すように、絶縁棒1が電極
部8の前面で太くなっており、この太くなっている部分
が電極部8前面と接触し、エポキシ系接着材4により接
着されている。継手部2′と電極部8は金属バネ9によ
り電気的に接続される。
【0030】このような実施の形態では、電極部8が絶
縁棒1と接触する面積を大きくとることができる。その
ため、スクリーニングの歩留りをよくできる。特に、絶
縁棒1の繊維の方向は、絶縁棒1の軸方向に入れてある
のが一般的であるため、電極部8が絶縁棒1の軸方向に
垂直な方向の接触面を有することは、繊維方向に流れて
きた電流を効果的に電極部8に流し込むのに効果的であ
り、この点からも出荷試験によるスクリーニングの歩留
りをよくする効果が大となる。
縁棒1と接触する面積を大きくとることができる。その
ため、スクリーニングの歩留りをよくできる。特に、絶
縁棒1の繊維の方向は、絶縁棒1の軸方向に入れてある
のが一般的であるため、電極部8が絶縁棒1の軸方向に
垂直な方向の接触面を有することは、繊維方向に流れて
きた電流を効果的に電極部8に流し込むのに効果的であ
り、この点からも出荷試験によるスクリーニングの歩留
りをよくする効果が大となる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
絶縁棒表面に低抵抗のコーティングを施すことにより、
抵抗率のアンバランスさをなくして優れた絶縁耐力を発
揮できる絶縁操作支持棒を提供することができた。
絶縁棒表面に低抵抗のコーティングを施すことにより、
抵抗率のアンバランスさをなくして優れた絶縁耐力を発
揮できる絶縁操作支持棒を提供することができた。
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成図であり、絶
縁操作支持棒の断面図。
縁操作支持棒の断面図。
【図2】本発明の第2の実施の形態の構成図であり、絶
縁操作支持棒の断面図。
縁操作支持棒の断面図。
【図3】本発明の第3の実施の形態の構成図であり、絶
縁操作支持棒の断面図。
縁操作支持棒の断面図。
【図4】本発明の第3の実施の形態の変形例の構成図で
あり、絶縁操作支持棒の断面図。
あり、絶縁操作支持棒の断面図。
【図5】従来の絶縁操作支持棒の構成を示す断面図。
1…絶縁棒 2…継手部材 3…ねじ構造 4…エポキシ系接着材 5…粉体コーティング層 6…コーティング層 7…低抵抗接着材 8…電極部品 9…金属バネ
Claims (8)
- 【請求項1】 棒状の絶縁体の表面に酸化クロムが塗布
されたことを特徴とする絶縁操作支持棒。 - 【請求項2】 酸化クロムが塗装用の粉体に混合され、
この粉体が棒状の絶縁体の表面に塗布されたことを特徴
とする絶縁操作支持棒。 - 【請求項3】 BTA(ベンゾトリアゾ−ル)が塗装用
の粉体に一様に少量混合され、この粉体が棒状の絶縁体
の表面に塗布されたことを特徴とする絶縁操作支持棒。 - 【請求項4】 棒状の絶縁体が設けられ、この絶縁体の
端部に金属からなる継手部材が嵌合された絶縁操作支持
棒において、 酸化クロムがエポキシ系接着材に混合され、この接着材
により前記絶縁体の端部と前記継手部材とが接着された
ことを特徴とする絶縁操作支持棒。 - 【請求項5】 棒状の絶縁体が設けられ、この絶縁体の
端部に金属からなる継手部材が嵌合された絶縁操作支持
棒において、 BTA(ベンゾトリアゾ−ル)がエポキシ系接着材に一
様に少量混合され、この接着材により前記絶縁体の端部
と前記継手部材とが接着されたことを特徴とする絶縁操
作支持棒。 - 【請求項6】 棒状の絶縁体が設けられ、この絶縁体の
端部に金属からなる継手部材が嵌合された絶縁操作支持
棒において、 前記継手部材が機械的な応力を保持する継手部と、電気
的な接続を保持する電極部とから構成されたことを特徴
とする絶縁操作支持棒。 - 【請求項7】 前記電極部がエポキシ系接着材に酸化ク
ロムを混合した接着材により前記絶縁体の端部に接着さ
れたことを特徴とした請求項6記載の絶縁操作支持棒。 - 【請求項8】 前記電極部がエポキシ系接着材にBTA
(ベンゾトリアゾ−ル)を一様に少量混合した接着材に
より前記絶縁体の端部に接着されたことを特徴とした請
求項6記載の絶縁操作支持棒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10173347A JP2000011823A (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 絶縁操作支持棒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10173347A JP2000011823A (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 絶縁操作支持棒 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000011823A true JP2000011823A (ja) | 2000-01-14 |
Family
ID=15958739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10173347A Pending JP2000011823A (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 絶縁操作支持棒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000011823A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003096363A2 (en) * | 2002-05-13 | 2003-11-20 | Eaton Electric N.V. | Drive rod for switch |
JP5128024B1 (ja) * | 2012-05-31 | 2013-01-23 | 三菱電機株式会社 | ガス遮断器 |
-
1998
- 1998-06-19 JP JP10173347A patent/JP2000011823A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003096363A2 (en) * | 2002-05-13 | 2003-11-20 | Eaton Electric N.V. | Drive rod for switch |
WO2003096363A3 (en) * | 2002-05-13 | 2004-03-25 | Holec Holland Nv | Drive rod for switch |
JP5128024B1 (ja) * | 2012-05-31 | 2013-01-23 | 三菱電機株式会社 | ガス遮断器 |
WO2013179456A1 (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-05 | 三菱電機株式会社 | ガス遮断器 |
CN104380417A (zh) * | 2012-05-31 | 2015-02-25 | 三菱电机株式会社 | 气体断路器 |
US9349556B2 (en) | 2012-05-31 | 2016-05-24 | Mitsubishi Electric Corporation | Gas circuit breaker |
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