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続くコメ品薄、9月上旬から徐々に解消か 奈良の米穀店が感じた異変

店内に売り切れの案内札を掲示する米穀店。在庫は固定客の分のみだ=奈良県北部で2024年8月27日午後4時8分、山口起儀撮影
店内に売り切れの案内札を掲示する米穀店。在庫は固定客の分のみだ=奈良県北部で2024年8月27日午後4時8分、山口起儀撮影

 スーパーや米穀店でコメが品薄になっている。前年収穫されたコメは高温障害による品質悪化により、売り物にならない商品が増え、例年より在庫が少なかった。さらにインバウンド(訪日外国人客)の急増など想定外の複数の要因が重なったことが響いている。だが、温暖な地域では8月中旬から新米の出荷が始まっており、9月上旬ごろからは流通も安定する見通し。販売店は「過剰に備えなくても大丈夫」と呼び掛けている。

 奈良市内のスーパーでは、コメの陳列棚が空の状態が目立つ。店員によると「7月ごろから入荷数が大きく減り、8月に入ると一層厳しくなった。お盆の頃からは入荷ゼロの日も多い。入ってきても1日10袋程度で、あっという間に売り切れる」とため息をついた。

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