箙かおる
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えびら かおる 箙 かおる | |
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生年月日 | 12月8日 |
出身地 | 日本 兵庫県神戸市 |
身長 | 166cm |
職業 | 舞台俳優 |
ジャンル | 舞台 |
活動期間 | 1975年 - 2017年 |
活動内容 |
1975年:宝塚歌劇団入団 1976年:雪組配属 1990年:専科へ異動 1996年:雪組へ異動、雪組組長就任 1998年:専科へ異動 2017年:宝塚歌劇団退団 |
著名な家族 | 菱田信也(弟) |
主な作品 | |
宝塚歌劇 『ベルサイユのばら』 『王家に捧ぐ歌』 | |
備考 | |
宝塚歌劇団卒業生 |
箙 かおる(えびら かおる、12月8日[1] - )は、元宝塚歌劇団専科の男役[2][3]。元雪組組長[2][3]。
兵庫県神戸市[3]、神戸市立生田中学校出身[3]。身長166cm[1]。愛称は「チャル」[1]。
来歴
[編集]1973年、宝塚音楽学校入学[3]。
1975年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に61期生として入団[4]。入団時の成績は35番[4]。月組公演「春の宝塚踊り/ラムール・ア・パリ」で初舞台[4]。
1976年、組まわりを経て雪組に配属[4]。
1981年の「彷徨のレクイエム」で新人公演初主演[5][3]。
1990年11月26日付で専科へと異動[6]。
1996年に再び雪組へ異動となり、雪組組長に就任[7][3]。
1998年10月1日付で再び専科へ異動となる[8]。
専科異動後は各組に特別出演を続け、確かな演技力と存在感で長きにわたり活躍してきたが、2017年12月14日、自身のサロンコンサート「夢の扉」をもって、宝塚歌劇団を退団[2][3]。
人物
[編集]宝塚歌劇団時代の主な舞台
[編集]初舞台
[編集]雪組時代
[編集]- 1977年2月、『鶯歌春』少年兵陳章君/『マンハッタン・ラグ』
- 1978年1月、『風と共に去りぬ』ウィリー少年
- 1979年8月、『朝霧に消えた人』新人公演:落合又十郎(本役:上條あきら)、岡野金右衛門(本役:真咲佳子)『オールマン・リバー』
- 1979年10月、『愛の飛翔』(バウ)
- 1980年2月、『去りゆきし君がため』新人公演:ニコラス(本役:上條あきら)
- 1980年4月、『Star the Sunshine!』(バウ)
- 1980年10月、『花の舞拍子』/『青き薔薇の軍神』タラオ、新人公演:ペギラン(本役:常花代)
- 1981年5月、『彷徨のレクイエム』レーモンド、新人公演:フェリックス(本役:麻実れい) 新人公演初主演[5][3]
- 1981年11月、『かもめ翔ぶ海』松吉/『サン・オリエント・サン』
- 1982年5月、『ジャワの踊り子』アグン
- 1982年9月、『愛の飛翔Ⅱ』(バウ)
- 1983年5月、『うたかたの恋』ヨゼフ皇帝/『グラン・エレガンス』
- 1983年8月、『ブルー・ジャスミン -砂漠の愛-』ラージン/『ハッピーエンド物語』
- 1984年2月、『うたかたの恋』ヨゼフ皇帝/『ハッピーエンド物語』(中日)
- 1984年3月、『風と共に去りぬ』スタンレー
- 1984年5月、『愛の飛翔Ⅲ』(バウ)
- 1984年9月、『千太郎纏しぐれ』新助/『フル・ビート』
- 1985年6月、『愛のカレードスコープ』ウィリー/『アンド・ナウ!』
- 1986年1月、『ショーボート』(バウ・東京特別)ジョー
- 1986年2月、『大江山花伝』仏/『スカイ・ハイ・スカイ』
- 1986年4月、『愛のカレードスコープ』アラン/『アンド・ナウ!』
- 1986年8月、『三つのワルツ』総裁、助監督
- 1987年3月、『宝塚をどり讃歌』/『サマルカンドの赤いばら』大臣シャイバーニ
- 1987年9月、『梨花 王城に舞う』チムル皇子/『ザ・レビュースコープ』
- 1988年1月、『風と共に去りぬ』メリーウェザー夫人、エルシング夫人(東京)
- 1988年7月、『たまゆらの記』藤原房前/『ダイナモ!』
- 1989年2月、『ムッシュ・ド・巴里』ティボー/『ラ・パッション!』
- 1989年7月、『たまゆらの記』藤原房前/『ダイナモ!』(全国ツアー)
- 1989年8月、『ベルサイユのばら - アンドレとオスカル編- 』プロファンス伯爵
- 1989年9月、『おもかげ草紙』(東京特別)荻野左馬之丞
- 1990年1月、『天守に花匂い立つ』加納将監正典/『ブライト・ディライト・タイム』
- 1990年6月、『黄昏色のハーフムーン』ウィリアム/『パラダイス・トロピカーナ』
- 1990年9月、『天守に花匂い立つ』加納将監正典/『ブライト・ディライト・タイム』(全国ツアー)
専科時代
[編集]- 1991年4月、『微笑みの国』(雪組:バウ・東京特別・名古屋特別)チャン
- 1991年5月、『紫陽の花しずく』(月組:バウ)政次
- 1991年8月、『恋人たちの肖像』(星組:東宝)ヴェルテンベルグ大公
- 1991年9月、『グランサッソの百合』(星組:バウ・東京特別・名古屋特別)ムッソリーニ
- 1992年1月、『珈琲カルナバル』(月組)ヴァスコ・アンドラーデ
- 1992年8月、『ヴァレンチノ』(雪組:バウ・東京特別・名古屋特別)ラスキー
- 1992年10月、『フラワー・ドラム・ソング』(花組:バウ)ワン・チー・ヤン
- 1993年4月、『グランドホテル』(月組)ヘルマン・プライジング
- 1993年5月、『マンハッタン物語』(月組:東京特別・名古屋特別)ロドニー・エスマン
- 1993年10月、『アップル・ツリー - 三つの愛の物語 - 』(花組:バウ・東京特別・名古屋特別)アリク王
- 1993年12月、『ベイ・シティ・ブルース』(花組:東宝)マクガバン
- 1994年2月、『たけくらべ』(月組:バウ、花組:東京特別・名古屋特別)和尚
- 1994年8月、『カサノヴァ・夢のかたみ』サンマルコ大司教
- 1995年3月、『国境のない地図』(星組)ガイヤー・ストロハイム
- 1996年1月、『訪問者』(月組:バウ・東京特別)滝蔵
- 1996年8月、『虹のナターシャ』(雪組)カメ
- 1996年9月、『チェーザレ・ボルジア』(月組)法王アレッサンドロ6世
雪組時代
[編集]- 1997年2月、『虹のナターシャ』カメ/『La Jeunesse!』
- 1997年3月、『仮面のロマネスク』法院長/『ゴールデン・デイズ』
- 1997年5月、『嵐が丘』(バウ)リントン判事
- 1997年9月、『真夜中のゴースト』バーラント子爵/『レ・シェルバン』
- 1997年12月、『春櫻賦』尚寧/『LET'S JAZZ - 踊る五線譜 - 』
- 1998年2月、『ICARUS - 追憶の薔薇を求めて - 』(バウ・東京特別・名古屋特別)ウォルター・キャンベル
- 1998年5月、『風と共に去りぬ』(全国ツアー)ミード博士
- 1998年8月、『浅茅が宿 - 秋成幻想 -』法師/『ラヴィール』
専科時代
[編集]- 1999年11月、『バッカスと呼ばれた男』(雪組)ポルトス
- 2000年4月、『ささら笹舟 ―明智光秀の光と影―』(雪組:バウ)織田信長
- 2000年7月、『更に狂はじ』(月組:東京特別・バウ)義円(足利義教)
- 2000年9月、『トム・ジョーンズの華麗なる冒険』(花組:バウ・東京特別)チャールズ・ウエスタン
- 2001年4月、『ベルサイユのばら2001 -フェルゼンとマリー・アントワネット編-』(宙組)グスタフ三世
- 2001年9月、『フィガロ!』(宙組:バウ)アルマヴィバ伯爵
- 2002年3月、『殉情』(雪組:ドラマシティ・東京特別)利太郎
- 2002年6月、『SLAP STICK』(月組:バウ・東京特別)ウィリアム・テイラー
- 2002年8月、『専科エンカレッジ スペシャル』(バウ)
- 2003年1月、『おーい春風さん/春ふたたび』(宙組:バウ)親方/虚無僧、左衛門
- 2003年2月、『傭兵ピエール』(宙組)コーション大司教
- 2003年7月、『王家に捧ぐ歌』(星組)ファラオ
- 2004年1月、『送られなかった手紙』(雪組:バウ・東京特別)ダンテス少佐
- 2004年6月、『飛鳥夕映え - 蘇我入鹿 - 』蘇我蝦夷
- 2005年2月、『王家に捧ぐ歌』(星組:中日)ファラオ
- 2006年1月、『不滅の恋人たちへ』(宙組:バウ)アルフレッド・デジュネー
- 2006年8月、『リボンの騎士 ザ・ミュージカル』[注釈 1]
- 2007年5月、『大坂侍 -けったいな人々- 』(月組:バウ・東京特別)大和屋源右衛門
- 2007年9月、『専科エンカレッジコンサート』(バウ)
- 2008年8月、『シンデレラ the ミュージカル』[注釈 1]
- 2008年11月、『外伝ベルサイユのばら - ベルナール編 - 』(星組:全国ツアー)ジャルジェ
- 2009年2月、『外伝ベルサイユのばら - アンドレ編 - 』(宙組:中日)ジャルジェ
- 2009年9月、『外伝ベルサイユのばら - アンドレ編 - 』(花組)ジャルジェ
- 2013年4月、『ベルサイユのばら - フェルゼン編 - 』(雪組)ブイエ将軍
- 2015年6月、『王家に捧ぐ歌』(宙組)ファラオ
- 2016年5月、『王家に捧ぐ歌』(宙組:博多座)ファラオ
- 2017年11月、『鳳凰伝 -カラフとトゥーランドット-』(月組:全国ツアー)ティムール王
- 2017年12月、箙かおるサロンコンサート『夢の扉』 主演[2][3]
宝塚歌劇団退団後の主な活動
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 『宝塚おとめ 2017年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2017年、9頁。ISBN 978-4-86649-004-5。
- ^ a b c d Memories of 箙かおる タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ a b c d e f g h i j 箙かおる(若柳吉信代) 箙かおるFacebook。
- ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 87.
- ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 298.
- ^ 80年史 1994, p. 294.
- ^ 100年史(人物) 2014, p. 39・161.
- ^ 『1998年宝塚 Stage Album』 阪急コーポレーション、1999年、73頁。ISBN 4-89485-004-4。
- ^ [1]菱田信也(菱田シンヤ)ツイッター
参考文献
[編集]- 企画・構成・執筆:橋本雅夫 著、編集統括:北川方英 編『夢を描いて華やかに―宝塚歌劇80年史―』宝塚歌劇団、1994年9月9日。ISBN 4-924333-11-5。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。