愛月ひかる
あいづき ひかる 愛月 ひかる | |
---|---|
生年月日 | 8月23日 |
出身地 | 千葉県市川市 |
身長 | 173cm |
血液型 | A型 |
職業 | 女優 |
ジャンル | 舞台 |
活動期間 | 2007年 - |
活動内容 |
2007年:宝塚歌劇団入団、宙組配属 2019年:専科、星組へ異動 2021年:宝塚歌劇団退団 2022年:芸能活動再開 |
公式サイト | 愛月ひかるオフィシャルサイト |
主な作品 | |
宝塚歌劇 『エリザベート』 『神々の土地』 『不滅の棘』 『ロミオとジュリエット』 | |
備考 | |
宝塚歌劇団卒業生 |
愛月 ひかる(あいづき ひかる、8月23日[1][2] - )は、日本の女優。元宝塚歌劇団星組2番手スター[3][4]。
千葉県市川市[1]、私立日出学園中学校出身[5]。身長173cm[1]。血液型A型[1]。愛称は「愛ちゃん」[1]。
来歴
[編集]2005年、宝塚音楽学校入学。
2007年、宝塚歌劇団に93期生として入団[6][2]。入団時の成績は20番[6]。星組公演「さくら/シークレット・ハンター」で初舞台[6][2]。その後、宙組に配属[6][2]。
舞台映えする容姿で早くから注目を集め[7]、2010年の「誰がために鐘は鳴る」で新人公演初主演[8][2]。その後も4度に渡って新人公演主演を務める[9][2]。
2014年の「SANCTUARY」でバウホール公演初主演[10][2]。
2016年の「エリザベート」では、トップへの登竜門といわれる大役ルキーニに抜擢[11]。
2018年の「不滅の棘」(ドラマシティ・日本青年館公演)で、東上公演初主演[12][2]。
2019年2月26日付で宙組3番手から専科へ異動となるが[10]、11月1日付で星組へ異動となった[13]。
2020年、礼真琴・舞空瞳トップコンビ大劇場お披露目となる「眩耀の谷/Ray」より、新生星組の2番手に昇格[3]。
2021年の「マノン」(バウホール・KAAT神奈川芸術劇場公演)で、2度目の東上公演主演[14][15][16]。同年12月26日、「柳生忍法帖/モアー・ダンディズム!」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[9][17]。退団公演では2番手としては異例となるサヨナラショーが行われた[7]。
退団後は舞台出演の他に、宝塚受験スクール「Classy Lessons クラレス」のプロデューサーも務めている[2]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
[編集]初舞台
[編集]宙組時代
[編集]- 2007年6 - 7月、『バレンシアの熱い花』『宙 FANTASISTA!』(宝塚大劇場)
- 2007年8 - 9月、『バレンシアの熱い花』『宙 FANTASISTA!!』(東京宝塚劇場)
- 2008年2 - 5月、『黎明(れいめい)の風』『Passion 愛の旅』
- 2008年7月、『雨に唄えば』(梅田芸術劇場)
- 2008年9 - 12月、『Paradise Prince(パラダイス プリンス)』 - 新人公演:ジョン・メンフィールド(本役:鳳翔大)『ダンシング・フォー・ユー』
- 2009年2月、『外伝 ベルサイユのばら-アンドレ編-』 - エベール・シニエ『ダンシング・フォー・ユー』(中日劇場)
- 2009年4 - 7月、『薔薇に降る雨』『Amour それは…』
- 2009年8 - 9月、『逆転裁判2 -蘇る真実、再び…-』(バウホール・赤坂ACTシアター)
- 2009年11 - 2010年2月、『カサブランカ』 - アンリ、新人公演:シュトラッサー少佐(本役:悠未ひろ)
- 2010年3 - 4月、『シャングリラ-水之城-』(ドラマシティ・日本青年館) - 紅
- 2010年5 - 8月、『TRAFALGAR(トラファルガー)』 - ジョサイア、新人公演:ナポレオン・ボナパルト(本役:蘭寿とむ)『ファンキー・サンシャイン』
- 2010年9月、『銀ちゃんの恋』(全国ツアー) - ジミー
- 2010年11 - 2011年1月、『誰がために鐘は鳴る』 - 新人公演:ロバート・ジョーダン(本役:大空祐飛) 新人公演初主演[8][2]
- 2011年3月、『記者と皇帝』(日本青年館・バウホール) - ブルース・レッドマン
- 2011年5 - 8月、『美しき生涯』 - 新人公演:石田三成(本役:大空祐飛)『ルナロッサ』 新人公演主演[18][2]
- 2011年10 - 12月、『クラシコ・イタリアーノ』 - ファビオ・ボナーニ、新人公演:レナード・デルーカ(レニー)(本役:凰稀かなめ)『NICE GUY!!』
- 2012年2月、『仮面のロマネスク』 - ヴァレリー/ヴァルモンの影『Apasionado!!II』(中日劇場)
- 2012年4 - 7月、『華やかなりし日々』 - ボブ・ホークス、新人公演:ロナウド・フィリップス(アレクサンドル・ウォリスキー)(本役:大空祐飛)『クライマックス』 新人公演主演[18][2]
- 2012年8 - 11月、『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』 - ワーレン、新人公演:パウル・フォン・オーベルシュタイン(本役:悠未ひろ)
- 2013年1月、『逆転裁判3 検事マイルズ・エッジワース』(ドラマシティ・日本青年館) - タイレル・バッド
- 2013年3 - 6月、『モンテ・クリスト伯』 - アルベール、新人公演:エドモン・ダンテス(本役:凰稀かなめ)『Amour de 99!!-99年の愛-』 新人公演主演[19][2]
- 2013年7 - 8月、『うたかたの恋』 - フェルディナンド大公『Amour de 99!!-99年の愛-』(全国ツアー)
- 2013年9 - 12月、『風と共に去りぬ』 - チャーリー、新人公演:ベル・ワットリング(本役:緒月遠麻)
- 2014年2 - 3月、『翼ある人びと-ブラームスとクララ・シューマン-』(ドラマシティ・日本青年館) - フランツ・リスト
- 2014年5 - 7月、『ベルサイユのばら-オスカル編-』 - アルマン
- 2014年9月、『SANCTUARY(サンクチュアリ)』(バウホール) - アンリ・ド・ナヴァール バウ初主演[10][2]
- 2014年11 - 2015年2月、『白夜の誓い -グスタフIII世、誇り高き王の戦い-』 - レーベンイェルム『PHOENIX 宝塚!!-蘇る愛-』
- 2015年3 - 4月、『TOP HAT』(梅田芸術劇場・赤坂ACTシアター) - アルベルト・べディーニ
- 2015年6 - 8月、『王家に捧ぐ歌』 - ケペル
- 2015年10 - 11月、『メランコリック・ジゴロ』 - バロット『シトラスの風III』(全国ツアー)
- 2016年1 - 3月、『Shakespeare〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜』 - サウサンプトン伯ヘンリー・リズリー『HOT EYES!!』
- 2016年5月、『ヴァンパイア・サクセション』(ドラマシティ・KAAT神奈川芸術劇場) - ノイマン・ヘルシング
- 2016年7 - 10月、『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 - ルイジ・ルキーニ[11][10][12][7][5]
- 2016年11 - 12月、『双頭の鷲』(バウホール・KAAT神奈川芸術劇場) - フェーン伯爵
- 2017年2 - 4月、『王妃の館-Château de la Reine-』 - 金沢貫一『VIVA! FESTA!』[12]
- 2017年6月、『A Motion(エース モーション)』(梅田芸術劇場・文京シビックホール)
- 2017年8 - 11月、『神々の土地』 - ラスプーチン『クラシカル ビジュー』[12]
- 2018年1月、『不滅の棘(とげ)』(ドラマシティ・日本青年館) - エリイ・マクロプロス 東上初主演[9][2]
- 2018年3 - 6月、『天(そら)は赤い河のほとり』 - 黒太子マッティワザ『シトラスの風-Sunrise-』
- 2018年7 - 8月、『WEST SIDE STORY』(梅田芸術劇場) - ベルナルド
- 2018年10 - 12月、『白鷺(しらさぎ)の城(しろ)』 - 殿上人/安倍保名/祭禮の男『異人たちのルネサンス』 - グイド司教[10]
- 2019年2月、『黒い瞳』 - プガチョフ『VIVA! FESTA! in HAKATA』(博多座)
専科時代
[編集]星組時代
[編集]- 2020年2 - 3月、『眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜』 - 管武将軍『Ray-星の光線-』(宝塚大劇場)[3]
- 2020年7 - 9月、『眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜』 - 管武将軍『Ray-星の光線-』(東京宝塚劇場)
- 2020年11月、『エル・アルコン-鷹-』 - ルミナス・レッド・ベネディクト『Ray-星の光線-』(梅田芸術劇場)[4]
- 2021年2 - 5月、『ロミオとジュリエット』 - ティボルト[注釈 1]/死[注釈 2][1]
- 2021年7月、『マノン』(バウホール・KAAT神奈川芸術劇場) - ロドリゴ 東上主演[14][15]
- 2021年9 - 12月、『柳生忍法帖』 - 芦名銅伯/天海大僧正『モアー・ダンディズム!』 退団公演[9][2]
出演イベント
[編集]- 2012年12月、タカラヅカスペシャル2012『ザ・スターズ!〜プレ・プレ・センテニアル〜』
- 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
- 2015年5月、『王家に捧ぐ歌』前夜祭
- 2015年9月、第53回『宝塚舞踊会』
- 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』
- 2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』
- 2017年12月、タカラヅカスペシャル2017『ジュテーム・レビュー-モン・パリ誕生90周年』
- 2018年2月、『宙組誕生20周年記念イベント』
- 2019年6月、『吉崎憲治&岡田敬二 ロマンチックコンサート』(外部出演)
- 2019年7月、『宝塚巴里祭2019』 主演[20][2]
- 2019年10月、第55回『宝塚舞踊会〜祝舞御代煌(いわいまうみよのきらめき)〜』
- 2019年12月、タカラヅカスペシャル2019『Beautiful Harmony』
- 2021年11月、愛月ひかるディナーショー『All for LOVE』 主演[9]
宝塚歌劇団退団後の主な活動
[編集]舞台
[編集]- 2022年9月、『Dramatic City “夢”』(東京建物 Brillia HALL・ドラマシティ)[2]
- 2022年10 - 11月、『ファンタスティックス』(シアタークリエ) - エル・ガヨ[21]
- 2024年2月、『ジョルジュ&ミッシェル ショパンを創った、ふたり』(三越劇場)[22]
- 2024年5 - 6月、『ベルサイユのばら50~半世紀の軌跡~』(梅田芸術劇場・東京建物 Brillia HALL・御園座)[23]
- 2024年12月、『RUNWAY』(梅田芸術劇場・KAAT神奈川芸術劇場)[24]
- 2025年2月、『東京物語』(三越劇場)[25]
ラジオドラマ
[編集]- 2022年8 - 9月、『軽業師タチアナと大帝の娘』(全15回、NHK-FM) - アンナ・レオポルドヴナ[26]
- 2024年5月、『逆光のシチリア』(全10回、NHK-FM) - ペトロニラ[26]
ライブ・コンサート
[編集]- 2023年10月、朝夏まなと20th+1st Anniversary Concert『MANA-TRIP』(東京国際フォーラム)[27]
- 2024年5月、MANATO ASAKA CONCERT『MANA-TRIP』(東京建物 Brillia HALL)[28]
受賞歴
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f PROFILE 愛月ひかるオフィシャルファンクラブ。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 【宝塚歌劇団OGリレー連載/愛月ひかるさんvol.1】星南のぞみさんからの師弟バトン! Domani。
- ^ a b c “星組新トップコンビ・礼真琴&舞空瞳が本拠地でお披露目!芝居でショーで“ONE TEAM”アピール”. スポーツ報知. 2020年2月7日閲覧。
- ^ a b 礼真琴、舞空瞳ら臨む宝塚星組公演5カ月遅れて開幕 日刊スポーツ。
- ^ a b 星組・愛月ひかる 白い軍服姿でラストステージ、男役15年で培った本物の品格示す スポニチAnnex。
- ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 119.
- ^ a b c “宝塚星組スター愛月ひかる退団発表 異例のサヨナラショーも”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2021年8月3日) 2021年8月3日閲覧。
- ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 318.
- ^ a b c d e “愛月ひかるが12月に退団 宝塚星組2番手スター”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2021年8月3日) 2021年8月3日閲覧。
- ^ a b c d e f “宝塚宙組3番手スター・愛月ひかるが来年2月に専科へ異動”. スポーツ報知. (2018年10月18日) 2019年10月10日閲覧。
- ^ a b “揺るぎない定番の香気 宝塚宙組『エリザベート~愛と死の輪舞~』”. 宝塚ジャーナル (2016年10月1日). 2021年8月3日閲覧。
- ^ a b c d 村上久美子 (2018年1月25日). “348歳キザ男熱演で新生宙組支える/愛月ひかる”. 日刊スポーツ 2019年10月10日閲覧。
- ^ “宝塚、各組主力の若手スター”大型トレード”組替え”. 日刊スポーツ. (2019年8月2日) 2019年10月10日閲覧。
- ^ a b “愛月ひかる星組異動後初の主演作「マノン」 20年ぶり再演の“王道作””. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2021年7月1日) 2021年8月3日閲覧。
- ^ a b “宝塚歌劇星組・愛月ひかる3年半ぶりの主演作「マノン」開幕”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2021年7月1日) 2021年8月3日閲覧。
- ^ さかせがわ猫丸 (2021年7月10日). “【公演評】星組『マノン』”. 論座. 朝日新聞社. 2021年8月3日閲覧。
- ^ “星組2番手スター愛月ひかる退団、12月26日付 07年入団の93期生”. 日刊スポーツ (2021年8月3日). 2021年8月3日閲覧。
- ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 319.
- ^ 100年史(舞台) 2014, p. 320.
- ^ 宝塚巴里祭2019('19年・ホテル阪急インターナショナル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 豊原江理佳、愛月ひかるらの出演が決定 ミュージカル『ファンタスティックス』オールキャスト発表(コメントあり) メディアスパイス。
- ^ “朗読劇「ジョルジュ&ミッシェル」に北翔海莉・愛月ひかる・平尾有衣”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年1月8日). 2024年10月27日閲覧。
- ^ “「ベルサイユのばら50」出演者ほか詳細明らかに、宝塚歌劇団の歴代スター集結”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年1月10日). 2024年10月27日閲覧。
- ^ “宝塚歌劇100周年メンバーが集結するショー「RUNWAY」ビジュアル解禁”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年8月21日). 2024年8月22日閲覧。
- ^ “名作映画を新たな朗読劇で「Classic Movie Reading」第4弾は 愛月ひかる 『東京物語』”. Astage-アステージ. オアノエンターテインメント. 2024年10月26日閲覧。
- ^ a b “『逆光のシチリア』 愛月ひかるさん”. NHK. 2024年10月27日閲覧。
- ^ “朝夏まなとの21周年コンサート「MANA-TRIP」開催!演出は野口幸作、共演に実咲凜音・愛月ひかるら”. ステージナタリー. ナターシャ (2023年6月21日). 2024年10月27日閲覧。
- ^ “朝夏まなととお洒落な世界旅行を再び!「MANA-TRIP」再演決定”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年3月5日). 2024年10月27日閲覧。
- ^ 100年史(人物) 2014, p. 53.
- ^ 『2020年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2021年、55頁。ISBN 978-4-86649-159-2。
注釈
[編集]参考文献
[編集]- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。
外部リンク
[編集]- 愛月ひかるオフィシャルサイト
- 愛月ひかるオフィシャルファンクラブ
- 愛月ひかる (@hikaru_aizuki) - Instagram