天飛華音
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天飛 華音(あまと かのん、2月9日[1] - )は、宝塚歌劇団星組に所属する男役スター。
鹿児島県鹿児島市[2]、市立吉野中学校出身[2]。身長171cm[3]。愛称は「カノン」[2]。
来歴
[編集]2014年、宝塚音楽学校入学。
2016年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に102期生として次席入団[4]。星組公演「こうもり/THE ENTERTAINER!」で初舞台[5][6]。その後、星組に配属[4][5]。
2019年、紅ゆずる・綺咲愛里トップコンビ退団公演となる「GOD OF STARS」で、新人公演初主演[7]。その後も3度に渡って新人公演主演を務める[8][9]。
2023年の「My Last Joke」でバウホール公演初主演[10][11]。
人物
[編集]両親が宝塚ファンで、小学生時代に鹿児島から宝塚市へ一家で訪れ、月組公演「バラの国の王子」を観劇[5]。元々ダンスを習っていたこともあり、宝塚受験を瞬時に決意[5]。両親も賛成して背中を押してくれた[5]。その後は学校の長期休みのたびに宝塚観劇に連れて行ってもらい、憧れをエネルギーに変えて、音楽学校に一発合格した[5]。
同期で同郷の彩海せらは、同じミュージックスクールの出身であり、奇しくも同時期に2人続けて新人公演の主演を務めることとなった[3][6]。
主な舞台
[編集]初舞台
[編集]星組時代
[編集]- 2016年5 - 6月、『こうもり』『THE ENTERTAINER!』(東京宝塚劇場)
- 2016年8 - 11月、『桜華に舞え』 - 村田岩熊『ロマンス!! (Romance)』
- 2017年3 - 6月、『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』 - 新人公演:ベン(本役:天華えま)
- 2017年7 - 8月、『阿弖流為-ATERUI-』(ドラマシティ・日本青年館) - 阿奴志己[5]
- 2017年9 - 12月、『ベルリン、わが愛』 - 新人公演:ロルフ・シェレンベルク(本役:瀬央ゆりあ)『Bouqduet de TAKARAZUKA(ブーケ ド タカラヅカ)』
- 2018年2月、『ドクトル・ジバゴ』(ドラマシティ・TBS赤坂ACTシアター) - 号外売り
- 2018年4 - 7月、『ANOTHER WORLD』 - 新人公演:徳三郎(本役:礼真琴)『Killer Rouge(キラー ルージュ)』[3][5]
- 2018年8 - 11月、『Thunderbolt Fantasy(サンダーボルトファンタジー)東離劍遊紀(とうりけんゆうき)』『Killer Rouge/星秀☆煌紅』(梅田芸術劇場・日本青年館・國家戯劇院・高雄市文化中心至徳堂)[3][5]
- 2019年1 - 3月、『霧深きエルベのほとり』 - ヨーニー、新人公演:トビアス(本役:七海ひろき)『ESTRELLAS(エストレ―ジャス)〜星たち〜』
- 2019年5月、『アルジェの男』 - ピエール『ESTRELLAS(エストレ―ジャス)〜星たち〜』(全国ツアー)
- 2019年7 - 10月、『GOD OF STARS -食聖-』 - Canon、新人公演:ホン・シンシン/紅孩児(本役:紅ゆずる)『Éclair Brillant(エクレール ブリアン)』 新人公演初主演[7][8]
- 2019年11 - 12月、『龍の宮(たつのみや)物語』(バウホール) - 火遠理[2]
- 2020年2 - 3月、『眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜』 - テイジ、新人公演:謎の男(本役:瀬央ゆりあ)『Ray-星の光線-』(宝塚大劇場)
- 2020年7 - 9月、『眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜』 - テイジ『Ray-星の光線-』(東京宝塚劇場)
- 2020年11月、『エル・アルコン-鷹-』 - キャプテン・ブラック『Ray-星の光線-』(梅田芸術劇場)
- 2021年2 - 3月、『ロミオとジュリエット』(宝塚大劇場)[注釈 1]
- 2021年4 - 5月、『ロミオとジュリエット』(東京宝塚劇場)
- 2021年7月、『マノン』(バウホール・KAAT神奈川芸術劇場) - レスコー
- 2021年9 - 12月、『柳生忍法帖』 - 多聞坊、新人公演:柳生十兵衛(本役:礼真琴)『モアー・ダンディズム!』 新人公演主演[12][8]
- 2022年2月、『王家に捧ぐ歌』(御園座) - メレルカ
- 2022年4 - 5月、『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』 - ルベル『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』(宝塚大劇場)
- 2022年6 - 7月、『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』 - ルベル、新人公演:レグルス・バートル(本役:瀬央ゆりあ)『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』(東京宝塚劇場)
- 2022年9月、『ベアタ・ベアトリクス』(バウホール) - ジョン・エヴァレット・ミレイ[13]
- 2022年11 - 2023年2月、『ディミトリ〜曙光に散る、紫の花〜』 - ムルマン、新人公演:ディミトリ(本役:礼真琴)『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』 新人公演主演[8][9]
- 2023年3 - 4月、『バレンシアの熱い花』 - ドン・ファン・カルデロ『パッション・ダムール・アゲイン!』(全国ツアー)
- 2023年6 - 8月、『1789-バスティーユの恋人たち-』 - ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン伯爵
- 2023年10月、『My Last Joke-虚構に生きる-』(バウホール) - エドガー・アラン・ポー バウ初主演[10][11]
- 2024年1 - 4月、『RRR×TAKA"R"AZUKA〜√Bheem〜(アールアールアール バイ タカラヅカ〜ルートビーム〜)』 - ジャング『VIOLETOPIA(ヴィオレトピア)』
- 2024年6月、『夜明けの光芒』(ドラマシティ・東京建物 Brillia HALL) - ベントリー・ドラムル/闇[14]
- 2024年8 - 12月、『記憶にございません!』 - 野々宮万作『Tiara Azul-Destino-(ティアラ・アスール ディスティーノ)』[15]
- 2025年1月、『ANTHEM-アンセム-』(日本武道館)
出演イベント
[編集]- 2022年6月、星組ミュージック・パフォーマンス『ten∞ten TIME』[16]
受賞歴
[編集]- 2022年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 新人賞[17]
- 2023年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2022年度新人賞[18]
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ B日程のみ出演。
出典
[編集]- ^ 『宝塚おとめ 2024年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2024年、112頁。ISBN 978-4-86649-258-2。
- ^ a b c d <華宝塚>男役は、器の大きさ 天飛華音(星組) 東京新聞。
- ^ a b c d 憧れます自然なオレ様 新人公演初主演/天飛華音(日刊スポーツ、2019年7月11日)
- ^ a b 『2016年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2017年、77頁。ISBN 978-4-86649-005-2。
- ^ a b c d e f g h i “天飛華音、注目の新公初主演!全力ナルシシストで緊張も羞恥心も振り切る”. スポーツ報知 (2019年7月11日). 2023年11月15日閲覧。
- ^ a b “星組・天飛華音 同期の活躍を刺激に挑む初主演 - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2023年11月15日閲覧。
- ^ a b “星組の天飛華音が初主演「いっぱいハッピーに」 - 芸能 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年11月15日閲覧。
- ^ a b c d “宝塚星組・天飛華音、最後の新人公演で3度目主演「愛するタカラヅカのお客様に一途な愛をお届けしたい」”. スポーツ報知 (2022年11月29日). 2023年11月15日閲覧。
- ^ a b “宝塚新人公演で主演の天飛華音「落ち着いて、務めることができた」トップ礼真琴の言葉から勇気 - 芸能 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年11月15日閲覧。
- ^ a b “宝塚歌劇星組8年目スター・天飛華音のバウホール初主演作開幕 詩人の葛藤を繊細に表現”. スポーツ報知 (2023年10月18日). 2023年11月15日閲覧。
- ^ a b 村上久美子. “【宝塚】星組スター天飛華音が米作家エドガー・アラン・ポー熱演 バウ初主演作開幕 - 宝塚 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年11月15日閲覧。
- ^ 宝塚星組1年8か月ぶり新人公演に主演・天飛華音「かけがえのない財産」 スポーツ報知。
- ^ 宝塚星組・極美慎のバウホール初主演作「ベアタ・ベアトリクス」開幕 スポーツ報知。
- ^ 星組「夜明けの光芒」大阪公演が開幕 暁千星が「大いなる遺産」の宝塚歌劇34年ぶり上演に挑戦 スポーツ報知。
- ^ 宝塚 星組「記憶にございません!」礼真琴主演で三谷幸喜作品を舞台化「星組らしい作品」 デイリースポーツ。
- ^ 星組ミュージック・パフォーマンス「ten∞ten TIME」(’22年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 『2022年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2023年、75頁。ISBN 978-4-86649-224-7。
- ^ 『2023年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2024年、83頁。ISBN 978-4-86649-259-9。