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星海社新書作品一覧

豊臣秀長 天下一の補佐役武将の生涯
豊臣秀長 天下一の補佐役武将の生涯
編:渡邊 大門
星海社新書
謎多き豊臣秀長の実像に迫る 豊臣秀吉の天下統一を支えた弟・秀長は、史料の乏しさから謎多き人物として知られる。農民出身の兄弟が戦国時代を生き抜き、豊臣政権を築いた軌跡を、出自、領国支配、居城、合戦など多角的な視点からひもとく。秀吉との主従関係や秀長の慎重な行動が政権にどのような影響を与えたか、最新の研究や良質な史料をもとに気鋭の研究者たちが詳細に論じる。戦国・織豊期の激動期に豊臣兄弟はいかに権力を確立したのか? もし秀長が長生きしていたら歴史は変わったのか? 補佐役に徹したその生き様は現代にも深い示唆を与えるに違いない。秀長の実像に迫り、豊臣政権の深層を描き出す戦国ファン必読の一冊。 *本書目次より抜粋 はじめに 第1章 秀長の父母・兄弟姉妹をめぐる謎 跡部蛮 第2章 秀長の中国経略と但馬支配 渡邊大門 第3章 秀長の紀伊支配 新谷和之 第4章 和歌山城の築城 新谷和之 第5章 秀吉の四国出兵と豊臣秀長 須藤茂樹 第6章 秀長の大和支配 秦野裕介 第7章 郡山城の築城 山川均 第8章 秀長と九州征伐 光成準治 第9章 豊臣政権における秀長の立場と役割 柴裕之 第10章 秀長の妻子 山﨑善弘 おわりに
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ナチスドイツ文献ガイド 一次史料から最新研究、サブカルチャー受容まで
ナチスドイツ文献ガイド 一次史料から最新研究、サブカルチャー受容まで
著:森 貴史
星海社新書
膨大なナチスドイツ文献から今読むべき名著を精選! 20世紀最大の問題のひとつ、ナチスドイツをめぐっては過去数千冊以上の本が出版されてきた。その中から読むべき古典、歴史を作ったベストセラー、知られざる名著をドイツ文化史の研究者が厳選し、その核心部分をレビューしたのが本書である。最新動向にもとづく現代ならではの一次史料読解、正史だけではわからない文化史や思想史などのナチス裏面史、ナチスの思想的源流となった先行する諸動向、日本や世界のサブカルチャーに与えた多大な影響、真偽定かではないナチス・オカルト伝説まで多彩なトピックを総覧した、ナチスドイツ研究史・文化史の精髄を1冊に凝縮した珠玉のブックガイド。 *本書目次より抜粋 序 第1章 ナチスをめぐる重要人物たち 第2章 ナチスをめぐる文化史 第3章 ナチス思想の源泉 第4章 オカルティズム 跋 主要参考文献
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小説家デビュー1年目の教科書
小説家デビュー1年目の教科書
著:額賀 澪
星海社新書
念願の小説家デビューを勝ち取っても、小説家として生き続けられるかどうかは全くの別問題。デビューしたら右も左もわからない状態で大御所や超売れっ子と横一線で並ばされ、「よーい、ドン! 頑張って生き残ってくださーい」と過酷なサバイバルレースが始まります。たしかに「小説家の生き残り方」はマニュアル化できない。それでも知っておきたかったことはいっぱいある! そんな気持ちを抱えた小説家の方は多いのではないでしょうか。本書ではデビュー10周年を迎える著者が、「小説家デビューした人間が、どうやって出版業界をサバイブしていくか」、10年前の自分に伝えたいアドバイスを赤裸々に披露します。 *本書目次から抜粋 まえがき 小説家デビューした直後のあなたへ 第1章 小説家デビューが決まったら 第2章 知っておこう! 出版業界の仕組み 第3章 デビュー後の仕事術 特別編 最低限やってもいいかもしれない交友の広げ方 第4章 編集者との付き合い方 第5章 小説家とお金の話 第6章 フリーランスとしての小説家 あとがき それでも出版業界は楽しいです
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ルポ失踪 逃げた人間はどのような人生を送っているのか?
ルポ失踪 逃げた人間はどのような人生を送っているのか?
著:松本 祐貴
星海社新書
失踪の赤裸々な事情を経験者たちが大いに語る! 失踪―それは現在の人間関係や社会的立場を捨て、新たな環境で別の人間として生き直すことである。一見するとわれわれの日常から縁遠いように思われる失踪だが、現在日本の行方不明者は年間9万人、およそ1000人に1人にのぼる。本書はそんな近くて遠い存在である行方不明者や残された人々に取材し、失踪の理由から実行の手順、現在の生活までの一部始終を記した本である。失踪者はいかに生き、何を考えているのか? 人生がつらい、逃げたいと思ったことが一度でもある人に捧げる、失踪のリアルを通じて生きづらさと向き合う術を考え直す新しい人生論にして幸福論。 *本書目次より抜粋 まえがき 第1章 30年間実家に帰らず父と死別したAV男優 第2章 父の失踪 18歳から風俗で働く娘を誰よりも愛していた 第3章 突然、妻がいなくなったーー認知症行方不明の課題 第4章 薬物でスリップと失踪を繰り返す 第5章 持ち前の正義感で人を傷つける事件を起こす 第6章 オカマバー、闇金、ホストを経験し、フランスでスリ集団として暮らす おわりに
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セカイ系入門
セカイ系入門
著:渡邉 大輔
星海社新書
ゼロ年代の想像力と批評を次世代へ繋ぐ、新「セカイ系」論! 「セカイ系」――それは終わったはずの想像力、忘れられつつある物語たち。ゼロ年代=2000年代に生まれたこの用語は、「語り手自身の了見を「世界」という誇大な言葉で言い表したがる」傾向がある作品という提唱者の表現を離れ、ゼロ年代のオタク文化・サブカルチャー批評の奔流のなかで曖昧な定義のままに拡散されました。ゼロ年代後半には「古い想像力」と言われたこの用語は、しかし2010年代以後にも亡霊のように現れ続けています。そこで本書では、批評家・東浩紀氏が責任編集のメールマガジン『波状言論』にてセカイ系論でデビューした批評家が筆を執り、セカイ系を忘却した年長世代とセカイ系を誤解しつつある年少世代の溝を埋めるため、そしてゼロ年代の想像力と批評を次世代へ繋げるため、セカイ系を巡る議論を交通整理し、その新たな総括と展望から文化史・批評史の大局にセカイ系を位置付けることを目指します。 *本書目次より抜粋 はじめに――「セカイ系」を/で辿り直す 第一部 セカイ系の歴史 第一章 「セカイ系」とは何か――セカイ系概念の再分類 第二章 セカイ系とは何だったのか――ゼロ年代のセカイ系ブームを振り返る 第三章 セカイ系の新展開――二〇一〇年代以降のセカイ系ルネサンス 第二部 セカイ系の拡張と展開 第四章 セカイ系の日本文学史――透谷から大江まで 第五章 セカイ系の現代日本映画史――風景映画の系譜 第六章 「崇高」の喪失と「推し」――二〇一〇年代以降のセカイ系的想像力 あとがき セカイ系関連年表
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高速取引 株式市場にAIがもたらすマーケット・インパクト
高速取引 株式市場にAIがもたらすマーケット・インパクト
著:水田 孝信
星海社新書
ーーーーーー 「AIは敵か味方か」 投資家・テスタ氏、推薦! ーーーーーー 高速取引業者の実態、彼らが駆使するAIの株式市場へのインパクト 現代の株式市場は、AIを駆使した高速取引が主流になっているのはご存じでしょうか。高速取引業者やアルゴリズム投資家がAIシステムで瞬時に数千回の注文を出しており、それが市場の流動性を供給しています。流動性を実現する高速取引は目立たないながらもイノベーションを支える一方で、AIによる不正取引のリスクも存在します。しかし、その不正検知もまたAIが担っています。本書では、人工知能学会で活躍する資産運用会社勤務の著者が、高速取引とAIが市場に与える影響について解説します。 *本書目次より抜粋 はじめに 第1章 高速取引と執行アルゴリズムの戦い 第2章 高速取引の正体 第3章 高速取引という産業 繁栄と衰退 第4章 株式とは何か? お金とは何か? 高速取引の人類への貢献を理解するために 第5章 AIが得意なこと、人間にしかできないこと 第6章 金融犯罪もAI、その取り締まりもAI 第7章 なぜ知られていないのか、なぜ私は知っていて書けるのか おわりに
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関東大震災「朝鮮人虐殺」否定論を否定する 偽史研究からの新知見
関東大震災「朝鮮人虐殺」否定論を否定する 偽史研究からの新知見
著:原田 実
星海社新書
関東大震災が生んだ偽書を読む。 『契丹古伝』ーーそれは、古代東アジアに朝鮮人・日本人・満洲人・モンゴル人の共通祖先となる民族「東大古族」があったとし、その系譜を契丹の祖と結びつける謎の歴史書であり、戦前の軍人・宗教家である浜名寛祐が「満洲で発見した」と主張した「偽書」である。 今日からみれば、大東亜共栄圏構想へと繋がる戦前日本の帝国主義の発露そのものに見えるこの書物は、しかし浜名が関東大震災時の朝鮮人虐殺を嘆き憂えていたことを知るとき、見え方が変わる。 この偽書の存在自体が朝鮮人虐殺の証拠であるだけでなく、戦前エリート知識人の韜晦の中にあった時代精神、そして現代日本にも蔓延する流言飛語やデマ問題の不条理を浮き彫りにするのだ。 ーー偽書・偽史研究の第一人者にして、「江戸しぐさ」への徹底的批判でも知られる原田実の最新作!
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「選択肢」の選択史 ニトロプラスのシナリオライターはノベルゲームをどう作ってきたか
「選択肢」の選択史 ニトロプラスのシナリオライターはノベルゲームをどう作ってきたか
著:下倉 バイオ(ニトロプラス),監:株式会社ニトロプラス
星海社新書
常識破りのゲームづくりを支える緻密な問題解決思考への情熱! ニトロプラスのシナリオライターとして、『月光のカルネヴァーレ』でデビュー後、数々のノベルゲームのヒット作を生み出してきた下倉バイオ。『スマガ』『STEINS;GATE』『アザナエル』『君と彼女と彼女の恋。』『凍京NECRO〈トウキョウ・ネクロ〉』『みにくいモジカの子』など、自身が関わったゲームを一挙に振り返り、その思考と歩みを辿り直す! 「トゥルーエンドとは何か」という問いをひとつの原動力に、あらゆるゲームの常識を疑い、「ループものの革新」をはじめとするかつてないアイディアを実現してきた探究と問題解決の軌跡を追う本書は、ゲームの面白さを根底から見つめ直し、ゲームづくりの歓びを次代に繋ぐ一冊である。 *本書目次より抜粋 はじめに ノベルゲーム? 美少女ゲーム? エロゲー? 「小説」は「ノベルゲーム」と何が違うの? シナリオライター下倉バイオ この本は教科書にはなりません 1 月光のカルネヴァーレ 2 スマガ 3 スマガスペシャル 4 STEINS;GATE 5 アザナエル 6 STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム 7 君と彼女と彼女の恋。 8 凍京NECRO 9 みにくいモジカの子 10 ソーシャルゲーム(『凍京NECRO SUICIDE MISSION』『魔法少女まどか☆マギカ scene0』) おわりに トゥルーエンドを巡る探究 問題を解決するには問題を見つける必要がある 良いアイディアを見つけたら、作らずにはいられない
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学校教育は最強のビジネススキルである 自分に武器がないと感じている人のためのキャリアの教科書
学校教育は最強のビジネススキルである 自分に武器がないと感じている人のためのキャリアの教科書
著:山根 渡,その他:西岡 壱誠
星海社新書
学校の学びを武器に変え、未来を築くための勉強論×仕事論 「自分には武器がない」と不安を抱くあなたへ。老後2000万円問題、止まらないインフレ、AI失業……社会が激変する現代、人生設計に悩む『キャリア迷子』はあなただけではありません。「学校の勉強は役に立たない」―社会ではそう言われて久しいですが、それは「使い方」を知らないだけです。教育業界で1万人以上を指導しながら「勉強の意味」を問い直し、人材業界で1000人以上のキャリアに携わった著者は、自らも年収3倍、新卒で落ちた会社への入社、全社表彰獲得という“キャリアピボット”を実現しました。その成功を生んだ考え方が「学校教育は最強のビジネススキルである」です。 *本書目次より抜粋 はじめに 3つの変化とキャリアモデルの崩壊 誰も生き方を規定できない社会と教育制度 著者のキャリアについて この本で扱う2つのテーマ 第0章 転職迷子にならないために必要なスキルとは? 第1章 なぜ学校教育がビジネススキルの基礎になるのか 第2章 「筆者の気持ちを考える問題なんか、社会に出てから絶対役に立たないだろ」と思っている方へ 国語を学ぶと「クレーム対応」「営業」「社内の交渉」に活きる 第3章 (x+a)(xーb)なんか、社会に出てから一回も使わないから勉強するのは無意味だと感じている方へ 数学を学ぶと「ミスの削減」「赤字の解消」「マーケティング」ができるようになる!? 第4章 「794ウグイス平安京」なんて覚えたって何の役にも立たないだろうと考えている方へ 社会は最強のマネジメントツール おわりに 価値を生み出すために必要なこと 価値創出のラストワンマイルを分ける「スタンス」 謝辞
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大谷マーケティング 大谷翔平はなぜ世界的現象になったのか?
大谷マーケティング 大谷翔平はなぜ世界的現象になったのか?
著:岩瀬 昌美
星海社新書
野球界と広告界、2つの世界を制覇した大谷翔平の秘密に迫る 大谷翔平のメジャーリーグでの活躍は毎日のようにニュースになり、多くの史上初記録を生み出しています。しかし、大谷の本当のすごさは野球界のみならず、広告界も制覇したことにあります。大谷は年俸を超える年間100億円もの広告を獲得し、今や日本では彼の広告を見ない日はなくなりました。そしてアメリカでも大谷翔平は社会現象となりつつあります。一体なぜ大谷は前代未聞の世界的熱狂を巻き起こしたのか、その背景にはいかなるマーケティング戦略があったのか――アメリカでマーケティングに携わる著者が、実体験を交えながら考察します。 *以下、本書目次より抜粋 まえがき ロサンゼルス在住マーケターから見た大谷翔平 第1章 誰が大谷翔平に熱狂しているのか 第2章 大谷はエンゼルスに何をもたらしたのか 第3章 エンゼル・スタジアムを彩った広告たち 第4章 ドジャース移籍で大谷のバリューはどれだけ上がった? 第5章 大谷翔平広告の批判 第6章 大谷翔平から見るアメリカ経済 第7章 大谷翔平をマーケティングで活かす方法 あとがき
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音響監督の仕事
音響監督の仕事
著:明田川 進,編:アニメハック編集部
星海社新書
レジェンドが語る「音響監督」の黎明期から現代まで! 『鉄腕アトム』でアニメーションの世界に入り、1967年に『リボンの騎士』で音響監督デビュー。「音響監督」という言葉がなかった時代からアニメとともに歩み、音づくりの現場に立ち続ける著者が、いま音響監督の仕事を語る。本書を織りなす三つの〈音物語〉では「オーディション」や「アフレコ」、「声の芝居」といった役者たちが集う現場での考え方や、著者が関わった数々の名作の舞台裏、そして『鉄腕アトム』の頃の虫プロにまで遡る歴史が語られている。本書は、アニメを創り上げる数多くの人のつながりを記録する貴重なオーラルヒストリーであると同時に、アニメの音響の素晴らしさを次代に伝える一冊である。 *以下、本書目次より抜粋 まえがき  アニメハック編集部 音物語1 音響監督が考えていること 音物語2 音響監督クロニクル 音物語3 音響監督はどう生まれたか あとがき  明田川進 明田川進フィルモグラフィー 原口正宏(リスト制作委員会)
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『ちはやふる』と学ぶ かるた名人の集中力
『ちはやふる』と学ぶ かるた名人の集中力
著:粂原 圭太郎,その他:末次 由紀
星海社新書
かるた名人に学ぶ、勉強にも仕事にも使える集中力の極意 「かるたは集中力を身につける上で最高の教材である」 競技かるたで名人戦3連覇を果たし、かるたで養った集中力を駆使して京都大学首席合格を果たした粂原圭太郎名人はこう語ります。一枚の札への短期的な集中、試合前に札の配置を暗記する中期的な集中、一日がかりの試合で最後まで本気を出す長期的な集中――この3つの集中力があれば、勉強や運動などあらゆることに本気で向き合い、結果を出すことが可能です。本書では、かるた選手のみならず誰でも応用できる集中力のエッセンスを、かるた漫画の金字塔『ちはやふる』の名シーンを実際に見ながらわかりやすく深く解説します。 *本書目次 はじめに かるたと集中力の深い関係 勉強にも応用できる集中の力 集中力に人生を救われた経験 なぜ集中力を鍛えるのにかるたが最高なのか 集中力とは何か──学術的視点からの定義 集中力は誰でも鍛えられる かるた名人たちの「異次元の集中力」 本書の構成について 第1章 集中力を高めるために大事なこと 集中力を高めるのに最も大事なのは「気持ち」である 気持ちは技術でコントロールできる 自分なりの理想像を作る 瞑想をする 常に成長を意識する ──「成長マインドセット」で集中力を高める── 逆境こそ楽しむ 「才能なんてない」と言う 第2章 集中力を最大限に活かす方法 姿勢を保つ 結果を集める 自分を追い込む 負けを原動力にする どんな時でも本気を出す 数値目標を設定する 第3章 集中力を支える生活習慣のつくりかた 集中力は「その日、その瞬間」の積み重ね 集中力を持続させるには体力が大事 集中するための運動のコツ 集中するための食事のコツ 集中するための睡眠のコツ ストレスと向き合うコツ 第4章 かるた名人&クイーンと語り合う「競技かるた最高峰の集中力」 川瀬将義・第68~70期名人に聞く集中力の極意 自見壮二朗・現名人、第71期名人に聞く集中力の極意 矢島聖蘭・現クイーン、第69期クイーンに聞く集中力の極意 おわりに
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現代ホラー小説を知るための100冊
現代ホラー小説を知るための100冊
著:朝宮 運河
星海社新書
日本の現代ホラー小説の歴史を100の名作で辿る! 貞子を生み出しホラー界に激震を走らせた鈴木光司『リング』が刊行、日本ホラー小説大賞が創設、角川ホラー文庫が創刊――日本のホラー小説史上の重大事件が続々と発生した1990年代。出版界を覆ったこのホラー小説の高波は、令和のいま巻き起こるホラーブームまで繋がっています。その潮流を辿るため、本書では『リング』が刊行された1991年から2024年までに刊行された日本のホラー小説より、100冊を厳選しご案内。ホラー小説の世界へ深く誘う〈併読のススメ〉も加え、総計200作品以上のホラー小説をご紹介します。怪異と恐怖の文学――ホラー小説の世界に、この本とともに呑み込まれましょう! *以下、本書目次より抜粋 はじめに 第1章 現代ホラー勃興 第2章 ベストセラーホラーの時代 第3章 世紀末ホラー黄金時代 第4章 多様化の時代 第5章 怪談文芸ムーブメント 第6章 混沌の一〇年代前半 第7章 現代ホラーの新しい波 第8章 令和のホラーブーム 評論 現代ホラーの新しい波 おわりに 現代ホラー年表
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アフリカの歴史と今がわかる本
アフリカの歴史と今がわかる本
著:法念
星海社新書
国連加盟国の4分の1以上が並びたつ大陸、約15億人という膨大な人口、ジャズやラップなど多彩な世界的カルチャーの「ルーツ」とされる地ーーアフリカの重要度は現在、かつてないほど高まっています。しかし地理的・文化的にアフリカから遠い日本では、残念ながらアフリカの重要性が、さらには最新の動向があまり知られていません。そこで東京大学大学院でアフリカを研究する著者が、アフリカの政治・経済・文化の現在と、その背景にあるアフリカの歴史、さらにアフリカ大陸に位置する全54カ国(国連加盟国)の紹介を通してアフリカを立体的に解説します。本書がみなさんにとってアフリカを知る第一歩となれば幸いです。 *本書目次 はじめに 人類史上1位、2位の大富豪はともにアフリカ出身!? 第1章 日本人が知らないアフリカのアツさ 文化・国際政治・経済 第1節 奴隷貿易によるディアスポラ(離散)と汎アフリカ主義 第2節 アフリカと文化 第3節 アフリカと国際政治 第4節 アフリカと経済 第2章 アフリカの歴史 第1節 前近代のアフリカ 地中海世界やインド洋世界との深い関わり 第2節 近世のアフリカ ヨーロッパ人との接触とヨーロッパ人による「点の支配」 第3節 近代のアフリカ ヨーロッパによるアフリカ「分割」 第4節 二つの世界大戦を経て独立に向かうアフリカ 第5節 戦後のアフリカ 第3章 アフリカ各国の略史と現状 第1節 北アフリカ イスラーム化とヨーロッパによる支配を経て 第2節 西アフリカ 金の交易で文明が栄えた内陸部 第3節 東アフリカ 海上交易で育まれたスワヒリ文化 第4節 中部アフリカ 独立後は多くの国で苦悩が続く 第5節 南部アフリカ 南アフリカ共和国の存在感が大きい地域 おわりに アフリカをさらに知るためのブックリスト
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21世紀のクラシック新名盤 革新者たちの絶対必聴アルバム
21世紀のクラシック新名盤 革新者たちの絶対必聴アルバム
著:本間 ひろむ
星海社新書
クラシックの未来を拓く名盤21+19枚 現代のクラシック音楽は、デジタル音楽配信の登場でリスナーの二極化といった大きなうねりの中にある。そんな時代にクラシック音楽の名盤はどこへ向かうのか? アルゲリッチやクレーメルの円熟した表現力から、アーノンクールやロトら古楽派の革新的なアプローチ、マケラやユジャ・ワンの清新でダイナミックな演奏、ショパン・コンクールで輝いた角野隼斗や藤田真央、グリモーの深い詩情が響くブラームスまで。新時代の感性でクラシックを再定義する天才や革新者たちが生み出した新時代の名盤を厳選。カルチャー論を交えながら名盤の魅力を余すところなく解説する。クラシックの未来を体感できる一冊がここにある。 *以下、本書目次より抜粋 まえがき episode 1 ヴィルトゥオーゾの饗宴 アルゲリッチ、クレーメル、マイスキー、バシュメット episode 2 古楽器のフロンティア 最後の貴族アーノンクール episode 3 ヴルトゥオーゾを葬り去る ロトの革命、シュタイアーの技巧 episode 4 21世紀の使徒降臨 マケラ&ヤンセン episode 5 新世紀のじゃじゃ馬ならし ドゥダメルとユジャ・ワン episode 6 トリガーとしてのショパン・コンクール 世界がかてぃんを見つけた日 episode 7 ルカ受難曲は名曲なのか 現代音楽というラビリンス episode 8 21世紀のディーヴァは誰だ ネトレプコ? ゲオルギュー? episode 9 狼と暮らす女 グリモーのブラームス 配信で聴く名盤・新名盤ガイド21+19 名盤・新名盤ガイドの使い方 あとがき 参考文献
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室町史の新論点 混沌の時代を読みとく研究最前線
室町史の新論点 混沌の時代を読みとく研究最前線
編:渡邊 大門
星海社新書
室町時代の混沌を最新研究で解き明かす! 三代将軍足利義満の栄華から応仁の乱を経て戦国時代へと突入する約100年間は、政治・社会の矛盾が顕著に現れた激動の時代だった。南北朝時代初期の足利一門の軍事制度、幕府の家格、守護の権力拡大が複雑に絡み合い、戦国時代への道を開く。天皇継承を巡る「正統」の争いは幕府の介入によってさらに複雑化し、後土御門天皇の葬儀が遅れる悲劇も生じた。一方、荘園の衰退で地方へ下向した公家は和歌や古典をその他に伝えた。また、コシャマインの戦いは蝦夷地を決定的に変容させた。本書は、気鋭の中世史研究者たちが最新の研究と史料をもとに、室町時代の混沌を鮮やかに解き明かした論稿集である。 *本書目次 はじめに 論点1 南北朝動乱初期に軍事制度はなかったのか? 漆原徹 論点2 室町幕府の家格とはどのようなものだったのか 小久保嘉紀 論点3 室町殿はなぜ明から日本国王に冊封されたのか 秦野裕介 論点4 室町殿御分国と東国との「国堺」はどのような役割を果たしたのか 花岡康隆 論点5 “京都の警備担当”室町幕府侍所とはどのような存在だったのか 松井直人 論点6 室町幕府と鎌倉府はどのような関係にあったのか 亀ヶ谷憲史 論点7 政治都市鎌倉は鎌倉幕府の滅亡とともに衰退したのか? 駒見敬祐 論点8 「守護」とは何か 今岡典和 論点9 隣国守護の役割と活動 川岡勉 論点10 安芸・若狭武田氏は甲斐武田氏に比べマイナーか 笹木康平 論点11 コシャマインの戦いと武田信広 新藤透 論点12 室町期の荘園制はどのようなものであったのか 廣田浩治 論点13 室町時代の天皇はどのように継承されたのか 秦野裕介 論点14 後土御門のたび重なる苦悩となかなか挙行されなかった葬儀 渡邊大門 論点15 室町期の公家が地方に下向した実像を探る 渡邊大門 おわりに
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統計で問い直すはずれ値だらけの日本人
統計で問い直すはずれ値だらけの日本人
著:本川 裕
星海社新書
この統計データを見なければ「日本人」は語れない! 日本人は世界でも変わっている、とはよく言われる。しかしデータを丹念に調べたとき、どのような意味で「はずれ値」なのか。膨大な統計データを収集・分析し、社会経済動向を追い続ける伝説の統計サイト『社会実情データ図録』の管理人である著者が、「日本人」を真正面から分析したのが本書である。経済成長と寿命が軌を一にするはずの近代の法則からもはずれ、大食・肥満に不思議なほど縁遠く、無宗教なはずなのに霊的感度は高く、夫婦関係は良好なはずが夫婦間の誠実さは重視せず、社会保障を政府に期待しない。そして世界で唯一「思いやり」を異様に重視する日本人とはいったい何者なのか。縦横無尽に統計を読み解く唯一無二の日本人論である。 *以下、本書目次より抜粋 まえがき 第1章 日本人の実力はいかほど 第2章 しみこんだ日本人の省エネ体質 第3章 日本人のパッシブ志向を示すいくつものデータ 第4章 信じるのはちがう! 信じないのもちがう! 第5章 風変わりな男と女の国 第6章 政治や国家、敬してこれを遠ざく 第7章 世界とのズレが大きい「日本人の常識」:じつは未知の可能性 おわりに
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東大の良問10に学ぶ日本史の思考法
東大の良問10に学ぶ日本史の思考法
著:清野 孝弥,監:西岡 壱誠
星海社新書
「日本史の思考法」が学べる東大入試問題を堪能する 東大日本史は「日本史の思考法」を学ぶのに最適な題材です。東大はこれまでの入試問題を通じて、枝葉末節の暗記にとらわれない歴史の大きな流れを理解する重要性を世に問うてきました。本書では、そんな東大日本史を徹底的に研究した東大生が選りすぐった10問で、古代から現代までの日本史を見ていきます。各章前半の導入編では、予備知識のない方でも東大の議論がわかるように前提となる日本史知識をまとめました。そして各章後半の問題編では、東大日本史名物「史料読解」を実際に解いて、東大が問いかける問題意識や日本史の重要ポイントを詳細に解説しました。この1冊で東大レベルの日本史の考え方をマスターしましょう! *本書目次 はじめに 日本史を学ぶとは 第1問   古代 外交における本音と建前 2003年第1問 第2問   古代 肩書きだけの上司による地方支配 2016年第1問 第3問   古代 予備校の模範解答を批判せよ 1983年第1問 第4問   中世 諸刃の剣としての武士 1987年第2問 第5問   中世 巧みすぎる室町幕府の財政 2018年第2問 第6問   近世 江戸時代に天皇家が存続した理由 1994年第3問 第7問   近世 生類憐みの令を評価せよ 2022年第3問 第8問   近世 琉球王国の生き残り戦略 2006年第3問 第9問   近代 伊藤博文の側近として憲法を作り上げよ 1989年第4問 第10問   近代 日本国憲法の弱点を検討せよ 2005年第4問 おわりに
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棚橋弘至、社長になる プレジデントエースが描く新日本プロレスの未来
棚橋弘至、社長になる プレジデントエースが描く新日本プロレスの未来
著:棚橋 弘至
星海社新書
棚橋弘至が語る社長就任劇と新日の経営戦略、プロレスの未来 新日本プロレス「100年に一人の逸材」棚橋弘至、新日本プロレス社長に│2023年末の衝撃的な社長就任から1年余りを経た現在、社長・棚橋弘至はどのような日々を送り、経営者としていかなるビジョンを抱いているのか? 社長就任の知られざる舞台裏から選手兼社長としての日常、プロレスW字回復への逆転戦略、世界展開への意気込み、選手引退後のキャリア構想、そして尊敬する木谷高明オーナーとの経営問答まで、社長・棚橋弘至の頭の中が1冊で丸ごとわかる、全プロレスファン必読の仕事論にしてプロレス論! 新日本プロレスオーナー・木谷高明との特別対談収録! *以下、本書目次より抜粋 はじめに 年に一人の逸材、19年ぶりの選手兼社長になる 第1章 社長就任まで 第2章 社長・棚橋弘至から見える新日本プロレスの現在地 第3章 現役レスラー社長の日常 第4章 これからの新日本プロレスが目指すもの 第5章 新日本プロレスの社長とオーナーが考えるプロレスの未来 木谷高明×棚橋弘至
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世界観を創る クリエイターのための設定・考証入門
世界観を創る クリエイターのための設定・考証入門
著:鈴木 貴昭,イラスト:野上 武志
星海社新書
アニメーションの最前線を支える頭脳は「世界観」をこう考える! アニメや漫画、小説や映画といった創作に必要不可欠な「世界観」の設定・考証ーー本書は、アニメーションの現場を支える第一人者による画期的な「世界観」入門である。「大きな噓を一つだけ/始めに地図ありき/リアルと心のリアル」といった数々の鉄則にもとづき、作品世界を整合的に創りあげる「思考の流れ」を詳述。キャラクターや物語・ジャンルの魅力を引き出し、監督や脚本家のクリエイティビティを加速させ、納期や予算といった条件さえも味方につけるプロフェッショナルの流儀を語り尽くした本書は、次代のクリエイター必読の書であると同時に、「架空世界」という真髄を味わい直すための一冊である。 *本書目次 序・はじめに 第1章 世界観と世界観考証 1・1 哲学における「世界観」と創作作品における「世界観」の違い 第2章 制作スタッフに与える指針 2・1 アニメスタッフの仕事の役割 2・2 オリジナル作品の企画開発 2・3 オリジナル作品のためのヒントを用意する 2・4 世界の作り方 第3章 神は細部に宿る 3・1 キャラクターの感情線と世界設定のリアリティライン 3・2 本物と心のリアリティ 3・3 現実の物語を扱う時 3・4 ネタ元を知る 3・5 原作のコマとコマの間を埋める 第4章 アニメ業界の分業 4・1 脚本作成のアイデア出し 4・2 資料を探す 4・3 外付け頭脳としての鉄則 4・4 オーダーと納期と予算 第5章 考証の歴史と考証家のなり方 5・1 設定考証の役割と誕生 5・2 どうやってなるか 付録 世界設定を愛する人のための書籍リスト 参考文献
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