JPWO2006104217A1 - 携帯端末 - Google Patents
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Abstract
マクロ処理を実行する際のユーザへの負担がないマクロ機能をもつ携帯端末を提供すること。 マクロ生成部160が、マクロ(携帯端末の一連の操作手順を示す情報)を生成し、記憶部150に登録する。イベント生成部161が、マクロ実行の契機となるイベントを定義して記憶部150に登録する。イベント/マクロ関連付け生成部162が、登録されているイベントとマクロを関連付けした関連付けテーブルを生成し、記憶部150に登録する。マクロ実行部163が、契機となるイベントが発生すると、関連付けテーブルを参照し、そのイベントに対応するマクロが示す一連の操作手順に沿って携帯端末の処理を自動的に実行する。
Description
本発明は、マクロ機能をもつ携帯端末に関する。
マクロとは携帯端末等のコンピュータの一連の操作手順を示す情報である。マクロ機能をもつ携帯端末では、マクロをコンピュータのメモリに予め登録(記憶)しておき、そのマクロを後にメモリから呼び出すことによって、コンピュータの一連の操作が簡単に実行可能になる。
携帯端末等のコンピュータにマクロ機能を付加するソフトウエアは一般に知られている。例えば、携帯無線電話端末(即ち、いわゆる携帯電話機)にマクロ機能を持たせた提案は既になされている(特許文献1参照)。
この特許文献1によれば、携帯無線電話端末にマクロキーを設け、例えば電話番号を読み出して電話をかける等の一連の処理操作の情報をマクロキーに関連付けてメモリに記憶しておき、携帯無線電話端末のユーザが必要に応じてそのマクロキーを操作することによりマクロを呼び出せるようになっている。
携帯端末の一連の操作を自動的に実行できるマクロ機能は、特許文献1に記載されるように従来から存在したが、マクロ処理(即ち、マクロに基づく携帯端末における処理)の実行の契機は、あくまで携帯端末のユーザによる特定のキー操作であった。
即ち、携帯端末のユーザが、特定のキー操作をしなければ、マクロ処理の実行はなされない。例えば、ユーザが会議中で携帯端末を使用できない場合、あるいは、ユーザが就寝中の場合には、マクロ処理の実行はできない。
種々の携帯端末の中でも、とりわけ近年の携帯無線電話端末は、通話機能はもとより、その他、例えば、電子メール(以下、『電子メール』または略称して単に『メール』と記述する。)機能、データ通信機能、およびゲーム機能、等をも備え、このように多機能化されており、プライベート、ビジネスを問わず、多様な場面で使用される。
それ故、携帯端末のユーザは、各場面に応じて多様な操作を要求されるため、操作それぞれをマクロとして登録する。従って、登録されるマクロの数(種類)は必然的に増えるため、場面毎に、マクロ処理を実行させるために特定のキーをユーザが操作せねばならないというユーザへの負担が増大している。
特開平8−293908号公報
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、マクロ処理を実行する際のユーザへの負担がないマクロ機能をもつ携帯端末を提供することを目的としている。
本発明の携帯端末は、
マクロ機能をもつ携帯端末であって、
記憶部と、
前記携帯端末についての一連の操作手順を示す情報としてマクロを生成し、前記記憶部に登録するマクロ生成部と、
前記一連の操作手順の実行の契機となるイベントを生成し、前記記憶部に登録するイベント生成部と、
登録された前記イベントおよび前記マクロを関連付けるイベント/マクロ関連付け情報を生成し、前記記憶部に登録するイベント/マクロ関連付け生成部と、
登録された前記イベントが発生すると、前記イベント/マクロ関連付け情報を参照し、そのイベントに対応する一連の操作を自動的に実行するマクロ実行部と、
を備える。
マクロ機能をもつ携帯端末であって、
記憶部と、
前記携帯端末についての一連の操作手順を示す情報としてマクロを生成し、前記記憶部に登録するマクロ生成部と、
前記一連の操作手順の実行の契機となるイベントを生成し、前記記憶部に登録するイベント生成部と、
登録された前記イベントおよび前記マクロを関連付けるイベント/マクロ関連付け情報を生成し、前記記憶部に登録するイベント/マクロ関連付け生成部と、
登録された前記イベントが発生すると、前記イベント/マクロ関連付け情報を参照し、そのイベントに対応する一連の操作を自動的に実行するマクロ実行部と、
を備える。
このように構成された本発明の携帯端末では、所定のイベント(例えば、音声や電子メールの着信、携帯端末の筐体の開閉、充電要の表示、等)とマクロとが関連付けられてイベント/マクロ関連付け情報として記憶部に記憶され、実際にそのイベントが発生すると、そのイベントに対応するマクロが示す携帯端末の一連の操作が、自動的に実行される。これにより、ユーザの携帯端末の利用場面に応じて、ユーザが所望する携帯端末の一連の操作を、ユーザの負担なしに即実行することができる。また、マクロ機能の自在なカスタマイズが可能となり、ユーザの利便性が向上する。例えば、仕事中にメール着信があった場合、自動的に「仕事中なので返信は夜以降に」という旨のメールの返信が行なわれるように携帯端末を設定してもよい。また例えば、いわゆるワン切り対策として就寝中に着信があると自動的に即座に受話し且つ中断したり、また例えば、折り畳みタイプの携帯端末の筐体が開かれた場合に、センターに自動的に留守録の有無の問い合わせが行なわれるように携帯端末を設定してもよい。
また、本発明の携帯端末の一態様では、前記記憶部が、前記携帯端末の内部メモリ、あるいは、前記携帯端末に着脱自在な補助的メモリである。
この本発明の携帯端末の一態様は、外部コンピュータ等の外部機器に頼ることなく、携帯端末の内部メモリまたは携帯端末に着脱自在な補助的メモリ(例えば、カード型メモリ等)にマクロを登録しておき、その携帯端末のみでマクロの実行を可能としたものである。これにより、携帯端末の利便性が向上する。
尚、本発明の携帯端末の例としては、持ち運び可能なパーソナルコンピュータ(例えば、ノート型のパーソナルコンピュータ)、PDA(即ち、Personal Digital Assistance)、携帯無線電話端末(即ち、いわゆる携帯電話機)、等といった携帯情報端末が挙げられる。但し、本発明の携帯端末が、近年世の中で非常に普及している携帯無線電話端末であると特に好ましい。
即ち、本発明の携帯端末が携帯無線電話端末である場合、携帯無線電話端末上でマクロとイベントを自由に関連付けし、利用場面に応じて多様なマクロを実行させること(即ち、携帯無線電話端末上における自在なマクロのプログラミング)が可能となり、その結果、携帯無線電話端末を、そのユーザに合わせて個性化(即ち、カスタマイズ)することができ、携帯無線電話端末の使い勝手が向上する。
このように、本発明によれば、例えば、音声や電子メールの着信、携帯端末の筐体の開閉、充電要の表示、等といった所定のイベントが実際に発生すると、そのイベントを契機に、そのイベントに対応するマクロが示す一連の操作手順に沿って携帯端末の処理が自動的に実行されるので、マクロ処理を実行する際にその契機を特定のキー操作によってつくるといった手間が省けて、携帯端末のユーザへの負担が軽減される。よって、本発明によれば、マクロ機能の使い勝手が格段に向上する。
100 テレフォニー処理部
110 音声インタフェース
120 入出力インタフェース
121 レシーバ
122 スピーカ
123 入力部
124 液晶表示部
130 制御部
140 ホール素子
150 記憶部
151 RAM
152 ROM
153 自動操作プログラム
154 メモリインタフェース
155 メモリカード
160 マクロ生成部
161 イベント生成部
162 イベント/マクロ関連付け生成部
163 マクロ実行部
300,306,400 イベントテーブル
700 スピーカ
701 液晶ディスプレイ
702 操作キー
703 レシーバ
AN アンテナ
110 音声インタフェース
120 入出力インタフェース
121 レシーバ
122 スピーカ
123 入力部
124 液晶表示部
130 制御部
140 ホール素子
150 記憶部
151 RAM
152 ROM
153 自動操作プログラム
154 メモリインタフェース
155 メモリカード
160 マクロ生成部
161 イベント生成部
162 イベント/マクロ関連付け生成部
163 マクロ実行部
300,306,400 イベントテーブル
700 スピーカ
701 液晶ディスプレイ
702 操作キー
703 レシーバ
AN アンテナ
以下、図1〜図15を参照しながら、本発明の携帯端末に関する好適な実施形態について説明する。尚、ここでは、近年世の中で非常に普及している携帯無線電話端末を本発明に係る携帯端末の実施形態として説明する。
図1は、本発明の携帯無線電話端末のハードウエア構成の一例を示すシステムブロック図である。
図1に示されるように、この携帯無線電話端末は、アンテナANと、テレフォニー処理部(これは電話機能を実現する部分である。)100と、音声インタフェース110と、入出力インタフェース120と、記憶部150と、各部の動作を統括的に制御する制御部(即ち、CPU:Central Processing Unit)130と、を備える。更に、この携帯無線電話端末は、折り畳みタイプである場合のみ備わる開閉検知部としてホール素子140を備える。
入出力インタフェース120は、レシーバ121と、スピーカ122と、入力部(操作キー)123と、液晶表示部(即ち、LCD:Liquid Crystal Display)124と、を有する。
記憶部150は、内部メモリとしてのRAM(即ち、Random Access Memory)151と、自動操作プログラム153を格納しているROM(即ち、Read Only Memory)152と、メモリインタフェース154と、携帯無線電話端末の筺体に着脱自在に組み込まれて使用される補助的メモリであるメモリカード(即ち、カード型メモリ)155と、を有する。
尚、図1の各部は、システムバス(即ち、BUS)によって相互に接続されており、信号や情報の授受が可能である。
図2は、図1の携帯無線電話端末におけるマクロ機能を実現するために必要な、機能ブロックの構成を示すシステムブロック図である。図2において、図1と共通する部分には、同じ参照符号を付している。マクロ機能とは、イベント(例えば、音声や電子メールの着信、携帯無線電話端末の筐体の開閉、充電要の表示、等)とマクロ(即ち、携帯無線電話端末の一連の操作手順を示す情報)とを関連付けて登録し、実際のイベントの発生を契機として、そのイベントに対応するマクロが示す一連の操作手順に沿って携帯無線電話端末の処理を自動的に実行する機能のことである。
図2に示されるように、前述の機能ブロックとして、制御部(CPU)130は、マクロ生成部160と、イベント生成部161と、イベント/マクロ関連付け生成部162と、マクロ実行部163と、を含む。これらの機能ブロックは、制御部(CPU)130や周辺のハードウエアが、ROM152に記録されている自動操作プログラム153(図1参照)に従って動作するように制御部(CPU)130に設けられるマクロ機能部である。
マクロ生成部160は、携帯無線電話端末のユーザが、マクロ生成開始のための操作(具体的には、マクロ生成メニューの選択、マクロ生成ボタンの押下、マクロ生成ショートカットの選択、等)を契機として動作を開始する。
即ち、上記のユーザの操作を契機として制御部(CPU)130のマクロ生成部160が呼び出される。
マクロ生成部160は、所定のアルゴリズムに従ってマクロを生成する(この動作については後述する)。即ち、ユーザが、入力部123から所望の一連の操作を入力部(操作キー)123から入力する。その入力情報は、制御部(CPU)130のマクロ生成部160に送られる。
マクロ生成部160は、入力された一連の操作の履歴を記録可能なマクロ表現に置き換え(即ち、マクロの生成をし)、生成されたマクロを、記憶部150(具体的には、RAM151あるいはメモリカード155)に記録する。
また、イベント生成部161は、ユーザによる所定の操作(具体的には、イベント生成メニューの選択、イベント生成ボタンの押下、イベント生成ショートカットの選択、等)を契機として動作を開始する。
即ち、上記のユーザの操作を契機として制御部(CPU)130のイベント生成部161が呼び出される。イベント生成部161は、トリガーイベントの生成アルゴリズム(後述)を用いて、イベントの生成を行なう。
携帯無線電話端末のRAM151(図1参照)には、マクロ処理の実行の契機となり得るイベントがプリセットされており、液晶表示部(LCD)124上に、イベントの候補が一覧表示される。そして、ユーザが、マクロ処理の実行の契機(トリガー)となる一つのイベントを、入力部(操作キー)123を操作して選択する(即ち、トリガーイベントの定義をする)。
定義されたトリガーイベントの情報は、制御部(CPU)130のイベント生成部161に送られる。
イベント生成部161は、ユーザが定義したトリガーイベントを記録可能な内部表現(後述)に置き換え、その内部表現を記憶部150(具体的には、RAM151あるいはメモリカード155)に記録する。
また、イベント/マクロ関連付け生成部162は、ユーザによる所定の操作(具体的には、イベント/マクロ関連付け生成メニューの選択、イベント/マクロ関連付け生成ボタンの押下、イベント/マクロ関連付け生成ショートカットの選択、等)を契機として、動作を開始する。
即ち、ユーザによる上記の操作がなされると、制御部(CPU)130のイベント/マクロ関連付け生成部162が呼び出される。
イベント/マクロ関連付け生成部162は、イベントとマクロの関連付け生成アルゴリズム(後述)を用いて、マクロとイベントの関連付けの生成を行なう。
つまり、ユーザは、イベントと登録済みのマクロとの関連付けを定義し、その関連付け定義情報を、入力部(操作キー)123を操作して入力する。
この関連付け定義情報は、制御部(CPU)130のイベント/マクロ関連付け生成部162に与えられる。
イベント/マクロ関連付け生成部162は、イベント/マクロ関連付け定義情報を、記録可能な内部表現(後述)に置き換え、その内部表現を、記憶部150(具体的には、RAM151あるいはメモリカード155)に記録する。
また、マクロ実行部163は、イベントを契機として対応するマクロ処理を自動的に実行する。従来技術と異なり、ユーザがマクロ処理の実行を指示しなくても、所定のイベントが発生した場面において、自動的に適切なマクロ処理が開始され、一連の操作が自動的に行なわれる。
即ち、イベント(ここでは、折り畳みタイプの携帯無線電話端末の筐体の開閉とする。)は、ホール素子(開閉検知部)140によって検知され、システムバス(BUS)を介して制御部(CPU)130に送られる。制御部(CPU)130のマクロ実行部163は、そのイベントの発生を検出する。
マクロ実行部163は、まず、関連付けされているイベントであるかどうかを判定する。記憶部150にマクロと対になって登録されているイベントである場合には、関連付けられて登録されているマクロを記憶部150から呼び出し、そのマクロ処理を実行する。
イベントに関連付けられたマクロが存在しない場合は、携帯無線電話端末で、イベントに連動して実行するように設定されている通常の処理が行なわれる。
以下、各々の機能ブロックの処理手順を具体的に説明する。
図3は、マクロ生成部によるマクロの自動生成の手順を示すフローチャートである。
図3に示されるように、ユーザによるマクロ生成開始の操作がなされ(即ち、ステップS200)、マクロの自動生成の実行が選択される。マクロ生成部160が呼び出され、マクロ生成アルゴリズムの実行処理が開始される。
ユーザは、一連のキー操作を実際に行ない、その操作の履歴情報が、逐次、携帯無線電話端末に入力される(即ち、ステップS201)。マクロ生成部160は、ユーザによりなされた操作を逐次、マクロに置き換えてマクロを生成し(即ち、ステップS202)、生成したマクロを、記憶部150に記憶する(即ち、ステップS203)。
次に、マクロ生成部160は、ユーザに、マクロ内容の確認(修正の要否の確認)を促す(即ち、ステップS204)。ユーザが、修正が必要と判断した場合(即ち、ステップS204で″Yes″の場合)、マクロの修正がなされる(即ち、ステップS205)。最終的に(即ち、ステップS204で″No″であれば)、記憶部150にマクロが登録され、マクロ登録が完了する(即ち、ステップS206)。
図4は、イベント生成部によるトリガーイベントの生成手順を示すフローチャートである。
まず、ユーザによって、イベント生成開始の操作がなされる(即ち、ステップS207)。すると、イベント生成部161が起動され、イベント生成アルゴリズムの実行処理が開始される。即ち、記憶部150に予めセットされているイベント(即ち、定義済みイベント)を使って、ユーザが、マクロ処理の実行のトリガーとなるイベントの定義を行なう(即ち、ステップS208)。
イベント生成部161は、そのトリガーとなるイベントの定義を記録可能な形式に置き換え、その置き換えによって得られたトリガーイベント情報を、記憶部150に登録する(即ち、ステップS209)。
図5は、イベント/マクロ関連付け生成部によるイベント/マクロ関連付け処理の手順を示すフローチャートである。
まず、ユーザが、イベントとマクロの関連付け生成開始のための操作を行なう(即ち、ステップS210)。すると、イベント/マクロ関連付け生成部162が呼び出され、イベント/マクロ関連付けアルゴリズムの実行処理が開始される。
ここでは、記憶部150に登録されている定義済みのマクロおよびイベントを使って、ユーザが、トリガーイベントと、そのイベント発生時において実行したいマクロとを対にして関連付けする(即ち、ステップS211)。
そして、そのトリガーイベントをマクロに関連付けした関連付け情報を、記録可能な形式に置き換え、記憶部150に格納(登録)する(即ち、ステップS212)。
図6は、マクロ実行部による、イベントに関連付けられたマクロ処理の自動実行の手順を示すフローチャートである。
この携帯無線電話端末におけるマクロ処理の実行のアルゴリズムは、従来のアルゴリズムと異なり、特にユーザが入力操作を行なう必要は無く、イベント発生を契機としてマクロ処理が自動的に実行され、従って、ユーザの負担が発生しないという特徴がある。
イベントが発生すると(即ち、ステップS213)、制御部(CPU)130においてイベントの受け付け処理が行なわれ、続いて、マクロ実行部163が起動され、マクロ実行部163による処理が開始される。
マクロ実行部163は、まず、発生したイベントに関連付けられたマクロがあるかどうかをチェックする(即ち、ステップS214)。即ち、発生したイベントを、記憶部150に記憶されているイベント/マクロ関連付け情報(例えば、後に説明される図11のようなテーブル情報)と照合し、そのイベントに対応するマクロが存在するかをチェックする。
ここで、イベントに関連付けられたマクロが存在していない場合(即ち、ステップS215で″No″の場合)は、制御部(CPU)130により、通常の携帯無線電話端末におけるイベント処理(つまり、イベントに対するマクロ処理が実行されないときに、イベントに対して行なうように設定されている処理)が実行される(即ち、ステップS216)。
また、S215において、イベントに関連付けられたマクロが存在している場合(即ち、ステップS215で″Yes″の場合)は、そのマクロを記憶部150から読み出して、定義されたマクロ情報を取得し(即ち、ステップS217)、そのマクロ処理を実行する(即ち、ステップS218)。
次に、記憶部にプリセットされているイベントテーブルの例と、そのイベントテーブルを用いて、所定のトリガーイベント(ここでは、折り畳みタイプの携帯無線電話端末の筐体を開くという動作)を定義する例について、具体的に説明する。
図7は、記憶部にプリセットされているイベントテーブルの一例と、そのイベントテーブルを用いて、所定のトリガーイベント(ここでは、折り畳みタイプの携帯無線電話端末の筐体を開くという動作)を定義する場合の処理手順を説明するための図である。
図7の左側に示される参照符号300は、記憶部150にプリセットされているイベントテーブルを示している。
イベントテーブル300は、電話開、電話閉、電源オン、電源オフ、電池残量、電界強度、音声発呼、音声着呼、メール発信、メール着信、ブラウザ起動、等のイベント内容を含んでいる。
ここでは、プリセットされているイベントの中から、「電話開(折り畳みタイプの携帯無線電話端末の筐体を開く)」というイベントを呼び出して利用する。
以下、「電話開(折り畳みタイプの携帯無線電話端末の筐体を開く)」というイベントを、トリガーイベントとして定義する場合の手順について、具体的に説明する。尚、図7の参照符号301〜305は、液晶表示部(LCD)124上に表示される画面表示の例を示し、参照符号306は、記憶部150に登録されるイベントテーブルの例を示す。
まず、制御部(CPU)130が、イベントとマクロに関連する初期メニュー301を液晶表示部(LCD)124に表示する。
ここで、ユーザは、トリガーイベント定義のメニューを選択する。参照符号302は、この状態における画面を示している。この場合、イベント生成部161が呼び出され、トリガーイベントの定義付け処理が開始される。
トリガーイベントの定義処理では、まず、プリセット済みのイベントが記憶部150から読み出されて、液晶表示部(LCD)124に表示され、ユーザが、入力部(操作キー)123を操作し、イベントタイプを選択する。参照符号303は、この状態における画面を示している。
続いて、液晶表示部(LCD)124には、「携帯無線電話端末を開いたときにマクロ処理を実行するためのイベントを登録しますか?1.はい/2.いいえ」という画面304が表示される。
ここで、ユーザが「1.はい」を選択する。この場合、液晶表示部(LCD)124には、「携帯無線電話端末を開いたときにマクロ処理を実行するイベントを登録しました」という画面305が表示される。
図7では、イベントタイプ別に補助的な定義メニューが表示されるようになっているが、「携帯無線電話端末を開く」というイベントの場合は、特別な補助的な定義を行なわず、定義を登録するかどうかを確認するのみとしている。この単純な「携帯無線電話端末を開く」というイベントを定義した場合、イベントのID(即ち、識別番号)とイベントの内部表現を対とした内容が、記憶部150に記録される。
図7の右下に示されるイベントテーブル306には、イベント1として「メール着信(ALL:これは発呼者を特定しない意味)」が定義されており、イベント2として、「音声発呼(ID007:これはID7の者からの音声発呼があった場合を意味する。)」が定義されており、イベント3として、「電話開(折り畳みタイプの携帯無線電話端末の筐体を開く動作)」が定義されている。
イベント1〜3は、登録の順番を示している。即ち、3番目に登録されたときにIDが「イベント3」であり、そのイベントの内部表現(即ち、定義されたイベント)が「電話開」である。
次に、「電話帳グループ1以外から電話がかかってきたこと」を、トリガーイベントとして定義する場合の手順について、図8を用いて具体的に説明する。
図8は、記憶部にプリセットされているイベントテーブルの一例と、そのイベントテーブルを用いて、所定のトリガーイベント(ここでは、電話帳グループ1以外から電話がかかってきたこと)を定義する場合の処理手順を説明するための図である。
尚、図8の参照符号400は、記憶部150にプリセットされているイベントテーブルを示している。
イベントテーブル400は、電話開、電話閉、電源オン、電源オフ、電池残量、電界強度、音声発呼、音声着呼、メール発信、メール着信、ブラウザ起動、等のイベント内容を含んでいる。ここでは、プリセットされているイベントの中から、「音声着呼」というイベントを呼び出して利用する。
また、参照符号401〜409は、液晶表示部(LCD)124上に表示される画面の例を示している。具体的には、参照符号401は、初期メニューの画面を示しており、参照符号402は、ユーザがトリガーイベント定義処理を選択した状態の画面を示している。参照符号403は、トリガーイベント定義処理の初期メニュー画面を示しており、参照符号404は、ユーザが、音声着呼関連のイベント定義を選択した場合の画面を示している。
また、参照符号405は、音声着呼イベント定義画面(第1ステージ)を示しており、参照符号406は、音声着呼イベント定義画面(第2ステージ)を示しており、参照符号407は、音声着呼イベント定義画面(第3(最終)ステージ)を示している。参照符号408は、音声着呼イベント定義の登録確認画面を示しており、参照符号409は、音声着呼イベント定義の登録の確認画面を示している。参照符号410は、記憶部150に登録されるイベントテーブルの例を示している。
図8において、まず、液晶表示部(LCD)124上に初期メニュー画面401が表示される。ユーザは、入力部(操作キー)123を操作し、トリガーイベント定義のメニューを選択する(画面402参照)。これにより、イベント生成部161が呼び出され、トリガーイベントの定義処理が開始される。
トリガーイベントの定義メニューでは、まず、記憶部150のプリセット済みのイベントテーブルが読み出されて表示される(画面403参照)。
次に、ユーザがイベントタイプを選択する(画面404参照)。図8では、イベントタイプ別に補助的な定義メニューが表示されるようになっており、「音声着呼(音声通話の着信を受けること。)」というイベントが選択され、以下、補助的な定義が連続的に行なわれる。
まず、「グループ単位」で判定を行なうことが選択され(画面405参照)、そのグループが「電話帳のグループ1の開発第一チーム」であることが選択される(画面406参照)。
即ち、「グループ1の開発第一チーム以外からの着信であること」をトリガーイベントとして定義し(画面407参照)、携帯無線電話端末の記憶部150に登録する(画面408参照)。そして、音声着呼イベント定義の登録の確認画面が表示される(画面409参照)。
これによって、「電話帳グループ1以外から電話がかかってきたとき」というイベントが登録されたことになる。この場合、イベントのIDとイベントの内部表現を対とした内容が、記憶部150に記録される。
ここでは、図7におけるイベントテーブルの登録に続けて登録したと仮定する。この場合、4番目に登録され、IDが「イベント4」となり、イベントの内部表現が「音声着呼(Ex:G01)」となる。
次に、記憶部150に登録されるマクロテーブルの内容について説明する。図9は、記憶部150に登録されるマクロテーブルの一例を示す図である。
マクロは、先に説明した図3のアルゴリズムに従って、マクロ生成部160において自動的に生成され、記憶部150に登録される。
図9に示されるように、管理用のマクロID(テーブル左)とマクロ定義の内部表現(テーブル右)とが対になって、記憶部150に保存され、管理される。
先に説明したように、マクロ定義の内部表現(テーブル右)は、連続したキー操作の履歴情報で構成される。
次に、記憶部150に登録されるトリガーイベントテーブルの内容について説明する。図10は、記憶部に登録されるトリガーイベントテーブルの一例を示す図である。
トリガーイベントは、先に説明したように、図4のアルゴリズムに従って、イベント生成部161で生成される。図10に示されるように、管理用のイベントID(テーブル左)とイベントの内部表現(テーブル右)とが対になって、記憶部150に保存され、管理される。
次に、記憶部150に登録されるイベント/マクロ関連付けテーブルの内容について説明する。図11は、記憶部150に登録されるイベント/マクロ関連付け情報であるイベント/マクロ関連付けテーブルの一例を示す図である。
先に説明したように、イベントとマクロの関連付けは、図5のアルゴリズムに従って、イベント/マクロ関連付け生成部162により生成される。
図11に示されるように、トリガーとなるイベントID(テーブル左)と、そのイベントで実行されるマクロID(テーブル右)とが対になって、記憶部150に保存され、管理される。
次に、イベントを契機としてマクロ処理が自動的に実行される場合の主要な手順を、2つの具体例(図12,図13参照)を用いて説明する。
図12は、マクロ処理の自動実行の一例(具体的には、携帯無線電話端末を開いたときに受信メール一覧を自動的に表示する例)における主要な手順を説明するための図である。
図11に示したように、イベント/マクロ関連付けテーブルには、イベント3(即ち、電話開)に関連付けされて、マクロ1(即ち、受信メール一覧を表示するための一連のキー操作手順)が登録されている。従って、ユーザによる、折り畳みタイプの携帯無線電話端末の筐体を開くという動作を契機として、受信メール一覧を表示するための一連のキー操作が自動的に実行される。
即ち、ユーザが、折り畳みタイプの携帯無線電話端末の筐体を開くと、初期メニュー画面500が液晶表示部(LCD)124上に表示され、ダウンキーが自動的に押下されて、メールアプリケーションが自動的に選択される(画面501参照)。
続いて、決定キーの自動押下によってメールアプリケーションが起動し、メールメニュー画面に移行する(画面502参照)。次に、ダウンキーの自動押下によって受信メール処理が選択される(画面503参照)。続いて、決定キーが自動的に押下され、受信メールがメールボックスに保存されると共に、受信メール一覧が自動的に液晶表示部(LCD)124上に表示される(画面504参照)。
この場合の、携帯無線電話端末の内部における処理は、以下のとおりである。
即ち、ホール素子(開閉検知部)140が筐体の開閉を検知し、その検知信号を、制御部(CPU)130に送る。
制御部(CPU)130は、「携帯無線電話端末を開いた」というイベントを検知し、そのイベントに対する処理を開始する。
制御部(CPU)130のマクロ実行部163は、図6のアルゴリズムに従い、まず、イベントの判定を行なう。
次に、マクロ実行部163は、図11のイベント/マクロ関連付けテーブルと照合し、今回のイベント(即ち、携帯無線電話端末を開いたこと)が、イベント3と一致することを判定して、マクロ処理の実行に移行する。実行するマクロがマクロ1であるため、マクロ実行部163は記憶部150からマクロ1を読み込む。
そして、マクロ実行部163はマクロ1が示す携帯無線電話端末の一連の操作を実行する。図12に示したように、マクロ実行部163はマクロ1のキー操作手順に沿って、画面を自動的に遷移させて、受信メール一覧を自動的に表示することを実現する。
このように、携帯無線電話端末を開いた際、ユーザが何もしなくても、受信メール一覧が表示される。
本発明によって、ユーザの好みに合わせて、イベントとそれに対応するキー操作のカスタマイズが可能となる。即ち、携帯無線電話端末を、ユーザの好みに合わせてプログラムして個性化することができ、携帯無線電話端末の利便性が格段に向上する。
図13は、マクロ処理の自動実行の他の例(具体的には、いわゆるワン切り対策として、仕事関連以外から電話がかかってきたときに即座に受話して即座に終話する例)における主要な手順を説明するための図である。
ここでは、イベント4(即ち、電話帳グループ1以外から電話がかかってきたとき)が発生すると、電話に即座に出て、即座に切断するという一連のキー操作を自動的に実行するものとする。
この例の場合、例えば、「就寝時にワン切り業者からの電話は受話して即座に切る対応を自動的に行ないたいが、仕事の緊急電話だけは受けたい」という、ユーザのオリジナル就寝モードを実現することができる。
図13では、音声通話の着信があって、発信元が電話帳グループ1以外の者である(つまり、不明な電話番号である)場合には、液晶表示部(LCD)124上に音声着信の画面600が表示された後、受話キーが自動的に押下され、一瞬だけ通話画面601となる。その直後に、終話キーが自動的に押下され、通話終了画面602となる。
この場合の、携帯無線電話端末の内部における処理手順は以下のとおりである。
まず、制御部(CPU)130が、「音声通話の着信」というイベントを検知し、そのイベントに対する処理を開始する。
制御部(CPU)130のマクロ実行部163は、図6のアルゴリズムに従い、まず、イベントの判定を行なう。
即ち、「音声通話の着信(即ち、不明な電話番号からの着信)」というイベントを、図11のイベント/マクロ関連付けテーブルと照合し、イベント4に「グループ1以外からの音声着信をつけたとき」と一致することを判定して、マクロ処理の実行に移行する。このとき実行するマクロはマクロ3である。よって、マクロ実行部163は記憶部150からマクロ3を読み込む。そしてマクロ実行部163はマクロ3が示す携帯無線電話端末の一連の操作を実行する。
マクロ実行部163は図13に示すような一連のキー操作を自動的に再現実行することによって、即座に受話して、即座に終話するという処理を、ユーザへの負担なく行なうことができる。このようにして、「仕事関連以外から電話がかかってきたときに即座に受話して即座に終話する」という処理が実現される。
このように、本発明によれば、ユーザの利用シーンに合わせて、イベントと対応する処理をカスタマイズすることが可能であり、これによって、ユーザの利便性が格段に向上する。
図14は、イベントを契機としてマクロ処理を自動的に実行する機能を備える携帯無線電話端末(ストレートタイプ)の外観構成の一例を示す正面図である。図15は、イベントを契機としてマクロを自動的に実行する機能を備える携帯無線電話端末(折り畳みタイプ)の外観構成の一例を示す斜視図である。
図14および図15の携帯無線電話端末は、共に、アンテナANと、スピーカ700と、液晶ディスプレイ701と、操作キー702と、レシーバ703と、を備える。
近年の携帯無線電話端末は多機能化が進展し、一連のキー操作が面倒と感じる場合も少なくない。また、携帯無線電話端末は、どこでも手軽に持ち運ぶことができるが、それゆえに、いわゆる迷惑メールに悩まされたり、場面を問わずに呼び出されたりするといった不都合も多々、発生する。
図14および図15に示される本発明の携帯無線電話端末では、携帯無線電話端末上でマクロとイベントを自由に関連付けし、利用場面に応じて多様なマクロ処理を自動的に実行させること(即ち、携帯無線電話端末上における自在なマクロのプログラミング)が可能であり、ユーザにまったく負担をかけずに、利用場面に適した操作を、簡単に実行することができる。また、携帯無線電話端末を、そのユーザに合わせて自在にカスタマイズすることもできる。これによって、携帯無線電話端末の使用価値が向上する。
以上、説明したように、本実施形態によれば、ユーザの携帯無線電話端末の利用場面に応じて、ユーザが所望する携帯無線電話端末の一連の操作を、ユーザの負担なしに即実行することができる。また、マクロ機能の自在なカスタマイズが可能となり、ユーザの利便性が向上する。
また、本実施形態によれば、携帯無線電話端末の利便性が向上する。
また、本実施形態によれば、携帯無線電話端末上でマクロとイベントを自由に関連付けし、利用場面に応じて多様なマクロ処理を実行させること(即ち、携帯無線電話端末上における自在なマクロのプログラミング)が可能となり、その結果、携帯無線電話端末を、そのユーザに合わせて個性化(即ち、カスタマイズ)することができ、携帯無線電話端末の使い勝手が向上する。
このように、本実施形態によれば、マクロ機能の使い勝手が格段に向上し、携帯無線電話端末の操作におけるユーザへの負担が軽減される。
尚、上述した実施形態では、イベント/マクロ関連付け情報の一例として、図11に示されるようなイベント/マクロ関連付けテーブルを採用しているが、これに限定されることなく、STL(Standard Template Library)のマップやリスト等を利用して構築される情報であってもよいことは言うまでもない。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2005年3月29日出願の日本特許出願(特願2005−095427)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
本発明は、操作におけるユーザへの負担が少なく、マクロ機能の使い勝手が格段に良いので、携帯端末に有用である。
本発明は、マクロ機能をもつ携帯端末に関する。
マクロとは携帯端末等のコンピュータの一連の操作手順を示す情報である。マクロ機能をもつ携帯端末では、マクロをコンピュータのメモリに予め登録(記憶)しておき、そのマクロを後にメモリから呼び出すことによって、コンピュータの一連の操作が簡単に実行可能になる。
携帯端末等のコンピュータにマクロ機能を付加するソフトウエアは一般に知られている。例えば、携帯無線電話端末(即ち、いわゆる携帯電話機)にマクロ機能を持たせた提案は既になされている(特許文献1参照)。
この特許文献1によれば、携帯無線電話端末にマクロキーを設け、例えば電話番号を読み出して電話をかける等の一連の処理操作の情報をマクロキーに関連付けてメモリに記憶しておき、携帯無線電話端末のユーザが必要に応じてそのマクロキーを操作することによりマクロを呼び出せるようになっている。
携帯端末の一連の操作を自動的に実行できるマクロ機能は、特許文献1に記載されるように従来から存在したが、マクロ処理(即ち、マクロに基づく携帯端末における処理)の実行の契機は、あくまで携帯端末のユーザによる特定のキー操作であった。
即ち、携帯端末のユーザが、特定のキー操作をしなければ、マクロ処理の実行はなされない。例えば、ユーザが会議中で携帯端末を使用できない場合、あるいは、ユーザが就寝中の場合には、マクロ処理の実行はできない。
種々の携帯端末の中でも、とりわけ近年の携帯無線電話端末は、通話機能はもとより、その他、例えば、電子メール(以下、『電子メール』または略称して単に『メール』と記述する。)機能、データ通信機能、およびゲーム機能、等をも備え、このように多機能化されており、プライベート、ビジネスを問わず、多様な場面で使用される。
それ故、携帯端末のユーザは、各場面に応じて多様な操作を要求されるため、操作それぞれをマクロとして登録する。従って、登録されるマクロの数(種類)は必然的に増えるため、場面毎に、マクロ処理を実行させるために特定のキーをユーザが操作せねばならないというユーザへの負担が増大している。
特開平8−293908号公報
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、マクロ処理を実行する際のユーザへの負担がないマクロ機能をもつ携帯端末を提供することを目的としている。
本発明の携帯端末は、
マクロ機能をもつ携帯端末であって、
記憶部と、
前記携帯端末についての一連の操作手順を示す情報としてマクロを生成し、前記記憶部に登録するマクロ生成部と、
前記一連の操作手順の実行の契機となるイベントを生成し、前記記憶部に登録するイベント生成部と、
登録された前記イベントおよび前記マクロを関連付けるイベント/マクロ関連付け情報を生成し、前記記憶部に登録するイベント/マクロ関連付け生成部と、
登録された前記イベントが発生すると、前記イベント/マクロ関連付け情報を参照し、そのイベントに対応する一連の操作を自動的に実行するマクロ実行部と、
を備える。
マクロ機能をもつ携帯端末であって、
記憶部と、
前記携帯端末についての一連の操作手順を示す情報としてマクロを生成し、前記記憶部に登録するマクロ生成部と、
前記一連の操作手順の実行の契機となるイベントを生成し、前記記憶部に登録するイベント生成部と、
登録された前記イベントおよび前記マクロを関連付けるイベント/マクロ関連付け情報を生成し、前記記憶部に登録するイベント/マクロ関連付け生成部と、
登録された前記イベントが発生すると、前記イベント/マクロ関連付け情報を参照し、そのイベントに対応する一連の操作を自動的に実行するマクロ実行部と、
を備える。
このように構成された本発明の携帯端末では、所定のイベント(例えば、音声や電子メールの着信、携帯端末の筐体の開閉、充電要の表示、等)とマクロとが関連付けられてイベント/マクロ関連付け情報として記憶部に記憶され、実際にそのイベントが発生すると、そのイベントに対応するマクロが示す携帯端末の一連の操作が、自動的に実行される。これにより、ユーザの携帯端末の利用場面に応じて、ユーザが所望する携帯端末の一連の操作を、ユーザの負担なしに即実行することができる。また、マクロ機能の自在なカスタマイズが可能となり、ユーザの利便性が向上する。例えば、仕事中にメール着信があった場合、自動的に「仕事中なので返信は夜以降に」という旨のメールの返信が行なわれるように携帯端末を設定してもよい。また例えば、いわゆるワン切り対策として就寝中に着信があると自動的に即座に受話し且つ中断したり、また例えば、折り畳みタイプの携帯端末の筐体が開かれた場合に、センターに自動的に留守録の有無の問い合わせが行なわれるように携帯端末を設定してもよい。
また、本発明の携帯端末の一態様では、前記記憶部が、前記携帯端末の内部メモリ、あるいは、前記携帯端末に着脱自在な補助的メモリである。
この本発明の携帯端末の一態様は、外部コンピュータ等の外部機器に頼ることなく、携帯端末の内部メモリまたは携帯端末に着脱自在な補助的メモリ(例えば、カード型メモリ等)にマクロを登録しておき、その携帯端末のみでマクロの実行を可能としたものである。これにより、携帯端末の利便性が向上する。
尚、本発明の携帯端末の例としては、持ち運び可能なパーソナルコンピュータ(例えば、ノート型のパーソナルコンピュータ)、PDA(即ち、Personal Digital Assistance)、携帯無線電話端末(即ち、いわゆる携帯電話機)、等といった携帯情報端末が挙げられる。但し、本発明の携帯端末が、近年世の中で非常に普及している携帯無線電話端末であると特に好ましい。
即ち、本発明の携帯端末が携帯無線電話端末である場合、携帯無線電話端末上でマクロとイベントを自由に関連付けし、利用場面に応じて多様なマクロを実行させること(即ち、携帯無線電話端末上における自在なマクロのプログラミング)が可能となり、その結果、携帯無線電話端末を、そのユーザに合わせて個性化(即ち、カスタマイズ)することができ、携帯無線電話端末の使い勝手が向上する。
このように、本発明によれば、例えば、音声や電子メールの着信、携帯端末の筐体の開閉、充電要の表示、等といった所定のイベントが実際に発生すると、そのイベントを契機に、そのイベントに対応するマクロが示す一連の操作手順に沿って携帯端末の処理が自動的に実行されるので、マクロ処理を実行する際にその契機を特定のキー操作によってつくるといった手間が省けて、携帯端末のユーザへの負担が軽減される。よって、本発明によれば、マクロ機能の使い勝手が格段に向上する。
以下、図1〜図15を参照しながら、本発明の携帯端末に関する好適な実施形態について説明する。尚、ここでは、近年世の中で非常に普及している携帯無線電話端末を本発明に係る携帯端末の実施形態として説明する。
図1は、本発明の携帯無線電話端末のハードウエア構成の一例を示すシステムブロック図である。
図1に示されるように、この携帯無線電話端末は、アンテナANと、テレフォニー処理部(これは電話機能を実現する部分である。)100と、音声インタフェース110と、入出力インタフェース120と、記憶部150と、各部の動作を統括的に制御する制御部(即ち、CPU:Central Processing Unit)130と、を備える。更に、この携帯無線電話端末は、折り畳みタイプである場合のみ備わる開閉検知部としてホール素子140を備える。
入出力インタフェース120は、レシーバ121と、スピーカ122と、入力部(操作キー)123と、液晶表示部(即ち、LCD:Liquid Crystal Display)124と、を有する。
記憶部150は、内部メモリとしてのRAM(即ち、Random Access Memory)151と、自動操作プログラム153を格納しているROM(即ち、Read Only Memory)152と、メモリインタフェース154と、携帯無線電話端末の筺体に着脱自在に組み込まれて使用される補助的メモリであるメモリカード(即ち、カード型メモリ)155と、を有する。
尚、図1の各部は、システムバス(即ち、BUS)によって相互に接続されており、信号や情報の授受が可能である。
図2は、図1の携帯無線電話端末におけるマクロ機能を実現するために必要な、機能ブロックの構成を示すシステムブロック図である。図2において、図1と共通する部分には、同じ参照符号を付している。マクロ機能とは、イベント(例えば、音声や電子メールの着信、携帯無線電話端末の筐体の開閉、充電要の表示、等)とマクロ(即ち、携帯無線電話端末の一連の操作手順を示す情報)とを関連付けて登録し、実際のイベントの発生を契機として、そのイベントに対応するマクロが示す一連の操作手順に沿って携帯無線電話端末の処理を自動的に実行する機能のことである。
図2に示されるように、前述の機能ブロックとして、制御部(CPU)130は、マクロ生成部160と、イベント生成部161と、イベント/マクロ関連付け生成部162と、マクロ実行部163と、を含む。これらの機能ブロックは、制御部(CPU)130や周辺のハードウエアが、ROM152に記録されている自動操作プログラム153(図1参照)に従って動作するように制御部(CPU)130に設けられるマクロ機能部である。
マクロ生成部160は、携帯無線電話端末のユーザが、マクロ生成開始のための操作(具体的には、マクロ生成メニューの選択、マクロ生成ボタンの押下、マクロ生成ショートカットの選択、等)を契機として動作を開始する。
即ち、上記のユーザの操作を契機として制御部(CPU)130のマクロ生成部160が呼び出される。
マクロ生成部160は、所定のアルゴリズムに従ってマクロを生成する(この動作については後述する)。即ち、ユーザが、入力部123から所望の一連の操作を入力部(操作キー)123から入力する。その入力情報は、制御部(CPU)130のマクロ生成部160に送られる。
マクロ生成部160は、入力された一連の操作の履歴を記録可能なマクロ表現に置き換え(即ち、マクロの生成をし)、生成されたマクロを、記憶部150(具体的には、RAM151あるいはメモリカード155)に記録する。
また、イベント生成部161は、ユーザによる所定の操作(具体的には、イベント生成メニューの選択、イベント生成ボタンの押下、イベント生成ショートカットの選択、等)を契機として動作を開始する。
即ち、上記のユーザの操作を契機として制御部(CPU)130のイベント生成部161が呼び出される。イベント生成部161は、トリガーイベントの生成アルゴリズム(後述)を用いて、イベントの生成を行なう。
携帯無線電話端末のRAM151(図1参照)には、マクロ処理の実行の契機となり得るイベントがプリセットされており、液晶表示部(LCD)124上に、イベントの候補が一覧表示される。そして、ユーザが、マクロ処理の実行の契機(トリガー)となる一つのイベントを、入力部(操作キー)123を操作して選択する(即ち、トリガーイベントの定義をする)。
定義されたトリガーイベントの情報は、制御部(CPU)130のイベント生成部161に送られる。
イベント生成部161は、ユーザが定義したトリガーイベントを記録可能な内部表現(後述)に置き換え、その内部表現を記憶部150(具体的には、RAM151あるいはメモリカード155)に記録する。
また、イベント/マクロ関連付け生成部162は、ユーザによる所定の操作(具体的には、イベント/マクロ関連付け生成メニューの選択、イベント/マクロ関連付け生成ボタンの押下、イベント/マクロ関連付け生成ショートカットの選択、等)を契機として、動作を開始する。
即ち、ユーザによる上記の操作がなされると、制御部(CPU)130のイベント/マクロ関連付け生成部162が呼び出される。
イベント/マクロ関連付け生成部162は、イベントとマクロの関連付け生成アルゴリズム(後述)を用いて、マクロとイベントの関連付けの生成を行なう。
つまり、ユーザは、イベントと登録済みのマクロとの関連付けを定義し、その関連付け定義情報を、入力部(操作キー)123を操作して入力する。
この関連付け定義情報は、制御部(CPU)130のイベント/マクロ関連付け生成部162に与えられる。
イベント/マクロ関連付け生成部162は、イベント/マクロ関連付け定義情報を、記録可能な内部表現(後述)に置き換え、その内部表現を、記憶部150(具体的には、RAM151あるいはメモリカード155)に記録する。
また、マクロ実行部163は、イベントを契機として対応するマクロ処理を自動的に実行する。従来技術と異なり、ユーザがマクロ処理の実行を指示しなくても、所定のイベントが発生した場面において、自動的に適切なマクロ処理が開始され、一連の操作が自動的に行なわれる。
即ち、イベント(ここでは、折り畳みタイプの携帯無線電話端末の筐体の開閉とする。)は、ホール素子(開閉検知部)140によって検知され、システムバス(BUS)を介して制御部(CPU)130に送られる。制御部(CPU)130のマクロ実行部163は、そのイベントの発生を検出する。
マクロ実行部163は、まず、関連付けされているイベントであるかどうかを判定する。記憶部150にマクロと対になって登録されているイベントである場合には、関連付けられて登録されているマクロを記憶部150から呼び出し、そのマクロ処理を実行する。
イベントに関連付けられたマクロが存在しない場合は、携帯無線電話端末で、イベントに連動して実行するように設定されている通常の処理が行なわれる。
以下、各々の機能ブロックの処理手順を具体的に説明する。
図3は、マクロ生成部によるマクロの自動生成の手順を示すフローチャートである。
図3に示されるように、ユーザによるマクロ生成開始の操作がなされ(即ち、ステップS200)、マクロの自動生成の実行が選択される。マクロ生成部160が呼び出され、マクロ生成アルゴリズムの実行処理が開始される。
ユーザは、一連のキー操作を実際に行ない、その操作の履歴情報が、逐次、携帯無線電話端末に入力される(即ち、ステップS201)。マクロ生成部160は、ユーザによりなされた操作を逐次、マクロに置き換えてマクロを生成し(即ち、ステップS202)、生成したマクロを、記憶部150に記憶する(即ち、ステップS203)。
次に、マクロ生成部160は、ユーザに、マクロ内容の確認(修正の要否の確認)を促す(即ち、ステップS204)。ユーザが、修正が必要と判断した場合(即ち、ステップS204で“Yes”の場合)、マクロの修正がなされる(即ち、ステップS205)。最終的に(即ち、ステップS204で“No”であれば)、記憶部150にマクロが登録され、マクロ登録が完了する(即ち、ステップS206)。
図4は、イベント生成部によるトリガーイベントの生成手順を示すフローチャートである。
まず、ユーザによって、イベント生成開始の操作がなされる(即ち、ステップS207)。すると、イベント生成部161が起動され、イベント生成アルゴリズムの実行処理が開始される。即ち、記憶部150に予めセットされているイベント(即ち、定義済みイベント)を使って、ユーザが、マクロ処理の実行のトリガーとなるイベントの定義を行なう(即ち、ステップS208)。
イベント生成部161は、そのトリガーとなるイベントの定義を記録可能な形式に置き換え、その置き換えによって得られたトリガーイベント情報を、記憶部150に登録する(即ち、ステップS209)。
図5は、イベント/マクロ関連付け生成部によるイベント/マクロ関連付け処理の手順を示すフローチャートである。
まず、ユーザが、イベントとマクロの関連付け生成開始のための操作を行なう(即ち、ステップS210)。すると、イベント/マクロ関連付け生成部162が呼び出され、イベント/マクロ関連付けアルゴリズムの実行処理が開始される。
ここでは、記憶部150に登録されている定義済みのマクロおよびイベントを使って、ユーザが、トリガーイベントと、そのイベント発生時において実行したいマクロとを対にして関連付けする(即ち、ステップS211)。
そして、そのトリガーイベントをマクロに関連付けした関連付け情報を、記録可能な形式に置き換え、記憶部150に格納(登録)する(即ち、ステップS212)。
図6は、マクロ実行部による、イベントに関連付けられたマクロ処理の自動実行の手順を示すフローチャートである。
この携帯無線電話端末におけるマクロ処理の実行のアルゴリズムは、従来のアルゴリズムと異なり、特にユーザが入力操作を行なう必要は無く、イベント発生を契機としてマクロ処理が自動的に実行され、従って、ユーザの負担が発生しないという特徴がある。
イベントが発生すると(即ち、ステップS213)、制御部(CPU)130においてイベントの受け付け処理が行なわれ、続いて、マクロ実行部163が起動され、マクロ実行部163による処理が開始される。
マクロ実行部163は、まず、発生したイベントに関連付けられたマクロがあるかどうかをチェックする(即ち、ステップS214)。即ち、発生したイベントを、記憶部150に記憶されているイベント/マクロ関連付け情報(例えば、後に説明される図11のようなテーブル情報)と照合し、そのイベントに対応するマクロが存在するかをチェックする。
ここで、イベントに関連付けられたマクロが存在していない場合(即ち、ステップS215で“No”の場合)は、制御部(CPU)130により、通常の携帯無線電話端末におけるイベント処理(つまり、イベントに対するマクロ処理が実行されないときに、イベントに対して行なうように設定されている処理)が実行される(即ち、ステップS216)。
また、S215において、イベントに関連付けられたマクロが存在している場合(即ち、ステップS215で“Yes”の場合)は、そのマクロを記憶部150から読み出して、定義されたマクロ情報を取得し(即ち、ステップS217)、そのマクロ処理を実行する(即ち、ステップS218)。
次に、記憶部にプリセットされているイベントテーブルの例と、そのイベントテーブルを用いて、所定のトリガーイベント(ここでは、折り畳みタイプの携帯無線電話端末の筐体を開くという動作)を定義する例について、具体的に説明する。
図7は、記憶部にプリセットされているイベントテーブルの一例と、そのイベントテーブルを用いて、所定のトリガーイベント(ここでは、折り畳みタイプの携帯無線電話端末の筐体を開くという動作)を定義する場合の処理手順を説明するための図である。
図7の左側に示される参照符号300は、記憶部150にプリセットされているイベントテーブルを示している。
イベントテーブル300は、電話開、電話閉、電源オン、電源オフ、電池残量、電界強度、音声発呼、音声着呼、メール発信、メール着信、ブラウザ起動、等のイベント内容を含んでいる。
ここでは、プリセットされているイベントの中から、「電話開(折り畳みタイプの携帯無線電話端末の筐体を開く)」というイベントを呼び出して利用する。
以下、「電話開(折り畳みタイプの携帯無線電話端末の筐体を開く)」というイベントを、トリガーイベントとして定義する場合の手順について、具体的に説明する。尚、図7の参照符号301〜305は、液晶表示部(LCD)124上に表示される画面表示の例を示し、参照符号306は、記憶部150に登録されるイベントテーブルの例を示す。
まず、制御部(CPU)130が、イベントとマクロに関連する初期メニュー301を液晶表示部(LCD)124に表示する。
ここで、ユーザは、トリガーイベント定義のメニューを選択する。参照符号302は、この状態における画面を示している。この場合、イベント生成部161が呼び出され、トリガーイベントの定義付け処理が開始される。
トリガーイベントの定義処理では、まず、プリセット済みのイベントが記憶部150から読み出されて、液晶表示部(LCD)124に表示され、ユーザが、入力部(操作キー)123を操作し、イベントタイプを選択する。参照符号303は、この状態における画面を示している。
続いて、液晶表示部(LCD)124には、「携帯無線電話端末を開いたときにマクロ処理を実行するためのイベントを登録しますか?1.はい/2.いいえ」という画面304が表示される。
ここで、ユーザが「1.はい」を選択する。この場合、液晶表示部(LCD)124には、「携帯無線電話端末を開いたときにマクロ処理を実行するイベントを登録しました」という画面305が表示される。
図7では、イベントタイプ別に補助的な定義メニューが表示されるようになっているが、「携帯無線電話端末を開く」というイベントの場合は、特別な補助的な定義を行なわず、定義を登録するかどうかを確認するのみとしている。この単純な「携帯無線電話端末を開く」というイベントを定義した場合、イベントのID(即ち、識別番号)とイベントの内部表現を対とした内容が、記憶部150に記録される。
図7の右下に示されるイベントテーブル306には、イベント1として「メール着信(ALL:これは発呼者を特定しない意味)」が定義されており、イベント2として、「音声発呼(ID007:これはID7の者からの音声発呼があった場合を意味する。)」が定義されており、イベント3として、「電話開(折り畳みタイプの携帯無線電話端末の筐体を開く動作)」が定義されている。
イベント1〜3は、登録の順番を示している。即ち、3番目に登録されたときにIDが「イベント3」であり、そのイベントの内部表現(即ち、定義されたイベント)が「電話開」である。
次に、「電話帳グループ1以外から電話がかかってきたこと」を、トリガーイベントとして定義する場合の手順について、図8を用いて具体的に説明する。
図8は、記憶部にプリセットされているイベントテーブルの一例と、そのイベントテーブルを用いて、所定のトリガーイベント(ここでは、電話帳グループ1以外から電話がかかってきたこと)を定義する場合の処理手順を説明するための図である。
尚、図8の参照符号400は、記憶部150にプリセットされているイベントテーブルを示している。
イベントテーブル400は、電話開、電話閉、電源オン、電源オフ、電池残量、電界強度、音声発呼、音声着呼、メール発信、メール着信、ブラウザ起動、等のイベント内容を含んでいる。ここでは、プリセットされているイベントの中から、「音声着呼」というイベントを呼び出して利用する。
また、参照符号401〜409は、液晶表示部(LCD)124上に表示される画面の例を示している。具体的には、参照符号401は、初期メニューの画面を示しており、参照符号402は、ユーザがトリガーイベント定義処理を選択した状態の画面を示している。参照符号403は、トリガーイベント定義処理の初期メニュー画面を示しており、参照符号404は、ユーザが、音声着呼関連のイベント定義を選択した場合の画面を示している。
また、参照符号405は、音声着呼イベント定義画面(第1ステージ)を示しており、参照符号406は、音声着呼イベント定義画面(第2ステージ)を示しており、参照符号407は、音声着呼イベント定義画面(第3(最終)ステージ)を示している。参照符号408は、音声着呼イベント定義の登録確認画面を示しており、参照符号409は、音声着呼イベント定義の登録の確認画面を示している。参照符号410は、記憶部150に登録されるイベントテーブルの例を示している。
図8において、まず、液晶表示部(LCD)124上に初期メニュー画面401が表示される。ユーザは、入力部(操作キー)123を操作し、トリガーイベント定義のメニューを選択する(画面402参照)。これにより、イベント生成部161が呼び出され、トリガーイベントの定義処理が開始される。
トリガーイベントの定義メニューでは、まず、記憶部150のプリセット済みのイベントテーブルが読み出されて表示される(画面403参照)。
次に、ユーザがイベントタイプを選択する(画面404参照)。図8では、イベントタイプ別に補助的な定義メニューが表示されるようになっており、「音声着呼(音声通話の着信を受けること。)」というイベントが選択され、以下、補助的な定義が連続的に行なわれる。
まず、「グループ単位」で判定を行なうことが選択され(画面405参照)、そのグループが「電話帳のグループ1の開発第一チーム」であることが選択される(画面406参照)。
即ち、「グループ1の開発第一チーム以外からの着信であること」をトリガーイベントとして定義し(画面407参照)、携帯無線電話端末の記憶部150に登録する(画面408参照)。そして、音声着呼イベント定義の登録の確認画面が表示される(画面409参照)。
これによって、「電話帳グループ1以外から電話がかかってきたとき」というイベントが登録されたことになる。この場合、イベントのIDとイベントの内部表現を対とした内容が、記憶部150に記録される。
ここでは、図7におけるイベントテーブルの登録に続けて登録したと仮定する。この場合、4番目に登録され、IDが「イベント4」となり、イベントの内部表現が「音声着呼(Ex:G01)」となる。
次に、記憶部150に登録されるマクロテーブルの内容について説明する。図9は、記憶部150に登録されるマクロテーブルの一例を示す図である。
マクロは、先に説明した図3のアルゴリズムに従って、マクロ生成部160において自動的に生成され、記憶部150に登録される。
図9に示されるように、管理用のマクロID(テーブル左)とマクロ定義の内部表現(テーブル右)とが対になって、記憶部150に保存され、管理される。
先に説明したように、マクロ定義の内部表現(テーブル右)は、連続したキー操作の履歴情報で構成される。
次に、記憶部150に登録されるトリガーイベントテーブルの内容について説明する。図10は、記憶部に登録されるトリガーイベントテーブルの一例を示す図である。
トリガーイベントは、先に説明したように、図4のアルゴリズムに従って、イベント生成部161で生成される。図10に示されるように、管理用のイベントID(テーブル左)とイベントの内部表現(テーブル右)とが対になって、記憶部150に保存され、管理される。
次に、記憶部150に登録されるイベント/マクロ関連付けテーブルの内容について説明する。図11は、記憶部150に登録されるイベント/マクロ関連付け情報であるイベント/マクロ関連付けテーブルの一例を示す図である。
先に説明したように、イベントとマクロの関連付けは、図5のアルゴリズムに従って、イベント/マクロ関連付け生成部162により生成される。
図11に示されるように、トリガーとなるイベントID(テーブル左)と、そのイベントで実行されるマクロID(テーブル右)とが対になって、記憶部150に保存され、管理される。
次に、イベントを契機としてマクロ処理が自動的に実行される場合の主要な手順を、2つの具体例(図12,図13参照)を用いて説明する。
図12は、マクロ処理の自動実行の一例(具体的には、携帯無線電話端末を開いたときに受信メール一覧を自動的に表示する例)における主要な手順を説明するための図である。
図11に示したように、イベント/マクロ関連付けテーブルには、イベント3(即ち、電話開)に関連付けされて、マクロ1(即ち、受信メール一覧を表示するための一連のキー操作手順)が登録されている。従って、ユーザによる、折り畳みタイプの携帯無線電話端末の筐体を開くという動作を契機として、受信メール一覧を表示するための一連のキー操作が自動的に実行される。
即ち、ユーザが、折り畳みタイプの携帯無線電話端末の筐体を開くと、初期メニュー画面500が液晶表示部(LCD)124上に表示され、ダウンキーが自動的に押下されて、メールアプリケーションが自動的に選択される(画面501参照)。
続いて、決定キーの自動押下によってメールアプリケーションが起動し、メールメニュー画面に移行する(画面502参照)。次に、ダウンキーの自動押下によって受信メール処理が選択される(画面503参照)。続いて、決定キーが自動的に押下され、受信メールがメールボックスに保存されると共に、受信メール一覧が自動的に液晶表示部(LCD)124上に表示される(画面504参照)。
この場合の、携帯無線電話端末の内部における処理は、以下のとおりである。
即ち、ホール素子(開閉検知部)140が筐体の開閉を検知し、その検知信号を、制御部(CPU)130に送る。
制御部(CPU)130は、「携帯無線電話端末を開いた」というイベントを検知し、そのイベントに対する処理を開始する。
制御部(CPU)130のマクロ実行部163は、図6のアルゴリズムに従い、まず、イベントの判定を行なう。
次に、マクロ実行部163は、図11のイベント/マクロ関連付けテーブルと照合し、今回のイベント(即ち、携帯無線電話端末を開いたこと)が、イベント3と一致することを判定して、マクロ処理の実行に移行する。実行するマクロがマクロ1であるため、マクロ実行部163は記憶部150からマクロ1を読み込む。
そして、マクロ実行部163はマクロ1が示す携帯無線電話端末の一連の操作を実行する。図12に示したように、マクロ実行部163はマクロ1のキー操作手順に沿って、画面を自動的に遷移させて、受信メール一覧を自動的に表示することを実現する。
このように、携帯無線電話端末を開いた際、ユーザが何もしなくても、受信メール一覧が表示される。
本発明によって、ユーザの好みに合わせて、イベントとそれに対応するキー操作のカスタマイズが可能となる。即ち、携帯無線電話端末を、ユーザの好みに合わせてプログラムして個性化することができ、携帯無線電話端末の利便性が格段に向上する。
図13は、マクロ処理の自動実行の他の例(具体的には、いわゆるワン切り対策として、仕事関連以外から電話がかかってきたときに即座に受話して即座に終話する例)における主要な手順を説明するための図である。
ここでは、イベント4(即ち、電話帳グループ1以外から電話がかかってきたとき)が発生すると、電話に即座に出て、即座に切断するという一連のキー操作を自動的に実行するものとする。
この例の場合、例えば、「就寝時にワン切り業者からの電話は受話して即座に切る対応を自動的に行ないたいが、仕事の緊急電話だけは受けたい」という、ユーザのオリジナル就寝モードを実現することができる。
図13では、音声通話の着信があって、発信元が電話帳グループ1以外の者である(つまり、不明な電話番号である)場合には、液晶表示部(LCD)124上に音声着信の画面600が表示された後、受話キーが自動的に押下され、一瞬だけ通話画面601となる。その直後に、終話キーが自動的に押下され、通話終了画面602となる。
この場合の、携帯無線電話端末の内部における処理手順は以下のとおりである。
まず、制御部(CPU)130が、「音声通話の着信」というイベントを検知し、そのイベントに対する処理を開始する。
制御部(CPU)130のマクロ実行部163は、図6のアルゴリズムに従い、まず、イベントの判定を行なう。
即ち、「音声通話の着信(即ち、不明な電話番号からの着信)」というイベントを、図11のイベント/マクロ関連付けテーブルと照合し、イベント4に「グループ1以外からの音声着信をつけたとき」と一致することを判定して、マクロ処理の実行に移行する。このとき実行するマクロはマクロ3である。よって、マクロ実行部163は記憶部150からマクロ3を読み込む。そしてマクロ実行部163はマクロ3が示す携帯無線電話端末の一連の操作を実行する。
マクロ実行部163は図13に示すような一連のキー操作を自動的に再現実行することによって、即座に受話して、即座に終話するという処理を、ユーザへの負担なく行なうことができる。このようにして、「仕事関連以外から電話がかかってきたときに即座に受話して即座に終話する」という処理が実現される。
このように、本発明によれば、ユーザの利用シーンに合わせて、イベントと対応する処理をカスタマイズすることが可能であり、これによって、ユーザの利便性が格段に向上する。
図14は、イベントを契機としてマクロ処理を自動的に実行する機能を備える携帯無線電話端末(ストレートタイプ)の外観構成の一例を示す正面図である。図15は、イベントを契機としてマクロを自動的に実行する機能を備える携帯無線電話端末(折り畳みタイプ)の外観構成の一例を示す斜視図である。
図14および図15の携帯無線電話端末は、共に、アンテナANと、スピーカ700と、液晶ディスプレイ701と、操作キー702と、レシーバ703と、を備える。
近年の携帯無線電話端末は多機能化が進展し、一連のキー操作が面倒と感じる場合も少なくない。また、携帯無線電話端末は、どこでも手軽に持ち運ぶことができるが、それゆえに、いわゆる迷惑メールに悩まされたり、場面を問わずに呼び出されたりするといった不都合も多々、発生する。
図14および図15に示される本発明の携帯無線電話端末では、携帯無線電話端末上でマクロとイベントを自由に関連付けし、利用場面に応じて多様なマクロ処理を自動的に実行させること(即ち、携帯無線電話端末上における自在なマクロのプログラミング)が可能であり、ユーザにまったく負担をかけずに、利用場面に適した操作を、簡単に実行することができる。また、携帯無線電話端末を、そのユーザに合わせて自在にカスタマイズすることもできる。これによって、携帯無線電話端末の使用価値が向上する。
以上、説明したように、本実施形態によれば、ユーザの携帯無線電話端末の利用場面に応じて、ユーザが所望する携帯無線電話端末の一連の操作を、ユーザの負担なしに即実行することができる。また、マクロ機能の自在なカスタマイズが可能となり、ユーザの利便性が向上する。
また、本実施形態によれば、携帯無線電話端末の利便性が向上する。
また、本実施形態によれば、携帯無線電話端末上でマクロとイベントを自由に関連付けし、利用場面に応じて多様なマクロ処理を実行させること(即ち、携帯無線電話端末上における自在なマクロのプログラミング)が可能となり、その結果、携帯無線電話端末を、そのユーザに合わせて個性化(即ち、カスタマイズ)することができ、携帯無線電話端末の使い勝手が向上する。
このように、本実施形態によれば、マクロ機能の使い勝手が格段に向上し、携帯無線電話端末の操作におけるユーザへの負担が軽減される。
尚、上述した実施形態では、イベント/マクロ関連付け情報の一例として、図11に示されるようなイベント/マクロ関連付けテーブルを採用しているが、これに限定されることなく、STL(Standard Template Library)のマップやリスト等を利用して構築される情報であってもよいことは言うまでもない。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2005年3月29日出願の日本特許出願(特願2005−095427)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
本発明は、操作におけるユーザへの負担が少なく、マクロ機能の使い勝手が格段に良いので、携帯端末に有用である。
100 テレフォニー処理部
110 音声インタフェース
120 入出力インタフェース
121 レシーバ
122 スピーカ
123 入力部
124 液晶表示部
130 制御部
140 ホール素子
150 記憶部
151 RAM
152 ROM
153 自動操作プログラム
154 メモリインタフェース
155 メモリカード
160 マクロ生成部
161 イベント生成部
162 イベント/マクロ関連付け生成部
163 マクロ実行部
300,306,400 イベントテーブル
700 スピーカ
701 液晶ディスプレイ
702 操作キー
703 レシーバ
AN アンテナ
110 音声インタフェース
120 入出力インタフェース
121 レシーバ
122 スピーカ
123 入力部
124 液晶表示部
130 制御部
140 ホール素子
150 記憶部
151 RAM
152 ROM
153 自動操作プログラム
154 メモリインタフェース
155 メモリカード
160 マクロ生成部
161 イベント生成部
162 イベント/マクロ関連付け生成部
163 マクロ実行部
300,306,400 イベントテーブル
700 スピーカ
701 液晶ディスプレイ
702 操作キー
703 レシーバ
AN アンテナ
Claims (3)
- マクロ機能をもつ携帯端末であって、
記憶部と、
前記携帯端末についての一連の操作手順を示す情報としてマクロを生成し、前記記憶部に登録するマクロ生成部と、
前記一連の操作手順の実行の契機となるイベントを生成し、前記記憶部に登録するイベント生成部と、
登録された前記イベントおよび前記マクロを関連付けるイベント/マクロ関連付け情報を生成し、前記記憶部に登録するイベント/マクロ関連付け生成部と、
登録された前記イベントが発生すると、前記イベント/マクロ関連付け情報を参照し、そのイベントに対応する一連の操作を自動的に実行するマクロ実行部と、
を備える携帯端末。 - 請求項1記載の携帯端末であって、
前記記憶部が、前記携帯端末の内部メモリ、あるいは、前記携帯端末に着脱自在な補助的メモリである携帯端末。 - 請求項1または請求項2記載の携帯端末である携帯無線電話端末。
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