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JP2005202644A - 携帯情報端末 - Google Patents

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JP2005202644A
JP2005202644A JP2004007797A JP2004007797A JP2005202644A JP 2005202644 A JP2005202644 A JP 2005202644A JP 2004007797 A JP2004007797 A JP 2004007797A JP 2004007797 A JP2004007797 A JP 2004007797A JP 2005202644 A JP2005202644 A JP 2005202644A
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欽也 土山
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Abstract

【課題】 リモートコントロールにより削除するメモリ内の情報の種類をユーザの状況に応じて選択できるようにすることにより、利便性を向上させる。
【解決手段】 携帯電話機1のメモリ16の個人情報格納領域161には、電話帳の情報や履歴情報などの個人情報が登録されている。外部アクセス設定手段173は、外部の電話機4から無線を通じてアクセスされる方法を事前に設定する。削除情報設定手段174は、メモリ16に記憶されている個人情報のうち、ユーザが選択した削除対象の情報を事前に設定する。外部アクセス制御手段175は、外部の電話機4から無線を通じてアクセスされたとき、当該アクセスが外部アクセス設定手段173により事前に設定された方法によるものであった場合に、メモリ16に記憶されている個人情報のうち、削除情報設定手段174により設定された削除対象の情報を自動的に削除する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、無線通信機能を備えた携帯情報端末に関し、特に、他の通信端末からのリモートコントロールによってメモリ内の情報を削除することが可能な携帯情報端末に関する。
携帯電話機には、電話帳(アドレス帳ともいう)の情報や発信/着信の履歴情報、送信メール/受信メールなどのユーザのプライバシに関わる情報(以下、個人情報という。)がメモリに登録される。ユーザが携帯電話機を紛失したり盗難にあった場合には、携帯電話機のメモリに登録されている個人情報が第三者に知られ、その情報が悪用されてしまうおそれがある。そこで、携帯電話機を紛失した場合等における個人情報の漏洩を防止するため、次のような技術が提案されている。
例えば、携帯電話機(端末装置)を紛失したような場合、ユーザは遠隔地の端末から電子メールを携帯電話機に送信する。携帯電話機は、電子メールを受信すると、受信した電子メールを解析する。そして、解析した結果が予め記憶されているパスワードと一致したときは、メモリに記憶されている情報を消去する(特許文献1参照。)。また、携帯電話機(携帯端末装置)を紛失したような場合、ユーザは電話機からリモート操作データを携帯電話機に送信する。携帯電話機は、リモート操作データを受信すると、保護処理の一つとしてメモリに記憶されているデータを消去する(特許文献2参照。)。
特開2000−181865号公報 特開平7−193865号公報
このように、従来技術として、リモートコントロールにより携帯電話機のメモリ内の情報を自動的に削除(消去)する技術が開示されている。しかし、ユーザにとっては、メモリ内の全ての情報が第三者に知られたくないわけではなく、知られてもよい情報も含まれている。例えば、電話帳の情報以外の情報は知られてもかまわないが電話帳の情報だけは知られたくないと考えるユーザがいる。また、受信したメールの内容は知られてもかまわないが送信したメールの内容だけは知られたくないと考えるユーザがいる。また、紛失した携帯電話機が後で見つかることもある。このような場合に、ユーザが既に携帯電話機のメモリ内の情報を削除する操作を行っていると、本来削除したくなかった情報も削除されてしまうことになる。従来技術では、上記のようなユーザの状況に応じて削除したい情報を選択することができなかったので、ユーザにとって不便であるという課題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、リモートコントロールにより削除するメモリ内の情報をユーザの状況に応じて選択することを可能とすることによって、利便性を向上させることができる携帯情報端末を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するため、本発明の携帯情報端末は、無線通信を行うことが可能な携帯情報端末であって、ユーザの個人情報を記憶する記憶手段と、記憶手段に個人情報を記憶させる記憶制御を実行する情報記憶制御手段と、記憶手段に記憶されている個人情報のうち、ユーザが選択した削除対象の情報を設定する削除情報設定手段と、他の通信端末から無線を通じてアクセスされたとき、記憶手段に記憶されている個人情報のうち、削除情報設定手段により設定された削除対象の情報を自動的に削除する制御を実行する外部アクセス制御手段とを備えたことを特徴とする。
ユーザの操作に従ってデータを入力する入力手段を備え、削除情報設定手段は、入力手段から入力された指示にもとづいて、削除対象の情報を設定するように構成されていてもよい。
削除情報設定手段は、他の通信端末から送られる指示にもとづいて、削除対象の情報を設定するように構成されていてもよい。
他の通信端末から無線を通じてアクセスされる方法を事前に設定する外部アクセス設定手段を備え、外部アクセス制御手段は、通信端末から無線を通じてアクセスされたとき、当該アクセスが外部アクセス設定手段により事前に設定された方法によるものであるか否かを判定し、事前に設定された方法によるものであると判定した場合に、削除対象の情報を自動的に削除する制御を実行するように構成されていてもよい。
外部アクセス設定手段は、ユーザの操作に応じて入力されたパスワードを記憶手段に記憶させる記憶制御を実行し、外部アクセス制御手段は、他の通信端末から無線を通じてアクセスされたとき、通信端末から送られるパスワードを入力し、入力したパスワードと記憶手段に記憶されているパスワードとが一致するか否かを判定し、一致したと判定した場合に、削除対象の情報を自動的に削除する制御を実行するように構成されていてもよい。
各種情報を表示する表示手段を備え、削除情報設定手段は、記憶手段に記憶されている個人情報を、ユーザの選択可能な削除対象の情報毎に項目分けして表示手段に表示させる表示制御を実行するように構成されていてもよい。
表示手段に表示される項目として、記憶手段に記憶されている全ての個人情報を選択する項目が設けられているのが好ましい。
以上のように、本発明によれば、ユーザの個人情報を記憶する記憶手段と、記憶手段に個人情報を記憶させる記憶制御を実行する情報記憶制御手段と、記憶手段に記憶されている個人情報のうち、ユーザが選択した削除対象の情報を設定する削除情報設定手段と、他の通信端末から無線を通じてアクセスされたとき、記憶手段に記憶されている個人情報のうち、削除情報設定手段により設定された削除対象の情報を自動的に削除する制御を実行する外部アクセス制御手段とを備えているので、記憶手段に記憶されている個人情報が第三者に漏洩してしまうのを未然に防止することができるとともに、ユーザによる携帯情報端末へのアクセスによりユーザが削除したいと思う必要最小限の情報のみ削除することができるようになり、このような付加価値により携帯情報端末の利便性を向上させることができる。
また、ユーザの操作に従ってデータを入力する入力手段を備え、削除情報設定手段が、入力手段から入力された指示にもとづいて、削除対象の情報を設定するように構成されているので、ユーザが削除したいと思う情報を携帯情報端末を紛失等する前に予め設定しておくことができ、ユーザが他の通信端末から携帯情報端末にアクセスするだけで容易に削除対象の情報を削除することができる。
また、削除情報設定手段が、他の通信端末から送られる指示にもとづいて、削除対象の情報を設定するように構成されているので、ユーザはアクセス時に任意に削除対象の情報を選択することができ、携帯情報端末を紛失等したときにユーザが削除したいと思う情報を確実に削除することができる。
また、他の通信端末から無線を通じてアクセスされる方法を事前に設定する外部アクセス設定手段を備え、外部アクセス制御手段が、通信端末から無線を通じてアクセスされたとき、当該アクセスが外部アクセス設定手段により事前に設定された方法によるものであるか否かを判定し、事前に設定された方法によるものであると判定した場合に、削除対象の情報を自動的に削除する制御を実行するように構成されているので、ユーザが携帯情報端末を紛失した場合等に記憶手段の個人情報を削除するために、ユーザ自身が電話をかけてきたときのアクセスであるか、またはユーザ以外の他者がユーザに電話をかけてきたときのアクセスであるかを確実に判定することができ、その結果、記憶手段の個人情報が誤って削除されてしまうのを確実に防止することができる。
また、外部アクセス設定手段が、ユーザの操作に応じて入力されたパスワードを記憶手段に記憶させる記憶制御を実行し、外部アクセス制御手段は、他の通信端末から無線を通じてアクセスされたとき、通信端末から送られるパスワードを入力し、入力したパスワードと記憶手段に記憶されているパスワードとが一致するか否かを判定し、一致したと判定した場合に、削除対象の情報を自動的に削除する制御を実行するように構成されているので、より確実に個人情報の削除が誤って行われてしまうのを回避することができるようになる。
また、各種情報を表示する表示手段を備え、削除情報設定手段が、記憶手段に記憶されている個人情報を、ユーザの選択可能な削除対象の情報毎に項目分けして表示手段に表示させる表示制御を実行するように構成されているので、ユーザが削除対象の情報を容易に選択することができる。
さらに、表示手段に表示される項目として、記憶手段に記憶されている全ての個人情報を選択する項目が設けられているので、ユーザが容易に個人情報の全削除を選択することができる。
以下、本発明の実施の一形態を図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、携帯情報端末が収容される通信ネットワーク構成を示す説明図である。図1に示す構成において、携帯電話機1は、無線通信機能を備えた本発明の携帯情報端末に相当する。なお、本発明の携帯情報端末は、携帯電話機1に限られるわけではなく、PHS端末や無線通信機能を備えたPDA(Personal Digital Assistant)、ノート型パーソナルコンピュータなどであってもよい。携帯電話機1は、他の電話機4と音声通話を行うことができ、さらに、電子メールを送受信するメール送受信機能、インターネット(図示せず)上のサイトにアクセスして閲覧するブラウザ機能、およびインターネットを介してデータを送受信するデータ通信機能なども備えている。
図1に示すように、携帯電話機1は、音声通話を行う際に、基地局2を介して公衆網(無線音声網や固定電話網など)3に接続する。なお、携帯電話機1は、電子メールの送受信、サイト接続、データのダウンロードなどを行う場合に、基地局2を介して無線パケット網(図示せず)に接続する。
携帯電話機1は、ユーザ自身の氏名、電話番号、メールアドレスなどのプロフィールの情報をメモリに登録する機能や、友人や知人などの氏名、電話番号、メールアドレスなどの情報をメモリに登録する機能(すなわち電話帳)を備えている。また、携帯電話機1は、発着信の履歴情報(相手先の電話番号、時刻、通話時間など)や電子メールの内容(電子メールの本文だけでなく、相手先のメールアドレス、送受信の時刻などの情報も含む)を自動的にメモリに登録する機能も備えている。また、携帯電話機1は、画像(ダウンロードした画像や電子メールの添付ファイルの画像、携帯電話機1にディジタルカメラが内蔵されている場合には当該ディジタルカメラで撮影した画像など)をメモリに登録する機能も備えている。
図2は、本発明の携帯情報端末の構成を示すブロック図である。図2に示す構成において、アンテナ11は、基地局2に電波を発射し、基地局2から発射された電波を受ける。無線部12は、無線データを電波に乗せて送信し、電波に乗っている無線データを受信する。ベースバンド部13は、中央処理部17から出力された信号であってディジタル化されたデータをコード化して無線部12に出力する。また、ベースバンド部13は、無線部12が受信して復調した信号をデコード化して中央処理部17に出力する。また、ベースバンド部13は、マイクロフォン(図示せず)側からの音声信号であってディジタル化されたデータをコード化して無線部12に出力する。さらに、ベースバンド部13は、無線部12が受信して復調した信号をデコード化してスピーカ(図示せず)側に出力する。
データ入力部14は、ユーザがデータの入力を行う際に操作するボタンやキーを含む。データ入力部14から入力されたデータは、中央処理部17に出力される。表示部15は、例えば電話帳や送受信した電子メール等の各種情報を表示するディスプレイである。
メモリ16には、ユーザ自身のプロフィールの情報、電話帳の情報、電子メールおよび画像などのユーザのプライバシに関わる個人情報を格納する個人情報格納領域161が設けられている。また、メモリ16には、携帯電話機1に設けられている各種機能(音/バイブ、画面、照明、時計、スケジュールなど)の設定状況に関する設定情報を格納する設定情報格納領域162が設けられている。さらに、メモリ16には、正規のユーザであることを認証するときに用いるパスワードを格納するパスワード格納領域163が設けられている。なお、メモリ16は、データの書き込みおよび読み出しが可能なメモリ(RAM)で構成される。
中央処理部17は、読み出し専用のメモリ(ROM:図示せず)に予め格納されているプログラムに従って各種機能の処理制御を実行する。図1に示すように、中央処理部17は、通信制御手段171、情報登録管理手段172、外部アクセス設定手段173、削除情報設定手段174および外部アクセス制御手段175を含んでいる。
通信制御手段171は、音声通話を行う際の発信/着信処理および電子メールの送受信処理などの制御を実行する。
情報登録管理手段172は、ユーザによるデータ入力部14の操作に応じて、または自動的に、個人情報をメモリ16の個人情報格納領域161に格納する。すなわち、個人情報を登録する。また、情報登録管理手段172は、個人情報格納領域161に登録された個人情報を管理する処理を実行する。例えば、情報登録管理手段172は、プロフィールの情報、電話帳の情報、作成した電子メール、取り込んだ画像やメロディなどを入力し、入力したこれらの情報を個人情報格納領域161に格納する。また、情報登録管理手段172は、発着信時に自動的に通信の履歴情報を個人情報格納領域161に格納する。また、情報登録管理手段172は、電子メールの送受信時に自動的に電子メールの内容を個人情報格納領域161に格納する。また、情報登録管理手段172は、ユーザによるデータ入力部14の操作に応じて、個人情報格納領域161に格納されている各種情報の内容を変更したり削除したりする。
外部アクセス設定手段173は、携帯電話機1に設けられている各種機能の設定のうち、ユーザが携帯電話機1に電話をかけてアクセスする方法(図5に示すパスワード入力、呼出音回数指定、電話番号指定)を、ユーザが事前に選択して設定するときの動作を制御する。具体的には、外部アクセス設定手段173は、ユーザによるデータ入力部14の操作に応じて各種設定画面(図5参照)を表示部15に表示させる。また、外部アクセス設定手段173は、ユーザによるデータ入力部14の操作に従って各種設定画面を介して入力されたアクセス方法に関する設定情報およびパスワードを入力し、入力した設定情報およびパスワードを設定情報格納領域162およびパスワード格納領域163にそれぞれ格納する。
削除情報設定手段174は、携帯電話機1に設けられている各種機能の設定のうち、ユーザが削除対象の個人情報を事前に選択して設定するときの動作を制御する。すなわち、ユーザによって携帯電話機1に対してアクセスされたときに自動的に削除される個人情報の種類(図7に示す個人情報の内容)を、ユーザが事前に選択して設定するときの動作を制御する。具体的には、削除情報設定手段174は、ユーザによるデータ入力部14の操作に応じて各種設定画面(図7参照)を表示部15に表示させる。また、削除情報設定手段174は、ユーザによるデータ入力部14の操作に従って各種設定画面を介して入力された削除対象の個人情報に関する設定情報を入力し、入力した設定情報を設定情報格納領域162に格納して登録する。
外部アクセス制御手段175は、ユーザが他の通信端末を用いて携帯電話機1に電話をかけてアクセスしたときに、当該アクセスが事前に設定されたアクセス方法によるものであるか否かを判定する。このとき、外部アクセス制御手段175は、パスワードを用いてユーザ本人の確認のための認証も行う。また、外部アクセス制御手段175は、事前に設定されたアクセス方法であると判定したときには、事前に設定された内容の個人情報を自動的に削除する処理を実行する。
次に、本発明の携帯情報端末の動作を図3〜図7を参照して説明する。まず、個人情報の登録および削除に関する携帯電話機1の動作について説明する。図3は、本発明の携帯情報端末の個人情報の削除および登録に関する動作を説明するためのフローチャートである。図3に示すように、情報登録管理手段172は、ユーザによるデータ入力部14の操作に応じて、または自動的に、個人情報をメモリ16の個人情報格納領域161に格納する(ステップS201)。例えば、電話帳の情報を追加登録したり、通話の履歴情報を登録したり、送受信した電子メールを登録したり、画像を登録したりする。この場合、ユーザがデータ入力部14からデータの入力を行うときには、情報登録管理手段172は、データ入力画面(図示せず)を表示部15に表示させる制御を行う。そして、ユーザは、データ入力部14を操作して、表示部15に表示されたデータ入力画面に所定のデータを入力して登録する。
また、情報登録管理手段172は、ユーザによるデータ入力部14の操作に応じて、個人情報格納領域161に格納されている個人情報を管理する(ステップS202)。すなわち、個人情報の内容を変更したり削除したりする。例えば、電話帳の情報を変更したり、電子メールを削除したり、画像を削除したりする。この場合も、ユーザがデータ入力部14から変更や削除のためのデータを特定したり、データの入力を行ったりするときには、情報登録管理手段172は、データ入力画面等(図示せず)を表示部15に表示させる制御を行う。ユーザは、データ入力部14を操作して、表示部15に表示されたデータ入力画面等に所定のデータを入力するなどしてデータの変更や削除を行う。
また、外部アクセス設定手段173および削除情報設定手段174は、ユーザによるデータ入力部14の操作に応じて、携帯電話機1へのアクセス方法に関する設定情報および自動的に削除される個人情報(削除情報)の種類に関する設定情報を事前に設定情報格納領域162に設定する(ステップS203)。なお、外部アクセス設定手段173によるアクセス方法設定動作および削除情報設定手段174による削除情報設定動作については、後で詳しく説明する(図4〜図7参照)。
その後、着信があるまで待機する(ステップS204)。このとき、随時、ユーザによって、個人情報の登録(ステップ201)、個人情報の管理(ステップS203)、アクセス方法等の事前設定(ステップS203)の処理が行われる。
ユーザが、携帯電話機1を紛失したとする。その場合には、ユーザは、携帯電話機1のメモリ16内に登録されている個人情報を第三者に知られないようにするために、その個人情報をメモリ16から削除したいときは、電話機4から携帯電話機1に電話をかけてアクセスする。なお、電話機4として、例えばユーザの自宅や会社等の固定電話、公衆電話などが想定される。また、本実施の形態では、ユーザが個人情報を削除するときの携帯電話機1へのアクセスの方法として次の3つの方法が設けられている。
第1のアクセス方法は、ユーザが携帯電話機1に電話をかけたときに、携帯電話機1が電波の届かない場所に存在するなどの理由により携帯電話機1につながらず、留守番電話サービスセンターにつながれた場合における方法である(図5の「パスワード入力」)。この場合、ユーザは、留守番電話のアナウンス(音声ガイド)中にパスワードを電話機4(他の通信端末)から入力して留守番電話サービスセンターに送信する。第2のアクセス方法は、ユーザが任意の電話機4から携帯電話機1に電話をかけてアクセスする方法である(図5の「呼出音回数指定」)。この場合、携帯電話機1は、電話機4からの着信があると、呼出音を予め設定されている回数鳴らした後に着信に対して自動的に応答する。ユーザは、携帯電話機1が自動的に応答して電話がつながった後に、パスワードを電話機4から入力して携帯電話機1に送信する。第3のアクセス方法は、ユーザが予め設定されている電話番号の電話機4(例えば会社の電話機)から携帯電話機1に電話をかけてアクセスする方法である(図5の「電話番号指定」)。この場合、携帯電話機1は、特定の電話機4からの着信があると、着信に対して自動的に応答する。ユーザは、携帯電話機1が自動的に応答して電話がつながった後に、パスワードを電話機4から入力して携帯電話機1に送信する。なお、ユーザは、携帯電話機1に予め設定されているパスワードを入力するときは、電話機4のダイヤルボタンを押して入力する。
携帯電話機1では、着信があると(ステップS204のYes)、外部アクセス制御手段175は、当該着信によるアクセス方法が事前に設定されているアクセス方法であるか否かを判定する(ステップS205)。すなわち、ユーザが携帯電話機1を紛失した場合に、携帯電話機1のメモリ16内の個人情報を削除するために、ユーザ自身が電話をかけてきたときのアクセスであるか、あるいはユーザ以外の他者がユーザに電話をかけてきたときのアクセスであるかを判定する。
具体的には、第1のアクセス方法が事前に設定されていた場合には、外部アクセス制御手段175は、携帯電話機1が通信可能な状態となったときに(電源が入れられたときや圏外から圏内に移動したときに)、留守番電話サービスセンターから送られる個人情報の削除を指示する情報およびパスワードの情報を受信する。そして、外部アクセス制御手段175は、受信したパスワードの情報と予めパスワード格納領域163に登録されているパスワードの情報とが一致するか否かを判定する。
また、第2のアクセス方法が事前に設定されていた場合には、外部アクセス制御手段175は、呼出音が予め設定されている回数鳴らされた後に自動的に回線接続する。そして、その後に電話機4からパスワードの情報が送信されてくると、そのパスワードを受信して入力し、入力したパスワードの情報と予めパスワード格納領域163に登録されているパスワードの情報とが一致するか否かを判定する。
また、第3のアクセス方法が事前に設定されていた場合には、外部アクセス制御手段175は、網側から送られてくる発信者番号にもとづいて予め設定されている電話番号の電話機4から着信があったか否かを判定する。そして、予め設定されている電話番号の電話機4からの着信であると判定した場合は、外部アクセス制御手段175は、自動的に回線接続する。そして、その後に電話機4からパスワードの情報が送信されてくると、そのパスワードを受信して入力し、入力したパスワードの情報と予めパスワード格納領域163に登録されているパスワードの情報とが一致するか否かを判定する。
外部アクセス制御手段175は、上記の判定の結果、事前に設定されているアクセス方法によりアクセスされたと判定した場合には(ステップS205のYes)、外部の電話機4からのアクセスによりリモートコントロール可能な状態となる。そして、外部アクセス制御手段175は、個人情報格納領域161に登録されている個人情報のうち、事前に設定されている特定の情報を自動的に削除する(ステップS206)。そして、処理を終了する。一方、外部アクセス制御手段175は、上記の判定の結果、事前に設定されているアクセス方法によりアクセスされていないと判定した場合には(ステップS205のNo)、リモートコントロール不可として、処理を終了する。
次に、アクセス方法の設定について説明する。図4は、外部アクセス設定手段によるアクセス方法設定動作を説明するためのフローチャートである。図4に示すように、ユーザは、携帯電話機1へのアクセス方法を事前に設定するときに、メニュー画面より外部アクセス機能の設定を選択する(ステップS301)。外部アクセス設定が選択されると、外部アクセス設定手段173は、図5(a)に示すような外部アクセス設定画面を表示部15に表示させる(ステップS303)。外部アクセス設定画面は、ユーザが本当に外部アクセス機能の設定を行うか否かの意思確認を行うために表示される。ユーザが、データ入力部14を操作して外部アクセス設定画面において外部アクセス機能の設定を行わない旨(画面上のNO)を選択すると(ステップS304のNo)、外部アクセス機能のOFF(外部アクセス機能の設定が行われないこと)が確定する(ステップS316)。そして、外部アクセス設定手段173は、外部アクセス設定処理を終了し(ステップS317)、待ち受け画面を表示部15に表示させる(ステップS318)。
一方、ユーザが、データ入力部14を操作して外部アクセス設定画面において外部アクセス機能の設定を行う旨(画面上のYES)を選択すると(ステップS304のYes)、外部アクセス機能のON(外部アクセス機能の設定が行われること)が確定する(ステップS305)。そして、外部アクセス設定手段173は、図5(b)に示すようなアクセス方法設定画面を表示部15に表示させる(ステップS306)。アクセス方法設定画面は、ユーザがアクセス方法を設定するための画面である。
ユーザは、データ入力部14を操作して、アクセス方法設定画面に表示されている第1から第3のアクセス方法、具体的には、「1:パスワード入力(留守番電話)」「2:呼出音回数指定」「3:電話番号指定」のうちから1つを選択する(ステップS307)。ここで、ユーザによって選択されたアクセス方法が「1:パスワード入力」であったときには、外部アクセス設定手段173は、パスワード入力画面(図示せず)を表示部15に表示させる(ステップS308)。ユーザがデータ入力部14を操作してパスワード入力画面からパスワードを入力すると、外部アクセス設定手段173は、入力されたパスワードをメモリ16のパスワード格納領域163に格納する(ステップS309)。
また、ユーザによって選択されたアクセス方法が「2:呼出音回数指定」であったときには、外部アクセス設定手段173は、呼出音回数入力画面(図示せず)を表示部15に表示させる(ステップS311)。ユーザがデータ入力部14を操作して呼出音回数入力画面から呼出音回数を入力すると、外部アクセス設定手段173は、入力された呼出音回数をメモリ16の設定情報格納領域162に格納する(ステップS312)。そして、外部アクセス設定手段173は、パスワード入力画面を表示部15に表示させる(ステップS313)。ユーザがデータ入力部14を操作してパスワード入力画面からパスワードを入力すると、外部アクセス設定手段173は、入力されたパスワードをメモリ16のパスワード格納領域163に格納する(ステップS309)。
また、ユーザによって選択されたアクセス方法が「3:電話番号指定」であったときには、外部アクセス設定手段173は、電話番号入力画面(図示せず)を表示部15に表示させる(ステップS314)。ユーザがデータ入力部14を操作して電話番号入力画面から電話番号を入力すると、外部アクセス設定手段173は、入力された電話番号をメモリ16の設定情報格納領域162に格納する(ステップS315)。そして、外部アクセス設定手段173は、パスワード入力画面を表示部15に表示させる(ステップS313)。ユーザがデータ入力部14を操作してパスワード入力画面からパスワードを入力すると、外部アクセス設定手段173は、入力されたパスワードをメモリ16のパスワード格納領域163に格納する(ステップS309)。
その後、外部アクセス設定手段173は、外部アクセス設定処理を終了し(ステップS317)、待ち受け画面を表示部15に表示させる(ステップS318)。
次に、削除情報の内容設定について説明する。図6は、削除情報設定手段による削除情報設定動作を説明するためのフローチャートである。図6に示すように、ユーザは、外部アクセスコントロール(リモートアクセスコントロール)により削除する個人情報の種類を事前に設定するときには、メニュー画面より外部アクセスコントロール内容設定を選択する(ステップS501)。外部アクセスコントロール内容設定が選択されると、削除情報設定手段174は、図7(a)に示すような外部アクセスコントロール内容設定画面を表示部15に表示させる(ステップS503)。外部アクセスコントロール内容設定画面は、ユーザが本当に外部アクセスコントロール内容(すなわち削除する情報の種類)の設定を行うか否かの意思確認を行うために表示される。ユーザが、データ入力部14を操作して外部アクセスコントロール内容設定画面において外部アクセスコントロール内容の設定を行わない旨(画面上のNO)を選択すると(ステップS504のNo)、外部アクセスコントロール内容設定のOFF(外部アクセスコントロール内容の設定が行われないこと)が確定する(ステップS509)。そして、削除情報設定手段174は、外部アクセスコントロール内容設定処理を終了し(ステップS510)、待ち受け画面を表示部15に表示させる(ステップS511)。
一方、ユーザが、データ入力部14を操作して外部アクセスコントロール内容設定画面において外部アクセスコントロール内容の設定を行う旨(画面上のYES)を選択すると(ステップS504のYes)、外部アクセスコントロール内容のON(外部アクセスコントロール内容の設定が行われること)が確定する(ステップS505)。そして、削除情報設定手段174は、図7(b)に示すようなコントロール内容設定画面を表示部15に表示させる(ステップS506)。コントロール内容設定画面は、ユーザが外部アクセスコントロールよって削除したい個人情報の種類を個別に設定するための画面である。
ユーザは、データ入力部14を操作して、コントロール内容設定画面に表示されている「1:電話帳(全て)」「2:電話帳(シークレット)」「3:メール(全て)」「4:メール(受信)」「5:メール(送信)」「6:メール(保留)」「7:着信履歴」「8:送信履歴」「9:画像」「10:プロフィール」の項目のうちから削除したい情報の内容の項目を少なくとも1つ(2つ以上であってもよい)を選択する(ステップS507)。なお、ユーザによって削除情報の種類が選択されると、選択された項目のチェックボックス(□)にチェックマークが付加される。削除情報設定手段174は、ユーザによって選択された削除対象の個人情報の種類をメモリ16の設定情報格納領域162に格納して登録する(ステップS508)。
その後、削除情報設定手段174は、外部アクセスコントロール内容設定処理を終了し(ステップS510)、待ち受け画面を表示部15に表示させる(ステップS511)。
以上のように、この実施の形態によれば、ユーザが携帯電話機1を紛失等した場合に、外部アクセス制御手段175が、ユーザからの外部アクセスに応じてメモリ16内の個人情報を自動的に削除するように構成されているので、携帯電話機1のメモリ16に登録されている個人情報が第三者に漏洩してしまうのを未然に防止することができる。また、ユーザによるデータ入力部14の操作に応じて、削除情報設定手段174が外部アクセス時に削除するメモリ16内の個人情報の種類を事前に設定するように構成されているので、外部アクセスによりユーザが削除したいと思う必要最小限の情報のみ削除することができるようになり、このような付加価値により携帯電話機1の利便性を向上させることができる。また、ユーザが削除したいと思う個人情報を携帯電話機1を紛失等する前に予め設定しておくことができ、ユーザが他の電話機4から携帯電話機1にアクセスするだけで容易に削除対象の情報を削除することができる。
また、ユーザによるデータ入力部14の操作に応じて、外部アクセス設定手段173が外部アクセスの方法を事前に設定し、外部アクセス制御手段175は外部アクセスの方法が事前に設定された方法であるか否かを判定するように構成されているので、ユーザが携帯電話機1を紛失等した場合にメモリ16内の個人情報を削除するために、ユーザ自身が電話をかけてきたときのアクセスであるか、またはユーザ以外の他者がユーザに電話をかけてきたときのアクセスであるかを判定することができるようになり、メモリ16内の個人情報が誤って削除されてしまうのを確実に防止することができる。特に、アクセス方法が事前に設定されているか否かの判定において、予め設定されたパスワードに用いてユーザの本人確認のための認証を行うように構成されているので、より確実に個人情報の削除が誤って行われてしまうのを回避することができるようになる。
また、携帯電話機1が通話中であったり、携帯電話機1が電波の届かない場所に存在したり、携帯電話機1の電源が入っていない場合のように、携帯電話機1に電話がつながらない場合には、外部アクセスにより留守番電話サービスセンターに接続され、留守番電話サービスセンターを介して外部アクセスコントロールを行うように構成されているので、携帯電話機1に電話がつながらない場合でも確実にメモリ16内の個人情報の削除を行うことができる。
なお、本実施の形態では、図5(b)に示すアクセス方法設定画面における3つのアクセス方法のうちのいずれか一つを選択するように構成されていたが、3つのアクセス方法のうちの2つを選択できるようにしてもよく、また3つのアクセス方法の全てを選択できるようにしてもよい。特に、外部アクセス時に携帯電話機1に電話がつながる場合とつながらない場合とを考慮して、どのような組み合わせであっても、ユーザは「1:パスワード入力(留守電)」を必ず選択するのが好ましい。
実施の形態2.
上記の実施の形態1では、外部アクセスコントロールの内容、すなわちユーザが削除したい個人情報(削除情報)の種類は、削除情報設定手段174によって事前に設定され、ユーザが携帯電話機1に外部アクセスしたときに、外部アクセス制御手段175によって事前に設定された種類の個人情報が自動的に削除されるように構成されていた。これに対して、この実施の形態は、ユーザが削除したい個人情報の種類を事前に設定せずに、ユーザが携帯電話機1に外部アクセスしたときに、削除したい個人情報の種類を選択できるように構成されている。
図8は、削除情報設定手段による実施の形態2の削除情報設定動作を説明するためのフローチャートである。図8に示すように、ユーザは、外部アクセスコントロール(リモートアクセスコントロール)により削除する個人情報の内容を事前に設定するときには、メニュー画面より外部アクセスコントロール内容設定を選択する(ステップS701)。外部アクセスコントロール内容設定が選択されると、削除情報設定手段174は、図9(a)に示すような外部アクセスコントロール内容設定画面を表示部15に表示させる(ステップS702)。外部アクセスコントロール内容設定画面は、図7(a)に示した画面と同じである。ユーザが、データ入力部14を操作して外部アクセスコントロール内容設定画面において外部アクセスコントロール内容の設定を行わない旨(画面上のNO)を選択すると(ステップS703のNo)、外部アクセスコントロール内容設定のOFF(外部アクセスコントロール内容の設定が行われないこと)が確定する(ステップS711)。そして、削除情報設定手段174は、外部アクセスコントロール内容設定処理を終了し(ステップS712)、待ち受け画面を表示部15に表示させる(ステップS713)。
一方、ユーザが、データ入力部14を操作して外部アクセスコントロール内容設定画面において外部アクセスコントロール内容の設定を行う旨(画面上のYES)を選択すると(ステップS703のYes)、外部アクセスコントロール内容のON(外部アクセスコントロール内容の設定が行われること)が確定する(ステップS704)。そして、削除情報設定手段174は、図9(b)に示すようなコントロール内容選択時設定画面を表示部15に表示させる(ステップS705)。コントロール内容選択時設定画面は、ユーザが削除したい個人情報の種類を選択するタイミングを設定するための画面、すなわちユーザが削除したい個人情報の種類を外部アクセス時に選択するか事前に選択するかを設定するための画面である。
ユーザが、データ入力部14を操作してコントロール内容選択時設定画面において外部アクセス時に選択(決定)する旨(画面上のYES)を選択すると(ステップS706のYes)、削除情報設定手段174は、外部アクセス時に選択する旨の情報をメモリ16の設定情報格納領域162に格納する(ステップS707)。そして、削除情報設定手段174は、外部アクセスコントロール内容設定処理を終了し(ステップS712)、待ち受け画面を表示部15に表示させる(ステップS713)。
ユーザが、データ入力部14を操作してコントロール内容選択時設定画面において外部アクセス時に選択(決定)しない旨(画面上のNO)を選択すると(ステップS706のNo)、削除情報設定手段174は、図9(c)に示すようなコントロール内容設定画面を表示部15に表示させる(ステップS708)。コントロール内容設定画面は、図7(b)に示した画面と同じである。
ユーザは、データ入力部14を操作して、コントロール内容設定画面に表示されている複数の項目のうちから削除したい情報の項目を少なくとも1つ(2つ以上であってもよい)を選択する(ステップS709)。削除情報設定手段174は、ユーザによって選択された削除対象の個人情報の種類をメモリ16の設定情報格納領域162に格納する(ステップS710)。
その後、削除情報設定手段174は、外部アクセスコントロール内容設定処理を終了し(ステップS712)、待ち受け画面を表示部15に表示させる(ステップS713)。
なお、本実施の形態では、ユーザは、携帯電話機1を紛失した場合等に、電話機4から携帯電話機1に電話をかけてアクセスし、例えば次のように削除したい個人情報の種類を選択して、選択した種類の情報を削除する。
第1のアクセス方法の場合では、ユーザがパスワードを電話機4から入力して留守番電話サービスセンターに送信した後に、電話機4のダイヤルボタンを押して、削除したい個人情報の種類を選択する。例えば、図9(c)に示したように、「電話帳」の全ての情報を削除したい場合は「1」を選択し、「送信履歴」を削除したい場合は「8」を選択する。そして、選択した種類を特定する情報を留守番電話サービスセンターに送信する。外部アクセス制御手段175は、携帯電話機1が通信可能な状態となったときに(電源が入れられたときや圏外から圏内に移動したときに)、留守番電話サービスセンターから送られる個人情報の削除を指示する情報、パスワードの情報およびユーザが選択した種類を特定する情報を受信する。削除情報設定手段174は、種類を特定する情報によって特定される削除対象の個人情報の種類をメモリ16の設定情報格納領域162に格納する。外部アクセス制御手段175は、アクセス方法が事前に設定されている方法であると判定した場合には、個人情報格納領域161に格納されている個人情報のうち、削除情報設定手段174により上記のように設定された特定の種類の個人情報を削除する。
また、第2および第3のアクセス方法の場合では、ユーザがパスワードを電話機4から入力して携帯電話機1に送信した後に、電話機4のダイヤルボタンを押して、削除したい個人情報の種類を選択し、選択した種類を特定する情報を携帯電話機1に送信する。外部アクセス制御手段175は、電話機4からパスワードの情報が送信されてくると、そのパスワードを受信して入力し、入力したパスワードの情報と予めパスワード格納領域163に登録されているパスワードの情報とが一致するか否かを判定する。そして、外部アクセス制御手段175は、上記の判定の結果、事前に設定されているアクセス方法によりアクセスされたと判定して、リモートコントロール可能な状態となった後に、電話機4から送信されてくるユーザが選択した種類を特定する情報を受信する。削除情報設定手段174は、種類を特定する情報によって特定される削除対象の個人情報の種類をメモリ16の設定情報格納領域162に格納する。外部アクセス制御手段175は、個人情報格納領域161に格納されている個人情報のうち、削除情報設定手段174により上記のように設定された特定の種類の個人情報を削除する。
以上のように、この実施の形態2によれば、ユーザによるデータ入力部14の操作に応じて、削除情報設定手段174は、外部アクセス時にユーザが削除したい個人情報の種類を選択(決定)する旨設定し、外部アクセス制御手段175は、外部の電話機4から送られてくる種類を特定する情報にもとづいて、メモリ16内の個人情報のうち、特定された種類の個人情報を削除するように構成されているので、ユーザは外部アクセス時に任意に削除したい個人情報の種類を選択することができ、ユーザは携帯電話機1を紛失等したときに削除したい情報を確実に削除することができるようになる。
実施の形態3.
図7(b)および図9(c)に示したコントロール内容設定画面では、個人情報格納領域161に格納されている個人情報が、「1:電話帳(全て)」「2:電話帳(シークレット)」「3:メール(全て)」・・・「10:プロフィール」というように項目分けされているので、各項目を選択可能である。しかし、個人情報格納領域161に格納されている個人情報の全情報を一度に選択することはできなかった。この実施の形態では、図10(c)に示すように、コントロール内容設定画面には、「11:全削除」という項目が設けられているので、ユーザは個人情報の全情報を一度に選択することができる。よって、ユーザが個人情報の全情報を削除したいと考えている場合に、事前にあるいは外部アクセス時に、個人情報の全削除を容易に選択することができることになり、ユーザの全情報の削除を選択する際のデータ入力部14の操作負担を軽減することができるようになる。
なお、図10(a)(b)に示した画面は、図9(a)(b)に示した画面と同様であるため、重複する説明を省略する。また、携帯電話機1の動作についても、上記実施の形態1および2で説明した場合と同様であるため、重複する説明を省略する。
なお、上記の各実施の形態では、ユーザが事前に設定可能なアクセス方法として3つの方法が示されていたが、いずれか1つの方法だけであってもよく、また3つ以上の方法が設けられていてもよい。また、3つのアクセス方法(パスワード入力(留守電)、呼出音回数指定、電話番号指定)も例示であって、これ以外のアクセス方法であってもよい。例えば、ユーザが携帯電話機1を紛失した場合等に、携帯電話機1に電子メールを送信してアクセスするような方法であってもよい。
また、上記の各実施の形態において、ユーザが選択可能な情報の内容も、図7(b)、図9(c)および図10(c)に示した項目に限られるわけではなく、このような項目よりも広い範囲の項目、狭い範囲の項目、または別の項目などが設けられていてもよい。例えば、狭い範囲の項目として、電話帳に登録されている氏名の「あ行」の人の情報のみ選択可能な項目などが設けられていてもよい。また、画面に表示された項目をチェックすることによって削除したい情報(属性が同じである特定の範囲内にある複数の情報)を選択していたが、このような選択方法に限られず、1つの情報(例えば、電話帳の特定の人の情報や、特定の人または特定の時間に送信した電子メール)のみ個別に選択できるように構成されていてもよい。
また、外部アクセス時のユーザ認証に用いるパスワードをアクセス方法の設定時に設定するようにしていたが、携帯電話機1の他の機能(例えばデータ入力部14をロックする機能)で用いられるパスワードと同じパスワードを、外部アクセス時のユーザ認証に用いるようにすることにより、外部アクセス方法の設定時にあらためてパスワードを設定する必要はなくなる。
また、携帯電話機1が通話中であったり、携帯電話機1が電波の届かない場所に存在したり、携帯電話機1の電源が入っていないなどの場合は、外部アクセス時に留守番電話サービスセンターに接続され、留守番電話サービスセンターを介して外部アクセスコントロールを行うように構成されていた。しかし、このような構成に限られるわけではなく、携帯電話機1に電話がつながらない場合に、個人情報の内容を削除したいとき、ユーザは留守番電話サービスセンターとは別の受付センターに電話をかけたりメールを送ったりして外部アクセスコントロールを行うように構成されていてもよい。
本発明は、無線通信機能を備えた携帯情報端末に適用可能であり、特に、他の通信端末からのリモートコントロールによってメモリ内のユーザ所望の情報を削除するために有用である。
携帯情報端末が収容される通信ネットワーク構成を示す説明図である。 本発明の携帯情報端末の構成を示すブロック図である。 本発明の携帯情報端末の個人情報の削除および登録に関する動作を説明するためのフローチャートである。 外部アクセス設定手段によるアクセス方法設定動作を説明するためのフローチャートである。 外部アクセス方法設定時の設定画面の表示例を示す説明図である。 削除情報設定手段による削除情報設定動作を説明するためのフローチャートである。 外部アクセスコントロール内容設定時の設定画面の表示例を示す説明図である。 削除情報設定手段による実施の形態2の削除情報設定動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態2の外部アクセスコントロール内容設定時の設定画面の表示例を示す説明図である。 実施の形態3の外部アクセスコントロール内容設定時の設定画面の表示例を示す説明図である。
符号の説明
1 携帯電話機(携帯情報端末)
4 電話機(通信端末)
15 表示部(表示手段)
16 メモリ(記憶手段)
161 個人情報格納領域
162 設定情報格納領域
163 パスワード格納領域
17 中央処理部
172 情報登録管理手段(情報記憶制御手段)
173 外部アクセス設定手段
174 削除情報設定手段
175 外部アクセス制御手段

Claims (7)

  1. 無線通信を行うことが可能な携帯情報端末であって、
    ユーザの個人情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に前記個人情報を記憶させる記憶制御を実行する情報記憶制御手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記個人情報のうち、ユーザが選択した削除対象の情報を設定する削除情報設定手段と、
    他の通信端末から無線を通じてアクセスされたとき、前記記憶手段に記憶されている前記個人情報のうち、前記削除情報設定手段により設定された前記削除対象の情報を自動的に削除する制御を実行する外部アクセス制御手段とを備えた
    ことを特徴とする携帯情報端末。
  2. ユーザの操作に従ってデータを入力する入力手段を備え、
    削除情報設定手段は、前記入力手段から入力された指示にもとづいて、削除対象の情報を設定する
    請求項1記載の携帯情報端末。
  3. 削除情報設定手段は、他の通信端末から送られる指示にもとづいて、削除対象の情報を設定する
    請求項1記載の携帯情報端末。
  4. 他の通信端末から無線を通じてアクセスされる方法を事前に設定する外部アクセス設定手段を備え、
    外部アクセス制御手段は、前記通信端末から無線を通じてアクセスされたとき、当該アクセスが前記外部アクセス設定手段により事前に設定された方法によるものであるか否かを判定し、事前に設定された方法によるものであると判定した場合に、削除対象の情報を自動的に削除する制御を実行する
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の携帯情報端末。
  5. 外部アクセス設定手段は、ユーザの操作に応じて入力されたパスワードを記憶手段に記憶させる記憶制御を実行し、
    外部アクセス制御手段は、他の通信端末から無線を通じてアクセスされたとき、前記通信端末から送られるパスワードを入力し、入力したパスワードと前記記憶手段に記憶されているパスワードとが一致するか否かを判定し、一致したと判定した場合に、削除対象の情報を自動的に削除する制御を実行する
    請求項4記載の携帯情報端末。
  6. 各種情報を表示する表示手段を備え、
    削除情報設定手段は、記憶手段に記憶されている個人情報を、ユーザの選択可能な削除対象の情報毎に項目分けして前記表示手段に表示させる表示制御を実行する
    請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の携帯情報端末。
  7. 表示手段に表示される項目として、記憶手段に記憶されている全ての個人情報を選択する項目が設けられた
    請求項6記載の携帯情報端末。
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