JPS6410612B2 - - Google Patents
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- JPS6410612B2 JPS6410612B2 JP63102854A JP10285488A JPS6410612B2 JP S6410612 B2 JPS6410612 B2 JP S6410612B2 JP 63102854 A JP63102854 A JP 63102854A JP 10285488 A JP10285488 A JP 10285488A JP S6410612 B2 JPS6410612 B2 JP S6410612B2
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D02—YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
- D02G—CRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
- D02G1/00—Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
- D02G1/16—Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics using jets or streams of turbulent gases, e.g. air, steam
- D02G1/161—Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics using jets or streams of turbulent gases, e.g. air, steam yarn crimping air jets
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
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- Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明はテキスチヤード加工用ノズルを具備
した糸のテキスチヤード加工機に関する。糸はテ
キスチヤード加工用ノズルを通り、実質的に予じ
め定めた糸道に沿つて進行する。テキスチヤード
加工用ノズルを通過する間に、糸は一般的には気
体もしくは蒸気である糸処理流体の作用を受け
る。ここでいう「糸」とは、全ての連続状繊維要
素を示し、特に、但し非限定的に、モノフイラメ
ントあるいはマルチフイラメントの別を問わず、
フイラメント状合成繊維材料を示す。
した糸のテキスチヤード加工機に関する。糸はテ
キスチヤード加工用ノズルを通り、実質的に予じ
め定めた糸道に沿つて進行する。テキスチヤード
加工用ノズルを通過する間に、糸は一般的には気
体もしくは蒸気である糸処理流体の作用を受け
る。ここでいう「糸」とは、全ての連続状繊維要
素を示し、特に、但し非限定的に、モノフイラメ
ントあるいはマルチフイラメントの別を問わず、
フイラメント状合成繊維材料を示す。
この発明は、より詳しくは糸を処理用流体の作
用によつてテキスチヤード加工する一般的な工程
に使用する一般に公知の形式のテキスチヤード加
工用ノズルに関するが、このノズルにはテキスチ
ヤード加工室が設けてあり、この室の中で主テキ
スチヤード作用が生ずる。この室は細長い形状
で、ノズルの中を貫通している糸道の一部を構成
している。室壁には穴があけてあり、処理流体は
この穴を通り、通常は糸道を横断する方向に排出
される。ノズルには流体と糸とを合せ、室の中に
導く装置を設けてある。テキスチヤード加工室に
入る前に流体が糸を前進させるように作用して糸
を強制して室に入れるように構成するのがよい
が、流体が室に入つた後は室壁の穴から流体を逃
してこの糸を前進させる作用を少くとも実質的に
軽減させるようにしてある。室は、室の中で流体
の強烈な乱流および/あるいは振動、場合によつ
ては共鳴周波数の振動、を発生させるように設計
してある。流体は高温の蒸気あるいは気体である
のが良く、高温空気であるのが好ましいが、スチ
ームを使用してもよい。糸と流体が合された後テ
キスチヤード加工室に入る前における流体の温度
および流体と糸とがノズル内にある時間は、糸を
糸の材料によつて異なる所定の温度近くまで、好
ましくは糸が可塑化する温度のごく近くまで、加
熱できるような程度であるのがよい。室壁の穴は
糸道のまわりに糸道の方向に長く等分配置したス
リツトの形状にするのがよい。
用によつてテキスチヤード加工する一般的な工程
に使用する一般に公知の形式のテキスチヤード加
工用ノズルに関するが、このノズルにはテキスチ
ヤード加工室が設けてあり、この室の中で主テキ
スチヤード作用が生ずる。この室は細長い形状
で、ノズルの中を貫通している糸道の一部を構成
している。室壁には穴があけてあり、処理流体は
この穴を通り、通常は糸道を横断する方向に排出
される。ノズルには流体と糸とを合せ、室の中に
導く装置を設けてある。テキスチヤード加工室に
入る前に流体が糸を前進させるように作用して糸
を強制して室に入れるように構成するのがよい
が、流体が室に入つた後は室壁の穴から流体を逃
してこの糸を前進させる作用を少くとも実質的に
軽減させるようにしてある。室は、室の中で流体
の強烈な乱流および/あるいは振動、場合によつ
ては共鳴周波数の振動、を発生させるように設計
してある。流体は高温の蒸気あるいは気体である
のが良く、高温空気であるのが好ましいが、スチ
ームを使用してもよい。糸と流体が合された後テ
キスチヤード加工室に入る前における流体の温度
および流体と糸とがノズル内にある時間は、糸を
糸の材料によつて異なる所定の温度近くまで、好
ましくは糸が可塑化する温度のごく近くまで、加
熱できるような程度であるのがよい。室壁の穴は
糸道のまわりに糸道の方向に長く等分配置したス
リツトの形状にするのがよい。
上記の一般的形式のテキスチヤード加工用ノズ
ルで、その室壁に好ましい形として軸方向に長い
スリツトを設けたものの例としては、米国特許第
3714686号、第3908248号、第3950831号、第
4014084号、第4100659号(B.A.S.F.)、米国特許
第3983610号、第4095317号(Akzona)、西独公
告明細書第DE−A、2632083号(Barmag)、米
国特許第3802038号、第3849844号
(Neumu¨nstersche Maschinen−und
Apparatebau GmbH.)などがある。
ルで、その室壁に好ましい形として軸方向に長い
スリツトを設けたものの例としては、米国特許第
3714686号、第3908248号、第3950831号、第
4014084号、第4100659号(B.A.S.F.)、米国特許
第3983610号、第4095317号(Akzona)、西独公
告明細書第DE−A、2632083号(Barmag)、米
国特許第3802038号、第3849844号
(Neumu¨nstersche Maschinen−und
Apparatebau GmbH.)などがある。
テキスチヤード加工のような処理に対して必要
とするノズルに関しては特別に意味のある問題点
がある。すなわちテキスチヤード加工は相対的に
複雑であり、それは例えば染色性のような糸材料
自体の諸物性に大きな影響を与える。このような
ノズルにおいて、ノズル間あるいは1個のノズル
の経時間における形態の僅かな変動が糸の物性上
に顕著な変動を生ずることになる。この事は少く
とも糸の最終需要家に困難を与えることになり、
このような糸からは品質の劣る製品が作られるこ
とになる。例えば用いられた糸の染斑に基づいて
筋が発生した織物が作られることになる。又一連
のテキスチヤード加工用ノズルを作り、これらの
作動特性を均一にコントロールするためには、許
容される製造コスト内で正確な製造を行うという
非常に厳しい問題を有する。
とするノズルに関しては特別に意味のある問題点
がある。すなわちテキスチヤード加工は相対的に
複雑であり、それは例えば染色性のような糸材料
自体の諸物性に大きな影響を与える。このような
ノズルにおいて、ノズル間あるいは1個のノズル
の経時間における形態の僅かな変動が糸の物性上
に顕著な変動を生ずることになる。この事は少く
とも糸の最終需要家に困難を与えることになり、
このような糸からは品質の劣る製品が作られるこ
とになる。例えば用いられた糸の染斑に基づいて
筋が発生した織物が作られることになる。又一連
のテキスチヤード加工用ノズルを作り、これらの
作動特性を均一にコントロールするためには、許
容される製造コスト内で正確な製造を行うという
非常に厳しい問題を有する。
糸の引通しを容易にするために開閉可能に作ら
れたノズルが既に独逸特許公開公報第2722257号
公報において提案されている。たゞし本発明で提
案されるものとは全く異る送り込み路を用いてい
る。又開閉可能に作られたノズルが独逸特許公開
公報第2903508号公報に開示されている。しかし
ながら案内路を拡大する目的およびその割合につ
いての説明がない。
れたノズルが既に独逸特許公開公報第2722257号
公報において提案されている。たゞし本発明で提
案されるものとは全く異る送り込み路を用いてい
る。又開閉可能に作られたノズルが独逸特許公開
公報第2903508号公報に開示されている。しかし
ながら案内路を拡大する目的およびその割合につ
いての説明がない。
本発明はテキスチヤード加工糸に良くコントロ
ールされた再現性のある、すなわち安定性のある
特性を与えるための正確な製造を可能にする特定
のタイプのテキスチヤード加工用ノズルを提供す
ることを目的とする。
ールされた再現性のある、すなわち安定性のある
特性を与えるための正確な製造を可能にする特定
のタイプのテキスチヤード加工用ノズルを提供す
ることを目的とする。
本発明の目的は、糸が糸処理ノズルの全体とし
て真直ぐな通路内を通つて移動する間に糸をテキ
スチヤード加工するテキスチヤード加工用ノズル
であつて、上記通路上の合流位置で、テキスチヤ
ード加工対象の糸と処理流体とを合流させる手段
と、糸の移動方向について上記合流位置の下流の
通路上に位置し、上記通路について横方向に処理
流体を排出するための穴を設けた壁部を有するテ
キスチヤード加工室と、上記合流位置と上記テキ
スチヤード加工室との間の上記通路の部分を構成
している案内路とを含み、上記の糸と処理流体と
を合流させる手段が、上記合流位置に開口してい
る糸送り込み路と、上記糸送り込み路に対して小
さい角度で傾斜している軸線を有し上記合流位置
に突出している単一の流体供給路で構成してあ
り、上記糸送り込み路を上記案内路に対して片寄
配置して、処理流体が糸を上記案内路の一側方向
に押しやるように構成してあることを特徴とする
糸のテキスチヤード加工用ノズルによつて達成さ
れる。
て真直ぐな通路内を通つて移動する間に糸をテキ
スチヤード加工するテキスチヤード加工用ノズル
であつて、上記通路上の合流位置で、テキスチヤ
ード加工対象の糸と処理流体とを合流させる手段
と、糸の移動方向について上記合流位置の下流の
通路上に位置し、上記通路について横方向に処理
流体を排出するための穴を設けた壁部を有するテ
キスチヤード加工室と、上記合流位置と上記テキ
スチヤード加工室との間の上記通路の部分を構成
している案内路とを含み、上記の糸と処理流体と
を合流させる手段が、上記合流位置に開口してい
る糸送り込み路と、上記糸送り込み路に対して小
さい角度で傾斜している軸線を有し上記合流位置
に突出している単一の流体供給路で構成してあ
り、上記糸送り込み路を上記案内路に対して片寄
配置して、処理流体が糸を上記案内路の一側方向
に押しやるように構成してあることを特徴とする
糸のテキスチヤード加工用ノズルによつて達成さ
れる。
本発明の一例として、本発明による2部構成開
閉式ノズルとその変更態様について、添付図面を
参照して以下詳述する。
閉式ノズルとその変更態様について、添付図面を
参照して以下詳述する。
第1ないし第3図において、ノズルは互いに相
補関係である2つの部材10,12で構成した金
属製本体を含む(第3図)。各部材の溝17の一
方の側の表面16は平面状である。部材10の表
面16と部材12の表面16とは密封状態に互い
に接合して、溝17で形成した貫通孔14を有す
る管状体を構成する(第3図)。本体部材10の
密封表面は第1、2図に示してあり、部材12の
密封表面もこれと同様形状である。各部材10,
12は、後で説明するように、インサートの保持
部材を構成する。使用時には、インサートは貫通
孔14に設けた開口端のある細長い空間内に位置
する。この貫通孔14の軸方向に糸道があり、使
用時には、この糸道を通じてテキスチヤード加工
対象糸を図の下側方向に引き込む。次に糸道の構
成について説明する。説明の都合で図を対象とし
て「上方」、「下方」又は「上側」、「下側」などの
表現を使用するが、使用時におけるノズルの実際
の配置状態は種々であり、実用時についての表現
ではない。
補関係である2つの部材10,12で構成した金
属製本体を含む(第3図)。各部材の溝17の一
方の側の表面16は平面状である。部材10の表
面16と部材12の表面16とは密封状態に互い
に接合して、溝17で形成した貫通孔14を有す
る管状体を構成する(第3図)。本体部材10の
密封表面は第1、2図に示してあり、部材12の
密封表面もこれと同様形状である。各部材10,
12は、後で説明するように、インサートの保持
部材を構成する。使用時には、インサートは貫通
孔14に設けた開口端のある細長い空間内に位置
する。この貫通孔14の軸方向に糸道があり、使
用時には、この糸道を通じてテキスチヤード加工
対象糸を図の下側方向に引き込む。次に糸道の構
成について説明する。説明の都合で図を対象とし
て「上方」、「下方」又は「上側」、「下側」などの
表現を使用するが、使用時におけるノズルの実際
の配置状態は種々であり、実用時についての表現
ではない。
各部材10,12の溝17の中には3本のイン
サート部材が入れてある。これらインサート部材
は部材10,12の場合と同様、相手のインサー
ト部材と互いに相補関係に形成してある。両部材
10,12に取り付けた組合せ対象どうしのイン
サート部材は互いに同様構成であるので、第1図
に示した部材10の中に入れてあるインサート部
材について詳細説明する。第1図の頭の所に矢印
で示したノズル使用時における糸がノズルを通る
方向に、送り込みインサート部材18、案内イン
サート部材20、テキスチヤード加工室インサー
ト部材22が配列してある。各インサート部材に
は中心貫通孔の半分を構成する溝があり、この溝
は、表面16と同一平面内にある密封表面と共
に、ノズル組立によつて糸道を構成する。部材1
0と12とを接合すると、両インサート部材18
は糸送り込み路24を構成する第1インサート組
立(第3図)、両インサート部材20は案内路2
6を構成する第2インサート組立、両インサート
部材22はテキスチヤード加工室28を構成する
第3インサート組立をそれぞれ構成する。送り込
み路24、案内路26、テキスチヤード加工室2
8で糸道を形成している。案内路用の両インサー
ト部材20は、案内路26を囲む第2インサート
組立に、インサートの直径より小さい外径で両端
にフランジ29のある中心管(案内管)を収容す
る孔14を形成するように構成してある。フラン
ジ29は貫通孔14の壁に接合して案内管を貫通
孔14の中で安定位置に保持する。このようにし
て案内管のまわりを室30で囲み、部材10には
室30に開口する通気穴32を設けて、ノズル使
用時にこの通気穴32と室30とを通じて処理流
体をノズルの中に送り込む。案内管の上側フラン
ジ29には開口34が設けてあり、糸送り込み路
24と案内路26とを連絡する連通路である室3
6に処理流体を流入させる。各インサート部材1
8に形成してあるくぼみ40に、そのくぼみ40
の軸方向に位置調整可能状態に補助部材38が圧
入してある。部材10,12の両補助部材38
は、第3図に示すように、送り込み路24の下端
部を構成している。補助部材38のインサート部
材18に対する軸方向位置を調節して、送り込み
路24の下端と案内路26の上端との軸方向間隔
を調節できる構成になつている。この軸方向間隔
の大きさによつて、送り込み路24から送り込ま
れる糸と共に室36から案内路26の中に流入さ
せる処理流体量を規制する。このような構成にお
いて、送り込み路24、室36と通気穴32を設
けた流体導入室、室30、開口34で処理流体と
糸とを合せる装置を構成してある。上述の処理流
体と糸とを合せる装置は全体としては先行技術に
よるものである。
サート部材が入れてある。これらインサート部材
は部材10,12の場合と同様、相手のインサー
ト部材と互いに相補関係に形成してある。両部材
10,12に取り付けた組合せ対象どうしのイン
サート部材は互いに同様構成であるので、第1図
に示した部材10の中に入れてあるインサート部
材について詳細説明する。第1図の頭の所に矢印
で示したノズル使用時における糸がノズルを通る
方向に、送り込みインサート部材18、案内イン
サート部材20、テキスチヤード加工室インサー
ト部材22が配列してある。各インサート部材に
は中心貫通孔の半分を構成する溝があり、この溝
は、表面16と同一平面内にある密封表面と共
に、ノズル組立によつて糸道を構成する。部材1
0と12とを接合すると、両インサート部材18
は糸送り込み路24を構成する第1インサート組
立(第3図)、両インサート部材20は案内路2
6を構成する第2インサート組立、両インサート
部材22はテキスチヤード加工室28を構成する
第3インサート組立をそれぞれ構成する。送り込
み路24、案内路26、テキスチヤード加工室2
8で糸道を形成している。案内路用の両インサー
ト部材20は、案内路26を囲む第2インサート
組立に、インサートの直径より小さい外径で両端
にフランジ29のある中心管(案内管)を収容す
る孔14を形成するように構成してある。フラン
ジ29は貫通孔14の壁に接合して案内管を貫通
孔14の中で安定位置に保持する。このようにし
て案内管のまわりを室30で囲み、部材10には
室30に開口する通気穴32を設けて、ノズル使
用時にこの通気穴32と室30とを通じて処理流
体をノズルの中に送り込む。案内管の上側フラン
ジ29には開口34が設けてあり、糸送り込み路
24と案内路26とを連絡する連通路である室3
6に処理流体を流入させる。各インサート部材1
8に形成してあるくぼみ40に、そのくぼみ40
の軸方向に位置調整可能状態に補助部材38が圧
入してある。部材10,12の両補助部材38
は、第3図に示すように、送り込み路24の下端
部を構成している。補助部材38のインサート部
材18に対する軸方向位置を調節して、送り込み
路24の下端と案内路26の上端との軸方向間隔
を調節できる構成になつている。この軸方向間隔
の大きさによつて、送り込み路24から送り込ま
れる糸と共に室36から案内路26の中に流入さ
せる処理流体量を規制する。このような構成にお
いて、送り込み路24、室36と通気穴32を設
けた流体導入室、室30、開口34で処理流体と
糸とを合せる装置を構成してある。上述の処理流
体と糸とを合せる装置は全体としては先行技術に
よるものである。
各インサート部材22は壁部40とフランジ4
1,43とで構成してある。各フランジは、それ
ぞれのインサート部材22をはめ込んである部材
10あるいは12の溝17の中に第2図に示した
ようにきちんと接合させてねじ42で固定してあ
る。両壁部40は、貫通孔14の直径より小さい
外径のテキスチヤード加工室壁を構成している。
両端部のフランジ41と43とによつて確実に支
持してある。壁部40で形成した管状壁には長手
方向に伸ばした12本のスロツト44が設けてあ
る。第2図に示したように、各インサート部材2
2には5本の完全形状のスロツトと、両インサー
ト部材22の接合面に形成してあり両インサート
部材22を接合させると完全形状のスロツトにな
る2本の半形状スロツトとが形成してある。各ス
ロツト44は、それぞれのインサート部材22の
一端から他端まで、すなわち両フランジの間、に
わたつて形成してあり、両フランジ間の壁部を半
径方向に貫通している。これ等のスロツトはテキ
スチヤード加工室28と壁部40の周囲に貫通孔
14で形成した室46とを連通させている。好適
のスロツトの本数は10ないし14本である。
1,43とで構成してある。各フランジは、それ
ぞれのインサート部材22をはめ込んである部材
10あるいは12の溝17の中に第2図に示した
ようにきちんと接合させてねじ42で固定してあ
る。両壁部40は、貫通孔14の直径より小さい
外径のテキスチヤード加工室壁を構成している。
両端部のフランジ41と43とによつて確実に支
持してある。壁部40で形成した管状壁には長手
方向に伸ばした12本のスロツト44が設けてあ
る。第2図に示したように、各インサート部材2
2には5本の完全形状のスロツトと、両インサー
ト部材22の接合面に形成してあり両インサート
部材22を接合させると完全形状のスロツトにな
る2本の半形状スロツトとが形成してある。各ス
ロツト44は、それぞれのインサート部材22の
一端から他端まで、すなわち両フランジの間、に
わたつて形成してあり、両フランジ間の壁部を半
径方向に貫通している。これ等のスロツトはテキ
スチヤード加工室28と壁部40の周囲に貫通孔
14で形成した室46とを連通させている。好適
のスロツトの本数は10ないし14本である。
このようにして、案内路26の下端と貫通孔1
4自体の下端との間の貫通孔14の部分は壁部4
0で分離した空所を構成し、排気室46で囲んだ
テキスチヤード加工室28を構成している。各部
材10,12は排気室46に連通している通気穴
48が設けてあり、ノズル使用時には各通気穴4
8に排気通路50を接続して、処理流体および糸
の前処理時に糸に含まれたものから発生し、テキ
スチヤード加工室28から排気室46に流入した
全ての蒸気を案内し排出する。処理流体と蒸気を
排気室46から排出するためには、適当な吸引装
置(図示せず)を排気通路50に接続し、適当な
制御条件下で処理流体と蒸気とを吸引して適当な
排気場所に排出する。実際の運転時には、排気通
路によつて処理流体を略図示した熱交換器51を
通して排出処理流体の少くとも一部の熱を回収し
て通気穴32から供給する処理流体の熱源の一部
としてもよい。
4自体の下端との間の貫通孔14の部分は壁部4
0で分離した空所を構成し、排気室46で囲んだ
テキスチヤード加工室28を構成している。各部
材10,12は排気室46に連通している通気穴
48が設けてあり、ノズル使用時には各通気穴4
8に排気通路50を接続して、処理流体および糸
の前処理時に糸に含まれたものから発生し、テキ
スチヤード加工室28から排気室46に流入した
全ての蒸気を案内し排出する。処理流体と蒸気を
排気室46から排出するためには、適当な吸引装
置(図示せず)を排気通路50に接続し、適当な
制御条件下で処理流体と蒸気とを吸引して適当な
排気場所に排出する。実際の運転時には、排気通
路によつて処理流体を略図示した熱交換器51を
通して排出処理流体の少くとも一部の熱を回収し
て通気穴32から供給する処理流体の熱源の一部
としてもよい。
各部材には又、スタツド52が設けてあり、こ
のスタツド52を利用してノズルをテキスチヤー
ド加工装置の適当な支持構造(図示せず)に取り
付ける。支持構造のスタツド支持部材は、ノズル
が開閉できるように相対的に移動可能に構成して
ある。このようなスタツド支持部材の相対移動を
可能にする適当な装置は、共同未決出願であるヨ
ーロツパ特許出願第80105347.1.号に記載してあ
る。各本体部も部分的に、熱伝導度の低い材料で
構成したケーシング54の中に収容してあり、使
用時に本体部材10,12の熱い金属部から操作
者を保護するようになつている。
のスタツド52を利用してノズルをテキスチヤー
ド加工装置の適当な支持構造(図示せず)に取り
付ける。支持構造のスタツド支持部材は、ノズル
が開閉できるように相対的に移動可能に構成して
ある。このようなスタツド支持部材の相対移動を
可能にする適当な装置は、共同未決出願であるヨ
ーロツパ特許出願第80105347.1.号に記載してあ
る。各本体部も部分的に、熱伝導度の低い材料で
構成したケーシング54の中に収容してあり、使
用時に本体部材10,12の熱い金属部から操作
者を保護するようになつている。
第4図に示したノズルは第1図に示したノズル
の第1変更態様である。すなわち、この場合は案
内インサート部材20は設けてない。この実施態
様における案内路には2つの溝60が設けてあ
る。第4図には2つの溝60のうちの1つのみが
示してある。これ等の溝の断面は第1図の溝17
に比して小さく、これ等の溝は本体部材10A
(又は12A)に直接設けてある。溝の両側には
密封表面が形成してある。拡大した密封表面には
他の本体部材の中の案内部材を受け入れるくぼみ
61が設けてある。溝60の両端はそれぞれ拡大
してあり、両本体部材を面16Aを密封状態に接
合して組み合せると上部、下部空所を形成するよ
うになつている。下部空所には第1図のインサー
ト部材22と本質的に同じであるインサート部材
で構成したインサート組立が組み込んであり、前
述のようにテキスチヤード加工室28と排気室4
6が形成してある。処理流体と糸とを合せる手段
は第1ないし第3図に示したものと異つている。
以下に第4図の場合の上記手段について説明す
る。
の第1変更態様である。すなわち、この場合は案
内インサート部材20は設けてない。この実施態
様における案内路には2つの溝60が設けてあ
る。第4図には2つの溝60のうちの1つのみが
示してある。これ等の溝の断面は第1図の溝17
に比して小さく、これ等の溝は本体部材10A
(又は12A)に直接設けてある。溝の両側には
密封表面が形成してある。拡大した密封表面には
他の本体部材の中の案内部材を受け入れるくぼみ
61が設けてある。溝60の両端はそれぞれ拡大
してあり、両本体部材を面16Aを密封状態に接
合して組み合せると上部、下部空所を形成するよ
うになつている。下部空所には第1図のインサー
ト部材22と本質的に同じであるインサート部材
で構成したインサート組立が組み込んであり、前
述のようにテキスチヤード加工室28と排気室4
6が形成してある。処理流体と糸とを合せる手段
は第1ないし第3図に示したものと異つている。
以下に第4図の場合の上記手段について説明す
る。
上記空所にも又インサート部材62の組立てが
設けてあり、2本の溝64と共に糸送り込み路を
構成している。各溝64には3ケ所に拡大部分6
6が形成してある。これ等の拡大部分66はラビ
リンス・シールの作用をし、処理流体が糸送り込
み路を逆流するのを防止している。しかし、必要
であればこれ等の拡大部分66は省略してもよ
い。各インサート部材62の外表面には溝68が
形成してあり、ノズル組立においてはこれ等の溝
68は糸送り込み路のまわりに環状溝を形成す
る。本体部材の一方には送り込み口(図示せず)
が設けてあり、この送り込み口から処理流体を上
記環状溝の中に供給する。
設けてあり、2本の溝64と共に糸送り込み路を
構成している。各溝64には3ケ所に拡大部分6
6が形成してある。これ等の拡大部分66はラビ
リンス・シールの作用をし、処理流体が糸送り込
み路を逆流するのを防止している。しかし、必要
であればこれ等の拡大部分66は省略してもよ
い。各インサート部材62の外表面には溝68が
形成してあり、ノズル組立においてはこれ等の溝
68は糸送り込み路のまわりに環状溝を形成す
る。本体部材の一方には送り込み口(図示せず)
が設けてあり、この送り込み口から処理流体を上
記環状溝の中に供給する。
糸送り込み路の下端には、溝60で形成した案
内路の上端部に形成した拡大部72に対応して、
円錐台形拡大部70が形成してある。溝68で構
成した環状溝と拡大部70とを連通させる所定数
の流体供給孔74が設けてある。これ等流体供給
孔74から流体を、案内路の拡大部に向つて吹き
出す。このように両拡大部70,72は共に合流
室を構成しており、この合流室内で糸と処理流体
とが合流し、その後案内路の中に送られる。第4
図には流体供給孔74の全部4本のうち2本が図
示してあるが、他の2本は、図示していないが本
体部材10Aと同様構成の本体部材12Aに設け
てある。しかし、これは好ましい配置ではない。
第5図を参照してこの配置の実施態様を説明す
る。
内路の上端部に形成した拡大部72に対応して、
円錐台形拡大部70が形成してある。溝68で構
成した環状溝と拡大部70とを連通させる所定数
の流体供給孔74が設けてある。これ等流体供給
孔74から流体を、案内路の拡大部に向つて吹き
出す。このように両拡大部70,72は共に合流
室を構成しており、この合流室内で糸と処理流体
とが合流し、その後案内路の中に送られる。第4
図には流体供給孔74の全部4本のうち2本が図
示してあるが、他の2本は、図示していないが本
体部材10Aと同様構成の本体部材12Aに設け
てある。しかし、これは好ましい配置ではない。
第5図を参照してこの配置の実施態様を説明す
る。
第5図はノズルの送り込み部の軸断面で第4図
の断面に対して90゜の位相の断面である。従つて、
本体部材10A,12A、本体部材10Aと12
Aの接合線76が見える。各溝60の断面は三角
形であり、両溝60間に形成される案内路26A
の断面は四角形である。この実施態様の場合は、
糸送り込み路64Aは、本体部材12Aに取り付
けたインサート部材78に形成した断面形状が三
角形の溝のみの単純な構成である。すなわち、本
体部材10Aに取り付けてあるインサート部材8
0の糸送り込み路64Aに対面する面は平面であ
る。インサート部材78には前記溝68同様の外
周溝は設けていない。インサート部材80にも外
周溝は設けていないが、その代りに凹部82が設
けてある。この凹部82の中に、穴86の給気口
のまわりに配設したO−リング84がはめ込んで
ある。凹部82は流体供給路88と完全に組合わ
してある。流体供給路88は本体部材10Aに適
当な方法で配設してある(配設方法の詳細図示省
略)。流体供給路88から供給された流体は穴8
6に導びかれて穴87に流入する。穴86の上方
に位置する穴87の上方部分はインサート部材8
0の端面で開口しており、密封ワツシヤ91を備
えた閉塞ねじ89をねじ込むためにねじ筋が切つ
てある。穴87のこの開口は作業開口であり、単
に以下に説明する目的で穴87の下方部分を細工
するために設けたものであつて、ノズルの通常使
用時にはねじ89あるいは他の在来の閉塞手段で
封鎖してある。穴86の下方に位置する穴87の
下方部分は、ねじ筋付部分90とその先のねじ筋
を切つてない平滑部分92とで構成してある。比
較的小さい断面の孔94で、平滑部分92とイン
サート部材80の底面に形成したくぼみ98とを
連通してある。又、孔94の下端は案内路の上端
に形成した拡大部72の中に開口している。孔9
4の軸線と孔94に隣接しているインサート部材
80の側面との間の角度Xは加工可能な限りでき
るだけ小さくしてある。孔94の中には管100
がはめ込んであり、適当な方法で所定位置に固定
してある。図示例の場合この固定方法は、圧縮可
能の弾性ワツシヤ102を空所87の環状端面と
ブツシユ104との間にはさみ込んだ構成であ
る。ねじ筋付部分90にねじ込んである中空円筒
形ナツト106を更にねじ込んでブツシユ104
を空所87の底面に向つて押して弾性ワツシヤ1
02を圧縮し、ワツシヤ102で管100の外面
をしめつけるようにして管100を固定してあ
る。穴86と管100とはナツト106の内孔に
よつて連通されている。管100はインサート部
材80に対して、管100の先端が拡大部72の
中に僅かに突き出るような関係位置に保持してあ
る。当然の事ではあるが、インサート部材80に
対して管100の相対位置を確実に定めるため
に、管100を所定長さの管で形成し、積極的確
実に位置決めする手段を管に設けることもでき
る。この実施例においては、管100の孔96が
遊一の流体通路である。又、この場合のインサー
ト部材80は付加的に管100の支持部材として
の機能も有し、管100は前述した固定手段でこ
の支持部材に取り外し可能に固定されている。こ
の固定手段は、密封部材、この場合はワツシヤ1
02、であり、供給した流体が漏洩することなく
全て管100を通過するように考慮してある。
の断面に対して90゜の位相の断面である。従つて、
本体部材10A,12A、本体部材10Aと12
Aの接合線76が見える。各溝60の断面は三角
形であり、両溝60間に形成される案内路26A
の断面は四角形である。この実施態様の場合は、
糸送り込み路64Aは、本体部材12Aに取り付
けたインサート部材78に形成した断面形状が三
角形の溝のみの単純な構成である。すなわち、本
体部材10Aに取り付けてあるインサート部材8
0の糸送り込み路64Aに対面する面は平面であ
る。インサート部材78には前記溝68同様の外
周溝は設けていない。インサート部材80にも外
周溝は設けていないが、その代りに凹部82が設
けてある。この凹部82の中に、穴86の給気口
のまわりに配設したO−リング84がはめ込んで
ある。凹部82は流体供給路88と完全に組合わ
してある。流体供給路88は本体部材10Aに適
当な方法で配設してある(配設方法の詳細図示省
略)。流体供給路88から供給された流体は穴8
6に導びかれて穴87に流入する。穴86の上方
に位置する穴87の上方部分はインサート部材8
0の端面で開口しており、密封ワツシヤ91を備
えた閉塞ねじ89をねじ込むためにねじ筋が切つ
てある。穴87のこの開口は作業開口であり、単
に以下に説明する目的で穴87の下方部分を細工
するために設けたものであつて、ノズルの通常使
用時にはねじ89あるいは他の在来の閉塞手段で
封鎖してある。穴86の下方に位置する穴87の
下方部分は、ねじ筋付部分90とその先のねじ筋
を切つてない平滑部分92とで構成してある。比
較的小さい断面の孔94で、平滑部分92とイン
サート部材80の底面に形成したくぼみ98とを
連通してある。又、孔94の下端は案内路の上端
に形成した拡大部72の中に開口している。孔9
4の軸線と孔94に隣接しているインサート部材
80の側面との間の角度Xは加工可能な限りでき
るだけ小さくしてある。孔94の中には管100
がはめ込んであり、適当な方法で所定位置に固定
してある。図示例の場合この固定方法は、圧縮可
能の弾性ワツシヤ102を空所87の環状端面と
ブツシユ104との間にはさみ込んだ構成であ
る。ねじ筋付部分90にねじ込んである中空円筒
形ナツト106を更にねじ込んでブツシユ104
を空所87の底面に向つて押して弾性ワツシヤ1
02を圧縮し、ワツシヤ102で管100の外面
をしめつけるようにして管100を固定してあ
る。穴86と管100とはナツト106の内孔に
よつて連通されている。管100はインサート部
材80に対して、管100の先端が拡大部72の
中に僅かに突き出るような関係位置に保持してあ
る。当然の事ではあるが、インサート部材80に
対して管100の相対位置を確実に定めるため
に、管100を所定長さの管で形成し、積極的確
実に位置決めする手段を管に設けることもでき
る。この実施例においては、管100の孔96が
遊一の流体通路である。又、この場合のインサー
ト部材80は付加的に管100の支持部材として
の機能も有し、管100は前述した固定手段でこ
の支持部材に取り外し可能に固定されている。こ
の固定手段は、密封部材、この場合はワツシヤ1
02、であり、供給した流体が漏洩することなく
全て管100を通過するように考慮してある。
第5図の実施例の場合は、流体通路である管1
00の孔96の形状、特にその断面寸法は、所定
圧の処理流体の流量が所要流量になるように選定
してある。異なつた有効断面の孔96を有する管
100と入れ替えれば、処理流体の流量を変更で
きる。閉塞ねじ89を取り外して穴87の上端部
の作業開口を通じて管100を交換できるように
構成してある。このような管の処理流体供給流量
調整能力は非常に大きく、流体供給路88に絞り
弁を設けるなどの外部的流量調節装置は不要であ
る。但し、この発明は流量調節管100と他の外
部的流量調節装置との組合せによる処理流体供給
量調節を制限するものではない。各ノズルに数本
の互いに孔形状の異なる流量調節管100、すな
わち、互いに孔断面寸法および/又は管長およ
び/又は孔形状の異なる流量調節管を1組備えて
おくのが望ましい。
00の孔96の形状、特にその断面寸法は、所定
圧の処理流体の流量が所要流量になるように選定
してある。異なつた有効断面の孔96を有する管
100と入れ替えれば、処理流体の流量を変更で
きる。閉塞ねじ89を取り外して穴87の上端部
の作業開口を通じて管100を交換できるように
構成してある。このような管の処理流体供給流量
調整能力は非常に大きく、流体供給路88に絞り
弁を設けるなどの外部的流量調節装置は不要であ
る。但し、この発明は流量調節管100と他の外
部的流量調節装置との組合せによる処理流体供給
量調節を制限するものではない。各ノズルに数本
の互いに孔形状の異なる流量調節管100、すな
わち、互いに孔断面寸法および/又は管長およ
び/又は孔形状の異なる流量調節管を1組備えて
おくのが望ましい。
管100の流体通路である孔96の断面は円形
であるのがよい。図示例の管100の断面形状
は、その全長にわたつて同一であるが、必ずしも
そのようである必要はない。管100の長さは、
他の運転条件、例えば処理流体の種類、供給圧力
その他、を考慮して、管の吹き出し端から流体が
できるだけ乱流とならず直進状態で吹き出される
ように選定するのがよい。この目的のためには、
比較的短いオリフイスによる調節は不適当であ
る。短いオリフイスの場合はオリフイスの上流端
と下流端に制御不可能の乱流を生じ、このような
乱流は均斉なテキスチヤード加工状態を阻害し、
時間毎、ノズル毎にテキスチヤード加工状態を変
動させるおそれがある。又、流体を管100から
溝60で形成した案内路に送る場合に不測の乱れ
が生じないようにするためには管100を案内路
の軸線とできるだけ整合させる。換言すれば、角
度Xをできるだけ小さくし、同時に糸送り込み路
64Aをインサート部材78のみに設ける。又、
案内路に、乱流を生じさせずに流体を送るため
に、拡大部72で形成した合流域の形状を、図示
したように案内路に向つて細くなるテーパ状にし
てある。但し本体部材12Aに形成した拡大部を
図中に鎖線で示したように省くこともできる。
であるのがよい。図示例の管100の断面形状
は、その全長にわたつて同一であるが、必ずしも
そのようである必要はない。管100の長さは、
他の運転条件、例えば処理流体の種類、供給圧力
その他、を考慮して、管の吹き出し端から流体が
できるだけ乱流とならず直進状態で吹き出される
ように選定するのがよい。この目的のためには、
比較的短いオリフイスによる調節は不適当であ
る。短いオリフイスの場合はオリフイスの上流端
と下流端に制御不可能の乱流を生じ、このような
乱流は均斉なテキスチヤード加工状態を阻害し、
時間毎、ノズル毎にテキスチヤード加工状態を変
動させるおそれがある。又、流体を管100から
溝60で形成した案内路に送る場合に不測の乱れ
が生じないようにするためには管100を案内路
の軸線とできるだけ整合させる。換言すれば、角
度Xをできるだけ小さくし、同時に糸送り込み路
64Aをインサート部材78のみに設ける。又、
案内路に、乱流を生じさせずに流体を送るため
に、拡大部72で形成した合流域の形状を、図示
したように案内路に向つて細くなるテーパ状にし
てある。但し本体部材12Aに形成した拡大部を
図中に鎖線で示したように省くこともできる。
第5図の実施例の各構成部材の寸法の1例を下
記に示す。
記に示す。
処理流体 熱風(空気)
空所87における供給流体圧 6バール
管100の長さ 12mm
角度X 15゜
円形断面孔96の直径(mm) 流量(Nm3/h)
1.2 3.2
1.4 4.5
1.6 5.2
角度Xは30゜以下であるのが望ましく、20゜以下
であれば非常によい。工作上の問題として通常は
角度Xを10〜12゜以下にするのは不可能と考えら
れる。管100の長さは最短でも4mm以上である
のがよく、できれば6ないし30mmの範囲の長さで
あるのがよい。
であれば非常によい。工作上の問題として通常は
角度Xを10〜12゜以下にするのは不可能と考えら
れる。管100の長さは最短でも4mm以上である
のがよく、できれば6ないし30mmの範囲の長さで
あるのがよい。
管100の下端は、糸と接触するおそれがない
限り、ノズルを貫通している糸道の線にできるだ
け接近させて配置するのがよい。管100の下端
の糸道に対する相対位置をを確実に規制するため
に、例えば管の両端部から離れた部分にフランジ
を設けたり、あるいはブツシユ104を管100
に固定するか管100と一体に形成したりしても
よい。
限り、ノズルを貫通している糸道の線にできるだ
け接近させて配置するのがよい。管100の下端
の糸道に対する相対位置をを確実に規制するため
に、例えば管の両端部から離れた部分にフランジ
を設けたり、あるいはブツシユ104を管100
に固定するか管100と一体に形成したりしても
よい。
閉塞ねじ89に流路を貫通させて、この流路を
利用して処理流体を管100に送り込むこともで
きるが、図示の方法による方がよく、処理流体の
送り込みに閉塞ねじ89を利用しない方がよい。
閉塞ねじ89を通じて処理流体を管100に送り
込む方法をとると管100の交換作業が複雑にな
る。すなわち、閉塞ねじを外し管100の交換作
業ができるようにするために流体供給管を閉塞ね
じから取り外す必要があるであろうし、そして/
あるいは可撓性の流体供給管を使用しなくてはな
らないであろう。更に管100を交換する他の方
法としては、インサート部材80を取り外して孔
94の下端(下流部)から管を交換することもで
きるが、この方法は更に複雑になる。更に又、管
100を使用せず、異る直径の孔94を加工した
種々のインサート部材80を使用することも考え
られるが各種の孔94それぞれを設けた各種のイ
ンサート部材80をノズル毎に数箇1組備えてお
くことはコスト面で不利である。
利用して処理流体を管100に送り込むこともで
きるが、図示の方法による方がよく、処理流体の
送り込みに閉塞ねじ89を利用しない方がよい。
閉塞ねじ89を通じて処理流体を管100に送り
込む方法をとると管100の交換作業が複雑にな
る。すなわち、閉塞ねじを外し管100の交換作
業ができるようにするために流体供給管を閉塞ね
じから取り外す必要があるであろうし、そして/
あるいは可撓性の流体供給管を使用しなくてはな
らないであろう。更に管100を交換する他の方
法としては、インサート部材80を取り外して孔
94の下端(下流部)から管を交換することもで
きるが、この方法は更に複雑になる。更に又、管
100を使用せず、異る直径の孔94を加工した
種々のインサート部材80を使用することも考え
られるが各種の孔94それぞれを設けた各種のイ
ンサート部材80をノズル毎に数箇1組備えてお
くことはコスト面で不利である。
ノズルを貫通する糸道は直線状であるのがよ
く、液体供給路を通じて送つた処理流体を糸道と
小さい角度で合流させるのがよい。
く、液体供給路を通じて送つた処理流体を糸道と
小さい角度で合流させるのがよい。
糸道と流体供給路のこの配置相対関係を逆にし
た配置が米国特許明細書第3983610号に開示され
ているが、この逆の配置の場合はノズルを開閉可
能に構成する目的のノズルの分割が非常に複雑化
し、ノズルが損傷しやすく、直線状流体供給路に
糸道を合流させるために糸道を屈曲させる位置で
システムに乱れを生じさせる。
た配置が米国特許明細書第3983610号に開示され
ているが、この逆の配置の場合はノズルを開閉可
能に構成する目的のノズルの分割が非常に複雑化
し、ノズルが損傷しやすく、直線状流体供給路に
糸道を合流させるために糸道を屈曲させる位置で
システムに乱れを生じさせる。
第1図ないし第5図に示した各実施例は先行技
術に対して以下に示す利点を有している。
術に対して以下に示す利点を有している。
1 テキスチヤード加工室関連
a 各インサート部材22は取扱いが容易であ
るため、テキスチヤード加工室の内面を構成
する溝とテキスチヤード加工室壁のスロツト
は経済的にしかも正確に加工できる。
るため、テキスチヤード加工室の内面を構成
する溝とテキスチヤード加工室壁のスロツト
は経済的にしかも正確に加工できる。
b インサート部材の両端にはフランジが一体
形成してあるためにインサート部材の両端部
の構造が強固であり、両フランジ本体部材1
0あるいは12の面と接合してインサート部
材が本体部材によつて確実に保持されるの
で、テキスチヤード加工室両端部に発生する
支配不可能の振動を低減できる。この支配不
可能の振動は、特にテキスチヤード加工室の
上流端に不利な影響を与え、又特に、しばし
ばその構造が弱く又比較的雑に支持されてい
るテキスチヤード加工室の下流端部に発生す
る傾向がある。
形成してあるためにインサート部材の両端部
の構造が強固であり、両フランジ本体部材1
0あるいは12の面と接合してインサート部
材が本体部材によつて確実に保持されるの
で、テキスチヤード加工室両端部に発生する
支配不可能の振動を低減できる。この支配不
可能の振動は、特にテキスチヤード加工室の
上流端に不利な影響を与え、又特に、しばし
ばその構造が弱く又比較的雑に支持されてい
るテキスチヤード加工室の下流端部に発生す
る傾向がある。
c テキスチヤード加工室を囲んで支持するた
めに本体部材(保持部材)を都合よく使用し
ているので安全性を向上し、騒音を低減で
き、場合によつてはこのようにテキスチヤー
ド加工室を糸道を除き封入構成することによ
つて経済性も改善できる。
めに本体部材(保持部材)を都合よく使用し
ているので安全性を向上し、騒音を低減で
き、場合によつてはこのようにテキスチヤー
ド加工室を糸道を除き封入構成することによ
つて経済性も改善できる。
d 運転中にテキスチヤード加工室用インサー
ト部材が破損したりあるいは何等かの理由で
満足に機能を果さなくなつたとしても、ある
いはテキスチヤード加工工程を変更する必要
があつても、ノズル組立を交換する必要はな
く、上記の交換原因に関係あるインサート部
材22を交換するのみでよい。同様に、この
インサート部材の複雑な製造工程中に加工失
敗を生じたとしても、その加工を失敗したイ
ンサート部材だけを捨てるだけでよく、従つ
て製造工程におけるくずが減少する。
ト部材が破損したりあるいは何等かの理由で
満足に機能を果さなくなつたとしても、ある
いはテキスチヤード加工工程を変更する必要
があつても、ノズル組立を交換する必要はな
く、上記の交換原因に関係あるインサート部
材22を交換するのみでよい。同様に、この
インサート部材の複雑な製造工程中に加工失
敗を生じたとしても、その加工を失敗したイ
ンサート部材だけを捨てるだけでよく、従つ
て製造工程におけるくずが減少する。
2 処理流体供給部関連
この部分におけるむずかしさは、ノズルへの
処理流体供給の調整と乱流などの装置における
支配不可能の乱れ原因の排除である。これ等両
要因ともノズルの流体供給部の加工精度と非常
に深い関係がある。従つて、上記テキスチヤー
ド加工室に関する利点aはこの場合にも当ては
まるのである。利点dについても同様である。
インサート組立の利点は、図示した3つの実施
例(第1,4,5図)全てにその効果が発揮さ
れているが、第5図に示した実施例の場合は比
較的構造が簡単であり、その効果は更に大き
い。供給された流体は全て、ノズル組立とは別
個に高精度で製作した単一の流路を通る。この
場合、第4図の実施例の4本の流路を設けた場
合と異なり、単一の流路を案内路60と糸送り
込み部61Aとに正確に整列配置するだけでよ
い。挿し込み式の管100を、流体路となる孔
96の有効断面が異なる他の管100と交換す
ることによつて、テキスチヤード加工特性を簡
単に調整できる。一方では、孔96を非常に高
精度で製作できるので、ノズル外部に他の複雑
な流量調節装置を設けることなく、正確な処理
流体供給調整が確実に行える。
処理流体供給の調整と乱流などの装置における
支配不可能の乱れ原因の排除である。これ等両
要因ともノズルの流体供給部の加工精度と非常
に深い関係がある。従つて、上記テキスチヤー
ド加工室に関する利点aはこの場合にも当ては
まるのである。利点dについても同様である。
インサート組立の利点は、図示した3つの実施
例(第1,4,5図)全てにその効果が発揮さ
れているが、第5図に示した実施例の場合は比
較的構造が簡単であり、その効果は更に大き
い。供給された流体は全て、ノズル組立とは別
個に高精度で製作した単一の流路を通る。この
場合、第4図の実施例の4本の流路を設けた場
合と異なり、単一の流路を案内路60と糸送り
込み部61Aとに正確に整列配置するだけでよ
い。挿し込み式の管100を、流体路となる孔
96の有効断面が異なる他の管100と交換す
ることによつて、テキスチヤード加工特性を簡
単に調整できる。一方では、孔96を非常に高
精度で製作できるので、ノズル外部に他の複雑
な流量調節装置を設けることなく、正確な処理
流体供給調整が確実に行える。
3 案内路関連
a 案内路についてはインサートの効果はそれ
程顕著ではなく、各インサート部材をそれぞ
れの本体部材と組合せるためのインサート部
材の外面形成を不要にするためには、第4,
5図の例のように、本体部材自体に案内路を
形成するのがよい。しかしながら、場合によ
つては温度調節のために、第1,2,3図の
例のように案内路を加熱流体が包むのが望ま
しい。案内路形成にインサートを使用するか
しないかはともかくとして、案内路が直線状
である方が乱流が低減される傾向があるから
案内路内面は非曲面である方がよい。
程顕著ではなく、各インサート部材をそれぞ
れの本体部材と組合せるためのインサート部
材の外面形成を不要にするためには、第4,
5図の例のように、本体部材自体に案内路を
形成するのがよい。しかしながら、場合によ
つては温度調節のために、第1,2,3図の
例のように案内路を加熱流体が包むのが望ま
しい。案内路形成にインサートを使用するか
しないかはともかくとして、案内路が直線状
である方が乱流が低減される傾向があるから
案内路内面は非曲面である方がよい。
この発明の範囲で種々の変更態様が実施可能で
あることは図示した実施例の範囲から明らかであ
る。更に、図示した実施例以外の変更態様もこの
発明の範囲内で実施可能である。例えば、交換可
能の管100の孔を図示例のように一定の断面形
状に形成する代りに僅かにテーパをつけて円錐状
に形成することもできる。この場合には、孔を流
体の流れ方向に先細りのテーパ状にする。換言す
れば、孔の下流端部の断面を最小にし、孔の軸線
と孔の壁面に含まれる直線との間に小さい角度を
つける。このテーパの実用上の最大片側角度は約
5゜であろう。流体供給路をこのようにテーパ状に
形成すれば、管の下流端部における流体の流硫を
適正値に維持したまま管の上流端部における流体
の流速を低減させ摩擦損を軽減させられる。更に
他の変更実施態様について第6ないし第11図を
参照して説明する。
あることは図示した実施例の範囲から明らかであ
る。更に、図示した実施例以外の変更態様もこの
発明の範囲内で実施可能である。例えば、交換可
能の管100の孔を図示例のように一定の断面形
状に形成する代りに僅かにテーパをつけて円錐状
に形成することもできる。この場合には、孔を流
体の流れ方向に先細りのテーパ状にする。換言す
れば、孔の下流端部の断面を最小にし、孔の軸線
と孔の壁面に含まれる直線との間に小さい角度を
つける。このテーパの実用上の最大片側角度は約
5゜であろう。流体供給路をこのようにテーパ状に
形成すれば、管の下流端部における流体の流硫を
適正値に維持したまま管の上流端部における流体
の流速を低減させ摩擦損を軽減させられる。更に
他の変更実施態様について第6ないし第11図を
参照して説明する。
第6図は第5図の実施例の変更態様である。こ
の場合は、本体部材12Bを第4図の本体部材1
0Aの図示同様に平面図で示してある。この実施
例では第4図の断熱カバー54は省いてある。図
中、同様の参照数字は同様もしくは同一の部材を
示す。第4、5図の実施例の主要な改変について
のみ説明する。
の場合は、本体部材12Bを第4図の本体部材1
0Aの図示同様に平面図で示してある。この実施
例では第4図の断熱カバー54は省いてある。図
中、同様の参照数字は同様もしくは同一の部材を
示す。第4、5図の実施例の主要な改変について
のみ説明する。
第1の改変は、ノズル組立の中に溝60Aで構
成した案内路に関する改変である。第6図の実施
例においては、案内路の断面を下流方向に向つて
一様に大きくしてある。すなわち、第6図におい
て案内路の上端から下端に向つて案内路の断面を
一様に大きくしてある。糸と処理流体が出合う合
流位置は案内路の最上端部にあるが、第5図の実
施例で72で示したような拡大した合流室の形態
はとつてない。各溝60Aの断面は三角形であ
り、その結果案内路の断面は、第5図の実施例の
ように、四角形であるが、第6図の実施例の案内
路の拡大は円錐状拡大を都合よくすることに関係
あるものである。案内路を円錐状に形成すると、
案内路入口部における処理流体の流速が高く、案
内路内における処理流体の送り効果が全体として
増大する。このためにノズル上流における糸にか
かる張力が増大し、ノズル上流における糸の走行
状態が改善される。しかし、拡大度合がある程度
以上大きくなると、糸の走行状態はある限度以上
に改善されない。この拡大度合については以下に
説明する。
成した案内路に関する改変である。第6図の実施
例においては、案内路の断面を下流方向に向つて
一様に大きくしてある。すなわち、第6図におい
て案内路の上端から下端に向つて案内路の断面を
一様に大きくしてある。糸と処理流体が出合う合
流位置は案内路の最上端部にあるが、第5図の実
施例で72で示したような拡大した合流室の形態
はとつてない。各溝60Aの断面は三角形であ
り、その結果案内路の断面は、第5図の実施例の
ように、四角形であるが、第6図の実施例の案内
路の拡大は円錐状拡大を都合よくすることに関係
あるものである。案内路を円錐状に形成すると、
案内路入口部における処理流体の流速が高く、案
内路内における処理流体の送り効果が全体として
増大する。このためにノズル上流における糸にか
かる張力が増大し、ノズル上流における糸の走行
状態が改善される。しかし、拡大度合がある程度
以上大きくなると、糸の走行状態はある限度以上
に改善されない。この拡大度合については以下に
説明する。
案内路を拡大すると、マルチフイラメント糸の
場合、糸がテキスチヤード加工室に入る前におけ
るフイラメントの開繊状態が改善される。開繊状
態が良いと、個々のフイラメントに対する処理流
体の、案内路に沿つて糸を進ませる糸送り作用も
テキスチヤード加工室内におけるテキスチヤード
加工作用もより効果的に行われる。
場合、糸がテキスチヤード加工室に入る前におけ
るフイラメントの開繊状態が改善される。開繊状
態が良いと、個々のフイラメントに対する処理流
体の、案内路に沿つて糸を進ませる糸送り作用も
テキスチヤード加工室内におけるテキスチヤード
加工作用もより効果的に行われる。
第8図を参照して、案内路の拡大度合の好適程
度について検討してみる。説明の便宜のために案
内路を円錐台で示してある。円錐台の小径(d)上底
の面積と大径(D)下底の面積は、それぞれ案内路の
上流端断面積と下流端断面積に等しいものとす
る。円錐台の高さLは案内路の長さLに相当する
ものとする。案内路の拡大度合を第8図中の記号
で表わすと、 E=(D−d)/L×100%となる。
度について検討してみる。説明の便宜のために案
内路を円錐台で示してある。円錐台の小径(d)上底
の面積と大径(D)下底の面積は、それぞれ案内路の
上流端断面積と下流端断面積に等しいものとす
る。円錐台の高さLは案内路の長さLに相当する
ものとする。案内路の拡大度合を第8図中の記号
で表わすと、 E=(D−d)/L×100%となる。
ここに、E=拡大度合で長さLに対する百分率
で示してある。
で示してある。
検討の結果、Eが0から1.0%まで増大する間
は糸の走行状態は改善されることが分つた。
は糸の走行状態は改善されることが分つた。
Eをこの値より更に増大させても、少くともE
=1.2%まで増大する間はテキスチヤード加工室
の性能は低下しない。しかし検討の結果、通常
は、E=0.6〜0.7%の範囲で最も顕著な改善が見
られる。Eの値をこの範囲の値より大きい値にす
ると、案内路の断面とテキスチヤード加工室の断
面をぴつたり合せるのが困難になる場合がある。
=1.2%まで増大する間はテキスチヤード加工室
の性能は低下しない。しかし検討の結果、通常
は、E=0.6〜0.7%の範囲で最も顕著な改善が見
られる。Eの値をこの範囲の値より大きい値にす
ると、案内路の断面とテキスチヤード加工室の断
面をぴつたり合せるのが困難になる場合がある。
各図の実施例の案内路の拡大はいずれの場合
も、案内路全長にわたつて滑らかで一様に形成さ
れている。例えば段状拡大のように、案内路内面
形状が不連続状態であると、乱流を生じやすく、
従つて望ましくない。案内路全長にわたつて滑ら
かに拡大度合が変化するのは容認できるが、形成
工程が比較的複雑になり、又各ノズル間に変動が
ないように多くの案内路を正確に同一に形成する
場合に難がある。案内路の長手方向の一部を拡大
させてもよいが、案内路全長にわたつて拡大させ
ると、案内路全長にわたつて全体として流体の平
均流速が増大するから案内路全長にわたる拡大の
方がよい。第8図の拡大状態は、当然、第3,5
図の実施例にも適用できる。
も、案内路全長にわたつて滑らかで一様に形成さ
れている。例えば段状拡大のように、案内路内面
形状が不連続状態であると、乱流を生じやすく、
従つて望ましくない。案内路全長にわたつて滑ら
かに拡大度合が変化するのは容認できるが、形成
工程が比較的複雑になり、又各ノズル間に変動が
ないように多くの案内路を正確に同一に形成する
場合に難がある。案内路の長手方向の一部を拡大
させてもよいが、案内路全長にわたつて拡大させ
ると、案内路全長にわたつて全体として流体の平
均流速が増大するから案内路全長にわたる拡大の
方がよい。第8図の拡大状態は、当然、第3,5
図の実施例にも適用できる。
第6図では不明確であるが、送り込みインサー
ト部材78Aのみに形成した溝で構成した糸送り
込み路64Bの断面も長さ方向に拡大変化してい
る。糸送り込み路全長にわたつて拡大してない
が、第6図の108で示した位置から上流側が拡
大してある。糸送り込み路64Bの位置108よ
り下流部分の断面は一様な断面で、所要の糸を障
害なく通すに充分の限度内で最低の大きさであ
る。このようにして糸案内路を通る処理流体の逆
流を低減している。処理流体の種類を問わず、糸
送り込み路を通つて処理流体が逆流し漏洩すると
糸に対して「逆送り」作用をし、案内路に糸を送
ろうとする作用に逆の効果を与える。この逆送り
作用はできるだけ低減させるのが望ましく、上述
のように糸送り込み路を拡大させることによつて
この目的は達成できる。糸送り込み路の拡大度合
を第8図に示した円錐台と同様の円錐台で表現す
れば、通常は、テーパの片側面が2〜5゜の範囲の
値の場合に満足な結果が得られる。
ト部材78Aのみに形成した溝で構成した糸送り
込み路64Bの断面も長さ方向に拡大変化してい
る。糸送り込み路全長にわたつて拡大してない
が、第6図の108で示した位置から上流側が拡
大してある。糸送り込み路64Bの位置108よ
り下流部分の断面は一様な断面で、所要の糸を障
害なく通すに充分の限度内で最低の大きさであ
る。このようにして糸案内路を通る処理流体の逆
流を低減している。処理流体の種類を問わず、糸
送り込み路を通つて処理流体が逆流し漏洩すると
糸に対して「逆送り」作用をし、案内路に糸を送
ろうとする作用に逆の効果を与える。この逆送り
作用はできるだけ低減させるのが望ましく、上述
のように糸送り込み路を拡大させることによつて
この目的は達成できる。糸送り込み路の拡大度合
を第8図に示した円錐台と同様の円錐台で表現す
れば、通常は、テーパの片側面が2〜5゜の範囲の
値の場合に満足な結果が得られる。
第7図は、第5図の実施例に比べて第6図の実
施例を更に改変した実施例をより明確に示した図
である。糸送り込み路64Bは、2本の溝60A
で構成した案内路26Bに対して片寄らせて配置
してある。すなわち、糸送り込み路64Bと案内
路26Bとには共通対称面がない。第7図に見る
ように、糸送り込み路64Bの長手軸線は本体部
材12B内の溝60Aの長手方向中心線の左側に
変位させてある。明確に示してはないが、第6図
は第7図と異りノズルを下端側から見た図である
から、第6図の場合の上記中心線の変位方向は右
である。このように糸送り込み路を案内路に対し
て片寄らせて構成した結果、糸は流入気流によつ
て案内路の一側、すなわち第7図では左側、に押
しやられる。流体供給路に対するこの片寄り配置
関係は、流入する流体が糸を一側方に押すように
作用するように定めなくてはならない。糸送り込
み路が案内路の長手中心線に関して対称に配置し
てある第5図の配置においては、糸がある時は一
側方に、又ある時は他側方にそして更にある時は
糸送り込み路の頂部に向つて押しやられることが
分つた。このような状態は、各ノズル内の経時的
およびテキスチヤード加工機械の全ノズル間のテ
キスチヤード加工特性の変動度を増大させる原因
となる。
施例を更に改変した実施例をより明確に示した図
である。糸送り込み路64Bは、2本の溝60A
で構成した案内路26Bに対して片寄らせて配置
してある。すなわち、糸送り込み路64Bと案内
路26Bとには共通対称面がない。第7図に見る
ように、糸送り込み路64Bの長手軸線は本体部
材12B内の溝60Aの長手方向中心線の左側に
変位させてある。明確に示してはないが、第6図
は第7図と異りノズルを下端側から見た図である
から、第6図の場合の上記中心線の変位方向は右
である。このように糸送り込み路を案内路に対し
て片寄らせて構成した結果、糸は流入気流によつ
て案内路の一側、すなわち第7図では左側、に押
しやられる。流体供給路に対するこの片寄り配置
関係は、流入する流体が糸を一側方に押すように
作用するように定めなくてはならない。糸送り込
み路が案内路の長手中心線に関して対称に配置し
てある第5図の配置においては、糸がある時は一
側方に、又ある時は他側方にそして更にある時は
糸送り込み路の頂部に向つて押しやられることが
分つた。このような状態は、各ノズル内の経時的
およびテキスチヤード加工機械の全ノズル間のテ
キスチヤード加工特性の変動度を増大させる原因
となる。
第6図においては、テキスチヤード加工用イン
サート部材が省いてあり、下流溝110全体が見
えている。又第6図には上流溝112の部分も見
えており、糸送り込み用インサート部材78Aが
上流溝112内の作用位置に配設してある。第6
図の実施例において、上流溝112の下端に切り
込みが形成してあり、糸送り込み路と案内路を囲
む比較的狭い密封面114上の本体部材とインサ
ート部材78Aとが密封状態に接合するようにし
てある。溝110にも同様の切り込みが形成して
ある。第6図の空所110は第4図における相当
する空所と全体として同様に形成してあり、同様
のインサート部材22をはめ込める。しかし、こ
の場合はインサート部材の設計を第1ないし第4
図の場合のインサート部材設計と異るものにして
ある。例えば、スロツト44の代りに各インサー
ト部材の壁部を半径方向に貫通する孔を設けても
よい。このような構造の方が本来、複数のスロツ
トを設けた構造よりも強固であり、従つてインサ
ート部材の上流端の支持フランジを全部もしくは
部分的に省くことができる。それでもなおインサ
ート部材の案内路を囲む軸方向の面とテキスチヤ
ード加工室への入口部で本体部材12Bと密封状
態で接合しているが、各インサート部材はその下
流端付近のみで固定支持されている。上流端のフ
ランジを部分的になくしたとしても、下流端のフ
ランジのみが固定/支持部となるが、上流端のフ
ランジの残りの部分が、望ましくない振動に対す
る補強材の役目をする。
サート部材が省いてあり、下流溝110全体が見
えている。又第6図には上流溝112の部分も見
えており、糸送り込み用インサート部材78Aが
上流溝112内の作用位置に配設してある。第6
図の実施例において、上流溝112の下端に切り
込みが形成してあり、糸送り込み路と案内路を囲
む比較的狭い密封面114上の本体部材とインサ
ート部材78Aとが密封状態に接合するようにし
てある。溝110にも同様の切り込みが形成して
ある。第6図の空所110は第4図における相当
する空所と全体として同様に形成してあり、同様
のインサート部材22をはめ込める。しかし、こ
の場合はインサート部材の設計を第1ないし第4
図の場合のインサート部材設計と異るものにして
ある。例えば、スロツト44の代りに各インサー
ト部材の壁部を半径方向に貫通する孔を設けても
よい。このような構造の方が本来、複数のスロツ
トを設けた構造よりも強固であり、従つてインサ
ート部材の上流端の支持フランジを全部もしくは
部分的に省くことができる。それでもなおインサ
ート部材の案内路を囲む軸方向の面とテキスチヤ
ード加工室への入口部で本体部材12Bと密封状
態で接合しているが、各インサート部材はその下
流端付近のみで固定支持されている。上流端のフ
ランジを部分的になくしたとしても、下流端のフ
ランジのみが固定/支持部となるが、上流端のフ
ランジの残りの部分が、望ましくない振動に対す
る補強材の役目をする。
第9図は第6図の実施例を改変した実施例で上
述の改変したテキスチヤード加工用インサート組
立を取り付けたものである。本体部材12Cには
断面が正方形もしくは長方形の溝110Aが設け
てあり、各テキスチヤード加工室用インサート部
材22Aの下流端には相当した形状のフランジ4
3Aが形成してある。又、インサート部材22A
には円形断面の溝116が形成してあり、ノズル
組立を完成させると相補関係にある本体部材10
Cに形成してある同様の溝と整合してテキスチヤ
ード加工室を構成する。第9図では見えないが、
インサート部材22Aには、インサート部材22
の壁部40と同様の壁部がある。インサート部材
22Aの穴は、断面が円径あるいは好都合の形状
であり、壁部を半径方向に貫通し、その長さに比
して比較的小さい寸法である。インサート部材2
2Aの上流端に補強フランジを設けてもよく、も
しくは上流端の密封表面を単に壁部の面で構成し
てもよい。いずれの場合にもインサート部材22
Aは、その下流端のみで溝110Aの中に固定さ
れ支持される。その支持状況について下記に説明
する。
述の改変したテキスチヤード加工用インサート組
立を取り付けたものである。本体部材12Cには
断面が正方形もしくは長方形の溝110Aが設け
てあり、各テキスチヤード加工室用インサート部
材22Aの下流端には相当した形状のフランジ4
3Aが形成してある。又、インサート部材22A
には円形断面の溝116が形成してあり、ノズル
組立を完成させると相補関係にある本体部材10
Cに形成してある同様の溝と整合してテキスチヤ
ード加工室を構成する。第9図では見えないが、
インサート部材22Aには、インサート部材22
の壁部40と同様の壁部がある。インサート部材
22Aの穴は、断面が円径あるいは好都合の形状
であり、壁部を半径方向に貫通し、その長さに比
して比較的小さい寸法である。インサート部材2
2Aの上流端に補強フランジを設けてもよく、も
しくは上流端の密封表面を単に壁部の面で構成し
てもよい。いずれの場合にもインサート部材22
Aは、その下流端のみで溝110Aの中に固定さ
れ支持される。その支持状況について下記に説明
する。
第9図において、インサート部材22Aは、樋
形の溝110Aの基底部から離した状態で、フラ
ンジ43Aと係合する1本もしくは数本の調節ね
じ118で支持してある。調節ねじ118は、本
体部材12Cに形成してある適当なねじ穴120
にねじ込んである。インサート部材22Aは、1
本ないしは数本の固定ねじ122で、溝110A
の中に案内路と横方向に整合させて固定してあ
る。図示したねじ122は、本体部材12Cの左
側(第9図において)の壁に設けた比較的ゆるい
穴123を通してフランジ43Aのねじ穴にねじ
込んであり、フランジ43Aを本体部材12Cの
左側の壁にしつかりと接合するように引き付けて
いる。ノズルを組立体にした状態において溝11
0Aの中に形成される排気室を隔離したい場合に
は、フランジ43Aと本体部材12Cとの間のす
き間を非常に小さくしてもよい。インサート部材
22Aには、その上流端にフランジ43A同様の
フランジを設け、そのフランジをフランジ43A
と同様に支持ねじと固定ねじで支持、固定するこ
ともできる。
形の溝110Aの基底部から離した状態で、フラ
ンジ43Aと係合する1本もしくは数本の調節ね
じ118で支持してある。調節ねじ118は、本
体部材12Cに形成してある適当なねじ穴120
にねじ込んである。インサート部材22Aは、1
本ないしは数本の固定ねじ122で、溝110A
の中に案内路と横方向に整合させて固定してあ
る。図示したねじ122は、本体部材12Cの左
側(第9図において)の壁に設けた比較的ゆるい
穴123を通してフランジ43Aのねじ穴にねじ
込んであり、フランジ43Aを本体部材12Cの
左側の壁にしつかりと接合するように引き付けて
いる。ノズルを組立体にした状態において溝11
0Aの中に形成される排気室を隔離したい場合に
は、フランジ43Aと本体部材12Cとの間のす
き間を非常に小さくしてもよい。インサート部材
22Aには、その上流端にフランジ43A同様の
フランジを設け、そのフランジをフランジ43A
と同様に支持ねじと固定ねじで支持、固定するこ
ともできる。
糸送り込み路64A(第5図)、同じく64B
(第6図)は正確に形成するのが比較的容易であ
り、図示のような分離したインサート部材の代り
に、相応に改変した本体部材12Aあるいは12
Bに直接設けることもできる。
(第6図)は正確に形成するのが比較的容易であ
り、図示のような分離したインサート部材の代り
に、相応に改変した本体部材12Aあるいは12
Bに直接設けることもできる。
本発明によるテキスチヤード加工用ノズルは前
述のように構成され、特に糸送り込み路を案内路
に対して片寄配置しているので、糸は常に一方方
向に寄せられた状態でテキスチヤード加工される
ことになり、テキスチヤード加工特性の変動度を
狭い範囲に収めることができる。
述のように構成され、特に糸送り込み路を案内路
に対して片寄配置しているので、糸は常に一方方
向に寄せられた状態でテキスチヤード加工される
ことになり、テキスチヤード加工特性の変動度を
狭い範囲に収めることができる。
第1図は、本発明によるノズルの1部品の正面
図、第2図は、第1図の線−に沿つた断面
図、第3図は、第1図に示した部品を使用したノ
ズル組立の軸断面図、第4図は、他の実施例の第
1図同様の正面図、第5図は、第4図に示した実
施例を更に改変した実施例の部分断面図、第6図
は、更に他の実施例の第4図同様の正面図、第7
図は、第6図の実施例の第6図の線−に沿つ
た部分断面図で、両ノズル部材が互いに完全に接
合する直前の状態を示し、第8図は、第6図の実
施例を説明するための線図、第9図は、第6図の
実施例を改変した実施例の、第6図の線−に
沿つた断面図、 10,10A,12,12A,12B……本体
部材、18,20,22,22A,62,78,
80……インサート部材、24,30,32,3
4,36;64,68,70,74;64A,8
6,87,96;64B……加工対象の糸と処理
流体とを合流させる手段、26,26A……案内
路、28……テキスチヤード加工室、40……壁
部、41,43……支持部、44……スロツト、
46……排気室、48……排気口、89……閉塞
部材、94……通路、100……管、104,1
06……管を取外し可能に通路に固定する手段、
118……調整手段。
図、第2図は、第1図の線−に沿つた断面
図、第3図は、第1図に示した部品を使用したノ
ズル組立の軸断面図、第4図は、他の実施例の第
1図同様の正面図、第5図は、第4図に示した実
施例を更に改変した実施例の部分断面図、第6図
は、更に他の実施例の第4図同様の正面図、第7
図は、第6図の実施例の第6図の線−に沿つ
た部分断面図で、両ノズル部材が互いに完全に接
合する直前の状態を示し、第8図は、第6図の実
施例を説明するための線図、第9図は、第6図の
実施例を改変した実施例の、第6図の線−に
沿つた断面図、 10,10A,12,12A,12B……本体
部材、18,20,22,22A,62,78,
80……インサート部材、24,30,32,3
4,36;64,68,70,74;64A,8
6,87,96;64B……加工対象の糸と処理
流体とを合流させる手段、26,26A……案内
路、28……テキスチヤード加工室、40……壁
部、41,43……支持部、44……スロツト、
46……排気室、48……排気口、89……閉塞
部材、94……通路、100……管、104,1
06……管を取外し可能に通路に固定する手段、
118……調整手段。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 糸が糸処理ノズルの全体として真直ぐな通路
内を通つて移動する間に糸をテキスチヤード加工
するテキスチヤード加工用ノズルであつて、 上記通路上の合流位置で、テキスチヤード加工
対象の糸と処理流体とを合流させる手段64B,
86A,87A,140と、 糸の移動方向について上記合流位置の下流の通
路上に位置し、上記通路について横方向に処理流
体を排出するための穴を設けた壁部を有するテキ
スチヤード加工室28と、 上記合流位置と上記テキスチヤード加工室との
間の上記通路の部分を構成している案内路26B
とを含み、 上記の糸と処理流体とを合流させる手段が、上
記合流位置に開口している糸送り込み路64A,
64Bと、上記糸送り込み路に対して小さい角度
で傾斜している軸線を有し上記合流位置に突出し
ている単一の流体供給路96で構成してあり、 上記糸送り込み路64A,64Bを上記案内路
26A,26Bに対して片寄配置して、処理流体
が糸を上記案内路の一側方向に押しやるように構
成してあることを特徴とする糸のテキスチヤード
加工用ノズル。 2 上記案内路26A,26Bが下流方向に向つ
て一様に大きく形成されており、その拡大の割合
が、前記案内路26A,26Bの長さに対する百
分率で0%から1%の間であることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載のテキスチヤード加工
用ノズル。 3 上記ノズルが開閉可能に構成された2つの部
材から成り、上記流体供給路96が片方の部材に
あり、上記糸送り込み路64A,64Bが他の部
材にあることを特徴とする特許請求の範囲第1項
又は第2項に記載のテキスチヤード加工ノズル。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US13608880A | 1980-03-31 | 1980-03-31 | |
US136088 | 1980-03-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63288241A JPS63288241A (ja) | 1988-11-25 |
JPS6410612B2 true JPS6410612B2 (ja) | 1989-02-22 |
Family
ID=22471232
Family Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4567781A Granted JPS56148928A (en) | 1980-03-31 | 1981-03-30 | Structure of yarn treating nozzle |
JP63102854A Granted JPS63288241A (ja) | 1980-03-31 | 1988-04-27 | 糸をテキスチャード加工するノズル |
JP63102853A Granted JPS63288240A (ja) | 1980-03-31 | 1988-04-27 | 糸テキスチャード加工用のノズル |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4567781A Granted JPS56148928A (en) | 1980-03-31 | 1981-03-30 | Structure of yarn treating nozzle |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63102853A Granted JPS63288240A (ja) | 1980-03-31 | 1988-04-27 | 糸テキスチャード加工用のノズル |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
EP (3) | EP0039763B1 (ja) |
JP (3) | JPS56148928A (ja) |
AT (1) | ATE15507T1 (ja) |
BR (1) | BR8101933A (ja) |
CA (1) | CA1160808A (ja) |
DE (1) | DE3172185D1 (ja) |
ES (1) | ES501395A0 (ja) |
IN (1) | IN152884B (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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EP0184625B2 (en) * | 1984-12-03 | 1993-09-08 | Maschinenfabrik Rieter Ag | Thread treating nozzle |
CN1005199B (zh) * | 1985-01-19 | 1989-09-20 | 巴马格·巴默机器制造股份公司 | 丝传送和变形用的喷嘴 |
CN1006910B (zh) * | 1985-07-20 | 1990-02-21 | 巴马格·巴默机器制造股份公司 | 用于丝变形的喷嘴 |
JPH04145316A (ja) * | 1990-10-08 | 1992-05-19 | Nissan Altia Co Ltd | ホイールアライメント測定装置 |
CH689040B5 (de) * | 1992-11-19 | 1999-02-26 | Rieter Ag Maschf | Verfahren und Vorrichtung zum Texturieren von thermoplastischen Fäden. |
CN1078636C (zh) * | 1996-01-12 | 2002-01-30 | 里特机械公司 | 由长丝构成的不同颜色的单纱生产彩色纱线的方法和设备 |
DE29701559U1 (de) * | 1997-01-30 | 1997-03-27 | Wini Büromöbel Georg Schmidt GmbH & Co. KG, 31863 Coppenbrügge | Tischgestell, insbesondere für einen Bürotisch |
EP0861931B1 (de) * | 1997-02-26 | 2001-12-19 | Maschinenfabrik Rieter Ag | Verfahren und Anlage zum Erzeugen eines Garnes aus mindestens zwei Garnkomponenten |
EP0930383B1 (de) | 1998-01-14 | 2003-02-26 | Maschinenfabrik Rieter Ag | Spinnstrecktexturier- oder Strecktexturiermaschine |
TW449627B (en) † | 1998-03-03 | 2001-08-11 | Heberlein & Co Ag | Yarn processing device and use thereof |
DE10302079B4 (de) * | 2003-01-21 | 2006-04-20 | Corovin Gmbh | Vorrichtung und Verfahren zur Herstellung von gekräuselten Spinnvliesfasern oder gekräuselten schmelzgeblasenen Vliesfilamenten aus geschmolzenem thermoplastischen Material |
CA3023637A1 (en) * | 2016-06-22 | 2017-12-28 | Toray Industries, Inc. | Production method for partially separated fiber bundle, partially separated fiber bundle, fiber-reinforced resin molding material using partially separated fiber bundle, and production method for fiber-reinforced resin molding material using partially separated fiber bundle |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2938257A (en) * | 1957-07-23 | 1960-05-31 | American Viscose Corp | Bulked yarn manufacture |
GB872234A (en) * | 1959-04-24 | 1961-07-05 | Canadian Celanese Ltd | Apparatus for the production of bulky yarns |
US3286321A (en) * | 1963-11-22 | 1966-11-22 | Eastman Kodak Co | Method of treating multifilament yarn |
DE2006022C3 (de) * | 1970-02-11 | 1981-10-15 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen | Vorrichtung zur Herstellung texturierter Fäden |
US4100659A (en) * | 1974-03-05 | 1978-07-18 | Basf Aktiengesellschaft | Process for texturizing filaments |
US3956807A (en) * | 1975-05-02 | 1976-05-18 | Eastman Kodak Company | Jet apparatus for forwarding and entangling tow |
JPS5540845A (en) * | 1978-09-14 | 1980-03-22 | Toyo Boseki | Fluid nozzle |
-
1981
- 1981-03-12 EP EP81101805A patent/EP0039763B1/en not_active Expired
- 1981-03-12 EP EP84102260A patent/EP0123072B1/en not_active Expired
- 1981-03-12 EP EP84102261A patent/EP0123829B1/en not_active Expired
- 1981-03-12 AT AT81101805T patent/ATE15507T1/de not_active IP Right Cessation
- 1981-03-12 DE DE8181101805T patent/DE3172185D1/de not_active Expired
- 1981-03-28 IN IN344/CAL/81A patent/IN152884B/en unknown
- 1981-03-30 CA CA000374188A patent/CA1160808A/en not_active Expired
- 1981-03-30 JP JP4567781A patent/JPS56148928A/ja active Granted
- 1981-03-31 BR BR8101933A patent/BR8101933A/pt not_active IP Right Cessation
- 1981-03-31 ES ES501395A patent/ES501395A0/es active Granted
-
1988
- 1988-04-27 JP JP63102854A patent/JPS63288241A/ja active Granted
- 1988-04-27 JP JP63102853A patent/JPS63288240A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56148928A (en) | 1981-11-18 |
EP0123829A1 (en) | 1984-11-07 |
BR8101933A (pt) | 1981-10-06 |
ES8206681A1 (es) | 1982-08-16 |
ATE15507T1 (de) | 1985-09-15 |
IN152884B (ja) | 1984-04-28 |
EP0039763A3 (en) | 1982-03-10 |
DE3172185D1 (en) | 1985-10-17 |
JPS63288240A (ja) | 1988-11-25 |
EP0039763B1 (en) | 1985-09-11 |
JPS63288241A (ja) | 1988-11-25 |
CA1160808A (en) | 1984-01-24 |
ES501395A0 (es) | 1982-08-16 |
JPS6410611B2 (ja) | 1989-02-22 |
EP0123072A1 (en) | 1984-10-31 |
JPH0244927B2 (ja) | 1990-10-05 |
EP0123829B1 (en) | 1987-03-11 |
EP0039763A2 (en) | 1981-11-18 |
EP0123072B1 (en) | 1987-09-09 |
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