JPS6379579A - 加温販売用飲料の製造法 - Google Patents
加温販売用飲料の製造法Info
- Publication number
- JPS6379579A JPS6379579A JP61225101A JP22510186A JPS6379579A JP S6379579 A JPS6379579 A JP S6379579A JP 61225101 A JP61225101 A JP 61225101A JP 22510186 A JP22510186 A JP 22510186A JP S6379579 A JPS6379579 A JP S6379579A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drink
- fatty acid
- ester
- acid ester
- beverage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Tea And Coffee (AREA)
- Non-Alcoholic Beverages (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、コーヒー、ココア、ミルクセーキ、しるこ、
スープ等の加温販売用飲料の製造法に間し、詳しくは、
フラットサワー様の変敗を防止した加温販売用飲料の製
造法に関する。
スープ等の加温販売用飲料の製造法に間し、詳しくは、
フラットサワー様の変敗を防止した加温販売用飲料の製
造法に関する。
[従来の技術]
缶コーヒー等の飲料は、密封容器に詰め、加熱であるが
、通常殺菌処理は、普通の保存条件では腐敗変質を示さ
ず、消費者の健康に有害な作用を示さない程度のいわゆ
る商業的無菌の状態を目的としており、必ずしも厳密な
意味での集菌の状態ではない。
、通常殺菌処理は、普通の保存条件では腐敗変質を示さ
ず、消費者の健康に有害な作用を示さない程度のいわゆ
る商業的無菌の状態を目的としており、必ずしも厳密な
意味での集菌の状態ではない。
このため、Bacillus 5tearo −th
ermophilus、Bacilluscoagul
ans、Clostridiumthermoacet
icum等に代表される耐熱性細菌の胞子が、製品中
に生存していることがあるが、通常の貯蔵流通条件下で
は発育できないため、常温流通では特に問題を生じない
。
ermophilus、Bacilluscoagul
ans、Clostridiumthermoacet
icum等に代表される耐熱性細菌の胞子が、製品中
に生存していることがあるが、通常の貯蔵流通条件下で
は発育できないため、常温流通では特に問題を生じない
。
しかしながら、近年、特に冬期45〜65°Cに加温し
て自動販売機(ホットベンダー)で販売されるようにな
り、このように高温に長時閏保持されると、製品中に生
存していた耐熱性細菌胞子が発芽増殖して、フラットサ
ワー様の変数を生じろ場合があフた。
て自動販売機(ホットベンダー)で販売されるようにな
り、このように高温に長時閏保持されると、製品中に生
存していた耐熱性細菌胞子が発芽増殖して、フラットサ
ワー様の変数を生じろ場合があフた。
これらの耐熱性細菌胞子を死滅させるために、狩苗ン二
rtかトげ尾と一垂白質のを習巧〕由脂Q c:”+
4+離等が生じ、品質が劣化する。
rtかトげ尾と一垂白質のを習巧〕由脂Q c:”+
4+離等が生じ、品質が劣化する。
〔発明が解決しようとする問題点]
殺菌温度を上げずに、耐熱性細菌胞子の死滅率を向上さ
せたり、耐熱性細′Vi胞子が残存しても、飲料中での
発芽増殖を抑制する目的で、ショ糖脂肪酸エステルが使
用されている。この場合、ショ糖脂肪酸エステルは、飲
料中の油脂外等の分散作用をも目的として添加されてい
る。油脂外等の分散作用を目的としてショ糖脂肪酸エス
テルを使用する場合、飲料のI)Hをほぼ中性に調整す
る必要がある。例えば、コーヒー飲料の場合、殺菌工程
前のpHを6.8程度に調整しており、これよりも酸性
側になると、油脂外の分離を生じる。
せたり、耐熱性細′Vi胞子が残存しても、飲料中での
発芽増殖を抑制する目的で、ショ糖脂肪酸エステルが使
用されている。この場合、ショ糖脂肪酸エステルは、飲
料中の油脂外等の分散作用をも目的として添加されてい
る。油脂外等の分散作用を目的としてショ糖脂肪酸エス
テルを使用する場合、飲料のI)Hをほぼ中性に調整す
る必要がある。例えば、コーヒー飲料の場合、殺菌工程
前のpHを6.8程度に調整しており、これよりも酸性
側になると、油脂外の分離を生じる。
一般に、細菌類は、pHが低下するほど繁殖が抑えられ
るため、少しでもpHを低下させることができれば、殺
菌温度を下げることができ、良品質の製品を得ることが
できる。
るため、少しでもpHを低下させることができれば、殺
菌温度を下げることができ、良品質の製品を得ることが
できる。
[問題を解決するための手段及び発明の効果]本発明者
は、中性から弱酸性で飲料中の油脂外等が分離すること
なく、かつ、フラットサワー様の変敗を防止することを
目的として、鋭意研究を行なった結果、本発明に到達し
た。
は、中性から弱酸性で飲料中の油脂外等が分離すること
なく、かつ、フラットサワー様の変敗を防止することを
目的として、鋭意研究を行なった結果、本発明に到達し
た。
本発明は、加温販売用飲料の製造において、飲料にポリ
グリセリン脂肪酸エステルを添加し、容器に密封して、
従来の120℃前後の商業的加熱殺菌を行なうことによ
り、飲料中の油脂外等の分離を防止し、しかもフラット
サワー様の変敗を防止するものである。
グリセリン脂肪酸エステルを添加し、容器に密封して、
従来の120℃前後の商業的加熱殺菌を行なうことによ
り、飲料中の油脂外等の分離を防止し、しかもフラット
サワー様の変敗を防止するものである。
本発明で使用するポリグリセリン脂肪酸エステルとは、
平均重合度が6以上のポリグリセリンと主に炭素原子数
14〜22の飽和又は不飽和の脂肪酸とのエステルであ
り、好ましくは平均重合度10以上のポリグリセリンと
パルミチン酸及び又はステアリン酸とのモノ〜ジエステ
ルを使用する。
平均重合度が6以上のポリグリセリンと主に炭素原子数
14〜22の飽和又は不飽和の脂肪酸とのエステルであ
り、好ましくは平均重合度10以上のポリグリセリンと
パルミチン酸及び又はステアリン酸とのモノ〜ジエステ
ルを使用する。
重合度が6未満のポリグリセリンのエステルでは、充分
な油脂外等の分散効果が得られない。又炭素原子数14
未満の脂肪酸のエステルは、苦みが強く、飲料の風味を
損なうため好ましくない。
な油脂外等の分散効果が得られない。又炭素原子数14
未満の脂肪酸のエステルは、苦みが強く、飲料の風味を
損なうため好ましくない。
ポリグリセリン脂肪酸エステルの添加量が増加すると、
フラットサワー様の変数防止効果及び油脂外等の分散効
果は向上するが、ポリグリセリン脂肪酸エステルの増量
と比例するものではなく、実用的な添加量は、0.01
〜0.2%程度である。
フラットサワー様の変数防止効果及び油脂外等の分散効
果は向上するが、ポリグリセリン脂肪酸エステルの増量
と比例するものではなく、実用的な添加量は、0.01
〜0.2%程度である。
本発明の飲料の密封手段としては、缶詰、ビン詰及びレ
トルトパウチ等の方法を用いる。
トルトパウチ等の方法を用いる。
以下に、ポリグリセリン脂肪酸エステルのフラットサワ
ー様の変敗防止効果を調べるために行なった実験につい
て述べる。
ー様の変敗防止効果を調べるために行なった実験につい
て述べる。
デカグリセリンモノステアレートと比較のためショ糖脂
肪酸エステルをミルクコーヒーに対して0.05%添加
、又は乳化剤無添加でミルクコーヒーを調製し、炭酸水
素ナトリウムを少量加えてミルクコーヒーをpH6,0
に調整した。このミルクコーヒーにClostridi
um th−ermoacet icumの芽胞液を
ミルクコーヒーに対し、4X103ケ/mlとなるよう
に接種し、115℃の油浴中で1o分間加熱殺菌処理を
行なった。加熱殺菌直後の菌数と、55℃で7日間嫌又
Bacillus stearother−moph
i lus (4X10”r/ml)及びBa−cil
lus coagulans(4X103ケ/1)
に対しても同様に実験を行なった。その結果を第2表、
第3表に示す。
肪酸エステルをミルクコーヒーに対して0.05%添加
、又は乳化剤無添加でミルクコーヒーを調製し、炭酸水
素ナトリウムを少量加えてミルクコーヒーをpH6,0
に調整した。このミルクコーヒーにClostridi
um th−ermoacet icumの芽胞液を
ミルクコーヒーに対し、4X103ケ/mlとなるよう
に接種し、115℃の油浴中で1o分間加熱殺菌処理を
行なった。加熱殺菌直後の菌数と、55℃で7日間嫌又
Bacillus stearother−moph
i lus (4X10”r/ml)及びBa−cil
lus coagulans(4X103ケ/1)
に対しても同様に実験を行なった。その結果を第2表、
第3表に示す。
第 3 表
第1〜3表の結果より、ポリグリセリン脂肪酸エステル
とショ糖脂肪酸エステルは、乳化剤無添加に比べfi4
熱性細菌の増殖を著しく抑制しており、ショ糖脂肪酸エ
ステルよりもポリグリセリン脂肪酸エステルの方が抑制
効果が強いことが明らかである。
とショ糖脂肪酸エステルは、乳化剤無添加に比べfi4
熱性細菌の増殖を著しく抑制しており、ショ糖脂肪酸エ
ステルよりもポリグリセリン脂肪酸エステルの方が抑制
効果が強いことが明らかである。
[実施例コ
以下、実施例に従い本発明を更に詳細に説明する。
実施例1
約60℃の温水86Kgにデカグリセリンモノステアレ
ート0.05Kg1i:溶解し、グラニユー糖8Kg、
全脂粉乳1.8Kg、脱脂粉乳1.7Kg及びコーヒー
エキス2.5Kgを添加してよく混合した。炭酸水素ナ
トリウムを添加し、[)H6,8に調整した後、1改正
200Kg/cTn″、2改正50Kg/c−で均質化
し、200ccの缶に入れて密封し、120℃で20分
間加熱殺菌を行なった。得られた缶入りミルクコーヒー
500I@体を45〜65℃で15日間保存後、フラッ
トサワー様の変敗の有%と、油脂外等の分離の有無につ
いて調べた結果、フラットサワー様の変敗及び油脂外等
の分離共に全く認められなかった。
ート0.05Kg1i:溶解し、グラニユー糖8Kg、
全脂粉乳1.8Kg、脱脂粉乳1.7Kg及びコーヒー
エキス2.5Kgを添加してよく混合した。炭酸水素ナ
トリウムを添加し、[)H6,8に調整した後、1改正
200Kg/cTn″、2改正50Kg/c−で均質化
し、200ccの缶に入れて密封し、120℃で20分
間加熱殺菌を行なった。得られた缶入りミルクコーヒー
500I@体を45〜65℃で15日間保存後、フラッ
トサワー様の変敗の有%と、油脂外等の分離の有無につ
いて調べた結果、フラットサワー様の変敗及び油脂外等
の分離共に全く認められなかった。
実施例2
炭酸水素ナトリウムによるpH調整を行なわない以外は
実施例1と同様にして得た缶入りミルクコーヒー(pH
5,8)500検体を45〜65℃で15日保存後、フ
ラットサワー様の変数の有無と、油脂外等の分離の有無
について調べた結果、フラットサワー様の変数及び油脂
外等の分離共に全く認められなかった。
実施例1と同様にして得た缶入りミルクコーヒー(pH
5,8)500検体を45〜65℃で15日保存後、フ
ラットサワー様の変数の有無と、油脂外等の分離の有無
について調べた結果、フラットサワー様の変数及び油脂
外等の分離共に全く認められなかった。
比較例1
デカグリセリンモノステアレートをショ糖脂肪酸エステ
ル(三菱化成食品μ$l!JP−1570)に代え、炭
酸水素ナトリウムによるpH調整を行なわない以外は実
施例1と同様にして得た缶入りミルクコーヒー(pH5
,8)500検体を45〜65℃で15日保存後、フラ
ットサワー様の変数の有無と、油脂外等の分離の有無に
ついて調べた結果、フラットサワー様の変敗は全く認め
られなかったが、241検体に油脂外の分離が認められ
た。
ル(三菱化成食品μ$l!JP−1570)に代え、炭
酸水素ナトリウムによるpH調整を行なわない以外は実
施例1と同様にして得た缶入りミルクコーヒー(pH5
,8)500検体を45〜65℃で15日保存後、フラ
ットサワー様の変数の有無と、油脂外等の分離の有無に
ついて調べた結果、フラットサワー様の変敗は全く認め
られなかったが、241検体に油脂外の分離が認められ
た。
Claims (2)
- (1)飲料に、ポリグリセリン脂肪酸エステルを添加し
、容器に密封して加熱殺菌することを特徴とする加温販
売用飲料の製造法。 - (2)ポリグリセリン脂肪酸エステルが、平均重合度6
以上のポリグリセリンと、主に炭素原子数14〜22の
脂肪酸とのエステルである特許請求の範囲第1項記載加
温販売用飲料の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61225101A JPS6379579A (ja) | 1986-09-24 | 1986-09-24 | 加温販売用飲料の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61225101A JPS6379579A (ja) | 1986-09-24 | 1986-09-24 | 加温販売用飲料の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6379579A true JPS6379579A (ja) | 1988-04-09 |
Family
ID=16823996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61225101A Pending JPS6379579A (ja) | 1986-09-24 | 1986-09-24 | 加温販売用飲料の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6379579A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6355448B1 (en) | 1998-06-02 | 2002-03-12 | 3M Innovative Properties Company | Sterilization indicator with chemically stabilized enzyme |
US7045343B2 (en) | 1998-06-02 | 2006-05-16 | 3M Innovative Properties Company | Sterilization indicator test packs |
US7150893B1 (en) | 1999-03-24 | 2006-12-19 | Mitsubishi Chemical Corporation | Milk beverage |
JP2010126472A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Marubeni Nisshin Feed Co Ltd | クロストリジウム症の予防及び/又は治療用飼料 |
-
1986
- 1986-09-24 JP JP61225101A patent/JPS6379579A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6355448B1 (en) | 1998-06-02 | 2002-03-12 | 3M Innovative Properties Company | Sterilization indicator with chemically stabilized enzyme |
US6897059B2 (en) | 1998-06-02 | 2005-05-24 | 3M Innovative Properties Company | Sterilization indicator with chemically stabilized enzyme |
US7045343B2 (en) | 1998-06-02 | 2006-05-16 | 3M Innovative Properties Company | Sterilization indicator test packs |
US7150893B1 (en) | 1999-03-24 | 2006-12-19 | Mitsubishi Chemical Corporation | Milk beverage |
JP2010126472A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Marubeni Nisshin Feed Co Ltd | クロストリジウム症の予防及び/又は治療用飼料 |
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