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JPS6360262A - 耐熱鋼 - Google Patents

耐熱鋼

Info

Publication number
JPS6360262A
JPS6360262A JP20133186A JP20133186A JPS6360262A JP S6360262 A JPS6360262 A JP S6360262A JP 20133186 A JP20133186 A JP 20133186A JP 20133186 A JP20133186 A JP 20133186A JP S6360262 A JPS6360262 A JP S6360262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel
toughness
strength
content
heat resistant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20133186A
Other languages
English (en)
Inventor
Seikichi Yamada
山田 誠吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP20133186A priority Critical patent/JPS6360262A/ja
Publication of JPS6360262A publication Critical patent/JPS6360262A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、高強度、高靭性で且つ耐熱性にすぐれた耐
熱鋼に関し、例えばタービン用部品(ディスク、ロータ
、ブレード)やその他高強度、高靭性および耐熱性が要
求される各種の機械構造用部品の素材として利用される
含Co−12Cr系耐熱鋼に関する。
(従来の技術) 含Go−12Cr系耐熱鋼はMo、V、Nbなどのカー
ボンと強力に結び付き易い炭化物生成元素が多量に含イ
するため焼入れ温度、即ち、炭化物の固溶温度が115
0〜1180℃と高く、このため結晶粒度が粗くなり常
温近傍の靭性が低いのが欠点の一つであった。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の含Co−12Cr系耐熱鋼は、その常温時の街替
値が0.3〜1.okgfrm L、かなく、この時の
靭性破面率が10ozと非常にもろいため、タービン・
ディスク、ロータ、動翼等の、常温から起動する回転部
品などには材質として不適である。靭性を傷めるために
は結晶粒の微細化が有効であるが前述の通り焼入れ温度
が前述した通り1150〜1180℃と高いため、Nb
、Vなど結晶粒調整元素は十分にその効果を果たせない
という問題がある。
本発明は斯かる問題点を解決するためになされたもので
、耐熱性に優れ、且つ、高強度、高靭性である含Go−
12Cr系の耐熱鋼を提供することを百的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成するために、本発明者は真空カーボン
脱酸法(VCD法)、真空アーク溶解法(VAR法)等
の、Stに依らない脱酸法を用い、鋼中のSi含有量を
0.1wtX以下と極めて少ない量に規制することによ
り、粒界析出物の凝集を遅滞させ、結果として靭性、ク
リープラブチャ伸びが向上することにより、より優れた
耐熱鋼が得られるとの知見を得た0本発明は斯かる知見
に基づくもので、本発明によれば、重量%でC:0.0
5〜0.2゜%、Si:Q、IQ%以下、Mn:1.5
%以下、Ni:0.2〜3.0%、Cr : 8.0〜
13.0%、Mo:0.5〜2.0%、V : 0.0
5〜3.0%、Nb+Ta:0.1〜3.0%、Co:
4.0〜7.0%、B:0.005〜0.1%、N:0
.002〜0.2%、残部Feおよび不可避的不純物か
らなることを特徴とする高強度、高靭性で且つ耐熱性に
すぐれた耐熱鋼が提供される。
次に2.この発明による耐熱鋼の成分範囲(重量%)の
限定理由を述べる。
C: o、os〜0.2 % Cは常温および高温にあける強度ならびに硬さを増大す
るのに最も重要な元素であり、鋼の強度を高めるにはま
ず第1にC含有量の増大が必要である。したがってCは
少なくとも0.05%以上は必要である。しかし、0.
2%を超えると高温で炭化物の凝導を促進し、高温での
クリープ・ラブチャ強度の低下をまねく、C量のより好
ましい含有量範囲は0.08〜0.12%である。
Si:0.10%p Siは鋼の耐酸化性を向上させ、Oを安定化させる(固
定化させる)が、焼もどしによる析出物(炭化物など)
の凝集を早め、クリープ・ラブチャ伸びを低めたり、常
温近傍および高温長時間保持後の靭性を劣化させるなど
の問題点を有している。従って、前記VCD法やVAR
法を用いることによりSiによる脱酸は行わないという
考えに基づき、3iの上限を0.10%に規制した。
Mn:1.5%以下 MnはSiと同様に鋼中のOを介在物として安定化させ
機械的性質を向上させるが、強力なオーステナイト生成
元素であるため1.5%を超えると残留オーステナイト
の生成を助長し、目的とする焼もどしマルテンサイト組
織を得るには逆に不安定元素として作用するので上限を
1.5%に規制した。
Ni:0.2〜3.0% Niは靭性の向上に寄与するが、クリープラブチャ寿命
を短くする欠点がある。また、強力なオーステナイト生
成元素であり、多量に添加するとMs点が著しく低下し
、残留オーステナイトの生成をまねき組織が不安定とな
るので上限を3.0χに規制した。
Cr : 8.0〜13.0% Crは本発明に係る耐熱口の基本元素であり、所要の耐
蝕性、耐熱性、強度及び靭性を確保するのに必須の元素
である。このCrはCと炭化物を生成して強度を向上さ
せるのに寄与する。そして、耐蝕性、耐熱性の観点から
はCrは少なくとも8%以上が必要になる。しかし、C
rの含有量が増えると他の含有成分とのバランスからδ
フェライトの異相が生し靭性、疲労強度、延性等の低下
を招くので上限を13%に規制した。Crのより好まし
い添加量範囲は10〜12%である。
Mo:0.5〜2.0% Moは強力な炭化物生成元素であり、高温強度の向上を
図るのに重要な元素であり、クリープラブチャ特性を向
上させる。しかし、下限の0.5z以下では顕著な効果
が得られず、過剰に添加すると強力なフェライト生成元
素のためδフェライトを生成させる虞があるので2.0
χを上限とした。
V : 0.05〜3.0% ■はMOと同様に強力な炭化物生成元素であり、高温強
度の向上、結晶粒の微細化による靭性の向上に寄与する
が、所期の効果を得るには少なくとも下限値である0、
05%以上の添加が必要であり、3.0χを超すと巨大
炭化物の形成の虞があり、靭性、クリープラブチャ伸び
の低下を招く。■のより好ましい添加量範囲は0,25
〜0.35%である。
Nb+Ta :0.1〜3.0% Nb及びTaは炭化物生成元素であり、Crと結びつく
Cと優先的に反応して安定したNb及びTaの炭化物を
生成し、高温のクリープラブチャ強度を改善するととも
に結晶粒を微細化する作用がある。Nb及び/またはT
aの添加により所期の効果を得るにはNb及びTaの合
計添加量が少なくとも0.1%以上必要であり、過剰に
添加すると靭性が低下するため、上限値を3.Ozに設
定した。
Co : 4.0〜7.0% CoはAc点を低下させずにδフェライトを消滅させる
オーステナイト生成元素であるが、その効果はNiに比
べて劣るので少なくとも4.0%以上添加する必要があ
る。また、Coは固溶強化元素でもあり、高温のクリー
プラブチャ特性を向上せしめる。しかし、オーステナイ
ト生成元素であるため多量に添加すると常温で残留オー
ステナイトが残存するという問題が生ずるため上限を7
.0χとした。尚、Coは高価な元素であるので経済的
理由からも必要以上の添加は自ずと制限される。
B : 0.005〜0.1% Bは粒界の強化、熱間加工性の改善、靭性の確保ならび
に高温強度の向上に寄与する重要元素である。B添加に
より所期の効果を得るには少な(とも0.005%以上
の添加が必要であるが過剰に添加するとFeJを多量に
生成し、却って熱間加工性を阻害するので上限を設けて
0.1χとした。尚、Bの好ましい添加量範囲は0.0
08〜0.015χである。
N : 0.002〜0.20% N含有の効果はC含有の効果に類似し、Nは窒化物の生
成により強度、靭性を向上させる元素であり、N含有に
より所期の効果を得るには少なくとも0.002%以上
が必要である。なお、このN元素は通常の鋼製造時に不
可避的不純物元素として含有する元素であり、Nが過剰
に含有すると溶接時のガス発生を招き問題になると共に
、強力なオーステナイト生成元素であるためMs点を下
げて組織の不安定化を招き、強度及び靭性を劣化させる
ので上限値を設けて0.20%とした。なお、Nの好ま
しい含有量範囲は0.015〜0.025χである。
p、s、o等の不純物元素の含有量は極力低いことが望
ましいことは勿論のことである。
(実施例) 以下本発明に係る耐熱鋼の実施例を説明する。
第1表は本発明鋼及び比較鋼の各化学成分を示し、供試
鋼S1及びS2は本発明鋼であり、供試鋼C1は比較鋼
である。供試鋼S1はSi含有量を0.02%と、供試
g4C1に比較して極端にSilを少なくしたものであ
り、供試鋼S2のSi含有量は供試鋼S1のSi含有量
(0,02χ)より多いが本発明の規制範囲内の0.0
8χである。一方、供試鋼01のSi含有量は本発明の
規定範囲を外れ、0.45Xである。
第1表に示す化学成分の各供試鋼を溶製したのち試験片
を切り出し、各試験片を1150℃に加熱後油冷の焼入
れ処理、615℃に加熱後空冷及び620℃に加28後
空冷の各焼戻し処理を順次実施して後述の各種試験に供
試した。
(以下余白) 第2表は各供試鋼の試験片を常温で引張り試験及びアイ
シフト衝撃試験(2mmVノツチ)を行った試験結果を
示し、引張強さ、耐力、伸び、及び絞りの各特性値は本
発明E(供試鋼Sl及びS2)及び比較鋼(供試鋼c1
)のいずれについても略同し値を示したが、衝撃値では
明確な差異が見られ、本発明鋼の方が比較鋼より高い値
が得られた。
第1図は供試鋼Sl、S2及びC1についての衝撃遷移
曲線を示し、2 m m Vノツチ試験片により各遷移
曲線を求めた。Silを規制した本発明鋼(供試鋼S1
及び32)の常温近傍の衝撃値は 4゜比較鋼のそれよ
り高く靭性が改善されている。
第2図は550℃及び650℃でのクリープラブチャ試
験結果を示し、同図中の数字は8M断伸び(%)を示す
。供試*si及びC1の各試験温度での試験結果を比較
すると、クリープラブチャ時間に対するラブチャ応力は
両者とも略同じ特性を示すが、破断伸びにおいて顕著な
差異が認められ、本発明鋼の方が比較鋼に比べ高い延性
を示してい(発明の効果) 以上詳述したように、本発明の含Co−Cr系耐熱鋼に
依れば、鋼中のSi量を0.10%以下に規制するよう
にしたので、高強度、高靭性で且つクリープラブチャ延
性が改善されるという優れた効果を奏し、例えば、ガス
タービンの、コンプレー・すやタービンのディスク、ロ
ータ、タービンブレード(動翼、静翼)等の、高強度、
高靭性且つ耐熱性が要求される各種機械構造用部品の素
材として好適に使用され得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る耐熱鋼の衝撃遷移特性を示すグラ
フ、第2図は本発明に係る耐熱鋼のクリープラブチャ特
性を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 重量%でC:0.05〜0.2%、Si:0.10%以
    下、Mn:1.5%以下、Ni:0.2〜3.0%、C
    r:8.0〜13.0%、Mo:0.5〜2.0%、V
    :0.05〜3.0%、Nb+Ta:0.1〜3.0%
    、Co:4.0〜7.0%、B:0.005〜0.1%
    、N:0.002〜0.2%、残部Feおよび不可避的
    不純物からなることを特徴とする高強度、高靭性で且つ
    耐熱性にすぐれた耐熱鋼。
JP20133186A 1986-08-29 1986-08-29 耐熱鋼 Pending JPS6360262A (ja)

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JP20133186A JPS6360262A (ja) 1986-08-29 1986-08-29 耐熱鋼

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ID=16439242

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JP20133186A Pending JPS6360262A (ja) 1986-08-29 1986-08-29 耐熱鋼

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6546713B1 (en) 1997-12-15 2003-04-15 Hitachi, Ltd. Gas turbine for power generation, and combined power generation system
US6574966B2 (en) 2000-06-08 2003-06-10 Hitachi, Ltd. Gas turbine for power generation

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60165360A (ja) * 1984-02-09 1985-08-28 Toshio Fujita 高強度・高靭性蒸気タ−ビンロ−タ
JPS60165358A (ja) * 1984-02-09 1985-08-28 Toshio Fujita 蒸気タ−ビン高中圧ロ−タ用高強度高靭性鋼

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