JPS6320587B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6320587B2 JPS6320587B2 JP54141613A JP14161379A JPS6320587B2 JP S6320587 B2 JPS6320587 B2 JP S6320587B2 JP 54141613 A JP54141613 A JP 54141613A JP 14161379 A JP14161379 A JP 14161379A JP S6320587 B2 JPS6320587 B2 JP S6320587B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paint
- foamed
- crushed
- photopolymerizable
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Molding Of Porous Articles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、凹凸模様付建築用板の製造方法に関
するものであつて、更に詳述すれば、基板1表面
に発泡インキを所望の模様を形成するよう塗布し
た後に加熱発泡させ、加熱発泡後得られた発泡層
2をコーターロール4で圧し潰しながら光重合型
塗料5を塗布し、圧し潰された発泡層2が完全に
戻らないうちに光重合型塗料5を硬化せしめるこ
とを特徴とする凹凸模様付建築用板の製造方法に
係るものである。
するものであつて、更に詳述すれば、基板1表面
に発泡インキを所望の模様を形成するよう塗布し
た後に加熱発泡させ、加熱発泡後得られた発泡層
2をコーターロール4で圧し潰しながら光重合型
塗料5を塗布し、圧し潰された発泡層2が完全に
戻らないうちに光重合型塗料5を硬化せしめるこ
とを特徴とする凹凸模様付建築用板の製造方法に
係るものである。
従来、建築用板に凹凸模様を付す方法として
は、基板に発泡インキで所定模様をつけこれを加
熱発泡させて発泡層を形成せしめてから、この発
泡層にスプレー等でトツプコートを行つていた。
ところが、この方法では、発泡層2の柔軟性によ
り、力が加わつた場合等には、トツプコート層に
クラツクが発生したり剥離する欠点があつた。第
5図及び第6図として従来の凹凸模様付建築用板
及びその断面図を示す。
は、基板に発泡インキで所定模様をつけこれを加
熱発泡させて発泡層を形成せしめてから、この発
泡層にスプレー等でトツプコートを行つていた。
ところが、この方法では、発泡層2の柔軟性によ
り、力が加わつた場合等には、トツプコート層に
クラツクが発生したり剥離する欠点があつた。第
5図及び第6図として従来の凹凸模様付建築用板
及びその断面図を示す。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであつ
て、その目的とするところは、塗膜表面側から力
がかかつても塗膜にクラツクや剥離が発生せず、
淡い色調の濃淡や細かな凹凸によつて特徴付けら
れる非常に自然観のある仕上り外観を有する凹凸
模様付建築用板を製造する方法の提供にある。
て、その目的とするところは、塗膜表面側から力
がかかつても塗膜にクラツクや剥離が発生せず、
淡い色調の濃淡や細かな凹凸によつて特徴付けら
れる非常に自然観のある仕上り外観を有する凹凸
模様付建築用板を製造する方法の提供にある。
以下図に示す実施例を挙げて本発明を説明す
る。
る。
凹凸模様が付される基板1は第3図に示す如き
であつて、硬質塩化ビニル樹脂でなり、その両側
縁には相互に嵌合される接続部3が設けられたも
のである。
であつて、硬質塩化ビニル樹脂でなり、その両側
縁には相互に嵌合される接続部3が設けられたも
のである。
本発明においては、上記の基板1の表面に発泡
インキを所望の模様を形成するよう塗布した後に
例えば150℃の熱風を吹き付けるなどして、発泡
させ、基板1の表面に凹凸発泡層2の形成された
ものを得る。次いでこれを第1図及び第2図のよ
うにしてコーターロール4に通す。コーターロー
ル4では前記発泡層2を圧し潰しながら光重合型
塗料5を塗布する。ここでは光重合型塗料として
アクリルウレタン変性樹脂系のものを用いた。コ
ーターロール4(直径30cm)は、基板1の搬送方
向aに逆つて(リバース)回転する(例えば回転
速度3rpm)(第2図中矢印で図示)ものである。
ここで、発泡層2が圧し潰されたところへ光重合
型塗料5が入り込む。つまり発泡後の発泡層2を
圧し潰すと発泡層2の気泡が広がつたりして光重
合型塗料5が発泡層2内に入り込む。次いで、圧
し潰された発泡層2が完全に戻らないうちに、紫
外線を照射して表面に塗装された光重合型塗料5
を硬化させて、第4図のような塗膜断面を有する
最終製品を得る。
インキを所望の模様を形成するよう塗布した後に
例えば150℃の熱風を吹き付けるなどして、発泡
させ、基板1の表面に凹凸発泡層2の形成された
ものを得る。次いでこれを第1図及び第2図のよ
うにしてコーターロール4に通す。コーターロー
ル4では前記発泡層2を圧し潰しながら光重合型
塗料5を塗布する。ここでは光重合型塗料として
アクリルウレタン変性樹脂系のものを用いた。コ
ーターロール4(直径30cm)は、基板1の搬送方
向aに逆つて(リバース)回転する(例えば回転
速度3rpm)(第2図中矢印で図示)ものである。
ここで、発泡層2が圧し潰されたところへ光重合
型塗料5が入り込む。つまり発泡後の発泡層2を
圧し潰すと発泡層2の気泡が広がつたりして光重
合型塗料5が発泡層2内に入り込む。次いで、圧
し潰された発泡層2が完全に戻らないうちに、紫
外線を照射して表面に塗装された光重合型塗料5
を硬化させて、第4図のような塗膜断面を有する
最終製品を得る。
本発明で使用する光重合型塗料としては、アク
リルウレタン変性樹脂系のもの以外に例えば、ポ
リエステル変性樹脂系、アクリルエポキシ変性樹
脂系等が用いられる。塗布量、紫外線照射量等は
使用する塗料によつて適宜決定すればよいもので
ある。又、本発明において使用する基板として
は、上記実施例において使用した基板1以外に、
木材板、合板、金属板等であつても、また、別の
形状をしていても差支えはないものである。
リルウレタン変性樹脂系のもの以外に例えば、ポ
リエステル変性樹脂系、アクリルエポキシ変性樹
脂系等が用いられる。塗布量、紫外線照射量等は
使用する塗料によつて適宜決定すればよいもので
ある。又、本発明において使用する基板として
は、上記実施例において使用した基板1以外に、
木材板、合板、金属板等であつても、また、別の
形状をしていても差支えはないものである。
上記のように本発明の方法においては、基板表
面に発泡インキを所望の模様を形成するよう塗布
した後に加熱発泡させ、加熱発泡後得られた発泡
層をコーターロールで圧し潰しながら光重合型塗
料を塗布してから硬化させられるので塗料は圧し
潰された発泡層に入り込んだまま硬化させられ、
硬化後の塗膜は第4図に示されるように発泡層に
しつかりと投錨されたような構造となり、塗膜に
加わつた力を下方の発泡層へ吸収分散させやすく
するとともに、塗膜の密着性も向上し、クラツク
の発生や剥離が防止される。また、紫外線による
光重合型塗料の硬化反応は非常に速やかに、短時
間に行なわれ、圧し潰された発泡層が完全に復元
する前に硬化するため、発泡層の復元状態に部分
的に差が発生し、淡い色調の濃淡や、細かな凹凸
によつて特徴付けられる自然観のある仕上り外観
を有する凹凸模様付建築用板が得られるものであ
る。更に、光重合型塗料を表面塗装に使用するた
め、塗料硬化時に建築用板に熱がかからないから
ひずみが発生しないという利点もある。
面に発泡インキを所望の模様を形成するよう塗布
した後に加熱発泡させ、加熱発泡後得られた発泡
層をコーターロールで圧し潰しながら光重合型塗
料を塗布してから硬化させられるので塗料は圧し
潰された発泡層に入り込んだまま硬化させられ、
硬化後の塗膜は第4図に示されるように発泡層に
しつかりと投錨されたような構造となり、塗膜に
加わつた力を下方の発泡層へ吸収分散させやすく
するとともに、塗膜の密着性も向上し、クラツク
の発生や剥離が防止される。また、紫外線による
光重合型塗料の硬化反応は非常に速やかに、短時
間に行なわれ、圧し潰された発泡層が完全に復元
する前に硬化するため、発泡層の復元状態に部分
的に差が発生し、淡い色調の濃淡や、細かな凹凸
によつて特徴付けられる自然観のある仕上り外観
を有する凹凸模様付建築用板が得られるものであ
る。更に、光重合型塗料を表面塗装に使用するた
め、塗料硬化時に建築用板に熱がかからないから
ひずみが発生しないという利点もある。
第1図は本発明の方法におけるコーターロール
での塗布状態を示す斜視図、第2図は、塗布工程
の説明図、第3図は実施例に使用した基板、第4
図は本発明で得られる製品の塗膜の付着状態を示
す概略断面図である。第5図は従来の方法で得ら
れる製品の概略斜視図、第6図はその断面図であ
る。 1……基板、2……発泡層、4……コーターロ
ール、5……光重合型塗料。
での塗布状態を示す斜視図、第2図は、塗布工程
の説明図、第3図は実施例に使用した基板、第4
図は本発明で得られる製品の塗膜の付着状態を示
す概略断面図である。第5図は従来の方法で得ら
れる製品の概略斜視図、第6図はその断面図であ
る。 1……基板、2……発泡層、4……コーターロ
ール、5……光重合型塗料。
Claims (1)
- 1 基板表面に発泡インキを所望の模様を形成す
るように塗布した後に加熱発泡させ、加熱発泡後
得られた発泡層をコーターロールで圧し潰しなが
ら光重合型塗料を塗布し、圧し潰された発泡層が
完全に戻らないうちに光重合型塗料を硬化せしめ
ることを特徴とする凹凸模様付建築用板の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14161379A JPS5665665A (en) | 1979-10-31 | 1979-10-31 | Preparation of building panel with embossed patterns |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14161379A JPS5665665A (en) | 1979-10-31 | 1979-10-31 | Preparation of building panel with embossed patterns |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5665665A JPS5665665A (en) | 1981-06-03 |
JPS6320587B2 true JPS6320587B2 (ja) | 1988-04-28 |
Family
ID=15296094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14161379A Granted JPS5665665A (en) | 1979-10-31 | 1979-10-31 | Preparation of building panel with embossed patterns |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5665665A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020049827A (ja) * | 2018-09-27 | 2020-04-02 | 株式会社リコー | 液体を吐出する装置及び画像形成方法 |
-
1979
- 1979-10-31 JP JP14161379A patent/JPS5665665A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5665665A (en) | 1981-06-03 |
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