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JPS62802Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS62802Y2
JPS62802Y2 JP12304582U JP12304582U JPS62802Y2 JP S62802 Y2 JPS62802 Y2 JP S62802Y2 JP 12304582 U JP12304582 U JP 12304582U JP 12304582 U JP12304582 U JP 12304582U JP S62802 Y2 JPS62802 Y2 JP S62802Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
central axis
adjusting nut
boring
mounting hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12304582U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5928404U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12304582U priority Critical patent/JPS5928404U/ja
Publication of JPS5928404U publication Critical patent/JPS5928404U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS62802Y2 publication Critical patent/JPS62802Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、中ぐり工具の改良に関する。
中ぐり工具により中ぐり加工が行なわれるワー
クとしては、例えば自動車用エンジンにおけるシ
リンダブロツク等があるが、このシリンダブロツ
クに形成されるシリンダ孔は、通常エンジン排気
量によつて径が異なるので、多種の中ぐり工具あ
るいは中ぐり装置を準備しなければならず、不経
済であるため、ある程度多種の径の孔の中ぐりが
できる中ぐり工具あるいは中ぐり装置が望まれて
いた。
一方、中ぐり加工においては、多数のワークを
加工してゆくうちに、工具の摩耗により加工寸法
が次第に減少し、許容公差範囲を越えてしまう場
合があるため、一般に所定数のワークの中ぐり加
工が完了した後にワークの加工寸法を検測し、こ
れによつて工具の摩耗を検知して、工具の刃先位
置を摩耗量だけ微小補正する技術が特公昭54−
10750号公報により知られている。ところが、こ
の補正は、あくまでも工具の摩耗量のような微小
なものに対してのみ行ないうるものであり、上記
したような多種の径の孔の中ぐりを行なうために
は適用することができない。
そこで本考案は、上記したような摩耗に対して
の微小な補正ができるとともに、ある程度多種の
径の孔の中ぐり加工も可能な、すなわち汎用性の
ある中ぐり工具を提供することを目的とするもの
である。
本考案の中ぐり工具は、中ぐりクイルの回転軸
に直角な中心軸線の方向に延び、一端が該中ぐり
クイルの外周面に開口する工具取付穴、この工具
取付穴に、前記中心軸線のまわりには回転可能で
あるが、該中心軸線に沿つては移動不能に嵌合さ
れた第1調整ナツト、該第1調整ナツトに螺合さ
れ、前記工具取付穴に対して回転不能ではある
が、前記中心軸線に沿つて移動可能の工具本体、
この工具本体を前記中心軸線方向一方向に付勢す
るスプリング、前記工具本体の外端面から内方に
延びる刃具取付穴、この工具取付穴に、前記中心
軸線のまわりに回転可能であるが、該中心軸線に
沿つては移動不能に設けられ、前記第1調整ナツ
トのリード角と異なるリード角を有する第2調整
ナツト、この第2調整ナツトに螺合され、前記刃
具取付穴に対して回転不能ではあるが、前記中心
軸線に沿つて移動可能に設けられ、突出外端に刃
物を有する刃具、および該刃具を前記中心軸線方
向一方向に付勢するスプリングを備えたことを特
徴とするものである。
以上の構造の本考案の中ぐり工具においては、
2つの調整ナツトの一方、例えば第1調整ナツト
のリード角を大きいものとして、ワークごとの孔
の径に合わせて、工具全体を比較的粗く出し入れ
できるようにすることにより、工具に汎用性をも
たせることができるとともに、他方の調整ナツ
ト、例えば第2調整ナツトのリード角を小さいも
のとして、刃具のみを精度よく出し入れできるよ
うにすることにより、刃物の摩耗に対しての微細
な補正が可能であり、従つて本考案の中ぐり工具
は、簡単な構造で刃先位置の微細な補正が可能で
あるとともに汎用性があり、実用価値の高いもの
である。
以下添付図面を参照しつつ本考案の好ましい実
施例による中ぐり工具について説明する。
第1図は、本考案の実施例による中ぐり工具が
装着された中ぐり盤の正面図であり、この図にお
いて符号1は中ぐり盤であり、この中ぐり盤1は
シリンダブロツクのようなワークWを載置するた
めのワーク台2を有している。このワーク台2の
上方には、垂直軸線Aを中心として回転できるよ
うになつている中ぐりクイル3が設けられてお
り、この中ぐりクイル3はモータMによつて回転
させられるようになつている。中ぐりクイル3
は、軸線Aの方向に油圧シリンダ装置等によつて
移動させられるようになつている。中ぐりクイル
3の下端近傍には、水平軸線Bの方向に延びる工
具取付穴4が形成されており、この工具取付穴4
内に本考案の中ぐり工具10が取り付けられてい
る。中ぐり盤1は、以上の構成により、クイル3
が上下動しつつ垂直軸線Aを中心として回転する
とき、水平面内で施回する中ぐり工具10によつ
てワーク台2上のワークWのホールHの中ぐりを
行なう。
以下、第2図を参照しつつ、中ぐり工具10の
構造を詳細に説明する。
工具取付穴4には、中ぐり工具10を取り付け
易くするためのほぼ円筒状のアダプタ5が嵌装さ
れている。このアダプタ5の内孔5aには、第2
図において右方部分に第1拡径部5bおよび該第
1拡径部5bより更に拡径した第2拡径部5cが
形成されている。アダプタ5の内孔5aには、第
1調整ナツト11が水平軸線Bを中心として回転
可能に嵌装されており、この第1調整ナツト11
は、水平軸線B方向に延びるほぼ円筒形をなして
おり、その水平軸線B方向の中間外周面には、フ
ランジ11aが形成されている。第1調整ナツト
11は、その左方部分が第1拡径部5bに、フラ
ンジ11aが第2拡径部5cにそれぞれ嵌合して
いる。第1調整ナツト11は、そのフランジ11
aが第2拡径部5cによつて形成される肩部と、
ネジ6によりクイル3に固着される止め片7とに
よつて狭持されて、アダプタ5から外れないよう
になつている。
第1調整ナツト11の雌ネジ11bは、比較的
大きなリード角を有しており、この雌ネジ11b
には、工具本体12が、その右方部分の外周面に
形成された雄ネジ部12aにおいて螺合してい
る。工具本体12の左方部分の外周面の一部に
は、突片12bが形成されており、この突片12
bは、アダプタ5の内周面に形成された軸方向溝
5dに嵌合して、工具本体12の回り止めの作用
をなしている。従つて、この工具本体12は、水
平軸線Bの方向には移動できるが、この軸線Bの
まわりには回転できないようになつている。かく
して、この工具本体12は、第1調整ナツト11
を回転させると、雌ネジ11bと雄ネジ12aの
作用により、水平軸線Bの方向、すなわち工具取
付穴4に対して出入りする方向に粗く移動できる
ようになつている。工具本体12の左端面には、
半径方向外方に張り出す環状ストッパ部材12c
が設けられており、この環状ストツパ部材12c
とアダプタ5の底面との間にはスプリング13が
配されている。このスプリング13は、工具本体
12を工具取付穴4の底に向けて付勢し、これに
よつて雌ネジ11bと雄ネジ12aの間のバツク
ラツシを取るものである。
工具本体12には、その右端面から左方に向つ
て水平軸線Bの方向に延びる刃具取付穴14が設
けられている。この刃具取付穴14には、刃具1
5を取り付け易くするためのほぼ円筒状のアダプ
タ16が嵌装されている。このアダプタ16の内
孔16aには、アダプタ5の内孔5aと同様その
右方部分に、第1拡径部16bおよび該第1拡径
部16bより更に拡径した第2拡径部16cが形
成されている。アダプタ16の内孔16aには、
第1調整ナツト11と同様の第2調整ナツト17
が水平軸線Bを中心として回転可能に嵌装されて
いる。この第2調整ナツト17は、水平軸線B方
向に延びるほぼ円筒形をなしており、その水平軸
線B方向の中間外周面には、フランジ17aが形
成されている。第2調整ナツト17は、その左方
部分が第1拡径部16bに、フランジ17aが第
2拡径部16cにそれぞれ嵌合している。第1調
整ナツト17は、そのフランジ16aが、第2拡
径部16cによつて形成される肩部と、ネジ18
により工具本体12に固着される止め片19とに
よつて狭持されて、アダプタ16から外れないよ
うになつている。
第2調整ナツト17の雌ネジ17bは、微小の
リード角を有しており、この雌ネジ17bには、
刃具15が、そのシヤンク部15aの右方部分外
周面に形成された雄ネジ15bにおいて螺合して
いる。このシヤンク部15aの右端には、チツプ
15cを有する刃物15dが装着されている。シ
ヤンク部15aの左方部分の外周面の一部には、
突片15eが形成されており、この突片15e
は、アダプタ16の内周面に形成された軸方向溝
16dに嵌合して、刃具15の回り止めの作用を
なしている。従つて、この刃具15は、水平軸線
Bの方向には移動できるが、この軸線Bのまわり
には回転できないようになつている。かくして、
この刃具15は、第2調整ナツト17を回転させ
ると、雌ネジ17bと雄ネジ15bの作用によ
り、水平軸線Bの方向、すなわち刃具取付穴14
に対し出入りする方向に精度より移動できるよう
になつている。刃具15の左端には、半径方向外
方に張り出す円板状のストツパ部材15fが設け
られており、このストツパ部材15fとアダプタ
16の左端面の間には、スプリング20が配され
ている。このスプリング20は、刃具15を刃具
取付穴14の底に向けて付勢し、これによつて雌
ネジ17bと雄ネジ15bの間のバツクラツシを
取るものである。
以上説明した構造の中ぐり工具10のチツプ1
5cの位置の調整について説明する。
まず、第1図および第2図を参照して、上記チ
ツプ位置の調整に使用されるチツプ位置調整用マ
ニピユレータ30を説明すると、このマニピユレ
ータ30は、本体31と、この本体31の先端に
対向して枢着された2つの把持アーム32,33
とを備えている。把持アーム32,33は、スプ
リング34によつて互いに向う方向すなわち閉じ
る方向に付勢されている。把持アーム32,33
は、その後端部の互いに向き合う部分に、斜面3
2a,33aが形成されており、矢印Cの方向に
油圧シリンダ装置(図示せず)によつて移動させ
られるコーン状部材35によつて、適宜スプリン
グ34に抗して開かれるようになつている。マニ
ピユレータ30全体は、第1調整ナツト11を把
持する第1作用位置、第2調整ナツト17を把持
する第2作用位置、および引き込んだ不作用位置
の3つの位置を取ることができるとともに、水平
軸線Bを中心として回転できるようになつてい
る。
次に上記マニピユレータ30を使用してのチツ
プ位置の調整について説明する。
まず、ワークWが変わり、中ぐり加工すべきホ
ールHの径が変わつた場合のチツプ位置の調整に
ついて説明すると、コーン35を矢印Cの方向に
前進させて、把持アーム32,33を最大に開
き、この状態でマニピユレータ30を第2図に示
す第1作用位置に前進させ、この後コーン35を
後退させる。すると、把持アーム32,33は、
スプリング34の作用により閉じて第1調整ナツ
ト11を把持する。この状態で、マニピユレータ
30を、ワークWの種類、中ぐり加工すべきホー
ルHの加工寸法に応じて予じめ定めた量だけ回転
させて、第1調整ナツト11を所定量回転させ、
中ぐり工具10全体を所定量突出させ、あるいは
引き込まさせることにより、次に加工すべきワー
クWのホールHの寸法に応じて刃具15を粗く出
入れし、その後、マニピユレータ30を一旦後退
させて図示しない計測機により刃具15の突出量
を計測し、この値を予定の調整値と比較して第2
調整ナツト17の回転量を決定する。しかる後
に、再度マニピユレータ30を前進させて把持ア
ーム32,33を開き、第2調整ナツト17を前
記決定した回転量だけ回転させる。以上により、
中ぐり工具10のチツプ15cの位置を、中ぐり
加工すべきホールHの径に応じて調整する。
このように中ぐり工具10のチツプ15cの位
置をワークWのホールHの径に応じて調整した
後、クイル3を垂直軸線A方向に移動させつつ該
軸線Aのまわりに回転させ中ぐり加工を行なう。
所定数のワークWの中ぐり加工を行なつた後、ワ
ークWのホールHの径を検測して、チツプ15c
の摩耗を検知し、この検知した摩耗量に応じて、
今度は第2調整ナツト17だけをマニピユレータ
30により回転させ、該摩耗量分だけ刃具15を
突出させる。以上により、中ぐり工具10のチツ
プ15cの位置を、該チツプの摩耗量に応じて調
整する。
以上の実施例においては、構造上の都合によ
り、第1調整ナツト11を、工具に汎用性をもた
せるための比較的大きなリード角を備えたものと
し、第2調整ナツト17を、摩耗補正用の小さい
リード角を備えたものとしたが、逆であつてもよ
いことはもちろんである。また、クイル3とアダ
プタ5、工具本体12とアダプタ16とは、加工
が可能であるならば一体のものであつてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例による中ぐり工具を
装着した中ぐり盤の側面図、第2図は、第1図に
示した中ぐり工具を拡大して示す拡大部分断面図
である。 3……中ぐりクイル、4……工具取付穴、11
……第1調整ナツト、12……工具本体、13…
…スプリング、14……刃具取付穴、15……刃
具、15c……チツプ、17……第2調整ナツ
ト、20……スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中ぐりクイルの回転軸に直角な中心軸線の方向
    に延び、一端が該中ぐりクイルの外周面に開口す
    る工具取付穴、この工具取付穴に、前記中心軸線
    のまわりには回転可能であるが、該中心軸線に沿
    つては移動不能に嵌合された第1調整ナツト、該
    第1調整ナツトに螺合され、前記工具取付穴に対
    して回転不能ではあるが、前記中心軸線に沿つて
    移動可能の工具本体、この工具本体を前記中心軸
    線方向一方向に付勢するスプリング、前記工具本
    体の外端面から内方に延びる刃具取付穴、この刃
    具取付穴に、前記中心軸線のまわりに回転可能で
    はあるが、該中心軸線に沿つては移動不能に設け
    られ、前記第1調整ナツトのリード角と異なるリ
    ード角を有する第2調整ナツト、この第2調整ナ
    ツトに螺合され、前記刃具取付穴に対して回転不
    能ではあるが、前記中心軸線に沿つて移動可能に
    設けられ、突出外端に刃物を有する刃具、および
    該刃具を前記中心軸線方向一方向に付勢するスプ
    リングを備えた中ぐり工具。
JP12304582U 1982-08-13 1982-08-13 中ぐり工具 Granted JPS5928404U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12304582U JPS5928404U (ja) 1982-08-13 1982-08-13 中ぐり工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12304582U JPS5928404U (ja) 1982-08-13 1982-08-13 中ぐり工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5928404U JPS5928404U (ja) 1984-02-22
JPS62802Y2 true JPS62802Y2 (ja) 1987-01-09

Family

ID=30281020

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12304582U Granted JPS5928404U (ja) 1982-08-13 1982-08-13 中ぐり工具

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JP (1) JPS5928404U (ja)

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JPS5928404U (ja) 1984-02-22

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