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JPH0574705U - 心調整機構付センタ - Google Patents

心調整機構付センタ

Info

Publication number
JPH0574705U
JPH0574705U JP2495792U JP2495792U JPH0574705U JP H0574705 U JPH0574705 U JP H0574705U JP 2495792 U JP2495792 U JP 2495792U JP 2495792 U JP2495792 U JP 2495792U JP H0574705 U JPH0574705 U JP H0574705U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
center
spindle
taper
shaft
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2495792U
Other languages
English (en)
Inventor
克之 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okuma Corp filed Critical Okuma Corp
Priority to JP2495792U priority Critical patent/JPH0574705U/ja
Publication of JPH0574705U publication Critical patent/JPH0574705U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Turning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 標準の心押台にコンパクトなアタッチメント
を着脱可能に装着して、高精度なテーパ補正ができるよ
うにする。 【構成】 心押軸11のテーパ穴11aに着脱可能に嵌
挿されるテーパシャンク部12aを有するケース12の
中心穴12bに、0.1mm程度の僅かな偏心量を有し
て穿設された偏心テーパ穴13aを有するスピンドル1
3を回転可能に軸承し、ケースに固着の枠体17に直角
方向に移動可能に設けられたシフタ軸15のシフタフオ
ーク15aを、スピンドルに固着のレバー14と係合さ
せ、シフタ軸に螺合される送りねじを微細調整握りによ
り手動回転してスピンドルを旋回し、センタ22の最大
偏心点のスピンドルに対する角度位置を変えてテーパ調
整を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば加工の際に工作物の円筒度を正確に調整せねばならない研削 盤等工作機械のためのセンタ中心調整機構を有するセンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、両センタで工作物を支持して研削を行う円筒研削盤等において、支持さ れる工作物が長手送り方向と平行でない場合には、工作物にテーパが生じ円筒度 が狂う。これを補正調整するために重いテーブルを旋回させ数ミクロンオーダで テーパ調整するには熟練と時間がかかる。そこで種々の方法が考えられているが 偏心を用いた方法として実公昭59−20884号がある。 このものは図6,図7に示すように心押台本体101の外部に設けられた流体 圧シリンダのピストンロッド102により、カム軸103を旋回させてカムロッ ド104を微動させ、カムロッドの円筒状頭部105を貫通して心押台スリーブ 軸108と平行に摺動可能な小軸106を有するレバー107をスリーブ軸10 8に連結し、レバー107の回動でスリーブ軸108,センタ109を回動させ るとともに、スリーブと一体に前進・後退を可能ならしめ、スピンドルを作用さ せる油圧回路を設けて手動による調整を可能とし、拡大機構を通して調整量を目 盛板にて読み取り可能に表示させるようにしたものである。
【0003】 又は同様に偏心を用いた他の方法として実公昭61−85302号がある。こ のものは図8に示すように、工作物を支持するテーパ部軸心と円柱状柄部の軸心 とが偏心したセンタ111が、偏心スリーブ112に円柱状柄部によって挿入さ れるとともに、その偏心スリーブが心押台本体に一体化されるケース113のテ ーパ穴内に挿入され、かつその偏心スリーブが外径の小さい端部側へばね114 により押圧されるようにしたものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 従来の技術で述べた前者は、心押台自体が特殊かつ大掛かりでコスト高となり 、既存の機械に後から付加することが困難であり、他機との共通使用が不可能で あるという問題点を有し、後者は、調整を頻繁に行う研削盤には不向きであると いう問題点を有している。 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、 その目的とするところは、標準的な心押台にアタッチメントとして装着可能かつ 高精度なテーパ補正ができる簡単な心調整機構付センタを提供しようとするもの である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案における心調整機構付センタは、心押軸に着 脱可能に装着されるテーパシャンク部を有するケースと、該ケースの中心穴に回 転可能に支持され回転軸心に対して偏心するテーパ穴を有するスピンドルと、前 記偏心するテーパ穴に着脱可能に嵌着されるセンタと、前記スピンドルに直角に 固着されたレバーと、前記ケースに軸心に対し直角に移動可能に設けられ前記レ バー先端部と係合するシフタフオークを有するシフタ軸と、該シフタ軸を移動す る送りねじとを含んでなり、心押軸軸心線の回りで偏心するセンタを旋回させて テーパ補正を行うものである。
【0006】
【作用】
最初にセンタの偏心位置が垂直方向上側又は下側に来るようにケースに対する スピンドルの回転角を調整しておき、この状態で両センタに工作物を支持して円 筒部を試し研削する。そして円筒部両端の外径寸法を計ってその差を求め、寸法 差の1/2の量だけ水平面上においてセンタ中心が移動するように、スピンドル を旋回してケースに対するスピンドルの回転角を変え、テーパ調整を行う。
【0007】
【実施例】
実施例について図1〜図5を参照して説明する。 円筒研削盤において、ベッド1上前側に削設されたZ軸方向の摺動面上に図示 しないテーブル下台が移動可能に載置され、テーブル下台上にテーブル2が水平 面上において旋回中心軸3を中心として旋回可能に設けられている。 テーブル2上左側に主軸台4が位置移動可能に取付けられており、主軸台4に 固着の主軸先端にセンタ5が嵌着され、主軸5の先端部外周に回転可能に枢支さ れる円板6の端面に駆動ピン7が植設されている。 更にテーブル2上右側に心押台8が位置移動可能に取付けられており、心押台 本体9の主軸と同心穴9aに心押軸11が軸方向移動可能に嵌挿され、心押軸先 端のテーパ穴11aにテーパシャンク部12aを一体に有するケース12が着脱 可能に嵌着されている。
【0008】 ケース12は先端側より穿設された中心止まり穴12bを有し、この止まり穴 に複数の軸受によりスピンドル13が回転可能に支持されている。スピンドル1 3は先端部に回転中心に対して僅かな(0.1mm程度)偏心量aを有する偏心 テーパ穴13aが穿設されている。 更にスピンドル13の中央部にはレバー14が軸心に対して直角に固着されて おり、ケース12に固着の枠体17に穿設された直角方向の穴に、レバー14と 係合するシフタフオーク15aを一体に有するシフタ軸15が軸方向移動可能に 嵌挿され、シフタ軸15の先端同心に刻設されためねじに、枠体に回転のみ可能 に支持される送りねじ10が螺合されている。そして送りねじ10の先端に目盛 環16aを一体に有する微細調整握り16が嵌着され、枠体17内に送りねじ1 0のバックラシュ取り用ばね28が設けられており、枠体17の対応位置に目盛 環16a用の指針線を有するプレート18が貼着されている。
【0009】 ケース13の先端に前蓋19が固着され、前蓋19の先端に最大偏心位置を表 す目盛板21が固着され、スピンドル13の先端に原点への復帰を容易にするた めの指針線を有する円板20が固着されている。スピンドル13の偏心テーパ穴 13aにセンタ22が嵌着されており、ケース12の外周にスピンドル13右端 の丸ナット29締付け調整用穴12cが穿設されており、穴12cに盲蓋27が 取付けられている。 一方ベッド1上後側上にX軸方向の案内を有する図示しない案内台が固着され 、案内台上に砥石台23が移動可能に載置され、砥石台23に回転可能に指示さ れる砥石軸24の左側に砥石25が嵌着されている。
【0010】 続いて本実施例の作用について説明する。 最初に微細調整握り16によりスピンドル13を旋回して、先端に固着の円板 20の指針線が目盛板21の垂直線上のゼロ位置を指すようにセットし、次いで 両センタ5,22間に工作物Wを支持して円筒部の粗研削を行い、両端部の外径 寸法を計って、寸法差とテーパ方向を求める。 そして例えば心押台側の外径が寸法0.05mm大きい場合には、図5に示す ようにケース12又はテーブル2上を支点とするダイヤルゲージ26の触針をセ ンタ22のストレート部外周上に水平方向前向きに当接させ、このときの指針の 数値を読み取る。
【0011】 次いで微細調整握り16を回してスピンドル13を図2で反時計方向に旋回す る。そしてダイヤルゲージ26の目盛上で指針が先に読み取った数値より−方向 に0.025(mm)動いた位置でスピンドル13の旋回を停止する。次いで再 び円筒面を粗研削してテーパの有無を調べ、許容公差内であれば仕上研削に入る 。 尚、本考案の心調整機構付センタは、手動操作でテーパ調整するものと限定さ れるものでなく、微細調整握り16に代えてNC制御のパルスモータを取付ける ことにより、工作物円筒面両端にそれぞれ寸法計測装置を設置して行う自動テー パ補正システムとしても使用可能であることは勿論である。
【0012】
【考案の効果】
本考案は上述のように構成されているので、次に記載する効果を奏する。 偏心するテーパ穴を有するスピンドルを回転可能に支持し、このスピンドルを 旋回させる手段を有する心調整機構付センタを、標準の心押台に装着してテーパ 調整を行うようにしたので、高価で専用的なテーパ補正機能付心押台が不要とな り、コンパクトな付属装置で高精度なテーパ補正が可能となる。 また付属装置としてコンパクトにまとまっており、ダイヤルゲージ等ごく一般 的な計器により容易にテーパ補正量を直読することができるため、他機と共通の 安価なアタッチメントとして広い需要が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の心調整機構付センタの断面図であ
る。
【図2】スピンドル旋回機構の断面図である。
【図3】心調整機構付センタの正面図である。
【図4】微細調整握り部の上視図である。
【図5】円筒研削盤の上視図である。
【図6】従来の技術の心押台のセンタ中心線調整装置の
側面図である。
【図7】図5のB−B線視断面図である。
【図8】従来技術の他の心押台におけるセンタの心調整
機構の側面図である。
【符号の説明】
10 送りねじ 11 心押
軸 12 ケース 12a テ
ーパシャンク部 13 スピンドル 13a 偏
心テーパ穴 14 レバー 15 シフ
タ軸 15a シフタフオーク 16 微細
調整握り 17 枠体 22 セン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心押軸に着脱可能に装着されるテーパシ
    ャンク部を有するケースと、該ケースの中心穴に回転可
    能に支持され回転軸心に対して偏心するテーパ穴を有す
    るスピンドルと、前記偏心するテーパ穴に着脱可能に嵌
    着されるセンタと、前記スピンドルに直角に固着された
    レバーと、前記ケースに軸心に対し直角に移動可能に設
    けられ前記レバー先端部と係合するシフタフオークを有
    するシフタ軸と、該シフタ軸を移動する送りねじとを含
    んでなり、心押軸軸心線の回りで偏心するセンタを旋回
    させてテーパ補正を行うことを特徴とする心調整機構付
    センタ。
JP2495792U 1992-03-25 1992-03-25 心調整機構付センタ Pending JPH0574705U (ja)

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JP2495792U JPH0574705U (ja) 1992-03-25 1992-03-25 心調整機構付センタ

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ID=12152469

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JP2495792U Pending JPH0574705U (ja) 1992-03-25 1992-03-25 心調整機構付センタ

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