JPS6237006B2 - - Google Patents
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- JPS6237006B2 JPS6237006B2 JP60239522A JP23952285A JPS6237006B2 JP S6237006 B2 JPS6237006 B2 JP S6237006B2 JP 60239522 A JP60239522 A JP 60239522A JP 23952285 A JP23952285 A JP 23952285A JP S6237006 B2 JPS6237006 B2 JP S6237006B2
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Landscapes
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、一般式
〔式中、R1は置換されていてもよい環状アミノ基
を示す。〕 で表わされる1・4−ジヒドロ−4−オキソナフ
チリジン誘導体またはその塩を含有する抗菌剤に
関する。 本発明の目的は、グラム陽性菌およびグラム陰
性菌、とりわけ抗生物質耐性菌に対して強力な抗
菌作用を示すとともに、経口的または非経口的投
与により高い血中濃度が得られ、かつ安全性が高
いなどの優れた性質を有する一般式〔〕で表わ
される新規な化合物またはその塩を含有する抗菌
剤を提供することにある。 〔従来の技術〕 従来、合成抗菌剤としてナリジクス酸、ピロミ
ド酸またはピペミド酸などが広く用いられている
が、いずれも難治性疾患である緑膿菌感染症やグ
ラム陽性菌感染症の治療に対する効果は満足すべ
きものではなかつた。このため、各種のピリドン
カルボン酸系化合物、たとえば、1−エチル−6
−フルオロ−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−7
−(1−ピペラジニル)−3−キノリンカルボン酸
(ノルフロキサシン)などが従来の合成抗菌剤に
代わるものとして開発されつつあるが、これらの
化合物は緑膿菌を含む各種グラム陰性菌に対して
は優れた抗菌力を有するが、グラム陽性菌に対す
る抗菌力はいまだ十分とはいえなかつた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 そこで、グラム陰性菌のみならず、グラム陽性
菌に対しても有効な広範囲の抗菌スペクトルを有
する合成抗菌剤の開発が望まれていた。 〔問題点を解決するための手段〕 このような状況下において、本発明者らは鋭意
研究を行つた結果、一般式〔〕で表わされる
1・4−ジヒドロ−4−オキソナフチリジン誘導
体またはその塩を含有する抗菌剤が上記の目的を
達成することを見出し、本発明を完成するに至つ
た。 以下、本発明を詳説する。 一般式〔〕で表わされる化合物において、
R1の環状アミノ基としては、該環を形成する異
項原子として1つ以上の窒素原子のほかに、さら
に1つ以上の酸素原子を含んでいてもよく、たと
えば、1−ピロリジニル、ピペリジノ、1−ピペ
ラジニル、モルホリノなどの5員または6員環状
アミノ基が挙げられる。上記した環状アミノ基
は、アルキル基、たとえば、メチル、エチル、n
−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチルなどの直鎖ま
たは分枝鎖C1〜4アルキル基;アミノ基;アミノ
アルキル基、たとえば、アミノメチル、2−アミ
ノエチル、3−アミノプロピルなどのアミノ
C1〜4アルキル基;ヒドロキシアルキル基、たと
えば、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチ
ル、3−ヒドロキシプロピルなどのヒドロキシ−
C1〜4アルキル基;ヒドロキシル基;アルケニル
基、たとえば、ビニル、アリルなどのC2〜4アル
ケニル基;アシル基、たとえば、ホルミル、アセ
チル、プロピオニル、ブチリルなどのC1〜4アシ
ル基;アルキルアミノ基、たとえば、メチルアミ
ノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イソプ
ロピルアミノなどのC1〜4アルキルアミノ基;ジ
アルキルアミノ基、たとえば、ジメチルアミノ、
ジエチルアミノ、ジ−n−プロピルアミノ、メチ
ルエチルアミノなどのジ−C1〜4アルキルアミノ
基;シアノ基;オキソ基;アルアルキルアミノ
基、たとえば、ベンジルアミノ、フエネチルアミ
ノなどのアル−C1〜4アルキルアミノ基;アシル
アミノ基、たとえば、アセチルアミノ、プロピオ
ニルアミノ、ブチリルアミノなどのC1〜4アシル
アミノ基;アルコキシカルボニル基、たとえば、
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−
プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニ
ルなどのC1〜4アルコキシカルボニル基;N−ア
シル−N−アルキルアミノ基、たとえば、上記と
同様のアルキルアミノ基の窒素原子がアシル基、
たとえば、アセチル、プロピオニル、ブチリルな
どのC1〜4アシル基で置換されているN−アシル
−N−アルキルアミノ基などから選ばれる1つ以
上の置換基で置換されていてもよい。 一般式〔〕の化合物の塩としては、通常知ら
れているアミノ基などの塩基性基またはカルボキ
シル基などの酸性基における塩を挙げることがで
きる。塩基性基における塩としては、たとえば、
塩酸、硫酸などの鉱酸との塩;ギ酸、トリクロロ
酢酸、トリフルオロ酢酸などの有機カルボン酸と
の塩;メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン
酸、ナフタレンスルホン酸などのスルホン酸との
塩を、酸性基における塩としては、たとえば、ナ
トリウム、カリウムなどのアルカリ金属との塩;
カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ土類金
属との塩;アンモニウム塩;プロカイン、ジベン
ジルアミン、N−ベンジル−β−フエネチルアミ
ン、1−エフエナミン、N・N−ジベンジルエチ
レンジアミン、トリエチルアミン、トリメチルア
ミン、トリブチルアミン、ピリジン、N・N−ジ
メチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メ
チルモルホリン、ジエチルアミン、ジシクロヘキ
シルアミンなどの含窒素有機塩基との塩を挙げる
ことができる。 また、一般式〔〕の化合物およびその塩にお
いて、異性体(たとえば、光学異性体、幾何異性
体、互変異性体など)が存在する場合、本発明
は、それらすべての異性体を包含し、またすべて
の結晶形および水和物におよぶものである。 つぎに、一般式〔〕の化合物およびその塩の
製造法について説明する。 一般式〔〕の化合物およびその塩を製造する
方法としては自体公知の方法が挙げられるが、以
下、代表的製造方法に関して詳説する。 一般式〔〕の化合物およびその塩は、たとえ
ば、以下の製造ルートに従つて製造することがで
きる。 〔式中、R1aはハロゲン原子を、R2は水素原子ま
たはカルボキシル保護基を、R2aはカルボキシル
保護基を示し、R1は前記したと同様の意味を有
する。〕 R1aにおけるハロゲン原子としては、フツ素、
塩素、臭素、ヨウ素原子が、また、R2およびR2a
におけるカルボキシル保護基としては、種々の公
知のエステル形成基、たとえば特願昭57−188930
号に記載されたカルボキシル保護基が挙げられ
る。 一般式〔〕、〔〕、〔〕および〔〕の化合
物の塩としては、一般式〔〕の化合物の塩とし
て挙げられたものと同様の塩が挙げられる。 (i) 一般式〔〕の化合物もしくはその塩、また
は一般式〔〕の化合物もしくはその塩は、そ
れぞれ一般式〔〕の化合物または一般式
〔〕の化合物もしくはその塩に、N・N−ジ
メチルホルムアミドジメチルアセタールまたは
N・N−ジメチルホルムアミドジエチルアセタ
ールなどのアセタール類を反応させた後、2・
4−ジフルオロアニリンを反応させることによ
つて得られる。 この反応に使用される溶媒としては、反応に
不活性な溶媒であれば特に限定されないが、た
とえば、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族炭化水素類;ジオキサン、テトラヒドロ
フラン、アニソール、ジエチレングリコールジ
メチルエーテル、ジメチルセロソルブなどのエ
ーテル類;塩化メチレン、クロロホルム、ジク
ロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類;N・
N−ジメチルホルムアミド、N・N−ジメチル
アセトアミドなどのアミド類;ジメチルスルホ
キシドなどのスルホキシド類などが挙げられ、
これらの溶媒を2種以上混合して使用してもよ
い。アセタール類の使用量は、一般式〔〕の
化合物または一般式〔〕の化合物もしくはそ
の塩に対して等モル以上、とりわけ約1.0〜1.3
倍モルが好ましい。本反応は通常0〜100℃、
好ましくは、50〜80℃で行われ、反応時間は、
通常20分〜50時間、好ましくは、1〜3時間で
ある。 ついで、2・4−ジフルオロアニリンを反応
させるには、該アミンを一般式〔〕の化合物
または一般式〔〕の化合物もしくはその塩に
対して等モルもしくは等モル以上使用し、通常
0〜100℃、好ましくは、10〜60℃で、通常20
分〜30時間、好ましくは、1〜5時間反応させ
る。 また、別法として、一般式〔〕の化合物ま
たは一般式〔〕の化合物もしくはその塩に無
水酢酸中、オルトギ酸エチルまたはオルトギ酸
メチルを反応させた後、2・4−ジフルオロア
ニリンを反応させて、それぞれ一般式〔〕の
化合物もしくはその塩または一般式〔〕の化
合物もしくはその塩へと導くことができる。 (ii) 一般式〔〕の化合物もしくはその塩または
一般式〔〕の化合物もしくはその塩は、それ
ぞれ一般式〔〕の化合物もしくはその塩また
は一般式〔〕の化合物もしくはその塩を、塩
基の存在下または不存在下に閉環反応(好まし
くは加熱下)に付すことによつて得られる。こ
の反応に使用される溶媒としては、反応に不活
性な溶媒であれば特に限定されないが、たとえ
ば、N・N−ジメチルホルムアミド、N・N−
ジメチルアセトアミドなどのアミド類;ジオキ
サン、アニソール、ジエチレングリコールジメ
チルエーテル、ジメチルセロソルブなどのエー
テル類;ジメチルスルホキシドなどのスルホキ
シド類などが挙げられ、これらの溶媒を2種以
上混合して使用してもよい。塩基としては、た
とえば、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、
tert−ブトキシカリウム、水素化ナトリウムな
どが挙げられ、その使用量は、一般式〔〕も
しくは〔〕の化合物またはそれらの塩に対し
て0.5〜5倍モルが好ましく、本反応は、通常
20〜160℃、好ましくは、100〜150℃で行わ
れ、反応時間は、通常5分〜30時間、好ましく
は、5分〜1時間である。 (iii) 一般式〔〕の化合物もしくはその塩、一般
式〔〕の化合物もしくはその塩または一般式
〔〕の化合物もしくはその塩は、それぞれ一
般式〔〕の化合物、一般式〔〕の化合物も
しくはその塩または一般式〔〕の化合物もし
くはその塩に、式R1−H(R1は前記したと同
様の意味を有する。)で表わされるアミン類を
反応させることによつて得られる。この反応に
使用される溶媒としては、反応に不活性な溶媒
であれば特に限定されないが、たとえば、ベン
ゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水
素類;ジオキサン、テトラヒドロフラン、アニ
ソール、ジエチレングリコールジエチルエーテ
ルなどのエーテル類;塩化メチレン、クロロホ
ルム、ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水
素類;N・N−ジメチルホルムアミド、N・N
−ジメチルアセトアミドなどのアミド類;ジメ
チルスルホキシドなどのスルホキシド類;メタ
ノール、エタノールなどのアルコール類;アセ
トニトリルなどのニトリル類などが挙げられ、
これらの溶媒を2種以上混合して使用してもよ
い。環状アミン類の使用量は、一般式〔〕の
化合物、一般式〔〕の化合物もしくはその塩
または一般式〔〕の化合物もしくはその塩に
対して過剰量、特に、2〜5倍モルが好まし
く、その使用量が約1〜1.3倍モルである場
合、一般式〔〕の化合物、一般式〔〕の化
合物もしくはその塩または一般式〔〕の化合
物もしくはその塩に対して等モル量の脱酸剤を
使用すればよい。脱酸剤としては、トリエチル
アミン、1・8−ジアザビシクロ−〔5・4・
0〕−ウンデセ−7−エン(DBU)、tert−ブト
キシカリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウ
ム、水素化ナトリウムなどの無機または有機塩
基が挙げられる。本反応は、通常0〜150℃、
好ましくは、50〜100℃で行われ、反応時間
は、通常5分〜30時間、好ましくは、30分〜3
時間である。 また、カルボキシル基がカルボキシル保護基
で保護されている一般式〔〕、〔〕、〔〕も
しくは〔〕の化合物またはそれらの塩は、加
水分解反応において用いられる通常の酸または
アルカリの存在下に、通常0〜100℃、好まし
くは、20〜100℃で5分〜50時間、好ましく
は、5分〜4時間加水分解することにより、そ
れぞれ対応する化合物の遊離カルボン酸へ導く
ことができる。さらに一般式〔〕、〔〕、
〔〕もしくは〔〕の化合物またはそれらの
塩は、所望に応じて、自体公知の塩形成反応ま
たはエステル化反応に付して、それぞれ対応す
る化合物の塩またはエステルへ導くことができ
る。 なお、一般式〔〕、〔〕、〔〕もしくは
〔〕の化合物、またはそれらの塩が、反応部
位以外に活性基(たとえば、ヒドロキシル基、
アミノ基など)を有する場合、あらかじめ活性
基を常法に従つて保護しておき、反応終了後、
その保護基を脱離してもよい。 以上のようにして得られた化合物は、カラムク
ロマトグラフイー、再結晶、抽出などの通常の単
離精製操作に付してもよい。 つぎに、本発明抗菌剤の有効成分である一般式
〔〕の化合物またはその塩の代表的なものの抗
菌作用および急性毒性を示す。 1 抗菌作用 試験方法 日本化学療法学会標準法
〔CHEMOTHERAPY第29巻第1号第76〜79頁
(1981年)〕に従いHeart Infusion broth(栄研
化学社製)で37℃、20時間培養した菌液を薬剤
を含むHeart Infusion agar培地(栄研化学社
製)に接種し、37℃で20時間培養した後、菌の
発育の有無を観察し、菌の発育が阻止された最
小濃度をもつてMIC(μg/ml)とした。ただ
し、接種菌量は104個/プレート(106個/ml)
とした。その結果を表−1に示す。 なお、表−1で使用されている記号は下の意
味を有する。 * ペニシリネース産生菌 ** セフアロスポリネース産生菌 Me:メチル基 *1 接種菌量が108個/mlのデータ
を示す。〕 で表わされる1・4−ジヒドロ−4−オキソナフ
チリジン誘導体またはその塩を含有する抗菌剤に
関する。 本発明の目的は、グラム陽性菌およびグラム陰
性菌、とりわけ抗生物質耐性菌に対して強力な抗
菌作用を示すとともに、経口的または非経口的投
与により高い血中濃度が得られ、かつ安全性が高
いなどの優れた性質を有する一般式〔〕で表わ
される新規な化合物またはその塩を含有する抗菌
剤を提供することにある。 〔従来の技術〕 従来、合成抗菌剤としてナリジクス酸、ピロミ
ド酸またはピペミド酸などが広く用いられている
が、いずれも難治性疾患である緑膿菌感染症やグ
ラム陽性菌感染症の治療に対する効果は満足すべ
きものではなかつた。このため、各種のピリドン
カルボン酸系化合物、たとえば、1−エチル−6
−フルオロ−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−7
−(1−ピペラジニル)−3−キノリンカルボン酸
(ノルフロキサシン)などが従来の合成抗菌剤に
代わるものとして開発されつつあるが、これらの
化合物は緑膿菌を含む各種グラム陰性菌に対して
は優れた抗菌力を有するが、グラム陽性菌に対す
る抗菌力はいまだ十分とはいえなかつた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 そこで、グラム陰性菌のみならず、グラム陽性
菌に対しても有効な広範囲の抗菌スペクトルを有
する合成抗菌剤の開発が望まれていた。 〔問題点を解決するための手段〕 このような状況下において、本発明者らは鋭意
研究を行つた結果、一般式〔〕で表わされる
1・4−ジヒドロ−4−オキソナフチリジン誘導
体またはその塩を含有する抗菌剤が上記の目的を
達成することを見出し、本発明を完成するに至つ
た。 以下、本発明を詳説する。 一般式〔〕で表わされる化合物において、
R1の環状アミノ基としては、該環を形成する異
項原子として1つ以上の窒素原子のほかに、さら
に1つ以上の酸素原子を含んでいてもよく、たと
えば、1−ピロリジニル、ピペリジノ、1−ピペ
ラジニル、モルホリノなどの5員または6員環状
アミノ基が挙げられる。上記した環状アミノ基
は、アルキル基、たとえば、メチル、エチル、n
−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチルなどの直鎖ま
たは分枝鎖C1〜4アルキル基;アミノ基;アミノ
アルキル基、たとえば、アミノメチル、2−アミ
ノエチル、3−アミノプロピルなどのアミノ
C1〜4アルキル基;ヒドロキシアルキル基、たと
えば、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチ
ル、3−ヒドロキシプロピルなどのヒドロキシ−
C1〜4アルキル基;ヒドロキシル基;アルケニル
基、たとえば、ビニル、アリルなどのC2〜4アル
ケニル基;アシル基、たとえば、ホルミル、アセ
チル、プロピオニル、ブチリルなどのC1〜4アシ
ル基;アルキルアミノ基、たとえば、メチルアミ
ノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イソプ
ロピルアミノなどのC1〜4アルキルアミノ基;ジ
アルキルアミノ基、たとえば、ジメチルアミノ、
ジエチルアミノ、ジ−n−プロピルアミノ、メチ
ルエチルアミノなどのジ−C1〜4アルキルアミノ
基;シアノ基;オキソ基;アルアルキルアミノ
基、たとえば、ベンジルアミノ、フエネチルアミ
ノなどのアル−C1〜4アルキルアミノ基;アシル
アミノ基、たとえば、アセチルアミノ、プロピオ
ニルアミノ、ブチリルアミノなどのC1〜4アシル
アミノ基;アルコキシカルボニル基、たとえば、
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−
プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニ
ルなどのC1〜4アルコキシカルボニル基;N−ア
シル−N−アルキルアミノ基、たとえば、上記と
同様のアルキルアミノ基の窒素原子がアシル基、
たとえば、アセチル、プロピオニル、ブチリルな
どのC1〜4アシル基で置換されているN−アシル
−N−アルキルアミノ基などから選ばれる1つ以
上の置換基で置換されていてもよい。 一般式〔〕の化合物の塩としては、通常知ら
れているアミノ基などの塩基性基またはカルボキ
シル基などの酸性基における塩を挙げることがで
きる。塩基性基における塩としては、たとえば、
塩酸、硫酸などの鉱酸との塩;ギ酸、トリクロロ
酢酸、トリフルオロ酢酸などの有機カルボン酸と
の塩;メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン
酸、ナフタレンスルホン酸などのスルホン酸との
塩を、酸性基における塩としては、たとえば、ナ
トリウム、カリウムなどのアルカリ金属との塩;
カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ土類金
属との塩;アンモニウム塩;プロカイン、ジベン
ジルアミン、N−ベンジル−β−フエネチルアミ
ン、1−エフエナミン、N・N−ジベンジルエチ
レンジアミン、トリエチルアミン、トリメチルア
ミン、トリブチルアミン、ピリジン、N・N−ジ
メチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メ
チルモルホリン、ジエチルアミン、ジシクロヘキ
シルアミンなどの含窒素有機塩基との塩を挙げる
ことができる。 また、一般式〔〕の化合物およびその塩にお
いて、異性体(たとえば、光学異性体、幾何異性
体、互変異性体など)が存在する場合、本発明
は、それらすべての異性体を包含し、またすべて
の結晶形および水和物におよぶものである。 つぎに、一般式〔〕の化合物およびその塩の
製造法について説明する。 一般式〔〕の化合物およびその塩を製造する
方法としては自体公知の方法が挙げられるが、以
下、代表的製造方法に関して詳説する。 一般式〔〕の化合物およびその塩は、たとえ
ば、以下の製造ルートに従つて製造することがで
きる。 〔式中、R1aはハロゲン原子を、R2は水素原子ま
たはカルボキシル保護基を、R2aはカルボキシル
保護基を示し、R1は前記したと同様の意味を有
する。〕 R1aにおけるハロゲン原子としては、フツ素、
塩素、臭素、ヨウ素原子が、また、R2およびR2a
におけるカルボキシル保護基としては、種々の公
知のエステル形成基、たとえば特願昭57−188930
号に記載されたカルボキシル保護基が挙げられ
る。 一般式〔〕、〔〕、〔〕および〔〕の化合
物の塩としては、一般式〔〕の化合物の塩とし
て挙げられたものと同様の塩が挙げられる。 (i) 一般式〔〕の化合物もしくはその塩、また
は一般式〔〕の化合物もしくはその塩は、そ
れぞれ一般式〔〕の化合物または一般式
〔〕の化合物もしくはその塩に、N・N−ジ
メチルホルムアミドジメチルアセタールまたは
N・N−ジメチルホルムアミドジエチルアセタ
ールなどのアセタール類を反応させた後、2・
4−ジフルオロアニリンを反応させることによ
つて得られる。 この反応に使用される溶媒としては、反応に
不活性な溶媒であれば特に限定されないが、た
とえば、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族炭化水素類;ジオキサン、テトラヒドロ
フラン、アニソール、ジエチレングリコールジ
メチルエーテル、ジメチルセロソルブなどのエ
ーテル類;塩化メチレン、クロロホルム、ジク
ロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類;N・
N−ジメチルホルムアミド、N・N−ジメチル
アセトアミドなどのアミド類;ジメチルスルホ
キシドなどのスルホキシド類などが挙げられ、
これらの溶媒を2種以上混合して使用してもよ
い。アセタール類の使用量は、一般式〔〕の
化合物または一般式〔〕の化合物もしくはそ
の塩に対して等モル以上、とりわけ約1.0〜1.3
倍モルが好ましい。本反応は通常0〜100℃、
好ましくは、50〜80℃で行われ、反応時間は、
通常20分〜50時間、好ましくは、1〜3時間で
ある。 ついで、2・4−ジフルオロアニリンを反応
させるには、該アミンを一般式〔〕の化合物
または一般式〔〕の化合物もしくはその塩に
対して等モルもしくは等モル以上使用し、通常
0〜100℃、好ましくは、10〜60℃で、通常20
分〜30時間、好ましくは、1〜5時間反応させ
る。 また、別法として、一般式〔〕の化合物ま
たは一般式〔〕の化合物もしくはその塩に無
水酢酸中、オルトギ酸エチルまたはオルトギ酸
メチルを反応させた後、2・4−ジフルオロア
ニリンを反応させて、それぞれ一般式〔〕の
化合物もしくはその塩または一般式〔〕の化
合物もしくはその塩へと導くことができる。 (ii) 一般式〔〕の化合物もしくはその塩または
一般式〔〕の化合物もしくはその塩は、それ
ぞれ一般式〔〕の化合物もしくはその塩また
は一般式〔〕の化合物もしくはその塩を、塩
基の存在下または不存在下に閉環反応(好まし
くは加熱下)に付すことによつて得られる。こ
の反応に使用される溶媒としては、反応に不活
性な溶媒であれば特に限定されないが、たとえ
ば、N・N−ジメチルホルムアミド、N・N−
ジメチルアセトアミドなどのアミド類;ジオキ
サン、アニソール、ジエチレングリコールジメ
チルエーテル、ジメチルセロソルブなどのエー
テル類;ジメチルスルホキシドなどのスルホキ
シド類などが挙げられ、これらの溶媒を2種以
上混合して使用してもよい。塩基としては、た
とえば、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、
tert−ブトキシカリウム、水素化ナトリウムな
どが挙げられ、その使用量は、一般式〔〕も
しくは〔〕の化合物またはそれらの塩に対し
て0.5〜5倍モルが好ましく、本反応は、通常
20〜160℃、好ましくは、100〜150℃で行わ
れ、反応時間は、通常5分〜30時間、好ましく
は、5分〜1時間である。 (iii) 一般式〔〕の化合物もしくはその塩、一般
式〔〕の化合物もしくはその塩または一般式
〔〕の化合物もしくはその塩は、それぞれ一
般式〔〕の化合物、一般式〔〕の化合物も
しくはその塩または一般式〔〕の化合物もし
くはその塩に、式R1−H(R1は前記したと同
様の意味を有する。)で表わされるアミン類を
反応させることによつて得られる。この反応に
使用される溶媒としては、反応に不活性な溶媒
であれば特に限定されないが、たとえば、ベン
ゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水
素類;ジオキサン、テトラヒドロフラン、アニ
ソール、ジエチレングリコールジエチルエーテ
ルなどのエーテル類;塩化メチレン、クロロホ
ルム、ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水
素類;N・N−ジメチルホルムアミド、N・N
−ジメチルアセトアミドなどのアミド類;ジメ
チルスルホキシドなどのスルホキシド類;メタ
ノール、エタノールなどのアルコール類;アセ
トニトリルなどのニトリル類などが挙げられ、
これらの溶媒を2種以上混合して使用してもよ
い。環状アミン類の使用量は、一般式〔〕の
化合物、一般式〔〕の化合物もしくはその塩
または一般式〔〕の化合物もしくはその塩に
対して過剰量、特に、2〜5倍モルが好まし
く、その使用量が約1〜1.3倍モルである場
合、一般式〔〕の化合物、一般式〔〕の化
合物もしくはその塩または一般式〔〕の化合
物もしくはその塩に対して等モル量の脱酸剤を
使用すればよい。脱酸剤としては、トリエチル
アミン、1・8−ジアザビシクロ−〔5・4・
0〕−ウンデセ−7−エン(DBU)、tert−ブト
キシカリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウ
ム、水素化ナトリウムなどの無機または有機塩
基が挙げられる。本反応は、通常0〜150℃、
好ましくは、50〜100℃で行われ、反応時間
は、通常5分〜30時間、好ましくは、30分〜3
時間である。 また、カルボキシル基がカルボキシル保護基
で保護されている一般式〔〕、〔〕、〔〕も
しくは〔〕の化合物またはそれらの塩は、加
水分解反応において用いられる通常の酸または
アルカリの存在下に、通常0〜100℃、好まし
くは、20〜100℃で5分〜50時間、好ましく
は、5分〜4時間加水分解することにより、そ
れぞれ対応する化合物の遊離カルボン酸へ導く
ことができる。さらに一般式〔〕、〔〕、
〔〕もしくは〔〕の化合物またはそれらの
塩は、所望に応じて、自体公知の塩形成反応ま
たはエステル化反応に付して、それぞれ対応す
る化合物の塩またはエステルへ導くことができ
る。 なお、一般式〔〕、〔〕、〔〕もしくは
〔〕の化合物、またはそれらの塩が、反応部
位以外に活性基(たとえば、ヒドロキシル基、
アミノ基など)を有する場合、あらかじめ活性
基を常法に従つて保護しておき、反応終了後、
その保護基を脱離してもよい。 以上のようにして得られた化合物は、カラムク
ロマトグラフイー、再結晶、抽出などの通常の単
離精製操作に付してもよい。 つぎに、本発明抗菌剤の有効成分である一般式
〔〕の化合物またはその塩の代表的なものの抗
菌作用および急性毒性を示す。 1 抗菌作用 試験方法 日本化学療法学会標準法
〔CHEMOTHERAPY第29巻第1号第76〜79頁
(1981年)〕に従いHeart Infusion broth(栄研
化学社製)で37℃、20時間培養した菌液を薬剤
を含むHeart Infusion agar培地(栄研化学社
製)に接種し、37℃で20時間培養した後、菌の
発育の有無を観察し、菌の発育が阻止された最
小濃度をもつてMIC(μg/ml)とした。ただ
し、接種菌量は104個/プレート(106個/ml)
とした。その結果を表−1に示す。 なお、表−1で使用されている記号は下の意
味を有する。 * ペニシリネース産生菌 ** セフアロスポリネース産生菌 Me:メチル基 *1 接種菌量が108個/mlのデータ
【表】
2 急性毒性試験
前記の試験化合物1および2のマウス(ICR
系、〓、体重18〜24g)静脈内投与における
LD50値は200mg/Kg以上であつた。 本発明の抗菌剤は、一般式〔〕の化合物ま
たはその塩を、通常製剤化に使用される担体を
適宜用い、常法に従つて、錠剤、カプセル剤、
散剤、シロツプ剤、顆粒剤、坐剤、軟こう剤、
注射剤などに調製する。また、投与方法、投与
量および投与回数は患者の症状に応じて適宜選
択することができ、通常成人に対しては、経口
または非経口(たとえば、注射投与、点滴、直
腸部位への投与など)的投与により、0.1〜100
mg/Kg/日を1〜数回に分割して投与すればよ
い。 実施例 つぎに、本発明を参考例、実施例および製剤例
を挙げて説明する。 なお、参考例および実施例で使用されている記
号は下記の意味を有する。 Me;メチル基、Et;エチル基、Ac;アセチル
基、
系、〓、体重18〜24g)静脈内投与における
LD50値は200mg/Kg以上であつた。 本発明の抗菌剤は、一般式〔〕の化合物ま
たはその塩を、通常製剤化に使用される担体を
適宜用い、常法に従つて、錠剤、カプセル剤、
散剤、シロツプ剤、顆粒剤、坐剤、軟こう剤、
注射剤などに調製する。また、投与方法、投与
量および投与回数は患者の症状に応じて適宜選
択することができ、通常成人に対しては、経口
または非経口(たとえば、注射投与、点滴、直
腸部位への投与など)的投与により、0.1〜100
mg/Kg/日を1〜数回に分割して投与すればよ
い。 実施例 つぎに、本発明を参考例、実施例および製剤例
を挙げて説明する。 なお、参考例および実施例で使用されている記
号は下記の意味を有する。 Me;メチル基、Et;エチル基、Ac;アセチル
基、
【式】;アリル基
参考例
2・6−ジクロロ−5−フルオロニコチン酸21
gをクロロホルム210mlに溶解させ、塩化チオニ
ル23.8gおよびN・N−ジメチルホルムアミド
0.1gを加えて、70℃で2時間反応させる。減圧
下に溶媒および過剰の塩化チオニルを留去し、得
られた残留物をテトラヒドロフラン21mlに溶解さ
せる。マグネシウム2.67gより調製したエトキシ
マグネシウムマロン酸ジエチル25.1gをテトラヒ
ドロフラン110mlに溶解させ、−40〜−30℃に冷却
する。この溶液に先に調製した2・6−ジクロロ
−5−フルオロニコチン酸クロリドのテトラヒド
ロフラン溶液を、同温度で30分を要して滴下す
る。この混合溶液を同温度で1時間撹拌した後、
徐々に室温まで昇温させる。減圧下に溶媒を留去
し、得られた残渣にクロロホルム200mlおよび水
100mlを加えて6N−塩酸でPH1に調整する。有機
層を分取し、水50ml、5%炭酸水素ナトリウム水
溶液50mlおよび飽和食塩水50mlで順次洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。減圧下に
溶媒を留去し、得られた油状物に水50mlおよびp
−トルエンスルホン酸0.15gを加えて激しく撹拌
しながら100℃で2時間反応させた後、クロロホ
ルム100mlで抽出する。有機層を飽和食塩水50ml
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた
後、減圧下に溶媒を留去し、得られた残渣をカラ
ムクロマトグラフイー(和光シリカゲルC−
200、溶離剤;トルエン)で精製すれば、融点64
〜65℃を示す2・6−ジクロロ−5−フルオロニ
コチノイル酢酸エチルエステル23.5gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=01650、1630、1620 NMR(CDCl3);δ値 1.25(1.29H、t、J=7Hz)、 1.33(1.71H、t、J=7Hz)、 4.07(1.14H、s)、 4.28(2H、q、J=7Hz)、 5.82(0.43H、s)、 7.80(1H、d、J=7Hz)、 12.62(0.43H、s) 実施例 1 (1) 2・6−ジクロロ−5−フルオロニコチノイ
ル酢酸エチルエステル8.8gをベンゼン40mlに
溶解させ、N・N−ジメチルホルムアミドジメ
チルアセタール4.5gを加えて、70℃で1.5時間
反応させる。ついで、この反応液に2・4−ジ
フルオロアニリン4.1gを加えて、室温で4時
間反応させた後、減圧下に溶媒を留去する。得
られた残留物をカラムクロマトグラフイー(和
光シリカゲルC−200、溶離剤;クロロホル
ム)で精製すれば、融点138〜139℃を示す2−
(2・6−ジクロロ−5−フルオロニコチノイ
ル)−3−(2・4−ジフルオロフエニルアミ
ノ)アクリル酸エチルエステル9.0gを得る。 IR(KBr)cm-1:νC=O1690 NMR(CDCl3);δ値 1.08(3H、t、J=7Hz)、4.10(2H、q、
J=7Hz)、6.77〜7.40(4H、m)、8.50(1H、
d、J=13Hz)、12.70(1H、d、J=13Hz) (2) 2−(2・6−ジクロロ−5−フルオロニコ
チノイル)−3−(2・4−ジフルオロフエニル
アミノ)アクリル酸エチルエステル9.0gを
N・N−ジメチルホルムアミド90mlに溶解さ
せ、炭酸水素ナトリウム3.6gを加えて、120℃
で20分間反応させる。ついで、減圧下に溶媒を
留去し、得られた残留物をクロロホルム50mlに
溶解させる。この反応液を水30mlおよび飽和食
塩水30mlで順次洗浄した後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、得
られた結晶性物質をジエチルエーテル30mlで洗
浄すれば、融点220〜222℃を示す7−クロロ−
6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエ
ニル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・
8−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルエス
テル7.0gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1730、1690 NMR(CDCl3);δ値 1.36(3H、t、J=7Hz)、4.30(2H、q、
J=7Hz)、6.80〜7.60(3H、m)、8.27
(1H、d、J=7Hz)、8.42(1H、s) (3) 7−クロロ−6−フルオロ−1−(2・4−
ジフルオロフエニル)−1・4−ジヒドロ−4
−オキソ−1・8−ナフチリジン−3−カルボ
ン酸エチルエステル3.5gをクロロホルム35ml
に溶解させ、これにN−アセチルピペラジン
1.5gおよびトリエチルアミン1.6gを加えて、
60℃で1時間反応させる。ついで、減圧下に溶
媒を留去し、得られた残留物をカラムクロマト
グラフイー〔和光シリカゲルC−200、溶離
剤;クロロホルム:エタノール=30:1(容量
比)〕で精製すれば、融点207〜209℃を示す7
−(4−アセチル−1−ピペラジニル)−6−フ
ルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエニル)−
1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・8−ナフ
チリジン−3−カルボン酸エチルエステル3.5
gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1730、1695 NMR(CDCl3);δ値 1.38(3H、t、J=7Hz)、2,05(3H、
s)、3.53(8H、bs)、4.30(2H、q、J=
7Hz)、6.80〜7.75(3H、m)、8.0(1H、
d、J=13Hz)、8.30(1H、s) 同様にして、つぎの表−2に示す化合物を得
た。
gをクロロホルム210mlに溶解させ、塩化チオニ
ル23.8gおよびN・N−ジメチルホルムアミド
0.1gを加えて、70℃で2時間反応させる。減圧
下に溶媒および過剰の塩化チオニルを留去し、得
られた残留物をテトラヒドロフラン21mlに溶解さ
せる。マグネシウム2.67gより調製したエトキシ
マグネシウムマロン酸ジエチル25.1gをテトラヒ
ドロフラン110mlに溶解させ、−40〜−30℃に冷却
する。この溶液に先に調製した2・6−ジクロロ
−5−フルオロニコチン酸クロリドのテトラヒド
ロフラン溶液を、同温度で30分を要して滴下す
る。この混合溶液を同温度で1時間撹拌した後、
徐々に室温まで昇温させる。減圧下に溶媒を留去
し、得られた残渣にクロロホルム200mlおよび水
100mlを加えて6N−塩酸でPH1に調整する。有機
層を分取し、水50ml、5%炭酸水素ナトリウム水
溶液50mlおよび飽和食塩水50mlで順次洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。減圧下に
溶媒を留去し、得られた油状物に水50mlおよびp
−トルエンスルホン酸0.15gを加えて激しく撹拌
しながら100℃で2時間反応させた後、クロロホ
ルム100mlで抽出する。有機層を飽和食塩水50ml
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた
後、減圧下に溶媒を留去し、得られた残渣をカラ
ムクロマトグラフイー(和光シリカゲルC−
200、溶離剤;トルエン)で精製すれば、融点64
〜65℃を示す2・6−ジクロロ−5−フルオロニ
コチノイル酢酸エチルエステル23.5gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=01650、1630、1620 NMR(CDCl3);δ値 1.25(1.29H、t、J=7Hz)、 1.33(1.71H、t、J=7Hz)、 4.07(1.14H、s)、 4.28(2H、q、J=7Hz)、 5.82(0.43H、s)、 7.80(1H、d、J=7Hz)、 12.62(0.43H、s) 実施例 1 (1) 2・6−ジクロロ−5−フルオロニコチノイ
ル酢酸エチルエステル8.8gをベンゼン40mlに
溶解させ、N・N−ジメチルホルムアミドジメ
チルアセタール4.5gを加えて、70℃で1.5時間
反応させる。ついで、この反応液に2・4−ジ
フルオロアニリン4.1gを加えて、室温で4時
間反応させた後、減圧下に溶媒を留去する。得
られた残留物をカラムクロマトグラフイー(和
光シリカゲルC−200、溶離剤;クロロホル
ム)で精製すれば、融点138〜139℃を示す2−
(2・6−ジクロロ−5−フルオロニコチノイ
ル)−3−(2・4−ジフルオロフエニルアミ
ノ)アクリル酸エチルエステル9.0gを得る。 IR(KBr)cm-1:νC=O1690 NMR(CDCl3);δ値 1.08(3H、t、J=7Hz)、4.10(2H、q、
J=7Hz)、6.77〜7.40(4H、m)、8.50(1H、
d、J=13Hz)、12.70(1H、d、J=13Hz) (2) 2−(2・6−ジクロロ−5−フルオロニコ
チノイル)−3−(2・4−ジフルオロフエニル
アミノ)アクリル酸エチルエステル9.0gを
N・N−ジメチルホルムアミド90mlに溶解さ
せ、炭酸水素ナトリウム3.6gを加えて、120℃
で20分間反応させる。ついで、減圧下に溶媒を
留去し、得られた残留物をクロロホルム50mlに
溶解させる。この反応液を水30mlおよび飽和食
塩水30mlで順次洗浄した後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、得
られた結晶性物質をジエチルエーテル30mlで洗
浄すれば、融点220〜222℃を示す7−クロロ−
6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエ
ニル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・
8−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルエス
テル7.0gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1730、1690 NMR(CDCl3);δ値 1.36(3H、t、J=7Hz)、4.30(2H、q、
J=7Hz)、6.80〜7.60(3H、m)、8.27
(1H、d、J=7Hz)、8.42(1H、s) (3) 7−クロロ−6−フルオロ−1−(2・4−
ジフルオロフエニル)−1・4−ジヒドロ−4
−オキソ−1・8−ナフチリジン−3−カルボ
ン酸エチルエステル3.5gをクロロホルム35ml
に溶解させ、これにN−アセチルピペラジン
1.5gおよびトリエチルアミン1.6gを加えて、
60℃で1時間反応させる。ついで、減圧下に溶
媒を留去し、得られた残留物をカラムクロマト
グラフイー〔和光シリカゲルC−200、溶離
剤;クロロホルム:エタノール=30:1(容量
比)〕で精製すれば、融点207〜209℃を示す7
−(4−アセチル−1−ピペラジニル)−6−フ
ルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエニル)−
1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・8−ナフ
チリジン−3−カルボン酸エチルエステル3.5
gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1730、1695 NMR(CDCl3);δ値 1.38(3H、t、J=7Hz)、2,05(3H、
s)、3.53(8H、bs)、4.30(2H、q、J=
7Hz)、6.80〜7.75(3H、m)、8.0(1H、
d、J=13Hz)、8.30(1H、s) 同様にして、つぎの表−2に示す化合物を得
た。
【表】
【表】
(4) 7−(4−アセチル−1−ピペラジニル)−6
−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエニ
ル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・8
−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルエステ
ル2.5gを6N−塩酸25mlに溶解させ、還流下に
2時間反応させる。ついで、反応液を室温まで
冷却し、1N−水酸化ナトリカム水溶液でPH12
に調整した後、さらに酢酸でPH6.5に調整す
る。析出晶を取し、水30mlで洗浄した後、乾
燥させれば、6−フルオロ−1−(2・4−ジ
フルオロフエニル)−1・4−ジヒドロ−4−
オキソ−7−(1−ピペラジニル)−1・8−ナ
フチリジン−3−カルボン酸1.8gを得る。 NMR(TFA−d1);δ値 3.30〜4.50(8H、m)、7.0〜7.85(3H、
m)、8.33(1H、d、J=13Hz)、9.21
(1H、s)、 同様にして、つぎの表−3に示す化合物を得
た。
−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエニ
ル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・8
−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルエステ
ル2.5gを6N−塩酸25mlに溶解させ、還流下に
2時間反応させる。ついで、反応液を室温まで
冷却し、1N−水酸化ナトリカム水溶液でPH12
に調整した後、さらに酢酸でPH6.5に調整す
る。析出晶を取し、水30mlで洗浄した後、乾
燥させれば、6−フルオロ−1−(2・4−ジ
フルオロフエニル)−1・4−ジヒドロ−4−
オキソ−7−(1−ピペラジニル)−1・8−ナ
フチリジン−3−カルボン酸1.8gを得る。 NMR(TFA−d1);δ値 3.30〜4.50(8H、m)、7.0〜7.85(3H、
m)、8.33(1H、d、J=13Hz)、9.21
(1H、s)、 同様にして、つぎの表−3に示す化合物を得
た。
【表】
実施例 2
(1) 7−クロロ−6−フルオロ−1−(2・4−
ジフルオロフエニル)−1・4−ジヒドロ−4
−オキソ−1・8−ナフチリジン−3−カルボ
ン酸エチルエステル0.50gを6N−塩酸15mlに
懸濁させ、3時間加熱還流する。ついで、反応
液を水50mlで希釈し、クロロホルム50mlずつで
3回抽出し、合した抽出液を飽和食塩水100ml
で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥さ
せる。減圧下に溶媒を留去し、得られた結晶性
物質をジエチルエーテル15mlで洗浄すれば、融
点244〜248℃を示す7−クロロ−6−フルオロ
−1−(2・4−ジフルオロフエニル)−1・4
−ジヒドロ−4−オキソ−1・8−ナフチリジ
ン−3−カルボン酸0.40gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1720 NMR(d6−DMSO);δ値 7.26〜8.56(3H、m)、8.86(1H、d、J=
7Hz)、9.18(1H、s) (2) 7−クロロ−6−フルオロ−1−(2・4−
ジフルオロフエニル)−1・4−ジヒドロ−4
−オキソ−1・8−ナフチリジン−3−カルボ
ン酸0.30gをジメチルスルホキシド3mlに懸濁
させ、N−メチルピペラジン0.25gを加えて、
60℃で30分間反応させる。ついで、減圧下に溶
媒を留去し、得られた残留物を水30mlを加え、
10%水酸化ナトリウム水溶液でPH12に調整した
後、さらに酢酸でPH7に調整する。析出した結
晶性物質を取し、水5mlで洗浄すれば、融点
208〜209℃を示す6−フルオロ−1−(2・4
−ジフルオロフエニル)−1・4−ジヒドロ−
7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−オ
キソ−1・8−ナフチリジン−3−カルボン酸
0.24gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1730 NMR(TFA−d1);δ値 3.30(3H、s)、3.45〜5.25(8H、m)、7.12
〜8.10(3H、m)、8.49(1H、d、J=13
Hz)、9.38(1H、s) 実施例 3 (1) 2・6−ジクロロ−5−フルオロニコチノイ
ル酢酸エチルエステル5.5g、N−メチルピペ
ラジン2.37gおよびトリエチルアミン2.37gを
クロロホルム55mlに溶解させ、60〜65℃で2時
間反応させる。反応液を水30mlで洗浄した後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下に
溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマト
グラフイー(和光シリカゲルC−200、溶離
剤;クロロホルム)で精製すれば、油状の2−
クロロ−5−フルオロ−6−(4−メチル−1
−ピペラジニル)ニコチノイル酢酸エチルエス
テル5.4gを得る。 IR(ニート)cm-1;νC=O1750、1695 NMR(CDCl3);δ値 1.25(3H、t、J=7Hz)、2.32(3H、
s)、2.12〜2.70(4H、m)、3.55〜3.96
(4H、m)、4.03(2H、s)、4.20(2H、q、
J=7Hz)、7.78(1H、d、J=13Hz) 同様にして、つぎの表−4に示す化合物を得
た。
ジフルオロフエニル)−1・4−ジヒドロ−4
−オキソ−1・8−ナフチリジン−3−カルボ
ン酸エチルエステル0.50gを6N−塩酸15mlに
懸濁させ、3時間加熱還流する。ついで、反応
液を水50mlで希釈し、クロロホルム50mlずつで
3回抽出し、合した抽出液を飽和食塩水100ml
で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥さ
せる。減圧下に溶媒を留去し、得られた結晶性
物質をジエチルエーテル15mlで洗浄すれば、融
点244〜248℃を示す7−クロロ−6−フルオロ
−1−(2・4−ジフルオロフエニル)−1・4
−ジヒドロ−4−オキソ−1・8−ナフチリジ
ン−3−カルボン酸0.40gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1720 NMR(d6−DMSO);δ値 7.26〜8.56(3H、m)、8.86(1H、d、J=
7Hz)、9.18(1H、s) (2) 7−クロロ−6−フルオロ−1−(2・4−
ジフルオロフエニル)−1・4−ジヒドロ−4
−オキソ−1・8−ナフチリジン−3−カルボ
ン酸0.30gをジメチルスルホキシド3mlに懸濁
させ、N−メチルピペラジン0.25gを加えて、
60℃で30分間反応させる。ついで、減圧下に溶
媒を留去し、得られた残留物を水30mlを加え、
10%水酸化ナトリウム水溶液でPH12に調整した
後、さらに酢酸でPH7に調整する。析出した結
晶性物質を取し、水5mlで洗浄すれば、融点
208〜209℃を示す6−フルオロ−1−(2・4
−ジフルオロフエニル)−1・4−ジヒドロ−
7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−オ
キソ−1・8−ナフチリジン−3−カルボン酸
0.24gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1730 NMR(TFA−d1);δ値 3.30(3H、s)、3.45〜5.25(8H、m)、7.12
〜8.10(3H、m)、8.49(1H、d、J=13
Hz)、9.38(1H、s) 実施例 3 (1) 2・6−ジクロロ−5−フルオロニコチノイ
ル酢酸エチルエステル5.5g、N−メチルピペ
ラジン2.37gおよびトリエチルアミン2.37gを
クロロホルム55mlに溶解させ、60〜65℃で2時
間反応させる。反応液を水30mlで洗浄した後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下に
溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマト
グラフイー(和光シリカゲルC−200、溶離
剤;クロロホルム)で精製すれば、油状の2−
クロロ−5−フルオロ−6−(4−メチル−1
−ピペラジニル)ニコチノイル酢酸エチルエス
テル5.4gを得る。 IR(ニート)cm-1;νC=O1750、1695 NMR(CDCl3);δ値 1.25(3H、t、J=7Hz)、2.32(3H、
s)、2.12〜2.70(4H、m)、3.55〜3.96
(4H、m)、4.03(2H、s)、4.20(2H、q、
J=7Hz)、7.78(1H、d、J=13Hz) 同様にして、つぎの表−4に示す化合物を得
た。
【表】
(2) 2−クロロ−5−フルオロ−6−(4−メチ
ル−1−ピペラジニル)ニコチノイル酢酸エチ
ルエステル0.7gをベンゼン8mlに溶解させ、
N・N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタ
ール0.267gを加えて、70℃で3時間反応させ
る。この反応液に2・4−ジフルオロアニリン
0.262gを加えて、室温で4時間反応させる。
ついで、減圧下に溶媒を留去し、得られた残渣
をカラムクロマトグラフイー〔和光シリカゲル
C−200、溶離剤;クロロホルム:エタノール
=60:1(容量比)〕で精製すれば、油状の2
−〔2−クロロ−5−フルオロ−6−(4−メチ
ル−1−ピペラジニル)ニコチノイル〕−3−
(2・4−ジフルオロフエニルアミノ)アクリ
ル酸エチルエステル0.52gを得る。 IR(ニート)cm-1;νC=O1735、1700 (3) 2−〔2−クロロ−5−フルオロ−6−(4−
メチル−1−ピペラジニル)ニコチノイル〕−
3−(2・4−ジフルオロフエニルアミノ)ア
クリル酸エチルエステル0.5gをN・N−ジメ
チルホルムアミド5.0mlに溶解させた後、炭酸
水素ナトリウム0.104gを加えて、120℃で3時
間反応させる。ついで、減圧下に溶媒を留去
し、得られた残渣をクロロホルム50mlに溶解さ
せる。この溶液を水30mlおよび飽和食塩水30ml
で順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾
燥させる。減圧下に溶媒を留去し、得られた結
晶性物質をジエチルエーテル5mlで洗浄すれ
ば、融点168〜171℃を示す6−フルオロ−1・
4−ジヒドロ−1−(2・4−ジフルオロフエ
ニル)−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)
−4−オキソ−1・8−ナフチリジン−3−カ
ルボン酸エチルエステル0.19gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1735、1720 実施例 4 7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6−フ
ルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエニル)−
1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・8−ナフチ
リジン−3−カルボン酸エチルエステル0.2gに
1N−水酸化ナトリウム水溶液4mlおよびエタノ
ール4mlを加えて、40〜50℃で10分間反応させ
る。ついで、反応液に酢酸を加え、PH6.5に調整
した後、クロロホルム10mlずつで2回抽出する。
合した抽出液を水10mlおよび飽和食塩水10mlで順
次洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ
る。減圧下に溶媒を留去し、得られた結晶性物質
をジエチルエーテル4mlで洗浄すれば、融点208
〜209℃を示す7−(4−メチル−1−ピペラジニ
ル)−6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフ
エニル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・
8−ナフチリジン−3−カルボン酸0.15gを得
る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1730 同様にして、つぎの表−5に示す化合物を得
た。
ル−1−ピペラジニル)ニコチノイル酢酸エチ
ルエステル0.7gをベンゼン8mlに溶解させ、
N・N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタ
ール0.267gを加えて、70℃で3時間反応させ
る。この反応液に2・4−ジフルオロアニリン
0.262gを加えて、室温で4時間反応させる。
ついで、減圧下に溶媒を留去し、得られた残渣
をカラムクロマトグラフイー〔和光シリカゲル
C−200、溶離剤;クロロホルム:エタノール
=60:1(容量比)〕で精製すれば、油状の2
−〔2−クロロ−5−フルオロ−6−(4−メチ
ル−1−ピペラジニル)ニコチノイル〕−3−
(2・4−ジフルオロフエニルアミノ)アクリ
ル酸エチルエステル0.52gを得る。 IR(ニート)cm-1;νC=O1735、1700 (3) 2−〔2−クロロ−5−フルオロ−6−(4−
メチル−1−ピペラジニル)ニコチノイル〕−
3−(2・4−ジフルオロフエニルアミノ)ア
クリル酸エチルエステル0.5gをN・N−ジメ
チルホルムアミド5.0mlに溶解させた後、炭酸
水素ナトリウム0.104gを加えて、120℃で3時
間反応させる。ついで、減圧下に溶媒を留去
し、得られた残渣をクロロホルム50mlに溶解さ
せる。この溶液を水30mlおよび飽和食塩水30ml
で順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾
燥させる。減圧下に溶媒を留去し、得られた結
晶性物質をジエチルエーテル5mlで洗浄すれ
ば、融点168〜171℃を示す6−フルオロ−1・
4−ジヒドロ−1−(2・4−ジフルオロフエ
ニル)−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)
−4−オキソ−1・8−ナフチリジン−3−カ
ルボン酸エチルエステル0.19gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1735、1720 実施例 4 7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6−フ
ルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエニル)−
1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・8−ナフチ
リジン−3−カルボン酸エチルエステル0.2gに
1N−水酸化ナトリウム水溶液4mlおよびエタノ
ール4mlを加えて、40〜50℃で10分間反応させ
る。ついで、反応液に酢酸を加え、PH6.5に調整
した後、クロロホルム10mlずつで2回抽出する。
合した抽出液を水10mlおよび飽和食塩水10mlで順
次洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ
る。減圧下に溶媒を留去し、得られた結晶性物質
をジエチルエーテル4mlで洗浄すれば、融点208
〜209℃を示す7−(4−メチル−1−ピペラジニ
ル)−6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフ
エニル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・
8−ナフチリジン−3−カルボン酸0.15gを得
る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1730 同様にして、つぎの表−5に示す化合物を得
た。
【表】
【表】
実施例 5
7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−6−フ
ルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエニル)−
1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・8−ナフチ
リジン−3−カルボン酸2.0gを濃塩酸20mlに溶
解させた後、エタノール200mlを室温で加えて15
分間撹拌する。析出晶を取し、エタノール40ml
で洗浄すれば、融点247〜250℃(分解)を示す7
−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−6−フルオ
ロ−1−(2・4−ジフルオロフエニル)−1・4
−ジヒドロ−4−オキソ−1・8−ナフチリジン
−3−カルボン酸の塩酸塩1.4gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1730 同様にして、つぎの表−6に示す化合物を得
た。
ルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエニル)−
1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・8−ナフチ
リジン−3−カルボン酸2.0gを濃塩酸20mlに溶
解させた後、エタノール200mlを室温で加えて15
分間撹拌する。析出晶を取し、エタノール40ml
で洗浄すれば、融点247〜250℃(分解)を示す7
−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−6−フルオ
ロ−1−(2・4−ジフルオロフエニル)−1・4
−ジヒドロ−4−オキソ−1・8−ナフチリジン
−3−カルボン酸の塩酸塩1.4gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1730 同様にして、つぎの表−6に示す化合物を得
た。
【表】
実施例 6
(1) 2−(2・6−ジクロロ−5−フルオロニコ
チノイル)−3−(2・4−ジフルオロフエニル
アミノ)アクリル酸エチルエステル0.5g、N
−メチルピペラジン0.143gおよびトリエチル
アミン0.145gをクロロホルム2.5mlに溶解さ
せ、3.5時間加熱還流する。ついで、反応液を
水3mlおよび飽和食塩水3mlで順次洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧
下に溶媒を留去し、得られた残留物をカラムク
ロマトグラフイー〔和光シリカゲルC−200、
溶離剤;クロロホルム:エタノール=50:1
(容量比)〕で精製すれば、油状の2−〔2−ク
ロロ−5−フルオロ−6−(4−メチル−1−
ピペラジニル)ニコチノイル〕−3−(2・4−
ジフルオロフエニルアミノ)アクリル酸エチル
エステル0.294gを得る。 IR(ニート)cm-1:νC=O1735、1700 NMR(CDCl3);δ値 1.13(3H、t、J=7Hz)、2.36(3H、
s)、2.55(4H、t、J=5Hz)、3.70
(4H、t、J=5Hz)、4.15(2H、q、J=
7Hz)、6.77〜7.90(4H、m)、8.51(1H、
d、J=13Hz)、12.50(1H、d、J=13
Hz) (2) 2−〔2−クロロ−5−フルオロ−6−(4−
メチル−1−ピペラジニル)ニコチノイル〕−
3−(2・4−ジフルオロフエニルアミノ)ア
クリル酸エチルエステル0.2gを、実施例1−
(2)と同様に反応させて処理すれば、融点208〜
209℃を示す6−フルオロ−1−(2・4−ジフ
ルオロフエニル)−1・4−ジヒドロ−7−(4
−メチル−1−ピペラジニル)−4−オキソ−
1・8−ナフチリジン−3−カルボン酸0.12g
を得る。 実施例 7 7−(4−エトキシカルボニル−2−メチル−
1−ピペラジニル)−6−フルオロ−1−(2・4
−ジフルオロフエニル)−1・4−ジヒドロ−4
−オキソ−1・8−ナフチリジン−3−カルボン
酸エチルエステル0.3g1N−水酸化ナトリウム水
溶液5mlおよびエタノール5mlを加えて90℃で2
時間反応させる。ついで、反応液に酢酸を加えPH
6.5に調整する。析出晶を取し、水洗した後、
乾燥させれば、融点230〜239℃を示す6−フルオ
ロ−1−(2・4−ジフルオロフエニル)−1・4
−ジヒドロ−7−(2−メチル−1−ピペラジニ
ル)−4−オキソ−1・8−ナフチリジン−3−
カルボン酸0.2gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1730 NMR(TFA−d1);δ値 1.50(3H、s)、3.20〜5.15(7H、m)、7.0〜
7.90(3H、m)、8.35(1H、d、J=13Hz)9.2
(1H、s) 実施例 8 7−(3−アセチルアミノ−1−ピロリジニ
ル)−6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフ
エニル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・
8−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルエステ
ル0.25gを6N−塩酸2.5mlに溶解させ、還流下に
2時間反応させる。ついで、反応液を室温まで冷
却し、1N−水酸化ナトリウム水溶液でPH12に調
整した後、さらに酢酸を加え、PH6.5に調整す
る。析出晶は取し、水2mlで洗浄した後、乾燥
させれば、7−(3−アミノ−1−ピロリジニ
ル)−6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフ
エニル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・
8−ナフチリジン−3−カルボン酸0.18gを得
る。 NMR(TFA−d1);δ値 2.25〜2.85(2H、m)、3.37〜4.69(5H、m)、
6.93〜7.81(3H、m)、8.22(1H、d、J=11
Hz)、9.16(1H、s) 実施例 9 3−アミノピロリジンの二塩酸塩1.0gをエタ
ノール20mlに懸濁させ、トリエチルアミン2.06g
を加えて溶解させる。ついで、これに7−クロロ
−6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエ
ニル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・8
−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルエステル
2.0gを30℃で15分間を要して添加し、同温度で
3時間反応させる。反応終了後、反応液に水30ml
を加え、析出晶を取し、水4mlで洗浄する。得
られた結晶性物質を6N−塩酸13mlに懸濁させ、
還流下2時間反応させる。ついで、反応液を冷却
した後、析出晶を取し、水2mlずつで2回洗浄
すれば、7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−
6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエニ
ル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・8−
ナフチリジン−3−カルボン酸の塩酸塩1.97gを
得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1730 実施例 10 7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−6−フ
ルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエニル)−
1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・8−ナフチ
リジン−3−カルボン酸10.0gをエタノール75ml
および水75mlに懸濁させる。これに40℃でp−ト
ルエンスルホン酸・1水和物5.2gを加え、同温
度で30分間撹拌する。ついで、反応液を15℃まで
冷却した後、析出晶を取し、エタノール5mlお
よび水5mlの混合溶媒で洗浄すれば、融点258〜
260℃を示す7−(3−アミノ−1−ピロリジニ
ル)−6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフ
エニル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・
8−ナフチリジン−3−カルボン酸のp−トルエ
ンスルホン酸塩・1水和物12.8gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1735 NMR(DMSO−d6);δ値
チノイル)−3−(2・4−ジフルオロフエニル
アミノ)アクリル酸エチルエステル0.5g、N
−メチルピペラジン0.143gおよびトリエチル
アミン0.145gをクロロホルム2.5mlに溶解さ
せ、3.5時間加熱還流する。ついで、反応液を
水3mlおよび飽和食塩水3mlで順次洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧
下に溶媒を留去し、得られた残留物をカラムク
ロマトグラフイー〔和光シリカゲルC−200、
溶離剤;クロロホルム:エタノール=50:1
(容量比)〕で精製すれば、油状の2−〔2−ク
ロロ−5−フルオロ−6−(4−メチル−1−
ピペラジニル)ニコチノイル〕−3−(2・4−
ジフルオロフエニルアミノ)アクリル酸エチル
エステル0.294gを得る。 IR(ニート)cm-1:νC=O1735、1700 NMR(CDCl3);δ値 1.13(3H、t、J=7Hz)、2.36(3H、
s)、2.55(4H、t、J=5Hz)、3.70
(4H、t、J=5Hz)、4.15(2H、q、J=
7Hz)、6.77〜7.90(4H、m)、8.51(1H、
d、J=13Hz)、12.50(1H、d、J=13
Hz) (2) 2−〔2−クロロ−5−フルオロ−6−(4−
メチル−1−ピペラジニル)ニコチノイル〕−
3−(2・4−ジフルオロフエニルアミノ)ア
クリル酸エチルエステル0.2gを、実施例1−
(2)と同様に反応させて処理すれば、融点208〜
209℃を示す6−フルオロ−1−(2・4−ジフ
ルオロフエニル)−1・4−ジヒドロ−7−(4
−メチル−1−ピペラジニル)−4−オキソ−
1・8−ナフチリジン−3−カルボン酸0.12g
を得る。 実施例 7 7−(4−エトキシカルボニル−2−メチル−
1−ピペラジニル)−6−フルオロ−1−(2・4
−ジフルオロフエニル)−1・4−ジヒドロ−4
−オキソ−1・8−ナフチリジン−3−カルボン
酸エチルエステル0.3g1N−水酸化ナトリウム水
溶液5mlおよびエタノール5mlを加えて90℃で2
時間反応させる。ついで、反応液に酢酸を加えPH
6.5に調整する。析出晶を取し、水洗した後、
乾燥させれば、融点230〜239℃を示す6−フルオ
ロ−1−(2・4−ジフルオロフエニル)−1・4
−ジヒドロ−7−(2−メチル−1−ピペラジニ
ル)−4−オキソ−1・8−ナフチリジン−3−
カルボン酸0.2gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1730 NMR(TFA−d1);δ値 1.50(3H、s)、3.20〜5.15(7H、m)、7.0〜
7.90(3H、m)、8.35(1H、d、J=13Hz)9.2
(1H、s) 実施例 8 7−(3−アセチルアミノ−1−ピロリジニ
ル)−6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフ
エニル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・
8−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルエステ
ル0.25gを6N−塩酸2.5mlに溶解させ、還流下に
2時間反応させる。ついで、反応液を室温まで冷
却し、1N−水酸化ナトリウム水溶液でPH12に調
整した後、さらに酢酸を加え、PH6.5に調整す
る。析出晶は取し、水2mlで洗浄した後、乾燥
させれば、7−(3−アミノ−1−ピロリジニ
ル)−6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフ
エニル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・
8−ナフチリジン−3−カルボン酸0.18gを得
る。 NMR(TFA−d1);δ値 2.25〜2.85(2H、m)、3.37〜4.69(5H、m)、
6.93〜7.81(3H、m)、8.22(1H、d、J=11
Hz)、9.16(1H、s) 実施例 9 3−アミノピロリジンの二塩酸塩1.0gをエタ
ノール20mlに懸濁させ、トリエチルアミン2.06g
を加えて溶解させる。ついで、これに7−クロロ
−6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエ
ニル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・8
−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルエステル
2.0gを30℃で15分間を要して添加し、同温度で
3時間反応させる。反応終了後、反応液に水30ml
を加え、析出晶を取し、水4mlで洗浄する。得
られた結晶性物質を6N−塩酸13mlに懸濁させ、
還流下2時間反応させる。ついで、反応液を冷却
した後、析出晶を取し、水2mlずつで2回洗浄
すれば、7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−
6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエニ
ル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・8−
ナフチリジン−3−カルボン酸の塩酸塩1.97gを
得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1730 実施例 10 7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−6−フ
ルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエニル)−
1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・8−ナフチ
リジン−3−カルボン酸10.0gをエタノール75ml
および水75mlに懸濁させる。これに40℃でp−ト
ルエンスルホン酸・1水和物5.2gを加え、同温
度で30分間撹拌する。ついで、反応液を15℃まで
冷却した後、析出晶を取し、エタノール5mlお
よび水5mlの混合溶媒で洗浄すれば、融点258〜
260℃を示す7−(3−アミノ−1−ピロリジニ
ル)−6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフ
エニル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・
8−ナフチリジン−3−カルボン酸のp−トルエ
ンスルホン酸塩・1水和物12.8gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1735 NMR(DMSO−d6);δ値
【式】
3.12〜4.30(5H、m)、6.92〜8.17(8H、m)
8.79(1H、s) 製剤例 1 6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエ
ニル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−7−(1
−ピペラジニル)−1・8−ナフチリジン−3−
カルボン酸50g、結晶セルロース49g、コーンス
ターチ50gおよびマグネシウムステアレート1g
を混合し、フラツト型錠剤1000錠に打錠して錠剤
を得る。 製剤例 2 6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエ
ニル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−7−(1
−ピペラジニル)−1・8−ナフチリジン−3−
カルボン酸100gおよびコーンスターチ50gを混
合し、1000カプセルに充填してカプセル剤を得
る。
8.79(1H、s) 製剤例 1 6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエ
ニル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−7−(1
−ピペラジニル)−1・8−ナフチリジン−3−
カルボン酸50g、結晶セルロース49g、コーンス
ターチ50gおよびマグネシウムステアレート1g
を混合し、フラツト型錠剤1000錠に打錠して錠剤
を得る。 製剤例 2 6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエ
ニル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−7−(1
−ピペラジニル)−1・8−ナフチリジン−3−
カルボン酸100gおよびコーンスターチ50gを混
合し、1000カプセルに充填してカプセル剤を得
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、R1は置換されていてもよい環状アミノ基
を示す。〕 で表わされる1・4−ジヒドロ−4−オキソナフ
チリジン誘導体またはその塩を含有する抗菌剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60239522A JPS61137819A (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 | 1,4−ジヒドロ−4−オキソナフチリジン誘導体またはその塩を含有する抗菌剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60239522A JPS61137819A (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 | 1,4−ジヒドロ−4−オキソナフチリジン誘導体またはその塩を含有する抗菌剤 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59084963A Division JPS60228479A (ja) | 1984-04-26 | 1984-04-26 | 1,4−ジヒドロ−4−オキソナフチリジン誘導体およびその塩 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61137819A JPS61137819A (ja) | 1986-06-25 |
JPS6237006B2 true JPS6237006B2 (ja) | 1987-08-10 |
Family
ID=17046048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60239522A Granted JPS61137819A (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 | 1,4−ジヒドロ−4−オキソナフチリジン誘導体またはその塩を含有する抗菌剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61137819A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0302372A1 (en) * | 1987-08-04 | 1989-02-08 | Abbott Laboratories | Naphthyridine antianaerobic compounds |
-
1985
- 1985-10-28 JP JP60239522A patent/JPS61137819A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0302372A1 (en) * | 1987-08-04 | 1989-02-08 | Abbott Laboratories | Naphthyridine antianaerobic compounds |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61137819A (ja) | 1986-06-25 |
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