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JPS6237006B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6237006B2
JPS6237006B2 JP60239522A JP23952285A JPS6237006B2 JP S6237006 B2 JPS6237006 B2 JP S6237006B2 JP 60239522 A JP60239522 A JP 60239522A JP 23952285 A JP23952285 A JP 23952285A JP S6237006 B2 JPS6237006 B2 JP S6237006B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
general formula
compound
salt
fluoro
dihydro
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP60239522A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61137819A (ja
Inventor
Hirokazu Narita
Yoshinori Konishi
Jun Nitsuta
Hideyoshi Nagaki
Isao Kitayama
Junko Kobayashi
Mikako Shinagawa
Yasuo Watanabe
Akira Yotsutsuji
Shinzaburo Minami
Isamu Saikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyama Chemical Co Ltd
Original Assignee
Toyama Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyama Chemical Co Ltd filed Critical Toyama Chemical Co Ltd
Priority to JP60239522A priority Critical patent/JPS61137819A/ja
Publication of JPS61137819A publication Critical patent/JPS61137819A/ja
Publication of JPS6237006B2 publication Critical patent/JPS6237006B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、一般式 〔式中、R1は置換されていてもよい環状アミノ基
を示す。〕 で表わされる1・4−ジヒドロ−4−オキソナフ
チリジン誘導体またはその塩を含有する抗菌剤に
関する。 本発明の目的は、グラム陽性菌およびグラム陰
性菌、とりわけ抗生物質耐性菌に対して強力な抗
菌作用を示すとともに、経口的または非経口的投
与により高い血中濃度が得られ、かつ安全性が高
いなどの優れた性質を有する一般式〔〕で表わ
される新規な化合物またはその塩を含有する抗菌
剤を提供することにある。 〔従来の技術〕 従来、合成抗菌剤としてナリジクス酸、ピロミ
ド酸またはピペミド酸などが広く用いられている
が、いずれも難治性疾患である緑膿菌感染症やグ
ラム陽性菌感染症の治療に対する効果は満足すべ
きものではなかつた。このため、各種のピリドン
カルボン酸系化合物、たとえば、1−エチル−6
−フルオロ−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−7
−(1−ピペラジニル)−3−キノリンカルボン酸
(ノルフロキサシン)などが従来の合成抗菌剤に
代わるものとして開発されつつあるが、これらの
化合物は緑膿菌を含む各種グラム陰性菌に対して
は優れた抗菌力を有するが、グラム陽性菌に対す
る抗菌力はいまだ十分とはいえなかつた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 そこで、グラム陰性菌のみならず、グラム陽性
菌に対しても有効な広範囲の抗菌スペクトルを有
する合成抗菌剤の開発が望まれていた。 〔問題点を解決するための手段〕 このような状況下において、本発明者らは鋭意
研究を行つた結果、一般式〔〕で表わされる
1・4−ジヒドロ−4−オキソナフチリジン誘導
体またはその塩を含有する抗菌剤が上記の目的を
達成することを見出し、本発明を完成するに至つ
た。 以下、本発明を詳説する。 一般式〔〕で表わされる化合物において、
R1の環状アミノ基としては、該環を形成する異
項原子として1つ以上の窒素原子のほかに、さら
に1つ以上の酸素原子を含んでいてもよく、たと
えば、1−ピロリジニル、ピペリジノ、1−ピペ
ラジニル、モルホリノなどの5員または6員環状
アミノ基が挙げられる。上記した環状アミノ基
は、アルキル基、たとえば、メチル、エチル、n
−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチルなどの直鎖ま
たは分枝鎖C1〜4アルキル基;アミノ基;アミノ
アルキル基、たとえば、アミノメチル、2−アミ
ノエチル、3−アミノプロピルなどのアミノ
C1〜4アルキル基;ヒドロキシアルキル基、たと
えば、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチ
ル、3−ヒドロキシプロピルなどのヒドロキシ−
C1〜4アルキル基;ヒドロキシル基;アルケニル
基、たとえば、ビニル、アリルなどのC2〜4アル
ケニル基;アシル基、たとえば、ホルミル、アセ
チル、プロピオニル、ブチリルなどのC1〜4アシ
ル基;アルキルアミノ基、たとえば、メチルアミ
ノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イソプ
ロピルアミノなどのC1〜4アルキルアミノ基;ジ
アルキルアミノ基、たとえば、ジメチルアミノ、
ジエチルアミノ、ジ−n−プロピルアミノ、メチ
ルエチルアミノなどのジ−C1〜4アルキルアミノ
基;シアノ基;オキソ基;アルアルキルアミノ
基、たとえば、ベンジルアミノ、フエネチルアミ
ノなどのアル−C1〜4アルキルアミノ基;アシル
アミノ基、たとえば、アセチルアミノ、プロピオ
ニルアミノ、ブチリルアミノなどのC1〜4アシル
アミノ基;アルコキシカルボニル基、たとえば、
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−
プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニ
ルなどのC1〜4アルコキシカルボニル基;N−ア
シル−N−アルキルアミノ基、たとえば、上記と
同様のアルキルアミノ基の窒素原子がアシル基、
たとえば、アセチル、プロピオニル、ブチリルな
どのC1〜4アシル基で置換されているN−アシル
−N−アルキルアミノ基などから選ばれる1つ以
上の置換基で置換されていてもよい。 一般式〔〕の化合物の塩としては、通常知ら
れているアミノ基などの塩基性基またはカルボキ
シル基などの酸性基における塩を挙げることがで
きる。塩基性基における塩としては、たとえば、
塩酸、硫酸などの鉱酸との塩;ギ酸、トリクロロ
酢酸、トリフルオロ酢酸などの有機カルボン酸と
の塩;メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン
酸、ナフタレンスルホン酸などのスルホン酸との
塩を、酸性基における塩としては、たとえば、ナ
トリウム、カリウムなどのアルカリ金属との塩;
カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ土類金
属との塩;アンモニウム塩;プロカイン、ジベン
ジルアミン、N−ベンジル−β−フエネチルアミ
ン、1−エフエナミン、N・N−ジベンジルエチ
レンジアミン、トリエチルアミン、トリメチルア
ミン、トリブチルアミン、ピリジン、N・N−ジ
メチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メ
チルモルホリン、ジエチルアミン、ジシクロヘキ
シルアミンなどの含窒素有機塩基との塩を挙げる
ことができる。 また、一般式〔〕の化合物およびその塩にお
いて、異性体(たとえば、光学異性体、幾何異性
体、互変異性体など)が存在する場合、本発明
は、それらすべての異性体を包含し、またすべて
の結晶形および水和物におよぶものである。 つぎに、一般式〔〕の化合物およびその塩の
製造法について説明する。 一般式〔〕の化合物およびその塩を製造する
方法としては自体公知の方法が挙げられるが、以
下、代表的製造方法に関して詳説する。 一般式〔〕の化合物およびその塩は、たとえ
ば、以下の製造ルートに従つて製造することがで
きる。 〔式中、R1aはハロゲン原子を、R2は水素原子ま
たはカルボキシル保護基を、R2aはカルボキシル
保護基を示し、R1は前記したと同様の意味を有
する。〕 R1aにおけるハロゲン原子としては、フツ素、
塩素、臭素、ヨウ素原子が、また、R2およびR2a
におけるカルボキシル保護基としては、種々の公
知のエステル形成基、たとえば特願昭57−188930
号に記載されたカルボキシル保護基が挙げられ
る。 一般式〔〕、〔〕、〔〕および〔〕の化合
物の塩としては、一般式〔〕の化合物の塩とし
て挙げられたものと同様の塩が挙げられる。 (i) 一般式〔〕の化合物もしくはその塩、また
は一般式〔〕の化合物もしくはその塩は、そ
れぞれ一般式〔〕の化合物または一般式
〔〕の化合物もしくはその塩に、N・N−ジ
メチルホルムアミドジメチルアセタールまたは
N・N−ジメチルホルムアミドジエチルアセタ
ールなどのアセタール類を反応させた後、2・
4−ジフルオロアニリンを反応させることによ
つて得られる。 この反応に使用される溶媒としては、反応に
不活性な溶媒であれば特に限定されないが、た
とえば、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族炭化水素類;ジオキサン、テトラヒドロ
フラン、アニソール、ジエチレングリコールジ
メチルエーテル、ジメチルセロソルブなどのエ
ーテル類;塩化メチレン、クロロホルム、ジク
ロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類;N・
N−ジメチルホルムアミド、N・N−ジメチル
アセトアミドなどのアミド類;ジメチルスルホ
キシドなどのスルホキシド類などが挙げられ、
これらの溶媒を2種以上混合して使用してもよ
い。アセタール類の使用量は、一般式〔〕の
化合物または一般式〔〕の化合物もしくはそ
の塩に対して等モル以上、とりわけ約1.0〜1.3
倍モルが好ましい。本反応は通常0〜100℃、
好ましくは、50〜80℃で行われ、反応時間は、
通常20分〜50時間、好ましくは、1〜3時間で
ある。 ついで、2・4−ジフルオロアニリンを反応
させるには、該アミンを一般式〔〕の化合物
または一般式〔〕の化合物もしくはその塩に
対して等モルもしくは等モル以上使用し、通常
0〜100℃、好ましくは、10〜60℃で、通常20
分〜30時間、好ましくは、1〜5時間反応させ
る。 また、別法として、一般式〔〕の化合物ま
たは一般式〔〕の化合物もしくはその塩に無
水酢酸中、オルトギ酸エチルまたはオルトギ酸
メチルを反応させた後、2・4−ジフルオロア
ニリンを反応させて、それぞれ一般式〔〕の
化合物もしくはその塩または一般式〔〕の化
合物もしくはその塩へと導くことができる。 (ii) 一般式〔〕の化合物もしくはその塩または
一般式〔〕の化合物もしくはその塩は、それ
ぞれ一般式〔〕の化合物もしくはその塩また
は一般式〔〕の化合物もしくはその塩を、塩
基の存在下または不存在下に閉環反応(好まし
くは加熱下)に付すことによつて得られる。こ
の反応に使用される溶媒としては、反応に不活
性な溶媒であれば特に限定されないが、たとえ
ば、N・N−ジメチルホルムアミド、N・N−
ジメチルアセトアミドなどのアミド類;ジオキ
サン、アニソール、ジエチレングリコールジメ
チルエーテル、ジメチルセロソルブなどのエー
テル類;ジメチルスルホキシドなどのスルホキ
シド類などが挙げられ、これらの溶媒を2種以
上混合して使用してもよい。塩基としては、た
とえば、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、
tert−ブトキシカリウム、水素化ナトリウムな
どが挙げられ、その使用量は、一般式〔〕も
しくは〔〕の化合物またはそれらの塩に対し
て0.5〜5倍モルが好ましく、本反応は、通常
20〜160℃、好ましくは、100〜150℃で行わ
れ、反応時間は、通常5分〜30時間、好ましく
は、5分〜1時間である。 (iii) 一般式〔〕の化合物もしくはその塩、一般
式〔〕の化合物もしくはその塩または一般式
〔〕の化合物もしくはその塩は、それぞれ一
般式〔〕の化合物、一般式〔〕の化合物も
しくはその塩または一般式〔〕の化合物もし
くはその塩に、式R1−H(R1は前記したと同
様の意味を有する。)で表わされるアミン類を
反応させることによつて得られる。この反応に
使用される溶媒としては、反応に不活性な溶媒
であれば特に限定されないが、たとえば、ベン
ゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水
素類;ジオキサン、テトラヒドロフラン、アニ
ソール、ジエチレングリコールジエチルエーテ
ルなどのエーテル類;塩化メチレン、クロロホ
ルム、ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水
素類;N・N−ジメチルホルムアミド、N・N
−ジメチルアセトアミドなどのアミド類;ジメ
チルスルホキシドなどのスルホキシド類;メタ
ノール、エタノールなどのアルコール類;アセ
トニトリルなどのニトリル類などが挙げられ、
これらの溶媒を2種以上混合して使用してもよ
い。環状アミン類の使用量は、一般式〔〕の
化合物、一般式〔〕の化合物もしくはその塩
または一般式〔〕の化合物もしくはその塩に
対して過剰量、特に、2〜5倍モルが好まし
く、その使用量が約1〜1.3倍モルである場
合、一般式〔〕の化合物、一般式〔〕の化
合物もしくはその塩または一般式〔〕の化合
物もしくはその塩に対して等モル量の脱酸剤を
使用すればよい。脱酸剤としては、トリエチル
アミン、1・8−ジアザビシクロ−〔5・4・
0〕−ウンデセ−7−エン(DBU)、tert−ブト
キシカリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウ
ム、水素化ナトリウムなどの無機または有機塩
基が挙げられる。本反応は、通常0〜150℃、
好ましくは、50〜100℃で行われ、反応時間
は、通常5分〜30時間、好ましくは、30分〜3
時間である。 また、カルボキシル基がカルボキシル保護基
で保護されている一般式〔〕、〔〕、〔〕も
しくは〔〕の化合物またはそれらの塩は、加
水分解反応において用いられる通常の酸または
アルカリの存在下に、通常0〜100℃、好まし
くは、20〜100℃で5分〜50時間、好ましく
は、5分〜4時間加水分解することにより、そ
れぞれ対応する化合物の遊離カルボン酸へ導く
ことができる。さらに一般式〔〕、〔〕、
〔〕もしくは〔〕の化合物またはそれらの
塩は、所望に応じて、自体公知の塩形成反応ま
たはエステル化反応に付して、それぞれ対応す
る化合物の塩またはエステルへ導くことができ
る。 なお、一般式〔〕、〔〕、〔〕もしくは
〔〕の化合物、またはそれらの塩が、反応部
位以外に活性基(たとえば、ヒドロキシル基、
アミノ基など)を有する場合、あらかじめ活性
基を常法に従つて保護しておき、反応終了後、
その保護基を脱離してもよい。 以上のようにして得られた化合物は、カラムク
ロマトグラフイー、再結晶、抽出などの通常の単
離精製操作に付してもよい。 つぎに、本発明抗菌剤の有効成分である一般式
〔〕の化合物またはその塩の代表的なものの抗
菌作用および急性毒性を示す。 1 抗菌作用 試験方法 日本化学療法学会標準法
〔CHEMOTHERAPY第29巻第1号第76〜79頁
(1981年)〕に従いHeart Infusion broth(栄研
化学社製)で37℃、20時間培養した菌液を薬剤
を含むHeart Infusion agar培地(栄研化学社
製)に接種し、37℃で20時間培養した後、菌の
発育の有無を観察し、菌の発育が阻止された最
小濃度をもつてMIC(μg/ml)とした。ただ
し、接種菌量は104個/プレート(106個/ml)
とした。その結果を表−1に示す。 なお、表−1で使用されている記号は下の意
味を有する。 * ペニシリネース産生菌 ** セフアロスポリネース産生菌 Me:メチル基 *1 接種菌量が108個/mlのデータ
【表】 2 急性毒性試験 前記の試験化合物1および2のマウス(ICR
系、〓、体重18〜24g)静脈内投与における
LD50値は200mg/Kg以上であつた。 本発明の抗菌剤は、一般式〔〕の化合物ま
たはその塩を、通常製剤化に使用される担体を
適宜用い、常法に従つて、錠剤、カプセル剤、
散剤、シロツプ剤、顆粒剤、坐剤、軟こう剤、
注射剤などに調製する。また、投与方法、投与
量および投与回数は患者の症状に応じて適宜選
択することができ、通常成人に対しては、経口
または非経口(たとえば、注射投与、点滴、直
腸部位への投与など)的投与により、0.1〜100
mg/Kg/日を1〜数回に分割して投与すればよ
い。 実施例 つぎに、本発明を参考例、実施例および製剤例
を挙げて説明する。 なお、参考例および実施例で使用されている記
号は下記の意味を有する。 Me;メチル基、Et;エチル基、Ac;アセチル
基、
【式】;アリル基 参考例 2・6−ジクロロ−5−フルオロニコチン酸21
gをクロロホルム210mlに溶解させ、塩化チオニ
ル23.8gおよびN・N−ジメチルホルムアミド
0.1gを加えて、70℃で2時間反応させる。減圧
下に溶媒および過剰の塩化チオニルを留去し、得
られた残留物をテトラヒドロフラン21mlに溶解さ
せる。マグネシウム2.67gより調製したエトキシ
マグネシウムマロン酸ジエチル25.1gをテトラヒ
ドロフラン110mlに溶解させ、−40〜−30℃に冷却
する。この溶液に先に調製した2・6−ジクロロ
−5−フルオロニコチン酸クロリドのテトラヒド
ロフラン溶液を、同温度で30分を要して滴下す
る。この混合溶液を同温度で1時間撹拌した後、
徐々に室温まで昇温させる。減圧下に溶媒を留去
し、得られた残渣にクロロホルム200mlおよび水
100mlを加えて6N−塩酸でPH1に調整する。有機
層を分取し、水50ml、5%炭酸水素ナトリウム水
溶液50mlおよび飽和食塩水50mlで順次洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。減圧下に
溶媒を留去し、得られた油状物に水50mlおよびp
−トルエンスルホン酸0.15gを加えて激しく撹拌
しながら100℃で2時間反応させた後、クロロホ
ルム100mlで抽出する。有機層を飽和食塩水50ml
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた
後、減圧下に溶媒を留去し、得られた残渣をカラ
ムクロマトグラフイー(和光シリカゲルC−
200、溶離剤;トルエン)で精製すれば、融点64
〜65℃を示す2・6−ジクロロ−5−フルオロニ
コチノイル酢酸エチルエステル23.5gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=01650、1630、1620 NMR(CDCl3);δ値 1.25(1.29H、t、J=7Hz)、 1.33(1.71H、t、J=7Hz)、 4.07(1.14H、s)、 4.28(2H、q、J=7Hz)、 5.82(0.43H、s)、 7.80(1H、d、J=7Hz)、 12.62(0.43H、s) 実施例 1 (1) 2・6−ジクロロ−5−フルオロニコチノイ
ル酢酸エチルエステル8.8gをベンゼン40mlに
溶解させ、N・N−ジメチルホルムアミドジメ
チルアセタール4.5gを加えて、70℃で1.5時間
反応させる。ついで、この反応液に2・4−ジ
フルオロアニリン4.1gを加えて、室温で4時
間反応させた後、減圧下に溶媒を留去する。得
られた残留物をカラムクロマトグラフイー(和
光シリカゲルC−200、溶離剤;クロロホル
ム)で精製すれば、融点138〜139℃を示す2−
(2・6−ジクロロ−5−フルオロニコチノイ
ル)−3−(2・4−ジフルオロフエニルアミ
ノ)アクリル酸エチルエステル9.0gを得る。 IR(KBr)cm-1:νC=O1690 NMR(CDCl3);δ値 1.08(3H、t、J=7Hz)、4.10(2H、q、
J=7Hz)、6.77〜7.40(4H、m)、8.50(1H、
d、J=13Hz)、12.70(1H、d、J=13Hz) (2) 2−(2・6−ジクロロ−5−フルオロニコ
チノイル)−3−(2・4−ジフルオロフエニル
アミノ)アクリル酸エチルエステル9.0gを
N・N−ジメチルホルムアミド90mlに溶解さ
せ、炭酸水素ナトリウム3.6gを加えて、120℃
で20分間反応させる。ついで、減圧下に溶媒を
留去し、得られた残留物をクロロホルム50mlに
溶解させる。この反応液を水30mlおよび飽和食
塩水30mlで順次洗浄した後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、得
られた結晶性物質をジエチルエーテル30mlで洗
浄すれば、融点220〜222℃を示す7−クロロ−
6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエ
ニル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・
8−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルエス
テル7.0gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1730、1690 NMR(CDCl3);δ値 1.36(3H、t、J=7Hz)、4.30(2H、q、
J=7Hz)、6.80〜7.60(3H、m)、8.27
(1H、d、J=7Hz)、8.42(1H、s) (3) 7−クロロ−6−フルオロ−1−(2・4−
ジフルオロフエニル)−1・4−ジヒドロ−4
−オキソ−1・8−ナフチリジン−3−カルボ
ン酸エチルエステル3.5gをクロロホルム35ml
に溶解させ、これにN−アセチルピペラジン
1.5gおよびトリエチルアミン1.6gを加えて、
60℃で1時間反応させる。ついで、減圧下に溶
媒を留去し、得られた残留物をカラムクロマト
グラフイー〔和光シリカゲルC−200、溶離
剤;クロロホルム:エタノール=30:1(容量
比)〕で精製すれば、融点207〜209℃を示す7
−(4−アセチル−1−ピペラジニル)−6−フ
ルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエニル)−
1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・8−ナフ
チリジン−3−カルボン酸エチルエステル3.5
gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1730、1695 NMR(CDCl3);δ値 1.38(3H、t、J=7Hz)、2,05(3H、
s)、3.53(8H、bs)、4.30(2H、q、J=
7Hz)、6.80〜7.75(3H、m)、8.0(1H、
d、J=13Hz)、8.30(1H、s) 同様にして、つぎの表−2に示す化合物を得
た。
【表】
【表】 (4) 7−(4−アセチル−1−ピペラジニル)−6
−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエニ
ル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・8
−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルエステ
ル2.5gを6N−塩酸25mlに溶解させ、還流下に
2時間反応させる。ついで、反応液を室温まで
冷却し、1N−水酸化ナトリカム水溶液でPH12
に調整した後、さらに酢酸でPH6.5に調整す
る。析出晶を取し、水30mlで洗浄した後、乾
燥させれば、6−フルオロ−1−(2・4−ジ
フルオロフエニル)−1・4−ジヒドロ−4−
オキソ−7−(1−ピペラジニル)−1・8−ナ
フチリジン−3−カルボン酸1.8gを得る。 NMR(TFA−d1);δ値 3.30〜4.50(8H、m)、7.0〜7.85(3H、
m)、8.33(1H、d、J=13Hz)、9.21
(1H、s)、 同様にして、つぎの表−3に示す化合物を得
た。
【表】 実施例 2 (1) 7−クロロ−6−フルオロ−1−(2・4−
ジフルオロフエニル)−1・4−ジヒドロ−4
−オキソ−1・8−ナフチリジン−3−カルボ
ン酸エチルエステル0.50gを6N−塩酸15mlに
懸濁させ、3時間加熱還流する。ついで、反応
液を水50mlで希釈し、クロロホルム50mlずつで
3回抽出し、合した抽出液を飽和食塩水100ml
で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥さ
せる。減圧下に溶媒を留去し、得られた結晶性
物質をジエチルエーテル15mlで洗浄すれば、融
点244〜248℃を示す7−クロロ−6−フルオロ
−1−(2・4−ジフルオロフエニル)−1・4
−ジヒドロ−4−オキソ−1・8−ナフチリジ
ン−3−カルボン酸0.40gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1720 NMR(d6−DMSO);δ値 7.26〜8.56(3H、m)、8.86(1H、d、J=
7Hz)、9.18(1H、s) (2) 7−クロロ−6−フルオロ−1−(2・4−
ジフルオロフエニル)−1・4−ジヒドロ−4
−オキソ−1・8−ナフチリジン−3−カルボ
ン酸0.30gをジメチルスルホキシド3mlに懸濁
させ、N−メチルピペラジン0.25gを加えて、
60℃で30分間反応させる。ついで、減圧下に溶
媒を留去し、得られた残留物を水30mlを加え、
10%水酸化ナトリウム水溶液でPH12に調整した
後、さらに酢酸でPH7に調整する。析出した結
晶性物質を取し、水5mlで洗浄すれば、融点
208〜209℃を示す6−フルオロ−1−(2・4
−ジフルオロフエニル)−1・4−ジヒドロ−
7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−オ
キソ−1・8−ナフチリジン−3−カルボン酸
0.24gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1730 NMR(TFA−d1);δ値 3.30(3H、s)、3.45〜5.25(8H、m)、7.12
〜8.10(3H、m)、8.49(1H、d、J=13
Hz)、9.38(1H、s) 実施例 3 (1) 2・6−ジクロロ−5−フルオロニコチノイ
ル酢酸エチルエステル5.5g、N−メチルピペ
ラジン2.37gおよびトリエチルアミン2.37gを
クロロホルム55mlに溶解させ、60〜65℃で2時
間反応させる。反応液を水30mlで洗浄した後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下に
溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマト
グラフイー(和光シリカゲルC−200、溶離
剤;クロロホルム)で精製すれば、油状の2−
クロロ−5−フルオロ−6−(4−メチル−1
−ピペラジニル)ニコチノイル酢酸エチルエス
テル5.4gを得る。 IR(ニート)cm-1;νC=O1750、1695 NMR(CDCl3);δ値 1.25(3H、t、J=7Hz)、2.32(3H、
s)、2.12〜2.70(4H、m)、3.55〜3.96
(4H、m)、4.03(2H、s)、4.20(2H、q、
J=7Hz)、7.78(1H、d、J=13Hz) 同様にして、つぎの表−4に示す化合物を得
た。
【表】 (2) 2−クロロ−5−フルオロ−6−(4−メチ
ル−1−ピペラジニル)ニコチノイル酢酸エチ
ルエステル0.7gをベンゼン8mlに溶解させ、
N・N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタ
ール0.267gを加えて、70℃で3時間反応させ
る。この反応液に2・4−ジフルオロアニリン
0.262gを加えて、室温で4時間反応させる。
ついで、減圧下に溶媒を留去し、得られた残渣
をカラムクロマトグラフイー〔和光シリカゲル
C−200、溶離剤;クロロホルム:エタノール
=60:1(容量比)〕で精製すれば、油状の2
−〔2−クロロ−5−フルオロ−6−(4−メチ
ル−1−ピペラジニル)ニコチノイル〕−3−
(2・4−ジフルオロフエニルアミノ)アクリ
ル酸エチルエステル0.52gを得る。 IR(ニート)cm-1;νC=O1735、1700 (3) 2−〔2−クロロ−5−フルオロ−6−(4−
メチル−1−ピペラジニル)ニコチノイル〕−
3−(2・4−ジフルオロフエニルアミノ)ア
クリル酸エチルエステル0.5gをN・N−ジメ
チルホルムアミド5.0mlに溶解させた後、炭酸
水素ナトリウム0.104gを加えて、120℃で3時
間反応させる。ついで、減圧下に溶媒を留去
し、得られた残渣をクロロホルム50mlに溶解さ
せる。この溶液を水30mlおよび飽和食塩水30ml
で順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾
燥させる。減圧下に溶媒を留去し、得られた結
晶性物質をジエチルエーテル5mlで洗浄すれ
ば、融点168〜171℃を示す6−フルオロ−1・
4−ジヒドロ−1−(2・4−ジフルオロフエ
ニル)−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)
−4−オキソ−1・8−ナフチリジン−3−カ
ルボン酸エチルエステル0.19gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1735、1720 実施例 4 7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6−フ
ルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエニル)−
1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・8−ナフチ
リジン−3−カルボン酸エチルエステル0.2gに
1N−水酸化ナトリウム水溶液4mlおよびエタノ
ール4mlを加えて、40〜50℃で10分間反応させ
る。ついで、反応液に酢酸を加え、PH6.5に調整
した後、クロロホルム10mlずつで2回抽出する。
合した抽出液を水10mlおよび飽和食塩水10mlで順
次洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ
る。減圧下に溶媒を留去し、得られた結晶性物質
をジエチルエーテル4mlで洗浄すれば、融点208
〜209℃を示す7−(4−メチル−1−ピペラジニ
ル)−6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフ
エニル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・
8−ナフチリジン−3−カルボン酸0.15gを得
る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1730 同様にして、つぎの表−5に示す化合物を得
た。
【表】
【表】 実施例 5 7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−6−フ
ルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエニル)−
1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・8−ナフチ
リジン−3−カルボン酸2.0gを濃塩酸20mlに溶
解させた後、エタノール200mlを室温で加えて15
分間撹拌する。析出晶を取し、エタノール40ml
で洗浄すれば、融点247〜250℃(分解)を示す7
−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−6−フルオ
ロ−1−(2・4−ジフルオロフエニル)−1・4
−ジヒドロ−4−オキソ−1・8−ナフチリジン
−3−カルボン酸の塩酸塩1.4gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1730 同様にして、つぎの表−6に示す化合物を得
た。
【表】 実施例 6 (1) 2−(2・6−ジクロロ−5−フルオロニコ
チノイル)−3−(2・4−ジフルオロフエニル
アミノ)アクリル酸エチルエステル0.5g、N
−メチルピペラジン0.143gおよびトリエチル
アミン0.145gをクロロホルム2.5mlに溶解さ
せ、3.5時間加熱還流する。ついで、反応液を
水3mlおよび飽和食塩水3mlで順次洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧
下に溶媒を留去し、得られた残留物をカラムク
ロマトグラフイー〔和光シリカゲルC−200、
溶離剤;クロロホルム:エタノール=50:1
(容量比)〕で精製すれば、油状の2−〔2−ク
ロロ−5−フルオロ−6−(4−メチル−1−
ピペラジニル)ニコチノイル〕−3−(2・4−
ジフルオロフエニルアミノ)アクリル酸エチル
エステル0.294gを得る。 IR(ニート)cm-1:νC=O1735、1700 NMR(CDCl3);δ値 1.13(3H、t、J=7Hz)、2.36(3H、
s)、2.55(4H、t、J=5Hz)、3.70
(4H、t、J=5Hz)、4.15(2H、q、J=
7Hz)、6.77〜7.90(4H、m)、8.51(1H、
d、J=13Hz)、12.50(1H、d、J=13
Hz) (2) 2−〔2−クロロ−5−フルオロ−6−(4−
メチル−1−ピペラジニル)ニコチノイル〕−
3−(2・4−ジフルオロフエニルアミノ)ア
クリル酸エチルエステル0.2gを、実施例1−
(2)と同様に反応させて処理すれば、融点208〜
209℃を示す6−フルオロ−1−(2・4−ジフ
ルオロフエニル)−1・4−ジヒドロ−7−(4
−メチル−1−ピペラジニル)−4−オキソ−
1・8−ナフチリジン−3−カルボン酸0.12g
を得る。 実施例 7 7−(4−エトキシカルボニル−2−メチル−
1−ピペラジニル)−6−フルオロ−1−(2・4
−ジフルオロフエニル)−1・4−ジヒドロ−4
−オキソ−1・8−ナフチリジン−3−カルボン
酸エチルエステル0.3g1N−水酸化ナトリウム水
溶液5mlおよびエタノール5mlを加えて90℃で2
時間反応させる。ついで、反応液に酢酸を加えPH
6.5に調整する。析出晶を取し、水洗した後、
乾燥させれば、融点230〜239℃を示す6−フルオ
ロ−1−(2・4−ジフルオロフエニル)−1・4
−ジヒドロ−7−(2−メチル−1−ピペラジニ
ル)−4−オキソ−1・8−ナフチリジン−3−
カルボン酸0.2gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1730 NMR(TFA−d1);δ値 1.50(3H、s)、3.20〜5.15(7H、m)、7.0〜
7.90(3H、m)、8.35(1H、d、J=13Hz)9.2
(1H、s) 実施例 8 7−(3−アセチルアミノ−1−ピロリジニ
ル)−6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフ
エニル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・
8−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルエステ
ル0.25gを6N−塩酸2.5mlに溶解させ、還流下に
2時間反応させる。ついで、反応液を室温まで冷
却し、1N−水酸化ナトリウム水溶液でPH12に調
整した後、さらに酢酸を加え、PH6.5に調整す
る。析出晶は取し、水2mlで洗浄した後、乾燥
させれば、7−(3−アミノ−1−ピロリジニ
ル)−6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフ
エニル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・
8−ナフチリジン−3−カルボン酸0.18gを得
る。 NMR(TFA−d1);δ値 2.25〜2.85(2H、m)、3.37〜4.69(5H、m)、
6.93〜7.81(3H、m)、8.22(1H、d、J=11
Hz)、9.16(1H、s) 実施例 9 3−アミノピロリジンの二塩酸塩1.0gをエタ
ノール20mlに懸濁させ、トリエチルアミン2.06g
を加えて溶解させる。ついで、これに7−クロロ
−6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエ
ニル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・8
−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルエステル
2.0gを30℃で15分間を要して添加し、同温度で
3時間反応させる。反応終了後、反応液に水30ml
を加え、析出晶を取し、水4mlで洗浄する。得
られた結晶性物質を6N−塩酸13mlに懸濁させ、
還流下2時間反応させる。ついで、反応液を冷却
した後、析出晶を取し、水2mlずつで2回洗浄
すれば、7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−
6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエニ
ル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・8−
ナフチリジン−3−カルボン酸の塩酸塩1.97gを
得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1730 実施例 10 7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−6−フ
ルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエニル)−
1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・8−ナフチ
リジン−3−カルボン酸10.0gをエタノール75ml
および水75mlに懸濁させる。これに40℃でp−ト
ルエンスルホン酸・1水和物5.2gを加え、同温
度で30分間撹拌する。ついで、反応液を15℃まで
冷却した後、析出晶を取し、エタノール5mlお
よび水5mlの混合溶媒で洗浄すれば、融点258〜
260℃を示す7−(3−アミノ−1−ピロリジニ
ル)−6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフ
エニル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−1・
8−ナフチリジン−3−カルボン酸のp−トルエ
ンスルホン酸塩・1水和物12.8gを得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O1735 NMR(DMSO−d6);δ値
【式】 3.12〜4.30(5H、m)、6.92〜8.17(8H、m)
8.79(1H、s) 製剤例 1 6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエ
ニル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−7−(1
−ピペラジニル)−1・8−ナフチリジン−3−
カルボン酸50g、結晶セルロース49g、コーンス
ターチ50gおよびマグネシウムステアレート1g
を混合し、フラツト型錠剤1000錠に打錠して錠剤
を得る。 製剤例 2 6−フルオロ−1−(2・4−ジフルオロフエ
ニル)−1・4−ジヒドロ−4−オキソ−7−(1
−ピペラジニル)−1・8−ナフチリジン−3−
カルボン酸100gおよびコーンスターチ50gを混
合し、1000カプセルに充填してカプセル剤を得
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、R1は置換されていてもよい環状アミノ基
    を示す。〕 で表わされる1・4−ジヒドロ−4−オキソナフ
    チリジン誘導体またはその塩を含有する抗菌剤。
JP60239522A 1985-10-28 1985-10-28 1,4−ジヒドロ−4−オキソナフチリジン誘導体またはその塩を含有する抗菌剤 Granted JPS61137819A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0302372A1 (en) * 1987-08-04 1989-02-08 Abbott Laboratories Naphthyridine antianaerobic compounds

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EP0302372A1 (en) * 1987-08-04 1989-02-08 Abbott Laboratories Naphthyridine antianaerobic compounds

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