JP2630566B2 - 1,4−ジヒドロー4−オキソナフチリジン誘導体またはその塩 - Google Patents
1,4−ジヒドロー4−オキソナフチリジン誘導体またはその塩Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般式
【化2】 「式中、R1は、水素原子またはカルボキシル保護基
を;R2は、ハロゲン原子または置換されていてもよい
環状アミノ基を;R3は、ハロゲン原子またはアルコキ
シ基で置換されたフェニル基を;Aは、低級アルキレン
基を示す。」で表わされる1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソナフチリジン誘導体またはその塩に関する。
を;R2は、ハロゲン原子または置換されていてもよい
環状アミノ基を;R3は、ハロゲン原子またはアルコキ
シ基で置換されたフェニル基を;Aは、低級アルキレン
基を示す。」で表わされる1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソナフチリジン誘導体またはその塩に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ナフチリジン系合成抗菌剤として
ナリジクス酸が広く用いられているが、抗菌スペクトル
および吸収面において未だ不十分であり、とりわけグラ
ム陽性菌感染症や難治性疾患である緑膿菌感染症の治療
に対する効果は満足すべきものではなかった。
ナリジクス酸が広く用いられているが、抗菌スペクトル
および吸収面において未だ不十分であり、とりわけグラ
ム陽性菌感染症や難治性疾患である緑膿菌感染症の治療
に対する効果は満足すべきものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】グラム陽性菌およびグ
ラム陰性菌、とりわけ抗生物質耐性菌に対して強力な抗
菌作用を示し、かつ安全性が高いナフチリジン系合成抗
菌剤が求められていた。
ラム陰性菌、とりわけ抗生物質耐性菌に対して強力な抗
菌作用を示し、かつ安全性が高いナフチリジン系合成抗
菌剤が求められていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような状況下におい
て、本発明者らは鋭意研究行った結果、一般式[1]で
表わされる1,4−ジヒドロ−4−オキソナフチリジン
誘導体またはその塩が上記の目的を達成することを見出
し、本発明を完成するに至った。本明細書において、特
にことわらない限り、ハロゲン原子とは、たとえば、フ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などを意味
する。そして、種々の用語中に、たとえば、ハロゲンな
どの用語を有する場合も、特にことわらない限り上述し
た意味を示す。以下、本発明化合物を説明する。
て、本発明者らは鋭意研究行った結果、一般式[1]で
表わされる1,4−ジヒドロ−4−オキソナフチリジン
誘導体またはその塩が上記の目的を達成することを見出
し、本発明を完成するに至った。本明細書において、特
にことわらない限り、ハロゲン原子とは、たとえば、フ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などを意味
する。そして、種々の用語中に、たとえば、ハロゲンな
どの用語を有する場合も、特にことわらない限り上述し
た意味を示す。以下、本発明化合物を説明する。
【0005】本発明化合物は次の一般式[1]で表わさ
れる。
れる。
【化3】 「式中、R1、R2、R3およびAは、前記と同様の意味
を有する。」一般式[1]の化合物またはその塩におい
て、R1のカルボキシル保護基としては、たとえば、接
触還元、化学的還元もしくはその他の緩和な条件で処理
することにより脱離するエステル形成基、または生体内
において容易に脱離するエステル形成基、または水もし
くはアルコールで処理することにより容易に脱離する有
機シリル基、有機リン基もしくは有機スズ基など、その
他の種々の公知のエステル形成基が挙げられる。これら
のカルボキシル保護基のうち、好適な保護基としては、
たとえば、特開昭59−80665号に記載されたカル
ボキシル保護基が挙げられる。R2は、ハロゲン原子ま
たは置換されていてもよい環状アミノ基を示すが、ハロ
ゲン原子としては、たとえば、フッ素原子、塩素原子、
臭素原子が挙げられ、また環状アミノ基としては、該環
を形成する異項原子として1つ以上の窒素原子のほか
に、さらに1つ以上の酸素原子を含んでいてもよい5員
または6員環状アミノ基、たとえば、1−ピロリジニ
ル、ピペリジノ、1−ピペラジニル、モルホリノなどが
挙げられる。上記した環状アミノ基は、アルキル基、た
とえば、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、
n-ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチルなど
のC1-4アルキル基;アミノ基;アミノアルキル基、た
とえば、アミノメチル、2−アミノエチル、3−アミノ
プロピルなどのアミノC1-4アルキル基;ヒドロキシア
ルキル基、たとえば、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキ
シエチル、3−ヒドロキシプロピルなどのヒドロキシ−
C1-4アルキル基;ヒドロキシル基;アルケニル基;た
とえば、ビニル、アリルなどのC2-4アルケニル基;ア
シル基、たとえば、ホルミル、アセチル、プロピオニ
ル、ブチリルなどのC1- 4アシル基;トリフルオロアセ
チル基;アルキルアミノ基、たとえば、メチルアミノ、
エチルアミノ、n-プロピルアミノ、イソプロピルアミノ
などのC1-4アルキルアミノ基;ジアルキルアミノ基、
たとえば、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジ−n-プ
ロピルアミノ、メチルエチルアミノなどのジ−C1-4ア
ルキルアミノ基;シアノ基;オキソ基;アルアルキルア
ミノ基、たとえば、ベンジルアミノ、フェネチルアミ
ノ、トリチルアミノなどのアル−C1-4アルキルアミノ
基;アシルアミノ基、たとえば、ホルミルアミノ、アセ
チルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ、te
rt-ブトキシカルボニルアミノなどのC1-4アシルアミノ
基;アルコキシカルボニル基、たとえば、メトキシカル
ボニル、エトキシカルボニル、n-プロポキシカルボニ
ル、イソプロポキシカルボニル、tert-ブトキシカルボ
ニルなどのC1-4アルコキシカルボニル基;N−アシル
−N−アルキルアミノ基、たとえば、上記と同様のアル
キルアミノ基の窒素原子がアシル基、たとえば、アセチ
ル、プロピオニル、ブチリルなどのC1-4アシル基で置
換されているN−アシル−N−アルキルアミノ基などか
ら選ばれる1つ以上の置換基で置換されていてもよい。
を有する。」一般式[1]の化合物またはその塩におい
て、R1のカルボキシル保護基としては、たとえば、接
触還元、化学的還元もしくはその他の緩和な条件で処理
することにより脱離するエステル形成基、または生体内
において容易に脱離するエステル形成基、または水もし
くはアルコールで処理することにより容易に脱離する有
機シリル基、有機リン基もしくは有機スズ基など、その
他の種々の公知のエステル形成基が挙げられる。これら
のカルボキシル保護基のうち、好適な保護基としては、
たとえば、特開昭59−80665号に記載されたカル
ボキシル保護基が挙げられる。R2は、ハロゲン原子ま
たは置換されていてもよい環状アミノ基を示すが、ハロ
ゲン原子としては、たとえば、フッ素原子、塩素原子、
臭素原子が挙げられ、また環状アミノ基としては、該環
を形成する異項原子として1つ以上の窒素原子のほか
に、さらに1つ以上の酸素原子を含んでいてもよい5員
または6員環状アミノ基、たとえば、1−ピロリジニ
ル、ピペリジノ、1−ピペラジニル、モルホリノなどが
挙げられる。上記した環状アミノ基は、アルキル基、た
とえば、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、
n-ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチルなど
のC1-4アルキル基;アミノ基;アミノアルキル基、た
とえば、アミノメチル、2−アミノエチル、3−アミノ
プロピルなどのアミノC1-4アルキル基;ヒドロキシア
ルキル基、たとえば、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキ
シエチル、3−ヒドロキシプロピルなどのヒドロキシ−
C1-4アルキル基;ヒドロキシル基;アルケニル基;た
とえば、ビニル、アリルなどのC2-4アルケニル基;ア
シル基、たとえば、ホルミル、アセチル、プロピオニ
ル、ブチリルなどのC1- 4アシル基;トリフルオロアセ
チル基;アルキルアミノ基、たとえば、メチルアミノ、
エチルアミノ、n-プロピルアミノ、イソプロピルアミノ
などのC1-4アルキルアミノ基;ジアルキルアミノ基、
たとえば、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジ−n-プ
ロピルアミノ、メチルエチルアミノなどのジ−C1-4ア
ルキルアミノ基;シアノ基;オキソ基;アルアルキルア
ミノ基、たとえば、ベンジルアミノ、フェネチルアミ
ノ、トリチルアミノなどのアル−C1-4アルキルアミノ
基;アシルアミノ基、たとえば、ホルミルアミノ、アセ
チルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ、te
rt-ブトキシカルボニルアミノなどのC1-4アシルアミノ
基;アルコキシカルボニル基、たとえば、メトキシカル
ボニル、エトキシカルボニル、n-プロポキシカルボニ
ル、イソプロポキシカルボニル、tert-ブトキシカルボ
ニルなどのC1-4アルコキシカルボニル基;N−アシル
−N−アルキルアミノ基、たとえば、上記と同様のアル
キルアミノ基の窒素原子がアシル基、たとえば、アセチ
ル、プロピオニル、ブチリルなどのC1-4アシル基で置
換されているN−アシル−N−アルキルアミノ基などか
ら選ばれる1つ以上の置換基で置換されていてもよい。
【0006】R 3 におけるフェニル基の置換基としての
アルコキシ基としては、たとえば、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキ
シ、オクチルオキシなどのC 1−10 アルコキシ基が挙
げられる。
アルコキシ基としては、たとえば、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキ
シ、オクチルオキシなどのC 1−10 アルコキシ基が挙
げられる。
【0007】Aにおける低級アルキレンとしては、たと
えば、メチレン、エチレン、プロピレンなどのC1-4ア
ルキレン基が挙げられる。一般式[1]の化合物の塩と
しては、通常知られているアミノ基などの塩基性基また
はヒドロキシル基もしくはカルボキシル基などの酸性基
における塩を挙げることができる。塩基性基における塩
としては、たとえば、塩酸、硫酸などの鉱酸との塩;ギ
酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸などの有機カル
ボン酸との塩;メタンスルホン酸、p-トルエンスルホン
酸、ナフタレンスルホン酸などのスルホン酸との塩を、
酸性基における塩としては、たとえば、ナトリウム、カ
リウムなどのアルカリ金属との塩;カルシウム、マグネ
シウムなどのアルカリ土類金属との塩;アンモニウム
塩;プロカイン、ジベンジルアミン、N−ベンジル−β
−フェネチルアミン、1−エフェナミン、N,N−ジベ
ンジルエチレンジアミン、トリメチルアミン、トリエチ
ルアミン、トリブチルアミン、ピリジン、N,N−ジメ
チルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルモル
ホリン、ジエチルアミン、ジシクロヘキシルアミンなど
の含窒素有機塩基との塩を挙げることができる。また、
一般式[1]の化合物またはその塩において、異性体
(たとえば、光学異性体、幾何異性体、互変異性体な
ど)が存在する場合、本発明は、それらすべての異性体
を包含し、またすべての結晶形および水和物におよぶも
のである。つぎに本発明化合物の製造法について述べ
る。
えば、メチレン、エチレン、プロピレンなどのC1-4ア
ルキレン基が挙げられる。一般式[1]の化合物の塩と
しては、通常知られているアミノ基などの塩基性基また
はヒドロキシル基もしくはカルボキシル基などの酸性基
における塩を挙げることができる。塩基性基における塩
としては、たとえば、塩酸、硫酸などの鉱酸との塩;ギ
酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸などの有機カル
ボン酸との塩;メタンスルホン酸、p-トルエンスルホン
酸、ナフタレンスルホン酸などのスルホン酸との塩を、
酸性基における塩としては、たとえば、ナトリウム、カ
リウムなどのアルカリ金属との塩;カルシウム、マグネ
シウムなどのアルカリ土類金属との塩;アンモニウム
塩;プロカイン、ジベンジルアミン、N−ベンジル−β
−フェネチルアミン、1−エフェナミン、N,N−ジベ
ンジルエチレンジアミン、トリメチルアミン、トリエチ
ルアミン、トリブチルアミン、ピリジン、N,N−ジメ
チルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルモル
ホリン、ジエチルアミン、ジシクロヘキシルアミンなど
の含窒素有機塩基との塩を挙げることができる。また、
一般式[1]の化合物またはその塩において、異性体
(たとえば、光学異性体、幾何異性体、互変異性体な
ど)が存在する場合、本発明は、それらすべての異性体
を包含し、またすべての結晶形および水和物におよぶも
のである。つぎに本発明化合物の製造法について述べ
る。
【0008】本発明化合物を製造する方法としては自体
公知の方法が挙げられるが、以下代表的製造方法に関し
て詳説する。本発明化合物は、たとえば、以下の製造ル
ートにしたがって製造することができる。
公知の方法が挙げられるが、以下代表的製造方法に関し
て詳説する。本発明化合物は、たとえば、以下の製造ル
ートにしたがって製造することができる。
【化4】
【0009】「式中、R1aは、R1と同様のカルボキシ
ル保護基を;R2aは、R2と同様のハロゲン原子を;R
2bは、R2と同様の置換されていてもよい環状アミノ基
を、R1、R3およびAは、前記と同様の意味を有す
る。」
ル保護基を;R2aは、R2と同様のハロゲン原子を;R
2bは、R2と同様の置換されていてもよい環状アミノ基
を、R1、R3およびAは、前記と同様の意味を有す
る。」
【0010】一般式[1a]、[1b]および[3]の
化合物の塩としては、一般式[1]の化合物の塩として
挙げられたものと同様の塩が挙げられる。 (1)一般式[3]の化合物またはその塩は、特開昭5
7−72981号、特開昭58−74638号および特
開昭58−74667号などに記載の方法に準じて製造
された一般式[2]の化合物に、無水酢酸中、オルトギ
酸エチルまたはオルトギ酸メチルを反応させた後、一般
式 R3−A−NH2 [4] 「式中、R3およびAは、前記と同様の意味を有す
る。」で表わされるアミン類を反応させることによって
得られる。この反応に使用される溶媒としては、反応に
不活性な溶媒であれば特に限定されないが、たとえば、
ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素
類;ジオキサン、テトラヒドロフラン、アニソール、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル、ジメチルセロソ
ルブなどのエーテル類;メタノール、エタノール、プロ
パノールなどのアルコール類;塩化メチレン、クロロホ
ルム、ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類;
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
トアミドなどのアミド類;ジメチルスルホキシドなどの
スルホキシド類などが挙げられ、これらの溶媒を2種以
上混合して使用してもよい。オルトギ酸エチルまたはオ
ルトギ酸メチルの使用量は、一般式[2]の化合物に対
して等モル以上、とりわけ約1〜10倍モルが好ましい。
本反応は通常0〜150℃、好ましくは、50〜150℃で行わ
れ、反応時間は、通常20分〜50時間、好ましくは、1〜
3時間である。ついで、一般式[4]のアミン類を反応
させるには、該アミン類を一般式[2]の化合物に対し
て等モルもしくは等モル以上使用し、通常0〜100℃、
好ましくは、10〜60℃で、通常20分〜30時間、好ましく
は、1〜5時間反応させる。また、別法として、一般式
[2]の化合物に、N,N−ジメチルホルムアミドジメ
チルアセタールまたはN,N−ジメチルホルムアミドジ
エチルアセタールなどのアセタール類を反応させた後、
一般式[4]のアミン類を反応させて、一般式[3]の
化合物またはその塩へと導くことができる。この反応に
使用される溶媒としては、反応に不活性な溶媒であれば
特に限定されないが、具体的には前述と同様の溶媒が挙
げられる。アセタール類の使用量は、一般式[2]の化
合物に対して等モル以上、とりわけ、約1.0〜1.3倍モル
が好ましい。本反応は通常0〜100℃、好ましくは、50
〜80℃で行われ、反応時間は、通常20分〜50時間、好ま
しくは、1〜3時間である。ついで、一般式[4]のア
ミン類を反応させるには、該アミン類を一般式[2]の
化合物に対して等モルもしくは等モル以上使用し、通常
0〜100℃、好ましくは、10〜60℃で、通常20分〜30時
間、好ましくは、1〜5時間反応させる。 (2)一般式[1a]の化合物またはその塩は、一般式
[3]の化合物またはその塩を、塩基の存在下または不
存在下に閉環反応(好ましくは加熱下)に付すことによ
って得られる。この反応に使用される溶媒としては、反
応に不活性な溶媒であれば特に限定されないが、たとえ
ば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミドなどのアミド類;ジオキサン、アニソー
ル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジメチル
セロソルブなどのエーテル類;ジメチルスルホキシドな
どのスルホキシド類などが挙げられ、これらの溶媒を2
種以上混合して使用してもよい。塩基としては、たとえ
ば、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、カリウム te
rt−ブトキシド、水素化ナトリウムなどが挙げられ、そ
の使用量は、一般式[3]の化合物またはその塩に対し
て0.5〜5倍モルが好ましく、本反応は、通常20〜160
℃、好ましくは、80〜150℃で行われ、反応時間は、通
常5分〜30時間、好ましくは、5分〜5時間である。 (3)一般式[1b]の化合物またはその塩は、一般式
[1a]の化合物またはその塩に、一般式 R2b−H [5] 「式中、R2bは、R2と同様の置換されていてもよい環
状アミノ基を示す。」で表わされる環状アミン類または
その塩を反応させることによって得られる。この反応に
使用される溶媒としては、反応に不活性な溶媒であれば
特に限定されないが、たとえば、ベンゼン、トルエン、
キシレンなどの芳香族炭化水素類;メタノール、エタノ
ール、プロパノールなどのアルコール類;ジオキサン、
テトラヒドロフラン、アニソール、ジエチレングリコー
ルジエチルエーテルなどのエーテル類;塩化メチレン、
クロロホルム、ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水
素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドな
どのスルホキシド類などが挙げられ、これらの溶媒を2
種以上混合して使用してもよい。一般式[5]の環状ア
ミン類またはその塩の使用量は、一般式[1a]の化合
物またはその塩に対して過剰量、特に、2〜5倍モルが
好ましく、その使用量が約1〜1.3倍モルである場合、
一般式[1a]の化合物またはその塩に対して等モル量
の脱酸剤を使用すればよい。脱酸剤としては、トリエチ
ルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデ
セ−7−エン(DBU)、カリウム tert−ブトキシ
ド、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水素化ナトリウム
などの有機または無機塩基が挙げられる。本反応は、通
常0〜150℃、好ましくは、20〜100℃で行われ、反応時
間は、通常5分〜30時間、好ましくは、30分〜10時間で
ある。一般式[1a]、[1b]または[3]の化合物
もしくはそれらの塩においてR1のカルボキシル保護基
は、所望に応じて加水分解反応において用いられる通常
の酸またはアルカリの存在下に、通常0〜110℃、好ま
しくは、20〜110℃で5分〜50時間、好ましくは、5分
〜5時間加水分解することにより、対応するカルボキシ
ル基へ導くことができる。さらに一般式[1a]、[1
b]または[3]の化合物もしくはそれらの塩は、所望
に応じて、自体公知の塩形成反応またはエステル化反応
に付して、それぞれ対応する化合物の塩またはエステル
へ導くことができる。なお、一般式[1a]、[1b]
または[3]の化合物もしくはそれらの塩が、反応部位
以外に活性基(たとえば、ヒドロキシル基など)を有す
る場合、あらかじめ活性基を常法にしたがって保護して
おき、反応終了後、その保護基を脱離してもよい。以上
のようにして得られた化合物は、カラムクロマトグラフ
ィー、再結晶、抽出などの通常の単離精製操作に付して
もよい。一般式[1]において、R2がハロゲン原子で
ある化合物(一般式[1a]の化合物に相当する)は、
R2が置換されていてもよい環状アミノ基である化合物
を得るための中間体としても有用である。本発明化合物
を医薬として使用する場合、通常製剤化に使用される担
体を適宜用い、常法にしたがって、錠剤、カプセル剤、
散剤、シロップ剤、顆粒剤、坐剤、軟膏剤、注射剤など
に調製する。また、投与方法、投与量および投与回数は
患者の症状に応じて適宜選択することができ、通常成人
に対しては、経口または非経口(たとえば、注射投与、
点滴、直腸部位への投与など)的投与により、0.1〜100
mg/kg/日を1〜数回に分割して投与すればよい。
化合物の塩としては、一般式[1]の化合物の塩として
挙げられたものと同様の塩が挙げられる。 (1)一般式[3]の化合物またはその塩は、特開昭5
7−72981号、特開昭58−74638号および特
開昭58−74667号などに記載の方法に準じて製造
された一般式[2]の化合物に、無水酢酸中、オルトギ
酸エチルまたはオルトギ酸メチルを反応させた後、一般
式 R3−A−NH2 [4] 「式中、R3およびAは、前記と同様の意味を有す
る。」で表わされるアミン類を反応させることによって
得られる。この反応に使用される溶媒としては、反応に
不活性な溶媒であれば特に限定されないが、たとえば、
ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素
類;ジオキサン、テトラヒドロフラン、アニソール、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル、ジメチルセロソ
ルブなどのエーテル類;メタノール、エタノール、プロ
パノールなどのアルコール類;塩化メチレン、クロロホ
ルム、ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類;
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
トアミドなどのアミド類;ジメチルスルホキシドなどの
スルホキシド類などが挙げられ、これらの溶媒を2種以
上混合して使用してもよい。オルトギ酸エチルまたはオ
ルトギ酸メチルの使用量は、一般式[2]の化合物に対
して等モル以上、とりわけ約1〜10倍モルが好ましい。
本反応は通常0〜150℃、好ましくは、50〜150℃で行わ
れ、反応時間は、通常20分〜50時間、好ましくは、1〜
3時間である。ついで、一般式[4]のアミン類を反応
させるには、該アミン類を一般式[2]の化合物に対し
て等モルもしくは等モル以上使用し、通常0〜100℃、
好ましくは、10〜60℃で、通常20分〜30時間、好ましく
は、1〜5時間反応させる。また、別法として、一般式
[2]の化合物に、N,N−ジメチルホルムアミドジメ
チルアセタールまたはN,N−ジメチルホルムアミドジ
エチルアセタールなどのアセタール類を反応させた後、
一般式[4]のアミン類を反応させて、一般式[3]の
化合物またはその塩へと導くことができる。この反応に
使用される溶媒としては、反応に不活性な溶媒であれば
特に限定されないが、具体的には前述と同様の溶媒が挙
げられる。アセタール類の使用量は、一般式[2]の化
合物に対して等モル以上、とりわけ、約1.0〜1.3倍モル
が好ましい。本反応は通常0〜100℃、好ましくは、50
〜80℃で行われ、反応時間は、通常20分〜50時間、好ま
しくは、1〜3時間である。ついで、一般式[4]のア
ミン類を反応させるには、該アミン類を一般式[2]の
化合物に対して等モルもしくは等モル以上使用し、通常
0〜100℃、好ましくは、10〜60℃で、通常20分〜30時
間、好ましくは、1〜5時間反応させる。 (2)一般式[1a]の化合物またはその塩は、一般式
[3]の化合物またはその塩を、塩基の存在下または不
存在下に閉環反応(好ましくは加熱下)に付すことによ
って得られる。この反応に使用される溶媒としては、反
応に不活性な溶媒であれば特に限定されないが、たとえ
ば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミドなどのアミド類;ジオキサン、アニソー
ル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジメチル
セロソルブなどのエーテル類;ジメチルスルホキシドな
どのスルホキシド類などが挙げられ、これらの溶媒を2
種以上混合して使用してもよい。塩基としては、たとえ
ば、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、カリウム te
rt−ブトキシド、水素化ナトリウムなどが挙げられ、そ
の使用量は、一般式[3]の化合物またはその塩に対し
て0.5〜5倍モルが好ましく、本反応は、通常20〜160
℃、好ましくは、80〜150℃で行われ、反応時間は、通
常5分〜30時間、好ましくは、5分〜5時間である。 (3)一般式[1b]の化合物またはその塩は、一般式
[1a]の化合物またはその塩に、一般式 R2b−H [5] 「式中、R2bは、R2と同様の置換されていてもよい環
状アミノ基を示す。」で表わされる環状アミン類または
その塩を反応させることによって得られる。この反応に
使用される溶媒としては、反応に不活性な溶媒であれば
特に限定されないが、たとえば、ベンゼン、トルエン、
キシレンなどの芳香族炭化水素類;メタノール、エタノ
ール、プロパノールなどのアルコール類;ジオキサン、
テトラヒドロフラン、アニソール、ジエチレングリコー
ルジエチルエーテルなどのエーテル類;塩化メチレン、
クロロホルム、ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水
素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドな
どのスルホキシド類などが挙げられ、これらの溶媒を2
種以上混合して使用してもよい。一般式[5]の環状ア
ミン類またはその塩の使用量は、一般式[1a]の化合
物またはその塩に対して過剰量、特に、2〜5倍モルが
好ましく、その使用量が約1〜1.3倍モルである場合、
一般式[1a]の化合物またはその塩に対して等モル量
の脱酸剤を使用すればよい。脱酸剤としては、トリエチ
ルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデ
セ−7−エン(DBU)、カリウム tert−ブトキシ
ド、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水素化ナトリウム
などの有機または無機塩基が挙げられる。本反応は、通
常0〜150℃、好ましくは、20〜100℃で行われ、反応時
間は、通常5分〜30時間、好ましくは、30分〜10時間で
ある。一般式[1a]、[1b]または[3]の化合物
もしくはそれらの塩においてR1のカルボキシル保護基
は、所望に応じて加水分解反応において用いられる通常
の酸またはアルカリの存在下に、通常0〜110℃、好ま
しくは、20〜110℃で5分〜50時間、好ましくは、5分
〜5時間加水分解することにより、対応するカルボキシ
ル基へ導くことができる。さらに一般式[1a]、[1
b]または[3]の化合物もしくはそれらの塩は、所望
に応じて、自体公知の塩形成反応またはエステル化反応
に付して、それぞれ対応する化合物の塩またはエステル
へ導くことができる。なお、一般式[1a]、[1b]
または[3]の化合物もしくはそれらの塩が、反応部位
以外に活性基(たとえば、ヒドロキシル基など)を有す
る場合、あらかじめ活性基を常法にしたがって保護して
おき、反応終了後、その保護基を脱離してもよい。以上
のようにして得られた化合物は、カラムクロマトグラフ
ィー、再結晶、抽出などの通常の単離精製操作に付して
もよい。一般式[1]において、R2がハロゲン原子で
ある化合物(一般式[1a]の化合物に相当する)は、
R2が置換されていてもよい環状アミノ基である化合物
を得るための中間体としても有用である。本発明化合物
を医薬として使用する場合、通常製剤化に使用される担
体を適宜用い、常法にしたがって、錠剤、カプセル剤、
散剤、シロップ剤、顆粒剤、坐剤、軟膏剤、注射剤など
に調製する。また、投与方法、投与量および投与回数は
患者の症状に応じて適宜選択することができ、通常成人
に対しては、経口または非経口(たとえば、注射投与、
点滴、直腸部位への投与など)的投与により、0.1〜100
mg/kg/日を1〜数回に分割して投与すればよい。
【0011】つぎに、本発明の代表的化合物についての
抗菌作用を示す。 抗菌作用 試験方法 日本化学療法学会標準法[ケモセラピィー(CHEMOTHERA
PY)第29巻、第1号、第76〜79頁(1981年)]にしたが
いハート インフュージョン ブロス(Heart Infusion
broth)(栄研化学社製)で37℃、20時間培養した菌液
を薬剤を含むハート インフュージョン アガー(Hear
t Infusion agar)培地(栄研化学社製)に接種し、37
℃で20時間培養した後、菌の発育の有無を観察し、菌の
発育が阻止された最小濃度をもってMIC(μg/ml)と
した。ただし、接種菌量は104個/プレート(106個/m
l)とした。その結果を表1に示す。
抗菌作用を示す。 抗菌作用 試験方法 日本化学療法学会標準法[ケモセラピィー(CHEMOTHERA
PY)第29巻、第1号、第76〜79頁(1981年)]にしたが
いハート インフュージョン ブロス(Heart Infusion
broth)(栄研化学社製)で37℃、20時間培養した菌液
を薬剤を含むハート インフュージョン アガー(Hear
t Infusion agar)培地(栄研化学社製)に接種し、37
℃で20時間培養した後、菌の発育の有無を観察し、菌の
発育が阻止された最小濃度をもってMIC(μg/ml)と
した。ただし、接種菌量は104個/プレート(106個/m
l)とした。その結果を表1に示す。
【0012】試験化合物
【化5】
【0013】
【表1】 注)* :ペニシリネース産生菌 **:セファロスポリネース産生菌
【0014】
【実施例】つぎに、本発明を参考例および実施例を挙げ
て説明する。なお、参考例および実施例で使用されてい
る記号は下記の意味を有する。 Me;メチル基、Et;エチル基
て説明する。なお、参考例および実施例で使用されてい
る記号は下記の意味を有する。 Me;メチル基、Et;エチル基
【0015】参考例1 2,6−ジクロロ−5−フルオロニコチン酸150gをクロ
ロホルム450mlに溶解させ、塩化チオニル127gおよび
N,N−ジメチルホルムアミド1.5gを加え、加熱還流下
4時間反応させる。反応終了後、減圧下に溶媒を留去す
る。マロン酸ジエチル120gをトルエン1.05lに溶解さ
せ、マグネシウムエトキシド90gを加え、加熱還流下1
時間反応させ、反応終了後、−12〜−10℃に冷却する。
この溶液に先に調製した2,6−ジクロロ−5−フルオ
ロニコチン酸クロリドを−12〜−10℃で30分間を要して
滴下し、同温度で30分間反応させた後、徐々に室温まで
昇温し、1時間反応させる。反応終了後、水1.5lを加
え、濃塩酸でpH0.5に調整し、有機層を分取する。水層
をトルエン75mlで抽出し、得られた有機層を先の有機層
と合し、水200mlで洗浄後、減圧下に溶媒を留去する。
得られた残留物に水377mlおよびp-トルエンスルホン酸
1.11gを加えて、激しく攪拌しながら加熱還流下5時間
反応させる。反応終了後、クロロホルム300mlを加え、
有機層を分取し、水100mlおよび飽和食塩水100mlで順次
洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧
下に溶媒を留去し、得られた残留物にn-ヘキサン300ml
を加え、氷冷下で1時間攪拌した後、析出結晶を濾取す
れば、2,6−ジクロロ−5−フルオロニコチノイル酢
酸エチルエステル118g(収率60.0%)を得る。 融点;64〜65℃ IR(KBr)cm-1;νc=o 1650,1630,1620 NMR(CDCl3)δ値;1.25(1.29H,t,J=7Hz),1.33(1.71H,t,J
=7Hz),4.07(1.14H,s),4.28(2H,q,J=7Hz),5.82(0.43H,
s),7.80(1H,d,J=7Hz),12.62(0.43H,s)
ロホルム450mlに溶解させ、塩化チオニル127gおよび
N,N−ジメチルホルムアミド1.5gを加え、加熱還流下
4時間反応させる。反応終了後、減圧下に溶媒を留去す
る。マロン酸ジエチル120gをトルエン1.05lに溶解さ
せ、マグネシウムエトキシド90gを加え、加熱還流下1
時間反応させ、反応終了後、−12〜−10℃に冷却する。
この溶液に先に調製した2,6−ジクロロ−5−フルオ
ロニコチン酸クロリドを−12〜−10℃で30分間を要して
滴下し、同温度で30分間反応させた後、徐々に室温まで
昇温し、1時間反応させる。反応終了後、水1.5lを加
え、濃塩酸でpH0.5に調整し、有機層を分取する。水層
をトルエン75mlで抽出し、得られた有機層を先の有機層
と合し、水200mlで洗浄後、減圧下に溶媒を留去する。
得られた残留物に水377mlおよびp-トルエンスルホン酸
1.11gを加えて、激しく攪拌しながら加熱還流下5時間
反応させる。反応終了後、クロロホルム300mlを加え、
有機層を分取し、水100mlおよび飽和食塩水100mlで順次
洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧
下に溶媒を留去し、得られた残留物にn-ヘキサン300ml
を加え、氷冷下で1時間攪拌した後、析出結晶を濾取す
れば、2,6−ジクロロ−5−フルオロニコチノイル酢
酸エチルエステル118g(収率60.0%)を得る。 融点;64〜65℃ IR(KBr)cm-1;νc=o 1650,1630,1620 NMR(CDCl3)δ値;1.25(1.29H,t,J=7Hz),1.33(1.71H,t,J
=7Hz),4.07(1.14H,s),4.28(2H,q,J=7Hz),5.82(0.43H,
s),7.80(1H,d,J=7Hz),12.62(0.43H,s)
【0016】実施例1 2,6−ジクロロ−5−フルオロニコチノイル酢酸エチ
ルエステル3.0g、無水酢酸4.37gおよびオルトギ酸エチ
ル6.35gの混合物を加熱還流下1時間反応させる。反応
終了後、減圧下に溶媒を留去し、得られた残留物をエタ
ノール15mlに溶解させ、m-フルオロベンジルアミン1.38
gを加え、室温で1.5時間反応させる。反応終了後、氷冷
下で30分間攪拌した後、析出結晶を濾取すれば、2−
(2,6−ジクロロ−5−フルオロニコチノイル)−3
−(3−フルオロベンジルアミノ)アクリル酸エチルエ
ステル4.10g(収率92.2%)を得る。 融点;137〜138℃(再結溶媒;メタノール) IR(KBr)cm-1;νc=o 1690 NMR(CDCl3)δ値;[0.88(t,J=7Hz),1.05(t,J=7Hz)]3H,
[4.00(q,J=7Hz),4.03(q,J=7Hz)]2H,4.68(2H,d,J=7H
z),6.80〜7.60(5H,m),8.05〜8.55(1H,m),10.90〜11.70
(1H,m) 同様にして、表2に示す化合物を得る。
ルエステル3.0g、無水酢酸4.37gおよびオルトギ酸エチ
ル6.35gの混合物を加熱還流下1時間反応させる。反応
終了後、減圧下に溶媒を留去し、得られた残留物をエタ
ノール15mlに溶解させ、m-フルオロベンジルアミン1.38
gを加え、室温で1.5時間反応させる。反応終了後、氷冷
下で30分間攪拌した後、析出結晶を濾取すれば、2−
(2,6−ジクロロ−5−フルオロニコチノイル)−3
−(3−フルオロベンジルアミノ)アクリル酸エチルエ
ステル4.10g(収率92.2%)を得る。 融点;137〜138℃(再結溶媒;メタノール) IR(KBr)cm-1;νc=o 1690 NMR(CDCl3)δ値;[0.88(t,J=7Hz),1.05(t,J=7Hz)]3H,
[4.00(q,J=7Hz),4.03(q,J=7Hz)]2H,4.68(2H,d,J=7H
z),6.80〜7.60(5H,m),8.05〜8.55(1H,m),10.90〜11.70
(1H,m) 同様にして、表2に示す化合物を得る。
【0017】
【表2】
【0018】以下に、表2に示す化合物の物性を示す。 1.融点;149〜149.5℃(再結溶媒;エタノール) IR(KBr)cm-1;νc=o 1675 2.融点;136〜137℃(再結溶媒;メタノール) IR(KBr)cm-1;νc=o 1685 3.融点;油状物 IR(ニ-ト)cm-1;νc=o 1680
【0019】実施例2 2−(2,6−ジクロロ−5−フルオロニコチノイル)
−3−(3−フルオロベンジルアミノ)アクリル酸エチ
ルエステル3.95gをN,N−ジメチルホルムアミド20ml
に溶解させ、炭酸水素ナトリウム960mgを加え、120℃で
2時間反応させる。反応終了後、水80mlを加え、室温で
1時間攪拌した後、析出結晶を濾取すれば、7−クロロ
−6−フルオロ−1−(3−フルオロベンジル)−1,
4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフチリジン−3
−カルボン酸エチルエステル3.38g(収率93.8g)を得
る。 融点;211〜212℃(再結溶媒;酢酸エチル) IR(KBr)cm-1;νc=o 1695 NMR(CDCl3)δ値;1.38(3H,t,J=7Hz),4.37(2H,q,J=7Hz),
5.52(2H,s),6.63〜7.55(4H,m),8.40(1H,d,J=7.5Hz),8.6
5(1H,s) 同様にして、表3に示す化合物を得る。
−3−(3−フルオロベンジルアミノ)アクリル酸エチ
ルエステル3.95gをN,N−ジメチルホルムアミド20ml
に溶解させ、炭酸水素ナトリウム960mgを加え、120℃で
2時間反応させる。反応終了後、水80mlを加え、室温で
1時間攪拌した後、析出結晶を濾取すれば、7−クロロ
−6−フルオロ−1−(3−フルオロベンジル)−1,
4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフチリジン−3
−カルボン酸エチルエステル3.38g(収率93.8g)を得
る。 融点;211〜212℃(再結溶媒;酢酸エチル) IR(KBr)cm-1;νc=o 1695 NMR(CDCl3)δ値;1.38(3H,t,J=7Hz),4.37(2H,q,J=7Hz),
5.52(2H,s),6.63〜7.55(4H,m),8.40(1H,d,J=7.5Hz),8.6
5(1H,s) 同様にして、表3に示す化合物を得る。
【0020】
【表3】
【0021】以下に、表3に示す化合物の物性を示す。 1.融点;190.5〜192℃(再結溶媒;イソフ゜ロハ゜ノ-ル−N,N−シ
゛メチルホルムアミト゛) IR(KBr)cm-1;νc=o 1670 2.融点;194〜194.5℃(再結溶媒;メタノール) IR(KBr)cm-1;νc=o 1730,1695 3.融点;240〜244℃(再結溶媒;メタノール) IR(KBr)cm-1;νc=o 1730,1690
゛メチルホルムアミト゛) IR(KBr)cm-1;νc=o 1670 2.融点;194〜194.5℃(再結溶媒;メタノール) IR(KBr)cm-1;νc=o 1730,1695 3.融点;240〜244℃(再結溶媒;メタノール) IR(KBr)cm-1;νc=o 1730,1690
【0022】実施例3 3−アミノピロリジン・2塩酸塩250mgおよびトリエチ
ルアミン530mgをエタノール5mlに溶解させ、7−クロ
ロ−6−フルオロ−1−(3−フルオロベンジル)−
1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフチリジン
−3−カルボン酸エチルエステル500mgを加えた後、ク
ロロホルム5mlを加え均一溶液とし、室温で5時間反応
させる。反応終了後、減圧下に溶媒を留去し、得られた
残留物にエタノール2mlを加え、さらに水10mlを加え、
室温で30分間攪拌した後、析出結晶を濾取すれば、7−
(3−アミノ−1−ピロリジニル)−6−フルオロ−1
−(3−フルオロベンジル)−1,4−ジヒドロ−4−
オキソ−1,8−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル
エステル470mg(収率83.1%)を得る。 融点;218〜225℃(分解)(再結溶媒;メタノール) IR(KBr)cm-1;νc=o 1700 NMR(DMSO-d6)δ値;1.28(3H,t,J=7Hz),1.95〜2.15(2H,
m),3.35〜4.65(9H,m),5.52(2H,s),6.90〜7.90(5H,m),8.
80(1H,s) 同様にして、表4に示す化合物を得る。
ルアミン530mgをエタノール5mlに溶解させ、7−クロ
ロ−6−フルオロ−1−(3−フルオロベンジル)−
1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフチリジン
−3−カルボン酸エチルエステル500mgを加えた後、ク
ロロホルム5mlを加え均一溶液とし、室温で5時間反応
させる。反応終了後、減圧下に溶媒を留去し、得られた
残留物にエタノール2mlを加え、さらに水10mlを加え、
室温で30分間攪拌した後、析出結晶を濾取すれば、7−
(3−アミノ−1−ピロリジニル)−6−フルオロ−1
−(3−フルオロベンジル)−1,4−ジヒドロ−4−
オキソ−1,8−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル
エステル470mg(収率83.1%)を得る。 融点;218〜225℃(分解)(再結溶媒;メタノール) IR(KBr)cm-1;νc=o 1700 NMR(DMSO-d6)δ値;1.28(3H,t,J=7Hz),1.95〜2.15(2H,
m),3.35〜4.65(9H,m),5.52(2H,s),6.90〜7.90(5H,m),8.
80(1H,s) 同様にして、表4に示す化合物を得る。
【0023】
【表4】
【0024】以下に、表4に示す化合物の物性を示す。 1.融点;218〜225℃(再結溶媒;酢酸エチル) IR(KBr)cm-1;νc=o 1700 2.融点;254〜255.5℃(分解)(再結溶媒;クロロホル
ム−イソプロパノール) IR(KBr)cm-1;νc=o 1710 3.融点;134.5〜135.5℃(再結溶媒;酢酸エチル) IR(KBr)cm-1;νc=o 1715,1685 4.融点;240〜245℃(再結溶媒;メタノール) IR(KBr)cm-1;νc=o 1715,1690 5.融点;160〜162℃(再結溶媒;イソプロパノール−イ
ソプロピルエーテル) IR(KBr)cm-1;νc=o 1735 6.融点;230〜241℃(再結溶媒;クロロホルム−エタノ
ール) IR(KBr)cm-1;νc=o 1715
ム−イソプロパノール) IR(KBr)cm-1;νc=o 1710 3.融点;134.5〜135.5℃(再結溶媒;酢酸エチル) IR(KBr)cm-1;νc=o 1715,1685 4.融点;240〜245℃(再結溶媒;メタノール) IR(KBr)cm-1;νc=o 1715,1690 5.融点;160〜162℃(再結溶媒;イソプロパノール−イ
ソプロピルエーテル) IR(KBr)cm-1;νc=o 1735 6.融点;230〜241℃(再結溶媒;クロロホルム−エタノ
ール) IR(KBr)cm-1;νc=o 1715
【0025】実施例4 (1)7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−6−フ
ルオロ−1−(3−フルオロベンジル)−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−カルボ
ン酸エチルエステル300mgを6N塩酸3mlに懸濁させ、
加熱還流下9時間反応させる。反応終了後、析出結晶を
濾取すれば、7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−
6−フルオロ−1−(3−フルオロベンジル)−1,4
−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−
カルボン酸の塩酸塩220mg(収率71.9%)を得る。 融点;203〜204℃(再結溶媒;2N塩酸) IR(KBr)cm-1;νc=o 1720 NMR(TFA-d1)δ値;2.28〜3.08(2H,m),3.65〜5.00(5H,
m),5.93(2H,s),6.75〜7.85(4H,m),8.12(1H,d,J=11Hz),
9.18(1H,s) 同様にして、表5に示す化合物を得る。
ルオロ−1−(3−フルオロベンジル)−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−カルボ
ン酸エチルエステル300mgを6N塩酸3mlに懸濁させ、
加熱還流下9時間反応させる。反応終了後、析出結晶を
濾取すれば、7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−
6−フルオロ−1−(3−フルオロベンジル)−1,4
−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−
カルボン酸の塩酸塩220mg(収率71.9%)を得る。 融点;203〜204℃(再結溶媒;2N塩酸) IR(KBr)cm-1;νc=o 1720 NMR(TFA-d1)δ値;2.28〜3.08(2H,m),3.65〜5.00(5H,
m),5.93(2H,s),6.75〜7.85(4H,m),8.12(1H,d,J=11Hz),
9.18(1H,s) 同様にして、表5に示す化合物を得る。
【0026】
【表5】
【0027】以下に、表5に示す化合物の物性を示す。 1.融点;>280℃(再結溶媒;6N塩酸) IR(KBr)cm-1;νc=o 1720 2.融点;205〜209℃(再結溶媒;2N塩酸) IR(KBr)cm-1;νc=o 1715 3.融点;275〜277℃(分解)(再結溶媒;6N塩酸−エ
タノール) IR(KBr)cm-1;νc=o 1720 4.融点;250〜257℃(再結溶媒;2N塩酸) IR(KBr)cm-1;νc=o 1710 5.融点;257〜263℃(再結溶媒;2N塩酸) IR(KBr)cm-1;νc=o 1715
タノール) IR(KBr)cm-1;νc=o 1720 4.融点;250〜257℃(再結溶媒;2N塩酸) IR(KBr)cm-1;νc=o 1710 5.融点;257〜263℃(再結溶媒;2N塩酸) IR(KBr)cm-1;νc=o 1715
【0028】(2)7−(3−アミノ−1−ピロリジニ
ル)−1−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フル
オロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフチ
リジン−3−カルボン酸エチルエステル200mgを1N水
酸化ナトリウム水溶液2mlおよびエタノール4mlの混合
溶媒に溶解させ、室温で2時間反応させる。反応終了
後、反応液を濃縮し、水10mlを加え、1N塩酸でpH7に
調整し、析出結晶を濾取すれば、7−(3−アミノ−1
−ピロリジニル)−1−(2,4−ジメトキシベンジ
ル)−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−
1,8−ナフチリジン−3−カルボン酸120mg(収率63.
8%)を得る。 融点;210〜212℃(再結溶媒;ジメチルスルホキシド) IR(KBr)cm-1;νc=o 1710
ル)−1−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フル
オロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフチ
リジン−3−カルボン酸エチルエステル200mgを1N水
酸化ナトリウム水溶液2mlおよびエタノール4mlの混合
溶媒に溶解させ、室温で2時間反応させる。反応終了
後、反応液を濃縮し、水10mlを加え、1N塩酸でpH7に
調整し、析出結晶を濾取すれば、7−(3−アミノ−1
−ピロリジニル)−1−(2,4−ジメトキシベンジ
ル)−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−
1,8−ナフチリジン−3−カルボン酸120mg(収率63.
8%)を得る。 融点;210〜212℃(再結溶媒;ジメチルスルホキシド) IR(KBr)cm-1;νc=o 1710
【0029】
【発明の効果】本発明の1,4−ジヒドロ−4−オキソ
ナフチリジン誘導体またはその塩は、グラム陽性菌およ
びグラム陰性菌、とりわけ抗生物質耐性菌に対して強力
な抗菌作用を示し、ナフチリジン系合成抗菌剤として有
用な化合物である。
ナフチリジン誘導体またはその塩は、グラム陽性菌およ
びグラム陰性菌、とりわけ抗生物質耐性菌に対して強力
な抗菌作用を示し、ナフチリジン系合成抗菌剤として有
用な化合物である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 才川 勇 富山県富山市大泉中町7−52 審査官 瀬下 浩一 (56)参考文献 特公 平7−17642(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】 【化1】 「式中、R1は、水素原子またはカルボキシル保護基
を;R2は、ハロゲン原子または置換されていてもよい
環状アミノ基を;R3は、ハロゲン原子またはアルコキ
シ基で置換されたフェニル基を;Aは、低級アルキレン
基を示す。」で表わされる1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソナフチリジン誘導体またはその塩。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6218015A JP2630566B2 (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | 1,4−ジヒドロー4−オキソナフチリジン誘導体またはその塩 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6218015A JP2630566B2 (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | 1,4−ジヒドロー4−オキソナフチリジン誘導体またはその塩 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60225515A Division JPH0717642B2 (ja) | 1985-10-09 | 1985-10-09 | 1,4―ジヒドロ―4―オキソナフチリジン誘導体またはその塩 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07196657A JPH07196657A (ja) | 1995-08-01 |
JP2630566B2 true JP2630566B2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=16713295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6218015A Expired - Lifetime JP2630566B2 (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | 1,4−ジヒドロー4−オキソナフチリジン誘導体またはその塩 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2630566B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60225515A (ja) * | 1984-04-24 | 1985-11-09 | 株式会社 露木木工所 | 象嵌あるいは寄木細工の極薄片を表面に接着した、曲面を有する盆、皿等の製造方法 |
JPH0717642A (ja) * | 1993-07-02 | 1995-01-20 | Tec Corp | 用紙供給装置 |
-
1994
- 1994-08-19 JP JP6218015A patent/JP2630566B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07196657A (ja) | 1995-08-01 |
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