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JPS62268846A - 中空繊維構造体の製造方法 - Google Patents

中空繊維構造体の製造方法

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Publication number
JPS62268846A
JPS62268846A JP61111241A JP11124186A JPS62268846A JP S62268846 A JPS62268846 A JP S62268846A JP 61111241 A JP61111241 A JP 61111241A JP 11124186 A JP11124186 A JP 11124186A JP S62268846 A JPS62268846 A JP S62268846A
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JP
Japan
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guide pipes
guide
warp
weft
threads
Prior art date
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Application number
JP61111241A
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English (en)
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JPH07122195B2 (ja
Inventor
哲朗 広川
神 善治
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Shikishima Canvas KK
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Shikishima Canvas KK
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Publication date
Application filed by Shikishima Canvas KK filed Critical Shikishima Canvas KK
Priority to JP61111241A priority Critical patent/JPH07122195B2/ja
Publication of JPS62268846A publication Critical patent/JPS62268846A/ja
Publication of JPH07122195B2 publication Critical patent/JPH07122195B2/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、宇宙飛翔体、航空機、自動車、鉄道車両、
船舶、機械装置、建築物その他の構造材用樹脂成型品の
強化のために使用されるパイプ形状その他の中空繊維構
造体の製造方法に関するものである。
(従来の技術) 上記の構造材用樹脂成型品として、炭Mt’l&維、黒
鉛繊維、ガラス繊維、炭化けい素繊維、アルミナ繊維、
金属繊維、ポリエステル繊維、脂肪族もしくは芳香族の
ポリアミド繊維など強力、弾性。
剛性および耐熱性等に優れた高機能性繊維の単糸、ロー
ビング、引揃え糸、撚糸またはこれらの組合せを用いて
3次元に構成した繊維構造体に熱硬化性樹脂や熱可塑性
樹脂1例えばエポキシ樹脂、フェノール樹脂等のマトリ
ックス樹脂を含浸し、所望の形状に成型し、キユアリン
グを施して得られたものが知られている。上記の樹脂成
型品がパイプ形状の場合は、繊維構造体もパイプ形状に
形成されるが、このようなパイプ形状の繊維構造体を製
造する方法として、長さ方向に対して平行に多数本の第
1糸条またはたて糸を配列し、このたて糸に直交する平
面内でこれら多数本のたて糸間に第2糸条またはよこ糸
を蛇行状に這わせて積層する方法が知られている(特開
昭60−194145号公報、特開昭58−16374
9号公報および特開昭58−220847号公報参照)
、そして、十字形1丁字形、L字形、7字形等の交差形
状のバイブが必要な場合、従来は、上記のように真直ぐ
に形成された繊維構造体の複数本を交差状に組合せ、接
着や縫合等の手段で接合していた。
(発明が解決しようとする問題点) 従来は、真直ぐなパイプ状の繊維構造体を接合して交差
管状に形成していたので、面倒な接合作業を必要とし、
接合部分にほつれや、皺、凹凸が生じて形状不良になり
、かつ接合部分の強度が他の部分よりも低下し、この接
合部分から破壊が発生し易いという問題があった。
この第1発明は、たて方向の管体部から分岐状によ二方
向の管体部を形成するために利用することができる新規
な方法を提供するものであり、第2発明は、上記第1発
明の方法と他の方法とを併用することにより、一体構造
の交差パイプを製造しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 第1発明においては、台板上に多数本のガイドパイプを
着脱自在に立設し、よこ糸をこれらのガイドパイプ間で
蛇行状に這わせ、かつ上下に重なるよこ糸が交差するよ
うに交互に向きを変えて積層することにより複数枚の板
状の繊維積層体を形成し、上記のガイドパイプにたて糸
を挿通しこのガイドパイプを抜取ってガイドパイプをた
て糸に置換する操作を一方の繊維積層体の一端から複数
枚の繊維積層体に対して交互に施こすことにより。
上記複数枚の繊維積層体にたて糸をスパイラル状に通し
て上記複数枚の繊維積層体を中空形状に接結する。
第2発明においては、台板上に多数本のガイドパイプを
着脱自在に立設し、よこ糸をこれらのガイドパイプ間で
蛇行させ、かつ上下に重なるよこ糸が交差するように交
互に向きを変えて積層することにより、ガイドパイプと
平行なたて方向の筒状部、およびこの筒状部の少なくと
も一部を延長した形状の中間部と中間部の左右両端から
側方へ突出する突片部とからなる少なくとも1枚の板状
部を、全数の板状部の中間部によって筒状部全周が覆わ
れ、隣接する突片部の突出長さが等しくなるように形成
し、この繊維積層体の筒状部および中間部にまたがって
通されているガイドパイプにたて糸を挿通し、このガイ
ドパイプを抜取ってガイドパイプをたて糸に置換する操
作を上記の筒状部および中間部の全周に繰返すことによ
り上記の筒状部および中間部のよこ糸をたて方向に接結
する一方、2枚1組の突片部ごとに、そのガイドパイプ
にたて糸を挿通しこのガイドパイプを抜取ってガイドパ
イプをたて糸に置換する操作を突片部の一端から2枚の
突片部に対して交互に繰返すことにより、上記2枚の突
片部にたて糸をスパイラル状に通して2枚の突片部をよ
こ方向の管体状に接結し、しかるのち上記の筒状部、中
間部および突片部をそれぞれ中空状に膨らせる。
(作用) 第1発明において、複数枚の板状の接維積層体における
よこ糸の積層長さを等しくし、上記の繊維積層体を長方
形状に形成したときは、この複数枚の長方形状の繊維積
層体をたて糸で接結することにより、よこ糸が母線方向
に並び、たて糸がスパイラル状に通された筒状体が形成
される。また、1枚の板状の繊維積層体中のよこ糸積層
長を上層から下層までの間で順に変化させ、繊維積層体
の形状を三角形、だ円形、菱形、凸レンズの断面形等に
形成した場合は、その形状と枚数によって種々の中空繊
維構造体が得られる。例えば、凸レンズの断面形に繊維
積層体を形成し、その多数枚をたて糸で接結したときは
球形の繊維構造体が継ぎ目無しに形成される。
第2発明によれば、たて方向の管体部、よ二方向の管体
部およびこれらの交差部からなる交差管状の中空繊維構
造体が得られる。すなわち、繊維積層体の筒状部および
中間部がたて糸で接結されることにより、上記筒状部が
中空繊維構造体のたて方向の管体部を形成し、中間部が
中空繊維構造体の交差部を形成する。そして、繊維積層
体の2枚1組の突片部がスパイラル状のたて糸で接結さ
れることにより、上記突片部が中空繊維構全体のよ二方
向の管体部を形成する。この2枚1組の突片部は、第1
発明の板状の繊維積層体に対応するものであり、よ二方
向の管体部の形成に第1発明の方法を適用することによ
り、たて方向の管体部、よ二方向の管体部および交差部
が継ぎ目のない一体構造に形成される。
なお、第1発明および第2発明において、繊維積層体に
通されているガイドパイプをたて糸に置換する掻作は、
台板から取外した状態で行なってもよいが、台板上で行
なった方が糸もつれがなく。
作業が容易になる。
(実施例) 第1図ないし第4図は、第1発明の実施例を示す、第1
図において、lは台板、2はガイドパイプであり、ガイ
ドパイプ2は、目的とする中空繊維構造体のたで糸3(
第2図および第3図参照)を挿通できる程度の太さと、
よこ糸4を積層して得られる繊維積層体の所望の高さ以
上の長さとを有し1台板1上に2列の平行な直線に沿っ
て配列される。なお、ガイドパイプ2の取付けは、台板
1に穿設した孔に挿したり、台板1に植設したピンに嵌
合したりすることにより、容易に着脱できるように行な
われる。
上記2列のガイドパイプ2ごとによこ糸4を蛇行状に所
望の高さまで111Mする。ただし、ガイドパイプ2の
列に沿ってよこ糸4を折返し、上下に重なるよこ糸4.
4が交差するように交互に向きを変えて積層される。そ
して、積層の途中で適宜圧縮することにより、繊維密度
を調整する。
得られた2枚の板状の繊維積層体5,5(第2図参照)
の一方の繊維積層体5の一端のガイドパイプ2にたて糸
3を下から上向きに挿通し、この挿通と同時または挿通
後にこのガイドパイプ2を繊維積層体5から上向きに抜
取ってガイドパイプ2をたて糸3に置換し、このたて糸
3の上端を他方の繊維積層体5の一端のガイドパイプ2
に上から下向きに挿通し、このガイドパイプを下方から
抜取ってガイドパイプ2をたて糸3に置換し、以下これ
を2枚の繊維積層体5.5に対して交互に繰返し、全数
のガイドパイプ2をたて糸3に置換する。この置換によ
って第3図に示すように、2枚の繊維積層体5,5にま
たがって1本のたて糸3がスパイラル状に通される0次
いで、上記のたて糸3を引き締め、2枚の繊維積層体5
.5の上端同士および下端同士をそれぞれ突き合せて整
形することにより、第4図に示すように、よこ方向の管
体(中空繊維構造体)6が得られる。この管体6におい
ては、その母線に沿って蛇行状によこ糸4が並列され、
周方向にたて糸3がスパイラル状に走って上記のよこ糸
4と織物状に交差し、管体6の両端は、折返されたよこ
糸4で覆われており、たて糸3が露出したり、よこ糸4
の端が房状に突出したりすることがない。
上記の実施例は、2枚の同形の板状繊維積層体5.5を
用いて円筒状の管体6を形成したものであるが、3枚以
上の繊維積層体5を用いることができる。また、よこ糸
4の積層長さを下層から上層にかけて変化させ、水平線
に対して上下に対称な台形板状の繊維積層体を形成した
ときは、両端の径を異にするテーパ付きの管体が得られ
る。また、凸レンズの断面形状の繊維積層体を形成した
ときは、第5図に示すように、ボール状の中空繊維構造
体7が得られる。また、第5図の例を左右に分割した形
状に形成することにより、第6図に示すように半球状ま
たは椀形の繊維構造体8が得られる。
第7図ないし第11図は、第2発明の実施態様を例示す
る。第7図において、台板(図示されていない)上に4
列11,12.13.14のガイドパイプ2を、各列の
ガイドパイプ2がそれぞれW字形を描き、かつ隣接する
2列11と12.12と13.13と14.14と11
の両端のガイドパイプ2が上記台板上に描いた大きい正
方形lOの頂点にそれぞれ位置し、各列11.12.1
3.14の中央部のガイドパイプ2が小さい正方形を描
くように配列する。なお、各ガイドパイプ2は、第1図
の例と同様に着脱自在に合板に取付けられる。上記の小
さい正方形を描くように配列された4列のガイドパイプ
2にまたがってよこ糸4を蛇行状に、かつ上下に重なる
よこ糸4が交差するように交互に向きを変えて、所望の
高さまで積層することにより、上筒状部15 (第9図
参照)を形成する。
次に、第8図に示すように1例えば第3列13のガイド
パイプ2に沿ってよこ糸4を積層する。この場合、ガイ
ドパイプ2間でよこ糸4を蛇行させ、かつ両端のガイド
パイプ2で折返して往復させることにより、上下に重な
るよこ糸4.4を互し1に交差させる。上記の積層を各
列11.12.13.14のガイドパイプ2ごとに所望
の高さまで行ない、W字形に屈曲する4枚の板状部16
を形成する。この板状部16は、上記の上筒状部15上
に重なる中間部16aと上筒状部15の側方へ突出する
突片部16bとからなり、対向する2枚1組の突片部1
6b、16bは。
いずれも等しい突出長さを有している。そして、4枚の
板状部16の中間部16aの上に、上記の上筒状部15
と同様によこ糸4を積層して上筒状部17が形成される
(第9図参照)。
上記の上筒状部15.4枚の板状部16および上筒状部
17からなる繊維積層体18の上下の筒状部15.17
および中間部16aに挿通されているガイドパイプ2を
たて糸3と共に交換し、第10図に示すように、たて糸
3を上下に往復させながら上下の筒状部15.17およ
び中間部16aの周方向に1周させ、この間のよこ糸4
を接結する。一方、対向する2枚1組の突片部16b、
 16bのガイドパイプ2を、第2図、第3図の例と同
様にしてたて糸3と置換し、突片部16b、 16bを
よこ方向の管体状に接結する。
上記の接結をしながら、またはその後でたて糸3を引き
締め、整形して得られる交差管状の中空繊維構造体19
は、第11図に示すように、たて糸方向の管体部19a
、よこ方向の管体部19bおよびこれらの交差部19c
を備えており、たて方向の上下の管体部19a、 19
aが第10図の繊維積層体18の上下の筒状部15.1
7によって、またよこ方向の管体部19bが繊維積層体
18の突片部16bによって、更に交差部19cが繊維
積層体18の中間部16aによってそれぞれ形成される
。すなわち、よこ方向の管体部19bおよび交差部19
cは4枚の板状部16によって形成される。なお、繊維
積層体18の筒状部15.17および中間部16aのガ
イドパイプ2をたて糸3に置換する際に、たて糸3を折
曲げ、引揃えてガイドパイプ2に挿通し、ガイドパイプ
2を抜取ったのち、筒状部17から突出するたて糸3の
折曲げループにかんぬき糸を通して全部の折曲げループ
を接続してもよい。また、ガイドパイプ2の配列中、小
さい正方形の部分を円形配列に変えることができる。
第12図および第13図は、第2発明の第2実施例を示
す、前記第1図の2列に配列されたガイドパイプ2を使
用し、前列中央部の狭い範囲のガイドパイプ2および後
列中央部の狭い範囲のガイドパイプにまたがり、第7図
の例と同様によこ糸4を積層して上筒状部21(第12
図参照)を形成し、次いで前列および後列ごとに上記の
上筒状部21の左右に延びる広い範囲のガイドパイプ2
に沿ってよこ糸4を往復させながら積層して中間部22
aと左右の突片部22bとからなる前後2枚の板状部2
2を形成し、更に上筒状部21と同様にして上筒状部2
3を形成する。これらの上筒状部21、板状部22およ
び上筒状部23からなる繊維積層体24のガイドパイプ
2をたて糸3で置換し、上下の筒状部21゜23および
中間部22aのよこ糸4をたて糸3と交差させて上記よ
こ糸4を接結する一方、前後に対向する2枚の突片部2
2b、22bにたて糸3をスパイラル状に通してよ二方
向の筒状に形成し、第13図に示すように十字形の中空
繊維構造体25を得る。
この中空繊維構造体25は、たて方向上下の管体部25
a、 25a−よこ方向左右の管体部25b、25b、
およびこれらの交差部25cで構成される。
第14図ないし第16図は、第2発明の第3実施例を示
す。この場合は、第1実施例と同様に上筒状部26を積
層したのち、この上筒状部26の左方へ延びる広い範囲
の前後2列のガイドパイプ2にまたがって、第15図に
示すようにU字形によこ糸4を積層することにより1前
後の中間部27a。
27aの右側縁がよこ糸4でつながった横断面U字形の
1枚の板状部27を形成し、しかるのち上筒状部26と
同様に上筒状部28を積層して繊維積層体29とし、更
にそのガイドパイプ2をたて糸3で置換し整形して、第
16図に示すように、たて方向上下の管体部30a、3
0a、よこ方向の管体部30bおよび交差部30cから
なる倒丁字形の中空繊維構造体30を得る。
第17図および第18図は、第2発明の第4実流側を示
す、この場合は、第2実施例と同様に下情状部31およ
び横断面U字形の板状部32を積層したのち、上筒状部
の積層を省略して繊維積層体33とし、裏側の下情状部
31の一端に下から挿通したたて糸3を、中間部32a
の上縁で前側中間部32aの一端に上から下向きに挿通
し、次いで前側の隣接するガイドパイプ2に下から上向
きに挿通し、更に裏側の対向するガイドパイプ2に上か
ら下向きに挿通し、以下これを繰返してガイドパイプ2
を順にたて糸3に置換することにより、前後に対向する
中間部32a、 32aの上縁をたて糸3で接合し。
突片部32b、32bを上記第2実施例と同さに接合し
、突片部32b、 32bを上記第2実施例と同様に管
状に接合する。そして、上記のたて糸3を引き締め。
繊維積層体33を整形し、第18図に示すように、たて
方向の上管体部34a、よこ方向の管体部34bおよび
交差部34cからなる倒り字形の中空繊維構造体34を
得る。
上記の実施例は、いずれも突片部16b、22b、27
b、32bにおけるよこ糸4の積層長を下層から上層ま
で等しく設定したものであるが、積層長を変えて、よこ
方向の管体部の直径を先端に向けて縮小したり拡大した
りすることができ、また方向を変えることができる。ま
た、第19図に示すように下情状部36を第12図の例
と同様に形成したのち、板状部37を積層する際に、上
面の傾斜した治具を用いてよこ糸4を屈曲状に積層し、
次いで上筒状部38を下情状部36と同様に積層して上
下の筒状部36.38および前後2枚のV字形板状部3
7からなる繊維積層体39を形成し、以下前記の例と同
様にたで糸3を通して第20図に示すように、上下の管
体部40a、 40a、上向きに傾斜する左右の管体部
40b、 40bおよび中央の交差部40cからなる繊
維構造体40を得る。
また、第21図および第22図に示すように。
多数本のガイドパイプ2を3列に、各列の両端のガイド
パイプが正三角形の頂点に位置し、各列が山形に屈曲し
て対向するように配列することにより、たて方向の管体
部に対してよこ向き3方向の管体部を形成することがで
きる。この場合に、各列のガイドパイプ2を第7図、第
8図の例のようにW字形の配列することができる。反対
に、4列のガイドパイプ2の各列を山形に配列すること
ができる。また、2列のガイドパイプ2を用いる場合に
、各列のガイドパイプ2をW字形その他に配列してもよ
い、なお、第12図の例の上筒状部23を省略し、中間
部22aの上級を第17図の例と同様にたて糸3で接合
することにより、丁字形の中空繊維構造体が得られる。
(発明の効果) 第1発明によれば、母線に沿って蛇行状に積層されたよ
こ糸とスパイラル状に走って上記よこ糸を接合するたて
糸とからなる継目なしの管体その他の中空繊維構造体が
得られる。そして、第2発明は、たて糸を母線方向に配
列し、よこ糸を周方向に積層してたて方向の管体を製造
する方法に上記第1発明を組合せたものであり、たて方
向の管体部、よこ方向の管体部およびその交差部からな
る継目なしの一体構造の中空繊維構造体が得られ。
上記たて方向の管体部、よこ方向の管体部および交差部
の各部がたて糸とよこ糸の交差組織により、はぼ均一に
密度に形成されるので、従来のように破壊が1箇所に集
中して発生することがなく、形状および強度が安定する
。しかも、上記の交差部およびよ二方向の管体部のよ二
方向全長によこ糸が通されるのでよ二方向の管体部すな
わち枝管の強度が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は第1発明の実施態様を例示し、第
1図はよこ糸の積層に使用する装置の斜視図、第2図は
よこ糸による繊維積層体の斜視図、第3図はたて糸で接
合された繊維積層体の斜視図。 第4図は管体(中空繊維構造体)の斜視図、第5図およ
び第6図はそれぞれ第1発明の方法で製造される中空繊
維構造体の斜視図、第7図ないし第11図は第2発明の
第1実施例を説明するものであり、第7図はガイドパイ
プの配列および筒状部の積層を説明する平面図、第8図
は板状部の積層を示す平面図、第9図は繊維積層体の斜
視図、第10図はたて糸を挿通した繊維積層体の斜視図
、第11図は交差管状の中空繊維構造体の斜視図、第1
2図は第2実施例の繊維積層体の斜視図、第13図は第
2実施例の十字管状中空繊維構造体の斜視図、第14図
は第3実施例の繊維積層体の斜視図、第15図は第14
図のxv−xv線断面図、第16図は第3実施例の倒丁
字形中空繊維構造体の斜視図、第17図は第4実施例の
繊維積層体の斜視図、第18図は第4実施例の倒り字形
中空繊維構造体の斜視図、第19図は第5実施例の繊維
積層体の斜視図、第20図は第5実施例の十字形中空繊
維構造体の斜視図、第21図および第22図はガイドパ
イプの他の配列例を示す平面図である。 1:台板、2ニガイドパイプ、3:たて糸、4:よこ糸
、5.18.24.29.33.39:li維積層体、
15.17.21.23.26.28.31.38:筒
状部、16.22、27.32.37:板状部、16a
、22a、27a、32a。 37a:中間部、16b、22b、27b、32b、3
7b:突片部。 特許出願人  敷島カンバス株式会社 代理人 弁理士  坂 野 威 大 吉  1) 了  司 第5図             第6図第樽図 3m21図           第n図oo    
                     o。 。、、−2。、2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔1〕台板上に多数本のガイドパイプを着脱自在に立設
    し、よこ糸をこれらのガイドパイプ間で蛇行状に這わせ
    、かつ上下に重なるよこ糸が交差するように交互に向き
    を変えて積層することにより複数枚の板状の繊維積層体
    を形成し、上記のガイドパイプにたて糸を挿通しこのガ
    イドパイプを抜取つてガイドパイプをたて糸に置換する
    操作を一方の繊維積層体の一端から複数枚の繊維積層体
    に対して交互に施こすことにより、上記複数枚の繊維積
    層体にたて糸をスパイラル状に通して上記複数枚の繊維
    積層体を中空形状に接結することを特徴とする中空繊維
    構造体の製造方法。 〔2〕積層される各層のよこ糸長さを等しくして繊維積
    層体が長方形に形成される特許請求の範囲第1項記載の
    中空繊維構造体の製造方法。 〔3〕よこ糸を端部のガイドパイプに巻付けて折返しな
    がら積層する特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    中空繊維構造体の製造方法。 〔4〕台板上に多数本のガイドパイプを着脱自在に立設
    し、よこ糸をこれらのガイドパイプ間で蛇行させ、かつ
    上下に重なるよこ糸が交差するように交互に向きを変え
    て積層することにより、ガイドパイプと平行なたて方向
    の筒状部、およびこの筒状部の少なくとも一部を延長し
    た形状の中間部と中間部の左右両端から側方へ突出する
    突片部とからなる少なくとも1枚の板状部を、全数の板
    状部の中間部によつて筒状部全周が覆われ、隣接する突
    片部の突出長さが等しくなるように形成し、この繊維積
    層体の筒状部および中間部にまたがつて通されているガ
    イドパイプにたて糸を挿通し、このガイドパイプを抜取
    つてガイドパイプをたて糸に置換する操作を上記の筒状
    部および中間部の全周に繰返すことにより上記の筒状部
    および中間部のよこ糸をたて方向に接結する一方、2枚
    1組の突片部ごとに、そのガイドパイプにたて糸を挿通
    しこのガイドパイプを抜取つてガイドパイプをたて糸に
    置換する操作を突片部の一端から2枚の突片部に対して
    交互に繰返すことにより、上記2枚の突片部にたて糸を
    スパイラル状に通して2枚の突片部をよこ方向の管体状
    に接結し、しかるのち上記の筒状部、中間部および突片
    部をそれぞれ中空状に膨らませることを特徴とする中空
    繊維構造体の製造方法。 〔5〕多数本のガイドパイプを互いに平行な2列に配列
    し、その対向する一部のガイドパイプにまたがつてよこ
    糸をスパイラル状に積層して筒状部を形成し、上記一部
    のガイドパイプの両側へ延びる広い範囲の2列のガイド
    パイプの列ごとに別のよこ糸を両端で折返し状に積層し
    て2枚の板状部を形成する特許請求の範囲第4項記載の
    通空繊維構造体の製造方法。 〔6〕多数本の介イドパイプを互いに平行な2列に配列
    し、その対向する一部のガイドパイプにまたがつてよこ
    糸をスパイラル状に積層して筒状部を形成し、上記一部
    のガイドパイプの片側へ延びる広い範囲の2列のガイド
    パイプにまたがつて共通のよこ糸を、延長した側の各列
    の端部のガイドパイプでそれぞれ折返すようにU字形に
    積層して1枚のU字形の板状部を形成する特許請求の範
    囲第4項記載の中空繊維構造体の製造方法。 〔7〕多数本のガイドパイプを3列に、各列の両端のガ
    イドパイプが台板上に描いた正三角形の頂点に位置する
    ように互いに対向する屈曲線に沿つて配列し、その中心
    部を囲む3列のガイドパイプにまたがつてよこ糸をスパ
    イラル状に積層して筒状部を形成し、上記中心部のガイ
    ドパイプの両側へ上記頂点の方向へ延びる広い範囲の3
    列のガイドパイプの列ごとに別のよこ糸を両端で折返し
    状に積層して3枚の板状部を形成する特許請求の範囲第
    4項記載の中空繊維構造体の製造方法。 〔8〕多数本のガイドパイプを4列に、各列の両端のガ
    イドパイプが台板上に描いた正四角形の頂点に位置する
    ように互いに対向する屈曲線に沿つて配列し、その中心
    部を囲む4列のガイドパイプにまたがつてよこ糸をスパ
    イラル状に積層して筒状部を形成し、上記中心部のガイ
    ドパイプの両側へ上記頂点の方向へ延びる広い範囲の4
    列のガイドパイプの列ごとに別のよこ糸を両端で折返し
    状に積層して4枚の板状部を形成する特許請求の範囲第
    4項記載の中空繊維構造体の製造方法。 〔9〕筒状部が中間部の上下にそれぞれ形成される特許
    請求の範囲第4項ないし第8項のいずれかに記載の中空
    繊維構造体の製造方法。 〔10〕筒状部が中間部の上下の一方に形成される特許
    請求の範囲第4項ないし第8項のいずれかに記載の中空
    繊維構造体の製造方法。
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