JPS6224811Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6224811Y2 JPS6224811Y2 JP1983105962U JP10596283U JPS6224811Y2 JP S6224811 Y2 JPS6224811 Y2 JP S6224811Y2 JP 1983105962 U JP1983105962 U JP 1983105962U JP 10596283 U JP10596283 U JP 10596283U JP S6224811 Y2 JPS6224811 Y2 JP S6224811Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thread
- tip
- screw
- conical
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 10
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 241001327708 Coriaria sarmentosa Species 0.000 description 1
- CCAZWUJBLXKBAY-ULZPOIKGSA-N Tutin Chemical compound C([C@]12[C@@H]3O[C@@H]3[C@@]3(O)[C@H]4C(=O)O[C@@H]([C@H]([C@]32C)O)[C@H]4C(=C)C)O1 CCAZWUJBLXKBAY-ULZPOIKGSA-N 0.000 description 1
- 241000289690 Xenarthra Species 0.000 description 1
- 230000008094 contradictory effect Effects 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 238000010079 rubber tapping Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
- Dowels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はタツピンねじに関し、更に具体的には
丸軸部とその先端の円錐部からなり、その表面に
2条ねじを形成したタツピンねじに関する。
丸軸部とその先端の円錐部からなり、その表面に
2条ねじを形成したタツピンねじに関する。
タツピンねじはねじ加工の施されていない相手
部材に対し自らのタツピング効果を利用してねじ
込み、締付け力を持続させることによつて2つの
部材を半永久的に接合せしめるものである。従つ
てタツピンねじには、最初の食い込みが良いこ
と、締付けに大きな力が不要であること、迅速な
ねじ込みが可能であること、確実な保持力を有し
緩みにくいこと、そしてねじ山が充分な強度を有
することが要求される。
部材に対し自らのタツピング効果を利用してねじ
込み、締付け力を持続させることによつて2つの
部材を半永久的に接合せしめるものである。従つ
てタツピンねじには、最初の食い込みが良いこ
と、締付けに大きな力が不要であること、迅速な
ねじ込みが可能であること、確実な保持力を有し
緩みにくいこと、そしてねじ山が充分な強度を有
することが要求される。
通常タツピンねじは1条の三角ねじで形成され
ているが、締付けに大きな力を必要とする。又迅
速なねじ込みを可能とする為にはリード角を大き
くすれば良いが、この結果締付け力に更に大きな
力が必要となり緩みやすいという欠点も出る。こ
の緩みやすいという欠点を解消する為には2条ね
じが用いられる。2条ねじは同一のリード角を有
する1条ねじに比べて確実な保持力を有し緩みに
くいが、締付けには大きな力が必要である。ねじ
山を角ねじやのこ歯ねじとすれば締付けに大きな
力は不要であるが、緩みやすく食い込みが悪いと
いう欠点が出る。
ているが、締付けに大きな力を必要とする。又迅
速なねじ込みを可能とする為にはリード角を大き
くすれば良いが、この結果締付け力に更に大きな
力が必要となり緩みやすいという欠点も出る。こ
の緩みやすいという欠点を解消する為には2条ね
じが用いられる。2条ねじは同一のリード角を有
する1条ねじに比べて確実な保持力を有し緩みに
くいが、締付けには大きな力が必要である。ねじ
山を角ねじやのこ歯ねじとすれば締付けに大きな
力は不要であるが、緩みやすく食い込みが悪いと
いう欠点が出る。
この様に、タツピンねじが具備すべき特性には
互いに予盾があり、これを解決すべく従来より
種々のタツピンねじが考案されている。例えば、
ねじの丸軸部を2条ねじとし円錐部を1条ねじと
することにより、2条ねじ部による保持力と1条
ねじ部による迅速な穿孔能力とを併せ持たせるも
のがある。しかし、このタツピンねじは相手材が
鉄等の硬い材質である場合、1条ねじ部のねじ山
が圧壊されることがあつた。この欠点を補う為
に、円錐部を含む全体を2条ねじとし、円錐部に
於ける第1条のねじ山を第2条のねじ山より低く
形成したものがある。ところがこの場合、ねじ山
が圧壊されることはなくなつたが、締付けに大き
な力が必要となり、問題の解決とはならなかつ
た。この様に上記の矛盾した課題を完全に解決し
たタツピンねじは今までにない。
互いに予盾があり、これを解決すべく従来より
種々のタツピンねじが考案されている。例えば、
ねじの丸軸部を2条ねじとし円錐部を1条ねじと
することにより、2条ねじ部による保持力と1条
ねじ部による迅速な穿孔能力とを併せ持たせるも
のがある。しかし、このタツピンねじは相手材が
鉄等の硬い材質である場合、1条ねじ部のねじ山
が圧壊されることがあつた。この欠点を補う為
に、円錐部を含む全体を2条ねじとし、円錐部に
於ける第1条のねじ山を第2条のねじ山より低く
形成したものがある。ところがこの場合、ねじ山
が圧壊されることはなくなつたが、締付けに大き
な力が必要となり、問題の解決とはならなかつ
た。この様に上記の矛盾した課題を完全に解決し
たタツピンねじは今までにない。
本考案が解決しようとする技術的課題は、2条
ねじで形成されたタツピンねじに於いて、その2
条ねじが有する確実な保持力とねじ込みの迅速性
を損なわずに、最初の食い込みが良く、締付けに
大きな力が不要で、しかも充分な強度を有するタ
ツピンねじを提供することである。
ねじで形成されたタツピンねじに於いて、その2
条ねじが有する確実な保持力とねじ込みの迅速性
を損なわずに、最初の食い込みが良く、締付けに
大きな力が不要で、しかも充分な強度を有するタ
ツピンねじを提供することである。
本考案の構成は、丸軸部及びその先端の円錐部
の表面に第1ねじ山及び第2ねじ山による2条ね
じを形成したタツピンねじに於いて、第1ねじ山
は全長に亘つて三角ねじであり、円錐部側の先端
部の第2ねじ山は第1ねじ山よりも低く且つねじ
山の角度が小さく、鋭角の先端を有するのこ歯ね
じであり、第2ねじ山の残りの部分は第1ねじ山
と同様の三角ねじであることを特徴とする。
の表面に第1ねじ山及び第2ねじ山による2条ね
じを形成したタツピンねじに於いて、第1ねじ山
は全長に亘つて三角ねじであり、円錐部側の先端
部の第2ねじ山は第1ねじ山よりも低く且つねじ
山の角度が小さく、鋭角の先端を有するのこ歯ね
じであり、第2ねじ山の残りの部分は第1ねじ山
と同様の三角ねじであることを特徴とする。
(本考案の作用)
本考案に係るタツピンねじの円錐部2を相手部
材にねじ込む際、先端部4の第2ねじ山8は第1
ねじ山7よりも低くしかもねじ山角度が小さく先
端が鋭角であり、又該第1ねじ山7は三角ねじで
ある為、円錐部2は相手部材に鋭く食い込む。そ
して該円錐部2が相手部材に対して穿孔を施し、
その後その孔に対して丸軸部1が貫入する。
材にねじ込む際、先端部4の第2ねじ山8は第1
ねじ山7よりも低くしかもねじ山角度が小さく先
端が鋭角であり、又該第1ねじ山7は三角ねじで
ある為、円錐部2は相手部材に鋭く食い込む。そ
して該円錐部2が相手部材に対して穿孔を施し、
その後その孔に対して丸軸部1が貫入する。
本考案に係るタツピンねじは先端部4の第2ね
じ山8がのこ歯ねじである為、第1ねじ山第2ね
じ山共三角ねじである場合や、円錐部のみ1条ね
じとしたものに比べて小さな力で相手部材を穿孔
する。一旦穿孔されれば、その孔に対してねじの
丸軸部1は容易にねじ込まれる。従つて該タツピ
ンねじを相手部材に完全にねじ込むのに必要な力
は比較的小さくてすむ。
じ山8がのこ歯ねじである為、第1ねじ山第2ね
じ山共三角ねじである場合や、円錐部のみ1条ね
じとしたものに比べて小さな力で相手部材を穿孔
する。一旦穿孔されれば、その孔に対してねじの
丸軸部1は容易にねじ込まれる。従つて該タツピ
ンねじを相手部材に完全にねじ込むのに必要な力
は比較的小さくてすむ。
又、円錐部2が相手部材を穿孔する際にねじ山
表面に発生する力は第1ねじ山と第2ねじ山に分
担される為、それぞれに働く力は比較的小さく、
ねじ山の破壊応力には至らない。
表面に発生する力は第1ねじ山と第2ねじ山に分
担される為、それぞれに働く力は比較的小さく、
ねじ山の破壊応力には至らない。
更に、該タツピンねじの全体が相手部材にねじ
込まれた状態では、丸軸部1の2条ねじが確実な
保持力を発揮する。
込まれた状態では、丸軸部1の2条ねじが確実な
保持力を発揮する。
(特有の効果)
本考案に係るタツピンねじは、その先端部4の
第2ねじ山8を高さが低く、且つねじ山の角度が
小さく鋭角の先端を有するのこ歯ねじで形成した
為、最初の食い込みが良く、締付けに大きな力が
不要でしかも充分な強度を有している。又該先端
部4以外は全て三角ねじで形成された2条ねじで
あるので、2条ねじとしての長所は損なわれな
い。
第2ねじ山8を高さが低く、且つねじ山の角度が
小さく鋭角の先端を有するのこ歯ねじで形成した
為、最初の食い込みが良く、締付けに大きな力が
不要でしかも充分な強度を有している。又該先端
部4以外は全て三角ねじで形成された2条ねじで
あるので、2条ねじとしての長所は損なわれな
い。
以下図面に示す実施例に基づき本考案を具体的
に説明する。
に説明する。
第1図は本考案に係るタツピンねじを示してお
り、丸軸部1及びその先端の円錐部2を全て第1
ねじ山5,7及び第2ねじ山6,8による2条ね
じで形成している。第2図は先端部、第3図はそ
れ以外のねじ山の断面を示しており、該第1ねじ
山5,7は全長に亘つてねじ山角度が60゜の三角
ねじである。一方第2ねじ山8は第2図に示す如
く、円錐部2の先端から丸軸部1に少し掛かる範
囲4で、隣接する第1ねじ山7の約3分の1の高
さであり且つねじ山の角度が15゜で鋭角の先端を
有するのこ歯ねじである。又第2ねじ山の残りの
部分6は第3図に示す如く第1ねじ山5と同様の
ねじ山角度が60゜の三角ねじである。そして円錐
部2の先端角は略28度としてある。又本考案は首
下長さが略6mm乃至75mm、丸軸部1の呼び径が略
M3乃至M6のねじに対して適用するのが望まし
い。
り、丸軸部1及びその先端の円錐部2を全て第1
ねじ山5,7及び第2ねじ山6,8による2条ね
じで形成している。第2図は先端部、第3図はそ
れ以外のねじ山の断面を示しており、該第1ねじ
山5,7は全長に亘つてねじ山角度が60゜の三角
ねじである。一方第2ねじ山8は第2図に示す如
く、円錐部2の先端から丸軸部1に少し掛かる範
囲4で、隣接する第1ねじ山7の約3分の1の高
さであり且つねじ山の角度が15゜で鋭角の先端を
有するのこ歯ねじである。又第2ねじ山の残りの
部分6は第3図に示す如く第1ねじ山5と同様の
ねじ山角度が60゜の三角ねじである。そして円錐
部2の先端角は略28度としてある。又本考案は首
下長さが略6mm乃至75mm、丸軸部1の呼び径が略
M3乃至M6のねじに対して適用するのが望まし
い。
本考案に係るタツピンねじは上述の如く、最初
の食い込みが良く、締付けに大きな力が不要で緩
みにくく、しかも充分な強度を有している。又先
端部の第2ねじ山は鋭角を有し高さの低いのこ歯
ねじである為、相手部材を必要以上に傷めずバリ
を生じない。従つてこれによるねじの緩みもな
い。
の食い込みが良く、締付けに大きな力が不要で緩
みにくく、しかも充分な強度を有している。又先
端部の第2ねじ山は鋭角を有し高さの低いのこ歯
ねじである為、相手部材を必要以上に傷めずバリ
を生じない。従つてこれによるねじの緩みもな
い。
尚本考案に係るタツピンねじは転造等の方法で
容易に製作することが出来る。そしてねじの頭部
形状やねじの材質を変えることによつて建築、弱
電、自動車等種々の分野で使用することが出来
る。
容易に製作することが出来る。そしてねじの頭部
形状やねじの材質を変えることによつて建築、弱
電、自動車等種々の分野で使用することが出来
る。
第1図は本考案に係るタツピンねじの正面図、
第2図は先端部のねじ山の断面図、第3図は先端
部以外のねじ山の断面図である。 1……丸軸部、2……円錐部、4……先端部、
5,6,7……三角ねじ、8……のこ歯ねじ。
第2図は先端部のねじ山の断面図、第3図は先端
部以外のねじ山の断面図である。 1……丸軸部、2……円錐部、4……先端部、
5,6,7……三角ねじ、8……のこ歯ねじ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 丸軸部及びその先端の円錐部の表面に第1ね
じ山及び第2ねじ山による2条ねじを形成した
タツピンねじに於いて、第1ねじ山は全長に亘
つて三角ねじであり、円錐部側の先端部の第2
ねじ山は第1ねじ山よりも低く且つねじ山の角
度が小さく、鋭角の先端を有するのこ歯ねじで
あり、第2ねじ山の残りの部分は第1ねじ山と
同様の三角ねじであるタツピンねじ。 第1ねじ山のねじ山角度は約60゜、第2ねじ
山のねじ山角度は円錐部側の先端部が15゜、残
りの部分が60゜である実用新案登録請求の範囲
第1項に記載のタツピンねじ。 第2ねじ山ののこ歯ねじの長さは円錐部の先
端から丸軸部に少し掛かる程度である実用新案
登録請求の範囲第1項又は第2項に記載のタツ
ピンねじ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10596283U JPS6012710U (ja) | 1983-07-06 | 1983-07-06 | タツピンねじ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10596283U JPS6012710U (ja) | 1983-07-06 | 1983-07-06 | タツピンねじ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6012710U JPS6012710U (ja) | 1985-01-28 |
JPS6224811Y2 true JPS6224811Y2 (ja) | 1987-06-25 |
Family
ID=30248164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10596283U Granted JPS6012710U (ja) | 1983-07-06 | 1983-07-06 | タツピンねじ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6012710U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH061331Y2 (ja) * | 1986-12-26 | 1994-01-12 | 日東公進株式会社 | ねじ締め機のキャッチャ |
JPH03103171U (ja) * | 1990-02-05 | 1991-10-25 | ||
DE102006000232A1 (de) * | 2006-05-16 | 2007-11-22 | Hilti Ag | Spanlos gewindeformende Schraube |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS444001Y1 (ja) * | 1966-04-08 | 1969-02-14 |
-
1983
- 1983-07-06 JP JP10596283U patent/JPS6012710U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS444001Y1 (ja) * | 1966-04-08 | 1969-02-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6012710U (ja) | 1985-01-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3823526A (en) | Fastening device | |
JPH06229412A (ja) | 捻子の緩み止め構造 | |
JP3050789B2 (ja) | タッピンねじ | |
JPS6224811Y2 (ja) | ||
JPH0784892B2 (ja) | プラスチックから成る拡張栓 | |
JP3814344B2 (ja) | 緩み止めボルト | |
JPH1162933A (ja) | ね じ | |
WO1996023142B1 (en) | Locking devices | |
CN208397094U (zh) | 螺栓防松装置 | |
JP2000002218A (ja) | 木ねじ | |
JPS5923858Y2 (ja) | タツピンねじ | |
JPH09144738A (ja) | 締結具 | |
AU1348892A (en) | Screw for shallow blind holes | |
JPS6131206Y2 (ja) | ||
CN214661437U (zh) | 防松动螺丝钉 | |
JPH0125771Y2 (ja) | ||
JPH062020Y2 (ja) | タッピンねじ | |
JPH0354964Y2 (ja) | ||
JPH11294429A (ja) | 強結合可能なボルト及びナット | |
JPS6131205Y2 (ja) | ||
JP2001263324A (ja) | 薄肉板金接合用ドリリングネジ | |
CA2183211A1 (en) | Screw | |
JPH0492107A (ja) | タッピンねじ | |
JPH0134965Y2 (ja) | ||
JP3081174U (ja) | 緩み防止ねじ |