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JPH0354964Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0354964Y2
JPH0354964Y2 JP1987114039U JP11403987U JPH0354964Y2 JP H0354964 Y2 JPH0354964 Y2 JP H0354964Y2 JP 1987114039 U JP1987114039 U JP 1987114039U JP 11403987 U JP11403987 U JP 11403987U JP H0354964 Y2 JPH0354964 Y2 JP H0354964Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
shaft
deepest
nailed
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987114039U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6418611U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987114039U priority Critical patent/JPH0354964Y2/ja
Publication of JPS6418611U publication Critical patent/JPS6418611U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0354964Y2 publication Critical patent/JPH0354964Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、木質物の結合等に使用する多条ス
クリユー釘の改良に関するものである。
〔考案の背景〕
スクリユー釘の基本的な構造は、尖鋭状先端部
を備えた軸部の外周面にリード角の大きい多条ス
クリユーを形成したものであり、被打釘物に打込
むと、打込時に生じる軸部断面形状に合致する打
込孔に沿つて誘導され、回転を生じながら打込ま
れて行く。
しかし、打込完了後においても、打込孔でスク
リユーが緩み方向に誘導されることになり、従つ
て振動等により緩みが生じやすく、完全な固定化
が得られないものである。
このようなスクリユー釘の欠点を除くため、ス
クリユー部の山部に多数の掛止溝を設け、被打釘
物に対してこの掛止溝が抜ける方向に掛合し、振
動等によつても緩みが生じることのないようにし
たスクリユー釘を本出願人は実公昭56−28329号
によつてすでに提案した。
上記のようなスクリユー釘において、最大の固
定力を得るには、軸部外周面の全体を被打釘物と
密着させる必要があり、特にスクリユーの谷部最
深部まで確実に被打釘物と密着させなければなら
ない。
特に、打込時にスクリユー部の谷部と接する被
打釘物内面を傷つけたり破壊したり、拡張したり
してはならない。
即ち、スクリユー釘を被打釘物に打込むと、先
ず最初に進入する軸部先端が被打釘物に下孔をあ
け、次に続くスクリユー部の山部がこの下孔の周
囲に喰い込むことによつて回転しながら進入し、
この結果、耐引抜力は、スクリユー部の被打釘物
に対する接触量によつて決定される。
又、被打釘物が無機質の硬い板のような場合、
スクリユー部が直接打ち込まれると過大な抵抗が
生じやすいため、谷部との接触面を破壊すること
のない導入部の設置が望まれる。
ところで、スクリユー釘を制作するには、円形
素線を用い、スクリユー部や掛止溝をダイプレー
トで転造によつて形成するため、軸部の先端に下
孔形成用の円柱部を円形素線完了のままで設ける
と、この円柱部がスクリユー部の谷部最深部より
も大径になり、打込時に円柱部で形成される下孔
と上記谷部最深部との間に隙間が生じることにな
る。
又、被打釘物が脆弱な材質である場合、上記谷
部最深部と接する部分が細かくくだけた状態とな
り、スクリユー部との密着性は期待できない。
即ち、スクリユー部の転造において、スクリユ
ー部の谷部最深部は、円形素線を絞り込むことに
よつてこの素線径よりも小径になり、谷部最深部
よりも突出した状態となる円形素線そのままの先
端円柱部は、打込時の耐引抜力を低下させる原因
になる。
〔考案の目的〕
この考案は、上記のような点にかんがみてなさ
れたものであり、打込時に軸部の全面が被打釘物
と密着し、耐引抜力の優れたスクリユー釘を提供
することが目的である。
〔問題点を解決するための手段〕
上記のような目的を達成するため、この考案
は、多条スクリユーと尖鋭状先端部との間に円柱
部を設け、この円柱部をスクリユー部の谷部最深
部と同一面もしくは凹入面に形成した構成とした
ものである。
〔作用〕
被打釘物に対して打込むと、先ず先端の円柱部
が下孔をあけて行き、次にこの下孔の周囲にスク
リユー部が喰い込み、回転しながら進入して行
く。
円柱部は、スクリユー部の谷部最深部と同一面
もしくは凹入面に形成されているので、上記谷部
最深部は確実に被打釘物に密着し、軸部断面形状
の全面が耐引抜力として作用することになる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいた
説明する。
第1図のように、スクリユー釘1は、軸部2の
上端に頭部3を設け、軸部2の外周面に頭部3寄
りから先端部にわたつてスクリユー部4を形成
し、尖鋭先端部5とスクリユー部4の先端との間
に円柱部6を設けて構成されている。
上記スクリユー部4は、複数条からなり、大き
なリード角をもつて形成され、各スクリユー部4
の山部4aに多数の掛止溝7が設けられている。
この掛止溝7は、上端に向けて順次拡がる傾斜
面8と、この傾斜面8の下縁から軸部2の軸心と
反対の方向に向かい、該軸心に対して直角または
鋭角となる掛止段部9とによつて構成され、円周
方向へスクリユー部4の谷部最深部4bで途切れ
るような形状になつている。
前記円柱部6は、第2図のように、その外面
が、スクリユー部4の谷部最深部4bと連続する
ような同一面もしくは凹入面に形成されている。
上記スクリユー釘1の軸部2はダイプレートを
用いて転造により成形され、第3図に示すよう
に、軸部2の素材となる円形素線Aに対し、スク
リユー部4の谷部最深部4bは絞り込まれて小径
になり、山部4aは絞り量だけ突出して大径にな
る。
また、先端の円柱部6は、スクリユー部4の転
造時に強制的に転圧して絞り、スクリユー部の谷
部最深部4bと同一面もしくは少し凹入面となる
ように形成する。
この考案のスクリユー釘は上記のような構成で
あり、被打釘物への打込時、尖鋭先端部5とこれ
に連なる円柱部6がこの円柱部6に一致する径の
下孔をあけて行き、次に下孔の周囲にスクリユー
部4が喰い込み、スクリユー部4によつて回転を
与えられつつ軸部2が進入して行く。
打込み完了状態において、下孔を形成する円柱
部6は、その表面がスクリユー部の谷部最深部4
bと同一面もしくは凹入面に形成されているた
め、谷部最深部4bは、被打釘物と確実に密着す
ることになる。
即ち、被打釘物に対して軸部2の全周面が密着
し、摩擦抵抗によつて得られる耐引抜力を最大限
に発揮することができ、スクリユー部4の山部に
設けた掛止溝7による抜止効果とによつて、緩み
の生じない強固な固定状態が得られる。
〔効果〕
以上のように、この考案によると、円柱部によ
つて形成される下孔がスクリユー部の谷部最深部
と確実に密着し、軸部の全周面が被打釘物と接触
するため、引抜力に対して最大の摩擦抵抗が得ら
れ、緩みの生じない強固な固定を得ることができ
る。
又、硬質の板に打ち込むときには、スクリユー
部の導入が確実となり、かつ上記のような強固な
固定を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るスクリユー軸の正面
図、第2図同上要部の拡大正面図、第3図は第2
図の矢印−に沿う拡大断面図である。 1……スクリユー釘、2……軸部、3……頭
部、4……スクリユー部、4a……山部、4b…
…谷部最深部、5……尖鋭先端部、6……円柱
部、7……掛止溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 頭部を備えた軸部の外周面に多条スクリユーを
    設け、この多条スクリユーの山部に、頭部側の一
    面を軸部の先端方向に向けて徐々に深くなる溝を
    形成するように傾斜させた多数の掛止溝を設けた
    スクリユー釘において、軸部における多条スクリ
    ユーと尖鋭状先端部との間に円柱部を設け、この
    円柱部をスクリユー部の谷部最深部と同一面もし
    くは凹入面に形成したことを特徴とするスクリユ
    ー釘。
JP1987114039U 1987-07-24 1987-07-24 Expired JPH0354964Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987114039U JPH0354964Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987114039U JPH0354964Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6418611U JPS6418611U (ja) 1989-01-30
JPH0354964Y2 true JPH0354964Y2 (ja) 1991-12-05

Family

ID=31354421

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JP1987114039U Expired JPH0354964Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24

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Families Citing this family (3)

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JPS6033843A (ja) * 1983-08-02 1985-02-21 Wakai Sangyo Kk スクリユ−釘の製造方法

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JPS5735693Y2 (ja) * 1977-09-20 1982-08-06

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JPS6033843A (ja) * 1983-08-02 1985-02-21 Wakai Sangyo Kk スクリユ−釘の製造方法

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JPS6418611U (ja) 1989-01-30

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