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JPS62124814A - カツタ−装置 - Google Patents

カツタ−装置

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Publication number
JPS62124814A
JPS62124814A JP26236785A JP26236785A JPS62124814A JP S62124814 A JPS62124814 A JP S62124814A JP 26236785 A JP26236785 A JP 26236785A JP 26236785 A JP26236785 A JP 26236785A JP S62124814 A JPS62124814 A JP S62124814A
Authority
JP
Japan
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cutter body
drum member
cutting
cutter
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26236785A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0639007B2 (ja
Inventor
Hiroshi Okunishi
弘 奥西
Shigeru Yamagishi
山岸 繁
Yoshiya Shino
篠 惠也
Mitsuo Tamura
光男 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP60262367A priority Critical patent/JPH0639007B2/ja
Publication of JPS62124814A publication Critical patent/JPS62124814A/ja
Publication of JPH0639007B2 publication Critical patent/JPH0639007B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカッター装置に関し、一層詳細には、単−のカ
ッターボディの内周部または外周部に二種類の刃部を夫
々の゛切削回転方向を異にして位置調整可能に連設する
と共に、回転力伝達手段の作用下に前記カッターボディ
を回転駆動源と一体的に回転させるように構成したカッ
ター装置に関する。
一般に、クランク軸を構成するビン、ジャーナル等の外
周部を加工する場合、回転駆動源の作用下に円形状のカ
ッターを回転させると共に、前記クランク軸あるいはカ
ッターを所定方向に相対的に変位させてワークに対し切
削加工を施している。
従来、このようなカッター装置としては、カッターボデ
ィに対して複数の刃部が一体的に形成されているカッタ
ーと、前記刃部がカッターボディに着脱自在に装着され
ているカッターとが使用されている。
然しなから、前者の一体型のカッターでは切削されるべ
きワークの数が多いと刃先の損耗を招来し、その刃先だ
けの交換の必要性がある場合であってもカッター全体を
取り代えなければならない欠点がある。また、ワークの
種類が相違すれば、そのワークに対応してカッター自体
の交換が要求されることは勿論であり、そのためには前
記ワークの種類に応じて多種類のカッターを用意しなけ
ればならず、実際上、経済的でないという不都合が指摘
されている。
一方、刃部がカッターボディと分離構成されているカッ
ターには切削用チップを直接前記カッターボディに装着
するものと、この切削用チップを固着した刃部をカッタ
ーボディに配設するものとがある。従って、高精度な切
削加工が望まれる場合には、多数のチップあるいは刃部
をカッターボディに設けると共に、このカッターボディ
並びにチップあるいは刃部を精度よく形成しなければな
らない。特に、クランクビン等を加工する際には、その
外周部を良好な精度で加工すると共に、前記クランクビ
ンの軸線方向に対しても所望の寸法精度で掻めて正確に
加工する必要がある。
このため、この種のカッターボディでは、チップあるい
は刃部を固着するための取付部位を高精度に形成し、さ
らに、前記チップあるいは刃部自体、前記カッターボデ
ィの幅方向、すなわち、軸線方向に対しての寸法を高精
度に確保しなければならない。
結局、カッターボディ、千ノブあるいは刃部のいずれも
その製造に際しては精密に行わなければならず、極めて
製造工程が煩雑なものとなると共に、その製造作業に多
大な時間を要し、結果的にはカッターとしてかなり高価
なものとなる欠点が生ずる。
本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、力・7クーボデイの外周部または内周部に異な
る二種類の刃部を夫々切削回転方向を逆にして配設し、
前記カッターボディと回転駆動源との相対的な回動動作
により少なくとも一方の刃部を一体的に位置調整可能と
すると共に、回転力伝達手段を介して前記カッターボデ
ィを前記回転駆動源と一体的に回転させることにより、
単一のカッターボディでワークに対して異なる二種の切
削加工を効率的に且つ高精度で行い、しかも、特に、他
方の刃部、例えば、荒切削用刃部が加工時に受ける切削
抵抗に十分に抗して前記カッターボディを確実に回転さ
せることを可能にしたカッター装置を提供することを目
的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は回転駆動源に連
結するドラム部材と、前記ドラム部材に装着される円盤
状のカッターボディと、前記カッターボディに変位自在
に装着された複数個の刃部と、前記ドラム部材と前記刃
部との間に配設された回転力伝達手段とからなり、前記
回転力伝達手段は前記ドラム部材に形成された溝部と一
方の端部が前記刃部に係合すると共に他方の端部が前記
溝部に嵌合するロッド部材とを含み、ドラム部材の回転
方向に応じて前記ロッド部材の他方の一面が前記溝部を
画成する一面に当接することによって、ドラム部材の回
転力をカッターボディに伝達して刃部を介してワ−クを
切削するよう構成することを特徴とする。
次に、本発明に係るカッター装置について好適な実施例
を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する
第1図乃至第3図において、参照符号10は本発明に係
るカッター装置を構成するカッターボディを示す。カッ
ターボディ10の中央部には大径な開口部12を形成し
ており、前記カッターボディ10の外周端縁部に薄肉状
のフランジ部14を形成する。また、カッターボディ1
0の外周端縁部に形成される周面部15には等間隔で離
間する複数の短孔16がカッターボディ10の半径方向
に指向して穿設される。一方、カッターボディ10の開
口部12を画成する内周面部には一対の第1の取付部1
8a、18bを等間隔離間して、例えば、3乃至9個所
に千鳥状に形成すると共に、第2の取付部20a、20
bを交互に、すなわち、千鳥状に設けておく。
第1取付部18aはカッターボディ10の半径方向外方
に指向して連設される略角柱状の第1の溝部22aと第
2の溝部24aとを含み、前記第1溝部22aと第2溝
部24aの境界部位には回転方向にI日向して傾斜する
面部26aが形成される。
第1溝部22aを画成する一面部28aはカッターボデ
ィ10の半径方向外方に指向してこのカッターボディ1
0の内部に傾斜しており、第2溝部24aを画成しカッ
ターボディ10の回転方向に指向する面部30aには半
径方向に指向して孔部32aを穿設する。前記孔部32
aは段部を介して大径な孔部34aに連通している(第
3図参照)。なお、前記カッターボディ10の内周面部
と第1溝部22aを画成する一面部との隅角部には切削
屑を外部に導出するための逃げ溝35aを形成しておく
一方、第1取付部18bは前述した第1取付部18aと
同様に構成されるものであり、従って、同一の構成要素
には同一の参照数字にbを付してその詳細な説明は省略
する。
さらにまた、第2取付部20a、20bは略角柱状を呈
しており、前記第2取付部20a、20bを構成しカッ
ターボディ10の回転方向に指向する面部36a、36
bには刃部取付用の第1の短孔38a、38bと刃部位
置調整用の第2の短孔40a、40bを前記カッターボ
ディ10の軸線方向に整列して穿設する(第2図参照)
。この場合、前記第2螺孔40a、40bは第2取付部
20a、20bに形成される半円柱状の溝部42a、4
2bの中心軸線に対応して形成されている。なお、面部
36a、36bとカッターボディ10の半径方向に指向
して傾斜する面部44a、44bとの隅角部には直角よ
り小さな角度を設けておくと好適である。また、面部4
4a、44bに対応する面部とカッターボディ10の内
周面部の隅角部には逃げ溝45a、45bが形成される
そこで、第1取付部18a、18bに仕上切削加工用の
第1の刃部46a、46bを装着する。前記第1刃部4
5a、46bは夫々の溝部22a、22bと24a、2
4bに嵌入される膨出する形状の第1の嵌合部48a、
48bと第2の嵌合部50a、50bとを含み、前記第
1嵌合部48a、48bと第2嵌合部50a、50bと
の境界部位には面部26a、26bに対応して傾斜する
面部52a、52bを形成する。
第1刃部45a、46bを構成する一面部54a、54
bは第1取付部18a、18bの面部28a、28bに
対応して(頃斜しており、前記第1刃部46a、46b
の先端部をなす面部には湾曲する逃げ面56a、56b
を形成し、前記逃げ面56a、56bにはボルト挿通用
孔部58a、58bを貫通形成しておく。
そして、第1嵌合部48a、48bの一隅角部にはチッ
プ取付用溝部60a、60bを形成し、前記チップ取付
用溝部60a、60bに仕上加工用チップ62a、62
bをろう付けあるいはボルト等を介して固着する。前記
チップ62a、62bには互いに直交する方向に夫々切
刃部54a、64bと66a、66bが設けられている
。この場合、第1刃部46a、46bの面部54a、5
4bに対応する面部をチップ62a、62bから離間す
る方向に指向してしかも内方に傾斜させて形成すると好
適である。
このようにして構成される第1刃部46a、46bに回
転力伝達手段を構成するロット部材68a、68bを装
着する(第3図参照)。すなわち、前記ロッド部材53
a、68bは第1取付部18a、18bの孔部32a、
32bに嵌合するものであり、その一端縁部近傍にフラ
ンジ部7Qa、70bを形成すると共に、前記ロッド部
材68a、68bの一端部側には略半球状の円滑な表面
からなる係合面72a、72bを形成しておく。また、
前記ロッド部材68a、68bには軸線方向に沿って短
孔74a、74bを穿設する。
そこで、第1刃部46a、46bの孔部58a、58b
に所定の弾性を有するねじ部材75a、76bを挿通し
、夫々の先端部を短孔74a、74bに螺入して前記第
1刃部45a、46bにロッド部材68a168bを固
着する。なお、フランジ部70a、70bとカッターボ
ディ10の孔部34a、34bにより画成される空間内
にはコイルスプリング78a、78bを介装しておく。
一方、第2取付部20a、20bには荒切削加工用の第
2の刃部80a、80bを装着する。前記第2刃部3Q
a、80bの一面部82a、82bと面部84a、84
bとの隅角部は第2取付部20a、20bの面部35a
、36bと44a、44bとの隅角部に対応して傾斜し
ている。前記面部34a 、84 bに対応する面部に
はチップ取付用の溝部86a、86bを形成し、面部8
2a、82bに対応する面部には屈曲する逃げ面88a
、88bを形成すると共に、前記逃げ面88a、88b
からボルト挿通用孔部90a、90bを貫通穿設する。
また、第2刃部80a、80bの一面部92a、92b
は面部84a、84bから離間するに従って外方に傾斜
し、一方、前記面部92a、92bに対応する面部94
a、94bは逃げ面88a、88bから離間する方向に
指向して外方に傾斜している。
第2刃部80a、80bの溝部86a、86bには荒加
工用チップ96a、96bがろう付け、あるいは、ボル
ト等を介して固着される。前記チップ96a、96bに
は直交する方向に切刃部98a、98bと100a、1
00bとを設けておく。
ここで、第2刃部80a、80bの孔部90a、 90
bにボルト102a、 102bを挿通し、夫々の先端
部を短孔38a、38bに螺入して前記第2刃部80a
、80bを第2取付部20a、20bに装着する。さら
に、調整ねじ104a、104bを短孔4Qa、40b
に螺入し、夫々のテーパ部106a、106bで面部9
4a、94bを押圧して第2刃部80a、80bの位置
調整を行う。この場合、図から諒解されるように、前記
第2刃部80a、80bのチップ96a、96bと第1
刃部46a、46bのチップ52a、62bは夫々反対
方向に取り付けられており、従って、カッターボディ1
0を時計方向と反時計方向の両方向に回転させて荒切削
加工と仕上切削加工とを夫々独立して行うよう構成され
ている。
ところで、カッターボディ10は回転駆動軸108に係
合してこのカッターボディ10を時計方向および反時計
方向に回転させるための回転部、すなわち、ドラム部材
110に装着される。ドラム部材110の中央部に大径
な開口部112が設けられており、前記ドラム部材11
0の内周端縁部にはカッターボディ10のフランジ部1
4に対応するフランジ部114が形成される。前記開口
部112を画成する内周面部にはロット部材68a、6
8bに保合する一対の係合面116a、116bを形成
する。
この場合、前記係合面116a、116bはドラム部材
110の略半径方向外方に指向すると共にロッド部材6
8a、68bの半球状の端部に対応して屈曲する回転力
伝達用面部118a、 118bと、前記ロッド部材6
8a、68bの係合面72a、72bに対応し前記ドラ
ム部材110の略円周方向に指向して傾斜する押圧用面
部120a、 120bとを含む。
さらにまた、前記ドラム部材110の内周面部にはクラ
ンプ用溝部122をカッターボディ10の短孔16に対
応して等間隔離間して形成する。前記溝部122の中間
部分122aはドラム部材110の軸線方向に対し最大
の幅員を有しており、この溝部122の両端部分122
b、 122cは夫々傾斜面124a。
124bによって軸線方向の幅員を徐々に小さくしてい
る。この場合、前記溝部122はカッターボディ10の
短孔16に螺着されるクランプ用ピン部材126と係合
するものであり、例えば、中間部分122aに前記ピン
部材126を外部から挿通するための開口部128を連
通してお(と好適である。
なお、図中、参照符号129はカッターボディ10を所
定の角度位置に位置決めするためのビン孔を示す。
本発明に係るカッター装置は基本的には以上のように構
成されるものであり、次にその作用並びに効果について
説明する。
そこで、先ず、カッターボディ10をドラム部材110
に装着する。すなわち、前記カッターボディ10に螺着
されたピン部材126を溝部122に連通する開口部1
28に対応させて後、このカッターボディ10をドラム
部材110に近接変位させれば、前記ピン部材126は
溝部122内に商人するに至る。次いで、ビン孔129
に図示しない固定ピンを嵌挿して前記カッターボディ1
0を保持した状態でドラム部材110を矢印へ方向に回
動すれば、ピン部材126と傾斜面124bとが圧接し
てカッターボディ10をドラム部材110側に押圧する
(第5図参照)。従って、カッターボディ10のフラン
ジ部14とドラム部材110のフランジ部114が圧接
して係合し、前記カッターボディ10はドラム部材11
0に強固に装着される。その際、夫々の係合面116a
、116bが第3図に示すように位置決めされるため、
ロッド部材68a、68bはコイルスプリング78a、
78bの弾発力により矢印C方向に変位し、前記ロッド
部材68a、68bを装着する第1刃部46a、46b
は傾斜する面部28a、28bと543.54bの作用
下に矢印E方向に変位する(第4図参照)。結局、仕上
加工用チップ62a、62bは第2刃部80a、80b
に固着される荒加工用チップ96a、96bよりもカッ
ターボディ10の内方に位置決めされる。一方、ロッド
部材68a、68bが係合面116a、116b側に押
圧されるため、前記ロッド部材68a、68bの半球状
の端部は回転力伝達用面部118a、11日すに係合す
る。
次いで、第2刃部80a、80bの位置調整を行う。す
なわち、前記第2刃部80a、80bを固着するポル)
 102a、IQ2bを僅かに弛緩し、調整ねじ104
a、 104bを所定方向に螺入して夫々のテーパ部1
06a、 106bに当接する面部94a、94bを介
して前記第2刃部3Qa、80bをカッタ、−ボディ1
0の軸線方向に所定距離変位させる。さらに、ポルト1
02a、102bを短孔38a、38bに螺入すれば、
第2刃部80a、80bは夫々の面部82a、82bと
84a、84bとが第2取付部2Qa、20bの面部3
6a、36b並びに44a、44bに押圧されて強固に
固定される。この場合、チップ96a、96bの切刃部
98a、98bの間隔は切削されるワーク、例えば、ク
ランクピン130の軸線方向の長さに対し所望の寸法よ
り仕上代を見込んで短く選択してお(。
そこで、回転駆動軸108に係合するドラム部材110
を、第3図中、矢印A方向に回転すれば、前記ドラム部
材110の面部118a、118bに係合するロッド部
材68a、68bを介してカッターボディ10が同様に
して矢印A方向に回転するに至る。
そして、この回転するカッターボディ10をクランクピ
ン130側に近接変位させれば、第2取付部20a、2
0bに装着されている複数のチップ96a、96bの切
刃部100a、100bが前記クランクピン130の所
定の部位を荒切削加工し、一方、切刃部98a、98b
がこのクランクピン130の軸線方向に対し荒切削加工
を施す。さらに、前記カッターボディ10あるいはクラ
ンク軸を所定の方向に変位させて、クランクピン130
の外周部全周を複数のチップ96a、96bにより荒切
削加工を行う。この場合、カッターボディ10はビン部
材126と傾斜面124bとの模作用によりドラム部材
110に強固に装着されると共に、前記ドラム部材11
0の回転は面部118a、118bとロッド部材68a
、68bを介して確実に前記カッターボディ10に伝え
ることが出来る。なお、前記荒切削加工時に発生する切
削屑はカッターボディ10の逃げa45a、45bを介
して好適に外部に導出される。
このようにして、第2刃部80a、80bによるクラン
クピン130の荒加工作業を終了して後、ドラム部材1
10の回転を停止し、次いで、仕上加工用第1刃部46
a、46bの位置調整を行う。
すなわち、ビン孔129に固定ピンを嵌合してカッター
ボディ10を保持し、ドラム部材110を矢印B方向に
回動すれば、ピン部材126は傾斜面124bとの圧接
状態を解除されて後、傾斜面124aと係合して前記カ
ッターボディlOをドラム部材110に強固に装着する
ことが出来る。その際、係合面116a、116bの押
圧用面部120a、120bがロッド部材68a、68
bの係合面72a、72bを矢印り方向に押圧するため
、前記ロッド部材68a、68bはコイルスプリング7
8a、78bの弾発力に抗して矢印り方向に変位し、第
1刃部46a、46bは同様にして矢印り方向に押圧さ
れて変位する。
この場合、前記第1刃部46a、46bの傾斜する面部
54a、54bが第1取付部18a、18bの面部28
a、28bに当接すると共に、ねじ部材76a、76b
を所定の弾性を有する材料で形成するため、前記ロッド
部材68a、68bが矢印り方向に変位するに従って前
記第1刃部46a、46bは、第4図中、矢印F方向に
変位する。そして、第1刃部46a、46bの面部52
a、52bを第1取付部18a、18bの面部26a、
26bに係合して前記第1刃部46a、46bはカック
ーボディ10に位置決め保持される。
結局、チップ52a、62bの切刃部64a、64bは
カッターボディ10の軸線方向外方に変位して夫々の切
刃部64a、64bの側壁端の離間距離I(はクランク
ピン130の軸線方向に対し正確な寸法精度で設定され
る(第4図参照)。一方、チップ62a、62bの切刃
部55a、66bはカッターボディ10の半径方向内方
に変位し、荒切削用のチップ96a、96bの切刃部1
00a、100bより前記クランクビン130側に近接
して位置決めされる(第6図参照)。
次いで、ドラム部材110を前述した荒加工工程とは逆
方向、すなわち、矢印B方向に回転させながらカッター
ボディ10あるいはクランク軸を所定の方向に変位させ
れば、仕上加工用チップ62a、62bの切刃部64a
、64bおよび66a、66bを介してクランクピン1
30の外周並びに軸線方向に対し極めて寸法精度の高い
切削加工を施すことが出来る。なお、前記仕上切削加工
時にクランクピン130から発生する切削屑はカッター
ボディ10の逃げ溝35a、35bを介して外部に導出
される。
ところで、カッターボディ10を新たなカッターボディ
10と交換する際には、先ず、前記使用済みのカッター
ボディ10に螺着されているピン部材126を溝部12
2の中間部分122aに対応して位置決めする。そして
、カッターボディ10を軸線方向に退動動作させれば、
ピン部材126が開口部128から外部に臨み、結果的
に、前記カッターボディ10はドラム部材110から取
り出される。次いで、新たなカッターボディ10を前述
した手順によりドラム部材110に装着すればよい。
この場合、本発明によれば、第2刃部80a、80bで
クランクピン130を荒切削加工する際に、第1刃部4
6a、 46bに係着されるロッド部材68a、68b
をスプリング78a、78bの弾発力の作用下にドラム
部材110の面部118a、118bに係合させて前記
ドラム部材110の回転をカッターボディ10に伝えて
いる。このため、前記荒切削加工のように第2刃部80
a、80bに対し相当に大きな切削抵抗が作用する場合
にもカッターボディ10はドラム部材110と一体的に
回転し、よって、チップ96a、96bを介してクラン
クピン130に良好な荒切削加工を施すことが出来る。
一方、第1刃部46a、 46bでクランクピン130
を仕上切削加工する際には、ロッド部材68a、68b
の係合面72a、72bがドラム部材110の押圧用面
部120a、 120bにより矢印り方向に押圧される
と共に、前記第1刃部46a、46bの面部52a、5
2bがカッターボディ10の第1取付部18a、18b
の面部26a、26bに係合している。従って、ドラム
部材110が矢印B方向に回転すれば、カッターボディ
10も同様にして矢印B方向に回転し、第1刃部45a
、46bのチップ62a、62bによるクランクピン1
30の仕上切削加工は極めて正確に且つ精度よ(行うこ
とが可能となる。結局、荒切削加工時、または、仕上切
削加工時に力・ツタ−ボディ10はドラム部材110に
対し変位することなく前記ドラム部材110と一体的に
矢印六方向または矢印B方向に回転することが出来る。
なお、本実施例では、内周部に複数のチップを有するカ
ッターボディについて説明しているが、例えば、カッタ
ーボディの外周部に同様にして取付部を形成し、前記カ
ッターボディの内周部近傍にフランジ部を形成して前記
フランジ部を介してカッターボディを回転駆動源に連結
するドラム部材等に装着するように構成すれば、本実施
例と同様な効果が得られることは容易に諒解されよう。
さらにまた、本実施例では、カンクーボディとドラム部
材とをビン部材と傾斜する面部との模作用により一体的
に係着しているが、例えば、前記ドラム部材に長円孔を
形成し、ボルトを介して前記カッターボディをこのドラ
ム部材に所定角度回動可能に装着してもよい。
以上のように、本発明によれば、二種類の刃部が切削回
転方向を異にして設けられたカッターボディを回転駆動
源に係合するドラム部材に装着し、前記カッターボディ
とドラム部材との相対的な回動作用下に前記二種類の刃
部のうち一方の刃部を全てカッターボディの内方または
外方に変位させると共に、回転力伝達手段の作用下に前
記カッターボディをドラム部材と一体的に回転するよう
構成している。このため、特に、荒切削加工のように刃
部が比較的大きな切削抵抗を受ける場合にも、カッター
ボディがドラム部材に対して変位することがなく、極め
て良好に切削加工を行うことが出来る。しかも、一方の
刃部を一体的に位置決め81することにより、クランク
軸等のように多種類の加工を必要とするワークに対しよ
り一層効率的且つ高精度な切削加工を施すことが可能と
なる。
以上、本発明について好適な実施例を挙げて説明したが
、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設
計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るカッター装置を構成するカッター
ボディの概略説明図、 第2図は当該カッターボディの一部概略説明図、 第3図は当該カッターボディの一部平面図、第4図は第
3図のIV−IVV線断面図第5図は第3図のV−V線
断面図、 第6図は当該カッターボディにおける刃部の位置調整の
説明図である。 10・・・カッターボディ   12・・・開口部14
・・・フランジ部 18a、18b、20a、20b・・・取付部46a、
46b・・・刃部    62a 、62b−チップ8
0a 、80b −・・刃部    96a 、96b
 ・・・チップ104a、104b・・・調整ねじ  
110・・・ドラム部材114・・・フランジ部   
 116a、116b・・・係合面118a、118b
、 120a、120b・・・面部122・・・溝部 D 4−+−C FIG、5 B4−=−A iq    私

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)回転駆動源に連結するドラム部材と、前記ドラム
    部材に装着される円盤状のカッターボディと、前記カッ
    ターボディに変位自在に装着された複数個の刃部と、前
    記ドラム部材と前記刃部との間に配設された回転力伝達
    手段とからなり、前記回転力伝達手段は前記ドラム部材
    に形成された溝部と一方の端部が前記刃部に係合すると
    共に他方の端部が前記溝部に嵌合するロッド部材とを含
    み、ドラム部材の回転方向に応じて前記ロッド部材の他
    方の一面が前記溝部を画成する一面に当接することによ
    って、ドラム部材の回転力をカッターボディに伝達して
    刃部を介してワークを切削するよう構成することを特徴
    とするカッター装置。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載の装置において、回転
    力伝達手段は前記刃部に係着され弾性体を介して前記刃
    部をカッターボディの内方に引張するロッド部材と、ド
    ラム部材に形成され前記ロッド部材に係合する溝部とか
    らなり、ドラム部材を一方向に回動してロッド部材を内
    方に変位させて前記刃部をワークに対して退動動作させ
    ると共に、前記ロッド部材を前記溝部に係合させること
    により回転駆動源の作用下に前記カッターボディを前記
    ドラム部材と一体的に回転させてなるカッター装置。
  3. (3)特許請求の範囲第1項または第2項記載の装置に
    おいて、ドラム部材の溝部はロッド部材の他方の端部に
    当接し、前記ドラム部材を他方向に回動させて前記溝部
    を画成する他面によりロッド部材を押圧して前記刃部を
    ワークに対して進出動作させることからなるカッター装
    置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110243678A1 (en) * 2008-10-20 2011-10-06 Schweerbau Gmbh & Co. Kg Method and apparatus for machining a workpiece by way of a geometrically defined blade

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