[go: up one dir, main page]

JPS6145148A - 自動変速機の流体圧アクチユエ−タ - Google Patents

自動変速機の流体圧アクチユエ−タ

Info

Publication number
JPS6145148A
JPS6145148A JP16737184A JP16737184A JPS6145148A JP S6145148 A JPS6145148 A JP S6145148A JP 16737184 A JP16737184 A JP 16737184A JP 16737184 A JP16737184 A JP 16737184A JP S6145148 A JPS6145148 A JP S6145148A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
oil
valve
oil passage
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16737184A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0543908B2 (ja
Inventor
Koji Sumiya
角谷 孝二
Koji Kobayashi
康二 小林
Yutaka Taga
豊 多賀
Kazuaki Watanabe
和昭 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP16737184A priority Critical patent/JPS6145148A/ja
Publication of JPS6145148A publication Critical patent/JPS6145148A/ja
Publication of JPH0543908B2 publication Critical patent/JPH0543908B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は2重ピストンを備えた自動変速機の流体圧アク
チュエータ関する。
[従来の技術] 車両などに搭載される自動変速機は、歯車変速機構と、
その構成要素を他の構成要素または自動変速機ケース(
トランスミッションケース)に係合するための複数の摩
擦係合要素と、該摩擦係合要素を係合および解放するた
めの流体圧アクチュエータと、該流体圧アクチュエータ
をマニュアルレバーの設定位置、車速、エンジンの負荷
などに応じて選択的に作動させ所定の変速段を構成させ
る油圧制御装置とを有する。前記摩擦係合要素の内後進
走行達成用のブレーキなど特に高い伝達トルク容量を必
要とする摩擦係合要素の流体アクチュエータには通常軸
方向に2つのピストンを直列的に設け、大きい出力が得
られるようになっている。
C発明が解決しようとする問題点] 従来の自動変速機の流体圧アクチュエータでは2重ピス
トンのそれぞれのシリンダへの作動油を供給路が自動変
速機ケースに独立して設けられていたため次の欠点があ
った。
イ>ta械加工の工数が多く、生産性が低いため加工コ
ストが大きい。特に油圧制御装置からの連絡油路をケー
スに設ける場合は他の部品、構造物との関係で斜め穴と
なる場合が多く、鋳抜きによる形成は困難である。
口)ケースは通常アルミニウム合金の鋳込みにより製造
され内部に鋳巣ができやすく、油路を斜め穴としてドリ
ルで形成する場合、鋳巣により良好な穴が形成できない
場合が生じやすい。
本発明の目的は、機械加工工程が低減でき、該機械加工
時に問題が生ずることを防止でき自動変速機のケースの
生産性の向上とコンパクト化が可能な自動変速機の流体
圧アクチュエータの提供にある。
c問題を解決するための手段〕 本発明の自動変速機の流体圧アクチュエータは自動変速
機ケース内に設けられた第1シリンダと、該第1シリン
ダ内に摺動自在に嵌め込まれた第1ピストンと、前記ケ
ース内に嵌め込まれ前記第1シリンダの底壁を形成する
底壁部材と、前記第1シリンダと軸方向に直列して前記
ケース内に設けられた第2シリンダと、該第2シリンダ
内に摺動自在に嵌め込まれた第2ピストンと、前記第2
ピストンの変位を前記第1ピストンに伝達する伝達部材
と、前記ケースに設けられた前記第1シリンダまたは第
2シリンダの内いずれか一方のシリンダへの作動流体供
給路と、前記底壁部材と前記ケースの嵌合壁面に設けら
れた溝により構成される前記第1シリンダと第2シリン
ダとの連絡路とから構成される。
(好ましい実施態様) 本発明の自動変速機の流体圧アクチュエータは、第1図
に示す如く自動変速機ケース130内に設けられた第1
シリンダS1と、該第1シリンダS1内に摺動自在に嵌
め込まれた第1ピストン51と、前記ケース130内に
嵌め込まれ前記第1シリンダS1の底壁を形成する底壁
部材53と、前記第1シリンダS1と軸方向に直列して
前記ケース130内に設けられた第2シリンダS2と、
該第2シリンダS2内に摺動自在に嵌め込まれた第2ピ
ストン55と、前記第2ピストン55の変位を前記第1
ピストン51に伝達する伝達部材Uと、前記ケース13
0に設けられた前記第1シリンダS1または第2シリン
ダS2の内いずれか一方のシリンダへの作動流体供給路
7と、前記底壁部材と前記ケースの嵌合壁面に設けられ
た溝により構成される前記第1シリンダS1と第2シリ
ンダS2との連絡路8とから構成される。
[作用および発明の効果コ 本発明は上記構成を有するので次の効果を奏する。
ィ)15m械加工工程が低減でき低コストにできる。
口)機械加工時に発生する鋳巣による加工不良の発生が
なくなる。
ハ)自動変速機ケースに斜めのドリル穴を並設する必要
がなくなるため、ケースのコンパクト化が可能となる。
[実施例] つぎに本発明を第1図および第2図に示す第1実施例に
基づき説明する。
第2図は車両用自動変速機の断面図、第1図はその要部
拡大図を示す。
自動変速機100は、流体式トルクコンバータ200と
トランスミッション300と、油圧制御装置400とか
ら構成される。
トランスミッション300は、第1プラネタリギアセツ
トp1、油圧サーボにより作動される1つの多板クラッ
チC011つの多板ブレーキBO1および1つの一方向
りラッチFOを備えるオーバードライブ遊星歯車変速装
置10と、第2ブラネタリギアセットp2、第3プラネ
タリギアセツトp3、油圧サーボにより作動される2つ
の多板クラッチC1、C2,1つのベルトブレーキB1
.2つの多板ブレーキ82、B3、および2つの一方向
りラッチF1.2を備える前進3段後進1段のアンダー
ドライブ遊星歯車変速袋@40とから構成される。
本発明にかかる2重ピストンを備えた自動変速機の流体
圧アクチュエータの一実施例である前記油圧サーボ3−
3は、自動変速機ケース130の後部内周壁に形成され
た第1シリンダ(アウターシリンダ)81と、該第1シ
リンダS1に液密的に摺動自在に嵌め込まれた筒状外周
部51a1該外周部51aから前記ブレーキディスクb
3方向に延長されトランスミッションケース130の後
部内周に形成されたスプライン条75にスプライン嵌合
された筒状のブレーキディスクの作動腕51b1前記ト
ランスミツシヨンケースのリアサポート156に摺動自
在に外嵌された内周スリーブ部51cおよび前記筒状外
周部51aの後端と内周スリーブ部51cとの前端とを
連結する円環板状部51dを有し、前記内周スリーブ部
51cの内周壁には軸方向溝51eが形成された第1ピ
ストン511と、前記第1シリンダs1の後がわに隣接
され、段付でやや小内径とされたトランスミッションケ
ース130の内周壁に後端が前記トランスミッションケ
ースの後部支壁157に当接して嵌め込まれた外周スリ
ーブ状部55a1前記第1ピストンの内周スリーブ部5
1cが摺動自在となるよう該内周スリーブ部51cに外
嵌された内周部55bおよび前記外周スリーブ状部55
aの前端と内周部55tlとを連結する円環板状部55
cからなり前記第1シリンダS1の底壁を形成する底壁
部材55と、前記外周スリーブ状部55aの内周壁に形
成された第2シリンダS2と、前記第2シリンダs2内
に液密的に摺動自在に嵌め込まれた外周部53a1前面
が第1ピストンの内周スリ°−ブ部51Cの後端に当接
し前記リアサポート156の外周に液密的且っ摺動自在
に外嵌された内周部53bを有する円環板状の第2ピス
トン(インナピストン)53と、本実施例では前記第1
ピストンの内周スリーブ部51cである第2ピストン5
3の変位を第1ピストン51に伝達する伝達部材57と
、ケース130の下がね壁内に鋳抜きにより形成された
半径方向穴からなりトランスミッションケース下面と前
記第1シリンダS1とを連絡する第1シリンダS1への
作動油供給油路7と、本実施例では前記底壁部材の外周
スリーブ状部55aの外周に該底壁部材55の鋳造時に
同時成型された軸方向溝8Aおよび該外周スリーブ状部
55aの後端面に同じく同時鋳込み成型して形成された
半径方向溝8Bからなる第1シリンダS1と第2シリン
ダS2の連絡路8とからなる。前記作動油供給油路7は
油圧制御装置が設けられている前記バルブボディ403
にバイブ8Cを介して連結されている。なお前記第1ピ
ストンの内周スリーブ部51cの内周壁の軸方向溝51
eは前記底壁部材55と第2ピストン53との間の空間
59に連通し、空間Mとトランスミッション130内部
との通気孔として作用する。
つぎに本発明の自動変速機の流体圧アクチュエータを用
いた車両用自動変速機を第2図および第3図とともに説
明する。
自動変速機のケース11oは、トルクコンバータ200
を収容するトルクコンバータハウジング1201オーバ
ードライブ遊星歯車変速装置1oとアンダードライブ遊
星歯車変速装置4oとを収容するトランスミッションケ
ース13o1自動変速機100の後側を蓋するエクステ
ンションハウジング140とがらなり、これらトルクコ
ンバータハウジング120と、トランスミッションケー
ス130と、エクステンションハウジング140とはそ
れぞれ多数のボルトで同軸芯を有するよう締結されてい
る。
トルクコンバータ200は、前方(エンジン側)が開い
たトルクコンバータハウジング120のトルクコンバー
タ室121に収容され、エンジンの出力軸(図示せず)
に連結したフロントカバー111、該フロントカバー1
11に外周で溶接された円環板状のリアカバー112、
該リアカバー112の内周壁面の内壁に周設されたポン
プインペラ205、該ポンプインペラ205に対向して
配置されたタービンランナ206、該タービンランナ2
06を保持しているタービンシェル207、一方向クラ
ッチ202を介して固定軸203に支持されるステータ
201、前記フロントカバー111とタービンシェル2
07どの間を直結する直結クラッチ(ロックアツプクラ
ッチ)113を備えている。前記トルクコンバータ室1
21の後方に連続するトランスミッションケースの筒状
変速装置¥132とその間には、内部にオイルポンプ1
50を収容し、中心に前向きに突出した筒状部152を
有するオイルポンプフロントカバー151がトランスミ
ッションケース130の前端面にいんろう嵌合して締結
され、また前記オイルポンプフロントカバー151の後
側には、前記筒状部152と同軸芯を有し後向きに突出
した筒状のフロントサポート153を有するオイルポン
プカバー154が締着されている。前記オイルポンプフ
ロントカバー151とオイルボンアカバー154がオイ
ルポンプハウジング155を形成しトルクコンバータ室
121と変速装置室132どの隔壁となっている。また
、変速装置室132中間にはオーバードライブ機構室1
33とアンダードライブ機構室134とを隔壁した後向
きに突出する筒状のセンタサポート158を有する中間
支壁159が別体で鋳造され嵌め込まれている。後部に
は、前向きに突出する筒状のリアサポート156を有す
る後部支壁157が一体鋳造して設けられている。前記
隔M155と後部支壁157の間が変速装置室132を
なし、後部支壁151とエクステンションハウジング1
40の間が変速装置の出力軸室141を形成している。
該出力軸室141内には電子制御式センサロータ143
、スピードメータドライブギア144が出力軸に固着し
て設けられ、また後端部には前記フロントサポート15
3と同軸心の図示しないスリーブヨークが挿通されてい
る。
前記フロントサポート153の内側には前記固定軸20
3の内側にトルクコンバータ200の出力軸であるトラ
ンスミッションの入力軸11が回転自在に支持されてい
る。該入力軸11はフロントサポート153の後方に外
周にフランジ部12aが設けられた大径後端部12を有
し、該後端部12の軸心には後向きの中心穴13が形成
されている。前記入力軸11の後方には、入力軸11に
同軸心を有し直列的に配された中間伝動軸14が回転自
在に設けられている。
該中間伝動軸14は、その先端が前記中心穴13内に差
し込まれて、該中心穴13の内周壁とブツシュ(メタル
ベアリング)を介して回転自在に摺接し、その大径後端
部15には軸心に後向きの中心穴16が形成されている
。中間伝動軸14の後方には該中間伝動軸14と同軸心
を有し直列的に配された出力軸36が回転自在に設けら
れている。該出力軸36はその先端が前記中間伝vJ軸
14の中心穴16内に差し込まれ該中心穴16の内壁と
ブツシュを介して摺接している。出力軸36は、中間部
37において第3プラネタリギアセツトp3のリングギ
アR2と噛合すると共に後方に突出した軸支部81を設
けているフランジ板82とスプライン嵌合し、後部38
で前記図示しないスリーブヨークとスプライン嵌合して
いる。
オーバードライブ機構室133において、前記入力軸1
1の後側に第1プラネタリギアセツトp1が設けられ、
そのリングギアROは中間伝動軸14にフランジ板22
を介して結合され、プラネタリキャリアPOは入力軸1
1のフランジ部12aと結合され、サンギアSOはイン
ナレース軸23に形成されている。第1プラネタリギア
セツトp1の前側には、後方に開口する第1油圧サーボ
ドラム24がインナレース軸23に固着され、その外周
壁とインナレース軸23の間に環状ピストン25が嵌め
込まれてクラッチCOの油圧サーボC−0を形成すると
共にインナレース軸23側にリターンスプリング26、
外周壁の内側にクラッチCOが装着され、該クラッチC
Oを介してプラネタリキャリアPOと連結されている。
第1油圧サーボドラム24の内周にインナレース軸23
をインナレースとする一方向りラッチFOが設けられ、
その外周にアウタレース27とトランスミッションケー
ス130の間にクラッチCOおよびブレーキBOが設け
られ、その後側の中間支壁159の外筒部31の前側に
ピストン29が嵌め込まれブレーキBoの油圧サーボB
−0を形成し、外筒部31の先端にリターンスプリング
32が嵌め込まれている。
アンダードライブ機構室134内において、まず前方に
は、後方に開口する第2油圧サーボドラム41がセンタ
ーザボート158に回転自在に外嵌され、その内外周壁
間に環状ピストン42が嵌め込まれてクラッチC2の油
圧サーボC−2を形成すると共に内周壁側にリターンス
プリング44、外周壁の内側にクラッチC2が装着され
ている。前記第2油圧サーボドラム41の後側には、後
方に間口すると共に前方にクラッチハブ35が溶接され
た第3油圧サーボドラム46が中間伝動軸14の後端部
15に固着され、該後端部15と外周壁との間に環状ピ
ストン47が嵌め込まれてクラッチC1の油圧サーボC
−1を形成すると共に内周側にリターンスプリング49
、さらにクラッチハブ35の外周にクラッチC2が装着
され、クラッチC2を介して第2油圧サーボドラム41
、および第3油圧サーボドラム46が連結されている。
該第3油圧サーボドラム46の後側には、第2プラネタ
リギアセツトp2が設けられ、そのリングギアR1はク
ラッチハブ48およびクラッチC1を介して第3油圧サ
ーボドラム46に連結され、プラネタリキャリアP1は
前記出力軸36の先端部にスプライン嵌合し、サンギア
S1はサンギア軸45に一体に形成されている。また、
第2油圧サーボドラムおよび第3油圧サーボドラム41
.46および第2プラネタリギアセツトp2を最小空間
でカバーするよう成型された連結ドラム60が、その先
端で第2油圧サーボドラム41の外周に固着され、後端
は、第2プラネタリギアセツトp2の後側でサンギア軸
45に連結され、外周側にベルト(バンド)ブレーキB
1が設けられている。
前記ブレーキB2の後側のトランスミッションケース1
30内側に形成されたスプライン条75には、前方から
ブレーキB2のブレーキディスクb2、第4油圧サーボ
ドラム72のアウタスプライン、ブレーキ83のブレー
キディスクb3がスプライン嵌合され、その後側の後部
支壁157のリアサポート156外周側とトランスミッ
ションケース130の間の環状空間に第1ピストン51
、第2ピストン53、および底壁部材55が嵌め込まれ
てブレーキB3の油圧サーボ3−3を形成し、また前記
第1ピストン51に前設された油圧サーボ3−3のリタ
ーンスプリング79はリアサポート156先端に装着さ
れたフランジ板により支持されている。前記ブレーキB
2の内側には、サンギア軸45をインナレースとする一
方向りラッチF1が設けられ、アウタレース39がブレ
ーキB2と接続され、前記一方向クラッチF1の後側に
インナレース83が第4油圧サー/1<ドラム72と内
径においてスプライン嵌合した・一方向クラッチF2が
装着されている。第3プラネタリギアセツトp3は、サ
ンギアS2がサンギア軸45と一体に形成され、プラネ
タリキャリアp21%nQ側の一方向クラッチF2のア
ウタレース86に連結されると共にブレーキB3と連結
され、外周にパーキングギア85を周設したリングギア
R2が出力軸36の中間部37に連結されている。前記
パーキングギア85は自動変速機のシフトレバ−をパー
キング(P)位置に選択したとき、パーキング爪84が
パーキングギア85に噛み合い出力@36を固定する。
前方に開口した環状の第4油圧サーボドラム72には中
間筒71がプレス成型され、前記第4油圧サーボドラム
72と中間筒71との間に環状ピストン73が嵌め込ま
れてブレーキ82の油圧サーボB−2を形成すると共に
、第4油圧サーボドラム72の内周壁と中間筒71との
間にリターンスプリング74、外周壁の内側にブレーキ
B2が装着されている。
トランスミッション300は、車速、スロットル開度な
ど車両の走行条件に応じてトランスミッションケース1
30の下部にボルト402により締結されたオイルパン
401に内蔵されたバルブボディ403内の油圧制御装
置400から各摩擦係合装置の油圧サーボに選択的に出
力する油圧により、各クラッチおよびブレーキの係合ま
たは解放が行われ、前進4段の変速または後進1段の変
速を行うようになっている。各クラッチ、ブレーキ、一
方向クラッチの作動と達成される変速段(RANGE)
の−例を表1に示す。
表1 表1において、Eは対応するクラッチ、ブレーキが係合
していることを示す。(L)は対応する一方面クラッチ
がエンジンドライブ状態においてのみ係合し、エンジン
ブレーキ状態においては係合しないことを示す。さらに
しは対応する一方面クラッチはエンジンドライブ状態に
おいて係合しているが、その係合はこれと並列に組込ま
れたクラッチあるいはブレーキによって動力の伝達が保
証されていることから必ずしも必要とされないこと(ロ
ック)を示す。ざらにfは対応する一方面クラッチがフ
リーであることを示す。ざらに×は対応するクラッチお
よびブレーキが解放していることを示す。Sl、S2の
0はソレノイドONを示す。Sl、S2の×はソレノイ
ドOFFを示す。
S3の◎はソレノイドS3のデユーティ比に応じて直結
クラッチがONできる場合を示す。
第3図は第2図に示した自動変速機の油圧制御袋@40
0の油圧回路を示す。
油圧回路は、第2図で示したオイルパン401に内蔵さ
れた油圧バルブボディ403の下面に締結されたオイル
ストレーナ410、オイルポンプ411、クーラバイパ
ス弁415、プレッシャリリーフ弁416、レリースク
ラッチコントロール弁417、レリーズブレーキコント
ロール弁418、本発明における第1スプール弁である
ロックアツプリレー弁4201圧力調整弁(レギュレー
タ弁)430、第2圧力調整弁450、カットバック弁
460、前記直結クラッチ50の解放時に部ける前記ロ
ックアツプリレー弁420からのドレイン油路6[)か
らの排圧速度を制御するロックアツプコントロール弁4
70、第1のアキュームレータ制御弁480、第2のア
キュームレータ制御弁490、スロットル弁500、運
転者の手動による油圧切換え弁であるマニュアル弁51
0、自動による油圧切換え弁である各シフト弁(1−2
シフト弁520.2−3シフト弁530.3−4シフト
弁540 ) 、ブレーキB1への供給油圧を調整する
と共に第3速時にブレーキB1の供給油圧を遮断するイ
ンターミイデイエイトコーストモジュレータ弁545、
ブレーキB3への供給油圧を調整するローコーストモジ
ュレータ弁550、クラッチCOの係合、解放を円滑に
なさしめるアキュームレータ5601ブレーキBOの係
合を円滑になさしめるアキュームレータ570、クラッ
チC2の係合を円滑になさしめるアキュームレータ58
01ブレーキB2の係合を円滑になさしめるアキューム
レータ590、クラッチC01C1、C2およびブレー
キ80 、B1.82 、B3の各油圧サーボへ供給さ
れる圧油の流mを制御するチェック回付流量制御弁(絞
り) 601.603.604.605.606.60
7.608.609、シャツトル弁602、電子回路(
コンピュータ)の出力で開閉され2−3シフト弁530
を制御する第1のソレノイド弁S1.1−2シフト弁5
20と3−4シフト弁540の双方を制御する第2のソ
レノイド弁S2、本発明における制御手段であり、前記
ロックアツプリレー弁420、およびロックアツプコン
トロール弁470を制御する第3のツレノド弁S3、並
びに各弁間およびクラッチ、ブレーキの油圧シリンダを
連絡する油路、および前記直結クラッチ50の解放時に
おける前記ロックアツプリレー弁420からのドレイン
油路6Dに前記ロックアツプコントロール弁470と並
列して設けられた絞りrl  を含む各油路に適宜に挿
入された絞りからなり、Sは各油路間に設けられたオイ
ルストレーナを示す。
オイルパン403からオイルストレーナ410を介して
油圧ポンプ411により汲み上げられた作動油は圧力調
整弁430で所定の油圧(ライン圧)に調整されて油路
1へ供給される。油路1に圧力調整弁430を介して連
絡した油路6に流出した余剰圧油は第2圧力調整弁45
0により、所定のセカンダリライン圧(トルクコンバー
タ圧)、トランスミッション300の潤滑油路し1およ
びエクステンションハウジング140の潤滑油路L2へ
の潤滑油圧に調圧される。またオイルポンプ吐出口の一
部は油路1または油路6よりロックアツプリレー弁42
0を介してオイルクーラO/Cに供給され冷却される。
圧力調整弁430は、図示上方にスプリング431が前
設されたスプール432と、該スプール432に当接し
て直列されたプランジャ438を有し、スプール432
は、図示上方から油路9を介して前記プランジャ438
の上端ランド436に印加されるスロットル圧とスプリ
ング431によるはね荷重とを受け、後進時にはさらに
油路5からプランジャ438の下端ランド437に印加
されるライン圧を受け、図示下方からはスプール432
の下端ランド433に印加されるライン圧のフィードバ
ック圧を受けて変位し、油路1と油路6およびドレイン
ボート435との連通面積を調整して油路1に車両走行
条件に応じたライン圧を出力する。
マニュアル弁510は、運転席に設けられ、変速範囲を
選定するためのシフトレバ−(セレクトレバー)と連結
されており、手動操作によりシフトレバ−のレンジに応
じてP(パーク)、R(リバース)、Nにュートラル)
、D(ドライブ)またはS(セカンド)またはL(ロー
)の各位置に移動する。表2に各シフトレバ−のシフト
レンジにおける油路1と油路2〜5との連通状態を示す
○は各油路2〜5が油路1に連通してライン圧が供給さ
れている場合を示し、×は各油路2〜5がマニュアル弁
のドレインボートに排圧されている状態を表す。
表2 スロットル弁500は、アクセルペダルの踏み込み量に
応じてカム505が回転してスロットルプランジャ50
1がストロークしぞ該プランジャ501とばね504が
背設されたスプール502どの間のばね503を介して
スプール502を動かし、油路1から供給されたライン
圧をスロットル開度に応じたスロットル圧に調圧して油
路9に出力する。
ロックアツプリレー弁420は、スプール422(図示
上部)とプランジャ424(図示下部)とがスプリング
426を間して直列された構成を有するる。スプール4
22は図示上端ランド422A 、中間ランド422B
および図示下端ランド422Cを有し、上方からは、絞
りrloを介して油路2Aに連絡されると共に前記ソレ
ノイド弁S3が設けられた油路2Dのソレノイド圧Ps
を受け、下方からは前記スプリング426のばね荷重を
受けて変位される1、前記ソレノイド圧Psが第2図に
示す設定値PS1以下のときスプール432はスプリン
グ426のばね荷重の方が大きいため図示上方に設定さ
れ、トルクコンバータ200の油圧源である油路6と直
結クラッチ解放がね油路6^とを連絡すると共に本実施
例ではオイルクーラーの循環油路であるドレイン油路6
Cと直結クラッチの係合がね油路6Bとを連絡する。こ
れによりクラッチディスク50のクラッチ解放がわ面5
0Aはクラッチ係合がわ面50Bより高油圧となり、ク
ラッチディスク50はフロントカバーの摩擦面20から
離脱し、直結クラッチ80は解放する。また油路2Dの
ソレノイド圧Psが設定領域Ps’2以上のときスプー
ル422は図示下方に設定され油路6は前記油路6Bと
連絡し、油路6Aは本実施例では絞りrlを介してドレ
インボートに連絡すると共にレリーフ弁としてし機能も
有するロックアツプコントロール弁470のドレインボ
ート47bに連絡したドレイン油路6Dと連絡する。こ
れによりクラッチディスク50のクラッチ係合がわ面5
0Bの油圧はクラッチ解放がわ面50Aの油圧より低く
なり、クラッチディスク50は摩擦面20に圧接されて
直結クラッチ80は係合される。この場合において油路
2Dのソレノイド圧はソレノイド弁S3がデユーティ制
御されているため、車速、スロットル開度などの車両走
行条件に応じて精密な油圧制御が可能であると共に滑ら
かに屏降圧できるので半クラツチ状態を介した直結クラ
ッチの滑らかな係合および解放ができる。
ロックアツプコントロール弁470は、スプール472
(図示下部)と大径のプランジャ474(図示上部)と
が直列されスプール472の下端にスプリング476が
背設された構成を有する。スプール472およびプラン
ジャ474の大径ランド474Aに図示上端油室471
に印加される前記油路2Dのソレノイド圧PSを受け、
下方から前記スプール472に付与される前記スプリン
グ476のばね荷重および油路1から図示下端油室47
7に入力され、スプール472の図示下端ランド478
に印加されるライン圧(スロットル圧に関連している)
を受け、さらに前記スプール472とプランジャ474
との中間の油室475に絞りr2を介して供給される前
記ドレイン油路6Dの油圧を受けて変位される。
ドレイン油路6Dが前記油路6^と′MINされたとぎ
、スプール472はソレノイド圧Psが設定値以下の場
合は上端ランド479に加わる油路60からの油圧とス
プリング476のばね荷重とにより変位し、またソレノ
イド圧Psが設定値以上の場合はソレノイド圧Psとス
プリング476のはね荷重とにより変位し、油路60に
連絡した常開インボート47aとドレインボート47b
との連通度台を調整し、ドレインボート47bからの排
油速度を調整(レリーフコントロール)する。この排圧
は前記直結クラッチのクラッチディスク50がM縁面2
0に接触するまでなされる。これにより直結クラッチ8
0は係合の開始が迅速になされる。前記接触後の油路6
Dの排圧はリレーフコントロール弁であるロックアツプ
コントロール弁470に並設された絞りrlを介して徐
々になされ、直結クラッチ容$はなめらかに増大する。
このドレインボート47bからの排圧はソレノイド圧S
3のデユーティ比が第1の領域Z2にあるとときなされ
るように設定されており、これにより車速、スロットル
開度など車両走行条件に応じて前記クラッチディスク5
0のクラッチ解放がわ面50Aにかかる油圧を徐々に降
圧させ、広範囲の車両走行条件において直結クラッチ8
0の係合をスムーズに行い、直結クラッチ80の係合シ
ョックを低減させている。またインボート47aの図示
上方には油路6に連絡したボート47cが設けられてお
り、スプール412が図示上方に設定されているときは
油路6Dと油路6とを連絡してドレインボート47bは
閉じられ、スプール472が図示下方に設定されている
ときはボート47cは閉じられ、油路47aはドレイン
ボート47bと連絡する。またスプール472が中間に
あ□るときはボート47cおよびドレインボート47b
の開口度合はスプール472の位置により調整される。
これにより油路6oがらの排圧速度のコントロールがト
ルクコンバータ内の降圧を伴わずなめらかに制御でき、
トルクコンバータ内でのキャビテーシジン防止効果が向
上できる。この場合において、油路20のソレノイド圧
はソレノイド弁S3のデユーティfilltfllによ
り脈動するので、上端油室471のインボートに近い部
分に絞りまたはキャパシタなどの比較的強力な油圧振動
減衰装置を入れることが望ましい。また同じくスプール
472の揺動を防止するためロックアツプコントロール
弁470の各インアウトボートに絞りなどの減衰装置を
取付けると良い。
また本実施例ではスプリング476が背設された図示下
端油室477に主に車速に関連して変化する油圧Piの
一例である油路1のライン圧P1を導入し、前記直結ク
ラッチの係合の開始時期および伝達トルク容量の立上り
を車両走行条件に関連させている。これにより車両走行
条件の広い範囲において直結クラッチの係合が最適にコ
ントロールできる。
第1のツレイド弁S1は、絞り「11を介し油路2と連
絡した油路2Gにハイレベルのソレノイド圧(ライン圧
に等しい)を生じせしめ、通電時には油路2Gの圧油を
排出させロウレベルのソレノイド圧を生じる。
第2のソレノイド弁S2は、非通電時には絞りrl2を
介し油路1と連絡した油路1Hにハイレベルのソレノイ
ド圧を生ぜしめ、通電時には油路1Hの圧油を排出させ
ロウレベルのソレノイド圧を生じる。
第3のソレノイド弁S3は、前述の如くデユーティ−制
御され油路2と絞りrloを介して連通した油路2Dに
連絡するロックアツプリレー弁420の図示上端油室4
21およびロックアツプコントロール弁470の図示上
端油室471の油圧を制御する3、前記衣1に電子回路
により制御されるソレノイド弁S1およびS2の通電(
O)、非通電(×)と、シフトレバ−のシフト位置と、
自動変速機の変速状態の関係を示した。
1−2シフト弁520は、図示下方にばね521を背設
したスプール522を備え、ソレノイド弁S2が非通電
(OFF)され油路1Hにハイレベルのソレノイド油圧
が生じているときは図示上端の油室524に該ハイレベ
ルのソレノイド圧が入り、該油圧の印加によりスプール
522は図示下方に設定されて第1速の位置となり、ソ
レノイド弁S2が通電(ON)され油路1Hの圧油が排
圧されてロウレベルのソレノイド圧となったときはスプ
ール522は図示上方に設定されて第2速の位置が得ら
れる。第3.4速においては油路1および2−3シフト
弁530を介して油路1Bと連絡した油路1Cから下端
油室523にライン圧が入り、スプール522はソレノ
イド圧の如何にかかわらず図示上方に固定される。
2−3シフト弁530は、図示下方にはね531を前設
したスプール532を備え、ソレノイド弁$1が通電さ
れており油路2Gがロウレベルのソレノイド圧となって
いるとぎスプール532はばね531の作用で図示上方
に設定されて第1.2速の位置となり、ソレノイド弁S
1が非通電されているときは油路2Gにハイレベルのソ
レノイド圧が生じて油室534に印加されこのソレノイ
ド圧の作用でスプール532は図示下方に設定されて第
3.4速の位置となる。油路4にライン圧が供給された
ときは、下端油室533にライン圧が供給されスプール
532は第1速および第2速がわである図示上方にロッ
クされる。
3−4シフト弁540は、図示下方にばね541を前設
したスプール542を備え、油路1.2−3シフト弁5
30、油路1Bを介して下端油室544にライン圧が供
給されている第1速、第2速のとき、スプール542は
該ライン圧およびばね541の作用でソレノイド圧の如
何にかかわらず図示上方(第3速がね)にロックされ、
ソレノイド弁S2が通電され油路1Hは排圧されロウレ
ベルの油圧となる第2速、第3速は、ばね541の作用
でスプール542は図示上方に設定され、第4速ではソ
レノイド弁S2が非通電され油路1Hにハイレベルのソ
レノイド圧が生じて上端油室543に印加され、このソ
レノイド圧の作用でスプール542は図示下方に設定さ
れる。
カットバック弁460は、図示上方から前設されたスプ
リング461のばね荷重を受け、他方からは油路2Aの
ライン圧を受けて変位するスプール462を有し、油路
2Aにライン圧が供給されると、スプール462は図示
上方に設定されてスロットル圧が発生している油路9と
カットバック圧出力油路9Aとを連通させて該スロット
ル圧をカットバック圧として出力し、スロットル弁50
0のスプール502の図示下端ランド507にカットバ
ック圧を印加させ、油路9に発生しているスロットル圧
をレベルダウンする。このスロットル圧のレベルダウン
により、該スロットル圧を入力油圧とするレギュレータ
弁430ではスプール432が図示上方に変位し、油路
1のライン圧をレベルダウンさせる、いわゆるライン圧
のカットバックがなされる。
第1のアキュームレータコントロール(制御)弁480
は、図示下方にスプール481を有し、図示上方にスプ
ール481に直列され、ばね482を前設し、スプール
側外周部の図示上端をスプール481のプランジャ側外
周部の図示下端を包含するよう(図示下方へ)突出した
筒状部が形成された大径のプランジャ483を有し、ス
プール481は下方より油路1を介して下端油室484
にライン圧を受け、上方よりばね482によるばね荷重
と、絞りr13を介して油路1Mより上端油室485に
印加される出力油圧のフィードバックを受けて変位され
、油路1から供給されたライン圧を調圧し、出力油圧P
1として油路1Hに出力する。
第2のアキュームレータ制御弁490は、図示下方にば
ね491を前設したスプール492を有し、該スプール
492の上端ランド493には絞りr14 何曲穴49
4が形成され、上端油v495と中間油室496を連絡
している。スプール492は、下方よりばね491によ
るばね荷重と、油路9からスプール492の大径の下端
ランド497に印加されるスロットル圧Pthを受け、
上方より油路1Hおよび絞りr14を介して上端ランド
493に印加する出力油圧(アキュームレータコントロ
ール圧Pa)のフィードバックを受けて変位され、油路
1Hから供給された第1のアキュームレータ制御弁の出
力油圧P1を調圧し、アキュームレータコントロール圧
Paとして油路1Qに出力する。
つぎにマニュアル弁510の手動シフトによる油圧制御
11装置の作動を説明する。
マニュアル弁510がNレンジにシフトされているとき
表2に示す如く油路1は油路2〜5のいずれとも連絡せ
ず、表1に示す如く第1および第2のソレノイド弁S1
は通電、S2は非通電されている。
このため1−2シフト弁520.2−3シフト弁530
.3−4シフト弁540のスプールはいずれもばねの作
用で図示上方に位置されている。マニュアル弁510を
介さず油路1に3−4シフト弁540、油路1Fおよび
チェック弁材流化制御弁601を介して直接連絡してい
るクラッチCOのみが係合している。
マニュアル弁510をDレンジにシフトしたとき。
表2に示す如く油路2にライン圧が供給されてクラッチ
C1が係合される。
車両の発進時は表1に示す如くソレノイド弁S1が通電
、ソレノイド弁S2が非通電され1−2シフト弁520
のスプール522は図示下方にあり、ブレーキB1.8
2に連絡する油路3B、2Aは排圧され、ブレーキB3
に連絡する油路5Cにも油圧が供給されてないのでブレ
ーキBl、82、B3は解放され、第1速走行がなされ
る。自動変速時は表1に示す如く車速か予め設定した大
きさになったときコンピュータの出力でソレノイド弁S
2が通電され1−2シフト弁520の油室524に印加
されたソレノイド圧はロウレベルに反転するので、1−
2シフト弁520のスプール522は図示上方に移動し
、油路2.1−2シフト弁520、油路2A、チェック
押付流量制御弁608を経て油圧が供給され、ブレーキ
B2が係合して第2速へのアップシフトが生ずる。
第3速へのアップシフトは車速、スロットル開度などが
所定値に達したときコンピュータの出力でソレノイド弁
S1が非通電され、2−3シフト弁530のスプール5
32は図示下方に移動し、油路1.2−3シフト弁53
0、油路IB、シャツトル弁602、チェック押付流量
制御弁603、油路1Pを経て油圧が供給されてクラッ
チC2が係合し、同時に1−2シフト弁520のスプー
ル522は油路1Cから下端油室523に供給されたラ
イン圧により図示上方(2速がわ)に固定される。
第4速へのアップシフトは上記と同様コンピュータの出
力でソレノイド弁S2が非通電され油路1Hから上端油
室543に供給されていたソレノイド圧がハイレベルに
反転し、3−4シフト弁540のスプール542が図示
下方に移動し、油路1Fが排圧されると共に油路1Pに
油圧が供給され、チェック押付流量制御弁605を介し
て油路1Lに油圧が供給されクラッチCOが解放される
と共にブレーキBOが係合してなされる。
マニュアル弁510がSレンジにあるとき3゜油路2に
加えて油路3にライン圧が供給される。
第1.2.3速は上記Dレンジのときと同様のシフトが
なされるが、油路3、油路1Eを経て3−4シフト弁5
40の下端油室544にライン圧が入りスプール542
は図示上方に固定されるので、第4速へのシフトは生じ
ない。
また第2速においては、前記Dレンジ第2速の如く油路
2から1−2シフト弁520を介して油路2A、2Dに
ライン圧が供給されると共に、油路3から2−3シフト
弁530、油路3A、1−2シフト弁520を介して油
路3Bにもライン圧が供給されるので、油路3Cにライ
ン圧が供給され、常時ブレーキB2およびブレーキB1
の両者が係合する第2速が達成され、Sレンジ第2速は
コースト時にエンジンブレーキが働くと共に伝動トルク
容量が増大する。
またマニュアル弁510がD位置で第4速の走行中に手
動でD−Sシフトを行った場合、前記の如り3−4シフ
ト弁540の下端油室544へのライン圧の導入により
ただちに第3速にダウンシフトがなされ、予定した速度
まで減速した時点でコンピュータの出力がソレノイド弁
S1を通電させ、3−2ダウンシフトを生じさせ、エン
ジンブレーキの効く第2速が得られる。
マニュアル弁510がLレンジにあるとぎ、。
油路2、油路3に加えて油路4にもライン圧が供給され
る。第1.2速は上記Dレンジのときと同様のシフトが
なされるが油路4から2−3シフト弁530の下端油室
533にライン圧が入り、スブ−ル532を図示上方に
固定するので第3速へのシフトは生じない。また第1速
は油路4.2−3シフト弁5301油路4A、ローコー
ストモジュレータ弁5501油路4B、1−2シフト弁
520、油路5Cを経て供給される油圧によりブレーキ
B3を係合させエンジンブレーキが効くようになされて
いる。また第2速ではマニュアル弁510がSレンジに
シフトされているときと同じである。また第3速状態で
走行中しレンジに手動シフトしたときは、前記2−3シ
フト弁530の下端油室533へのライン圧の導入によ
りただちに第2速へダウンシフトがなされ、予定した速
度まで減速した時点でコンピュータの出力がソレノイド
弁S2を通電させ、2−1ダウンシフトを生じさせる。
マニュアル弁510がRレンジにあるとき。
表2に示す如く油路5に油圧が供給され、シャツトル弁
602、チェック弁材流囚制御弁603および油路1P
を介してライン圧が供給されてクラッチC2が係合され
る。またソレノイド弁S1がONされているため2−3
シフト弁530の上端油室534のソレノイド圧はロウ
レベルであり、スプール532は図示上方に設定され、
油路1から油路1Eにライン圧が供給され、3−4シフ
ト弁540の下端油室544にライン圧が供給され、ソ
レノイド弁のON、 OFF如何にかかわらず、スプー
ル542は上方に設定され、油路1より油路1Fにライ
ン圧が供給されてクラッチCOが係合される。また1−
2シフト弁520は、油路1Cを介して下端油室523
にライン圧が供給されているため、ソレノイド弁S2の
ON、叶F如何にかかわらずスプール522は図示上方
に設定され、油路5Cにライン圧が供給されてブレーキ
B3が係合される。
マニュアル弁510がDまたはS1SまたはLの各レン
ジにシフトされ、油路2にライン圧が生じ、且つ1−2
シフト弁520が第2速がわく図示上方)に設定されて
いる場合は、油路2Dにライン圧が生じ、前述の直結ク
ラツヂ制御が行われる。
第4図は本発明の第2実施例を示す。
本実施例では前記第1シリンダs1と第2シリンダS2
との連絡路8を前記底壁部材55の外周スリーブ状部5
5aが嵌合されるトランスミッションケースの内壁13
0Aに形成している。この場合においても連絡路8の形
成はトランスミッションケース130の鋳造時に同時成
型できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例にかかる自動変速機の流体
圧アクチュエータを採用した自動変速機の要部断面図、
第2図はその全体断面図、第3図は第2図に示した自動
変速機を制御する油圧制御装置の油圧回路図、第4図は
本発明の第2実施例にかかる自動変速機の流体圧アクチ
ュエータを採用した自動変速機の要部断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)自動変速機ケース内に設けられた第1シリンダと、
    該第1シリンダ内に摺動自在に嵌め込まれた第1ピスト
    ンと、前記ケース内に嵌め込まれ前記第1シリンダの底
    壁を形成する底壁部材と、前記第1シリンダと軸方向に
    直列して前記ケース内に設けられた第2シリンダと、該
    第2シリンダ内に摺動自在に嵌め込まれた第2ピストン
    と、前記第2ピストンの変位を前記第1ピストンに伝達
    する伝達部材と、前記ケースに設けられた前記第1シリ
    ンダまたは第2シリンダの内いずれか一方のシリンダへ
    の作動流体供給路と、前記底壁部材と前記ケースの嵌合
    壁面に設けられた溝により構成される前記第1シリンダ
    と第2シリンダとの連絡路とからなる自動変速機の流体
    圧アクチュエータ。
JP16737184A 1984-08-09 1984-08-09 自動変速機の流体圧アクチユエ−タ Granted JPS6145148A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16737184A JPS6145148A (ja) 1984-08-09 1984-08-09 自動変速機の流体圧アクチユエ−タ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16737184A JPS6145148A (ja) 1984-08-09 1984-08-09 自動変速機の流体圧アクチユエ−タ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6145148A true JPS6145148A (ja) 1986-03-05
JPH0543908B2 JPH0543908B2 (ja) 1993-07-02

Family

ID=15848470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16737184A Granted JPS6145148A (ja) 1984-08-09 1984-08-09 自動変速機の流体圧アクチユエ−タ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6145148A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3599123B2 (ja) 1994-06-22 2004-12-08 本田技研工業株式会社 トランスミッション用油圧ブレーキ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0543908B2 (ja) 1993-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4270636A (en) Lock-up control system for a torque converter including a timing arrangement
US5439088A (en) Automatic transmission with passages connecting apply and cancel chambers
US4369865A (en) Lock-up control system for a torque converter
US5232418A (en) Hydraulic actuator in automatic transmission
US4748809A (en) Hydraulic servo mechanism of automatic transmission for vehicle
JPS6141065A (ja) 車両用自動変速機の油圧制御装置
JPS6363782B2 (ja)
US4858500A (en) Apparatus for controlling lock-up clutch in automatic transmission system having main transmission and sub-transmission
US4753136A (en) Hydraulic control of transmission
JPS6145148A (ja) 自動変速機の流体圧アクチユエ−タ
JPH057579B2 (ja)
JPS6152461A (ja) 流体伝動装置の直結クラツチ制御装置
JPH0442600Y2 (ja)
JPS6152462A (ja) 直結クラツチ付自動変速機の油圧制御装置
JPS6148650A (ja) 車両用自動変速機の油圧制御装置
JPS6152460A (ja) 流体伝動装置の直結クラツチ制御装置
JPS59166749A (ja) 車両用多段自動変速機およびその油圧制御装置
JPS6145147A (ja) 車両用自動変速機の油圧制御装置
JPH0327788B2 (ja)
JPH048663B2 (ja)
JPS6145154A (ja) 油圧バルブボデイ
JP2798264B2 (ja) 弁スリーブ構造
JPS61167753A (ja) 車両用変速機の油圧制御装置
JPS6141060A (ja) 車両用自動変速機の油圧制御装置
JPH0337661B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term