JPS61251915A - 移動体制御方式 - Google Patents
移動体制御方式Info
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- JPS61251915A JPS61251915A JP9291285A JP9291285A JPS61251915A JP S61251915 A JPS61251915 A JP S61251915A JP 9291285 A JP9291285 A JP 9291285A JP 9291285 A JP9291285 A JP 9291285A JP S61251915 A JPS61251915 A JP S61251915A
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Landscapes
- Feedback Control In General (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Manipulator (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔目次〕
概要
産業上の利用分野
従来の技術
発明が解決しようとする問題点
問題点を解決するための手段(第1図)作用
実施例
(al第1の発明の一実施例の説明
(第2図、第3図、第4図)
(bl第1の発明の他の実施例の説明
(第5図、第6図)
(C1第2の発明の一実施例の説明(第7図)(d)第
2の発明の他の実施例の説明(第8図)(e+本発明の
詳細な説明(第9図) ffl別の実施例の説明(第10図) 発明の効果 〔概要〕 移動体を駆動する駆動手段を移動指令と力指令に基いて
制御する移動体制御方式において、制御対象の偏差空間
のモデルとして構成された状態観測手段を含み、該制御
対象の偏差と該状態観測手段の偏差との合成を状態観測
手段にフィードバックし、且つ状態観測手段の状態量に
基いて駆動手段を制御することにより、高速且つ円滑な
移動・力制御を可能とするものである。
2の発明の他の実施例の説明(第8図)(e+本発明の
詳細な説明(第9図) ffl別の実施例の説明(第10図) 発明の効果 〔概要〕 移動体を駆動する駆動手段を移動指令と力指令に基いて
制御する移動体制御方式において、制御対象の偏差空間
のモデルとして構成された状態観測手段を含み、該制御
対象の偏差と該状態観測手段の偏差との合成を状態観測
手段にフィードバックし、且つ状態観測手段の状態量に
基いて駆動手段を制御することにより、高速且つ円滑な
移動・力制御を可能とするものである。
本発明は、ロホソト等の移動体を移動指令と力指令とに
よって制御するための移動体制御方式に関し、特に系の
状態観測を行って制御する移動体制御方式に関する。
よって制御するための移動体制御方式に関し、特に系の
状態観測を行って制御する移動体制御方式に関する。
近年、人間の行っている作業を自動化するためロボット
が開発され、更にロボットを人間の手や腕と同等な働き
に制御する技術の開発努力がなされている。
が開発され、更にロボットを人間の手や腕と同等な働き
に制御する技術の開発努力がなされている。
ロボットに人間の手や腕と同様な働きを行なわせること
ができれば、それだり高度な作業が出来、極めて便利で
ある。
ができれば、それだり高度な作業が出来、極めて便利で
ある。
一般にロボットの制御はアクチュエータ(アーム)の位
置制御又は速度制御の移動制御が基本であり、アームの
先端の作業用ハンドを指令位置に位置決めして作業を行
なわせている。
置制御又は速度制御の移動制御が基本であり、アームの
先端の作業用ハンドを指令位置に位置決めして作業を行
なわせている。
このよ・シな位置又は速度の制御のみでは、柔軟性に欠
けるため、人間の腕、手と同等の働きを行なわせること
は不十分であり、他の物体から影響を受ける作業には適
応性がない。このためアクチュエータの出す力(又は外
からの反力)を検出して、アクチュエータを制御する必
要がある。
けるため、人間の腕、手と同等の働きを行なわせること
は不十分であり、他の物体から影響を受ける作業には適
応性がない。このためアクチュエータの出す力(又は外
からの反力)を検出して、アクチュエータを制御する必
要がある。
力を制御するものとして、従来は位置制御用のアクチュ
エータに一定の剛性を持たせ、仮想的に目標値を先にお
き、仮想目標値と現在値との間に一定の偏差を持たせる
事により、力を出力する方法が知られている。
エータに一定の剛性を持たせ、仮想的に目標値を先にお
き、仮想目標値と現在値との間に一定の偏差を持たせる
事により、力を出力する方法が知られている。
又、ロボット自体に力検知機能がついているものでは、
検知した力を偏差に換算して、仮想目標値から引く等の
方法がとられる。
検知した力を偏差に換算して、仮想目標値から引く等の
方法がとられる。
一方、人間の腕、手は、位置決め等の移動機能の他に、
必要な力制御機能及び触覚機能を有しているから、これ
ら機能をロポ7)に持たせ、作業に応じて適時これら機
能を働かせる必要がある。
必要な力制御機能及び触覚機能を有しているから、これ
ら機能をロポ7)に持たせ、作業に応じて適時これら機
能を働かせる必要がある。
例えば、2つの部材をはめ合せるには、固定位置にある
一方の部材に対し他方の部材をロボットにより位置決め
し、更に触覚機能によって正確に位置合せした後、所定
の押し付は力ではめ合せを行なう。
一方の部材に対し他方の部材をロボットにより位置決め
し、更に触覚機能によって正確に位置合せした後、所定
の押し付は力ではめ合せを行なう。
このような作業を行なうには、位置決め時と、位置合せ
時と、はめ合せ時とではアクチュエータの制御態様を変
更する必要がある。
時と、はめ合せ時とではアクチュエータの制御態様を変
更する必要がある。
しかしながら、従来の方法では、力が剛性にと位置偏差
との積で与えられるので、剛性が大きいとわずかの偏差
でも大きな力が発生してしまい、剛性はあまり大きくで
きない。一方、剛性が小さいと振動し易く、高速で駆動
できない。また、重力等の外乱に弱く、位置決め精度が
悪くなる。したがって、従来の方法では位置−力併用制
御の取り扱いが複雑であり、きめ細かな位置・力制御が
できないという問題があった。
との積で与えられるので、剛性が大きいとわずかの偏差
でも大きな力が発生してしまい、剛性はあまり大きくで
きない。一方、剛性が小さいと振動し易く、高速で駆動
できない。また、重力等の外乱に弱く、位置決め精度が
悪くなる。したがって、従来の方法では位置−力併用制
御の取り扱いが複雑であり、きめ細かな位置・力制御が
できないという問題があった。
このため、本発明者等は、位置及び力をきめ細かに制御
できる制御方式を特許出願昭51−109980号(昭
和59年5月30日出1)1)によって提案した。
できる制御方式を特許出願昭51−109980号(昭
和59年5月30日出1)1)によって提案した。
既提案の内容は、アクチュエータに付与されている力を
検出手段によって検出し、指令力との差を得て力制御を
行ないうるようにするとともに検出手段からの現在位置
と指令位置との差を得て位置制御を可能とするとともに
、これらに所定の重みを付した和を基本制御量としてア
クチュエータを制御するものである。
検出手段によって検出し、指令力との差を得て力制御を
行ないうるようにするとともに検出手段からの現在位置
と指令位置との差を得て位置制御を可能とするとともに
、これらに所定の重みを付した和を基本制御量としてア
クチュエータを制御するものである。
既提案の内容を第1)図によって説明する。
図中、1は多関節型5軸ロボツトであり、先端にハンド
1aと、ハンド1aを動作させるアームlb、lc、I
d、Ieと、ヘース1fを有しており、ハンド1a、ア
ームlb、lc、1d、1eがアクチュエータによって
回動して、ハンド1aを移動するもの、21.22は各
アクチュエータの位置検出器であり、力と位置の検出器
の一部を構成するもの、3は信号処理回路であり、位置
検出器22の検出位置X及び両検出器21.22の検出
出力の差である検出力fを出力するもの、4は計算機で
あり、検出位置X及び検出力fとからロボットの動作状
態を監視するとともに、目標指令位置xo、目標指令力
fo及び第1、第2の重みa、bを出力するもの、5は
制御装置(第2の制御手段)であり、各アクチュエータ
の駆動源(モータ)の駆動電流iを、指令位置xo、指
令力fO1第1、第2の重みa、b及び現在位置X、検
出力fによって次式のyが零となる様に制御するもので
ある。
1aと、ハンド1aを動作させるアームlb、lc、I
d、Ieと、ヘース1fを有しており、ハンド1a、ア
ームlb、lc、1d、1eがアクチュエータによって
回動して、ハンド1aを移動するもの、21.22は各
アクチュエータの位置検出器であり、力と位置の検出器
の一部を構成するもの、3は信号処理回路であり、位置
検出器22の検出位置X及び両検出器21.22の検出
出力の差である検出力fを出力するもの、4は計算機で
あり、検出位置X及び検出力fとからロボットの動作状
態を監視するとともに、目標指令位置xo、目標指令力
fo及び第1、第2の重みa、bを出力するもの、5は
制御装置(第2の制御手段)であり、各アクチュエータ
の駆動源(モータ)の駆動電流iを、指令位置xo、指
令力fO1第1、第2の重みa、b及び現在位置X、検
出力fによって次式のyが零となる様に制御するもので
ある。
ye=a・Δx+b・Δf −−−−一−−(1
)但し、 Δx = x O−x −−−−−−(
2)Δf = f o−f −−−−(
31係る既提案の方式では、力を指令として与えている
ので、位置及び力の制御がきめ細かにでき、しかも位置
偏差と力偏差の合成(和)を制御量としているから、同
一駆動系で実現でき、好都合である。
)但し、 Δx = x O−x −−−−−−(
2)Δf = f o−f −−−−(
31係る既提案の方式では、力を指令として与えている
ので、位置及び力の制御がきめ細かにでき、しかも位置
偏差と力偏差の合成(和)を制御量としているから、同
一駆動系で実現でき、好都合である。
ところで、第(1)式の条件を満たず、位置X(角度θ
)と力(トルク)fは無数にあり、現実には第(1)式
の条件を満たす定常解は外的条件によって5恵に決定さ
れる。
)と力(トルク)fは無数にあり、現実には第(1)式
の条件を満たす定常解は外的条件によって5恵に決定さ
れる。
例えば、第12図に示すようにx−xo (−4)の
位置でf=fo (=1>の力で押すように指令した
としても、例えばx−xs (=2)の所に物体BD
があれば、ロボット1はx=xs (2)の位置でf
・=fs(=3)の力で押すように動作することになり
、物体BDという外的要因に適応した制御が可能となり
、物体BDが動く場合も同様である。
位置でf=fo (=1>の力で押すように指令した
としても、例えばx−xs (=2)の所に物体BD
があれば、ロボット1はx=xs (2)の位置でf
・=fs(=3)の力で押すように動作することになり
、物体BDという外的要因に適応した制御が可能となり
、物体BDが動く場合も同様である。
このような外的要因によって適合した位置と力の制御が
できるということが既提案のポイントであるが、制御量
yは実際には、第fl1式を変形して、となり、指令位
置xo、指令力roによる指令値yoと、現在位置X、
現在力fによる現在値yとの偏差yeである。
できるということが既提案のポイントであるが、制御量
yは実際には、第fl1式を変形して、となり、指令位
置xo、指令力roによる指令値yoと、現在位置X、
現在力fによる現在値yとの偏差yeである。
この偏差yeを零とするのに、古典的制御理論で実現す
ると、単なる出力フィードバック7においては、外乱に
よる影響を整定するのに時間がかかり、追従周波数も低
くなり、円滑で高速な動作が困難である。(また、補償
回路を付加して特性を改善することも考えられるが、古
典制御理論に基づく設針は一般に試行錯誤的に行われる
ので、制御系の次数が3次以上になると急激に困難にな
ってくる。今の場合、制御系の次数が4次(第一の発明
)ないし5次(第二の発明)なので、制御系の特性の改
善には多大の労力を要し、大幅な特性改善は困難である
。) 従って、本発明は、現代制御理論を適用して円滑且つ高
速な移動体制御を実現しうる移動体制御方式を提供する
ことを目的とする。
ると、単なる出力フィードバック7においては、外乱に
よる影響を整定するのに時間がかかり、追従周波数も低
くなり、円滑で高速な動作が困難である。(また、補償
回路を付加して特性を改善することも考えられるが、古
典制御理論に基づく設針は一般に試行錯誤的に行われる
ので、制御系の次数が3次以上になると急激に困難にな
ってくる。今の場合、制御系の次数が4次(第一の発明
)ないし5次(第二の発明)なので、制御系の特性の改
善には多大の労力を要し、大幅な特性改善は困難である
。) 従って、本発明は、現代制御理論を適用して円滑且つ高
速な移動体制御を実現しうる移動体制御方式を提供する
ことを目的とする。
第1図は本発明の原理説明図であり、第1図(A)は第
1の発明の原理説明図、第1図(B)は第2の発明の原
理説明図である。
1の発明の原理説明図、第1図(B)は第2の発明の原
理説明図である。
第1図(A)中、6ば制御対象であり、具体的には負荷
である移動体(ロボットのアーム等)を駆動するアクチ
ュエータ(駆動手段)と、アクチュエータの状態を検出
する検出器21.22 (第1)図)等を含み、アクチ
ュエータに与えられる駆動電流iによって動作し、現在
値yを出力するもの、6aは偏差手段であり、現在値y
と指令値yoとの偏差yeを得るもの、7は状態観測手
段(以下オブザーバと称す)であり、制御対象6と同−
の偏差空間でのモデルを回路的に又はソフトウェアで構
成したものであり、8は合成手段であり、偏差手段6a
の実偏差yeとオブザーバ7からの推定偏差yeとを合
成するもの、9aは第1のゲイン手段であり、合成手段
の合成出力にオブザーバゲインGを付与してオブザーバ
7へフィードバンクするもの、9bは第2のゲイン手段
であり、オブザーバ7の観測状態量にフィードバンクゲ
インFを付与して、制御電流ieを作成し、オブザーバ
7の入力とするもの、10は合成手段であり、定常電流
isと制御電流ieとを合成して駆動電流iを作成する
ものである。尚、この場合定常電流は移動体を空間内に
移動させるための加速電流ioと定常的な力を発生する
ための電流ifより成り、加速電流iは計算機4より与
えられ、移動終了後は零となる(以下の!lI論は10
=0としても成り立つ)。
である移動体(ロボットのアーム等)を駆動するアクチ
ュエータ(駆動手段)と、アクチュエータの状態を検出
する検出器21.22 (第1)図)等を含み、アクチ
ュエータに与えられる駆動電流iによって動作し、現在
値yを出力するもの、6aは偏差手段であり、現在値y
と指令値yoとの偏差yeを得るもの、7は状態観測手
段(以下オブザーバと称す)であり、制御対象6と同−
の偏差空間でのモデルを回路的に又はソフトウェアで構
成したものであり、8は合成手段であり、偏差手段6a
の実偏差yeとオブザーバ7からの推定偏差yeとを合
成するもの、9aは第1のゲイン手段であり、合成手段
の合成出力にオブザーバゲインGを付与してオブザーバ
7へフィードバンクするもの、9bは第2のゲイン手段
であり、オブザーバ7の観測状態量にフィードバンクゲ
インFを付与して、制御電流ieを作成し、オブザーバ
7の入力とするもの、10は合成手段であり、定常電流
isと制御電流ieとを合成して駆動電流iを作成する
ものである。尚、この場合定常電流は移動体を空間内に
移動させるための加速電流ioと定常的な力を発生する
ための電流ifより成り、加速電流iは計算機4より与
えられ、移動終了後は零となる(以下の!lI論は10
=0としても成り立つ)。
即ち、第1図(A)の第1の発明では、オブザーバ7が
設けられ、オブザーバ7によって制御対象6と同一の動
作を偏差空間において実行して、制御対象6を観測しく
制御対象6の動作をシュミレートし)、その状態量によ
って制御対象6の駆動制御を行うものである。
設けられ、オブザーバ7によって制御対象6と同一の動
作を偏差空間において実行して、制御対象6を観測しく
制御対象6の動作をシュミレートし)、その状態量によ
って制御対象6の駆動制御を行うものである。
次に、第1図(B)中、第1図(A)で示したものと同
一のものは同一の記号で示してあり、1)は積分手段で
あり、実偏差yeを積分するもの、12は合成手段であ
り、積分された実偏差と、第2のゲイン手段9bの出力
との合成により制御電流ieを作成するものである。
一のものは同一の記号で示してあり、1)は積分手段で
あり、実偏差yeを積分するもの、12は合成手段であ
り、積分された実偏差と、第2のゲイン手段9bの出力
との合成により制御電流ieを作成するものである。
即ち、第2の発明では、第1の発明に加えて、実偏差y
eの積分量とオブザーバの状態量とによって制御対象6
の駆動制御を行なうものである。
eの積分量とオブザーバの状態量とによって制御対象6
の駆動制御を行なうものである。
本発明においては、現代制御理論として知られているオ
ブザーバを用いている。この現代制御理論ではフィード
ハックすべき量が基準値からの偏差で与えられるとき、
与えられた評価関数に対して最適なフィードバンクゲイ
ンFを一意に定めることができ、そのゲインが最適ゲイ
ンであるという保証もある。
ブザーバを用いている。この現代制御理論ではフィード
ハックすべき量が基準値からの偏差で与えられるとき、
与えられた評価関数に対して最適なフィードバンクゲイ
ンFを一意に定めることができ、そのゲインが最適ゲイ
ンであるという保証もある。
しかし、本発明の系の如く、指令値が移動指令と力指令
との2つであり、しかも実際の指令値はyというこれら
の合成出力であるから、位置と力の指令値と基準値は必
ずしも一致せず、基準値からの偏差量が得られないため
、フィードバックゲインを求めるのに現代制御理論が適
用できない。
との2つであり、しかも実際の指令値はyというこれら
の合成出力であるから、位置と力の指令値と基準値は必
ずしも一致せず、基準値からの偏差量が得られないため
、フィードバックゲインを求めるのに現代制御理論が適
用できない。
特に系の次数が高次であるので、安定なゲインは求める
ことは難しく、仮にゲインが求まってもそれが最適であ
るという保証もない。
ことは難しく、仮にゲインが求まってもそれが最適であ
るという保証もない。
そこで本発明では、オブザーバに制御電流ieを入力し
、実際の系の偏差yeとオブザーバ7の推定偏差↑eと
をオブザーバ7にフィードバックすることによってオブ
ザーバ7が常に偏差空間で実際の系を再現できるように
している。オブザーバ7では容易に系の状態量(例えば
、アクチュエータの速度、位置、負荷の速度、位置)を
観測できるから、オブザーバ7の状態量(偏差量)を用
いてフィートハックすれば、安定に高速な動作が可能と
なる。尚、オブザーバゲインGはフィードバンクゲイン
Fと同様に、与えられた評価関数に対して一意に定める
ことができる。
、実際の系の偏差yeとオブザーバ7の推定偏差↑eと
をオブザーバ7にフィードバックすることによってオブ
ザーバ7が常に偏差空間で実際の系を再現できるように
している。オブザーバ7では容易に系の状態量(例えば
、アクチュエータの速度、位置、負荷の速度、位置)を
観測できるから、オブザーバ7の状態量(偏差量)を用
いてフィートハックすれば、安定に高速な動作が可能と
なる。尚、オブザーバゲインGはフィードバンクゲイン
Fと同様に、与えられた評価関数に対して一意に定める
ことができる。
又、第2の発明においては、実偏差yeの積分量もフィ
ードバンクして、アクチュエータの摩擦等の外乱に対し
ても安定に動作することができる。
ードバンクして、アクチュエータの摩擦等の外乱に対し
ても安定に動作することができる。
(al第1の発明の一実施例の説明
第2図は第1の発明の一実施例構成図、第3図は制御対
象の解析モデル図、第4図はオブザーバのモデル構成図
である。
象の解析モデル図、第4図はオブザーバのモデル構成図
である。
図中、第1図及び第1)図で示したものと同一のものは
同一の記号で示してあり、13は極性反転部であり、第
2のゲイン手段9bからの出力を反転して制御電流ie
を得るもの、14は差分部であり、現在力fとオブザー
バ7での推定偏差力feとの差をとるもの、15は乗算
部であり、差分部14の差(f−fe)を1/kT倍し
て定常的な力を発生させるための電流!fを作成するも
の、20はモータ(アクチュエータ)であり、ア−ム1
a〜10等の負荷を駆動するもの、32は差回路であり
、モータ20の回転角(位置)θ1と負荷の回転角θ2
との差をとり、乗算部32aでに倍して実側力(現在力
) fを作成するもの、50は差回路であり、(イ1号
処理回路3の)差回路32からの検出力fと計算機(4
の出カバソファ40)からの指令力fOとの差Δfを求
めるもの(前述の第(3)式を実行するもの)、51は
乗算回路であり、差回路50の差(エラー)Δfと計算
機(4の出カバソファ42)からの重みbを乗算して出
力b・Δfを発するもの、52は差回路であり、(信号
処理回路3の第20カウンタ31の計数位置)現在位置
θ2と計算機(4の出カバソファ41)からの指令位置
θ20との差Δθを求めるもの(第(2)式を実行する
もの)、53は乗算回路であり、差回路52の差(エラ
ー)Δθと計算機(4の出カバソファ43)からの重み
aとを乗算して出力a・Δθを発するもの、54は和回
路であり、2つの乗算回路51.53の出力b・Δf、
a・Δθを第(1)式に従って加算し、制御量yeを出
力するものである。オブザーバ7において、M1〜M1
2は各々乗算器であり、各々入力をブロック内に付した
係数を乗じて出力するもの、A1〜A7は各々演算器で
あり、各々2つの入力を極性に応じて加算又は減算して
出力するもの、■T1〜rT4は各々積分器であり、入
力を積分して出力するもの、D1〜D4は差分器であり
、2つの入力の差分を出力するものである。90〜93
は乗算器であり、合成手段8の合成出力、即ち(?e−
ye)にブロック内で示されたオブザーバゲイン01〜
G4を乗じて、オブザーバ7の各差分器D1〜D4に入
力するもの、94〜97は乗算器であり、オブザーバ7
の各積分器IT1〜IT4の出力にフィードバンクゲイ
ンF1〜F4を乗じるもの、982〜98cは加算器で
あり、各乗算器94〜97の出力を加算して制御電流i
eを得るものである。
同一の記号で示してあり、13は極性反転部であり、第
2のゲイン手段9bからの出力を反転して制御電流ie
を得るもの、14は差分部であり、現在力fとオブザー
バ7での推定偏差力feとの差をとるもの、15は乗算
部であり、差分部14の差(f−fe)を1/kT倍し
て定常的な力を発生させるための電流!fを作成するも
の、20はモータ(アクチュエータ)であり、ア−ム1
a〜10等の負荷を駆動するもの、32は差回路であり
、モータ20の回転角(位置)θ1と負荷の回転角θ2
との差をとり、乗算部32aでに倍して実側力(現在力
) fを作成するもの、50は差回路であり、(イ1号
処理回路3の)差回路32からの検出力fと計算機(4
の出カバソファ40)からの指令力fOとの差Δfを求
めるもの(前述の第(3)式を実行するもの)、51は
乗算回路であり、差回路50の差(エラー)Δfと計算
機(4の出カバソファ42)からの重みbを乗算して出
力b・Δfを発するもの、52は差回路であり、(信号
処理回路3の第20カウンタ31の計数位置)現在位置
θ2と計算機(4の出カバソファ41)からの指令位置
θ20との差Δθを求めるもの(第(2)式を実行する
もの)、53は乗算回路であり、差回路52の差(エラ
ー)Δθと計算機(4の出カバソファ43)からの重み
aとを乗算して出力a・Δθを発するもの、54は和回
路であり、2つの乗算回路51.53の出力b・Δf、
a・Δθを第(1)式に従って加算し、制御量yeを出
力するものである。オブザーバ7において、M1〜M1
2は各々乗算器であり、各々入力をブロック内に付した
係数を乗じて出力するもの、A1〜A7は各々演算器で
あり、各々2つの入力を極性に応じて加算又は減算して
出力するもの、■T1〜rT4は各々積分器であり、入
力を積分して出力するもの、D1〜D4は差分器であり
、2つの入力の差分を出力するものである。90〜93
は乗算器であり、合成手段8の合成出力、即ち(?e−
ye)にブロック内で示されたオブザーバゲイン01〜
G4を乗じて、オブザーバ7の各差分器D1〜D4に入
力するもの、94〜97は乗算器であり、オブザーバ7
の各積分器IT1〜IT4の出力にフィードバンクゲイ
ンF1〜F4を乗じるもの、982〜98cは加算器で
あり、各乗算器94〜97の出力を加算して制御電流i
eを得るものである。
先づ、オブザーバ7の構成について、第3図の制御対象
の解析モデル図及び第4図のオブザーバのモデル構成図
によって説明する。
の解析モデル図及び第4図のオブザーバのモデル構成図
によって説明する。
第3図に示した解析モデルでは、モータ20の出力軸に
負荷1が直結されていて、負荷1と負荷2とは捩り剛性
にのばねで結合され゛ている。
負荷1が直結されていて、負荷1と負荷2とは捩り剛性
にのばねで結合され゛ている。
この時、運動方程式は次のようになる。
J1θ+ +D+ f)1+K (θl−θ2)=kT
i−・−(5) J21)2+D2θ2+K(θ2−〇+)=f’−−−
−−−−(6ま ただし、 Jl:負荷1の慣性能率(モータの慣性能率)Dl:負
荷1に働く減衰力 θ1:負荷1の回転角 (モータ例のエンコーダ21で検出) 。
i−・−(5) J21)2+D2θ2+K(θ2−〇+)=f’−−−
−−−−(6ま ただし、 Jl:負荷1の慣性能率(モータの慣性能率)Dl:負
荷1に働く減衰力 θ1:負荷1の回転角 (モータ例のエンコーダ21で検出) 。
J2;負荷2の慣性能率(負荷の慣性能率)D2:負荷
2に働く減衰力 θ2:負riI2の回転角(負荷側の慣性能率)kT:
モータ20のトルク定数 t:モータ20に流す電流 kTi:モータ20の出力トルク f′:負荷2の外力(自重、反力) である。
2に働く減衰力 θ2:負riI2の回転角(負荷側の慣性能率)kT:
モータ20のトルク定数 t:モータ20に流す電流 kTi:モータ20の出力トルク f′:負荷2の外力(自重、反力) である。
負荷1から負荷2に伝えられる力fは次のように表わせ
る。
る。
f=K(θ1−θ2 ) −−−−
−(7)ここで、モデル1の出力として次式で表わされ
る位置θ2と力fとの線形和yをとる。
−(7)ここで、モデル1の出力として次式で表わされ
る位置θ2と力fとの線形和yをとる。
、−3θ2 + b f −−−
−−181出力yの目標値yoはyと同様に、位置θ2
の目標値(指令値)θ2oと力fの目標値(指令値)f
oとの線形和で表わされるものとする。
−−181出力yの目標値yoはyと同様に、位置θ2
の目標値(指令値)θ2oと力fの目標値(指令値)f
oとの線形和で表わされるものとする。
yo−aθ20 +b f o −−−
−−−(91第(5)式、第(6)式を、t<Qでθl
−θ1−θ2−θz=1=0としてラプラス変換すると
、(Jl sz+DB S+K) θ1(S)= k
T I fsl +にθ2 fsl −−−−−−(
10)(J2 S2+D2 S +K) θ2(S)−
にθ+ (s) 十f ’ +51 −−−− (1
))となる。ここで、 とおくと、第(10)式及び第(1))式は、θ+ f
sl−G+ (s)(kT Ifsl+にG2 (sl
) −・−(13)G2 (Sl=G2 fsl (k
θ自sl + f ’ (sl) −−−−−−−(1
4)となる。
−−−(91第(5)式、第(6)式を、t<Qでθl
−θ1−θ2−θz=1=0としてラプラス変換すると
、(Jl sz+DB S+K) θ1(S)= k
T I fsl +にθ2 fsl −−−−−−(
10)(J2 S2+D2 S +K) θ2(S)−
にθ+ (s) 十f ’ +51 −−−− (1
))となる。ここで、 とおくと、第(10)式及び第(1))式は、θ+ f
sl−G+ (s)(kT Ifsl+にG2 (sl
) −・−(13)G2 (Sl=G2 fsl (k
θ自sl + f ’ (sl) −−−−−−−(1
4)となる。
一方、第(8)式を、t<Qでy=0として、ラプラス
変換すると、 yts+=a・G2 (sl +b −f (sl
−−−−−−−(15)となる。
変換すると、 yts+=a・G2 (sl +b −f (sl
−−−−−−−(15)となる。
従って、第(13)弐〜第(15)式をブロック図で示
すと、第4図(A)の如くなる。即ち、制御対象6は、
I (S)を入力とし、yTSIを出力とする第4図(
A)のブロック図でモデル化できる。
すと、第4図(A)の如くなる。即ち、制御対象6は、
I (S)を入力とし、yTSIを出力とする第4図(
A)のブロック図でモデル化できる。
この第4図(A)のラプラス変換上のブロック図を時間
軸上のブロック図で示すと、第4図(B)の如くなり、
従って、制御対象6は、乗算器M1−M12、演算器A
1〜A7、積分器ITI〜IT4で構成でき、制御対象
6における状態量(モータ20の角速度ω1、回転角θ
l、負荷の角速度ω2、回転角θ2、力f、出力y)を
観測できる。
軸上のブロック図で示すと、第4図(B)の如くなり、
従って、制御対象6は、乗算器M1−M12、演算器A
1〜A7、積分器ITI〜IT4で構成でき、制御対象
6における状態量(モータ20の角速度ω1、回転角θ
l、負荷の角速度ω2、回転角θ2、力f、出力y)を
観測できる。
ところで出力yを安定且つ高速に指令値に追従させるに
は、第4図の各状態量(G1、G1、G2、G2)をフ
ィードバックすればよい。
は、第4図の各状態量(G1、G1、G2、G2)をフ
ィードバックすればよい。
しかしながら、係るフィードハック量は定常解からの偏
差であることを必要とし、本発明では2つの指令値が与
えられることから係る定常解は必ずしも固定されたもの
でなく、運動方程式と外的条件を満たず理想的な値であ
る。
差であることを必要とし、本発明では2つの指令値が与
えられることから係る定常解は必ずしも固定されたもの
でなく、運動方程式と外的条件を満たず理想的な値であ
る。
このため、このままではオブザーバからは定常解が不明
のため偏差をフィードバックできない。
のため偏差をフィードバックできない。
これを解決するためにオブザーバ7を第2図の如く偏差
空間で実際の系を再現させるようにして、偏差状態量を
得ることができるようにしている。
空間で実際の系を再現させるようにして、偏差状態量を
得ることができるようにしている。
即ち、定常解を知らなくてもフィードバックすべき偏差
量を得ることができるようにしている。
量を得ることができるようにしている。
このオブザーバ7を偏差空間で再現させるためC
に、オブザーバに制御電流ieを入力し、実際の系6と
オブザーバ7の偏差出力の差(9e−ye)を合成手段
8でとり、それをオブザーバ7にフィードハックすれば
、オブザーバ7は常に偏差空間で実際の系を再現するこ
とができる。
オブザーバ7の偏差出力の差(9e−ye)を合成手段
8でとり、それをオブザーバ7にフィードハックすれば
、オブザーバ7は常に偏差空間で実際の系を再現するこ
とができる。
この時、モータ20には、各状態のフィードバンクより
求まるフィードバック電流ieに、定常的な力fsを発
生させるための電流ifを付加したものを印加するもの
とする。
求まるフィードバック電流ieに、定常的な力fsを発
生させるための電流ifを付加したものを印加するもの
とする。
kTif=fs
オブザーバ7では、定常値からの偏差量1e、θ1e、
ω2e、θ2eは観測でき、この状態量を用いてフィー
ドバックを行えば、安定に高速な動作可能である。
ω2e、θ2eは観測でき、この状態量を用いてフィー
ドバックを行えば、安定に高速な動作可能である。
具体的には、(↑e−y)にオブザーバゲインG1.、
G2、G3、G4を乗算器90〜93で乗算し、オブザ
ーバ7の各差分器D1〜D4に入力することによって差
分をとり、偏差空間で動作させ、これによって差分器D
1〜D4の後段の積分器ITI〜IT4より偏差状態量
、即ち、偏差角速度ω1e、ω2ez偏差回転角θle
s θ2eを観測させることができる。
G2、G3、G4を乗算器90〜93で乗算し、オブザ
ーバ7の各差分器D1〜D4に入力することによって差
分をとり、偏差空間で動作させ、これによって差分器D
1〜D4の後段の積分器ITI〜IT4より偏差状態量
、即ち、偏差角速度ω1e、ω2ez偏差回転角θle
s θ2eを観測させることができる。
この観測された偏差状態量Q、e、ω2e、θIe−=
θ2eを第2のゲイン手段9bの乗算器94〜97で
フィードバンクゲインFl−F4を乗じ、加算器98a
〜98cで各乗算器94〜97の出力を加算することに
よって制御電流ieが得られる。
θ2eを第2のゲイン手段9bの乗算器94〜97で
フィードバンクゲインFl−F4を乗じ、加算器98a
〜98cで各乗算器94〜97の出力を加算することに
よって制御電流ieが得られる。
これを反転部13で極性反転し、オブザーバ7の入力と
するとともに合成手段(加算器)10で定常電流is
口1)+ifとの金相)との差をとってモータ20の
駆動電流lを得てモータ20へ与える。
するとともに合成手段(加算器)10で定常電流is
口1)+ifとの金相)との差をとってモータ20の
駆動電流lを得てモータ20へ与える。
この時、定常的な力を発生させるための電流ifは、第
(7)式で示した、モータ20と負荷2の回転角θ1、
G2の差にに倍した実測力fと、オブザーバ7の偏差空
間での推定力feとの差を差分部14でとり、乗算部1
5で1/kT倍して得られる。
(7)式で示した、モータ20と負荷2の回転角θ1、
G2の差にに倍した実測力fと、オブザーバ7の偏差空
間での推定力feとの差を差分部14でとり、乗算部1
5で1/kT倍して得られる。
前述の第4図では、外力f′がオブザーバに入力されて
いるが、偏差空間ではf ’ e=Qとみなすことがで
きるから、第2図の偏差空間で動作するオブザーバ7に
おいては、考慮しなくてよい。
いるが、偏差空間ではf ’ e=Qとみなすことがで
きるから、第2図の偏差空間で動作するオブザーバ7に
おいては、考慮しなくてよい。
このようにして、オブザーバ7は制御対象6の偏差空間
での動作を再現しているから、定常解が不明であっても
、定常解からの状態偏差をフィードバンクでき、従って
現代制御理論に従う多変数制御が可能となり、高速動作
しても振動が生じることもなく且つ円滑に定常解に向っ
て動作が可能となり、高速追従性の実現及び外的振動の
影響を小とし、振動を抑制し、滑らかな動作を実現でき
る。
での動作を再現しているから、定常解が不明であっても
、定常解からの状態偏差をフィードバンクでき、従って
現代制御理論に従う多変数制御が可能となり、高速動作
しても振動が生じることもなく且つ円滑に定常解に向っ
て動作が可能となり、高速追従性の実現及び外的振動の
影響を小とし、振動を抑制し、滑らかな動作を実現でき
る。
fbl第1の発明の他の実施例の説明
第5図は第1の発明の他の実施例の構成図、第6図は第
5図におけるオブザーバの説明図であり、図中、第2図
及び第4図と同一のものは同一の記号で示しである。
5図におけるオブザーバの説明図であり、図中、第2図
及び第4図と同一のものは同一の記号で示しである。
第2の実施例では、現代制御理論を適用する前に、実測
力fに応じて電流ifをモータに流すようにしている。
力fに応じて電流ifをモータに流すようにしている。
このように修正を加えた制御対象6ば第6図(A>の如
(、第4図(B)と同様モデル化される。
(、第4図(B)と同様モデル化される。
この時、定常電流isとしては、位置を移動させるため
の加速電流ioのみを考えればよく、移動完了後は1s
=io=0となる。即ち、移動完了後は1o=oとなる
ものとする。
の加速電流ioのみを考えればよく、移動完了後は1s
=io=0となる。即ち、移動完了後は1o=oとなる
ものとする。
この第6図(A)の運動方程式は、第(5)式、第(6
)式と同様にして。
)式と同様にして。
J 1 θ ++D 皿 θ 1 + K (θ 1
− θ 2 )= k T (i o + if )
−−−−−−−(16)J2θ2+D2θ2十K(θ2
−θ+)−f’−一〜−−(17) となる。
− θ 2 )= k T (i o + if )
−−−−−−−(16)J2θ2+D2θ2十K(θ2
−θ+)−f’−一〜−−(17) となる。
ここで、
kTif=f=K(θ] −θ2 ) −−−−−
−−(18)であるから、第(16)式は、 J1θl+D+θ+ = k T i o −−−
−(19)となる。
−−(18)であるから、第(16)式は、 J1θl+D+θ+ = k T i o −−−
−(19)となる。
従って、第6図(A)のブロック図は、θ2、θ1のフ
ィードバンク、fのフィードバンクは必要なくなり、第
6図(B)の如く簡略化できる。
ィードバンク、fのフィードバンクは必要なくなり、第
6図(B)の如く簡略化できる。
これを用いたオブザーバ7が第5図に示したものである
。
。
係る他の実施例においても、第2図の実施例の場合と同
一の動作が行え、同一の作用、効果を奏する。
一の動作が行え、同一の作用、効果を奏する。
(C)第2の発明の一実施例の説明
第7図は第2の発明の一実施例構成図である。
図中、第1図(B)及び第2図で示したものと同一のも
のは同一の記号で示してあり、llaは乗算器であり、
偏差yeの積分量(積分器1)の出力)にフィードハッ
クゲインF5を乗じて加算部12に出力するものである
。
のは同一の記号で示してあり、llaは乗算器であり、
偏差yeの積分量(積分器1)の出力)にフィードハッ
クゲインF5を乗じて加算部12に出力するものである
。
第7図の実施例においては、第2図で示した第1の発明
の実施例構成に積分器1)、乗算器1)a、加算器12
を付加して、偏差yeの積分量をフィードハックし、オ
ブザーバ7の状態量(即ち第2のゲイン手段9bの出力
)に加算して制御電流ieを得るようにしているもので
ある。従って、オブザーバ7等の動作は第2図のものと
同一である。
の実施例構成に積分器1)、乗算器1)a、加算器12
を付加して、偏差yeの積分量をフィードハックし、オ
ブザーバ7の状態量(即ち第2のゲイン手段9bの出力
)に加算して制御電流ieを得るようにしているもので
ある。従って、オブザーバ7等の動作は第2図のものと
同一である。
この偏差yeの積分量をフィードパソゲする意味は、モ
ータ20に摩擦がある場合やアーム1a〜1eの重力変
化による外乱がある時にも定常偏差を生じないようにし
たものである。
ータ20に摩擦がある場合やアーム1a〜1eの重力変
化による外乱がある時にも定常偏差を生じないようにし
たものである。
これによって特に摩擦の大きいモータを使用しても安定
に制御でき、また多関節ロボソ1−の如きアームの位置
によって重力変化が生じても安定に制御できるようにし
たものである。
に制御でき、また多関節ロボソ1−の如きアームの位置
によって重力変化が生じても安定に制御できるようにし
たものである。
(d)第2の発明の他の実施例の説明
第8図は第2の発明の他の実施例構成図であり、図中、
第1図(B)、第5図、第7図で示したものと同一のも
のは同一の記号で示しである。
第1図(B)、第5図、第7図で示したものと同一のも
のは同一の記号で示しである。
第8図の他の実施例では、第5図の第1の発明の他の実
施例の構成で示したものに、第7図の第2の発明の実施
例の偏差yeの積分量フィードバックを加えたものであ
り、第7図の実施例と同一の動作、同一の作用、効果を
奏する。
施例の構成で示したものに、第7図の第2の発明の実施
例の偏差yeの積分量フィードバックを加えたものであ
り、第7図の実施例と同一の動作、同一の作用、効果を
奏する。
(ei本発明の詳細な説明
第9図は本発明の適用例構成図であり、第1]図の多関
節ロボソ1−の制御装置5に本発明を適用した例を示し
ている。
節ロボソ1−の制御装置5に本発明を適用した例を示し
ている。
図中、第1)図、第1図及び第5図で説明したものと同
一のものは同一の記号で示してあり、2はアクチュエー
タであり、モータ20と非接触ロータリエンコーダから
成る位置検出器22.21とが一体で構成されており、
位置検出器21はモータ20の軸に直結され、モータ2
0の回転角θ1を検出するためのものであり、位置検出
器22はモータ20の伝達力がトーションバー(柔性部
材)24を介して与えられる出力軸2aに直結され、負
荷、即ち、ロボットのアーム1a〜1eの回転角θ2を
検出するためのものである。なお、出力軸2aと負荷、
即ちロボットのアーム1a〜leとの間に減速機があっ
てもよい。
一のものは同一の記号で示してあり、2はアクチュエー
タであり、モータ20と非接触ロータリエンコーダから
成る位置検出器22.21とが一体で構成されており、
位置検出器21はモータ20の軸に直結され、モータ2
0の回転角θ1を検出するためのものであり、位置検出
器22はモータ20の伝達力がトーションバー(柔性部
材)24を介して与えられる出力軸2aに直結され、負
荷、即ち、ロボットのアーム1a〜1eの回転角θ2を
検出するためのものである。なお、出力軸2aと負荷、
即ちロボットのアーム1a〜leとの間に減速機があっ
てもよい。
30は信号処理回路3の第1のカウンタであり、位置検
出器21の出力である位置パルスを計数するもの、31
は信号処理回路3の第2のカウンタであり、位置検出器
22の出力である位置パルスを計数するもの、32は差
回路であり、第1のカウンタ30の計数位置と第2のカ
ウンタ31の計数位置との差を取り、アクチュエータ2
に付与されている力fを検出するものであり、これらで
信号処理回路3を構成する。40.41.42.43は
各々計算機4の出カバソファであり、各々指令力fo、
指令位置θ20.重みす、aの出力のためのもの、44
は計算機4のプロセッサであり、モード変換時に各出カ
バソファ40〜43に指令力fo、指令位置θ2o、重
みす、aをセットするものであり、所定のプログラムに
よって動作するものである。
出器21の出力である位置パルスを計数するもの、31
は信号処理回路3の第2のカウンタであり、位置検出器
22の出力である位置パルスを計数するもの、32は差
回路であり、第1のカウンタ30の計数位置と第2のカ
ウンタ31の計数位置との差を取り、アクチュエータ2
に付与されている力fを検出するものであり、これらで
信号処理回路3を構成する。40.41.42.43は
各々計算機4の出カバソファであり、各々指令力fo、
指令位置θ20.重みす、aの出力のためのもの、44
は計算機4のプロセッサであり、モード変換時に各出カ
バソファ40〜43に指令力fo、指令位置θ2o、重
みす、aをセットするものであり、所定のプログラムに
よって動作するものである。
先づ、アクチュエータ2の動作について説明すると、ア
クチュエータ2は図で1軸分しか示してないが、各アー
ム】a〜1fに対応して設けられており、モータ20の
回転力は、トーションバー24を介し出力軸2aより出
力され、アームを駆動する。
クチュエータ2は図で1軸分しか示してないが、各アー
ム】a〜1fに対応して設けられており、モータ20の
回転力は、トーションバー24を介し出力軸2aより出
力され、アームを駆動する。
モータ20の回転位置は位置検出器2Iにより検出され
、出力軸2aの回転位置は位置検出器22によって検出
される。従って、出力軸2aの位置を検出する位置ヰ★
出器22の出力でモータ20を位置制御すれば、正確な
位置決めができる。一方、力(トルク)は両位置検出器
21.22の出力差とトーションバー24の剛性によっ
て定まる。
、出力軸2aの回転位置は位置検出器22によって検出
される。従って、出力軸2aの位置を検出する位置ヰ★
出器22の出力でモータ20を位置制御すれば、正確な
位置決めができる。一方、力(トルク)は両位置検出器
21.22の出力差とトーションバー24の剛性によっ
て定まる。
従って、出力軸2aに何等かの力が付与されるとトーシ
ョンバー24の柔性によってトーションバーがたわみ、
雨検出器21.22の出力に位相差が生じるから、これ
によって外力及びその大きさを検知することができる。
ョンバー24の柔性によってトーションバーがたわみ、
雨検出器21.22の出力に位相差が生じるから、これ
によって外力及びその大きさを検知することができる。
即ち、雨検出器21.22の位置パルスを計数するカウ
ンタ30.31の計数値の差によって力検出が可能とな
る。
ンタ30.31の計数値の差によって力検出が可能とな
る。
ごのようなアクチュエータ2を用いることによって、モ
ータと一体化した小型な力、位置検出器の実現が可能と
なり、またロータリエンコーダは高精度な位置検出が可
能であり、ノイズに強く信頼性も高い。柔性部材として
は、トーションバーの他に渦巻ばねを用いてもよい。
ータと一体化した小型な力、位置検出器の実現が可能と
なり、またロータリエンコーダは高精度な位置検出が可
能であり、ノイズに強く信頼性も高い。柔性部材として
は、トーションバーの他に渦巻ばねを用いてもよい。
先づ、計算機4のプロセッサ44は出カバソファ40.
41.42.43に指令力fo、指令位置θ2o、重み
す、aをセントする。これによって制御装置5は、信号
処理回路3からの現在位置θ2及び検出力fを得て、差
回路50.52、乗算回路51.53及び和回路54よ
り実偏差yeを得、オブザーバ7の推定偏差yeとの差
を合成手段8でとり、これを第1のゲイン手段9aを介
しオブザーバ7にフィードバックし、一方、オブザーバ
7の状態量より第2のゲイン手段9bより制御電流ie
を作成し、オブザーバ7に入力するとともに、合成手段
10で定常電流is(加速電流10と定常的な力を発生
させる電流ifとの和)との差を得て駆動電流iをモー
タ20に与えてモータ20を駆動する。
41.42.43に指令力fo、指令位置θ2o、重み
す、aをセントする。これによって制御装置5は、信号
処理回路3からの現在位置θ2及び検出力fを得て、差
回路50.52、乗算回路51.53及び和回路54よ
り実偏差yeを得、オブザーバ7の推定偏差yeとの差
を合成手段8でとり、これを第1のゲイン手段9aを介
しオブザーバ7にフィードバックし、一方、オブザーバ
7の状態量より第2のゲイン手段9bより制御電流ie
を作成し、オブザーバ7に入力するとともに、合成手段
10で定常電流is(加速電流10と定常的な力を発生
させる電流ifとの和)との差を得て駆動電流iをモー
タ20に与えてモータ20を駆動する。
多関節ロボットにおいては、モータ20は軸分要し、各
軸分第9図の制御装置5が設けられる。
軸分第9図の制御装置5が設けられる。
重みa≠0、b≠0であれば指定された力で指定された
位置にモータ20を介しロボット1のアーム1b〜1e
を制御する。
位置にモータ20を介しロボット1のアーム1b〜1e
を制御する。
このように、制御量が第(1)式の如く位置エラーΔθ
とカエラーΔfに各々重み付けa、bを付した和の形式
を採っているので、位置制御のみを行なう場合にば、重
みa≠0、b=Qとすることによって第(])式は、 y=a・Δθ −−−−−−−(2
0)となるから、位置制御のみを行ないうる。
とカエラーΔfに各々重み付けa、bを付した和の形式
を採っているので、位置制御のみを行なう場合にば、重
みa≠0、b=Qとすることによって第(])式は、 y=a・Δθ −−−−−−−(2
0)となるから、位置制御のみを行ないうる。
同様に、力制御のみを行なうには、重みa=O1b≠0
とするこ、とによって第(1)式は、y=b・Δf
−・−・−(21)となるから、力制
御のみを行ないうる。
とするこ、とによって第(1)式は、y=b・Δf
−・−・−(21)となるから、力制
御のみを行ないうる。
また、a≠0、b≠0とすれば、第(1)式のままであ
るから、位置−力併用制御が可能となり、重みa、bを
変更することによって容易に制御態様を変更することが
できる。
るから、位置−力併用制御が可能となり、重みa、bを
変更することによって容易に制御態様を変更することが
できる。
同様にして、重みa、bの値自体を変えることによって
、更に決め細かな制御態様を与えることができ、例えば
、位置−力併用制御においても、位置精度に重きをおく
場合には、重みaを大、重みbを小とし、力制御に重き
をおく場合には、重みaを小、重みbを大とすることに
より、容易にきめ細かな制御を実現できる。これは、計
算機4が現在位置θ2や検出力fによってロボットの動
作状態を把握しながら、適時重みa、bを変更して実行
する。
、更に決め細かな制御態様を与えることができ、例えば
、位置−力併用制御においても、位置精度に重きをおく
場合には、重みaを大、重みbを小とし、力制御に重き
をおく場合には、重みaを小、重みbを大とすることに
より、容易にきめ細かな制御を実現できる。これは、計
算機4が現在位置θ2や検出力fによってロボットの動
作状態を把握しながら、適時重みa、bを変更して実行
する。
この重みa、bの変更は、制御対象を変えることになる
から、重みに応じて、フィードバンクゲインF及びオブ
ザーバゲインGを変更する。上述の例は、第5図の第1
の発明の他の実施例を適用したものを示しているが、第
1の発明の一実施例の構成及び第2の発明の構成(第7
図、第8図)を適用してもよく、第2の発明の構成を適
用するには、重みa、bの変更に際し、フィードバンク
ゲインF5も変更する。
から、重みに応じて、フィードバンクゲインF及びオブ
ザーバゲインGを変更する。上述の例は、第5図の第1
の発明の他の実施例を適用したものを示しているが、第
1の発明の一実施例の構成及び第2の発明の構成(第7
図、第8図)を適用してもよく、第2の発明の構成を適
用するには、重みa、bの変更に際し、フィードバンク
ゲインF5も変更する。
+fl別の実施例の説明
第10図は本発明の別の実施例構成図であり、図中、第
1)図で示したものと同一のものには同一の記号を付し
てあり、3′は検出信号処理回路であり、モータ20の
位置検出器22の出力パルスを計数するカウンタ(第9
図の31に相等)と検出電流iをデジタル値iに変換す
るA−D (アナログ・デジタル)コンバータとを有す
るもの、5′は制御装置であり、各アクチュエータの駆
動源(モータ)の駆動電圧Vを、指令位置xo (θ2
0)、指令力fo (io) 、第1、第2の重みa
、b及び現在位置X(θ2)、検出力f (+)によっ
て次式のyが零となる様に制御するものである。
1)図で示したものと同一のものには同一の記号を付し
てあり、3′は検出信号処理回路であり、モータ20の
位置検出器22の出力パルスを計数するカウンタ(第9
図の31に相等)と検出電流iをデジタル値iに変換す
るA−D (アナログ・デジタル)コンバータとを有す
るもの、5′は制御装置であり、各アクチュエータの駆
動源(モータ)の駆動電圧Vを、指令位置xo (θ2
0)、指令力fo (io) 、第1、第2の重みa
、b及び現在位置X(θ2)、検出力f (+)によっ
て次式のyが零となる様に制御するものである。
y=a・Δθ+bΔt −−−−(22
)但し Δθ−θ2o−θ2 −一−−−−−(2
3)Δi= (fo r)/kT −−−−
(24)尚、kTはモータ20のトルク定数である。
)但し Δθ−θ2o−θ2 −一−−−−−(2
3)Δi= (fo r)/kT −−−−
(24)尚、kTはモータ20のトルク定数である。
26は電流検出器であり、モータ20の電流値iを検出
し、信号処理回路3′へ入力するものである。
し、信号処理回路3′へ入力するものである。
制御装置5′は第9図の制御装置5と同一の構成を有し
、差回路50は信号処理回路3′の検出電流iと指令電
流ioとの差をとるように構成される。
、差回路50は信号処理回路3′の検出電流iと指令電
流ioとの差をとるように構成される。
従って和回路54からは第(22)式の偏差yeが得ら
れる。又、アクチュエータは、位置検出器22、モータ
20、減速機23とによって構成される。
れる。又、アクチュエータは、位置検出器22、モータ
20、減速機23とによって構成される。
この実施例では、モータ20に流れる電流iと出力トル
クTとの間には比例関係が成立し、比例定数(トルク定
数)をkTとすると、 T = k T −i −−−−
−(25)となる。
クTとの間には比例関係が成立し、比例定数(トルク定
数)をkTとすると、 T = k T −i −−−−
−(25)となる。
従ってモータ20に流れる電流iを検知すれば、モータ
の出力トルクT、即ち力を検出することができ、前述の
実施例と同様の制御が可能であり、この場合も、重みa
、bを変えることによって制御態様を同様に変更しうる
。
の出力トルクT、即ち力を検出することができ、前述の
実施例と同様の制御が可能であり、この場合も、重みa
、bを変えることによって制御態様を同様に変更しうる
。
又、この別の実施例では、従来位置制御系で用いられた
アクチュエータの構成そのままでこれらの位置−力制御
ができ、構成が安価、コンバク1−となり、又従来から
存在するロボットを容易に高機能化できる。
アクチュエータの構成そのままでこれらの位置−力制御
ができ、構成が安価、コンバク1−となり、又従来から
存在するロボットを容易に高機能化できる。
又、前述の各実施例においては、位置と力の制御を例に
説明したが、速度と力の制御であってもよく、この場合
、角速度ω0を位置指令の代りに与えればよい。
説明したが、速度と力の制御であってもよく、この場合
、角速度ω0を位置指令の代りに与えればよい。
同様に、オブザーバ7をハード回路で説明したがマイク
ロプロセッサ等によるソフトウェアの実行によって行っ
てもよく、更に制御装置5.5′をマイクロプロセッサ
で構成し、制御装置5.5′の機能をソフトウェアの実
行によって行うこともできる。
ロプロセッサ等によるソフトウェアの実行によって行っ
てもよく、更に制御装置5.5′をマイクロプロセッサ
で構成し、制御装置5.5′の機能をソフトウェアの実
行によって行うこともできる。
しかも、対象も多関節型ロボットに限られず、直交座標
型ロボット等の他の移動体であってもよい。
型ロボット等の他の移動体であってもよい。
更に、上述の実施例においては、検出器としてエンコー
ダ形式のものを用いたが、歪ゲージ等の他の力センサに
よってもよい。
ダ形式のものを用いたが、歪ゲージ等の他の力センサに
よってもよい。
以上本発明を実施例により説明したが、本発明は本発明
の主旨に従い種々の変形が可能であり、本発明からこれ
らを排除するものではない。
の主旨に従い種々の変形が可能であり、本発明からこれ
らを排除するものではない。
以上説明した様に、本発明の第1の発明によれば、オブ
ザーバを制御対象の偏差空間で動作するようにして、オ
ブザーバの状態量で制御しているので、第1に移動−力
制御系において高速追従性を得ることができ、又外乱(
外的振動)の影響を小にでき高速動作を可能とするとい
う効果を奏し、第2に共振点での撮動を抑制し、機械的
寿命を長くするという効果も奏し、第3に、滑らかな動
作を外的条件にかかわらず実現できるという効果も奏し
、特に負荷変動の激しい多関節型のものに適用して好適
である。
ザーバを制御対象の偏差空間で動作するようにして、オ
ブザーバの状態量で制御しているので、第1に移動−力
制御系において高速追従性を得ることができ、又外乱(
外的振動)の影響を小にでき高速動作を可能とするとい
う効果を奏し、第2に共振点での撮動を抑制し、機械的
寿命を長くするという効果も奏し、第3に、滑らかな動
作を外的条件にかかわらず実現できるという効果も奏し
、特に負荷変動の激しい多関節型のものに適用して好適
である。
又、第2の発明によれば、第1の発明の効果に加え、更
に摩擦、重力等の外乱に対し、定常偏差を生しないよう
に動作できるという効果も奏し、一層外乱及び外的条件
の変化に対しても滑らかな動作を可能とする。
に摩擦、重力等の外乱に対し、定常偏差を生しないよう
に動作できるという効果も奏し、一層外乱及び外的条件
の変化に対しても滑らかな動作を可能とする。
第1図は本発明の原理説明図、
第2図は第1の発明の一実施例構成図、第3図は第2図
構成における制御対象の解析モデル図、 第4図は第2図構成におけるオブザーバのモデル構成図
、 第5図は第1の発明の他の実施例構成図、第6図は第5
図構成におけるオブザーバの説明図、 第7図は第2の発明の一実施例構成図、第8図は第2の
発明の他の実施例構成図、第9図は本発明の適用例の構
成図、 第10図は本発明の別の実施例の構成図、第1)図は既
提案の制御方式の説明図、第12図は既提案の制御方式
の動作説明図である。 図中、1−ロボット、 1a−ハンド、 1b〜1e−アーム、 2−アクチュエータ、 20−モータ、 21.22−位置検出器、 4−計算機、 5.5′−制御装置、 26−電流検出器、 6−制御対象、 6a−偏差手段、 7−状態観測手段(オブザーバ)、 8−合成手段、 1)−=積分手段。
構成における制御対象の解析モデル図、 第4図は第2図構成におけるオブザーバのモデル構成図
、 第5図は第1の発明の他の実施例構成図、第6図は第5
図構成におけるオブザーバの説明図、 第7図は第2の発明の一実施例構成図、第8図は第2の
発明の他の実施例構成図、第9図は本発明の適用例の構
成図、 第10図は本発明の別の実施例の構成図、第1)図は既
提案の制御方式の説明図、第12図は既提案の制御方式
の動作説明図である。 図中、1−ロボット、 1a−ハンド、 1b〜1e−アーム、 2−アクチュエータ、 20−モータ、 21.22−位置検出器、 4−計算機、 5.5′−制御装置、 26−電流検出器、 6−制御対象、 6a−偏差手段、 7−状態観測手段(オブザーバ)、 8−合成手段、 1)−=積分手段。
Claims (2)
- (1)移動体を駆動する駆動手段と、移動指令と力指令
と該駆動手段の状態量との偏差を得る偏差手段とを含む
制御対象と、 該制御対象の偏差空間のモデルとして構成された状態観
測手段とを含み、 該偏差手段の偏差と該状態観測手段の偏差との合成出力
を該状態観測手段にフィードバックし、且つ該状態観測
手段の状態量に基いて該駆動手段を制御することを特徴
とする移動体制御方式。 - (2)移動体を駆動する駆動手段と、移動指令と力指令
と該駆動手段の状態量との偏差を得る偏差手段とを含む
制御対象と、 該制御対象の偏差空間のモデルとして構成された状態観
測手段とを含み、 該偏差手段の偏差と該状態観測手段の偏差との合成出力
を該状態観測手段にフィードバックし、且つ該状態観測
手段の状態量と該偏差手段の偏差の積分量との合成に基
いて該駆動手段を制御することを特徴とする移動体制御
方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9291285A JPS61251915A (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | 移動体制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9291285A JPS61251915A (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | 移動体制御方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61251915A true JPS61251915A (ja) | 1986-11-08 |
Family
ID=14067690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9291285A Pending JPS61251915A (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | 移動体制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61251915A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03196313A (ja) * | 1989-12-26 | 1991-08-27 | Fanuc Ltd | 外乱推定オブザーバによる衝突検出方法 |
US6486629B2 (en) | 1997-08-13 | 2002-11-26 | Fanuc Ltd. | Method for controlling force application with servo motor and appartus therewith |
WO2011067976A1 (ja) * | 2009-12-02 | 2011-06-09 | 本田技研工業株式会社 | 動力装置の制御装置 |
EP2853355A3 (de) * | 2013-09-25 | 2015-05-06 | FESTO AG & Co. KG | Verfahren zum Betreiben eines mehrgliedrigen Manipulators |
WO2019138703A1 (ja) * | 2018-01-10 | 2019-07-18 | ソニー株式会社 | 制御装置、制御方法及びプログラム |
-
1985
- 1985-04-30 JP JP9291285A patent/JPS61251915A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03196313A (ja) * | 1989-12-26 | 1991-08-27 | Fanuc Ltd | 外乱推定オブザーバによる衝突検出方法 |
US6486629B2 (en) | 1997-08-13 | 2002-11-26 | Fanuc Ltd. | Method for controlling force application with servo motor and appartus therewith |
WO2011067976A1 (ja) * | 2009-12-02 | 2011-06-09 | 本田技研工業株式会社 | 動力装置の制御装置 |
JP2011115878A (ja) * | 2009-12-02 | 2011-06-16 | Honda Motor Co Ltd | 動力装置の制御装置 |
US9242375B2 (en) | 2009-12-02 | 2016-01-26 | Honda Motor Co., Ltd. | Control device for power device |
EP2853355A3 (de) * | 2013-09-25 | 2015-05-06 | FESTO AG & Co. KG | Verfahren zum Betreiben eines mehrgliedrigen Manipulators |
WO2019138703A1 (ja) * | 2018-01-10 | 2019-07-18 | ソニー株式会社 | 制御装置、制御方法及びプログラム |
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