JPS609292Y2 - 棟の補助防水シ−ト - Google Patents
棟の補助防水シ−トInfo
- Publication number
- JPS609292Y2 JPS609292Y2 JP17854579U JP17854579U JPS609292Y2 JP S609292 Y2 JPS609292 Y2 JP S609292Y2 JP 17854579 U JP17854579 U JP 17854579U JP 17854579 U JP17854579 U JP 17854579U JP S609292 Y2 JPS609292 Y2 JP S609292Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ridge
- waterproof sheet
- auxiliary waterproof
- flat
- tile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は屋根棟の棟役物下縁部と傾斜屋根に葺かれた平
瓦との隙間を水密的に保つための補助防水シートに関す
る。
瓦との隙間を水密的に保つための補助防水シートに関す
る。
古来の和風屋根の棟では、棟役物の瓦と平瓦との面戸部
分にのし瓦や漆喰などが詰められ、雨水の浸入が防がれ
ていたが、最近の洋風建築では平瓦の上に直接がんふり
瓦その他の棟役物を載置する工法が採用されることが多
い。
分にのし瓦や漆喰などが詰められ、雨水の浸入が防がれ
ていたが、最近の洋風建築では平瓦の上に直接がんふり
瓦その他の棟役物を載置する工法が採用されることが多
い。
そのため、棟役物と平瓦との隙間に補助防水シートが介
入されているが、平瓦にはその棟に沿う方向に高低差お
よび段差があるため、これら平瓦と補助防水シートとの
間に隙間が坐臥風雨の際、棟部分の水分が浸入して棟の
耐用年数を縮めることになる。
入されているが、平瓦にはその棟に沿う方向に高低差お
よび段差があるため、これら平瓦と補助防水シートとの
間に隙間が坐臥風雨の際、棟部分の水分が浸入して棟の
耐用年数を縮めることになる。
本考案は上記欠点を除き、補助防水シートと平瓦との隙
間から浸水を防止する補助防水シートを提供する。
間から浸水を防止する補助防水シートを提供する。
以下本考案の一実施例を図面にもとづき説明する。
第1図および第2図において、棟部分における野地板1
の上面にアスファルトフェルトよりなる防水シート2を
介し平瓦3が葺かれる。
の上面にアスファルトフェルトよりなる防水シート2を
介し平瓦3が葺かれる。
棟の上部中央には木製受桟4が左右2個の受金具5によ
って抱持固定される。
って抱持固定される。
該受金具5の脚部5aは前記平瓦3と防水シート2との
間に介挿支持されている。
間に介挿支持されている。
棟の量上部には棟役物瓦6か載置され、上面側よりワッ
シャ7、パツキン8を介して釘9によって前記木製受桟
4に固定される。
シャ7、パツキン8を介して釘9によって前記木製受桟
4に固定される。
そして、該棟役物瓦6の下方には前記木製受桟4を覆っ
て補助防水シート10が介装され、該シート10の棟を
包む両側裾部は棟役物瓦6の下縁部6aによって平瓦3
上に挟圧されるように介入されている。
て補助防水シート10が介装され、該シート10の棟を
包む両側裾部は棟役物瓦6の下縁部6aによって平瓦3
上に挟圧されるように介入されている。
しかして、本考案による補助防水シート10は、第2図
示の如く裾部に、棟に直角方向への複数条の平行スリッ
ト11が設けられ、切裂片部12となっている。
示の如く裾部に、棟に直角方向への複数条の平行スリッ
ト11が設けられ、切裂片部12となっている。
この切裂片部12は個々に独立し、自重によって下方の
平瓦3の高低に沿い、該平瓦3との隙間を塞ぐ作用をす
る。
平瓦3の高低に沿い、該平瓦3との隙間を塞ぐ作用をす
る。
また、この切裂片部12に雨水が浸入すると、水の毛細
管作用によって、スリット11は水を呼んで一連の水幕
を作ることになるため、それ以上棟方向への水の浸入を
阻止する。
管作用によって、スリット11は水を呼んで一連の水幕
を作ることになるため、それ以上棟方向への水の浸入を
阻止する。
第3図は他の実施例を示し、補助防水シート10の裾部
分に別体の防水シート10aが重層貼着され、この別体
防水シートにもスリットllaが設けられ、切裂片部1
2aが形成される。
分に別体の防水シート10aが重層貼着され、この別体
防水シートにもスリットllaが設けられ、切裂片部1
2aが形成される。
この場合、切裂片部11.llaの厚みが増すため防水
効果が更に向上する。
効果が更に向上する。
なお、裾部として天然繊維布等の吸水性材料や吸水膨張
性材料を用いれば、風雨遮断効果は更に向上する。
性材料を用いれば、風雨遮断効果は更に向上する。
以上の如く、本考案は棟に補助防水シートがとりつけら
れ、該補助防水シートは棟役物取付用の受桟を覆い棟役
物の下縁部と平瓦との隙間にその裾部が介入され、前記
裾部にスリットが設けられるので、該補助防水シートは
平瓦の高低、段差に左右されることなく平瓦になじみ、
密着し、かつ棟役物瓦と平瓦との隙間を密閉して雨水の
浸入を防ぐ。
れ、該補助防水シートは棟役物取付用の受桟を覆い棟役
物の下縁部と平瓦との隙間にその裾部が介入され、前記
裾部にスリットが設けられるので、該補助防水シートは
平瓦の高低、段差に左右されることなく平瓦になじみ、
密着し、かつ棟役物瓦と平瓦との隙間を密閉して雨水の
浸入を防ぐ。
また、強風雨のため棟の途中まで雨水が浸入すると水の
毛細管作用によってスリット部に水幕が形成されること
になり、それ以上の水分の浸入は阻止される。
毛細管作用によってスリット部に水幕が形成されること
になり、それ以上の水分の浸入は阻止される。
このように本考案は棟の面戸部分に漆喰を使はない場合
でも安価かつ簡単に防水効果を得ることができる。
でも安価かつ簡単に防水効果を得ることができる。
第1図は本考案の一実施例を示す棟部分の縦断面図、第
2図は要部斜視図、第3図は他の実施例を示す要部斜視
図である。 1・・・・・・野地板、2・・・・・・アスファルトフ
ェルト、3・・・・・・平瓦、4・・・・・・木製受桟
、5・・・・・・受金具、6・・・・・・棟役物瓦、9
・・・・・・釘、10,10a・・・・・・補助防水シ
ート、11,11a・・・・・・スリット。
2図は要部斜視図、第3図は他の実施例を示す要部斜視
図である。 1・・・・・・野地板、2・・・・・・アスファルトフ
ェルト、3・・・・・・平瓦、4・・・・・・木製受桟
、5・・・・・・受金具、6・・・・・・棟役物瓦、9
・・・・・・釘、10,10a・・・・・・補助防水シ
ート、11,11a・・・・・・スリット。
Claims (1)
- 棟役物取付用の受桟を覆い、棟役物の下縁部と平瓦との
隙間に裾部が介入され、かつ、前記裾部に複数のスリッ
トが設けられたことを特徴とする棟の補助防水シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17854579U JPS609292Y2 (ja) | 1979-12-22 | 1979-12-22 | 棟の補助防水シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17854579U JPS609292Y2 (ja) | 1979-12-22 | 1979-12-22 | 棟の補助防水シ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5697334U JPS5697334U (ja) | 1981-08-01 |
JPS609292Y2 true JPS609292Y2 (ja) | 1985-04-03 |
Family
ID=29689075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17854579U Expired JPS609292Y2 (ja) | 1979-12-22 | 1979-12-22 | 棟の補助防水シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS609292Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3306837A1 (de) * | 1983-02-26 | 1984-10-04 | Braas & Co Gmbh, 6000 Frankfurt | First- oder gratabdeckung fuer mit dacheindeckungsplatten eingedeckte daecher |
-
1979
- 1979-12-22 JP JP17854579U patent/JPS609292Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5697334U (ja) | 1981-08-01 |
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